JP2017095046A - 車両用照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性に優れた車両用照明装置を提供する。【解決手段】照明装置30は、紫外光によって励起されて蛍光により発光する発光部41を有する加飾パネル40と、加飾パネル40に対して紫外光を照射可能な紫外光LED31と、加飾パネル40に対して可視光を照射可能な可視光LED32と、を備える。加飾パネル40に対して紫外光LED31からの紫外光と可視光LED32からの可視光とが照射されることで、発光部41から車室内に向かって、紫外光による発光の光と可視光の少なくとも一部とが照射される。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用照明装置に関する。
従来、車両用照明装置として、下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に開示の構成は、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより板状体に社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が印刷されるか、または印刷が施されたラベルが貼着された表示体と、前記表示体に紫外線を照射させて前記表示物を発光させる紫外線発光器と、を備えている。そして、紫外線発光器が、表示体に対して分離されて適当な距離および適当な角度にて車体内もしくは車体装備品に取付けられることが記載されている。
実用新案登録第3147029号公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、その照明態様がワンパターンで、乗員の目を引くような意匠を実現することができない。特に、車両用照明装置は、その性状から、例えば一般ユーザーが意匠を変更するために、その都度、照明装置の各構成部品を取り替えることが難しく、その意匠の変更が容易ではないという事情がある。このため、部品の取り替え等の煩雑な作業を要さずに、多様な意匠を実現可能な車両用照明装置への要求があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、煩雑な作業を要さずに、多様な意匠を実現可能な意匠性に優れた車両用照明装置を提供すること目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用照明装置は、紫外光によって励起されて蛍光により発光する発光部を有する基材と、基材に対して前記紫外光を照射可能な第1光源と、前記基材に対して可視光を照射可能な第2光源と、を備え、前記基材に対して前記第1光源からの前記紫外光と前記第2光源からの前記可視光とが照射されることで、前記発光部から車室内に向かって、前記紫外光による発光の光と前記可視光の少なくとも一部とが照射される構成である。本発明によれば、発光部から照射される光が紫外光による発光の光と可視光の少なくとも一部とされるから、これらを適宜設計することで、加法混色の原理により発光部から車室内に向かって多様な色等の光を照射させることができ、意匠性に優れた車両用照明装置を提供することができる。
上記構成において、前記第2光源は、発光色の異なる複数の発光素子を備えて構成され、前記複数の発光素子の各々の発光状態を変更することで、前記基材に対して照射される前記可視光の発光色、色度、色温度、および光量の少なくともいずれかを変更可能な構成であってもよい。このような構成によれば、第2光源からの可視光の発光色等を変更することで、加法混色の原理により発光部から多様な色等の光を照射させることができる。
上記構成において、前記発光部は、前記第1光源からの前記紫外光により白色に発光する白色発光領域を有していてもよい。このような構成によれば、発光部における白色発光領域においては、第1光源からの白色光と第2光源からの可視光とが混合されることにより、第2光源と同様の発光色等の光を車室内に向けて照射することができ、車両用照明装置における意匠を好適に多様なものとすることができる。
上記構成において、前記基材は、長手状の板状部材とされており、前記基材の長手方向に沿って延設された長手状の導光部材を更に備え、前記第1光源と前記第2光源のうち少なくともいずれか一方からの光は、前記導光部材によって導光されるとともに、前記導光部材から出射されて、前記基材に照射される構成であってもよい。このような構成によれば、車両用照明装置における意匠面を長手状のデザインとすることができ、意匠性に優れる。
上記構成において、前記導光部材は、長手方向における一方の端面が前記第1光源からの紫外光が入射される第1光入射面とされるとともに、他方の端面が前記第2光源からの可視光が入射される第2光入射面とされ、前記第1光源と前記第2光源の双方からの光を導光する構成とされていてもよい。このような構成によれば、導光部材から基材に対して第1光源と第2光源からの光を、好適に照射することができる。
本発明によれば、意匠性に優れた車両用照明装置を提供することができる。
本発明の実施形態1及び実施形態2に係る照明装置を車室内から視た図 実施形態1に係る照明装置が設けられたドアトリムを示す正面図 照明装置を示す分解斜視図 照明装置を示す断面図(図2のIV−IV線断面図) 基材を示す一部拡大断面図 照明装置の非発光意匠部及び発光部に係る意匠を示す説明図 本発明の実施形態3に係る照明装置を示す断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。本実施形態では、車両10のドアトリム11に設けられた照明装置(車両用照明装置)30について例示する。なお、以下の説明では、図1の左側を車両前方とし、右側を車両後方として説明する。
ドアトリム11は、図2に示すように、板状をなすトリムボード20を主体に構成されている。トリムボード20は、例えばポリプロピレン等の合成樹脂材料などによって構成されている。なお、トリムボード20の材質は、合成樹脂材料に限定されず、例えば、木質系材料と合成樹脂を混合したものなどを用いてもよい。また、後述するトリムボード20を構成する各ボード部21〜23の表面には、必要に応じて、天然皮革や合成皮革等の皮革や、織物、編物、不織布等の布帛等からなる表皮材が貼り付けられてもよい。
トリムボード20は、図2に示すように、複数の部分に分割可能な構成となっている。具体的には、トリムボード20は、アッパーボード部21と、ミドルボード部22と、ロアボード部23とを備え、これらのボード部21〜23が互いに組付けられたものからなる。ロアボード部23には、スピーカグリル24とドアポケット25が設けられている。また、アッパーボード部21には、ドアハンドル26が設置されるドアハンドル孔26Aが設けられている。アッパーボード部21とミドルボード部22の間には、車室内に膨出する形でアームレスト27が設けられ、このアームレスト27からドアハンドル孔26Aの孔縁に連なる形でドアグリップ28が設けられている。そして、アッパーボード部21におけるドアハンドル孔26Aの車両後方には、照明装置(車両用照明装置)30が配設されている。
照明装置30は、図2及び図3に示すように、全体としては車両前後方向に沿って延設された長手状をなしており、加飾パネル(基材)40と、紫外光LED(第1光源)31と、可視光LED(第2光源)32と、導光棒(導光部材)34と、導光棒34を収容する光透過性を有しないケーシング36と、を備えて構成されている。照明装置30を構成する各部は互いに組み付けられて、トリムボード20に対して取り付けられている。
加飾パネル40は、図4及び図6に示すように、車両前後方向に沿って延びる長手状の板状部材とされ、その車室内側の板面が意匠面40Aとされている。加飾パネル40は、周囲の照度が低いときにその意匠を構成する発光部41と、周囲の照度が高いときにその意匠を構成する非発光意匠部42と、を有している。非発光意匠部42としては、板状部材の板面の全域亘って、半光透過性を有するメッキ調の加飾処理がされることで、可視光下で識別可能な金属光沢を有する意匠を例示することができる。このような非発光意匠部42は、次述するフィルム層44に設けることで、発光部41を保護するコーティング層として機能させてもよい。
加飾パネル40は、フィルムインサート成形によって成形されてなり、図5に示すように、フィルム層44と、フィルム層44の裏面に蛍光塗料を印刷してなる発光部41と、フィルム層44及び発光部41の裏面に積層成形された支持層45と、を備えて構成されている。支持層45は、透光性を有する合成樹脂製とされている。本実施形態では、照明装置30は、加飾パネル40の裏面側に光源が配置された、いわゆる透過型の照明装置とされており、加飾パネル40はいずれも光透過性を有する部材で構成されている。
発光部41は、紫外光LED31からの紫外光によって励起されて蛍光により発光する構成とされている。具体的には、発光部41は、360nm〜400nm程度の波長域の紫外線で励起される蛍光体を含有する蛍光塗料を板状部材に塗布することで塗膜状に構成されている。或いは、発光部41は、同様の波長域で励起される蛍光体が内部に分散して配合された透明な樹脂材料で構成することもできる。この蛍光体は半透明なものが採用されており、発光部41は、光透過性を有し、可視光下において、視認され難い構成とされている。つまり、加飾パネル40は、可視光下においては、非発光意匠部42に係る意匠が視認される一方、発光部41に係る意匠が視認され難い構成とされている(図6(a)参照)。なお、図6において、発光部41の発光状態を実線で示すとともに、非発光状態を図示しないものとする。
発光部41は、図6に示すように、発光することで、模様からなる意匠を呈する構成とされている。本実施形態では、模様の一態様として、葉が茂った樹木の意匠を例示する。そして、発光部41は、模様の一の部分(葉の部分)を構成する領域であって、紫外光LED31からの紫外光により白色に発光する白色発光領域47と、模様の他の部分(枝の部分)を構成する領域であって、白色発光領域47とは異なる色味に発光する有色発光領域48とを有して構成されている。これら白色発光領域47及び有色発光領域48は、異なる色味に発光する多種類の蛍光体を適宜組み合わせることで構成されている。また、加飾パネル40における発光部41以外の部分(模様の地の部分)を構成する領域は、紫外光により発光せず、かつ、光透過性の低い塗料が塗布される等により光透過性が低い非発光領域49とされている。このような構成により、照明装置30は、発光部41が発光した状態において、模様が浮き出るような意匠が実現可能とされている。つまり、発光部41は、発光することで、照明装置30における模様を構成する役目を果たす。
紫外光LED31は、紫外光を照射可能な構成とされている。具体的には、紫外光LED31は、発光部41に含まれる蛍光体を発光可能な所定の波長域、例えば、360nm〜400nm程度の波長域の紫外線を照射するものとされている。紫外光LED31からの紫外線は、蛍光体の励起に必要なエネルギーを有すると共に、人体の皮膚等への影響もないことが確認されている。この紫外光LED31は、夜間等、外部の照度が低いときにのみ点灯状態となる光源である。具体的には、紫外光LED31には、図示しないワイヤーハーネスを介して電力が供給されており、図示しない制御装置内に組み込まれたプログラムに基づいて、点灯及び消灯させることが可能となっている。
可視光LED32は、可視光を照射可能な構成とされている。具体的には、可視光LED32は、発光色の異なる複数の発光素子(不図示)を備えて構成され、複数の発光素子の各々の発光状態を変更することで、基材に対して照射される可視光の発光色、色度、色温度、および光量の少なくともいずれかを変更可能な構成である。可視光LED32としては、フルカラーLEDを例示することができ、本実施形態では、赤色LEDチップと、緑色LEDチップと、青色LEDチップとを、光透過性を有する樹脂により封止した構成とされおり、3種類のLEDチップの明るさを制御することにより、多彩な発光態様に変化させることが可能となっている。この可視光LED32は、紫外光LED31が点灯状態の場合に、消灯又は点灯状態となる光源である。つまり、可視光LED32は、発光部41が構成する模様に、加法混色の原理により色彩を付加する役目を果たす。具体的には、可視光LED32には、図示しないワイヤーハーネスを介して電力が供給されており、図示しない制御装置内に組み込まれたプログラムに基づいて、3種類のLEDチップの明るさを制御可能となっている。なお、紫外光LED31及び可視光LED32の駆動態様については、後に説明する。
導光棒34は、図3及び図4に示すように、加飾パネル40の車室外側に配されるとともに、加飾パネル40の長手方向、つまり車両前後方向に沿って延設された長手状をなす。導光棒34は、長手方向における一方の端面が紫外光LED31からの紫外光が入射される第1光入射面34Aとされるとともに、他方の端面が可視光LED32からの光が入射される第2光入射面34Bとされ、また、その側面が第1光入射面34A及び第2光入射面34Bから入射した光が出射される光出射面34Cとされている。つまり、導光棒34は、点状光源である紫外光LED31及び可視光LED32からの光を、面状に配光して、加飾パネル40の裏面40Bに照射する機能を有している。なお、導光棒34から紫外光及び可視光が照射される態様については、後に説明する。
続いて、本実施形態における照明装置30の作用について、図6を用いて説明する。
まず、昼間等、周囲の照度が高い場合には、紫外光LED31及び可視光LED32は消灯状態とされ、加飾パネル40は可視光下において非発光意匠部42に係る意匠を呈している(図6(a)参照)。
次に、夜間等、周囲の照度が低い場合には、紫外光LED31は、例えば、スモールランプ等の夜間点灯する照明類と同時に点灯・消灯する構成とされている。一方、可視光LED32は、紫外光LED31が点灯する場合において、図示しないスイッチ等を切り替えることで手動により、または、予め設定されたプログラムの指令により、その点灯状態及び消灯状態を変更可能な構成とされている。
紫外光LED31が点灯状態とされ、可視光LED32が消灯状態とされた場合には、紫外光LED31からの紫外光が、導光棒34の第1光入射面34Aに入光し、導光棒34の光出射面34Cから加飾パネル40の裏面40Bに向けて出射される。つまり、加飾パネル40に対しては紫外光のみが照射されることとなる。すると、発光部41が紫外光により発光して、加飾パネル40の発光部41からこの発光による光が車室内に照射されることとなる。この状態の照明装置30を車室内から視ると、発光部41は、白色発光領域47が明度の高い白色に視認されるとともに、有色発光領域48が茶色等のダークな色に視認される(図6(b)参照)。
紫外光LED31及び可視光LED32が点灯状態とされた場合には、紫外光LED31からの紫外光が、導光棒34の第1光入射面34Aに入光するとともに、可視光LED32からの可視光が、導光棒34の第2光入射面34Bに入光し、導光棒34の光出射面34Cから加飾パネル40の裏面40Bに向けて出射される。つまり、導光棒34は、紫外光LED31と可視光LED32の双方からの光を導光することとなる。この際、可視光LED32から、例えば、緑色の光が照射される場合には、加飾パネル40に対して、紫外光及び緑色の可視光が混合された光が照射されることとなる。すると、発光部41が紫外光により発光するとともに、緑色の可視光の一部が発光部41を透過して、加飾パネル40の発光部41からこれらの光が混合されて車室内に照射されることとなる。この状態の照明装置30を車室内から視ると、発光部41は、白色発光領域47において、白色光と緑色の光が混色されて明度の高い緑色に視認されるとともに、有色発光領域48がやや緑掛かった茶色等のダークな色に視認される(図6(c)参照)。このような態様では、加飾パネル40は、例えば、春から初夏をイメージするような、新緑の樹木の模様に係る意匠を呈する。
上記した態様と可視光の色を変えて、可視光LED32から、例えば、赤色の光が照射される場合には、発光部41が紫外光により発光するとともに、赤色の可視光の一部が発光部41を透過して、加飾パネル40の発光部41からこれらの光が混合されて車室内に照射されることとなる。この状態の照明装置30を車室内から視ると、発光部41は、白色発光領域47において、白色光と赤色の光が混色されて明度の高い赤色に視認されるとともに、有色発光領域48がやや赤味掛かった茶色等のダークな色に視認される(図6(d)参照)。このような態様では、加飾パネル40は、例えば、秋をイメージするような、紅葉の樹木の模様に係る意匠を呈する。
なお、可視光LED32からの可視光の色は、これらに限られず、青味掛かった白(アイスブルー)により、冬をイメージするような樹氷に係る意匠を表現するもの等、適宜設定可能である。また、可視光LED32からの可視光は、発光色のみならず、色度、色温度、および光量を適宜変更可能なものであってもよい。さらに、発光部41における模様の意匠も上記したものに限られず、適宜設定可能である。つまり、照明装置30は、発光部41における模様と、可視光LED32からの可視光の発光色、色度、色温度、および光量の少なくともいずれかと、を適宜設計することで、多様な意匠を実現可能となっている。
これらの発光部41に係る意匠は、紫外光LED31及び可視光LED32が消灯状態とされ、非発光意匠部42に係る意匠である一様なメッキ調の意匠を呈している状態から、紫外光LED31及び可視光LED32が点灯状態とされることで現れる。つまり、加飾パネル40は、非発光意匠部42に係る意匠から発光部41に係る意匠に変更されることで、発光部41に係る意匠があたかも何もないところからグラフィックが浮き出るような態様で現れる構成となっている。このような構成により、照明装置30は、乗員の目を引く審美性に優れた意匠を実現可能となっている。
続いて、本実施形態における照明装置30の効果について説明する。
本実施形態の照明装置30は、紫外光によって励起されて蛍光により発光する発光部41を有する加飾パネル40と、加飾パネル40に対して紫外光を照射可能な紫外光LED31と、加飾パネル40に対して可視光を照射可能な可視光LED32と、を備え、加飾パネル40に対して紫外光LED31からの紫外光と可視光LED32からの可視光とが照射されることで、発光部41から車室内に向かって、紫外光による発光の光と可視光の少なくとも一部とが照射される構成である。本実施形態によれば、発光部41から照射される光が紫外光による発光の光と可視光の少なくとも一部とされるから、これらを適宜設計することで、加法混色の原理により発光部41から車室内に向かって多様な色等の光を照射させることができ、意匠性に優れた照明装置30を提供することができる。
また、本実施形態では、可視光LED32は、発光色の異なる複数の発光素子を備えて構成され、複数の発光素子の各々の発光状態を変更することで、加飾パネル40に対して照射される可視光の発光色、色度、色温度、および光量の少なくともいずれかを変更可能な構成である。このため、可視光LED32からの可視光の発光色等を変更することで、加法混色の原理により発光部41から多様な色等の光を照射させることができる。
また、本実施形態では、発光部41は、紫外光LED31からの紫外光により白色に発光する白色発光領域47を有していてもよい。このため、発光部41における白色発光領域47においては、紫外光LED31からの白色光と第2光源からの可視光とが混合されることにより、第2光源と同様の発光色等の光を車室内に向けて照射することができ、照明装置30における意匠を好適に多様なものとすることができる。
また、本実施形態では、加飾パネル40は、長手状の板状部材とされており、加飾パネル40の長手方向に沿って延設された長手状の導光棒34を更に備え、紫外光LED31及び可視光LED32の光は、導光棒34によって導光されるとともに、導光棒34から出射されて、加飾パネル40に照射される構成である。このため、照明装置30における意匠面を長手状のデザインとすることができ、意匠性に優れる。
また、本実施形態では、導光棒34は、長手方向における一方の端面が紫外光LED31からの紫外光が入射される第1光入射面34Aとされるとともに、他方の端面が可視光LED32からの可視光が入射される第2光入射面34Bとされ、紫外光LED31と可視光LED32の双方からの光を導光する構成とされている。このため、導光棒34から加飾パネル40に対して紫外光LED31と可視光LED32からの光を、好適に照射することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図1によって説明する。本実施形態では、車両10のインストルメントパネル12に設けられた照明装置(車両用照明装置)130について例示する。なお、上記した実施形態と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
インストルメントパネル12は、車室内前部に装着されるものであって、助手席の前方に照明装置130が配設されている。照明装置130は、全体としては車幅方向に沿って延設された長手状をなしている。照明装置130におけるその他の構成は、実施形態1の照明装置30と同様とされており、説明を省略する。この照明装置130は、車室内の離れた位置において実施形態1の照明装置30と同様の態様で点灯される構成となっており、これらの照明装置30,130により車室全体として統一感のある意匠を実現可能となっている。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図7によって説明する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態では、光源と基材の配置構成が上記実施形態と異なる。
ドアトリム211は、アッパーボード部221とアームレスト(不図示)との間にオーナメント240が配されている。本実施形態では、このオーナメント240が照明装置(車両用照明装置)230の基材を構成するものを例示する。
オーナメント240は、板状部材とされ、その車室内側の板面が意匠面40Aとされている。オーナメント240は、板状部材からなるオーナメント本体部51の表面を、フィルム層244と、フィルム層244の裏面に蛍光塗料を印刷してなる発光部241と、これらを裏面から支持する支持層245とからなる表皮材52で被覆することで構成されている。本実施形態では、照明装置230は、オーナメント240の意匠面40A側に光源(後述する光源ユニット53)が配された、いわゆる反射型の照明装置とされており、フィルム層244が光透過性を有する部材で構成される一方、支持層245が光透過性を有しない部材で構成されている。なお、オーナメント240においては、支持層245で非発光意匠部42を構成してもよい。このオーナメント240の車両上方には、光透過性を有しない合成樹脂製の不透明加飾パネル29が配設されており、その裏面側に光源ユニット53が配設されている。
光源ユニット53は、実施形態1と同様の紫外光LED31と可視光LED32と、導光棒234と、導光部材保持部37と、を備えて構成されている。導光部材保持部37は、光透過性を有する構成とされており、導光棒234から出射された光が、オーナメント240の意匠面40Aに車両上方かつ車室内側から照射されるように、導光棒34を保持している。この光源ユニット53は、不透明加飾パネル29の裏面側に配され、車室内の乗員から直接的に視認されない構成とされ、間接的にオーナメント240の意匠面40Aに紫外光及び可視光が照射される構成となっている。
照明装置230において、紫外光LED31及び可視光LED32が点灯状態とされた場合には、紫外光LED31からの紫外光及び可視光LED32からの可視光が、導光棒234の光出射面34Cからオーナメント240の意匠面40Aに向けて出射される。すると、発光部241が紫外光により発光するとともに、可視光の一部が発光部241で反射されて、オーナメント240の発光部241からこれらの光が混合されて車室内に照射されることとなる。この状態の照明装置230を車室内から視ると、発光部241は、白色発光領域47において、白色光と可視光が混合されて明度の高い可視光と同様の色に視認されるとともに、有色発光領域48が茶色等のダークな色に視認される。
本実施形態によれば、発光部241から照射される光が紫外光による発光の光と可視光の少なくとも一部とされるから、これらを適宜設計することで、加法混色の原理により発光部241から車室内に向かって多様な色等の光を照射させることができ、意匠性に優れた照明装置230を提供することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、第1光源と第2光源がLEDで構成されるものを例示したが、これに限られない。第1光源または/及び第2光源はその他の種類の光源であってもよい。
(2)上記実施形態では、可視光LEDがフルカラーLEDであるものを例示したが、これに限られない。例えば、可視光LEDは単色発光するLEDであってもよい。
(3)上記実施形態以外にも、光源の構成は適宜変更可能である。例えば、光源は、その紫外光または可視光が導光棒を介して配光されず、直接的に発光部に照射される構成であってもよい。また、紫外光LEDと可視光LEDのうちいずれか一方からの光のみが、導光棒によって導光されるとともに、導光棒から出射されて、基材に照射される構成であってもよい。
(4)上記実施形態以外にも、発光部の構成は適宜変更可能である。例えば、紫外光により発光部が発光する色は適宜設定可能であり、発光部が白色発光領域を有していないものであってもよく、また、白色発光領域のみを有していてもよい。さらに、上記実施形態では、発光部が樹木の模様に係る意匠を呈する構成を例示したが、発光部の模様はこれに限定されない。例えば、発光部は、幾何学模様や識別情報を有する意匠を呈するものであってもよい。
(5)上記実施形態以外にも、光源及び発光部の配置は適宜変更可能である。例えば、第1光源又は第2光源のいずれか一方を基材の車室内側に配するとともに、他方を基材の車室外側に配する構成としてもよい。また、照明装置は、ドアトリムまたはインストルメントパネル以外の車両用内装材や、車両用外装材に設けられていてもよい。
30,130,230…照明装置(車両用照明装置)、31…紫外光LED(第1光源)、32…可視光LED(第2光源)、34,234…導光棒(導光部材)、34A…第1光入射面、34B…第2光入射面、34C…光出射面、40…加飾パネル(基材)、41,241…発光部、47…白色発光領域、240…オーナメント(基材)

Claims (5)

  1. 紫外光によって励起されて蛍光により発光する発光部を有する基材と、
    前記基材に対して前記紫外光を照射可能な第1光源と、
    前記基材に対して可視光を照射可能な第2光源と、を備え、
    前記基材に対して前記第1光源からの前記紫外光と前記第2光源からの前記可視光とが照射されることで、前記発光部から車室内に向かって、前記紫外光による発光の光と前記可視光の少なくとも一部とが照射される構成である車両用照明装置。
  2. 前記第2光源は、発光色の異なる複数の発光素子を備えて構成され、前記複数の発光素子の各々の発光状態を変更することで、前記基材に対して照射される前記可視光の発光色、色度、色温度、および光量の少なくともいずれかを変更可能な構成である請求項1に記載の車両用照明装置。
  3. 前記発光部は、前記第1光源からの前記紫外光により白色に発光する白色発光領域を有してなる請求項1又は請求項2に記載の車両用照明装置。
  4. 前記基材は、長手状の板状部材とされており、
    前記基材の長手方向に沿って延設された長手状の導光部材を更に備え、
    前記第1光源と前記第2光源のうち少なくともいずれか一方からの光は、前記導光部材によって導光されるとともに、前記導光部材から出射されて、前記基材に照射される構成である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用照明装置。
  5. 前記導光部材は、長手方向における一方の端面が前記第1光源からの紫外光が入射される第1光入射面とされるとともに、他方の端面が前記第2光源からの可視光が入射される第2光入射面とされ、前記第1光源と前記第2光源の双方からの光を導光する構成とされている請求項4に記載の車両用照明装置。
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