JP2017100588A - 非空気入りタイヤおよび非空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

非空気入りタイヤおよび非空気入りタイヤの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】取り付け体と連結体とを精度良く組み付ける。
【解決手段】非空気入りタイヤ1は、車軸に取り付けられる取り付け体11と、取り付け体11をタイヤ径方向の外側から囲繞する外筒体と、外筒体と取り付け体11とを連結する連結体14と、を備え、取り付け体11および連結体14のうちの一方に、取り付け体11と連結体14とを連結する係止部20を設け、係止部20は、取り付け体11および連結体14のうちの他方に、分離不能に埋め込まれている。
【選択図】図2

Description

本発明は、使用に際し内部に加圧空気の充填が不要な非空気入りタイヤに関するものである。
内部に加圧空気が充填されて用いられる従来の空気入りタイヤでは、パンクの発生は構造上不可避的な問題となっている。
このような問題を解決するために近年では、例えば下記特許文献1に示されるような、車軸に取り付けられる取り付け体と、取り付け体をタイヤ径方向の外側から囲繞する外筒体と、外筒体と取り付け体とを連結する連結体と、を備える構成が知られている。
特開2013−86712号公報
しかしながら、前記従来の非空気入りタイヤでは、取り付け体と連結体とを精度良く組み付けることについて改善の余地がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、取り付け体と連結体とを精度良く組み付けることを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る非空気入りタイヤは、車軸に取り付けられる取り付け体と、前記取り付け体をタイヤ径方向の外側から囲繞する外筒体と、前記外筒体と前記取り付け体とを連結する連結体と、を備える非空気入りタイヤであって、前記取り付け体および前記連結体のうちの一方に、前記取り付け体と前記連結体とを連結する係止部を設け、前記係止部は、前記取り付け体および前記連結体のうちの他方に、分離不能に埋め込まれていることを特徴とする。
この発明によれば、係止部が、取り付け体および連結体のうち、当該係止部が設けられた一方とは異なる他方に、分離不能に埋め込まれている。したがって、取り付け体および連結体を強固に連結することが可能になり、取り付け体と連結体とを精度良く組み付けることができる。また、このように取り付け体と連結体とを精度良く組み付けることで、例えば、取り付け体と連結体との間に生じるがたつき等を抑えることが可能になり、耐久性(例えば耐摩耗性)を向上させることができる。
前記連結体は、前記取り付け体に外装される内筒体を備え、前記係止部は、前記取り付け体の外周面および前記内筒体の内周面のうちの一方からタイヤ径方向に他方側に向けて突出し、他方に埋め込まれていてもよい。
この場合、係止部が、取り付け体の外周面および内筒体の内周面のうちの一方からタイヤ径方向に突出し、他方に埋め込まれているので、取り付け体と連結体とをより精度良く組み付けることができる。
本発明に係る非空気入りタイヤの製造方法は、前記非空気入りタイヤを形成する非空気入りタイヤの製造方法であって、前記係止部をインサートした金型内に成形材料を射出して、前記係止部が埋設された前記取り付け体または前記連結体を射出成型することを特徴とする。
この発明によれば、係止部をインサートした金型内に成形材料を射出して、係止部が埋設された取り付け体または連結体を射出成型するので、前述の非空気入りタイヤを簡便に形成することができる。
本発明に係る非空気入りタイヤの製造方法は、前記非空気入りタイヤを形成する非空気入りタイヤの製造方法であって、前記取り付け体および前記連結体のうちの一方をインサートした金型内に成形材料を射出して、前記取り付け体および前記連結体のうちの他方を前記係止部と一体に射出成型することを特徴とする。
この発明によれば、取り付け体および連結体のうちの一方をインサートした金型内に成形材料を射出して、取り付け体および連結体のうちの他方を係止部と一体に射出成型するので、前述の非空気入りタイヤを簡便に形成することができる。
本発明によれば、取り付け体と連結体とを精度良く組み付けることができる。
本発明の第1実施形態に係る非空気入りタイヤの側面図である。 図1に示す非空気入りタイヤの要部の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る非空気入りタイヤの要部の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る非空気入りタイヤの要部の断面図である。 本発明の第4実施形態に係る非空気入りタイヤの要部の断面図である。 本発明の第5実施形態に係る非空気入りタイヤの要部の断面図である。 本発明の第6実施形態に係る非空気入りタイヤの要部の断面図である。 本発明の第7実施形態に係る非空気入りタイヤの要部の断面図である。 本発明の第8実施形態に係る非空気入りタイヤの要部の側面図である。 図9に示す非空気入りタイヤの製造方法を説明する図である。 本発明の第9実施形態に係る非空気入りタイヤの要部の断面図である。
(第1実施形態)
図1および図2に示すように、第1実施形態の非空気入りタイヤ1は、図示しない車軸に取り付けられる取り付け体11と、取り付け体11をタイヤ径方向の外側から囲繞する円筒状の外筒体13と、取り付け体11と外筒体13とを連結する連結体14と、外筒体13に外装された円筒状のトレッド部材16と、を備えている。
なお、本実施形態の非空気入りタイヤ1は、例えばJIS T 9208に規定されるハンドル形電動車いす等、低速度で走行する小型車両等に採用してもよい。非空気入りタイヤ1は、自転車、ベビーカー、自動二輪車に採用してもよい。また、非空気入りタイヤ1のサイズとしては、特に限定されるものではないが、例えば3.00−8等としてもよい。また、非空気入りタイヤ1を乗用車用に採用してもよい。この場合のサイズとしては、特に限定されるものではないが、例えば155/65R13等としてもよい。
上述した取り付け体11、外筒体13及びトレッド部材16は、それぞれ共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸を軸線Oといい、軸線Oに沿う方向をタイヤ幅方向H、軸線Oに直交する方向をタイヤ径方向、軸線O回りに周回する方向をタイヤ周方向という。なお、取り付け体11、外筒体13及びトレッド部材16それぞれにおけるタイヤ幅方向Hの中央部は、互いに一致している。
取り付け体11は、車軸の先端部が装着される装着筒部17と、装着筒部17をタイヤ径方向の外側から囲繞する外リング部18と、装着筒部17と外リング部18とを連結する複数のリブ19と、を備えている。
装着筒部17、外リング部18及びリブ19は、例えばアルミニウム合金等の金属材料で一体に形成されている。装着筒部17及び外リング部18は、それぞれ円筒状に形成され、軸線Oと同軸に配設されている。複数のリブ19は、例えばタイヤ周方向に同等の間隔をあけて配置されている。
連結体14は、内筒体12と、連結部材15と、を備えている。
内筒体12は、外リング部18に外嵌(外装)される円筒状に形成されている。
連結部材15は、取り付け体11と外筒体13との間にタイヤ周方向に沿って複数配設されるとともに、取り付け体11と外筒体13とを相対的に弾性変位自在に連結する。連結部材15は、表裏面がタイヤ周方向を向く弾性変形可能な板材とされている。
連結部材15の両端部は、取り付け体11および外筒体13に各別に連結され、連結部材15におけるタイヤ径方向の外側の端部である一端部(外端部15a)は、連結部材15におけるタイヤ径方向の内側の端部である他端部(内端部15b)よりもタイヤ周方向の一方側に位置する。連結部材15は、タイヤ径方向の外側から内側に向かうに従い漸次、タイヤ周方向の他方側に向けて延びている。
複数の連結部材15は、内筒体12と外筒体13との間において、軸線Oを基準に回転対称となる位置に各別に配置されている。全ての連結部材15は互いに同形同大とされ、連結部材15のタイヤ幅方向Hに沿った横幅は外筒体13のタイヤ幅方向Hに沿った横幅以下である。タイヤ周方向で隣り合う連結部材15同士は互いに非接触とされている。なお、これらの連結部材15同士は、タイヤ径方向に圧縮荷重が作用していない状態でも、タイヤが接地してタイヤ径方向に圧縮荷重が作用した状態でも、互いに非接触である。
上述した外筒体13と連結体14とは、例えば合成樹脂材料により一体に形成されている。合成樹脂材料としては、例えば1種だけの樹脂材料、2種類以上の樹脂材料を含む混合物、又は1種以上の樹脂材料と1種以上のエラストマーとを含む混合物であってもよく、さらに、例えば老化防止剤、可塑剤、充填剤、若しくは顔料等の添加物を含んでもよい。
以下、外筒体13および連結体14が一体に形成されたユニットをケース体31(中間成形体)という。
トレッド部材16は、円筒状に形成され、外筒体13の外周面側を全域に亘って一体に覆っている。トレッド部材16の内周面は、全域に亘って外筒体13の外周面に対して密接している。トレッド部材16は、例えば、天然ゴム又は/及びゴム組成物が加硫された加硫ゴム、或いは熱可塑性材料等で形成されている。
熱可塑性材料として、例えば熱可塑性エラストマー若しくは熱可塑性樹脂等が挙げられる。熱可塑性エラストマーとしては、例えばJIS K6418に規定されるアミド系熱可塑性エラストマー(TPA)、エステル系熱可塑性エラストマー(TPC)、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、スチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)、ウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)、熱可塑性ゴム架橋体(TPV)、若しくはその他の熱可塑性エラストマー(TPZ)等が挙げられる。
熱可塑性樹脂としては、例えばウレタン樹脂、オレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂、若しくはポリアミド樹脂等が挙げられる。なお、耐摩耗性の観点ではトレッド部材16を加硫ゴムで形成するのが好ましい。
そして本実施形態では、取り付け体11および連結体14のうちの一方において取り付け体11と連結体14とを連結する係止部20は、取り付け体11および連結体14のうちの他方に、分離不能に埋め込まれて係止されている。係止部20は、取り付け体11に設けられていて、連結体14に分離不能に埋設されている。係止部20は、外リング部18に着脱自在に固定され、取り付け体11と連結体14とを分離自在に連結している。
係止部20は、タイヤ周方向に間隔をあけて複数設けられている。係止部20は、タイヤ周方向に沿ってリブ19と対応する部分に配置されている。なお係止部20は、タイヤ周方向の全周にわたって連続して延びていてもよい。
図2に示すように、係止部20は、タイヤ幅方向Hおよびタイヤ径方向の両方向に沿う断面視において、L字状に形成されている。係止部20は、外部に露出する露出部21と、連結体14に埋設された埋設部22と、を備えている。
露出部21は、外リング部18にタイヤ幅方向Hの外側から対向する。露出部21は、表裏面がタイヤ幅方向Hを向く板状に形成されている。露出部21におけるタイヤ径方向の内側の端部は、外リング部18をタイヤ幅方向Hの外側から覆い、外リング部18にボルト23によって固定されている。ボルト23は、露出部21の挿通孔24にタイヤ幅方向Hの外側から挿通された後、外リング部18のねじ穴25に螺号される。露出部21におけるタイヤ径方向の外側の端部は、内筒体12をタイヤ幅方向Hの外側から覆う。
埋設部22は、露出部21からタイヤ幅方向Hの内側に向けて突出する。埋設部22は、露出部21におけるタイヤ径方向の外側の端部に配置され、内筒体12におけるタイヤ幅方向Hの端部に埋設されている。埋設部22の表面は、内筒体12に固着されている。
次に、前記非空気入りタイヤ1の製造方法の一例について説明する。
はじめに、ケース体31を形成する。ここでケース体31は、例えば射出成型により一体に形成することができる。射出成形としては、ケース体31の全体を同時に成形する一般的な方法であってもよいし、外筒体13および連結体14のうちの一部をインサート品として残りを射出成形するインサート成形でもよいし、或いはいわゆる二色成形等であってもよい。なお、本実施形態では、少なくとも内筒体12はインサート品としない。また、射出成形する際、内筒体12、外筒体13、及び連結部材15を互いに異なる材質で形成してもよいし、同一の材質で形成してもよい。この材質としては、例えば金属材料や樹脂材料等が挙げられるが、軽量化の観点から樹脂材料、特に熱可塑性樹脂が好ましい。
ケース体31の成形に際し、係止部20をインサートした図示しない金型内に成形材料を射出して、内筒体12に係止部20が埋設された連結体14(ケース体31)を形成する。その後、内筒体12を取り付け体11に外装させ、ボルト23によって外リング部18と係止部20とを固定する。また、トレッド部材16を外筒体13に装着させる。
以上により、非空気入りタイヤ1を簡便に形成することができる。
なお、係止部20をインサート成形するのに代えて、例えばケース体31と係止部20とを個別に形成した後、ケース体31に係止部20を分離不能に接着させる等してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る非空気入りタイヤ1によれば、係止部20が、取り付け体11および連結体14のうち、当該係止部20が設けられた一方(本実施形態では取り付け体11)とは異なる他方(本実施形態では連結体14)に、分離不能に埋め込まれている。したがって、取り付け体11および連結体14を強固に連結することが可能になり、取り付け体11と連結体14とを精度良く組み付けることができる。また、このように取り付け体11と連結体14とを精度良く組み付けることで、例えば、取り付け体11と連結体14との間に生じるがたつき等を抑えることが可能になり、耐久性(例えば耐摩耗性)を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態の非空気入りタイヤ2を、図3を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の非空気入りタイヤ2では、係止部20が、タイヤ幅方向Hおよびタイヤ径方向の両方向に沿う断面視において、タイヤ幅方向Hに直線状に延びている。係止部20は、表裏面がタイヤ径方向を向く板状に形成されている。係止部20においてタイヤ径方向の内側を向く表面は、外リング部18の外周面に当接している。係止部20は、内筒体12を間に挟んでタイヤ幅方向Hに一対、設けられている。
係止部20のうち、タイヤ幅方向Hの外側の端部が、露出部21とされ、タイヤ幅方向Hの内側の端部が、埋設部22となっている。埋設部22は、内筒体12におけるタイヤ幅方向Hの外側の端部に埋設されている。ボルト23は、外リング部18の挿通孔24にタイヤ径方向の内側から差し込まれた後、露出部21のねじ穴25に螺号される。
以上説明したように、本実施形態に係る非空気入りタイヤ2によれば、前記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態の非空気入りタイヤ3を、図4を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の非空気入りタイヤ3では、係止部20が、ナット27によって形成されている。ナット27内のねじ穴25は、内筒体12の内周面および外周面それぞれからタイヤ径方向に向けて開口している。ボルト23は、外リング部18の挿通孔24にタイヤ径方向の内側から差し込まれた後、ナット27内のねじ穴25に螺号される。
以上説明したように、本実施形態に係る非空気入りタイヤ3によれば、前記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明に係る第4実施形態の非空気入りタイヤ4を、図5を参照して説明する。
なお、この第4実施形態においては、第3実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の非空気入りタイヤ4では、係止部20が、ボルト23によって形成されている。ボルト23は、頭部を有さない全ねじとされ、タイヤ径方向に延びている。ボルト23におけるタイヤ径方向の外側の端部は、内筒体12内に埋設され、ボルト23は、内筒体12からタイヤ径方向の内側に向けて突出している。ボルト23は、外リング部18の挿通孔24にタイヤ径方向の外側から差し込まれた後、外リング部18内に配置されたナット27内のねじ穴25に螺号される。なお、ボルト23を挿通孔24内に挿通させるときには、例えば、内筒体12を弾性変形させながら挿通させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る非空気入りタイヤ4によれば、前記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明に係る第5実施形態の非空気入りタイヤ5を、図6を参照して説明する。
なお、この第5実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の非空気入りタイヤ5では、取り付け体11が、リブ19と外リング部18とが連結される部分において分離自在とされ、リブ19と外リング部18とが別部材によって形成されている。また内筒体12の内周面が、外リング部18の外周面に分離不能に固着されている。
そして本実施形態では、係止部20が、取り付け体11の外周面(取り付け体11の外周面および内筒体12の内周面のうちの一方)からタイヤ径方向に外側(他方側)に向けて突出し、内筒体12の内周面(他方)に埋め込まれている。係止部20は、外リング部18と同一材料で一体に形成され、外リング部18からタイヤ径方向の外側に向けて突出している。係止部20は、タイヤ幅方向Hに間隔をあけて複数配置されるとともに、タイヤ周方向に間隔をあけて複数配置されている。係止部20は、内筒体12内に埋設されている。係止部20の外面は、内筒体12に固着されている。
次に、前記非空気入りタイヤ5の製造方法の一例について説明する。
はじめに、ケース体31(連結体14)を形成する。このとき、係止部20が一体に形成された取り付け体11をインサートした金型内に成形材料を射出して、連結体14を備えるケース体31を形成する。なお取り付け体11として、分割された外リング部18(取り付け体11の一部)を限定して金型内に配置してもよいし、取り付け体11の全体を金型内に配置してもよい。
その後、トレッド部材16を外筒体13に装着させることで、非空気入りタイヤ5を簡便に形成することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る非空気入りタイヤ5によれば、係止部20が、取り付け体11の外周面および内筒体12の内周面のうちの一方(本実施形態では取り付け体11の外周面)からタイヤ径方向に突出し、他方(本実施形態では内筒体12の内周面)に埋め込まれているので、取り付け体11と連結体14とをより精度良く組み付けることができる。
(第6実施形態)
次に、本発明に係る第6実施形態の非空気入りタイヤ6を、図7を参照して説明する。
なお、この第6実施形態においては、第5実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の非空気入りタイヤ6では、係止部20が、連結体14に設けられている。係止部20は、内筒体12の内周面(取り付け体11および内筒体12のうちの一方)からタイヤ径方向に内側(他方側)に向けて突出し、取り付け体11の外周面(他方)に埋め込まれている。係止部20は、内筒体12(連結体14)と同一材料で一体に形成され、内筒体12からタイヤ径方向の内側に向けて突出している。
係止部20は、タイヤ幅方向Hに間隔をあけて複数配置されるとともに、タイヤ周方向に間隔をあけて複数配置されている。係止部20は、外リング部18の外周面に形成された凹部28内に配置されている。係止部20の外面は、凹部28の内面に固着されており、係止部20は、外リング部18に埋設されている。凹部28は、タイヤ径方向の外側に向けて限定して開口していて、タイヤ幅方向Hには開口していない。
なお、前記ケース体31(連結体14)を形成するときには、例えば、取り付け体11(取り付け体11および連結体14のうちの一方)をインサートした金型内に成形材料を射出して、連結体14(取り付け体11および連結体14のうちの他方)を係止部20と一体に射出成型することができる。この場合、非空気入りタイヤ6を簡便に形成することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る非空気入りタイヤ6によれば、前記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(第7実施形態)
次に、本発明に係る第7実施形態の非空気入りタイヤ7を、図8を参照して説明する。
なお、この第7実施形態においては、第6実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の非空気入りタイヤ7では、係止部20が、外リング部18をタイヤ径方向に貫通している。係止部20は、外リング部18の貫通孔29内に配置されている。また連結体14は、外リング部18の内周面上に配置された内リング部14aと、内リング部14aと内筒体12とを連結する連結リング部14bと、を更に備えている。
内リング部14aおよび連結リング部14bはそれぞれ、外リング部18におけるタイヤ幅方向Hの両端部に各別に設けられている。内リング部14aは、外リング部18の内周面に密接しており、係止部20のタイヤ径方向の内側の端部が連結されている。連結リング部14bは、外リング部18においてタイヤ幅方向Hの外側を向く端面を、タイヤ幅方向Hの外側から覆っている。連結リング部14bは、外リング部18の端面に密接しており、内筒体12のタイヤ幅方向Hの端部と、内リング部14aのタイヤ幅方向Hの端部と、を連結している。
以上説明したように、本実施形態に係る非空気入りタイヤ7によれば、前記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(第8実施形態)
次に、本発明に係る第8実施形態の非空気入りタイヤ8を、図9および図10を参照して説明する。
なお、この第8実施形態においては、第6実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の非空気入りタイヤ8では、連結体14が内筒体12を備えておらず、連結部材15の内端部15bが、外リング部18に直接、連結されている。外リング部18の外周面には、タイヤ径方向の内側に向けて窪む係止溝30が設けられており、連結部材15の内端部15bは、係止溝30内に配置されている。
係止溝30は、タイヤ幅方向Hの外側に向けて開口している。係止溝30は、タイヤ径方向の外側に位置する狭幅部30aと、タイヤ径方向の内側に位置する広幅部30bと、を備えている。広幅部30bは、狭幅部30aよりもタイヤ周方向に大きい。本実施形態では、広幅部30bは、タイヤ幅方向Hから見た側面視において円形状に形成されている。
そして係止部20は、連結部材15の内端部15bに設けられている。係止部20は、広幅部30b内に配置され、係止部20の外面は、広幅部30bの内面に固着されている。係止部20は、連結部材15において係止部20よりもタイヤ径方向の外側に位置する部分に比べて、タイヤ周方向に大きい。係止部20は、係止溝30からタイヤ幅方向Hの外側に露出している。
なお、前記ケース体31(連結体14)を形成するときには、例えば、取り付け体11(取り付け体11および連結体14のうちの一方)をインサートした金型内に成形材料を射出して、連結体14(取り付け体11および連結体14のうちの他方)を係止部20と一体に射出成型することができる。このとき、図10に示すように、係止部20(係止溝30)を、射出成型機のゲート部分Gに対応させることが可能である。
以上説明したように、本実施形態に係る非空気入りタイヤ8によれば、前記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(第9実施形態)
次に、本発明に係る第9実施形態の非空気入りタイヤ9を、図11を参照して説明する。
なお、この第9実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態に係る非空気入りタイヤ9は、例えば自転車などの軽車両に好適に採用され、取り付け体11におけるリブ19(スポーク)が、ワイヤによって形成されている。外リング部18は、外リング部18の本体となる環状のリム18aと、リム18aをタイヤ径方向に貫通するニップル18bと、を備えている。ニップル18bにおけるタイヤ径方向の内側の端部は、リム18aからタイヤ径方向の内側に向けて突出しており、この端部には、リブ19のタイヤ径方向の外側の端部が着脱自在に装着されている。ニップル18bにおけるタイヤ径方向の外側の端部には、拡径部18cが設けられている。
そして本実施形態では、ニップル18bが係止部20となっている。ニップル18bにおけるタイヤ径方向の中央部は、内筒体12に埋設されていて、拡径部18cは、内筒体12の外周面に密接している。内筒体12は、拡径部18cとリム18aとの間にタイヤ径方向に挟持されている。
次に、前記非空気入りタイヤ9の製造方法の一例について説明する。
はじめに、ケース体31(連結体14)を形成する。このとき、ニップル18b(係止部20)をインサートした金型内に成形材料を射出して、連結体14を備えるケース体31を形成する。その後、ニップル18bにリブ19を装着させるとともに、トレッド部材16を外筒体13に装着させることで、非空気入りタイヤ9を簡便に形成することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る非空気入りタイヤ9によれば、前記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施の形態では、内筒体12、外筒体13、連結部材15を例えば射出成形により一体に形成したが、射出成形に限らず例えば鋳造等で一体に形成しても構わない。また、内筒体12、外筒体13、連結部材15を個別に形成した後、これらを互いに連結してもよい。また、取り付け体11を射出成型により形成することも可能である。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1、2、3、4、5、6、7、8、9 非空気入りタイヤ
11 取り付け体
12 内筒体
13 外筒体
14 連結体
20 係止部

Claims (4)

  1. 車軸に取り付けられる取り付け体と、
    前記取り付け体をタイヤ径方向の外側から囲繞する外筒体と、
    前記外筒体と前記取り付け体とを連結する連結体と、を備える非空気入りタイヤであって、
    前記取り付け体および前記連結体のうちの一方に、前記取り付け体と前記連結体とを連結する係止部を設け、前記係止部は、前記取り付け体および前記連結体のうちの他方に、分離不能に埋め込まれていることを特徴とする非空気入りタイヤ。
  2. 前記連結体は、前記取り付け体に外装される内筒体を備え、
    前記係止部は、前記取り付け体の外周面および前記内筒体の内周面のうちの一方からタイヤ径方向に他方側に向けて突出し、他方に埋め込まれていることを特徴とする請求項1記載の非空気入りタイヤ。
  3. 請求項1または2に記載の非空気入りタイヤを形成する非空気入りタイヤの製造方法であって、
    前記係止部をインサートした金型内に成形材料を射出して、前記係止部が埋設された前記取り付け体または前記連結体を射出成型することを特徴とする非空気入りタイヤの製造方法。
  4. 請求項1または2に記載の非空気入りタイヤを形成する非空気入りタイヤの製造方法であって、
    前記取り付け体および前記連結体のうちの一方をインサートした金型内に成形材料を射出して、前記取り付け体および前記連結体のうちの他方を前記係止部と一体に射出成型することを特徴とする非空気入りタイヤの製造方法。
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