JP2017092799A - 撮像装置、ウェアラブル機器、制御方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、ウェアラブル機器、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像装置が撮影可能状態にあるときに、撮影者がファインダから目を離すことなく、外部機器が受信した受信通知の内容を確認する。【解決手段】デジタルカメラ101は、システム制御部250と、表示部228と、撮影者が撮影を行うために操作するモード切替スイッチ260、レリーズボタン262、操作部270及び電源スイッチ272と、外部機器からの通知を受信する通信部233とを有する。システム制御部250は、撮影者が表示部228を見ており、且つ、操作部270等を操作してない場合に表示部228に通信部233が受信した通知を表示し、撮影者が表示部228を見ていない場合と、撮影者が表示部228を見ており、且つ、操作部270等を操作している場合に表示部228に通信部233が受信した通知を表示しないように表示部228の表示を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置、ウェアラブル機器、制御方法及びプログラムに関し、特に、撮像装置の使用中における撮像装置とウェアラブル機器との間の通信制御技術に関する。
インターネットに常時接続が可能なスマートフォン等の携帯通信機器の普及が進んでおり、携帯通信機器のユーザは、希望するサービスからのメッセージをいつでもどこでも受信することができるようになってきている。しかし、スマートフォン等の携帯通信機器は、ユーザが手にとって使用する機器であるため、不使用時にはバッグやポケット等に入れられていることが多い。この場合、携帯通信機器がメッセージを受信しても、ユーザは、メッセージの受信に即座に気が付かないことが多々ある。このように、手にとって使用する機器では、携帯通信機器が受信したメッセージに対して適切に対応することができないことがある。
このような状況に対応するために、近年、常時身に付けて使用するスマートウォッチ等のウェアラブル機器が補助的に使われている。携帯通信機器は、メッセージを受信すると、ウェアラブル機器と通信を行い、メッセージを受信したことを示す通知(以下「受信通知」という)をウェアラブル機器へ送信する。そして、ウェアラブル機器は、受信通知を受信すると、携帯通信機器にメッセージが届いたことを振動等の動作によってユーザに気付かせる。
ウェアラブル機器は、携帯通信機器が受信したメッセージの重要度をユーザに判断させるために、受信通知の内容に基づき、例えば、メッセージの件名やアイコン等の簡単な表示を行う機能を有する。よって、ユーザは、ウェアラブル機器での表示に基づいてメッセージの重要度を判断し、必要に応じて携帯通信機器を手にとってメッセージの内容の詳細を確認することができる。
しかしながら、ウェアラブル機器が受信通知を受信したことを振動等によりユーザに知らせることが、ユーザが行おうとしている作業や動作の妨げになる場合がある。例えば、スポーツ選手の撮影や野鳥観察等の動く被写体を追い続けるような写真撮影時には、撮影者は、シャッタチャンスを逃さないために、撮像装置のファインダを通して撮影対象を集中して観察し続けなければならない。このような状況下において、撮影者は、ウェアラブル機器の動作によりウェアラブル機器が受信通知を受信したことを知ったときに受信通知に係るメッセージの重要度を確認するためには、ファインダから目を離してウェアラブル機器の表示を確認する必要がある。その結果、重要ではなかったメッセージのために、シャッタチャンスを逃してしまうことが起こり得る。
このような問題の回避に適用可能な技術の1つとして、特許文献1に記載された技術が考えられる。特許文献1には、通信機能付きカメラにおいて、通信機能付きカメラが撮影状態にあるか否かに応じて、他の機器からの着信通知の通知方法を変える技術が提案されている。この技術をウェアラブル機器と撮像装置とに適用したシステムとして、例えば、撮像装置の使用状況をウェアラブル機器で検知し、ウェアラブル機器が受信通知を受信したときの動作を撮像装置の使用状況に応じて制限するシステムが考えられる。
特許第4497241号公報
例えば、試合中のスポーツ選手を撮影する場合、試合の間は撮像装置をいつでも撮影可能状態とし、試合の流れや周囲の状況に応じて、シャッタチャンスが近付いたと感じた時点で集中して撮影対象を追い始めることが多い。しかし、上記従来技術によれば、撮像装置が撮影可能状態にあると、ウェアラブル機器が受信通知を受信したときの動作が撮影状況とは無関係に制限されてしまうため、重要なメッセージの確認が遅れてしまうことが起こり得る。これに対して、ウェアラブル機器が受信通知を受信したことを撮影者が知ることができるようにするためには、一旦、撮像装置の撮影操作を停止させることが必要となり、この場合、唐突なシャッタチャンスへの対応を逃してしまうおそれがある。
本発明の目的は、撮像装置が撮影可能状態にあるときに、撮影者がファインダ等の表示装置から目を離すことなく、外部機器が受信した受信通知の内容を確認することができるようにするための技術を提供することにある。
本発明に係る撮像装置は、撮像手段と、撮影者が前記撮像手段による撮影を行うために操作する操作手段と、外部機器からの通知を受信する受信手段と、前記撮像手段が撮影する被写体と前記受信手段が受信した通知を表示する表示手段と、前記撮影者が前記表示手段を見ているか否かを検出する第1の検出手段と、前記撮影者が前記操作手段を操作しているか否かを検出する第2の検出手段と、前記撮影者が前記表示手段を見ており、且つ、前記操作手段を操作してない場合に前記表示手段に前記通知を表示し、前記撮影者が前記表示手段を見ていない場合と、前記撮影者が前記表示手段を見ており、且つ、前記操作手段を操作している場合には、前記表示手段に前記通知を表示しないように前記表示手段の表示を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置が撮影可能状態にあるときに、撮影者はファインダの表示装置から目を離すことなく外部機器が受信した受信通知の内容の確認することができるようになる。
本発明の実施形態に係る撮像装置を有する通信システムの全体構成を示す図である。 図1の通信システムを構成する撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図2の撮像装置の表示部での表示例を示す図である。 図2の撮像装置のメモリに記憶される受信通知一覧における受信通知のデータ構成の一例を示す図である。 図2の撮像装置のシステム制御部による受信通知の表示判定処理のフローチャートである。 図1の通信システムを構成するウェアラブル機器の概略構成を示すブロック図である。 図6のウェアラブル機器のメモリに記憶される受信通知一覧における受信通知のデータ構成の一例を示す図である。 図6のウェアラブル機器の制御部による第1の例に係る受信通知の転送処理のフローチャートである。 図6のウェアラブル機器の制御部による第2の例に係る受信通知の転送処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置101を有する通信システム100の全体構成を示す図である。通信システム100は、撮像装置101、ウェアラブル機器102及びスマートフォン103を有する。撮像装置101は、例えば、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラである。ウェアラブル機器102は、例えば、スマートウォッチ等であるが、これに限定されず、眼鏡や体温計、体組成計、ヘルメット等であってもよい。スマートフォン103は、携帯通信機器の一例である。本実施形態では、撮像装置101を操作する操作者、ウェアラブル機器102の装着者及びスマートフォン103の所有者は同一人物であるものとし、以下の説明では「撮影者」と称呼する。
撮像装置101とウェアラブル機器102とは、Bluetooth(登録商標)等の無線通信技術を用いて通信を行うことができる。同様に、ウェアラブル機器102とスマートフォン103とは、Bluetooth(登録商標)等の無線通信技術を用いて通信を行うことができる。
撮影者宛のメッセージが外部機器からメッセージサーバ104に送信されると、インターネット105とLTE基地局106を経由して、スマートフォン103がそのメッセージを受信する。なお、スマートフォン103が受信するメッセージには、例えば、電子メールやSNSサービスからのメッセージ等がある。しかし、スマートフォン103がメッセージを受信しても、スマートフォン103がバッグ等に入れられた状態であれば、撮影者はスマートフォン103がメッセージを受信したことに気付かないことがある。
そこで、スマートフォン103は、Bluetooth(登録商標)通信により、メッセージを受信したことを示す通知である受信通知をウェアラブル機器102へ送信する。ウェアラブル機器102は、受信通知を受信すると、振動等により受信通知の受信を撮影者に知らせる。これにより、撮影者は、スマートフォン103にメッセージが届いたことに気付くことができる。なお、このようにして外部機器から送信されたメッセージを受信可能な携帯通信機器として、スマートフォン103に代えて、例えば、携帯電話等の他のものを用いてもよい。
図2は、撮像装置101の概略構成を示すブロック図である。撮像装置101は、シャッタ201、バリア202、撮影レンズ203、D/A変換器213、メモリ制御部215、記憶媒体I/F218、撮像部222、A/D変換器223、画像処理部224、表示部228、メモリ232及び電源部230を有する。また、撮像装置101は、通信部233、システム制御部250、システムメモリ252、撮影者検知部254、不揮発性メモリ256、モード切替スイッチ260、レリーズボタン262、操作部270、電源スイッチ272及び電源制御部280を有する。更に、撮像装置101は、記憶媒体290の着脱が自在な構造を有する。
シャッタ201は、絞り機能を備え、撮像部222に対する露光量を制御する。バリア202は、撮像装置101の不使用時に撮影レンズ203の前面を覆うことで、撮影レンズ203を保護する。撮影レンズ203は、ズームレンズやフォーカスレンズ等を含む。撮像部222は、撮影レンズ203を通過した光が結像した光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS等のイメージセンサ(撮像素子)を有する。A/D変換器223は、撮像部222から出力されるアナログ信号をデジタル信号(画像データ)に変換する。
画像処理部224は、A/D変換器223から出力された画像データやメモリ制御部215から取得した画像データに対して、画素補間、縮小等のリサイズ処理、色変換処理等の所定の画像処理を行う。また、画像処理部224は、撮像部222から取得した画像データを用いて所定の演算を行うことにより、システム制御部250が露光制御や測距制御を行うために用いるデータを生成する。これにより、システム制御部250は、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行う。なお、画像処理部224は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
A/D変換器223から出力される画像データは、画像処理部224及びメモリ制御部215を介して、或いは、メモリ制御部215を介して、メモリ232に書き込まれる。メモリ232は、A/D変換器223から出力された画像データや表示部228に表示するための画像データを格納する。メモリ232は、所定枚数の静止画像データや所定時間の動画像データ及び音声データを格納することが可能な十分な記憶容量を有する。なお、メモリ232は、画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。
D/A変換器213は、メモリ232に格納されている画像表示用データをアナログ信号に変換して、表示部228へ供給する。これにより、メモリ232に書き込まれた表示用の画像データが、画像として表示部228に表示される。表示部228は、撮像装置101の背面に設けられた液晶ディスプレイ(LCD)等のモニタや、撮像装置101に着脱自在に設けられた不図示の電子ビューファインダ等であり、D/A変換器213から送信されてきたアナログ信号に基づく画像表示を行う。また、表示部228には、後述するように、ウェアラブル機器102から受信した受信通知を表示することができるようになっている。
不揮発性メモリ256は、電気的に消去と記憶が可能なメモリであり、例えば、EEPROM等である。不揮発性メモリ256には、撮像装置101を動作させるための基本的なソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム)、OSと協働して応用的な機能を実現するアプリケーション等の、システム制御部250が実行するプログラムが格納されている。また、不揮発性メモリ256には、システム制御部250の動作用定数や、図5を参照して後述するフローチャートの各処理を実行するためのプログラム等が記憶される。システム制御部250は、不揮発性メモリ256に格納されたプログラムをシステムメモリ252に展開することにより、撮像装置101で実行される後述の各種の処理を実現し、また、撮像装置101の全体的な制御を行う。システムメモリ252は、具体的には、RAMであり、システム制御部250の動作用の定数や変数が一時的に記憶され、また、不揮発性メモリ256から読み出したプログラム等が展開される。なお、撮像装置101は、1つのシステム制御部250が全体的制御を行う構成に限定されるものではなく、例えば、複数のCPUを備え、複数のCPUが処理を分担することで全体的制御が実現される構成であってもよい。
モード切替スイッチ260、レリーズボタン262、操作部270及び電源スイッチ272は、システム制御部250に各種の動作指示を入力するための操作手段である。モード切替スイッチ260は、撮像装置101の動作モードを、例えば、静止画撮像モード、動画撮像モード、再生モードのいずれかに設定するための操作手段である。レリーズボタン262は、半押し(撮影準備指示)でオンとなる第1のシャッタスイッチSW1と、全押し(撮影指示)でオンとなる第2のシャッタスイッチSW2とを有する。第1のシャッタスイッチSW1がオンすると、システム制御部250は、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等を行う。第2のシャッタスイッチSW2がオンすると、システム制御部250は、撮像部222での露光から記憶媒体290への画像データの書き込みまでの一連の撮影処理を行う。
操作部270は、4方向(十字)ボタン、SETボタン、メニューボタン等の複数の操作部材を含む。操作部270の各種ボタンが表示部228に表示される種々の機能アイコンと連携して操作されることにより、撮像装置101における各種の機能設定や動作設定を行うための指示がシステム制御部250に与えられる。また、操作部270の1つとしてのタッチパネルを表示部228が有する場合には、表示部228に表示される種々の機能アイコンをタッチパネルにより操作することによって、操作された機能アイコンに対応する指示がシステム制御部250に与えられる。
電源スイッチ272は、撮像装置101の電源のオン/オフを切り替える。電源制御部280は、電池の装着の有無や電池の種類、電池残量の検出等を行う電池検出回路を有する。また、電源制御部280は、DC−DCコンバータや通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等を有し、システム制御部250の指示にしたがって、必要な電圧を必要な期間、記憶媒体290を含む各部へ供給する。電源部230は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池、NiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプタ等である。記憶媒体I/F218は、メモリカードやハードディスク等の記憶媒体290とシステム制御部250等との通信を可能とするインタフェースである。
通信部233は、ウェアラブル機器102との間で通信を行い、ウェアラブル機器102から受信通知を受信する。通信部233が受信した受信通知は、メモリ232に記憶される。撮影者検知部254は、表示部228の1つである電子ビューファインダへの接眼の有無を検知することで、撮影者が電子ビューファインダを見ているか否かを検知する。また、撮影者検知部254は、撮像装置101の背面に設けられたインカメラ部(不図示)で撮像された画像に対して顔認識処理を実行することにより、表示部228の1つである背面モニタを見ている人物(撮影者)がいるか否かを検知する。
システム制御部250は、操作部270やレリーズボタン262が操作中であるか否かを検出する。システム制御部250は、撮影者検知部254による検知結果とシステム制御部250による操作検出結果にしたがって、メモリ232に記憶された受信通知の内容を表示部228に表示するか否かを判定する。
図3は、撮像装置101の表示部228での表示例を示す図である。表示部228には、撮影中には撮像部222で撮影中の被写体像が表示され、画像再生中には撮影された画像等が表示される。その際に、通信部233が受信した受信通知が、上述した撮影者検知部254の検知結果及びシステム制御部250による操作検出結果に基づく、システム制御部250による判定結果にしたがって表示される。
図3(a)は、撮像装置101が撮影可能な状態にあり、撮像部222が取得している画像のみが表示部228に表示されている状態を示している。図3(a)は、例えば、撮像装置101が撮影可能な状態にあり、撮影者が主被写体301を含む画像の撮影を行うためのアクションを取っているとシステム制御部250が判定した場合の表示例である。
図3(b)は、撮像装置101が撮影可能な状態にあり、撮像部222が取得している画像と共に、通知表示領域305が表示されている状態を示している。図3(b)は、例えば、撮像装置101は撮影可能な状態にあるものの、撮影者が主被写体301を含む画像の撮像を行うためのアクションを取っていないとシステム制御部250が判定した場合の表示例である。
通知表示領域305は、受信通知の内容が表示される内容表示領域302を有する。また、通知表示領域305は、戻るボタン304及び消去ボタン303を含む。消去ボタン303には、メモリ232に記憶された受信通知一覧から、現在表示されている受信通知を消去する機能が割り当てられている。これにより、メモリ232から消去された受信通知を再び表示することはできなくなる。戻るボタン304には、現在表示されている受信通知の1つ前に受信した受信通知を表示する機能が割り当てられている。戻るボタン304と消去ボタン303の選択(押下)は、例えば、操作部270が有する4方向(十字)ボタンによって行うことができる。
表示部228が図3(a)又は図3(b)のいずれの状態に制御されるかについての詳細については、図5のフローチャートを参照して後述する。
図4は、メモリ232に記憶される受信通知一覧における受信通知のデータ構成の一例を示す図である。各受信通知は、通知ID401、通知本文402、通知受信日時403の3つの情報を有する。通知ID401は、受信通知を識別するために、例えば、連番で各受信通知に付される。通知本文402は、例えば、スマートフォン103が受信したメッセージの差出人、件名(サブジェクト)等である。表示部228に表示される内容表示領域302には、通知受信日時403の最も新しい受信通知における通知本文402の内容が表示される。1つの受信通知が表示されている状態で消去ボタン303が選択(押下)されると、その時点で表示されている受信通知のデータがメモリ232から消去され、これにより、内容表示領域302での表示が消える。ある受信通知が表示されている状態で戻るボタン304が選択(押下)されると、内容表示領域302には、通知受信日時403がその受信通知の次に新しい受信通知の通知本文402の内容に変更される。
図5は、システム制御部250による受信通知の表示判定処理のフローチャートである。図5の各ステップは、システム制御部250が不揮発性メモリ256に格納された所定のプログラムをシステムメモリ252に展開することにより、撮像装置101の各部の動作及び処理を制御することによって実現される。
ステップS501においてシステム制御部250は、メモリ232内の受信通知一覧に受信通知が存在するか否かを判定する。通信部233が受信通知を受信していない場合や過去に受信した受信通知の全てが消去済みである場合には、メモリ232内の受信通知一覧には受信通知は存在しない。システム制御部250は、受信通知一覧に受信通知が存在する場合(S501でYES)、処理をステップS502へ進め、受信通知一覧に受信通知が存在しない場合(S501でNO)、処理をステップS506へ進める。
ステップS502においてシステム制御部250は、受信通知一覧にある受信通知の中で通知受信日時403の最も新しいもの(最新の受信通知)が、現在時刻よりも所定時間以内に受信した受信通知であるか否かを判定する。所定時間は、例えば、デフォルト値として、30秒に設定することができるが、これに限定されるものではなく、また、撮影者による操作部270の操作によって変更可能となっていてもよい。システム制御部250は、最新の受信通知が所定時間以内に受信したものである場合(S502でYES)、処理をステップS503へ進め、最新の受信通知が所定時間より前に受信したものである場合(S502でNO)、処理をステップS506へ進める。
ステップS503においてシステム制御部250は、撮影者検知部254による検知結果に基づいて、撮影者が表示部228を閲覧しているか否かを判定する。システム制御部250は、撮影者が表示部228を閲覧している場合(S503でYES)、処理をステップS504へ進め、表示部228を閲覧している撮影者がいない場合(S503でNO)、処理をステップS506へ進める。
ステップS504においてシステム制御部250は、操作部270又はレリーズボタン262が操作されているか否かを確認する。システム制御部250は、操作部270又はレリーズボタン262が操作されている場合(S504でYES)、処理をステップS506へ進め、操作部270又はレリーズボタン262が操作されていない場合(S504でNO)、処理をステップS505へ進める。
ステップS505に進んだ場合の状況としては、撮像装置101は撮影可能状態にあり、撮影者が被写体の確認や追跡を行っているが、シャッタチャンスではないと判断しており、そのため、撮影操作を取っていない状況が挙げられる。この場合、撮影者に受信通知を知らせても、撮影に支障は生じない。そこで、ステップS505においてシステム制御部250は、表示部228に通知表示領域305を表示し、メモリ232内の受信通知一覧に存在する受信通知のうち最新の受信通知を内容表示領域302に表示する。これにより、撮影者は表示部228(電子ビューファインダ、撮像装置101の背面に設けられたモニタ)から目を離すことなく、最新の受信通知を確認することができる。
なお、ステップS502の判定処理に基づき、表示部228に通知表示領域305が表示される時間は、最長でステップS502の判定基準となる所定時間となり、所定時間経過後に、通知表示領域305の表示は自動的に表示部228から消える。また、ステップS502の判定基準となる所定時間内に撮像装置101が複数の受信通知を受信する場合が考えられる。この場合に、内容表示領域302での表示が最新の受信通知に更新される構成としてもよいし、2段以上の通知表示領域305が表示される構成としてもよい。システム制御部250は、ステップS505の処理の終了後に、処理をステップS501へ戻す。
一方、ステップS506においてシステム制御部250は、表示部228における通知表示領域305の表示を消去する(つまり、通知表示領域305を表示しない)。具体的には、受信通知一覧に受信通知が存在しない場合、現在時刻から所定時間以内に受信した受信通知が存在しない場合、撮影者が表示部228を閲覧していない場合には、表示部228に通知表示領域305は表示されない。更に、撮影者が撮影操作を行っている状況では、撮影者の注意が被写体からそれないように配慮する必要がある。そのため、撮影者が撮影操作を行っている場合にも、表示部228に通知表示領域305は表示されない。システム制御部250は、ステップS506の処理後に、処理をステップS501へ戻す。
このように、本実施形態では、所定時間以内に受信した受信通知が存在し、撮影者が、撮影操作を行っておらず、表示部228を見て撮影操作を行っている場合にのみ、表示部228に通知表示領域305を表示する。これにより、撮影者が撮影に集中している状況を妨げることなく、撮影者に最新の受信通知の内容を知らせることができる。
図6は、ウェアラブル機器102の概略構成を示すブロック図である。ウェアラブル機器102は、制御部601、不揮発性メモリ602、作業用メモリ603、操作部604、表示部605、生体情報検出部606、RTC(Real Time Clock)607及び加速度検出部608を有する。また、ウェアラブル機器102は、記憶媒体I/F609、記憶媒体610、通信部611、タイマー612及び振動部613を有する。不揮発性メモリ602、作業用メモリ603、操作部604、表示部605、生体情報検出部606、RTC607、加速度検出部608、記憶媒体I/F609、通信部611、タイマー612及び振動部613は、電気的に制御部601と接続されている。
制御部601は、CPUを有し、入力された信号を処理し、不揮発性メモリ602に格納されているプログラムを作業用メモリ603に展開することによって、ウェアラブル機器102を構成する各部を制御する。また、制御部601は、作業用メモリ603、表示部605等を制御して表示制御を行う。なお、ウェアラブル機器102は、1つの制御部601が全体的制御を行う構成に限定されるものではなく、例えば、複数のCPUを備え、複数のCPUが処理を分担することで全体的制御が実現される構成であってもよい。
不揮発性メモリ602は、電気的に消去と記憶が可能なメモリである。不揮発性メモリ602には、ウェアラブル機器102を動作させるための基本的なソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム)、OSと協働して応用的な機能を実現するアプリケーション等の、制御部601が実行する各種のプログラムが格納されている。また、不揮発性メモリ602には、無線通信を行う対象機器である撮像装置101の固有情報と、撮像装置101との無線通信を実行するためのアプリケーションが格納されている。作業用メモリ603は、表示部605に表示する画像データを一時的に格納する領域と、制御部601がプログラムを展開する作業領域等を有する。
操作部604は、ウェアラブル機器102の装着者(撮影者)による各種の操作を受け付ける。操作部604は、ウェアラブル機器102の電源のオン/オフを切り換えるための電源ボタン、RTC607を設定する操作部、表示部605に設けられる位置入力機能を有するタッチパネル等を含む。表示部605は、例えば、LCD等であり、画像データや対話的な操作のためのアイコン、文字等を表示する。なお、表示部605は、ウェアラブル機器102と一体に構成されている必要はなく、ウェアラブル機器102とは異なる機器、例えば、タブレット端末の表示部を表示部605として用いてもよい。その場合、ウェアラブル機器102は、表示部を有する機器と接続することができ、少なくとも、その表示部での表示を制御する機能を有していればよい。
生体情報検出部606は、ウェアラブル機器102の装着者(撮影者)の脈拍、心拍、血流等の生体情報のうち少なくとも1つを所定の周期で検出する。生体情報検出部606は、具体的には、脈拍を検出する脈拍センサ、心拍を検出する心拍センサ、血流を検出する血流センサ、ウェアラブル機器102の利用者に対する着脱を検出する着脱センサの少なくとも1つを含む。なお、着脱センサは、導電性高分子等が皮膚と接触したときの電位変化を検出することで、利用者に対するウェアラブル機器102の着脱を検出する。
RTC607は、時計管理を行い、現在の日時情報を生成して制御部601へ供給する。RTC607は、時刻を管理することができればよく、例えば、操作部604によって設定された時刻、通信部611を介して取得した時刻情報を用いて設定した時刻又は電波時計によって捕捉した時刻のいずれかに基づいて計時を行う。これに限らず、RTC607は、アナログ時計から時刻情報を入手することができるものであってもよく、この場合、RTC607は、アナログ時計から時刻を検出する機能を有する。
加速度検出部608は、ウェアラブル機器102の加速度の変化を検出するセンサであり、検出した加速度情報を制御部601へ出力する。制御部601は、加速度検出部608から取得した加速度情報に基づき、撮影者がウェアラブル機器102の盤面を撮影者に向ける(具体的には、撮影者の目に向ける)動きをしたことを検知する。
記憶媒体I/F609は、記憶媒体610と制御部601との間の通信を可能とするためのインタフェースである。本実施形態では、ウェアラブル機器102は、記憶媒体610を備える構成としているが、これに限られず、記憶媒体610にアクセスする記憶媒体I/F609を有していればよい。つまり、記憶媒体610は、ウェアラブル機器102に着脱可能に構成されていてもよいし、ウェアラブル機器102に内蔵されていてもよい。記憶媒体610は、通信部611を介して撮像装置101から受信した画像データ等を記憶する。
通信部611は、アンテナを有し、外部機器と無線通信を行う。本実施形態では、ウェアラブル機器102は、通信部611を介して撮像装置101及びスマートフォン103と無線通信を行い、データの送受信を行う。通信部611は、撮像装置101及びスマートフォン103のそれぞれと通信を行うための、独立した2つの通信部を有していてもよいし、共通の1つの通信部を有するものであってもよい。
撮像装置101とウェアラブル機器102とは、直接に通信してもよいし、中継サーバを介して通信してもよい。撮像装置101とウェアラブル機器102との通信に用いられるプロトコルとしては、例えば、Bluetooth(登録商標)の独自プロファイルがある。但し、これに限定されず、ウェアラブル機器102と撮像装置101との通信には、赤外線通信モジュール、無線LAN通信モジュール、ワイヤレスUSB等の短距離無線通信モジュール等を用いることもできる。
ウェアラブル機器102と撮像装置101とは、事前にペアリングを行うことによって相互認証を行い、ウェアラブル機器102は、接続パラメータとしての固有情報を撮像装置101から取得して、不揮発性メモリ602に保持する。タイマー612は、各種制御に必要な時間の計測と、内蔵時計の時間の計測を行う。
通信部611がスマートフォン103から受信した受信通知は、作業用メモリ603に記憶される。制御部601は、スマートフォン103から受信通知を受信すると、振動部613を駆動して、振動を発生させる。これにより、撮影者は、スマートフォン103にメッセージが届いたことを知ることができる。なお、ウェアラブル機器102がスマートフォン103から受信通知を受信したことを撮影者に知らせる方法は、振動に限定されるものではない。
制御部601は、加速度検出部608から出力される加速度情報に基づいて、受信した受信通知を撮像装置101に転送するか否かを判定する。制御部601は、受信通知の転送が必要な場合、作業用メモリ603に記憶されている未転送の受信通知を、通信部611を介して撮像装置101へ送信する。
図7は、作業用メモリ603に記憶される受信通知一覧における受信通知のデータ構成の一例を示す図である。各受信通知は、通知ID701、通知本文702、通知転送日時703の3つの情報を有する。通知ID701と通知本文702はそれぞれ、図4を参照して説明した通知ID401と通知本文402に対応する。通知転送日時703には、スマートフォン103から受信した受信通知のうち、撮像装置101に転送されたものに対して日時が記憶される。
図7の受信通知一覧の場合、通知ID701が0000122,0000121の受信通知については、転送日時が通知転送日時703に記憶されていることから、撮像装置101に転送済みであることがわかる。一方、通知ID701が0000123の受信通知については、通知転送日時703に値が記憶されていないことから、撮像装置101へ未転送であることがわかる。
図8は、ウェアラブル機器102の制御部601による第1の例に係る受信通知の転送処理のフローチャートである。図8の各ステップは、制御部601が不揮発性メモリ602に格納された所定のプログラムを作業用メモリ603に展開することにより、ウェアラブル機器102の各部の動作及び処理を制御することによって実現される。
ステップS801において制御部601は、撮影者がウェアラブル機器102を身に付けているか否か(装着しているか否か)を生体情報検出部606の検出結果に基づいて判定する。例えば、生体情報検出部606が心拍センサである場合、心拍センサは、LED等を用いて皮膚に赤外光を照射し、体組織を透過した赤外光を受光センサで検出して信号処理することにより心拍を検出する。生体情報検出部606は、検出した生体情報を信号として制御部601へ出力する。
制御部601は、撮影者がウェアラブル機器102を身に付けていない場合(S801でNO)、ステップS801の処理を繰り返す。よって、撮影者がウェアラブル機器102を身に付けていない場合には、作業用メモリ603の受信通知一覧に未転送の受信通知が記憶されていても、撮像装置101へ未転送の受信通知が転送されることはない。制御部601は、撮影者がウェアラブル機器102を身に付けている場合(S801でNO)、処理をステップS802へ進める。
ステップS802において制御部601は、作業用メモリ603の受信通知一覧に未転送の受信通知があるか否かを、通知転送日時703の値に基づいて確認する。制御部601は、未転送の受信通知がある場合(S802でYES)、処理をステップS803へ進め、未転送の受信通知がない場合(S802でNO)、処理をステップS801へ戻す。
ステップS803において制御部601は、加速度検出部608から出力された加速度情報が、撮影者がウェアラブル機器102の盤面を撮影者へ向けるように回転させる動きを示すものか否かを判定する。制御部601は、ウェアラブル機器102の盤面を撮影者へ向ける動きを検知しない場合(S803でNO)、処理をステップS801へ戻す。一方、ウェアラブル機器102の盤面を撮影者へ向ける動きを検知した場合(S803でYES)、処理をステップS804へ進める。
ステップS804の実行時には、ステップS801の処理に基づき、作業用メモリ603の受信通知一覧には未転送の受信通知が格納されている。そこで、ステップS804において制御部601は、通信部611を介して未転送の受信通知を撮像装置101へ転送し、転送した受信通知の通知転送日時703の欄に転送日時を書き込む。制御部601は、ステップS804の終了後に、処理をステップS801へ戻す。
例えば、撮影者が撮像装置101での撮影操作を行っているときには、ウェアラブル機器102がメッセージを受信したことが撮影者に伝わっても、撮影者はウェアラブル機器102の盤面を撮影者自身に向けることは殆どない。そこで、ウェアラブル機器102の第1の例に係る受信通知の転送処理では、制御部601は、撮影者がウェアラブル機器102を所定の方向に動かした場合にのみ、スマートフォン103から受信したメッセージを撮像装置101に転送する構成としている。但し、このような構成に限定されず、ウェアラブル機器102の動きに関係なく、ウェアラブル機器102は、スマートフォン103から受信した受信通知を撮像装置101に転送する構成としてもよい。
次に、ウェアラブル機器102が受信通知を撮像装置101に転送する第2の例に係る受信通知の転送処理について説明する。上記第1の例に係る受信通知の転送処理では、ウェアラブル機器102の制御部601は、撮像装置101に対して撮影者がどのような状況にあるかを考慮せずに、受信通知を撮像装置101に転送する構成となっていた。これに対して、第2の例に係る受信通知の転送処理では、ウェアラブル機器102が撮像装置101に対する撮影者の状況を考慮して、スマートフォン103から受信した受信通知を撮像装置101に転送するか否かを判定する。
そのために、ウェアラブル機器102の制御部601は、通信部611を介して、撮像装置101から撮影状況に関する情報を取得する。撮影状況に関する情報は、撮影者が撮像装置101の表示部228を見ているか否か、及び、撮影者が操作部270又はレリーズボタン262を操作しているか否かを示す情報(撮影者検知部254による検知結果とシステム制御部250による操作検出結果)である。
そして、制御部601は、加速度検出部608から出力される加速度情報と撮像装置101から取得した撮影状況に関する情報とに基づいて、作業用メモリ603に記憶されている未転送の受信通知を撮像装置101へ転送するか否かを判定する。制御部601は、受信通知の転送が必要である場合、作業用メモリ603に記憶されている未転送の受信通知を、通信部611を介して撮像装置101へ送信する。
撮像装置101の通信部233は、ウェアラブル機器102からの受信通知の受信とウェアラブル機器102へ撮影状況に関する情報の送信を行うための、独立した通信部を有していてもよいし、共通の通信部を有するものであってもよい。同様に、ウェアラブル機器102の通信部611は、独立した通信部又は共通の通信部により、撮像装置101への受信通知の送信、撮像装置101からの撮影状況に関する情報の受信及びスマートフォン103からの受信通知の受信を行う構成とすることができる。なお、撮像装置101の表示部228での表示例は、図3(b)の表示例から消去ボタン303を削除したものとなる。
図9は、ウェアラブル機器102の制御部601による第2の例に係る受信通知の転送処理のフローチャートである。図9の各ステップは、制御部601が不揮発性メモリ602に格納された所定のプログラムを作業用メモリ603に展開することにより、ウェアラブル機器102の各部の動作及び処理を制御することによって実現される。
ステップS901,S902,S903の処理内容はそれぞれ、図8のフローチャートを参照して説明したステップS801,S802,S803の処理内容と同じであるため、ここでの説明を省略する。
ウェアラブル機器102の盤面を撮影者へ向ける動きが検知された場合(S903でYES)、ステップS904において制御部601は、通信部611を通じて撮像装置101から撮影状況に関する情報を取得する。そして、制御部601は、取得した情報に基づき、撮影者が撮像装置101の表示部228を見ているか否かを判定する。制御部601は、撮影者が表示部228を見ていない場合(S904でNO)、未転送の受信通知を転送することなく処理をステップS901へ戻し、撮影者が表示部228を見ている場合(S904でYES)、処理をステップS905へ進める。
ステップS905において制御部601は、ステップS904で取得した撮影状況に関する情報に基づき、撮影者が撮影操作を行っているか否か(操作部270又はレリーズボタン262が操作されているか否か)を判定する。撮影者が撮影操作を行っている場合(S905でYES)、撮影の妨げとならないように受信通知の転送を行わないこととし、そのため、制御部601は、処理をステップS901へ戻す。一方、撮影者が撮影操作を行っていない場合(S905でYES)、制御部601は、作業用メモリ603に記憶されている未転送の受信通知を、通信部611を介して撮像装置101へ転送する。その後、制御部601は、処理をステップS901へ戻す。
このように、第2の例に係る受信通知の転送処理では、撮影者が撮像装置101の表示部228を見ているが撮影操作を行っておらず、ウェアラブル機器102が所定方向へ動かされた場合にのみ、未転送の受信通知を撮像装置101に転送する。これにより、撮影者が撮影に集中している状況を妨げることなく、撮影者に最新の受信通知の内容を知らせることができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。例えば、上記実施形態では、スマートフォン103の利用者に対して、メッセージサーバ104、インターネット105及びLTE基地局106を経由して、利用者宛にメッセージが届いたことがスマートフォン103に知らされる形態について説明した。しかし、これに限られず、スマートフォン103に代えて、公衆無線LAN(Wi-Fi(登録商標))基地局を経由して通信可能なタブレットPC等を利用していた場合も、上記実施形態と同様に撮像装置101を動作させることができる。
本発明は、上述した実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 撮像装置
102 ウェアラブル機器
103 スマートフォン
222 撮像部
228 表示部
233 通信部
250 システム制御部
254 撮影者検知部
302 内容表示領域
305 通知表示領域
601 制御部
606 生体情報検出部
608 加速度検出部

Claims (11)

  1. 撮像手段と、
    撮影者が前記撮像手段による撮影を行うために操作する操作手段と、
    外部機器からの通知を受信する受信手段と、
    前記撮像手段が撮影する被写体と前記受信手段が受信した通知を表示する表示手段と、
    前記撮影者が前記表示手段を見ているか否かを検出する第1の検出手段と、
    前記撮影者が前記操作手段を操作しているか否かを検出する第2の検出手段と、
    前記撮影者が前記表示手段を見ており、且つ、前記操作手段を操作してない場合に前記表示手段に前記通知を表示し、前記撮影者が前記表示手段を見ていない場合と、前記撮影者が前記表示手段を見ており、且つ、前記操作手段を操作している場合には、前記表示手段に前記通知を表示しないように前記表示手段の表示を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記受信手段が現在時刻の所定時間以内に受信した通知を前記表示手段に表示し、前記所定時間の経過後に前記表示手段での表示を消去することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1の検出手段による検出結果と前記第2の検出手段の検出結果を前記外部機器へ送信する送信手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. ウェアラブル機器であって、
    外部機器から通知を受信する受信手段と、
    装着者に装着された前記ウェアラブル機器の動きを検出する動き検出手段と、
    前記ウェアラブル機器に所定の動きがあったことを前記動き検出手段が検出したときに、前記受信手段が受信した通知を別の外部機器へ転送する転送手段と、を備えることを特徴とするウェアラブル機器。
  5. 前記外部機器は、表示手段と操作手段を有する撮像装置であり、
    前記撮像装置から前記撮像装置での撮影状況に関する情報を受信する受信手段と、を備え、
    前記転送手段は、前記受信手段が、前記撮像装置を操作する撮影者が前記表示手段を見ていないことを示す情報を受信した場合と、前記撮影者が前記表示手段を見ており、且つ、前記操作手段を操作していることを示す情報を受信した場合には、前記通知を前記撮像装置へ転送せず、前記撮影者が前記表示手段を見ており、且つ、前記操作手段を操作していないことを示す情報を受信した場合には前記通知を前記撮像装置へ転送することを特徴とする請求項4に記載のウェアラブル機器。
  6. 前記ウェアラブル機器は、スマートウォッチであり、
    前記動き検出手段は、前記スマートウォッチの装着者が前記スマートウォッチの盤面を見るように前記スマートウォッチを動かす動作であることを特徴とする請求項4又は5に記載のウェアラブル機器。
  7. 前記ウェアラブル機器は、該ウェアラブル機器が前記装着者に装着されているか否かを検出する生体情報検出手段を有し、
    前記転送手段は、前記生体情報検出手段が前記装着者に装着されていないことを検知している場合には、前記通知を前記外部機器へ転送しないことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載のウェアラブル機器。
  8. 撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置に設けられた表示手段を撮影者が見ているか否かを検出するステップと、
    前記撮像装置に設けられた操作手段を撮影のために前記撮影者が操作しているか否かを検出するステップと、
    外部機器からの通知を受信する受信ステップと、
    前記撮影者が前記表示手段を見ており、且つ、前記操作手段を操作してない場合に前記表示手段に前記通知を表示し、前記撮影者が前記表示手段を見ていない場合と、前記撮影者が前記表示手段を見ており、且つ、前記操作手段を操作している場合には、前記表示手段に前記通知を表示しないように前記表示手段での表示を制御するステップと、を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. ウェアラブル機器の制御方法であって、
    外部機器から通知を受信するステップと、
    装着者に装着された前記ウェアラブル機器の動きを検出するステップと、
    前記ウェアラブル機器に所定の動きがあったことが検出されたときに受信した前記通知を別の外部機器へ転送するステップと、を有することを特徴とするウェアラブル機器の制御方法。
  10. 表示手段と、通信手段と、撮影者が撮像手段による撮影を行うために操作する操作手段と、を有する撮像装置を制御するコンピュータを、
    前記撮影者が前記表示手段を見ているか否かを検出する手段と、
    前記撮影者が前記操作手段を操作しているか否かを検出する手段と、
    前記通信手段が外部機器から通知を受信したか否かを判定する手段と、
    前記通信手段が前記通知を受信したときに、前記撮影者が前記表示手段を見ており、且つ、前記操作手段を操作してない場合には、前記表示手段に前記通知を表示し、前記撮影者が前記表示手段を見ていない場合と、前記撮影者が前記表示手段を見ており、且つ、前記操作手段を操作している場合には、前記表示手段に前記通知を表示しないように前記表示手段の表示を制御する制御手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  11. 通信手段を有するウェアラブル機器を制御するコンピュータを、
    装着者に装着された前記ウェアラブル機器の動きを検出する動き検出手段と、
    前記ウェアラブル機器に所定の動きがあったことを前記動き検出手段が検出したときに、前記通信手段が受信した通知を外部機器へ転送する転送手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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