JP2017086562A - 医用画像処理装置及び医用画像処理システム - Google Patents

医用画像処理装置及び医用画像処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】医用画像の閲覧性を調整する医用画像処理装置を提供する。
【解決手段】医用画像処理装置100は、画像記憶部と、装置情報記憶部112と、調整部と、出力制御部とを備える。画像記憶部は、医用画像データ群111を記憶する。装置情報記憶部112は、医用画像データ群111を表示可能な他の装置における表示速度に関する情報を記憶する。調整部は、装置情報記憶部112に記憶された情報に基づいて、他の装置における医用画像データ群111の表示速度に近くなるように、医用画像データ群111に含まれる医用画像データの数の調整を行う。出力制御部は、調整後の医用画像データ群を出力する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、医用画像処理装置及び医用画像処理システムに関する。
従来、医療分野において、X線等の放射線や、超音波、核磁気共鳴等を用いて被検体内を画像化する医用画像診断装置が利用されている。例えば、医用画像診断装置は、被検体内が撮像された医用画像を医師に提供する。医師は、提供された医用画像を閲覧することで被検体内の様子を観察し、診断を行う。
検査内容によっては、医師は、複数の医用画像を閲覧する場合がある。例えば、被検体内の様子を経時的に観察する場合には、時間が異なる複数の医用画像が撮像される。この場合、医師は、複数の医用画像を連続的に表示するシネ表示(Cine表示)により医用画像を1枚ずつ確認し、注目すべき医用画像を抽出する。そして、医師は、抽出した医用画像について、より詳細に観察を行う。
ところで、医用画像の閲覧は、撮像を行った医用画像診断装置で行われるほか、読影用のビューワ等、専用の端末装置で行われる場合もある。また、近年のネットワーク環境の発展・普及に伴い、外出時にタブレット端末等のモバイル機器で閲覧を行う場合もある。
しかしながら、閲覧を行う装置(ビューワ)の処理能力は、装置ごとに異なるため、閲覧性が異なってしまう。例えば、シネ表示を行う場合には、各装置の表示速度が異なるため、閲覧性が異なってしまう。
特開2005−278755号公報
本発明が解決しようとする課題は、医用画像の閲覧性を調整することができる医用画像処理装置及び医用画像処理システムを提供することである。
実施形態の医用画像処理装置は、画像記憶部と、装置情報記憶部と、調整部と、出力制御部とを備える。画像記憶部は、医用画像データ群を記憶する。装置情報記憶部は、前記医用画像データ群を表示可能な他の装置における表示速度に関する情報を記憶する。調整部は、前記装置情報記憶部に記憶された情報に基づいて、前記他の装置における前記医用画像データ群の表示速度に近くなるように、前記医用画像データ群に含まれる医用画像データの数の調整を行う。出力制御部は、前記調整後の医用画像データ群を出力する。
図1は、第1の実施形態に係る医用画像処理システムの構成例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 図3は、ビューワ間の処理能力の違いによる閲覧性の違いについて説明するための図である。 図4は、ビューワ間の処理能力の違いによる閲覧性の違いについて説明するための図である。 図5は、第1の実施形態に係る装置情報記憶部に記憶される情報について説明するための図である。 図6は、第1の実施形態に係る受付機能の処理を説明するための図である。 図7は、第1の実施形態に係る調整機能の処理を説明するための図である。 図8は、第1の実施形態に係る出力制御機能の処理を説明するための図である。 図9は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 図10は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置の適用例を説明するための図である。 図11は、第1の実施形態の変形例1に係る医用画像処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 図12は、第1の実施形態の変形例2に係る医用画像処理装置の処理を説明するための図である。 図13は、第1の実施形態の変形例3に係る医用画像処理装置の処理を説明するための図である。 図14は、第1の実施形態の変形例4に係る医用画像処理装置の処理を説明するための図である。 図15は、第2の実施形態に係る調整機能の処理を説明するための図である。 図16は、第2の実施形態に係る調整機能の処理を説明するための図である。 図17は、第2の実施形態の変形例に係る調整機能の処理を説明するための図である。 図18は、第3の実施形態に係る医用画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 図19は、第3の実施形態に係る医用画像処理装置の処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態に係る医用画像処理装置及び医用画像処理システムを説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る医用画像処理システムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、例えば、第1の実施形態に係る医用画像処理システムは、医用画像診断装置10と、タブレット端末20と、医用画像処理装置100とを備える。医用画像処理システムにおいて、医用画像診断装置10及び医用画像処理装置100は、病院内のネットワークである院内ネットワーク30により相互に通信可能に接続される。また、タブレット端末20及び医用画像処理装置100は、タブレット端末20等の携帯端末に通信環境を提供するモバイルネットワーク40により相互に通信可能に接続される。例えば、医用画像処理システムにPACS(Picture Archiving and Communication System)が導入される場合、各装置は、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に則って、医用画像データ等を相互に送受信する。
医用画像診断装置10は、被検体を撮像し、医用画像データを生成する装置である。例えば、医用画像診断装置としては、X線診断装置、X線CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置、PET(Positron Emission computed Tomography)装置、SPECT装置とX線CT装置とが一体化されたSPECT−CT装置、PET装置とX線CT装置とが一体化されたPET−CT装置、又はこれらの装置群等が適用される。
例えば、医用画像診断装置10は、複数の医用画像データを含む医用画像データ群を生成する。具体的には、医用画像診断装置10は、被検体内の所定断面の様子を経時的に撮像し、時間が異なる複数の医用画像データを含む医用画像データ群を生成する。医用画像診断装置10によって生成された医用画像データ群は、医用画像処理装置100にて保管される。
また、医用画像診断装置10は、医用画像処理装置100に保管された任意の医用画像データ群を表示するビューワ機能を備える。なお、このビューワ機能については、後に詳述する。
タブレット端末20は、利用者によって利用される携帯端末である。例えば、タブレット端末20は、利用者によって院内若しくは院外に持ち運ばれて利用される。タブレット端末20は、医用画像処理装置100と同様のビューワ機能を備える。なお、このビューワ機能については、後に詳述する。
医用画像処理装置100は、医用画像データを保管するデータベースである。また、医用画像処理装置100は、医用画像処理システム内の各装置が備えるビューワ機能により送信される表示要求を受け付け、表示要求に対応する医用画像データを各装置に表示させる。例えば、医用画像処理装置100は、医用画像診断装置10から送信された医用画像データを自装置の記憶回路に格納し、保管する。医用画像処理装置100に保管された医用画像データは、例えば、患者ID、検査ID、装置ID、シリーズID等の付帯情報と対応付けて保管される。また、医用画像処理装置100は、医用画像データに対して各種の画像処理を行う。
図2は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、医用画像処理装置100は、入力回路101と、ディスプレイ102と、記憶回路110と、処理回路120とを備える。入力回路101、ディスプレイ102、記憶回路110、処理回路120は、相互に通信可能に接続される。
入力回路101は、マウス、キーボード、ボタン、パネルスイッチ、タッチコマンドスクリーン、フットスイッチ、トラックボール、ジョイスティック等を有し、X線アンギオ装置の操作者からの各種設定要求を受け付ける。入力回路101は、受け付けた各種設定要求を処理回路120へ出力する。
ディスプレイ102は、医用画像診断装置10により撮像された医用画像データを表示したり、利用者が入力回路101を用いて各種設定要求を入力するためのGUIを表示したりする。
記憶回路110は、医用画像データやGUIを表示するための各種のプログラムや、当該プログラムによって用いられる情報を記憶する。例えば、記憶回路110は、医用画像データ群111と、装置情報記憶部112とを記憶する。なお、医用画像データ群111及び装置情報記憶部112については、後に詳述する。
処理回路120は、医用画像処理装置100の処理全体を制御する。例えば、図2に示すように、処理回路120は、受付機能121と、特定機能122と、調整機能123と、出力制御機能124とを実行する。ここで、例えば、図2に示す処理回路120の構成要素である受付機能121、特定機能122、調整機能123、及び出力制御機能124が実行する各処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路110に記録されている。処理回路120は、各プログラムを記憶回路110から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路120は、図2の処理回路120内に示された各機能を有することとなる。なお、処理回路120が実行する各処理機能については、後に詳述する。
ここで、医用画像診断装置10及びタブレット端末20が備えるビューワ機能について説明する。例えば、医用画像診断装置10及びタブレット端末20には、ビューワ機能を実現するアプリケーションが予めインストールされている。なお、以下では、医用画像診断装置10やタブレット端末20等、ビューワ機能を備える装置を区別無く総称する場合に、端に「ビューワ」とも表記する。
例えば、ビューワを利用する利用者(病院内に勤務する医師や検査技師等)は、自分のログインIDを用いて利用者認証を行い、ビューワ機能のアプリケーションを起動させる。そして、利用者は、このアプリケーションを操作して、所望の検査結果を表示する旨の指示を入力する。ここで、検査結果とは、例えば、ある被検体(患者)の患者ID、被検体内が撮像された医用画像データ、及びその検査に関する付帯情報等を含む情報である。ビューワは、利用者によって入力された指示を医用画像処理装置100に送信する。医用画像処理装置100は、タブレット端末20によって送信された利用者からの指示を受信し、受信した指示に含まれる患者IDに紐付けられた医用画像データを記憶回路110から抽出する。そして、医用画像処理装置100は、抽出した医用画像データをビューワに表示させる。
検査内容によっては、複数の医用画像データを含む医用画像データ群がビューワにて表示される場合がある。例えば、被検体内の様子を経時的に観察する検査では、時間が異なる複数の医用画像データが撮像される。この場合、ビューワは、複数の医用画像データを連続的に表示するシネ表示を行う。医師は、ビューワに連続的に表示される複数の医用画像を1枚ずつ確認し、注目すべき医用画像を抽出する。そして、医師は、抽出した医用画像について、より詳細に観察を行う。
しかしながら、ビューワの処理能力は、ビューワごとに異なるため、閲覧性が異なってしまう。例えば、シネ表示を行う場合には、各ビューワの表示速度が異なるため、閲覧性が異なってしまう。
図3及び図4は、ビューワ間の処理能力の違いによる閲覧性の違いについて説明するための図である。図3及び図4では、表示速度が速い高速側のビューワ(例えば、医用画像診断装置10)と、表示速度が遅い低速側のビューワ(例えば、タブレット端末20)とにおけるシネ表示の閲覧性の違いを説明する。なお、ここでは、高速側が低速側の6倍の表示速度(処理速度)を有する場合を説明する。また、図3及び図4において、矩形はシネ表示される医用画像データを表し、片矢印は経過時間を表す。各矩形に対して1,2,3・・・と採番された数は、各医用画像データが表示される順序に対応する。
図3に示すように、高速側は、低速側の6倍の表示速度(処理速度)で医用画像データ群を表示する。具体的には、高速側は、6枚の医用画像データ1〜6を時間T1で表示するのに対し、低速側は、同じく医用画像データ1〜6を表示するのに時間T2を要している。この結果、高速側と低速側とでは、同じ検査結果を閲覧する場合に、所要時間が6倍異なってしまう。このように、高速側と低速側とでは、閲覧性が異なってしまう。
また、低速側の所用時間を短縮するために、例えば、低速側に表示させる任意数の医用画像データをスタック(重ね合わせ)しておき、スタックした医用画像データを表示させることが考えられる。ここで、図4に示す網掛けの矩形は、6枚の医用画像データがMIP(Maximum Intensity Projection:最大値投影法)によりスタックされた医用画像データである。具体的には、医用画像データ1’は、医用画像データ1〜6がMIPによりスタックされたものであり、医用画像データ2’は、医用画像データ7〜12がMIPによりスタックされたものである。
図4に示すように、低速側は、スタック後の医用画像データ1’,2’,3’・・・をシネ表示により順次表示する。ここで、低速側は、例えば、1枚の医用画像データ1’を表示するのに時間T1を要するものの、この医用画像データ1’は医用画像データ1〜6をスタックしたものである。このため、低速側においても、高速側と同様に、時間T1の間に医用画像データ1〜6の内容に相当する情報を表示していると言える。この結果、低速側は、高速側とほぼ同数の医用画像データの内容に相当する情報を、ほぼ同じ時間で表示する。
しかしながら、図4の場合にも、表示速度は依然として異なったままである。つまり、高速側では低速側よりも各医用画像データの切り替わりが速いため、利用者は、見落としが生じないように注意する必要がある。また、低速側ではスタック後の医用画像データが表示されるため、利用者は、スタック後の医用画像データから注目すべき医用画像データを抽出したとしても、そのスタック前の医用画像データに遡って検討する必要がある。このように、低速側でスタック後の医用画像データを表示しても、高速側と低速側とでは、閲覧性が異なってしまう。
このように、閲覧性が異なる結果、利用者は、ビューワの表示速度に応じて医用画像の見方を変える必要がある。ビューワが変わる度に見方を変えるのは、利用者にとっては負担となる。
また、近年、医用画像診断装置10によって生成される医用画像データのデータ量が増加傾向にある。例えば、空間分解能や時間分解能の向上により、1回の撮像で生成される医用画像データ群に含まれる画像枚数が増加している。このため、検査種が同一であっても、医用画像診断装置10の性能によって医用画像データ群に含まれる画像枚数に違いが生じる可能性がある。この場合、同一の検査種であっても、撮像に用いた医用画像診断装置10の違いによって、閲覧性が異なってしまう。
このように、ビューワの処理能力以外にも、様々な要因によって閲覧性が異なってしまう。また、シネ表示される1枚1枚の医用画像を識別する利用者自身の能力は、簡単に向上するものではない。このため、ビューワの処理能力の違いや医用画像データ群の画像枚数等に応じて、医用画像の閲覧性を調整することができれば、有用であると考えられる。
そこで、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100は、医用画像の閲覧性を調整するために、以下に説明する機能を実行する。また、以下の説明では、シネ表示の閲覧性を調整する場合を説明するが、実施形態はこれに限定されなく、例えば、各医用画像データの各サムネイル画像(アイコン)を一覧表示する場合に、閲覧性を調整してもよい。なお、この一覧表示における閲覧性の調整については、第2の実施形態にて詳述する。
図2の説明に戻る。記憶回路110は、医用画像データ群111と、装置情報記憶部112とを記憶する。なお、記憶回路110は、画像記憶部の一例である。
医用画像データ群111は、複数の医用画像データである。例えば、医用画像データ群111は、検査ごとに、患者ID、検査ID、装置ID、シリーズID等と対応付けて記憶される。
例えば、医用画像データ群111は、被検体内の様子が経時的に撮像されたものであり、撮影時刻が異なる複数の医用画像データである。なお、医用画像データ群111は、これに限定されるものではなく、シネ表示可能な画像データであれば適用可能である。例えば、所定の時刻に撮像されたボリュームデータ(3次元の医用画像データ)から生成される複数の断面の医用画像データであってもよい。この場合、複数の医用画像データは、位置が異なる複数の平行な断面の画像データである。言い換えると、複数の医用画像データは、ボリュームデータを所定方向に異なる位置で切断した複数の断面の画像データに対応する。
装置情報記憶部112は、医用画像データ群を表示可能な他の装置における表示速度に関する情報を記憶する。例えば、装置情報記憶部112は、利用者ごとに、利用者によって利用され得る複数の装置(ビューワ)の情報を記憶する。
図5は、第1の実施形態に係る装置情報記憶部112に記憶される情報について説明するための図である。図5に示すように、例えば、装置情報記憶部112は、「ユーザID」、「ビューワID」、「ネットワークID」、及び「Cine最大FPS(Frame Per Second)」が対応付けられた情報を記憶する。ここで、「ユーザID」は、利用者を識別する識別情報を表す。例えば、ユーザID「user_a」は、「user_a」により識別される利用者を表す情報である。「ビューワID」は、利用者によって利用されうるビューワを識別する識別情報を表す。例えば、ビューワID「MR」は、医用画像診断装置10(例えば、MRI装置)を表す情報であり、ビューワID「Tab」は、タブレット端末20を表す情報である。「ネットワークID」は、各ビューワと医用画像処理装置100との間の主な通信環境を識別する識別情報を表す。ネットワークID「nw_rad」は、院内ネットワーク30(例えば、放射線科のLAN(Local Area Network))を表す情報であり、ネットワークID「nw_mobile」は、モバイルネットワーク40を表す情報である。「Cine最大FPS」は、各ビューワが各通信環境においてシネ表示可能な最大の表示速度を表す情報である。例えば、Cine最大FPS「60」は、そのビューワがその通信環境において最大60fpsでシネ表示できることを表す。
なお、図5に示した情報は、一例に過ぎない。例えば、装置情報記憶部112は、ユーザID「user_a」以外の利用者によって利用され得るビューワの情報を記憶してもよい。
受付機能121は、医用画像データ群111を表示する旨の要求を受け付ける。例えば、ビューワは、所望の検査結果を表示する旨の指示を利用者から受け付けると、この指示を表示要求として受け付ける。そして、ビューワは、受け付けた表示要求を医用画像処理装置100に送信する。受付機能121は、ビューワにより送信された表示要求を受け付ける。また、受付機能121は、他の装置(ビューワ)の表示速度に近づけるか否かの指示を受け付ける。なお、受付機能121は、受付部の一例である。
図6は、第1の実施形態に係る受付機能121の処理を説明するための図である。図6に示すように、受付機能121は、表示要求をタブレット端末20から受け付けると、領域50をタブレット端末20の画面上に表示させる。ここで、この領域50には、「他の装置の表示速度に近づけますか?」というメッセージと、「OK」と表記されたOKボタン51と、「NG」と表記されたNGボタン52とが含まれる。ここで、利用者がOKボタン51を押下すると、その旨の情報がタブレット端末20から医用画像処理装置100へ送信され、受付機能121は、他の装置の表示速度に近づける旨の指示として受け付ける。一方、利用者がNGボタン52を押下すると、その旨の情報がタブレット端末20から医用画像処理装置100へ送信され、受付機能121は、他の装置の表示速度に近づけない旨の指示として受け付ける。
特定機能122は、医用画像データ群を表示可能な装置を複数特定する。例えば、特定機能122は、どの装置間で閲覧性を揃えるかを特定する。ここで、例えば、特定機能122には、装置情報記憶部112に記憶された利用者ごとの装置間で閲覧性を揃えることが、予め設定されている(プリセット)。なお、特定機能122は、特定部の一例である。
例えば、特定機能122は、ユーザID「user_a」により識別される利用者からの表示要求を受付機能121が受け付けると、装置情報記憶部112を参照し、ユーザIDに対応するビューワID及びネットワークIDの組み合わせを特定する。図5に示す例では、ユーザID「user_a」に対応するビューワID及びネットワークIDの組み合わせは、「MR,nw_rad」、「Tab,nw_mobile」、及び「Tab,nw_rad」の3つである。この場合、特定機能122は、「MR,nw_rad」、「Tab,nw_mobile」、及び「Tab,nw_rad」の3つの組み合わせについて、閲覧性を揃えるものと特定する。なお、ユーザID「user_a」は、ビューワ機能を起動させる際に入力される利用者のログインID等から取得可能である。
なお、上記のように、特定機能122がビューワID及びネットワークIDの組み合わせを特定するのは、この組み合わせに応じて表示速度が異なるからである。つまり、特定機能122は、通信環境に応じて表示速度が変わらないような環境であれば、ビューワIDのみを特定してもよい。
また、ここでは、閲覧性を揃える対象となる複数の装置がプリセットされている場合を説明するが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、どの装置間で閲覧性を揃えるかを利用者が指定してもよい。なお、この場合については、第1の実施形態の変形例1として後述する。
調整機能123は、装置情報記憶部112に記憶された情報に基づいて、他の装置における医用画像データ群の表示速度に近くなるように、医用画像データ群に含まれる医用画像データの数の調整を行う。例えば、調整機能123は、特定機能122によって特定された各装置における医用画像データ群111の表示速度に近くなるように、医用画像データ群に含まれる医用画像データの数の調整を行う。例えば、調整機能123は、医用画像データ群111に含まれる医用画像データを重ね合わせるスタック枚数を算出し、算出したスタック枚数の医用画像データを重ね合わせることで、調整を行う。なお、調整機能123は、調整部の一例である。
例えば、調整機能123は、装置情報記憶部112を参照し、特定機能122により特定されたビューワID及びネットワークIDの組み合わせに対応するCine最大FPS(以下、適宜「最大FPS」と略記する)を取得する。ここで、特定機能122によって「MR,nw_rad」、「Tab,nw_mobile」、及び「Tab,nw_rad」の組み合わせが特定された場合を説明する。この場合、調整機能123は、装置情報記憶部112を参照し、「MR,nw_rad」の最大FPS「60」と、「Tab,nw_mobile」の最大FPS「10」と、「Tab,nw_rad」の最大FPS「30」とを取得する。
そして、調整機能123は、取得した最大FPSのうち、最小値の最大FPSをスタック後の医用画像データ群111の表示速度として決定する。例えば、取得した最大FPSのうち最小値は「10」であるので、調整機能123は、スタック後の医用画像データ群111の表示速度を10fpsと決定する。
また、調整機能123は、取得した最大FPSのうち、最大値を最小値で除算することで、スタック枚数を算出する。ここで、取得した最大FPSのうち最大値は「60」であり、最小値は「10」である。この場合、調整機能123は、「60÷10=6」により、スタック枚数「6」を算出する。
続いて、調整機能123は、スタック枚数を用いて、医用画像データのスタックを行う。例えば、調整機能123は、算出したスタック枚数が「6」であれば、医用画像データ群111に含まれる医用画像データを6枚ごとにスタックする。
図7は、第1の実施形態に係る調整機能123の処理を説明するための図である。図7には、医用画像データ群111に含まれる医用画像データを6枚ごとにスタックする場合を例示する。図7において、矩形は、医用画像データを表し、網掛けの矩形は、スタック後の医用画像データを表す。また、各矩形に対して1,2,3・・・、或いは1’,2’・・・と採番された数は、各医用画像データがシネ表示される順序に対応する。
図7に示すように、調整機能123は、医用画像データ群111に含まれる医用画像データ1〜6を、重なり合う画素のうち最大の輝度値で投影するMIPにより重ね合わせ、医用画像データ1’を生成する。また、調整機能123は、医用画像データ群111に含まれる医用画像データ7〜12をMIPにより重ね合わせ、医用画像データ2’を生成する。
このように、調整機能123は、スタック枚数に基づいて、医用画像データ群111に含まれる医用画像データをスタックする。なお、上記の例では、MIPによりスタックを行う場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、調整機能123は、重なり合う画素のうち最小の輝度値で投影するMinMIP(Minimum Intensity Projection:最小値投影法)や、平均値、代表値(間引き)等により重ね合わせてもよい。なお、間引きの場合には、調整機能123は、医用画像データ群111に含まれる医用画像データを間引くことで、調整を行う。具体的には、調整機能123は、スタック枚数に代えて、医用画像データ群111に含まれる医用画像データを間引く間引き率を算出する。そして、調整機能123は、算出した間引き率で医用画像データ群111に含まれる医用画像データを間引くことで、調整を行う。
出力制御機能124は、調整後の医用画像データ群を、複数の装置の少なくとも一つに出力する。例えば、出力制御機能124は、表示要求を送信したビューワに対して調整機能123によりスタックされた後の医用画像データ群111を出力し、調整機能123により決定された表示速度で表示させる。具体的には、出力制御機能124は、スタック後の医用画像データ群111を、ストリーミング配信によってタブレット端末20に出力し、シネ表示を行う。なお、出力制御機能124は、出力制御部の一例である。
図8は、第1の実施形態に係る出力制御機能124の処理を説明するための図である。図8では、表示速度が速い高速側のビューワ(例えば、医用画像診断装置10)と、表示速度が遅い低速側のビューワ(例えば、タブレット端末20)とにおけるシネ表示の閲覧性について説明する。なお、ここでは、高速側が低速側の6倍の表示速度(処理速度)を有する場合を説明する。また、図8において、網掛けの矩形は、スタック後の医用画像データを表し、片矢印は経過時間を表す。また、各矩形に対して1’ ,2’,3’・・・と採番された数は、各医用画像データがシネ表示される順序に対応する。
なお、図8では、説明の都合上、高速側での表示と低速側での表示とを並べて説明するが、これは、高速側と低速側とで同時に表示されることを意味するものではない。つまり、これは、閲覧性が統一されていることを明示するためであり、実際には表示要求を行ったビューワで表示されるものである。
図8に示すように、出力制御機能124は、高速側及び低速側において、スタック後の医用画像データ群111を10fpsの表示速度で表示させる。ここで、高速側は、最大FPSが60fpsであるにもかかわらず、10fpsで表示しているので、最大の表示速度と比較して6分の1の表示速度で表示している。しかしながら、高速側は、6枚ごとにスタックした医用画像データを表示しているため、時間T1の間に医用画像データ1〜6の内容に相当する情報を表示していると言える。すなわち、高速側は、60fpsでスタック前の医用画像データ群111を表示した場合と、実質的に同じ表示速度で表示している(図3,4参照)。
また、低速側は、6枚ごとにスタックした医用画像データを、最大FPSである10fpsで表示している。このため、低速側は、高速側と同様に、時間T1の間に医用画像データ1〜6の内容に相当する情報を表示している。
すなわち、出力制御機能124は、ビューワの表示速度にかかわらず、同一の医用画像データ群111を同一の表示速度で表示させる。この結果、出力制御機能124は、ビューワの表示速度にかかわらず、閲覧性を統一することができる。具体的には、出力制御機能124は、高速側でも低速側でも、同じ内容に相当する情報を同じ時間で表示させることができる。また、出力制御機能124は、高速側でも低速側でも、同様にスタックした医用画像データ群111を、同じタイミングで連続的に切り替わるように表示させることができる。
なお、図8は一例に過ぎない。図8では、出力制御機能124は、高速側でも低速側でも、全く同じ表示速度で表示すると説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、表示速度の多少の違いは、許容されてもよい。具体的には、利用者が閲覧した場合に気づかない程度の表示速度の違いについては、許容されてよい。すなわち、調整機能123は、装置間での表示速度が近くなるように調整を行い、出力制御機能124は、装置間での表示速度が近くなるようにスタック後の医用画像データ群111を表示させる。
また、ここでは、出力制御機能124がストリーミング配信によってシネ表示を行う場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、出力制御機能124は、スタック後の医用画像データ群111をビューワにダウンロードさせ、ダウンロードが完了してからビューワにシネ表示を実行させてもよい。この場合、シネ表示の表示速度が通信環境の影響を受けなくなることが期待される。
図9は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100の処理手順を示すフローチャートである。図9に示す処理手順は、例えば、医用画像データ群の表示要求を受け付けた場合に、開始される。
ステップS101において、受付機能121は、医用画像データ群の表示要求を受け付ける。例えば、ビューワは、所望の検査結果を表示する旨の指示を利用者から受け付けると、この指示を表示要求として受け付ける。そして、ビューワは、受け付けた表示要求を医用画像処理装置100に送信する。受付機能121は、ビューワにより送信された表示要求を受け付ける。なお、ステップS101が否定される場合には、ステップS102以降の処理は開始されず、受付機能121〜出力制御機能124の各処理機能は待機状態である。
ステップS101が肯定されると、ステップS102において、受付機能121は、他の装置の表示速度に近づけるか否かの指示を受け付ける。例えば、受付機能121は、表示要求を送信したビューワに対して「他の装置の表示速度に近づけますか?」というメッセージを表示させる。ここで、利用者が承認する旨の入力を行うと、その旨の情報がビューワから医用画像処理装置100へ送信され、受付機能121は、他の装置の表示速度に近づける旨の指示として受け付ける。
ステップS102が肯定されると、ステップS103において、特定機能122は、医用画像データ群を表示可能な複数の装置を特定する。例えば、特定機能122は、どの装置間で閲覧性を揃えるかを特定する。ここで、例えば、特定機能122には、装置情報記憶部112に記憶された利用者ごとの装置間で閲覧性を揃えることが、予め設定されている。
ステップS104において、調整機能123は、各装置における表示速度が近くなるようにスタック枚数を算出する。例えば、調整機能123は、装置情報記憶部112を参照し、特定機能122によって特定された各装置の最大FPSに基づいて、スタック枚数を算出する。具体的には、調整機能123は、各装置の最大FPSのうち、最大値を最小値で除算することで、スタック枚数を算出する。また、調整機能123は、各装置の最大FPSのうち、最小値の最大FPSをスタック後の医用画像データ群111の表示速度として決定する。
ステップS105において、調整機能123は、スタック枚数に基づいて、医用画像データ群111に含まれる医用画像データをスタックする。例えば、調整機能123は、算出したスタック枚数ごとに医用画像データをMIPにより重ね合わせ、スタック後の医用画像データ群111を生成する。
ステップS106において、出力制御機能124は、スタック後の医用画像データ群111を出力する。例えば、出力制御機能124は、表示要求を送信したビューワに対して調整機能123によりスタックされた後の医用画像データ群111をストリーミング配信し、調整機能123により決定された表示速度で表示させる。そして、出力制御機能124がスタック後の医用画像データ群111の出力を完了すると、図9の処理手順を終了させる。
一方、ステップS102が否定されると、ステップS107において、出力制御機能124は、医用画像データ群111を出力する。例えば、出力制御機能124は、表示要求を送信したビューワに対してスタック前の医用画像データ群111をストリーミング配信し、利用者の所望の表示速度で表示させる。そして、出力制御機能124が医用画像データ群111の出力を完了すると、図9の処理手順を終了させる。
上述してきたように、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100は、医用画像データ群111及び装置情報記憶部112を記憶する。そして、調整機能123は、装置情報記憶部112に記憶された情報に基づいて、他の装置における医用画像データ群111の表示速度が近くなるように、医用画像データ群に含まれる医用画像データの数の調整を行う。そして、出力制御機能124は、調整後の医用画像データ群を出力する。これによれば、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100は、医用画像の閲覧性を調整することができる。例えば、医用画像処理装置100は、ビューワの表示速度にかかわらず、閲覧性を統一することができる。具体的には、医用画像処理装置100は、高速側でも低速側でも、同じ内容に相当する情報を同じ時間で表示させることができる。また、医用画像処理装置100は、高速側でも低速側でも、同様にスタックした医用画像データ群111を、同じタイミングで連続的に切り替わるように表示させることができる。
図10は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100の適用例を説明するための図である。図10に示すように、循環器科の医師である「user_x」の利用者が医用画像診断装置10(MR)を用いて検査を行った結果、肺に異常が見られ、内科医等の専門医にも見て欲しいと考える(1)。そこで、「user_x」の利用者は、専門医に検査結果の閲覧を依頼する(2)。なお、「user_x」の利用者は、アノテーションや説明文などを、医用画像データ群111に付加しておいてもよい。ここで、医用画像データ群111のうち、アノテーションや説明文が付加された医用画像データは、注目領域として指定される。
ここで、内科医である「user_a」の利用者は、外出先で依頼を受信する。そして、タブレット端末20(Tab)で検査結果を閲覧するために、医用画像処理装置100に対して表示要求を送信する(3)。
医用画像処理装置100は、「user_a」の利用者からの表示要求に応じて、タブレット端末20(Tab)と医用画像診断装置10(MR)の表示速度が近くなるように、医用画像データ群111をスタックする(4)。なお、医用画像データ群111に注目領域が指定されている場合には、医用画像処理装置100の調整機能123は、注目領域に含まれる医用画像データから表示を開始するように調整を行ってもよい。また、この場合、調整機能123は、注目領域に含まれる医用画像データに対してはスタックを行わなくてもよい。そして、医用画像処理装置100は、スタック後の医用画像データ群111をタブレット端末20に配信する。
タブレット端末20は、スタックされた医用画像データ群111のCine表示を行う(5)。ここで、タブレット端末20は、スタック枚数を表示してもよい。例えば、タブレット端末20は、「MIP:6」のメッセージを領域53に表示する。このメッセージは、医用画像データを6枚ごとにMIPによりスタックしたことを表す。また、タブレット端末20は、「user_a」の利用者の操作に応じて適宜スタックを解除して表示する(6)。
このように、医用画像処理装置100は、「user_x」の利用者にも「user_a」の利用者にも、閲覧性を揃えてシネ表示を行うことができる。
(第1の実施形態の変形例1)
第1の実施形態では、閲覧性を揃える対象となる複数の装置がプリセットされている場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、どの装置間で閲覧性を揃えるかを利用者が指定してもよい。
図11は、第1の実施形態の変形例1に係る医用画像処理装置100の処理手順を示すフローチャートである。図11に示す処理手順は、例えば、所定の装置と近い表示速度で表示する旨の要求を受け付けた場合に、開始される。なお、図11のステップS202〜ステップS205の処理は、図9に示したステップS103〜ステップS106の処理と同様であるので、説明を省略する。
ステップS201において、受付機能121は、所定の装置と近い表示速度で表示する旨の要求を受け付ける。例えば、ビューワは、どの装置間で閲覧性を揃えるかを指定する旨の入力を利用者から受け付ける。例えば、タブレット端末20を利用する利用者が、医用画像診断装置10と近い表示速度で医用画像データ群111を表示する旨の要求を入力すると、タブレット端末20は、自装置(タブレット端末20)と医用画像診断装置10との間で表示速度を近づける旨の要求として受け付ける。そして、ビューワは、受け付けた要求を医用画像処理装置100に送信する。受付機能121は、ビューワにより送信された要求を受け付ける。なお、ステップS101が否定される場合には、ステップS202以降の処理は開始されず、受付機能121〜出力制御機能124の各処理機能は待機状態である。
ステップS201が肯定されると、ステップS202において、特定機能122は、医用画像データ群を表示可能な複数の装置を特定する。例えば、特定機能122は、閲覧性を揃える対象となる複数の装置として、タブレット端末20及び医用画像診断装置10を特定する。なお、これ以降の処理については、図9の説明と同様であるので、説明を省略する。
このように、医用画像処理装置100は、どの装置間で閲覧性を揃えるかを利用者が指定してもよい。これによれば、医用画像処理装置100は、利用者が閲覧を行うごとに、必要な閲覧性を指定して表示することが可能となる。
(第1の実施形態の変形例2)
また、第1の実施形態では、同一の医用画像データ群111がシネ表示される場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、実施形態は、画像枚数が異なる検査結果についても、閲覧性を揃えることができる。
図12は、第1の実施形態の変形例2に係る医用画像処理装置100の処理を説明するための図である。図12では、同一の検査種であるものの、画像枚数が異なる検査結果について閲覧性を揃えてシネ表示を行う場合を例示する。図12に例示の検査1及び検査2は、検査種は同一であるが、空間分解能又は時間分解能の違いにより画像枚数が異なる検査結果の一例である。一例として、検査1の検査結果には300枚の医用画像データが含まれ、検査2の検査結果には、1800枚の医用画像データが含まれる。
図12に示すように、特定機能122は、更に、医用画像データ群の検査種を特定する。例えば、特定機能122は、利用者によって入力された表示要求から検査情報を取得して、取得した検査情報から検査種を特定する。例えば、特定機能122は、表示要求に含まれる検査1(又は検査2)の検査種を特定する。
そして、調整機能123は、検査種ごとに予め設定されたスタック枚数及び表示時間を用いて、調整を行う。ここで、調整機能123には、検査1及び検査2の検査種については、スタック枚数「6」と、表示時間「T3」とが予め設定されている。具体的には、スタック枚数及び表示時間は、これまでに実施された検査で最も画像数の少ないものや、過去の検査から最頻出の枚数、利用者による任意の値の設定等により、予め設定されている。この場合、調整機能123は、表示要求に含まれる検査が検査1であったとしても、検査2であったとしても、6枚ごとに医用画像データをスタックし、表示時間T3以内に表示を完了するよう調整する。
これにより、医用画像処理装置100は、表示要求に含まれる検査が検査1であったとしても、検査2であったとしても、同一のスタック枚数と表示時間で表示するよう調整することができる。これによれば、利用者は、枚数の異なる検査結果であっても、同一の検査種の検査については、毎回同じのスタック枚数で重ね合わされた医用画像データを閲覧できるとともに、毎回同じ閲覧時間で一通りの医用画像を確認することができる。
(第1の実施形態の変形例3)
また、第1の実施形態では、スタック枚数と表示速度を揃える場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、医用画像処理装置100は、表示時間を揃える場合であってもよい。
図13は、第1の実施形態の変形例3に係る医用画像処理装置100の処理を説明するための図である。図13には、第1の実施形態の変形例3に係る医用画像処理装置100の記憶回路110に記憶される情報の一例を示す。
図13に示すように、記憶回路110は、「ユーザID」と、「撮影プロトコル」と、「表示時間」とを記憶する。ここで、「撮影プロトコル」は、検査種を識別する情報である。また、「表示時間」は、その検査種の検査結果を表示可能な最大の時間である。つまり、表示時間は、コマ落ちさせずに表示させたときに、かけてよい時間を表す。なお、これらの情報は、利用者によって予め登録される。
例えば、特定機能122は、更に、医用画像データ群111の検査種を特定する。例えば、特定機能122は、利用者によって入力された表示要求から検査情報を取得して、取得した検査情報から検査種を特定する。
そして、調整機能123は、検査種ごとに予め設定された表示時間以内に、医用画像データ群111を表示するよう、調整を行う。例えば、調整機能123は、ビューワの表示速度と、表示される医用画像データ群111の画像枚数とに基づいて、スタック枚数を算出する。
ここで、最大FPS「10」のビューワ(例えばタブレット端末20)によって
1800枚の医用画像データを含み撮影プロトコル「MRA」によって撮影された医用画像データ群111を表示する場合を説明する。この場合、調整機能123は、記憶回路110を参照し、撮影プロトコル「MRA」に対応する表示時間「30秒」を取得する。
そして、調整機能123は、「1800枚」と「30秒」とを用いて、スタック枚数を算出する。具体的には、調整機能123は、「1800÷30=60」により、要求される表示速度「60fps」を算出する。ここで、ビューワの最大FPSが「10fps」であるので、調整機能123は、「60÷10=6」により、スタック枚数「6」を算出する。
そして、調整機能123は、算出した値に基づいて、医用画像データ群111の調整を行う。例えば、調整機能123は、医用画像データ群111に含まれる医用画像データを6枚ごとにスタックする。そして、出力制御機能124は、スタック後の医用画像データ群111を「10fps」でビューワに表示させる。
これによれば、操作者は、同一の検査種の検査については、毎回同じ表示時間内で一通りの医用画像を確認することができる。
(第1の実施形態の変形例4)
また、例えば、医用画像処理装置100は、画像サイズ(マトリクスサイズ、KB等による分類)ごとにCine最大FPSを管理し、閲覧性の調整を行ってもよい。
図14は、第1の実施形態の変形例4に係る医用画像処理装置100の処理を説明するための図である。図14には、第1の実施形態の変形例4に係る医用画像処理装置100の装置情報記憶部112に記憶される情報の一例を示す。
図14に示すように、装置情報記憶部112は、Cine最大FPSとして、「Cine最大FPS(512×512)」と、「Cine最大FPS(1024×1024)」とを記憶する。「Cine最大FPS(512×512)」は、画像サイズが512×512の画像をシネ表示可能な最大の表示速度を表す情報である。また、「Cine最大FPS(1024×1024)」は、画像サイズが1024×1024の画像をシネ表示可能な最大の表示速度を表す情報である。
例えば、特定機能122は、更に、医用画像データ群111の画像サイズを特定する。一例としては、特定機能122は、受付機能121が受け付けた表示要求から検査IDを取得する。そして、特定機能122は、取得した検査IDを用いて医用画像データ群111を参照し、医用画像データ群111に付帯される付帯情報から画像サイズを特定する。
そして、調整機能123は、画像サイズごとの表示速度を用いて、調整を行う。例えば、調整機能123は、特定機能122によって特定された画像サイズを用いて、図14の装置情報記憶部112から最大FPSを取得する。そして、調整機能123は、取得した画像サイズの最大FPSを用いて、スタック枚数の算出等を行う。
このように、医用画像処理装置100は、画像サイズごとにCine最大FPSを管理し、閲覧性の調整を行うことができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、シネ表示の閲覧性を調整する場合を説明したが、実施形態はこれに限定されない。例えば、医用画像処理装置100は、各医用画像データの各サムネイル画像(アイコン)を一覧表示する場合に、閲覧性を調整してもよい。
第2の実施形態に係る医用画像処理装置100は、図2に例示した医用画像処理装置100と同様の構成を備え、調整機能123の処理の一部が相違する。そこで、第2の実施形態では、第1の実施形態と相違する点を中心に説明することとし、第1の実施形態において説明した構成と同様の機能を有する点については、説明を省略する。
図15及び図16は、第2の実施形態に係る調整機能123の処理を説明するための図である。図15に示すように、例えば、一覧表示を行う場合、ディスプレイの表示画面のうち所定の領域が一覧表示用に割り当てられている。例えば、医用画像診断装置10のディスプレイの表示画面のうち、領域54が一覧表示用に割り当てられている。医用画像診断装置10のディスプレイは解像度が高く、領域54を広く確保できる。この場合、この領域54には、21枚のサムネイル画像を表示可能である。なお、ここではスタックを行っていないので、各サムネイル画像の領域55には「スタック:1」のメッセージが表示されている。
一方、タブレット端末20の表示画面に医用画像診断装置10のディスプレイと同様の情報を表示する場合、タブレット端末20の解像度は低いため、図16に示すように、領域56の広さを十分に確保し難い。この領域56は、閲覧可能な程度の大きさでサムネイル画像を表示すると、3枚までしか表示できない。この場合、残りの18枚のサムネイル画像は、スクロールが必要な領域57(図16の破線部)に表示されることとなる。このように、ビューワごとの表示画面の大きさ(解像度)によっても、閲覧性は異なってしまう。
そこで、第2の実施形態に係る調整機能123は、各装置のディスプレイの表示画面の大きさに応じて、調整を行う。例えば、調整機能123は、各装置のディスプレイにおいて割り当てられた一覧表示用の領域に医用画像データ群111が収まるように、スタックを行う。
例えば、調整機能123は、更に、各装置のディスプレイの表示画面の大きさを取得する。第2の実施形態においては、各装置のディスプレイの表示画面の大きさは、表示速度と同様に、装置情報記憶部112に記憶されている。この場合、特定機能122は、装置情報記憶部112を参照し、特定機能122により特定されたビューワID及びネットワークIDの組み合わせに対応する表示画面の大きさを取得する。そして、調整機能123は、この表示画面に対して割り当てられる一覧表示用の領域に医用画像データ群111が収まるように、スタックを行う。図16の例では、21枚の医用画像データを7枚ごとにスタックすることで、領域56に収まるようになる。このため、調整機能123は、医用画像データ群111を7枚ごとにスタックする。
この結果、例えば、タブレット端末20の領域56にスタック後の医用画像データ群111が表示される。これにより、21枚分の内容に対応するスタック後の医用画像データ群111が、領域56に収まるように表示される。なお、この場合、7枚ずつスタックを行っているので、各サムネイル画像の領域58には「スタック:7」のメッセージが表示されている。
このように、第2の実施形態に係る医用画像処理装置100は、各装置のディスプレイの表示画面の大きさに応じてスタックを行うことで、どのビューワにおいてもスクロール不要の一覧表示を行うことができる。
(第2の実施形態の変形例)
なお、第2の実施形態に係る医用画像処理装置100は、更に、複数のシリーズUIDを含む医用画像データ群111を表示する場合には、シリーズUIDごとに重ね合わせてもよい。また、この場合、医用画像処理装置100は、プロトコルに応じて最適な方法でスタックを行ってもよい。
図17は、第2の実施形態の変形例に係る調整機能123の処理を説明するための図である。図17に示す例では、21枚の医用画像データのうち、シリーズUID「1.2.yyyy.1」のものが4枚、シリーズUID「1.2.yyyy.2」のものが7枚、シリーズUID「1.2.yyyy.3」のものが5枚、シリーズUID「1.2.yyyy.4」のものが5枚含まれる。ここで、例えば、単純に7枚ずつスタックしてしまうと、異なるシリーズUIDの医用画像データが重ね合わされてしまう。シリーズUIDが異なる場合には、両者の医用画像データは時間的にも空間的にも不連続であるため、重ね合わせることが不適切である。このため、調整機能123は、不適切な重ね合わせを防止すべく、シリーズUIDごとにスタックを行う。
例えば、図17に示すように、調整機能123は、シリーズUID「1.2.yyyy.1」である4枚の医用画像データをスタックする。また、調整機能123は、シリーズUID「1.2.yyyy.2」である7枚の医用画像データをスタックする。また、調整機能123は、シリーズUID「1.2.yyyy.3」である5枚の医用画像データをスタックする。また、調整機能123は、シリーズUID「1.2.yyyy.4」である5枚の医用画像データをスタックする。
このように、調整機能123は、医用画像データ群111に複数のシリーズの医用画像データが含まれる場合に、シリーズごとに調整を行う。これによれば、調整機能123は、不適切な重ね合わせを防止することができる。
更に、調整機能123は、プロトコルに応じて最適な方法でスタックを行う。例えば、プロトコルが「MRA」であれば、「MIP」によりスタックすることが予め設定されている。ここで、シリーズUID「1.2.yyyy.2」のプロトコルが「MRA」であれば、調整機能123は、「MIP」によりスタックを行う。これにより、医用画像処理装置100は、プロトコルに応じて適切なスタック方法を選択することができる。
(第3の実施形態)
また、医用画像処理装置100は、装置情報記憶部112に未登録のビューワから表示要求を受け付けた場合には、ビューワの情報を装置情報記憶部112に追加するアップデート(更新)を行ってもよい。
図18は、第3の実施形態に係る医用画像処理装置200の構成例を示すブロック図である。第3の実施形態に係る医用画像処理装置200は、図2に例示した医用画像処理装置100と同様の構成を備え、処理回路220が更新機能221を更に備える点が相違する。そこで、第3の実施形態では、第1の実施形態と相違する点を中心に説明することとし、第1の実施形態において説明した構成と同様の機能を有する点については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図19は、第3の実施形態に係る医用画像処理装置200の処理手順を示すフローチャートである。なお、図19のステップS301の処理は、図9に示したステップS101の処理と同様であるので、説明を省略する。また、図19のステップS304〜ステップS308の処理は、図9に示したステップS103〜ステップS107の処理と同様であるので、説明を省略する。
ステップS301が肯定されると、ステップS302において、更新機能221は、表示要求を送信したビューワの情報が装置情報記憶部112に記憶されていない場合には、アップデートを行うか否かをビューワの利用者に問い合わせる。なお、ステップS302が否定されると、ステップS308の処理へ移行する。なお、更新機能221は、更新部の一例である。
ステップS302が肯定されると、ステップS303において、更新機能221は、装置情報記憶部112に記憶された情報を更新する。例えば、更新機能221は、「ユーザID」と、「ビューワID」と、「ネットワークID」と、「Cine最大FPS」とが対応付けられた情報をビューワから取得して、取得した情報を装置情報記憶部112に格納する。
このように、第3の実施形態に係る医用画像処理装置200は、ビューワの情報を装置情報記憶部112に追加するアップデートを行うことができる。なお、アップデートによって装置情報記憶部112に記憶された最大FPSの最大値又は最小値が更新されたとしても、医用画像処理装置100は、上述した実施形態と同様にスタックを実行可能である。例えば、調整機能123は、装置情報記憶部112に記憶された最大FPSのうち、最大値を最小値で除算することで、スタック枚数を算出可能である。一例として、最大FPSの最小値が「10fps」から「6fps」に更新された場合には、調整機能123は、「60÷6=10」により、スタック枚数「10」を算出する。
(その他の実施形態)
上述した実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてもよい。
例えば、図1及び図2の構成例は一例に過ぎない。例えば、医用画像処理装置100の処理回路120が実行する各処理機能や、記憶回路110に記憶される各種の情報は、医用画像処理システム内のどの装置が備えていてもよい。また、これらの機能及び情報は、必ずしも単一の装置内に備えられていなくてもよく、医用画像処理システム内の任意の装置に分散して備えられていてもよい。すなわち、医用画像処理システムにおいて、記憶回路110は、医用画像データ群111を記憶する。特定機能122は、医用画像データ群111を表示可能な装置を複数特定する。調整機能123は、特定機能122によって特定された各装置における医用画像データ群111の表示速度が近くなるように、医用画像データ群111に含まれる医用画像データの数の調整を行う。出力制御機能124は、調整後の医用画像データ群111を、複数の装置の少なくとも一つに出力する。
また、例えば、医用画像診断装置10やタブレット端末20以外にも、利用者により利用されるビューワや、電子カルテシステムの各種装置等が備えられてもよい。なお、ビューワとしては、ワークステーションやPC(Personal Computer)等も適用可能である。
また、例えば、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。更に、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部又は任意の一部が、CPU及び当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、或いは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、上記の実施形態においては、単一の処理回路120,220にて、上述した各処理機能が実現されるものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC))、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサは記憶回路に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、記憶回路110にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。更に、各図における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
また、上記の実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行なわれるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行なうこともでき、或いは、手動的に行なわれるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行なうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、上記の実施形態で説明した医用画像処理方法は、予め用意された医用画像処理プログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することによって実現することができる。この医用画像処理方法は、インターネット等のネットワークを介して配布することができる。また、この医用画像処理方法は、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、医用画像の閲覧性を調整することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 医用画像処理装置
110 記憶回路
111 医用画像データ群
120 処理回路
122 特定機能
123 調整機能
124 出力制御機能

Claims (12)

  1. 医用画像データ群を記憶する画像記憶部と、
    前記医用画像データ群を表示可能な他の装置における表示速度に関する情報を記憶する装置情報記憶部と、
    前記装置情報記憶部に記憶された情報に基づいて、前記他の装置における前記医用画像データ群の表示速度に近くなるように、前記医用画像データ群に含まれる医用画像データの数の調整を行う調整部と、
    前記調整後の医用画像データ群を出力する出力制御部と
    を備える、医用画像処理装置。
  2. 前記他の装置を複数特定する特定部を更に備え、
    前記調整部は、前記特定部によって特定された各装置における前記医用画像データ群の表示速度が近くなるように、前記医用画像データ群に含まれる医用画像データの数の調整を行う、
    請求項1に記載の医用画像処理装置。
  3. 前記調整部は、前記医用画像データ群に含まれる医用画像データを重ね合わせるスタック枚数を算出し、算出したスタック枚数の医用画像データを重ね合わせることで、前記調整を行う、
    請求項1又は2に記載の医用画像処理装置。
  4. 前記調整部は、前記医用画像データ群に含まれる医用画像データを間引くことで、前記調整を行う、
    請求項1又は2に記載の医用画像処理装置。
  5. 前記医用画像データ群を表示する旨の要求を利用者から受け付ける受付部を更に備え、
    前記装置情報記憶部は、前記利用者ごとに、当該利用者によって利用され得る複数の装置の情報を記憶し、
    前記特定部は、前記複数の装置として、前記装置情報記憶部から前記要求を行った利用者の情報に対応する複数の装置を特定する、
    請求項2〜4のいずれか一つに記載の医用画像処理装置。
  6. 前記医用画像データ群を第1の装置と近い表示速度で表示する旨の要求を第2の装置から受け付ける受付部を更に備え、
    前記特定部は、前記第1の装置及び前記第2の装置を特定する、
    請求項2〜4のいずれか一つに記載の医用画像処理装置。
  7. 前記調整部は、前記医用画像データ群が撮影されたプロトコルに応じて、前記調整を行う、
    請求項1〜6のいずれか一つに記載の医用画像処理装置。
  8. 前記調整部は、前記医用画像データ群に注目領域が指定されている場合に、当該注目領域に含まれる医用画像データから表示を開始するように前記調整を行う、
    請求項1〜7のいずれか一つに記載の医用画像処理装置。
  9. 前記調整部は、前記医用画像データ群に注目領域が指定されている場合に、当該注目領域に含まれる医用画像データに対して前記調整を行わない、
    請求項1〜8のいずれか一つに記載の医用画像処理装置。
  10. 前記特定部は、更に、前記医用画像データ群の検査種を特定し、
    前記調整部は、前記検査種ごとに予め設定された前記スタック枚数及び前記医用画像データ群の表示時間を用いて、前記調整を行う、
    請求項3に記載の医用画像処理装置。
  11. 前記特定部は、更に、前記医用画像データ群の画像サイズを特定し、
    前記調整部は、前記画像サイズごとの表示速度を用いて、前記調整を行う、
    請求項2〜10のいずれか一つに記載の医用画像処理装置。
  12. 医用画像データ群を記憶する画像記憶部と、
    前記医用画像データ群を表示可能な他の装置における表示速度に関する情報を記憶する装置情報記憶部と、
    前記装置情報記憶部に記憶された情報に基づいて、前記他の装置における前記医用画像データ群の表示速度に近くなるように、前記医用画像データ群に含まれる医用画像データの数の調整を行う調整部と、
    前記調整後の医用画像データ群を出力する出力制御部と
    を備える、医用画像処理システム。
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