JP2017097237A - シャッタ装置および撮像装置 - Google Patents

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憲二 大橋
Kenji Ohashi
憲二 大橋
蓮田 雅徳
Masanori Hasuda
雅徳 蓮田
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Abstract

【課題】シャッタ装置の構造を簡略化する。【解決手段】シャッタ装置は、基板に設けられた開口の外側の第1位置と開口を遮光する第2位置との間を移動する第1遮光部材と、軸の回りを回転して開口の外側の第3位置と開口を遮光する第4位置との間を移動する第2遮光部材と、軸の回りを回転して第1遮光部材を駆動する第1の駆動部材と、軸の回りに回転して第2遮光部材と第1の駆動部材とを駆動する第2の駆動部材と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、シャッタ装置および撮像装置に関する。
シャッタ羽根のうち、スリット形成羽根を平行リンク機構によって駆動し、遮蔽羽根を回動するフォーカルプレーンシャッタ装置が知られている(特許文献1参照)。このシャッタ装置では、補助羽根を回動する構造が複雑である。
実公昭59−28414号公報
シャッタ装置は、基板に設けられた開口の外側の第1位置と前記開口を遮光する第2位置との間を移動する第1遮光部材と、軸の回りを回転して前記開口の外側の第3位置と前記開口を遮光する第4位置との間を移動する第2遮光部材と、前記軸の回りを回転して前記第1遮光部材を駆動する第1の駆動部材と、前記軸の回りに回転して前記第2遮光部材と前記第1の駆動部材とを駆動する第2の駆動部材と、を備える。
また、シャッタ装置は、基板に設けられた開口の外側の第1位置と前記開口を遮光する第2位置との間を第1方向に移動する遮光部材と、前記開口に対して前記第1方向と交差する方向の外側の第3位置に配置され、前記遮光部材を駆動する駆動機構と、前記開口に対して前記第1方向の外側に配置され、前記駆動機構に駆動力を与える駆動源と、を備える。
また、シャッタ装置は、基板に設けられた開口の外側の第1位置と前記開口を遮光する第2位置との間を第1方向に移動する第1遮光部材と、前記開口の外側の第3位置と前記開口を遮光する第4位置との間を移動する第2遮光部材と、を備え、前記第2遮光部材は、前記第3位置において前記第2遮光部材の端部が前記第1遮光部材よりも前記第1方向と反対側に突出する。
撮像装置は、カメラの筐体と、前記筐体から突出した筒部材と、前記筒部材に配置されたシャッタ機構と、前記筒部材の前記筐体と反対側に設けられ、レンズ鏡筒を着脱可能なマウント部と、を備える。
第1の実施の形態のシャッタ装置の内部構造を示す図であり、遮光羽根が撮影開口の外の退避位置に位置している状態を示す図である。 第1の実施の形態のシャッタ装置の内部構造を示す図であり、露光が終了して遮光羽根が撮影開口を遮蔽する遮蔽位置にいる状態を示す図である。 第1の実施の形態のシャッタ装置の内部構造を示す図であり、シャッタ装置を撮影レンズの光軸と直交する方向から見たときの断面を示す模式図である。 第1の実施の形態のシャッタ装置を構成する各部材の一部についての部品図であり、(a)は第1の後幕遮光羽根の部品図であり、(b)は第2の後幕遮光羽根の部品図であり、(c)は第3の後幕遮光羽根の部品図であり、(d)は駆動アームおよび従動アームの部品図であり、(e)は駆動レバーの部品図である。 第2の実施の形態のシャッタ装置の内部構造を示す図であり、遮光羽根が撮影開口の外の退避位置に位置している状態を示す図である。 第2の実施の形態のシャッタ装置の内部構造を示す図であり、露光が終了して遮光羽根が撮影開口を遮蔽する遮蔽位置にいる状態を示す図である。 第2の実施の形態のシャッタ装置の内部構造を示す図であり、シャッタ装置を撮影レンズの光軸と直交する方向から見たときの断面を示す模式図である。 第2の実施の形態のシャッタ装置を構成する各部材の一部についての部品図であり、(a)は第1の後幕遮光羽根の部品図であり、(b)は第2の後幕遮光羽根の部品図であり、(c)は第3の後幕遮光羽根の部品図であり、(d)は駆動アームおよび従動アームの部品図である。 図6から、各アーム、駆動レバー、伝達ギヤ、駆動モータなどの記載を省略した図である。 撮影装置の一例としてのカメラボディの光軸に沿った断面における構造を模式的に示す断面図である。
−−−第1の実施の形態−−−
図1〜4を参照して、デジタルカメラなどの撮像装置に搭載されるフォーカルプレーンシャッタ装置の第1の実施の形態を説明する。図1〜3は、シャッタ装置の内部構造を示す図である。図1は、遮光羽根が撮影開口の外の退避位置に位置している状態を示す図であり、図2は、露光が終了して遮光羽根が撮影開口を遮蔽する遮蔽位置にいる状態を示す図であり、基板の一部を太線で強調した図である。図3は、シャッタ装置を撮影レンズの光軸と直交する方向から見たときの断面を示す模式図である。
フォーカルプレーンシャッタ装置1は、一対の基板10,20(図3参照)と、第1、第2、および第3の後幕遮光羽根31,32,33と、駆動アーム40と、従動アーム50と、駆動レバー60と、伝達ギヤ70と、駆動モータ80とを備える。本実施の形態のフォーカルプレーンシャッタ装置1は、いわゆる電子先幕方式のフォーカルプレーンシャッタ装置である。以下の説明では、フォーカルプレーンシャッタ装置1を単にシャッタ装置1と呼ぶ。
図3に示すように、一対の基板10,20は、不図示の撮影レンズの光軸AX方向に間隔を置いて配置された板状の部材である。図2に示すように、一対の基板10,20は、外形が円形状を呈し、撮影レンズを透過した被写体光束が通過する撮影開口11,21と、後述する駆動レバー60の駆動ピン63が移動可能に挿通される長穴12,22とを有する。撮影開口11,21は、図1,2において左右方向に延在する一対の長辺と上下方向に延在する一対の短辺とを有する長方形形状を呈する。
また、基板10には、光軸AX方向から見て同一位置において、軸支用のピン13が光軸方向(図3で下方)に突出するように設けられ、軸支用のピン15が光軸方向の反対側(図3で上方)に突出するように設けられている。これらのピンは、図1に明示したように、撮影開口11の右側の短辺側に位置している。
図4はシャッタ装置1を構成する各部材の一部についての部品図である。図4(a)は、第1の後幕遮光羽根31の部品図である。図4(b)は、第2の後幕遮光羽根32の部品図である。図4(c)は、第3の後幕遮光羽根33の部品図である。図4(d)は、駆動アーム40および従動アーム50の部品図である。図4(e)は、駆動レバー60の部品図である。なお、図4(a)〜(e)では、各部品が互いに連結される部位同士や、同一の軸線上に配置される部位同士を一点鎖線で結んでいる。
図1,2および図4(a)に示すように、第1の後幕遮光羽根31は、露光時に電子先幕とともにスリットを形成するスリット形成羽根であり、露光光束のエッジを規定する。即ち、第1の後幕遮光羽根31は、遮光動作時に最初に撮影開口11、21内に進入する羽根である。第1の後幕遮光羽根31は、後述のように、上辺31aおよび下辺31bを撮影開口11,21の長辺と平行な状態を保ったまま退避位置と遮蔽位置との間を移動する。即ち、第1の後幕遮光羽根31は、退避位置と遮蔽位置との間を移動中、第1の後幕遮光羽根31の上辺31aが、撮影開口11,21の長辺と略平行に延在している。第1の後幕遮光羽根31は、図1,2における左側の端部の連結部31c、31d(図4(a)参照)に取り付けられた第1および第2のかしめピン91a,91bによって駆動アーム40および従動アーム50にそれぞれ軸支されている。図2に示すように、撮影開口11,21を遮蔽する遮蔽位置では、後幕遮光羽根31における駆動アーム40および従動アーム50との第1および第2のかしめピン91a,91bによる軸支位置は、駆動アーム40および従動アーム50の後述する基板側連結部41,51の位置とは、撮影開口11,21を挟んで反対側である。なお、遮蔽位置を遮光位置とも呼ぶ。
本実施の形態では、図1に示す退避位置において、第1の後幕遮光羽根31を基板10,20の外縁よりも内側に収めるために、第1の後幕遮光羽根31は右下隅が面取りされており、右斜め上向きに傾斜する辺31eが形成されている。
図1,2および図4(b)に示すように、第2の後幕遮光羽根32は、遮光動作時に、第1の後幕遮光羽根31に引き続き撮影開口11、21内に進入する羽根である。第2の後幕遮光羽根32も、後述のように、上辺32aおよび下辺32bを撮影開口11,21の長辺と平行な状態を保ったまま退避位置と遮蔽位置との間を移動する。即ち、第2の後幕遮光羽根32は、退避位置と遮蔽位置との間を移動中、第2の後幕遮光羽根32が、第1の後幕遮光羽根31と略平行に延在する。第2の後幕遮光羽根32は、連結部32d、32e(図4(b)参照)に取り付けられた第3および第4のかしめピン91c,91dによって駆動アーム40および従動アーム50にそれぞれ軸支されている。図1〜3に示すように、第2の後幕遮光羽根32の図中左側の端部32cは、第1の後幕遮光羽根31と駆動アーム40および従動アーム50とを連結する第1および第2のかしめピン91a,91bとの干渉を防止するため、第1および第2のかしめピン91a,91bよりも右側に位置している。
本実施の形態では、上述したように第1の後幕遮光羽根31の右下隅部分が面取りされたことによって、図2に示す遮蔽位置において撮影開口11,21を遮蔽できない領域が辺31eの右斜め下側に発生する。この領域を遮光するため、本実施の形態では、第2の後幕遮光羽根32は、右側の領域の高さが上辺32aよりも高くなるように形成されている。すなわち、本実施の形態の第2の後幕遮光羽根32は、上辺32aの右側に右斜め上向きに傾斜する辺32fが形成されている。
また、本実施の形態では、図1に示す退避位置において、第2の後幕遮光羽根32を基板10,20の外縁よりも内側に収めるために、第2の後幕遮光羽根32は右下隅が面取りされており、右斜め上向きに傾斜する辺32gが形成されている。
図1,2および図4(c)に示すように、第3の後幕遮光羽根33は、遮光動作時に、第2の後幕遮光羽根32に引き続き撮影開口11,21内に進入する羽根である。第3の後幕遮光羽根33は、後述のように、第1および第2の遮光羽根31、32と異なり、退避位置と遮蔽位置との間を支持用ピン13を中心に回動する。第3の後幕遮光羽根33は、軸支用孔33cと、駆動用孔33dとを有する。第3の後幕遮光羽根33は、軸支用孔33cを挿通する軸支用ピン13によって回動可能に軸支されている。第3の後幕遮光羽根33の駆動用孔33dには、駆動レバー60の駆動ピン63が挿通される。
本実施の形態では、上述したように第2の後幕遮光羽根32の右下隅部分が面取りされたことによって、図2に示す遮蔽位置において撮影開口11,21を遮蔽できない領域が辺32gの右斜め下側に発生する。この領域を遮光するため、本実施の形態では、第3の後幕遮光羽根33は、右側の領域の高さが上辺33aよりも高くなるように形成されている。すなわち、本実施の形態の第3の後幕遮光羽根33は、上辺33aの右側に右斜め上向きに傾斜する辺33fが形成されている。
第3の後幕遮光羽根33は、図2に示すように、撮影開口11,21を遮蔽する遮蔽位置では、第3の後幕遮光羽根33が、撮影開口11,21の長辺と略平行に延在する。また、第3の後幕遮光羽根33は、図1に示すように、撮影開口11,21を開放する退避位置では、後幕遮光羽根33が、撮影開口11,21の長辺に対して傾斜する。
なお、本実施の形態にあっては、第1〜第3の後幕遮光羽根31〜33の退避位置は、撮影開口11、21の長辺下側である。
駆動アーム40と従動アーム50とは、第1および第2の後幕遮光羽根31,32を、撮影開口11,21の長辺と平行な状態を保ったまま移動させる平行リンク機構を構成する。駆動アーム40は、第1および第2の後幕遮光羽根31,32を駆動する駆動アームであり、図1〜3、図4(d)において、基板側連結孔41と、第1および第2の遮光羽根側連結孔42a,42bと、駆動用孔43とを有する。駆動アーム40は、基板側連結孔41に挿通する軸支用ピン13によって回動可能に軸支されている。駆動アーム40は、第1および第2の遮光羽根側連結孔42a,42bで第1および第3のかしめピン91a,91cによって第1および第2の後幕遮光羽根31,32が回動可能に連結されている。駆動アーム40の駆動用孔43には、駆動レバー60の駆動ピン63が挿通される。
従動アーム50は、第1および第2の後幕遮光羽根31,32とともに従動するアームであり、図1,2、図4(d)において、基板側連結孔51と、第1および第2の遮光羽根側連結孔52a,52bとを有する。図1,2に示すように、従動アーム50は、基板側連結孔51に挿通する軸支用ピン14に回動可能に軸支されている。従動アーム50は、第1および第2の遮光羽根側連結孔52a,52bで第2および第4のかしめピン91b、91dによって後幕遮光羽根31,32が回動可能に連結されている。
駆動レバー60は、駆動アーム40および第3の後幕遮光羽根33を駆動する駆動レバーであり、図1,2、図4(e)に示すように、連結孔61と、ギヤ部62と、駆動ピン63とを有する。図1〜3に示すように、駆動レバー60は、連結孔61に挿通された軸支用ピン15に回動可能に軸支されている。なお、軸支用ピン15と軸支用ピン13とは、上述したように、中心軸が一致した同軸のピンであり、基板10から互いに反対側に突出している。ギヤ部62は、伝達ギヤ70のギヤ部71と噛合している。駆動ピン63は、図3に明示するように、基板10、20の長穴12,22と、駆動アーム40の駆動用孔43と、第3の後幕遮光羽根33の駆動用孔33dとを貫通、すなわち挿通している。
伝達ギヤ70は、図1,2において軸支用ピン13,15の上方で基板10に回動可能に軸支されたギヤであり、2つのギヤ部71,72を有する。ギヤ部72は、駆動モータ80のギヤ部82と噛合している。伝達ギヤ70は、駆動モータ80からの駆動力を駆動レバー60に伝達する。
駆動モータ80は、図1,2において、撮影開口11,21の長辺上側、即ち、撮影開口11,21を挟んで後幕遮光羽根の退避位置の反対側において、基板10に取り付けられた駆動モータである。駆動モータ80の出力軸81にはギヤ部82が取り付けられ、このギヤ部82は伝達ギヤ70のギヤ部72と噛合する。駆動モータ80を図1,2における撮影開口11,21の上方に取り付けることで、駆動モータ80を撮影開口11,21の側方に設ける必要がなくなり、シャッタ装置1の左右方向の大きさや光軸AX方向の大きさを小さくすることができる。また、撮影開口11,21の上方の空間を有効利用できるので、シャッタ装置21を小型化できる。
このように構成されるシャッタ装置1の動作は、以下のとおりである。
撮影開始前、第1〜第3の後幕遮光羽根31〜33は、図1に示すように、撮影開口11,21の下方の退避位置に退避して撮影開口11,21を開放する。この退避位置では、第1および第2の後幕遮光羽根31,32は、上下方向に関して略同じ位置で重なり合う。第1および第2の後幕遮光羽根31,32は、撮影開口11,21の長辺と略平行に延在する。第3の後幕遮光羽根33は、第1および第2の後幕遮光羽根31,32と交差する方向に延在する。第3の後幕遮光羽根33の先端部33eは、第1および第2の後幕遮光羽根31,32の下辺31b,32bよりも下方に突出する。
すなわち、退避位置においては、第3の後幕遮光羽根33の先端部33eは、第1および第2の後幕遮光羽根31,32の下辺31b,32bと一対の基板10,20の外縁とで囲まれた弓形状の領域に位置する。
このように、退避位置における第3の後幕遮光羽根33の先端部33eは、一対の基板10,20の円形の外形を有効に利用して、第1および第2の後幕遮光羽根31,32から突出することができる。
シャッタ装置1が搭載された撮像装置で撮影指示が出力されて、電子先幕が作動して撮像素子の露光動作が開始されて所定の露光時間が経過すると、駆動モータ80が駆動され、駆動モータ80の駆動力が伝達ギヤ70を介して駆動レバー60に伝達されて、駆動レバー60が軸支用ピン15を中心に時計方向に回動する。駆動レバー60の回動によって、駆動レバー60に取り付けられた駆動ピン63が軸支用ピン15を中心に時計方向に回動する(図1,3参照)。駆動アーム40は駆動用孔43に駆動ピン63が挿通されているので、駆動ピン63が軸支用ピン15を中心に時計方向に回動すると、駆動アーム40も軸支用ピン13を中心に時計方向に回動する。
上述したように、駆動アーム40と従動アーム50とが第1および第2の後幕遮光羽根31,32を移動させる平行リンク機構を構成しているので、駆動アーム40が時計方向に回動すると、第1および第2の後幕遮光羽根31,32は、上方に移動して、図2に示すように、撮影開口11,21を覆う。このとき、第1および第2の後幕遮光羽根31,32は、撮影開口11,21の長辺と平行となる状態を保ったまま、退避位置から上方に向かって移動する。
また、第3の後幕遮光羽根33は、駆動用孔33dに駆動ピン63が挿通されているので、駆動ピン63が軸支用ピン15を中心に時計方向に回動すると、軸支用ピン13を中心に時計方向に回動して、図2に示すように、撮影開口11,21を覆う。
こうして、第1〜第3の後幕遮光羽根31〜33は、撮影開口11,21を遮蔽する遮蔽位置へ移動して撮像素子の露光動作が終了する。
撮影終了後、駆動モータ80が上述の場合とは逆方向に駆動されると、第1〜第3の後幕遮光羽根31〜33は、図1に示すように退避位置に移動する。
なお、第3の後幕遮光羽根33は軸支用ピン13を中心に回動し、駆動レバー60は軸支用ピン15を中心に回動する。軸支用ピン13と軸支用ピン15とは同軸であるので、第3の後幕遮光羽根33の回動中心と駆動レバー60の回動中心とは一致する。したがって、駆動レバー60の回動に伴って移動する駆動ピン63の軌跡と、後幕遮光羽根33の回動に伴って移動する駆動用孔33dの軌跡とは一致する。そのため、駆動ピン63と駆動用孔33dとの間には、カムとカム溝との間で生じるような摺動が発生しない。
また、第3の後幕遮光羽根33と、第1及び第2の後幕遮光羽根31、32を駆動する駆動アーム40とは共に、軸支用ピン13の回りを駆動ピン63によって駆動される。即ち、第3の後幕遮光羽根33と駆動アーム40とが同一の駆動系によって駆動されるので、構成を簡略化することができる。
上述した第1の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)シャッタ装置1は、基板10,20に設けられた撮影開口11,21の外側の退避位置と撮影開口11,21を遮光する遮蔽位置との間を移動する第1の後幕遮光羽根31と、軸支用ピン13の回りを回転して撮影開口11,21の外側の退避位置と撮影開口11,21を遮光する遮蔽位置との間を移動する第3の後幕遮光羽根33と、軸支用ピン13の回りを回転して第1の後幕遮光羽根31を駆動する駆動アーム40と、軸支用ピン13と同軸の軸支用ピン15の回りに回転して第3の後幕遮光羽根33と駆動アーム40とを駆動する駆動レバー60と、を備える。
このように、同一の駆動レバー60によって、駆動アーム40と第3の後幕遮光羽根33とを同一の駆動レバーによって駆動するので、構造を簡略化することができ、シャッタ装置1のコストダウンを図ることができる。
(2)シャッタ装置1は、基板10,20に設けられた撮影開口11,21の外側の退避位置と撮影開口11,21を遮光する遮蔽位置との間を撮影開口11,21の短辺が延在する方向に移動する第1および第2の後幕遮光羽根31,32と、撮影開口11,21に対して撮影開口11,21の短辺が延在する方向と交差する方向の外側の位置に配置され、第1および第2の後幕遮光羽根31,32を駆動する駆動レバー60と、撮影開口11,21に対して撮影開口11,21の短辺が延在する方向の外側に配置され、駆動レバー60に駆動力を与える駆動モータ80と、を備える。
これにより、駆動モータ80を撮影開口11,21の短辺が延在する方向の外側に設ける必要がなくなり、シャッタ装置1の左右方向の大きさや光軸AX方向の大きさを小さくすることができる。また、撮影開口11,21の上方の空間、すなわち、撮影開口11,21の短辺が延在する方向と交差する方向の外側の空間を有効利用できるので、シャッタ装置21を小型化できる。
(3)シャッタ装置1は、基板10,20に設けられた撮影開口11,21の外側の退避位置と撮影開口11,21を遮光する遮蔽位置との間を図1,2における上方向に移動する第1の後幕遮光羽根31と、撮影開口11,21の外側の退避位置と撮影開口11,21を遮光する遮蔽位置との間を移動する第3の後幕遮光羽根33と、を備え、第3の後幕遮光羽根33は、退避位置において第3の後幕遮光羽根33の先端部33eが第1の後幕遮光羽根31よりも図1,2における上方向と反対側に突出する。
これにより、退避位置に退避した第1の後幕遮光羽根31の下辺31bよりも下方の領域を有効に利用して、第3の後幕遮光羽根33を退避位置に移動できる。
(4)第3の後幕遮光羽根33は、軸支用ピン13の周りを回転可能に設けられている。シャッタ装置1は、軸支用ピン13の周りを回転して第1の後幕遮光羽根31を駆動する駆動アーム40と、軸支用ピン13と同軸の軸支用ピン15の周りを回転して第3の後幕遮光羽根33と駆動アーム40を駆動する駆動レバー60とを備える。
これにより、駆動アーム40によって駆動される第1の後幕遮光羽根31と、軸支用ピン13軸の周りを回転する第3の後幕遮光羽根33とを、簡単な構造で駆動できるので、シャッタ装置1のコストダウンを図れるとともに、シャッタ装置1の耐久性を向上できる。
−−−第2の実施の形態−−−
図5〜9を参照して、シャッタ装置の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、平行リンク機構を構成する駆動アームと従動アームとによって全ての後幕遮光羽根が駆動される点で、第1の実施の形態と異なる。
図5〜7は、第2の実施の形態のシャッタ装置の内部構造を示す図である。図5は、遮光羽根が撮影開口の外の退避位置に位置している状態を示す図であり、図6は、露光が終了して遮光羽根が撮影開口を遮蔽する遮蔽位置にいる状態を示す図である。図7は、シャッタ装置を撮影レンズの光軸と直交する方向から見たときの断面を示す模式図である。
第2の実施の形態のシャッタ装置1Aは、一対の基板10,20(図7参照)と、第1、第2、および第3の後幕遮光羽根31,34,35と、駆動アーム40Aと、従動アーム50Aと、駆動レバー60と、伝達ギヤ70と、駆動モータ80とを備える。
図8はシャッタ装置1を構成する各部材の一部についての部品図である。図8(a)は、第1の後幕遮光羽根31の部品図である。図8(b)は、第2の後幕遮光羽根34の部品図である。図8(c)は、第3の後幕遮光羽根35の部品図である。図4(d)は、駆動アーム40Aおよび従動アーム50Aの部品図である。なお、図8(a)〜(d)では、各部品が互いに連結される部位同士や、同一の軸線上に配置される部位同士を一点鎖線で結んでいる。
図5,6および図8(a)に示す第1の後幕遮光羽根31は、第1の実施の形態の後幕遮光羽根31と同じである。
図5,6および図8(b)に示すように、第2の後幕遮光羽根34は、遮光動作時に、第1の後幕遮光羽根31に引き続き撮影開口11,21内に進入する羽根である。第2の後幕遮光羽根32も、上辺34cを撮影開口11,21の長辺と平行な状態を保ったまま退避位置と遮蔽位置との間を移動される。
第2の後幕遮光羽根34は、図5,6における左側の第1領域34aと、第1領域34aの右側に存在し、第1領域34aよりも上下方向の長さが短い第2領域34bとを有する。後幕遮光羽根34の上辺34cの上下方向の位置は、第1領域34aと第2領域34bとで同じである。第1領域34aの下辺34dの上下方向の位置は、第2領域34bの左側の下辺34eの位置よりも下である。
第2の後幕遮光羽根34の上辺34cおよび下辺34d,34eは、撮影開口11,21の長辺と平行に延在する。第2領域34bの右側の下辺34hは、右上がりに傾斜している。第2の後幕遮光羽根34は、連結部34i、34j(図8(b)参照)に取り付けられた第3および第4のかしめピン91c,91dによって駆動アーム40Aおよび従動アーム50Aにそれぞれ軸支されている。図5〜7に示すように、第2の後幕遮光羽根34の左端34fは、第1の後幕遮光羽根31と駆動アーム40Aおよび従動アーム50Aとを連結する第1および第2のかしめピン91a,91bとの干渉を防止するため、第1および第2のかしめピン91a,91bよりも右側に位置している。
本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、第1の後幕遮光羽根31の右下隅部分が面取りされたことによって、図6に示す遮蔽位置において撮影開口11,21を遮蔽できない領域が辺31eの右斜め下側に発生する。この領域を遮光するため、本実施の形態では、第2の後幕遮光羽根34は、右側の領域の高さが上辺34cよりも高くなるように形成されている。すなわち、本実施の形態の第2の後幕遮光羽根34は、上辺34cの右側に右斜め上向きに傾斜する辺34kが形成されている。
また、本実施の形態では、図5に示す退避位置において、第2の後幕遮光羽根34を基板10,20の外縁よりも内側に収めるために、第2の後幕遮光羽根34は第2領域34bの右下隅が面取りされており、右斜め上向きに傾斜する辺34hが形成されている。
図9は、説明の便宜上、図6から、各アーム40A,50A、駆動レバー60、伝達ギヤ70、駆動モータ80などの記載を省略した図である。
本実施の形態の第2の後幕遮光羽根34では、図6,9に示す遮蔽位置において、第1の後幕遮光羽根31の下辺31bよりも下の撮影開口11,21をできるだけ遮蔽するために、第1領域34aにおける上下方向の大きさを大きくしている。これにより、第1領域34aは、第1の後幕遮光羽根31の下辺31bよりも下の撮影開口11,21のうち、第1領域34aの右辺34gよりも左側の撮影開口11,21を遮蔽している。
なお、図5に示す退避位置において、第2の後幕遮光羽根34を基板10,20の外縁よりも内側に収めるために、第2領域34bの下辺34eの位置を第1領域34aの下辺34dの位置よりも上方に設定するとともに、上述したように、第2領域34bの右下隅に右斜め上向きに傾斜する辺34hを形成している。そのため、図6,9に示す遮蔽位置において、第1領域34aは、第1の後幕遮光羽根31の下辺31bよりも下の撮影開口11,21のうち、図9で斜線を付した、第1領域34aの右辺34gよりも右側の領域11a,21aを遮蔽できない。この領域11a,21aは、以下に述べる第3の後幕遮光羽根35によって遮蔽する。
図5,6、図8(c)および図9に示すように、第3の後幕遮光羽根35は、遮光動作時に、第2の後幕遮光羽根34に引き続き撮影開口11,21内に進入する羽根である。
第3の後幕遮光羽根35も、上辺35aを撮影開口11,21の長辺と平行な状態を保ったまま退避位置と遮蔽位置との間を移動される。
第3の後幕遮光羽根35は、図5,6、図8(c)および図9に示すように、右上隅部分が上方に引き上げられた矩形形状を呈している。すなわち、第3の後幕遮光羽根35は、第3の後幕遮光羽根35の上辺35aおよび下辺35bが撮影開口11,21の長辺と略平行に延在し、上辺35aの右側に右斜め上向きに傾斜する辺35gが形成されている。
なお、第3の後幕遮光羽根35において、上辺35aの右側に右斜め上向きに傾斜する辺35gを形成した理由は、次のとおりである。本実施の形態では、上述したように第2の後幕遮光羽根34の第2領域34bの右下隅部分が面取りされたことによって、図6,9に示す遮蔽位置において撮影開口11,21を遮蔽できない領域が辺34hの右斜め下側に発生する。この領域を遮光するため、本実施の形態では、第3の後幕遮光羽根35は、右側の領域の高さが上辺35aよりも高くなるように形成されている。すなわち、本実施の形態の第3の後幕遮光羽根35は、上辺35aの右側に右斜め上向きに傾斜する辺35gが形成されている。
第3の後幕遮光羽根35は、連結部35e、35f(図8(c)参照)に取り付けられた第5および第6のかしめピン91e,91fによって駆動アーム40Aおよび従動アーム50Aにそれぞれ軸支されている。
第3の後幕遮光羽根35の左辺35cは、退避位置において、第2の後幕遮光羽根34の第1領域34aと重なる。
上述したように、第3の後幕遮光羽根35の役割は、図6,9に示す遮蔽位置において、第2の後幕遮光羽根34が遮蔽できない領域11a,21a(図9参照)を遮蔽することである。したがって、図9に示すように、第3の後幕遮光羽根35の形状は、以下の条件を満たすように設定されている。
(1)上辺35aが第2の後幕遮光羽根34の下辺34eよりも上方に位置し、辺35gが第2の後幕遮光羽根34の辺34hよりも上方に位置すること。
(2)下辺35bが撮影開口11,21の下側の長辺(下辺)よりも下方に位置すること。
(3)左辺35cが第2の後幕遮光羽根34の第1領域34aの右辺34gよりも左側に位置すること。
(4)右辺35dが撮影開口11,21の右側の短辺(右辺)よりも右方に位置すること。
なお、図7に示すように、第3の後幕遮光羽根35の左辺35cは、第2の後幕遮光羽根34と駆動アーム40Aおよび従動アーム50Aとを連結する第3および第4のかしめピン91c,91dとの干渉を防止するため、第3および第4のかしめピン91c,91dよりも右側に位置していることが必要である。
上述した条件を満たせばよいので、第3の後幕遮光羽根35は、第1および第2の後幕遮光羽根31,34と比べて小さくできる。とくに、図6,9に示す遮蔽位置において、第2の後幕遮光羽根34の第1領域34aが遮蔽できない領域11a,21a(図9参照)を遮蔽すればよいので、第3の後幕遮光羽根35の左右方向の長さは、第1および第2の後幕遮光羽根31,34と比べて小さくできる。
なお、上述した条件を満たせばよいので、第3の後幕遮光羽根35は、図5,6、図8(c)および図9に示す形状に限定されない。
このように構成されるシャッタ装置1Aの動作は、以下のとおりである。
撮影開始前、第1〜第3の後幕遮光羽根31、34,35は、図5に示すように、撮影開口11,21の下方の退避位置に退避して撮影開口11,21を開放する。この退避位置では、第1の後幕遮光羽根31と第2の後幕遮光羽根34の第2領域34bとは、上下方向に関して略同じ位置で重なり合う。第1〜第3の後幕遮光羽根31,34,35の上辺31a,34c,35aおよび下辺31b,34d,34e,35bは、撮影開口11,21の長辺と略平行に延在する。
第2の後幕遮光羽根34の第1領域の下辺34dは、第1の後幕遮光羽根31の下辺31bよりも下方に突出する。
すなわち、退避位置においては、第2の後幕遮光羽根34の第1領域の下辺34dは、第1の後幕遮光羽根31の下辺31bと一対の基板10,20の外縁とで囲まれた弓形状の領域に位置する。
このように、退避位置における第2の後幕遮光羽根34の第1領域は、一対の基板10,20の円形の外形を有効に利用して、第1の後幕遮光羽根31から突出することができる。
シャッタ装置1が搭載された撮像装置で撮影指示が出力されて、電子先幕が作動して撮像素子の露光動作が開始されて所定の露光時間が経過すると、駆動モータ80が駆動される。これにより、第1の実施の形態と同様に、駆動レバー60が軸支用ピン15を中心に時計方向に回動して、駆動アーム40を時計方向に回動させる。これにより第1〜第3の後幕遮光羽根31,34,35は、上方に移動して、図6,9に示すように、撮影開口11,21を覆う。
撮影終了後、駆動モータ80が上述の場合とは逆方向に駆動されると、後幕遮光羽根31,34,35は、図5に示すように退避位置に移動する。
尚、上記の説明において、第1の後幕遮光羽根31の上辺31a以外の第2および第3の後幕遮光羽根の各辺は、撮影開口の長辺に平行でなくても構わない。
上述した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
(1)第2の後幕遮光羽根34は、第1領域34aにおける図5,6における上下方向の長さが第1領域34aと異なる部分における上下方向の長さよりも長い。これにより、第2の後幕遮光羽根34による撮影開口11,21の遮蔽範囲が増えるので、他の後幕遮光羽根の大きさを小さくできる。これにより、光軸方向から見たときの、第2の後幕遮光羽根34と他の後幕遮光羽根35との隙間が存在する範囲を狭めることができ、漏光を抑制できる。
なお、上述した第1および第2の実施の形態のシャッタ装置1、1Aは、次のような撮影装置に搭載可能である。
図10は、シャッタ装置1,1Aが搭載される撮影装置の一例としてのカメラボディの光軸AXに沿った断面における構造を模式的に示す断面図である。カメラボディ100は、略直方体形状の筐体101と、筐体101の前面から突出した、すなわち被写体側に突出した円筒状の円筒部102とを有する。円筒部102には、不図示の交換レンズ(レンズ鏡筒)を装着するためのボディ側マウント103が円筒部102の突出先端に設けられ、ボディ側マウント103の背後に上述したシャッタ装置1または1Aが設けられている。円筒部102には、更にシャッタ装置1または1Aの背後に、シャッタ装置1または1Aを介して入射した光束による像を撮像する撮像素子104設けられている。
筐体101の内部に回路基板105とこの回路基板105に給電する不図示の電池とが配置され、回路基板105は、撮像素子104に接続されている。
なお、撮像素子104は、円筒部102に設ける代わりに、筐体101に設けてもよい。
このように構成されるカメラボディ100では、次の作用効果を奏する。
(1)カメラボディ100は、筐体101と、筐体101から突出した円筒部102と、円筒部102に配置されたシャッタ装置1または1Aと、円筒部102の筐体101と反対側に設けられ、交換レンズを着脱可能なボディ側レンズマウント105と、を備える。これにより、筐体101の光軸AX方向の厚さを小さくでき、カメラボディ100を小型化できる。
(2)カメラボディ100は、シャッタ装置1または1Aを介して入射した光束による像を撮像する撮像素子103を円筒部102に備える。これにより、筐体101の光軸AX方向の大きさをさらに小さくでき、カメラボディ100をさらに小型化できる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)上述の説明では、一対の基板10,20は、外形が円形状を呈していた。しかし、一対の基板10,20の外形は円形に限らず、楕円形であってもよく、多角形であってもよい。また、一対の基板10,20の外形は円の一部を切り欠いた部分円形であってもよく、上述したいずれかの形状を組合せた形状であってもよい。
また、上述の説明では、カメラボディ100の円筒部102が円筒形状を呈していた。しかし。円筒部102の形状は、円筒形状でなく楕円筒形状であってもよく、多角形筒形状であってもよい。また、円筒部102の形状は、円筒の一部を切り欠いた部分円筒形状であってもよく、上述したいずれかの形状を組合せた形状であってもよい。
なお、たとえば、円筒部102の形状が楕円筒形状であれば、一対の基板10,20の外形を楕円形とするなど、一対の基板10,20の形状を、円筒部102の内周の形状に沿った形状とすることが望ましい。
(変形例2)上述の説明における、軸支用ピン13と軸支用ピン15とは、別体のピンであってもよく、一体のピンであってもよい。
(変形例3)上述した第2の実施の形態では、第1の後幕遮光羽根31によって遮蔽しきれない撮影開口11,21のうち、左側の領域を第2の後幕遮光羽根34の第1領域34遮蔽し、右側の領域を第3の後幕遮光羽根35で遮蔽した。しかし、第1の後幕遮光羽根31によって遮蔽しきれない撮影開口11,21のうち、右側の領域を第2の後幕遮光羽根34の第1領域34遮蔽し、左側の領域を第3の後幕遮光羽根35で遮蔽してもよい。すなわち、第2の後幕遮光羽根34における上下方向の大きさが大きい第1領域34を駆動アーム40Aや従動アーム50Aの基板側連結孔41,51に近い右側に設け、第3の遮光羽根35を駆動アーム40Aや従動アーム50Aの基板側連結孔41,51から遠い左側に設けてもよい。
(変形例4)上述の説明では、第3の後幕遮光羽根33,35は、遮光動作時に、第2の後幕遮光羽根32,34に引き続き撮影開口11,21内に進入する羽根であった。しかし、遮光動作時に、第1の後幕遮光羽根31よりも後に撮影開口11,21内に進入するのであれば、第3の後幕遮光羽根33,35は、第2の後幕遮光羽根32,34よりも先に撮影開口11,21内に進入する羽根であってもよい。
(変形例5)上述した第1の実施の形態では、第3の後幕遮光羽根33は、軸支用孔33cを挿通する軸支用ピン13によって回動可能に軸支されていた。しかし、たとえば、第3の後幕遮光羽根33は、従動アーム50と同様に軸支用ピン14に回動可能に軸支され、従動アーム50とともに軸支用ピン14を中心に回転するように構成されていてもよい。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。尚、以上の実施の形態および変形例では、所謂電子先幕方式のフォーカルプレーンシャッタ装置について説明したが、同様の構成の遮光羽を先幕遮光羽および後幕遮光羽根として備えたフォーカルプレーンシャッタ装置としても良い。
1,1A;フォーカルプレーンシャッタ装置(シャッタ装置)、10,20;基板、11,21;撮影開口、13;軸支用ピン、15;軸支用ピン、31;第1の後幕遮光羽根、32,34;第2の後幕遮光羽根、33,35;第3の後幕遮光羽根、33e;先端部、34a;第1領域、40,40A;駆動アーム、60;駆動レバー、80;駆動モータ、100;カメラボディ、101;筐体、102;円筒部、103;ボディ側マウント、104;撮像素子

Claims (8)

  1. 基板に設けられた開口の外側の第1位置と前記開口を遮光する第2位置との間を移動する第1遮光部材と、
    軸の回りを回転して前記開口の外側の第3位置と前記開口を遮光する第4位置との間を移動する第2遮光部材と、
    前記軸の回りを回転して前記第1遮光部材を駆動する第1の駆動部材と、
    前記軸の回りに回転して前記第2遮光部材と前記第1の駆動部材とを駆動する第2の駆動部材と、を備えるシャッタ装置。
  2. 基板に設けられた開口の外側の第1位置と前記開口を遮光する第2位置との間を第1方向に移動する遮光部材と、
    前記開口に対して前記第1方向と交差する方向の外側の第3位置に配置され、前記遮光部材を駆動する駆動機構と、
    前記開口に対して前記第1方向の外側に配置され、前記駆動機構に駆動力を与える駆動源と、を備えるシャッタ装置。
  3. 基板に設けられた開口の外側の第1位置と前記開口を遮光する第2位置との間を第1方向に移動する第1遮光部材と、
    前記開口の外側の第3位置と前記開口を遮光する第4位置との間を移動する第2遮光部材と、を備え、
    前記第2遮光部材は、前記第3位置において前記第2遮光部材の端部が前記第1遮光部材よりも前記第1方向と反対側に突出するシャッタ装置。
  4. 請求項3に記載のシャッタ装置において、
    前記第2遮光部材は、軸の周りを回転可能に設けられ、
    前記軸の周りを回転して前記第1遮光部材を駆動する第1駆動部材と、
    前記軸の周りを回転して前記第2遮光部材と第1駆動部材を駆動する第2駆動部材とを備えるシャッタ装置。
  5. 請求項3に記載のシャッタ装置において、
    前記第2遮光部材は、前記端部における前記第1方向の長さが前記端部と異なる部分における前記第1方向の長さよりも長いシャッタ装置。
  6. 請求項5に記載のシャッタ装置において、
    前記第1方向に直交する第2方向の長さが前記第2遮光部材の長さよりも短い第3遮光部材を備えるシャッタ装置。
  7. カメラの筐体と、
    前記筐体から突出した筒部材と、
    前記筒部材に配置されたシャッタ機構と、
    前記筒部材の前記筐体と反対側に設けられ、レンズ鏡筒を着脱可能なマウント部と、を備える撮像装置。
  8. 請求項7に記載の撮像装置において、
    前記シャッタ機構を介して入射した光束による像を撮像する撮像素子を前記筒部材に備える撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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