JP2017102786A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 新しく得られた知見に基づいて新しい治療指針を生成し、ユーザの操作入力に応じて診断支援システムにより提示可能とするための情報処理装置を提供する。【解決手段】 本発明に係る情報処理装置によれば、診断支援システムにより提示されるための候補として記憶部に記憶されている第一の治療指針に含まれる処置を変更した第二の治療指針を生成し、第二の治療指針を提示し、操作入力に応じて記憶部に候補として記憶させるか否かを選択し、選択された治療指針を候補として追加する。【選択図】 図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、及びプログラムに関する。
診断や治療に際して、医療従事者が多くの情報を考慮して判断を下すために、コンピュータにより支援を行うための各種のシステムが提案されている。特許文献1には、効率的な薬品の処方を実現するために、たとえば先発薬と対応する後発薬のリストの中から、入力された先発薬と同様の薬理作用を有する後発薬の情報を表示し、薬価の合計が所定金額以下となるように処方する薬品を変更可能とするシステムが開示されている。
特開2004−126894号公報
医学における知見は日々更新されている。日々更新されている知見を臨床の特定の状況に対して適用したものを、医師の責任のもとシステムに追加する必要がある。特許文献1に記載されているシステムにおいては、予め定められたリストの中から代替薬を推奨するだけであり、リストを効率良く更新することは開示されていない。
本発明にかかる情報処理装置は、診断支援システムにより提示されるための治療指針の候補であって、予め記憶部に記憶されている候補に対して、治療指針を追加するための情報処理装置であって、前記記憶部に前記候補として記憶されている第一の治療指針について、前記第一の治療指針に含まれる処置を変更した第二の治療指針を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された第二の治療指針を提示する提示手段と、前記提示手段により提示された第二の治療指針を、前記記憶部に前記候補の一つとして追加するか否かを操作入力に応じて選択する選択手段と、を有することを特徴とする。
本発明の情報処理装置は、新しい治療指針を生成し、ユーザに提示するので、ユーザは提示された新しい治療指針を選択することにより、新しい治療指針を以降提示可能な候補として、記憶部に記憶させることができる。これにより、ユーザは新しい治療指針を記憶部に入力する手間を低減することができる。
第一の実施形態にかかる情報処理の一例の概要を示す図である。 第一の実施形態にかかる情報処理装置を含むシステムの構成の一例を示す図である。 第一の実施形態にかかる情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施形態にかかる情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。 第一の実施形態にかかる情報処理装置による処理の一例を示すフローチャートである。 第一の実施形態にかかる情報処理装置による処理の一例を示すフローチャートである。 第一の実施形態にかかる情報処理装置による処理の一例を示すフローチャートである。 薬剤の情報の一例を示す図である。 治療指針の一例を示す図である。 薬剤の情報の一例を示す図である。 文献の一例を示す図である。 第二の実施形態にかかる情報処理装置による処理の一例を示すフローチャートである。 第二の実施形態にかかる情報処理装置による処理の一例を示すフローチャートである。 第二の実施形態にかかる情報処理装置により提示される画面の一例を示す図である。 第三の実施形態にかかる情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明において、同様の機能及び構成を有する構成要素については、同一の符号を付し、重複した説明は必要な場合にのみ行うこととする。
[第一の実施形態]
根拠に基づいて診断を行い、治療指針を決定することが医師に求められているが、すべての分野における最新の研究成果を身につけておくことは難しい。また、治療指針を決定する根拠となりうる知見のうち、後に覆されるものも少なくない。このように、日々更新されていく医学情報の中でも、新しい術式が提案されたり、新薬が認可されたり、新たな副作用が判明したりといった治療のための一連の処置に関わる情報は重要である。本発明の実施形態にかかる情報処理装置及び情報処理システムは、治療指針の変更可能性を加味して、治療指針の決定を支援することを目的とする。
第一の実施形態では、情報処理装置として本発明を実施したものとして説明するが、同様の機能構成により情報処理システムとして実施してもよい。当該情報処理装置が提示する治療指針の候補は、診療支援の目的においては、医師や学会から認められたものであることが好ましい。当該情報処理装置は、ユーザである医師に提示する治療指針を変更可能である場合に、変更された治療指針を生成して提示する。これにより、ユーザである医師は、提示された変更後の治療指針を対象者の治療に採用するか否かを、判断することができる。さらに当該情報処理装置は、ユーザである医師の操作入力により、変更された治療指針を、ユーザに提示するための治療指針の候補として記憶部に記憶させるか否かを選択することができる。これにより、次回以降に当該情報処理装置を利用し、同様の疾病に対する治療指針について同様の変更が可能な場合に、前回に生成された治療指針を、当該情報処理装置はユーザに提示することができる。ユーザが新しく医学情報を収集して変更した治療指針を、新たに記憶部に記憶させるための手間を低減することができる。
第一の実施形態においては、治療指針に含まれる投薬の処置の変更を例に説明する。たとえば、既存の治療指針に含まれる投薬の処置を、新しく得られた新薬の治験に基づいて、当該新薬を投与する処置に変更する。
図1は、第一の実施形態にかかる情報処理装置による処理の概念の一例を示す図である。ここでは、当該情報処理装置によるステップS100からステップS120までの各処理を説明する。また、治療指針データベース130について説明する。以下では、「データベース」を「DB」と称する。
記憶部の一例である治療指針DB130には、ステップS100において、ユーザの一例である医師により、疾病を治療するための一連の処置を含む治療指針が予め記憶されている。すなわち、治療指針DB130には、医師の責任のもと、ユーザに提示するための候補として承認された治療指針が予め記憶されている。治療指針は、診断支援システムにより医師に提示される。
ここで治療指針とは、ある特定の疾病を治療するために行われる一連の医学的処置である。第一の実施形態においては、一連の医学的処置の中に投薬を含む治療指針を対象とする。たとえば、ある疾病に対しては、「シクロホスファミド経口2mg/kg(体重)とプレドニゾン経口1mg/kg(体重)を併用して寛解導入を目指す。寛解後はプレドニゾンを徐々に減量し、シクロホスファミド経口のみとする。完全寛解後はシクロホスファミドを徐々に減量しつつ継続投与する。」といった治療指針が一例として挙げられる。
生成手段は、ステップS100において、ユーザに提示するための治療指針の候補として記憶部に記憶されている第一の治療指針に含まれる投薬を変更した第二の治療指針を生成する。第一の治療指針に含まれる投薬の変更とは、たとえば投与される薬剤の種類の変更や、用法や用量の変更である。投与される薬剤の種類の変更とは、たとえば別の薬剤の追加や、別の薬剤への置換である。前述した治療指針における投薬の変更としては、「コルチコステロイドを十分な用量で投与する」といった薬剤の追加の例が挙げられる。
提示手段は、ステップS110において、ステップS100で生成された第二の治療指針を提示する。たとえば、提示手段は、表示部に第二の治療指針を表示させることにより、ユーザに第二の治療指針を提示する。
選択手段は、ステップS120において、ステップS110で提示された第二の治療指針を記憶部に追加するか否かを、操作入力に基づいて選択する。当該情報処理装置は、既存の治療指針である第一の治療指針を変更した第二の治療指針を生成し、ユーザに提示することにより、ユーザは第二の治療指針を容易に把握することができる。そして当該情報処理装置は、ユーザの操作入力により、第二の治療指針をたとえば治療指針DB130のような記憶部に追加することができる。これにより、診断支援システムにより提示されるための治療指針の候補が更新され、当該情報処理装置は、新しい知見に基づいてユーザを支援することができる。
図2は、第一の実施形態にかかる情報処理装置を含むシステムの構成を示す図である。ここでは、診断支援サーバ212が第一の実施形態にかかる情報処理装置である。以下、各構成について説明する。
電子カルテサーバ201は、電子カルテを蓄積し、管理するための電子カルテシステムを提供する。電子カルテは、電子カルテサーバ201内の領域202に格納される。領域202は、たとえば電子カルテを蓄積する電子カルテDBである。
ネットワーク203は、図2に示すシステムに含まれる各構成を接続する。ネットワーク203を介して、図2に示すシステムに含まれる各構成は相互に通信することができる。
医師用クライアントコンピュータ204は、医師といったユーザが使用するコンピュータである。ネットワーク203を介して、利用したいシステムを提供するサーバに接続し、当該サーバと情報を送受信することができる。たとえば、医師用クライアントコンピュータ204は、音声や文字の入力といったユーザの操作入力についての情報を電子カルテサーバ201に送信する。また医師用クライアントコンピュータ204は、電子カルテシステムにより作成された電子カルテのグラフィックスについての情報を、電子カルテサーバ201から受信する。これにより、医師用クライアントコンピュータ204は当該電子カルテをユーザに提示する。
検査オーダサーバ205は、たとえば放射線情報システム(RIS:Radiology Information System)である。検査オーダサーバ205は、検査オーダを管理するための検査オーダシステムを提供する。ユーザである医師は、医師用クライアントコンピュータ204を用いて、ネットワーク203を介して検査指示を検査オーダサーバ205に出力する。検査オーダサーバ205が提供する検査オーダシステムにより、出力された検査指示の内容を示す検査オーダが、検査オーダサーバ205内の領域206に格納される。領域206は、たとえば検査オーダを蓄積する検査オーダDBである。当該検査オーダシステムにより、検査オーダは医用画像撮像装置207に出力される。さらに、医用画像撮像装置207において検査が完了すると、検査結果が医用画像撮像装置207から検査オーダサーバ205に出力され、当該検査オーダシステムにより、当該検査結果が領域206に格納される。検査オーダや検査結果の情報は、医師用クライアントコンピュータ204から参照可能である。
医用画像撮像装置207は、たとえばコンピュータ断層撮影装置(CT:Computed Tomography)、核磁気共鳴映像装置(MRI:Magnetic Resonance Imaging)、2次元の放射線画像を撮像する放射線撮影装置(DR:Digital Radiography)である。これらの撮影装置により取得された画像データを、ここでは医用画像と称する。画像データに対して、診断に好適な画像とするための画像処理等を施して得られる画像も医用画像に含まれる。医用画像撮像装置207は、検査オーダサーバ205から出力された検査オーダに基づいて医用画像を取得し、医用画像サーバ208に当該医用画像を出力する。
医用画像サーバ208は、たとえばPACS(Picture Archiving and Communication System)である。医用画像サーバ208は、医用画像を管理するための医用画像管理システムを提供する。当該医用画像管理システムにより、医用画像撮像装置207により取得された医用画像は、医用画像サーバ208内の領域209に格納される。領域209は、たとえば医用画像を蓄積する医用画像DBである。ユーザである医師は、当該医用画像管理システムにより、医用画像サーバ208に蓄積された医用画像を、医師用クライアントコンピュータ204を用いて参照可能である。また、当該医用画像管理システムにより医用画像サーバ208は、図2に図示されない外部の施設で取得された医用画像を、記録媒体を介して取得し、蓄積することができる。
レポートサーバ210は、読影レポートを作成し、管理するためのレポートシステムを提供する。読影レポートとは、読影すなわち医用画像を活用した診断の結果を記載したレポートである。当該レポートシステムにより、ユーザである医師は、医師用クライアントコンピュータ204を介して読影レポートを作成することができる。また、当該レポートシステムにより、作成された読影レポートは、電子カルテや検査オーダと対応付けて領域211に蓄積される。さらに、当該レポートシステムにより、ユーザである医師は、レポートサーバ210に蓄積された読影レポートを、医師用クライアントコンピュータ204を介して参照可能である。領域211は、たとえばレポートDBである。レポートDBは症例DBとして利用することも可能である。読影レポートは電子カルテ内に記載して管理されてもよい。その場合、レポートサーバ210は電子カルテサーバ201と統合されてもよい。
診断支援サーバ212は、たとえば電子カルテサーバ201やレポートサーバ210から取得される、治療の対象者である患者の情報に基づいて、対象者の疾病を治療するための治療指針と根拠を提示する診断支援システムを提供する。診断支援サーバ212は治療指針を領域140に蓄積する。領域140は、治療指針DBである。治療指針DBには、ユーザに提示するための治療指針の候補が予め記憶されている。
さらに、第一の実施形態において診断支援サーバ212は、たとえば治療指針DBといった記憶部に、ユーザに提示するための治療指針の候補に治療指針を追加するための情報処理装置である。以下では、診断支援サーバ212を第一の実施形態を説明するための観点から情報処理装置212と称する場合がある。別の観点では、診断支援サーバ212は治療指針DB130に記憶されている治療指針を医師といったユーザに提示する診断支援装置あるいは診断支援システムを構成する装置である。
管理用クライアントコンピュータ213は、診断支援サーバ212における診断支援システムの管理者が使用するコンピュータである。管理者は、診断支援サーバ212に格納されている情報のメンテナンスにかかる操作を、管理用クライアントコンピュータ213を介して行うことができる。管理用クライアントコンピュータ213は、医師用クライアントコンピュータ204に統合されていてもよい。
情報源214は、たとえば薬剤DB215や論文DB216や症例DB217を有する。情報源214は、ネットワーク203を介して情報処理装置212と接続されていればよく、情報処理装置212を設置する施設の外部にあってもよい。
薬剤DB215は、製薬会社や官公庁から提供される薬剤の情報を蓄積する。薬剤の情報とは、薬剤の適応症や用法や用量といった情報や、新薬の審査や認可の情報である。
論文DB216は、学会誌に掲載された論文や、大学や研究機関が公開した論文の情報を蓄積する。
症例DB217は、病院や研究機関が公開した症例の情報を蓄積する。
上述のサーバ201、205、208、210、212で動作する各システムは専用のハードウェア回路で実行することとしてもよい。各システムを実行するためのソフトウェアプログラムを、上述のサーバのハードウェアで実行することにより、各システムを実現することとしてもよい。
図2に示したクライアントコンピュータ204、213により実現される機能の一部は、クラウドをはじめとするネットワークを介したサーバ上で動作させることとしてもよい。例えば、ユーザが操作するクライアント装置では当該サーバに対する操作入力の送信と、プログラムの処理結果の受信とに対応するプログラムを実行させる。一方サーバでは、操作入力の受信、当該操作入力を受けた処理、及び処理結果の送信に係る機能をソフトウェアプログラムにより実現する。また、同一の電子計算機内の構成を共有して、複数のサーバ装置、クライアント装置の全部もしくは一部を同一の電子計算機で動作させるようにしてもよい。
図3は、図2に示す情報処理装置212をはじめとするサーバやクライアントコンピュータといった電子計算機の構成の一例を示す図である。
CPU301は、図2に示すシステムにおける各種の処理を統合的に制御する。CPU301は、ROM302やRAM303上のプログラムを実行する。CPU301は、複数のプログラムを並列に処理することができる。
ROM302は、CPUによる制御の手順を記憶させたプログラムやデータを格納する。
RAM303は、CPU301が実行する制御プログラムを格納し、CPU301が各種制御を実行する際の様々なデータを一時的に格納する。
入力部304は、ユーザによる操作入力を取得するための装置である。たとえば、キーボードやマウス、タッチパネル、スタイラスペンである。また、音声認識やジェスチャー操作による入力を受け付ける装置でもよい。
通信バス305は図1に示す各構成を接続する。通信バス305は、アドレスバス、データバスなどであり、各構成間の情報交換・通信のための機能を提供する。これにより、各構成が連携して動作できる。
SSD(Solid State Drive)306は、さまざまなデータ等を記憶する。SSD306に格納されているプログラムやデータは、ユーザによる操作入力や、各種のプログラムによる指示に基づいて、適宜RAM303上に読みだされる。
通信回路307は、他の装置と通信を行う。通信回路307により、ネットワークを介して、情報システム内の各装置や、遠隔地に存在する装置(不図示)と通信することができる。通信の手段は、たとえばRS232CやUSB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、Ethernet(登録商標)といった有線通信や、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信、IEEE802.11a/b/nといった無線通信である。
GPU308は、CPU301に制御され、表示指示や計算指示に従って計算を行う。GPU308は表示部309に表示させる画像を作成し、表示位置を計算して表示部309に出力し、表示させる。通信バス305を経由して、計算結果をCPU301に出力し、CPU301と連携した計算処理を行ってもよい。
表示部309はたとえばディスプレイである。表示部309はCPU301、GPU308に制御される。
入力部304及び表示部309は、情報処理装置212に必ずしも含まれていなくてもよい。
第一の実施形態にかかる情報処理装置212の機能を実現するためのプログラムやデータはROM302やRAM303といった記憶媒体に格納され、CPU301が読み出して実行する。別の例では、かかるプログラムやデータはSSD306上に格納され、CPU301がRAM303上に読み出して実行する。さらに別の例では、かかるプログラムやデータは、通信回路307を介して取得される。
なお、図3に示すSSD306は、たとえばハードディスクやフロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等の記録媒体と、記憶媒体を駆動し情報を記録するドライブなどであってもよい。また、図3に示すサーバやクライアントコンピュータの構成は、各部の機能を実現するソフトウェアとして実現してもよい。機能を実現するソフトウェアは、クラウドをはじめとするネットワークを介したサーバ上で動作してもよい。同一の電子計算機内の構成を共有して、複数のサーバ装置、クライアント装置の全部もしくは一部の機能を同一の電子計算機で動作させるようにしてもよい。また、図3に示すサーバやクライアントコンピュータは少なくとも一つのCPUを有する。第一の実施形態にかかる情報処理装置212は、少なくとも一つのCPUを有する。情報処理装置212が複数の装置で構成される場合には、複数のCPUを有していてもよい。
図4は、第一の実施形態にかかる情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。情報処理装置212は、記憶部400と、取得部410と、生成部420と、選択部440と、判定部421とを有する。また、情報処理装置212には電子カルテサーバ201と、医用画像サーバ208と、薬剤DB215と、論文DB216と、症例DB217と、入力部304と、表示部309とが接続されている。ここでは、入力部304と表示部309は、ネットワークを介して診断支援サーバ212と接続されている管理用クライアントコンピュータ213に含まれるものとする。
記憶部400は、ユーザに提示するための治療指針の候補を記憶する。記憶部400は記憶手段の一例である。記憶部400は、たとえば治療指針DBである第一のDB130と、根拠DBである第二のDB401と、薬剤DBである第三のDB402とを有する。
第二のDB401は、学術論文や医療機関における治療成績といった、医師が治療指針を決定するための根拠となる情報を有する。
第三のDB402は、認可されている薬剤や、審査中の新薬や、後発薬といった薬剤の情報を有する。第三のDB402は、情報源214から取得した薬剤の情報を、図10(a)に示すような形式で記憶する。すなわち、第三のDB402には、薬剤名と、一般名と、当該薬剤の適応症を示す効果・効能の情報と、使用制限等の情報と、副作用等の情報と、相互作用等の情報と、成分の情報とを対応付けて薬剤の情報が記憶される。薬剤名とは、たとえば医薬品の流通時の商品名である。薬剤の情報を、治療指針決定に必要な情報の一つとして、第三のDB402を第二のDB401に統合してもよい。
記憶部400は、定期的に第二のDBや第三のDBの情報を薬剤DB215や論文DB216といった情報源から情報を取得し、情報処理装置212における処理に適した形式で記憶する。ユーザである医師や管理者がこれらのDBを更新するようにしてもよい。記憶部400は、後述する各部からの制御に応じて、記憶されている情報を各部に出力する。後述する各部が記憶部400から情報を取得できればよく、記憶部400は必ずしも情報処理装置212の内部に含まれていなくてもよい。また、記憶部400は、情報処理装置212に接続されている情報源214に統合されていてもよい。
取得部410は、ユーザに提示するための治療指針の候補として記憶部400に記憶されている第一の治療指針を取得する。取得部410は、取得手段の一例である。取得部410は、記憶部400の治療指針DBである第一のDB130から、第一の治療指針を取得する。また、取得部410は、情報源214の各種のDBや、記憶部400から情報を取得する。第一の治療指針の取得にかかる具体的な処理については、後述する。
生成部420は、取得部410により取得された第一の治療指針に含まれる投薬を変更した第二の治療指針を生成する。生成部420は、生成手段の一例である。生成部420は、判定部421を有する。
判定部421は、取得部410により取得された第一の治療指針に含まれる投薬を変更可能であるか否かを判定する。たとえば判定部421は、第一の治療指針に含まれる投薬を変更して得られる治療指針が、変更されなかった処置との禁忌となる相互作用が生じない場合に、当該変更が可能であると判定する。判定部421は、記憶部400や、情報源214に含まれる各種のDBから情報を取得し、当該判定を行う。判定部421は、たとえば記憶部400の薬剤DBである第三のDBや、薬剤DB215から取得した薬剤の情報、電子カルテサーバ201から取得した対象者の情報を用いる。
生成部420は、判定部421により変更が可能であることの根拠となる情報が有ると判定された場合に、第一の治療指針に含まれる投薬を変更した第二の治療指針を生成する。生成部420は生成した第二の治療指針を、提示部430に出力する。第二の治療指針の生成にかかる具体的な処理については、後述する。
提示部430は、生成部420により生成された第二の治療指針を提示する。提示部430は、提示手段の一例である。たとえば、提示部430は、情報処理装置212に接続されている表示部309に第二の治療指針を表示させることにより、第二の治療指針をユーザに提示する。表示部309に情報を表示させて提示する観点からは、提示部430は表示部309に画面を表示させることが可能なデータを出力する表示出力手段として機能する。図12は、提示部430が表示部309に第二の治療指針を表示させて提示する画面の例である。
選択部440は、生成部420により生成され、提示部430によりユーザに提示された第二の治療指針を、ユーザに提示するための治療指針の候補として追加するか否かを操作入力に応じて選択する。選択部440は、選択手段の一例である。選択部440は、第二の治療指針を記憶させるか否かをユーザに選択させるためのインタフェースを提供する。たとえば、図12に示すように、第二の治療指針を記憶するか否かをユーザに選択させるための画面を表示部309に表示させる。ユーザが、第二の治療指針を記憶するための操作入力を行うと、選択部440は当該第二の治療指針を、ユーザにより承認された治療指針として第一のDBに記憶させる。これにより情報処理装置212は、次回以降に同様の疾病を有する患者が対象者となった場合に、当該第二の治療指針を、医師により承認された治療指針として提示することができる。ユーザである医師が、第二の治療指針を記憶しないことを選択する操作入力を行った場合には、選択部440は当該第二の治療指針を第一のDBに記憶させない。
なお、入力部304と表示部309は、第一の実施形態にかかる情報処理装置である診断支援サーバ212に直接接続されていてもよい。この場合、提示部430は第二の治療指針を表示部309に表示させることにより第二の治療指針を提示する。この観点では、提示部430は表示制御手段として機能する。また、入力部304と表示部309は、第一の実施形態にかかる情報処理装置である診断支援サーバ212とネットワークを介して接続されている医師用クライアントコンピュータ204に含まれていてもよい。
図5は、情報処理装置212による処理の一例を示すフローチャートである。まず、図5に基づいて情報処理装置212が第二の治療指針を生成する処理の概略について説明する。
ステップS500において、取得部410は薬剤更新情報を取得する。薬剤更新情報とは、薬剤に関して、所定の期間内に新しく得られた情報である。薬剤更新情報とは、たとえば所定の期間内に認可された新薬の情報や、新しい適応症の認められた既存薬の情報である。第一の実施形態においては、記憶部400が情報源214から定期的に情報を取得し、根拠DBである第二のDB401と薬剤DBである第三のDB402とを更新し、薬剤更新情報を記憶しているとする。たとえば、記憶部400が定期的に情報源214から情報を取得し、所定の期間内に認可された新薬である薬剤Xについて、図8(a)に示す情報を取得したとする。記憶部400は、疾患名の辞書とのマッチングや疾患名を対象とした固有表現抽出を行うのに適した形式で、第三のDB402に薬剤更新情報を記憶する。たとえば、図8(b)図8(b)に示すような形式に変換する。取得部410は、記憶部400から薬剤更新情報を取得する。
ステップS510において、取得部410は、ユーザに提示するために予め記憶された候補の中から、第一の治療指針を取得する。具体的には、ステップS500において取得された薬剤更新情報に含まれる薬剤の適応症に対する既存の治療指針を第一の治療指針として取得する。第一の治療指針の取得にかかる具体的な処理については、図6に基づいて後述する。
ステップS520において、生成部420は、ステップS510において取得された第一の治療指針の投薬を変更可能か判定し、第二の治療指針を生成する。具体的には、ステップS510において取得された第一の治療指針に含まれる投薬を変更しても禁忌となる相互作用が生じないか、根拠があるかに基づいて変更可能かを判定する。そして、変更可能と判定された場合に、第二の治療指針を生成する。当該判定と第二の治療指針の生成にかかる具体的な処理については、図6及び図7に基づいて後述する。
ステップS530において、提示部430は、ステップS520において生成された第二の治療指針をユーザに提示する。具体的には、たとえば表示部309に第二の治療指針を表示させることにより、ユーザに第二の治療指針を提示する。ステップS530において、提示部430は第一の治療指針に含まれる投薬を変更可能であることの根拠を、第二の治療指針とともに提示してもよい。
ステップS540において、選択部440は、ステップS530において提示された第二の治療指針を、ユーザの操作入力に基づいて、ユーザに提示するための候補として記憶部400に追加するか否かを選択する。これにより、ユーザは、新しい知見に基づいて生成された第二の治療指針を入力し、当該候補として追加する手間を低減することができる。さらに、ステップS530において提示部430により当該変更が可能であることの根拠を提示する場合には、ユーザは当該候補として追加して良いかを判断するための根拠を調べる手間を低減することができる。
図6は、情報処理装置212が第二の治療指針を生成する処理の一例を示すフローチャートである。図6に示す各処理は、図5に示すステップS500からステップS520までの処理に対応する。以下、詳述する。
図5に示すステップS500の処理は、図6に示すステップS601に対応する。図5に示すステップS510の処理は、図6に示すステップS603、ステップS604に対応する。図5に示すステップS520の処理は、図6に示すステップS606からステップS620に対応する。
ステップS601において、取得部410は薬剤更新情報を取得する。たとえば、薬剤更新情報として図8(b)に示す、新薬である薬剤Xの情報が取得されたとする。
ステップS602において、取得部410は薬剤更新情報に含まれる薬剤の数を判定する。薬剤数が0より大きければステップS603に進む。薬剤数が0であればステップS615に進む。ステップS601において図8(b)に示す薬剤更新情報が取得された場合には、薬剤数が1であるので、ステップS603に進む。
ステップS603において、取得部410は薬剤更新情報に含まれる薬剤の適応症を取得する。図8(b)に示す薬剤Xの適応症は、「効能・効果」として記載されている赤白血病、胃癌、肺癌などである。
ステップS604において、取得部410はステップS603において薬剤の適応症として取得された疾患に対する治療指針を、記憶部400に予め記憶されている治療指針の中から取得する。図9(a)は治療指針DBである第一のDB130に記憶されている治療指針の例である。すなわち、図9(a)は、ユーザに提示するための治療指針の候補を、記憶部400に記憶する形式の一例である。治療指針は、それぞれの治療指針を識別するための治療指針IDと、対象疾患と、投薬を含む一連の処置の情報とを有する。図9(b)は、ステップS603において取得された適応症の一つである「胃癌」に対する治療指針を図9(a)に示した治療指針の中から抽出して得られる既存治療指針のリストである。たとえば、ステップS604で取得された、図9(b)に示すリストに含まれる、治療指針ID00000002で識別される治療指針が、第一の治療指針である。
ステップS605において、生成部420はステップS604で取得された、既存の治療指針の数を判定する。既存治療指針数が0より大きければステップS606に進む。既存治療指針数が0であれば、ステップS614に進む。ここでは、治療指針ID00000002で識別される治療指針を含む、少なくとも一つの治療指針がステップS604で取得されたので、ステップS606に進む。
ステップS606において、生成部420はステップS605で取得した既存の治療指針に含まれる投薬において、ステップS601で取得された薬剤と同じ効能の薬剤の投与があるか否かを判定する。第一の治療指針に含まれる投薬において、ステップS601で取得された薬剤と同じ効能の薬剤の投与がある場合にはステップS607に進み、ない場合にはステップS610に進む。図9(b)の治療指針ID00000002で示される治療指針を第一の治療指針として具体的に説明する。第一の治療指針は、放射線治療と薬剤Aの投与を含む投薬の処置からなる。既存の治療指針に含まれる投薬に用いられる薬剤の情報は、第三のDB402に記憶されている。図10(a)に示すような形式で薬剤の情報を記憶する第三のDBにおいて、薬剤Aに関する情報を検索すると、図10(b)に示すような情報が得られる。図10(b)の「効果・効能」の情報を参照すると、薬剤Aの適応症に胃癌が含まれることがわかる。すなわち薬剤Aは、薬剤更新情報に含まれる薬剤Xと同じ効果・効能を有する。したがって、判定部421は第一の治療指針に含まれる投薬において、ステップS601で取得された薬剤と同じ効能の薬剤の投与があると判定する。ここで、生成部420は第一の治療指針に含まれる投薬における「薬剤A」の投与を、「薬剤X」の投与に変更した治療指針を生成する。ステップS606において生成された治療指針を、以下では仮の新治療指針と称する。
ステップS607において、判定部421は、第一の治療指針に含まれる投薬において投与される薬剤を、薬剤更新情報に含まれる薬剤を投与する投薬に代替可能か否かを判定する。判定部421は、第一の治療指針に含まれる投薬を代替しても、その他の処置との禁忌となる相互作用を生じない場合に、代替可能であると判定する。ここでは、判定部421は仮の新治療指針において、禁忌となる相互作用を生じる処置の組合せがない場合に、代替可能であると判定する。すなわち、判定部421は、薬剤Xの投与を含む投薬の処置と、仮の新治療指針に含まれるその他の処置との禁忌となる相互作用がない場合に、第一の治療指針に含まれる薬剤Aの投与を薬剤Xの投与に変更可能であると判定する。判定部421は、禁忌となる相互作用を生じる処置の組合せの有無を、たとえば図8(b)に示される薬剤Xの「使用制限等」、「副作用等」、「相互作用」の情報に基づいて判定する。図8(b)の例では、yyy系zzz剤と薬剤Xは併用禁忌であり、仮の新治療指針にyyy系zzz剤の投与を含む投薬の処置が含まれている場合には、判定部421は代替不可と判定する。
ステップS608は、ステップS607の判定処理の結果をもとに分岐するステップである。代替可能であればステップS609に進み、代替不可であればステップS610に進む。
ステップS609では、生成部420はステップS607で生成された仮の新治療指針と同じ治療指針が既に生成されていないかを判定する。生成部420は、ステップS607で生成された仮の治療指針と同じ治療指針が、ユーザに提示するための治療指針の候補として記憶されている場合には、既に生成済と判定する。あるいは、ステップS607で生成された仮の治療指針と同じ治療指針が、後述する新治療指針として保存されている場合には、既に生成済と判定する。ステップS607で生成された仮の治療指針が、既に生成されたものである場合には、ステップS610に進み、まだ生成されていない者である場合には、ステップS612に進む。
ステップS610では、判定部421は、第一の治療指針に含まれる投薬の処置に対して、薬剤更新情報に含まれる薬剤の投与の追加が可能か否かを判定する。生成部420は、ステップS601で取得した薬剤更新情報に含まれる薬剤を、ステップS604で取得した第一の治療指針に追加した治療指針を生成する。ステップS610で生成される治療指針を、仮の新治療指針とする。判定部421は、仮の治療指針に含まれる処置と、当該追加された薬剤との禁忌となる相互作用が生じない場合に、追加可能であると判定する。禁忌となる相互作用の情報は、第三のDBに記憶される薬剤情報や、薬剤更新情報から取得される。また、判定部421は、第一の治療指針に含まれる投薬において投与される薬剤と、当該追加される薬剤が同一の薬効成分を有していない場合に、追加可能であると判定する。
ステップS611は、ステップS610の判定処理の結果をもとに分岐するステップである。追加可能であればステップS612に進み、追加不可であればステップS613に進む。
ステップS612では、生成部420は仮の新治療指針を新治療指針として情報処理装置212のRAM303やSSD306といったメモリに一時保存する。すなわち、ステップS607及びステップS610で生成された仮の新治療指針のうち、ステップS601で取得された薬剤更新情報に含まれる薬剤に代替可能若しくは当該薬剤を追加可能と判定されたものが、新治療指針として一時保存される。
ステップS613では、ステップS605で判定された既存治療指針の数を1減らし、ステップS605の判定に戻る。デクリメントにより、ステップS605において既存治療指針の数が0と判定されると、ステップS614に進む。生成部420は、ステップS605からステップS613までの処理を繰り返すことにより、薬剤更新情報に含まれる一つの薬剤について、新治療指針を生成する。
ステップS614では、ステップS602で判定された薬剤数を1減らし、ステップS602の判定に戻る。デクリメントにより、ステップS602において薬剤数が0と判定されると、ステップS615に進む。生成部420は、ステップS602からステップS614の処理を繰り返すことにより、薬剤更新情報に含まれる全ての薬剤について、新治療指針を生成する。
ステップS615では、生成部420は、ステップS601からステップS614までの処理により生成された新治療指針の数が0より大きいかを判定する。新治療指針の数が0より大きければステップS616に進む。ステップS601からステップS614までの処理により生成された新治療指針の数が0である場合には、第二の治療指針を生成せずに処理を終了する。
ステップS616では、生成部420はステップS610で一時保存された新治療指針のうち一つの新治療指針を取得する。
ステップS617では、判定部421はステップS616で取得された新治療指針について、第一の治療指針に対する変更が可能であることの根拠を提示することが可能か否かを判定する。ステップS617の判定にかかる具体的な処理については、図7に基づいて後述する。
ステップS618は、ステップS617における判定の結果を基に分岐するステップである。判定部421は、ステップS617において第一の治療指針に対する変更が可能であることの根拠を提示可能と判定された場合には、ステップS616で取得された新治療指針は有効であると判定し、ステップS620に進む。判定部421は、ステップS617において第一の治療指針に対する変更が可能であることの根拠を提示不可能と判定された場合には、ステップS616で取得された新治療指針は有効ではないと判定し、ステップS619に進む。
ステップS619では、生成部420は、ステップS616で取得された新治療指針を、ステップS610で一時保存したメモリから削除する。
ステップS620では、生成部420は、ステップS415で判定された新治療指針の数を1減らし、ステップS415に戻る。
生成部420は、ステップS615からステップS620までの処理を繰り返すことにより、ステップS610で一時保存された新治療指針の全てについて、第一の治療指針に対する変更が可能であることを示す根拠を提示することが可能か否かを判定する。生成部420は、ステップS615からステップS620までの処理により、有効であると判定された新治療指針を第二の治療指針として生成する。なお、仮の新治療指針ならびに新治療指針は第二の治療指針の生成の処理を説明するために用いたものであり、必ずしもデータとして生成されていなくてもよい。
図7は、図6に示すステップS617における判定の処理の一例を示すフローチャートである。判定部421は、ステップS616で取得された新治療指針に含まれる処置の組合せによって治療を行った結果を含む文献を根拠として提示可能か否か判定する。そして、判定部421は、当該新治療指針に含まれる処置の組合せによって治療を行った結果である症例の情報を根拠として提示可能か否かを判定する。文献または症例の情報の少なくともいずれかを根拠として提示可能な新治療指針について、判定部421は有効であると判定する。以下、詳述する。
ステップS701では、取得部410は情報源214の論文DB216や、記憶部400の根拠DBである第二のDB401から文献の情報を取得する。取得部410は、ステップS616で取得された新治療指針に含まれる投薬の処置に関連する文献を検索し、取得する。
ステップS702では、判定部421はステップS701で取得された文献の数を判定する。文献の数が0より大きければステップS703に進み、文献の数が0であればステップS708に進む。
ステップS703では、判定部421はステップS701で取得された文献のうちの一つの文献を取得する。
ステップS704では、判定部421はステップS703で取得された文献から、ステップS616で取得された新治療指針に含まれる処置に関連する記載を抽出する。図11はステップS703で取得された文献の記載の一例を示す図である。治療に関する処置を表す用語は、既存の治療指針を構成するそれぞれの処置を表す用語を含む辞書と、薬剤更新情報に含まれる用語とを対象とした固有表現抽出により抽出することができる。図11に示す論文では、「放射線治療」や「薬剤X」といった用語が抽出される。
ステップS705では、判定部421はステップS616で取得された新治療指針に含まれる処置の組合せを示す記載が、ステップS703で取得された文献に含まれるか否かを、ステップS704での抽出の結果に基づいて判定する。判定部421は、たとえば、新治療指針に含まれる用語が全てステップS704において抽出されれば、ステップS703で取得された文献に当該新治療指針に含まれる処置の組合せを示す記載が含まれると判定する。たとえば、ステップS616で取得された新治療指針が図9(c)に示されるように「薬剤X」の投与を含む投薬の処置と、「放射線治療」で構成されるとする。その場合、図11に示す論文からは「放射線治療」と「薬剤X」の用語がステップS704で抽出されるため、新治療指針に含まれる用語が全て論文に含まれる。判定部421は、ステップS616で取得された新治療指針から抽出される用語が「薬剤B」と「薬剤X」であった場合には、図11に示す論文から抽出される用語と一致しないため、新治療指針に含まれる用語が論文に含まれないと判定する。ステップS703で取得された文献に、ステップS616で取得された新治療指針の処置の組合せの記載がある場合には、ステップS706に進む。記載がない場合には、ステップS707に進む。
ステップS706では、第一の治療指針をステップS616で取得された新治療指針に変更可能な文献を提示できることがステップS705において判定されたので、当該新治療指針を第二の治療指針として生成する。
ステップS707では、ステップS702で判定した文献の数を1減らし、ステップS702に戻る。判定部421は、ステップS702からステップS707までの処理を繰り返すことにより、ステップS701で取得した全ての文献について、ステップS616で取得された新治療指針への変更が可能であることの根拠たり得るかを判定する。
ステップS708では、取得部410はステップS616で取得された新治療指針に含まれる投薬に関連する治療が行われた症例を検索する。取得部410は症例の情報を、電子カルテサーバ201に記憶されている電子カルテの情報や、情報源214の症例DB217から取得することができる。
ステップS709では、判定部421はステップS708で取得された症例の数を判定する。症例の数が0より大きければステップS710に進み、症例の数が0であればステップS715に進む。
ステップS710では、判定部421はステップS708で取得された症例のうち、一つの症例を取得する。
ステップS711では、判定部421はステップS710で取得された症例に含まれる用語を抽出する。ステップS711の処理は、ステップS704で行った用語の抽出と同様の処理であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
ステップS712では、ステップS711で抽出された用語に基づいて、ステップS616で取得された新治療指針の処置の組合せを示す記載がステップS710で取得された症例の情報に含まれるか否かを判定する。ステップS712の処理は、ステップS705で行った処理と同様の処理であるため、ここでは詳しい説明を省略する。ステップS616で取得された新治療指針に含まれる用語が、ステップS711で抽出された用語の中に全て含まれている場合には、ステップS713に進む。含まれていない場合には、ステップS714に進む。
ステップS713では、判定部421はカウンタを1増やす。カウンタ値が0より大きいことは、根拠となる症例が存在することを意味する。
ステップS714では、判定部421はステップS709で判定された症例数を1減らし、ステップS709に戻る。ステップS709からステップS714の処理を繰り返すことにより、判定部421は全ての症例について、第一の治療指針から新治療指針への変更が可能であることを示す根拠となる症例があるか否かを判定する。
ステップS715では、ステップS713でカウントされた値が0より大きいか否かを判定する。カウンタ数が0より大きければステップS706へ進み、第二の治療指針を生成する。カウンタ数が0であれば、ステップS716に進み。
ステップS716では、生成部420はステップS616で取得された新治療指針を第二の治療指針として生成せずに、処理を終了する。
なお、ステップS706において第二の治療指針を生成した後に、終了せずにステップS707に進んでもよい。これにより、ステップS701で取得された全ての文献について、第一の治療指針を第二の治療指針に変更可能であることを示す根拠として提示可能な文献か否かを判定することができ、根拠の情報をより多くユーザに提示することができる。さらに、ステップS701で取得された文献の中に当該根拠として提示可能な文献が抽出された場合でも、更に症例の検索を行うため、根拠の情報をより多くユーザに提示することができる。より多くの根拠が提示されることにより、ユーザは第二の治療指針の推奨度をより精度良く判断することができる。
また、第一の治療指針に含まれる投薬の変更において、生成部420は適宜、用法・用量を変更して第二の治療指針を生成するものとする。たとえば、生成部420が新治療指針を生成する際に、薬剤更新情報に基づいて適切な用法・用量に変更する。その場合、図7において根拠となる文献や症例を検索する際に、用法・用量が同一である記載のもののみを根拠として抽出してもよい。あるいは、用法・用量が近いものほど根拠としての信頼度を高くし、ユーザに根拠を信頼度とともに提示してもよい。また別の例では、図7において根拠となる文献や症例を抽出し、抽出された文献に基づいて第二の治療指針の用法・用量を決定して生成してもよい。
上述したように、図5に示すステップS520において、たとえば、図9(c)に示される新治療指針が第二の治療指針として生成された場合には、ステップS530において提示部430は当該第二の治療指針をユーザに提示する。ステップS540においてユーザが当該第二の治療指針を承認した場合には、記憶部400は図9(c)に示される治療指針を一意に識別するための治療指針IDを付与し、第一のDB130に追加する。
さらに、提示部430は第二の治療指針の推奨度を提示してもよい。第二の治療指針の推奨度は、たとえば、図7に示す処理において抽出された根拠に基づいて行われる。取得部410はある疾病に対して第一の治療指針が推奨される第一の根拠と、第一の治療指針を第二の治療指針に変更可能であることの第二の根拠を取得する。第二の治療指針の推奨度は、第一の根拠と第二の根拠の信頼度の比較により取得される。あるいは、第二の根拠の信頼度により取得される。根拠となる文献の信頼度は、たとえば被引用回数や、当該文献の収録されている学術雑誌の平均被引用回や、症例データの評価の手法に基づいて取得される。たとえば情報処理装置212は、被引用回数の多い文献ほど高い信頼度を与え、提示部430は根拠を信頼度とともに提示する。別の例では、情報処理装置212は、ランダム化比較試験のメタ分析が行われている文献に高い信頼度を与える。推奨度および信頼度の提示方法は、所定の範囲内の数値で表現してもよいし、各種学会のガイドラインに則って表現してもよい。
以上のようにして、第一の実施形態に係る情報処理装置は、第一の治療指針を変更した第二の治療指針を生成し、ユーザに提示し、当該第二の治療指針をユーザに提示可能な治療指針の候補として追加するか否かを操作入力に応じて選択することができる。
[第二の実施形態]
第一の実施形態においては、所定の期間内に更新された薬剤の情報全てについて、第一の治療指針に含まれる投薬を変更可能か否かについて判定し、第二の治療指針を生成する例について説明した。第二の実施形態においては、所定の期間内に更新された薬剤の情報のうち、特定の治療指針に関連する情報に基づいて、第一の治療指針に含まれる投薬を変更可能か否かについて判定し、第二の治療指針を生成する例について説明する。以下では、第一の実施形態と同一の構成及び処理については同一の符号を付し、上述した説明を援用することにより、詳しい説明を省略する。
ユーザである医師は医師用クライアントコンピュータ204を介して、診断支援サーバ212の提供する診断支援機能を利用することができる。たとえば、ユーザである医師は、患者の診療中に当該診療支援機能を利用することができる。診断支援サーバ212の診断支援機能は、治療の対象者である患者の疾病に関する情報を取得し、当該疾病に対する治療指針を、ユーザに提示するための候補として予め記憶されている治療指針の中から提示する。ユーザである医師は、当該患者の診療に際して、電子カルテサーバ201の電子カルテシステムを利用し、当該患者の電子カルテを作成する。たとえば、診断支援サーバ212は、電子カルテサーバ201に格納されている、作成済みの電子カルテや、診療に際して作成中の電子カルテの情報から、当該患者の疾病に関する情報を取得する。診断支援サーバ212は、当該患者の疾病に関する情報に基づいて、当該疾病に対する治療指針を、予め記憶されている候補の中から取得する。診断支援サーバ212は、予め記憶されている候補の中から取得した治療指針を医師用クライアントコンピュータ204に出力し、ユーザである医師に提示する。
第二の実施形態においては、上述したような診断支援機能を利用した診療に際して、情報処理装置212が第一の治療指針を取得し、第一の治療指針を変更した第二の治療指針を生成し、ユーザに提示する例について説明する。第二の実施形態にかかる情報処理装置は、図3に示す診断支援サーバ212である。以下では、第二の実施形態かかる情報処理装置を説明する観点から、診断支援サーバ212を情報処理装置212と称する場合がある。情報処理装置212のハードウェア構成は図3と同様である。情報処理装置212の機能構成は図4と同様である。ただし、第二の実施形態においては、情報処理装置212と接続されている入力部304と表示部309は、医師用クライアントコンピュータ204に含まれるものとする。
図12は、第二の実施形態にかかる情報処理装置による処理の一例を示すフローチャートである。図5に示す処理と同様の処理については、同じ符号を付し、上述した説明を援用することにより詳しい説明を省略する。
ステップS1200において、取得部410はユーザに提示するために予め記憶された候補の中から、第一の治療指針を取得する。たとえば、取得部410は診療中の患者の疾病に関する情報を取得し、当該疾病の情報に基づいて第一の治療指針を取得する。取得部410は、当該患者の疾病に関する情報として、電子カルテサーバ201から病名についての情報を取得する。取得部410は、当該病名の情報に基づいて、第一のDB130から治療指針を取得する。あるいは、入力部304を介してユーザが入力した病名に基づいて、第一のDB130から治療指針を取得する。ステップS1200において取得した治療指針を、以下では第一の治療指針とする。
ステップS1210において、取得部410は薬剤更新情報を取得する。取得部410は、ステップS1200で取得された第一の治療指針に関連する薬剤であって、所定の期間内に更新された薬剤の情報を取得する。たとえば、診療中の患者の疾病であって、第一の治療指針が対象とする疾病に関連する薬剤の情報のみを取得する。あるいは、第一の治療指針に含まれる投薬において投与される薬剤に関連する情報のみを取得する。
ステップS520からステップS540までは図5に示した処理と同様である。ステップS520において、生成部420は第一の治療指針の投薬を変更可能か判定し、第二の治療指針を生成する。ステップS530において、提示部430は第二の治療指針をユーザに提示する。ステップS540において、選択部440は第二の治療指針を、ユーザに提示するための候補として第一のDB130に追加するかを、ユーザの操作入力に応じて選択する。
第二の実施形態においては、診療に際して情報処理装置212が当該患者に対して提示する第一の治療指針に関連する薬剤更新情報を取得する。すなわち、情報処理装置212は、特定の疾病に関連する薬剤更新情報を取得する。特定の疾病に関連する薬剤更新情報に基づいて第一の治療指針の変更の可能性を判定することにより、第二の治療指針を生成するのに要する時間を低減することができる。これにより、第一の治療指針を変更可能であった場合には、より短い時間で第二の治療指針を生成し、ユーザに提示することができる。ユーザは診療に際して、更新された新しい知見に基づいた治療指針を知ることができる。
図13は、第二の実施形態における第二の治療指針の生成にかかる処理の一例を示すフローチャートである。図6に示す処理と同様の処理については、同じ符号を付し、上述した説明を援用することにより詳しい説明を省略する。
図13に示すステップS1301とステップS1302は、図12に示すステップS1200に対応する。図13に示すステップS1303は、図12に示すステップS1210に対応する。図13に示すステップS1305と、ステップS606からステップS620は、図12に示すステップS520に対応する。以下、ステップS1301からステップS1305について詳述する。
ステップS1301では、取得部410は治療の対象者の診療情報を取得する。治療の対象者の診療情報とは、たとえば電子カルテサーバ201に記憶されている電子カルテの情報や、医師が入力部304を介して情報処理装置212に入力する、当該対象者の疾病についての情報である。
ステップS1302では、ステップS1301で取得された情報に基づいて、取得部410は当該対象者の疾病に対する治療指針を取得する。取得部410は、第一のDB130に予め記憶されている、ユーザに提示するための候補の中から治療指針を取得する。ステップS1302で取得される治療指針を、以下では第一の治療指針とする。
ステップS1303では、ステップS1301で取得された情報に基づいて、取得部410は当該対象者の疾病に関連する薬剤更新情報を取得する。すなわち、取得部410は第一の治療指針に含まれる処置に関連する薬剤の情報であって、所定の期間内に更新された薬剤の情報を取得する。別の観点では、取得部410は、ステップS1302で取得された第一の治療指針に含まれる投薬において投与される薬剤と同じ適応症の薬剤更新情報のみを取得する。
ステップS1304では、ステップS1303で取得された薬剤更新情報に含まれる薬剤の数を判定する。薬剤数が0より大きければステップS1305に進み、薬剤数が0であればステップS615に進む。
ステップS1305では、ステップS1302で取得された既存の治療指針の数を判定する。既存治療指針数が0より大きければステップS606に進み、既存治療指針数が0であればステップS614に進む。
ステップS1302において、第一のDBに記憶された候補の中から何らかの治療指針が取得された場合には、ステップS1305において既存治療数は0より大きいと判定される。ステップS1305からステップS613までの処理を繰り返すことにより、ステップS1302で取得された全ての治療指針について新治療指針を生成可能か否かが判定される。ステップS613におけるデクリメントに伴って、ステップS1305において既存治療数が0と判定されると、ステップS614に進み、ステップS1304で判定された薬剤数をデクリメントする。ステップS1304からステップS614までの処理を繰り返すことにより、ステップS1303で取得された全ての薬剤について、ステップS1302で取得された治療指針を変更可能な薬剤であるか否かが判定される。ステップS614におけるデクリメントによりステップS1304で薬剤数が0と判定されると、ステップS615に進む。ステップS615からステップS620における処理は図6に示した処理と同様であり、ステップS612で一時保存された新治療指針について、文献や症例の根拠を提示可能か否かが判定される。
ステップS1303において、ステップS1302で取得された第一の治療指針の対象とする疾患に関連する薬剤更新情報が取得されなかった場合、ステップS1304において薬剤数は0と判定される。そして、ステップS615に進み、新治療指針は0と判定され、処理を終了する。この場合、ステップS615において、提示部430はステップS1302で取得された第一の治療指針と、第一の治療指針が当該対象者に対して推奨される根拠を提示するようにしてもよい。
判定部421は、ステップS607、ステップS610、ステップS617の処理において、ステップS1301で取得される、治療の対象者の診療情報を用いて判定を行ってもよい。たとえば、判定部421は当該対象者のゲノムの情報に基づいて、代謝酵素の多型に基づいた判定を行う。ステップS607やステップS610において判定部421は、代謝酵素の多型に基づいて、ステップS1303で取得される薬剤や、ステップS1302で取得される第一の治療指針に含まれるその他の処置における薬剤の代謝を推定し、禁忌判定を行う。また、ステップS617において当該対象者と同じ多型の患者についての文献や症例を抽出し、ステップS530において提示させるようにする。これに基づいて、提示部430は血中濃度をモニタリングするようにユーザに対して注意喚起するための画面を表示部309に表示させてもよい。
図14は、第二の実施形態において、提示部430により表示部309に出力され、ユーザに提示される画面の一例である。領域1400には患者情報が表示される。患者情報には、たとえば氏名や、当該患者を一意に識別するための患者IDや年齢や性別といった情報が含まれる。検査1401は、当該患者が受けた検査の情報が表示される。たとえば検査名が表示されている領域に対して、入力部304を介して操作入力が行われると、情報処理装置212は当該検査の情報を参照するためのアプリケーションを起動し、ユーザに提示する。入力部304の一例であるマウスにより「胸部CT」と表示された領域がクリックされると、情報処理装置212は当該患者の胸部CT画像を参照するためのビューアを起動し、表示部309に当該胸部CT画像を表示出力する。診断情報1402には、当該患者に対する診断、治療に際して得られた情報が表示される。情報処理装置212は、電子カルテサーバ201に記憶されている当該患者の電子カルテの情報から、診断情報を取得し、提示する。診断名1403は、検査により得られた情報や、診断により得られた情報から導かれる診断名である。情報処理装置212は、診断名を当該患者の電子カルテの情報から取得してもよいし、たとえば診断情報から推論して取得してもよいし、ユーザの操作入力により取得してもよい。
領域1410には、第一の治療指針の情報が表示される。第一の治療指針は、診断名1403に基づいて図12のステップS1200に示す処理により取得される。根拠1411は、領域1410に表示されている「治療指針1」が当該患者に対して推奨される根拠の情報である。提示部430は根拠の情報として、たとえば文献の書誌情報と信頼度とを表示部309に表示させる。信頼度の取得と表現に関しては、第一の実施形態において説明したのと同様である。たとえばユーザは書誌情報が表示されている領域に対して操作入力を行うことで、当該根拠の詳細な情報を参照できる。
領域1420には、第二の治療指針の情報が表示される。第二の治療指針は、図12のステップS1210からステップS530に示す処理により取得される。第二の治療指針の推奨度1421は、たとえば第一の治療指針の根拠1411と第二の治療指針の根拠1422及び根拠1423に基づいて取得される。推奨度の取得と表現に関しては、第一の実施形態において説明したのと同様である。根拠1422は、第一の治療指針を第二の治療指針に変更可能であることを示す文献の情報である。根拠1423は、第一の治療指針を第二の治療指針に変更可能であることを示す症例の情報である。根拠1422と根拠1423は、それぞれ信頼度とともに表示される。根拠1422のように、根拠が複数提示可能である場合に、より信頼度の高い根拠を、その他の根拠と区別して表示させてもよい。領域1424は、提示された第二の治療指針を記憶部400に追加して記憶させるか否かの指示を入力するためのチェックボックスである。領域1424への操作入力に基づいて、選択部440は領域1420に表示されている第二の治療指針を、次回以降ユーザに提示するための候補として、記憶部400に追加する。
なお、第一の治療指針と第二の治療指針を必ずしも同時に提示しなくてもよい。たとえば、第二の治療指針が提示可能である場合に、第二の治療指針のみを提示し、ユーザが第二の治療指針を承認しない場合に第一の治療指針を提示するようにしてもよい。あるいは、第一の治療指針のみを提示し、第二の治療指針も提示可能であることをユーザに報知し、ユーザが第二の治療指針を参照するための操作入力を行った場合に第二の治療指針を提示するようにしてもよい。
[第三の実施形態]
図15は第三の実施形態にかかる情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。図4に示すような機能構成に加えて、第三の実施形態にかかる情報処理装置は検索部1500を有する。第三の実施形態にかかる情報処理装置は、図2に示す診断支援サーバ212である。
検索部1500は、記憶部400や情報源214の各種のDBから情報を取得するための検索クエリを作成する。検索部1500は、取得部410や生成部420からの出力に基づいて、検索クエリを作成する。あるいは、ユーザの操作入力を解釈して、検索クエリを作成する。
第三の実施形態にかかる情報処理装置は、検索部1500により、質問応答システムの機能を提供してもよい。質問応答システムとは、問い合わせに対して答えを返すシステムである。たとえば、ユーザの「放射線治療と薬剤Xの投与を含む投薬を併用した治療指針は効果があるか?」という問い合わせに対して、検索部1500は問い合わせを解釈し、このような情報を記載した文献や症例を検索するための検索クエリを作成する。検索部1500は、当該検索クエリに基づいた検索結果を取得部410、生成部420、提示部430に適宜出力する。判定部421は検索部1500からの出力に基づいて判定を行ってもよい。
[変形例]
第一の実施形態乃至第三の実施形態においては、ユーザの操作入力に基づいて、生成された第二の治療指針をユーザに提示するための候補として追加するか否かを選択していた。本発明にかかる情報処理装置によって生成される第二の治療指針の精度を、ユーザである医師が信頼する場合には、第二の治療指針を自動的に当該候補として追加するようにしてもよい。これにより、ユーザである医師は、更新された知見に基づいて新しい治療指針を作成する手間を、より低減することができる。この場合、提示部430は自動的に生成された新しい治療指針を、当該治療指針が特定の疾病に対して有効であることの根拠と、ユーザの承認を得ていないこと示す情報とともに提示する。当該治療指針が特定の疾病に対して有効であることの根拠は、図7に示す処理により抽出される文献や症例である。記憶部400は、ユーザにより承認された治療指針は、承認を得ていない治療指針よりも推奨度を高く設定して記憶することとする。自動的に生成され、ユーザの承認を得ていない治療指針は、提示され、ユーザにより承認されることにより、推奨度が向上する。
第一の実施形態乃至第三の実施形態において、生成部420は所定の期間毎に第二の治療指針を生成し、ユーザに提示するための候補とは区別して記憶しておいてもよい。たとえば、生成された第二の治療指針であって、ユーザが当該候補に追加していない治療指針を「承認待ち治療指針」として記憶する。提示部430は、たとえばユーザが情報処理装置212の機能の利用を開始した際に承認待ち治療指針を提示することにより、生成された第二の治療指針を提示することとしてもよい。
第一の実施形態乃至第三の実施形態において、記憶部400は第一のDBや第二のDBに記憶されている治療指針や根拠の情報に対して重み付けを行ってもよい。重み付けは、前述したような信用度の情報に加えて、たとえばユーザにより採用された頻度に基づいて行う。これにより、情報処理装置212は、陳腐化してあまり用いられなくなった治療指針よりも、新しく得られた知見に基づいて取得された治療指針を優先してユーザに提示することができる。
第一の実施形態乃至第三の実施形態において、提示部430はユーザの設定に応じて提示する治療指針を選択してもよい。たとえば、第一の治療指針に含まれる投薬を変更した治療指針を複数提示可能であった場合には、薬価の合計が最も低い治療指針のみを第二の治療指針として提示させるように設定することができる。同様にして、後発医薬品を利用した治療指針を優先的に提示させたり、国の定める医療保険制度や患者個人が加入する保険制度の内容に応じた治療指針を提示させたりするように設定することができる。
第一の実施形態乃至第三の実施形態においては、図7に示すステップS705、ステップS712で新治療指針に含まれる用語を全て含む文献や症例を抽出したが、本発明はこれに限らない。第一の実施形態を変更可能であることの根拠として抽出する際に、たとえば1文内に全ての用語が現れることを条件としてもよい。あるいは、所定の数の近接する文の中に全ての用語が現れることを条件としてもよい。また、図11に示す論文の例では、「腫瘍サイズが縮小」といった治療の効果に関する記載が含まれる。このような、治療効果の有無や程度を表す用語をさらに含むことを条件としてもよい。その際、ステップS713、ステップS715のカウント数において、治療効果の用語の有無を考慮してもよい。たとえば、ステップS713において、判定部421は治療効果の用語の有無に関わらず抽出された症例を全てカウントする。ステップS715においては、カウント数が0以上であり、かつ「有効症例数>(予め定めた定数)×有効ではない症例数」の条件を満たす際にステップS706に進み、第二の治療指針を生成することとする。これにより、治療効果を加味してより信頼度の高い根拠を抽出することができる。
第一の実施形態乃至第三の実施形態においては、第一の治療指針に含まれる投薬を変更して第二の治療指針を生成する場合について説明したが、本発明はこれに限らない。本発明は投薬を含まない治療指針についても適用することができる。たとえば、ある腫瘍に対する治療指針として「放射線治療」の処置が第一の治療指針として推奨される場合に、所定の期間内に得られた情報と、根拠に基づいて「放射線治療に、切除手術を併用する」といった処置を第二の治療指針として生成することができる。別の例では、第一の治療指針に含まれる手術について、ある術式から別の術式に変更することにより、第二の治療指針を生成することができる。すなわち、生成部420は第一の治療指針に含まれる処置の一部を変更して第二の治療指針を生成する。第一の実施形態乃至第三の実施形態において説明したのと同様にして、情報処理装置212は当該変更の根拠となる情報を抽出することができる。
第一の実施形態乃至第三の実施形態においては、第一の治療指針を変更することにより第二の治療指針を生成したが、所定の期間内に更新された情報に基づいて新しい治療指針を生成することとしてもよい。たとえば、ユーザは予め治療指針のひな形を設定しておくことができる。治療指針のひな形として薬剤と用量と用法を設定しておいた場合には、薬剤更新情報に基づいて、たとえば新薬の薬剤名、用量、用法の情報を取得し、生成部420は新しい治療指針を生成する。その際に、判定部421は禁忌の確認と、新しい治療指針が特定の疾病に対して有効であることを示す根拠を抽出し、ユーザに提示する。これにより、既存の治療指針との関連性が薄い新しい治療指針であっても、生成してユーザに提示することができる。
第一の実施形態乃至第三の実施形態においては、第二の治療指針を生成して記憶部400に追加するための処理について説明したが、本発明はこれに限らない。取得部410により取得された薬剤更新情報に基づいて、ユーザに提示するための治療指針の候補として記憶されている治療指針を削除してもよい。たとえば、薬剤更新情報に製造中止の薬剤の情報が含まれていた場合には、記憶部400は当該薬剤の投与を含む治療指針を当該候補から削除する。別の例では、薬剤更新情報にある薬剤の新しく報告された禁忌の相互作用の情報が含まれていた場合には、記憶部400は当該薬剤の投与を含む治療指針を当該候補から削除する。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
上述の各実施形態における情報処理装置は、単体の装置として実現してもよいし、複数の装置を互いに通信可能に組合せて上述の処理を実行する形態としてもよく、いずれも本発明の実施形態に含まれる。共通のサーバ装置あるいはサーバ群で、上述の処理を実行することとしてもよい。情報処理装置および情報処理システムを構成する複数の装置は所定の通信レートで通信可能であればよく、また同一の施設内あるいは同一の国に存在することを要しない。
本発明の実施形態には、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムのコードを読みだして実行するという形態を含む。
したがって、実施形態に係る処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の実施形態の一つである。また、コンピュータが読みだしたプログラムに含まれる指示に基づき、コンピュータで稼働しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
上述の実施形態を適宜組み合わせた形態も、本発明の実施形態に含まれる。

Claims (25)

  1. 診断支援システムにより提示されるための治療指針の候補であって、予め記憶部に記憶されている候補に対して、治療指針を追加するための情報処理装置であって、
    前記記憶部に前記候補として記憶されている第一の治療指針について、前記第一の治療指針に含まれる処置を変更した第二の治療指針を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された第二の治療指針を提示する提示手段と、
    前記提示手段により提示された第二の治療指針を、前記記憶部に前記候補の一つとして追加するか否かを操作入力に応じて選択する選択手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記生成手段は、前記第一の治療指針に含まれる処置を変更可能であるか否かを判定する判定手段をさらに有し、
    前記提示手段は、前記第一の治療指針に含まれる、前記判定手段により変更可能であると判定された処置を変更した第二の治療指針を提示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記生成手段は、前記第一の治療指針に含まれる投薬の処置を変更した第二の治療指針を生成するように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記第一の治療指針に含まれる投薬を変更しても、前記第一の治療指針に含まれる前記投薬以外の処置との間で禁忌となる相互作用を生じない場合に、前記第一の治療指針に含まれる投薬を変更可能であると判定するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記判定手段は、前記第一の治療指針に含まれる投薬を変更可能であることを示す根拠を提示可能である場合に、前記第一の治療指針に含まれる投薬を変更可能であると判定するように構成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記生成手段は、前記第一の治療指針に含まれる投薬において投与される薬剤の種類又は用量又は用法の少なくともいずれかを変更することにより第二の治療指針を生成するように構成されていることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記生成手段は、前記第一の治療指針に含まれる投薬において投与される薬剤を、適応症を同じくする新薬又は後発薬の少なくともいずれかに変更することにより第二の治療指針を生成するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記提示手段は、前記生成手段により生成された第二の治療指針を、前記第一の治療指針に含まれる投薬を変更可能であることを示す根拠とともに提示するように構成されていることを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記提示手段は、前記第二の治療指針の推奨度を提示するように構成されていることを特徴とする請求項3乃至請求項8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記提示手段は、前記生成手段により生成された第二の治療指針を、前記第一の治療指針に含まれる投薬が変更可能であることを示す根拠と、前記根拠の信頼度とともに提示するように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記提示手段は、前記第一の治療指針に含まれる投薬が変更可能であることを示す根拠の信頼度に基づいて、前記第二の治療指針の推奨度を提示するように構成されていることを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記提示手段は、治療の対象者に対して前記第一の治療指針が推奨されることを示す根拠の信頼度と、前記第一の治療指針に含まれる投薬が変更可能であることを示す根拠の信頼度とに基づいて、前記第二の治療指針の推奨度を提示するように構成されていることを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 対象者の診療に関する情報に基づいて、前記対象者の疾病に対する治療指針を前記記憶部から取得する取得手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  14. 前記提示手段は、提示する治療指針のそれぞれについて、前記取得手段により取得される頻度に応じた重み付けに基づいて推奨度を提示するように構成されていることを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記提示手段は、前記第一の治療指針を、前記対象者に対して前記第一の治療指針が推奨されることを示す根拠とともに提示するように構成されていることを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記取得手段は、前記対象者の疾病に対する第一の治療指針と、前記対象者の疾病に関連する薬剤の情報を取得するように構成され、
    前記生成手段は、前記取得手段により取得された前記対象者の疾病に関連する薬剤の情報に基づいて前記第一の治療指針の投薬の処置を変更した第二の治療指針を生成するように構成されていることを特徴とする請求項13乃至請求項15のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  17. 対象者の診療に関する情報に基づいて、前記対象者の疾病を推論する推論手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  18. 前記提示手段は、モニタに表示させることによりユーザに提示するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  19. 予め記憶部に記憶された少なくとも一つの治療指針を、それぞれの治療指針の推奨度とともに診断支援システムにより提示させるための情報処理装置であって、
    対象者の疾病に対する治療指針であって、含まれる処置がそれぞれ異なる複数の治療指針を前記記憶部から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された複数の治療指針の中から、操作入力に応じて一つの治療指針を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された治療指針の推奨度を上げるように前記記憶部に記憶された前記候補の情報を更新する更新手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  20. 診断支援システムにより提示されるための治療指針の候補であって、予め記憶部に記憶されている候補の中から、第一の治療指針を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得された第一の治療指針について、前記第一の治療指針に含まれる投薬を変更した第二の治療指針を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップにおいて生成された第二の治療指針を提示する提示ステップと、
    前記提示ステップにおいて提示された第二の治療指針を、前記記憶部に前記候補の一つとして記憶させるか否かを操作入力に応じて選択する選択ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  21. 診断支援システムにより推奨度とともに提示されるための治療指針であって、予め記憶部に記憶されている治療指針の中から、含まれる処置がそれぞれ異なる複数の治療指針を前記記憶部から取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得された複数の治療指針の中から、操作入力に応じて一つの治療指針を選択する選択ステップと、
    前記選択において選択された治療指針の推奨度を上げるように前記記憶部に記憶された前記候補の情報を更新する更新ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  22. ユーザに提示するための治療指針の候補を記憶する記憶手段と、
    対象者の疾病に対する第一の治療指針を前記記憶手段により記憶されている前記候補の中から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された第一の治療指針について、前記第一の治療指針に含まれる処置を変更した第二の治療指針を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された第二の治療指針を提示する提示手段と、
    前記提示手段により提示された第二の治療指針を、前記記憶手段に前記候補の一つとして記憶させるか否かを操作入力に応じて選択する選択手段と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  23. 前記記憶手段は、疾病を治療するための治療指針を記憶する第一のデータベースと、対象者の診療に関する情報に基づいて、前記対象者の疾病に対する治療指針を選択するための根拠となる情報を記憶する第二のデータベースと、を有し、
    前記取得手段は、前記第二のデータベースに記憶された根拠の情報に基づいて前記第一のデータベースから前記対象者の疾病に対する第一の治療指針を取得し、
    前記提示手段は、前記取得手段により取得された治療指針と、前記第二のデータベースに記憶される該治療指針の選択の根拠となる情報とを提示し、さらに、
    前記第一のデータベースに予め記憶された第一の治療指針に含まれる処置を変更可能であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記第一の治療指針に含まれる投薬を変更可能であると判定された場合に、該投薬を変更して得られる第二の治療指針を操作入力に応じて前記第一のデータベースに追加する追加手段と、を有することを特徴とする請求項22に記載の情報処理システム。
  24. 治療指針をそれぞれの治療指針の推奨度とともに記憶する記憶手段と、
    対象者の疾病に対する治療指針であって、含まれる投薬がそれぞれ異なる複数の治療指針を前記記憶手段から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された複数の治療指針の中から、操作入力に応じて一つの治療指針を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された治療指針の推奨度を上げるように前記記憶手段に記憶された前記候補の情報を更新する更新手段と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  25. 請求項20又は請求項21に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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