JP2017102362A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子カメラにおいて大型化を防止しつつ撮像素子の温度上昇を抑えることを可能にした放熱構造を提供すること。【解決手段】羽根(173)とファンカバー(171)から構成されるファン(17)と、三脚固定用のネジ部(211)を有するボトムベースプレート(21)を有する撮像装置において、前記羽根(173)は前記ネジ部(211)の周囲を回転するように配置され、前記ファンカバー(171)は前記ボトムベースプレート(21)へ固定するための固定部材(16)を除いて、前記ファンカバー(171)の下端部の全周で前記ボトムベースプレート(21)と隙間(18)が設けられていることを特徴とする。【選択図】図4
Description
本発明は、被写体像を撮像素子で撮像する電子カメラに関する。
従来、CCD、CMOS等の撮像素子を備える電子カメラは、撮影レンズの透過光束を撮像素子で受光し、その光電変換出力に基づいて画像データを得て、その得た画像データを表示する液晶ディスプレイを備えている。また、撮像素子で得られた動画データはCPUに代表される各種電子回路素子で処理される。
近年、一眼レフレックス型デジタルカメラでは動画機能が備わっており、動画機能を作動させる際には前記液晶ディスプレイは点灯状態となる上に、前記電子回路素子では処理を行い続ける事により発熱量が増大する傾向にある。熱により前記撮像素子は暗電流が発生し、画像ノイズの原因となるだけではなく、電子カメラの外装部材全体若しくは局所的に温度が上昇し撮影者に違和感を抱かせる可能性があり、放熱対策が必要である。
放熱対策として、特許文献1によると、ファン及び空気循環路を電子カメラ内部に設け、放熱孔と放熱部材を電子カメラ底面に設け、空気を循環させる事で撮像素子の熱を底面へ運び、底面から排熱する提案が開示されている。また、特許文献2によると、カメラの背面側に吸入口、インターフェース側に排出口をそれぞれ設ける事で、撮像素子と駆動用回路基板を冷却する提案が開示されている。
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、撮像素子、駆動用回路、カメラ底面を連通する循環路をカメラ内に設ける必要があり、小型化には限界がある。また、上述の特許文献2に開示された従来技術では、駆動用回路基板と背面外装の間に流路を配置するスペースを設ける必要があり、特許文献1同様に小型化には限界がある。
そこで、本発明の目的は、電子カメラにおいて、筐体を大型化させず、撮像素子に代表される各種電子回路素子による電子カメラの温度の上昇を抑える事を可能とする放熱構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、
ファンカバーとモーターと羽根と出口部から構成されるファンと、三脚固定用のネジ部を有するボトムベースプレートを備えた撮像装置において、前記羽根は前記ネジ部の周囲を回転するように配置され、前記ファンカバーは前記ボトムベースプレートへ固定するための固定部材を除いて、前記ファンカバーの下端部の全周で前記ボトムベースプレートと隙間が設けられていることを特徴とする。
ファンカバーとモーターと羽根と出口部から構成されるファンと、三脚固定用のネジ部を有するボトムベースプレートを備えた撮像装置において、前記羽根は前記ネジ部の周囲を回転するように配置され、前記ファンカバーは前記ボトムベースプレートへ固定するための固定部材を除いて、前記ファンカバーの下端部の全周で前記ボトムベースプレートと隙間が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る撮像装置によれば、ファンはファンカバー、モーター、羽根、出口部から構成され、ファンカバーはボトムベースプレートの上面に固定用の足を除き、全周で隙間が空くように配置され、羽根はボトムベースプレートの三脚ネジ部の周囲かつファンカバーの内側に配置され、出口部は被写体側に配置される。これにより、カメラの高さ方向の寸法が増す事を防ぎつつ、ボトムベースプレートに伝熱された発熱源の熱を被写体側に排出する事で、カメラの内部温度を低下させることができる。また、ファンカバーがボトムベースプレートの上面に全周で隙間なく配置される場合は、ボトムベースプレートのネジ部の天板に開口を設け、カメラ外部にまで連通する出口部を被写体側へ設けることで、カメラ内を閉空間とする事ができ、防塵防滴性能を保ちつつ、カメラの内部温度を低下させることができる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1、3、4(a)を参照して、本発明の第1の実施例の主な構成を説明する。
図1はカメラ1の外観図を示したもので、図1(a)は正面斜視図、図1(b)は正面図、図3は背面斜視図をそれぞれ示している。図4(a)は図1(b)中のa−a断面図である。
1はカメラ本体で、フロントカバー2、ストロボカバー3、トップカバー4、バックカバー5、ミラーボックス6及び不示図のフレームで構成される。カメラ本体1にはミラーボックス6に取り付けられたマウント7を介して不図示の撮影レンズが着脱可能である。
クイックリターンミラー8はハーフミラーになっており、クイックリターンミラー8の背面にはサブミラー81が配置され、ミラーボックス6の下部に配置された位相差検出ユニット25へ導光し、被写体像が合焦検出される。被写体観察時、撮影レンズから取り込まれた被写体光束は、クイックリターンミラー8により反射されて、ペンタプリズム10に入射し、その後接眼レンズ系11を介して撮影者観察像となる。ペンタプリズム10、接眼レンズ系11でファインダー光学系を形成している。また、レリーズスイッチ24を押下すると、クイックリターンミラー8とサブミラー81が跳ね上がる事で被写体光束は撮像素子12に結像される。
13は撮像回路基板で、撮像素子12とアナログ信号をデジタル信号に変換する不図示のAD変換素子が実装されている。14は撮像された画像の処理や、カメラの動作を司る不図示のCPUが実装されたメイン基板である。15は撮像素子12で撮像した画像を表示する液晶ディスプレイである。カメラの底面には三脚を固定するためのネジ部211を備えた、ボトムベースプレート21が配置されている。
ボトムベースプレート21は剛性の高いステンレス材料から成形されるが、熱伝導性の高いアルミニウム材料で形成してもよい。20は撮像素子から発生する熱をボトムベースプレート21へ伝熱する伝熱部材である。伝熱部材20はグラファイトシートまたは熱伝導性の高い金属板から形成される。17はファンユニットである。ファンユニット17とボトムベースプレート21の構成については後述する。
次に図4(b)、4(c)を用いて、ファンユニット17とボトムベースプレート21の構成に関して説明する。
図4(b)は図4(a)中の一点鎖線部Aで囲った部品の分解斜視図であり、図4(c)は図4(a)中の一点鎖線部Aの拡大図である。
カメラの高さ方向の寸法が増す事を防止するために、羽根173はボトムベースプレート21のネジ部211の周囲を回転するように配置される。モーター172はボトムベースプレート21のネジ部211とファンカバー171の間に設けられ、羽根173を駆動させる。羽根173、ファンカバー171は軽量化のために樹脂材料にて成形される事が好ましい。モーター172を羽根173とファンカバー171の間の空間に配置する事でモーター172の駆動音をファンカバー171により遮蔽する事ができる。
ファンカバー171はボトムベースプレート21に設けた不図示の穴へ、かしめて固定するための固定部材16を除いて、ファンカバー171の下端全周でボトムベースプレート21と隙間18が空くように固定される。これにより、ファンカバー171とボトムベースプレート21との隙間18から空気を吸入することで、撮像回路基板13の熱が熱伝導部材20によって伝熱されたボトムベースプレート21を冷却する事ができる。吸入した空気はファンカバー171の側面に設けられた出口部174から排出されるが、カメラの被写体側に排出される事で熱風がユーザーへ当たりやけどする事を防止できる。
次に図6を参照して、ファンユニット17とボトムベースプレート21との位置関係に関して説明をする。
ボトムベースプレート21の上面と羽根173下端部の距離181をボトムベースプレート21の上面とファンカバー171下端部の距離182よりも大きくする。これにより、ファンユニット17内に取り込んだ風を外部へ流出する事を防ぐ事ができる。
次に、図7を参照して、ファンユニット17の羽根173と、ボトムベースプレート21の円筒状のネジ部211との干渉を抑制する構成に関して説明をする。
羽根173はボトムベースプレート21のネジ部211の周囲を回転するように配置される。モーター172は羽根173を回転させるための軸176を備えており、軸176の先端はボトムベースプレート21のネジ部211の円筒の中心で支えられる。また、羽根173とボトムベースプレート21のネジ部211の側面との間にベアリング19を備える事でガタを防止できる。
以上、2つの構成から、撮影者がカメラを縦位置で撮影する際や、流し撮りのように撮影者がカメラへ急な加速度を与える場合でも、羽根173がネジ部211と干渉する事を抑制する事ができる。
図2、3、5(a)、5(b)、5(c)を参照して、本発明の第2の実施例の構成を説明する。
図2(a)は正面斜視図、図2(b)は正面図、図3は背面斜視図をそれぞれ示している。図5(a)は図2(b)中のa−a断面図であり、図5(b)は図5(a)中の破線で囲った部品の分解斜視図であり、図5(c)は図5(a)中の破線部Bの拡大図である。また、特記なき部分は実施例1と同等である。
本実施例では、ファン17はファンカバー171、モーター172、羽根173、出口部175から構成され、カメラの高さ方向の寸法が増す事を防止するために、羽根173はボトムベースプレート21のネジ部211の周囲を回転するように配置される。本実施例では、ファンカバー171はボトムベースプレートのネジ部211の天面を覆うようにボトムベースプレート21と密閉する。ボトムベースプレート21はネジ部211に開口212を有しており、開口212から空気を吸入しながらボトムベースプレート21を冷却する事ができる。そして、吸入した空気はファンカバー171の側面に設けられた出口部175、マウント7に設けた開口71を通り不図示のレンズ空間へ排出される。開口71をレンズ側へ設けずに直接外部へと排出させてもよい。その際、被写体側へ排出される事で熱風が撮影者へ当たる事を防止できる。以上の構成により、カメラ内部を閉空間とする事ができ、カメラの防塵防滴性能を保ちながらカメラの内部温度を低下させる事ができる。
図8を参照して、ファンユニット17の羽根173と、ボトムベースプレート21のネジ部211との干渉を抑制する構成に関して説明をする。
羽根173とボトムベースプレート21のネジ部211の側面との間にベアリング19を備える事でガタを防止できる。これにより、撮影者がカメラを縦位置で撮影する際や、流し撮りのように撮影者がカメラへ急な加速度を与える場合でも、羽根173がネジ部211と干渉する事を抑制する事ができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 カメラ本体、2 フロントカバー、3 ストロボカバー、5 バックカバー、
6 ミラーボックス、7 マウント、8 クイックリターンミラー、81 サブミラー、
10 ペンタプリズム、11 接眼レンズ系、12 撮像素子、13 撮像回路基板、
14 メイン基板、15 液晶ディスプレイ、16 ファンカバーの固定部材、
17 ファンユニット、171 ファンカバー、172 ファンモーター、
173 羽根、174 出口部、18 隙間、20 熱伝導部材、
21 ボトムベースプレート、211 ネジ部、212 開口、
25 位相差検出ユニット
6 ミラーボックス、7 マウント、8 クイックリターンミラー、81 サブミラー、
10 ペンタプリズム、11 接眼レンズ系、12 撮像素子、13 撮像回路基板、
14 メイン基板、15 液晶ディスプレイ、16 ファンカバーの固定部材、
17 ファンユニット、171 ファンカバー、172 ファンモーター、
173 羽根、174 出口部、18 隙間、20 熱伝導部材、
21 ボトムベースプレート、211 ネジ部、212 開口、
25 位相差検出ユニット
Claims (9)
- ファンカバー171とモーター172と羽根173と出口部174から構成されるファン17と、三脚固定用のネジ部211を有するボトムベースプレート21を備えた撮像装置において、
前記羽根173は前記ネジ部211の周囲を回転するように配置され、前記ファンカバー171は前記ボトムベースプレート21へ固定するための固定部材16を除いて、前記ファンカバー171の下端部の全周で前記ボトムベースプレート21と隙間が設けられていることを特徴とする撮像装置。 - ファンカバー171とモーター172と羽根173と出口部175から構成されるファン17と、三脚固定用のネジ部211に開口を有するボトムベースプレート21を備えた撮像装置において、
前記羽根173は前記ネジ部211の周囲を回転するように配置され、前記ファンカバー171の下端部の全周で前記ボトムベースプレート21との隙間がないことを特徴とする撮像装置。 - 前記撮像装置は前記ファンカバー171の側面に出口部174または出口部175を有し、前記出口部174または出口部175は被写体側に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
- 前記ファンカバー171は前記ボトムベースプレート21に固定されることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
- 前記モーター172は前記ボトムベースプレート21と前記ファンカバー171の間に配置されることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
- 前記ファン17は前記羽根173と前記ボトムベースプレート21のネジ部211の側面との間にベアリング19を備えることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 前記ボトムベースプレート21と前記羽根173の下端部の距離181は前記ボトムベースプレート21と前記ファンカバー171の下端部の距離182よりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
- 前記モーター172は羽根173を回転させるための軸176を備え、前記軸176はボトムベースプレート21のネジ部211に固定されることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
- 前記出口部175は撮像装置筐体の外部まで連通していることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015237054A JP2017102362A (ja) | 2015-12-04 | 2015-12-04 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015237054A JP2017102362A (ja) | 2015-12-04 | 2015-12-04 | 撮像装置 |
Publications (1)
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JP2017102362A true JP2017102362A (ja) | 2017-06-08 |
Family
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JP2015237054A Pending JP2017102362A (ja) | 2015-12-04 | 2015-12-04 | 撮像装置 |
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2015
- 2015-12-04 JP JP2015237054A patent/JP2017102362A/ja active Pending
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