JP2017092864A - 可変リアクタンス回路 - Google Patents
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Abstract
Description
正弦波入力ポートを有する2ポートの高調波反射手段と、該正弦波入力ポートの反対側において該高周波反射手段に2つの端子で接続されるスイッチング手段とを備え、
前記高周波反射手段は、インダクタとコンデンサとで構成され、
前記スイッチング手段は、正弦波入力ポートに入力される正弦波入力信号の周波数に対し、整数倍の周波数でスイッチングされるスイッチを備えるものである
ことを特徴とする。
前記スイッチング手段は、前記スイッチの制御信号を出力する制御部を備え、該制御部によって制御された該スイッチの制御信号と前記正弦波入力信号との位相差を可変にすることにより、正弦波の入力側からみたリアクタンス値を変化させるものであることを特徴とする。
前記スイッチング手段は、スイッチ駆動電源を備え、前記制御部は、前記スイッチ駆動電源の周波数を制御するものであることを特徴とする。
前記高調波反射手段は、少なくとも1つの第1のコンデンサが、前記2ポートに接続される2本の配線のうち任意の1本に直列に接続されており、少なくとも1つの第1のインダクタと少なくとも1つの第2のコンデンサとで形成される1組のLC配線が、前記第1のコンデンサが接続される配線のうち該コンデンサよりも前記スイッチング手段が配置される側と残りの配線との間に接続されており、
前記スイッチング手段によるスイッチの周波数は、前記正弦波入力信号の周波数に対して1倍である
ことを特徴とする。
前記高調波反射手段は、さらに、前記第1のコンデンサが接続される配線のうち該コンデンサよりも前記正弦波入力ポートの側において少なくとも1つの第2のインダクタが直接に接続されており、該第2のインダクタの両側と他の配線との間に第3および第4のコンデンサがそれぞれ接続されていることを特徴とする。
前記高調波反射手段は、少なくとも1つのインダクタが前記2ポートに接続される2本の配線のうち任意の1本に接続され、少なくとも1つのコンデンサが前記2ポートに接続される2本の配線の間に接続されており、
前記スイッチング手段によるスイッチの周波数は、前記正弦波入力信号の周波数に対して2倍である
ことを特徴とする。
前記高調波反射手段は、少なくとも1つのインダクタが前記2ポートに接続される2本の配線のうち任意の1本に接続され、複数のコンデンサが前記2ポートに接続される2本の配線の間に並列に接続されており、
前記スイッチング手段によるスイッチの周波数は、前記正弦波入力信号の周波数に対して2倍である
ことを特徴とする。
前記高調波反射手段は、複数のインダクタが前記2ポートに接続される2本の配線のうち任意の1本に直列に接続され、少なくとも1つのコンデンサが前記2ポートに接続される2本の配線の間に接続されており、
前記スイッチング手段によるスイッチの周波数は、前記正弦波入力信号の周波数に対して2倍である
いることを特徴とする。
前記高調波反射手段は、複数のインダクタが前記2ポートに接続される2本の配線のうち任意の1本に直列に接続され、複数のコンデンサが前記2ポートに接続される2本の配線の間に並列に接続されており、
前記スイッチング手段によるスイッチの周波数は、前記正弦波入力信号の周波数に対して2倍である
ことを特徴とする。
前記インダクタの一部または全部には、さらにコンデンサが直列または/および並列に接続されていることを特徴とする。
前記コンデンサの一部または全部には、さらにインダクタが直列に接続されていることを特徴とする。
前記スイッチは、第1の端子が、前記インダクタの少なくとも1つに対して直列に接続され、第2の端子が、前記第2の端子との間に前記コンデンサの少なくとも1つが介在するように接続されていることを特徴とする。
前記基本回路は基本波と同じ周波数でスイッチングを行う。入力信号とスイッチングの位相差を0〜πまで制御することで電源側からみた反射係数の位相を0〜2πまで制御することができる。
前記基本回路のシミュレーションを、ADSを用いて行った。Optimizationで素子値の最適化を行い、Goalは2つ設けた。1つは「反射係数が描く軌跡の円の半径を大きくする」、もう1つは「反射係数が描く軌跡の円の中心がスミスチャートの円の中心にあること」である。前記2つのGoalで最適化を行った結果、L1=3.05μH、C1=2.25nF、C2=7.24μFとなった。
位相差をπ/8刻みで0〜πまで変化させたときの反射係数の軌跡を図27に示す。位相差が0のとき、反射係数の位相がπとなり、反時計周りに円を描いていることがわかる。反射係数の大きさの平均は0.71であり、効率は50%であった。
また、CLC―π型の高調波反射回路を付加した実施例21に係る基本回路のシミュレーションを、ADSを用いて行った。Optimizationで素子値の最適化を行い、Goalは「反射係数が描く軌跡の円の半径を大きくする」とした。前記Goalで最適化を行った結果、L1=20.9μH、L2=25.3μH、C1=527pF、C2=15.4μF、C3=44.9pF、C4=4.13nFとなった。
位相差をπ/8刻みで0〜πまで変化させたときの反射係数の軌跡を図29に示す。位相差が0のとき、反射係数の位相がπとなり、反時計周りに円を描いていることがわかる。反射係数の大きさの平均は0.98であり、効率は96%であった。
Claims (12)
- 高周波かつ大電力に対して広範にリアクタンス値を制御するための可変リアクタンス回路であって、
正弦波入力ポートを有する2ポートの高調波反射手段と、該正弦波入力ポートの反対側において該高周波反射手段に2つの端子で接続されるスイッチング手段とを備え、
前記高周波反射手段は、インダクタとコンデンサとで構成され、
前記スイッチング手段は、正弦波入力ポートに入力される正弦波入力信号の周波数に対し、整数倍の周波数でスイッチングされるスイッチを備えるものである
ことを特徴とする可変リアクタンス回路。 - 前記スイッチング手段は、前記スイッチの制御信号を出力する制御部を備え、該制御部によって制御された該スイッチの制御信号と前記正弦波入力信号との位相差を可変にすることにより、正弦波の入力側からみたリアクタンス値を変化させるものであることを特徴とする請求項1に記載の可変リアクタンス回路。
- 前記スイッチング手段は、スイッチ駆動電源を備え、前記制御部は、前記スイッチ駆動電源の周波数を制御するものであることを特徴とする請求項2に記載の可変リアクタンス回路。
- 前記高調波反射手段は、少なくとも1つの第1のコンデンサが、前記2ポートに接続される2本の配線のうち任意の1本に直列に接続されており、少なくとも1つの第1のインダクタと少なくとも1つの第2のコンデンサとで形成される1組のLC配線が、前記第1のコンデンサが接続される配線のうち該コンデンサよりも前記スイッチング手段が配置される側と残りの配線との間に接続されており、
前記スイッチング手段によるスイッチの周波数は、前記正弦波入力信号の周波数に対して1倍である
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の可変リアクタンス回路。 - 前記高調波反射手段は、さらに、前記第1のコンデンサが接続される配線のうち該コンデンサよりも前記正弦波入力ポートの側において少なくとも1つの第2のインダクタが直接に接続されており、該第2のインダクタの両側と他の配線との間に第3および第4のコンデンサがそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項4に記載の可変リアクタンス回路。
- 前記高調波反射手段は、少なくとも1つのインダクタが前記2ポートに接続される2本の配線のうち任意の1本に接続され、少なくとも1つのコンデンサが前記2ポートに接続される2本の配線の間に接続されており、
前記スイッチング手段によるスイッチの周波数は、前記正弦波入力信号の周波数に対して2倍である
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の可変リアクタンス回路。 - 前記高調波反射手段は、少なくとも1つのインダクタが前記2ポートに接続される2本の配線のうち任意の1本に接続され、複数のコンデンサが前記2ポートに接続される2本の配線の間に並列に接続されており、
前記スイッチング手段によるスイッチの周波数は、前記正弦波入力信号の周波数に対して2倍である
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の可変リアクタンス回路。 - 前記高調波反射手段は、複数のインダクタが前記2ポートに接続される2本の配線のうち任意の1本に直列に接続され、少なくとも1つのコンデンサが前記2ポートに接続される2本の配線の間に接続されており、
前記スイッチング手段によるスイッチの周波数は、前記正弦波入力信号の周波数に対して2倍である
いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の可変リアクタンス回路。 - 前記高調波反射手段は、複数のインダクタが前記2ポートに接続される2本の配線のうち任意の1本に直列に接続され、複数のコンデンサが前記2ポートに接続される2本の配線の間に並列に接続されており、
前記スイッチング手段によるスイッチの周波数は、前記正弦波入力信号の周波数に対して2倍である
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の可変リアクタンス回路。 - 前記インダクタの一部または全部には、さらにコンデンサが直列または/および並列に接続されていることを特徴とする請求項6ないし9のいずれかに記載の可変リアクタンス回路。
- 前記コンデンサの一部または全部には、さらにインダクタが直列に接続されていることを特徴とする請求項6ないし10に記載の可変リアクタンス回路。
- 前記スイッチは、第1の端子が、前記インダクタの少なくとも1つに対して直列に接続され、第2の端子が、前記第2の端子との間に前記コンデンサの少なくとも1つが介在するように接続されていることを特徴とする請求項6ないし11に記載の可変リアクタンス回路。
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JP2018506200A (ja) * | 2014-12-19 | 2018-03-01 | マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー | 位相スイッチト素子を使用したチューニング可能整合ネットワーク |
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