JP2017100760A - 間欠充填装置及びその間欠充填装置を用いて生産される粒状ゼリー入りヨーグルト - Google Patents

間欠充填装置及びその間欠充填装置を用いて生産される粒状ゼリー入りヨーグルト Download PDF

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一彰 三宅
春雄 大谷
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春雄 大谷
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盛一 今野
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Abstract

【課題】充填量はシリンダ室の容量によって規定されるものであり、充填量の変更にはロータリ型充填弁の全体の変更を要すと考えられる。またサーボモータによる回転体の制御とピストンの軸の摺動によって高速充填には不向きであると考えられる。充填作業が長時間繰り返されることによって、ピストンの摺動が損なわれ、一定量の充填に支障をきたす。【解決手段】間欠充填装置1は、並列状搬送経路を有し充填用容器10を搬送する充填容器搬送コンベア9と、充填用容器に対応するオートバルブ2と、オートバルブの直下に付設されるロータリーバルブ7、更にロータリーバルブの直下に付設される充填ノズル8と、ロータリーバルブを回転させるモータ4から構成され、充填容器搬送コンベアに移送され充填用容器に先行充填されたヨーグルトベース上にゼリー液を高速間欠滴下することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、間欠充填装置とその間欠充填装置を用いて生産される粒状ゼリー入りヨーグルトに関し、詳しくは、カップ容器中のヨーグルトベースに果肉に似せた粒状ゼリーの小粒あるいは塊が分散するように充填する間欠充填装置と、その間欠充填装置を用いて生産されストローで吸引飲食可能となる粒状ゼリー入りヨーグルトに関するものである。
ヨーグルトは、牛乳等に乳酸菌を入れて発酵させた食品として古来から知られている。また、そのヨーグルトの種類を大別すると、牛乳等を発酵させカードを形成させたソフトヨーグルト、牛乳等をカップに充填した後、発酵させて固めたハードヨーグルト、発酵によってできたカードを砕き液状にしたドリンクタイプヨーグルト、牛乳等を発酵させたものを混ぜながらアイスクリームのように凍結させたフローズンヨーグルトに区分される。近年、更にヨーグルトに食の多様性を具備させたものとして、ヨーグルト中に果肉に似せたゼリーを添加したゼリー入りヨーグルトについての製造方法が種々検討されている。具体的には、ゼリーをゲル化させ適当な大きさにカットした後、ヨーグルトベースに添加する方法、または、タンク内のヨーグルトベースにヨーグルトベースと反応しゲル化する性質を有するゲル化剤を含んだゼリー液を添加し、ゲル化させた後に撹拌することによってゼリーをヨーグルトベース中で細かく剪断及び分散したものを充填する方法が知られている。しかしながら、ここで上記ゼリーをカットした後にヨーグルトベースに添加する方法は、予めゼリーをゲル化する工程及びカットする工程が必要となり設備が大掛かりとなると共に作業工程が増加しコストアップの要因となる。一方、タンク内でヨーグルトベースとゼリー液を反応させてゼリー入りヨーグルトを製造する方法では、ゼリー液とヨーグルトベースのカルシウム反応を用いたゲル化が一般的であり、上記両者の2液を混ぜるだけなのでゲル化が容易であり、通常の作業工程の一つである撹拌工程によって粒状または塊状ゼリーを形成できるため作業効率が改善できるメリットがあるが、タンクや配管内でのゼリーの分散性に課題が残る。更に加えて、流路に各所存在するポンプ及び配管の分岐部や急な曲がり部によって圧送中のゼリーが物理的に破壊されたり、バルブや充填ノズルでのゼリーの挟み込みや詰まりが生じるといった支障がある。続いて、当該支障に起因した液ダレ発生という問題もあった。前述のような従来技術に対して、ヨーグルトベースとゼリー液を充填前に混ぜ合わせる必要がなく、充填工程において充填容器にヨーグルトベースとゼリー液をそれぞれ充填し、ゲル化させ粒状ゼリーを形成する新規な方法が求められているが、生産現場における効果的な充填方法は未だ案出されていないと思料される。
そこで具体的に、粒状ゼリー入りヨーグルトの製造方法に触れると、従来の製造方法は、粒状ゼリーを事前調製した後に、ヨーグルトベースに添加するものであり、別途粒状ゼリーを蓄えるタンクや撹拌設備を要するものであったため、製造工程が煩雑であるという課題があることは既述の通りである。その後、当該課題を解決するものとして、特開2012−105566号に係る発明が案出されている。ここで、特開2012−105566号に係る発明は、発酵セルロースを含有し、粘度を10〜1000mPa・sに調整したヨーグルトベースに対して、カチオン反応性のゲル化剤含有液を添加することを第一の要旨とするものであり、また、第一の要旨におけるカチオン反応性のゲル化剤含有液の粘度を10〜3000mPa・sとすることができるとのものであった。更に、明細書によれば、「本発明では、発酵セルロースを含有し、粘度を10〜1000mPa・sに調整したヨーグルトベースに対して、カチオン反応性のゲル化剤含有溶液を添加することにより、荒れや離水が生じることもなく、粒状ゼリーが均一に分散したドリンクヨーグルトを製造することが可能となった。カチオン反応性ゲル化剤含有溶液の添加方法は滴下する方法、注ぎ入れる方法等、特に限定されない。例えば、ヨーグルトベースを撹拌しながらカチオン反応性ゲル化剤含有溶液を滴下した場合は、果実のさのうに類似した形状、いわゆる『さのう状』の粒状ゼリーを含有したドリンクヨーグルトを製造可能である。一方、ヨーグルトベースを撹拌することなく、ヨーグルトベースにカチオン反応性ゲル化剤含有溶液を滴下した場合は、『球状』の粒状ゼリーを含有したドリンクヨーグルトを製造可能である。」との記載がある。ここで、上記発明においては、煩雑な製造工程を簡素化して、ヨーグルトベースに対してカチオン反応性のゲル化剤含有溶液を添加することにより、荒れや離水が生じることもなく、粒状ゼリーが均一に分散したドリンクヨーグルトを製造することが可能であることが記載されているが、ヨーグルトベースに対するカチオン反応性ゲル化剤含有溶液の添加方法については、実験室レベルの試行と推定され、生産現場における適用手段についての記載はない。
次に、生産現場において粒状ゼリー入りヨーグルトの製造方法に適応可能と考えられる充填技術についての先行発明について調査したところ、特許第4937606号に係る発明が見受けられる。当該発明は、高粘度の液体や果肉等の固形物を混入した食品のような液体、又は半液状物を、容器に一定量ずつ充填するのに用いられるロータリ充填装置に関し、特にロータリ型充填装置に装着されるロータリ型充填弁に関するものであり、そのロータリ型充填弁の構成は、径方向の相互に対向する位置に入口と出口とを備えた断面円形のバルブチャンバを構成するケーシングと、このケーシングのバルブチャンバ内周に沿って回転可能に配置され、入口と出口に同時に連通可能なシリンダ室を構成する回転体と、この回転体をシリンダ室が入口と出口に連通するよう略180度ずつ回転させる回転手段と、シリンダ室に配置され、このシリンダ室内を軸方向に往復動自在なシャトル型のピストンとから成り、当該ピストンの両端面に凹部が形成されていることを要旨とするものである。また、当該ロータリ型充填弁の効果は、上記ピストンの両端面に凹部を形成することによって液だれを防止し、被充填物である容器の汚れやシール不良を防止でき、定量精度や衛生面を向上できるとの記載がある。更に、当該ロータリ型充填弁の動作について触れると、シリンダ室の一端が入口に連通した位置に回転体がある状態において、充填タンク内の充填液が自重、または加圧エアによってピストンがシリンダ室の出口側まで下がることにより、上記充填液がシリンダ室に流れ込む。次に、サーボモータの駆動によって回転体が略180度回転して、シリンダ室の一端が入口に連通した位置で回転体が停止すると、再度充填液の自重または加圧エアによってピストンが再び出口側まで下がり、その際、シリンダ室内に入った充填液が出口から押し出され、押し出された充填液が容器に充填され、この動作が繰り返されるとのものであった。
上記特許第4937606号に係るロータリ型充填弁に係る発明の構成、効果及び動作は前述の通りであるが、バルブチャンバに内包される回転体を制御するためのサーボモータを要すことにより設備が煩雑となる一方、高粘度の粒状ゼリーを混合したヨーグルトなどの充填作業が長時間繰り返されることによって、充填液の残液がシリンダ室内周壁に付着残留して、次第にシャトル型ピストンの摺動が損なわれ、一定量の充填に支障をきたすという課題があると考えられる。更に、容器内に充填される充填量はシリンダ室の容量によって規定されるものであり、充填量の変更にはロータリ型充填弁の全体の変更を要すといった課題も考えられる。また、サーボモータによる回転体の制御とシャトル型ピストンの軸方向の摺動によって充填容器に対する充填タイムサイクル規定がされるので、上記ロータリ型充填弁による充填方法は高速充填には不向きであると考えられる。
特許第4937606号公報
本発明は上記背景技術に記載の課題等に鑑み成されたものであり、リテーナーコンベア等に縦横複数列に載置されたカップ容器中のヨーグルトベースに果肉に似せた粒状ゼリーの小粒が分散するように充填する間欠充填装置と、その間欠充填装置を用いて生産されストローで吸引飲食可能となる粒状ゼリー入りヨーグルトの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため成されたものであり、リテーナーコンベア等に縦横複数列に載置されたカップ容器中のヨーグルトベースに果肉に似せた粒状ゼリーの小粒を分散させる手段として、ロータリーバルブに挿通され高速軸回転するローター本体によってロータリーバルブ内の流下したゼリー液の流下開閉を行うことにより、充填ノズルに対するゼリー液の高速間欠供給をすると共に、更に流下したゼリー液を充填ノズルに穿設された小孔から充填用容器に高速間欠滴下することによって上記目的が達成できるとの知見を得て、本件発明に至ったものである。
即ち、本発明に係る間欠充填装置は、縦横複数列に載置される充填用容器を搬送する充填容器搬送コンベアと、横列複数個の充填用容器に対応する横列複数のオートバルブと、当該オートバルブの直下に付設されるロータリーバルブと、当該ロータリーバルブの底面側に嵌めつけられる充填ノズルと、上記ロータリーバルブのローター本体を回転させるモータから構成される充填装置であり、上記ロータリーバルブは、底面側がラッパ状に開口していると共に当該ロータリーバルブの断面中央部で垂直・水平に直交する挿通孔が穿設されたロータリーバルブ筐体と、当該ロータリーバルブ筐体に穿設された水平方向の挿通孔を貫通すると共に上記モータの回転によって水平方向の挿通孔で軸回転するローター本体から成り、当該ローター本体には上記ロータリーバルブ筐体の垂直方向の挿通孔と当該ローター本体が回転摺接する位置に上記挿通孔と同径を有し当該ローター本体の軸方向に対して垂直に流入孔が穿設され、ローター本体の回転によってロータリーバルブ内のゼリー液の流下を間欠的に開閉する一方、ロータリーバルブの底面側に流下したゼリー液を上記充填ノズルに穿設された小孔から上記充填用容器上に滴下させることを第一の要旨とするものである。
更に、本発明に係る間欠充填装置を用いて生産される粒状ゼリー入りヨーグルトは、縦横複数列に載置される充填用容器を搬送する充填容器搬送コンベアと、横列複数個の充填用容器に対応する横列複数のオートバルブと、当該オートバルブの直下に付設されるロータリーバルブと、当該ロータリーバルブの底面側に嵌めつけられる充填ノズルと、上記ロータリーバルブのローター本体を回転させるモータから構成される充填装置であり、上記ロータリーバルブは、底面側がラッパ状に開口していると共に当該ロータリーバルブの断面中央部で垂直・水平に直交する挿通孔が穿設されたロータリーバルブ筐体と、当該ロータリーバルブ筐体に穿設された水平方向の挿通孔を貫通すると共に上記モータの回転によって水平方向の挿通孔で軸回転するローター本体から成り、当該ローター本体には上記ロータリーバルブ筐体の垂直方向の挿通孔と当該ローター本体が回転摺接する位置に上記挿通孔と同径を有し当該ローター本体の軸方向に対して垂直に流入孔が穿設され、ローター本体の回転によってロータリーバルブ内のゼリー液の流下を間欠的に開閉する一方、ロータリーバルブの底面側に流下したゼリー液を上記充填ノズルに穿設された小孔から上記充填用容器上に滴下させることによって生産されるものであることを第二の要旨とするものである。
また、本発明に係る間欠充填装置において、軸回転するローター本体を複数配置するロータリーバルブの数に分割すると共に分割されたローター本体の両端部を連接凹部と連接凸部に形成し、当該分割された相互のローター本体を長手方向に連接凸部と連接凹部を突合連接させてローター本体を構成しても良い。
更に、本発明に係る間欠充填装置を用いて生産される粒状ゼリー入りヨーグルトは、間欠装置において軸回転するローター本体を複数配置するロータリーバルブの数に分割すると共に分割されたローター本体の両端部を連接凹部と連接凸部に形成し、当該分割された相互のローター本体を長手方向に連接凸部と連接凹部を突合連接させてローター本体を構成した間欠充填装置によって生産されるものとすることができる。
本発明に係る間欠充填装置によれば、ロータリーバルブに挿通され高速軸回転するローター本体によってロータリーバルブ内の流下したゼリー液の流下開閉を行うことにより、充填ノズルに対するゼリー液の高速間欠供給をすることができ、更に流下したゼリー液を充填ノズルに穿設された小孔から充填用容器に高速間欠滴下とすることができるという効果がある。
更に、本発明に係る間欠充填装置を用いて生産される粒状ゼリー入りヨーグルトは、本発明に係る間欠充填装置によって生産されることによって、簡便な製造工程によって大量生産に対応できると共に均一に細粒状のゼリー入りヨーグルトを提供できるという効果がある。
以下図面に基づき本発明を詳述するものとする。先ず図1は、本発明に係る間欠充填装置の全体図である。図示のように、間欠充填装置1は、6列の並列状搬送経路を有し充填用容器10を搬送する充填容器搬送コンベア9と、上記充填用容器10に対応する6個のオートバルブ2と、当該オートバルブ2の直下に付設されるロータリーバルブ7、更に当該ロータリーバルブ7の直下に付設される充填ノズル8と、上記ロータリーバルブ7を回転させるモータ4から構成される。また、図中の符号3は、間欠充填装置1の洗浄時等に使用するドレーン側オートバルブ3、符号5は図示しないフィラータンクに貯留されているゼリー液を移送するミックス導入配管5、符号6はドレーン配管6である。なおこの際、充填容器搬送コンベア9は図1を基準として図面の奥側から図面手前側に移動する。
次に、図2は本発明に係るロータリーバルブ筐体の正面図、図3は同じくロータリーバルブ筐体の断面図である。図示のように、ロータリーバルブ7筐体の内部には断面中央部で垂直・水平に直交する挿通孔が穿設されている。更に、当該ロータリーバルブ7筐体の底面側はラッパ状に開口している。続いて、図4はパッキン断面図、図5はパッキンの底面図、図6は充填ノズルの断面図、図7は充填ノズルの平面図である。パッキン11は上記ロータリーバルブ7筐体の底面側に嵌めつけられ、更に続いて、充填ノズル8が嵌めつけられる構成となっている。なお、上記ロータリーバルブ7筐体の底面側に嵌めつけられたパッキン11・充填ノズル8は、公知の締着手段によって締着されており、上記間欠充填装置1の洗浄作業の際には締着を解き各部材の洗浄が行われる。また、図6及び図7に図示のように充填ノズル8の断面垂直方向には複数の小孔13が穿設されている。
続いて、図8は本発明に係るローター本体の正面図、図9は同じくローター本体の底面図、図10は同じくローター本体の左側面図、図11は同じくローター本体の右側面図である。図示のように、ローター本体15の中央部には前記ロータリーバルブ7筐体の断面中央部に穿設された垂直方向の挿通孔と合致する流入孔16が貫通穿設されている。また、ローター本体15の左端部は凸部形状の連接凸部17、右端部は凹部形状の連接凹部18となっており、後述するがモータ4の軸回転によって当該軸方向に直列する6個のローター本体15が相互の連接凸部17と連接凹部18が突合連接して軸回転するものである。
更に、図12はスペーサーの正面図、図13はスペーサーの断面図、図14はスペーサーの左側面図である。図示のスペーサー14は円筒状であり、上記ローター本体15に挿通し前記ロータリーバルブ7相互間のスペーサーである。
更にまた、図15は連接する2つのロータリーバルブにおいて、ロータリーバルブの垂直方向挿通孔に対してローター本体の流入孔が直交した状態の断面図。図16は連接する2つのロータリーバルブにおいて、ロータリーバルブの垂直方向挿通孔に対してローター本体の流入孔が垂直方向に合致した状態の断面図。続いて、図17は充填待機時のロータリーバルブの断面図。図18はオートバルブ開のロータリーバルブの断面図。図19はオートバルブ開且つロータリーバルブの垂直方向挿通孔に対してローター本体の流入孔が垂直方向に合致した際のロータリーバルブの断面図、図20はオートバルブ開且つロータリーバルブの垂直方向挿通孔に対してローター本体の流入孔が直交した際のロータリーバルブの断面図。ここで、図中の符号19はカラー19、符号20はパッキン20である。図15の状態において、モータ4は既に回転駆動しており、ローター本体15は相互の連接凸部17と連接凹部18が突合連接して軸回転している。ここで、本発明に係る間欠充填装置1の間欠充填動作について説明するものとする。図17に図示の状態では、充填容器搬送コンベア9の充填容器10が充填ノズル8の直下の手前に移送中である。次に図18の状態において上記充填容器10が充填ノズル8の直下に移送されるとオートバルブ2のディスク22が引き上げられ、ゼリー液12がロータリーバルブ7の垂直方向挿通孔に流下するが、この図18の状態ではロータリーバルブ7の垂直方向挿通孔に対してローター本体15の流入孔16が直交しており、上記ゼリー液24は流下が止められている。続いて、ローター本体15が軸方向に回転が進むにつれて、ロータリーバルブ7の垂直方向挿通孔に対してローター本体15の流入孔16との重なりが広がり図19の状態のようにローター本体15が軸方向に回転が進み45度回転したところで、ロータリーバルブ7の垂直方向挿通孔に対してローター本体15の流入孔16が垂直方向に合致する。更にローター本体15の回転が進むにつれて上記両孔の重なりは少なくなり、図20の状態となる。一方、ロータリーバルブ7に流下したゼリー液12は充填ノズル8の上面に至り、当該充填ノズル8に穿設された小孔13から移送される充填用容器10上に滴下ゼリー液21として滴下されることになる。なお、符号23はバルブシート23である。
ここで、上記充填用容器10には、カルシウム塩を含むヨーグルトベースが先行充填されており、当該カルシウム塩としては、乳由来のミルクカルシウムのみ及び必要に応じて乳酸カルシウム、塩化カルシウム等の水溶性のカルシウム塩を添加してもよい。一方、本発明に係る間欠充填装置1によって間欠充填されるゼリー液は果汁や果汁ピューレ、酸味料、香料を主体としていると共に上記カルシウム塩とカルシウム反応性を有するLMペクチンやアルギン酸ナトリウム等のゲル化剤が添加されている。
更に続いて、ゼリー液12が貯留されている図示しないフィラータンク上部にはエアー配管が付設されており、常時フィラータンクには0.005〜0.100MPaの圧力が加え得られている。また、モータ4の回転軸と連結されているローター本体15は毎分180〜600回転で、回転角度45度毎にゼリー液12の流下開閉を繰り返すことより、充填ノズル8へのゼリー液12の高速間欠供給が行われる。また、ゼリー液12の充填量はオートバルブ2の開閉時間によって調整できると共に各オートバルブ2毎に開閉時間を変えることも可能である。一方、モータ4の回転速度を変えることによってゼリー液12の1回あたりの滴下時間も変わる。更に、滴下ゼリー21の形状もモータ4の回転速度を高めると断面楕円状の長径が短くなり球状に近づき、反対にモータ4の回転速度を下げると断面楕円状の長径を長く形成できる。なお、本発明に係る間欠充填装置1によるゼリー液12の充填用容器10に対する滴下の回数は、ローター本体15による流下開閉の1回について1滴としている。
本発明に係る間欠充填装置によれば、ローター本体を軸回転させるモータに回転速度を変化させることにより、充填容器内のヨーグルトベースに滴下する滴下ゼリー液の形状を近似球状や断面長楕円と変化を加えることができると共に、充填ノズルに穿設する小孔の形状を円形とする以外に四角形、三角形等とすることによって、種々に変化に富んだゼリー形状を含むヨーグルトを高速に製造することができる。
本発明に係る間欠充填装置の全体図。 本発明に係るロータリーバルブ筐体の正面図。 本発明に係るロータリーバルブ筐体の断面図。 パッキン断面図。 パッキンの底面図。 本発明に係る充填ノズルの断面図。 本発明に係る充填ノズルの平面図。 本発明に係るローター本体の正面図。 本発明に係るローター本体の底面図。 本発明に係るローター本体の左側面図。 本発明に係るローター本体の右側面図。 スペーサーの正面図。 スペーサーの断面図。 スペーサーの左側面図。 連接する2つのロータリーバルブにおいて、ロータリーバルブの垂直方向挿通孔に対してローター本体の流入孔が直交した状態の断面図。 連接する2つのロータリーバルブにおいて、ロータリーバルブの垂直方向挿通孔に対してローター本体の流入孔が垂直方向に合致した状態の断面図。 充填待機時のロータリーバルブの断面図。 オートバルブ開のロータリーバルブの断面図。 オートバルブ開且つロータリーバルブの垂直方向挿通孔に対してローター本体の流入孔が垂直方向に合致した際のロータリーバルブの断面図。 オートバルブ開且つロータリーバルブの垂直方向挿通孔に対してローター本体の流入孔が直交した際のロータリーバルブの断面図。
1 間欠充填装置
2 オートバルブ
3 ドレーン側オートバルブ

4 モータ
5 ミックス導入配管
6 ドレーン配管
7 ロータリーバルブ
8 充填ノズル
9 充填容器搬送コンベア
10 充填用容器
11、20 パッキン
12 ゼリー液
13 小孔
14 スペーサー
15 ローター本体
16 流入孔
17 連接凸部
18 連接凹部
19 カラー
21 滴下ゼリー液
22 ディスク
23 バルブシート

Claims (4)

  1. 縦横複数列に載置される充填用容器を搬送する充填容器搬送コンベアと、横列複数個の充填用容器に対応する横列複数のオートバルブと、当該オートバルブの直下に付設されるロータリーバルブと、当該ロータリーバルブの底面側に嵌めつけられる充填ノズルと、上記ロータリーバルブのローター本体を回転させるモータから構成される充填装置であり、上記ロータリーバルブは、底面側がラッパ状に開口していると共に当該ロータリーバルブの断面中央部で垂直・水平に直交する挿通孔が穿設されたロータリーバルブ筐体と、当該ロータリーバルブ筐体に穿設された水平方向の挿通孔を貫通すると共に上記モータの回転によって水平方向の挿通孔で軸回転するローター本体から成り、当該ローター本体には上記ロータリーバルブ筐体の垂直方向の挿通孔と当該ローター本体が回転摺接する位置に上記挿通孔と同径を有し当該ローター本体の軸方向に対して垂直に流入孔が穿設され、ローター本体の回転によってロータリーバルブ内のゼリー液の流下を間欠的に開閉する一方、ロータリーバルブの底面側に流下したゼリー液を上記充填ノズルに穿設された小孔から上記充填用容器上に滴下させることを特徴とする、間欠充填装置。
  2. 軸回転するローター本体を複数配置するロータリーバルブの数に分割すると共に分割されたローター本体の両端部を連接凹部と連接凸部に形成し、当該分割された相互のローター本体を長手方向に連接凸部と連接凹部を突合連接させてローター本体を構成することを特徴とする、請求項1記載の間欠充填装置。
  3. 縦横複数列に載置される充填用容器を搬送する充填容器搬送コンベアと、横列複数個の充填用容器に対応する横列複数のオートバルブと、当該オートバルブの直下に付設されるロータリーバルブと、当該ロータリーバルブの底面側に嵌めつけられる充填ノズルと、上記ロータリーバルブのローター本体を回転させるモータから構成される充填装置であり、上記ロータリーバルブは、底面側がラッパ状に開口していると共に当該ロータリーバルブの断面中央部で垂直・水平に直交する挿通孔が穿設されたロータリーバルブ筐体と、当該ロータリーバルブ筐体に穿設された水平方向の挿通孔を貫通すると共に上記モータの回転によって水平方向の挿通孔で軸回転するローター本体から成り、当該ローター本体には上記ロータリーバルブ筐体の垂直方向の挿通孔と当該ローター本体が回転摺接する位置に上記挿通孔と同径を有し当該ローター本体の軸方向に対して垂直に流入孔が穿設され、ローター本体の回転によってロータリーバルブ内のゼリー液の流下を間欠的に開閉する一方、ロータリーバルブの底面側に流下したゼリー液を上記充填ノズルに穿設された小孔から上記充填用容器上に滴下させることによって生産されることを特徴とする、粒状ゼリー入りヨーグルト。
  4. 軸回転するローター本体を複数配置するロータリーバルブの数に分割すると共に分割されたローター本体の両端部を連接凹部と連接凸部に形成し、当該分割された相互のローター本体を長手方向に連接凸部と連接凹部を突合連接させてローター本体を構成することを特徴とする、請求項3記載の粒状ゼリー入りヨーグルト。
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CN111377386A (zh) * 2018-12-29 2020-07-07 内蒙古蒙牛乳业(集团)股份有限公司 灌注装置
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