JP2017089870A - 制御弁及び制御弁を備えた作業機の油圧システム - Google Patents

制御弁及び制御弁を備えた作業機の油圧システム Download PDF

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Abstract

【課題】油圧アクチュエータの操作感を向上させることができるようにする。【解決手段】制御弁は、第1流路と、第2流路と、第3流路と、第4流路と、第5流路と、第1位置又は第2位置に移動可能なスプールとを備えている。スプールは、第1位置である場合に第1流路と第3流路とを接続可能で且つ、第2位置である場合に第1流路と第5流路とを接続可能な第1接続部と、第1位置である場合に第2流路と第5流路とを接続可能で且つ、第2位置である場合に第2流路と第3流路とを接続可能な第2接続部と、第1位置である場合に第5流路と第4流路とを接続可能、及び/又は、第2位置である場合に第5流路と第4流路とを接続可能な第3接続部と、を有している。【選択図】図2A

Description

本発明は、例えば、制御弁及び制御弁を備えた作業機の油圧システムに関するものである。
従来、作業機の油圧システムとして特許文献1が知られている。特許文献1の作業機は、ブームと、バケットと、ブームを動かすブームシリンダと、バケットを動かすバケットシリンダと、ブームシリンダの伸縮を制御する第1制御弁と、バケットシリンダの伸縮を制御する第2制御弁とを備えている。ポンプから吐出した作動油は第1制御弁及び第2制御弁に供給される。
特開2010−270527号公報
特許文献1の作業機では、第1制御弁のスプールを操作していない場合には、ポンプから吐出した作動油は、第1制御弁の内部を通過して第2制御弁に供給している。一方、第1制御弁のスプールを操作した場合では、ブームシリンダから第1制御弁に戻ってきた作動油(戻り油)を、第2制御弁に供給している。即ち、特許文献1の作業機の油圧回路では、上流側の制御弁(第1制御弁)から戻って来た戻り油を下流側の制御弁(第2制御弁)に供給するシリーズ回路を採用している。しかしながら、シリーズ回路では、第1制御弁(ブームシリンダ)及び第2制御弁(バケットシリンダ)を同時に操作した場合に、操作性が低下することがあった。
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、油圧アクチュエータの操作感を向上させることが可能な制御弁及び作業機の油圧システムを提供することを目的とする。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、以下の通りである。
本発明の制御弁は、油圧アクチュエータに接続された第1油路に連通する第1流路と、前記油圧アクチュエータに接続された第2油路に連通する第2流路と、作動油を吐出する油圧ポンプに接続された第3油路に連通する第3流路と、作動油を貯留する作動油タンク又は油圧ポンプの吸入部に接続された第4油路に連通する第4流路と、前記第1流路又は第2流路を通過した前記作動油が通る第5流路と、第1位置又は第2位置に移動可能なスプールと、を備え、前記スプールは、前記第1位置である場合に前記第1流路と第3流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に第1流路と第5流路とを接続可能な第1接続部と、前記第1位置である場合に前記第2流路と第5流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に第2流路と第3流路とを接続可能な第2接続部と、前記第1位置である場合に前記第5流路と前記第4流路とを接続可能、及び/又は、前記第2位置である場合に前記第5流路と前記第4流路とを接続可能な第3接続部と、を有している。
本発明の制御弁は、前記第3接続部は、前記スプールの内部を長手方向に延びる第1延設流路と、前記第1延設流路からスプールの外周面に延びる流路であって、前記第1位置である場合に第4流路に対応し、及び/又は、前記第2位置である場合に第5流路に対応する第2延設流路と、前記第1延設流路からスプールの外周面に延びる流路であって、前記1位置である場合に第5流路に対応し、及び/又は、前記第2位置である場合に第4流路に対応する第3延設流路と、を含んでいる。
本発明の制御弁は、油圧アクチュエータに接続された第1油路に連通する第1流路と、前記油圧アクチュエータに接続された第2油路に連通する第2流路と、作動油を吐出する油圧ポンプに接続された第3油路に連通する第3流路と、作動油を貯留する作動油タンク又は油圧ポンプの吸入部に接続された第4油路に連通する第4流路と、前記第1流路又は
第2流路を通過した前記作動油が通る第5流路と、第1位置又は第2位置に移動可能なスプールと、前記第4流路と第5流路との間に設けられた第6流路と、を備え、前記スプールは、前記第1位置である場合に前記第1流路と第3流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に第1流路と第5流路とを接続可能な第1接続部と、前記第1位置である場合に前記第2流路と第5流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に第2流路と第3流路とを接続可能な第2接続部と、前記第1位置である場合に前記第4流路、第5流路、第6流路を接続可能、及び/又は、前記第2位置である場合に前記第4流路、第5流路、第6流路を接続可能な第4接続部と、を有している。
本発明の制御弁は、前記第4接続部は、前記スプールの外周面に形成され且つ端部がスプールの長手方向に対応する第1溝を含んでいる。
本発明の制御弁は、前記第6流路は、前記スプールが挿入可能な環状の壁部に形成した凹部である。
本発明の作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプと、作動油を貯留する作動油タンクと、作動油によって作動可能な油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータに接続される第1油路と、前記第1油路とは異なる位置で前記油圧アクチュエータに接続される第2油路と、前記油圧ポンプに接続される第3油路と、作動油を貯留する作動油タンク又は油圧ポンプの吸入部に接続された第4油路に連通する第4流路と、前記油圧アクチュエータを制御する制御弁と、を備え、前記制御弁は、前記第1油路に連通する第1流路と、前記第2油路に連通する第2流路と、前記第3油路に連通する第3流路と、前記第4油路に連通する第4流路と、前記第1流路又は第2流路を通過した前記作動油が通る第5流路と、第1位置又は第2位置に移動可能なスプールと、を有し、前記スプールは、 前記第1位置である場合に前記第1流路と第3流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に第1流路と第5流路とを接続可能な第1接続部と、前記第1位置である場合に前記第2流路と第5流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に第2流路と第3流路とを接続可能な第2接続部と、前記第1位置である場合に前記第5流路と前記第4流路とを接続可能、及び/又は、前記第2位置である場合に前記第5流路と前記第4流路とを接続可能な第3接続部と、を含んでいる。
本発明の作業機の油圧システムは、前記第3接続部は、前記スプールの内部を長手方向に延びる第1延設流路と、前記第1延設流路からスプールの外周面に延びる流路であって、前記第1位置である場合に第4流路に対応し、及び/又は、前記第2位置である場合に第5流路に対応する第2延設流路と、前記第1延設流路からスプールの外周面に延びる流路であって、前記1位置である場合に第5流路に対応し、及び/又は、前記第2位置である場合に第4流路に対応する第3延設流路と、を含んでいる。
本発明の作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプと、作動油を貯留する作動油タンクと、作動油によって作動可能な油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータに接続される第1油路と、前記第1油路とは異なる位置で前記油圧アクチュエータに接続される第2油路と、前記油圧ポンプに接続される第3油路と、作動油を貯留する作動油タンク又は油圧ポンプの吸入部に接続された第4油路に連通する第4流路と、前記油圧アクチュエータを制御する制御弁と、を備え、前記制御弁は、前記第1油路に連通する第1流路と、前記第2油路に連通する第2流路と、前記第3油路に連通する第3流路と、前記第4油路に連通する第4流路と、前記第1流路又は第2流路を通過した前記作動油が通る第5流路と、第1位置又は第2位置に移動可能なスプールと、前記第4流路と第5流路との間に設けられた第6流路と、を有し、前記スプールは、前記第1位置である場合に前記第1流路と第3流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に第1流路と第5流路とを接続可能な第1接続部と、前記第1位置である場合に前記第2流路と第5流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に第2流路と第3流路とを接続可能な第2接続部と、前記第1位置である場合に前記第4流路、第5流路、第6流路を接続可能、及び/又は、前記第2位置である場合に前記第4流路、第5流路、第6流路を接続可能な第4接続部と、を有している。
本発明の作業機の油圧システムは、前記第4接続部は、前記スプールの外周面に形成さ
れ且つ端部がスプールの長手方向に対応する第1溝を含んでいる。
本発明の作業機の油圧システムは、前記第6流路は、前記スプールが挿入可能な環状の壁部に形成した凹部である。
本発明によれば、油圧アクチュエータの操作感を向上させることができる。
第1実施形態における作業系油圧システムの概略図である。 中立位置における制御弁の内部図である。 第1位置における制御弁の内部図である。 第2位置における制御弁の内部図である。 スプールの右部の断面図である。 スプールの左部の断面図である。 第2実施形態における制御弁での中立位置における制御弁の内部図である。 第1位置における制御弁の内部図である。 第2位置における制御弁の内部図である。 制御弁の第1変形例である。 制御弁の第2変形例である。 制御弁の第3変形例である。 制御弁の第4変形例である。 作業機として例示するスキッドステアローダの全体図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図6は、本発明に係る作業機の側面図を示している。図6では、作業機の一例として、スキッドステアローダを示している。但し、本発明に係る作業機はスキッドステローダに限定されず、例えば、コンパクトトラックローダ等の他の種類のローダ作業機であってもよい。また、ローダ作業機以外の作業機であってもよい。
作業機1は、機体(車体)2と、キャビン3と、作業装置4と、走行装置5A、5Bとを備えている。
機体2上にはキャビン3が搭載されている。キャビン3内の後部には運転席8が設けられている。本発明の実施形態において、作業機1の運転席8に着座した運転者の前側(図4の左側)を前方、運転者の後側(図6の右側)を後方、運転者の左側(図6の手前側)を左方、運転者の右側(図6の奥側)を右方として説明する。また、前後の方向に直交する方向である水平方向を機体幅方向として説明する。機体2の中央部から右部或いは左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向であって、機体2から離れる方向である。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向であって、機体2に近づく方向である。
キャビン3は、機体2に搭載されている。作業装置4は、作業を行う装置で、機体2に装備されている。走行装置5Aは、機体2を走行させる装置であって、機体2の左側に設けられている。走行装置5Bは、機体2を走行させる装置であって、機体2の右側に設けられている。機体2内の後部には原動機7が設けられている。原動機7は、ディーゼルエンジン(エンジン)である。なお、原動機7は、エンジンに限定されず、電動モータ等であってもよい。
運転席8の左側には、走行レバー9Lが設けられている。運転席8の右側には、走行レバー9Rが設けられている。左側の走行レバー9Lは、左側の走行装置5Aを操作するものであり、右側の走行レバー9Rは、右側の走行装置5Bを操作するものである。
作業装置4は、ブーム10と、バケット11と、リフトリンク12、制御リンク13と、ブームシリンダ14と、バケットシリンダ17とを有する。ブーム10は、機体2の側方に設けられている。バケット11は、ブーム10の先端(前端)に設けられている。リ
フトリンク12及び制御リンク13は、ブーム10の基部(後部)を支持する。ブームシリンダ14は、ブーム10を上又は下に駆動する。
詳しくは、リフトリンク12、制御リンク13及びブームシリンダ14は、機体2の側方に設けられている。リフトリンク12の上部は、ブーム10の基部の上部に枢支されている。リフトリンク12の下部は、機体2の後部の側部に枢支されている。制御リンク13は、リフトリンク12の前方に配置されている。制御リンク13の一端は、ブーム10の基部の下部に枢支され、他端が機体2に枢支されている。
ブームシリンダ14は、ブーム10を昇降する油圧シリンダである。ブームシリンダ14の上部は、ブーム10の基部の前部に枢支されている。ブームシリンダ14の下部は、機体2の後部の側部に枢支されている。ブームシリンダ14を伸縮すれば、リフトリンク12及び制御リンク13によってブーム10が上下に揺動する。バケットシリンダ17は、バケット11を揺動する油圧シリンダである。バケットシリンダ17は、バケット11の左部と左のブームとの間を連結すると共に、バケット11の右部と右のブームとの間を連結する。なお、ブーム10の先端(前部)には、バケット11の代わりに、油圧圧砕機,油圧ブレーカ,アングルブルーム,オーガー,パレットフォーク,スイーパー,モア,スノウブロア等の予備アタッチメントが装着可能とされている。
走行装置5A,5Bは、本実施形態では前輪5F及び後輪5Rを有する車輪型の走行装置5A,5Bが採用されている。なお、走行装置5A,5Bとしてクローラ型(セミクローラ型を含む)の走行装置5A,5Bを採用してもよい。
次に、スキッドステアローダ1に設けられた作業系油圧回路(作業系油圧システム)について説明する。
図1に示すように、作業系油圧システムは、ブーム10、バケット11、予備アタッチメント等を作動させるシステムであって、複数の制御弁20と、作業系の油圧ポンプ(第1油圧ポンプ)P1を備えている。また、第1油圧ポンプP1とは異なる第2油圧ポンプP2を備えている。
第1油圧ポンプP1は、原動機7の動力によって作動するポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第1油圧ポンプP1は、タンク(作動油タンク)15に貯留された作動油を吐出可能である。第2油圧ポンプP2は、原動機7の動力によって作動するポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第2油圧ポンプP2は、タンク(作動油タンク)15に貯留された作動油を吐出可能である。なお、第2油圧ポンプP2は、油圧システムにおいて、信号用の作動油、制御用の作動油を吐出する。信号用の作動油及び制御用の作動油のことをパイロット油という。
複数の制御弁20は、作業機1に設けられた様々な油圧アクチュエータを制御する弁である。油圧アクチュエータとは、作動油によって作動する装置で、油圧シリンダ、油圧モータ等である。この実施形態では、複数の制御弁20は、第1制御弁20A、第2制御弁20B、第3制御弁20Cである。
まず、第2制御弁20B及び第3制御弁20Cについて説明する。
第2制御弁20Bは、バケット11を制御する油圧シリンダ(バケットシリンダ)17を制御する弁である。第3制御弁20Cは、予備アタッチメントに装着された油圧アクチュエータ(油圧シリンダ、油圧モータ等)16を制御する弁である。
第2制御弁20Bは、それぞれパイロット方式の直動スプール形3位置切換弁である。第2制御弁20Bは、中立位置20b3、中立位置20b3とは異なる第1位置20b1、中立位置20b3及び第1位置20b1とは異なる第2位置20b2に切り換わる。第2制御弁20Bにおいて、中立位置20b3、第1位置20b1及び第2位置20b2の切換は、操作部材の操作によりスプールを動かすことによって行う。第2制御弁20Bには、油路を介してバケットシリンダ17が接続されている。
したがって、操作部材の操作によって当該第2制御弁20Bを第1位置20b1にすれば、バケットシリンダ17は収縮する。バケットシリンダ17の収縮により、バケット11はスクイ動作する。操作部材の操作によって当該第2制御弁20Bを第2位置20b2にすれば、バケットシリンダ17は伸長する。バケットシリンダ17は伸長により、バケ
ット11はダンプ動作する。なお、第2制御弁20Bの切換は、操作部材によってスプールを直接移動させることにより行っているが、スプールを作動油(パイロット油)の圧力によって移動させてもよい。
第3制御弁20Cは、それぞれパイロット方式の直動スプール形3位置切換弁である。第3制御弁20Cは、中立位置20c3、中立位置20c3とは異なる第1位置20c1、中立位置20c3及び第1位置20c1とは異なる第2位置20c2に切り換わる。第3制御弁20Cにおいて、中立位置20c3、第1位置20c1及び第2位置20c2の切換は、パイロット油の圧力によってスプールを動かすことによって行う。第3制御弁20Cには、給排油路83a、83bを介して接続部材18が接続されている。接続部材18には、予備アタッチメントの油圧アクチュエータ16に接続された油路が接続される。
したがって、第3制御弁20Cを第1位置20c1にすれば、給排油路83aから予備アタッチメントの油圧アクチュエータ16に作動油を供給することができる。第3制御弁20Cを第2位置20c2にすれば、給排油路83bから予備アタッチメントの油圧アクチュエータ16に作動油を供給することができる。このように、給排油路83a又は給排油路83bから油圧アクチュエータ16に作動油を供給することにより、当該油圧アクチュエータ16(予備アタッチメント)を作動させることができる。
次に、第1制御弁について説明する。
図1に示すように、第1制御弁20Aは、シリーズ回路に適用可能な弁である。上流側の制御弁(例えば、第1制御弁20A)と下流側の制御弁(例えば、第2制御弁20B)を有するシリーズ回路においては、第1制御弁20Aの作動時に油圧アクチュエータから当該第1制御弁20Aに戻ってきた作動油(戻り油)は第2制御弁20Bに流すことになる。第1制御弁20Aは、作動時に油圧アクチュエータから戻ってきた戻り油の一部を、作動油を排出する油路に出力可能な弁である。
このブームシリンダ14は、筒体14aと、筒体14aに移動自在に設けられたロッド14bと、ブームシリンダ14に設けられたピストン14cとを備えている。筒体14aの基端部(ロッド14b側とは反対側)には、作動油を給排する第1給排ポート14dが設けられている。筒体14aの先端部(ロッド14b側)には、作動油を給排する第2給排ポート14eが設けられている。第1給排ポート14dには、第1油路21の一端が接続され、第2給排ポート14eには、第2油路22の一端が接続されている。即ち、第2油路22は、ブームシリンダ14に接続された第1油路21とは異なる位置で、ブームシリンダ14に接続する油路である。第1油路21及び第2油路22は作動油を流すことが可能で油圧ホース、パイプ、継手等の管材である。
図1に示すように、第1制御弁20Aは、それぞれパイロット方式の直動スプール形3位置切換弁である。第1制御弁20Aは、中立位置20a3、中立位置20a3とは異なる第1位置20a1、中立位置20a3及び第1位置20a1とは異なる第2位置20a2に切り換わる。
図2Aに示すように、第1制御弁20Aは、本体30Aを備えている。本体30Aは、鋳物や樹脂などで形成されている。なお、図1に示すように、第2制御弁20B及び第2制御弁20Cも、第1制御弁20Aと同じ本体30Aを備えている。即ち、本体30Aが第1制御弁20A、第2制御弁20B及び第2制御弁20Cの共通の部材となっているが、制御弁20毎に個別の本体を備えていてもよい。
第1制御弁20Aに対応する本体30は、複数のポートを有している。図1に示すように、複数のポートは、第1本体ポート131、第2本体ポート132、第3本体ポート133、第4本体ポート134を含んでいる。
第1本体ポート131は、ブームシリンダ14に接続された第1油路21の他端を接続するポートである。したがって、第1本体ポート131からブームシリンダ14に向かう作動油は、第1油路21を通ってブームシリンダ14の第1給排ポート14dに入る。また、第1給排ポート14dから第1制御弁20Aに向かう作動油は、第1油路21を通って第1本体ポート131に入る。
第2本体ポート132は、ブームシリンダ14に接続された第2油路22の他端を接続
するポートである。したがって、第2本体ポート132からブームシリンダ14に向かう作動油は、第2油路22を通ってブームシリンダ14の第2給排ポート14eに入る。また、第2給排ポート14eから第1制御弁20Aに向かう作動油は、第2油路22を通って第2本体ポート132に入る。第3本体ポート133は、作動油を吐出する第1油圧ポンプP1に接続される第3油路23が接続されるポートである。第4本体ポート134は、作動油タンク15に接続された第4油路24が接続されるポートである。
図2Aに示すように、本体30Aには、作動油を流す流路が形成されている。即ち、本体30Aは、第1流路41、第2流路42、第3流路43、第4流路44及び第5流路45とを有する。説明の便宜上、図2A〜図2Cにおいて紙面左側を左、紙面右側を右、左及び右の方向を横方向、横方向に直交する方向を縦方向という。
第1流路41は、本体30Aに形成された流路であって、第1本体ポート131に連通している。本体30Aの横方向の左部に第1本体ポート131が設けられ、当該第1本体ポート131に続いて第1流路41が形成されている。第1流路41は、少なくとも縦方向に延設している。
第2流路42は、本体30Aに形成された流路であって、第2本体ポート132に連通している。本体30Aの横方向の右部に第2本体ポート132が設けられ、当該第2本体ポート132に続いて第2流路42が形成されている。第2流路42は、少なくとも縦方向に延設している。
第3流路43は、本体30Aに形成された流路であって、第3本体ポート133に連通している。本体30Aの横方向の中央部に第3流路43が形成されている。具体的には、第3流路43は、左流路43aと、右流路43bと、中央流路43cとを含んでいる。中央流路43cは、本体30Aの横方向の中央に形成されている。左流路43aは、中央流路43cの左に位置している。右流路43bは、中央流路43cの右に位置している。左流路43aと中央流路43cとは連通し、右流路43bと中央流路43cとは連通している。
第4流路44は、本体30Aに形成された流路であって、第4本体ポート134に連通している。具体的には、第4流路44は、左流路44aと、右流路44bとを含んでいる。左流路44aは、本体30Aの横方向の左部に形成されている。左流路44aは、第1流路41の左側に位置している。右流路44bは、本体30Aの横方向の右部に形成されている。右流路44bは、第2流路42の右側に位置している。
第5流路45は、本体30Aに形成された流路であって、第1制御弁20Aとは異なる他の第2制御弁20Bに接続可能な流路である。なお、第5流路45は、第1制御弁20Aと異なる制御弁に接続するための流路であればよい。
第5流路45は、左流路45aと、右流路45bとを含んでいる。左流路45aは、本体30Aの横方向の左部に形成されている。左流路45aは、第1流路41と第4流路44の左流路44aとの間に位置している。右流路45bは、本体30Aの横方向の右部に形成されている。右流路45bは、第2流路42と第4流路44の右流路44bとの間に位置している。左流路45aと右流路45bとは合流していて、合流後の流路45cが第2制御弁20Bに接続されている。
さて、本体30Aの横方向の一端(左端)から他端(右端)に延びる環状の壁部36(貫通孔36a)が形成されている。即ち、本体30Aには、円柱状に形成されたスプール50を挿入する直線状の貫通孔36aが形成されている。貫通孔36aを構成する環状の壁部36には、第1流路41、第2流路42、第3流路43、第4流路44及び第5流路45が達している。第1流路41の端部41aが壁部36に達している。第2流路42の端部42aが壁部36に達している。第3流路43の左流路43aの端部43a1が壁部36に達している。第3流路43の右流路43bの端部43b1が壁部36に達している。第3流路43の中央流路43cの端部43c1が壁部36に達している。第4流路44の左流路44aの端部44a1が壁部36に達している。第4流路44の右流路44bの端部44b1が壁部36に達している。第5流路45の左流路45aの端部45a1が壁部36に達している。第5流路45の右流路45bの端部45b1が壁部36に達してい
る。なお、端部41a、端部42a、端部43a1、端部43b1、端部43c1、端部44a1、端部44b1、端部45a1、端部45b1は、凹状に形成されている。
図2Aに示すように、第1制御弁20Aは、スプール50を有している。スプール50は、本体40の内部を移動することによって、第1流路41、第2流路42、第3流路43、第4流路44及び第5流路45の接続先を変更可能である。
以下、スプール50について詳しく説明する。
スプール50は、円柱状に形成されている。円柱状のスプール50は、本体40の内部に形成された貫通孔36aに挿入されている。スプール50の左端又は右端は、本体40から突出している。スプール50の突出した部分(突出部)にレバー等の操作部材が連結されている。
スプール50は、第1接続部152と、第2接続部154と、第3接続部153とを有している。第1接続部152は、第1流路41と第5流路45とを接続可能である。また、第1接続部152は、第1流路41と第3流路43とを接続可能である。
具体的には、第1接続部152は、第1凹部152aを含んでいる。第1凹部152aは、スプール50の外周面を環状に凹ますことにより形成した部分である。図2Bに示すように、スプール50を移動して、第1凹部152a、第1流路41の端部41a及び第3流路43の左流路43a(端部43a1)を重複(対応)させる。即ち、第1制御弁20Aが第1位置20a1である場合、第1接続部152は、第1流路41と第3流路43とを接続することができる。図2Cに示すように、スプール50を移動して、第1凹部152a、第1流路41の端部41a及び第5流路45の左流路45a(端部45a1)を重複(対応)させる。即ち、第1制御弁20Aが第2位置20a2である場合、第1接続部152は、第1流路41と第5流路45とを接続することができる。
第3接続部153は、第5流路45と第4流路44とを接続可能である。具体的には、第3接続部153は、第1延設流路153aと、複数の第2延設流路153bと、複数の第3延設流路153cとを含んでいる。第1延設流路153aは、スプール50の内部を長手方向(軸方向)に延びる油路であって、当該スプール50の内部に軸方向に延びる孔を形成することにより構成されている。第1延設流路153aは、スプール50の左部から右部にかけて延びている。第1延設流路153aの左端及び右端は閉鎖されている。したがって、第1延設流路153aに入った作動油は、スプール50の内部を軸方向に流れる。
複数の第2延設流路153bは、第1延設流路153aからスプール50の外周面に延びる流路であって、第1延設流路153aと連通している。複数の第2延設流路153bは、第1延設流路153aの右部に設けられている。この実施形態では、第2延設流路153bは、6つである。図3Aに示すように、6つの第2延設流路153bは、スプール50の周方向に所定の間隔で離れている。図2Bに示すように、第1制御弁20Aが第1位置20a1である場合、第2延設流路153bは、第4流路44(右流路44b)に重複(対応)する。図2Cに示すように、第1制御弁20Aが第2位置20a2である場合、第2延設流路153bは、第5流路45(右流路45b)に重複(対応)する。
複数の第3延設流路153cは、第1延設流路153aからスプール50の外周面に延びる流路であって、第1延設流路153aと連通している。複数の第3延設流路153cは、第1延設流路153aの左部に設けられている。この実施形態では、第3延設流路153cは、6つである。図3Bに示すように、6つの第3延設流路153cは、スプール50の周方向に所定の間隔で離れている。図2Bに示すように、第1制御弁20Aが第1位置20a1である場合、第3延設流路153cは、第5流路45(左流路45a)に重複(対応)する。図2Cに示すように、第1制御弁20Aが第2位置20a2である場合、第3延設流路153cは、第4流路44(左流路44a)に重複(対応)する。
以上、上述した第1制御弁20Aによれば、次のように、作業油を流すことができる。
第1制御弁20Aが第1位置20a1である状態では、第3本体ポート133に入った作動油は、図2Bの矢印R1に示すように、第3流路43の中央流路43cから左流路43aに流れる。第3流路43の左流路43aに到達した作動油は、第1接続部152(第
1凹部152a)を通過した後、第1流路41へ入る。第1流路41へ入った作動油は、第1本体ポート131を経て第1油路21へ流れる。
また、第1制御弁20Aが第1位置20a1である状態では、第2油路22から第2本体ポート132に入った作動油は、図2Bの矢印R2に示すように、第2流路42へ入る。第2流路42へ入った作動油(戻り油)は、第2接続部154(第2凹部154a)を通過した後に、第5流路45の右流路45bに入る。第5流路45の右流路45bに入った作動油(戻り油)は、第2制御弁20Bのポンプポート(作動油を導入するポート)に入る。
したがって、第1制御弁20Aを第1位置20a1にすれば、ブームシリンダ14の第1給排ポート14dに作動油を供給すると共に、ブームシリンダ14の第2給排ポート14eから筒体14a内の作動油を排出することができる。即ち、ブームシリンダ14を伸長させることができる。
また、第5流路45の右流路45bに入った作動油(戻り油)の一部は、第5流路45の左流路45aに入り、矢印R3に示すように、左流路45aから第3延設流路153cに入る。第3延設流路153cに入った作動油(戻り油)は、第1延設流路153aに入る。第1延設流路153aに入った作動油(戻り油)は、矢印R4に示すように、第1延設流路153aを左側から右側に流れる。矢印R5に示すように、第1延設流路153aの右側に到達した作動油(戻り油)は、第2延設流路153bに入った後、当該第2延設流路153bの端部(外端部)から出て、第4流路44(右流路44b)に入る。第4流路44(右流路44b)に入った作動油(戻り油)は、作動油タンク15に排出される。
したがって、第1制御弁20Aを第1位置20a1にすれば、ブームシリンダ14から戻って来た戻り油(第2流路42へ入った作動油)の一部を、作動油タンク15に排出することができる。
第1制御弁20Aが第2位置20a2である状態では、第3本体ポート133に入った作動油は、図2Cの矢印R6に示すように、第3流路43の中央流路43cから右流路43bに流れる。第3流路43の右流路43bに到達した作動油は、第2接続部154(第2凹部154a)を通過した後、第2流路42へ入る。第2流路42へ入った作動油は、第2本体ポート132を経て第2油路22へ流れる。
また、第1制御弁20Aが第2位置20a2である状態では、第1油路21から第1本体ポート131に入った作動油(戻り油)は、矢印R7に示すように、第1流路41へ入る。第1流路41へ入った作動油は、矢印R8に示すように、第1接続部152(第1凹部152a)を通過した後に、第5流路45の左流路45aに入る。第5流路45の左流路45aに入った作動油(戻り油)は、第2制御弁20Bのポンプポート(作動油を導入するポート)に入る。
したがって、第1制御弁20Aを第2位置20a2にすれば、ブームシリンダ14の第2給排ポート14eに作動油を供給すると共に、ブームシリンダ14の第1給排ポート14dから筒体14a内の作動油を排出することができる。即ち、ブームシリンダ14を収縮させることができる。
また、第5流路45の左流路45aに入った作動油(戻り油)の一部は、第5流路45の右流路45bに入り、矢印R9に示すように、右流路45bから第2延設流路153bに入る。第2延設流路153bに入った作動油(戻り油)は、第1延設流路153aに入る。第1延設流路153aに入った作動油(戻り油)は、矢印R10に示すように、第1延設流路153aを右側から左側に流れる。矢印R11に示すように、第1延設流路153aの左側に到達した作動油(戻り油)は、第3延設流路153cに入った後、当該第3延設流路153cの端部(外端部)から出て、第4流路44(左流路44a)に入る。第4流路44(左流路44a)に入った作動油(戻り油)は、作動油タンク15に排出される。
したがって、第1制御弁20Aを第2位置20a2にすれば、ブームシリンダ14から戻って来た戻り油(第2流路42へ入った作動油)の一部を、作動油タンク15に排出することができる。ここで、ブームシリンダ14におけるロッド14bと、ピストン14c
との横断面(ロッド14と直交する方向の断面)を考える。横断面において、ピストン14cの断面積は、ロッド14bの断面積より大きい。そのため、ブームシリンダ14を収縮した場合は、ブームシリンダ14を伸長した場合に比べて、第1給排ポート14dから排出される作動油の量は多くなる。つまり、ブームシリンダ14を収縮した場合は、第1油路21及び第1本体ポート131へ戻る作動油の量(戻り油の量)が多くなってしまう。
従来では、戻り油を第2制御弁20Bにそのまま供給していたため、第1制御弁20Aと同時に第2制御弁20Bを操作すると、第2制御弁20Bで作動する油圧アクチュエータ(バケットシリンダ17)の操作性が低下する。即ち、第1制御弁20A及び第2制御弁20Bを同時に操作した場合と、同時に操作しなかった場合とで操作感覚が異なる。
一方、第1制御弁20Aによれば、第1本体ポート131へ戻る作動油の量(戻り油の量)が多くなってしまった場合でも、図2Cに示したように、戻り油の一部を、第3接続部153(第1延設流路153a、第2延設流路153b、第3延設流路153c)によって、第4本体ポート134から排出している。そのため、第2制御弁20Bに入る戻り油の量を、第1制御弁20Aを操作しなかった場合に第2制御弁20Bに入る作動油の量と略同じにすることができる。その結果、第1制御弁20A及び第2制御弁20Bを同時に操作した場合でも、操作性が低下することを抑制することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態は、スプール及び流路の形状の変形例である。図4A〜図4Cは、第2実施形態における制御弁の内部図である。第2実施形態では、第1実施形態と異なる構造について説明する。
図4Aに示すように、第1制御弁20Aの本体30Bは、第1流路41、第2流路42、第3流路43、第4流路44、第5流路45及び第6流路46を有する。第1流路41、第2流路42、第3流路43、第4流路44及び第5流路45は、第1実施形態と同様である。
第6流路46は、第4流路44と第5流路45との間に設けられた流路である。詳しくは、第6流路46は、本体30Bの左部に設けられた複数の左流路46aと、本体30Bの右部に設けられた複数の右流路46bとを含んでいる。
複数の左流路46aは、第4流路44の左流路44a(端部44a1)と、第5流路45の左流路45a(端部45a1)との間に設けられている。複数の左流路46aは、壁部36を凹ますことにより構成されている。複数の左流路46aは、スプール50の外周面に沿った環状の凹形状である。この実施形態では、本体30Bには、3つの左流路46aが設けられている。説明の便宜上、3つの左流路46aのことを右から順に、第1左流路46a1、第2左流路46a2、第3左流路46a3という。
複数の右流路46bは、第4流路44の右流路44b(端部44b1)と、第5流路45の右流路45b(端部45b1)との間に設けられている。複数の右流路46bは、壁部36を凹ますことにより構成されている。複数の右流路46bは、スプール50の外周面に沿った環状の凹形状である。この実施形態では、本体30Bには、3つの右流路46bが設けられている。説明の便宜上、3つの右流路46bのことを左から順に、第1右流路46b1、第2右流路46b2、第3右流路46b3という。
スプール50は、第1接続部152と、第2接続部154と、第4接続部155とを有している。第4接続部155は、第4流路44、第5流路45、第6流路46を接続可能である。
第4接続部155は、複数の溝155a、155bを含んでいる。溝155a、溝155bは、スプール50の外周面に形成された溝である。溝155aは、スプール50の左部に設けられている。溝155bは、スプール50の右部に設けられている。説明の便宜上、スプール50の左部に設けられた複数の溝155aのことを、左溝155aといい、スプール50の右部に設けられた複数の溝155bのことを、右溝155bという。
複数の左溝155aは、スプール50の長手方向に所定の間隔で配置されている。1つの左溝155aの幅W1は、第4流路44の左流路44aと、第5流路45の左流路45
aとの間隔W2よりも小さく設定されている。また、1つの左溝155aの幅W1は、第1流路41の端部41aと第5流路45の左流路45aとの間隔W5よりも小さく設定されている。複数の左溝155aは、スプール50の周方向に所定の間隔で配置されている。図4A〜図4Cに示すように、断面視では、複数の左溝155aは、横方向に3列(3つ)に並び、縦方向(周方向)に4列(4つ)に並んでいる。説明の便宜上、断面視において、縦1列目-横1列目の左溝155aを「左溝A」、縦1列目-横2列目の左溝155aを「左溝B」、縦1列目-横3列目の左溝155aを「左溝C」、縦2列目-横1列目の左溝155aを「左溝D」、縦2列目-横2列目の左溝155aを「左溝E」、縦2列目-横3列目の左溝155aを「左溝F」という。
複数の左溝155aのうち、縦方向に隣接する左溝155aの端部は、スプール50の長手方向(横方向)に重複している。例えば、左溝Dの端部と、左溝A及び左溝Bの端部は横方向に重複している。左溝Eの端部と、左溝B及び左溝Cの端部は横方向に重複している。左溝Fの端部と、左溝Cの端部は横方向に重複している。
複数の右溝155bは、スプール50の長手方向に所定の間隔で配置されている。1つの右溝155bの幅W3は、第4流路44の右流路44bと、第5流路45の右流路45bとの間隔W4よりも小さく設定されている。また、1つの右溝155bの幅W3は、第2流路42の端部42aと第5流路45の右流路45bとの間隔W6よりも小さく設定されている。また、複数の右溝155bは、スプール50の周方向に所定の間隔で配置されている。図4A〜図4Cに示すように、断面視では、複数の右溝155bは、横方向に3列(3つ)に並び、縦方向(周方向)に4列(4つ)に並んでいる。説明の便宜上、断面視において、縦1列目-横1列目の右溝155bを「右溝A」、縦1列目-横2列目の右溝155bを「右溝B」、縦1列目-横3列目の右溝155bを「右溝C」、縦2列目-横1列目の右溝155bを「右溝D」、縦2列目-横2列目の右溝155bを「右溝E」、縦2列目-横3列目の右溝155bを「右溝F」という。
複数の右溝155bのうち、縦方向に隣接する右溝155bの端部は、スプール50の長手方向(横方向)に重複している。例えば、右溝Dの端部と、右溝A及び右溝Bの端部は横方向に重複している。右溝Eの端部と、右溝B及び右溝Cの端部は横方向に重複している。右溝Fの端部と、右溝Cの端部は横方向に重複している。
以上、上述した第1制御弁20Aによれば、次のように、作業油を流すことができる。なお、第1実施形態と同じ部分は説明を省略する。
図4Bに示すように、第1制御弁20Aを第1位置20a1にした場合、複数の右溝155bのうち一部の右溝155b(右溝A、右溝D)は、第5流路45の右流路45bに重複(対応)する。一部の右溝155b(右溝B、右溝D)は、第6流路46の第1右流路46b1に重複(対応)する。一部の右溝155b(右溝B、右溝E)は、第6流路46の第2右流路46b2に重複(対応)する。一部の右溝155b(右溝C、右溝E)は、第6流路46の第3右流路46b3に重複(対応)する。一部の右溝155b(右溝C、右溝F)は、第4流路44の右流路44bに重複(対応)する。
したがって、第5流路45の右流路45bに入った作動油(戻り油)の一部は、第5流路45の右流路45bに入った後、当該右流路45bから第4接続部155(右溝A、右溝B、右溝C、右溝D、右溝E、右溝F)及び第6流路46(第1右流路46b1、第2右流路46b2、第3右流路46b3)を経由して、第4流路44の右流路44bに排出することができる。
図4Cに示すように、第1制御弁20Aを第2位置20a2にした場合、複数の左溝155aのうち一部の左溝155a(左溝A)は、第5流路45の左流路45aに重複(対応)する。一部の左溝155a(左溝A、左溝D)は、第6流路46の第1左流路46a1に重複(対応)する。一部の左溝155a(左溝B、左溝D)は、第6流路46の第2左流路46b2に重複(対応)する。一部の左溝155a(左溝B、左溝E)は、第6流路46の第3左流路46a3に重複(対応)する。一部の左溝155a(左溝C、左溝E、左溝F)は、第4流路44の左流路44aに重複(対応)する。
したがって、第5流路45の左流路45aに入った作動油(戻り油)の一部は、第5流
路45の左流路45aに入った後、当該左流路45aから第4接続部155(左溝A、左溝B、左溝C、左溝D、左溝E、左溝F)及び第6流路46(第1左流路46b1、第2左流路46b2、第3左流路46b3)を経由して、第4流路44の左流路44aに排出することができる。
以上、第1制御弁20Aによれば、第4接続部155及び第6流路46を設けることによって、油圧シリンダ等から第1制御弁20Aに戻ってきた作動油(戻り油)の一部を、作動油タンク15に排出することができる。
図5A〜図5Dは、制御弁の変形例を示している。上述した実施形態では、第2延設流路153bと第3延設流路153cとをスプール50に対して横方向に対称に形成していたが、図5Aに示すように、中心部Cを中心として第2延設流路153bと第3延設流路153cとを非対称に形成してもよい。このようにすれば、第2延設流路153b及び第3延設流路153cが、第5流路45(左流路45a、右流路45b)及び第4流路44(左流路44a、右流路44b)に同時に重複(対応)することがなくなるため、第2延設流路153b及び第3延設流路153cが、第5流路45及び第4流路44に接続した場合のショックを緩和することができる。
また、上述した実施形態では、複数の第2延設流路153bをスプール50の長手方向(横方向)の同一位置に形成していたが、図5Bに示すように、複数の第2延設流路153bをスプール50の長手方向(横方向)にずらして形成してもよい。また、複数の第3延設流路153cをスプール50の長手方向(横方向)にずらして形成してもよい。このようにすれば、複数の第2延設流路153bが第5流路45又は第4流路44に同時に重複(対応)することがなくなる。また、複数の第3延設流路153cも第5流路45又は第4流路44に同時に重複(対応)することがなくなる。そのため、第2延設流路153b又は第3延設流路153cが、第5流路45又は第4流路44に接続した場合のショックを緩和することができる。
上述した実施形態では、溝155aをスプール50の左部に設け且つ溝155bをスプール50の右部に設けていたが、スプール50の左部及び右部の一方に第4接続部155(溝155)を設けてもよい。例えば、図5Cに示すように、スプール50の左部のみに溝155aを設けてもよい。このようにすれば、第5流路45の左流路45aに入った作動油(戻り油)の一部、特に、ブームシリンダ14等の油圧シリンダを収縮した場合に油圧シリンダから戻ってくる作動油(戻り油)の一部を、作動油タンク15に排出することができる。
上述した実施形態では、第1制御弁20Aを第1位置20a1又は第2位置20a2にした場合、スプール50によって、直接、第1制御弁20Aから第2制御弁20Bに至る流路(第7流路)47を閉鎖している。これに代え、第1制御弁20Aを第1位置20a1又は第2位置20a2にした場合でも、スプール50によって第7流路47を閉鎖しないようにしてもよい。例えば、図5Dに示すように、スプール50は、第1制御弁20Aが中立位置20a3である場合に第3油路23と第7流路47とを接続する第5接続部156を有している。第5接続部156は、中立位置20a3だけでなく、第1位置20a1又は第2位置20a2である場合にも第3油路23と第7流路47とを接続する。即ち、第5接続部156は、第1位置20a1又は第2位置20a2である場合にも第3油路23と第7流路47とを接続するノッチ156aを有している。なお、図5Dは、第3接続部又は第4接続部を省略している。図5Dに示したスプール50において、第4接続部を設ける場合は、第1制御弁20Aにも第6流路を設ける。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。上述した第4流路44は、第1制御弁20Aと作動油タンク15とを接続していた。これに代え、第4流路44は、第1制御弁20Aと第1油圧ポンプP1の吸入部(作動油を吸い込む箇所)とを接続する流路であってもよい。或いは、第4流路44は、第1制御弁20Aと第2油圧ポンプP2の吸入部とを接続する流路であってもよい。
第3接続部153に関して、上述した全ての組合せをスプール50に適用することができる。例えば、第3接続部153は、第1制御弁20Aが第1位置20a1である場合に、第5流路45と第4流路44とを接続可能、又は、第2位置20a2である場合に第5流路45と第4流路44とを接続可能であってもよい。上述したように、第3接続部153は、第1制御弁20Aが第1位置20a1及び第2位置20a2である場合に、第5流路45と第4流路44とを接続可能であってもよい。
第4接続部155に関して、上述した全ての組合せをスプール50に適用することができる。例えば、第1制御弁20Aが第1位置20a1である場合に、第4流路44、第5流路45、第6流路46を接続可能、又は、第2位置20a2である場合に第4流路44、第5流路45、第6流路46を接続可能であってもよい。第4接続部155は、第1制御弁20Aが第1位置20a1及び第2位置20a2である場合に、第4流路44、第5流路45、第6流路46を接続可能であってもよい。
また、図2A〜図2C、図4A〜4Cに示した制御弁の構造は、第1制御弁20Aだけでなく、第2制御弁20Bに適用してもよいし、第3制御弁20Cに適用してもよい。即ち、図2A〜図2C、図4A〜4Cに示した制御弁の構造は、油圧アクチュエータを制御する制御弁に適用可能である。
1 作業機
20 制御弁
21 第1油路
22 第2油路
23 第3油路
24 第4油路
25 第5油路
41 第1流路
42 第2流路
43 第3油路
44 第4流路
45 第5流路
46 第6流路
47 第7流路
50 スプール
152 第1接続部
152a 第1凹部
153 第3接続部
153a 第1延設流路
153b 第2延設流路
153c 第3延設流路
154 第2接続部
154a第2凹部
155 第4接続部

Claims (10)

  1. 油圧アクチュエータに接続された第1油路に連通する第1流路と、
    前記油圧アクチュエータに接続された第2油路に連通する第2流路と、
    作動油を吐出する油圧ポンプに接続された第3油路に連通する第3流路と、
    作動油を貯留する作動油タンク又は油圧ポンプの吸入部に接続された第4油路に連通する第4流路と、
    前記第1流路又は第2流路を通過した前記作動油が通る第5流路と、
    第1位置又は第2位置に移動可能なスプールと、
    を備え、
    前記スプールは、
    前記第1位置である場合に前記第1流路と第3流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に第1流路と第5流路とを接続可能な第1接続部と、
    前記第1位置である場合に前記第2流路と第5流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に第2流路と第3流路とを接続可能な第2接続部と、
    前記第1位置である場合に前記第5流路と前記第4流路とを接続可能、及び/又は、前記第2位置である場合に前記第5流路と前記第4流路とを接続可能な第3接続部と、
    を有している制御弁。
  2. 前記第3接続部は、
    前記スプールの内部を長手方向に延びる第1延設流路と、
    前記第1延設流路からスプールの外周面に延びる流路であって、前記第1位置である場合に第4流路に対応し、及び/又は、前記第2位置である場合に第5流路に対応する第2延設流路と、
    前記第1延設流路からスプールの外周面に延びる流路であって、前記1位置である場合に第5流路に対応し、及び/又は、前記第2位置である場合に第4流路に対応する第3延設流路と、
    を含んでいる請求項1に記載の制御弁。
  3. 油圧アクチュエータに接続された第1油路に連通する第1流路と、
    前記油圧アクチュエータに接続された第2油路に連通する第2流路と、
    作動油を吐出する油圧ポンプに接続された第3油路に連通する第3流路と、
    作動油を貯留する作動油タンク又は油圧ポンプの吸入部に接続された第4油路に連通する第4流路と、
    前記第1流路又は第2流路を通過した前記作動油が通る第5流路と、
    第1位置又は第2位置に移動可能なスプールと、
    前記第4流路と第5流路との間に設けられた第6流路と、
    を備え、
    前記スプールは、
    前記第1位置である場合に前記第1流路と第3流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に第1流路と第5流路とを接続可能な第1接続部と、
    前記第1位置である場合に前記第2流路と第5流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に第2流路と第3流路とを接続可能な第2接続部と、
    前記第1位置である場合に前記第4流路、第5流路、第6流路を接続可能、及び/又は、前記第2位置である場合に前記第4流路、第5流路、第6流路を接続可能な第4接続部と、
    を有している制御弁。
  4. 前記第4接続部は、前記スプールの外周面に形成され且つ端部がスプールの長手方向に対応する第1溝を含んでいる請求項3に記載の制御弁。
  5. 前記第6流路は、前記スプールが挿入可能な環状の壁部に形成した凹部である請求項3又は4に記載の制御弁。
  6. 作動油を吐出する油圧ポンプと、
    作動油を貯留する作動油タンクと、
    作動油によって作動可能な油圧アクチュエータと、
    前記油圧アクチュエータに接続される第1油路と、
    前記第1油路とは異なる位置で前記油圧アクチュエータに接続される第2油路と、
    前記油圧ポンプに接続される第3油路と、
    作動油を貯留する作動油タンク又は油圧ポンプの吸入部に接続された第4油路に連通する第4流路と、
    前記油圧アクチュエータを制御する制御弁と、
    を備え、
    前記制御弁は、
    前記第1油路に連通する第1流路と、前記第2油路に連通する第2流路と、前記第3油路に連通する第3流路と、前記第4油路に連通する第4流路と、前記第1流路又は第2流路を通過した前記作動油が通る第5流路と、第1位置又は第2位置に移動可能なスプールと、を有し、
    前記スプールは、
    前記第1位置である場合に前記第1流路と第3流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に第1流路と第5流路とを接続可能な第1接続部と、
    前記第1位置である場合に前記第2流路と第5流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に第2流路と第3流路とを接続可能な第2接続部と、
    前記第1位置である場合に前記第5流路と前記第4流路とを接続可能、及び/又は、前記第2位置である場合に前記第5流路と前記第4流路とを接続可能な第3接続部と、
    を含んでいる作業機の油圧システム。
  7. 前記第3接続部は、
    前記スプールの内部を長手方向に延びる第1延設流路と、
    前記第1延設流路からスプールの外周面に延びる流路であって、前記第1位置である場合に第4流路に対応し、及び/又は、前記第2位置である場合に第5流路に対応する第2延設流路と、
    前記第1延設流路からスプールの外周面に延びる流路であって、前記1位置である場合に第5流路に対応し、及び/又は、前記第2位置である場合に第4流路に対応する第3延設流路と、
    を含んでいる請求項6に記載の作業機の油圧システム。
  8. 作動油を吐出する油圧ポンプと、
    作動油を貯留する作動油タンクと、
    作動油によって作動可能な油圧アクチュエータと、
    前記油圧アクチュエータに接続される第1油路と、
    前記第1油路とは異なる位置で前記油圧アクチュエータに接続される第2油路と、
    前記油圧ポンプに接続される第3油路と、
    作動油を貯留する作動油タンク又は油圧ポンプの吸入部に接続された第4油路に連通する第4流路と、
    前記油圧アクチュエータを制御する制御弁と、
    を備え、
    前記制御弁は、
    前記第1油路に連通する第1流路と、前記第2油路に連通する第2流路と、前記第3油路に連通する第3流路と、前記第4油路に連通する第4流路と、前記第1流路又は第2流路を通過した前記作動油が通る第5流路と、第1位置又は第2位置に移動可能なスプールと、前記第4流路と第5流路との間に設けられた第6流路と、を有し、
    前記スプールは、
    前記第1位置である場合に前記第1流路と第3流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に第1流路と第5流路とを接続可能な第1接続部と、
    前記第1位置である場合に前記第2流路と第5流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に第2流路と第3流路とを接続可能な第2接続部と、
    前記第1位置である場合に前記第4流路、第5流路、第6流路を接続可能、及び/又は、前記第2位置である場合に前記第4流路、第5流路、第6流路を接続可能な第4接続部と、
    を有している作業機の油圧システム。
  9. 前記第4接続部は、前記スプールの外周面に形成され且つ端部がスプールの長手方向に対応する第1溝を含んでいる請求項8に記載の作業機の油圧システム。
  10. 前記第6流路は、前記スプールが挿入可能な環状の壁部に形成した凹部である請求項8又は9に記載の作業機の油圧システム。
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