JP2017093416A - 動物用排泄物処理シート - Google Patents

動物用排泄物処理シート Download PDF

Info

Publication number
JP2017093416A
JP2017093416A JP2016008160A JP2016008160A JP2017093416A JP 2017093416 A JP2017093416 A JP 2017093416A JP 2016008160 A JP2016008160 A JP 2016008160A JP 2016008160 A JP2016008160 A JP 2016008160A JP 2017093416 A JP2017093416 A JP 2017093416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
excrement disposal
core
animal excrement
animal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016008160A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5946595B1 (ja
Inventor
ゆめ以 高橋
Yumeni Takahashi
ゆめ以 高橋
廉紘 笹野
Yasuhiro Sasano
廉紘 笹野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unicharm Corp
Original Assignee
Unicharm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unicharm Corp filed Critical Unicharm Corp
Priority to JP2016008160A priority Critical patent/JP5946595B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5946595B1 publication Critical patent/JP5946595B1/ja
Publication of JP2017093416A publication Critical patent/JP2017093416A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】本発明は、構成上の制約を受けることなく、表面シートだけでも十分に優れた隠蔽性を発揮することのできる動物用排泄物処理シートを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の動物用排泄物処理シート(1)は、白色の繊維により構成された液透過性の表面シート(2)と、液不透過性の裏面シート(4)と、これらのシートの間に配置される吸収体(3)と、を備え、前記表面シート(2)は、排泄物の供給面である第1面と、該第1面とは反対側の面である第2面とを有し、さらに、前記表面シート(2)は、前記第1面の平均吸光度が700以上であり、前記第1面のフロック平均値が6.0以下であり、且つ、前記第1面のフロック比率が0.6〜1.7である。
【選択図】図1

Description

本発明は、犬などの動物を飼育する際に用いられる動物用排泄物処理シートに関する。
犬などのペットが排泄した排泄物を処理するための動物用排泄物処理シートとして、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及びこれらのシートの間に位置する吸収体を備えた動物用排泄物処理シートが知られている。
そして、中には、ペットから排泄された排泄物に対して良好な隠蔽性を有する動物用排泄物処理シートも知られている。そのような良好な隠蔽性を有する動物用排泄物処理シートとして、例えば、特許文献1には、液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、これらのシートの間に位置する吸収体と、前記表面シート及び前記吸収体の間に配置された中間シートと、を有するペット用吸収性シートであって、排泄面側から視認可能であり、前記ペット用吸収性シートの他の領域とともに配色パターンを形成する配色領域を有するとともに、前記表面シートが、前記中間シートよりも全光線透過率が低く形成されている、前記ペット用吸収性シートが提案されている。
この特許文献1に開示されたペット用吸収性シートは、上述のような配色領域を有することによって、前記中間シート及び前記吸収体に保持された排泄物を隠蔽することができ、さらに、表面シートの全光線透過率が中間シートよりも低いことによって、前記中間シート及び前記吸収体に保持された排泄物が前記表面シートからは見え難くなるとされている。
特開2014−117177号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたペット用吸収性シートでは、良好な隠蔽性を得るために、少なくとも、上述のような配色領域を有し、且つ、表面シートと中間シートとが特定の全光線透過率の関係を満たす必要があるなど、製品構成上の制約がある上、前記配色領域の配色パターンによっては、排泄物の色と適合せず、中間シートや吸収体に保持された排泄物を十分に隠蔽できない虞があった。
さらに、特許文献1に開示されたペット用吸収性シートのように、表面シートの全光線透過率が中間シートよりも低いということだけでは、中間シートや吸収体に保持された排泄物の色が相対的に薄く見えるようになっても、表面シートの面方向において繊維密度等の構造上のムラがあると(すなわち、光の透過性のムラがあると)、中間シート乃至吸収体において、排泄物が保持された部分と排泄物が保持されていない部分との間の境界が認識されやすくなってしまい、中間シートや吸収体に保持された排泄物を十分に隠蔽できない虞があった。
そこで、本発明は、構成上の制約を受けることなく、表面シートだけでも十分に優れた隠蔽性を発揮することのできる動物用排泄物処理シートを提供することを目的とする。
本発明の一態様(態様1)は、白色の繊維により構成された液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、これらのシートの間に配置される吸収体と、を備えた、動物用排泄物処理シートであって、前記表面シートは、排泄物の供給面である第1面と、該第1面とは反対側の面である第2面とを有し、さらに、前記表面シートは、前記第1面の平均吸光度が700以上であり、前記第1面のフロック平均値が6.0以下であり、且つ、前記第1面のフロック比率が0.6〜1.7である。
この態様1の動物用排泄物処理シートは、表面シートの第1面における平均吸光度が700以上であり、白色の度合いが強い(すなわち、白色が濃い)ため、前記表面シートを透過して吸収体に吸収・保持された尿などの排泄物の色が、表面シート側から視認されにくくなっている。さらに、この態様1の動物用排泄物処理シートは、前記表面シートの第1面におけるフロック平均値が6.0以下であり、且つ、前記第1面におけるフロック比率が0.6〜1.7であるため、前記表面シートの第1面における白色の色ムラが少なく(すなわち、前記第1面が均等に白色であり)、吸収体において、排泄物が保持された部分と排泄物が保持されていない部分との間の境界が、表面シート側から視認されにくくなっている。
したがって、本態様1の動物用排泄物処理シートは、吸収体に保持された排泄物の色自体が視認されにくくなっている上、吸収体における排泄物を保持した部分の輪郭も視認されにくくなっているため、上記特定の要件を満たす表面シートを備えているだけで、十分に優れた隠蔽性を発揮することができる。
また、本発明の別の態様(態様2)では、前記態様1の動物用排泄物処理シートにおいて、前記表面シートの第1面の平均吸光度が2000以下である。
この態様2の動物用排泄物処理シートは、前記表面シートの第1面の平均吸光度が2000以下であり、吸収体に保持された排泄物が完全には隠蔽されないため、動物(例えば、犬等)の飼い主等が、動物の排泄の有無を、見えにくいながらも確認することができ、排泄物処理シートの交換時期を認識することができる。
更に本発明の別の態様(態様3)では、前記態様1又は2の動物用排泄物処理シートにおいて、前記表面シートが、前記第1面に凹凸構造を有し、前記第2面に平坦な構造を有する。
この態様3の動物用排泄物処理シートは、排泄物の供給面となる表面シートの第1面が凹凸構造を有していて、当該凹凸構造の凸部及び凹部において表面シートの吸収体側に位置する部材(例えば、吸収体等)の視認性が異なるため、前記吸収体における排泄物を保持した部分の輪郭が更に視認しにくくなっている。さらに、前記表面シートの、吸収体に対向する第2面が平坦な構造を有していて、前記表面シートの第2面と吸収体との間に隙間が形成されにくくなっているため、前記表面シートの第1面上に供給された動物の排泄物が毛管現象により吸収体側に引き込まれやすく、前記表面シートにおける排泄物の液残りを防止することができる。
したがって、本態様3の動物用排泄物処理シートは、表面シートにおける排泄物の跡が視認されにくくなっている。
更に本発明の別の態様(態様4)では、前記態様1〜3のいずれかの動物用排泄物処理シートにおいて、前記白色の繊維が酸化チタンを含んでいて、該酸化チタンの繊維中の含有量が1〜3質量%である。
この態様4の動物用排泄物処理シートは、白色の繊維が、白色顔料の中でも特に高い屈折率を有する酸化チタンを所定量含んでいて、上述の第1面の吸光度及びフロック比率の各範囲を満たす表面シートを容易且つ確実に得ることができるため、上述の優れた隠蔽性をより安定的に且つより確実に発揮することができる。
更に本発明の別の態様(態様5)では、前記態様4の動物用排泄物処理シートにおいて、前記白色の繊維が芯鞘型の熱可塑性樹脂繊維からなり、前記酸化チタンが、前記芯鞘型の熱可塑性樹脂繊維の芯部のみに含有されている。
この態様5の動物用排泄物処理シートは、上述の酸化チタンが前記白色の繊維を構成する芯鞘型の熱可塑性樹脂繊維の芯部のみに含有されているので、当該繊維に入射した光が芯部に含まれている酸化チタンによって反射される際に、反射光が前記芯部の外表面を覆う鞘部において屈折して前記繊維から出射し、結果的に光をより多く乱反射させることができる。
したがって、本態様5の動物用排泄物処理シートは、前記表面シートにおいて、更に優れた隠蔽性を発揮することができる。
さらに、前記表面シートが、このような特定の芯鞘型の熱可塑性樹脂繊維(すなわち、芯部のみに酸化チタンが含有された芯鞘型の熱可塑性樹脂繊維)によって構成されていると、当該表面シートを製造する際に、鞘部の熱融着等による繊維同士の接合が酸化チタンによって阻害されにくくなるため、前記繊維同士をより確実に接合することができ、表面シートを強度に優れたものとすることができる。これにより、前記表面シートは、構成する芯鞘型の熱可塑性樹脂繊維の芯部が動物の引っ掻き動作等による影響を受けにくくなるため、上述の酸化チタンによって奏される作用効果を、長時間に亘って更に持続的に発揮することができる。
更に本発明の別の態様(態様6)では、前記態様1〜5のいずれかの動物用排泄物処理シートにおいて、前記表面シートの厚みが0.5mm以上である。
この態様6の動物用排泄物処理シートは、表面シートの厚みが0.5mm以上であり、表面シートの第1面(すなわち、排泄物の供給面)と排泄物を保持した吸収体とが一定程度離間するため、前記吸収体に保持された排泄物が更に視認されにくくなっている。
更に本発明の別の態様(態様7)では、前記態様1〜6のいずれかの動物用排泄物処理シートにおいて、前記表面シートの坪量が20g/m以上である。
この態様7の動物用排泄物処理シートは、表面シートの坪量が20g/m以上であり、表面シートを構成する繊維の繊維間距離が所定の範囲内となるため、排泄物を保持した吸収体が繊維の密集により更に視認されにくくなるとともに、当該表面シートにおいて、排泄物を第1面から第2面へ移行させる毛管現象を、より効果的に発現させることができる。これにより、本態様7の動物用排泄物処理シートは、更に優れた隠蔽性能と高い吸収性能(吸収速度)とを発揮することができる。
更に本発明の別の態様(態様8)では、前記態様1〜7のいずれかの動物用排泄物処理シートにおいて、前記吸収体が、吸収性材料を含む吸収コアを有していて、さらに、前記表面シートと前記吸収コアとの間には、少なくとも部分的に有色領域を有する有色シートが配置されている。
この態様8の動物用排泄物処理シートは、表面シートと吸収コアとの間に上述の有色シートを備えているので、吸収体の吸収コアに保持された排泄物が、表面シートによる上述の隠蔽作用に加えて、有色シートの有色領域における色彩や柄などに紛れて目立たなくなり、前記吸収体(特に、吸収コア)に保持された排泄物が更に視認されにくくなる。
本発明によれば、構成上の制約を受けることなく、表面シートだけでも十分に優れた隠蔽性を発揮することのできる動物用排泄物処理シートを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る動物用排泄物処理シートの斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る動物用排泄物処理シートの図1におけるII−II線に沿った断面図である。 図3(a)は、本発明の一実施形態に係る動物用排泄物処理シートが尿を吸収した後の状態を模式的に示す平面図であり、図3(b)は、従来の動物用排泄物処理シートが尿を吸収した後の状態を模式的に示す平面図である。 図4(a)は、本発明の別の実施形態に係る動物用排泄物処理シートを表面シート側から見た平面図であり、図4(b)は、図4(a)の動物用排泄物処理シートが尿を吸収した後の状態を模式的に示す平面図である。
以下、本発明の動物用排泄物処理シートの好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本明細書においては、特に断りのない限り、「広げた状態で排泄物の供給面が上方を向くように、水平面上に置いた対象物(例えば、動物用排泄物処理シート、表面シート、吸収体等)を垂直方向の上方側から対象物の厚さ方向に見ること」を、単に「平面視」といい、さらに、当該平面視による図を「平面図」という。
図1は、本発明の一実施形態に係る動物用排泄物処理シート1の斜視図であり、図2は、動物用排泄物処理シート1の図1におけるII−II線に沿った断面図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る動物用排泄物処理シート1は、長手方向L、幅方向W及び厚さ方向Tを有する、平面視にて矩形状のシートである。なお、本発明において、動物用排泄物処理シートの外形形状は、このような矩形状に限定されず、各種用途や意匠性等に応じて、正方形、多角形、円形、楕円形等の任意の形状を採用することができる。また、動物用排泄物処理シート1のサイズは、当該排泄物処理シートが適用される動物のサイズや種類等に応じて適宜設定することができ、例えば、適用される動物が犬の場合、長手方向Lの長さは、400mm〜1200mm程度であり、幅方向Wの長さは、250mm〜800mm程度である。
動物用排泄物処理シート1は、図1に示すように、広げた状態でペット等の動物の飼育空間(例えば、室内等)の所定位置に載置されて、動物から排泄される尿などの排泄物を吸収・保持し、前記飼育空間を清潔な状態に保つために使用される。なお、動物用排泄物処理シート1は、前記飼育空間の床面又は地面に直接載置しても、所定のホルダーやトレイ、敷材等を介して載置してもよい。
ここで、本発明の動物用排泄物処理シートが適用される「動物」は、ペット等として飼育され得る動物であれば特に制限されず、犬や猫、ハムスター等の哺乳類のほか、例えば、鳥類や爬虫類、両生類等の様々な動物を対象とすることができる。
また、本発明おいて、動物用排泄物処理シートが吸収・保持する「排泄物」は、後述する吸収体に吸収・保持され得るものであれば特に制限されず、例えば、液状ないし低粘度の糞、尿、よだれ等の唾液、血液などの各種体液が挙げられる。
本実施形態に係る動物用排泄物処理シート1は、図1及び図2に示すように、厚さ方向Tにおいて、動物から排泄された排泄物の供給面を形成する液透過性の表面シート2と、前記排泄物の供給面とは反対側の面であって前記動物用排泄物処理シート1の載置面(すなわち、動物用排泄物処理シートが載置される床面又は地面と対向する面)を形成する液不透過性の裏面シート4と、これらのシートの間に配置される吸液性の吸収体3と、を備えていて、前記表面シート2及び前記裏面シート4は、それぞれの周縁部において、ホットメルト型接着剤等の任意の接合手段により互いに接合されている。
そして、本実施形態において表面シート2は、白色の繊維により構成されていて、動物から排泄された排泄物の供給面となる第1面と、該第1面とは反対側の面であって前記吸収体3と対向する第2面とを有し、前記第1面の平均吸光度が700以上であり、前記第1面のフロック平均値が6.0以下であり、且つ、前記第1面のフロック比率が0.6〜1.7である(以下、この平均吸光度、フロック平均値及びフロック比率に係る要件を、単に「特定要件」ということがある)。
ここで、図3(a)は、本実施形態に係る動物用排泄物処理シート1が排泄物として尿を吸収した後の状態を模式的に示す平面図であり、図3(b)は、従来の動物用排泄物処理シート100(すなわち、表面シートとして、上述の特定要件を満たしていない表面シート200を用いたもの)が尿を吸収した後の状態を模式的に示す平面図である。
本実施形態に係る動物用排泄物処理シート1では、表面シート2の第1面における平均吸光度が700以上であり、白色の度合いが強い(すなわち、白色が濃い)ため、前記表面シート2を透過して吸収体3に吸収・保持された尿U(排泄物)の色が、図3(a)に示すように、表面シート側から視認されにくくなっている。さらに、前記表面シート2の第1面におけるフロック平均値が6.0以下であり、且つ、前記第1面におけるフロック比率が0.6〜1.7である(すなわち、前記表面シート2の地合いムラが少ない)ため、前記表面シート2の第1面における白色の色ムラが少なく(換言すれば、前記第1面が均等に白色であり)、吸収体3において、尿Uが保持された部分と尿Uが保持されていない部分との間の境界が、図3(a)に示すように、表面シート2側から視認されにくくなっている。
したがって、本実施形態に係る動物用排泄物処理シート1は、図3(a)に示すように、吸収体3に保持された尿Uの色自体が視認されにくくなっている上、前記吸収体3における尿Uを保持した部分の輪郭も視認されにくくなっているため、上述の特定要件を満たす表面シート2を備えているだけで、十分に優れた隠蔽性を発揮することができる。
一方、従来の動物用排泄物処理シート100では、表面シート200が上述の特定要件を満たしていないため、図3(b)に示すように、吸収体3に保持された尿Uの色自体が視認されやすく、さらに、前記吸収体3における尿Uを保持した部分の輪郭も視認されにくくなっている。
ここで、「平均吸光度」とは、光が対象物(例えば、表面シート等)を通過する際に、光の強度が、吸収、散乱、反射等によって弱まる度合いを示す物性値であって、光が前記対象物に入射する際の入射光強度と、光が前記対象物から出射する際の透過光強度との比の対数で表わされるものである。
したがって、本発明においては、白色の繊維により構成された表面シートの、第1面における平均吸光度が大きいほど、光が散乱や反射等をされやすく、上述の白色の度合いが強くなる(すなわち、白色が濃くなる)ため、吸収体によって吸収・保持された尿などの排泄物の色が、前記表面シートの第1面側から視認しにくくなる。
なお、この平均吸光度は、例えば、野村商事株式会社製のフォーメーションテスター(FMT−MIII)を用いて、後述する測定条件にて測定することができる。
また、明細書において、「フロック」とは、CCDカメラで撮影されたサンプル表面を、平均透過率を閾値として、当該閾値よりも低い画素を「黒」で、当該閾値よりも高い画素を「白」で表して数値化したものであり、これにより前記表面シートの繊維分布の均一性(いわゆる、地合いムラ)を評価することができる。
なお、本明細書においては、上述の撮影されたサンプル表面の全画素を水平方向に走査して、黒い画素(閾値より低い透過率のもの)の総数を調べ、これを、1以上の、連続して接する黒い画素のグループ数で除算して数値化したものを「フロック値」といい、さらに、長手方向Lにおけるフロック値を「第1方向フロック値」、幅方向におけるフロック値を「第2方向フロック値」という。但し、表面シートが、本実施形態のように長手方向及び幅方向を有する長形状の形状を有していない場合は、任意の一方向におけるフロック値を「第1方向フロック値」といい、該任意の一方向と同一面上で直交する他の方向におけるフロック値を「第2方向フロック値」という。
そして、本明細書においては、上述の第1方向フロック値と第2方向フロック値の平均値を「フロック平均値」といい、上述の第1方向フロック値と第2方向フロック値のうち、値の小さい方のフロック値を値の大きいフロック値で除した値を、「フロック比率」という。ここで、前記フロック平均値は、表面シート全般の吸光度の均一性の程度を表わす指標であり、前記フロック比率は、所定の二方向(すなわち、長手方向L及び幅方向W)における吸光度の偏りを表わす指標である。
したがって、本発明においては、白色の繊維により構成された表面シートの、フロック平均値が小さく、且つ、フロック比率が1に近づくほど、表面シートを構成する白色の繊維が偏在することなく均等に分布し、前記表面シートの第1面における白色の色ムラが少なくなるため、吸収体において尿などの排泄物が保持された部分と排泄物が保持されていない部分との間の境界が、表面シートの第1面側から視認されにくくなる。
なお、これらのフロック平均値及びフロック比率は、例えば、上述の野村商事株式会社製のフォーメーションテスター(FMT−MIII)を用いて、後述する測定条件にて長手方向L及び幅方向Wにおけるフロック値(すなわち、第1方向フロック値及び第2方向フロック値)をそれぞれ測定し、これらのフロック値からそれぞれ算出することができる。
以下、本実施形態に係る動物用排泄物処理シート1を構成する各種部材について、更に詳細に説明する。
表面シート2は、図1及び図2に示すように、動物用排泄物処理シート1の厚さ方向Tにおいて、動物の排泄物が供給される側に配置されていて、動物から排泄された排泄物を、当該排泄物の供給面(すなわち、第1面)から反対側の面(すなわち、第2面)へと移行させることのできる液透過性を有するシート状部材によって構成されている。このような表面シート2を構成する液透過性のシート状部材としては、当該シート状部材が、白色の繊維によって構成されていて且つ上述の特定要件を満たすものであれば、特に制限されず、例えば、エアースルー不織布、スパンボンド不織布、ポイントボンド不織布等の任意の不織布を好適に用いることができる。なお、不織布は、界面活性剤により親水化処理が施されていてもよい。
中でも、上述の特定要件を満たす表面シートを形成しやすいという点から、前記液透過性のシート状部材は、エアースルー不織布であることが好ましい。
また、表面シート2を構成する白色の繊維は、当該繊維が白色を呈している限り特に制限されず、例えば、白色顔料や白色染料が添加された熱可塑性樹脂繊維、光を乱反射し得る表面構造又は結晶構造を有する熱可塑性樹脂繊維などを好適に用いることができる。
なお、本明細書において「白色」とは、L*a*b表色系のL*値が80以上であることを意味する。
そのような白色の繊維の中でも、上述の特定要件を満たす表面シートを形成しやすいという点から、表面シートを構成する白色の繊維は、白色顔料が添加された熱可塑性樹脂繊維であることが好ましい。
ここで、熱可塑性樹脂繊維に添加される白色顔料は、特に制限されず、例えば、酸化チタン(チタン白)、酸化亜鉛(亜鉛華)、硫酸バリウムと硫化亜鉛の混合物、塩基性炭酸鉛(鉛白)などが挙げられるが、屈折率の高さや生体に対する低毒性などの点から、前記白色顔料は、酸化チタンを用いることが好ましい。
白色顔料として酸化チタンを用いる場合、当該酸化チタンの熱可塑性樹脂繊維中の含有量は、特に制限されないものの、1〜3質量%であることが好ましい。表面シートを構成する白色の繊維が、白色顔料の中でも特に高い屈折率を有する酸化チタンを1〜3質量%含んでいると、上述の特定要件を満たす表面シートを容易且つ確実に得ることができるため、表面シートによる上述の優れた隠蔽性を、より安定的に且つより確実に発揮することができる。
また、熱可塑性樹脂繊維の種類は、特に制限されず、熱可塑性樹脂からなる繊維であれば特に制限されず、その熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ乳酸(PLA)等のポリエステル系樹脂、6−ナイロン等のポリアミド系樹脂などの公知の樹脂が挙げられ、これらの樹脂は単独で使用しても、二種類以上の樹脂を併用してもよい。
このような熱可塑性樹脂からなる繊維の構造は、特に制限されず、例えば、芯鞘型繊維、サイド・バイ・サイド型繊維、島/海型繊維等の複合繊維;中空タイプの繊維;扁平、Y字形、C字形等の異形断面型繊維;潜在捲縮又は顕在捲縮の立体捲縮繊維;水流、熱、エンボス加工等の物理的負荷により分割する分割繊維などが挙げられ、これらの構造を有する繊維は単独で使用しても、二種類以上の繊維を併用してもよい。
このような熱可塑性樹脂繊維の中でも、ポリエステル(芯部)/ポリエチレン(鞘部)等の芯鞘型の熱可塑性樹脂繊維を用いることが好ましく、特に、上述の酸化チタンが、芯部のみに含有された芯鞘型の熱可塑性樹脂繊維を用いることが好ましい。
上述の酸化チタンが芯鞘型の熱可塑性樹脂繊維の芯部のみに含有されていると、当該繊維に入射した光が芯部に含まれている酸化チタンによって反射される際に、反射光が前記芯部の外表面を覆う鞘部において屈折して前記繊維から出射し、結果的に光をより多く乱反射させることができるため、酸化チタンの含有量が少なくても白色の度合いの強い繊維を得ることができる。
さらに、表面シートがこのような特定の芯鞘型の熱可塑性樹脂繊維(すなわち、芯部のみに酸化チタンが含有された芯鞘型の熱可塑性樹脂繊維)によって構成されていると、当該表面シートを製造する際に、鞘部の熱融着等による繊維同士の接合が酸化チタンによって阻害されにくくなるため、前記繊維同士をより確実に接合することができ、表面シートをより強度に優れたものとすることができる。その結果、表面シートは、構成する芯鞘型の熱可塑性樹脂繊維の芯部が動物の引っ掻き動作等による影響を受けにくくなるため、上述の酸化チタンによって奏される作用効果を、長時間に亘って更に持続的に発揮することができる。
なお、上述の熱可塑性樹脂繊維の繊度は、特に制限されず、例えば、1.1〜8.8dtexの範囲内の繊度が挙げられるが、不織布の強度や柔軟性、液透過性などの点から、1.5〜4.6dtexの範囲内であることが好ましい。
さらに、上述の熱可塑性樹脂繊維は、例えば、界面活性剤や親水剤等を利用した処理(例えば、繊維内部への界面活性剤の練り込み、繊維表面への界面活性剤の塗布等)などの親水化処理が施されていてもよい。
また、本実施形態に係る動物用排泄物処理シート1において、表面シート2は、隠蔽性の点から、白色の繊維のみによって構成されていることが好ましいものの、本発明の効果を阻害しない範囲内において白色でない他の繊維や任意の添加剤を含んでいてもよい。
そのような他の繊維としては、上述の熱可塑性樹脂と同様の熱可塑性樹脂からなる繊維が挙げられ、その含有量は、表面シートを構成する全繊維の75質量%以下であることが好ましい。
また、任意の添加剤としては、例えば、香料や消臭剤、抗菌剤、殺菌剤などが挙げられる。なお、これらの添加剤は、二種類以上を併用してもよい。
本実施形態に係る動物用排泄物処理シート1において、表面シート2は、上述のとおり、排泄物の供給面となる第1面の平均吸光度が700以上であり、より好ましくは800以上である。
また、この第1面の平均吸光度は、隠蔽性の点では特に上限はないものの、2000以下であることが好ましく、1800以下が更に好ましい。
表面シート2の第1面の平均吸光度が2000以下であると、吸収体3に保持された排泄物が完全には隠蔽されないため、動物(例えば、犬等)の飼い主等が、動物による排泄の有無を、見えにくいながらも確認することができ、排泄物処理シートの交換時期を的確に認識することができる。
このような表面シートの平均吸光度を制御する(例えば、平均吸光度を700以上にする)手段は、特に制限されず、例えば、表面シートを構成する繊維に含まれる白色顔料の含有量を調節することや、表面シートを構成する繊維として、光を乱反射しやすい表面構造又は結晶構造を有する熱可塑性樹脂繊維を採用することなどが挙げられる。
また、表面シート2は、上述のとおり、排泄物の供給面となる第1面のフロック平均値が6.0以下であり、且つ、前記第1面のフロック比率が0.6〜1.7である。これらのフロック平均値及びフロック比率は、それぞれ5.0以下及び0.7〜1.4が更に好ましい。
このような表面シートのフロック平均値及びフロック比率を制御する(例えば、フロック平均値を6.0以下にし、且つ、フロック比率を0.6〜1.7にする)手段は、特に制限されず、例えば、表面シートを構成する不織布の種類(例えば、エアースルー不織布等)や坪量、厚み、熱可塑性樹脂繊維の種類(例えば、芯鞘型の熱可塑性樹脂繊維等)、白色顔料の含有量等の各種構成要件を適宜選択ないし調節することなどが挙げられる。
また、表面シート2は、前記第1面の略全面に亘って凸部と凹部が不規則に存在する凹凸構造を有していることが好ましく、更に前記第2面に平坦な構造を有していることが特に好ましい。表面シートの第1面がこのような不規則な凹凸構造を有していると、当該凹凸構造の凸部及び凹部において表面シートの第2面側に位置する吸収体の視認性が異なるため、当該吸収体における排泄物を保持した部分の輪郭がより視認しにくくなる。また、表面シート2の第1面(排泄物の排泄面)にこのような凹凸構造を有していると、当該凹凸構造によって、動物用排泄物処理シート1の上に乗る犬などの動物の足裏と、表面シート2の第1面との間の摩擦抵抗が大きくなるため、動物が排泄などをする際に表面シート2上で滑りにくくなり、ストレスを感じずに排泄することができる。
さらに、表面シートの、吸収体に対向する第2面が平坦な構造を有していると、表面シートの第2面と吸収体との間に隙間が形成されにくくなる(すなわち、表面シートの第2面と吸収体とが密着しやすくなる)ため、表面シートの第1面上に供給された動物の排泄物が毛管現象により吸収体側に引き込まれやすく、排泄物の吸収速度を向上させることができる上、表面シートにおける排泄物の液残りを防止することもできる。
したがって、このような表面シートを用いた動物用排泄物処理シートは、表面シートにおける排泄物の跡が視認されにくくなる。
本実施形態において、表面シート2の厚みは、上述の特定要件を満たす限り特に制限されないが、0.5mm以上であることが好ましい。表面シートの厚みが0.5mm以上であると、表面シートの第1面(すなわち、排泄物の供給面)と排泄物を保持した吸収体とが一定程度(すなわち、0.5mm以上)離間するため、吸収体に保持された排泄物が更に視認されにくくなる。
なお、表面シートの厚みは、例えば、測定装置としてCOMPRESSION TESTER(カトーテック株式会社製、型式:KES−FB3 AUTO−A)を使用し、次のようにして測定することができる。表面シートの厚みを測定するに当たっては、表面シートからサンプリングした測定用試料を上述の測定装置に配置し、測定端子による前記測定用試料への圧力が0.5g/cmのときの厚みを測定する。表面シートの厚みは、N=10での測定値の平均値を採用する。
本実施形態において、表面シート2の坪量は、上述の特定要件を満たす限り特に制限されないが、20g/m以上であることが好ましく、22g/m〜25/mであることが特に好ましい。表面シートの坪量が20g/m以上であると、当該表面シートを構成する繊維の繊維間距離が所定の範囲内となるため、排泄物を保持した吸収体が繊維の密集により更に視認されにくくなるとともに、当該表面シートにおいて、排泄物を第1面から第2面へ移行させる毛管現象を、より効果的に発現させることができる。
したがって、このような表面シートを用いた動物用排泄物処理シートは、更に優れた隠蔽性能と高い吸収性能(吸収速度)とを発揮することができる。
次に、本実施形態に係る動物用排泄物処理シート1の吸収体3について、詳細に説明する。
吸収体3は、図2に示すように、表面シート2の排泄物の供給面(第1面)とは反対側(すなわち、第2面側)に配置されていて、前記表面シート2を透過した排泄物を吸収し、保持する吸収性部材である。表面シート2と吸収体3とは、ホットメルト型接着剤等の任意の接着剤によって接合されており、当該接着剤は、排泄物の透過を妨げない程度の坪量(例えば、0.1〜10g/m)及び塗工形態(例えば、スパイラル状、ドット状、ストライプ状等)で、表面シート2と吸収体3との間に配置されている。
なお、本実施形態においては、吸収体3は、図1及び図3に示すように、平面視にて略矩形状の外形形状を有していて、動物用排泄物処理シート1の中央領域に配置されているが、本発明においては、このような態様に限定されず、吸収体は、矩形以外の任意の平面視形状を有していてもよく、また、動物用排泄物処理シートの中心から任意の方向に偏って配置されていてもよい。
本実施形態において、吸収体3は、図2に示すように、表面シート側に位置し且つ青色や緑色、黄色、オレンジ色、赤色等の任意の色に着色された親水性の有色シート31と、裏面シート側に位置し且つ排泄物を吸収し保持するための吸収性材料によって形成された吸収コア32と、これら有色シート31及び吸収コア32を裏面シート側から被覆する、少なくとも1枚の液透過性シートからなるコアラップシート33と、によって構成されている。
さらに、前記吸収コア32は、図2に示すように、表面シート側に位置し且つ前記吸収性材料としての吸収性ポリマー321aによって構成された第1吸収コア321と、裏面シート側に位置し且つ前記吸収性材料としての吸収性ポリマー322a及び吸水性繊維322bによって構成された第2吸収コア322と、によって構成されている。
前記有色シート31は、青色や緑色、黄色、オレンジ色、赤色等の任意の色に着色されたティッシュペーパー(例えば、針葉樹晒クラフトパルプを主原料として形成された、坪量が13.5g/mのティッシュペーパー等)によって構成され、吸収体3において、吸収コア32の表面シート側の表面を覆うように配置されて、前記吸収コア32の型崩れを防止するものである。有色シート31がこのような色に着色されていると、吸収コア32に保持された排泄物の色が、有色シート31の色彩に紛れて目立たなくなるため、前記吸収体3に保持された排泄物が表面シート側から更に視認されにくくなる。
なお、本実施形態において、有色シート31と吸収コア32とは、水スプレーによって接着されている。この水スプレーは、吸収体3を製造する際に、吸収コア32(具体的には、吸収性ポリマー321aからなる第1吸収コア321)の上面(すなわち、動物用排泄物処理シートにおける表面シート側の表面)に水を噴霧し、その上に前記有色シート31を貼り付けるという接着手段である。なお、この噴霧された水は、その後蒸発し、当該水の噴霧箇所は乾燥した状態となるので、上述の有色シート31と吸収コア32(具体的には、吸収性ポリマー321aからなる第1吸収コア321)は、直接的に接合された状態となる。有色シート31と吸収コア32とがこのような水スプレーによって接着されていると、有色シート31と吸収コア32との間に接着剤が介在せず、表面シート側から移行してきた尿などの排泄物を迅速に吸収コア32に吸収させることができるので、動物の排泄直後から上述の隠蔽効果や消臭効果を発揮することができ、動物の飼い主等に対して快適な飼育環境を提供することができる。
本実施形態において有色シート31は、全体が青色や緑色、黄色、オレンジ色、赤色等の任意の色に着色されているが、本発明においては、このような態様に限定されず、有色シートは、少なくとも部分的に有色領域を有していればよい。
このような有色領域は、単一の色彩によって構成されていても、複数種類の色彩によって構成されていてもよく、また、有色領域は、色彩を伴った模様や柄、キャラクター等の任意の形態で構成することができる。
有色シートの有色領域がこのような色彩を伴った模様や柄、キャラクター等の形態で構成されていると、吸収コアに保持された排泄物の輪郭(すなわち、吸収コアにおける排泄物が保持された部分と排泄物が保持されていない部分との境界)が、有色シートの模様や柄等に紛れて目立たなくなるため、前記吸収体に保持された排泄物が表面シート側から更に視認されにくくなる。
なお、有色領域を形成するための着色手段は、特に限定されず、染色や印刷などの任意の着色手段を採用することができる。
ここで、図4(a)は、本発明の別の実施形態に係る動物用排泄物処理シート10を表面シート側から見た平面図であり、図4(b)は、図4(a)の動物用排泄物処理シート10が排泄物として尿を吸収した後の状態を模式的に示す平面図である。
この別の実施形態に係る動物用排泄物処理シート10は、吸収体3Aに含まれる有色シートとして、全体が単一の色彩に着色され且つ花柄の模様が付された有色領域を有する親水性のティッシュペーパーを採用したこと以外は、上述の実施形態に係る動物用排泄物処理シート1と同様の構成を有するものである(図4(a)を参照)。
この別の実施形態に係る動物用排泄物処理シート10は、動物から排泄された尿Uが吸収体3A(特に、有色シート及び吸収コア)に吸収・保持されたときに、図4(b)に示すように、当該吸収・保持された尿Uの色及び輪郭が、上述の有色シートの有色領域における色彩及び花柄の模様に紛れて目立たなくなるため、上述の表面シートによる隠蔽作用に加えて、前記吸収体3Aに吸収・保持された尿Uが更に視認されにくくなっている。
なお、有色シートを構成するシート部材は、特に制限されず、上述のティッシュペーパーのほか、例えば、エアースルー不織布、スパンボンド不織布などの任意の不織布を用いることができる。
以下、上述の実施形態に係る動物用排泄物処理シート1おける吸収コア32について、更に詳細に説明する。
本実施形態において、吸収コア32は、上述のとおり、表面シート側に位置する第1吸収コア321と、裏面シート側に位置する第2吸収コア322と、によって構成されている。
さらに、第1吸収コア321は、図2に示すように、上述の有色シート31と第2吸収コア322との間において面状に分散した状態で存在する、粒状の吸収性ポリマー321aによって構成されていて、第2吸収コア322は、上述の第1吸収コア321とコアラップシート33との間に配置された、粒状の吸収性ポリマー322aと吸水性繊維322bとの混合物によって構成されている。
第1吸収コア321を構成する吸収性ポリマー321aと、第2吸収コア322を構成する吸収性ポリマー322aは、同一の吸収性ポリマーであっても、異なる吸収性ポリマーであってもよい。本実施形態に用いられる吸収性ポリマーは、液体を吸収、保持することができるものであれば特に制限されず、例えば、ポリアクリル酸系、デンプン系、セルロース系等の任意の高吸水性ポリマーを採用することができる。この吸収性ポリマーの坪量は、特に制限されないが、液の吸収性等の点から、第1吸収コア321を構成する吸収性ポリマー321aの坪量は、20g/m〜50g/mの範囲内であることが好ましく、第2吸収コア322に含まれる吸収性ポリマー322aの坪量は、8g/m〜30g/mの範囲内であることが好ましい。
第2吸収コア322に含まれる吸水性繊維は、液体を吸収、保持することができるものであれば特に制限されず、例えば、パルプ(例えば、フラッフパルプ等)などのセルロース系吸水性繊維を用いることができる。
また、吸水性繊維の坪量は、特に制限されないが、液の吸収性の点から、30g/m〜150g/mの範囲内であることが好ましい。
本実施形態に係る動物用排泄物処理シート1は、吸収体3に含まれる吸収コア32が上述のような第1吸収コア321及び第2吸収コア322によって構成されているため、表面シート2を透過した排泄物が、前記第2吸収コア322に含まれるパルプ等の吸水性繊維322bの親和力によって、前記第1吸収コア321の吸収性ポリマー321aの間を通過して前記第2吸収コア322に引き込まれやすくなっている。これにより、本実施形態に係る動物用排泄物処理シート1は、尿などの排泄物を迅速に吸収体3に吸収させることができるので、動物の排泄直後から上述の隠蔽効果を発揮することができ、動物の飼い主等に対して快適な飼育環境を提供することができる。また、本実施形態に係る動物用排泄物処理シート1は、表面シート2と吸収体3との間に尿などの排泄物が残留しにくくなるため、当該動物用排泄物処理シート1を使用する動物の足や体毛等が濡れにくくなっている。
さらに、吸収体3に含まれる吸収コア32が上述のような第1吸収コア321及び第2吸収コア322によって構成されていると、犬などの動物が本実施形態に係る動物用排泄物処理シート1の上に乗ったときに、動物の足から掛かる圧力によって前記第2吸収コア322に含まれる吸水性繊維322bの間に保持された排泄物が滲み出てきたとしても、この滲み出てきた排泄物を、前記第2吸収コア322に含まれる吸収性ポリマー322aと、表面シート2側に位置する第1吸収コア321の吸収性ポリマー321aとによって吸収することができるため、表面シート2の第1面(排泄物の供給面)に向けて排泄物が戻りにくくなる。これにより、動物の足が汚れたり、吸収体3から戻ってきた排泄物によって悪臭が発生したりすることを防ぐことができる。
また、本実施形態に係る動物用排泄物処理シート1は、吸収体3が、第1吸収コア321の吸収性ポリマー321aと、第2吸収コア322に含まれる吸収性ポリマー322a及び吸水性繊維322bと、を吸収性材料として含んでいるため、吸収体全体として保水量が大きく、動物から排泄される排泄物を長時間に亘って確実に吸収・保持することができる。
なお、上述の実施形態では、吸収体3に含まれる吸収コア32が上述のような第1吸収コア321及び第2吸収コア322によって構成されているが、本発明においては、このような構成に限定されず、吸収コアは、従来のように単一の吸収コアから構成されていてもよく、或いは、3個以上の複数の吸収コアから構成されていてもよい。
また、吸収コアを構成する吸収性材料も、上述の吸収性ポリマーや吸水性繊維に限定されず、当技術分野において従来から用いられている任意の吸収性材料を採用することができる。
また、本実施形態において、コアラップシート33は、上述の有色シート31と同様のティッシュペーパー(例えば、針葉樹晒クラフトパルプを主原料として形成された、坪量が13.0g/m〜13.5g/mのティッシュペーパー等)によって構成され、吸収体3において、有色シート31及び吸収コア32を裏面シート側から被覆するように配置されて、前記吸収コア32の型崩れや前記有色シート31の位置ズレ等を防止するものである。
本発明において、コアラップシートは、液透過性を有し且つ吸収コアの型崩れ等を防止し得るものであれば特に制限されず、上述のティッシュペーパーのほか、例えば、エアースルー不織布、スパンボンド不織布などの任意の不織布を用いることができる。
次に、本実施形態に係る動物用排泄物処理シート1に用いられる裏面シート4について、更に詳細に説明する。
本実施形態において、裏面シート4は、図2に示すように、動物用排泄物処理シート1の厚さ方向Tにおいて、動物用排泄物処理シート1が載置される床面又は地面と対向するように配置されていて、動物から排泄された排泄物の漏洩を防ぐ液不透過性のシート部材によって構成されている。
このような裏面シート4を構成する液不透過性のシート部材は、特に制限されず、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の非通気性樹脂フィルム、該樹脂フィルムに不織布を貼り合わせた積層体、撥水性又は疎水性の不織布などを好適に用いることができる。
上述の実施形態のような本発明の動物用排泄物処理シートは、例えば、次のようにして製造することができる。
(1)表面シートの製造
白色顔料(例えば、酸化チタン等)を所定の含有量で含有する、繊維(例えば、PET(芯部)/PE(鞘部)の芯鞘型複合繊維)をカーディング装置に供給し、該カーディング装置内において前記芯鞘型複合繊維を開繊して、ウェブを形成する。形成したウェブを更に搬送方向の下流側に搬送しながら、例えば、エアースルー方式の加熱装置に搬送し、該加熱装置内でウェブ内の繊維同士を交絡させることにより、表面シートとなる親水性の不織布を得る。
なお、表面シートの第1面に上述の凹凸構造を形成する場合は、上記の親水性の不織布の一方の表面(第1面)に、例えば、高圧のエアーを均等に吹き付けること等により、前記不織布の第1面の略全面に亘って上述の凹凸構造を形成することができる。
(2)吸収体の製造
上述の吸収性材料を含む略平板状の第2吸収コアを用意し、この第2吸収コアの一方の表面に所定量の吸収性ポリマーを均一に配置することにより第1吸収コアを形成し、当該第1吸収コア及び第2吸収コアの積層物からなる吸収コアを得る。さらに、この吸収コアの上面に上述の有色シートを貼り付けた後、当該有色シート及び吸収コアを任意のコアラップシートによって被覆することにより、吸収体を得る。
(3)動物用排泄物処理シートの製造
吸収体の有色シート側の一方の面に、例えば、ホットメルト型の接着剤を用いて、上述の表面シートの第2面を接合した後、吸収体の第2吸収コア側の他方の面に、例えば、ポリエチレン製の非通気シートを裏面シートとして配置し、前記表面シートと前記裏面シートの間に吸収体を挟んだ状態で、前記表面シートと前記裏面シートのそれぞれの周縁部を、ホットメルト型の接着剤によって接合することにより、上述の実施形態のような本発明の動物用排泄物処理シートを得ることができる。
本発明の動物用排泄物処理シートは、上述の各実施形態や後述する実施例等に制限されることなく、本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内において、適宜組み合わせや変更等が可能である。例えば、本発明の更に別の実施形態では、動物用排泄物処理シートが、表面シートと吸収体との間、吸収体と裏面シートとの間又はそれら両方に、長手方向L及び/又は幅方向Wに液の拡散性を有する中間シートを備えていてもよい。動物用排泄物処理シートが、このような中間シートを備えていると、当該中間シートによって排泄物を長手方向L及び/又は幅方向Wに拡散させながら吸収体に吸収させることができるため、上述の優れた隠蔽性能に加えて、吸収効率に優れ、液戻りがしにくいなどの高い吸収性能を発揮することができる。
なお、本明細書において、「第1」、「第2」等の序数は、当該序数が付された事項を区別するためのものであり、各事項の順序や優先度、重要度等を意味するものではない。
以下、実施例及び比較例を例示して本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
実施例1
芯部に白色顔料である酸化チタンを2.40質量%の含有量で含有する、PET(芯部)/PE(鞘部)の芯鞘型複合繊維(繊度2.2dtex、繊維長51mm)をカーディング装置に供給し、該カーディング装置内において前記芯鞘型複合繊維を開繊して、ウェブを形成した。形成したウェブを更に搬送方向の下流側に搬送しながら、エアスルー方式の加熱装置に搬送し、該加熱装置内でウェブ内の繊維同士を交絡させることにより、実施例1の表面シートとなる親水性の不織布を得た。このようにして得られた実施例1の表面シートは、坪量が22g/mであり、厚みが0.99mmであった。
実施例2
芯鞘型複合繊維の芯部に含有する酸化チタンの含有量を2.43質量%とし、表面シートの坪量及び厚みをそれぞれ25g/m及び1.30mmとしたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例2の表面シートを作製した。
実施例3
表面シートの坪量及び厚みをそれぞれ20g/m及び0.77mmとしたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例3の表面シートを作製した。
比較例1
芯鞘型複合繊維の芯部に含有する酸化チタンの含有量を2.43質量%とし、表面シートの坪量及び厚みをそれぞれ25g/m及び1.30mmとし、さらに、表面シートの第1面に、一方向に延びる複数本の畝部と隣接する畝部の間に形成される溝部とによって構成される畝溝構造を形成したこと以外は、実施例1と同様にして、比較例1の表面シートを作製した。
比較例2
芯鞘型複合繊維の芯部に含有する酸化チタンの含有量を0.45質量%とし、表面シートの坪量及び厚みをそれぞれ25g/m及び1.29mmとしたこと以外は、実施例1と同様にして、比較例2の表面シートを作製した。
比較例3
芯鞘型複合繊維の芯部に含有する酸化チタンの含有量を0.04質量%とし、表面シートの坪量及び厚みをそれぞれ17g/m及び0.18mmとしたこと以外は、実施例1と同様にして、比較例3の表面シートを作製した。
比較例4
表面シートを構成する繊維に含有する酸化チタンの含有量を0.04質量%以下とし、表面シートの坪量及び厚みをそれぞれ8g/m及び0.13mmとしたこと以外は、実施例1と同様にして、比較例4の表面シートを作製した。
比較例5
表面シートを構成する繊維に含有する酸化チタンの含有量を0.04質量%以下とし、表面シートの坪量及び厚みをそれぞれ17g/m及び0.65mmとしたこと以外は、実施例1と同様にして、比較例5の表面シートを作製した。
このようにして得られた実施例1〜3及び比較例1〜5の各表面シートについて、第1面の平均吸光度、フロック平均値及びフロック比率を以下の測定方法に従って測定した。また、実施例1〜3及び比較例1〜5の各表面シートの隠蔽性を、以下の視認評価方法に従って評価した。これらの測定結果及び評価結果は、以下の表1に示す。
[平均吸光度、フロック平均値及びフロック比率の測定方法]
(1)測定する表面シートから、30cm×20cmの試験片を採取する。
(2)フォーメーションテスター(品番:FMT−MIII、野村商事株式会社製)を用いて、拡散板の上に置いた試験片の下側から直流定電流(6V30W)のタングステン電流で光を照射する。
(3)CCDカメラにより、25cm×18cmの範囲を撮影した透過像を320×230(=73,600)の画素に分解し、各々の画素の受ける光の強さを測定し、平均吸光度、前後方向(第1方向)フロック値、左右方向(第2方向)フロック値をそれぞれ算出する。なお、その他の測定条件は、各画素の測定値が10ビット、移動平均画素が1、フロック処理が1である。
(4)得られた第1方向フロック値及び第2方向フロック値から、両者の値の和を2で除することにより平均フロック値を算出するとともに、第1方向フロック値と第2方向フロック値のうち、値の小さい方のフロック値を値の大きいフロック値で除することによりフロック比率を算出する。
[視認評価方法]
(1)評価対象の表面シートを、青色に着色されたティッシュペーパーを含む任意の吸収体の上に被せることにより、評価用サンプルを作製する。
(2)評価用サンプルの表面シートの上に、模擬尿として黄色に着色された水を所定量滴下する。
(3)模擬尿が吸収体に吸収された後、表面シート側から目視にて、模擬尿が視認される態様を以下の判定基準に従って判定する。
(4)上記の(1)〜(3)のステップを7回実施し、その平均を評価値として算出する。
(判定基準)
4点:模擬尿がほとんど視認できない
3点:模擬尿が視認しにくい
2点:模擬尿が視認できる
1点:模擬尿が視認しやすい
0点:模擬尿が明確に視認できる
表1に示すように、平均吸光度、フロック平均値及びフロック比率に係る上述の特定要件を満たす実施例1〜3の表面シートは、当該特定要件を満たさない比較例1〜5の表面シートに比べて、模擬尿吸収後の隠蔽性に優れていることがわかった。
1 動物用排泄物処理シート
2 表面シート
3 吸収体
31 有色シート
32 吸収コア
321 第1吸収コア
322 第2吸収コア
33 コアラップシート
4 裏面シート
ここで、図3(a)は、本実施形態に係る動物用排泄物処理シート1が排泄物として尿を吸収した後の状態を模式的に示す平面図であり、図3(b)は、従来の動物用排泄物処理シート100(すなわち、表面シートとして、上述の特定要件を満たしていない表面シート200を用いたもの)が尿を吸収した後の状態を模式的に示す平面図である。
本実施形態に係る動物用排泄物処理シート1では、表面シート2の第1面における平均吸光度が700以上であり、白色の度合いが強い(すなわち、白色が濃い)ため、前記表面シート2を透過して吸収体3に吸収・保持された尿U(排泄物)の色が、図3(a)に示すように、表面シート側から視認されにくくなっている。さらに、前記表面シート2の第1面におけるフロック平均値が6.0以下であり、且つ、前記第1面におけるフロック比率が0.6〜1.7である(すなわち、前記表面シート2の地合いムラが少ない)ため、前記表面シート2の第1面における白色の色ムラが少なく(換言すれば、前記第1面が均等に白色であり)、吸収体3において、尿Uが保持された部分と尿Uが保持されていない部分との間の境界が、図3(a)に示すように、表面シート2側から視認されにくくなっている。
したがって、本実施形態に係る動物用排泄物処理シート1は、図3(a)に示すように、吸収体3に保持された尿Uの色自体が視認されにくくなっている上、前記吸収体3における尿Uを保持した部分の輪郭も視認されにくくなっているため、上述の特定要件を満たす表面シート2を備えているだけで、十分に優れた隠蔽性を発揮することができる。
一方、従来の動物用排泄物処理シート100では、表面シート200が上述の特定要件を満たしていないため、図3(b)に示すように、吸収体3に保持された尿Uの色自体が視認されやすく、さらに、前記吸収体3における尿Uを保持した部分の輪郭も視認されやすくなっている。

Claims (8)

  1. 白色の繊維により構成された液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、これらのシートの間に配置される吸収体と、を備えた、動物用排泄物処理シートであって、 前記表面シートは、排泄物の供給面である第1面と、該第1面とは反対側の面である第2面とを有し、
    前記表面シートは、前記第1面の平均吸光度が700以上であり、前記第1面のフロック平均値が6.0以下であり、且つ、前記第1面のフロック比率が0.6〜1.7である、
    前記動物用排泄物処理シート。
  2. 前記表面シートは、前記第1面の平均吸光度が2000以下である、請求項1に記載の動物用排泄物処理シート。
  3. 前記表面シートは、前記第1面が凹凸構造を有し、前記第2面が平坦な構造を有する、請求項1又は2に記載の動物用排泄物処理シート。
  4. 前記白色の繊維は、酸化チタンを含んでいて、該酸化チタンの繊維中の含有量が1〜3質量%である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の動物用排泄物処理シート。
  5. 前記白色の繊維は、芯鞘型の熱可塑性樹脂繊維からなり、前記酸化チタンが、前記芯鞘型の熱可塑性樹脂繊維の芯部のみに含有されている、請求項4に記載の動物用排泄物処理シート。
  6. 前記表面シートの厚みが0.5mm以上である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の動物用排泄物処理シート。
  7. 前記表面シートの坪量が20g/m以上である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の動物用排泄物処理シート。
  8. 前記吸収体は、吸収性材料を含む吸収コアを有し、
    前記表面シートと前記吸収コアとの間には、少なくとも部分的に有色領域を有する有色シートが配置されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の動物用排泄物処理シート。
JP2016008160A 2016-01-19 2016-01-19 動物用排泄物処理シート Active JP5946595B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016008160A JP5946595B1 (ja) 2016-01-19 2016-01-19 動物用排泄物処理シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016008160A JP5946595B1 (ja) 2016-01-19 2016-01-19 動物用排泄物処理シート

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015226921A Division JP2017093320A (ja) 2015-11-19 2015-11-19 動物用排泄物処理シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5946595B1 JP5946595B1 (ja) 2016-07-06
JP2017093416A true JP2017093416A (ja) 2017-06-01

Family

ID=56329503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016008160A Active JP5946595B1 (ja) 2016-01-19 2016-01-19 動物用排泄物処理シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5946595B1 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2428363A (en) * 2005-07-20 2007-01-31 Vivian Prettejohn An absorbent pet feeding mat
WO2008133067A1 (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Uni-Charm Corporation 不織布、不織布製造方法、及び、吸収性物品
JP4996997B2 (ja) * 2007-06-29 2012-08-08 ユニ・チャーム株式会社 動物用排泄物処理シート
JP5186141B2 (ja) * 2007-06-29 2013-04-17 ユニ・チャーム株式会社 動物用排泄物処理シート
JP5432753B2 (ja) * 2010-02-03 2014-03-05 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品
JP5956322B2 (ja) * 2012-12-13 2016-07-27 ユニ・チャーム株式会社 ペット用吸収性シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP5946595B1 (ja) 2016-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101410078B (zh) 具有非织造侧部区的吸收制品
JP5186141B2 (ja) 動物用排泄物処理シート
KR101178637B1 (ko) 애완동물용 흡수 시트
JP2017093320A (ja) 動物用排泄物処理シート
US20150320009A1 (en) Absorbent sheet for pets
JP6887443B2 (ja) 動物用排泄物処理シート
KR20100053521A (ko) 동물용 배설물 처리 시트
JP5504148B2 (ja) ペット用トイレシート
US7975650B2 (en) Washable absorbent article and uses therefor
WO2017085937A1 (ja) 動物用排泄物処理シート
AU2013284678A1 (en) Sheet for pets
JP5651401B2 (ja) ペット用吸収性シート
JP5946595B1 (ja) 動物用排泄物処理シート
JP6396206B2 (ja) ペット用吸収性シート
CN111343861B (zh) 动物用排泄物处理片
JP7431695B2 (ja) 動物用排泄物処理シート
AU2022331189A1 (en) Pet sheet and kit
US10194634B2 (en) Animal excreta disposal sheet
JP6785726B2 (ja) 動物用排泄物処理シート
JP5483598B2 (ja) ペット用トイレシート
JP6726135B2 (ja) ペット用吸収性シート
JP2019110791A (ja) ペット用吸収性シート

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160506

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5946595

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250