JP2017097603A - アダプター及びその制御方法、並びに情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】USB Type−CとAlternate Modeに対応したソース機器を、汎用のUSB Type−Cケーブルを使用して、HDMI(登録商標)若しくはMHL対応のシンク機器に接続するアダプターを提供する。
【解決手段】まずソース機器10がMHLに対応しているか否かをチェックし、ソース機器10がMHLに対応している場合には、シンク機器20からソース機器10への電源供給を開始して、ソース機器10をMHL動作モードに設定する。MHLを最優先でチェックするのは、シンク機器20からソース機器10への電源供給により、ソース機器10の電源の消耗を抑えることができるからである。
【選択図】 図1
【解決手段】まずソース機器10がMHLに対応しているか否かをチェックし、ソース機器10がMHLに対応している場合には、シンク機器20からソース機器10への電源供給を開始して、ソース機器10をMHL動作モードに設定する。MHLを最優先でチェックするのは、シンク機器20からソース機器10への電源供給により、ソース機器10の電源の消耗を抑えることができるからである。
【選択図】 図1
Description
本明細書で開示する技術は、さまざまなデータ伝送規格に対応した機器を所定のデータ伝送規格に準拠する他の機器に接続するためのアダプター及びその制御方法、並びに、さまざまなデータ伝送規格に対応したデータを出力する情報処理装置に係り、例えばUSB Type−Cの代替モードで動作する機器を他の機器に接続するためのアダプター及びその制御方法、並びに、USB Type−Cの代替モードに対応した情報処理装置に関する。
USB(Universal Serial Bus)は、コンピューターを始めとする情報機器にさまざまな周辺機器を接続するシリアル・バス規格として、既に広く普及している。また、USB3.1規格では、USB Type−Cという、コネクター及びケーブルの種類が新たに追加された。
USB Type−Cコネクターは、USB3.0コネクター並びにmicroUSBコネクターなどで使用されているUSB2.0規格の信号をそれぞれ2本分同時に配線できるような構造を備え、複数の規格をサポートすることができ、また、電源供給と周辺機器の接続に兼用することができる。
また、USB Type−Cは、代替モード(Alternate Mode又はAlt Mode)という動作モードを有し、コネクター内部の接続のうちUSB3.0互換のデータ信号線1本分〜2本分までの範囲内で別の規格のポートとして使用することができる。代替モードは、標準的な USB Type−Cコネクターとケーブルを使用して、さまざまなデータ伝送規格に従う映像及び音声信号を転送することができ、その他にも最大100Wの電力供給や10Gbpsのデータ通信を行なう(但し、USB3.1 規格の場合)、といった特徴がある。
USB Type−Cの代替モードを用いたデータ伝送規格として、例えば、ディジタル映像伝送を実現するHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)や、MHL(Mobile High−Definition Link)が提唱している「MHLAlternative Mode」、VESA(Video Electronics Standards Association)が提唱している「DisplayPort Alternate Mode」、米インテル社が提唱している「Thunderbolt 3」などが挙げられる。
例えば、USB3.0ポート(又はコネクター)を有する携帯装置と、ディジタルビデオポート(HDMI(登録商標)ポート、ディスプレイポート、DVIポートなど)とをUSB3.0ケーブルで接続したシステムについて提案がなされている(例えば、特許文献1を参照のこと)。今後は、USB Type−Cコネクター及びAltername Mode対応のソース機器が普及してくる見込みがあり、この種のソース機器にシンク機器に接続する機会が増えてくる。
本明細書で開示する技術の目的は、さまざまなデータ伝送規格に対応した機器を所定のデータ伝送規格に準拠する他の機器に接続するためのアダプター及びその制御方法、並びに、さまざまなデータ伝送規格に対応したデータを出力する情報処理装置を提供することにある。
本明細書で開示する技術のさらなる目的は、USB Type−Cの代替モードで動作する機器を他の機器に接続するためのアダプター及びその制御方法、並びに、USB Type−Cの代替モードに対応した情報処理装置を提供することにある。
本明細書で開示する技術は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、
ソース機器と接続する第1の接続部と、
シンク機器と接続する第2の接続部と、
代替モードの設定を制御する制御部と、
前記ソース機器からの入力を前記シンク機器が対応する伝送規格に則ってプロトコル変換する変換部と、
を具備するアダプターである。
ソース機器と接続する第1の接続部と、
シンク機器と接続する第2の接続部と、
代替モードの設定を制御する制御部と、
前記ソース機器からの入力を前記シンク機器が対応する伝送規格に則ってプロトコル変換する変換部と、
を具備するアダプターである。
本明細書で開示する技術の第2の側面によれば、第1の側面に係るアダプターの前記制御部は、前記ソース機器が対応する代替モードを確認して、前記アダプターの代替モードの設定を制御するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第3の側面によれば、第1の側面に係るアダプターの前記制御部は、前記ソース機器で指定されている優先順位に従って、前記アダプターの代替モードの設定を制御するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第4の側面によれば、第1の側面に係るアダプターの前記制御部は、いずれの伝送規格の代替モードに設定するかを所定の順序で確認するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第5の側面によれば、第4の側面に係るアダプターの前記制御部は、シンク機器による電源供給機能を有する第1の伝送規格の代替モードを優先して設定するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第6の側面によれば、第5の側面に係るアダプターの前記制御部は、前記ソース機器及び前記シンク機器がともに前記第1の伝送規格に対応する場合には、前記シンク機器からの電源供給に切り替えるとともに、前記第1の伝送規格の代替モードに設定するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第7の側面によれば、第4の側面に係るアダプターの前記制御部は、前記シンク機器が対応する前記伝送規格との互換性に基づいて代替モードの設定を制御するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第8の側面によれば、第4の側面に係るアダプターの前記制御部は、前記シンク機器が対応する前記伝送規格の代替モードに優先して設定するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第9の側面によれば、第4の側面に係るアダプターの前記制御部は、前記シンク機器が対応する前記伝送規格と互換性の高い代替モードに優先して設定するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第10の側面によれば、第4の側面に係るアダプターの前記制御部は、MHL、DisplayPortの順序で代替モードの設定が可能か否かを確認するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第11の側面によれば、第4の側面に係るアダプターの前記制御部は、MHL、HDMI(登録商標)、DisplayPort、Thunderboltの順序で代替モードの設定が可能か否かを確認するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第12の側面によれば、第1の側面に係るアダプターの前記第1の接続部は、汎用ケーブルを介して前記ソース機器と接続するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第13の側面によれば、第1の側面に係るアダプターの前記第1の接続部は、USB(Universal Serial Bus) Type−Cレセプタクルを備え、USB Type−Cケーブルを介して、USB Type−CのAlternate Modeに対応した前記ソース機器と接続するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第14の側面によれば、第13の側面に係るアダプターの前記第2の接続部は、HDMI(登録商標)に対応した前記シンク機器に差し込むHDMI(登録商標) Type−Aプラグを備えている。
また、本明細書で開示する技術の第15の側面は、
ソース機器と接続する第1の接続部とシンク機器と接続する第2の接続部を備えたアダプターの制御方法であって、
前記アダプターの代替モードの設定を制御する制御ステップと、
前記ソース機器からの入力を前記シンク機器が対応する伝送規格に則ってプロトコル変換する変換ステップと、
を有するアダプターの制御方法である。
ソース機器と接続する第1の接続部とシンク機器と接続する第2の接続部を備えたアダプターの制御方法であって、
前記アダプターの代替モードの設定を制御する制御ステップと、
前記ソース機器からの入力を前記シンク機器が対応する伝送規格に則ってプロトコル変換する変換ステップと、
を有するアダプターの制御方法である。
また、本明細書で開示する技術の第16の側面は、
シンク機器とケーブルで接続する接続部と、
代替モードに関する動作モードの優先順位リストと、
を具備する情報処理装置である。
シンク機器とケーブルで接続する接続部と、
代替モードに関する動作モードの優先順位リストと、
を具備する情報処理装置である。
本明細書で開示する技術の第17の側面によれば、第16の側面に係る情報処理装置の前記接続部は、汎用ケーブルを介して前記ソース機器と接続するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第18の側面によれば、第16の側面に係る情報処理装置は、USB Type−CのAlternate Modeに対応している。そして、前記接続部は、USB Type−Cレセプタクルを備え、USB Type−Cケーブルを介して上記(13)に記載のアダプターと接続するように構成されている。
本明細書で開示する技術によれば、さまざまなデータ伝送規格に対応した機器を所定のデータ伝送規格に準拠する他の機器に接続するためのアダプター及びその制御方法、並びに、さまざまなデータ伝送規格に対応したデータを出力する情報処理装置を提供することができる。
また、本明細書で開示する技術によれば、USB Type−Cの代替モードで動作する機器を他の機器に接続するためのアダプター及びその制御方法、並びに、USB Type−Cの代替モードに対応した情報処理装置を提供することができる。
なお、本明細書に記載された効果は、あくまでも例示であり、本発明の効果はこれに限定されるものではない。また、本発明が、上記の効果以外に、さらに付加的な効果を奏する場合もある。
本明細書で開示する技術のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本明細書で開示する技術の実施形態について詳細に説明する。
USB Type−Cコネクターは、電源供給と周辺機器の接続に兼用できるとともに、代替モード(前述)を有し、複数のデータ伝送規格をサポートすることができる。今後は、パーソナル・コンピューターやタブレットなどにおいて、USB Type−Cと代替モードに対応したソース機器が普及してくることが想定される。
他方、製品のライフサイクルと必然性を考慮すると、TVなどのシンク機器にはUSB Type−Cコネクターが普及しない可能性もある。何故ならば、TVなどの製品には、小型のコネクターはあまり要求されず、また、USB機能の対応はプライオリティーが低いからである。
USB Type−Cと代替モードに対応したソース機器をシンク機器に接続したい場合、代替モード毎に対応したシンク機器及び対応ケーブルを用意するという方法が考えられる。また、現状(若しくは、本出願時)の市場の80%余りを占めるHDMI(登録商標)搭載のシンク機器に代替モード対応のソース機器を接続したい場合には、何かしらの専用変換アダプターが必要になり、利便性がよくない。
そこで、本明細書では、USB Type−Cと代替モードに対応したソース機器を、汎用のUSB Type−Cケーブルを使用して、HDMI(登録商標)若しくはMHL対応のシンク機器に簡易に接続する技術について、以下で提案する。ここで、HDMI(登録商標)若しくはMHL対応のシンク機器として、既存のHDMI(登録商標)端子付きTVモニターなどを想定する。
図1には、本明細書で開示する技術を適用した通信システム1の構成例を模式的に示している。図示の通信システム1は、ソース機器10と、シンク機器20と、これらソース機器10とシンク機器20間を接続するために使用するケーブル30と、このケーブル30とシンク機器20間に介在するマルチ・アダプター40で構成される。
ソース機器10は、USB Type−Cと複数の代替モードに対応している。ここで言う複数の代替モードには、MHL、DisplayPort、Thunderboltなどが含まれる。図示のソース機器10は、Type−Cコントローラー11と、プロトコル・コンバーター12と、Type−Cレセプタクル13を備えている。Type−Cコントローラー11は、USB Type−Cに対応した信号処理を行なう。プロトコル・コンバーター12は、Type−Cコントローラー11で処理される信号を他のデータ伝送規格に則った信号に変換し、又はその逆変換を行なう。Type−Cレセプタクル13は、汎用のUSB Type−CケーブルのType−Cプラグに対応したレセプタクルであり、図示の例ではケーブル30の一端が差されている。ソース機器10は、MHL、HDMI(登録商標)、DisplayPort、Thunderboltなど複数の代替モードに対応するものとする。
シンク機器20は、HDMI(登録商標)若しくはMHLに対応し、HDMI(登録商標)Type−Aレセプタクル21を備えている。Type−Aレセプタクル21の端子はMHL対応の場合もある。
ケーブル30は、汎用(既存)のUSB Type−Cケーブルをそのまま使用することを想定しており、両端にType−Cプラグ31及び32を備えている。図示の例では、一方のType−Cプラグ31は、ソース機器10のType−Cレセプタクル13に差し込まれ、他方のType−Cプラグ32は、マルチ・アダプター40が持つType−Cレセプタクル41に差し込まれている。
マルチ・アダプター40は、MHL、HDMI(登録商標)、DisplayPort、Thunderboltなど複数の代替モードに対応するソース機器10にHDMI(登録商標)若しくはMHLに対応するシンク機器20を汎用のUSB Type−Cケーブル30で接続するためのアダプターである。マルチ・アダプター40は、Type−Cレセプタクル41とHDMI(登録商標)Type−Aプラグ42を備えている。図示の例では、Type−Cレセプタクル41には、ケーブル30の他方のType−Cプラグ32が差し込まれ、HDMI(登録商標)Type−Aプラグ42は、シンク機器のType−Aレセプタクル21に差し込まれている。
図2には、マルチ・アダプター40の内部構成例を示している。図示のマルチ・アダプター40は、Type−Cコントローラー43と、プロトコル・コンバーター44と、Powerブロック45を備えている。
Type−Cコントローラー43は、USB Type−Cに対応した信号処理を行なう。Type−Cコントローラー43は、マルチ・アダプター40において対応可能な代替モードを把握しているものとする。
プロトコル・コンバーター44は、ケーブル30経由で受信する信号をHDMI(登録商標)規格に則った信号にプロトコル変換し、又はその逆変換を行なう。例えば、MHL、HDMI(登録商標)、DisplayPort、Thunderboltの各代替モードに対応するマルチ・アダプター40の場合、プロトコル・コンバーター44は、MHL、DisplayPort、Thunderboltの各データ伝送規格に従う信号をHDMI(登録商標)にプロトコル変換することができるものとする。
Powerブロック45は、Type−Cレセプタクル41経由でソース機器10から電源の供給を受けるか、又は、Type−Aプラグ42経由でシンク機器20から電源の供給を受けるか、マルチ・アダプター40への電源供給の切り替えを行なう。
また、オプションとして、参照番号46で示すように、マルチ・アダプター40にOSD(On Screen Display)やSG(信号発生装置)などを備えた表示用デバイスを組み込むこともできる。OSDは、例えばシンク機器20でエラー・メッセージなどを表示することができる。
図1に示した通信システム1では、ソース機器10が対応する代替モードとマルチ・アダプター40が対応する代替モードが一致するかを確認し、一致することが確認された代替モードのインターフェースの仕様並びにプロトコルに従い、ソース機器10とマルチ・アダプター40間のリンクを確立し通信を開始する。
ここで、ソース機器10とマルチ・アダプター40間で複数の代替モードで一致することが確認された場合には、ソース機器10側の要望に従って、ソース機器10とマルチ・アダプター40に設定すべき代替モードを決定する。例えば、ソース機器10は、ソース機器10自身が出力したい代替モードの優先順位を「優先順位リスト」という形式で指定する。そして、ソース機器10とマルチ・アダプター40間で一致することが確認された複数の代替モードのうち、優先順位リストで最上位にリストアップされているものに決定する。
ソース機器10が代替モードの優先順位を指定しない場合には、通信システム1若しくはマルチ・アダプター40においてあらかじめ設定している優先順位に従って、ソース機器10とマルチ・アダプター40に設定すべき代替モードを決定する。例えば、マルチ・アダプター40がMHL、HDMI(登録商標)、DisplayPort、Thunderboltなどを含む複数の代替モードに対応する場合には、MHL、HDMI(登録商標)、DisplayPort、Thunderboltの順序で対応可能か否かを確認する。
MHLを最優先するのは、MHL対応のシンク機器20からの電源供給が可能となり、ソース機器10の電源の消耗を抑えることができるからである。続いてHDMI(登録商標)への対応を優先するのは、ソース機器10とシンク機器20の双方がHDMI(登録商標)の代替モードに対応していれば、マルチ・アダプター40内のプロトコル・コンバーター44は特にコンバート処理する必要なくシンク機器20に出力することができ、コンバート処理負荷がかからないため消費電力や遅延を抑制できるからである。続いてDisplayPortへの対応をチェックするのは、DisplayPortがHDMI(登録商標)と信号処理において互換性が高いことと、DisplayPortの代替モードに対応したソース機器の出荷量が大きいことに依拠する。
また、ソース機器10とマルチ・アダプター40間でリンクを確立し通信を開始すると、マルチ・アダプター40内のプロトコル・コンバーター44は、ソース機器10からの入力を、シンク機器20に適合するデータ伝送規格(例えば、HDMI(登録商標)など)のプロトコルにコンバート処理してから、シンク機器20に出力する。
図3には、図1に示した通信システム1において代替モードを設定するための処理手順の一例をフローチャートの形式で示している。基本的には、マルチ・アダプター40が主導的となって代替モードの設定を行なうものとする。また、図示の処理手順は、マルチ・アダプター40が少なくともMHL並びにDisplayPortの各データ伝送規格を含む複数の代替モードに対応していることを前提とする。
ソース機器10とシンク機器20に装着されたマルチ・アダプター40がType−Cケーブル30で接続されると、ソース機器10とマルチ・アダプター40間でType−Cの規格に沿った通信が開始する。そして、マルチ・アダプター40は、接続されたソース機器10が代替モードに対応しているか否かをチェックする(ステップS301)。
ソース機器10が代替モードに対応していない場合には(ステップS301のNo)、マルチ・アダプター40は対応不可ということでソース機器10との通信を終了し、本処理ルーチンを終了する。マルチ・アダプター40が表示用デバイス46を搭載している場合には、代替モードでの通信が確立しなかった際に、「この機器は対応していません」などのエラー・メッセージをシンク機器20側で表示するようにしてもよい。
一方、ソース機器10が代替モードに対応している場合には(ステップS301のYes)、マルチ・アダプター40は、続いて、ソース機器10がどの代替モードに対応しているかを確認する。
まず、マルチ・アダプター40は、ソース機器10が出力したい優先順位リストを持っているか否かをチェックする(ステップS302)。
本実施形態では、代替モードに対応するソース機器10は、ソース機器10自身が出力したい代替モードの優先順位を設定することができ、Type−Cコントローラー11が優先順位リストという形式で管理している(前述)。
ソース機器10が代替モードの優先順位リストを持っている場合には(ステップS302のYes)、マルチ・アダプター40は、その優先順位リストで指定されている順序に従って、マルチ・アダプター40自身が対応している代替モードであるか否かを確認する(ステップS307)。
マルチ・アダプター40が対応可能な代替モードが優先順位リスト内に存在すれば(ステップS307のYes)、マルチ・アダプター40は自身が対応可能であることをソース機器10に返して、ソース機器10とマルチ・アダプター40の双方の代替モードをマルチ・アダプター40が対応可能で優先順位リストの最上位となる動作モードに切り替える(ステップS308)。そして、当該動作モードのインターフェースの仕様及びプロトコルに従って、ソース機器10とマルチ・アダプター40間のリンクを成立させて、ソース機器10とマルチ・アダプター40間の代替モード接続を完了する(ステップS309)。その後、ソース機器10とマルチ・アダプター40間で通信を開始すると、マルチ・アダプター40内のプロトコル・コンバーター44は、ソース機器10からの入力をHDMI(登録商標)に適宜変換して、シンク機器20に出力する。
また、ソース機器10が持つ優先順位リストにリストアップされている代替モードの中に、マルチ・アダプター40が対応可能なものが含まれていない場合には(ステップS307のNo)、マルチ・アダプター40は、対応不可ということでソース機器10との通信を終了し、本処理ルーチンを終了する。マルチ・アダプター40が表示用デバイス46を搭載している場合には、代替モードでの通信が確立しなかった際に、「この機器は対応していません」などのエラー・メッセージをシンク機器20側で表示するようにしてもよい。
また、ソース機器10が出力したい優先順位リストを持っていない場合には(ステップS302のNo)、マルチ・アダプター40は、通信システム1若しくはマルチ・アダプター40においてあらかじめ設定している優先順位に従って、代替モードの設定を開始する。
具体的には、マルチ・アダプター40は、まずシンク機器20がMHLに対応しているか否かをチェックする(ステップS303)。ソース機器10がMHLに対応する場合には、MHL規格に従ったディスカバリー・プロセスを通じて、シンク機器20がMHL対応かどうかを確認することができる。MHLを最優先でチェックするのは、MHL対応のシンク機器20からの電源供給が可能となり、ソース機器10の電源の消耗を抑えることができるからである。特にソース機器10がバッテリー駆動の場合は、マルチ・アダプター40への電源の供給元をソース機器10からシンク機器20に切り替えるのは有効である。
ここで、シンク機器20がMHLに対応している場合には(ステップS303のYes)、マルチ・アダプター40は、自身への電源の供給元をソース機器10からシンク機器20に切り替える(ステップS304)。その後、ソース機器10とマルチ・アダプター40の双方をMHLの代替モードに設定する。そして、MHLのインターフェースの仕様及びプロトコルに従ってソース機器10とマルチ・アダプター40間でリンクを確立して、ソース機器10とマルチ・アダプター40間の代替モード接続を完了する(ステップS309)。ソース機器10との通信が開始されると、マルチ・アダプター40内のプロトコル・コンバーター44は、ソース機器10からの入力をMHLにコンバート処理してシンク機器20に出力し、通常のMHL接続となる。
また、シンク機器20がMHLに対応していない場合には(ステップS303のNo)、続いて、マルチ・アダプター40は、ソース機器10がDisplayPortの代替モードに対応しているか否かをチェックする(ステップS305)。
まずDisplayPortへの対応をチェックするのは、DisplayPortがHDMI(登録商標)と信号処理において互換性が高いことと、DisplayPortの代替モードに対応したソース機器(パーソナル・コンピューターなどの情報機器)の出荷量が大きいことに依拠する。
ソース機器10がDisplayPortに対応している場合には(ステップS305のYes)、ソース機器10とマルチ・アダプター40の双方をDisplayPortの代替モードに設定する。そして、DisplayPortのインターフェースの仕様及びプロトコルに従ってソース機器10とマルチ・アダプター40間のリンクを成立させて、ソース機器10とマルチ・アダプター40間の代替モード接続を完了する(ステップS309)。その後、マルチ・アダプター40内のプロトコル・コンバーター44は、ソース機器10からの入力をHDMI(登録商標)にコンバート処理して、シンク機器20に出力する。
また、ソース機器10がDisplayPortに対応していないが(ステップS305のNo)、マルチ・アダプター40が対応可能なその他の伝送規格の代替モードに対応している場合には(ステップS306のYes)、ソース機器10とマルチ・アダプター40の双方をその代替モードに設定する。そして、その伝送規格のインターフェースの仕様及びプロトコルに従ってソース機器10とマルチ・アダプター40間のリンクを成立させて、ソース機器10とマルチ・アダプター40間の代替モード接続を完了する(ステップS309)。その後、マルチ・アダプター40内のプロトコル・コンバーター44は、ソース機器10からの入力をHDMI(登録商標)にコンバート処理して、シンク機器20に出力する。
また、ソース機器10が、マルチ・アダプター40が対応可能ないずれの代替モードにも対応していない場合には(ステップS306のNo)、マルチ・アダプター40は対応不可ということでソース機器10との通信を終了し、本処理ルーチンを終了する。マルチ・アダプター40が表示用デバイス46を搭載している場合には、代替モードでの通信が確立しなかった際に、「この機器は対応していません」などのエラー・メッセージをシンク機器20側で表示するようにしてもよい。
図4には、図1に示した通信システム1において代替モードを設定するための処理手順の他の例をフローチャートの形式で示している。基本的には、マルチ・アダプター40が主導的となって代替モードの設定を行なうものとする(同上)。また、図示の処理手順は、マルチ・アダプター40が少なくともMHL、HDMI(登録商標)、DisplayPort、並びにThunderboltの各データ伝送規格を含む複数の代替モードに対応していることを前提とする。
ソース機器10とシンク機器20に装着されたマルチ・アダプター40がType−Cケーブル30で接続されると、ソース機器10とマルチ・アダプター40間でType−Cの規格に沿った通信が開始する。そして、マルチ・アダプター40は、接続されたソース機器10が代替モードに対応しているか否かをチェックする(ステップS401)。
ソース機器10が代替モードに対応していない場合には(ステップS401のNo)、マルチ・アダプター40は対応不可ということでソース機器10との通信を終了し、本処理ルーチンを終了する。マルチ・アダプター40が表示用デバイス46を搭載している場合には、代替モードでの通信が確立しなかった際に、「この機器は対応していません」などのエラー・メッセージをシンク機器20側で表示するようにしてもよい。
一方、ソース機器10が代替モードに対応している場合には(ステップS401のYes)、続いて、マルチ・アダプター40は、ソース機器10がどの代替モードに対応しているかを確認する。
まず、マルチ・アダプター40は、ソース機器10が出力したい優先順位リストを持っているか否かをチェックする(ステップS402)。
本実施形態では、代替モードに対応するソース機器10は、ソース機器10自身が出力したい代替モードの優先順位を設定することができ、Type−Cコントローラー11が優先順位リストという形式で管理している(前述)。
ソース機器10が代替モードの優先順位リストを持っている場合には(ステップS402のYes)、マルチ・アダプター40は、その優先順位リストで指定されている順序に従って、マルチ・アダプター40自身が対応している代替モードであるか否かを確認する(ステップS409)。
マルチ・アダプター40が対応可能な代替モードが優先順位リスト内に存在すれば(ステップS409のYes)、マルチ・アダプター40は自身が対応可能であることをソース機器10に返して、ソース機器10とマルチ・アダプター40の双方の代替モードをマルチ・アダプター40が対応可能で優先順位リストの最上位となる動作モードに切り替える(ステップS410)。そして、当該動作モードのインターフェースの仕様及びプロトコルに従って、ソース機器10とマルチ・アダプター40間のリンクを成立させて、ソース機器10とマルチ・アダプター40間の代替モード接続を完了する(ステップS411)。その後、ソース機器10とマルチ・アダプター40間で通信を開始すると、マルチ・アダプター40内のプロトコル・コンバーター44は、ソース機器10からの入力をHDMI(登録商標)に適宜変換して(但し、HDMI(登録商標)の代替モードに切り替えた場合を除く)、シンク機器20に出力する。
また、ソース機器10が持つ優先順位リストにリストアップされている代替モードの中に、マルチ・アダプター40が対応可能なものが含まれていない場合には(ステップS409のNo)、マルチ・アダプター40は、対応不可ということでソース機器10との通信を終了し、本処理ルーチンを終了する。マルチ・アダプター40が表示用デバイス46を搭載している場合には、代替モードでの通信が確立しなかった際に、「この機器は対応していません」などのエラー・メッセージをシンク機器20側で表示するようにしてもよい。
また、ソース機器10が出力したい優先順位リストを持っていない場合には(ステップS402のNo)、マルチ・アダプター40は、通信システム1若しくはマルチ・アダプター40においてあらかじめ設定している優先順位に従って、代替モードの設定を開始する。
具体的には、マルチ・アダプター40は、まずシンク機器20がMHLに対応しているか否かをチェックする(ステップS403)。ソース機器10がMHLに対応する場合には、MHL規格に従ったディスカバリー・プロセスを通じて、シンク機器20がMHL対応かどうかを確認することができる。MHLを最優先でチェックするのは、MHL対応のシンク機器20からの電源供給が可能となり、ソース機器10の電源の消耗を抑えることができるからである。特にソース機器10がバッテリー駆動の場合は、マルチ・アダプター40への電源の供給元をソース機器10からシンク機器20に切り替えるのは有効である。
ここで、シンク機器20がMHLに対応している場合には(ステップS403のYes)、マルチ・アダプター40は、自身への電源の供給元をソース機器10からシンク機器20に切り替える(ステップS404)。その後、ソース機器10とマルチ・アダプター40の双方をMHLの代替モードに設定する。そして、MHLのインターフェースの仕様及びプロトコルに従ってソース機器10とマルチ・アダプター40間でリンクを確立して、ソース機器10とマルチ・アダプター40間の代替モード接続を完了する(ステップS411)。ソース機器10との通信が開始されると、マルチ・アダプター40内のプロトコル・コンバーター44は、ソース機器10からの入力をMHLにコンバート処理してシンク機器20に出力し、通常のMHL接続となる。
また、シンク機器20がMHLに対応していない場合には(ステップS403のNo)、続いて、マルチ・アダプター40は、HDMI(登録商標)(ステップS405)、DisplayPort(ステップS406)、Thunderbolt(ステップS407)の順序で、ソース機器10がどの代替モードに対応しているか否かをチェックする。
まずHDMI(登録商標)への対応をチェックするのは、ソース機器10とシンク機器20の双方がHDMI(登録商標)の代替モードに対応していれば、マルチ・アダプター40内のプロトコル・コンバーター44は特にコンバート処理する必要なくシンク機器20に出力することができ、コンバート処理負荷がかからないため消費電力や遅延を抑制できるからである。
また、HDMI(登録商標)に続いてDisplayPortへの対応をチェックするのは、DisplayPortがHDMI(登録商標)と信号処理において互換性が高いことと、DisplayPortの代替モードに対応したソース機器(パーソナル・コンピューターなどの情報機器)の出荷量が大きいことに依拠する。
ソース機器10がHDMI(登録商標)の代替モードに対応している場合には(ステップS405のYes)、ソース機器10とマルチ・アダプター40の双方をHDMI(登録商標)の代替モードに設定する。そして、HDMI(登録商標)のインターフェースの仕様及びプロトコルに従ってソース機器10とマルチ・アダプター40間のリンクを成立させて、ソース機器10とマルチ・アダプター40間の代替モード接続を完了する(ステップS411)。ソース機器10とシンク機器20の双方がHDMI(登録商標)の代替モードに対応していれば、マルチ・アダプター40内のプロトコル・コンバーター44は、ソース機器10からの入力を特にコンバート処理することなく、シンク機器20に出力する。
また、ソース機器10がHDMI(登録商標)に対応していないが(ステップS405のNo)、ソース機器10とマルチ・アダプター40の双方がDisplayPort(DP)に対応している場合には(ステップS406のYes)、ソース機器10とマルチ・アダプター40の双方をDisplayPortの代替モードに設定する。そして、DisplayPortのインターフェースの仕様及びプロトコルに従ってソース機器10とマルチ・アダプター40間のリンクを成立させて、ソース機器10とマルチ・アダプター40間の代替モード接続を完了する(ステップS411)。その後、マルチ・アダプター40内のプロトコル・コンバーター44は、ソース機器10からの入力をHDMI(登録商標)にコンバート処理して、シンク機器20に出力する。
また、ソース機器10がDisplayPortにも対応していないが(ステップS406のNo)、ソース機器10とマルチ・アダプター40の双方がThunderbolt(Tb)に対応している場合には(ステップS407のYes)、ソース機器10とマルチ・アダプター40の双方をThunderboltの代替モードに設定する。そして、Thunderboltのインターフェースの仕様及びプロトコルに従ってソース機器10とマルチ・アダプター40間のリンクを成立させて、ソース機器10とマルチ・アダプター40間の代替モード接続を完了する(ステップS411)。その後、マルチ・アダプター40内のプロトコル・コンバーター44は、ソース機器10からの入力をHDMI(登録商標)にコンバート処理して、シンク機器20に出力する。
また、ソース機器10がThunderboltにも対応していないが(ステップS407のNo)、マルチ・アダプター40が対応可能なその他の伝送規格の代替モードに対応している場合には(ステップS408のYes)、ソース機器10とマルチ・アダプター40の双方をその代替モードに設定する。そして、その伝送規格のインターフェースの仕様及びプロトコルに従ってソース機器10とマルチ・アダプター40間のリンクを成立させて、ソース機器10とマルチ・アダプター40間の代替モード接続を完了する(ステップS411)。その後、マルチ・アダプター40内のプロトコル・コンバーター44は、ソース機器10からの入力をHDMI(登録商標)にコンバート処理して、シンク機器20に出力する。
また、ソース機器10が、マルチ・アダプター40が対応可能ないずれの代替モードにも対応していない場合には(ステップS408のNo)、マルチ・アダプター40は対応不可ということでソース機器10との通信を終了し、本処理ルーチンを終了する。マルチ・アダプター40が表示用デバイス46を搭載している場合には、代替モードでの通信が確立しなかった際に、「この機器は対応していません」などのエラー・メッセージをシンク機器20側で表示するようにしてもよい。
本実施形態に係る通信システム1によれば、以下の(1)〜(4)に示すような効果が期待できる。
(1)HDMI(登録商標)対応のシンク機器20にマルチ・アダプター40を装着することで、既存のUSB Type−Cケーブルで代替モード対応のソース機器と接続することができ、代替モード毎の特殊ケーブルを必要としない。
(2)代替モードのソース機器10からの映像及び音声信号の出力先として、既存のHDMI(登録商標)対応のシンク機器20をそのまま使用することができる。
(3)マルチ・アダプター40が適切な代替モードに設定するので、ユーザーは、ソース機器がどの代替モードに対応しているかを意識せずに使用することができる。
(4)ソース機器10とシンク機器20がともにMHLの代替モードに対応している場合には、マルチ・アダプター40への電源供給をソース機器10からシンク機器20に切り替えることで、ソース機器10の電源消耗を抑えることができる。特に、バッテリー駆動のソース機器10には有効である。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本明細書で開示する技術について詳細に説明してきた。しかしながら、本明細書で開示する技術の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書では、USB Type−Cと代替モードに対応したソース機器をUSB Type−Cケーブルを使用してHDMI(登録商標)若しくはMHL対応のシンク機器に接続する通信システムに本明細書で開示する技術を適用した実施形態を中心に説明してきたが、本明細書で開示する技術の要旨はこれに限定されるものではない。代替モードと同様の動作モードを持つUSB Type−C以外のバス規格のケーブルを用いてソース機器にシンク機器を接続する通信システムにおいても、同様に本明細書で開示する技術を適用することができる。
要するに、例示という形態により本明細書で開示する技術について説明してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本明細書で開示する技術の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
なお、本明細書の開示の技術は、以下のような構成をとることも可能である。
(1)ソース機器と接続する第1の接続部と、
シンク機器と接続する第2の接続部と、
代替モードの設定を制御する制御部と、
前記ソース機器からの入力を前記シンク機器が対応する伝送規格に則ってプロトコル変換する変換部と、
を具備するアダプター。
(2)前記制御部は、前記ソース機器が対応する代替モードを確認して、前記アダプターの代替モードの設定を制御する、
上記(1)に記載のアダプター。
(3)前記制御部は、前記ソース機器で指定されている優先順位に従って、前記アダプターの代替モードの設定を制御する、
上記(1)に記載のアダプター。
(4)前記制御部は、いずれの伝送規格の代替モードに設定するかを所定の順序で確認する、
上記(1)に記載のアダプター。
(5)前記制御部は、シンク機器による電源供給機能を有する第1の伝送規格の代替モードを優先して設定する、
上記(4)に記載のアダプター。
(6)前記制御部は、前記ソース機器及び前記シンク機器がともに前記第1の伝送規格に対応する場合には、前記シンク機器からの電源供給に切り替えるとともに、前記第1の伝送規格の代替モードに設定する、
上記(5)に記載のアダプター。
(7)前記制御部は、前記シンク機器が対応する前記伝送規格との互換性に基づいて代替モードの設定を制御する、
上記(4)に記載のアダプター。
(8)前記制御部は、前記シンク機器が対応する前記伝送規格の代替モードに優先して設定する、
上記(4)に記載のアダプター。
(9)前記制御部は、前記シンク機器が対応する前記伝送規格と互換性の高い代替モードに優先して設定する、
上記(4)に記載のアダプター。
(10)前記制御部は、MHL、DisplayPortの順序で代替モードの設定が可能か否かを確認する、
上記(4)に記載のアダプター。
(11)前記制御部は、MHL、HDMI(登録商標)、DisplayPort、Thunderboltの順序で代替モードの設定が可能か否かを確認する、
上記(4)に記載のアダプター。
(12)前記第1の接続部は、汎用ケーブルを介して前記ソース機器と接続する、
上記(1)に記載のアダプター。
(13)前記第1の接続部は、USB(Universal Serial Bus) Type−Cレセプタクルを備え、USB Type−Cケーブルを介して、USB Type−CのAlternate Modeに対応した前記ソース機器と接続する、
上記(1)に記載のアダプター。
(14)前記第2の接続部は、HDMI(登録商標)に対応した前記シンク機器に差し込むHDMI(登録商標) Type−Aプラグを備える、
上記(13)に記載のアダプター。
(15)ソース機器と接続する第1の接続部とシンク機器と接続する第2の接続部を備えたアダプターの制御方法であって、
前記アダプターの代替モードの設定を制御する制御ステップと、
前記ソース機器からの入力を前記シンク機器が対応する伝送規格に則ってプロトコル変換する変換ステップと、
を有するアダプターの制御方法。
(16)シンク機器とケーブルで接続する接続部と、
代替モードに関する動作モードの優先順位リストと、
を具備する情報処理装置。
(17)前記接続部は、汎用ケーブルを介して前記ソース機器と接続する、
上記(16)に記載の情報処理装置。
(18)USB Type−CのAlternate Modeに対応し、
前記接続部は、USB Type−Cレセプタクルを備え、USB Type−Cケーブルを介して請求項13に記載のアダプターと接続する、
上記(16)に記載の情報処理装置。
(1)ソース機器と接続する第1の接続部と、
シンク機器と接続する第2の接続部と、
代替モードの設定を制御する制御部と、
前記ソース機器からの入力を前記シンク機器が対応する伝送規格に則ってプロトコル変換する変換部と、
を具備するアダプター。
(2)前記制御部は、前記ソース機器が対応する代替モードを確認して、前記アダプターの代替モードの設定を制御する、
上記(1)に記載のアダプター。
(3)前記制御部は、前記ソース機器で指定されている優先順位に従って、前記アダプターの代替モードの設定を制御する、
上記(1)に記載のアダプター。
(4)前記制御部は、いずれの伝送規格の代替モードに設定するかを所定の順序で確認する、
上記(1)に記載のアダプター。
(5)前記制御部は、シンク機器による電源供給機能を有する第1の伝送規格の代替モードを優先して設定する、
上記(4)に記載のアダプター。
(6)前記制御部は、前記ソース機器及び前記シンク機器がともに前記第1の伝送規格に対応する場合には、前記シンク機器からの電源供給に切り替えるとともに、前記第1の伝送規格の代替モードに設定する、
上記(5)に記載のアダプター。
(7)前記制御部は、前記シンク機器が対応する前記伝送規格との互換性に基づいて代替モードの設定を制御する、
上記(4)に記載のアダプター。
(8)前記制御部は、前記シンク機器が対応する前記伝送規格の代替モードに優先して設定する、
上記(4)に記載のアダプター。
(9)前記制御部は、前記シンク機器が対応する前記伝送規格と互換性の高い代替モードに優先して設定する、
上記(4)に記載のアダプター。
(10)前記制御部は、MHL、DisplayPortの順序で代替モードの設定が可能か否かを確認する、
上記(4)に記載のアダプター。
(11)前記制御部は、MHL、HDMI(登録商標)、DisplayPort、Thunderboltの順序で代替モードの設定が可能か否かを確認する、
上記(4)に記載のアダプター。
(12)前記第1の接続部は、汎用ケーブルを介して前記ソース機器と接続する、
上記(1)に記載のアダプター。
(13)前記第1の接続部は、USB(Universal Serial Bus) Type−Cレセプタクルを備え、USB Type−Cケーブルを介して、USB Type−CのAlternate Modeに対応した前記ソース機器と接続する、
上記(1)に記載のアダプター。
(14)前記第2の接続部は、HDMI(登録商標)に対応した前記シンク機器に差し込むHDMI(登録商標) Type−Aプラグを備える、
上記(13)に記載のアダプター。
(15)ソース機器と接続する第1の接続部とシンク機器と接続する第2の接続部を備えたアダプターの制御方法であって、
前記アダプターの代替モードの設定を制御する制御ステップと、
前記ソース機器からの入力を前記シンク機器が対応する伝送規格に則ってプロトコル変換する変換ステップと、
を有するアダプターの制御方法。
(16)シンク機器とケーブルで接続する接続部と、
代替モードに関する動作モードの優先順位リストと、
を具備する情報処理装置。
(17)前記接続部は、汎用ケーブルを介して前記ソース機器と接続する、
上記(16)に記載の情報処理装置。
(18)USB Type−CのAlternate Modeに対応し、
前記接続部は、USB Type−Cレセプタクルを備え、USB Type−Cケーブルを介して請求項13に記載のアダプターと接続する、
上記(16)に記載の情報処理装置。
1…通信システム
10…ソース機器、11…Type−Cコントローラー
12…プロトコル・コンバーター、13…Type−Cレセプタクル
20…シンク機器、21…Type−Aレセプタクル21
30…ケーブル、31、32…Type−Cプラグ
40…マルチ・アダプター、41…Type−Cレセプタクル
42…Type−Aプラグ、43…Type−Cコントローラー
44…プロトコル・コンバーター、45…Powerブロック
46…表示用デバイス
10…ソース機器、11…Type−Cコントローラー
12…プロトコル・コンバーター、13…Type−Cレセプタクル
20…シンク機器、21…Type−Aレセプタクル21
30…ケーブル、31、32…Type−Cプラグ
40…マルチ・アダプター、41…Type−Cレセプタクル
42…Type−Aプラグ、43…Type−Cコントローラー
44…プロトコル・コンバーター、45…Powerブロック
46…表示用デバイス
Claims (18)
- ソース機器と接続する第1の接続部と、
シンク機器と接続する第2の接続部と、
代替モードの設定を制御する制御部と、
前記ソース機器からの入力を前記シンク機器が対応する伝送規格に則ってプロトコル変換する変換部と、
を具備するアダプター。 - 前記制御部は、前記ソース機器が対応する代替モードを確認して、前記アダプターの代替モードの設定を制御する、
請求項1に記載のアダプター。 - 前記制御部は、前記ソース機器で指定されている優先順位に従って、前記アダプターの代替モードの設定を制御する、
請求項1に記載のアダプター。 - 前記制御部は、いずれの伝送規格の代替モードに設定するかを所定の順序で確認する、
請求項1に記載のアダプター。 - 前記制御部は、シンク機器による電源供給機能を有する第1の伝送規格の代替モードを優先して設定する、
請求項4に記載のアダプター。 - 前記制御部は、前記ソース機器及び前記シンク機器がともに前記第1の伝送規格に対応する場合には、前記シンク機器からの電源供給に切り替えるとともに、前記第1の伝送規格の代替モードに設定する、
請求項5に記載のアダプター。 - 前記制御部は、前記シンク機器が対応する前記伝送規格との互換性に基づいて代替モードの設定を制御する、
請求項4に記載のアダプター。 - 前記制御部は、前記シンク機器が対応する前記伝送規格の代替モードに優先して設定する、
請求項4に記載のアダプター。 - 前記制御部は、前記シンク機器が対応する前記伝送規格と互換性の高い代替モードに優先して設定する、
請求項4に記載のアダプター。 - 前記制御部は、MHL、DisplayPortの順序で代替モードの設定が可能か否かを確認する、
請求項4に記載のアダプター。 - 前記制御部は、MHL、HDMI(登録商標)、DisplayPort、Thunderboltの順序で代替モードの設定が可能か否かを確認する、
請求項4に記載のアダプター。 - 前記第1の接続部は、汎用ケーブルを介して前記ソース機器と接続する、
請求項1に記載のアダプター。 - 前記第1の接続部は、USB(Universal Serial Bus) Type−Cレセプタクルを備え、USB Type−Cケーブルを介して、USB Type−CのAlternate Modeに対応した前記ソース機器と接続する、
請求項1に記載のアダプター。 - 前記第2の接続部は、HDMI(登録商標)に対応した前記シンク機器に差し込むHDMI(登録商標) Type−Aプラグを備える、
請求項13に記載のアダプター。 - ソース機器と接続する第1の接続部とシンク機器と接続する第2の接続部を備えたアダプターの制御方法であって、
前記アダプターの代替モードの設定を制御する制御ステップと、
前記ソース機器からの入力を前記シンク機器が対応する伝送規格に則ってプロトコル変換する変換ステップと、
を有するアダプターの制御方法。 - シンク機器とケーブルで接続する接続部と、
代替モードに関する動作モードの優先順位リストと、
を具備する情報処理装置。 - 前記接続部は、汎用ケーブルを介して前記ソース機器と接続する、
請求項16に記載の情報処理装置。 - USB Type−CのAlternate Modeに対応し、
前記接続部は、USB Type−Cレセプタクルを備え、USB Type−Cケーブルを介して請求項13に記載のアダプターと接続する、
請求項16に記載の情報処理装置。
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