JP2017204166A - 機器情報通知システム - Google Patents
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Abstract
【課題】浄水器に装着されたフィルタの交換を、簡易な方法でかつ適切にユーザに告知できるようにする。【解決手段】浄水器20(またはその近傍)に取り付けられたビーコン装置30と、ビーコン信号を受信する通信端末50とを備える。ビーコン装置30は、ジョイント装置40の流路内の水の流れを検出して、流れが検出されている期間を浄水器20の使用時間として計測し、その使用時間の情報を含むビーコン信号を送信する。通信端末50は、ビーコン信号を受信した場合に、浄水器20の浄水器の使用状況に応じた通知を行う。【選択図】図1
Description
本発明は、浄水器のフィルタの消耗品の交換時期などを通信端末に通知するシステムに適用して好適な機器情報通知システムに関する。
家屋などに設置されて使用される製品には、その製品で使用される消耗品の交換が随時必要なものがある。例えば、家屋の給水部に設置される浄水器は、浄水した水量が一定量に到達した時点、または前回交換してから一定期間が経過した時点で、フィルタカートリッジを交換する必要がある。また、空気清浄機,換気扇,加湿器などの機器についても、使用時間などに応じて、フィルタを交換する必要がある。これらの消耗品の交換が必要な製品は、消耗品の交換周期が比較的長く、例えば浄水器の場合、フィルタカートリッジは、通常の使用状態で6ヶ月から1年程度の周期で交換することになる。
これらの機器において、フィルタなどの交換時期が到達したときには、例えば、機器本体に設けられたパイロットランプの点滅で、ユーザにフィルタの交換を知らせるようにしたものがある。
また、浄水器のフィルタカートリッジを販売する会社が、ユーザの登録情報に基づいて、フィルタカートリッジの交換時期を推定して、メールなどでユーザに通知する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されるように、一定周期ごとに販売会社からメールで交換を通知する場合には、交換周期が一定期間である場合しか対応できないという問題がある。すなわち、特許文献1に記載される方法では、浄水器のフィルタカートリッジの交換を、一定の経過期間ではなく浄水した水量に応じて行う場合には、十分に対処することができない。
また、浄水器のような製品は、流し台(シンク)の中のような、ユーザの目に触れない箇所に設置されることが多い。したがって、浄水器に設けられたパイロットランプが点滅したとしても、パイロットランプは、流し台の中を開けない限りユーザの目に触れず、ユーザへの報知が適切にできない場合がある。また、フィルタが交換されるまで長時間報知を続けると、浄水器に装着されたバッテリーの消耗が激しくなるという問題も発生する。
本発明の目的は、浄水器に装着されるフィルタの交換が、バッテリーの消耗を抑えつつ簡単な構成で適切にユーザに告知できる機器情報通知システムを提案することにある。
第1の発明の機器情報通知システムは、交換可能なフィルタが装着される浄水器に取り付けられ、ビーコン信号を送信するビーコン装置と、ビーコン信号を受信する通信端末と、浄水器の使用状況を格納する管理用データベースを記憶するサーバとを具備する情報通知システムである。
ビーコン装置は、浄水器の流路内または浄水器の近傍の流路内に取り付けられ、流路内の水の流れを検知して検知信号を出力する使用検知部と、この使用検知部から検知信号が供給されている期間を、浄水器の使用時間として計測する計測部と、識別情報を記憶する記憶部と、使用検知部からの検知信号の供給を契機として、浄水器の使用時間及び識別情報を含むビーコン信号を送信するビーコン送信部とを備える。
通信端末は、ビーコン信号を受信するビーコン受信部と、ネットワークを介してサーバと通信を行うためのネットワーク通信部と、サーバから受信した情報に応じた通知を行う通知部とを備え、ネットワーク通信部は、ビーコン装置から送信されたビーコン信号に含まれる浄水器の使用時間及び識別情報をサーバへ送信する。
サーバは、通信端末から送信された浄水器の使用時間により、管理用データベースが格納した情報を更新するとともに、浄水器の使用状況に応じた通知を行うための情報を通信端末に送信する。
ビーコン装置は、浄水器の流路内または浄水器の近傍の流路内に取り付けられ、流路内の水の流れを検知して検知信号を出力する使用検知部と、この使用検知部から検知信号が供給されている期間を、浄水器の使用時間として計測する計測部と、識別情報を記憶する記憶部と、使用検知部からの検知信号の供給を契機として、浄水器の使用時間及び識別情報を含むビーコン信号を送信するビーコン送信部とを備える。
通信端末は、ビーコン信号を受信するビーコン受信部と、ネットワークを介してサーバと通信を行うためのネットワーク通信部と、サーバから受信した情報に応じた通知を行う通知部とを備え、ネットワーク通信部は、ビーコン装置から送信されたビーコン信号に含まれる浄水器の使用時間及び識別情報をサーバへ送信する。
サーバは、通信端末から送信された浄水器の使用時間により、管理用データベースが格納した情報を更新するとともに、浄水器の使用状況に応じた通知を行うための情報を通信端末に送信する。
第2の発明の機器情報通知システムは、交換可能なフィルタが装着される浄水器に取り付けられ、ビーコン信号を送信するビーコン装置と、ビーコン信号を受信する通信端末とを具備する情報通知システムである。
ビーコン装置は、浄水器の流路内または浄水器の近傍の流路内に取り付けられ、流路内の水の流れを検知して検知信号を出力する使用検知部と、この使用検知部から検知信号が供給されている期間を、浄水器の使用時間として計測する計測部と、識別情報を記憶する第1の記憶部と、使用検知部からの検知信号の供給を契機として、浄水器の使用時間及び識別情報を含むビーコン信号を送信するビーコン送信部とを備える。
通信端末は、ビーコン信号を受信するビーコン受信部と、浄水器の使用状況を格納する管理用データベースを記憶する第2の記憶部と、ビーコン装置から送信されたビーコン信号のビーコン受信部での受信に伴って、浄水器の使用時間及び識別情報を含む情報を管理用データベースに格納する処理部と、浄水器の使用状況に応じた通知を行う通知部とを備える。
ビーコン装置は、浄水器の流路内または浄水器の近傍の流路内に取り付けられ、流路内の水の流れを検知して検知信号を出力する使用検知部と、この使用検知部から検知信号が供給されている期間を、浄水器の使用時間として計測する計測部と、識別情報を記憶する第1の記憶部と、使用検知部からの検知信号の供給を契機として、浄水器の使用時間及び識別情報を含むビーコン信号を送信するビーコン送信部とを備える。
通信端末は、ビーコン信号を受信するビーコン受信部と、浄水器の使用状況を格納する管理用データベースを記憶する第2の記憶部と、ビーコン装置から送信されたビーコン信号のビーコン受信部での受信に伴って、浄水器の使用時間及び識別情報を含む情報を管理用データベースに格納する処理部と、浄水器の使用状況に応じた通知を行う通知部とを備える。
本発明によると、ビーコン装置の使用検知部で検知した水の流れを契機として、浄水器の使用時間の情報を含むビーコン信号を送信するため、ビーコン信号を受信した通信端末では、浄水器の使用水量が判断でき、浄水器の使用水量に応じた浄水器の使用状況を、ユーザに的確に通知することができる。
<1.第1の実施の形態例>
以下、図1〜図10を参照して、本発明の第1の実施の形態例の機器情報通知システムを説明する。
[1−1.システム全体の構成例]
図1は、第1の実施の形態例の浄水器フィルタ交換通知システムの全体構成例を示す図である。
第1の実施の形態例は、家屋内に設置された浄水器のフィルタカートリッジの交換時期をユーザに通知する例である。
以下、図1〜図10を参照して、本発明の第1の実施の形態例の機器情報通知システムを説明する。
[1−1.システム全体の構成例]
図1は、第1の実施の形態例の浄水器フィルタ交換通知システムの全体構成例を示す図である。
第1の実施の形態例は、家屋内に設置された浄水器のフィルタカートリッジの交換時期をユーザに通知する例である。
図1に示すように、家屋内の流し台10には、給水管12a,12bが接続された水栓11が設置され、給水管12a,12bを介して水栓11に水が供給される。水栓11にはレバー11aが取り付けられ、ユーザUがレバー11aを操作することで、水栓11が流し台10に吐水を行う。
流し台10の内部の給水管12aと給水管12bの間には、浄水器20が設置されている。給水管12a側から供給される水は、浄水器20を通過した後、給水管12bを介して水栓11に供給される。浄水器20には、後述するようにフィルタカートリッジ21,22が交換可能に設置され、各フィルタカートリッジ21,22で給水管12a側から給水される水が浄水される。
流し台10の内部の給水管12aと給水管12bの間には、浄水器20が設置されている。給水管12a側から供給される水は、浄水器20を通過した後、給水管12bを介して水栓11に供給される。浄水器20には、後述するようにフィルタカートリッジ21,22が交換可能に設置され、各フィルタカートリッジ21,22で給水管12a側から給水される水が浄水される。
なお、各フィルタカートリッジ21,22は、交換されてから浄水した水量が予め決められた一定量(例えば2000リットル)を越えたときと、前回交換してから一定期間(例えば6ヶ月)を越えたときの、いずれか早く到達したときに、交換することが推奨されている。
複数のフィルタカートリッジ21,22は、それぞれ浄水を行う機能(除去物質など)が異なり、使用形態によっては、いずれか1つのフィルタカートリッジ21または22のみを装着する場合もある。あるいは、浄水器20に3個以上のフィルタカートリッジを装着する構成としてもよい。
複数のフィルタカートリッジ21,22は、それぞれ浄水を行う機能(除去物質など)が異なり、使用形態によっては、いずれか1つのフィルタカートリッジ21または22のみを装着する場合もある。あるいは、浄水器20に3個以上のフィルタカートリッジを装着する構成としてもよい。
浄水器20には、ビーコン装置30が取り付けられ、浄水器20内の流路の水の流れを検出して、ビーコン装置30がビーコン信号B1を送信する。図1ではビーコン装置30は、浄水器20内の流路の水の流れを検出するようにしたが、浄水器20に接続された給水管12bにビーコン装置30を取り付けて、ビーコン装置30が給水管12b内の流路の水の流れを検出するようにしてもよい。
ビーコン信号B1には、少なくとも浄水器20の識別情報と、浄水器20の使用時間の情報が含まれる。ビーコン装置30がビーコン信号B1を送信する具体的な例については後述する。
ビーコン信号B1には、少なくとも浄水器20の識別情報と、浄水器20の使用時間の情報が含まれる。ビーコン装置30がビーコン信号B1を送信する具体的な例については後述する。
ビーコン装置30から送信されるビーコン信号B1は、家屋内のユーザUが所持する通信端末50によって受信される。通信端末50は、ビーコン信号B1を受信すると、そのビーコン信号B1に含まれる情報に基づいて、ユーザUに告知画面を表示する等の処理を行う。ユーザUが所持する通信端末50としては、たとえばスマートフォンと称される携帯端末が使用される。
なお、詳細は後述するが、通信端末50は、ネットワーク通信機能を備え、外部のサーバ60(図3参照)と通信を行う。そして、通信端末50は、外部のサーバ60に浄水器20の累積使用水量などの情報をサーバ60に送信し、サーバ60が情報の管理を行う。サーバ60は、記憶された情報に基づいて、通信端末50に告知画面の表示などの処理を行わせるよう情報を送信する。
なお、詳細は後述するが、通信端末50は、ネットワーク通信機能を備え、外部のサーバ60(図3参照)と通信を行う。そして、通信端末50は、外部のサーバ60に浄水器20の累積使用水量などの情報をサーバ60に送信し、サーバ60が情報の管理を行う。サーバ60は、記憶された情報に基づいて、通信端末50に告知画面の表示などの処理を行わせるよう情報を送信する。
[1−2.浄水器20の構成例]
図2は、浄水器20の内部構成例を示す。
浄水器20は、入口側の給水管12aと出口側の給水管12b(いずれも図1参照)との間に接続される流路20aを備え、流路20aの途中に2つのフィルタカートリッジ21,22が取り付けられる。そして、流路20aの途中に使用検知部31が配置される。
図1に示す第1の実施形態例では、流路20aの下流側に使用検知部31が配置されており、図2に示されるように流路20aの左側から水Wが供給されるようになっている。そして、2つのフィルタカートリッジ21,22を順に通過した水Wの流れの有無が、使用検知部31で検出される。
使用検知部31は、流路20a内に水Wの流れがある間、検知信号をビーコン装置30内の各回路に供給し続ける。使用検知部31が水Wの流れの有無を検知する構成については、図4で後述する。
図2は、浄水器20の内部構成例を示す。
浄水器20は、入口側の給水管12aと出口側の給水管12b(いずれも図1参照)との間に接続される流路20aを備え、流路20aの途中に2つのフィルタカートリッジ21,22が取り付けられる。そして、流路20aの途中に使用検知部31が配置される。
図1に示す第1の実施形態例では、流路20aの下流側に使用検知部31が配置されており、図2に示されるように流路20aの左側から水Wが供給されるようになっている。そして、2つのフィルタカートリッジ21,22を順に通過した水Wの流れの有無が、使用検知部31で検出される。
使用検知部31は、流路20a内に水Wの流れがある間、検知信号をビーコン装置30内の各回路に供給し続ける。使用検知部31が水Wの流れの有無を検知する構成については、図4で後述する。
[1−3.各装置の内部構成例]
図3は、ビーコン装置30、通信端末50、及びサーバ60の内部構成の例を示す図である。
浄水器20のフィルタカートリッジ21,22の内部を水が通過して浄水処理が行われている間、この浄水器20に取り付けられたビーコン装置30の使用検知部31が、浄水器20内の流路の水流を検知し、検知信号を出力する。ビーコン装置30の使用検知部31は、この検知信号をビーコン送信部32及びカウンタ33に供給する。
カウンタ33は、検知信号が供給される間、ビーコン装置30に内蔵されたクロック発生器(不図示)が出力するクロック(一定周波数の発振信号)をカウントし、カウント値から浄水器20の累積使用時間の情報を得る。したがって、カウンタ33は、浄水器20の使用時間を計測する計測部として機能する。
図3は、ビーコン装置30、通信端末50、及びサーバ60の内部構成の例を示す図である。
浄水器20のフィルタカートリッジ21,22の内部を水が通過して浄水処理が行われている間、この浄水器20に取り付けられたビーコン装置30の使用検知部31が、浄水器20内の流路の水流を検知し、検知信号を出力する。ビーコン装置30の使用検知部31は、この検知信号をビーコン送信部32及びカウンタ33に供給する。
カウンタ33は、検知信号が供給される間、ビーコン装置30に内蔵されたクロック発生器(不図示)が出力するクロック(一定周波数の発振信号)をカウントし、カウント値から浄水器20の累積使用時間の情報を得る。したがって、カウンタ33は、浄水器20の使用時間を計測する計測部として機能する。
また、ビーコン装置30は、記憶部34を備える。記憶部34は、機器識別情報記憶エリア34aと、累積使用時間記憶エリア34bとを備える。機器識別情報記憶エリア34aは、1台ごとのビーコン装置30、言い換えれば当該ビーコン装置30が取り付けられる浄水器20に割り当てられた機器識別情報を記憶する。この機器識別情報は、ビーコン装置30の製造時などに予め記憶される情報である。
累積使用時間記憶エリア34bは、カウンタ33がカウントした累積カウント値を、浄水器20の累積使用時間として記憶する。この累積使用時間記憶エリア34bに記憶される累積使用時間の情報は、フィルタカートリッジ21,22の交換時にリセットされる。例えば、フィルタカートリッジ21,22の交換時に、ビーコン装置30を駆動する電池を同時に交換することで、累積使用時間の値が初期値にリセットされる。あるいは、リセット用のボタンを設けて、ユーザによるボタン操作で、累積使用時間の値が初期値にリセットされるようにしてもよい。
累積使用時間記憶エリア34bは、カウンタ33がカウントした累積カウント値を、浄水器20の累積使用時間として記憶する。この累積使用時間記憶エリア34bに記憶される累積使用時間の情報は、フィルタカートリッジ21,22の交換時にリセットされる。例えば、フィルタカートリッジ21,22の交換時に、ビーコン装置30を駆動する電池を同時に交換することで、累積使用時間の値が初期値にリセットされる。あるいは、リセット用のボタンを設けて、ユーザによるボタン操作で、累積使用時間の値が初期値にリセットされるようにしてもよい。
ビーコン送信部32は、例えば2.4GHz帯の周波数帯域を使用して、ビーコン信号B1を送信する。ここでのビーコン信号B1とは、ビーコン装置30の存在を周囲に通知するための識別情報などのデータを不特定多数の受信機に一方的に送信するための信号であり、送信を行う期間内に、一定周期(例えば数百m秒から数秒ごと)で繰り返し送信される。例えば、このときのビーコン信号は、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以下、「BLE」と記載する)などの近距離無線通信方式に規定されるブロードキャスト通信により送信される。
ビーコン送信部32がビーコン信号B1を送信する際には、例えばビーコン装置30から最大で10m程度の範囲内にある通信端末50が受信できる程度の強度で送信する。ビーコン信号B1の到達距離を10m程度とするのは一例であり、ビーコン送信部32は、それとは異なる強度でビーコン信号を送信してもよい。
ビーコン送信部32は、使用検知部31が浄水器20の使用を検出したことを契機として、ビーコン信号B1を送信する。このビーコン信号B1には、記憶部34に記憶されている、機器識別情報、及び累積使用時間の情報等の各種情報が付加される。
ビーコン送信部32がビーコン信号B1を送信する際には、例えばビーコン装置30から最大で10m程度の範囲内にある通信端末50が受信できる程度の強度で送信する。ビーコン信号B1の到達距離を10m程度とするのは一例であり、ビーコン送信部32は、それとは異なる強度でビーコン信号を送信してもよい。
ビーコン送信部32は、使用検知部31が浄水器20の使用を検出したことを契機として、ビーコン信号B1を送信する。このビーコン信号B1には、記憶部34に記憶されている、機器識別情報、及び累積使用時間の情報等の各種情報が付加される。
次に、通信端末50の構成を説明する。
通信端末50は、ビーコン信号B1を受信するビーコン受信部51を備える。このビーコン受信部51は、例えば上述したBLE規格のブロードキャスト通信で送信されるビーコン信号B1を受信する処理を行う。ビーコン受信部51がビーコン信号B1を受信すると、そのビーコン信号B1に含まれる機器識別情報等の付加情報が、処理部52に供給される。
通信端末50は、ビーコン信号B1を受信するビーコン受信部51を備える。このビーコン受信部51は、例えば上述したBLE規格のブロードキャスト通信で送信されるビーコン信号B1を受信する処理を行う。ビーコン受信部51がビーコン信号B1を受信すると、そのビーコン信号B1に含まれる機器識別情報等の付加情報が、処理部52に供給される。
処理部52は、予め実装されたアプリケーションプログラムを実行することで、通信端末50の各部の動作の制御など必要な処理を行うプロセッサである。処理部52は、受信したビーコン信号B1から取得した機器識別情報などの付加情報を、ネットワーク通信部55によりサーバ60に送信する。また、処理部52は、サーバ60から通知情報を受信した場合には、出力部53を通して、ユーザへの通知を行う。
出力部53は、文字や画像の表示を行うディスプレイや音声の出力などを行う通知部として機能する。また、出力部53は、外部の別の機器に通知用のデータを送信するようにしてもよい。
入力部54は、ユーザ操作による入力を受け付けるための装置であり、例えば、出力部53と一体化して構成されるタッチパネルの触覚センサや、キーボードなどである。入力部54が受け付けた入力情報は、処理部52に供給される。
ネットワーク通信部55は、サーバ60などとネットワークを介した通信を行うための通信モジュールである。
出力部53は、文字や画像の表示を行うディスプレイや音声の出力などを行う通知部として機能する。また、出力部53は、外部の別の機器に通知用のデータを送信するようにしてもよい。
入力部54は、ユーザ操作による入力を受け付けるための装置であり、例えば、出力部53と一体化して構成されるタッチパネルの触覚センサや、キーボードなどである。入力部54が受け付けた入力情報は、処理部52に供給される。
ネットワーク通信部55は、サーバ60などとネットワークを介した通信を行うための通信モジュールである。
記憶部56は、処理部52の処理に用いるアプリケーションプログラムやデータなどを記憶するメモリである。
サーバ60は、製品情報データベース部61と管理用データベース部62とを備える。これらのデータベース部61,62が記憶する情報については後述する。
[1−4.使用検知部が検知する構成]
図4は、ビーコン装置30の使用検知部31が、浄水器20の使用を検知する構成例を示す。
使用検知部31は、水Wの流路20aに配置される。この例では、流路20aの上面にリードスイッチ31cが配置され、流路20aの下面に磁石31aが配置される。磁石31aは、バネ31bを介して流路20aに取り付けられている。水Wの流れがない状況では、バネ31bの作用で、磁石31aがリードスイッチ31cから離れた位置にある。この状態では、リードスイッチ31cはオフ状態である。そして、水Wの流れが発生すると、図4に破線で示すように、バネ31bの弾性力に抗して磁石31aがリードスイッチ31cに近接した位置に移動し、リードスイッチ31cがオン状態になる。リードスイッチ31cがオン状態になると、検出信号が出力され、この検出信号がビーコン装置30のカウンタ33に供給される。水Wの流れがなくなると、バネ31bの作用で、磁石31aは元の位置に戻る。
図4は、ビーコン装置30の使用検知部31が、浄水器20の使用を検知する構成例を示す。
使用検知部31は、水Wの流路20aに配置される。この例では、流路20aの上面にリードスイッチ31cが配置され、流路20aの下面に磁石31aが配置される。磁石31aは、バネ31bを介して流路20aに取り付けられている。水Wの流れがない状況では、バネ31bの作用で、磁石31aがリードスイッチ31cから離れた位置にある。この状態では、リードスイッチ31cはオフ状態である。そして、水Wの流れが発生すると、図4に破線で示すように、バネ31bの弾性力に抗して磁石31aがリードスイッチ31cに近接した位置に移動し、リードスイッチ31cがオン状態になる。リードスイッチ31cがオン状態になると、検出信号が出力され、この検出信号がビーコン装置30のカウンタ33に供給される。水Wの流れがなくなると、バネ31bの作用で、磁石31aは元の位置に戻る。
なお、ここではリードスイッチと磁石による使用検知部31の構成の一例を示したが、その他の構成で水の流れを検知する構成としてもよい。例えば、水流により回転する羽根車を流路20aに配置して、羽根車の回転数を検知することにより水Wの流れの有無を検知するようにしてもよい。あるいは、電磁流量計や、水の有無を抵抗値の変化で検出する水センサなどを使用した使用検知部31としてもよい。
図5は、使用検知部31が出力する検出信号から、浄水器20の使用状況を把握するビーコン装置30の構成の一部を示す。
使用検知部31は、上述したように、水Wの流れを検知している間、検出信号を出力する。この検出信号は、カウンタ33でのクロックCLKのカウント動作のオン/オフに使用する。すなわち、カウンタ33への検出信号の供給開始で、カウンタ33はクロックCLKのカウントを開始する。そして、カウンタ33への検出信号の供給停止で、カウンタ33はクロックCLKのカウントを停止する。
カウンタ33は、カウント値を累積加算し、その累積加算されたカウント値は、記憶部34の累積使用時間記憶エリア34b(図3)に記憶される。
使用検知部31は、上述したように、水Wの流れを検知している間、検出信号を出力する。この検出信号は、カウンタ33でのクロックCLKのカウント動作のオン/オフに使用する。すなわち、カウンタ33への検出信号の供給開始で、カウンタ33はクロックCLKのカウントを開始する。そして、カウンタ33への検出信号の供給停止で、カウンタ33はクロックCLKのカウントを停止する。
カウンタ33は、カウント値を累積加算し、その累積加算されたカウント値は、記憶部34の累積使用時間記憶エリア34b(図3)に記憶される。
[1−5.データベースの例]
図6は、サーバ60の製品情報データベース部61が記憶する製品情報データベースの構成例を示す。
製品情報データベースは、製品種別情報フィールドと、フィルタ寿命フィールドを有する。
製品種別情報フィールドには、例えば、浄水器の型式番号など、浄水器20の機種を特定する製品種別情報が記憶され、フィルタ寿命フィールドには、それぞれの型式の浄水器ごとに、装着されるフィルタカートリッジの寿命の情報が記憶される。ここで、フィルタ寿命フィールドに記憶される寿命は、フィルタカートリッジが浄水可能な水量(リットル:L)で示される。
このサーバ60の製品情報データベース部61の記憶情報は、新たな製品の発売により製品情報が追加される場合には、サーバ60を運営する事業者が随時アップデートする。
図6は、サーバ60の製品情報データベース部61が記憶する製品情報データベースの構成例を示す。
製品情報データベースは、製品種別情報フィールドと、フィルタ寿命フィールドを有する。
製品種別情報フィールドには、例えば、浄水器の型式番号など、浄水器20の機種を特定する製品種別情報が記憶され、フィルタ寿命フィールドには、それぞれの型式の浄水器ごとに、装着されるフィルタカートリッジの寿命の情報が記憶される。ここで、フィルタ寿命フィールドに記憶される寿命は、フィルタカートリッジが浄水可能な水量(リットル:L)で示される。
このサーバ60の製品情報データベース部61の記憶情報は、新たな製品の発売により製品情報が追加される場合には、サーバ60を運営する事業者が随時アップデートする。
図7は、サーバ60の管理用データベース部62が記憶する管理用データベースの構成例を示す。
管理用データベースは、機器識別情報フィールド、製品種別情報フィールド、累積使用時間フィールド、流速フィールド、累積使用水量フィールド、及びフィルタ寿命フィールドを有する。
機器識別情報フィールドには、個々の浄水器20に付与された、それぞれの浄水器20を特定する機器識別情報が記憶される。
製品種別情報フィールドには、機器識別情報で示された個々の浄水器20の型式を示す製品種別情報が記憶される。この製品種別情報は、例えば、浄水器20の製造者によって、予め機器識別情報に紐付けて格納されていてもよい。また、浄水器20の使用開始時などに、ユーザによって格納されてもよい。
累積使用時間フィールドには、各浄水器20の累積使用時間[Count]の情報が記憶される。ここでの累積使用時間は、前回フィルタカートリッジを交換してからの累積使用時間であり、通信端末50から伝送される情報により随時更新される。
管理用データベースは、機器識別情報フィールド、製品種別情報フィールド、累積使用時間フィールド、流速フィールド、累積使用水量フィールド、及びフィルタ寿命フィールドを有する。
機器識別情報フィールドには、個々の浄水器20に付与された、それぞれの浄水器20を特定する機器識別情報が記憶される。
製品種別情報フィールドには、機器識別情報で示された個々の浄水器20の型式を示す製品種別情報が記憶される。この製品種別情報は、例えば、浄水器20の製造者によって、予め機器識別情報に紐付けて格納されていてもよい。また、浄水器20の使用開始時などに、ユーザによって格納されてもよい。
累積使用時間フィールドには、各浄水器20の累積使用時間[Count]の情報が記憶される。ここでの累積使用時間は、前回フィルタカートリッジを交換してからの累積使用時間であり、通信端末50から伝送される情報により随時更新される。
流速フィールドには、各浄水器20の使用時の水流の速度である流速[L/Count]の情報が記憶される。この流速の情報は、浄水器20を設置する際の初期設定の処理の際に記憶されるものである。流速を登録する処理の詳細については後述する。
累積使用水量フィールドには、各浄水器20の累積使用水量[L]の情報が記憶される。累積使用水量は、累積使用時間[Count]に流速[L/Count]を乗じて得た水量[L]である。この累積使用水量についても、前回フィルタカートリッジを交換してからの累積水量である。
フィルタ寿命フィールドには、浄水器20の型式から決まる、フィルタカートリッジの寿命の水量[L]が記憶される。このフィルタ寿命の情報は、製品種別情報フィールドに格納された製品種別情報と、製品情報データベース部61に記憶された製品種別情報とフィルタ寿命の情報との対応関係とに基づいて取得されるものである。
累積使用水量フィールドには、各浄水器20の累積使用水量[L]の情報が記憶される。累積使用水量は、累積使用時間[Count]に流速[L/Count]を乗じて得た水量[L]である。この累積使用水量についても、前回フィルタカートリッジを交換してからの累積水量である。
フィルタ寿命フィールドには、浄水器20の型式から決まる、フィルタカートリッジの寿命の水量[L]が記憶される。このフィルタ寿命の情報は、製品種別情報フィールドに格納された製品種別情報と、製品情報データベース部61に記憶された製品種別情報とフィルタ寿命の情報との対応関係とに基づいて取得されるものである。
[1−6.浄水器の使用による通知処理の流れ]
図8は、浄水器20の使用によるユーザUへの通知処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ビーコン装置30及び通信端末50は、初期設定として浄水器20の使用時の流速の計測処理を行う(ステップS11)。この流速の計測処理により得た流速を、サーバ60の管理用データベース部62に登録する。流速の計測処理の詳細は、図9のフローチャートで説明する。なお、ビーコン装置30及び通信端末50を起動する際には、流速の計測処理が既に行われているため、管理用データベース部62に流速が登録されている場合には、ステップS11での流速の計測処理は省略される。
図8は、浄水器20の使用によるユーザUへの通知処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ビーコン装置30及び通信端末50は、初期設定として浄水器20の使用時の流速の計測処理を行う(ステップS11)。この流速の計測処理により得た流速を、サーバ60の管理用データベース部62に登録する。流速の計測処理の詳細は、図9のフローチャートで説明する。なお、ビーコン装置30及び通信端末50を起動する際には、流速の計測処理が既に行われているため、管理用データベース部62に流速が登録されている場合には、ステップS11での流速の計測処理は省略される。
流速の計測処理が終了した後、ビーコン装置30は、使用検知部31が浄水器20の流水を検出したか否かを判断する(ステップS12)。ここで、浄水器20の流水を検出しない場合には(ステップS12のNo)、ステップS12の判断を繰り返し行い、流水を検出するまで待機する。
浄水器20の流水を検出した場合(ステップS12のYes)、ビーコン装置30のカウンタ33は、累積使用時間のカウントを開始する(ステップS13)。このカウント値は、累積使用時間であり、カウンタ33は、前回カウントを停止した値からカウントを再開する。
次に、使用検知部31は、浄水器20の流水停止を検出したか否かを判断する(ステップS14)。ここで、浄水器20の流水停止を検出しない場合には(ステップS14のNo)、ステップS14の判断を繰り返し行い、流水停止を検出するまで待機する。
浄水器20の流水を検出した場合(ステップS12のYes)、ビーコン装置30のカウンタ33は、累積使用時間のカウントを開始する(ステップS13)。このカウント値は、累積使用時間であり、カウンタ33は、前回カウントを停止した値からカウントを再開する。
次に、使用検知部31は、浄水器20の流水停止を検出したか否かを判断する(ステップS14)。ここで、浄水器20の流水停止を検出しない場合には(ステップS14のNo)、ステップS14の判断を繰り返し行い、流水停止を検出するまで待機する。
浄水器20の流水停止を検出した場合は(ステップS14のYes)、ビーコン装置30のカウンタ33は、使用時間のカウントを終了して累積使用時間の情報を得、この累積使用時間の情報を記憶部34の累積使用時間記憶エリア34bに記憶する(ステップS15)。そして、ビーコン装置30のビーコン送信部32は、カウンタ33で得た最新の累積使用時間の情報と機器識別情報が付加されたビーコン信号B1を送信する(ステップS16)。
通信端末50は、ビーコン受信部51によりこのビーコン信号B1を受信し、ネットワーク通信部55により、ビーコン信号B1に含まれる機器識別情報及び累積使用時間の情報をサーバ60に送る(ステップS17)。なお、浄水器20が使用されたタイミングでは、図1に示すようにユーザUが流し台10の近傍でユーザUがレバー11aなどを操作している状況であり、ユーザUが所持する通信端末50が、ビーコン信号B1を受信できる範囲内に存在する可能性が高い。
サーバ60は、通信端末50から機器識別情報及び累積使用時間の情報を受信すると、サーバ60の管理用データベース部62の記憶情報を更新する(ステップS18)。このとき、サーバ60は、管理用データベース部62の累積使用時間を更新すると同時に、その累積使用時間から算出した累積使用水量についても更新する。
サーバ60は、通信端末50から機器識別情報及び累積使用時間の情報を受信すると、サーバ60の管理用データベース部62の記憶情報を更新する(ステップS18)。このとき、サーバ60は、管理用データベース部62の累積使用時間を更新すると同時に、その累積使用時間から算出した累積使用水量についても更新する。
次に、サーバ60は、管理用データベース部62の更新した累積使用水量が、予め設定した閾値未満か否かを判断する(ステップS19)。ステップS19における閾値としては、例えば管理用データベース部62に記憶されているフィルタ寿命の値が使用される。あるいは、この閾値として、フィルタ寿命の値から一定の水量(または一定の比率の水量)を減算した値を使用するようにしてもよい。
サーバ60は、累積使用水量が閾値未満であると判断した場合(ステップS19のYes)には、通信端末50に対して、累積使用水量の情報を送信し、累積使用水量の通知を指示する。通信端末50の処理部52は、受信した累積使用水量の情報に基づき、出力部53に累積使用水量の通知を指示し、この指示に基づいて出力部53が累積使用水量の通知処理を行う(ステップS20)。
図10Aは、このときの通信端末50の出力部53が備えるディスプレイによる通知処理の一例を示す。図10Aでは、累積水量通知領域53aが「これまでの累積使用水量 50.00L」と表示し、残りフィルタ使用可能水量通知領域53bが「フィルタ交換の必要がありません 残りフィルタ使用可能水量 1450.00L」と表示する例を示す。
図10Aは、このときの通信端末50の出力部53が備えるディスプレイによる通知処理の一例を示す。図10Aでは、累積水量通知領域53aが「これまでの累積使用水量 50.00L」と表示し、残りフィルタ使用可能水量通知領域53bが「フィルタ交換の必要がありません 残りフィルタ使用可能水量 1450.00L」と表示する例を示す。
図8のフローチャートの説明に戻ると、サーバ60は、ステップS19で累積使用水量が閾値未満でないと判断した場合(ステップS19のNo)には、通信端末50に対して、累積使用水量の情報を送信し、累積使用水量の通知とともにフィルタ交換を促すための通知を指示する。通信端末50の処理部52は、受信した累積使用水量の情報に基づき、出力部53に累積使用水量とフィルタ交換の通知を指示し、この指示に基づいて出力部53が累積使用水量及びフィルタ交換の通知処理を行う(ステップS21)。
図10Bは、このときの通信端末50の出力部53が備えるディスプレイによる通知処理の一例を示す。図10Bでは、累積水量通知領域53cが「これまでの累積使用水量 1500.00L」と表示し、フィルタ交換通知領域53dが「フィルタを交換してください!!」と表示し、リンクバナー領域53eが「フィルタの注文はこちらをクリック」と表示する。
図10Bは、このときの通信端末50の出力部53が備えるディスプレイによる通知処理の一例を示す。図10Bでは、累積水量通知領域53cが「これまでの累積使用水量 1500.00L」と表示し、フィルタ交換通知領域53dが「フィルタを交換してください!!」と表示し、リンクバナー領域53eが「フィルタの注文はこちらをクリック」と表示する。
ユーザUがリンクバナー領域53eをクリックする操作を行った場合には、ネットワーク通信部55がフィルタカートリッジを販売するサイトにアクセスし、通信端末50の出力部53に、フィルタカートリッジを販売するサイトの画面が表示される。
通信端末50がステップS20及びS21での通知を行った後、ユーザUによる操作または一定時間経過後に、通信端末50での通知処理を終了する。
[1−7.浄水器の流速の計測処理の流れ]
図9は、浄水器20の流速の計測処理例を示すフローチャートである。この浄水器20の流速の計測処理は、図8のフローチャートのステップS11で実行されるものである。
以下、流速の計測処理の流れを図9に従って説明すると、まず、ユーザUが通信端末50にて、流速の計測の開始を指示する操作を行う(ステップS31)。この流速の計測の開始を指示する操作は、例えば処理部52が実行中のアプリケーションプログラムの実行により表示された画面での指示に基づいて行われる。
図9は、浄水器20の流速の計測処理例を示すフローチャートである。この浄水器20の流速の計測処理は、図8のフローチャートのステップS11で実行されるものである。
以下、流速の計測処理の流れを図9に従って説明すると、まず、ユーザUが通信端末50にて、流速の計測の開始を指示する操作を行う(ステップS31)。この流速の計測の開始を指示する操作は、例えば処理部52が実行中のアプリケーションプログラムの実行により表示された画面での指示に基づいて行われる。
流速の計測の開始操作があると、通信端末50の処理部52は、出力部53に吐水の操作を行うよう促すメッセージを表示する(ステップS32)。例えば通信端末50の出力部53には、「所定時間水を流してください」と表示される。
この出力部53の表示を確認したユーザUは、水栓11のレバー11aを操作して吐水を開始し、その後、水栓11のレバー11aを再度操作して吐水を停止する。
この出力部53の表示を確認したユーザUは、水栓11のレバー11aを操作して吐水を開始し、その後、水栓11のレバー11aを再度操作して吐水を停止する。
この吐水の開始及び停止の操作があると、浄水器20に水流が発生し、その水流の停止で、ビーコン装置30は、累積使用時間T1を計測して、その計測した累積使用時間T1が付加されたビーコン信号B1を送信する。このビーコン信号B1を受信した通信端末50は、サーバ60に浄水器20の機器識別情報とともに累積使用時間T1を送信し、サーバ60は、累積使用時間T1を管理用データベース部62に記憶する(ステップS33)。なお、このステップS32及びS33の処理は、最初の累積使用時間T1を得ることが目的であり、吐水を行う時間は、ビーコン装置30の使用検知部31が検知可能であればどのような時間であってもよい。
次に、通信端末50の処理部52は、出力部53に一定量Vの吐水の操作を行うことを表示する(ステップS34)。例えば、一定量Vが1リットルである場合、通信端末50のディスプレイには、「1リットル、水を流してください」と表示される。
この表示を確認したユーザUは、計量カップなどの容器を用意した上で、水栓11のレバー11aを操作して吐水を開始し、その後、容器に溜まる水がVリットル(1リットル)になるタイミングで、水栓11のレバー11aを再度操作して吐水を停止する。
この表示を確認したユーザUは、計量カップなどの容器を用意した上で、水栓11のレバー11aを操作して吐水を開始し、その後、容器に溜まる水がVリットル(1リットル)になるタイミングで、水栓11のレバー11aを再度操作して吐水を停止する。
この一定量の吐水の開始及び停止の操作があると、浄水器20に水流が発生し、その水流の停止で、ビーコン装置30は、累積使用時間T2を計測して、その計測した累積使用時間T2が付加されたビーコン信号B1を送信する。このビーコン信号B1を受信した通信端末50は、サーバ60に浄水器20の機器識別情報とともに累積使用時間T2を送信し、サーバ60は、累積使用時間T2を管理用データベース部62に記憶する(ステップS35)。
そして、サーバ60は、管理用データベース部62に一時記憶された累積使用時間T1と累積使用時間T2を使って、流速を算出する(ステップS36)。ここでは、サーバ60は、[流速=V/(T2−T1)]の式を解く演算を行って、流速を算出する。
その後、サーバ60は、算出した流速を、管理用データベース部62の流速フィールドに記憶する(ステップS37)。
その後、サーバ60は、算出した流速を、管理用データベース部62の流速フィールドに記憶する(ステップS37)。
このようにして、本実施の形態例の機器情報通知システムによると、管理用データベース部62が管理する浄水器20ごとに、実際の使用状態に基づいた流速の値が記憶されるようになる。したがって、管理用データベース部62に記憶される累積使用水量が、それぞれの浄水器20の実際の使用状態から得た流速で算出した正確な水量になり、フィルタカートリッジ21,22の交換の通知が、正確に計測した累積使用水量に基づいて行うことが可能になる。
すなわち、水栓11が吐水する際の流量は、水栓11の型式や給水管12a,12bの太さなど様々な要因で異なるが、本実施の形態例の場合には、実際の吐水状態から流量を計測するため正確な流量が得られ、その正確な流量から得られる累積使用水量も正確な値になり、フィルタカートリッジ21,22の交換時期が適正に通知できるようになる。
特に本実施の形態例のシステム構成の場合には、実際の流量を計測するため、浄水器20に取り付けるフィルタカートリッジ21の数や浄水性能などに差異があった場合でも、累積使用水量が正確に得られ、正確にフィルタカートリッジ21,22の交換時期を通知できるようになる。
すなわち、水栓11が吐水する際の流量は、水栓11の型式や給水管12a,12bの太さなど様々な要因で異なるが、本実施の形態例の場合には、実際の吐水状態から流量を計測するため正確な流量が得られ、その正確な流量から得られる累積使用水量も正確な値になり、フィルタカートリッジ21,22の交換時期が適正に通知できるようになる。
特に本実施の形態例のシステム構成の場合には、実際の流量を計測するため、浄水器20に取り付けるフィルタカートリッジ21の数や浄水性能などに差異があった場合でも、累積使用水量が正確に得られ、正確にフィルタカートリッジ21,22の交換時期を通知できるようになる。
なお、ビーコン装置30の使用検知部31の精度によっては、水栓11からの吐水の開始時における流量の立ち上がりの期間、及び吐水の終了時における流量の立ち下がりの期間において、水Wの流れを検知していない状態であっても、水が流れることも考えられる。このような使用検知部31が検知しない期間の浄水器の使用水量が浄水器の累積使用水量に反映されない場合、管理用データベースに記録される累積使用水量の値と、実際の浄水器20の使用水量とが乖離する可能性がある。
そこでサーバ60は、例えば、流量の立ち上がり及び立ち下がり期間に浄水器を流れる水量を予め計算やシミュレーションなどによって算出し、浄水器の使用の度に累積使用水量に算出した水量を加算してもよい。これにより、サーバ60は、より正確に浄水器20の使用水量を管理し、適切な時期にフィルタ交換を促す通知を行うことが可能となる。
そこでサーバ60は、例えば、流量の立ち上がり及び立ち下がり期間に浄水器を流れる水量を予め計算やシミュレーションなどによって算出し、浄水器の使用の度に累積使用水量に算出した水量を加算してもよい。これにより、サーバ60は、より正確に浄水器20の使用水量を管理し、適切な時期にフィルタ交換を促す通知を行うことが可能となる。
<2.第2の実施の形態例>
以下、図11を参照して、本発明の第2の実施の形態例の機器情報通知システムを説明する。第2の実施の形態例を説明する図11において、第1の実施の形態例で説明した図1〜図10に対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
以下、図11を参照して、本発明の第2の実施の形態例の機器情報通知システムを説明する。第2の実施の形態例を説明する図11において、第1の実施の形態例で説明した図1〜図10に対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
[2−1.ビーコン装置と通信端末の内部構成例]
図11は、第2の実施の形態例の機器情報通知システムの構成例を示す図である。第2の実施の形態例の機器情報通知システムは、図3に示す機器情報通知システムと同様に、家屋内に設置された浄水器20のフィルタカートリッジ21,22の交換時期をユーザに通知する例に適用したものである。第1の実施の形態例では、通信端末50はサーバ60にアクセスして、製品情報データベース部61及び管理用データベース部62から情報を取得するようにした。これに対して、第2の実施の形態例では、通信端末50の記憶部56に、製品情報データベースや管理用データベースとしての情報を記憶するようにしたものである。
図11は、第2の実施の形態例の機器情報通知システムの構成例を示す図である。第2の実施の形態例の機器情報通知システムは、図3に示す機器情報通知システムと同様に、家屋内に設置された浄水器20のフィルタカートリッジ21,22の交換時期をユーザに通知する例に適用したものである。第1の実施の形態例では、通信端末50はサーバ60にアクセスして、製品情報データベース部61及び管理用データベース部62から情報を取得するようにした。これに対して、第2の実施の形態例では、通信端末50の記憶部56に、製品情報データベースや管理用データベースとしての情報を記憶するようにしたものである。
すなわち、図11に示すように、通信端末50は記憶部56を備え、この記憶部56の一部の記憶エリアに、製品情報データベース部56a及び管理用データベース部56bが形成される。
製品情報データベース部56aは、製品種別情報フィールドとフィルタ寿命フィールドを有し、それぞれのフィールドには、図6に示すように製品種別情報及びフィルタ寿命が記憶される。
管理用データベース部56bは、図7と同様に、機器識別情報フィールド、製品種別情報フィールド、累積使用時間フィールド、流速フィールド、累積使用水量フィールド、及びフィルタ寿命フィールドを有し、各フィールドには図7と同様の情報が記憶される。但し、通信端末50の管理用データベース部56bには、この通信端末50を所持するユーザUが使用する浄水器20に関する情報のみが記憶される。
製品情報データベース部56aは、製品種別情報フィールドとフィルタ寿命フィールドを有し、それぞれのフィールドには、図6に示すように製品種別情報及びフィルタ寿命が記憶される。
管理用データベース部56bは、図7と同様に、機器識別情報フィールド、製品種別情報フィールド、累積使用時間フィールド、流速フィールド、累積使用水量フィールド、及びフィルタ寿命フィールドを有し、各フィールドには図7と同様の情報が記憶される。但し、通信端末50の管理用データベース部56bには、この通信端末50を所持するユーザUが使用する浄水器20に関する情報のみが記憶される。
そして、ビーコン装置30から送信されるビーコン信号B1を通信端末50のビーコン受信部51が受信すると、通信端末50の処理部52は、受信したビーコン信号B1に含まれる情報に基づいて、管理用データベース部56bに記憶された累積使用時間や累積使用水量の情報を更新する。そして、通信端末50の処理部52は、管理用データベース部56bに記憶された累積使用水量の情報に基づいて、出力部53に対してユーザUに通知するための出力(表示)を行う。
通信端末50のその他の箇所、及びビーコン装置30については、第1の実施の形態例で説明した通信端末50及びビーコン装置30と同様に構成する。
通信端末50のその他の箇所、及びビーコン装置30については、第1の実施の形態例で説明した通信端末50及びビーコン装置30と同様に構成する。
[2−2.浄水器の使用による通知処理及び流速の計測処理の流れ]
浄水器20の使用に基づいて、ビーコン装置30がビーコン信号B1を送信した場合、通信端末50では、既に説明した図8のフローチャートに示す処理が実行される。しかしながら、下記の点で第1の実施の形態例と異なる。
第1の実施の形態例では、ステップS18において、通信端末50がサーバ60に情報を送信し、サーバ60が管理用データベース部62の情報を更新している。代わりに、第2の実施の形態例では、通信端末50の処理部52が記憶部56内の管理用データベース部56bの記憶情報を更新し、その記憶情報に基づいて通知処理を行う。
また、第1の実施の形態例では、ステップS19において、サーバ60が、管理用データベース部62に格納された累積使用水量及びフィルタ寿命の情報を参照し、累積使用水量が閾値未満であるか否かを判断して、通信端末50に対して通知指示を行っている。代わりに、第2の実施の形態例では、通信端末50の処理部52が記憶部56内の管理用データベース56aを参照して、累積使用水量が閾値未満であるか否かを判断して、通知処理を行う。
浄水器20の使用に基づいて、ビーコン装置30がビーコン信号B1を送信した場合、通信端末50では、既に説明した図8のフローチャートに示す処理が実行される。しかしながら、下記の点で第1の実施の形態例と異なる。
第1の実施の形態例では、ステップS18において、通信端末50がサーバ60に情報を送信し、サーバ60が管理用データベース部62の情報を更新している。代わりに、第2の実施の形態例では、通信端末50の処理部52が記憶部56内の管理用データベース部56bの記憶情報を更新し、その記憶情報に基づいて通知処理を行う。
また、第1の実施の形態例では、ステップS19において、サーバ60が、管理用データベース部62に格納された累積使用水量及びフィルタ寿命の情報を参照し、累積使用水量が閾値未満であるか否かを判断して、通信端末50に対して通知指示を行っている。代わりに、第2の実施の形態例では、通信端末50の処理部52が記憶部56内の管理用データベース56aを参照して、累積使用水量が閾値未満であるか否かを判断して、通知処理を行う。
また、初期設定として行われる流速の計測処理時(図8のステップS11の処理に相当)に、第1の実施の形態例では、ステップS37において、処理部52がサーバ60に情報を送信し、サーバ60が流速を算出して管理用データベース部62に登録する。代わりに、第2の実施の形態例では、処理部52が流速を算出し、記憶部56内の管理用データベース部56bに記憶する。
そして、記憶部56内の管理用データベース部56bに記憶された使用水量に基づいて、通信端末50は、図10Aまたは図10Bに示すような通知処理を行う。
そして、記憶部56内の管理用データベース部56bに記憶された使用水量に基づいて、通信端末50は、図10Aまたは図10Bに示すような通知処理を行う。
このように第2の実施の形態例の機器情報通知システムによると、通信端末50はビーコン信号の受信により、外部と通信を行うことなくフィルタカートリッジ21,22の交換時期を通知できるようになる。
<3.変形例>
なお、第1の実施の形態例で説明したサーバ60には、製品情報データベース部61のみを設けて、管理用データベース部については、第2の実施の形態例で説明したように通信端末50内の記憶部56に設けるようにしてもよい。また、サーバ60側に製品情報データベース部61と管理用データベース部62の双方を設ける場合でも、通信端末50の記憶部56にも管理用データベース部56bを設けて、双方が使用水量などを記憶するようにしてもよい。さらに、流量と使用時間から使用水量を計算する処理についても、第1の実施の形態例ではサーバ60内で行うようにしたが、通信端末50の処理部52で使用水量を計算するようにしてもよい。
なお、第1の実施の形態例で説明したサーバ60には、製品情報データベース部61のみを設けて、管理用データベース部については、第2の実施の形態例で説明したように通信端末50内の記憶部56に設けるようにしてもよい。また、サーバ60側に製品情報データベース部61と管理用データベース部62の双方を設ける場合でも、通信端末50の記憶部56にも管理用データベース部56bを設けて、双方が使用水量などを記憶するようにしてもよい。さらに、流量と使用時間から使用水量を計算する処理についても、第1の実施の形態例ではサーバ60内で行うようにしたが、通信端末50の処理部52で使用水量を計算するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態例では、浄水器20の型式から決まる製品種別情報からフィルタ寿命などが一義的に選ばれるようにした。これに対して、特定の型式の浄水器20に取り付けられるフィルタカートリッジ21,22として、浄水性能の相違などからフィルタ寿命が違う複数の種類のものが存在する場合には、通信端末50での初期設定時に、ユーザUによる選択操作で、装着したフィルタカートリッジ21,22の型式や寿命を決めるようにしてもよい。あるいは、ビーコン装置30側で、フィルタカートリッジ21,22の種類に応じた何らかの選択ができるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態例では、浄水器20の製造者やユーザUがサーバ60の管理用データベース部62に、機器識別情報に対応付けて、浄水器20の製品種別を特定するための製品種別情報を格納する例が説明されている。しかしながら、別の方法によって、管理用データベース部62に、機器識別情報に対応付けて製品種別情報が格納されてもよい。例えば、サーバ60は、個々の浄水器20の機器識別情報に対応する製品種別情報が予め記憶された不図示のデータベースを別途備えていてもよい。
また、ビーコン装置30は、記憶部34内に、予め製品種別情報が記憶された製品種別情報エリアを有し、ビーコン信号にこの製品種別情報を含めて送信するようにしてもよい。この場合、ビーコン信号を受信した通信端末50は、機器識別情報及び累積使用時間の情報とともに、製品種別情報をサーバ60に送信する。これにより、サーバ60は、受信した機器識別情報に対応する製品種別情報を取得することができる。
また、ビーコン装置30は、記憶部34内に、予め製品種別情報が記憶された製品種別情報エリアを有し、ビーコン信号にこの製品種別情報を含めて送信するようにしてもよい。この場合、ビーコン信号を受信した通信端末50は、機器識別情報及び累積使用時間の情報とともに、製品種別情報をサーバ60に送信する。これにより、サーバ60は、受信した機器識別情報に対応する製品種別情報を取得することができる。
また、上述した実施の形態例では、図1に示すように給水管21a,21bに取り付けられた浄水器20に適用した。これに対して、本発明は、タンクなどに貯蔵された水を浄水して外部に取り出す、いわゆるピッチャータイプの浄水器に適用してもよい。すなわち、ピッチャーに内蔵された浄水器で浄水した水を外部に取り出す流路に、使用検知部を設けて、その使用検知部での検知に基づいて、ピッチャー内のビーコン装置がビーコン信号を送信するようにしてもよい。
あるいは、コーヒーメーカーや給茶器などの飲料を作成する機器において、タンクからの給水路の途中に浄水器を配置する場合に、本発明を適用するようにしてもよい。
あるいは、コーヒーメーカーや給茶器などの飲料を作成する機器において、タンクからの給水路の途中に浄水器を配置する場合に、本発明を適用するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態例では、ビーコン装置30は、浄水器20内の流路のフィルタカートリッジ21,22の下流側に、流水を検知する使用検知部31を配置するようにした。これに対して、ビーコン装置30として、浄水器20内の流路のフィルタカートリッジ21,22の上流側に、使用検知部31を配置してもよい。但し、下流側の方が上流側より正確に流水量を検出できる可能性が高く、好ましい。
また、流水を検知する使用検知部31は、浄水器20に接続された給水管21aまたは21bに配置するようにしてもよい。
また、流水を検知する使用検知部31は、浄水器20に接続された給水管21aまたは21bに配置するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態例では、ユーザが使用する通信端末として、スマートフォンと称される通信端末を適用した。これに対して、通信端末として、その他のビーコン信号を受信する機能を備えた端末に適用してもよい。例えば、通信端末として、ビーコン信号を受信する機能を備えたタブレット端末や、セルラー電話端末などに適用してもよい。あるいは、ビーコン装置が取り付けられた浄水器ごとに専用の通信端末を用意して、その専用の通信端末が、フィルタなどの部材の交換をユーザに告知するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態例では、ビーコン信号として、BLE規格のブロードキャスト通信で送信される信号とした。これに対して、その他の通信方式を適用したビーコン信号としてもよい。
また、図10に示す通信端末が行う表示画面についても、一例を示したものであり、その他の表示画面としてもよい。例えば、図10の例では、フィルタカートリッジの交換時期が来たことを表示する画面内に、フィルタカートリッジを販売するサイトにアクセスするリンクバナー領域53eを表示するようにした。これに対して、リンクバナー以外の表示形態で、フィルタカートリッジの案内表示を行うようにしてもよい。例えば、使用している浄水器20に合致した形式のフィルタカートリッジをユーザが直接注文できる、特定の型番のフィルタの購入申込み画面を同じ画面内(または別画面)に表示してもよい。
また、リンクバナー領域53eは、図10Aに示す累積使用水量を表示する画面でも表示するようにしてもよい。
さらに、ユーザによるフィルタカートリッジの購入を案内するために、フィルタカートリッジの交換時期が来たことを告知する画面内に、交換が必要なフィルタカートリッジについての詳細(商品番号、価格など)を表示してもよい。
さらに、図10Aに示す累積使用水量を表示する画面では、前回フィルタカートリッジを交換してからの期間(日数または月数)や、使用期限までの期間(日数または月数)を同時に表示するようにしてもよい。この日数または月数での使用期限が到達した場合にも、通信端末50は、フィルタカートリッジの交換を通知する画面を表示する。
また、リンクバナー領域53eは、図10Aに示す累積使用水量を表示する画面でも表示するようにしてもよい。
さらに、ユーザによるフィルタカートリッジの購入を案内するために、フィルタカートリッジの交換時期が来たことを告知する画面内に、交換が必要なフィルタカートリッジについての詳細(商品番号、価格など)を表示してもよい。
さらに、図10Aに示す累積使用水量を表示する画面では、前回フィルタカートリッジを交換してからの期間(日数または月数)や、使用期限までの期間(日数または月数)を同時に表示するようにしてもよい。この日数または月数での使用期限が到達した場合にも、通信端末50は、フィルタカートリッジの交換を通知する画面を表示する。
10…流し台、11…水栓、11a…レバー、12a,12b…給水管、20…浄水器、20a…流路、21,22…フィルタカートリッジ、30…ビーコン装置、31…使用検知部、31a…磁石、31b…バネ、31c…リードスイッチ、32…ビーコン送信部、33…カウンタ、34…記憶部、34a…機器識別情報記憶エリア、34b…累積使用時間記憶エリア、50,50′…通信端末、51…ビーコン受信部、52…処理部、53…出力部、54…入力部、55…ネットワーク通信部、56…記憶部、56a…製品情報データベース部、56b…管理用データベース部、60…サーバ、61…製品情報データベース部、62…管理用データベース部
Claims (7)
- 交換可能なフィルタが装着される浄水器に取り付けられ、ビーコン信号を送信するビーコン装置と、前記ビーコン信号を受信する通信端末と、前記浄水器の使用状況を格納する管理用データベースを記憶するサーバとを具備する機器情報通知システムであって、
前記ビーコン装置は、
前記浄水器の流路内または前記浄水器の近傍の流路内に取り付けられ、前記流路内の水の流れを検知して検知信号を出力する使用検知部と、
前記使用検知部から前記検知信号が供給されている期間を、前記浄水器の使用時間として計測する計測部と、
識別情報を記憶する記憶部と、
前記使用検知部からの前記検知信号の供給を契機として、前記浄水器の使用時間及び前記識別情報を含むビーコン信号を送信するビーコン送信部と、
を備え、
前記通信端末は、
前記ビーコン信号を受信するビーコン受信部と、
ネットワークを介して前記サーバと通信を行うためのネットワーク通信部と、
前記サーバから受信した情報に応じた通知を行う通知部と、
を備え、
前記ネットワーク通信部は、前記ビーコン装置から送信された前記ビーコン信号に含まれる前記浄水器の使用時間及び前記識別情報を前記サーバへ送信し、
前記サーバは、
前記通信端末から送信された前記浄水器の使用時間により、前記管理用データベースが格納した情報を更新するとともに、前記浄水器の使用状況に応じた通知を行うための情報を前記通信端末に送信する
ことを特徴とする機器情報通知システム。 - 前記管理用データベースは、前記識別情報と、該識別情報により特定される前記ビーコン装置が取り付けられた前記浄水器の使用時の水の流速とを対応付けて格納し、
前記サーバは、前記浄水器の使用時間及び前記水の流速に基づいて、前記浄水器の使用水量を算出し、算出した使用水量を前記識別情報と対応付けて前記管理用データベースに格納し、
前記管理用データベースに格納された前記浄水器の使用水量に応じた通知を行うための情報を前記通信端末に送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の機器情報通知システム。 - 前記サーバは、前記浄水器の所定の時期における第1の使用時間と、前記所定の時期から所定量の水を使用した後の前記浄水器の第2の使用時間と、をそれぞれ前記ビーコン装置から受信し、前記浄水器の水の流速を算出して、算出した水の流速を前記管理用データベースに格納する
ことを特徴とする請求項2に記載の機器情報通知システム。 - 前記サーバは、前記浄水器の種別を特定する製品種別情報と、前記浄水器において用いられるフィルタの使用可能水量とを対応付けて予め格納した製品情報データベースを更に具備し、
前記浄水器の使用水量と、前記フィルタの使用可能水量とに応じた通知を行うための情報を前記通信端末に送信する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の機器情報通知システム。 - 前記ビーコン送信部は、前記使用検知部からの前記検知信号の供給が停止してから所定時間、前記ビーコン信号を送信する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の機器情報通知システム。 - 前記使用検知部は、前記浄水器内の流路において、前記フィルタより下流における前記水の流れを検知する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の機器情報通知システム。 - 交換可能なフィルタが装着される浄水器に取り付けられ、ビーコン信号を送信するビーコン装置と、前記ビーコン信号を受信する通信端末とを具備する情報通知システムであって、
前記ビーコン装置は、
前記浄水器の流路内または浄水器の近傍の流路内に取り付けられ、前記流路内の水の流れを検知して検知信号を出力する使用検知部と、
前記使用検知部から前記検知信号が供給されている期間を、前記浄水器の使用時間として計測する計測部と、
識別情報を記憶する第1の記憶部と、
前記使用検知部からの前記検知信号の供給を契機として、前記浄水器の使用時間及び前記識別情報を含むビーコン信号を送信するビーコン送信部と、
を備え、
前記通信端末は、
前記ビーコン信号を受信するビーコン受信部と、
前記浄水器の使用状況を格納する管理用データベースを記憶する第2の記憶部と、
前記ビーコン装置から送信された前記ビーコン信号の前記ビーコン受信部での受信に伴って、前記浄水器の使用時間及び前記識別情報を含む情報を前記管理用データベースに格納する処理部と、
前記浄水器の使用状況に応じた通知を行う通知部と、
を備える
ことを特徴とする機器情報通知システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016095922A JP2017204166A (ja) | 2016-05-12 | 2016-05-12 | 機器情報通知システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016095922A JP2017204166A (ja) | 2016-05-12 | 2016-05-12 | 機器情報通知システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017204166A true JP2017204166A (ja) | 2017-11-16 |
Family
ID=60323028
Family Applications (1)
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JP2016095922A Pending JP2017204166A (ja) | 2016-05-12 | 2016-05-12 | 機器情報通知システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017204166A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020197868A (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-10 | 三菱ケミカル・クリンスイ株式会社 | 情報処理装置、情報処理システム、浄水器に関連する情報の提示方法、およびプログラム |
JP7519869B2 (ja) | 2020-10-21 | 2024-07-22 | 東京瓦斯株式会社 | 情報提供システム及びプログラム |
-
2016
- 2016-05-12 JP JP2016095922A patent/JP2017204166A/ja active Pending
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