JP2017103604A5 - 前方定位可能な受話器 - Google Patents
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Description
図8は、本発明に係る受話器の第2実施形態の概略を示す図である。第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、第1実施形態では、反射部材304を用いて、R領域への音波放射を遮断するとともに、その音波を反射させてF領域方向へ導くように構成したのに対し、第2実施形態では、R領域への音波放射を遮断するために、遮音部材401をほぼイヤーパッド305と同じ高さの位置に配置して上面部303を覆い、かつ、遮音部材401の右側(後頭部側)の一部に音波が通過する開口部402を設けたことである。これにより、R領域への音波到達を防止するとともに、F領域への音波到達が可能となる。その結果、前方定位した聴音が可能となる。
なお、遮音部材401をほぼイヤーパッド305と同じ高さの位置に配置したのは、そのようにすれば耳珠201が遮音部材401に当接しやすくなり、音波の耳珠裏側への回り込みによるR領域への音波到達を効果的に防止できるからである。
なお、遮音部材401をほぼイヤーパッド305と同じ高さの位置に配置したのは、そのようにすれば耳珠201が遮音部材401に当接しやすくなり、音波の耳珠裏側への回り込みによるR領域への音波到達を効果的に防止できるからである。
図9は、本発明に係る受話器の第2実施形態の各種実施例を示す図((A)〜(D))である。図9(A)〜(D)の基本的な構成は同じであり、異なるのは開口部402の形状のみである。なお、図9(A)〜(D)は右耳用の受話器を上面方向から見た図である。
基本的な構成を図9(A)に基づいて説明する。参照符号401で示すのは遮音部材であり、その中心(1点鎖線)より右側(後頭部側)に開口部402aが設けられている。遮音部材401の周りをイヤーパッド305が囲んでいる。
基本的な構成を図9(A)に基づいて説明する。参照符号401で示すのは遮音部材であり、その中心(1点鎖線)より右側(後頭部側)に開口部402aが設けられている。遮音部材401の周りをイヤーパッド305が囲んでいる。
また、開口部402aは、耳介に装着した状態において、耳介の対輪の稜線の左側(鼻側)に位置するように配置される。開口部402aは対輪の稜線に近ければ近いほど好ましい。
遮音部材401の材料は、音を吸収する材料であって、かつ、耳珠に密着して隙間を無くすことができるようなものが好ましい。
開口部402の形状は、402aが略円形、402bが略楕円形、402cが多数の放音孔の集合体、402dが略円弧形である。以上の4つは例であり、これらには限定されず、この他にも様々な形状が考えられる。
遮音部材401の材料は、音を吸収する材料であって、かつ、耳珠に密着して隙間を無くすことができるようなものが好ましい。
開口部402の形状は、402aが略円形、402bが略楕円形、402cが多数の放音孔の集合体、402dが略円弧形である。以上の4つは例であり、これらには限定されず、この他にも様々な形状が考えられる。
図10は、本発明に係る受話器の第2実施形態の変形例の概略を示す図である。この変形例は、図8に示す第2実施形態の遮音部材401とイヤーパッド305を一体として構成したものである。
すなわち、イヤーパッド305を上面部303をすべて覆うように拡張し、イヤーパッド305の一部(後頭部側)に開口部501を設けたものである。開口部501の位置は、耳介に装着した状態において、耳介の対輪の稜線の左側(鼻側)に位置するように配置される。このように構成しても、スピーカ301から放射された音波は、F領域に到達しやすくなる。
すなわち、イヤーパッド305を上面部303をすべて覆うように拡張し、イヤーパッド305の一部(後頭部側)に開口部501を設けたものである。開口部501の位置は、耳介に装着した状態において、耳介の対輪の稜線の左側(鼻側)に位置するように配置される。このように構成しても、スピーカ301から放射された音波は、F領域に到達しやすくなる。
10:発音体、11:音波放射軸、201:耳珠、202:対輪、203:R領域、204:F領域、205:耳珠起始部、301:発音体(スピーカ)、302:ハウジング、303:上面部、304:反射部材、305:イヤーパッド、401:遮音部材、402:開口部、501:開口部、601:遮音部材、602:ハンガー部材
Claims (4)
- 音波を放射する発音体と、該発音体を収納するハウジングの上面部に音波放射孔を備えた受話器であって、
該受話器を人間の耳介に装着した状態において、前記音波を主として前記耳介の耳甲介腔の対輪側領域に到達させるとともに前記音波を前記耳介の耳甲介腔の耳珠側領域に到達させないようにするための反射部材を、前記上面部の周の鼻側縁の一部に沿ってそこから所定の角度で耳輪方向に向けて斜めに立ち上げたことを特徴とする受話器。 - 音波を放射する発音体と、該発音体を収納するハウジングの上面部に音波放射孔を備えた受話器であって、
該受話器を人間の耳介に装着した状態において、前記音波を主として前記耳介の耳甲介腔の対輪側領域に到達させるとともに前記音波を前記耳介の耳甲介腔の耳珠側領域に到達させないようにするための遮音部材を前記上面部を覆うように配設するとともに、
前記受話器を人間の耳介に装着した状態において、前記遮音部材の中の前記対輪の稜線が位置する所よりも鼻側の位置に所定の大きさの開口部を設けたことを特徴とする受話器。 - 前記受話器がヘッドホン又は耳掛け型イヤホンである請求項1又は2に記載の受話器。
- 音波を放射する発音体と、該発音体を収納するハウジングの上面部に音波放射孔を備えた請求項2に記載の受話器に使用される遮音部材であって、
前記遮音部材は、前記受話器を人間の耳介に装着した状態において、前記音波を主として前記耳介の耳甲介腔の対輪側領域に到達させるとともに前記音波を前記耳介の耳甲介腔の耳珠側領域に到達させないようにするために前記上面部を覆うように配設されるものであり、
前記受話器を人間の耳介に装着した状態において、前記遮音部材の中の前記対輪の稜線が位置する所よりも鼻側の位置に所定の大きさの開口部を設けたことを特徴とする遮音部材。
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JP2015235067A JP6459000B2 (ja) | 2015-12-01 | 2015-12-01 | 前方定位可能な受話器 |
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Family Applications (1)
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2015
- 2015-12-01 JP JP2015235067A patent/JP6459000B2/ja active Active
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