JP7305532B2 - 流量制御弁 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、流量制御弁に関するものである。
従来、作業機の油圧システムとして特許文献1が知られている。特許文献1の作業機は、ブームと、バケットと、ブームを動かすブームシリンダと、バケットを動かすバケットシリンダと、ブームシリンダの伸縮を制御する第1制御弁と、バケットシリンダの伸縮を制御する第2制御弁とを備えている。ポンプから吐出した作動油は第1制御弁及び第2制御弁に供給される。
特開2010-270527号公報
特許文献1の作業機では、第1制御弁のスプールを操作していない場合には、ポンプから吐出した作動油は、第1制御弁の内部を通過して第2制御弁に供給している。一方、第1制御弁のスプールを操作した場合では、ブームシリンダから第1制御弁に戻ってきた作動油(戻り油)を、第2制御弁に供給している。即ち、特許文献1の作業機の油圧回路では、上流側の制御弁(第1制御弁)から戻って来た戻り油を下流側の制御弁(第2制御弁)に供給するシリーズ回路を採用している。しかしながら、シリーズ回路では、第1制御弁(ブームシリンダ)及び第2制御弁(バケットシリンダ)を同時に操作した場合に、操作性が低下することがあった。
また、特許文献2の制御弁は、作業機の油圧回路に係る制御弁の具体的な構造を開示するものであるが、簡単に構成することができなかった。
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、油圧アクチュエータの操作感を向上させることが可能な流量制御弁を提供することを目的とする。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、以下の通りである。
本発明の流量制御弁は、第1制御弁と、第2制御弁と、油圧アクチュエータに接続された第1油路に連通する第1流路と、前記油圧アクチュエータに接続された第2油路に連通する第2流路と、作動油を吐出する油圧ポンプに接続された第3油路に連通する第3流路と、前記作動油を貯留する作動油タンク又は前記油圧ポンプの吸入部に接続された第4油路に連通する第4流路と、前記第1流路又は前記第2流路を通過した前記作動油が通過し且つ前記第1制御弁と前記第2制御弁とを連通する第5流路と、第1位置又は第2位置に移動可能で、且つ、前記第1位置である場合に前記第1流路と前記第3流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に前記第1流路と前記第5流路とを接続可能な第1接続部と、前記第1位置である場合に前記第2流路と前記第5流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に前記第2流路と前記第3流路とを接続可能な第2接続部とを有するスプールと、前記スプールとは異なる場所に設けられ且つ、前記第4流路と前記第5流路とを連通する第6流路と、を備え、前記第6流路は、前記第5流路に連通する第1連通部と、前記第4流路に連通する第2連通部と、前記第1連通部及び前記第2連通部を繋ぎ、且つ、前記第1連通部の内径及び前記第2連通部の内径よりも内径が小さい絞り部と、を含んでいる
記第5流路の中途部に設けられ、前記第1制御弁から第2制御弁に作動油を流すのを許容し且つ前記第2制御弁から第1制御弁に作動油を流すのを阻止する第1逆止弁を備え、前記第6流路は、前記第1逆止弁の上流側に位置している。
前記第5流路とは別に前記第1制御弁と前記第2制御弁とに連通し且つ、前記第5流路と連通可能な第7流路を備えている。
前記第1接続部は、前記第1流路と、前記第5流路及び前記第6流路に接続可能である。
前記第2接続部は、前記第2流路と、前記第5流路及び前記第6流路に接続可能である。
前記スプールは、前記第5流路と前記第4流路とを接続する補助接続部を備えている。
本発明の別の態様に係る流量制御弁は、本体内に形成された第1制御弁及び第2制御弁を備え、前記本体は、アクチュエータに接続された第1本体ポート及び第2本体ポートと、油圧ポンプから作動油を受容する第3本体ポートと、前記作動油を前記本体の外へ排出する第4本体ポートと、前記第1本体ポートに連通する第1流路と、前記第2本体ポートに連通する第2流路と、前記第3本体ポートに連通する第3流路と、前記第4本体ポートに連通する第4流路と、前記第1制御弁と前記第2制御弁との間で連通する第5流路と、前記本体内において長手方向に延びる貫通孔を形成する壁部と、前記壁部との間で第1接続部を形成する第1凹部と、前記壁部との間で第2接続部を形成する第2凹部とを含み、前記貫通孔に挿入され、中立位置から第1位置又は第2位置に向かって長手方向に移動するように構成されたスプールとを備え、前記スプールは、前記第1位置にあるとき、前記第1接続部を介して前記第1流路と前記第3流路とを接続し、前記第2接続部を介して前記第2流路と前記第5流路とを接続し、前記第2位置にあるとき、前記第1接続部を介して前記第1流路と前記第5流路とを接続し、前記第2接続部を介して前記第2流路と前記第3流路とを接続するように構成され、前記本体は、前記第4流路と前記第5流路とを接続し、前記壁部とは離間して長手方向に延びる第6流路を備えている。
前記第6流路は、前記第5流路に連通する第1連通部と、前記第4流路に連通する第2連通部と、前記第1連通部及び前記第2連通部に連通し、且つ、前記第1連通部及び前記第2連通部の内径より小さい内径を有する絞り部と、を含んでいる。
前記第5流路に設けられ、前記第1制御弁から前記第2制御弁に前記作動油を流すのを許容し、且つ前記第2制御弁から前記第1制御弁に前記作動油を流すのを阻止する第1逆止弁を備えている。
前記第6流路は、前記第1逆止弁の上流側に位置している。
前記スプールは、前記壁部との間で形成された補助接続部を有し、前記第2位置にあるとき、前記補助接続部を介して前記第4流路と前記第5流路とを接続するように構成されている。
本発明によれば、油圧アクチュエータの操作感を向上させることができる。
作業系油圧システムの概略図である。 第1制御弁の中立位置における内部図である。 図2Aの第1制御弁を変形した例であって、中立位置における内部図である。 流量制御弁の変形例である。 作業機として例示するスキッドステアローダの全体図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図4は、本発明に係る作業機の側面図を示している。図4では、作業機の一例として、スキッドステアローダを示している。但し、本発明に係る作業機はスキッドステローダに限定されず、例えば、コンパクトトラックローダ等の他の種類のローダ作業機であってもよい。また、ローダ作業機以外の作業機であってもよい。
作業機1は、機体(車体)2と、キャビン3と、作業装置4と、走行装置5A、5Bとを備えている。
機体2上にはキャビン3が搭載されている。キャビン3内の後部には運転席8が設けられている。本発明の実施形態において、作業機1の運転席8に着座した運転者の前側(図4の左側)を前方、運転者の後側(図4の右側)を後方、運転者の左側(図4の手前側)を左方、運転者の右側(図4の奥側)を右方として説明する。また、前後の方向に直交する方向である水平方向を機体幅方向として説明する。機体2の中央部から右部或いは左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向であって、機体2から離れる方向である。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向であって、機体2に近づく方向である。
キャビン3は、機体2に搭載されている。作業装置4は、作業を行う装置で、機体2に装備されている。走行装置5Aは、機体2を走行させる装置であって、機体2の左側に設けられている。走行装置5Bは、機体2を走行させる装置であって、機体2の右側に設けられている。機体2内の後部には原動機7が設けられている。原動機7は、ディーゼルエンジン(エンジン)である。なお、原動機7は、エンジンに限定されず、電動モータ等であってもよい。
運転席8の左側には、走行レバー9Lが設けられている。運転席8の右側には、走行レバー9Rが設けられている。左側の走行レバー9Lは、左側の走行装置5Aを操作するものであり、右側の走行レバー9Rは、右側の走行装置5Bを操作するものである。
作業装置4は、ブーム10と、バケット11と、リフトリンク12、制御リンク13と、ブームシリンダ14と、バケットシリンダ17とを有する。ブーム10は、機体2の側方に設けられている。バケット11は、ブーム10の先端(前端)に設けられている。リフトリンク12及び制御リンク13は、ブーム10の基部(後部)を支持する。ブームシリンダ14は、ブーム10を上又は下に駆動する。
詳しくは、リフトリンク12、制御リンク13及びブームシリンダ14は、機体2の側方に設けられている。リフトリンク12の上部は、ブーム10の基部の上部に枢支されている。リフトリンク12の下部は、機体2の後部の側部に枢支されている。制御リンク13は、リフトリンク12の前方に配置されている。制御リンク13の一端は、ブーム10の基部の下部に枢支され、他端が機体2に枢支されている。
ブームシリンダ14は、ブーム10を昇降する油圧シリンダである。ブームシリンダ14の上部は、ブーム10の基部の前部に枢支されている。ブームシリンダ14の下部は、機体2の後部の側部に枢支されている。ブームシリンダ14を伸縮すれば、リフトリンク12及び制御リンク13によってブーム10が上下に揺動する。バケットシリンダ17は、バケット11を揺動する油圧シリンダである。バケットシリンダ17は、バケット11の左部と左のブームとの間を連結すると共に、バケット11の右部と右のブームとの間を連結する。なお、ブーム10の先端(前部)には、バケット11の代わりに、油圧圧砕機,油圧ブレーカ,アングルブルーム,オーガー,パレットフォーク,スイーパー,モア,スノウブロア等の予備アタッチメントが装着可能とされている。
走行装置5A,5Bは、本実施形態では前輪5F及び後輪5Rを有する車輪型の走行装置5A,5Bが採用されている。なお、走行装置5A,5Bとしてクローラ型(セミクローラ型を含む)の走行装置5A,5Bを採用してもよい。
次に、スキッドステアローダ1に設けられた作業系油圧回路(作業系油圧システム)について説明する。
図1に示すように、作業系油圧システムは、ブーム10、バケット11、予備アタッチメント等を作動させるシステムであって、流量制御弁30と、作業系の油圧ポンプ(第1油圧ポンプ)P1を備えている。また、第1油圧ポンプP1とは異なる第2油圧ポンプP2を備えている。
第1油圧ポンプP1は、原動機7の動力によって作動するポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第1油圧ポンプP1は、タンク(作動油タンク)15に貯留された作動油を吐出可能である。第2油圧ポンプP2は、原動機7の動力によって作動するポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第2油圧ポンプP2は、タンク(作動油タンク)15に貯留された作動油を吐出可能である。なお、第2油圧ポンプP2は、油圧システムにおいて、信号用の作動油、制御用の作動油を吐出する。信号用の作動油及び制御用の作動油のことをパイロット油という。
流量制御弁30は、作業機1に設けられた様々な油圧アクチュエータを制御する弁である。油圧アクチュエータとは、作動油によって作動する装置で、油圧シリンダ、油圧モータ等である。この実施形態では、流量制御弁30は、第1制御弁20Aと、第2制御弁20Bと、第3制御弁20Cと、第1制御弁20A、第2制御弁20B及び第3制御弁20Cを構成する本体30Aとを有している。
まず、第2制御弁20B及び第3制御弁20Cについて説明する。
第2制御弁20Bは、バケット11を制御する油圧シリンダ(バケットシリンダ)17を制御する弁である。第3制御弁20Cは、予備アタッチメントに装着された油圧アクチュエータ(油圧シリンダ、油圧モータ等)16を制御する弁である。
第2制御弁20Bは、それぞれパイロット方式の直動スプール形3位置切換弁である。第2制御弁20Bは、中立位置20b3、中立位置20b3とは異なる第1位置20b1、中立位置20b3及び第1位置20b1とは異なる第2位置20b2に切り換わる。第2制御弁20Bにおいて、中立位置20b3、第1位置20b1及び第2位置20b2の切換は、操作部材の操作によりスプールを動かすことによって行う。第2制御弁20Bには、油路を介してバケットシリンダ17が接続されている。
したがって、操作部材の操作によって当該第2制御弁20Bを第1位置20b1にすれば、バケットシリンダ17は収縮する。バケットシリンダ17の収縮により、バケット11はスクイ動作する。操作部材の操作によって当該第2制御弁20Bを第2位置20b2にすれば、バケットシリンダ17は伸長する。バケットシリンダ17は伸長により、バケット11はダンプ動作する。なお、第2制御弁20Bの切換は、操作部材によってスプールを直接移動させることにより行っているが、スプールを作動油(パイロット油)の圧力によって移動させてもよい。
第3制御弁20Cは、それぞれパイロット方式の直動スプール形3位置切換弁である。第3制御弁20Cは、中立位置20c3、中立位置20c3とは異なる第1位置20c1、中立位置20c3及び第1位置20c1とは異なる第2位置20c2に切り換わる。第3制御弁20Cにおいて、中立位置20c3、第1位置20c1及び第2位置20c2の切換は、パイロット油の圧力によってスプールを動かすことによって行う。第3制御弁20Cには、給排油路83a、83bを介して接続部材18が接続されている。接続部材18には、予備アタッチメントの油圧アクチュエータ16に接続された油路が接続される。
したがって、第3制御弁20Cを第1位置20c1にすれば、給排油路83aから予備アタッチメントの油圧アクチュエータ16に作動油を供給することができる。第3制御弁20Cを第2位置20c2にすれば、給排油路83bから予備アタッチメントの油圧アクチュエータ16に作動油を供給することができる。このように、給排油路83a又は給排油路83bから油圧アクチュエータ16に作動油を供給することにより、当該油圧アクチュエータ16(予備アタッチメント)を作動させることができる。
次に、第1制御弁について説明する。
図1に示すように、第1制御弁20Aは、シリーズ回路に適用可能な弁である。上流側の制御弁(例えば、第1制御弁20A)と下流側の制御弁(例えば、第2制御弁20B)を有するシリーズ回路においては、第1制御弁20Aの作動時に油圧アクチュエータから当該第1制御弁20Aに戻ってきた作動油(戻り油)は第2制御弁20Bに流すことになる。第1制御弁20Aは、作動時に油圧アクチュエータから戻ってきた戻り油の一部を、作動油を排出する油路に出力可能な弁である。
このブームシリンダ14は、筒体14aと、筒体14aに移動自在に設けられたロッド14bと、ブームシリンダ14に設けられたピストン14cとを備えている。筒体14aの基端部(ロッド14b側とは反対側)には、作動油を給排する第1給排ポート14dが設けられている。筒体14aの先端部(ロッド14b側)には、作動油を給排する第2給排ポート14eが設けられている。第1給排ポート14dには、第1油路21の一端が接続され、第2給排ポート14eには、第2油路22の一端が接続されている。即ち、第2油路22は、ブームシリンダ14に接続された第1油路21とは異なる位置で、ブームシリンダ14に接続する油路である。第1油路21及び第2油路22は作動油を流すことが可能で油圧ホース、パイプ、継手等の管材である。
図1に示すように、第1制御弁20Aは、それぞれパイロット方式の直動スプール形3位置切換弁である。第1制御弁20Aは、中立位置20a3、中立位置20a3とは異なる第1位置20a1、中立位置20a3及び第1位置20a1とは異なる第2位置20a2に切り換わる。
図2Aに示すように、第1制御弁20Aは、本体30A内に形成されている。本体30Aは、鋳物や樹脂などで形成されている。なお、図1に示すように、第2制御弁20B及び第3制御弁20Cも、第1制御弁20Aと同じ本体30A内に形成されている。即ち、本体30Aが第1制御弁20A、第2制御弁20B及び第3制御弁20Cの共通の部材となっているが、制御弁20毎に個別の本体を備えていてもよい。
第1制御弁20Aに対応する本体30Aは、複数のポートを有している。図1に示すように、複数のポートは、第1本体ポート131、第2本体ポート132、第3本体ポート133、第4本体ポート134を含んでいる。
第1本体ポート131は、ブームシリンダ14に接続された第1油路21の他端を接続するポートである。したがって、第1本体ポート131からブームシリンダ14に向かう作動油は、第1油路21を通ってブームシリンダ14の第1給排ポート14dに入る。また、第1給排ポート14dから第1制御弁20Aに向かう作動油は、第1油路21を通って第1本体ポート131に入る。
第2本体ポート132は、ブームシリンダ14に接続された第2油路22の他端を接続するポートである。したがって、第2本体ポート132からブームシリンダ14に向かう作動油は、第2油路22を通ってブームシリンダ14の第2給排ポート14eに入る。また、第2給排ポート14eから第1制御弁20Aに向かう作動油は、第2油路22を通って第2本体ポート132に入る。第3本体ポート133は、作動油を吐出する第1油圧ポンプP1に接続される第3油路23が接続されるポートである。図1に示すように、第4本体ポート134は、作動油タンク15に接続された第4流路24が接続されるポートである。第4流路24にチェック弁29が設けられ、第5油路25にオイルクーラ114が設けられている。
図2Aに示すように、本体30Aには、作動油を流す流路が形成されている。即ち、本体30Aは、第1流路41、第2流路42、第3流路43、第4流路44及び第5流路45とを有する。説明の便宜上、図2Aにおいて紙面左側を左、紙面右側を右、左及び右の方向を横方向、横方向に直交する方向を縦方向という。
第1流路41は、本体30Aに形成された流路であって、第1本体ポート131に連通している。本体30Aの横方向の左部に第1本体ポート131が設けられ、当該第1本体ポート131に続いて第1流路41が形成されている。第1流路41は、少なくとも縦方向に延設している。
第2流路42は、本体30Aに形成された流路であって、第2本体ポート132に連通している。本体30Aの横方向の右部に第2本体ポート132が設けられ、当該第2本体ポート132に続いて第2流路42が形成されている。第2流路42は、少なくとも縦方向に延設している。
また、第1流路41に連通する部分28A及び第2流路42に連通する部分28Aのそれぞれに、リリーフ弁28が接続される。
第3流路43は、本体30Aに形成された流路であって、第3本体ポート133に連通している。本体30Aの横方向の中央部に第3流路43が形成されている。具体的には、第3流路43は、左流路43aと、右流路43bと、中央流路43cとを含んでいる。中央流路43cは、本体30Aの横方向の中央に形成されている。左流路43aは、中央流路43cの左に位置している。右流路43bは、中央流路43cの右に位置している。左流路43aと中央流路43cとは連通し、右流路43bと中央流路43cとは連通している。
第4流路44は、本体30Aに形成された流路であって、第4本体ポート134に連通している。具体的には、第4流路44は、左流路44aと、右流路44bとを含んでいる。左流路44aは、本体30Aの横方向の左部に形成されている。左流路44aは、第1流路41の左側に位置している。右流路44bは、本体30Aの横方向の右部に形成されている。右流路44bは、第2流路42の右側に位置している。
第5流路45は、本体30Aに形成された流路であって、第1制御弁20Aとは異なる他の第2制御弁20Bに接続可能な流路である。なお、第5流路45は、第1制御弁20Aと異なる制御弁に接続するための流路であればよい。
第5流路45は、左流路45aと、右流路45bとを含んでいる。左流路45aは、本体30Aの横方向の左部に形成されている。左流路45aは、第1流路41と第4流路44の左流路44aとの間に位置している。右流路45bは、本体30Aの横方向の右部に形成されている。右流路45bは、第2流路42と第4流路44の右流路44bとの間に位置している。左流路45aと右流路45bとは合流していて、合流後の流路45cが第2制御弁20Bに接続されている。
さて、本体30Aの横方向の一端(左端)から他端(右端)に延びる環状の壁部36(貫通孔36a)が形成されている。即ち、本体30Aには、円柱状に形成されたスプール50を挿入する直線状の貫通孔36aが形成されている。貫通孔36aを構成する環状の壁部36には、第1流路41、第2流路42、第3流路43、第4流路44及び第5流路45が達している。第1流路41の端部41aが壁部36に達している。第2流路42の端部42aが壁部36に達している。第3流路43の左流路43aの端部43a1が壁部36に達している。第3流路43の右流路43bの端部43b1が壁部36に達している。第3流路43の中央流路43cの端部43c1が壁部36に達している。第4流路44の左流路44aの端部44a1が壁部36に達している。第4流路44の右流路44bの端部44b1が壁部36に達している。第5流路45の左流路45aの端部45a1が壁部36に達している。第5流路45の右流路45bの端部45b1が壁部36に達している。なお、端部41a、端部42a、端部43a1、端部43b1、端部43c1、端部44a1、端部44b1、端部45a1、端部45b1は、凹状に形成されている。
図2Aに示すように、第1制御弁20Aは、スプール50を有している。スプール50は、本体40の内部を移動することによって、第1流路41、第2流路42、第3流路43、第4流路44及び第5流路45の接続先を変更可能である。
以下、スプール50について詳しく説明する。
スプール50は、円柱状に形成されている。円柱状のスプール50は、本体40の内部に形成された貫通孔36aに挿入されている。スプール50の左端又は右端は、本体40から突出している。スプール50の突出した部分(突出部)にレバー等の操作部材が連結されている。
スプール50は、第1接続部152と、第2接続部154とを有している。第1接続部152は、第1流路41と第5流路45とを接続可能である。また、第1接続部152は、第1流路41と第3流路43とを接続可能である。
具体的には、第1接続部152は、第1凹部152aを含んでいる。第1凹部152aは、スプール50の外周面を環状に凹ますことにより形成した部分である。スプール50を移動して、第1凹部152a、第1流路41の端部41a及び第3流路43の左流路43a(端部43a1)を重複(対応)させる。即ち、第1制御弁20Aが第1位置20a1である場合、第1接続部152は、第1流路41と第3流路43とを接続することができる。また、スプール50を移動して、第1凹部152a、第1流路41の端部41a及び第5流路45の左流路45a(端部45a1)を重複(対応)させる。即ち、第1制御弁20Aが第2位置20a2である場合、第1接続部152は、第1流路41と第5流路45とを接続することができる。
第2接続部154は、第2凹部154aを含んでいる。第2凹部154aは、スプール50の外周面を環状に凹ますことにより形成した部分である。スプール50を移動して、第2凹部154a、第2流路42の端部42a及び第3流路43の左流路43a(端部43a1)を重複(対応)させる。即ち、第1制御弁20Aが第2位置20a2である場合、第2接続部154は、第2流路42と第3流路43とを接続することができる。また、スプール50を移動して、第2凹部154a、第2流路42の端部42a及び第5流路45の右流路45b(端部45b1)を重複(対応)させる。即ち、第1制御弁20Aが第1位置20a1である場合、第2接続部154は、第2流路42と第5流路45とを接続することができる。
図2Aに示すように、流量制御弁30は、第6流路46を備えている。第6流路46は、スプール50とは異なる場所に設けられ且つ第4流路44と第5流路45とを連通する流路である。第6流路46は、第1制御弁20Aと同じ本体30A内に形成されている。
第6流路46は、第1連通部46aと、第2連通部46bと、絞り部46cとを含んでいる。第1連通部46aは、右側に設けられ、第4流路44の右流路44bに連通している。第2連通部46bは、第1連通部46aと同様に右側に設けられ、第5流路45の右流路45bに連通している。第1連通部46aの内径R1と、第2連通部46bの内径R2とは略同じに設定されている。絞り部46cは、第4流路44の右流路44bと、第5流路45の右流路45bとを繋ぐ流路であって、第1連通部46aの内径R1及び第2連通部46bの内径R2によりも内径R3が小さくなっている。
また、第1連通部46aの右側、即ち、第4流路44の右流路44bよりも右側は、本体30Aの外端まで延びていて、外端側は、プラグ等の閉鎖部材47により閉鎖されている。即ち、第1連通部46aの外端側から絞り部46cを加工するための工具を挿入するか、又は、第1連通部46aの外端側から絞り部46c、第2連通部46b及び閉鎖部材47を構成する構造物を挿入することにより、回路を簡単に構成することができる。
図1に示すように、流量制御弁30は、第1逆止弁101が設けられている。第1逆止弁101は、第5流路45の右流路45bの中途部に設けられ、第1制御弁20Aから第2制御弁20Bに作動油を流すのを許容し且つ第2制御弁20Bから第1制御弁20Aに作動油を流すのを阻止する弁である。即ち、第1逆止弁101は、第6流路46の下流側に位置している。なお、第5流路45とは別に第1制御弁20Aと第2制御弁20Bとに連通し且つ、第5流路45と連通可能な第7流路143が設けられている。なお、第1逆止弁101は、第2制御弁20B側に設けてもよい。
以上のように、図1に示すように、オイルクーラ114及びチェック弁29が設けられているため、排出油路に連通する第4流路44の圧力を上げることができ、第3制御弁20Cの排出ポート53A、53B、53C、メインリリーフ39から排出油路の作動油を、第4流路44、第6流路46及び第5流路45を介して第2制御弁20B側に流すことができる。言い換えれば、オイルクーラ114及びチェック弁29によって排出油路における背圧を上昇させることができ、これにより、例えば、第1油圧アクチュエータ14から第1制御弁20Aへ戻る戻り油が少ない場合に、排出油路側の作動油を第2制御弁20Bに供給することが可能となる。
図2Bは、図2Aの第1制御弁20A(流量制御弁30)の変形例である。図2Bに示すように、スプール50には、補助接続部254が形成されている。補助接続部254は、スプール50の移動によって、第5流路45と、第4流路44とを接続する部分である。補助接続部254は、スプール50の外周面を凹状に形成することにより構成されている。図2Bにおいて、第1制御弁20Aが中立位置20a3である状態において、補助接続部254の軸方向の第4流路44側の端部と第4流路44の端部44b1との軸方向の距離L10が、第5流路45の端部45b1と第2凹部154aとの軸方向の距離L11よりも大きくなるように、補助接続部254の位置が設定されている。
したがって、図2Bに示すように、スプール50を中立位置20a3から徐々に第2位置20a2へ向けて移動させた場合、第2凹部154aと、第5流路45の端部45b1及び第6流路46の第1連通部46aとが繋がり、第1油圧アクチュエータ14の作動油(戻り油)の一部(第2流路42を通過した戻り油の一部)は、第6流路46の絞り部46cを通過して第4流路44へ流れる。ここで、第4流路44へ流れる戻り油は、絞り部46cの開口面積(断面積)により決まる。つまり、スプール50を中立位置20a3から徐々に第2位置20a2へ向けて移動させた場合の第4流路44へ流れる戻り油の流量は、絞り部46cによって所定量に規制される。
一方、スプール50をさらに第2位置20a2へ向けて移動させると、第2凹部154aが第5流路45に達している状態で、補助接続部254によって、第5流路45と第4流路44とが連通する。つまり、第5流路45が、第6流路46だけでなく補助接続部254にも連通することになり、第4流路44へ流れる戻り油は、絞り部46cの開口面積(断面積)に加え、補助接続部254の断面積により決まることから、当該第4流路44への戻り油の流量を増加することができる。
以上により、第6流路46と補助接続部254との相乗効果によって、急激に第4流路44への戻り油の増加を抑制しつつ、スプール50のストロークに応じて第4流路44への戻り油の流量を増加することができる。
図3は、図2A及び図2Bと形状が異なる流量制御弁30を示している。なお、図3は第2位置20a2に切り換わっている状態を示している。図3に示すように、流量制御弁30にも第6流路46が設けられている。図3は、例えば、ブームシリンダ14、バケットシリンダ17を制御する弁である。図3において、本体30Aが図2A及び図2Bと異なるものの機能は同じであるため、図2A及び図2Bと共通する部分は、同一の符号を付して説明を省略する。なお、図3において、第5流路45には、図1と同じように、第1制御弁20Aから第2制御弁20Bに作動油を流すのを許容し且つ第2制御弁20Bから第1制御弁20Aに作動油を流すのを阻止する第1逆止弁101(図示省略)が設けられる。つまり、図3の流量制御弁30においても、第1油圧アクチュエータ14から戻った戻り油(第5流路45を通過した戻り油)の一部は、第6流路46を介して第4流路44へ流れる一方、他の作動油は、第1逆止弁101へ向けて流れ、第7流路143へ流すことができる。
図3の本体20において、第5流路45等に連通する部分101Aに第1逆止弁101が取り付けられる。
上述した実施形態では、第1制御弁20Aの第2位置20a2側には、第2接続部154に連通可能な第6流路46等を設けているが、第1制御弁20Aの第1位置20a1側には、第1接続部152に連通する第6流路46等を設けてもよい。つまり、第1制御弁20Aにおいて、第1油圧アクチュエータ14が伸長する側、収縮する側のどちらにも適用が可能である。また、第2制御弁20Bの他の制御弁に第6流路46等を適用する場合も、同様に、油圧アクチュエータが伸長する側、収縮する側のどちらにも適用が可能である。つまり、スプール50の移動によって、第1接続部152は、第1流路41、第5流路45及び第6流路46に接続可能である。また、スプール50の移動によって、第2接続部154は、第2流路42、第5流路45及び第6流路46に接続可能である。
流量制御弁30は、第1制御弁20Aと、第2制御弁20Bと、油圧アクチュエータに接続された第1油路21に連通する第1流路41と、油圧アクチュエータに接続された第2油路22に連通する第2流路42と、作動油を吐出する油圧ポンプに接続された第3油路23に連通する第3流路43と、作動油を貯留する作動油タンク又は油圧ポンプの吸入部に接続された第4流路24に連通する第4流路44と、第1流路41又は第2流路42を通過した作動油が通過し且つ第1制御弁20Aと第2制御弁20Bとを連通する第5流路45と、第1位置20a1又は第2位置20b2に移動可能で、且つ、第1位置20a1である場合に第1流路41と第3流路43とを接続可能で且つ、第2位置20b2である場合に第1流路41と第5流路45とを接続可能な第1接続部152と、第1位置20a1である場合に第2流路42と第5流路45とを接続可能で且つ、第2位置20b2である場合に第2流路42と第3流路43とを接続可能な第2接続部154とを有するスプール50と、スプール50とは異なる場所に設けられ且つ、第4流路44と第5流路45とを連通する第6流路46と、を備えている。
これによれば、スプール50とは異なる場所に設けられ且つ第4流路44と第5流路45とを連通する第6流路46が設けられているため、スプール50を、第1位置20a1にした場合に、第2流路42に戻ってきた作動油(戻り油)の一部(第5流路45を通過する一部)を、第6流路46を介して第4流路44に排出することができる。即ち、第1制御弁20Aと第2制御弁20Bとを作動させた複合操作のときに、第2制御弁20Bへ戻り油が供給できないような状況が生じても、油圧アクチュエータから第1制御弁20Aへ戻っていた戻り油を排出することができるため、第1制御弁20Aの油圧アクチュエータを作動させることができる。即ち、油圧アクチュエータの操作感を向上させることができる。
第6流路46は、第5流路45に連通する第1連通部46aと、第4流路44に連通する第2連通部46bと、第1連通部46a及び第2連通部46bを繋ぎ、且つ、第1連通部46aの内径R1及び第2連通部46bの内径R2よりも内径R3が小さい絞り部46cと、を含んでいる。これによれば、第6流路46から排出する戻り油の流量を調整することができ、第1制御弁20Aと第2制御弁20Bとをバランスよく作動させることができる。
第2連通部46bは、本体30Aの外端まで延びていて外端側は閉鎖部材47により閉鎖されている。これによれば、第6流路46を簡単に構成することができる。
第5流路45の中途部に設けられ、第1制御弁20Aから第2制御弁20Bに作動油を流すのを許容し且つ第2制御弁20Bから第1制御弁20Aに作動油を流すのを阻止する第1逆止弁101を備え、第6流路46は、第1逆止弁101の上流側に位置している。これによれば、第1制御弁20Aから第2制御弁20Bへの戻り油をスムーズに供給することができる。
第5流路45とは別に第1制御弁20Aと第2制御弁20Bとに連通し且つ、第5流路45と連通可能な第7流路143を備えている。これによれば、第7流路143によって第1制御弁20Aから第2制御弁20Bに作動油を供給したり、第5流路45の圧力が高い場合には、第7流路143によって戻り油を再び第1制御弁20Aへ供給することができる。
第1接続部152は、第1流路41と、第5流路45及び第6流路46に接続可能である。これによれば、油圧アクチュエータから第1流路41を介して第1制御弁20Aに戻った作動油(戻り油)を、第5流路45を介して第2制御弁20Bに流すことができる一方で、第6流路46を介して第4流路44へ排出することができる。
第2接続部154は、第2流路42と、第5流路45及び第6流路46に接続可能である。これによれば、油圧アクチュエータから第2流路42を介して第1制御弁20Aに戻った作動油(戻り油)を、第5流路45を介して第2制御弁20Bに流すことができる一方で、第6流路46を介して第4流路44へ排出することができる。
スプール50は、第5流路45と第4流路44とを接続する補助接続部254を備えている。これによれば、補助接続部254によっても、油圧アクチュエータから第5流路に戻った戻り油を、補助接続部254を通過させて第4流路44に排出することができる。
なお、第6流路46は、第1制御弁20A以外の制御弁、例えば、第2制御弁20Bに設けてもよく限定されない。
上述した第4流路44は、第1制御弁20Aと作動油タンク15とを接続していた。これに代え、第4流路44は、第1制御弁20Aと第1油圧ポンプP1の吸入部(作動油を吸い込む箇所)とを接続する流路であってもよい。或いは、第4流路44は、第1制御弁20Aと第2油圧ポンプP2の吸入部とを接続する流路であってもよい。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。上述した第4流路44は、第1制御弁20Aと作動油タンク15とを接続していた。これに代え、第4流路44は、第1制御弁20Aと第1油圧ポンプP1の吸入部(作動油を吸い込む箇所)とを接続する流路であってもよい。或いは、第4流路44は、第1制御弁20Aと第2油圧ポンプP2の吸入部とを接続する流路であってもよい。
15 :作動油タンク
16 :油圧アクチュエータ
20 :制御弁
20A :第1制御弁
20B :第2制御弁
20a1 :第1位置
20a2 :第2位置
20b1 :第1位置
20b2 :第2位置
20c1 :第1位置
20c2 :第2位置
21 :第1油路
22 :第2油路
23 :第3油路
24 :第4流路
30 :流量制御弁
41 :第1流路
42 :第2流路
43 :第3流路
44 :第4流路
45 :第5流路
45c :流路
46 :第6流路
46a :第1連通部
46b :第2連通部
46c :絞り部
50 :スプール
101 :第1逆止弁
143 :第7流路
152 :第1接続部
154 :第2接続部
254 :補助接続部
R1 :内径
R2 :内径
R3 :内径

Claims (10)

  1. 第1制御弁と、
    第2制御弁と、
    油圧アクチュエータに接続された第1油路に連通する第1流路と、
    前記油圧アクチュエータに接続された第2油路に連通する第2流路と、
    作動油を吐出する油圧ポンプに接続された第3油路に連通する第3流路と、
    前記作動油を貯留する作動油タンク又は前記油圧ポンプの吸入部に接続された第4油路に連通する第4流路と、
    前記第1流路又は前記第2流路を通過した前記作動油が通過し且つ前記第1制御弁と前記第2制御弁とを連通する第5流路と、
    第1位置又は第2位置に移動可能で、且つ、前記第1位置である場合に前記第1流路と前記第3流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に前記第1流路と前記第5流路とを接続可能な第1接続部と、前記第1位置である場合に前記第2流路と前記第5流路とを接続可能で且つ、前記第2位置である場合に前記第2流路と前記第3流路とを接続可能な第2接続部とを有するスプールと、
    前記スプールとは異なる場所に設けられ且つ、前記第4流路と前記第5流路とを連通する第6流路と、
    を備え
    前記第6流路は、
    前記第5流路に連通する第1連通部と、
    前記第4流路に連通する第2連通部と、
    前記第1連通部及び前記第2連通部を繋ぎ、且つ、前記第1連通部の内径及び前記第2連通部の内径よりも内径が小さい絞り部と、
    を含んでいる流量制御弁。
  2. 前記第5流路の中途部に設けられ、前記第1制御弁から前記第2制御弁に前記作動油を流すのを許容し且つ前記第2制御弁から前記第1制御弁に前記作動油を流すのを阻止する第1逆止弁を備え、
    前記第6流路は、前記第1逆止弁の上流側に位置している請求項に記載の流量制御弁。
  3. 前記第5流路とは別に前記第1制御弁と前記第2制御弁とに連通し且つ、前記第5流路と連通可能な第7流路を備えている請求項1又は2に記載の流量制御弁。
  4. 前記第1接続部は、前記第1流路と、前記第5流路及び前記第6流路に接続可能である請求項1~のいずれかに記載の流量制御弁。
  5. 前記第2接続部は、前記第2流路と、前記第5流路及び前記第6流路に接続可能である請求項1~のいずれかに記載の流量制御弁。
  6. 前記スプールは、前記第5流路と前記第4流路とを接続する補助接続部を備えている請求項又はに記載の流量制御弁。
  7. 本体内に形成された第1制御弁及び第2制御弁を備えた流量制御弁であって、
    前記本体は、
    アクチュエータに接続された第1本体ポート及び第2本体ポートと、
    油圧ポンプから作動油を受容する第3本体ポートと、
    前記作動油を前記本体の外へ排出する第4本体ポートと、
    前記第1本体ポートに連通する第1流路と、
    前記第2本体ポートに連通する第2流路と、
    前記第3本体ポートに連通する第3流路と、
    前記第4本体ポートに連通する第4流路と、
    前記第1制御弁と前記第2制御弁との間で連通する第5流路と、
    前記本体内において長手方向に延びる貫通孔を形成する壁部と、
    前記壁部との間で第1接続部を形成する第1凹部と、前記壁部との間で第2接続部を形成する第2凹部とを含み、前記貫通孔に挿入され、中立位置から第1位置又は第2位置に向かって長手方向に移動するように構成されたスプールとを備え、
    前記スプールは、
    前記第1位置にあるとき、前記第1接続部を介して前記第1流路と前記第3流路とを接続し、前記第2接続部を介して前記第2流路と前記第5流路とを接続し、
    前記第2位置にあるとき、前記第1接続部を介して前記第1流路と前記第5流路とを接続し、前記第2接続部を介して前記第2流路と前記第3流路とを接続するように構成され、
    前記本体は、前記第4流路と前記第5流路とを接続し、前記壁部とは離間して長手方向に延びる第6流路を備えている流量制御弁。
  8. 前記第6流路は、
    前記第5流路に連通する第1連通部と、
    前記第4流路に連通する第2連通部と、
    前記第1連通部及び前記第2連通部に連通し、且つ、前記第1連通部及び前記第2連通部の内径より小さい内径を有する絞り部と、
    を含んでいる請求項7に記載の流量制御弁。
  9. 前記第5流路に設けられ、前記第1制御弁から前記第2制御弁に前記作動油を流すのを許容し、且つ前記第2制御弁から前記第1制御弁に前記作動油を流すのを阻止する第1逆止弁を備え、
    前記第6流路は、前記第1逆止弁の上流側に位置している、請求項7又は8に記載の流量制御弁。
  10. 前記スプールは、前記壁部との間で形成された補助接続部を有し、前記第2位置にあるとき、前記補助接続部を介して前記第4流路と前記第5流路とを接続するように構成されている請求項7~9のいずれかに記載の流量制御弁。
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