JP2017090105A - 回転角度検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の永久磁石を離間して配設した検出精度の良い回転角度検出装置を提供することを目的とする。【解決手段】回転角度検出装置100は、回転体RB10に連動して回動する複数の永久磁石11と磁気を検出する磁気検出素子13と回転体RB10の回転角度を算出する処理部17とを備え、複数の永久磁石11のそれぞれが、回転中心軸RBjを中心とした仮想の円に沿った円環形状を分割した円弧形状であるとともに、円弧形状の中央が仮想の円に沿った位置で等間隔になるように配設され、1対のS極とN極に着磁された複数の永久磁石11の内、センタ磁石11Cとセンタ磁石11Cの両側に1つずつ配設されたサイド磁石11Sとを有し、磁気検出素子13が、初期状態において、センタ磁石11Cと対向するように配設され、磁気検出素子13側から見たときに、センタ磁石11Cの着磁極とサイド磁石11Sの着磁極とが異なっていることを特徴としている。【選択図】図2

Description

本発明は、回転体の回転角度を検出する回転角度検出装置に関し、特に、永久磁石と磁気検出素子を用いて回転角度を検出する回転角度検出装置に関する。
回転中心軸を中心に回転する回転体は、様々な分野で様々な機器に使用されている。その際に、回転体の回転角度を検出する必要が生じる場合が多々あった。そして、この回転体の回転角度を検出する回転角度検出装置では、回転角度の検出方法として、回転体と接触させて検出する接触タイプと、回転体とは非接触で検出する非接触タイプと、のいずれかのタイプの検出方式を用いている。特に、近年では、接触部分を有さないために長寿命化が図れる非接触タイプの検出方式が用いられるようになってきた。
このような非接触タイプの回転角度検出装置においては、永久磁石と磁気検出素子を用いた磁気検出手段を有した検出方式(磁気検出タイプ)が年々増加してきた。この磁気検出タイプの検出方式では、磁気検出素子との電気的な接続を容易にするため、固定側に磁気検出素子を配設し回転側に永久磁石を配設するのが一般的であった。
この磁気検出タイプの回転角度検出装置として、特許文献1(従来例1)では、自動車等の内燃機関のスロットル開度を検出するスロットルポジションセンサ800が提案されている。図13は、従来例1のスロットルポジションセンサ800を説明する図であって、内部構成を表す断面図である。
図13に示すスロットルポジションセンサ800は、中空のハウジング801と、ベアリングにより回転自在に支持され磁性材料からなる中空のロータ805と、ロータ805に固設されスロットルバルブの回転を受けるレバーと、ロータの回転軸(回転中心軸)と直交する方向に着磁された永久磁石815と、ロータの回転軸を中心にして配設されたホール素子821と、ホール素子821を収納している帯状のホルダ825と、を備えて構成されている。そして、このスロットルポジションセンサ800は、スロットルバルブの回転に伴いレバー及びロータ805を介して永久磁石815が回転することにより磁界に変化が生じ、この磁界の変化をホール素子821で検知して、スロットル開度を検出するように構成されている。このように回転軸を中心にして磁気検出素子(ホール素子821)を配設し、その周囲を取り囲むようにして永久磁石815を配設した構成にすることで、高価な永久磁石815のサイズをより小さくすることができ、回転角度検出装置(スロットルポジションセンサ800)の外形サイズをより小型にすることができる。
一方、回転軸の中心に磁気検出手段を配設できないタイプの回転角度検出装置があり、特許文献2(従来例2)では、カメラ等のレンズ鏡筒918に設けられた回転検出装置900が提案されている。図14は、従来例2の回転検出装置900を説明する図であって、図14(a)は、レンズ鏡筒918に設けられた回転検出装置900の一例を示す斜視図であり、図14(b)は、回転検出装置900の内部の例を示す斜視図である。
図14(a)に示す回転検出装置900は、デジタルビデオカメラレコーダ等のレンズ鏡筒918の前側に装着され、ユーザの手により回転されるマニュアル操作式のフォーカスレンズ931の回転量及び回転方向の検出を行っている。
また、回転検出装置900は、図14(b)に示すように、フォーカスレンズ931を保持し光軸OLを中心として回転する回転体920と、回転体920の内側に保持されたマグネット930と、マグネット930の側方に配設された磁気検出センサ950と、を備えて構成されている。このため、フォーカスレンズ931の光軸OLの部分には磁気検出手段(マグネット930或いは磁気検出センサ950)が配設できないようになっている。そして、回転検出装置900は、ユーザの手により回転される回転体920の回転に伴いマグネット930が回転し、このマグネット930の回転により磁界に変化が生じ、この磁界の変化を磁気検出センサ950で検知して、フォーカスレンズ931の回転量及び回転方向を検出するように構成されている。このように回転軸を中心にして磁気検出手段を配設できない場合には、高価な永久磁石(マグネット930)を大きくしなければいけないという課題があった。すなわち、より高コストになってしまうという課題があった。
特開平6−74708号公報 特開2001−255171号公報
更に、例えば、自動二輪車のハンドル部分のスロットルのように、中心に金属性のスロットルバーがあり、その周囲に配置されたグリップの回転角度を検出するような場合には、スロットルバーの外側に永久磁石を配設しなければいけなく、高価な永久磁石がより大きくなり、高コストになるという課題が益々顕著になってきた。
一方、永久磁石をいくつかに分割して1つのサイズを小さくし、それら複数の永久磁石を離間させて配設する構成とすることで、大きな永久磁石を1つ用いた場合と同等の効果を持たせ、回転角度検出装置をより安価に作製するすることが期待される。しかしながら、小さく分割した永久磁石同士を離間させて配置させているので、磁界の変化が小さくなる領域が生じ、回転角度の検出精度が悪い、または検出できない不検出回転角度が発生する虞れがあった。
本発明は、上述した課題を解決するもので、複数の永久磁石を離間して配設した検出精度の良い回転角度検出装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の回転角度検出装置は、回転中心軸を中心として回動する回転体の回動動作に連動して回動する複数の永久磁石と、該永久磁石の発生する磁気を検出する磁気検出素子と、該磁気検出素子の検出信号に基づいて前記回転体の回転角度を算出する処理部と、を備えた回転角度検出装置において、複数の前記永久磁石のそれぞれが、前記回転中心軸が垂直に貫く垂直平面側から見て、前記回転中心軸を中心とした仮想の円に沿った円環形状を分割した円弧形状であるとともに、前記回転体の外方側に位置し該円弧形状の中央が前記仮想の円に沿った位置で等間隔になるように配設され、前記複数の永久磁石がそれぞれ1対のS極とN極に着磁されており、前記複数の永久磁石の内、センタ磁石と、該センタ磁石の両側に1つずつ配設されたサイド磁石と、を有し、前記磁気検出素子が、初期状態において、前記センタ磁石と対向するように配設され、前記磁気検出素子側から見たときに、前記センタ磁石の着磁極と前記サイド磁石の着磁極とが異なっていることを特徴としている。
これによれば、本発明の回転角度検出装置は、小さく分割した円弧形状の永久磁石同士を離間させて配置させている場合であっても、測定範囲内で一体に形成された1個の永久磁石に複数の磁極で着磁した場合と同等或いはそれ以上の検出精度を得ることが可能である。しかも、小さく分割した永久磁石を用いているので、小型化されて安価に作製することができる。これらのことにより、複数の永久磁石を離間して配設した検出精度の良い回転角度検出装置を提供することができる。
また、本発明の回転角度検出装置は、前記複数の永久磁石の着磁方向が前記回転中心軸と平行な第1着磁方向であり、前記磁気検出素子が該第1着磁方向におけるいずれか一方側に前記センタ磁石と対向するように配設されていることを特徴としている。
これによれば、磁気検出素子がセンタ磁石の側方側に配設されることとなり、径方向における外形サイズを小さくすることができる。しかも永久磁石と連動する回転体に対しても側方側に配設されることとなり、磁気検出素子と容易に配設することができる。
また、本発明の回転角度検出装置は、前記垂直平面側から見て、前記初期状態において、前記センタ磁石の前記円弧形状の中央に相当する位置を基準位置とし、前記サイド磁石の前記円弧形状の中央に相当する位置を離間位置とし、前記初期状態から前記センタ磁石が回動して前記円弧形状の中央が移動した位置を移動位置とし、前記基準位置と該移動位置とが前記回転中心軸に対してなす角を±θ1度とし、前記離間位置と前記基準位置とが前記回転中心軸に対してなす角を±θ2度とし、前記サイド磁石における前記円弧形状の両端部が前記回転中心軸に対してなす角をθ3度とし、XA及びYAは定数であり、XAを1≦XA≦2.2とした際に、θ1とθ2とがθ1≦θ2≦XA×θ1の関係であり、θ3がθ3=YA×θ1の関係であり、θ3を最小にするための関係式が、YA=XA−0.9であることを特徴としている。
これによれば、上述した関係式が成り立つように、θ1、θ2及びθ3を決めているので、より精度の高い回転角度を検出することができる。特に、“YA=XA−0.9”となるようにして、θ3(サイド磁石の幅サイズ)を決めると、サイド磁石の幅サイズは最も小さいサイズとなる。このことにより、検出精度を確保しつつ、最も小さい永久磁石を用いることができるので、より小型化されてより安価に作製することができる。
また、本発明の回転角度検出装置は、前記複数の永久磁石の着磁方向が前記回転中心軸と直交する径方向の第2着磁方向であり、前記磁気検出素子が該第2着磁方向における前記回転中心軸の反対側に、前記センタ磁石と対向するように配設されていることを特徴としている。
これによれば、磁気検出素子がセンタ磁石の外方側に配設されることとなり、永久磁石が回動移動した際に、磁界の変化が大きい位置に配設されることとなる。このため、磁気検出素子がより確実に磁界の変化を検出でき、検出精度を向上させることができる。
また、本発明の回転角度検出装置は、前記垂直平面側から見て、前記初期状態において、前記センタ磁石の前記円弧形状の中央に相当する位置を基準位置とし、前記サイド磁石の前記円弧形状の中央に相当する位置を離間位置とし、前記初期状態から前記センタ磁石が回動して前記円弧形状の中央が移動した位置を移動位置とし、前記基準位置と該移動位置とが前記回転中心軸に対してなす角を±θ4度とし、前記離間位置と前記基準位置とが前記回転中心軸に対してなす角を±θ5度とし、前記サイド磁石における前記円弧形状の両端部が前記回転中心軸に対してなす角をθ6度とし、XB及びYBは定数であり、XBを1≦XB≦1.4とした際に、θ4とθ5とがθ4≦θ5≦XB×θ4の関係であり、θ6がθ6=YB×θ4の関係であり、θ6を最小にするための関係式が、YB=0.8×XB2−0.3×XBであるこことを特徴としている。
これによれば、上述した関係式が成り立つように、θ4、θ5及びθ6を決めているので、より精度の高い回転角度を検出することができる。特に、“YB=0.8×XB2−0.3×XB”となるようにして、θ6(サイド磁石の幅サイズ)を決めると、サイド磁石の幅サイズは最も小さいサイズとなる。このことにより、検出精度を確保しつつ、最も小さい永久磁石を用いることができるので、より小型化されてより安価に作製することができる。
また、本発明の回転角度検出装置は、前記磁気検出素子が複数備えられており、前記複数の磁気検出素子のそれぞれに対して、1つの前記センタ磁石及び2つの前記サイド磁石となるように、前記複数の永久磁石を配設することを特徴としている。
これによれば、複数の磁気検出素子から得られる回転角度を組み合わせることにより、測定範囲を広げることができる。また、ある磁気検出素子に対してセンタ磁石として用いた永久磁石を別な磁気検出素子に対してサイド磁石として用いたり、ある磁気検出素子に対してサイド磁石として用いた永久磁石を別な磁気検出素子に対してセンタ磁石として用いることもでき、少ない永久磁石で測定範囲を広げることもできる。
本発明の回転角度検出装置は、小さく分割した円弧形状の永久磁石同士を離間させて配置させている場合であっても、測定範囲内で一体に形成された1個の永久磁石に複数の磁極で着磁した場合と同等或いはそれ以上の検出精度を得ることが可能である。しかも、小さく分割した永久磁石を用いているので、小型化されて安価に作製することができる。これらのことにより、複数の永久磁石を離間して配設した検出精度の良い回転角度検出装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態の回転角度検出装置を説明する図であって、回転角度検出装置が装着されるハンドルの模式図である。 本発明の第1実施形態の回転角度検出装置を説明する構成図であって、図1に示すII−II線における断面図である。 本発明の第1実施形態の回転角度検出装置を説明する構成図であって、図2に示すZ1側から見た上面図である。 本発明の第1実施形態の回転角度検出装置におけるシミュレーションに用いたモデル図であって、図4(a)は、本願の3つの永久磁石と1つの磁気検出素子の位置関係を示した模式図であり、図4(b)は、比較例の1つの永久磁石と1つの磁気検出素子の位置関係を示した模式図である。 本発明の第1実施形態の回転角度検出装置におけるシミュレーションAAの結果のグラフであって、図5(a)は、本願のモデルの結果であり、図5(b)は、比較例のモデルの結果である。 本発明の第1実施形態の回転角度検出装置におけるシミュレーションBBの結果のグラフであって、図6(a)は、本願のモデルの結果であり、図6(b)は、複数の永久磁石の互いの関係を示した結果である。 本発明の第2実施形態の回転角度検出装置を説明する構成図であって、図1に示すハンドルに回転角度検出装置が適用された際のII−II線における断面図である。 本発明の第2実施形態の回転角度検出装置を説明する構成図であって、図7に示すZ1側から見た上面図である。 本発明の第2実施形態の回転角度検出装置を説明する構成図であって、図7に示す断面構成図に磁界の流れを示した図である。 本発明の第2実施形態の回転角度検出装置におけるシミュレーション結果を説明する図であって、図10(a)は、シミュレーションCCに用いたモデル図であって、図10(b)は、シミュレーションCCの結果で複数の永久磁石の互いの関係を示したグラフである。 本発明の第1実施形態の回転角度検出装置の変形例1を説明する構成図であって、図2と比較した断面構成図である。 本発明の第2実施形態の回転角度検出装置の変形例3を説明する構成図であって、図7と比較した断面構成図である。 従来例1のスロットルポジションセンサを説明する図であって、内部構成を表す断面図である。 従来例2の回転検出装置を説明する図であって、図14(a)は、レンズ鏡筒に設けられた回転検出装置の一例を示す斜視図であり、図14(b)は、回転検出装置の内部の例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態の回転角度検出装置100が装着されるハンドルHNの模式図である。図2は、図1に示すII−II線における断面構成図である。図3は、図2に示すZ1側から見た上面構成図である。図3には、説明を分かり易くするために磁界の流れを2点鎖線で示している。また、図1ないし図3においては、後述する回転体RB10が静止位置より回転されて、回転体RB10の回動動作範囲の中間位置に位置している状態を示している。なお、この中間位置を初期状態としている。
本発明の第1実施形態の回転角度検出装置100は、図1に示すような自動二輪や自動三輪等のハンドルHNの部分に取り付けられ、操作者(運転者)が操作するスロットルの操作部(把持部SH)の回転を検知するために用いられている。そして、回転角度検出装置100は、ブレーキレバーRVの根元と把持部SHの取付部分との間のハンドルHNに内蔵されている。
回転角度検出装置100は、図2及び図3に示すように、操作者の操作により回動する回転体RB10に連動する3つの永久磁石11と、3つの永久磁石11の発生する磁気を検出する磁気検出素子13と、磁気検出素子13の検出信号に基づいて回転体RB10の回転角度を算出する処理部17と、を備えて構成されている。
先ず、回転角度検出装置100の永久磁石11について説明する。永久磁石11は、ネオジウム磁石等の磁石からなり、図2及び図3に示すように、センタ磁石11Cと、センタ磁石11Cの両側に1つずつ配設されたサイド磁石11Sと、から構成されている。そして、3つの永久磁石11(1つのセンタ磁石11C、2つのサイド磁石11S)は、回転体RB10の外方側に配設されて、回転体RB10と係合されており(図示はしていない)、図2に示す回転体RB10の回転中心軸RBjを中心として、回転体RB10の回動動作に連動して回動するようになっている。
また、3つの永久磁石11のそれぞれは、回転中心軸RBjが垂直に貫く垂直平面側から見て、つまり、Y方向側から見て(図2の状態)、回転中心軸RBjを中心とした仮想の円に沿った円環形状を分割した円弧形状となっている。言い換えると、回転中心軸RBjを中心とした仮想のリング軌跡RTに対し、リング軌跡RTと重なり分割されたリング分割片形状となっている。そして、3つの永久磁石11のそれぞれは、円弧形状の中央(リング分割片形状の中央)が回転中心軸RBjを中心とした仮想の円に沿った位置で等間隔になるように配設されている。つまり、図2に示すθ2度(後述する基準位置と離間位置とが回転中心軸RBjに対してなす角(中心角))が同じ角度となるように配設されている。
ここで、センタ磁石11Cとサイド磁石11Sとの位置関係の定義について、簡単に説明する。
先ず、回転中心軸RBjが垂直に貫く垂直平面側(Y方向側)から見て、初期状態(回転体RB10の回動動作範囲の中間位置)において、図2に示すように、センタ磁石11Cの円弧形状(リング分割片形状)の中央に相当する位置を基準位置とする。次に、初期状態からセンタ磁石11Cが回動して円弧形状の中央が移動した位置を移動位置とする。その際には、同じ向きに同じ移動距離で、サイド磁石11Sも移動する。次に、初期状態において、サイド磁石11Sが配設されている位置、すなわちサイド磁石11Sの円弧形状(リング分割片形状)の中央に相当する位置を離間位置とする。
そして、図2に示すように、基準位置と移動位置とが回転中心軸RBjに対してなす角(中心角)を±θ1度とする。この±θ1度が回転角度検出装置100における測定の角度範囲となっている。また、離間位置と基準位置とが回転中心軸RBjに対してなす角(中心角)を±θ2度とする。このθ2度が回転角度検出装置100におけるサイド磁石11Sの配設位置となっている。この際に、基準位置からの方向が一方向(図2に示すX1側への回転方向)と他方向(図2に示すX2側への回転方向)と存在するので、θ1度とθ2度は、プラス(一方向)及びマイナス(他方向)の値を有するようになっている。なお、本発明の第1実施形態では、回転角度検出装置100がスロットルの操作部(把持部SH)の回転を検知するために用いられているので、θ1度の角度範囲は、15°≦θ1≦90°程度となっている。
更に、サイド磁石11Sにおける円弧形状の両端部が回転中心軸RBjに対してなす角(中心角)をθ3度とする。このθ3度が回転角度検出装置100におけるサイド磁石11Sの幅サイズとなっている。
以上のようにして、センタ磁石11Cとサイド磁石11Sとの位置関係について定義される。
このように配設された3つの永久磁石11は、図3に示すように、それぞれ1対のS極とN極に着磁されているとともに、3つの永久磁石11の着磁方向が回転中心軸RBjと平行な第1着磁方向MD1(図3に示すY方向)となっている。
また、センタ磁石11Cとサイド磁石11Sとは、図3に示すように、それぞれの着磁の向きが異なる向きとなっており、図2に示すように、磁気検出素子13側から見たときに(図2の基準位置の状態)、センタ磁石11Cの着磁極とサイド磁石11Sの着磁極とが異なっている。具体的には、図2では、センタ磁石11Cの着磁極がS極であり、サイド磁石11Sの着磁極がN極である。これにより、図3に示すように、センタ磁石11Cから左右のサイド磁石11Sに、左右のサイド磁石11Sからセンタ磁石11Cに向けての磁界の流れが整えられて形成されるようになる。
次に、回転角度検出装置100の磁気検出素子13について説明する。磁気検出素子13は、ホール素子を2つ用いており、詳細な図示はしていないが、熱硬化性の合成樹脂でパッケージングされて、図示していない回路基板に搭載されている。この2つのホール素子は、図3に示すX方向及びY方向にそれぞれ感度軸を有している。
また、磁気検出素子13は、初期状態において、センタ磁石11Cと対向するように配設され、センタ磁石11Cの近傍で、センタ磁石11Cの第1着磁方向MD1における一方側(図3に示すY2側)に配置されている。これにより、磁気検出素子13がセンタ磁石11Cの側方側に配設されることとなり、回転中心軸RBjを中心とした径方向における外形サイズを小さくすることができる。しかも永久磁石11と連動する回転体RB10に対しても側方側に配設されることとなり、磁気検出素子13を容易に配設することができる。
そして、磁気検出素子13は、3つの永久磁石11の回動動作に伴う磁界の変化を2軸のホール素子により検出して、永久磁石11の回動動作を検出している。なお、本発明の第1実施形態では、この磁気検出素子13をセンタ磁石11Cの第1着磁方向MD1における一方側(図3に示すY2側)に配設したが、これに限るものではなく、第1着磁方向MD1における他方側(図3に示すY1側)に配設しても良い。
最後に、回転角度検出装置100の処理部17は、集積回路(IC、Integrated Circuit)を用いて構成されており、磁気検出素子13(2つのホール素子)に接続されて、磁気検出素子13の検出信号に基づいて回転体RB10の回転角度を算出している。この処理部17は、詳細な図示はしていないが、磁気検出素子13と併せてパッケージングされている。
以上に述べたように、本発明の第1実施形態の回転角度検出装置100は、初期状態において、磁気検出素子13と対向する円弧形状のセンタ磁石11Cと、センタ磁石11Cの両側に1つずつ配設された円弧形状のサイド磁石11Sと、を備えて、等間隔になるように配設し、磁気検出素子13側から見たときに(図2の状態)、センタ磁石11Cの着磁極とサイド磁石11Sの着磁極とが異なっているように構成した。これにより、小さく分割した円弧形状の永久磁石11同士を離間させて配置させている場合であっても、測定範囲内で一体に形成された1個の磁石に複数の磁極で着磁した場合と同等或いはそれ以上の検出精度を得ることが可能である。しかも、小さく分割した永久磁石11を用いているので、大きな磁石1個で形成する場合に比べて、小型化されて安価に作製することができる。
更に、センタ磁石11C及びサイド磁石11Sの配設に際し、以下の関係式1が成り立つようにすると、より精度の高い回転角度を検出することができる。
<関係式1>
XA及びYAは定数であり、
XAを1≦XA≦2.2とし、
θ1とθ2とがθ1≦θ2≦XA×θ1であり、
YAをYA<XAとした際に、
θ3がθ3=YA×θ1。
つまり、サイド磁石11Sの離間位置(θ2)は、回転角度検出装置100の測定角度範囲(θ1)以上であるとともに測定角度範囲(θ1)の2.2倍以下にし、サイド磁石11Sの幅サイズ(θ3)は、測定角度範囲(θ1)とサイド磁石11Sの離間位置(θ2)とを考慮して決めるのが良い。
特に、測定角度範囲(θ1)に対するサイド磁石11Sの幅サイズ(θ3)の比率が“YA=XA−0.9”となるようにして、サイド磁石11Sの幅サイズ(θ3)を決めると、この時のサイド磁石11Sの幅サイズ(θ3)が最も小さいサイズとなる。これにより、検出精度を確保しつつ、最も小さい磁石を用いることができるので、より小型化されてより安価に作製することができる。
次に、本発明の第1実施形態の回転角度検出装置100における効果を検証するため、シミュレーションAAとシミュレーションBBの2種類のシミュレーションを行った。以下に、この検証結果について説明する。
図4は、シミュレーションに用いたモデル図であって、図4(a)は、本発明の第1実施形態の回転角度検出装置100における3つの永久磁石11(1つのセンタ磁石11C、2つのサイド磁石11S)と1つの磁気検出素子13の位置関係を示したモデルM01であり、図4(b)は、比較例の回転角度検出装置H100における1つの永久磁石H11と1つの磁気検出素子13の位置関係を示したモデルME1である。比較例のモデルME1では、図4(b)に示すように、永久磁石H11を1つのみ用いており、その形状が約180°の半円環状を有している。また、永久磁石H11には、等間隔(それぞれ60°)で、3つのセグメントに分けて着磁がされている。
先ず、シミュレーションAAについて説明する。シミュレーションAAでは、回転角度検出装置100のモデルM01において、図4(a)に示す測定角度範囲(θ1)及びサイド磁石11Sの離間位置(θ2)を同じ角度の60°とし、永久磁石11(1つのセンタ磁石11C、2つのサイド磁石11S)の幅サイズ(θ3)を25°として設定した。また、永久磁石11の内側円弧の半径R1を15.6(mm)とし、永久磁石11の外側円弧の半径R2を18.3(mm)として設定した。また、永久磁石11と磁気検出素子13との間隔距離を2.55(mm)として設定した。一方、比較例の回転角度検出装置H100のモデルME1では、上述した永久磁石H11の個数や形状以外の部分において、各サイズ{測定角度範囲(θ1)、内側円弧の半径R1、外側円弧の半径R2、永久磁石H11と磁気検出素子13との間隔距離}は、回転角度検出装置100のモデルM01と同じにした。
次に、以上のモデルM01及びモデルME1を用いたシミュレーションAAの結果について説明する。図5は、シミュレーションAAの結果であって、図5(a)は、本願のモデルM01における出力値の一例を示すグラフであり、図5(b)は、比較例のモデルME1における出力値を示すグラフである。横軸は、測定角度範囲(θ1度)であり、縦軸は、磁気検出素子13からの出力値である。
本発明の第1実施形態の回転角度検出装置100は、図5(a)に示すように、測定角度範囲(θ1度)において、その出力値がほぼ直線的に変化している。このような優れたリニアリティー(直線性)であれば、処理部17によって、理想的な直線に容易に補正することができる。
一方、比較例の回転角度検出装置H100は、図5(b)に示すように、測定角度範囲(θ1度)において、その出力値がいくつかの変曲点を有した曲線に変化している。このように出力値が曲線的に変化すると、処理部17によって、理想的な直線に補正することが困難であるばかりでなく、場合によっては補正することができないという課題を有している。
これらの結果から、本発明の第1実施形態の回転角度検出装置100は、複数の永久磁石11を離間して配設して、測定範囲内で一体に形成された1個の永久磁石H11に複数の磁極で着磁した場合と同等或いはそれ以上の検出精度を得ることが可能であるという効果を奏している。
次に、シミュレーションBBについて説明する。シミュレーションBBは、図4(a)に示すモデルM01を用いて、サイド磁石11Sの離間位置(θ2)と永久磁石11の幅サイズ(θ3)を可変させて行った。図6は、シミュレーションBBであって、図6(a)は、図5(a)に示す出力値とは違う別の一例を示すグラフであり、図6(b)は、3つの永久磁石11の互いの関係を表す定数XA及び定数YAと、得られた出力値の結果と、をまとめたグラフである。図6(b)の横軸は、定数XAであり、縦軸は、定数YAである。なお、図6(b)に示す白丸は、図5(a)に示す出力値と同等の結果であり、黒丸は、図6(a)に示す出力値と同等の結果である。
本発明の第1実施形態の回転角度検出装置100は、図6(a)に示すように、3つの永久磁石11の互いの関係によっては、測定角度範囲(θ1度)において、その出力値に特異点PP(不連続点)を有する場合が生じることがある。しかしながら、特異点PPの部分を除くと、その出力値は直線的に変化しているので、比較例のような変曲点を有した曲線的な出力値の場合と違い、処理部17によって、特異点PPの部分も含めて充分に理想的な直線に補正することができる。
一方、図6(b)に示すように、定数XAが1以上、つまりサイド磁石11Sの離間位置(θ2)が回転角度検出装置100の測定角度範囲(θ1)以上で、定数XAが2.2以下、つまりサイド磁石11Sの離間位置(θ2)が測定角度範囲(θ1)の2.2倍以下にする。更に、定数YAが“XA−0.9”以上で1.3以下にする。
上述したこの範囲(図6(b)に示す三角形状のクロスハッチングHB1の部分)であれば、図5(a)に示す出力値と同等の値が得られる。特に、サイド磁石11Sの幅サイズ(θ3)を“θ1×(XA−0.9)”(図6(b)に示す直線LB1)となるようにして決めると、サイド磁石11Sの幅サイズは最も小さいサイズとなる。これにより、本発明の第1実施形態の回転角度検出装置100は、検出精度を確保しつつ、最も小さい磁石を用いることができるという効果を奏している。
以上のように構成された本発明の第1実施形態の回転角度検出装置100における、効果について、以下に纏めて説明する。
本発明の第1実施形態の回転角度検出装置100は、初期状態において、磁気検出素子13と対向する円弧形状のセンタ磁石11Cと、センタ磁石11Cの両側に1つずつ配設された円弧形状のサイド磁石11Sと、を備えて、等間隔になるように配設し、磁気検出素子13側から見たときに、センタ磁石11Cの着磁極とサイド磁石11Sの着磁極とが異なっているように構成した。これにより、小さく分割した円弧形状の永久磁石11同士を離間させて配置させている場合であっても、測定範囲内で一体に形成された1個の磁石に複数の磁極で着磁した場合と同等或いはそれ以上の検出精度を得ることが可能である。しかも、小さく分割した永久磁石11を用いているので、大きな磁石1個で形成する場合に比べて、小型化されて安価に作製することができる。これらのことにより、複数の永久磁石11を離間して配設した検出精度の良い回転角度検出装置100を提供することができる。
また磁気検出素子13が回転中心軸RBjと平行な第1着磁方向MD1における一方側(図3に示すY2側)にセンタ磁石11Cと対向するように配設されているので、磁気検出素子13がセンタ磁石11Cの側方側に配設されることとなり、回転中心軸RBjを中心とした径方向における外形サイズを小さくすることができる。しかも永久磁石11と連動する回転体RB10に対しても側方側に配設されることとなり、磁気検出素子13を容易に配設することができる。
また、上述した関係式が成り立つように、θ1、θ2及びθ3を決めているので、より精度の高い回転角度を検出することができる。特に、YA=XA−0.9となるようにして、θ3(サイド磁石11Sの幅サイズ)を決めると、サイド磁石11Sの幅サイズは最も小さいサイズとなる。このことにより、検出精度を確保しつつ、最も小さい磁石を用いることができるので、より小型化されてより安価に作製することができる。
[第2実施形態]
図7は、本発明の第2実施形態の回転角度検出装置200を説明する構成図であって、図1に示すハンドルHNに回転角度検出装置200が適用された際のII−II線における断面図である。図8は、図7に示すZ1側から見た上面図である。図9は、図7に示す断面構成図に磁界の流れを2点鎖線で示した図である。また、第2実施形態の回転角度検出装置200は、第1実施形態に対し、永久磁石21の着磁方向と磁気検出素子23の配設位置が異なる。なお、第1実施形態と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。また、図4ないし図6においては、第1実施形態と同様に、回転体RB10が静止位置より回転されて、回転体RB10の回動動作範囲の中間位置に位置している状態を示している。なお、この中間位置を初期状態としている。
本発明の第2実施形態の回転角度検出装置200は、第1実施形態と同様に、図1に示すような自動二輪や自動三輪等のハンドルHNの部分に取り付けられ、操作者(運転者)が操作するスロットルの操作部(把持部SH)の回転を検知するために用いられている。
回転角度検出装置200は、図7及び図8に示すように、操作者の操作により回動する回転体RB10に連動する3つの永久磁石21と、3つの永久磁石21の発生する磁気を検出する磁気検出素子23と、磁気検出素子23の検出信号に基づいて回転体RB10の回転角度を算出する処理部27と、を備えて構成されている。
先ず、回転角度検出装置200の永久磁石21について説明する。永久磁石21は、サマリウムコバルト磁石等の磁石からなり、図7及び図8に示すように、センタ磁石21Cと、センタ磁石21Cの両側に1つずつ配設されたサイド磁石21Sと、から構成されている。そして、3つの永久磁石21(1つのセンタ磁石21C、2つのサイド磁石21S)は、回転体RB10の外方側に配設されて、回転体RB10と係合されており(図示はしていない)、図7に示す回転体RB10の回転中心軸RBjを中心として、回転体RB10の回動動作に連動して回動するようになっている。
また、3つの永久磁石21のそれぞれは、第1実施形態と同様に、回転中心軸RBjが垂直に貫く垂直平面側から見て、つまり、Y方向側から見て(図7の状態)、回転中心軸RBjを中心とした仮想の円に沿った円環形状を分割した円弧形状となっている。言い換えると、回転中心軸RBjを中心とした仮想のリング軌跡RTに対し、リング軌跡RTと重なり分割されたリング分割片形状となっている。そして、3つの永久磁石21のそれぞれは、円弧形状の中央(リング分割片形状の中央)が回転中心軸RBjを中心とした仮想の円に沿った位置で等間隔になるように配設されている。つまり、図7に示すθ5度(後述する基準位置と離間位置とが回転中心軸RBjに対してなす角(中心角))が同じ角度となるように配設されている。
ここで、センタ磁石21Cとサイド磁石21Sとの位置関係の定義について、第1実施形態と同様であるが、簡単に説明する。
先ず、回転中心軸RBjが垂直に貫く垂直平面側(Y方向側)から見て、初期状態(回転体RB10の回動動作範囲の中間位置)において、図7に示すように、センタ磁石21Cの円弧形状(リング分割片形状)の中央に相当する位置を基準位置とする。次に、初期状態からセンタ磁石21Cが回動して円弧形状の中央が移動した位置を移動位置とする。その際には、同じ向きに同じ移動距離で、サイド磁石21Sも移動する。次に、初期状態において、サイド磁石21Sが配設されている位置、すなわちサイド磁石21Sの円弧形状(リング分割片形状)の中央に相当する位置を離間位置とする。
そして、図7に示すように、基準位置と移動位置とが回転中心軸RBjに対してなす角(中心角)を±θ4度とする。この±θ4度が回転角度検出装置200における測定の角度範囲となっている。また、離間位置と基準位置とが回転中心軸RBjに対してなす角(中心角)を±θ5度とする。このθ5度が回転角度検出装置200におけるサイド磁石21Sの配設位置となっている。この際に、基準位置からの方向が一方向(図7に示すX1側への回転方向)と他方向(図7に示すX2側への回転方向)と存在するので、θ4度とθ5度は、プラス(一方向)及びマイナス(他方向)の値を有するようになっている。なお、本発明の第2実施形態においても、回転角度検出装置200がスロットルの操作部(把持部SH)の回転を検知するために用いられているので、θ4度の角度範囲は、15°≦θ4≦90°程度となっている。
更に、サイド磁石21Sにおける円弧形状の両端部が回転中心軸RBjに対してなす角(中心角)をθ6度とする。このθ6度が回転角度検出装置200におけるサイド磁石21Sの幅サイズとなっている。
以上のようにして、センタ磁石21Cとサイド磁石21Sとの位置関係について定義される。
このように配設された3つの永久磁石21は、図7に示すように、それぞれ1対のS極とN極に着磁されているとともに、3つの永久磁石21の着磁方向が回転中心軸RBjと直交する径方向の第2着磁方向MD2となっている。
また、センタ磁石21Cとサイド磁石21Sとは、図7に示すように、それぞれの着磁の向きが異なる向きとなっており、図8に示すように、磁気検出素子23側から見たときに(図8の基準位置の状態)、センタ磁石21Cの着磁極とサイド磁石21Sの着磁極とが異なっている。具体的には、図8では、センタ磁石21Cの着磁極がN極であり、サイド磁石21Sの着磁極がS極である。これにより、図9に示すように、センタ磁石21Cから左右のサイド磁石21Sに、左右のサイド磁石21Sからセンタ磁石21Cに向けての磁界の流れが整えられて形成されるようになる。
次に、回転角度検出装置200の磁気検出素子23について説明する。磁気検出素子23は、第1実施形態と同様に、ホール素子を2つ用いており、詳細な図示はしていないが、熱硬化性の合成樹脂でパッケージングされて、図示していない回路基板に搭載されている。この2つのホール素子は、図7に示すX方向及びZ方向にそれぞれ感度軸を有している。
また、磁気検出素子23は、初期状態において、センタ磁石21Cと対向するように配設され、センタ磁石21Cの近傍で、センタ磁石21Cの第2着磁方向MD2における回転中心軸RBjの反対側に(図7に示すZ1側)に配置されている。これにより、磁気検出素子23が、センタ磁石21Cの外方側に配設され、永久磁石21が回動移動した際に、磁界の変化が大きい位置に配設されることとなる。このため、磁気検出素子23がより確実に磁界の変化を検出することができる。
そして、磁気検出素子23は、3つの永久磁石21の回動動作に伴う磁界の変化を2軸のホール素子により検出して、永久磁石21の回動動作を検出している。なお、本発明の第2実施形態では、この磁気検出素子23をセンタ磁石21Cの第2着磁方向MD2における回転中心軸RBjの反対側(図7に示すZ1側)に配設したが、これに限るものではなく、第2着磁方向MD2における回転中心軸RBj側(図7に示すZ2側)で、回転体RB10との間に配設しても良い。
最後に、回転角度検出装置200の処理部27は、第1実施形態と同様に、集積回路(IC、Integrated Circuit)を用いて構成されており、磁気検出素子23(2つのホール素子)に接続されて、磁気検出素子23の検出信号に基づいて回転体RB10の回転角度を算出している。この処理部27は、詳細な図示はしていないが、磁気検出素子23と併せてパッケージングされている。
以上に述べたように、本発明の第2実施形態の回転角度検出装置200は、初期状態において、磁気検出素子23と対向する円弧形状のセンタ磁石21Cと、センタ磁石21Cの両側に1つずつ配設された円弧形状のサイド磁石21Sと、を備えて、等間隔になるように配設し、磁気検出素子23側から見たときに(図8の状態)、センタ磁石21Cの着磁極とサイド磁石21Sの着磁極とが異なっているように構成した。これにより、小さく分割した円弧形状の永久磁石21同士を離間させて配置させている場合であっても、測定範囲内で一体に形成された1個の磁石に複数の磁極で着磁した場合と同等或いはそれ以上の検出精度を得ることが可能である。しかも、小さく分割した永久磁石21を用いているので、大きな磁石1個で形成する場合に比べて、小型化されて安価に作製することができる。
更に、センタ磁石21C及びサイド磁石21Sの配設に際し、以下の関係式2が成り立つようにすると、より精度の高い回転角度を検出することができる。
<関係式2>
XB及びYBは定数であり、
XBを1≦XB≦1.4とし、
θ4とθ5とがθ4≦θ5≦XB×θ4であり、
YBをYB<XBとした際に、
θ6がθ6=YB×θ4。
つまり、サイド磁石21Sの離間位置(θ5)は、回転角度検出装置200の測定角度範囲(θ4)以上であるとともに測定角度範囲(θ4)の1.4倍以下にし、サイド磁石21Sの幅サイズ(θ6)は、測定角度範囲(θ4)とサイド磁石21Sの離間位置(θ5)とを考慮して決めるのが良い。
特に、測定角度範囲(θ4)に対するサイド磁石21Sの幅サイズ(θ6)の比率が“YB=0.8×XB2−0.3×XB”となるようにして、サイド磁石21Sの幅サイズ(θ6)を決めると、この時のサイド磁石21Sの幅サイズ(θ6)が最も小さいサイズとなる。これにより、検出精度を確保しつつ、最も小さい磁石を用いることができるので、より小型化されてより安価に作製することができる。
次に、本発明の第2実施形態の回転角度検出装置200における効果を検証するため、シミュレーションCCを行った。以下に、この検証結果について説明する。
図10は、本発明の第2実施形態の回転角度検出装置200におけるシミュレーションCCの結果を説明する図であって、図10(a)は、シミュレーションCCに用いたモデルM02であって、図10(b)は、3つの永久磁石21の互いの関係を表す定数XB及び定数YBと、得られた出力値の結果と、をまとめたグラフである。図10(b)の横軸は、定数XBであり、縦軸は、定数YBである。なお、図10(b)に示す白丸は、第1実施形態と同様に、図5(a)に示す出力値と同等の結果であり、黒丸は、図6(a)に示す出力値と同等の結果である。
シミュレーションCCでは、回転角度検出装置200のモデルM02において、第1実施形態と同様に、図10(a)に示す測定角度範囲(±θ4)を±60°とし、永久磁石21の内側円弧の半径R1を15.6(mm)とし、永久磁石21の外側円弧の半径R2を18.3(mm)とし、永久磁石21と磁気検出素子23との間隔距離を2.55(mm)として設定した。そして、サイド磁石21Sの離間位置(θ5)と永久磁石21の幅サイズ(θ6)を可変させて行った。
その結果、図10(b)に示すクロスハッチングHB2の範囲であれば、図5(a)に示す出力値と同等の値が得られる。つまり、サイド磁石21Sの離間位置(θ5)が回転角度検出装置200の測定角度範囲(θ4)以上(定数XBが1以上)で、サイド磁石21Sの離間位置(θ5)が測定角度範囲(θ4)の1.4倍以下(定数XBが1.4以下)にし、定数YBが“YB=0.8×XB2−0.3×XB”以上で1.15以下にするのが良い。特に、サイド磁石21Sの幅サイズ(θ6)を“θ4×(0.8×XB2−0.3×XB)”(図10(b)に示す直線LB2)となるようにして決めると、サイド磁石21Sの幅サイズは最も小さいサイズとなる。これにより、本発明の第2実施形態の回転角度検出装置200は、検出精度を確保しつつ、最も小さい磁石を用いることができるという効果を奏している。
以上のように構成された本発明の第2実施形態の回転角度検出装置200における、効果について、以下に纏めて説明する。
本発明の第2実施形態の回転角度検出装置200は、初期状態において、磁気検出素子23と対向する円弧形状のセンタ磁石21Cと、センタ磁石21Cの両側に1つずつ配設された円弧形状のサイド磁石21Sと、を備えて、等間隔になるように配設し、磁気検出素子23側から見たときに、センタ磁石21Cの着磁極とサイド磁石21Sの着磁極とが異なっているように構成した。これにより、小さく分割した円弧形状の永久磁石21同士を離間させて配置させている場合であっても、測定範囲内で一体に形成された1個の永久磁石21に複数の磁極で着磁した場合と同等或いはそれ以上の検出精度を得ることが可能である。しかも、小さく分割した永久磁石21を用いているので、大きな磁石1個で形成する場合に比べて、小型化されて安価に作製することができる。これらのことにより、複数の永久磁石21を離間して配設した検出精度の良い回転角度検出装置200を提供することができる。
磁気検出素子23が回転中心軸RBjと直交する第2着磁方向MD2で回転中心軸RBjの反対側にセンタ磁石21Cと対向するように配設されているので、磁気検出素子23が、センタ磁石21Cの外方側に配設され、永久磁石21が回動移動した際に、磁界の変化が大きい位置に配設されることとなる。このため、磁気検出素子23がより確実に磁界の変化を検出でき、検出精度を向上させることができる。
また、上述した関係式が成り立つように、θ4、θ5及びθ6を決めているので、より精度の高い回転角度を検出することができる。特に、YB=0.8×XB2−0.3×XBとなるようにして、θ6(サイド磁石21Sの幅サイズ)を決めると、サイド磁石21Sの幅サイズは最も小さいサイズとなる。このことにより、検出精度を確保しつつ、最も小さい磁石を用いることができるので、より小型化されてより安価に作製することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
図11は、本発明の第1実施形態の回転角度検出装置100の変形例1を説明する構成図であって、図2と比較した回転角度検出装置D100の断面構成図である。図12は、本発明の第2実施形態の回転角度検出装置200の変形例3を説明する構成図であって、図7と比較した回転角度検出装置E200の断面構成図である。
<変形例1><変形例2>
上記第1実施形態では、1つのセンタ磁石11C及び2つのサイド磁石11Sの永久磁石11と1つの磁気検出素子13との組合せを1組、用いて構成したが、これに限るものではなく、複数組を用いても良い。例えば、図11に示すように、1つのセンタ磁石D1C及び2つのサイド磁石D1Sの永久磁石D1と1つの磁気検出素子D13との組合せを2組、用いた構成でも良い{変形例1}。これにより、2つの磁気検出素子D13から得られる回転角度を組み合わせることにより、少ない永久磁石E1で測定範囲を広げることができる。なお、上記第2実施形態の構成においても、複数組を用いて構成しても良い{変形例2}。
<変形例3>
上記第2実施形態では、1つのセンタ磁石21C及び2つのサイド磁石21Sの永久磁石21と1つの磁気検出素子23との組合せを1組、用いて構成したが、これに限るものではく、複数の永久磁石E1と複数の磁気検出素子E23とを組み合わせて数組、構成しても良い。例えば、図12に示すように、5つの永久磁石E1と2つの磁気検出素子E23を用いて、EF組、EG組と、2組を構成しても良い。つまり、1つの磁気検出素子E23に対して用いたサイド磁石E1Sを、別なもう1つの磁気検出素子E23に対してにサイド磁石E1Sとして用いて、永久磁石E1を共用している{変形例3}。これにより、少ない永久磁石E1で測定範囲を広げることができる。
<変形例4><変形例5><変形例6>
また、同様にして、4つの永久磁石E1と2つの磁気検出素子E23を用いて、2組の組合せを構成することができる。つまり、1つの磁気検出素子E23に対してセンタ磁石E1Cとして用いた永久磁石E1を、別なもう1つの磁気検出素子E23に対してサイド磁石E1Sとして用いるとともに、1つの磁気検出素子E23に対してサイド磁石E1Sとして用いた永久磁石E1を、別なもう1つの磁気検出素子E23に対してセンタ磁石E1Cとして用いて、永久磁石E1を共用している{変形例4}。なお、上記第1実施形態の構成においても、変形例3の構成にしても良いし{変形例5}、変形例4の構成にしても良い{変形例6}。
<変形例7>
上記実施形態では、磁気検出素子13及び磁気検出素子23としてホール素子を用いたが、これに限るものではなく、例えば、GMR(Giant Magneto Resistive)素子、MR(Magneto Resistive)素子、AMR(Anisotropic Magneto Resistive)素子、TMR(Tunnel Magneto Resistive)素子等であっても良い。
<変形例8>
上記実施形態では、自動二輪や自動三輪等のハンドルHNの把持部SHに設けられたスロットルの部分に好適に適用したが、これに限るものではなく、回転する部分であれば適用が可能である。
本発明は上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて適宜変更することが可能である。
11、21、D1、E1 永久磁石
11C、21C、D1C、E1C センタ磁石
11S、21S、D1S、E1S サイド磁石
13、23、D13、E23 磁気検出素子
17、27 処理部
RB10 回転体
RBj 回転中心軸
MD1 第1着磁方向
MD2 第2着磁方向
100、200、D100、E200 回転角度検出装置

Claims (6)

  1. 回転中心軸を中心として回動する回転体の回動動作に連動して回動する複数の永久磁石と、
    該永久磁石の発生する磁気を検出する磁気検出素子と、
    該磁気検出素子の検出信号に基づいて前記回転体の回転角度を算出する処理部と、を備えた回転角度検出装置において、
    複数の前記永久磁石のそれぞれは、前記回転中心軸が垂直に貫く垂直平面側から見て、前記回転中心軸を中心とした仮想の円に沿った円環形状を分割した円弧形状であるとともに、前記回転体の外方側に位置し該円弧形状の中央が前記仮想の円に沿った位置で等間隔になるように配設され、
    前記複数の永久磁石は、それぞれ1対のS極とN極に着磁されており、
    前記複数の永久磁石の内、センタ磁石と、該センタ磁石の両側に1つずつ配設されたサイド磁石と、を有し、
    前記磁気検出素子は、初期状態において、前記センタ磁石と対向するように配設され、
    前記磁気検出素子側から見たときに、前記センタ磁石の着磁極と前記サイド磁石の着磁極とが異なっていることを特徴とする回転角度検出装置。
  2. 前記複数の永久磁石の着磁方向は、前記回転中心軸と平行な第1着磁方向であり、
    前記磁気検出素子は、該第1着磁方向におけるいずれか一方側に前記センタ磁石と対向するように配設されていることを特徴とする請求項1に記載の回転角度検出装置。
  3. 前記垂直平面側から見て、
    前記初期状態において、前記センタ磁石の前記円弧形状の中央に相当する位置を基準位置とし、前記サイド磁石の前記円弧形状の中央に相当する位置を離間位置とし、
    前記初期状態から前記センタ磁石が回動して前記円弧形状の中央が移動した位置を移動位置とし、
    前記基準位置と該移動位置とが前記回転中心軸に対してなす角を±θ1度とし、
    前記離間位置と前記基準位置とが前記回転中心軸に対してなす角を±θ2度とし、
    前記サイド磁石における前記円弧形状の両端部が前記回転中心軸に対してなす角をθ3度とし、
    XA及びYAは定数であり、
    XAを1≦XA≦2.2とした際に、
    θ1とθ2とは、θ1≦θ2≦XA×θ1の関係であり、
    θ3は、θ3=YA×θ1の関係であり、
    θ3を最小にするための関係式が、YA=XA−0.9
    であることを特徴とする請求項2に記載の回転角度検出装置。
  4. 前記複数の永久磁石の着磁方向は、前記回転中心軸と直交する径方向の第2着磁方向であり、
    前記磁気検出素子は、該第2着磁方向における前記回転中心軸の反対側に、前記センタ磁石と対向するように配設されていることを特徴とする請求項1に記載の回転角度検出装置。
  5. 前記垂直平面側から見て、
    前記初期状態において、前記センタ磁石の前記円弧形状の中央に相当する位置を基準位置とし、前記サイド磁石の前記円弧形状の中央に相当する位置を離間位置とし、
    前記初期状態から前記センタ磁石が回動して前記円弧形状の中央が移動した位置を移動位置とし、
    前記基準位置と該移動位置とが前記回転中心軸に対してなす角を±θ4度とし、
    前記離間位置と前記基準位置とが前記回転中心軸に対してなす角を±θ5度とし、
    前記サイド磁石における前記円弧形状の両端部が前記回転中心軸に対してなす角をθ6度とし、
    XB及びYBは定数であり、
    XBを1≦XB≦1.4とした際に、
    θ4とθ5とは、θ4≦θ5≦XB×θ4の関係であり、
    θ6は、θ6=YB×θ4の関係であり、
    θ6を最小にするための関係式が、YB=0.8×XB2−0.3×XB
    であることを特徴とする請求項4に記載の回転角度検出装置。
  6. 前記磁気検出素子が複数備えられており、
    前記複数の磁気検出素子のそれぞれに対して、1つの前記センタ磁石及び2つの前記サイド磁石となるように、前記複数の永久磁石を配設することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の回転角度検出装置。
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