JP2017100058A - ビーコン装置、浄水装置、浄水器情報通知システム及び浄水器情報通知方法 - Google Patents
ビーコン装置、浄水装置、浄水器情報通知システム及び浄水器情報通知方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】浄水器のフィルタ交換時期が来たことをユーザに効果的に知らせることが可能な浄水器情報通知システムを提供する。【解決手段】交換可能なフィルタと浄水を溜める容器とを有する浄水器に取り付けるビーコン装置に、容器内の浄水を含む総重量を計量する計量部を取り付けると共に、総重量が増加した場合に、総重量の変化にかかる浄水器情報とビーコン装置の識別情報を、受信端末に送信する。【選択図】図2
Description
本発明は、ビーコン信号を発信するビーコン装置、及びそのビーコン装置を備えた浄水装置、並びにビーコン装置とビーコン信号を受信する受信端末とで構成される浄水器情報通知システム及び浄水器情報通知方法に関する。
従来、家屋などに設置されている浄水器には、その浄水器において使用されるフィルタの交換が随時必要になる。例えば、家屋の給水部に設置されている浄水器は、浄水した水量が一定量に到達した時点、又は前回交換してから一定期間が経過した時点で、フィルタカートリッジを交換する必要がある。特に浄水器の場合は、フィルタカートリッジの交換は、通常の使用状態で6か月から1年程度で行うのが普通である。
従来からの先行技術として、例えば浄水器のフィルタカートリッジを販売する会社が、ユーザの登録情報に基づいて、フィルタカートリッジの交換時期を推定し、メールなどでユーザに交換時期を通知するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に開示された技術は、一定周期ごとに販売会社からメールで交換時期を通知するものであるが、このような場合には、例えば半年あるいは1年という具合に、フィルタカートリッジを交換する期間が一定になる場合に限られる。つまり、浄水器の利用時間の多少に限らず、決った時期にフィルタカートリッジの交換を行わなければならないという問題がある。
本発明は、このような状況に鑑みて成されたものであり、フィルタの交換後の経過時間が所定の期間を超えた場合の他に、原水から浄水を生成した累積浄水量が所定の量を超えた場合にも、フィルタの交換を促す通知をユーザに行うことを目的とする。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明に係るビーコン装置及びこれを用いた浄水装置は、交換可能なフィルタと浄水を溜める容器とを有する浄水器と、容器内の浄水を含む総重量を計量する計量部と、識別情報を記憶する記憶部と、総重量が増加した場合に、識別情報を含むビーコン信号を送信する送信部と、を備える。
本発明のビーコン装置及び浄水装置の好ましい形態としては、総重量が増加した場合に、その増加量を算出して、フィルタが交換されてからの浄水量である累積浄水量に加算する処理部をさらに備え、送信部は、累積浄水量が所定の第1閾値を超えた場合に、識別情報とフィルタを交換すべきことを示す交換フラグとを含むビーコン信号を送信する。また、更なる好ましい形態としては、送信部は、総重量が増加した場合に、識別情報と累積浄水量を示す浄水量情報とを含むビーコン信号を送信する。
また、本発明のビーコン装置及び浄水装置の好ましい形態としては、フィルタが交換されてからの経過時間を計時する計時部をさらに備え、送信部は、経過時間が所定の第2閾値を超えた場合に、識別情報と交換フラグとを含むビーコン信号を送信する。また、更なる好ましい形態としては、送信部は、総重量が増加した場合に、識別情報と経過時間を示す経過時間情報とを含むビーコン信号を送信する。
また、本発明の浄水器情報通知システムは、ビーコン信号を送信するビーコン装置と、ビーコン信号を受信する受信端末と、を備える。
ビーコン装置は上述したように、浄水器の容器内の浄水を含む総重量を計量する計量部と、識別情報を記憶する記憶部と、総重量が増加した場合に、識別情報を含むビーコン信号を送信する送信部と、を備える。
そして、受信端末は、ビーコン信号を受信する受信部と、受信部がビーコン信号を受信した場合に、浄水器の使用に関する情報を通知する通知部と、を備える。ここで、通知部は、通常、受信端末の表示部に相当するが、表示部以外に音声出力等を用いて通知する他の手段も考えられる。
ビーコン装置は上述したように、浄水器の容器内の浄水を含む総重量を計量する計量部と、識別情報を記憶する記憶部と、総重量が増加した場合に、識別情報を含むビーコン信号を送信する送信部と、を備える。
そして、受信端末は、ビーコン信号を受信する受信部と、受信部がビーコン信号を受信した場合に、浄水器の使用に関する情報を通知する通知部と、を備える。ここで、通知部は、通常、受信端末の表示部に相当するが、表示部以外に音声出力等を用いて通知する他の手段も考えられる。
本発明の浄水器情報通知方法は、以下のステップ(a)〜(d)を含む。
(a)ビーコン装置が、交換可能なフィルタと浄水を溜める容器とを有する浄水器の、容器内の浄水を含む総重量を計量するステップ、
(b)ビーコン装置が、総重量が増加した場合に、識別情報を含むビーコン信号を送信するステップ、
(c)受信端末が、ビーコン信号を受信するステップ、
(d)受信端末が、ビーコン信号を受信した場合に、浄水器の使用に関する情報を通知するステップ。
(a)ビーコン装置が、交換可能なフィルタと浄水を溜める容器とを有する浄水器の、容器内の浄水を含む総重量を計量するステップ、
(b)ビーコン装置が、総重量が増加した場合に、識別情報を含むビーコン信号を送信するステップ、
(c)受信端末が、ビーコン信号を受信するステップ、
(d)受信端末が、ビーコン信号を受信した場合に、浄水器の使用に関する情報を通知するステップ。
本発明によれば、フィルタの交換後の経過時間が所定の期間を超えた場合の他に、原水から浄水を生成した累積浄水量が所定の量を超えた場合にも、フィルタの交換を促す通知をユーザに行うことができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
<1.本発明の実施形態例>
以下、本発明の実施形態例(以下、簡単に「本例」という)について、図1〜図7を参照して説明する。
図1は、本発明のビーコン装置が取り付けられた円筒タンク型の浄水器とフィルタカートリッジの関係を示す外観図である。
図1に示すように、本例の浄水器1は、上側容器2aと下側容器2bからなる円筒タンク型の容器になっている。上側容器2aと下側容器2bは、それぞれ独立の容器になっており、上側容器2aを下側容器2bの上に載せた状態で使用される。上側容器2aの底部には下側容器2bに浄水を落とすための穴3が設けられており、この穴3の上にフィルタカートリッジ4が設置されている。図1では2個の穴3と2個のフィルタカートリッジ4を描いているが、言うまでもなく、この穴3とフィルタカートリッジ4の数は2個に限定されない。3個以上設けてもよいし、あるいは1つの穴3と1つのフィルタカートリッジ4を設けるようにしてもよい。
以下、本発明の実施形態例(以下、簡単に「本例」という)について、図1〜図7を参照して説明する。
図1は、本発明のビーコン装置が取り付けられた円筒タンク型の浄水器とフィルタカートリッジの関係を示す外観図である。
図1に示すように、本例の浄水器1は、上側容器2aと下側容器2bからなる円筒タンク型の容器になっている。上側容器2aと下側容器2bは、それぞれ独立の容器になっており、上側容器2aを下側容器2bの上に載せた状態で使用される。上側容器2aの底部には下側容器2bに浄水を落とすための穴3が設けられており、この穴3の上にフィルタカートリッジ4が設置されている。図1では2個の穴3と2個のフィルタカートリッジ4を描いているが、言うまでもなく、この穴3とフィルタカートリッジ4の数は2個に限定されない。3個以上設けてもよいし、あるいは1つの穴3と1つのフィルタカートリッジ4を設けるようにしてもよい。
上側容器2aに入れた水(原水)は、フィルタカートリッジ4、穴3を経由して浄水になって下側容器2bに貯蔵される。下側容器2bに貯蔵される浄水の総量は、ここでは15リットルとして以後説明するが、下側容器2bの総容量は任意に設定できるものである。
なお、総容量が15リットルとした場合、それ以上の原水を上側容器2aから注入すると上側容器2aと下側容器2bの隙間から水漏れが生じるので、15リットル以上の浄水を貯蔵することはできない仕組みになっている。
なお、総容量が15リットルとした場合、それ以上の原水を上側容器2aから注入すると上側容器2aと下側容器2bの隙間から水漏れが生じるので、15リットル以上の浄水を貯蔵することはできない仕組みになっている。
下側容器2bの下部には、図に示すように、浄水を取り出す蛇口5が取り付けられると共に、浄水器1全体の重量を計量できるように下側容器2bの下部に計量部付きビーコン装置6が配置されている。このビーコン装置6については、図2で詳細に説明するが、下側容器2bに貯蔵された浄水を含む浄水器1の総重量を計量し、その計量結果をビーコン信号に含めて後述する受信端末7(図2参照)に送信する機能を持っている。
<2.浄水量情報通知システムの構成>
[ビーコン装置の構成]
図2は、本発明の実施形態例に係る浄水器1、ビーコン装置6、受信端末7を含む浄水器情報通知システムの全体構成を示すブロック図である。
ビーコン装置6は、計量部10、計時部11、記憶部12、処理部13及び送信部14から構成されている。
計量部10は、浄水器1の重量と下側容器2bに貯蔵された浄水の量を加えた総重量を常に計量し、その結果を処理部13に送る。
[ビーコン装置の構成]
図2は、本発明の実施形態例に係る浄水器1、ビーコン装置6、受信端末7を含む浄水器情報通知システムの全体構成を示すブロック図である。
ビーコン装置6は、計量部10、計時部11、記憶部12、処理部13及び送信部14から構成されている。
計量部10は、浄水器1の重量と下側容器2bに貯蔵された浄水の量を加えた総重量を常に計量し、その結果を処理部13に送る。
計時部11は、所謂タイマであり、浄水器1の上側容器2a内のフィルタカートリッジ4が交換された時点からの経過時間を計時し、その計時した経過時間を処理部13に送る。
記憶部12には、浄水器1に取り付けられるビーコン装置6の識別情報が記憶される。また、処理部13で算出された累積浄水量等の値も一時的に記憶部12に記憶される。記憶部12としては、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等として用いられる記録媒体(例えば、メモリカード等)が適用される。
記憶部12には、浄水器1に取り付けられるビーコン装置6の識別情報が記憶される。また、処理部13で算出された累積浄水量等の値も一時的に記憶部12に記憶される。記憶部12としては、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等として用いられる記録媒体(例えば、メモリカード等)が適用される。
ここで、ビーコン装置6は浄水器1に付属するものであるから、ビーコン装置6の識別情報は、浄水器1の識別情報と同じものとして捉えることもできる。記憶部12に記憶されている識別情報は処理部13で読み出され、処理部13が生成するビーコン信号に含まれる。
処理部13は、計量部10で計量した浄水器1の総重量情報、計時部11で計時したフィルタ交換後の経過時間、記憶部12に記憶されている識別情報を処理することで、浄水器1の利用状態に応じて異なるビーコン信号を生成する。この処理部13で生成されたビーコン信号は、送信部14から受信端末7に向けて送信される。送信部14から送信されるビーコン信号については、後述する図6のビーコン信号A〜Cを参照して説明する。
送信部14は、例えば2.4GHz帯の周波数帯域を使用して、Bluetooth(登録商標)の4.0規格で用意されたLE(Low Energy)モードで、ビーコン信号を送信する。ここでのビーコン信号とは、ビーコン装置6の存在を周囲に通知する信号であり、送信を行う期間内に、一定周期(例えば数百m秒から数秒ごと)で繰り返し送信される信号である。送信部14がビーコン信号を送信する際には、例えばビーコン装置6から最大で10m程度の範囲内にある受信端末7が受信できる程度の強度で送信する。ビーコン信号の到達距離を10m程度とするのは一例であり、送信部14は、それとは異なる強度でビーコン信号を送信してもよい。
送信部14は、例えば2.4GHz帯の周波数帯域を使用して、Bluetooth(登録商標)の4.0規格で用意されたLE(Low Energy)モードで、ビーコン信号を送信する。ここでのビーコン信号とは、ビーコン装置6の存在を周囲に通知する信号であり、送信を行う期間内に、一定周期(例えば数百m秒から数秒ごと)で繰り返し送信される信号である。送信部14がビーコン信号を送信する際には、例えばビーコン装置6から最大で10m程度の範囲内にある受信端末7が受信できる程度の強度で送信する。ビーコン信号の到達距離を10m程度とするのは一例であり、送信部14は、それとは異なる強度でビーコン信号を送信してもよい。
[受信端末の構成]
受信端末7は、近距離無線通信の機能を有する送受信可能な端末であり、例えば携帯通信端末、スマートフォン又はタブレット等よりなる端末である。この受信端末7は、通常は、浄水器1が設置された家屋の使用者によって保持される端末であるが、浄水器1の利用状態の監視を依頼された業者(浄水器1の設置業者等)が保有する端末であってもよい。いずれにしても、受信端末7は、ビーコン装置6から送信されるビーコン信号の到達範囲内に位置する場合に、ビーコン装置6からの送信されるビーコン信号を受信することができるものである。
受信端末7は、近距離無線通信の機能を有する送受信可能な端末であり、例えば携帯通信端末、スマートフォン又はタブレット等よりなる端末である。この受信端末7は、通常は、浄水器1が設置された家屋の使用者によって保持される端末であるが、浄水器1の利用状態の監視を依頼された業者(浄水器1の設置業者等)が保有する端末であってもよい。いずれにしても、受信端末7は、ビーコン装置6から送信されるビーコン信号の到達範囲内に位置する場合に、ビーコン装置6からの送信されるビーコン信号を受信することができるものである。
受信端末7は、受信部20、記憶部21、処理部22、表示部23(通知部の一例)及び操作部24を備える。受信部20は、ビーコン装置6の送信部14から送信されるビーコン信号を受信し、このビーコン信号を処理部22に送る。表示部23は、ユーザが目で見て情報を受け取る手段であるが、表示された画面を見る以外に、音声等で通知する方法も考えられる。したがって、表示部23はあくまでも情報の通知を行う通知部の一例であると考えることとする。
記憶部21は、ビーコン装置6の記憶部12に記憶されている識別情報と照合するための識別情報が記憶されている。そして、記憶部21に記憶されている識別情報と受信部20で受信したビーコン信号に含まれる識別情報とが同じものであるかどうかが、処理部22で照合される。
処理部22は、受信部20で受信したビーコン信号に基づいて、図3〜図5のフローチャートに示すような処理を行い、その結果を表示部23に表示する。表示部23に表示される表示画面については、後述する図7の表示画面A〜Eを参照して説明する。
操作部24は、通常、表示部23と兼用されるタッチパネルの入力画面であり、本例の場合、この操作部24から入力する情報は必ずしも必要とはされない。
操作部24は、通常、表示部23と兼用されるタッチパネルの入力画面であり、本例の場合、この操作部24から入力する情報は必ずしも必要とはされない。
<3.浄水器情報通知システムの動作>
次に、本例の浄水器情報通知システムの動作について、図3〜図5のフローチャートを参照して説明する。
次に、本例の浄水器情報通知システムの動作について、図3〜図5のフローチャートを参照して説明する。
図3は、本例の浄水器情報通知システムにおいて、浄水器1の下側に取り付けられた計量部付きビーコン装置6と受信端末7の処理にかかる動作を示すフローチャートである。また、図4は、図3のステップS14のサブルーチンの処理を示すフローチャート、図5は、図3のステップS15のサブルーチンの処理を示すフローチャートである。
[浄水器情報通知システムの全体処理]
まず、図3に示す「スタート」が処理の開始になるが、この「スタート」は、浄水器1の上側容器2a内のフィルタカートリッジ4が新しいものに交換された時点である。この時、ビーコン装置6の計量部10は、原水が注入される前の浄水器1の重量、つまり浄水器本体の重量を計量する。この値は、記憶部12に初期値として記憶される。
まず、図3に示す「スタート」が処理の開始になるが、この「スタート」は、浄水器1の上側容器2a内のフィルタカートリッジ4が新しいものに交換された時点である。この時、ビーコン装置6の計量部10は、原水が注入される前の浄水器1の重量、つまり浄水器本体の重量を計量する。この値は、記憶部12に初期値として記憶される。
次に、浄水器1の上側容器2aに不図示の上蓋を開けて原水が注入されると、この原水がフィルタカートリッジ4及び上側容器2aの底部に設けた穴3を経由することにより、浄水となって下側容器2b内に貯蔵される。この間、計量部10は、所定の時間毎、例えば10秒毎に計量を継続することになる(ステップS11)。但し、計量部10の計量の間隔は任意に設定されるものであり、必ずしも10秒が最適であるということではない。
次に、10秒間隔の計量において、前回計量した値と今回計量した値が等しいかどうかが判定される(ステップS12)。ステップS12では、計量部10で計量した値(以下、「計量値」という)が変わらない場合を「安定」という言葉で表現している。ステップS12の判定で10秒ごとに計量値が変わっている場合(ステップS12のNo)には、浄水器1への原水の注入が継続していることを示すから、計量値が前回と今回で等しくなるまで、つまり安定になるまでステップS11の計量を継続する。
そして、ステップS12で安定になったと判定された場合(ステップS12のYes)には、次に、記憶部12に記憶されている前回計量して記憶した値と今回計量して安定となった値とを比較する(ステップS13)。このステップS13で、前回記憶した値と今回の計量値が変化しない場合には、特別な処理をすることなしに、今回の計量値(前回の計量値と同じ)を記憶部12に記憶する(ステップS16)。
ステップS13の判定で、記憶部12に記憶されていた前回記憶した値よりも、今回計量した値が大きくなっている(ステップS13の「増加」)場合には、ステップS14のサブルーチンの処理である「ビーコン信号送受信処理(図4)」に移行する。
[ステップS14のサブルーチン処理:計量値が増加した場合の処理]
以下、ステップS14のサブルーチン処理を図4のフローチャートを参照して説明する。
図4に示すように、まずビーコン装置6の処理部13において、記憶部12に記憶された前回の計量値と今回計量された計量値との増分、つまり浄水増加量が算出される(ステップS21)。水の場合、比重がほぼ1なので、計量値の増分(キログラム)が浄水増加量(リットル)に相当することになる。
続いて、ステップS21で算出された浄水増加量が累積浄水量に加算される(ステップS22)。ここで累積浄水量とは、浄水器1の上側容器2a内に配置されるフィルタカートリッジ4が交換されてから、浄水として貯蔵された後に浄水器1の蛇口5から取り出されて利用された浄水量と、現在まだ利用されないで浄水器1の下側容器2bに貯蔵されている浄水量との和である。
以下、ステップS14のサブルーチン処理を図4のフローチャートを参照して説明する。
図4に示すように、まずビーコン装置6の処理部13において、記憶部12に記憶された前回の計量値と今回計量された計量値との増分、つまり浄水増加量が算出される(ステップS21)。水の場合、比重がほぼ1なので、計量値の増分(キログラム)が浄水増加量(リットル)に相当することになる。
続いて、ステップS21で算出された浄水増加量が累積浄水量に加算される(ステップS22)。ここで累積浄水量とは、浄水器1の上側容器2a内に配置されるフィルタカートリッジ4が交換されてから、浄水として貯蔵された後に浄水器1の蛇口5から取り出されて利用された浄水量と、現在まだ利用されないで浄水器1の下側容器2bに貯蔵されている浄水量との和である。
次に、ステップS22で加算された累積浄水量が所定の第1閾値を超えたか否かが判定される(ステップS23)。ここで所定の第1閾値とは、浄水器1のフィルタ交換の目安となる閾値であり、例えば、以後の説明では2000リットルとされている。この第1閾値の値は、浄水器1を利用するユーザ又は浄水器1を管理する業者が任意に決めることができる値であり、必ずしも2000リットルに限定されるものではない。
ステップS23で累積浄水量が第1閾値を超えていないと判定された場合(ステップS23のNo)には、次に、フィルタ交換後の経過時間が第2閾値を超えたか否かが判定される(ステップS24)。この第2閾値は、累積浄水量の多少に関わらず、フィルタ交換後の経過時間が所定の期間を経過して、新しいフィルタへの交換が必要と考えられる経過時間であり、以後の説明ではこの第2閾値を6ヶ月としている。
ステップS24でフィルタ交換後の経過時間が第2閾値を超えていないと判定された場合(ステップS24のNo)、つまり経過時間が6月を超えていない場合には、ビーコン装置6は送信部14からビーコン信号Aを受信端末7に送信する(ステップS25)。ビーコン信号Aのデータ構成については、図6に示されている。
ステップS25で送信されるビーコン信号Aには、ユーザに対してフィルタ交換を促す情報である「フィルタ交換フラグ」は含まれない。なぜなら、累積浄水量が第1閾値を超えておらず、またフィルタ交換後の経過時間も第2閾値を超えていないからである。したがって、図6でビーコン信号Aとして示されるように、ビーコン信号Aには、ビーコン装置6の識別情報、フィルタ交換後の経過時間情報、及び累積浄水量を示す浄水量情報のみが含まれる。
ビーコン装置6の送信部14から送信されたビーコン信号Aは、受信端末7の受信部20で受信される(ステップS26)。受信端末7の受信部20は、受信したビーコン信号Aを処理部22に送る。処理部22は、このビーコン信号Aに含まれる識別情報と記憶部21に記憶されている識別情報と照合し、一致している場合には、ビーコン信号Aに含まれる経過時間情報と浄水量情報に関連する情報が、受信端末7の表示部23に表示画面Aとして表示される(ステップS27)。
この表示部23に表示される表示画面の例は図7に示される。
例えば図7の表示画面Aでは、浄水量情報として累積浄水量が1400リットルであること(第1閾値は2000リットル)、及びフィルタ交換後の経過時間が4ヶ月であること(第2閾値は6ヶ月)が表示される。また、フィルタ交換に至る経過時間はあと2ヶ月であること、及び次のフィルタ交換までに使用できる累積浄水量があと600リットルであることも併せて表示される。
例えば図7の表示画面Aでは、浄水量情報として累積浄水量が1400リットルであること(第1閾値は2000リットル)、及びフィルタ交換後の経過時間が4ヶ月であること(第2閾値は6ヶ月)が表示される。また、フィルタ交換に至る経過時間はあと2ヶ月であること、及び次のフィルタ交換までに使用できる累積浄水量があと600リットルであることも併せて表示される。
再び図4に戻って説明すると、図4のステップS23で、累積浄水量が第1閾値を超えたと判定された場合(ステップS23のYes)には、ビーコン装置6は、送信部14から図6に示すビーコン信号Bを受信端末7に送信する(ステップS28)。ビーコン信号Bは、ビーコン信号Aに含まれるビーコン装置6の識別情報、フィルタ交換後の経過時間情報、及び累積浄水量を表す浄水量情報の他に、累積浄水量が第1閾値を超えたことによるフィルタ交換フラグを含む。
受信端末7は、受信部20でビーコン信号Bを受信すると(ステップS29)、ビーコン信号Bに対応する、図7に示す表示画面Bを表示部23に表示する。この表示画面Bには、フィルタ交換後の経過時間は4ヶ月でまだ第2閾値を超えていないが、累積浄水量が第1閾値の2000リットルを超えた旨の情報が表示される(ステップS30)。また、ユーザにフィルタの交換を促すために、「フィルタを交換してください!!」というメッセージ(交換情報の一例)も表示される。更に、広告としてフィルタの購入先が分かるように、「フィルタ購入はこちらをクリック」というフィルタ購入先のURLに飛ぶことを促すリンクバナーも表示される。
再び図4に戻って説明する。図4のステップS24で、フィルタ交換後の経過時間が第2閾値(例えば、6ヶ月)を超えたと判定された場合(ステップS24のYes)にも、ステップS28の処理でビーコン装置6はビーコン信号Bを受信端末7に送信する。この場合のビーコン信号Bも図6に示す構成になるが、ここではフィルタ交換後の経過時間情報が第2閾値である6ヶ月を超えたことによって、フィルタ交換を促すフィルタ交換フラグが含まれる。
したがって、同じビーコン信号Bであっても、ステップS23で累積浄水量が第1閾値を超えた場合(ステップS23のYes)と、ステップS24でフィルタ交換後の経過時間が第2閾値を超えた場合(ステップS24のYes)とでは、受信端末7のユーザに伝える表示画面が異なってくる。すなわち、前者では受信端末7の表示部23に表示される内容は表示画面Bであったのに対し、後者では図7に示す表示画面Cが表示部23に表示される(ステップS30)。なお、表示画面Bと表示画面Cが異なることを前提に、ステップS30では「受信端末が表示画面BまたはCを表示」と記載している。
フィルタ交換後の経過時間が第2閾値を超えた場合の表示画面Cでは、累積浄水量は1500リットルであり、未だ第1閾値の2000リットルには到達していないが、フィルタ交換後の経過時間が6ヶ月(第2閾値に到達)であることを表示している。そして、表示画面Bと同様に、「フィルタ交換をしてください!!」というメッセージが表示される。また、表示画面Bと同様にフィルタ購入サイトのリンクバナーも表示される。
なお、累積浄水量が第1閾値を超え(ステップS23のYes)、かつフィルタ交換後の経過時間も第2閾値を超える(ステップS24のYes)場合が、同時に起こることがないとは限らないが、このようなケースは希であるため、図7では表示画面を省略している。
なお、累積浄水量が第1閾値を超え(ステップS23のYes)、かつフィルタ交換後の経過時間も第2閾値を超える(ステップS24のYes)場合が、同時に起こることがないとは限らないが、このようなケースは希であるため、図7では表示画面を省略している。
以上が、図3のステップS14において、計量部10で計量した計量値が増加した場合のサブルーチン処理である「ビーコン信号送受信処理」の説明である。
図3のステップS14の処理が終了すると、図3のステップS16に移行し、その時点における計量部10における計量値が「今回の値」として、ビーコン装置6の記憶部12に記憶される。
図3のステップS14の処理が終了すると、図3のステップS16に移行し、その時点における計量部10における計量値が「今回の値」として、ビーコン装置6の記憶部12に記憶される。
[ステップS15のサブルーチン処理:計量値が減少した場合の処理]
次に、図3において、計量部10で計量した計量値が前回よりも減少した場合のステップS15のサブルーチン処理について図5を参照して説明する。
計量部10で計量した計量値が前回よりも減少した場合とは、浄水器1の上側容器2aから原水を注入する量よりも、下側容器2bの蛇口5から浄水を取り出した量が多い場合である。一例を挙げると、浄水器1に原水を供給しない状態で、下側容器2bに貯蔵されていた浄水をユーザが使った状態がこれに相当する。
次に、図3において、計量部10で計量した計量値が前回よりも減少した場合のステップS15のサブルーチン処理について図5を参照して説明する。
計量部10で計量した計量値が前回よりも減少した場合とは、浄水器1の上側容器2aから原水を注入する量よりも、下側容器2bの蛇口5から浄水を取り出した量が多い場合である。一例を挙げると、浄水器1に原水を供給しない状態で、下側容器2bに貯蔵されていた浄水をユーザが使った状態がこれに相当する。
まず、ビーコン装置6の処理部13は、計量部10で計量した計量値(総重量)から初期値(浄水器本体の重量)を減算することにより、浄水の残量を算出する(ステップS31)。水の場合、比重がほぼ1なので、計量値と初期値の差分(キログラム)が浄水の残量(リットル)に相当することになる。
そして、ビーコン装置6は、送信部14から、受信端末7に向けてビーコン信号Cを送信する(ステップS32)。このビーコン信号Cには、図6に示されるように、記憶部12に記憶されている識別情報と、処理部13で算出した現時点の浄水の残量を示す残量情報が含まれる。
そして、ビーコン装置6は、送信部14から、受信端末7に向けてビーコン信号Cを送信する(ステップS32)。このビーコン信号Cには、図6に示されるように、記憶部12に記憶されている識別情報と、処理部13で算出した現時点の浄水の残量を示す残量情報が含まれる。
受信端末7の受信部20は、ビーコン装置6からのビーコン信号Cを受信すると(ステップS33)、次に浄水器1の下側容器2bに貯蔵されている浄水の残量が第3閾値未満であるかどうかが判定される(ステップS34)。ここで、第3閾値とは、例えば水の補充を促す必要があるときの閾値である。例えば、浄水器1の下側容器2bに貯蔵されている浄水が2リットル未満になったときに水の補充を促すこととすれば、第3閾値は2リットルということになる。なお、既に述べたように、浄水器1の下側容器2bに入る浄水の量は15リットルであるとする。
ステップS34で、下側容器2bに貯蔵されている浄水の残量が第3閾値以上である場合(ステップS34のNo)には、受信端末7の処理部22は表示部23に、図7に示す表示画面Dを表示する(ステップS35)。すなわち、図7の表示画面Dに示すように、浄水の残量は5リットルであること、そしてあと10リットル貯蔵することができる旨のメッセージを表示する。
一方、ステップS34で、下側容器2bに貯蔵されている浄水の残量が第3閾値未満であると判定された場合(ステップS34のYes)では、受信端末7の処理部22は、表示部23に、図7に示す表示画面Eを表示する。この表示画面Eには、表示画面Dと同様に、浄水の残量が2リットルであること、及びあと13リットル貯蔵することが可能であることが示される他に、ユーザに水の補充を促すために、「水を補充してください!!」というメッセージ(補充情報の一例)も表示される。この表示画面Eを見たユーザは浄水器1に貯蔵されている浄水の残量が少ないことに気づき、原水を補充することができる。
なお、この表示画面D及び表示画面Eでは、下側容器2bに貯蔵されている浄水の残量と下側容器2bの残容量の両方を通知するようにしたが、いずれか一方でもよいことは言うまでもない。
なお、この表示画面D及び表示画面Eでは、下側容器2bに貯蔵されている浄水の残量と下側容器2bの残容量の両方を通知するようにしたが、いずれか一方でもよいことは言うまでもない。
以上が、図3のステップS15のサブルーチンの処理、つまり浄水器1に貯蔵された浄水が減少した場合の「ビーコン信号送受信処理」の説明である。
図3のステップS15の処理が終了すると、図3のステップS16に移行し、その時点における計量部10における計量値が「今回の値」として、ビーコン装置6の記憶部12に記憶される。
図3のステップS15の処理が終了すると、図3のステップS16に移行し、その時点における計量部10における計量値が「今回の値」として、ビーコン装置6の記憶部12に記憶される。
上述した実施の形態例において、受信端末7としては、いわゆるスマートフォンと称される通信端末が使用されることが多いが、スマートフォン以外にもビーコン信号を受信する機能を備えた端末であれば利用可能である。例えば、受信端末7として、ビーコン信号を受信する機能を備えたタブレット端末や、セルラー電話端末などに適用することも考えられる。あるいは、ビーコン装置6が取り付けられる浄水器1ごとに専用の受信端末7を用意して、その専用の受信端末7が、浄水器1に取り付けられるフィルタカートリッジ4などの部材の交換をユーザに促すようにしてもよい。
また、上述した実施の形態例では、ビーコン信号として、Bluetoothの4.0規格のLEモードで送信される信号とした。これに対して、その他の通信方式を適用したビーコン信号としてもよい。
図7に示す受信端末7の表示部23に表示される表示画面A〜Eは、あくまでも一例を示したものであり、図7に示した表示画面A〜Eに限定されない。ユーザのニーズに応じて適宜変更することも可能である。
また、図7に示した表示画面の例では、フィルタカートリッジ4の交換時期が来たことを表示する表示画面内に、フィルタカートリッジ4を販売するサイトにアクセスするリンクバナーを表示するようにした(表示画面B、C参照)。しかしながら、リンクバナー以外の表示方法で、フィルタカートリッジ4の案内表示を行うことも可能である。例えば、使用している浄水器1に合致した形式のフィルタカートリッジ4をユーザが直接注文できるように、特定の型番のフィルタカートリッジ4の購入申込み画面を同じ画面内(又は別画面)に表示するようにしてもよい。
また、ユーザによるフィルタカートリッジ4の購入を案内するために、フィルタカートリッジ4の交換時期が来たことを告知する画面内に、交換が必要なフィルタカートリッジ4についての詳細(商品番号、価格など)を表示してもよい。
また、ユーザによるフィルタカートリッジ4の購入を案内するために、フィルタカートリッジ4の交換時期が来たことを告知する画面内に、交換が必要なフィルタカートリッジ4についての詳細(商品番号、価格など)を表示してもよい。
また、上述した実施の形態例では、ビーコン装置6は、計量部10で計量した計量値が減少した場合にのみ浄水の残量情報を含むビーコン信号Cを送信しているが、計量値が増加した場合にも残量情報を含むビーコン信号を送信するようにしてもよい。この場合、ビーコン装置6は、計量値が増加した場合には、図6に示したビーコン信号Aやビーコン信号Bにさらに残量情報を含むビーコン信号を送信することになる。したがって、受信端末7が受信するビーコン信号には、常に残量情報が含まれることになる。
上述したように、下側容器2bの総容量が15リットルとした場合、例えば、浄水の残量が10リットルの状態で上側容器2aに原水を10リットル補充すると、最終的に5リットル分の水が下側容器2bから溢れてしまうことになる。そのため、受信端末7は、残量情報が示す浄水の残量が下側容器2bの総容量を超えている場合に、ユーザに溢水を警告するメッセージ(溢水情報の一例)を含む表示画面を表示するようにしてもよい。これにより、上側容器2aの上蓋を開けて水を抜くなどの対処をユーザに促すことができる。
上述したように、下側容器2bの総容量が15リットルとした場合、例えば、浄水の残量が10リットルの状態で上側容器2aに原水を10リットル補充すると、最終的に5リットル分の水が下側容器2bから溢れてしまうことになる。そのため、受信端末7は、残量情報が示す浄水の残量が下側容器2bの総容量を超えている場合に、ユーザに溢水を警告するメッセージ(溢水情報の一例)を含む表示画面を表示するようにしてもよい。これにより、上側容器2aの上蓋を開けて水を抜くなどの対処をユーザに促すことができる。
また、上述した実施の形態例では、ビーコン装置6が浄水の残量情報を含むビーコン信号を送信して、受信端末7が浄水の残量と下側容器2bの残容量を通知しているが、ビーコン装置6が下側容器2bの残容量を算出してビーコン信号に残容量情報を含めるようにしてもよい。さらに、浄水の残量が第3閾値未満であるかどうかの判定や、下側容器2bの総容量を超えているかどうかの判定を、受信端末7ではなく、ビーコン装置6で行い、ビーコン信号に判定結果を示すフラグを含めるようにしてもよい。
1…浄水器(円筒タンク型)、2a…上側容器、2b…下側容器、3…上側容器の底部の穴、4…フィルタカートリッジ、5…蛇口、6…計量部付きビーコン装置、7…受信端末、10…計量部、11…計時部、12…記憶部、13…処理部、14…送信部、20…受信部、21…記憶部、22…処理部、23…表示部(通知部の一例)、24…操作部
Claims (21)
- 交換可能なフィルタと浄水を溜める容器とを有する浄水器の、前記容器内の前記浄水を含む総重量を計量する計量部と、
識別情報を記憶する記憶部と、
前記総重量が増加した場合に、前記識別情報を含むビーコン信号を送信する送信部と、を備える
ビーコン装置。 - 前記総重量が増加した場合に、前記総重量の増加量を算出して、前記フィルタが交換されてからの浄水量である累積浄水量に加算する処理部をさらに備え、
前記送信部は、前記累積浄水量が所定の第1閾値を超えた場合に、前記識別情報と前記フィルタを交換すべきことを示す交換フラグとを含む前記ビーコン信号を送信する
請求項1に記載のビーコン装置。 - 前記送信部は、前記総重量が増加した場合に、前記識別情報と前記累積浄水量を示す浄水量情報とを含む前記ビーコン信号を送信する
請求項2に記載のビーコン装置。 - 前記フィルタが交換されてからの経過時間を計時する計時部をさらに備え、
前記送信部は、前記経過時間が所定の第2閾値を超えた場合に、前記識別情報と前記交換フラグとを含む前記ビーコン信号を送信する
請求項2に記載のビーコン装置。 - 前記送信部は、前記総重量が増加した場合に、前記識別情報と前記経過時間を示す経過時間情報とを含む前記ビーコン信号を送信する
請求項4に記載のビーコン装置。 - 前記処理部は、前記総重量が増加又は減少した場合に、前記総重量から浄水器本体の重量を減算して、前記容器内の前記浄水の残量を算出し、
前記送信部は、前記総重量が増加又は減少した場合に、前記識別情報と前記残量を示す残量情報とを含む前記ビーコン信号を送信する
請求項1から5の何れかに記載のビーコン装置。 - 交換可能なフィルタと浄水を溜める容器とを有する浄水器本体と、
前記浄水器本体と前記容器内の前記浄水とを含む総重量を計量する計量部と、
識別情報を記憶する記憶部と、
前記総重量が増加した場合に、前記識別情報を含むビーコン信号を送信する送信部と、を備える
浄水装置。 - 前記総重量が増加した場合に、前記総重量の増加量を算出して、前記フィルタが交換されてからの浄水量である累積浄水量に加算する処理部をさらに備え、
前記送信部は、前記累積浄水量が所定の第1閾値を超えた場合に、前記識別情報と前記フィルタを交換すべきことを示す交換フラグとを含む前記ビーコン信号を送信する
請求項7に記載の浄水装置。 - 前記送信部は、前記総重量が増加した場合に、前記識別情報と前記累積浄水量を示す浄水量情報とを含む前記ビーコン信号を送信する
請求項8に記載の浄水装置。 - 前記フィルタが交換されてからの経過時間を計時する計時部をさらに備え、
前記送信部は、前記経過時間が所定の第2閾値を超えた場合に、前記識別情報と前記交換フラグとを含む前記ビーコン信号を送信する
請求項8に記載の浄水装置。 - 前記送信部は、前記総重量が増加した場合に、前記識別情報と前記経過時間を示す経過時間情報とを含む前記ビーコン信号を送信する
請求項10に記載の浄水装置。 - 前記処理部は、前記総重量が増加又は減少した場合に、前記総重量から前記浄水器本体の重量を減算して、前記容器内の前記浄水の残量を算出し、
前記送信部は、前記総重量が増加又は減少した場合に、前記識別情報と前記残量を示す残量情報とを含む前記ビーコン信号を送信する
請求項7から11の何れかに記載の浄水装置。 - ビーコン信号を送信するビーコン装置と、
前記ビーコン信号を受信する受信端末と、を備え、
前記ビーコン装置は、
交換可能なフィルタと浄水を溜める容器とを有する浄水器の、前記容器内の前記浄水を含む総重量を計量する計量部と、
識別情報を記憶する記憶部と、
前記総重量が増加した場合に、前記識別情報を含む前記ビーコン信号を送信する送信部と、を備え、
前記受信端末は、
前記ビーコン信号を受信する受信部と、
前記受信部が前記ビーコン信号を受信した場合に、前記浄水器の使用に関する情報を通知する通知部と、を備える
浄水器情報通知システム。 - 前記ビーコン装置は、前記総重量が増加した場合に、前記総重量の増加量を算出して、前記フィルタが交換されてからの浄水量である累積浄水量に加算する処理部をさらに備え、
前記送信部は、前記累積浄水量が所定の第1閾値を超えた場合に、前記識別情報と前記フィルタを交換すべきことを示す交換フラグとを含む前記ビーコン信号を送信し、
前記通知部は、前記受信部が前記交換フラグを含む前記ビーコン信号を受信した場合に、前記フィルタの交換を促す交換情報を通知する
請求項13に記載の浄水器情報通知システム。 - 前記送信部は、前記総重量が増加した場合に、前記識別情報と前記累積浄水量を示す浄水量情報とを含む前記ビーコン信号を送信し、
前記通知部は、前記受信部が前記浄水量情報を含む前記ビーコン信号を受信した場合に、前記累積浄水量を通知する
請求項14に記載の浄水器情報通知システム。 - 前記ビーコン装置は、前記フィルタが交換されてからの経過時間を計時する計時部をさらに備え、
前記送信部は、前記経過時間が所定の第2閾値を超えた場合に、前記識別情報と前記交換フラグとを含む前記ビーコン信号を送信する
請求項14に記載の浄水器情報通知システム。 - 前記送信部は、前記総重量が増加した場合に、前記識別情報と前記経過時間を示す経過時間情報とを含む前記ビーコン信号を送信し、
前記通知部は、前記受信部が前記経過時間情報を含む前記ビーコン信号を受信した場合に、前記経過時間を通知する
請求項16に記載の浄水器情報通知システム。 - 前記処理部は、前記総重量が増加又は減少した場合に、前記総重量から浄水器本体の重量を減算して、前記容器内の前記浄水の残量を算出し、
前記送信部は、前記総重量が増加又は減少した場合に、前記識別情報と前記残量を示す残量情報とを含む前記ビーコン信号を送信し、
前記通知部は、前記受信部が前記残量情報を含む前記ビーコン信号を受信した場合に、前記残量及び前記容器の残容量の少なくとも一方を通知する
請求項13から17の何れかに記載の浄水器情報通知システム。 - 前記通知部は、前記残量が所定の第3閾値未満である場合には、前記浄水器への水の補充を促す補充情報をさらに通知する
請求項18に記載の浄水器情報通知システム。 - 前記通知部は、前記残量が前記容器の総容量を超えている場合に、前記容器からの溢水を警告する溢水情報をさらに通知する
請求項18に記載の浄水器情報通知システム。 - ビーコン装置が、交換可能なフィルタと浄水を溜める容器とを有する浄水器の、前記容器内の前記浄水を含む総重量を計量するステップと、
前記ビーコン装置が、前記総重量が増加した場合に、識別情報を含むビーコン信号を送信するステップと、
受信端末が、前記ビーコン信号を受信するステップと、
前記受信端末が、前記ビーコン信号を受信した場合に、前記浄水器の使用に関する情報を通知するステップと、を含む
浄水器情報通知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015233410A JP2017100058A (ja) | 2015-11-30 | 2015-11-30 | ビーコン装置、浄水装置、浄水器情報通知システム及び浄水器情報通知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017100058A true JP2017100058A (ja) | 2017-06-08 |
Family
ID=59017014
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015233410A Pending JP2017100058A (ja) | 2015-11-30 | 2015-11-30 | ビーコン装置、浄水装置、浄水器情報通知システム及び浄水器情報通知方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020022959A (ja) * | 2018-07-27 | 2020-02-13 | 三菱ケミカル・クリンスイ株式会社 | 浄水器、プログラム、端末装置、及び計測システム |
CN113860404A (zh) * | 2021-10-26 | 2021-12-31 | 深圳和而泰智能控制股份有限公司 | 净水器的控制方法、智能水龙头的控制方法及净水系统 |
-
2015
- 2015-11-30 JP JP2015233410A patent/JP2017100058A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7257910B2 (ja) | 2018-07-27 | 2023-04-14 | 三菱ケミカル・クリンスイ株式会社 | 浄水器、プログラム、端末装置、及び計測システム |
CN113860404A (zh) * | 2021-10-26 | 2021-12-31 | 深圳和而泰智能控制股份有限公司 | 净水器的控制方法、智能水龙头的控制方法及净水系统 |
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