JP2017097553A - 画像形成システム、画像形成方法、画像形成装置、および、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数台の画像形成装置を含む画像形成システムにおいて、印刷ジョブの印刷物を取得する者の位置に応じた画像形成装置に印刷ジョブを実行させるようにすること。
【解決手段】ユーザーU1は、3階のMFP100Aに対し、印刷ジョブの生成を依頼し、ユーザーU2に対し、印刷ジョブの印刷物の取得を依頼する。ユーザーU2は、2階に位置する。MFP100Aは、MFP100A,100B,100C,100Dのそれぞれにおいて特定された端末400Xとの距離の度合いに基づいて、MFP100A,100B,100C,100Dの中から、最も端末400Xの近くに位置するMFPを選択する。その後、MFP100Aは、ユーザーU1の指示によって生成した印刷ジョブを、選択されたMFPへ転送する。図2の例では、MFP100Aは、MFP100Dを選択し、当該MFP100Dへ、印刷ジョブを転送する。
【選択図】図2

Description

本開示は、画像形成システム、画像形成方法、画像形成装置、および、プログラムに関し、特に、印刷ジョブに関連付けられた端末識別情報の入力を受け付ける画像形成装置を含む画像形成システム、当該画像形成システムにおける画像形成方法、当該画像形成システムを構成する画像形成装置、および、当該画像形成装置のコンピューターによって実行されるプログラムに関する。
従来、印刷ジョブを発行した者とは別の者が当該印刷ジョブの印刷物を取得する場合があった。たとえば、特許文献1(特開2013−159107号公報)は、印刷ジョブの発行者とは異なる者からの指示を受け付けたことに応じて、印刷物を出力する印刷装置を開示している。これにより、印刷ジョブを発行した者とは別の者が、印刷物を取得することができる。
特開2013−159107号公報
特許文献1に開示された技術は、出力先の印刷装置が既に特定されている場合を対象としている。一方、オフィスには、複数台のMFP(Multi-Functional Peripheral)等の画像形成装置が設置される場合がある。このような場合、次のような事例が想定される。
1Fの会議室にいる鈴木さんは、会議が始まる直前に印刷物の部数が足りないことに気づき、至急、会議室から遠隔操作で3F居室のMFP−A内に保存した文書を印刷しようとした。鈴木さんは、自分では3F居室に印刷物を回収に行けないため、同じ部署の佐藤さんの携帯電話に、印刷物を持ってきてほしいと電話をかけた。電話は佐藤さんにつながり、鈴木さんは佐藤さんから承諾を得られた。しかしながら、佐藤さんは、3Fではなく、2Fにいた。そのまま3FのMFP−Aで印刷ジョブが実行されると、3FのMFP−Aに印刷物が出力されてしまうため、佐藤さんは、2Fから3Fへ移動して印刷物を取りに行った後、3Fから1Fに移動して、会議室の鈴木さんへ印刷物を届けなければならなくなる。
つまり、複数台の画像形成装置が設置されたオフィスでは、印刷ジョブを実行する画像形成装置が、当該印刷ジョブの印刷物を取得する者の位置に応じて、選択されることが好ましい。
本開示は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、複数台の画像形成装置を含む画像形成システムにおいて、印刷ジョブの印刷物を取得する者の位置に応じた画像形成装置に印刷ジョブを実行させるようにすることである。
本開示のある局面に従うと、端末と2台以上の画像形成装置とを備えた画像形成システムが提供される。2台以上の画像形成装置のうち、1台の画像形成装置は、印刷ジョブを生成するためのプロセッサーと、印刷ジョブに関連付けられて、端末を識別するための情報である端末識別情報の入力を受け付けるための入力手段とを含む。プロセッサーは、2台以上の画像形成装置のそれぞれと端末識別情報によって特定される端末との距離の度合いを取得し、2台以上の画像形成装置のそれぞれと端末識別情報によって特定される端末との距離の度合いに基づいて、2台以上の画像形成装置から、印刷ジョブの転送先の画像形成装置を選択し、印刷ジョブの転送先の画像形成装置へ印刷ジョブを送信するように構成されており、転送先の画像形成装置は、印刷ジョブを実行するためのジョブ実行手段を含む。
好ましくは、入力手段は、印刷ジョブの生成の指示および端末識別情報を入力するための操作を受け付ける操作パネルを含む。
好ましくは、画像形成システムは、情報処理装置をさらに備える。情報処理装置は、入力手段および端末と通信するための通信手段と、通信手段に、入力手段に対して印刷ジョブの生成を指示するための第1の制御手段とを含む。第1の制御手段は、端末に対して、印刷ジョブの印刷物の取得を依頼する情報を出力するように構成されている。端末は、情報処理装置からの印刷ジョブの印刷物の取得を依頼する情報に応じて、当該取得の依頼を承諾するための操作を受け付けるための操作手段と、端末識別情報を記憶するための記憶手段と、操作手段に対する操作に応じて、記憶手段に記憶されている端末識別情報を情報処理装置へ送信するための第2の制御手段とを含む。
好ましくは、第1の制御手段は、印刷ジョブの印刷物の取得を依頼する情報として、端末に、電子メールを送信するように構成されている。電子メールは、情報処理装置へ端末識別情報を送信させるためのプログラムへのリンク情報を含む。操作手段に対する操作は、リンク情報に対する操作を含む。第2の制御手段は、操作手段に対する操作に応じて、情報処理装置へ端末識別情報を送信させるためのプログラムを実行することにより、端末識別情報を情報処理装置へ送信するように構成されている。
好ましくは、印刷ジョブの印刷物の取得を依頼する情報は、予め生成されたWebページへアクセスするためのアドレスを含む。Webページは、端末から印刷ジョブの受け取りを承諾する情報が入力されたことに応じて、端末から端末識別情報を取得し、情報処理装置へ端末識別情報を送信するように構成されている。
好ましくは、第1の制御手段は、電話回線を通して端末と通信することにより、端末に、印刷ジョブの印刷物の取得を依頼する情報を出力するように構成されている。操作手段は、プッシュトーンの入力のための操作として、依頼を承諾するための操作を受け付けるように構成されている。
好ましくは、プロセッサーは、2台以上の画像形成装置のいずれもが端末識別情報によって特定される端末から所定の距離以下に位置しない場合には、情報処理装置へ、印刷ジョブを、2台以上の画像形成装置のいずれもが端末識別情報によって特定される端末から所定の距離以下に位置しないことを示す情報とともに、送信するように構成されている。情報処理装置は、端末へ、印刷ジョブと、当該印刷ジョブを画像形成装置へ送信するためのジョブ送信用プログラムとを送信するように構成されており、端末は、ジョブ送信用プログラムを実行することにより、印刷ジョブの出力先の画像形成装置の選択を受け付け、当該選択された画像形成装置へ印刷ジョブの実行指示するように構成されている。
好ましくは、端末識別情報は、端末と画像形成装置との間の近距離無線通信において端末を識別するための情報である。
好ましくは、2台以上の画像形成装置のそれぞれは、近距離無線通信を実行する近距離無線通信部を含む。2台以上の画像形成装置のそれぞれのプロセッサーは、近距離無線通信部が通信相手として取得した装置の識別情報から端末識別情報を特定し、端末識別情報によって特定された装置との通信距離を特定することにより、端末との距離の度合いを特定するように構成されている。
好ましくは、近距離無線通信部は、2以上の通信方式で通信する。プロセッサーは、2以上の通信方式の中の、近距離無線通信部が端末識別情報によって特定された装置と通信可能な通信方式に基づいて、端末との距離の度合いを特定するように構成されている。
本開示の他の局面に従うと、端末と2台以上の画像形成装置とを備えた画像形成システムにおいて印刷ジョブを実行するための画像形成方法が提供される。画像形成方法は、2台以上の画像形成装置のうち、1台の画像形成装置が、印刷ジョブを生成するステップと、印刷ジョブに関連付けられた、端末を識別するための情報である端末識別情報の入力を受け付けるステップと、2台以上の画像形成装置のそれぞれと端末識別情報によって特定される端末との距離の度合いを取得するステップと、2台以上の画像形成装置のそれぞれと端末識別情報によって特定される端末との距離の度合いに基づいて、2台以上の画像形成装置から、印刷ジョブの転送先の画像形成装置を選択するステップと、印刷ジョブの転送先の画像形成装置へ印刷ジョブを送信するステップと、端末識別情報によって特定される端末との距離が最も近い画像形成装置が、実行の指示に応じて、印刷ジョブを実行するステップとを含む。
本開示のさらに他の局面に従うと、端末と通信するための通信部を備えた画像形成装置が提供される。画像形成装置は、印刷ジョブを生成するためのプロセッサーと、印刷ジョブに関連付けられて、端末を識別するための情報である端末識別情報の入力を受け付けるための入力手段と、プロセッサーは、2台以上の画像形成装置のそれぞれと端末識別情報によって特定される端末との距離の度合いを取得し、2台以上の画像形成装置のそれぞれと端末識別情報によって特定される端末との距離の度合いに基づいて、2台以上の画像形成装置から、印刷ジョブの転送先の画像形成装置を選択し、印刷ジョブの転送先の画像形成装置へ印刷ジョブを送信するように構成されている。
本開示のさらに他の局面に従うと、端末と通信する通信部を備えた画像形成装置のコンピューターによって実行されるプログラムが提供される。プログラムは、コンピューターに、印刷ジョブを生成するステップと、印刷ジョブに関連付けられて、端末を識別するための情報である端末識別情報の入力を受け付けるステップと、2台以上の画像形成装置のそれぞれと端末識別情報によって特定される端末との距離の度合いを取得するステップと、2台以上の画像形成装置のそれぞれと端末識別情報によって特定される端末との距離の度合いに基づいて、2台以上の画像形成装置から、印刷ジョブの転送先の画像形成装置を選択するステップと、印刷ジョブの転送先の画像形成装置へ印刷ジョブを送信するステップとを実行させる。
本開示によれば、画像形成システムにおける2台以上の画像形成装置の中から、2台以上の画像形成装置のそれぞれと端末との距離に応じて、印刷ジョブを実行する画像形成装置が選択される。これにより、端末が印刷ジョブの印刷物を取得する者によって所持されている場合、当該者が、印刷物を取得するために無駄に移動する事態を回避できる。
画像形成システムの本実施の形態の概略的な構成を示す図である。 画像形成システムにおいて実行される処理の概要を示す図である。 MFPの全体構成を示す斜視図である。 操作パネルの外観を示す図である。 MFPの構成を示すブロック図である。 MFPの操作パネルの構成を示すブロック図である。 端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 画像形成システムにおいて実行される手順を説明するための図である。 端末のディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。 端末のディスプレイに表示される画面の他の例を示す図である。 当該電子メールの一例を模式的に示す図である。 端末がMFPからどの程度離れた場所に位置しているかの判断の方法を説明するための図である。 画像形成システムにおけるシーケンス図である。 アドレス帳からメールアドレスを選択するときに、端末のディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。 回答用のWebページの表示の一例を示す図である。 代理人の端末Xのディスプレイで表示される確認用画面の一例を示す図である。 代理人の端末において表示される画面の一例を示す図である。
以下に、図面を参照しつつ、画像形成システムの実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
[本実施の形態]
<1.画像形成システムの概略的な構成>
図1は、画像形成システムの本実施の形態の概略的な構成を示す図である。画像形成システム1は、4台のMFP100A,100B,100C,100Dと、端末400と、端末400Xとを含む。画像形成システム1に含まれるMFPの台数は、4台に限定されない。4台のMFP100A,100B,100C,100Dのそれぞれは、画像形成装置の一例である。端末400,400Xのそれぞれは、たとえば、タブレットPC(パーソナルコンピューター)、携帯電話、または、スマートフォンである。MFP100A,100B,100C,100Dは、LAN(Local Area Network)600に接続可能である。
図2は、画像形成システム1において実行される処理の概要を示す図である。図2に示されるように、画像形成システム1において、4台のMFP100A,100B,100C,100Dは、三階建ての建物の中に配置されている。より具体的には、建物の3階(図2中の「3F」)には、2台のMFP100A,100Bが配置され、建物の2階(図2中の「2F」)には、2台のMFP100C,100Dが配置されている。
画像形成システム1では、ユーザーU1は、ユーザーU2に、当該ユーザーU1が生成を指示した印刷ジョブの印刷物を取得して、1階の会議室まで持参することを依頼する。この場合、印刷ジョブの生成を指示するユーザー(図2中のユーザーU1)と、当該印刷ジョブの印刷物を取得するユーザー(図2中のユーザーU2)とが異なる。
より具体的には、ユーザーU1は、3階のMFP100Aに対し、印刷ジョブの生成を依頼し、ユーザーU2に対し、印刷ジョブの印刷物の取得を依頼する。ユーザーU2は、2階に位置する。しかしながら、ユーザーU1は、ユーザーU2の現在位置を知らない。
ユーザーU1は、MFP100Aに対して、ユーザーU2が所持する端末400Xの識別情報を送信する。MFP100Aは、当該MFP100Aと端末400Xとの距離の度合いを特定するとともに、画像形成システム1内の他の3台のMFP100B,100C,100Dに対して、端末400Xとの距離の度合いを特定することを依頼する。
距離の度合いの一例は、MFPと端末400Xとの間の実際の距離である。この場合、各MFPは、超音波センサー等の測距センサーを有し、当該測距センサーを用いて端末400XとMFPとの距離を特定する。
距離の度合いの他の例は、MFPが特定の方式の近距離無線通信で端末400Xと通信が可能か否かである。各MFPは、特定の方式で近距離無線通信するための手段(たとえば、Bluetooth(登録商標)の通信機器)を有する。そして、MFPは、当該手段で、端末400Xの識別情報と同じ識別情報を有する端末との近距離無線通信が可能か否かによって、端末400Xとの、特定の方式の近距離無線通信が可能か否かを特定する。MFPは、特定の方式の近距離無線通信で端末400Xとの通信が可能であるとき、端末400Xが当該MFPの近傍に位置することを示す情報を出力してもよい。MFPは、特定の方式の近距離無線通信で端末400Xとの通信ができなかったとき、端末400Xが当該MFPの近傍には位置しないことを示す情報を出力してもよい。
MFP100Aは、MFP100A,100B,100C,100Dのそれぞれにおいて特定された端末400Xとの距離の度合いに基づいて、MFP100A,100B,100C,100Dの中から、最も端末400Xの近くに位置するMFPを選択する。その後、MFP100Aは、ユーザーU1の指示によって生成した印刷ジョブを、選択されたMFPへ転送する。図2の例では、MFP100Aは、MFP100Dを選択し、当該MFP100Dへ、印刷ジョブを転送する。
転送された印刷ジョブを受信したMFPは、当該印刷ジョブの印刷物を出力する。ユーザーU2は、出力された印刷物を取得し、ユーザーU1へ届ける。図2の例では、ユーザーU2は、2階に配置されているMFP100Dが、印刷ジョブの印刷物(図2中の「資料」)を出力する。ユーザーU2は、2階で、当該印刷物を取得して、1階の会議室に居るユーザーU1へ当該印刷物を届ける。
画像形成システム1において、ユーザーU1が印刷ジョブの生成を指示したMFP100Aが、印刷ジョブを実行した場合、2階に位置するユーザーU2は、3階まで移動してMFP100Aで印刷物を取得した後、1階の会議室まで当該印刷物を持参する必要があった。一方、本実施の形態では、印刷ジョブは、2階に位置するユーザーU2の近傍に配置されているMFP100Dで実行される。これにより、ユーザーU2の移動距離を極力減らすことができる。
本明細書において、4台のMFP100A,100B,100C,100Dは、これらの中の2台以上において共通する性質を言及する場合、MFP100と称される場合がある。
本明細書では、印刷ジョブの生成を指示するユーザーU1を、(印刷物の取得の)依頼人とも言う。また、印刷物を依頼人の代理で取得するユーザーU2を、(印刷物の取得の)代理人とも言う。本実施の形態において、依頼人であるユーザーU1によって操作される端末400は、情報処理装置の一例である。代理人であるユーザーU2によって操作される端末400Xは、端末の一例である。
<2.MFPの外観>
図3は、MFP100の全体構成を示す斜視図である。
図3に示されるように、MFP100は、原稿を光学的に読取って画像データを得る画像読取部2と、画像データに基づいて用紙上に画像を印刷する画像形成部6とを含む。MFP100の本体の上面には、画像読取部2に原稿を送るフィーダー4が配置される。MFP100の下部には、画像形成部6に印刷用紙を供給する複数の給紙部9が配置される。MFP100の中央部には、画像形成部6によって画像を形成された印刷用紙が排出されるトレー5が配置される。
MFP100の本体の上部の前面側には、操作パネル300が装着されている。操作パネル300は、ヒンジ300Aによって回動可能にMFP100の本体に設置されている。
図4は、操作パネル300の外観を示す図である。操作パネル300は、タッチパネル320と、ハードキー330とを含む。タッチパネル320は、情報を表示し、また、情報の入力操作を受け付ける。タッチパネル320には、抵抗膜式、静電容量式等の、いかなる方式のタッチパネルが採用され得る。
本実施の形態において、操作パネル300に対する操作とは、少なくともハードキー330またはタッチパネル320が操作されることを意味する。
<3.MFPのハードウェア構成>
図5は、MFP100の構成を示すブロック図である。図5に示されるように、MFP100は、システムコントローラー601と、メモリー602と、ネットワークインターフェース(I/F)603と、プリンターエンジン604と、出力画像処理部605と、記憶装置606と、撮像部607と、入力画像処理部608と、操作パネル300と、電源ユニット609と、ワイヤレス通信部611と、短距離通信部612とを含む。システムコントローラー601は、たとえば内部バスを介して、メモリー602、ネットワークI/F603、プリンターエンジン604、出力画像処理部605、記憶装置606、撮像部607、入力画像処理部608、ワイヤレス通信部611、短距離通信部612、および操作パネル300と接続されている。
電源ユニット609は、外部の電源から電力を供給される。システムコントローラー601は、電源ユニット609からMFP100内の各要素への電力の供給を制御する。システムコントローラー601は、たとえば、操作パネル300内の電源ボタンを操作されると、電源ユニット609からMFP100内の各要素へ電力の供給を開始する。システムコントローラー601は、たとえば、操作パネル300内の電源ボタンを再度操作されると、電源ユニット609からMFP100内の各要素への電力の供給を停止させる。
システムコントローラー601は、スキャンジョブ、コピージョブ、メール送信ジョブ、およびプリントジョブなどの各種ジョブについて、MFP100全体を制御する。システムコントローラー601は、CPU(Central Processing Unit)621と、ROM(Read Only Memory)622とを含む。
CPU621は、ROM622に記憶された制御プログラムを実行する。ROM622は、MFP100の動作の制御の各種プログラムと、各種固定データとを記憶している。CPU621は、所定の処理を行うことにより、メモリー602からのデータの読み込みや、メモリー602にデータを書き込む。
メモリー602は、たとえばRAM(Random Access Memory)であり、たとえば、CPU621が制御プログラムを実行するときに必要なデータや画像データの一時的な記憶に用いられる。
ネットワークI/F603は、システムコントローラー601からの指示に従って、ネットワークを介して外部機器(端末400を含む)と通信する。ネットワークI/F603は、有線LANのインターフェースである。MFP100は、ネットワークI/F603を用いて、MFP100A,100B,100C,100Dが接続されているLAN上の機器と通信する。
プリンターエンジン604は、出力画像処理部605にて処理された印刷データに基づいて用紙などへのプリント処理を行う。特にMFP100がプリンターとして動作する場合には、プリンターエンジン604は画像を印刷し、MFP100が複写機として動作する場合には、プリンターエンジン604は撮像部607で読み取った画像を印刷する。
出力画像処理部605は、たとえば、画像の印刷時に、当該画像のデータ形式を印刷用のデータ形式へと変換するための変換処理を実行する。
記憶装置606は、たとえばHDD(Hard Disk Drive)であり、MFP100の動作に関わる各種データなどを記憶する。記憶装置606は、さらに、MFP100の操作パネル300に表示する画面の画像データを記憶していてもよい。
撮像部607は、原稿の画像を読み取り、入力画像処理部608へ出力する。
入力画像処理部608は、撮像部607で画像を読み取った場合などに、その画像データの形式を変換する(変換処理)。
ワイヤレス通信部611は、たとえば、Wifi(Wireless Fidelity)の規格に従って電波を送受信するためのハードウェアによって実現される。MFP100は、ワイヤレス通信部611を用いて、MFP100A等が接続されるLANに接続することができる。MFP100は、ワイヤレス通信部611を用いて、端末400,400Xと直接通信することができる。
短距離通信部612は、ワイヤレス通信部611よりも短い距離での無線通信のためのハードウェアである。たとえば、短距離通信部612は、Bluetooth(登録商標)の規格に従って電波を送受信するためのハードウェアによって実現される。MFP100は、短距離通信部612を用いて、MFP100A等が接続されるLANに接続することができる。MFP100は、短距離通信部612を用いて、端末400,400Xと直接通信することができる。
ワイヤレス通信部611と短距離通信部612とを備えることにより、MFP100は複数の通信方式で、通信することができる。
上記された、ワイヤレス通信部611と短距離通信部612のそれぞれの通信規格は、単なる一例である。ワイヤレス通信部611よりも短距離通信部612の方が通信距離が短ければ、ワイヤレス通信部611と短距離通信部612のそれぞれは、いかなる方式で通信を行なってもよい。
MFP100では、CPU621が適切なプログラムを実行することによって、本明細書に記載されたようなMFP100の動作が実現される。CPU621によって実行されるプログラムは、上記したようにROM622に記憶されていてもよいし、記憶装置606に記憶されていてもよいし、MFP100に対して着脱可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。当該プログラムが記憶される記憶媒体は、たとえばCD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリー、メモリーカード、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、磁気テープ、カセットテープ、MO(Magnetic Optical Disc)、MD(Mini Disc)、IC(Integrated Circuit)カード(メモリーカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの、不揮発的にデータを記憶する媒体である。
本開示にかかるプログラムは、コンピューターのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム記憶部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
<4.操作パネルの構成>
図6は、MFP100の操作パネル300の構成を示すブロック図である。操作パネル300は、図5等を参照して説明されたタッチパネル320およびハードキー330に加えて、パネルCPU101と、ROM102と、RAM103と、LCD(Liquid Crystal Display)制御部104と、VRAM(Video RAM)105と、入出力制御部111とを備える。
パネルCPU101は、操作パネル300全体の制御を行い、また、MFP100本体側のシステムコントローラー601(図5参照)と通信する。
ROM102は、操作パネル300の動作を制御するためのプログラム、および、タッチパネル320に表示される画像を記憶する。RAM103は、パネルCPU101のワークメモリである。
LCD制御部104は、タッチパネル320に含まれるディスプレイ(たとえば、液晶表示装置)の表示を制御する。LCD制御部104は、VRAM105のリードライトを制御する。ROM102に記憶された画像は、パネルCPU101によりLCD制御部104を介してVRAM105に記憶された後、読み出されて、タッチパネル320へ出力される。
タッチパネル320は、ディスプレイとタッチセンサーとを含む。タッチパネル320は、当該タッチセンサーにおけるタッチ位置(または、導電体が近接した位置)を特定し、特定された位置を入出力制御部111へ出力する。
入出力制御部111は、ディスプレイにおける表示内容とタッチパネル320から出力されたタッチ位置とに基づいて、タッチ操作によって選択された事項(メニュー、機能、等)を特定し、パネルCPU101へ出力する。入出力制御部111は、パネルCPU101を構成するプロセッサと同一のプロセッサの一機能として実現される場合もあり得る。
ハードキー330は、スタートキーやテンキー、パネルリセットキー等の種々のキーを含む。
上記の要素の他に、操作パネル300は、MFP100の状態を示すLED(Light Emitting Diode)や、通知等のためのブザー等の、種々の要素を含んでもよい。
ハードキー330およびタッチパネル320に対する入力操作は、必要に応じて、入出力制御部111およびパネルCPU101を介して、システムコントローラー601へと伝送される。これにより、操作パネル300に対する入力操作に基づいてMFP100本体が動作する。たとえば、ハードキー330内のスタートキーが押下されると、ハードキー330、入出力制御部111、パネルCPU101を介して、スタートキーが押下されたことを示す情報がMFP本体システム制御部100に通信され、一連の複写動作を開始する。
<5.情報処理装置の構成>
端末400は、情報処理装置の一例である。図7は、端末400のハードウェア構成を示すブロック図である。図7に示されるように、端末400は、主な構成要素として、CPU401と、RAM402と、記憶装置403と、ディスプレイ404と、入力装置405と、ワイヤレス通信部451と、短距離通信部452とを備えている。CPU401と、RAM402と、記憶装置403と、ディスプレイ404と、入力装置405と、ネットワークI/F406と、ワイヤレス通信部451と、短距離通信部452とは、互いに内部バスで接続されている。
CPU401は、端末400の全体的な動作を制御するための処理を実行する演算装置の一例である。
RAM402は、CPU401における処理実行時のワークエリアとして機能する。
記憶装置403は、CPU401が実行するOS(Operating System)プログラムやアプリケーションプログラムなどの各種のプログラムのデータ、および、これらのプログラムの実行に利用されるデータを保存する。記憶装置403は、たとえば、EEPROMなどの不揮発的にデータを記憶する媒体が挙げられる。また、記憶装置403には、ネットワークを介してダウンロードされたプログラムがインストールされる場合も有り得る。なお、CPU401は、端末400の本体に対して着脱可能な記録媒体、および/または、ネットワーク上の記憶媒体に記録されたプログラムを実行することにより、本明細書に記載された機能を実現する場合もあり得る。
ディスプレイ404は、CPU401によって実行されるプログラムの処理結果を示す画像を表示するための表示装置である。
入力装置405は、実行中のアプリケーションの処理に関する指示の入力など、端末400に対して情報を入力するための入力装置の一例である。なお、端末400が備える入力装置の他の例は、ディスプレイ404上に設けられたタッチセンサーである。
ワイヤレス通信部451は、たとえば、Wifiの規格に従って電波を送受信するためのハードウェアによって実現される。端末400は、ワイヤレス通信部451を用いて、MFP100A等が接続されるLANに接続することができる。端末400は、ワイヤレス通信部451を用いて、MFP100A等と直接通信することができる。
短距離通信部452は、ワイヤレス通信部451よりも短い距離での無線通信のためのハードウェアである。たとえば、短距離通信部452は、Bluetoothの規格に従って電波を送受信するためのハードウェアによって実現される。端末400は、短距離通信部452を用いて、MFP100A等が接続されるLANに接続することができる。端末400は、短距離通信部452を用いて、MFP100A等と直接通信することができる。
ワイヤレス通信部451と短距離通信部452とを備えることにより、端末400は複数の通信方式で、通信することができる。
上記された、ワイヤレス通信部451と短距離通信部452のそれぞれの通信規格は、単なる一例である。ワイヤレス通信部451よりも短距離通信部452の方が通信距離が短ければ、ワイヤレス通信部451と短距離通信部452のそれぞれは、いかなる方式で通信を行なってもよい。
<6.端末の構成>
本実施の形態において、端末400Xは、端末の一例である。端末400Xのハードウェア構成は、図7を参照して説明された端末400のハードウェア構成と同様とされ得る。したがって、詳細な説明は省略される。
<7.画像形成システムにおいて実行される手順>
図8は、画像形成システム1において実行される手順を説明するための図である。画像形成システム1では、図2を参照して説明されたMFP100AからMFP100Dへの印刷ジョブの転送のために、図8に示された手順(1)〜手順(6)が実行される。以下、各手順を説明する。
手順(1)では、ユーザーU1は、端末400を用いて、MFP100Aに対して、印刷ジョブの生成を指示する。より具体的には、ユーザーU1は、端末400に、MFP100Aを指定する情報と、印刷対象の文書を指定する情報を入力する。これに応じて、端末400は、MFP100Aに対して、指定された文書の印刷ジョブの生成を指示する。
図9は、端末400のディスプレイ404に表示される画面の一例を示す図である。印刷ジョブの生成を指示するために、ユーザーU1は、端末400を用いて、MFP100Aを遠隔操作をする。図9の画面411は、端末400が、通信相手としてMFP100Aを指定するための画面である。画面411は、MFP100AのIPアドレスを入力するための欄(IP Address)を含む。
図10は、端末400のディスプレイ404に表示される画面の他の例を示す図である。印刷ジョブの生成を指示するために、ユーザーU1は、端末400を用いて、MFP100Aを遠隔操作をする。図10の画面412は、端末400が、MFP100A内に格納されている文書の中から、印刷ジョブにおいて出力する文書を指定するための画面である。端末400のCPU401は、MFP100AのCPU621から、当該MFP100Aの記憶装置606に格納されている文書のリストを取得し、当該リストを用いて、画面412を生成する。
MFP100AのCPU621は、端末400からの指示に応じて、印刷ジョブを生成する。
手順(2)では、依頼人であるユーザーU1は、端末400を用いて、代理人であるユーザーU2に、印刷物の代理取得を依頼する。
より具体的には、ユーザーU1は、ユーザーU2宛に、印刷物の代理取得を依頼する情報を送信する。当該情報の送信の一例は、ユーザーU2宛の電子メールの送信である。当該情報の送信の他の例は、代理取得の依頼に対する回答用に生成されたWebページへアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)の送信である。当該情報の送信のさらに他の例は、ユーザーU2へ電話をかけることである。
ユーザーU2から上記依頼の承諾を得ると、ユーザーU1は、ユーザーU2が所持する端末400Xの識別情報を得る。
手順(2)の一例を、より具体的に説明する。たとえば、ユーザーU1は、ユーザーU2に関連付けられたアドレスを宛先とする電子メールを送信する。図11は、当該電子メールの一例を模式的に示す図である。
図11に示されるように、ユーザーU1からユーザーU2へ送信された電子メールは、ユーザーU2が操作する端末400Xの画面420に表示される。画面420に表示されたメール文は、2つのリンク情報421,422を含む。リンク情報421は、印刷物の取得の依頼を承諾するために操作される。リンク情報422は、当該依頼を断るために操作される。以下、これらの2つのリンク情報に関連する動作を、より具体的に説明する。
リンク情報421は、端末400Xに関連付けられた端末情報を含む電子メールを送信するためのプログラム(承諾用プログラム)を実行するための情報である。つまり、ユーザーU2へ送信された電子メールには、承諾用プログラムが含まれている。承諾用プログラムは、たとえばマクロプログラムとして実現される。
ユーザーU2が、画面420中のリンク情報421をクリックすると、端末400XのCPUは、上記の承諾用プログラムを実行する。これにより、端末400XのCPUは、ユーザーU1への返信の電子メールを作成する。より具体的には、CPUは、端末400Xの識別情報(たとえば、端末400Xの、ID、電話番号、SSID、および/または、BLE(Bluetooth Low Energy)ペアリング情報、等)を端末400Xの記憶装置から読出し、当該識別情報を当該返信の電子メールに追加する。その後、CPUは、当該返信の電子メールを、ユーザーU1宛に送信する。
ユーザーU1は、端末400で、上記返信の電子メールを受信する。これにより、端末400は、ユーザーU2が操作する端末400Xの識別情報を取得する。
リンク情報422は、印刷物の取得の依頼を断ることを示すメッセージを送信するためのプログラム(拒否用プログラム)を実行するための情報である。つまり、ユーザーU2へ送信された電子メールには、拒否用プログラムが含まれている。拒否用プログラムは、たとえばマクロプログラムとして実現される。
ユーザーU2が、画面420中のリンク情報422をクリックすると、端末400XのCPUは、上記の回答プログラムを実行することにより、印刷物の取得の依頼を断ることを示すメッセージを含む電子メールを生成し、当該生成された電子メールをユーザーU1へ送信する。
手順(3)では、端末400は、手順(2)で取得した端末識別情報(依頼人が承諾を得た相手の端末の識別情報)を、MFP100Aへ通知する。
手順(4)では、MFP100Aは、手順(3)で受信した端末識別情報で特定される端末が当該MFP100Aの近傍に位置するか否かを判断する。MFP100AのCPU621は、たとえば、ワイヤレス通信部611または短距離通信部612が、手順(3)で受信した端末識別情報で特定される端末を通信相手としているか否かを判断する。
CPU621は、当該端末がMFP100Aに対してどの程度離れた場所に位置しているかを判断してもよい。図12は、端末がMFPからどの程度離れた場所に位置しているかの判断の方法を説明するための図である。
図12では、ワイヤレス通信部611の通信可能な範囲が、領域AR1で示されている。短距離通信部612の通信可能な範囲が、領域AR2で示されている。CPU621は、端末がワイヤレス通信部611および/または短距離通信部612と通信可能か否かによって、MFP100と端末との距離の度合いを特定する。端末が、ワイヤレス通信部611とも短距離通信部612とも通信できない場合、当該端末は、位置P3で示されるように、領域AR1の外側に位置する。端末が、ワイヤレス通信部611とは通信可能であるが、短距離通信部612とは通信できない場合、当該端末は、位置P2で示されるように、領域AR1の内側であって領域AR2の外側に位置する。端末が、ワイヤレス通信部611とも短距離通信部612とも通信できる場合、当該端末は、位置P1で示されるように、領域AR2の外側に位置する。
距離の度合いは、たとえば、次の5種類の情報(「遠距離−通信不能」「遠距離−通信が弱い」「遠距離−通信が強い」「近距離−通信が弱い」「近距離−通信が強い」)を含む。この5種類の情報は、この順序で、MFPと端末との間の距離の長さを表わす、より具体的には、「遠距離−通信不能」が、最もMFPと端末との間の距離が長いことを示し、「近距離−通信が強い」が、最もMFPと端末との間の距離が短いことを示す。
さらに具体的には、ワイヤレス通信部611と短距離通信部612の双方が端末と通信できない場合、CPU621は、MFPと端末の距離の度合いとして、「遠距離−通信不能」を出力する。
ワイヤレス通信部611が端末と通信でき、ワイヤレス通信部611が端末から受信する電波強度が所定の閾値より低い場合であって、短距離通信部612が端末と通信できない場合、CPU621は、MFPと端末の距離の度合いとして、「遠距離−通信が弱い」を出力する。
ワイヤレス通信部611が端末と通信でき、ワイヤレス通信部611が端末から受信する電波強度が所定の閾値以上である場合であって、短距離通信部612が端末と通信できない場合、CPU621は、MFPと端末の距離の度合いとして、「遠距離−通信が強い」を出力する。
ワイヤレス通信部611と短距離通信部612の双方が端末と通信できる場合であって、短距離通信部612が端末から受信する電波強度が予め定められた閾値より低い場合、CPU621は、MFPと端末の距離の度合いとして、「近距離−通信が弱い」を出力する。
ワイヤレス通信部611と短距離通信部612の双方が端末と通信できる場合であって、短距離通信部612が端末から受信する電波強度が予め定められた閾値以上である場合、CPU621は、MFPと端末の距離の度合いとして、「近距離−通信が強い」を出力する。
手順(4)で、さらに、MFP100Aは、画像形成システム1内の他のMFP100(3台のMFP100B,100C,100D)へ、手順(3)で受信した端末識別情報を送信し、当該端末識別情報で特定される端末(端末400X)が各MFP100の近傍に位置するか否かを問い合わせる。
これに応じて、端末400B〜400Dのそれぞれは、手順(5)で、端末400B〜400Dのそれぞれと端末400Xとの距離の度合いを特定する情報を生成し、MFP100Aへ、生成された情報を送信する。
手順(6)で、MFP100Aは、MFP100A〜100Dの中から、端末400Xに最も近いMFPを選択する。MFP100AのCPU621は、MFP100A〜100Dのそれぞれにおいて生成された、端末400Xとの距離の度合いを用いて、MFPを選択する。より具体的には、MFP100A〜100Dのそれぞれにおいて生成された、端末400Xとの距離の度合いは、図8において情報INF01として示される。
情報INF01において、MFP100A(MFP−A)についての端末400Xとの距離の度合いは、「遠距離−通信が弱い」である。MFP100B(MFP−B)についての端末400Xとの距離の度合いは、「近距離−通信が弱い」である。MFP100C(MFP−C)についての端末400Xとの距離の度合いは、「遠距離−通信が強い」である。MFP100D(MFP−D)についての端末400Xとの距離の度合いは、「近距離−通信が強い」である。
各MFPの端末400Xとの距離の度合いを比較すると、MFP100Dが最も端末400Xの近くに位置する。これにより、図8に示された例では、CPU621は、MFP100Dを選択する。
その後、MFP100Aは、選択されたMFP100Dへ、手順(1)において生成された印刷ジョブを転送し、当該印刷ジョブの実行を指示する。これに応じて、印刷ジョブを転送されたMFP100Dは、印刷ジョブを実行する。
MFP100AのCPU621は、端末400Xおよび/または端末400に対して、どのMFPが選択されたかを特定する情報を送信してもよい。ユーザーU2は、当該情報に応じて、MFP100Dで、上記印刷ジョブの印刷物を取得する。
図13は、画像形成システム1におけるシーケンス図である。以下、図13を参照して、図8を参照して説明された処理の流れを補足する。
図13には、MFP100A〜100D、端末400、および、端末400Xの動作が記載されている。図13において、端末400の3つの機能(遠隔操作部、承諾部、および、通信部)が記載されている。端末400において、遠隔操作部および承諾部は、たとえば、CPU401がプログラムを実行することによって実現される。通信部は、通信用のアプリケーションプログラムを実行するCPU401、アドレス帳等を記憶する記憶装置403、ならびに、ワイヤレス通信部451および/または短距離通信部452によって実現される。
図13に示されるように、端末400の遠隔操作部は、MFP100Aにリモートアクセスすることにより、印刷ジョブの生成を指示し、さらに、承諾部を呼び出す。承諾部は、通信部に、アドレス帳を要求する(連絡先取得要求)。これに応じて、通信部は、アドレス帳を出力する。
承諾部は、アドレス帳から端末400Xのメールアドレスを選択する。また、承諾部は、本文フォーマットと承諾判定用マクロプログラムとを作成する。これにより、図11に示されたような電子メールが生成される。
図14は、アドレス帳からメールアドレスを選択するときに、端末400のディスプレイ404に表示される画面の一例を示す図である。ディスプレイ404には、画面413として、アドレス帳が表示される。ユーザーは、アドレス帳から、宛先を選択する。
承諾部は、生成された電子メールの送信を、通信部に依頼する。通信部は、端末400X(代理人端末)へ、当該電子メールを送信する。承諾判定用マクロプログラムは、上記された承諾用プログラムおよび拒否用プログラムを含む。端末400X(代理人端末)は、ユーザーU2の操作に従って、返信する。
端末400では、承諾部が、通信部に対して、端末400Xからの結果を確認する。通信部は、端末400Xから送信された結果(承諾または拒否)を返信する。結果が承諾であれば、承諾部は、代理応答部へ、端末400Xの識別情報を通知する。
承諾部は、端末400Xから送信された結果に応じた制御を実行する。結果が「承諾」であった場合には、MFP100Aに、端末400Xに近いMFPに、上記の指示によって生成された印刷ジョブを実行させることを指示する。
MFP100Aは、当該MFP100AおよびMFP100B〜100Dのそれぞれの、端末400Xとの距離の度合いに基づいて、端末400Xに近いMFPを選択する。MFP100AのCPU621は、選択されたMFP100Dへ、印刷ジョブを転送する(図13中の「if 見つかった場合」)。
一方、端末400Xの近くに位置するMFPが見つけられなかった場合、画像形成システムは、図13中に「else if 見つからなかった場合」として記載されたように動作する。
より具体的には、画像形成システム1では、MFP100AのCPU621は、端末400(承諾部)へ、印刷ジョブを転送する。承諾部は、転送された印刷ジョブを、代理人の端末400Xへ転送する。これにより、端末400Xのユーザーは、転送された印刷ジョブを、当該印刷ジョブの転送先を指定する。端末400XのCPUは、指定された転送先(図13の例では、MFP100C)へ、印刷ジョブを転送する(図13の「MFP選択」および「印刷指示」)。これにより、当該印刷ジョブは、指定された転送先で、実行される。
本実施の形態では、代理人であるユーザーU2に関連付けられた端末400Xの近傍に位置するMFPにおいて、印刷ジョブが実行される。これにより、ユーザーU2の移動距離を極力減らすことができる。
本実施の形態では、4台のMFP100A,100B,100C,100Dのそれぞれが、各MFPと端末400Xとの距離の度合いを特定し、MFP100Aへ送信する。これにより、ユーザーU2の現在位置を特定するためのGPS(Global Positioning System)の利用が不要となる。これにより、画像形成システム1は、GPSを利用するための施設、および、GPS情報を管理するためのサーバーを必要としない。これにより、より低コストで、ユーザーU2の現在位置に応じたMFPの選択が実現される。
<8.第1の変形例>
図8の手順(2)において、ユーザーU1は、ユーザーU2宛に、印刷物の代理取得を依頼する情報を送信する。当該情報の送信は、代理取得の依頼に対する回答用に生成されたWebページへアクセスするためのURLの送信であってもよい。より具体的には、画像形成システム1の管理者は、LAN等のネットワーク上のサーバーに、回答用のWebページを保存する。画像形成システム1は、サーバーとして図1に示された装置以外の装置を含んでもよい。画像形成システム1において、MFP100A〜100Dのいずれかが、サーバーとして機能してもよい。
図8の手順(2)において、依頼人は、端末400から端末400Xへ、回答用のWebページのURLを送信する。これに応じて、代理人は、端末400Xに、回答用のWebページへアクセスさせる。これにより、端末400XのCPUは、端末400Xのディスプレイに、回答用のWebページを表示する。図15は、回答用のWebページの表示の一例を示す図である。
図15に示されるように、Webページ430は、印刷物の代理取得の依頼を承諾するために操作されるボタン431と、当該依頼を断るために操作されるボタン432とを含む。
ユーザーが図15のボタン431をクリックすることにより、端末400XのCPUは、端末400Xの端末識別情報をサーバーへ送信する。図16は、代理人の端末400Xのディスプレイ404で表示される確認用画面の一例を示す図である。
図16の画面460は、端末400Xについての端末識別情報を表示する。端末識別情報は、5個の項目(端末名(IS05)、MAC(Media Access Control)アドレス(A0:DD:E5:37:B8:BC)、WifiのSSID(Service Set Identifier)(0A1B2C3DE5F)、Bluetooth端末名(IS05)、および、電話番号(090-1010-2233))を含む。
上記5個の項目は、端末400Xの記憶装置に格納されている。端末400XのCPUは、印刷物の取得の依頼を承諾することを示す情報が入力されると、端末400Xの記憶装置から、端末400Xの端末識別情報を読み出して、ディスプレイに表示する(画面460)。
画面460は、OKボタン461を含む。ユーザーは、画面460に表示された端末識別情報の送信に同意する場合、ボタン461を操作する。端末400XのCPUは、OKボタン461を操作されると、端末400Xの端末識別情報を、サーバーへ送信する。
上記のWebページは、サーバーに対し、当該Webページの閲覧に起因して送信された端末識別情報を端末400へ送信する旨の記述を含む。サーバーは、当該記述に従って、端末400Xから送信された端末識別情報を、端末400へ送信する。
図15に戻って、ユーザーU2が図15のボタン432をクリックすることにより、端末400XのCPUは、端末400に、代理人として指定されたユーザーU2が、印刷物の代理の取得の依頼を拒否したことを表わすメッセージを送信する。
<9.第2の変形例>
図8の手順(2)において、ユーザーU1は、ユーザーU2宛に、印刷物の代理取得を依頼する情報を送信する。当該情報の送信は、ユーザーU2へ電話をかけることであってもよい。
この場合、依頼人の端末400には、電話回線を通して入力されるプッシュトーンに基づいて、印刷物の代理取得の依頼に対する回答の種類を特定するためのアプリケーションがインストール(電話回答アプリ)されている。
より具体的には、電話回答アプリを起動し、当該アプリにユーザーU2の電話番号を入力する。これに応じて、端末400のCPU401は、電話回線を通じて、入力された電話番号に端末400を接続させる。その後、CPU401は、電話回線を通じて、通話相手(端末400X)に、回答の内容に対応するボタンをプッシュすることを促すメッセージを送信する。送信されるメッセージの一例は、「鈴木さん(依頼人の名称)からの代理受け取り願いを承諾する場合は『1』を押してください。」である。
図17は、代理人の端末(端末400X)において表示される画面の一例を示す図である。図17の画面440は、端末400Xが依頼人の端末400と電話回線を通じて接続しているときに、端末400Xのディスプレイに表示される画面の一例である。画面440は、1〜0までのそれぞれを表わす10個のダイヤルボタンと、*ボタンと、♯ボタンとを含む。
端末400XのユーザーU2が、画面440のダイヤルボタンの『1』をタッチすると、端末400XのCPUは、端末400へ、『1』に対応するプッシュトーンを送信する。これに応じて、端末400のCPU401は、ダイヤルボタンの『1』に対応する制御を実行する。より具体的には、CPU401は、電話回線を通じて、端末400Xは、当該端末400Xの端末識別情報の送信を要求する情報を送信する。これに応じて、端末400XのCPUは、端末400へ、端末400Xの端末識別情報を送信する。
<10.第3の変形例>
以上説明された本実施の形態では、端末400からMFP100Aへの印刷ジョブの生成指示は、ユーザーU1が端末400を操作することによって実現された。当該指示は、ユーザーU1がMFP100Aの操作パネル300を操作することによって実現されてもよい。より具体的には、操作パネル300は、ユーザーU1のハードウェアボタンおよび/またはソフトウェアボタンの操作に基づいて、印刷ジョブの生成指示の入力を受け付ける。
<11.第4の変形例>
端末400Xの端末識別情報は、端末400からMFP100Aへ送信される代わりに、操作パネル300に対する操作によってMFP100Aへ入力されてもよい。たとえば、端末400のCPU401は、端末400Xの端末識別情報を受信すると、当該端末識別情報をディスプレイ404で表示する。端末400のユーザーU1は、表示された端末識別情報を、操作パネル300へ入力する。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。また、実施の形態および各変形例において説明された発明は、可能な限り、単独でも、組合わせても、実施することが意図される。
1 画像形成システム、100 本体システム制御部、102,622 ROM、103,105,402 RAM、104 制御部、111 入出力制御部、300 操作パネル、300A ヒンジ、320 タッチパネル、400,400X 端末、403,606 記憶装置、404 ディスプレイ、405 入力装置、411,412,413,420,440,460 画面、451,611 ワイヤレス通信部、452,612 短距離通信部、421,422 リンク情報、601 システムコントローラー、602 メモリー、604 プリンターエンジン、605 出力画像処理部、607 撮像部、608 入力画像処理部、609 電源ユニット。

Claims (13)

  1. 端末と2台以上の画像形成装置とを備えた画像形成システムであって、
    前記2台以上の画像形成装置のうち、1台の画像形成装置は、
    印刷ジョブを生成するためのプロセッサーと、
    前記印刷ジョブに関連付けられて、前記端末を識別するための情報である端末識別情報の入力を受け付けるための入力手段とを含み、
    前記プロセッサーは、
    前記2台以上の画像形成装置のそれぞれと前記端末識別情報によって特定される端末との距離の度合いを取得し、
    前記2台以上の画像形成装置のそれぞれと前記端末識別情報によって特定される端末との距離の度合いに基づいて、前記2台以上の画像形成装置から、前記印刷ジョブの転送先の画像形成装置を選択し、
    前記印刷ジョブの転送先の画像形成装置へ前記印刷ジョブを送信するように構成されており、
    前記転送先の画像形成装置は、前記印刷ジョブを実行するためのジョブ実行手段を含む、画像形成システム。
  2. 前記入力手段は、前記印刷ジョブの生成の指示および前記端末識別情報を入力するための操作を受け付ける操作パネルを含む、請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 情報処理装置をさらに備え、
    前記情報処理装置は、
    前記入力手段および前記端末と通信するための通信手段と、
    前記通信手段に、前記入力手段に対して印刷ジョブの生成を指示するための第1の制御手段とを含み、
    前記第1の制御手段は、前記端末に対して、前記印刷ジョブの印刷物の取得を依頼する情報を出力するように構成されており、
    前記端末は、
    前記情報処理装置からの前記印刷ジョブの印刷物の取得を依頼する情報に応じて、当該取得の依頼を承諾するための操作を受け付けるための操作手段と、
    前記端末識別情報を記憶するための記憶手段と、
    前記操作手段に対する操作に応じて、前記記憶手段に記憶されている前記端末識別情報を前記情報処理装置へ送信するための第2の制御手段とを含む、請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記第1の制御手段は、前記印刷ジョブの印刷物の取得を依頼する情報として、前記端末に、電子メールを送信するように構成されており、
    前記電子メールは、前記情報処理装置へ前記端末識別情報を送信させるためのプログラムへのリンク情報を含み、
    前記操作手段に対する操作は、前記リンク情報に対する操作を含み、
    前記第2の制御手段は、前記操作手段に対する操作に応じて、前記情報処理装置へ前記端末識別情報を送信させるためのプログラムを実行することにより、前記端末識別情報を前記情報処理装置へ送信するように構成されている、請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記印刷ジョブの印刷物の取得を依頼する情報は、予め生成されたWebページへアクセスするためのアドレスを含み、
    前記Webページは、前記端末から前記印刷ジョブの受け取りを承諾する情報が入力されたことに応じて、前記端末から前記端末識別情報を取得し、前記情報処理装置へ前記端末識別情報を送信するように構成されている、請求項3に記載の画像形成システム。
  6. 前記第1の制御手段は、電話回線を通して前記端末と通信することにより、前記端末に、前記印刷ジョブの印刷物の取得を依頼する情報を出力するように構成されており、
    前記操作手段は、プッシュトーンの入力のための操作として、前記依頼を承諾するための操作を受け付けるように構成されている、請求項3に記載の画像形成システム。
  7. 前記プロセッサーは、前記2台以上の画像形成装置のいずれもが前記端末識別情報によって特定される端末から所定の距離以下に位置しない場合には、前記情報処理装置へ、前記印刷ジョブを、前記2台以上の画像形成装置のいずれもが前記端末識別情報によって特定される端末から所定の距離以下に位置しないことを示す情報とともに、送信するように構成されており、
    前記情報処理装置は、前記端末へ、前記印刷ジョブと、当該印刷ジョブを画像形成装置へ送信するためのジョブ送信用プログラムとを送信するように構成されており、
    前記端末は、前記ジョブ送信用プログラムを実行することにより、前記印刷ジョブの出力先の画像形成装置の選択を受け付け、当該選択された画像形成装置へ前記印刷ジョブの実行指示するように構成されている、請求項3〜請求項6のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  8. 前記端末識別情報は、前記端末と画像形成装置との間の近距離無線通信において前記端末を識別するための情報である、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  9. 前記2台以上の画像形成装置のそれぞれは、近距離無線通信を実行する近距離無線通信部を含み、
    前記2台以上の画像形成装置のそれぞれの前記プロセッサーは、
    前記近距離無線通信部が通信相手として取得した装置の識別情報から前記端末識別情報を特定し、
    前記端末識別情報によって特定された装置との通信距離を特定することにより、前記端末との距離の度合いを特定するように構成されている、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  10. 前記近距離無線通信部は、2以上の通信方式で通信し、
    前記プロセッサーは、前記2以上の通信方式のうち、前記近距離無線通信部が前記端末識別情報によって特定された装置と通信可能な通信方式に基づいて、前記端末との距離の度合いを特定するように構成されている、請求項9に記載の画像形成システム。
  11. 端末と2台以上の画像形成装置とを備えた画像形成システムにおいて印刷ジョブを実行するための画像形成方法であって、
    前記2台以上の画像形成装置のうち、1台の画像形成装置が、
    印刷ジョブを生成するステップと、
    前記印刷ジョブに関連付けられた、前記端末を識別するための情報である端末識別情報の入力を受け付けるステップと、
    前記2台以上の画像形成装置のそれぞれと前記端末識別情報によって特定される端末との距離の度合いを取得するステップと、
    前記2台以上の画像形成装置のそれぞれと前記端末識別情報によって特定される端末との距離の度合いに基づいて、前記2台以上の画像形成装置から、前記印刷ジョブの転送先の画像形成装置を選択するステップと、
    前記印刷ジョブの転送先の画像形成装置へ前記印刷ジョブを送信するステップと、
    前記端末識別情報によって特定される端末との距離が最も近い画像形成装置が、前記実行の指示に応じて、前記印刷ジョブを実行するステップとを含む、画像形成方法。
  12. 端末と通信するための通信部を備えた画像形成装置であって、
    印刷ジョブを生成するためのプロセッサーと、
    前記印刷ジョブに関連付けられて、前記端末を識別するための情報である端末識別情報の入力を受け付けるための入力手段とを備え、
    前記プロセッサーは、
    前記2台以上の画像形成装置のそれぞれと前記端末識別情報によって特定される端末との距離の度合いを取得し、
    前記2台以上の画像形成装置のそれぞれと前記端末識別情報によって特定される端末との距離の度合いに基づいて、前記2台以上の画像形成装置から、前記印刷ジョブの転送先の画像形成装置を選択し、
    前記印刷ジョブの転送先の画像形成装置へ前記印刷ジョブを送信するように構成されている、画像形成装置。
  13. 端末と通信する通信部を備えた画像形成装置のコンピューターによって実行されるプログラムであって、
    前記プログラムは、前記コンピューターに、
    印刷ジョブを生成するステップと、
    前記印刷ジョブに関連付けられて、前記端末を識別するための情報である端末識別情報の入力を受け付けるステップと、
    前記2台以上の画像形成装置のそれぞれと前記端末識別情報によって特定される端末との距離の度合いを取得するステップと、
    前記2台以上の画像形成装置のそれぞれと前記端末識別情報によって特定される端末との距離の度合いに基づいて、前記2台以上の画像形成装置から、前記印刷ジョブの転送先の画像形成装置を選択するステップと、
    前記印刷ジョブの転送先の画像形成装置へ前記印刷ジョブを送信するステップとを実行させる、プログラム。
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