JP2017087857A - 舶用ボイラシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】補助ボイラでの燃料消費量を大きく低減すること。
【解決手段】排ガスエコノマイザ2と補助ボイラ3とを備えた舶用ボイラシステムにおいて、補助ボイラ3内の蒸気圧を測定する圧力計4と補助ボイラ3の作動を制御するボイラ制御装置5とを更に備えており、ボイラ制御装置5は、主機関が定常運転の場合と減速運転の場合との間で切り替わって作動するようになっており、定常運転の場合には、圧力計4で測定された蒸気圧が、第1下限値まで下がると補助ボイラ3の燃焼を開始させ、第1上限値まで上がると補助ボイラ3の燃焼を停止させ、減速運転の場合には、圧力計4で測定された蒸気圧が、第2下限値まで下がると補助ボイラ3の燃焼を開始させ、第2上限値まで上がると補助ボイラ3の燃焼を停止させるようになっており、第2下限値から第2上限値までの第2範囲値が、第1下限値から第1上限値までの第1範囲値よりも、低く設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、排ガスエコノマイザと補助ボイラとを備えた舶用ボイラシステムに関する。
従来の舶用ボイラシステムは、船のエンジンである主機関の排ガスの熱(すなわち排熱)を、排ガスエコノマイザによって回収し、船舶内の種々の熱負荷部へ蒸気として供給して、再利用するようになっており、また、主機関の排熱量が少ない場合には、補助ボイラの燃焼を実行して、熱負荷部へ供給する蒸気を補充するようになっている。そして、この補助ボイラの燃焼は、ボイラ制御装置によって制御されている。
特開昭63−32224号公報 特開2015−113084号公報
近年、CO排出量削減等の観点から、船舶は、減速運転されることが多くなっている。しかるに、従来の舶用ボイラシステムでは、ボイラ制御装置が、主機関の「定常運転」の場合も「減速運転」の場合も、同じ基準で補助ボイラを制御するため、次のような不具合があった。
(1)「減速運転」の場合には、主機関の排ガス量が少なくなるため、排ガスエコノマイザで生成される蒸気量が少なくなり、その結果、補助ボイラの燃焼が頻繁に実行され、燃料が消費されることになる。したがって、船舶運航中における補助ボイラでの燃料消費量が多い。
(2)補助ボイラの燃焼が頻繁に実行されると、燃焼バーナのオンオフが頻繁に行われることとなり、所謂ハンチング現象が生じる。そのために、燃焼バーナの周辺機器の寿命が短くなる。
本発明は、船舶運航中における補助ボイラでの燃料消費量を大きく低減でき、更には、補助ボイラの燃焼バーナのハンチング現象を解消できる、舶用ボイラシステムを、提供することを目的としている。
本発明は、主機関の排ガスの熱を回収して蒸気を生成する排ガスエコノマイザと、燃焼バーナで燃料を燃焼して補充用の蒸気を生成する補助ボイラと、を備えており、前記排ガスエコノマイザで生成した蒸気を、前記補助ボイラを経て熱負荷部へ、供給するようになっている、舶用ボイラシステムにおいて、前記補助ボイラ内の蒸気圧を測定する圧力計と、前記補助ボイラの作動を制御するボイラ制御装置と、を更に備えており、前記ボイラ制御装置は、前記主機関が定常運転の場合と前記主機関が減速運転の場合との間で、切り替わって、作動するようになっており、前記主機関が定常運転の場合には、前記圧力計で測定された蒸気圧が、第1下限値まで下がると前記補助ボイラの燃焼を開始させ、第1上限値まで上がると前記補助ボイラの燃焼を停止させるようになっており、前記主機関が減速運転の場合には、前記圧力計で測定された蒸気圧が、第2下限値まで下がると前記補助ボイラの燃焼を開始させ、第2上限値まで上がると前記補助ボイラの燃焼を停止させるようになっており、前記第2下限値から前記第2上限値までの第2範囲値が、前記第1下限値から前記第1上限値までの第1範囲値よりも、低く設定されている、ことを特徴としている。
なお、本発明は、次のいずれかの構成を採用するのが好ましい。
(A)前記ボイラ制御装置は、前記主機関の2つの場合の間での切り替えを行うための手動スイッチを、更に備えている。
(B)前記ボイラ制御装置は、前記主機関の2つの場合の間での切り替えを自動で行うための自動切替機構を、更に備えている。
本発明によれば、次の効果を発揮できる。
(1)補助ボイラの燃焼が実行される頻度を、減らすことができるので、その分だけ、補助ボイラにおける燃料消費量を減らすことができる。よって、燃料の節約を図ることができる。
(2)燃焼バーナがオンオフされる頻度を、減らすことができるので、所謂ハンチング現象を解消できる。その結果、燃焼バーナの周辺機器の長寿命化を図ることができる。
(3)補助ボイラによって補充される蒸気量を減らして、排ガスエコノマイザで生成される蒸気量を増やすことができ、すなわち、排ガスエコノマイザにおける排熱回収量を増やすことができる。
本発明の一実施形態の舶用ボイラシステムの構成を模式的に示す図である。 ボイラ制御装置の作動を説明するための図である。
図1は、本発明の一実施形態の舶用ボイラシステムの構成を模式的に示す図である。このシステム10は、主として、船のエンジンである主機関(図示せず)の排ガスの熱(すなわち排熱)を回収して蒸気を生成する排ガスエコノマイザ2と、燃焼バーナ31で燃料を燃焼して補充用の蒸気を生成する補助ボイラ3と、を備えており、排ガスエコノマイザ2で生成した蒸気を、補助ボイラ3を経て熱負荷部9へ、供給するようになっている。更に、システム10は、補助ボイラ3内の蒸気圧を測定する圧力計4と、補助ボイラ3の作動を制御するボイラ制御装置5と、を備えている。図2は、ボイラ制御装置5の作動を説明するための図であり、縦軸は圧力計4で測定された補助ボイラ3内の蒸気圧である。
排ガスエコノマイザ2は、排ガスが入口21から入って出口22から出るまでの間に、排ガスと水との間で熱交換を行って、蒸気を生成するようになっている。補助ボイラ3は、例えば水管ボイラであり、燃焼バーナ31によって水管32内及び上部ヘッダ33内の水を加熱して、蒸気を生成するようになっている。
排ガスエコノマイザ2は、蒸気供給管11を介して、補助ボイラ3の上部ヘッダ33に連結されている。また、補助ボイラ3の下部ヘッダ34は、給水管12を介して、排ガスエコノマイザ2に連結されている。これにより、排ガスエコノマイザ2は、給水管12を通って来た水を、排熱によって加熱して蒸気を生成し、生成した蒸気を、蒸気供給管11を通して補助ボイラ3の上部ヘッダ33へ供給するようになっている。
補助ボイラ3の上部ヘッダ33は、蒸気供給管13を介して、種々の熱負荷部9に連結されている。種々の熱負荷部9としては、例えば、C重油の粘性を低下させるための加熱源、船内の風呂及びシャワーの熱源等がある。なお、C重油は、一般に、主機関や補助ボイラ3の燃料として使用されている。
補助ボイラ3には、上部ヘッダ33内の水位を確認するための水位計36が2つ取り付けられている。補助ボイラ3の上部ヘッダ33には、給水管14を介して、給水タンク6が連結されている。給水タンク6には、給水源(図示せず)からの水を軟水化処理して給水タンク6に供給する軟水器61が、連結されている。また、給水タンク6には、補助ボイラ3の腐食防止のための薬液を注入する薬液注入器62が、連結されている。
蒸気供給管13からは、熱負荷部9より上流において、余剰蒸気戻し管15が分岐している。余剰蒸気戻し管15は、バルブ91及びドレンクーラー8を経て、給水タンク6に連結されている。バルブ91は、通常は閉じており、熱負荷部9へ供給される蒸気の蒸気圧Pが予め設定された余剰蒸気圧P(例えば0.7MPa)になると、開くようになっている。これにより、余剰蒸気戻し管15は、バルブ91が開くことによって、蒸気供給管13から余剰蒸気をドレンクーラー8に供給するようになっている。ドレンクーラー8は、供給されて来た余剰蒸気を、海水によって冷却して、水を生成し、その水を、給水管16を通して給水タンク6に供給するようになっている。
補助ボイラ3の燃焼バーナ31には、燃料タンク(図示せず)からの燃料供給管17が連結されている。
図2を参照しながら、ボイラ制御装置5について説明する。ボイラ制御装置5は、主機関が定常運転の場合と主機関が減速運転の場合との間で、作動を切り替えるための、手動スイッチ51を、備えている。ここで、「定常運転」とは、船舶の通常運航において予定されている一定速度で船舶を運転することを意味し、「減速運転」とは、定常運転の速度から意識的に速度を落として船舶を運転することを意味する。一般的には、「減速運転」は、「定常運転」の略半分の速度で運転することを意味する。そして、「減速運転」は意識的に速度を落として運転することであるので、乗員は、「定常運転」から「減速運転」への移行又はその逆の移行を知ることができる。よって、乗員は、手動スイッチ51を操作して、ボイラ制御装置5の作動の切り替えを実行できる。
一方、ボイラ制御装置5は、圧力計4及び燃焼バーナ31に、接続されている。そして、ボイラ制御装置5は、「定常運転」及び「減速運転」のいずれの場合においても、次のように作動する。すなわち、圧力計4で測定された蒸気圧Pに基づいて、補助ボイラ3の燃焼バーナ31のオンオフを制御するようになっている。但し、「定常運転」の場合と「減速運転」の場合とでは、オンオフ制御の基準となる蒸気圧Pの、上限値と下限値との間の範囲値が、異なっており、「減速運転」の場合の範囲値Xは、「定常運転」の場合の範囲値Xよりも、低く設定されている。
具体的には、ボイラ制御装置5は、次のように作動するようになっている。
(主機関が定常運転の場合)
蒸気圧Pが範囲値Xの下限値A(例えば0.5MPa)まで下がると、補助ボイラ3の燃焼を開始させ、すなわち、燃焼バーナ31をオンし、蒸気圧Pが範囲値Xの上限値A(例えば0.6MPa)まで上がると補助ボイラ3の燃焼を停止させ、すなわち、燃焼バーナ31をオフする。
(主機関が減速運転の場合)
蒸気圧Pが、範囲値Xの下限値B(例えば0.35MPa)まで下がると、補助ボイラ3の燃焼を開始させ、すなわち、燃焼バーナ31をオンし、蒸気圧Pが範囲値Xの上限値B(例えば0.4MPa)まで上がると補助ボイラ3の燃焼を停止させ、すなわち、燃焼バーナ31をオフする。
上記構成のボイラシステム10の基本的作動は、次のとおりである。
給水タンク6からポンプ92によって補助ボイラ3の上部ヘッダ33に供給された水は、水管32及び下部ヘッダ34を経て、ポンプ93によって、給水管12を通って排ガスエコノマイザ2に供給され、排ガスによって加熱されて、蒸気となる。その蒸気は、蒸気供給管11を通って上部ヘッダ33に供給され、更に、蒸気供給管13を通って各種の熱負荷部9へ供給される。
一方では、ボイラ制御装置5が、作動して、蒸気圧Pが所定の範囲値内に維持されるように、補助ボイラ3の燃焼バーナ31がオンオフ制御される。すなわち、蒸気圧Pが所定の範囲値の下限値まで下がると、燃焼バーナ31がオンされ、補助ボイラ3において蒸気が生成され、その蒸気は、上部ヘッダ33内にて排ガスエコノマイザ2からの蒸気に加えられ、すなわち、補助ボイラ3による蒸気の補充が行われ、蒸気供給管13を通って熱負荷部9へ供給される。このとき、補助ボイラ3で生成した蒸気によって、蒸気圧Pは上昇する。また、燃焼ガスは、ガス排出口38から排出される。一方、蒸気圧Pが所定の範囲値の上限値まで上がると、燃焼バーナ31はオフされる。これにより、蒸気圧Pの上昇は止まる。こうして、蒸気圧Pは所定の範囲値内に維持される。
なお、ボイラ制御装置5は、水位計36及びポンプ92にも、接続されており、水位計36で検出された水位に基づいて、ポンプ92の稼働を制御する。これにより、上部ヘッダ33内の水位は、所定の範囲内に維持される。更に、ボイラ制御装置5は、ポンプ93にも接続されており、ポンプ93を、例えば連続的に稼働するよう制御する。
ところで、上記構成のボイラシステム10では、手動スイッチ51を操作することによって、ボイラ制御装置5の作動が、「定常運転」の場合と「減速運転」の場合との間で、切り替えられる。そして、「定常運転」の場合には、上記の所定の範囲値が範囲値Xに設定されているので、蒸気圧Pは範囲値X内に維持され、「減速運転」の場合には、上記の所定の範囲値が範囲値Xに設定されているので、蒸気圧Pは範囲値X内に維持される。
さて、仮定として、ボイラ制御装置5が、「定常運転」の場合と「減速運転」の場合との間で切り替えられることなく、「減速運転」の場合も「定常運転」の場合と同様に作動して、蒸気圧Pを範囲値X内に維持するようになっている場合には、次のような事象が生じる。すなわち、「減速運転」の場合には、主機関の作動が抑制されるので、排ガス量すなわち排熱量が少なくなり、それ故、排ガスエコノマイザ2における蒸気生成量が少なくなり、その結果、蒸気圧Pが範囲値Xの下限値Aまで下がる事象が頻繁に生じる。その結果、次のような問題が生じる。
(1)燃焼バーナ31の燃焼、すなわち、補助ボイラ3の燃焼が、頻繁に実行されることとなり、その分だけ、補助ボイラ3における燃料消費量が増える。
(2)燃焼バーナ31のオンオフが、頻繁に行われることとなり、所謂ハンチング現象が生じる。その結果、燃焼バーナ31の周辺機器の寿命が短くなる。
しかしながら、上記構成のボイラシステム10では、ボイラ制御装置5が、手動スイッチ51によって「定常運転」の場合と「減速運転」の場合との間で切り替えられて作動するようになっており、しかも、「減速運転」の場合の範囲値Xが「定常運転」の場合の範囲値Xよりも低く設定されているので、次のような事象が生じる。すなわち、ボイラ制御装置5は、「減速運転」の場合には「定常運転」の場合とは異なる作動をすることができ、その作動においては、補助ボイラ3の燃焼が、蒸気圧Pが範囲値Xの下限値Bまで下がるまで開始されず、すなわち、下限値Aまで下がっただけでは開始されないので、開始される頻度が上記の仮定の場合に比して、大きく減ることとなる。その結果、次のような利点を有することとなる。
(1)補助ボイラ3の燃焼が実行される頻度が、減るので、その分だけ、補助ボイラ3における燃料消費量が減る。よって、燃料の節約を図ることができる。
(2)燃焼バーナ31がオンオフされる頻度が、減るので、所謂ハンチング現象が解消される。その結果、燃焼バーナ31の周辺機器の長寿命化を図ることができる。
(3)補助ボイラ3によって補充される蒸気量が減り、排ガスエコノマイザ2で生成される蒸気量が増えることとなり、すなわち、排ガスエコノマイザ2における排熱回収量が増えることとなる。
例えば、本実施形態による排熱回収量の増加は、従来の場合と比較して、以下のように計算される。
(従来)
排ガスエコノマイザにおいて、主機関から230℃の排ガスが供給されて来た場合には、圧力0.7MPaで飽和温度170℃の蒸気が1時間当たり100kg生成される。
(本実施形態)
排ガスエコノマイザにおいて、主機関から230℃の排ガスが供給されて来た場合には、圧力0.4MPaで飽和温度151℃の蒸気が1時間当たり130kg生成される。
なお、ボイラ制御装置5の作動を「定常運転」の場合と「減速運転」の場合との間で切り替えるための手段は、上記実施形態の手動スイッチ51に限るものではなく、自動切替機構を採用してもよい。自動切替機構としては、例えば、次のような機構を採用できる。
(a)主機関の排ガス量をガスセンサーが検知し、検知した排ガス量に基づいて、判断部が「定常運転」か「減速運転」かを判断し、その判断に基づいて、切替部が内蔵スイッチを「定常運転」又は「減速運転」のいずれかに切り替える。この機構では、ガスセンサーが例えば排ガスエコノマイザ2への排ガス経路に設けられており、判断部、切替部、及び内蔵スイッチがボイラ制御装置5に設けられている。
(b)主機関の出力を出力センサーが検知し、検知した出力に基づいて、判断部が「定常運転」か「減速運転」かを判断し、その判断に基づいて、切替部が内蔵スイッチを「定常運転」又は「減速運転」のいずれかに切り替える。この機構では、出力センサーが例えば主機関の回転軸近傍に設けられており、判断部、切替部、及び内蔵スイッチがボイラ制御装置5に設けられている。
本発明の舶用ボイラシステムは、補助ボイラでの燃料消費量を大きく低減できるので、産業上の利用価値が大である。

Claims (3)

  1. 主機関の排ガスの熱を回収して蒸気を生成する排ガスエコノマイザと、
    燃焼バーナで燃料を燃焼して補充用の蒸気を生成する補助ボイラと、
    を備えており、前記排ガスエコノマイザで生成した蒸気を、前記補助ボイラを経て熱負荷部へ、供給するようになっている、舶用ボイラシステムにおいて、
    前記補助ボイラ内の蒸気圧を測定する圧力計と、
    前記補助ボイラの作動を制御するボイラ制御装置と、
    を更に備えており、
    前記ボイラ制御装置は、前記主機関が定常運転の場合と前記主機関が減速運転の場合との間で、切り替わって、作動するようになっており、
    前記主機関が定常運転の場合には、前記圧力計で測定された蒸気圧が、第1下限値まで下がると前記補助ボイラの燃焼を開始させ、第1上限値まで上がると前記補助ボイラの燃焼を停止させるようになっており、
    前記主機関が減速運転の場合には、前記圧力計で測定された蒸気圧が、第2下限値まで下がると前記補助ボイラの燃焼を開始させ、第2上限値まで上がると前記補助ボイラの燃焼を停止させるようになっており、
    前記第2下限値から前記第2上限値までの第2範囲値が、前記第1下限値から前記第1上限値までの第1範囲値よりも、低く設定されている、
    ことを特徴とする舶用ボイラシステム。
  2. 前記ボイラ制御装置は、前記主機関の2つの場合の間での切り替えを行うための手動スイッチを、更に備えている、
    請求項1記載の舶用ボイラシステム。
  3. 前記ボイラ制御装置は、前記主機関の2つの場合の間での切り替えを自動で行うための自動切替機構を、更に備えている、
    請求項1記載の舶用ボイラシステム。
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