JP2017103371A - 基板構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板に設けられた複数の部品のうち過熱した部品を特定する構成において、基板の面積の増大を抑制できる、基板構造の提供。【解決手段】基板と、前記基板に設けられたマイクロコンピュータと、前記基板に設けられた複数の部品と、前記複数の部品のそれぞれに対して設けられ、対応する部品に接続された状態で前記基板に設けられた第1の導体パターンと、複数の前記第1の導体パターンのそれぞれに対して設けられ、前記マイクロコンピュータに接続された状態で前記基板に設けられた第2の導体パターンとを備え、前記マイクロコンピュータは、複数の前記第1の導体パターンのうちで熱膨張した導体パターンと、当該熱膨張した導体パターンに対して設けられた前記第2の導体パターンとが接触したことを示す信号が入力されることによって、前記複数の部品のうち過熱した部品を特定する、基板構造。【選択図】図1

Description

本発明は、基板構造に関する。
従来、サーミスタが複数の電子部品のそれぞれに対して設けられ、対応する電子部品の直下の絶縁基板の表面上または内部に設けられた基板構成が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このような基板構成の場合、サーミスタをそのサーミスタに対応する電子部品に近接させることができるので、対応する電子部品が過熱状態にあるか否かの判定が可能となる。
特開2015−46496号公報
しかしながら、上述の従来技術では、基板に設けられた複数の部品のうち過熱した部品を特定するためには、複数のサーミスタを基板に実装する必要があるので、基板の面積が増大する。
そこで、基板に設けられた複数の部品のうち過熱した部品を特定する構成において、基板の面積の増大を抑制できる、基板構造の提供を目的とする。
第1の案では、
基板と、
前記基板に設けられたマイクロコンピュータと、
前記基板に設けられた複数の部品と、
前記複数の部品のそれぞれに対して設けられ、対応する部品に接続された状態で前記基板に設けられた第1の導体パターンと、
複数の前記第1の導体パターンのそれぞれに対して設けられ、前記マイクロコンピュータに接続された状態で前記基板に設けられた第2の導体パターンとを備え、
前記マイクロコンピュータは、複数の前記第1の導体パターンのうちで熱膨張した導体パターンと、当該熱膨張した導体パターンに対して設けられた前記第2の導体パターンとが接触したことを示す信号が入力されることによって、前記複数の部品のうち過熱した部品を特定する、基板構造が提供される。
第1の案によれば、前記複数の部品のうちの任意の部品が過熱することによって、その過熱した部品に対して設けられた前記第1の導体パターンが熱膨張して、当該熱膨張した前記第1の導体パターンに対して設けられた前記第2の導体パターンに接触する。したがって、前記マイクロコンピュータは、複数の前記第1の導体パターンのうちで熱膨張した導体パターンと、当該熱膨張した導体パターンに対して設けられた前記第2の導体パターンとが接触したことを示す信号が入力されることによって、複数のサーミスタを基板に実装しなくても、前記複数の部品のうち過熱した部品を特定できる。よって、例えば複数のサーミスタを実装するためのランドを基板に複数設ける必要がなくなるので、基板の面積の増大を抑制することができる。
また、第2の案では、
基板と、
前記基板に設けられたマイクロコンピュータと、
前記基板に設けられた複数の部品と、
前記複数の部品のそれぞれに対して設けられ、対応する部品に近接した状態で前記基板に設けられた導体パターンと、
前記基板に設けられたインレイ又はビアとを備え、
前記マイクロコンピュータは、複数の前記導体パターンのうちで熱膨張した導体パターンと、前記インレイ又はビアとが接触したことを示す信号が入力されることによって、前記複数の部品のうち過熱した部品を特定する、基板構造が提供される。
第2の案によれば、前記複数の部品のうちの任意の部品が過熱することによって、その過熱した部品に対して設けられた前記導体パターンが熱膨張して、前記インレイ又はビアに接触する。したがって、前記マイクロコンピュータは、複数の前記導体パターンのうちで熱膨張した導体パターンと、前記インレイ又はビアとが接触したことを示す信号が入力されることによって、複数のサーミスタを基板に実装しなくても、前記複数の部品のうち過熱した部品を特定できる。よって、例えば複数のサーミスタを実装するためのランドを基板に複数設ける必要がなくなるので、基板の面積の増大を抑制することができる。
本案によれば、基板に設けられた複数の部品のうち過熱した部品を特定する構成において、基板の面積の増大を抑制することができる。
第1の実施形態の基板構造において、導体パターンが他の導体パターンに熱膨張により接触する前の状態の一例を示す図である。 第1の実施形態の基板構造において、導体パターンが他の導体パターンに熱膨張して接触した状態の一例を示す図である。 第2の実施形態の基板構造において、導体パターンがインレイに熱膨張により接触する前の状態の一例を示す図である。 第2の実施形態の基板構造において、導体パターンがインレイに熱膨張して接触した状態の一例を示す図である。
以下、本実施形態を図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態の基板構造1において、導体パターンが他の導体パターンに熱膨張により接触する前の状態の一例を示す図である。図1の上側の図面は、基板構造1を上方からの視点で模式的に示す平面図であり、図1の下側の図面は、基板構造1を側方からの視点で模式的に示す側面図である。
基板構造1は、基板を備えた装置が有する構造の一例である。基板構造1は、例えば、基板40を備えた電子制御装置(いわゆる、ECU(Electronic Control Unit))に内蔵される。基板構造1は、例えば、基板40と、マイクロコンピュータ30と、複数の部品(図面では、2つの部品10,20を例示)と、配線パターン11,21,31,32とを備える。
基板40は、第1の表面41と、第1の表面41とは反対側の第2の表面42とを有する。基板40の具体例として、プリント基板が挙げられる。第1の表面41は、配線パターン11,21,31,32が形成された表層である。
マイクロコンピュータ30は、基板40に設けられた制御装置であり、例えば、中央演算処理装置(CPU)及びメモリを備える制御チップである。マイクロコンピュータ30は、基板40の第1の表面41に実装されている。
部品10,20は、基板40に設けられ、基板40の第1の表面41に互いに離れて実装された電子部品である。部品10,20は、例えば、パワー半導体素子である。パワー半導体素子の具体例として、トランジスタが挙げられる。
第1の配線パターン11は、第1の部品10に対して設けられ、対応する第1の部品10に接続した状態で基板40に設けられた第1の導体パターンの一例である。第1の配線パターン11は、第1の部品10に第1の接続部材12を介して接続しており、基板40の第1の表面41に形成されたパターンである。第1の接続部材12の具体例として、ボンディングワイヤ、外部接続端子などが挙げられる。第1の配線パターン11は、第1の部品10又は第1の接続部材12から第1の先端部11aまで延伸する直線状の導体パターンである。
第2の配線パターン21は、第2の部品20に対して設けられ、対応する第2の部品20に接続した状態で基板40に設けられた第1の導体パターンの一例である。第2の配線パターン21は、第2の部品20に第2の接続部材22を介して接続しており、基板40の第1の表面41に形成されたパターンである。第2の接続部材22の具体例として、ボンディングワイヤ、外部接続端子などが挙げられる。第2の配線パターン21は、第2の部品20又は第2の接続部材22から第2の先端部21aまで延伸する直線状の導体パターンである。
第3の配線パターン31は、第1の配線パターン11に対して設けられ、マイクロコンピュータ30に接続された状態で基板40に設けられた第2の導体パターンの一例である。第3の配線パターン31は、第1の部品10に対して設けられ、第1の配線パターン11が熱膨張する前の初期状態において第1の配線パターン11から離れて近接配置された導体パターンである。第3の配線パターン31は、マイクロコンピュータ30に第3の接続部材33を介して接続しており、基板40の第1の表面41に形成されたパターンである。第3の接続部材33の具体例として、ボンディングワイヤ、外部接続端子などが挙げられる。第3の配線パターン31は、マイクロコンピュータ30又は第3の接続部材33から第3の先端部31aまで延伸するL字状の導体パターンである。
第4の配線パターン32は、第2の配線パターン21に対して設けられ、マイクロコンピュータ30に接続された状態で基板40に設けられた第2の導体パターンの一例である。第4の配線パターン32は、第2の部品20に対して設けられ、第2の配線パターン21が熱膨張する前の初期状態において第2の配線パターン21から離れて近接配置された導体パターンである。第4の配線パターン32は、マイクロコンピュータ30に第4の接続部材34を介して接続しており、基板40の第1の表面41に形成されたパターンである。第4の接続部材34の具体例として、ボンディングワイヤ、外部接続端子などが挙げられる。第4の配線パターン32は、マイクロコンピュータ30又は第4の接続部材34から第4の先端部32aまで延伸するL字状の導体パターンである。
第1の配線パターン11の第1の先端部11aと第3の配線パターン31の第3の先端部31aとの間に所定の距離設けて近接した状態で、第1の配線パターン11と第3の配線パターン31は、基板40の第1の表面41上で互いに離れて配置されている。一方、第2の配線パターン21の第2の先端部21aと第4の配線パターン32の第4の先端部32aとの間に所定の距離設けて近接した状態で、第2の配線パターン21と第4の配線パターン32は、基板40の第1の表面41上で互いに離れて配置されている。
第1の先端部11aと第3の先端部31aとの最短距離は、第2の先端部21aと第4の先端部32aとの最短距離と等しい。また、配線パターン11,21,31,32は、互いに同じ熱膨張率を有する材料で形成されている。
次に、基板構造1の動作の一例について説明する。
例えば、第1の部品10が発熱すると、基板40の第1の表面41に平行な方向に熱伝導が発生し、第1の部品10からの熱が第1の配線パターン11に伝導する。第1の部品10の過熱により第1の配線パターン11が熱膨張すると、第1の配線パターン11は基板40の第1の表面41に平行な方向に伸びるので、第1の配線パターン11の第1の先端部11aは、第3の配線パターン31に第3の先端部31aで接触する。第1の先端部11aが第3の先端部31aで接触すると、第1の配線パターン11と第3の配線パターン31とが導通する。
よって、第1の配線パターン11と第3の配線パターン31とが接触したことを示す第1の接触検知信号が、第1の部品10の第1の配線パターン11から第3の配線パターン31を介してマイクロコンピュータ30に入力されることが可能となる。第1の配線パターン11は、第1の部品10内で、グランド電位に接続されてもよいし、定電圧源に接続されてもよいし、信号出力回路に接続されてもよい。
したがって、マイクロコンピュータ30は、第1の接触検知信号の入力を検知すると、第1の配線パターン11が熱膨張して第3の配線パターン31に接触したと判定できるので、第1の配線パターン11に対応する第1の部品10が過熱したと検出できる。
一方、第2の部品20が発熱すると、基板40の第1の表面41に平行な方向に熱伝導が発生し、第2の部品20からの熱が第2の配線パターン21に伝導する。第2の部品20の過熱により第2の配線パターン21が熱膨張すると、第2の配線パターン21は基板40の第1の表面41に平行な方向に伸びるので、第2の配線パターン21の第2の先端部21aは、第4の配線パターン32に第4の先端部32aで接触する(図2参照)。第2の先端部21aが第4の先端部32aで接触すると、第2の配線パターン21と第4の配線パターン32とが導通する。
よって、第2の配線パターン21と第4の配線パターン32とが接触したことを示す第2の接触検知信号が、第2の部品20の第2の配線パターン21から第4の配線パターン32を介してマイクロコンピュータ30に入力されることが可能となる。第2の配線パターン21は、第2の部品20内で、グランド電位に接続されてもよいし、定電圧源に接続されてもよいし、信号出力回路に接続されてもよい。
したがって、マイクロコンピュータ30は、第2の接触検知信号の入力を検知すると、第2の配線パターン21が熱膨張して第4の配線パターン32に接触したと判定できるので、第2の配線パターン21に対応する第2の部品20が過熱したと検出できる。
このように、マイクロコンピュータ30は、第1の配線パターン11と第2の配線パターン21とのうち他の配線パターンに接触したパターンを接触検知信号の入力により検出できるので、第1の部品10と第2の部品20とのうち、過熱した部品を特定できる。そして、マイクロコンピュータ30は、他の配線パターンに接触した配線パターンを検出することによって、複数のサーミスタを基板40に実装しなくても、複数の部品のうち過熱した部品を特定できる。よって、例えば複数のサーミスタを実装するためのランドを基板40に複数設ける必要がなくなるので、基板40の面積の増大を抑制することができる。
また、マイクロコンピュータ30は、過熱した部品を特定することで、例えば、第1の部品10と第2の部品20とのうち、過熱した部品のみを保護又は制限をかけることができる。例えば、マイクロコンピュータ30は、過熱した方の部品の動作を止めても、過熱していない方の部品の動作を継続できる。このような機能は、第1の部品10と第2の部品20とが同じ機能及び構成を有する冗長系回路において特に有利である。
<第2の実施形態>
図3は、第2の実施形態の基板構造2において、導体パターンがインレイに熱膨張により接触する前の状態の一例を示す断面図である。
基板構造2は、基板を備えた装置が有する構造の一例である。基板構造2は、例えば、基板90を備えた電子制御装置(いわゆる、ECU(Electronic Control Unit))に内蔵される。基板構造2は、例えば、基板90と、マイクロコンピュータ80と、複数の部品(図面では、2つの部品50,60を例示)と、配線パターン81,82と、インレイ71と、ヒートシンク70とを備える。
基板90は、第1の表面91と、第1の表面91とは反対側の第2の表面92と、第1の表面91と第2の表面92との間に挟まれた内層93とを有する。基板90の具体例として、両面実装可能な多層のインレイ基板が挙げられる。第1の表面91は、第1の部品50が実装された表層であり、第2の表面92は、第2の部品60が実装された表層である。内層93は、配線パターン81,82が形成されている。
マイクロコンピュータ80は、基板90に設けられた制御装置であり、例えば、中央演算処理装置(CPU)及びメモリを備える制御チップである。マイクロコンピュータ80は、基板90の第2の表面92に実装されている。
部品50,60は、基板90を挟んで基板90の両側に設けられた電子部品である。第1の部品50は、基板90の第1の表面91に実装され、第2の部品60は、基板90の第2の表面92に実装されている。第1の部品50は、第1の表面91に形成されたランド等の導電性パターンに、ボンディングワイヤ等の接続部材53を介して、導通可能に接続されている。第2の部品60は、第2の表面92に形成されたランド等の導電性パターンに、ボンディングワイヤ等の接続部材63を介して、導通可能に接続されている。部品50,60は、例えば、パワー半導体素子である。パワー半導体素子の具体例として、トランジスタが挙げられる。
第1の配線パターン81は、第1の部品50に対して設けられ、対応する第1の部品50に近接した状態で基板90に設けられた導体パターンの一例である。第1の配線パターン81は、第1の部品50に第1の表面91を挟んで近接して対向しており、基板90の内層93の第1の表面91寄りに形成された部分を有する。第1の配線パターン81は、マイクロコンピュータ80に第1の接続部材83を介して接続しており、基板90の第2の表面92に形成された部分を有する。第1の接続部材83の具体例として、ボンディングワイヤ、外部接続端子などが挙げられる。第1の配線パターン81は、マイクロコンピュータ80又は第1の接続部材83から第1の先端部81aまで延伸する導体パターンである。第1の先端部81aは、内層93に位置する。
第2の配線パターン82は、第2の部品60に対して設けられ、対応する第2の部品60に近接した状態で基板90に設けられた導体パターンの一例である。第2の配線パターン82は、第2の部品60に第2の表面92を挟んで近接して対向しており、基板90の内層93の第2の表面92寄りに形成された部分を有する。第2の配線パターン82は、第1の配線パターン81と同様、マイクロコンピュータ80に第2の接続部材(図示省略)を介して接続しており、基板90の第2の表面92に形成された部分を有する。第2の接続部材の具体例として、ボンディングワイヤ、外部接続端子などが挙げられる。第2の配線パターン82は、マイクロコンピュータ80又は第2の接続部材から第2の先端部82aまで延伸する導体パターンである。第2の先端部82aは、内層93に位置する。
インレイ71は、基板90に設けられたインレイの一例である。インレイ71は、基板90の厚さ方向に基板90にはめ込まれた導電性部品であり、基板90の熱をヒートシンク70に放熱する。第1の部品50と第2の部品60で発生した熱は、インレイ71に伝導し、インレイ71に伝導した熱はヒートシンク70に放熱される。インレイ71は、例えば、銅インレイである。インレイ71は、第1の配線パターン81及び第2の配線パターン82が熱膨張する前の初期状態において、第1の配線パターン81及び第2の配線パターン82から離れて近接配置されており、マイクロコンピュータ80とは導通可能に接続されていない。
第1の配線パターン81の第1の先端部81aとインレイ71の側面との間に所定の距離設けて近接した状態で、第1の配線パターン81とインレイ71は、基板90の内層93内で互いに離れて配置されている。一方、第2の配線パターン82の第2の先端部82aとインレイ71の側面との間に所定の距離設けて近接した状態で、第2の配線パターン82とインレイ71は、基板90の内層93内で互いに離れて配置されている。
第1の先端部81aとインレイ71の側面との最短距離は、第2の先端部82aとインレイ71の側面との最短距離と等しい。また、配線パターン81,82は、互いに同じ熱膨張率を有する材料で形成されている。
次に、基板構造2の動作の一例について説明する。
例えば、第1の部品50が発熱すると、基板90の厚さ方向に熱伝導が発生し、第1の部品50からの熱が第1の配線パターン81に伝導する。第1の部品50の過熱により第1の配線パターン81が熱膨張すると、第1の配線パターン81は基板90の第1の表面91に平行な方向に伸びるので、第1の配線パターン81の第1の先端部81aは、インレイ71の側面に接触する(図4参照)。第1の先端部81aがインレイ71の側面に接触すると、第1の配線パターン81とインレイ71とが導通する。
よって、第1の配線パターン81とインレイ71とが接触したことを示す第1の接触検知信号が、第1の配線パターン81を介してマイクロコンピュータ80に入力されることが可能となる。第1の接触検知信号のローレベルの電位を安定させる点で、インレイ71は、グランド電位に接続されていることが好ましい。
したがって、マイクロコンピュータ80は、第1の接触検知信号の入力を検知すると、第1の配線パターン81が熱膨張してインレイ71に接触したと判定できるので、第1の配線パターン81に対応する第1の部品50が過熱したと検出できる。
一方、第2の部品60が発熱すると、基板90の厚さ方向に熱伝導が発生し、第2の部品60からの熱が第2の配線パターン82に伝導する。第2の部品60の過熱により第2の配線パターン82が熱膨張すると、第2の配線パターン82は基板90の第2の表面92に平行な方向に伸びるので、第2の配線パターン82の第2の先端部82aは、インレイ71の側面に接触する。第2の先端部82aがインレイ71の側面に接触すると、第2の配線パターン82とインレイ71とが導通する。
よって、第2の配線パターン82とインレイ71とが接触したことを示す第2の接触検知信号が、第2の配線パターン82を介してマイクロコンピュータ80に入力されることが可能となる。第2の接触検知信号のローレベルの電位を安定させる点で、インレイ71は、グランド電位に接続されていることが好ましい。
したがって、マイクロコンピュータ80は、第2の接触検知信号の入力を検知すると、第2の配線パターン82が熱膨張してインレイ71に接触したと判定できるので、第2の配線パターン82に対応する第2の部品60が過熱したと検出できる。
このように、マイクロコンピュータ80は、第1の配線パターン81と第2の配線パターン82とのうちインレイ71に接触したパターンを接触検知信号の入力により検出できるので、第1の部品50と第2の部品60とのうち、過熱した部品を特定できる。そして、マイクロコンピュータ80は、インレイに接触した配線パターンを検出することによって、複数のサーミスタを基板90に実装しなくても、複数の部品のうち過熱した部品を特定できる。よって、例えば複数のサーミスタを実装するためのランドを基板90に複数設ける必要がなくなるので、基板90の面積の増大を抑制することができる。
また、第1の配線パターン81と第2の配線パターン82とが内層93に配置されているので、第1の配線パターン81と第2の配線パターン82との配線スペースを削減することができ、基板90及び基板構造2の更なる小型化が可能となる。
また、マイクロコンピュータ80は、過熱した部品を特定することで、例えば、第1の部品50と第2の部品60とのうち、過熱した部品のみを保護又は制限をかけることができる。例えば、マイクロコンピュータ80は、過熱した方の部品の動作を止めても、過熱していない方の部品の動作を継続できる。このような機能は、第1の部品50と第2の部品60とが同じ機能及び構成を有する冗長系回路において特に有利である。
以上、基板構造を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、インレイは、グランドに接続されたビアに置換されてもよい。
1,2 基板構造
10,50 第1の部品
11,81 第1の配線パターン
11a,81a 第1の先端部
12 第1の接続部材
20,60 第2の部品
21,82 第2の配線パターン
21a,82a 第2の先端部
22 第2の接続部材
30,80 マイクロコンピュータ
31 第3の配線パターン
31a 第3の先端部
32 第4の配線パターン
32a 第4の先端部
33 第3の接続部材
34 第4の接続部材
40,90 基板
41,91 第1の表面
42,92 第2の表面
70 ヒートシンク
71 インレイ
93 内層

Claims (2)

  1. 基板と、
    前記基板に設けられたマイクロコンピュータと、
    前記基板に設けられた複数の部品と、
    前記複数の部品のそれぞれに対して設けられ、対応する部品に接続された状態で前記基板に設けられた第1の導体パターンと、
    複数の前記第1の導体パターンのそれぞれに対して設けられ、前記マイクロコンピュータに接続された状態で前記基板に設けられた第2の導体パターンとを備え、
    前記マイクロコンピュータは、複数の前記第1の導体パターンのうちで熱膨張した導体パターンと、当該熱膨張した導体パターンに対して設けられた前記第2の導体パターンとが接触したことを示す信号が入力されることによって、前記複数の部品のうち過熱した部品を特定する、基板構造。
  2. 基板と、
    前記基板に設けられたマイクロコンピュータと、
    前記基板に設けられた複数の部品と、
    前記複数の部品のそれぞれに対して設けられ、対応する部品に近接した状態で前記基板に設けられた導体パターンと、
    前記基板に設けられたインレイ又はビアとを備え、
    前記マイクロコンピュータは、複数の前記導体パターンのうちで熱膨張した導体パターンと、前記インレイ又はビアとが接触したことを示す信号が入力されることによって、前記複数の部品のうち過熱した部品を特定する、基板構造。
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