JP2017091693A - 表示装置の製造方法及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザアブレーションにより有機膜を除去する場合であっても、レーザ照射面積の増大が抑制される表示装置の製造方法及び表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置の製造方法は、複数の下部電極30が形成される表示領域A及び表示領域を囲む周辺領域Eを含む樹脂層23に、表示領域を囲んで樹脂層を分断する帯状の溝40を形成する工程と、樹脂層の上と溝の内側に、複数の下部電極の上に載るように、発光層を含む有機エレクトロルミネッセンス層33を形成する工程と、少なくとも溝の底面に有機エレクトロルミネッセンス層の一部を島状に残し、溝の底面が表示領域を囲んで連続して露出するように、パルスレーザを照射して、有機エレクトロルミネッセンス層を除去する工程と、有機エレクトロルミネッセンス層の上に、上部電極34を形成する工程と、有機エレクトロルミネッセンス層を覆うように、封止層35を形成する工程と、を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、表示装置の製造方法及び表示装置に関する。
有機EL(Electro Luminescence)表示装置等の表示装置では、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode、OLED)等の自発光素子をトランジスタ等のスイッチング素子を用いて制御し、画像を表示する場合がある。ここで、有機発光ダイオードに用いられる有機材料は、水や酸素と反応して劣化する場合がある。そのため、有機材料が外気に触れないように、有機ELパネルを封止する場合がある。
下記特許文献1には、画素ごとに独立に形成され、平坦部と斜面部とを有する有機材料膜を含むEL素子が記載されている。
また、下記特許文献2には、シール部材と画素領域の間に設けられた分断領域により分断された有機絶縁膜を有する有機EL表示装置が記載されている。
特開2006−302860号公報 特開2004−335267号公報
水や酸素は、表示装置の額縁領域から侵入して、表示領域と額縁領域にわたって形成された有機膜の内部を通って表示領域に到達する場合がある。そのため、表示領域の周囲の有機膜を除去して、表示領域に形成された有機膜に水や酸素が侵入することを防ぐ構造を採用する場合がある。
有機膜の除去は、レーザアブレーションにより行われる場合がある。その場合、表示領域の大きさに応じてレーザ照射面積が増大し、有機膜を除去するためのコストが増大する。また、レーザ照射面積が増大すると、照射熱により有機膜の特性が劣化したり、除去された有機膜が飛散することにより表示装置の品質が劣化したりする場合がある。
そこで、本発明は、レーザアブレーションにより有機膜を除去する場合であっても、レーザ照射面積の増大が抑制される表示装置の製造方法及び表示装置の提供を目的とする。
本発明の表示装置の製造方法は、複数の下部電極が形成される表示領域及び前記表示領域を囲む周辺領域を含む樹脂層に、前記表示領域を囲んで前記樹脂層を分断する帯状の溝を形成する工程と、前記樹脂層の上と前記溝の内側に、前記複数の下部電極の上に載るように、発光層を含む有機エレクトロルミネッセンス層を形成する工程と、少なくとも前記溝の底面に前記有機エレクトロルミネッセンス層の一部を島状に残し、前記溝の前記底面が前記表示領域を囲んで連続して露出するように、パルスレーザを照射して、前記有機エレクトロルミネッセンス層を除去する工程と、前記有機エレクトロルミネッセンス層の上に、上部電極を形成する工程と、前記有機エレクトロルミネッセンス層を覆うように、封止層を形成する工程と、を有する。
また、本発明の表示装置は、複数の下部電極が形成される表示領域及び前記表示領域を囲む周辺領域を含み、前記表示領域を囲んだ部分を分断する帯状の溝を有する樹脂層と、前記複数の下部電極の上に載るように、前記表示領域及び前記周辺領域に形成され、発光層を含む有機エレクトロルミネッセンス層と、前記有機エレクトロルミネッセンス層の上に形成される上部電極と、前記有機エレクトロルミネッセンス層を覆うように形成される封止層と、を有し、前記有機エレクトロルミネッセンス層は、前記溝の内側と外側を分断しているが、前記溝の底面に島状に残っている。
本発明の実施形態に係る表示装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの上面図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの画素の等価回路図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの断面図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程を示す第1の上面図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程を示す第2の上面図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程を示す第3の上面図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程を示す第4の上面図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程を示す第5の上面図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルにおける溝の底面の上面図である。 本発明の実施形態の変形例に係る表示パネルにおける溝の底面の上面図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第1の変形例を示す第1の上面図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第1の変形例を示す第2の上面図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第1の変形例を示す第3の上面図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第1の変形例を示す第4の上面図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第1の変形例を示す第5の上面図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第2の変形例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第2の変形例を示す第1の上面図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第2の変形例を示す第2の上面図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第2の変形例を示す第3の上面図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第2の変形例を示す第4の上面図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第2の変形例を示す第5の上面図である。 本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第2の変形例を示す第6の上面図である。
以下に、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
図1は、本発明の実施形態に係る表示装置1を示す斜視図である。表示装置1は、上フレーム2と下フレーム3とで挟まれるように固定された表示パネル10から構成されている。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る表示パネル10の上面図である。表示パネル10は、表示領域Aにマトリクス状に設けられた複数の画素を有し、画素を制御して画像を表示する。各画素は、隣り合う2本の走査線12、映像信号線13及び電源線14により囲まれる領域に形成される。表示領域Aは、周辺を第1帯領域Bで囲まれている。また、第1帯領域Bは、第2帯領域Cで囲まれている。第1帯領域Bと第2帯領域Cとの間には、コンタクト領域Dが設けられている。ここで、第1帯領域Bは、外部からの水分等の侵入を防ぐために設けられる溝が形成される領域である。第2帯領域Cは、2枚の基板を接着するためにシール材が設けられる領域である。コンタクト領域Dは、上部電極と共通電極とが電気的に接続される領域である。表示パネル10は、表示パネル10の外部機器と電気的に接続される端子11を有する。端子11は、第2帯領域Cによって囲まれる領域の外側に形成され、対向基板によって覆われることなく露出している。
図3は、本発明の実施形態に係る表示パネル10の画素の等価回路図である。走査信号駆動回路からの信号を伝える走査線12は、画素に形成された画素トランジスタSSTのゲートに電気的に接続される。走査線12は、1つの行に並ぶ画素トランジスタについて共通である。映像信号駆動回路からの信号を伝える映像信号線13は、画素トランジスタSSTのソースに電気的に接続される。映像信号線13は、1つの列に並ぶ画素トランジスタについて共通である。画素トランジスタSSTのドレインは、駆動トランジスタDRTのゲート及び蓄積容量Csに電気的に接続される。駆動トランジスタDRTのドレインは電源線14に電気的に接続され、ソースは有機発光ダイオードOLEDの陽極に電気的に接続される。また、蓄積容量Csの他端は、駆動トランジスタDRTのソースに電気的に接続される。有機発光ダイオードOLEDの陰極は接地線(共通電極)に電気的に接続される。
走査線12に走査信号が印加されると画素トランジスタSSTがオン状態となる。その状態で映像信号線13に映像信号電圧が印加されると蓄積容量Csに映像信号電圧が書き込まれ、駆動トランジスタDRTのゲートに映像信号電圧が印加されて駆動トランジスタDRTがオン状態となる。駆動トランジスタDRTのドレインに電気的に接続された電源線14には、有機発光ダイオードOLEDを発光させるための電源電圧が印加される。駆動トランジスタDRTがオン状態となると、映像信号電圧の大きさに応じた電流が有機発光ダイオードOLEDに流れる。有機発光ダイオードOLEDは、発光層を含む有機エレクトロルミネッセンス層から形成される。発光層に電流が流れると、ホールと電子が再結合することにより発光材料が励起され、発光材料が低準位に遷移する際に光を発する。
図4は、本発明の実施形態に係る表示パネル10の断面図である。図4では、図2のIV−IV断面を示しており、後述するように一部の構成を省略して図示している。表示パネル10は、ガラス等で形成される基板20と、基板20の上に形成される駆動トランジスタDRTとを含む。駆動トランジスタDRTは、基板20の上に半導体層で形成されたチャネルと、第1絶縁層21を隔てて形成されたゲート電極と、第2絶縁層22を隔てて形成されたソース電極及びドレイン電極から構成される。駆動トランジスタDRTが形成された複数の層、すなわち基板20、第1絶縁層及び第2絶縁層22をTFT層と称することとする。
TFT層を覆うように、平坦化樹脂層23が形成される。平坦化樹脂層23は、複数の下部電極30が形成される表示領域A及び表示領域Aを囲む周辺領域Eを含み、表示領域Aを囲んだ部分を分断する帯状の溝40を有する。平坦化樹脂層23は、表示領域A及び周辺領域Eに形成されるが、第1帯領域B及び第2帯領域Cには形成されない。複数の下部電極30は、平坦化樹脂層23の上に金属で形成されてよい。また、複数の下部電極30の端部を覆うように、画素分離膜32が形成される。画素分離膜32は、周辺領域Eにも形成されるが、第1帯領域B及び第2帯領域Cには形成されない。コンタクト領域Dにおいては、画素分離膜32は部分的に形成されている。
さらに、発光層を含む有機エレクトロルミネッセンス層33が、複数の下部電極30の上に載るように、表示領域A及び周辺領域Eに形成される。本実施形態に係る有機エレクトロルミネッセンス層33は、溝40の内側と外側を分断しているが、溝の底面40aに第1の島状部分33aが残っている。言い換えると、有機エレクトロルミネッセンス層33は、第1帯領域Bに形成される溝の底面40aにおいて部分的に除去されており、除去部分が第1帯領域Bにおいて連続して表示領域Aを囲んでいる。また、第2帯領域Cに有機エレクトロルミネッセンス層33は形成されていない。コンタクト領域Dにおいても、有機エレクトロルミネッセンス層33は部分的に除去されており、平坦化樹脂層23の上に形成された共通電極31が部分的に露出している。
有機エレクトロルミネッセンス層33の上には、上部電極34がITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)等の透明導電材料によって形成される。上部電極34は、表示領域Aと、第2帯領域Cを除く周辺領域Eに形成される。上部電極34の上には、有機エレクトロルミネッセンス層33を覆うように封止層35が形成される。封止層35は、表示領域A及び周辺領域Eの全面に形成されて、有機エレクトロルミネッセンス層33等を保護する。なお、表示パネル10の上面にはカラーフィルター及び対向基板が設けられるが、図4においては図示を省略している。
図5は、本発明の実施形態に係る表示パネル10の製造工程を示すフローチャートである。また、図6A〜Eは、本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程を示す第1〜5の上面図である。はじめに、基板20の上に形成される層であって、駆動トランジスタDRT等を含むTFT層の形成が行われる(S1)。TFT層の上に平坦化樹脂層23が形成される(S2)。そして、表示領域A及び周辺領域Eを含む平坦化樹脂層23に、表示領域Aを囲んで平坦化樹脂層23を分断する帯状の溝40を、第1帯領域Bに形成する工程が行われる(S3)。溝40を形成する工程では、併せて、第2帯領域Cに形成された平坦化樹脂層23を除去する(S3)。
その後、表示領域Aに複数の下部電極26が形成され、コンタクト領域Dに共通電極31が形成される(S4)。さらに、複数の下部電極26の端部を覆うように、画素分離膜32が形成される(S5)。画素分離膜32は、周辺領域Eにも形成されてよいが、第1帯領域B、第2帯領域C及びコンタクト領域Dの一部を避けるように形成される。あるいは、周辺領域E全体に画素分離膜32を形成した後、第1帯領域B、第2帯領域C及びコンタクト領域Dの一部から画素分離膜32を除去してもよい。
続いて、平坦化樹脂層23の上と溝40の内側に、複数の下部電極30の上に載るように、発光層を含む有機エレクトロルミネッセンス層33を形成する工程が行われる(S6)。ここで、有機エレクトロルミネッセンス層33は、表示領域A及び周辺領域Eの全面に形成してよい。有機エレクトロルミネッセンス層33を表示領域A及び周辺領域Eの全面に形成することで、マスク等を用いて有機エレクトロルミネッセンス層33をパターニングする必要がなくなり、有機エレクトロルミネッセンス層33が汚染されるおそれがなくなるため、表示パネル10の品質を高く保つことができる。
有機エレクトロルミネッセンス層33を形成する工程において、周辺領域Eに形成され、上部電極34に電源を供給する共通電極31の上に、有機エレクトロルミネッセンス層33が形成される。共通電極31は、一部が画素分離膜32から露出しており、当該露出した部分の上に有機エレクトロルミネッセンス層33が形成される。
また、有機エレクトロルミネッセンス層33を形成する工程において、有機エレクトロルミネッセンス層33は、周辺領域Eに設けられる端子11の上に形成される。端子11は、図2に示すように、外部機器と電気的に接続される端子である。
図6Aは、本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程を示す第1の上面図である。同図には、有機エレクトロルミネッセンス層33を形成する工程(S6)を終えた段階における表示パネルを示している。本実施形態において、有機エレクトロルミネッセンス層33は、表示領域A及び周辺領域Eの全面に形成され、端子11を覆う。
有機エレクトロルミネッセンス層33を形成した後、少なくとも溝の底面40aに有機エレクトロルミネッセンス層33の一部を島状に残し、溝の底面40aが表示領域Aを囲んで連続して露出するように、パルスレーザを照射して、有機エレクトロルミネッセンス層33を除去する工程が行われる(S7)。次図において詳細に説明するように、当該工程によって、溝の底面40aに第1の島状部分33aを残して、有機エレクトロルミネッセンス層33が分断される。
有機エレクトロルミネッセンス層33を除去する工程では、併せて、共通電極31の上で有機エレクトロルミネッセンス層33が除去され、共通電極31が露出される。また、有機エレクトロルミネッセンス層33を除去する工程において、溝40を囲む第2帯領域Cで、有機エレクトロルミネッセンス層33が除去され、第2絶縁層22が露出される。共通電極31の上に形成された有機エレクトロルミネッセンス層33の除去と、第2帯領域Cに形成された有機エレクトロルミネッセンス層33の除去は、溝の底面40aに形成された有機エレクトロルミネッセンス層33の除去と同様に、パルスレーザを照射して行うが、ラインレーザを用いてもよいし、他の種類のレーザを用いることとしてもよい。
図6Bは、本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程を示す第2の上面図である。同図は、溝の底面40a、共通電極31及び第2帯領域Cの有機エレクトロルミネッセンス層33を除去する工程(S7)を終えた段階における表示パネルを示している。有機エレクトロルミネッセンス層33は、溝40が形成される第1帯領域B、シール材が設けられる第2帯領域C及び共通電極31が露出されるコンタクト領域Dにおいて除去される。
その後、有機エレクトロルミネッセンス層33の上に、上部電極34を形成する工程が行なわれる(S8)。上部電極34は、表示領域Aと、周辺領域Eのうち第2帯領域C以外の領域に連続的に形成される。上部電極34を形成する工程において、上部電極34は、共通電極31の上に載るように形成される。これにより、上部電極34と共通電極31が電気的に接続され、上部電極34に共通電位(接地電位)が供給される。また、上部電極34を形成する工程において、周辺領域Eのうち第2帯領域Cを避けて第2帯領域Cで囲まれる領域に上部電極34が形成される。これにより、第2帯領域Cに上部電極34が形成されることが避けられ、後の工程でシールが確実に行えるようになる。
図6Cは、本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程を示す第3の上面図である。同図は、上部電極34を形成する工程(S8)を終えた段階における表示パネルを示している。上部電極34は、有機エレクトロルミネッセンス層33に重ねて形成され、第2帯領域Cを除いて、表示領域A及び周辺領域Eの全面に形成される。
次に、有機エレクトロルミネッセンス層33を覆うように、封止層35を形成する工程が行なわれる(S9)。封止層35は、表示領域A及び周辺領域Eの全面に形成される。封止層35を形成する工程において、エレクトロルミネッセンス層33が除去された第2帯領域Cの面に載るように、封止層35が形成される。これにより、周辺領域Eから外気や水分が侵入することが防がれる。
封止層35を形成する工程において、封止層35は、表示パネル10全面に形成され、端子11を覆うように形成される。これにより、より完全に有機エレクトロルミネッセンス層33等を封止することができる。
図6Dは、本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程を示す第4の上面図である。同図は、封止層35を形成する工程(S9)を終えた段階における表示パネルを示している。封止層35は、表示領域A及び周辺領域Eの全面に形成され、第2帯領域Cにも封止層35が形成される。
さらに、封止層35の上に、カラーフィルター及び対向基板36が形成される(S10)。ここで、対向基板36は、第2帯領域Cに設けられるシール材によって、封止層35と接着される。対向基板36は、表示領域A及び周辺領域Eを覆うように形成されるが、端子11の上には形成されない。また、この工程において、第2帯領域Cの内側の領域であって、対向基板36と封止層35の間に、フィル材を設けてもよい。
封止層35を形成する工程の後、カラーフィルター及び対向基板36を形成する工程が行なわれた後、端子11の上に形成された有機エレクトロルミネッセンス層33及び封止層35をエッチングにより除去する工程が行なわれる(S11)。当該工程は、対向基板36をマスクとしたエッチングにより行なわれる。対向基板36をマスクとすることで、マスク形成工程やマスク除去工程を省略することができ、製造工程を短縮することができる。
図6Eは、本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程を示す第5の上面図である。同図は、端子11の上に形成された有機エレクトロルミネッセンス層33及び封止層35をエッチングにより除去する工程(S11)を終えた段階における表示パネルを示している。対向基板36は、第2帯領域Cに設けられるシール材によって接着される。端子11は、対向基板36をマスクとしたエッチングにより露出している。以上で本実施形態に係る表示パネル10の製造工程が終了する。
図7は、本発明の実施形態に係る表示パネル10における溝の底面40aの上面図である。同図では、説明を簡明にするため、有機エレクトロルミネッセンス層33のみを図示している。有機エレクトロルミネッセンス層33は、溝の底面40aにおいて除去されるものの、第1の島状部分33aが残っている。溝40は、表示領域Aを囲むように帯状に設けられており、溝の底面40aにおいて有機エレクトロルミネッセンス層33が連続して除去されている。そのため、有機エレクトロルミネッセンス層33は、溝の底面40aにおいて、溝40の内側に形成された部分と溝40の外側に形成された部分とに分断されている。また、本実施形態に係る有機エレクトロルミネッセンス層33は、溝の底面40aにおいて全て除去されることなく、比較的大口径のパルスレーザの照射によって間欠的に除去され、第1の島状部分33aが残されている。
同図では、パルスレーザの第1のスポットLa1と、第2のスポットLa2と、第3のスポットLa3を仮想的に示している。ここで、第1のスポットLa1と第2のスポットLa2は互いに重なるように照射され、第2のスポットLa2と第3のスポットLa3も互いに重なるように照射される。このようにして、有機エレクトロルミネッセンス層33は、溝の底面40aにおいて、第1の島状部分33aを残すように、連続して除去される。溝の底面40aにおいて、有機エレクトロルミネッセンス層33は平面視において波型に除去されており、多数の円弧の一部が一定の規則で重なって形成される形状になっている。また、エレクトロルミネッセンス層33が島状に残っている箇所(第1の島状部分33aが設けられている箇所)について、溝40を横断する方向に測ったエレクトロルミネッセンス層33の除去幅の合計(W1+W1)は、エレクトロルミネッセンス層33が島状に残っていない箇所について、溝40を横断する方向に測ったエレクトロルミネッセンス層33の除去幅(W2)より広い。つまり、W2<2×W1である。これにより、エレクトロルミネッセンス層33を島状に残す場合であっても、水分等が侵入することが抑制される。
本実施形態に係る表示パネル10によれば、周辺領域Eから、有機エレクトロルミネッセンス層33を介して、表示領域Aに水分等が侵入することが防止される。そのため、表示パネル10の劣化が防止され、表示品質が高く保たれる。また、溝の底面40aに第1の島状部分33aが残されることで、レーザアブレーションにより有機エレクトロルミネッセンス層33を除去する場合であっても、レーザ照射面積の増大が抑制される。そのため、表示パネル10の製造時間が短縮化され、製造コストが低減される。
なお、コンタクト領域Dにおいても、有機エレクトロルミネッセンス層33の一部を除去して、第1の島状部分33aを残すこととしてもよい。その場合、上部電極34と共通電極31の電気的接続を確保しつつ、レーザ照射を最小限に抑えることができるため、表示パネル10の製造時間が短縮化され、製造コストが低減される。
図8は、本発明の実施形態の変形例に係る表示パネル10における溝の底面40aの上面図である。本変形例に係る表示パネル10は、溝の底面40aにおける有機エレクトロルミネッセンス層33の除去の態様のみが、図6に示した実施形態に係る表示パネル10と相違する。本変形例では、溝の底面40aにおける有機エレクトロルミネッセンス層33に比較的小口径のパルスレーザが照射されて、照射範囲が重畳するように照射位置をずらして有機エレクトロルミネッセンス層33を除去する。その結果、有機エレクトロルミネッセンス層33は、溝の底面40aにおいて全て除去されることなく、第2の島状部分33bが残される。本変形例の場合も、有機エレクトロルミネッセンス層33は、溝の底面40aに島状に残り、溝の底面40aが表示領域Aを囲んで連続して露出することとなる。
同図では、パルスレーザの第4のスポットLb1と、第5のスポットLb2と、第6のスポットLb3を仮想的に示している。ここで、第4のスポットLb1と第5のスポットLb2は互いに重なるように照射され、第5のスポットLb2と第6のスポットLb3も互いに重なるように照射される。このようにして、有機エレクトロルミネッセンス層33は、溝の底面40aにおいて、第2の島状部分33bを残すように、連続して除去される。溝の底面40aにおいて、有機エレクトロルミネッセンス層33は平面視において波型に除去されており、多数の円弧の一部が一定の規則で重なって形成される形状になっている。また、エレクトロルミネッセンス層33が島状に残っている箇所(第2の島状部分33bが設けられている箇所)について、溝40を横断する方向に測ったエレクトロルミネッセンス層33の除去幅の合計(W3+W3)は、エレクトロルミネッセンス層33が島状に残っていない箇所について、溝40を横断する方向に測ったエレクトロルミネッセンス層33の除去幅(W4)より広い。つまり、W4<2×W3である。これにより、エレクトロルミネッセンス層33を島状に残す場合であっても、水分等が侵入することが抑制される。
本変形例に係る表示パネル10によっても、周辺領域Eから、有機エレクトロルミネッセンス層33を介して、表示領域Aに水分等が侵入することが防止される。そのため、表示パネル10の劣化が防止され、表示品質が高く保たれる。また、溝の底面40aに第2の島状部分33bが残されることで、レーザアブレーションにより有機エレクトロルミネッセンス層33を除去する場合であっても、レーザ照射面積の増大が抑制される。そのため、表示パネル10の製造時間が短縮化され、製造コストが低減される。
図9Aは、本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第1の変形例を示す第1の上面図である。同図には、有機エレクトロルミネッセンス層33を形成する工程を終えた段階における表示パネルを示している。本変形例において、有機エレクトロルミネッセンス層33は、表示領域A及び周辺領域Eの全面に形成され、端子11を覆う。
図9Bは、本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第1の変形例を示す第2の上面図である。本変形例において、有機エレクトロルミネッセンス層33は、溝の底面40a及び共通電極31の上で除去され、第2帯領域Cにおいて除去されない。同図では、有機エレクトロルミネッセンス層33を除去する工程を終えた段階における表示パネルを示している。有機エレクトロルミネッセンス層33は、溝40が形成される第1帯領域B及び共通電極31が露出されるコンタクト領域Dにおいて除去される。本変形例では、溝の底面40a及び共通電極31の上に形成された有機エレクトロルミネッセンス層33をパルスレーザの照射により除去するが、第2帯領域Cに形成された有機エレクトロルミネッセンス層33は除去しないため、レーザ照射面積をより低減することができる。
図9Cは、本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第1の変形例を示す第3の上面図である。同図は、上部電極34を形成する工程を終えた段階における表示パネルを示している。上部電極34は、有機エレクトロルミネッセンス層33に重ねて形成され、第2帯領域Cを除いて、表示領域A及び周辺領域Eの全面に形成される。
図9Dは、本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第1の変形例を示す第4の上面図である。同図は、封止層35を形成する工程を終えた段階における表示パネルを示している。封止層35は、表示領域A及び周辺領域Eの全面に形成され、第2帯領域Cにも封止層35が形成される。
図9Eは、本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第1の変形例を示す第5の上面図である。同図は、対向基板36を第2帯領域Cに設けられたシール材によって封止層35に接着する工程が行なわれ、端子11の上に形成された有機エレクトロルミネッセンス層33及び封止層35をエッチングにより除去する工程を終えた段階における表示パネルを示している。対向基板36は、第2帯領域Cに設けられたシール材によって封止層35と接着される。端子11は、対向基板36をマスクとしたエッチングにより露出している。
図10は、本発明の実施形態に係る表示パネル10の製造工程の第2の変形例を示すフローチャートである。また、図11A〜Fは、本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第2の変形例を示す第1〜6の上面図である。本変形例に係る製造工程は、図5に示した製造工程と、有機エレクトロルミネッセンス層33を形成する工程までは同様である。すなわち、はじめにTFT層を形成し(S21)、平坦化樹脂層23を形成する(S22)。そして、第1帯領域Bの溝40の形成と第2帯領域Cの平坦化樹脂層23の除去を行い(S23)、表示領域Aの下部電極30とコンタクト領域Dの共通電極31を形成する(S24)。さらに、画素分離膜32を形成し(S25)、有機エレクトロルミネッセンス層33を表示領域A及び周辺領域Eの第2帯領域C以外に形成する(S26)。
図11Aは、本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第2の変形例を示す第1の上面図である。同図には、有機エレクトロルミネッセンス層33を形成する工程(S26)を終えた段階における表示パネルを示している。本実施形態において、有機エレクトロルミネッセンス層33は、表示領域A及び周辺領域Eの全面に形成され、端子11を覆う。
次に、溝の底面40aと、共通電極31の上に形成された有機エレクトロルミネッセンス層33を除去する(S27)。有機エレクトロルミネッセンス層33の除去は、パルスレーザによって行い、有機エレクトロルミネッセンス層33は島状に残される。島状に残される有機エレクトロルミネッセンス層33の形状は、図6に示す第1の島状部分33aと同様の形状であってもよいし、図7に示す第2の島状部分33bと同様の形状であってもよいし、その他の形状であってもよい。ここで、第2帯領域Cに形成された有機エレクトロルミネッセンス層33を除去しない点が、図5に示す製造工程との違いである。
図11Bは、本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第2の変形例を示す第2の上面図である。同図は、溝の底面40a及び共通電極31の上の有機エレクトロルミネッセンス層33を除去する工程(S27)を終えた段階における表示パネルを示している。有機エレクトロルミネッセンス層33は、溝40が形成される第1帯領域B及び共通電極31が露出されるコンタクト領域Dにおいて除去される。
その後、表示領域Aと、第2帯領域C以外の周辺領域Eに上部電極34を形成する(S28)。そして、表示パネル10の全面に封止層35を形成する(S29)。
図11Cは、本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第2の変形例を示す第3の上面図である。同図は、上部電極34を形成する工程(S28)を終えた段階における表示パネルを示している。上部電極34は、有機エレクトロルミネッセンス層33に重ねて形成され、表示領域A及び周辺領域Eの全面に形成される。
図11Dは、本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第2の変形例を示す第4の上面図である。同図は、封止層35を形成する工程(S29)を終えた段階における表示パネルを示している。封止層35は、表示領域A及び周辺領域Eの全面に形成される。
封止層35を形成した後、端子11及び第2帯領域Cに形成された有機エレクトロルミネッセンス層33及び封止層35をレーザによって除去する(S30)。これにより、端子11と、第2帯領域Cの第2絶縁層22が露出される。本変形例では、有機エレクトロルミネッセンス層33及び封止層35の除去は、ラインレーザによって行われる。ラインレーザを用いることで、広い面積にレーザを照射することができ、短時間に効率良く端子11及び第2帯領域Cの第2絶縁層22を露出させることができる。もっとも、ラインレーザ以外の種類のレーザによって、有機エレクトロルミネッセンス層33及び封止層35の除去を行ってもよい。
図11Eは、本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第2の変形例を示す第5の上面図である。同図は、端子11及び第2帯領域Cに形成された有機エレクトロルミネッセンス層33及び封止層35をラインレーザにより除去する工程(S30)を終えた段階における表示パネルを示している。レーザアブレーションにより有機エレクトロルミネッセンス層33及び封止層35が除去された結果、第2帯領域Cの第2絶縁層22と端子11は露出している。
最後に、カラーフィルター及び対向基板を形成する(S31)。対向基板36は、前の工程において露出された第2帯領域Cの第2絶縁層22とシール材によって接着される。以上で本変形例に係る表示パネル10の製造工程は終了する。
図11Fは、本発明の実施形態に係る表示パネルの製造工程の第2の変形例を示す第6の上面図である。同図は、カラーフィルター及び対向基板36を形成する工程(S31)を終えた段階における表示パネルを示している。対向基板36は、第2帯領域Cにおいて第2絶縁層22と接着され、端子11は露出している。
本発明の実施形態として上述した表示装置1を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての表示装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。例えば、溝の底面40aに残される有機エレクトロルミネッセンス層33は、第1の島状部分33aや第2の島状部分33bのような形状の他、様々な形状を有してよい。本発明において、有機エレクトロルミネッセンス層33は白色タイプでなくてもよく、赤、緑又は青の三色にて発光する有機エレクトロルミネッセンス層を塗り分けるタイプのものであってもよい。この塗り分けタイプの有機エレクトロルミネッセンス層は、ホール注入層と、ホール注入層上のホール輸送層と、ホール輸送層上の有機発光層と、有機発光層上の電子輸送層と、電子輸送層上の電子注入層を有する。各色に塗り分けられているのは、発光層である。その他の層は赤、緑及び青について共通であり、平面レイアウトは等しい。有機エレクトロルミネッセンス層33以外の層も水分侵入経路となり得るために、本発明の適用が有効である。塗り分けタイプの場合、カラーフィルターは用いられなくても良く、対向基板36は円偏光板やタッチパネルを含むものとしてよい。
本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
また、本実施形態において述べた態様によりもたらされる他の作用効果について本明細書記載から明らかなもの、又は当業者において適宜想到し得るものついては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
1 表示装置、2 上フレーム、3 下フレーム、10 表示パネル、11 端子、12 走査信号線、13 映像信号線、14 電源線、20 基板、21 第1絶縁層、22 第2絶縁層、23 平坦化樹脂層、30 下部電極、31 共通電極、32 画素分離膜、33 有機エレクトロルミネッセンス層、33a 第1の島状部分、33b 第2の島状部分、34 上部電極、35 封止層、36 対向基板、40 溝、40a 溝の底面。

Claims (8)

  1. 複数の下部電極が形成される表示領域及び前記表示領域を囲む周辺領域を含む樹脂層に、前記表示領域を囲んで前記樹脂層を分断する帯状の溝を形成する工程と、
    前記樹脂層の上と前記溝の内側に、前記複数の下部電極の上に載るように、発光層を含む有機エレクトロルミネッセンス層を形成する工程と、
    少なくとも前記溝の底面に前記有機エレクトロルミネッセンス層の一部を島状に残し、前記溝の前記底面が前記表示領域を囲んで連続して露出するように、パルスレーザを照射して、前記有機エレクトロルミネッセンス層を除去する工程と、
    前記有機エレクトロルミネッセンス層の上に、上部電極を形成する工程と、
    前記有機エレクトロルミネッセンス層を覆うように、封止層を形成する工程と、
    を有する表示装置の製造方法。
  2. 前記有機エレクトロルミネッセンス層を形成する工程において、前記周辺領域に形成され、前記上部電極に電源を供給する共通電極の上に、前記有機エレクトロルミネッセンス層が形成され、
    前記有機エレクトロルミネッセンス層を除去する工程において、前記共通電極の上で前記有機エレクトロルミネッセンス層が除去され、
    前記上部電極を形成する工程において、前記上部電極は、前記共通電極の上に載るように形成される、
    請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  3. 前記有機エレクトロルミネッセンス層を除去する工程において、前記溝を囲む帯領域で、前記有機エレクトロルミネッセンス層が除去され、
    前記上部電極を形成する工程において、前記周辺領域のうち前記帯領域を避けて前記帯領域で囲まれる領域に前記上部電極が形成され、
    前記封止層を形成する工程において、前記エレクトロルミネッセンス層が除去された前記帯領域の面に載るように、前記封止層が形成される、
    請求項1又は2に記載の表示装置の製造方法。
  4. 前記有機エレクトロルミネッセンス層を形成する工程において、前記有機エレクトロルミネッセンス層は、前記周辺領域に設けられる端子の上に形成され、
    前記封止層を形成する工程において、前記封止層は、前記端子を覆うように形成され、
    前記封止層を形成する工程の後、前記端子の上に形成された前記有機エレクトロルミネッセンス層及び前記封止層をエッチングにより除去する工程をさらに有する、
    請求項3に記載の表示装置の製造方法。
  5. 前記有機エレクトロルミネッセンス層を形成する工程において、前記有機エレクトロルミネッセンス層は、前記周辺領域に設けられる端子の上に形成され、
    前記上部電極を形成する工程において、前記周辺領域のうち前記溝を囲む帯領域を避けて前記帯領域で囲まれる領域に前記上部電極が形成され、
    前記封止層を形成する工程において、前記封止層は、前記端子を覆うように形成され、
    前記封止層を形成する工程の後、前記溝を囲む帯領域に形成された前記有機エレクトロルミネッセンス層及び前記封止層と、前記端子の上に形成された前記有機エレクトロルミネッセンス層及び前記封止層とをレーザを照射して除去する工程をさらに有する、
    請求項1又は2に記載の表示装置の製造方法。
  6. 複数の下部電極が形成される表示領域及び前記表示領域を囲む周辺領域を含み、前記表示領域を囲んだ部分を分断する帯状の溝を有する樹脂層と、
    前記複数の下部電極の上に載るように、前記表示領域及び前記周辺領域に形成され、発光層を含む有機エレクトロルミネッセンス層と、
    前記有機エレクトロルミネッセンス層の上に形成される上部電極と、
    前記有機エレクトロルミネッセンス層を覆うように形成される封止層と、を有し、
    前記有機エレクトロルミネッセンス層は、前記溝の内側と外側を分断しているが、前記溝の底面に島状に残っている、
    表示装置。
  7. 前記溝の底面において、前記有機エレクトロルミネッセンス層は平面視において波型に除去されている、
    請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記エレクトロルミネッセンス層が前記島状に残っている箇所について、前記溝を横断する方向に測った前記エレクトロルミネッセンス層の除去幅の合計は、前記エレクトロルミネッセンス層が前記島状に残っていない箇所について、前記溝を横断する方向に測った前記エレクトロルミネッセンス層の除去幅より広い、
    請求項7に記載の表示装置。
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