JP2017097237A - シャッタ装置および撮像装置 - Google Patents
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Description
また、シャッタ装置は、基板に設けられた開口の外側の第1位置と前記開口を遮光する第2位置との間を第1方向に移動する遮光部材と、前記開口に対して前記第1方向と交差する方向の外側の第3位置に配置され、前記遮光部材を駆動する駆動機構と、前記開口に対して前記第1方向の外側に配置され、前記駆動機構に駆動力を与える駆動源と、を備える。
また、シャッタ装置は、基板に設けられた開口の外側の第1位置と前記開口を遮光する第2位置との間を第1方向に移動する第1遮光部材と、前記開口の外側の第3位置と前記開口を遮光する第4位置との間を移動する第2遮光部材と、を備え、前記第2遮光部材は、前記第3位置において前記第2遮光部材の端部が前記第1遮光部材よりも前記第1方向と反対側に突出する。
撮像装置は、カメラの筐体と、前記筐体から突出した筒部材と、前記筒部材に配置されたシャッタ機構と、前記筒部材の前記筐体と反対側に設けられ、レンズ鏡筒を着脱可能なマウント部と、を備える。
図1〜4を参照して、デジタルカメラなどの撮像装置に搭載されるフォーカルプレーンシャッタ装置の第1の実施の形態を説明する。図1〜3は、シャッタ装置の内部構造を示す図である。図1は、遮光羽根が撮影開口の外の退避位置に位置している状態を示す図であり、図2は、露光が終了して遮光羽根が撮影開口を遮蔽する遮蔽位置にいる状態を示す図であり、基板の一部を太線で強調した図である。図3は、シャッタ装置を撮影レンズの光軸と直交する方向から見たときの断面を示す模式図である。
また、基板10には、光軸AX方向から見て同一位置において、軸支用のピン13が光軸方向(図3で下方)に突出するように設けられ、軸支用のピン15が光軸方向の反対側(図3で上方)に突出するように設けられている。これらのピンは、図1に明示したように、撮影開口11の右側の短辺側に位置している。
本実施の形態では、図1に示す退避位置において、第1の後幕遮光羽根31を基板10,20の外縁よりも内側に収めるために、第1の後幕遮光羽根31は右下隅が面取りされており、右斜め上向きに傾斜する辺31eが形成されている。
また、本実施の形態では、図1に示す退避位置において、第2の後幕遮光羽根32を基板10,20の外縁よりも内側に収めるために、第2の後幕遮光羽根32は右下隅が面取りされており、右斜め上向きに傾斜する辺32gが形成されている。
なお、本実施の形態にあっては、第1〜第3の後幕遮光羽根31〜33の退避位置は、撮影開口11、21の長辺下側である。
駆動モータ80は、図1,2において、撮影開口11,21の長辺上側、即ち、撮影開口11,21を挟んで後幕遮光羽根の退避位置の反対側において、基板10に取り付けられた駆動モータである。駆動モータ80の出力軸81にはギヤ部82が取り付けられ、このギヤ部82は伝達ギヤ70のギヤ部72と噛合する。駆動モータ80を図1,2における撮影開口11,21の上方に取り付けることで、駆動モータ80を撮影開口11,21の側方に設ける必要がなくなり、シャッタ装置1の左右方向の大きさや光軸AX方向の大きさを小さくすることができる。また、撮影開口11,21の上方の空間を有効利用できるので、シャッタ装置21を小型化できる。
撮影開始前、第1〜第3の後幕遮光羽根31〜33は、図1に示すように、撮影開口11,21の下方の退避位置に退避して撮影開口11,21を開放する。この退避位置では、第1および第2の後幕遮光羽根31,32は、上下方向に関して略同じ位置で重なり合う。第1および第2の後幕遮光羽根31,32は、撮影開口11,21の長辺と略平行に延在する。第3の後幕遮光羽根33は、第1および第2の後幕遮光羽根31,32と交差する方向に延在する。第3の後幕遮光羽根33の先端部33eは、第1および第2の後幕遮光羽根31,32の下辺31b,32bよりも下方に突出する。
すなわち、退避位置においては、第3の後幕遮光羽根33の先端部33eは、第1および第2の後幕遮光羽根31,32の下辺31b,32bと一対の基板10,20の外縁とで囲まれた弓形状の領域に位置する。
このように、退避位置における第3の後幕遮光羽根33の先端部33eは、一対の基板10,20の円形の外形を有効に利用して、第1および第2の後幕遮光羽根31,32から突出することができる。
こうして、第1〜第3の後幕遮光羽根31〜33は、撮影開口11,21を遮蔽する遮蔽位置へ移動して撮像素子の露光動作が終了する。
撮影終了後、駆動モータ80が上述の場合とは逆方向に駆動されると、第1〜第3の後幕遮光羽根31〜33は、図1に示すように退避位置に移動する。
また、第3の後幕遮光羽根33と、第1及び第2の後幕遮光羽根31、32を駆動する駆動アーム40とは共に、軸支用ピン13の回りを駆動ピン63によって駆動される。即ち、第3の後幕遮光羽根33と駆動アーム40とが同一の駆動系によって駆動されるので、構成を簡略化することができる。
(1)シャッタ装置1は、基板10,20に設けられた撮影開口11,21の外側の退避位置と撮影開口11,21を遮光する遮蔽位置との間を移動する第1の後幕遮光羽根31と、軸支用ピン13の回りを回転して撮影開口11,21の外側の退避位置と撮影開口11,21を遮光する遮蔽位置との間を移動する第3の後幕遮光羽根33と、軸支用ピン13の回りを回転して第1の後幕遮光羽根31を駆動する駆動アーム40と、軸支用ピン13と同軸の軸支用ピン15の回りに回転して第3の後幕遮光羽根33と駆動アーム40とを駆動する駆動レバー60と、を備える。
このように、同一の駆動レバー60によって、駆動アーム40と第3の後幕遮光羽根33とを同一の駆動レバーによって駆動するので、構造を簡略化することができ、シャッタ装置1のコストダウンを図ることができる。
これにより、駆動モータ80を撮影開口11,21の短辺が延在する方向の外側に設ける必要がなくなり、シャッタ装置1の左右方向の大きさや光軸AX方向の大きさを小さくすることができる。また、撮影開口11,21の上方の空間、すなわち、撮影開口11,21の短辺が延在する方向と交差する方向の外側の空間を有効利用できるので、シャッタ装置21を小型化できる。
これにより、退避位置に退避した第1の後幕遮光羽根31の下辺31bよりも下方の領域を有効に利用して、第3の後幕遮光羽根33を退避位置に移動できる。
これにより、駆動アーム40によって駆動される第1の後幕遮光羽根31と、軸支用ピン13軸の周りを回転する第3の後幕遮光羽根33とを、簡単な構造で駆動できるので、シャッタ装置1のコストダウンを図れるとともに、シャッタ装置1の耐久性を向上できる。
図5〜9を参照して、シャッタ装置の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、平行リンク機構を構成する駆動アームと従動アームとによって全ての後幕遮光羽根が駆動される点で、第1の実施の形態と異なる。
第2の実施の形態のシャッタ装置1Aは、一対の基板10,20(図7参照)と、第1、第2、および第3の後幕遮光羽根31,34,35と、駆動アーム40Aと、従動アーム50Aと、駆動レバー60と、伝達ギヤ70と、駆動モータ80とを備える。
図5,6および図8(b)に示すように、第2の後幕遮光羽根34は、遮光動作時に、第1の後幕遮光羽根31に引き続き撮影開口11,21内に進入する羽根である。第2の後幕遮光羽根32も、上辺34cを撮影開口11,21の長辺と平行な状態を保ったまま退避位置と遮蔽位置との間を移動される。
また、本実施の形態では、図5に示す退避位置において、第2の後幕遮光羽根34を基板10,20の外縁よりも内側に収めるために、第2の後幕遮光羽根34は第2領域34bの右下隅が面取りされており、右斜め上向きに傾斜する辺34hが形成されている。
本実施の形態の第2の後幕遮光羽根34では、図6,9に示す遮蔽位置において、第1の後幕遮光羽根31の下辺31bよりも下の撮影開口11,21をできるだけ遮蔽するために、第1領域34aにおける上下方向の大きさを大きくしている。これにより、第1領域34aは、第1の後幕遮光羽根31の下辺31bよりも下の撮影開口11,21のうち、第1領域34aの右辺34gよりも左側の撮影開口11,21を遮蔽している。
第3の後幕遮光羽根35も、上辺35aを撮影開口11,21の長辺と平行な状態を保ったまま退避位置と遮蔽位置との間を移動される。
第3の後幕遮光羽根35は、図5,6、図8(c)および図9に示すように、右上隅部分が上方に引き上げられた矩形形状を呈している。すなわち、第3の後幕遮光羽根35は、第3の後幕遮光羽根35の上辺35aおよび下辺35bが撮影開口11,21の長辺と略平行に延在し、上辺35aの右側に右斜め上向きに傾斜する辺35gが形成されている。
第3の後幕遮光羽根35は、連結部35e、35f(図8(c)参照)に取り付けられた第5および第6のかしめピン91e,91fによって駆動アーム40Aおよび従動アーム50Aにそれぞれ軸支されている。
第3の後幕遮光羽根35の左辺35cは、退避位置において、第2の後幕遮光羽根34の第1領域34aと重なる。
(1)上辺35aが第2の後幕遮光羽根34の下辺34eよりも上方に位置し、辺35gが第2の後幕遮光羽根34の辺34hよりも上方に位置すること。
(2)下辺35bが撮影開口11,21の下側の長辺(下辺)よりも下方に位置すること。
(3)左辺35cが第2の後幕遮光羽根34の第1領域34aの右辺34gよりも左側に位置すること。
(4)右辺35dが撮影開口11,21の右側の短辺(右辺)よりも右方に位置すること。
なお、図7に示すように、第3の後幕遮光羽根35の左辺35cは、第2の後幕遮光羽根34と駆動アーム40Aおよび従動アーム50Aとを連結する第3および第4のかしめピン91c,91dとの干渉を防止するため、第3および第4のかしめピン91c,91dよりも右側に位置していることが必要である。
なお、上述した条件を満たせばよいので、第3の後幕遮光羽根35は、図5,6、図8(c)および図9に示す形状に限定されない。
撮影開始前、第1〜第3の後幕遮光羽根31、34,35は、図5に示すように、撮影開口11,21の下方の退避位置に退避して撮影開口11,21を開放する。この退避位置では、第1の後幕遮光羽根31と第2の後幕遮光羽根34の第2領域34bとは、上下方向に関して略同じ位置で重なり合う。第1〜第3の後幕遮光羽根31,34,35の上辺31a,34c,35aおよび下辺31b,34d,34e,35bは、撮影開口11,21の長辺と略平行に延在する。
第2の後幕遮光羽根34の第1領域の下辺34dは、第1の後幕遮光羽根31の下辺31bよりも下方に突出する。
すなわち、退避位置においては、第2の後幕遮光羽根34の第1領域の下辺34dは、第1の後幕遮光羽根31の下辺31bと一対の基板10,20の外縁とで囲まれた弓形状の領域に位置する。
このように、退避位置における第2の後幕遮光羽根34の第1領域は、一対の基板10,20の円形の外形を有効に利用して、第1の後幕遮光羽根31から突出することができる。
尚、上記の説明において、第1の後幕遮光羽根31の上辺31a以外の第2および第3の後幕遮光羽根の各辺は、撮影開口の長辺に平行でなくても構わない。
(1)第2の後幕遮光羽根34は、第1領域34aにおける図5,6における上下方向の長さが第1領域34aと異なる部分における上下方向の長さよりも長い。これにより、第2の後幕遮光羽根34による撮影開口11,21の遮蔽範囲が増えるので、他の後幕遮光羽根の大きさを小さくできる。これにより、光軸方向から見たときの、第2の後幕遮光羽根34と他の後幕遮光羽根35との隙間が存在する範囲を狭めることができ、漏光を抑制できる。
図10は、シャッタ装置1,1Aが搭載される撮影装置の一例としてのカメラボディの光軸AXに沿った断面における構造を模式的に示す断面図である。カメラボディ100は、略直方体形状の筐体101と、筐体101の前面から突出した、すなわち被写体側に突出した円筒状の円筒部102とを有する。円筒部102には、不図示の交換レンズ(レンズ鏡筒)を装着するためのボディ側マウント103が円筒部102の突出先端に設けられ、ボディ側マウント103の背後に上述したシャッタ装置1または1Aが設けられている。円筒部102には、更にシャッタ装置1または1Aの背後に、シャッタ装置1または1Aを介して入射した光束による像を撮像する撮像素子104設けられている。
筐体101の内部に回路基板105とこの回路基板105に給電する不図示の電池とが配置され、回路基板105は、撮像素子104に接続されている。
なお、撮像素子104は、円筒部102に設ける代わりに、筐体101に設けてもよい。
(1)カメラボディ100は、筐体101と、筐体101から突出した円筒部102と、円筒部102に配置されたシャッタ装置1または1Aと、円筒部102の筐体101と反対側に設けられ、交換レンズを着脱可能なボディ側レンズマウント105と、を備える。これにより、筐体101の光軸AX方向の厚さを小さくでき、カメラボディ100を小型化できる。
(変形例1)上述の説明では、一対の基板10,20は、外形が円形状を呈していた。しかし、一対の基板10,20の外形は円形に限らず、楕円形であってもよく、多角形であってもよい。また、一対の基板10,20の外形は円の一部を切り欠いた部分円形であってもよく、上述したいずれかの形状を組合せた形状であってもよい。
また、上述の説明では、カメラボディ100の円筒部102が円筒形状を呈していた。しかし。円筒部102の形状は、円筒形状でなく楕円筒形状であってもよく、多角形筒形状であってもよい。また、円筒部102の形状は、円筒の一部を切り欠いた部分円筒形状であってもよく、上述したいずれかの形状を組合せた形状であってもよい。
なお、たとえば、円筒部102の形状が楕円筒形状であれば、一対の基板10,20の外形を楕円形とするなど、一対の基板10,20の形状を、円筒部102の内周の形状に沿った形状とすることが望ましい。
Claims (8)
- 基板に設けられた開口の外側の第1位置と前記開口を遮光する第2位置との間を移動する第1遮光部材と、
軸の回りを回転して前記開口の外側の第3位置と前記開口を遮光する第4位置との間を移動する第2遮光部材と、
前記軸の回りを回転して前記第1遮光部材を駆動する第1の駆動部材と、
前記軸の回りに回転して前記第2遮光部材と前記第1の駆動部材とを駆動する第2の駆動部材と、を備えるシャッタ装置。 - 基板に設けられた開口の外側の第1位置と前記開口を遮光する第2位置との間を第1方向に移動する遮光部材と、
前記開口に対して前記第1方向と交差する方向の外側の第3位置に配置され、前記遮光部材を駆動する駆動機構と、
前記開口に対して前記第1方向の外側に配置され、前記駆動機構に駆動力を与える駆動源と、を備えるシャッタ装置。 - 基板に設けられた開口の外側の第1位置と前記開口を遮光する第2位置との間を第1方向に移動する第1遮光部材と、
前記開口の外側の第3位置と前記開口を遮光する第4位置との間を移動する第2遮光部材と、を備え、
前記第2遮光部材は、前記第3位置において前記第2遮光部材の端部が前記第1遮光部材よりも前記第1方向と反対側に突出するシャッタ装置。 - 請求項3に記載のシャッタ装置において、
前記第2遮光部材は、軸の周りを回転可能に設けられ、
前記軸の周りを回転して前記第1遮光部材を駆動する第1駆動部材と、
前記軸の周りを回転して前記第2遮光部材と第1駆動部材を駆動する第2駆動部材とを備えるシャッタ装置。 - 請求項3に記載のシャッタ装置において、
前記第2遮光部材は、前記端部における前記第1方向の長さが前記端部と異なる部分における前記第1方向の長さよりも長いシャッタ装置。 - 請求項5に記載のシャッタ装置において、
前記第1方向に直交する第2方向の長さが前記第2遮光部材の長さよりも短い第3遮光部材を備えるシャッタ装置。 - カメラの筐体と、
前記筐体から突出した筒部材と、
前記筒部材に配置されたシャッタ機構と、
前記筒部材の前記筐体と反対側に設けられ、レンズ鏡筒を着脱可能なマウント部と、を備える撮像装置。 - 請求項7に記載の撮像装置において、
前記シャッタ機構を介して入射した光束による像を撮像する撮像素子を前記筒部材に備える撮像装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015230955A JP2017097237A (ja) | 2015-11-26 | 2015-11-26 | シャッタ装置および撮像装置 |
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JP2015230955A JP2017097237A (ja) | 2015-11-26 | 2015-11-26 | シャッタ装置および撮像装置 |
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JP2015230955A Pending JP2017097237A (ja) | 2015-11-26 | 2015-11-26 | シャッタ装置および撮像装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111756965A (zh) * | 2019-03-27 | 2020-10-09 | 日本电产科宝株式会社 | 摄像头模块遮蔽机构、电子设备 |
-
2015
- 2015-11-26 JP JP2015230955A patent/JP2017097237A/ja active Pending
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