JP2017091893A - 圧接コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】基板への実装を自動化し易い圧接コネクタを提供する。
【解決手段】基板に実装可能な圧接コネクタ1であって、導電性と弾性とを有する板状の部材からなり、上下方向に延びる仮想線L1を軸として板面11が仮想線L1と平行になるように構成された螺旋状の弾性腕部10と、弾性腕部10に弾性支持された接点部40と、基板に載置可能な端子部50とを備え、弾性腕部10は、内周側の端部と外周側の端部とを有し、接点部40と端子部50とのうちの一方が、弾性腕部10の一方の端部と連続的に構成されて水平方向に広がる平板部を有し、弾性腕部10の他方の端部が、接点部40と端子部50とのうちの他方になっていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧接コネクタに関し、特に、螺旋状の弾性腕部と、弾性腕部の端部に形成された接点部とを備えた圧接コネクタに関する。
近年、電子機器に内蔵される基板の配線電極と他の部材(電子部品や基板等)の接点電極とを直接半田付けすることなく電気的に接続するための電子部品として、螺旋状の弾性腕部と、弾性腕部の端部に形成された接点部とを備えた圧接コネクタと呼ばれるものが実用化されている。
従来の圧接コネクタに関しては、特許文献1等が開示されている。以下、特許文献1に係る従来の圧接コネクタについて、図8を用いて説明する。図8は、特許文献1に係る従来の圧接コネクタである竹の子状コンタクト901の構造を示す説明図である。尚、図8における方向は、便宜的に、スプリングコイル910の螺旋の軸方向を上下方向とし、接点部920が有る側を上側として説明を進める。
特許文献1に係る竹の子状コンタクト901(圧接コネクタ)は、導電性と弾性とを有する金属板に曲げ加工等を加えて一体的に形成された電子部品であり、図8に示すように、スプリングコイル910(弾性腕部)と、スプリングコイル910の一端に形成されて他の部材の接点電極と圧接する接点部920と、他端に形成されて基板の配線電極と電気的に接続される端子部930とを備えている。
スプリングコイル910は、上下方向に延びる図示しない仮想線を軸として板面が仮想線と平行になるように構成された螺旋状の部分であり、螺旋の内周側(以下、内周側と略称)が螺旋の外周側(以下、外周側と略称)よりも上方に突出した竹の子バネと呼ばれるバネ構造となっている。スプリングコイル910は、内周側と外周側とにそれぞれ端部を有しており、スプリングコイル910の内周側の端部の上端部が前述した接点部920となっている。また、スプリングコイル910の螺旋の最外周の部分(以下、外周部と略称)が前述した端子部930となっている。
尚、図示しないが、特許文献1では、接点部920を上側にした状態で竹の子状コンタクト901の下部を基板に設けられたスルーホールに挿入して端子部930と基板の配線電極とを電気的に接続すると共に、接点部920の上から他の部材を押し当てて接点部920と他の部材の接点電極とを圧接させることによって、基板の配線電極と他の部材の接点電極とを竹の子状コンタクト901を介して電気的に接続する方法が開示されている。また、特許文献1では開示されていないが、接点部920を上側にした状態で竹の子状コンタクト901を基板の上に実装して半田付け等の方法で端子部930と基板の配線電極とを電気的に接続することも可能である。
特開2005−129428号公報
ところで、圧接コネクタのような電子部品を基板に実装する際には、作業の効率化等の観点から自動化が可能な実装方法を用いることが望ましい。自動化に適した電子部品の実装方法としては、テーピングやパーツフィーダ等の装置を用いて電子部品を供給し、供給された電子部品の上端部を吸引用のノズルで吸引して電子部品を吸着しながら基板の上に移動させ、その後、吸着を解除して電子部品を基板の実装面の上に載置する方法が一般的に良く知られている。
しかしながら、このような実装方法で特許文献1に記載の竹の子状コンタクト901(圧接コネクタ)を基板に実装する場合には、竹の子状コンタクト901を吸着する際に接点部920を吸引することになる。そして、接点部920は金属板の端面で構成されるので、竹の子状コンタクト901を吸着する際に十分な吸着面積を確保し難く、空気漏れ等によって竹の子状コンタクト901の吸着が不安定になり易かった。
また、このような実装方法で特許文献1に記載の竹の子状コンタクト901を基板に実装する場合には、竹の子状コンタクト901の外周部を基板の上に載置することになる。そして、スプリングコイル910の外周部の下面は平坦ではないので、竹の子状コンタクト901を基板に実装する際に竹の子状コンタクト901の姿勢が不安定になり易かった。
特許文献1に記載の竹の子状コンタクト901では、これらの要因が積み重なって竹の子状コンタクト901を基板に実装する際の自動化を困難にしていた。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、基板への実装を自動化し易い圧接コネクタを提供することにある。
この課題を解決するために、請求項1に記載の圧接コネクタは、基板に実装可能な圧接コネクタであって、導電性と弾性とを有する板状の部材からなり、上下方向に延びる仮想線を軸として板面が前記仮想線と平行になるように構成された螺旋状の弾性腕部と、前記弾性腕部に弾性支持された接点部と、前記基板に載置可能な端子部とを備え、前記弾性腕部は、内周側の端部と外周側の端部とを有し、前記接点部と前記端子部とのうちの一方が、前記弾性腕部の一方の端部と連続的に構成されて水平方向に広がる平板部を有し、前記弾性腕部の他方の端部が、前記接点部と前記端子部とのうちの他方になっていることを特徴とする。
この構成の圧接コネクタでは、接点部と端子部とのうちの一方が、弾性腕部の一方の端部と連続的に構成されて水平方向に広がる平板部を有している。そのため、接点部が平板部を有している場合には、実装時に平板部を吸引することによって吸着面積を確保し易くなり、実装時の吸着を安定させることができるようになる。また、端子部が平板部を有している場合には、実装時に平板部を基板の上に載置することができ、実装時の圧接コネクタの姿勢を安定させ易くなる。その結果、実装の自動化に対する阻害要因を少なくすることができるので、基板への実装を自動化し易くなる。尚、この構成の圧接コネクタでは、弾性腕部の他方の端部が、接点部と端子部とのうちの他方になっているので、接点部と端子部との両方が平板部を有している場合と比較して構造が簡単である。そのため、実装の自動化に対する阻害要因の積み重ねを抑制しつつ、構造が必要以上に複雑にならないようにして圧接コネクタの加工を容易にすることができる。
請求項2に記載の圧接コネクタは、前記接点部は、前記弾性腕部の上側に位置し、前記弾性腕部の内周側の端部と連続的に構成されて水平方向に広がる前記平板部である第1平板部を有し、前記弾性腕部の外周側の端部が、前記端子部となっていることを特徴とする。
この構成の圧接コネクタでは、接点部が第1平板部を有しているので、実装時に第1平板部を吸引することによって吸着面積を確保し易くなり、実装時の吸着を安定させることができる。しかも、弾性腕部の外周側の端部が端子部となっているので、端子部側の構造を簡単にして圧接コネクタの加工を容易にすることができる。
請求項3に記載の圧接コネクタは、前記弾性腕部の外周側よりも内周側の方が、前記弾性腕部の上下方向の幅寸法が小さくなるように前記弾性腕部が設けられていることを特徴とする。
この構成の圧接コネクタでは、弾性腕部の外周側よりも内周側の方が、弾性腕部の上下方向の幅寸法が小さくなるように弾性腕部が設けられているので、内周側の端部を下方に押圧しても弾性腕部の内周側が基板と接触し難くなり、基板との接触による弾性腕部の弾性力への影響を低減することができる。
請求項4に記載の圧接コネクタは、前記端子部は、前記弾性腕部の下側に位置し、前記弾性腕部の外周側の端部と連続的に構成されて水平方向に広がる前記平板部である第2平板部を有し、前記弾性腕部の内周側の端部が上方に突出して前記接点部となっていることを特徴とする。
この構成の圧接コネクタでは、端子部が第2平板部を有しているので、実装時に第2平板部を基板の上に載置することができ、実装時の圧接コネクタの姿勢を安定させ易くなる。しかも、弾性腕部の内周側の端部が接点部となっているので、接点部側の構造を簡単にして圧接コネクタの加工を容易にすることができる。
本発明によれば、基板への実装を自動化し易い圧接コネクタを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタの上面図及び正面図である。 本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタの右側面図及び断面模式図である。 本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタの製造方法を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタの使用方法を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る圧接コネクタの斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る圧接コネクタの上面図及び正面図である。 従来の圧接コネクタの構造を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図1ないし図7を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタ1の斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタ1の上面図及び正面図であり、図2(a)が上面図となり、図2(b)が正面図となっている。図3は、本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタ1の右側面図及び断面模式図であり、図3(a)が右側面図となり、図3(b)が図2(a)の断面線A1−A1に対応した断面模式図となっている。
図4は、本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタ1の製造方法を示す説明図であり、圧接コネクタ1の右側面図に合わせた向きから見た加工状態を示している。図4(a)は、金属板M1を所定の形状に打ち抜く前の状態を示し、図4(b)は、金属板M1を所定の形状に打ち抜いた後の状態を示し、図4(c)は、弾性腕部10と接点部40とを形成する途中の状態を示し、図4(d)は、弾性腕部10と接点部40とを形成した後の状態を示している。図5は、本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタ1の使用方法を示す説明図であり、図3(b)と同じ断面位置に対応した断面模式図となっている。図5(a)は、第1の基板60の上に圧接コネクタ1を実装した後の状態を示し、図5(b)は、圧接コネクタ1の上に第2の基板70を配置した後の状態を示している。
図6は、本発明の第2実施形態に係る圧接コネクタ101の斜視図である。図7は、本発明の第2実施形態に係る圧接コネクタ101の上面図及び正面図であり、図7(a)は、圧接コネクタ101の上面図であり、図7(b)は、圧接コネクタ101の正面図である。
尚、各図における方向は、便宜的に、X1を左、X2を右、Y1を前、Y2を後、Z1を上、Z2を下とするが、圧接コネクタ1の使用時の向きを限定するものではない。また、発明の特徴を判り易くするために、各図における部材の構造を適宜簡略化し、各図における部材の寸法を適宜変更している。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタ1の構成について、図1ないし図3を用いて説明する。圧接コネクタ1は、所定の導電性と弾性とを有するステンレスやリン青銅等の材質でできた金属板M1にプレス加工や曲げ加工等を加えて一体的に形成された板状の部材からなる電子部品であり、図1ないし図3に示すように、弾性腕部10と、接点部40と、弾性腕部10に形成された端子部50とを備えている。
弾性腕部10は、図1ないし図3に示すように、上下方向に延びる仮想線L1を軸として板面11が仮想線L1と平行になるように構成された螺旋状の部分であり、螺旋の内周側が螺旋の外周側よりも上方に突出した竹の子バネと呼ばれるバネ構造となっている。そして、弾性腕部10は、螺旋の内周側と外周側とにそれぞれ端部を有している。以下、弾性腕部10の螺旋の内周側を内周側と略称し、螺旋の外周側を外周側と略称して説明を進める。また、弾性腕部10の内周側の端部を第1端部12とし、外周側の端部を第2端部13とし、第2端部13を含む螺旋の最外周の1巻き部分を外周部14として説明を進める。
尚、本実施形態では、弾性腕部10の外周部14において、弾性腕部10の高さと上下方向の幅寸法W1とが一定となるように弾性腕部10が形成されており、弾性腕部10の外周部14における下側の端面(以下、外周部14の下面と略称)が一つの平坦面に沿うようになっている。一方、弾性腕部10の外周部14よりも内側の部分において、弾性腕部10の外周側よりも内周側の方が上方に突出し、且つ、弾性腕部10の外周側よりも内周側の方が弾性腕部10の上下方向の幅寸法W1が小さくなるように弾性腕部10が形成されている。
そのため、本実施形態では、第1端部12の上端部が弾性腕部10の上端部となり、第2端部13を含む外周部14の下端部が弾性腕部10の下端部となる。そして、弾性腕部10は、第1端部12が下方に押圧されると下方に縮むように弾性変形し、弾性変形に伴って上方に弾性力(反発力)を発生させるようになっている。
また、本実施形態では、弾性腕部10が仮想線L1を軸として板面11が仮想線L1と平行になるように構成されているので、弾性腕部10の厚さ方向が弾性腕部10の螺旋の径方向に沿うようになる。そのため、弾性腕部10は、螺旋の径方向に沿った寸法である弾性腕部10の外径寸法D1を小型化し易いバネ構造となる。
また、本実施形態では、弾性腕部10の上下方向の幅寸法W1を弾性腕部10の厚さ寸法T1と比較して大きくすることができるので、弾性腕部10は、上下方向に対して大きな弾性力を発生させ易いバネ構造となる。
接点部40は、図1ないし図3に示すように、弾性腕部10の上側に位置し、弾性腕部10の第1端部12と連続的に構成されて水平方向に広がる第1平板部41と、第1平板部41の上端部から上方に突出する凸部42とを有している。第1平板部41は、上から見て弾性腕部10の内側に位置するように水平方向に広がっており、第1平板部41の後端部は弾性腕部10の第1端部12と繋がっている。
接点部40は、このようにして弾性腕部10に弾性支持されており、弾性腕部10の第1端部12と共に下方に押圧可能となっている。そして、接点部40が下方に押圧された時には、弾性腕部10の弾性力によって接点部40が上方に付勢されるようになっている。
尚、本実施形態では、前述した弾性腕部10の第2端部13が端子部50となっている。圧接コネクタ1は、このような構成となっている。
次に、圧接コネクタ1の製造方法について、図4を用いて説明する。圧接コネクタ1を製造する際には、まず、図4(a)及び図4(b)に示すように、金属板M1にプレス加工等を加えて所定の形状に打ち抜く。次に、図4(c)及び図4(d)に示すように、打ち抜かれた金属板M1の接点部40に相当する部分R1にプレス加工や曲げ加工等を加えて接点部40を形成すると共に、金属板M1の弾性腕部10に相当する部分R2が前述した螺旋形状となるように曲げ加工を加えて弾性腕部10を形成する。そして、弾性腕部10の外周側の端部である第2端部13が端子部50となる。圧接コネクタ1は、このようにして製造される。
次に、圧接コネクタ1の使用方法について、図5を用いて説明する。図5は、第1の基板60の上に圧接コネクタ1を実装すると共に、圧接コネクタ1の上に第1の基板60とは異なる他の部材である第2の基板70を配置して使用する場合の使用方法を示している。
この使用方法では、まず、図5(a)に示すように、第1の基板60の上に圧接コネクタ1を実装する。圧接コネクタ1を第1の基板60の上に実装する際には、接点部40の第1平板部41を図示しない吸引用のノズルで吸引して圧接コネクタ1を吸着しながら第1の基板60の上まで移動させ、その後、吸着を解除して弾性腕部10の外周部14を実装面61の上に載置し、半田付け等の方法で圧接コネクタ1の端子部50と第1の基板60の配線電極62とを電気的に接続する。尚、この状態では、圧接コネクタ1の上に第2の基板70が配置されておらず、接点部40が下方に押圧可能な状態となっている。
次に、図5(b)に示すように、圧接コネクタ1の上に第2の基板70を配置して接点部40を下方に押圧する。そして、接点部40の下方への押圧に伴う弾性腕部10の弾性力によって接点部40が上方に付勢されて、接点部40の凸部42と第2の基板70の接点電極71とが圧接する。そして、接点部40と第2の基板70の接点電極71との圧接によって、第1の基板60の配線電極62と第2の基板70の接点電極71とが圧接コネクタ1を介して電気的に接続される。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態の圧接コネクタ1では、接点部40が、弾性腕部10の上側に位置し、弾性腕部10の内周側の端部である第1端部12と連続的に構成されて水平方向に広がる第1平板部41を有している。そのため、実装時に第1平板部41を吸引することによって吸着面積を確保し易くなり、実装時の吸着を安定させることができるようになる。その結果、実装の自動化に対する阻害要因を少なくすることができ、第1の基板60への実装を自動化し易くなる。
しかも、本実施形態の圧接コネクタ1では、弾性腕部10の外周部14の一部である第2端部13が端子部50となっているので、接点部40と端子部50との両方が平板部を有している場合と比較して構造が簡単である。そのため、実装の自動化に対する阻害要因を少なくしつつ、構造が必要以上に複雑にならないようにして圧接コネクタ1の加工を容易にすることができる。
また、本実施形態の圧接コネクタ1では、弾性腕部10の外周部14の下面が一つの平坦面に沿うように弾性腕部10が形成されているので、実装時に圧接コネクタ1を傾くことなく安定して第1の基板60に実装することができる。この意味でも、実装の自動化に対する阻害要因を少なくすることができ、第1の基板60への実装を自動化し易くなる。
また、本実施形態の圧接コネクタ1では、弾性腕部10の外周部14よりも内側の部分において、弾性腕部10の外周側よりも内周側の方が弾性腕部10の上下方向の幅寸法W1が小さくなるように弾性腕部10が形成されている。そして、弾性腕部10の内周側の端部である第1端部12と接点部40の第1平板部41とが繋がっている。そのため、接点部40が下方に押されて第1端部12が下方に移動しても弾性腕部10の内周側の下面は、第1の基板60と接触し難くなり、弾性腕部10の内周側と第1の基板60との接触による弾性腕部10の弾性力への影響を低減することができる。すなわち、弾性腕部10の上下方向の幅寸法W1を、内側の部分においても外周部14と同じにする場合に比べ、弾性腕部10の内周側の下面と第1の基板60との間隔を大きくする事が可能な為である。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る圧接コネクタ101の構成について、図6及び図7を用いて説明する。尚、本実施形態において、前述した第1実施形態と同一の構成である場合、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
圧接コネクタ101は、図6及び図7に示すように、弾性腕部10と接点部40と端子部50とを備えている。弾性腕部10は、第1実施形態と同様に、上下方向に延びる仮想線L1を軸として板面11が仮想線L1と平行になるように構成された螺旋状の部分であり、螺旋の内周側が螺旋の外周側よりも上方に突出した竹の子バネと呼ばれるバネ構造となっている。そして、弾性腕部10は、内周側の端部である第1端部12と、外周側の端部である第2端部13とを有している。
また、図示しないが、圧接コネクタ101は、第1実施形態と同様に、第1の基板の上に圧接コネクタ101を実装して端子部50と第1の基板の配線電極とを電気的に接続すると共に、圧接コネクタ101の上に第2の基板を配置して接点部40と第2の基板の接点電極とを圧接させる場合等に使用される。
但し、本実施形態では、接点部40は、第1平板部41のような平板部を有しておらず、弾性腕部10の第1端部12の上端部が上方に突出して接点部40となっている。また、端子部50は、弾性腕部10の下側に位置し、弾性腕部10の第2端部13と連続的に構成されて水平方向に広がる略正方形の第2平板部51を有している。第2平板部51の前方側の端縁は、弾性腕部10の第2端部13と繋がっている。そして、圧接コネクタ101を第1の基板に実装する際には、端子部50の第2平板部51が第1の基板の実装面の上に載置される。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態の圧接コネクタ101では、端子部50が、弾性腕部10の下側に位置し、弾性腕部10の第2端部13と連続的に構成されて水平方向に広がる第2平板部51を有している。そのため、実装時に第2平板部51を第1の基板の実装面の上に載置することができ、実装時の圧接コネクタ101の姿勢を安定させ易くなる。その結果、実装の自動化に対する阻害要因を少なくすることができ、第1の基板への実装を自動化し易くなる。
しかも、本実施形態の圧接コネクタ101では、弾性腕部10の第1端部12の上端部が接点部40になっているので、接点部40と端子部50との両方が平板部を有している場合と比較して構造が簡単である。そのため、実装の自動化に対する阻害要因を少なくしつつ、構造が必要以上に複雑にならないようにして圧接コネクタ101の加工を容易にすることができる。
尚、本実施形態の圧接コネクタ101では、第2平板部51を弾性腕部10から離して形成することができるので、端子部50の第2平板部51と第1の基板の配線電極とを半田付けによって電気的に接続する場合に、第2平板部51から弾性腕部10に半田が広がるのを抑制し、半田による弾性腕部10の弾性力への影響を低減することもできる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて適宜変更することができる。
例えば、本発明の実施形態において、所定の機能を実現できるのであれば、圧接コネクタの構成や各部分の材質や形状や寸法や使用時の向きを適宜変更しても構わない。例えば、ステンレスやリン青銅以外の材質でできた部材を用いて圧接コネクタ1や圧接コネクタ101を製造しても構わない。
また、本発明の実施形態において、弾性腕部10が、上面から見て円形で一定の割合で上方に延在するような螺旋構造ではなくても構わない。例えば、弾性腕部10が、上面から見て四角形状であっても良く、また、階段状に上方に延在していても良い。要は、弾性腕部10が、仮想線L1の周りを回りながら上方に延びるようなバネ構造となっていれば良い。
また、本発明の第1実施形態において、第1平板部41が上から見て弾性腕部10の螺旋の部分と重なるように広がっていても構わないし、更に広げて第1平板部41の一部が上から見て弾性腕部10の外周部14よりも外側に広がっていても構わない。
また、本発明の第1実施形態において、第2の基板70の接点電極71と第1平板部41とが安定して接触するのであれば、第1平板部41に凸部42を設けず、第1平板部41を接点電極71と直接接触させても構わない。また、第1平板部41の一部が湾曲していたり、切欠部や開口部等が設けられていたりしても構わない。
また、本発明の第1実施形態において、実装時に圧接コネクタ1をがた無く安定して実装面61に載置できるのであれば、弾性腕部10の外周部14の下面全体が1つの平坦面に沿う必要は無く、外周部14の半周を超える範囲の下面が1つの平坦面に沿うようになっているだけでも良い。また、実装時に圧接コネクタ1をがた無く安定して実装面61に載置できるのであれば、弾性腕部10の外周部14の下面全体が1つの平坦面となっている必要は無い。すなわち、1つの平坦面を規定できれば良く、外周部14の下面の一部に切欠部等が設けられていても構わない。
また、本発明の第2実施形態において、端子部50の第2平板部51が略正方形以外の形状であっても構わない。また、第2平板部51の一部が湾曲していたり、切欠部や開口部等が設けられていたりしても構わない。また、第2の基板70が必要以上に第1の基板60に近付いて弾性腕部10が塑性変形するのを防止する為に、第2平板部51の左端部や右端部に、第2の基板70に接して接点部20の下方への所定以上の移動を規制するための突出部を設けても構わない。
また、本発明の実施形態において、圧接コネクタ1や圧接コネクタ101を実装後に傾けて使用しても構わない。また、本発明の第1実施形態において、圧接コネクタ1を第1の基板60に実装する際に、端子部50と第1の基板60の配線電極62とを半田付けするのではなく、端子部50と第1の基板60の配線電極62とを導電性接着剤等を用いて電気的に接続しても構わないし、端子部50と第1の基板60の配線電極62とを圧接させて電気的に接続しても構わない。また、圧接コネクタ1の上に基板ではなくIC等の電子部品を配置して接点部40と電子部品の端子電極とを圧接させても構わない。
1 圧接コネクタ
10 弾性腕部
11 板面
12 第1端部
13 第2端部
14 外周部
40 接点部
41 第1平板部
42 凸部
50 端子部
51 第2平板部
60 第1の基板
61 実装面
62 配線電極
70 第2の基板
71 接点電極
101 圧接コネクタ
M1 金属板

Claims (4)

  1. 基板に実装可能な圧接コネクタであって、
    導電性と弾性とを有する板状の部材からなり、上下方向に延びる仮想線を軸として板面が前記仮想線と平行になるように構成された螺旋状の弾性腕部と、
    前記弾性腕部に弾性支持された接点部と、
    前記基板に載置可能な端子部とを備え、
    前記弾性腕部は、内周側の端部と外周側の端部とを有し、
    前記接点部と前記端子部とのうちの一方が、前記弾性腕部の一方の端部と連続的に構成されて水平方向に広がる平板部を有し、
    前記弾性腕部の他方の端部が、前記接点部と前記端子部とのうちの他方になっていることを特徴とする圧接コネクタ。
  2. 前記接点部は、前記弾性腕部の上側に位置し、前記弾性腕部の内周側の端部と連続的に構成されて水平方向に広がる前記平板部である第1平板部を有し、
    前記弾性腕部の外周側の端部が、前記端子部となっていることを特徴とする請求項1に記載の圧接コネクタ。
  3. 前記弾性腕部の外周側よりも内周側の方が、前記弾性腕部の上下方向に沿った幅寸法が小さくなるように前記弾性腕部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の圧接コネクタ。
  4. 前記端子部は、前記弾性腕部の下側に位置し、前記弾性腕部の外周側の端部と連続的に構成されて水平方向に広がる前記平板部である第2平板部を有し、
    前記弾性腕部の内周側の端部が上方に突出して前記接点部となっていることを特徴とする請求項1に記載の圧接コネクタ。

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