JP2015207484A - 表示装置、および表示装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】補助配線と上部電極との接続が簡略化された表示装置、および表示装置の製造方法を提供する。
【解決手段】複数の画素を有する表示装置であって、画素に対応する画素電極110と、画素電極と離隔して、画素電極と同一面上に配置される補助配線210と、画素電極および補助配線上にわたって配置され、画素電極の一部、および補助配線の一部を覆う絶縁層300と、画素電極、補助配線、および絶縁層上に配置される有機発光層400と、少なくとも補助配線に対応した位置の有機発光層上に配置される第1電極500と、補助配線に対応する位置の有機発光層および第1電極に形成される開口部600と、第1電極上と、開口部に対応する位置の補助配線上とに配置され、補助配線および第1電極を電気的に接続する第2電極520と、を備える、表示装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置、および表示装置の製造方法に関する。
近年、有機エレクトロルミネッセンス素子(Organic Electroluminescence Diode:有機EL素子)などの発光素子を用いた表示装置の開発が盛んに行われている。例えば、アクティブ・マトリクス(active−matrix)駆動方式の有機EL表示装置は、画素ごとに配置された薄膜トランジスタ(Thin Film Transistior:TFT)によって有機EL素子を発光させることで画像を表示する表示装置である。
このような表示装置では、TFT回路によって各画素における開口率が低下することを防止するために、発光素子の発光方向をTFT側とは反対方向としたトップエミッション(top emission)型構造が提案されている。
ここで、トップエミッション型構造の有機EL表示装置では、発光素子の発光方向側(すなわち、TFT側とは逆側)の電極(以下、上部電極という)を薄膜化された金属や透明導電性酸化物を用いて、光透過性を有するように形成する必要がある。
ただし、薄膜化された金属や透明導電性酸化物を用いて形成された電極は、低抵抗化が困難であるため、電圧降下が発生し、表示装置の画面内において輝度むらが発生する。上記の輝度むらは、高輝度にするため大電流にするほど、また大画面化するほど顕著になるため、上部電極における電圧降下を抑制する様々な技術が検討されている。
例えば、特許文献1および2には、低抵抗の補助配線を用いて上部電極と電力供給源とを接続することにより、電圧降下を減少させる技術が開示されている。また、特許文献3には、補助配線と上部電極との接続部分が有機膜で覆われている場合に、レーザーアブレーション(laser ablation)を用いて接続部の有機膜を除去する方法が開示されている。さらに、特許文献4には、有機膜と上部電極の成膜時の回り込み特性を利用して、補助配線と上部電極とを接続する方法が開示されている。
特開2001−195008号公報 特開2001−230086号公報 特開2005−011810号公報 特開2005−093398号公報
しかし、特許文献1および2に開示された技術では、別途、補助配線を形成するため、表示装置の製造工程が増加し、製造コスト(cost)が増加したり、量産時の歩留まりが低下したりするという問題があった。また、特許文献3および4に開示された技術では、補助配線と上部電極とを接続する際に複雑な工程を必要とするため、表示装置の製造工程が複雑化し、製造コストが増加したり量産時の歩留まりが低下したりするという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、補助配線と上部電極との接続を簡略化することが可能な、新規かつ改良された表示装置、および表示装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数の画素を有する表示装置であって、前記画素に対応する画素電極と、前記画素電極と離隔して、前記画素電極と同一面上に配置される補助配線と、前記画素電極および前記補助配線上にわたって配置され、前記画素電極の一部、および前記補助配線の一部を覆う絶縁層と、前記画素電極、前記補助配線、および前記絶縁層上に配置される有機発光層と、少なくとも前記補助配線に対応した位置の前記有機発光層上に配置される第1電極と、前記補助配線に対応する位置の前記有機発光層および前記第1電極に形成される開口部と、前記第1電極上と、前記開口部に対応する位置の前記補助配線上とに配置され、前記補助配線および前記第1電極を電気的に接続する第2電極と、を備える表示装置が提供される。
この構成によれば、本発明の一実施形態に係る表示装置は、画面内の欠陥発生確率を低下させ、かつ上部電極における電圧降下を抑制することで画面内の輝度むらを抑制することができる。
前記開口部に対応する位置における前記補助配線の前記第2電極側の面には、少なくとも1つ以上の段差が形成されてもよい。
この構成によれば、本発明の一実施形態に係る表示装置は、より確実に補助配線と上部電極とを接続することができるため、画面内の輝度むらを抑制することができる。
前記段差は、前記第2電極側の角が突出した逆テーパー形状を有してもよい。
この構成によれば、本発明の一実施形態に係る表示装置は、より確実に補助配線と上部電極とを接続することができるため、画面内の輝度むらを抑制することができる。
前記段差の高さは、前記有機発光層の膜厚の1/4以上であってもよい。
この構成によれば、本発明の一実施形態に係る表示装置は、より確実に補助配線と上部電極とを接続することができるため、画面内の輝度むらを抑制することができる。
前記表示装置は、少なくとも1つ以上の前記画素ごとに前記第2電極を備え、複数の前記第2電極において、前記第2電極によって電気的に接続された前記補助配線と前記第1電極との電気抵抗の平均値は、200kΩ以下であってもよい。
この構成によれば、本発明の一実施形態に係る表示装置は、上部電極における電圧降下をより抑制することで画面内の輝度むらを抑制することができる。
前記第1電極は、前記補助配線に対応した位置の前記有機発光層上から前記画素電極に対応した位置の前記有機発光層上まで延設され、前記第2電極は、前記画素電極に対応した位置の前記有機発光層上に延設されなくともよい。
この構成によれば、本発明の一実施形態に係る表示装置は、構造設計の際の自由度を向上させることができる。
前記第1電極および前記第2電極の少なくともいずれかを介して前記補助配線と電気的に接続され、前記有機発光層を発光させるための電力を供給する電力供給配線をさらに備えてもよい。
この構成によれば、本発明の一実施形態に係る表示装置は、画面内の欠陥発生確率を低下させ、かつ上部電極における電圧降下を抑制することで画面内の輝度むらを抑制することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数の画素を有する表示装置の製造方法であって、前記画素の各々に対応する画素電極を形成するステップと、前記画素電極と離隔して、同一面上に補助配線を形成するステップと、前記画素電極および前記補助配線上にわたって形成され、前記画素電極の一部、および前記補助配線の一部を覆う絶縁層を形成するステップと、前記画素電極、前記補助配線、および前記絶縁層上に有機発光層を形成するステップと、少なくとも前記補助配線に対応した位置の前記有機発光層上に第1電極を形成するステップと、前記補助配線と前記第1電極との間に電圧を印加して放電を発生させ、前記有機発光層および前記第1電極を除去し、前記補助配線の一部を露出させる開口部を形成するステップと、前記第1電極上と、前記開口部によって露出された前記補助配線上とに前記補助配線および前記第1電極を電気的に接続する第2電極を形成するステップと、を含む表示装置の製造方法が提供される。
この構成によれば、本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法は、補助配線と上部電極との接続形成を簡略化し、マスクとの精密なアライメントや選択的なレーザ照射等を行うことなく、補助配線と上部電極との接続を形成することができる。
前記表示装置は、互いに電気的に分離された前記補助配線を複数備え、前記開口部を形成するステップは、複数の前記補助配線ごとに行われてもよい。
この構成によれば、本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法は、大面積を一度に処理することによる電流の増加を抑制し、過大な電流が流れることによる焼損等の不具合の発生を抑制することができる。
以上説明したように本発明によれば、補助配線と上部電極との接続が簡略化された表示装置、および表示装置の製造方法が提供される。
本発明の第1の実施形態に係る表示装置の構成を示す概略図である。 図1における表示領域の補助配線のレイアウトを説明する平面図である。 図2のIV−IV’方向における断面の模式図である。 図3で示した表示装置の製造工程を説明する断面図である。 図3で示した表示装置の製造工程を説明する断面図である。 図3で示した表示装置の製造工程を説明する断面図である。 図3で示した表示装置の製造工程を説明する断面図である。 図3で示した表示装置の製造工程を説明する断面図である。 第1の実施形態の変形例に係る表示装置の補助配線の一例を示した平面図(a)および断面図(b)である。 第1の実施形態の変形例に係る表示装置の補助配線の他の一例を示した平面図(a)および断面図(b)である。 第1の実施形態の変形例に係る表示装置の補助配線の他の一例を示した平面図(a)および断面図(b)である。 第1の実施形態の変形例に係る表示装置の補助配線の他の一例を示した平面図(a)および断面図(b)である。 第1の実施形態の変形例に係る表示装置において絶縁破壊による放電を行う際の断面図である。 第1の実施形態の変形例に係る表示装置が有する補助配線の好ましい例を示した断面図である。 第1の実施形態の変形例に係る表示装置が有する補助配線の好ましくない例を示した断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る表示装置の補助配線への電圧印加を説明する説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る表示装置の積層構造を示す断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号または類似の符号(数字の後にA、B等を付しただけの符号)を付することにより重複説明を省略する。
<1.第1の実施形態>
以下では、図1〜15を参照して、本発明の第1の実施形態に係る表示装置について説明する。
[1.1.表示装置の概略]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る表示装置の概略について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る表示装置の構成を示す概略図である。
図1に示すように、表示装置1は、基板10上に表示領域100が設けられ、表示領域100の周囲に駆動回路71、72、73、74、および電圧印加部70が設けられる。
表示装置1は、例えば、トップエミッション型アクティブ・マトリクス駆動方式の有機EL表示装置である。表示装置1は、例えば、スマートフォン(smart phone)、携帯電話、パーソナルコンピュータ(personal computer)、およびテレビ(TV)などの画像を表示する電子機器に用いられる。
基板10は、表示装置1を駆動させるための各種素子などが形成される基板である。基板10は、例えば、ガラス(glass)基板、Si等の半導体基板、プラスチック(plastic)等の樹脂基板である。
表示領域100には、表示装置1の各画素に対応する有機EL素子、該有機EL素子の発光を制御するTFT、および該TFTを制御するための制御線が形成される。また、表示領域100には、有機EL素子の上部電極と接続される補助配線が形成される。かかる補助配線により、表示装置1は、電圧降下による表示領域100内の輝度むらを抑制することができる。なお、かかる補助配線の詳細については、後述する。
駆動回路71、72、73、74は、制御線を介して、表示領域100の各画素に設けられたTFT等の画素回路を制御するためのドライバ(driver)である。また、駆動回路71、72、73、74が形成された表示領域100の外側には、有機EL素子を発光させるための電力を供給する電源、および該電源と上部電極とを補助配線を介して接続する電源接続配線が設けられてもよい。
電圧印加部70には、補助配線および上部電極の間に交流電圧を印加するための電源が接続される。電圧印加部70が印加する電圧は、例えば、交流電圧であるが、電圧印加部70が印加する電圧は、直流電圧であってもよい。なお、後で詳述するが、本発明の第1の実施形態に係る表示装置1は、電圧印加部70により補助配線と上部電極との間に電圧を印加し、絶縁破壊による放電を発生させることで、補助配線および上部電極を電気的に接続するコンタクト(contact)開口部を簡便に形成するものである。
本発明の第1の実施形態に係る表示装置1において、有機EL素子の上部電極(発光方向の電極)は、例えば、光透過性を有する薄膜金属、または透明導電性酸化物で形成される。これらの薄膜化された金属、または透明導電性酸化物は、一般的な金属と比較して面抵抗が数Ω/□以上と高いため、表示装置1において電圧降下により輝度むらが発生する。具体的には、表示装置1の表示領域100中央部の輝度が低下する。
本発明の第1の実施形態に係る表示装置1では、基板10上に低抵抗の金属からなる補助配線を設け、補助配線と上部電極とを簡略に接続し、補助配線を介して上部電極に対して電源から電力を供給する。したがって、本発明の第1の実施形態に係る表示装置1は、上部電極による電圧降下を抑制することができる。特に、本発明の第1の実施形態に係る表示装置1は、補助配線と上部電極との接続を簡略化することにより、表示装置1の製造コストを低下させ、量産時の歩留まりを向上させることができる。
[1.2.表示領域における配線構成]
次に、図2および3を参照して、本発明の第1の実施形態に係る表示装置1の配線構成について説明する。図2は、図1における表示領域100の補助配線のレイアウト(layout)を説明する平面図である。なお、図2では、説明を簡略化するために一部の構成を省略しており、画素についても8つのみ記載し、残りは省略した。
図2に示すように、表示領域100には、画素電極110B、110G、110R(以下、それぞれを区別しない場合には、画素電極110という)、および補助配線210が設けられ、表示領域100の外側には、電源接続電極250が設けられる。また、画素電極110、補助配線210および電源接続電極250上には、第1開口部310、第2開口部320、および第3開口部350を有する絶縁層300が設けられる。
なお、図2では、図示していないが、絶縁層300上には、有機発光層、上部電極が順次設けられ、画素電極110、有機発光層、上部電極により有機EL素子が形成されている。かかる積層構造については、図3を参照して後述する。
画素電極110B、110G、110Rは、各画素に対応する有機EL素子の上部電極に対向する下部電極である。各画素電極110は、TFTを用いて形成された画素回路に接続されている。例えば、画素電極110Bは、発光色が青色の有機EL素子の下部電極であってもよく、画素電極110Gは、発光色が緑色の有機EL素子の下部電極であってもよく、画素電極110Rは、発光色が赤色の有機EL素子の下部電極であってもよい。
補助配線210は、隣接する画素電極110間に設けられ、各画素に対応する有機EL素子の上部電極に電力を供給する。なお、補助配線210は、少なくとも一部の画素電極110間に設けられていればよい。
ここで、画素電極110および補助配線210は、同一面上に設けられた導電膜で形成される。画素電極110および補助配線210は、低抵抗の金属で形成されることが好ましく、例えば、銀合金(AgPdCu等)で形成されてもよい。なお、画素電極110および補助配線210は、互いに異なる金属で形成されてもよい。一方、画素電極110に対向する上部電極は、例えば、マグネシウム−銀共蒸着合金(MgAg合金)などからなる金属薄膜、または酸化インジウムスズ(ITO)等の透明導電性酸化物で形成される。
電源接続電極250は、表示領域100の外側に設けられ、有機EL素子を発光させるための電力を供給する電源と、上部電極とを接続する。なお、電源接続電極250は、表示領域100全体で少なくとも1つ以上あればよい。
絶縁層300は、開口部を有し、画素電極110、補助配線210、および電源接続電極250を覆うように形成される。絶縁層300は、例えば、ポリイミド(polyimide)等の有機樹脂によって形成されてもよい。
具体的には、絶縁層300は、各画素電極110に対応する位置に形成された第1開口部310と、補助配線210の一部に対応する位置に形成された第2開口部320と、電源接続電極250の一部に対応する位置に形成された第3開口部350とを有する。第1開口部310は、画素電極110と有機発光層とを接続するために設けられ、第2開口部320は、補助配線210と、有機EL素子の上部電極とを接続するために画素電極110間に設けられる。また、第3開口部350は、電源接続電極250と、上部電極とを接続するために電源接続電極250上に設けられる。なお、図2では、第2開口部320は、複数の画素電極(画素電極110B、110G、110R)ごとに設けられているが、本発明はかかる例示に限定されず、第2開口部320は、画素電極110ごとに設けられてもよい。
続いて、図3を参照して、上記で説明した表示装置1の積層構造について説明する。図3は、図2のIV−IV’方向における断面の模式図である。
図3に示すように、基板1000上には画素電極110、補助配線210および電源接続電極250が設けられる。画素電極110、補助配線210および電源接続電極250上には、第1開口部310、第2開口部320、および第3開口部350を有する絶縁層300が設けられる。また、表示領域100の絶縁層300上には、有機発光層400および第1上部電極500が順次設けられる。ここで、有機発光層400および第1上部電極500には、コンタクト開口部600が形成されている。
さらに、第1上部電極500上には第2上部電極520が設けられ、第2上部電極520は、コンタクト開口部600を介して補助配線210と接続している。なお、表示領域100の外側の絶縁層300上には、第1上部電極500、第2上部電極520が順次設けられ、第3開口部350を介して電源接続電極250と接続している。
基板1000は、例えば、TFT等で形成された画素回路を含むガラス基板等である。基板1000の表面は、例えば、ポリイミド等の絶縁膜によって平坦化されている。
画素電極110は、基板1000上に設けられ、スルーホール(throughhole)等を介して基板1000の画素回路に接続される。また、補助配線210は、画素電極110と離隔して基板1000上に設けられ、電源接続電極250は、表示領域100の外側の基板1000上に設けられる。ここで、画素電極110、補助配線210、および電源接続電極250は、例えば、同一の導電膜で形成される。画素電極110、補助配線210、および電源接続電極250は、例えば、低抵抗の銀合金等の導電膜で形成されることが好ましい。
絶縁層300は、画素電極110、補助配線210、および電源接続電極250上に設けられる。また、絶縁層300には、画素電極110の一部に対応する位置に第1開口部310が形成され、また補助配線210の一部に対応する位置に第2開口部が形成され、さらに電源接続電極250の一部に対応する位置に第3開口部350が形成される。絶縁層300は、例えば、ポリイミド等の有機樹脂によって形成されてもよい。
有機発光層400は、表示領域100の絶縁層300、画素電極110、および補助配線210上に設けられる。また、有機発光層400には、第2開口部320に対応する位置にコンタクト開口部600が形成される。有機発光層400は、有機EL素子において公知の発光材料を含む層であり、例えば、基板1000側から正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層の各層が順次積層された層であってもよい。
第1上部電極500は、有機発光層400および電源接続電極250上に設けられる。また、第1上部電極500には、第2開口部320に対応する位置にコンタクト開口部600が形成される。ここで、有機発光層400が、第1上部電極500および第2上部電極520と、画素電極110との間に積層されることによって有機EL素子が形成される。第1上部電極500は、例えば、光透過性を有する薄膜金属、または透明導電性酸化物等で形成される。
第2上部電極520は、第1上部電極500、コンタクト開口部600に対応する位置の補助配線210、および電源接続電極250上に設けられ、第1上部電極500と補助配線210とを電気的に接続する。また、第2上部電極520は、例えば、光透過性を有する金属薄膜、または透明導電性酸化物等で形成され、画素電極110に対応する領域の第1上部電極500上に形成される。
ここで、図3で示す例では、電源接続電極250上には、第1上部電極500および第2上部電極520が形成されているが、本発明はかかる例示に限定されない。電源接続電極250上には、第1上部電極500および第2上部電極520の少なくともいずれか一方が形成されていればよい。
上記の積層構造によれば、有機EL素子を構成する第1上部電極500は、第2上部電極520を介して電源接続電極250と接続し、電源接続電極250から有機発光層400を発光させるための電力の供給を受けることができる。
また、補助配線210は、第2上部電極520を介して電源接続電極250と接続される。したがって、補助配線210は、第1上部電極500よりも低抵抗であるため、電源接続電極250から離れた画素に対応する有機EL素子の第1上部電極500に対しても、低抵抗の配線で電力を供給することができる。よって、本発明の第1の実施形態に係る表示装置1は、第1上部電極500を抵抗が高い透明電極として形成した場合でも電圧降下を抑制しながら電力を各有機EL素子に供給することができる。
したがって、本発明の第1の実施形態に係る表示装置1は、各画素に対応する有機EL素子における電圧降下を抑制することができるため、表示領域100内における輝度むらを抑制することができる。
なお、上記の例では、補助配線210は、第1上部電極500および第2上部電極520を介して電源接続電極250と間接的に接続したが、補助配線210は、電源接続電極250と直接接続してもよい。
[1.3.表示装置の製造方法]
続いて、図4〜8を参照して、本発明の第1の実施形態に係る表示装置1の製造方法について説明する。図4〜8は、図3で示した表示装置1の製造工程を説明する断面図である。
図4に示すように、基板1000上に低抵抗の導電膜が成膜され、フォトリソグラフィ(photolithography)等を用いたパターニング(patterning)により、画素電極110、補助配線210、および電源接続電極250が形成される。
次に、図5に示すように、画素電極110、補助配線210、および電源接続電極250上に絶縁層300が成膜され、フォトリソグラフィ等を用いたパターニングにより、第1開口部310、第2開口部320、および第3開口部350が形成される。なお、絶縁層300に感光性ポリイミド等を用いる場合は、露光、現像によりパターン(pattern)が形成されてもよい。
続いて、図6に示すように、表示領域100内の絶縁層300、画素電極110、および補助配線210上に有機発光層400が形成される。具体的には、酸素プラズマ(plasma)処理が施された後、マスク(mask)等を用いて表示領域100に有機発光層400が成膜される。ここで、有機発光層400は、複数の有機膜の積層構造で形成され、例えば、基板1000側から、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層という積層構造にて形成されてもよい。また、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層の各層を形成する材料は、これらの層の材料として公知のものを任意に使用することができる。
なお、有機発光層400は、少なくとも画素電極110上において、発光層を含むように形成されればよく、その他の領域では発光層を含まないように形成されてもよい。すなわち、有機発光層400は、成膜される領域によって厚さ、または積層構造が異なるように形成されてもよい。
次に、図7に示すように、有機発光層400および電源接続電極250上に光透過性を有する第1上部電極500が形成される。第1上部電極500は、例えば、光透過性を有するMgAg合金などの金属薄膜、またはITO等の透明導電性酸化物等で形成される。
続いて、図8に示すように、第2開口部320において、有機発光層400および第1上部電極500が除去され、コンタクト開口部600が形成される。具体的には、図1にて説明した電圧印加部70を介して、補助配線210と第1上部電極500との間に電圧が印加されることで絶縁破壊による放電が発生し、有機発光層400および第1上部電極500が除去されてコンタクト開口部600が形成される。ここで、電圧印加部70によって補助配線210と第1上部電極500との間に印加される電圧は、例えば、交流電圧であり、周波数は100kHz、実効印加電圧は10〜30Vrmsである。
上記の工程のためには、第1上部電極500は、例えば、5nm以上20nm以下程度であることが好ましい。第1上部電極500が5nmよりも薄い場合、導電性が低下し面抵抗が高くなることにより絶縁破壊による放電が発生しにくくなるため、好ましくない。また、第1上部電極500が20nmよりも厚い場合、絶縁破壊による放電によって有機発光層400および第1上部電極500が除去されにくくなり、短絡部が形成される可能性が高くなるため、好ましくない。
この工程によれば、表示領域100内のすべての第2開口部320において、補助配線210と、第1上部電極500との間に電圧を印加することで絶縁破壊による放電を発生させ、コンタクト開口部600を一度に形成することができる。ただし、本発明の第2の実施形態において後述するように、補助配線210と、第1上部電極500との間で流れる電流が過大になることを防止するために、表示領域100を複数の領域に分割し、それぞれの領域ごとにコンタクト開口部600を形成してもよい。
次に、コンタクト開口部600によって露出された補助配線210、第1上部電極500、および電源接続電極250上に第2上部電極520が形成されることにより、図3に示した表示装置1が製造される。第2上部電極520は、コンタクト開口部600を介して補助配線210と、第1上部電極500とを電気的に接続し、電源接続電極250から補助配線210への電力供給を可能にする。ここで、第2上部電極520は、例えば、光透過性を有するMgAg合金などの金属薄膜、またはITO等の透明導電性酸化物等で形成される。
さらに、表示装置1は、表示領域100を透明封止ガラスで覆い、空気および水分が浸入しないように、基板1000と透明封止ガラスとをUV硬化樹脂等で接着することで内部を封止してもよい。
ここで、上述したコンタクト開口部600を形成する工程において、第1上部電極500が画素電極110に対応する領域の有機発光層400上に形成されている場合、第1上部電極500は、有機発光層400を保護し、有機EL素子の劣化を防止することができる。
具体的には、コンタクト開口部600を形成する工程では、放電による絶縁破壊によって除去された第1上部電極500および有機発光層400がコンタミネーション(contamination)として飛散する。第1上部電極500が有機発光層400上に形成されている場合、第1上部電極500は、これらコンタミネーションから有機発光層400を保護することができる。また、第1上部電極500は、コンタクト開口部600を形成する工程を行う際の外部環境の変化から有機発光層400を保護することができる。
なお、コンタクト開口部600を介した補助配線210と第2上部電極520との接続部分の電気抵抗は、低いほど画面全体の輝度むらの抑制、輝度均一性の確保、および消費電力の低減に有利である。表示領域100内の輝度分布を均一に保つためには、例えば、接続部分における電圧降下を2V以下に抑制することが好ましく、0.5V以下に抑制することがさらに好ましい。そのため、有機発光層400の発光に要する1画素のピーク(peak)電流が100μAである高輝度表示装置において、1画素に対して1箇所の接続部分が形成される場合、接続部分での電気抵抗は200kΩ以下であることが好ましく、50kΩ以下であることがさらに好ましい。
また、複数(N個)画素に対して1箇所の接続部分が形成される場合、接続部分での電圧降下を2V以下に抑制するためには、接続部分での電気抵抗は、(1/N)×200kΩ以下であることが好ましい。さらに、接続部分での電圧降下を0.5V以下に抑制するためには、接続部分での電気抵抗は、(1/N)×50kΩ以下であることがさらに好ましい。
上述した補助配線210と第2上部電極520との接続部分の電気抵抗は、表示領域100内のすべての接続部分での電気抵抗の平均値が上述した値以下であればよい。もちろん、表示領域100内のすべての接続部分での電気抵抗が上述した値以下であるほうがより好ましいことは言うまでもない。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態に係る表示装置1は、第2開口部320における第1上部電極500と補助配線210との間に電圧が印加され、絶縁破壊による放電を発生させることで有機発光層400および第1上部電極500が除去され、コンタクト開口部600が形成される。したがって、本発明の第1の実施形態に係る表示装置1は、コンタクト開口部600により補助配線210の一部が露出されるため、第2上部電極520は、第1上部電極500と補助配線210と電気的に接続することができる。
よって、本発明の第1の実施形態に係る表示装置1は、放電により有機発光層400および第1上部電極500を除去するため、従来のように、マスクとの精密なアライメント(alignment)や選択的なレーザ照射等を行う必要がなく、工程をより簡略化することができる。そのため、本発明の第1の実施形態に係る表示装置1は、表示領域100内の欠陥発生確率を低下させ、かつ上部電極における電圧降下を抑制することで表示領域100内の輝度むらを抑制することができる。
[1.4.表示装置の変形例]
次に、図9〜15を参照して、本発明の第1の実施形態の変形例に係る表示装置について説明する。第1の実施形態の変形例に係る表示装置は、第2開口部320に対応する位置における補助配線210の基板1000とは反対の面に段差を形成することによって、より確実に絶縁破壊による放電を発生させるものである。図9〜12は、第1の実施形態の変形例に係る表示装置の補助配線210の一例を示した平面図(a)および断面図(b)である。
図9〜12にて示す表示装置は、基板1000上に補助配線210が形成され、さらに補助配線210上に第2開口部320を有する絶縁層300が形成されている。すなわち、図9〜12にて示す表示装置の製造工程は、絶縁層300が形成された後の図5で示した表示装置1の製造工程に対応する。なお、図9〜12は、図2におけるコンタクト領域CAを拡大して示しており、画素電極110および電源接続電極250が形成された領域については省略した。
図9で示すように、例えば、変形例に係る補助配線210は、補助配線210における他の領域よりも膜厚が薄いパターン領域211a(すなわち、凹部)を有することにより、段差が形成されてもよい。具体的には、第2開口部320により露出される補助配線210の一部領域は、他の補助配線210よりも膜厚が薄いパターン領域211aとして形成され、パターン領域211aと他の領域との境界において段差が形成される。
なお、図9で示した例とは逆に、変形例に係る補助配線210は、補助配線210における他の領域よりも膜厚が厚いパターン領域(すなわち、凸部)を有することにより、段差が形成されてもよいことは言うまでもない。
また、図10で示すように、例えば、変形例に係る補助配線210は、補助配線210が形成されていないパターン領域211bを有することにより、段差が形成されてもよい。具体的には、第2開口部320に対応する位置の補助配線210の一部領域は、補助配線210が成膜されない、または補助配線210が除去されたパターン領域211bとして形成され、パターン領域211bと他の領域との境界において段差が形成される。
また、図11で示すように、例えば、変形例に係る補助配線210は、補助配線210が形成されていないパターン領域211cを複数有し、パターン領域211cのそれぞれと他の領域との境界において段差が形成されてもよい。
さらに、図12で示すように、例えば、補助配線210が形成されていないパターン領域211dは、第2開口部320に対応する領域に加えて、第2開口部320に対応しない他の領域に形成されてもよい。
ここで、上記のパターン領域211a、211b、211c、211dは、例えば、フォトリソグラフィ等により形成される。また、パターン領域211a、211b、211c、211dは、補助配線210が形成される際に形成されてもよいし、補助配線210が形成された後に形成されてもよい。
また、上記のパターン領域211a、211b、211c、211dの数、位置および大きさは、第2開口部320に対応する領域を含み、補助配線210を電気的に分断しないものであれば、任意に設定することができる。
続いて、図13〜15を参照して、第1の実施形態の変形例に係る表示装置が、補助配線210に段差が形成されることによって、より確実に絶縁破壊による放電を発生させることができる原理について説明する。
ここで、図13は、第1の実施形態の変形例に係る表示装置において絶縁破壊による放電を行う際の断面図である。また、図14は、第1の実施形態の変形例に係る表示装置が有する補助配線の好ましい例を示した断面図であり、図15は、第1の実施形態の変形例に係る表示装置が有する補助配線の好ましくない例を示した断面図である。
図13〜15にて示す表示装置は、基板1000上に段差が設けられた補助配線210が形成され、さらに補助配線210上に第2開口部320を有する絶縁層300が形成される。また、絶縁層300上に有機発光層400が形成され、有機発光層400上に第1上部電極500が形成される。すなわち、図13〜15にて示す表示装置の製造工程は、第1上部電極500が形成された後の図7で示した表示装置1の製造工程に対応する。なお、図13〜15においても画素電極110および電源接続電極250が形成された領域については省略した。
ここで、図13で示した表示装置において、パターン領域211によって補助配線210aに形成された段差付近(図13のP1領域)では、補助配線210a上に形成された有機発光層400の膜厚が他の領域よりも薄くなるため、他の領域よりも電気抵抗が低くなり電界が集中する。よって、補助配線210aに形成された段差付近では、電界集中により低電圧にて放電が発生しやすくなる。
したがって、第1の実施形態の変形例に係る表示装置1は、補助配線210aに段差を形成することで絶縁破壊による放電が発生しやすくなるため、より確実に有機発光層400および第1上部電極500を除去し、コンタクト開口部600を形成することができる。
また、図14に示すように、パターン領域211によって補助配線210bに形成された段差は、第2開口部320側の角が突出した逆テーパー(taper)形状を有することが好ましい。具体的には、補助配線210bに形成された段差は、第1上部電極500側の角がなす角度が90°以下の鋭角となることが好ましい。例えば、パターン領域211において、補助配線210bが形成されていない場合、補助配線210bは、第1上部電極500側の開口が基板1000側の開口よりも狭くなるように形成されていることが好ましい。
この構成によれば、パターン領域211によって補助配線210bに形成された段差付近(図14のP2領域)では、補助配線210b上に形成された有機発光層400の膜厚が他の領域よりもさらに薄くなる。したがって、図14で示した表示装置は、補助配線210bに形成された段差付近にてより電界が集中しやすく、絶縁破壊による放電が発生しやすくなるため、より好ましい。
一方、補助配線210bに形成された段差が順テーパー形状であり、補助配線210bに形成された段差における第1上部電極500側の角のなす角度が90°以上の鈍角である場合、補助配線210bに形成された段差付近の有機発光層400の膜厚と、他の領域の有機発光層400の膜厚との差が小さくなる。したがって、補助配線210bに形成された段差付近にて電界が集中しにくくなり、絶縁破壊による放電が発生しにくくなるため、好ましくない。
さらに、パターン領域211によって補助配線210cに形成された段差の高さT1は、有機発光層400の膜厚T2に対して、1/4以上となることが好ましい。例えば、図15を参照すると、補助配線210cに形成された段差の高さT1が有機発光層400の膜厚T2の1/4未満である場合、補助配線210cに形成された段差付近(図15のP3領域)の有機発光層400の膜厚と、他の領域の有機発光層400の膜厚との差が小さくなる。したがって、補助配線210cに形成された段差付近にて電界が集中しにくくなり、絶縁破壊による放電が発生しにくくなるため、好ましくない。
以上にて、本発明の第1の実施形態に係る表示装置1について、詳細に説明した。
<2.第2の実施形態>
続いて、図16を参照して、本発明の第2の実施形態に係る表示装置1Aについて説明する。本発明の第2の実施形態に係る表示装置1Aは、表示領域が複数の領域に分かれており、領域ごとに第1上部電極500と補助配線210との間の電圧印加を行い、コンタクト開口部を形成する実施形態である。なお、図16は、本発明の第2の実施形態に係る表示装置1Aの補助配線210への電圧印加を説明する説明図である。
図16に示すように、表示装置1Aは、表示領域が第1表示領域100A1、および第2表示領域100A2に2領域に分割されている。また、表示装置1Aは、第1表示領域100A1の第1上部電極500と補助配線210との間に電圧を印加するための第1電圧印加部70A1と、第2表示領域100A2の第1上部電極500と補助配線210との間に電圧を印加するための第2電圧印加部70A2と、備える。なお、第1上部電極500および補助配線210の少なくともいずれか一方は、第1表示領域100A1、および第2表示領域100A2の間で電気的に分断されていることは言うまでもない。
この構成によれば、表示装置1Aは、第1表示領域100A1、および第2表示領域100A2のそれぞれの領域において、別個に第1上部電極500と補助配線210との間に電圧を印加し、コンタクト開口部を形成することができる。
したがって、本発明の第2の実施形態に係る表示装置1Aは、大面積を一度に処理することによる電流の増加を抑制し、過大な電流が流れることによる焼損等の不具合の発生を抑制することができる。また、本発明の第2の実施形態に係る表示装置1Aは、第1表示領域100A1での処理において一部で短絡が発生した場合でも、第2表示領域100A2での処理には、影響しないようにすることができる。
<3.第3の実施形態>
次に、図17を参照して、本発明の第3の実施形態に係る表示装置について説明する。本発明の第3の実施形態に係る表示装置は、第2上部電極520aが、画素電極110に対応した領域の有機発光層400上に延設されない実施形態である。図17は、本発明の第3の実施形態に係る表示装置の積層構造を示す断面図である。
図17で示すように、本発明の第3の実施形態に係る表示装置において、第2上部電極520aは、第1上部電極500、コンタクト開口部600に対応する位置の補助配線210、および電源接続電極250上に形成される。ただし、第2上部電極520aは、画素電極110に対応する領域の有機発光層400上には延設されない。すなわち、第2上部電極520aは、コンタクト開口部600に対応する位置の第1上部電極500上と、コンタクト開口部600によって露出された補助配線210上とに選択的に形成され、第1上部電極500と補助配線210とを電気的に接続する。なお、第2上部電極520aは、導電性を有していれば、いかなる金属で形成されてもよい。
一方、第1上部電極500は、画素電極110に対応する領域の有機発光層400上に延設され、有機発光層400が第1上部電極500および画素電極110の間に積層されることによって有機EL素子が形成される。このような有機EL素子では、第1上部電極500が陰極となり、画素電極110が陽極となる。
例えば、第2上部電極520が画素電極110に対応する領域の有機発光層400上に形成されている場合、有機EL素子の陰極は、第1上部電極500および第2上部電極520にて形成される。このような有機EL素子では、第1上部電極500および第2上部電極520の積層膜でマイクロキャビティ(micro cavity)構造を最適化する必要がある。また、第2上部電極520は、補助配線210と第1上部電極500とを電気的に接続させる必要があるため、使用可能な膜厚およびシート抵抗が制限される。
一方、本発明の第3の実施形態に係る表示装置は、有機EL素子の陰極が第1上部電極500のみで形成されるため、有機EL素子においてマイクロキャビティ構造を制御することが容易になる。また、第2上部電極520aを任意の膜厚およびシート抵抗で成膜することができるため、例えば、補助配線210と第1上部電極500との接続において、第2上部電極520aを十分な膜厚で形成することでコンタクト抵抗を低減することが可能である。
したがって、本発明の第3の実施形態に係る表示装置は、有機EL素子のマクロキャビティ構造の制御がより容易になり、第2上部電極520aを任意の膜厚およびシート抵抗することができるため、構造設計の際の自由度を向上させることができる。
なお、本発明に係る表示装置は、第3の実施形態とは逆に、第1上部電極500が画素電極110に対応する領域の有機発光層400上に形成されず、第2上部電極520が画素電極110に対応する領域の有機発光層400上に形成される構造を採用することも可能である。このような場合、第2上部電極520および画素電極110の間に有機発光層400が積層され、第2上部電極520が陰極となり、画素電極110が陽極となることで有機EL素子が形成される。
<4.実施例>
以下では、実施例及び比較例を参照しながら、本発明の一実施形態に係る表示装置について、具体的に説明する。
[4.1.表示装置の製造]
まず、以下の手順にて、本発明の一実施形態に係る表示装置を製造した。なお、以下で述べる表示装置の構造および製造方法はあくまでも一例であって、本発明の一実施形態に係る表示装置の構造および製造方法が下記の例に限定されるものではない。
(実施例1)
まず、ガラス基板上に低温ポリシリコン(poly−Si)を用いたTFTにて画素ピッチ(pitch)318μmの縦横10画素×10画素の画素回路を形成した。画素回路と画素電極との接続部分にはスルーホールを形成し、その他の部分にはポリイミドの平坦化膜(膜厚2μm)を形成した。
次に、画素電極、補助配線および電源接続電極を下層が銀合金(AgPdCu)(膜厚150nm)、上層がITO(膜厚20nm)の積層電極膜にて同一面にパターンニングして形成した。続いて、画素の開口部分(第1開口部)と、補助配線と上部電極との接続部分(第2開口部)と、が露出するようにポリイミドの絶縁層をパターニングして形成した。なお、補助配線と上部電極との接続部分は、1画素につき1箇所形成した。ここで、補助配線は、表示領域の外側に電圧印加用のパッド部を有するように形成し、後の工程において、第1上部電極と補助配線との間で電圧を印加できるようにした。また、電源接続電極は、表示装置の表示領域の外側に形成した。
続いて、絶縁層表面に酸素プラズマ処理を行った後、真空蒸着法にて有機発光層を形成した。なお、有機発光層は、下層から順に、m−MTDATA層([4,4’,4”−Tris(3−methyl−phenylphenylamino)tri−phenylamine])(膜厚50nm)、NPB層((N,N−Di(naphthalene−1−yl)−N,N−diphenyl−benzidene))(膜厚70nm)、発光層(膜厚30nm)、Alq層(Tris(8−hydroxyquinolinato)aluminium)(膜厚30nm)、LiF層(膜厚1nm)を積層することで形成した。ここで、発光層は、ADN(9,10−Di(2−naphthyl)anthraceneと、発光層の総質量に対して5質量%のDPAVBi( 4,4’−Bis[2−{4−(N,N−diphenylamino)phenyl}vinyl]biphenyl)とを共蒸着することで形成した。なお、有機発光層は、マスク等を用いて表示装置の表示領域のみに成膜し、表示領域の外側の電圧印加用のパッド(pad)部等には成膜されないようにした。
さらに、真空蒸着法にて第1上部電極をMgAg(Mg:Ag=10:1)(膜厚5nm)にて形成した。ここで、第1上部電極についても電圧印加用のパッド部を有するようにマスク等でパターン形成して成膜した。
次に、窒素雰囲気下において、電圧印加用のパッド部を用いて補助配線と第1上部電極との間に交流電圧の印加を行った。印加した交流電圧の周波数は100kHz、実効印加電圧は10〜30Vrmsである。かかる電圧印加により補助配線と第1上部電極との間で絶縁破壊による放電が発生し、有機発光層および第1上部電極が一部除去されていることを確認した。
さらに、真空蒸着法にて第2上部電極をMgAg(Mg:Ag=10:1)(膜厚10nm)にて形成し、電源接続電極、補助配線および第1上部電極を接続した。続いて、窒素雰囲気下において、基板の表示領域を透明封止ガラスで覆い、基板と透明封止ガラスとをUV硬化樹脂等で接着し封止することで、有機EL表示装置を製造した。
(実施例2)
第1上部電極を膜厚15nmで形成し、第2上部電極をスパッタリング(sputtering)法により酸化インジウム亜鉛(IZO)を膜厚20nmで形成したこと以外は、実施例1と同様の方法で有機EL表示装置を製造した。
(実施例3)
第1上部電極を膜厚15nmで形成し、メタルマスク(metal mask)を用いて補助配線との第1上部電極との接続部分(コンタクト開口部)に対して選択的に第2上部電極を12nmで形成したこと以外は、実施例1と同様の方法で有機EL表示装置を製造した。なお、実施例3は、上述した第3の実施形態にて説明した構造を有する表示装置の実施例である。
(比較例1)
第2上部電極を介した電源接続電極、補助配線、および第1上部電極との電気的な接続を行わず、電源接続電極を第1上部電極に直接接続したこと以外は、実施例1と同様の方法で有機EL表示装置を製造した。
(比較例2)
放電によるコンタクト開口部の形成を行わず、電源接続電極、補助配線、および第1上部電極との電気的な接続を行わなかったこと以外は、実施例1と同様の方法で有機EL表示装置を製造した。
[4.2.評価結果]
以上にて製造した実施例1〜3、および比較例1、2に係る有機EL表示装置の評価結果を以下の表1に示す。
なお、製造した有機EL表示装置の補助配線と第1上部電極との接続部分の電気抵抗の測定には、Keithley製2400ソースメータを用いた。また、製造した有機EL表示装置の発光効率の評価には、浜松ホトニクス製C9920−11輝度配向特性測定装置を用いた。さらに、下記の表1において、電気抵抗の値は、画素ごとに設けられた補助配線と第1上部電極との接続部分100箇所の平均値で示した。また、駆動電圧および発光効率の測定は、3mAの電流にて行った。
なお、比較例1では、補助配線と第1上部電極との接続部分がないため、電気抵抗は測定していない。また、比較例2は、有機EL素子に電圧を印加することができず、有機EL表示装置は点灯しなかった。比較例2において、補助配線と第1上部電極との間の電気抵抗を測定したところ、1GΩ以上であった。
Figure 2015207484
表1に示す結果を参照すると、実施例1〜3に係る有機EL表示装置は、電源接続電極と第1上部電極とを直接接続した比較例1に対して、同様の駆動電圧および発光効率で発光することができることが分かった。
また、実施例1〜3に係る有機EL表示装置における補助配線と第1上部電極との接続部分の電気抵抗は、50kΩ以下であり、電圧降下が抑制され、画面全体の輝度むらが抑制されていることがわかる。
以上にて説明したように、本発明の一実施形態に係る表示装置は、補助配線と上部電極との接続を簡略化し、マスクとの精密なアライメントや選択的なレーザ照射等を行うことなく、補助配線と上部電極との接続を形成することができる。また、本発明の一実施形態に係る表示装置は、画面内の欠陥発生確率を低下させ、かつ上部電極における電圧降下を抑制することで画面内の輝度むらを抑制することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 表示装置
10、1000 基板
70 電圧印加部
71、72、73、74 駆動回路
100 表示領域
110 画素電極
210 補助配線
250 電源接続電極
300 絶縁層
310 第1開口部
320 第2開口部
350 第3開口部
400 有機発光層
500 第1上部電極
520 第2上部電極
600 コンタクト開口部

Claims (9)

  1. 複数の画素を有する表示装置であって、
    前記画素に対応する画素電極と、
    前記画素電極と離隔して、前記画素電極と同一面上に配置される補助配線と、
    前記画素電極および前記補助配線上にわたって配置され、前記画素電極の一部、および前記補助配線の一部を覆う絶縁層と、
    前記画素電極、前記補助配線、および前記絶縁層上に配置される有機発光層と、
    少なくとも前記補助配線に対応した位置の前記有機発光層上に配置される第1電極と、
    前記補助配線に対応する位置の前記有機発光層および前記第1電極に形成される開口部と、
    前記第1電極上と、前記開口部に対応する位置の前記補助配線上とに配置され、前記補助配線および前記第1電極を電気的に接続する第2電極と、を備える表示装置。
  2. 前記開口部に対応する位置における前記補助配線の前記第2電極側の面には、少なくとも1つ以上の段差が形成される、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記段差は、前記第2電極側の角が突出した逆テーパー形状を有する、請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記段差の高さは、前記有機発光層の膜厚の1/4以上である、請求項2または3に記載の表示装置。
  5. 前記表示装置は、少なくとも1つ以上の前記画素ごとに前記第2電極を備え、
    複数の前記第2電極において、前記第2電極によって電気的に接続された前記補助配線と前記第1電極との電気抵抗の平均値は、200kΩ以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 前記第1電極は、前記補助配線に対応した位置の前記有機発光層上から前記画素電極に対応した位置の前記有機発光層上まで延設され、前記第2電極は、前記画素電極に対応した位置の前記有機発光層上に延設されない、請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. 前記第1電極および前記第2電極の少なくともいずれかを介して前記補助配線と電気的に接続され、前記有機発光層を発光させるための電力を供給する電力供給配線をさらに備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載の表示装置。
  8. 複数の画素を有する表示装置の製造方法であって、
    前記画素の各々に対応する画素電極を形成するステップと、
    前記画素電極と離隔して、同一面上に補助配線を形成するステップと、
    前記画素電極および前記補助配線上にわたって形成され、前記画素電極の一部、および前記補助配線の一部を覆う絶縁層を形成するステップと、
    前記画素電極、前記補助配線、および前記絶縁層上に有機発光層を形成するステップと、
    少なくとも前記補助配線に対応した位置の前記有機発光層上に第1電極を形成するステップと、
    前記補助配線と前記第1電極との間に電圧を印加して放電を発生させ、前記有機発光層および前記第1電極を除去し、前記補助配線の一部を露出させる開口部を形成するステップと、
    前記第1電極上と、前記開口部によって露出された前記補助配線上とに前記補助配線および前記第1電極を電気的に接続する第2電極を形成するステップと、を含む表示装置の製造方法。
  9. 前記表示装置は、互いに電気的に分離された前記補助配線を複数備え、前記開口部を形成するステップは、複数の前記補助配線ごとに行われる、請求項8に記載の表示装置の製造方法。
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