JP2017086359A - 電気メスのハンドピース - Google Patents

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Abstract

【課題】開腹手術、開胸手術、開頭手術、体表手術等の外科系手術に用いられる電気メスにおいて、術野が暗転した場合や、施術者が手術助手に対して正確な術部位置を指し示す必要が生じたとしても、手術を円滑に進行することが可能な電気メスのハンドピースを提供する。【解決手段】開腹手術、開胸手術、開頭手術、又は体表手術の何れかに用いられる電気メスのハンドピースであって、施術者が手に把持して操作する本体部と、前記本体部の延在方向に絶縁部を介して接続された通電部と、前記本体部に形成され、施術者の手技を補助する補助部材とを備えることを特徴とする電気メスのハンドピース。【選択図】 図1

Description

本発明は、外科手術施術時に用いられる電気メス、特に施術者が手に取って操作するハンドピースに関するものである。
開腹手術、開胸手術、開頭手術、体表手術等の外科系手術では、患部に高周波電流を通電させることで発生したジュール熱により、当該患部を切断・切開する純粋切開、切断・切開と同時に止血を行う混合切開、止血のみを行う止血凝固といった処置を使い分けることが可能なモノポーラー型、バイポーラー型の電気メスが用いられている。
例えば、モノポーラー型電気メスは、施術者である医師が手に持って処置を行うハンドピースと、対極板と称される人体に貼り付ける金属板と、高周波電流を生成する主装置とから構成されており、ハンドピースと主装置とはメスケーブルと称する給電ケーブルによって接続されている。主装置から生成された高周波電流が給電ケーブルを介してハンドピースの先端部分に形成された通電部に給電されることにより、純粋切開、混合切開、止血凝固等の処置が行われる(例えば、特許文献1参照)。
一方、バイポーラー型電気メスとは、施術者である医師が手に持って処置を行うハンドピースと、高周波電流を生成する主装置とから構成されており、ハンドピースと主装置とはメスケーブルと称する給電ケーブルによって接続されている。主装置から生成された高周波電流が給電ケーブルを介してハンドピースの先端部分に対向して形成された通電部としての2極の鑷子(電極)間に給電されることにより、主に止血凝固等の処置が行われる。
特開平2005−270535号公報
電気メスを用いた開腹手術、開胸手術、開頭手術、又は体表手術等の術中においては、術式や、患者の手術体位によっては術野が暗転し、患部組織までの距離や、ハンドピースの先端位置といった施術状況を正確に把握することができないことがあった。また、例えば、施術者が手術助手に対して、「患部組織を持ち上げて欲しい」や「出血した血液や体液を吸引して欲しい」といった具体的指示を出す場合において、正確な術部位置を指し示すことができないと、施術者に無用なストレスを与えることがあった。これらのことは、手術時間を遅延させる要因となり、ひいては患者への肉体的負担を強いる結果となっていた。これは、電気メスとしてモノポーラー型、バイポーラー型の種類に関係なく共通した課題である。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、特に、開腹手術、開胸手術、開頭手術、体表手術等の外科系手術に用いられる電気メスにおいて、術野が暗転した場合や、施術者が手術助手に対して正確な術部位置を指し示す必要が生じたとしても、手術を円滑に進行することが可能な電気メスのハンドピースを提供することを第1の課題とする。
ところで、従来技術におけるモノポーラー型ハンドピースの通電部の形状は、通常、棒状、へら状、球状として形成されているため、患部組織に上から接触させて通電することしかできず、患部組織を引っかけ牽引して通電することができない。このような問題に対して、柄の部分に対して通電部が回動可能となるように構成されたハンドピースは存在しているものの、通電部の回動方向を分かりやすく視認することができるものは存在していなかった。通電部の回動角度を正確に把握できないと、ときに必要以上に患部組織を深く切開してしまう場合があった。これは、術野が暗転した際や、施術者が無用なストレスを受けている場合において、無用な手術ミスを誘発する要因ともなっていた。
本発明の第2の課題は、術野が暗転した場合や、施術者が手術助手に対して正確な術部位置を指し示す必要が生じたとしても、手術を円滑に進行することができ、また、患部組織に上から接触させて通電するだけでなく、患部組織を引っかけ牽引して通電することができ、通電部の回動状況を容易に視認可能とすることで、必要以上に患部組織を傷つけることを防止することが可能なモノポーラー型電気メスのハンドピースを提供することである。
上記第1の課題を解決するために、本発明に係る電気メスのハンドピースは、開腹手術、開胸手術、開頭手術、又は体表手術の何れかに用いられる電気メスのハンドピースであって、施術者が手に把持して操作する本体部と、前記本体部の延在方向に絶縁部を介して接続された通電部と、前記本体部に形成され、施術者の手技を補助する補助部材とを備えることを特徴としている。
また、上記第2の課題を解決するため、本発明に係るモノポーラー型電気メスのハンドピースは、開腹手術、開胸手術、開頭手術、又は体表手術の何れかに用いられるモノポーラー型電気メスのハンドピースであって、施術者が手に把持して操作する本体部と、前記本体部に対して接続部を介し接続され、前記本体部の延在方向に対して回動自在に形成された回動部と、前記回動部に絶縁部を介して軸支され、先端部がフック形状に形成された通電部と、前記本体部に形成され、施術者の手技を補助する補助部材とを有し、前記回動部は、回動状態を前記施術者に対して指示する回動状態指示部を備えることを特徴としている。
本発明によれば、開腹手術、開胸手術、開頭手術、体表手術等の外科系手術に用いられる電気メスにおいて、術野が暗転した場合や、施術者が手術助手に対して正確な術部位置を指し示す必要が生じたとしても、手術を円滑に進行することが可能な電気メスのハンドピースを提供することができる。
また、本発明によれば、術野が暗転した場合や、施術者が手術助手に対して正確な術部位置を指し示す必要が生じたとしても、手術を円滑に進行することができ、また、患部組織に上から接触させて通電するだけでなく、患部組織を引っかけ牽引して通電することができ、通電部の回動状況を容易に視認可能とすることで、必要以上に患部組織を傷つけることを防止することが可能なモノポーラー型電気メスのハンドピースを提供することができる。
第1の実施形態に係るモノポーラー型ハンドピースの全体構成を説明する概略構成図(側面図)である。 第1の実施形態に係るモノポーラー型ハンドピースの全体構成を説明する概略構成図(側面図)である。 第1の実施形態に係るモノポーラー型ハンドピースの全体構成を説明する概略構成図(側面図)である。 第1の実施形態に係るバイポーラー型ハンドピースの全体構成を説明する概略構成図(側面図)である。 第1の実施形態に係るバイポーラー型ハンドピースの全体構成を説明する概略構成図(側面図)である。 第1の実施形態に係るバイポーラー型ハンドピースの全体構成を説明する概略構成図(側面図)である。 第2の実施形態に係るハンドピースの全体構成を説明する概略構成図(側面図)である。 (a)は第2の実施形態に係る回動部の他の形態を説明する側面図であり、(b)は回動部の他の形態を説明する上面図である。 (a)〜(e)は本実施形態に係る通電部の形態を説明する斜視図である。 (a)及び(b)は本実施形態に係る通電部の他の形態を説明する側面図である。 第2の実施形態に係る回動状態指示部としての突条部を説明する上面図である。 第2の実施形態に係るハンドピースを把持し、回動部を図1中X軸方向に対し、反時計回り方向に約60度回動させた状態を表す模式図である。 (a)は第2の実施形態に係る回動状態指示部の形態を説明する側面図であり、(b)は下面図である。 補助部材としてレーザーポインタを備えたハンドピースの構成例を説明する側面図である。 (a)は、補助部材としての照明部材とレーザーポインタとを備えたハンドピースの構成例を説明する側面図であり、(b)はライトスイッチとポインタスイッチとの入力を切替える他の形態を説明する模式図である。(c)は光量調整機能を備えた形態を説明する模式図である。 第3の実施形態に係る温度指示部を備えたハンドピースの先端形状を説明する側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係るモノポーラー型電気メスのハンドピース400の全体構成を説明する概略構成図である。なお、以下の説明では、図1で示すハンドピース100の通電部80'への延在方向をX軸方向、側面方向をY軸方向、上面方向をZ軸方向と規定し、これらを他図面にも適用して説明する。
図1に示すように、ハンドピース400は、施術者が手に把持して操作する本体部10'と、本体部10'と図示せぬ主装置とを接続し、当該主装置から供給される高周波電流をハンドピース400に給電する給電ケーブル20と、純粋切開、混合切開の処置の際に押下することで通電部80'を通電させる切開スイッチ30と、止血凝固の際に押下することで通電部80'を通電させる凝固スイッチ40と、絶縁部70'を介して本体部10'から直線状に延在する通電部80'と、補助部材たる照明部材としてのライトスイッチ110及び光照射部111とを備える。
本体部10'は、人手によって把持して操作し易いようにペン型形状として構成されており、その内部は給電ケーブル20が接続される図示せぬ給電コネクタや、当該給電コネクタと通電部80'とを接続するための接続線等の部材を収容可能となるように中空に形成されている。
本体部10'の側面に形成された切開スイッチ30及び凝固スイッチ40は、主装置から給電される高周波電流の給電モードを純粋切開、混合切開における高周波電流出力モードと、止血凝固における高周波電流出力モードとを択一的に選択するための切替スイッチである。切開スイッチ30及び凝固スイッチ40は、施術者が把持した際に切替操作が容易となるように本体部10'の先端側に設けられることが好ましい。
絶縁部70'は、施術者が通電部80'に接触し感電することを防止するとともに、患部組織に必要以上に通電部80'が接触することを防止するために、本体部10'から通電部80方向に延在して形成されている。絶縁部70'は通電部80'を挿通可能となるように中空のスリーブとして形成してもよいし、通電部80'を絶縁材質で直接被覆する形態としてもよい。このような絶縁材質としては、絶縁性有機高分子組成物、すなわち、絶縁性樹脂等の絶縁性有機高分子に、難燃剤、架橋剤、酸化防止剤等の各種添加物を配合したものを用いることができる。絶縁性樹脂しては、例えば、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、ポリメタクリル酸メチル、酢酸セルロース、ポリアミド、フェノール樹脂、メラミン樹脂、シリコン樹脂、不飽和ポリエステル、ウレタン樹脂、フッ素樹脂等を挙げることができる。
通電部80'は、患部組織に直接接触することで、主装置から給電された高周波電流を通電させる電極で構成され、純粋切開、混合切開、止血凝固等の処置を行う。通電部80'の材質としては、熱伝導率が高い金属であれば特に限定はされないが、例えば、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、チタン、これらの2種以上の金属の合金等を挙げることができる。
ライトスイッチ110は、術野が暗転した最に施術者が押下するスイッチ素子であり、当該ライトスイッチ110が押下されると、本体部10'内部に収容された図示せぬ光照射機構が所定波長の光を光照射部111を介して照射する。本実施形態に係る光照射機構としては、例えば、高輝度可視光LED(Light Emitting Diode)を光源として備えるものを利用することができる。
光照射部111は、図示せぬ光源から照射された光を集光する集光レンズ等を備え、本体部10'側面の端部に形成されている。光照射部111は、図示せぬ光源から照射された光が術野を均等に照らし出す位置となるように配置されている。
このように、ハンドピース400によれば、照明部材を内蔵するため、施術者は術野が暗転した場合においても、術野周辺を明るく照らし出すことができるため、患部組織に対する処置を確実に行うことが可能となり、手術を円滑に進行することができる。
図2は、術部を指し示す補助部材としてレーザーポインタを備えたモノポーラー型電気メスのハンドピース500の全体構成を説明する図1中Y軸方向から見た側面図である。ハンドピース500は前述したハンドピース400における照明部材の構成に代え、本体部11'の側面にポインタスイッチ112と、レーザー照射部113とを備える。
ポインタスイッチ112は、施術者が手術助手に対して、現在何処の患部組織を処置中であるのかをピンポイントで指し示す際に押下するスイッチ素子であり、当該ポインタスイッチ112が押下されると、本体部11'内部に収容された図示せぬレーザー照射機構が所定波長のレーザー光をレーザー照射部113を介して照射する。本実施形態に係るレーザー照射機構としては、所謂、半導体レーザー素子を発振素子として備えるものを利用することができる。レーザー発色光としては、特に限定はされないが、例えば、波長635nm〜690nmの赤色レーザーや、赤色レーザーよりも視認性が良いとされる波長532nmの緑色レーザー等を用いることができる。
レーザー照射部113は、図示せぬ発振素子から照射されたレーザー光を集光する集光レンズ等を備え、本体部11'側面の端部に形成されている。レーザー照射部113は、図示せぬ発振素子から照射されたレーザー光の光軸が通電部80'の先端位置に略一致するように配置されている。
なお、本実施形態においては、安全性を考慮し、通電部80'に対する通電とレーザーポインタでのレーザー照射とは同時に行うことができないような安全回路をレーザー照射機構に組み込むことが望ましい。また、同様な理由により、レーザーポインタによるレーザー照射は、連続使用が数十秒以上継続して行うことを制御する安全回路をレーザー照射機構に組み込むことが望ましい。
このように、ハンドピース500によれば、補助部材としてレーザーポインタを内蔵するため、施術者は手術助手に対して、現在、何処の患部組織を処置中であるのかをピンポイントで指し示すことができ、手術助手とのコミュニケーションを円滑に図ることが可能となるため、手術を円滑に進行することができる。
図3は、照明部材とレーザーポインタとを併設したモノポーラー型電気メスのハンドピース600の構成例を説明する図1中Y軸方向から見た側面図である。ハンドピース600は、前述したライトを備えたハンドピース400とレーザーポインタを備えたハンドピース500との両構成を備える。
ハンドピース600は、本体部12'の側面にライトスイッチ110及びポインタスイッチ112と、光照射部111及びレーザー照射部113とを備え、前述した照明部材を備えたハンドピース400及びレーザーポインタを備えたハンドピース500との両機能を併せ持つ。
このように、ハンドピース600によれば、施術者は術野が暗転した場合においても、術野周辺を明るく照らし出すことができ、患部組織に対する処置を確実に行うことが可能であるとともに、レーザーポインタを内蔵するため、施術者は手術助手に対して、現在何処の患部組織を処置中であるのかをピンポイントで指し示すことができる。
図4(a)は、本体部10''から延在し、絶縁部70''及び通電部80''から成る2極の鑷子を備えたバイポーラー型電気メスのハンドピース700の構成を説明する図1中Y軸方向から見た側面図であり、図4(b)は図1中YZ方向から見た斜視図である。
図4(a)及び(b)に示すように、ハンドピース700は、前述したハンドピース400と同様に、本体部10''の側面に補助部材たる照明部材としてのライトスイッチ110及び光照射部111を備えるため、施術者は術野が暗転した場合においても、術野周辺を明るく照らし出すことができるため、患部組織に対する処置を確実に行うことが可能となり、手術を円滑に進行することができる。
図5は、本体部11''から延在し、絶縁部70''及び通電部80''から成る2極の鑷子を備えたバイポーラー型電気メスのハンドピース800の構成を説明する図1中Y軸方向から見た側面図である。
図5に示すように、ハンドピース800は、前述したハンドピース500と同様に、本体部11''の側面に補助部材たるレーザーポインタのポインタスイッチ112及びレーザー照射部113を備えるため、施術者は手術助手に対して、現在、何処の患部組織を処置中であるのかをピンポイントで指し示すことができ、手術助手とのコミュニケーションを円滑に図ることが可能となるため、手術を円滑に進行することができる。
図6は、本体部12''から延在し、絶縁部70''及び通電部80''から成る2極の鑷子を備えたバイポーラー型電気メスのハンドピース900の構成を説明する図1中Y軸方向から見た側面図である。
図6に示すように、ハンドピース900は、前述したハンドピース600と同様に、本体部12''の側面にライトスイッチ110及びポインタスイッチ112と、光照射部111及びレーザー照射部113とを備えるため、施術者は術野が暗転した場合においても、術野周辺を明るく照らし出すことができ、患部組織に対する処置を確実に行うことが可能であるとともに、レーザーポインタを内蔵するため、施術者は手術助手に対して、現在何処の患部組織を処置中であるのかをピンポイントで指し示すことができる。
以上のように、第1の実施形態によれば、開腹手術、開胸手術、開頭手術、体表手術等の外科系手術に用いられる電気メスにおいて、術野が暗転した場合や、施術者が手術助手に対して正確な術部位置を指し示す必要が生じたとしても、手術を円滑に進行することが可能な電気メスのハンドピースを提供することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態においては、術野が暗転した場合や、施術者が手術助手に対して正確な術部位置を指し示す必要が生じたとしても、手術を円滑に進行することができ、また、患部組織に上から接触させて通電するだけでなく、患部組織を引っかけ牽引して通電することができ、通電部の回動状況を容易に視認可能とすることで、必要以上に患部組織を傷つけることを防止することが可能なモノポーラー型電気メスのハンドピースについて説明する。
図7は、本実施形態に係るハンドピース100の全体構成を説明する概略構成図である。なお、以下の説明では、図7で示すハンドピース100の通電部80への延在方向をX軸方向、側面方向をY軸方向、上面方向をZ軸方向と規定し、これらを他図面にも適用して説明する。図7で示す概略構成図は、ハンドピース100を図中Y軸方向の側面側から見た側面図である。図8(a)は本実施形態に係る回動部の他の形態を説明する図7中Y軸方向から見た側面図であり、図8(b)は本実施形態に係る回動部の他の形態を説明する図7中Z軸方向から見た上面図である。図9(a)〜図9(e)は、本実施形態に係る通電部の他の形態を説明する図7中YZ方向から見た斜視図である。図10(a)及び図10(b)は、本実施形態に係る通電部の他の形態を説明する図7中Y軸方向から見た側面図である。図11は本実施形態に係る回動状態指示部としての突条部を説明する図7中Z軸方向から見た上面図である。図12は、本実施形態に係るハンドピース100を把持し、回動部50を図7中X軸方向に対し、反時計回り方向に約60度回動させた状態を表す模式図である。図13(a)は、本実施形態に係る回動状態指示部の形態を説明する図7中Y軸方向から見た側面図であり、図13(b)は、図7中−Z軸方向から見た下面図である。
本実施形態に係るハンドピースは、開腹手術、開胸手術、開頭手術、体表手術等の外科系手術に用いられるモノポーラー型電気メスのハンドピースであり、以下に説明する。
図7に示すように、ハンドピース100は、施術者が手に把持して操作する本体部10と、本体部10と図示せぬ主装置とを接続し、当該主装置から供給される高周波電流をハンドピース100に給電する給電ケーブル20と、純粋切開、混合切開の処置の際に押下することで通電部80を通電させる切開スイッチ30と、止血凝固の際に押下することで通電部80を通電させる凝固スイッチ40と、本体部10に対して図1中矢印方向に回動可能に構成された回動部50と、本体部10と回動部50とを接続する接続部60と、回動部50から延在して形成された絶縁部70と、患部組織の牽引を容易とするよう略L字のフック形状に形成され、図示せぬ主装置から給電された高周波電流を患部組織に通電させることにより当該患部組織を切開、止血する通電部80と、回動部50の上面に形成され、図中X軸方向に対するロール方向への回動部50の回動状態を表す回動状態指示部としての突条部90と、補助部材たる照明部材としてのライトスイッチ110及び光照射部111とを備える。
本体部10は、人手によって把持して操作し易いようにペン型形状として構成されており、その内部は給電ケーブル20が接続される図示せぬ給電コネクタや、当該給電コネクタと通電部80とを接続するための接続線等の部材を収容可能となるように中空に形成されている。
本体部10の側面に形成された切開スイッチ30及び凝固スイッチ40は、主装置から給電される高周波電流の給電モードを純粋切開、混合切開における高周波電流出力モードと、止血凝固における高周波電流出力モードとを択一的に選択するための切替スイッチである。切開スイッチ30及び凝固スイッチ40は、施術者が把持した際に切替操作が容易となるように本体部10の先端側に設けられることが好ましい。
回動部50は、接続部60を介して本体部10に対して図7中矢印方向に回動自在となるように形成されている。回動部50は、施術者が把持した際に簡単に回動可能となるような太さ・形状(本実施形態においては、底面直径が3mm〜10mm程度の円錐台形状)とすることが好ましく、回動操作時には適度な摩擦抵抗を示し、回動操作後には回動位置が保持されるように構成される。接続部60を含めた回動部50の構成としては、例えば、被固定側たる接続部60の外周面に形成された歯部を固定側たる本体部10の内周面に形成された内歯部に噛合させることにより、本体部10に対して回動部50を回動自在に固定することも可能であるし、単純に接続部60の外周部分を本体部10の内周部分よりも僅かに直径が大きい弾性体で形成し、接続部60を本体部10内部に嵌め込む形態や、接続部60外周面に弾性変形が可能な弾性体を設け、当該弾性体が本体部10内周面において点接触するように構成し、回動部50が本体部10に対して回動自在となるように構成することも可能である。
ところで、回動部は、図8(a)の側面図に示すように、施術者の親指及び人差し指で把持する部分に回動補助部としてのグリップ部53を設けた回動部52や、図8(b)の上面図に示すように、当該部分に回動補助部としての窪み部55を設け、より把持が容易となるように構成した回動部54とすることも可能である。このような構成とすることにより、より容易に回動部を所望の方向・角度に回動させることができる。
絶縁部70は、施術者が通電部80に接触し感電することを防止するとともに、患部組織に必要以上に通電部80が接触することを防止するために、回動部50から通電部80方向に延在して形成されている。絶縁部70は通電部80を挿通可能となるように中空のスリーブとして形成してもよいし、通電部80を絶縁材質で直接被覆する形態としてもよい。このような絶縁材質としては、絶縁性有機高分子組成物、すなわち、絶縁性樹脂等の絶縁性有機高分子に、難燃剤、架橋剤、酸化防止剤等の各種添加物を配合したものを用いることができる。絶縁性樹脂しては、例えば、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、ポリメタクリル酸メチル、酢酸セルロース、ポリアミド、フェノール樹脂、メラミン樹脂、シリコン樹脂、不飽和ポリエステル、ウレタン樹脂、フッ素樹脂等を挙げることができる。
通電部80は、患部組織に直接接触することで、主装置から給電された高周波電流を通電させる電極で構成され、純粋切開、混合切開、止血凝固等の処置を行う。本実施形態に係る通電部80は、患部組織を引っかけ牽引して通電することが可能となるように回動部50において軸支されるとともに、先端部分が略L字のフック形状に形成されている。通電部80の材質としては、熱伝導率が高い金属であれば特に限定はされないが、例えば、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、チタン、これらの2種以上の金属の合金等を挙げることができる。
ところで、通電部の形状としては、図9に示す斜視図のように、(a)軸部85aから延在する先端部85bが円柱状の通電部85、(b)軸部86aから延在する先端部86bの直径が軸部86aよりも細い円柱状の通電部86、(c)通電部86とは逆に、軸部87aから延在する先端部87bの直径が軸部87aよりも太い円柱状の通電部87、(d)軸部88aから延在する先端部88bが楕円形状の通電部88、(e)軸部89aから延在する先端部89bが三角柱形状の通電部89といったように、処置に応じて適宜選択可能である。
さらに、図10(a)に示すように、軸部81aから延在する先端部81bを有する通電部81に対して、軸部81a下部全域に亘って絶縁領域82を備えた通電部81や、(b)に示すように、軸部83aから延在する先端部83bを有する通電部83に対して、軸部83aと先端部83bとの接続部分(湾曲部分)にのみに絶縁領域84を備えた通電部83とすることも可能である。
このような略L字のフック形状に形成された通電部によれば、患部組織に上から接触させて通電するだけでなく、患部組織を引っかけ牽引して通電することができるため、施術中におけるハンドピース100の取り扱いを容易とし、正確に患部組織のみに対して処置を行うことができる。
回動状態指示部としての突条部90は、回動部50の回動に伴い回動し、当該回動部50の回動状態を施術者に示す指示部である。本実施形態に係る突条部90は、図11の上面図にあるように、回動部50上面に突条、すなわち、回動部50上面に対して隆起して形成されている。そして、図12に示すように、施術者は施術中に突条部90の回動状況を視認することにより、回動部50(通電部80)が図7中X軸方向に対して如何なる方向・角度に回動しているのかを直感的に把握することができる。なお、回動部50上面に形成される回動状態指示部としては、突条部90のように回動部50上面に隆起した形状でなくとも、回動部50上面に対して陥没した線条として、または色を付けた線として構成してもかまわない。
ところで、上記突条部90と同等の機能を奏する回動状態指示部としては、図13(a)の側面図、(b)の下面図に示すように、回転部50の下半分部分を上半分部分の色とは異なる色で着色した着色部51として構成することも可能である。これにより、施術者は施術中に回動部50の着色部51を視認することにより、回動部50(通電部80)が図7中X軸方向に対して如何なる方向・角度に回動しているのかを直感的に把握することができる。なお、回転部50の下半分部分を着色する代わりに、回動部50の下半分部分と上半分部分とに形成される模様のパターンをそれぞれ異ならせることにより、回動状態指示部として機能させる形態としてもよい。さらにまた、前述した回動補助部として回動部に形成されたグリップ部53や窪み部55を回動状態指示部としてもかまわない。
ライトスイッチ110は、術野が暗転した最に施術者が押下するスイッチ素子であり、当該ライトスイッチ110が押下されると、本体部12内部に収容された図示せぬ光照射機構が所定波長の光を光照射部111を介して照射する。本実施形態に係る光照射機構としては、例えば、高輝度可視光LED(Light Emitting Diode)を光源として備えるものを利用することができる。
光照射部111は、図示せぬ光源から照射された光を集光する集光レンズ等を備え、本体部10側面の回動部50側端部に形成されている。光照射部111は、図示せぬ光源から照射された光が術野を均等に照らし出す位置となるように配置されている。
このように、ハンドピース100によれば、照明部材を内蔵するため、施術者は術野が暗転した場合においても、術野周辺を明るく照らし出すことができるため、患部組織に対する処置を確実に行うことが可能となり、手術を円滑に進行することができる。また、患部組織に上から接触させて通電するだけでなく、患部組織を引っかけ牽引して通電することができるとともに、施術者は施術中に回動状態指示部を視認することにより、回動部(通電部)が図7中X軸方向に対して如何なる方向・角度に回動しているのかを直感的に把握することができるため、必要以上に患部組織を傷つけることを防止することができる。
図14は、術部を指し示す補助部材としてレーザーポインタを備えたハンドピース200の構成例を説明する図7中Y軸方向から見た側面図である。ハンドピース200は前述したハンドピース100における照明部材の構成に代え、本体部11の側面にポインタスイッチ112と、レーザー照射部113とを備える。
ポインタスイッチ112は、施術者が手術助手に対して、現在何処の患部組織を処置中であるのかをピンポイントで指し示す際に押下するスイッチ素子であり、当該ポインタスイッチ112が押下されると、本体部11内部に収容された図示せぬレーザー照射機構が所定波長のレーザー光をレーザー照射部113を介して照射する。本実施形態に係るレーザー照射機構としては、所謂、半導体レーザー素子を発振素子として備えるものを利用することができる。レーザー発色光としては、特に限定はされないが、例えば、波長635nm〜690nmの赤色レーザーや、赤色レーザーよりも視認性が良いとされる波長532nmの緑色レーザー等を用いることができる。
レーザー照射部113は、図示せぬ発振素子から照射されたレーザー光を集光する集光レンズ等を備え、本体部11側面の回動部50側端部に形成されている。レーザー照射部113は、図示せぬ発振素子から照射されたレーザー光の光軸が通電部80の先端位置に略一致するように配置されている。
なお、本実施形態においては、安全性を考慮し、通電部80に対する通電とレーザーポインタでのレーザー照射とは同時に行うことができないような安全回路をレーザー照射機構に組み込むことが望ましい。また、同様な理由により、レーザーポインタによるレーザー照射は、連続使用が数十秒以上継続して行うことを制御する安全回路をレーザー照射機構に組み込むことが望ましい。
このように、ハンドピース200によれば、補助部材としてレーザーポインタを内蔵するため、施術者は手術助手に対して、現在、何処の患部組織を処置中であるのかをピンポイントで指し示すことができ、手術助手とのコミュニケーションを円滑に図ることが可能となるため、手術を円滑に進行することができる。また、患部組織に上から接触させて通電するだけでなく、患部組織を引っかけ牽引して通電することができるとともに、施術者は施術中に回動状態指示部を視認することにより、回動部(通電部)が図7中X軸方向に対して如何なる方向・角度に回動しているのかを直感的に把握することができるため、必要以上に患部組織を傷つけることを防止することができる。
図15(a)は、照明部材とレーザーポインタとを併設したハンドピース300の構成例を説明する図1中Y軸方向から見た側面図である。ハンドピース300は、前述したライトを備えたハンドピース100とレーザーポインタを備えたハンドピース200との両構成を備える。
ハンドピース300は、本体部12の側面にライトスイッチ110及びポインタスイッチ112と、光照射部111及びレーザー照射部113とを備え、前述した照明部材を備えたハンドピース100及びレーザーポインタを備えたハンドピース200との両機能を併せ持つ。
このように、ハンドピース300によれば、施術者は術野が暗転した場合においても、術野周辺を明るく照らし出すことができ、患部組織に対する処置を確実に行うことが可能であるとともに、レーザーポインタを内蔵するため、施術者は手術助手に対して、現在何処の患部組織を処置中であるのかをピンポイントで指し示すことができる。また、患部組織に上から接触させて通電するだけでなく、患部組織を引っかけ牽引して通電することができるとともに、施術者は施術中に回動状態指示部を視認することにより、回動部(通電部)が図7中X軸方向に対して如何なる方向・角度に回動しているのかを直感的に把握することができるため、必要以上に患部組織を傷つけることを防止することができる。
なお、図15(a)に示したハンドピース300の形態においては、ライトスイッチ110とポインタスイッチ112とをそれぞれ独立して配置した形態について説明したが、これに限定されず、例えば、図15(b)に示すように、ポインタスイッチによる入力とライトスイッチによる入力とを切り替え可能なスライダー型スイッチ114を本体部13に設ける形態としてもよい。また、図15(c)に示すように、ライトスイッチのオン・オフスイッチを兼ね備えた光量調節機能スイッチ115、光量イメージ116を本体部14に対して設ける形態としてもよい。
[第3の実施形態]
第3の実施形態においては、ハンドピース先端の通電部近辺の温度を視覚的に把握することで、必要以上に患部組織を傷つけることを防止することが可能な形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、第1の実施形態と同一な構成については、同一の符号を付してその説明は省略する。
図16は、本実施形態に係る温度指示部72を備えたハンドピースの先端形状を説明する図7中Y軸方向から見た側面図である。本実施形態に係る温度指示部72は、第2の実施形態で説明した絶縁部70から通電部80方向に延在して形成されている。温度指示部72としては、例えば、温度変化に伴い色が変化する示温顔料を含むサーモクロミック塗料を絶縁部70に塗布することで形成することができる。この場合、示温顔料としては、温度が戻ると復色する可逆性タイプの示温顔料を用いるのが好ましい。
このように、絶縁部70から通電部80方向に延在して温度指示部72を設けることで、ハンドピース先端の通電部近辺の温度が所定温度よりも上昇した場合、その温度変化を色の変化で把握することが可能となる。これにより、施術者はハンドピース先端の通電部近辺の温度が施術時における適正温度よりも上昇した場合に、これを視覚的に把握することができ、通電部80を患部組織から離間させることで、必要以上に患部組織を傷つけることを防止することが可能となる。
なお、本実施形態においては、温度指示部として示温顔料を含むサーモクロミック塗料を絶縁部に塗布する形態について説明したが、これに限定されず、例えば、回動部に温度センサを別途設け、当該温度センサの出力値を施術者用のモニタ画面に表示する形態としてもよい。
以上のように、本発明によれば、開腹手術、開胸手術、開頭手術、体表手術等の外科系手術に用いられる電気メスにおいて、術野が暗転した場合や、施術者が手術助手に対して正確な術部位置を指し示す必要が生じたとしても、手術を円滑に進行することが可能な電気メスのハンドピースを提供することができる。
また、本発明によれば、術野が暗転した場合や、施術者が手術助手に対して正確な術部位置を指し示す必要が生じたとしても、手術を円滑に進行することができ、また、患部組織に上から接触させて通電するだけでなく、患部組織を引っかけ牽引して通電することができ、通電部の回動状況を容易に視認可能とすることで、必要以上に患部組織を傷つけることを防止することが可能なモノポーラー型電気メスのハンドピースを提供することができる。
10,10',10'',11,11',11'',12,12',12'',13,14 本体部
20 給電ケーブル
30 切開スイッチ
40 凝固スイッチ
50,52,54 回動部
53 グリップ部
55 窪み部
51 着色部
60 接続部
70,70',70'', 絶縁部
72 温度指示部
80,80',80'',81,83,85,86,87,88,89 通電部
90 突条部
100,200,300,400,500,600,700,800,900 ハンドピース
110 ライトスイッチポ
111 光照射部
112 インタスイッチ
113 レーザー照射部
114 スライダー型スイッチ
115 光量調整機能スイッチ
116 光量イメージ

Claims (14)

  1. 開腹手術、開胸手術、開頭手術、又は体表手術の何れかに用いられる電気メスのハンドピースであって、
    施術者が手に把持して操作する本体部と、
    前記本体部の延在方向に絶縁部を介して接続された通電部と、
    前記本体部に形成され、施術者の手技を補助する補助部材とを備えること
    を特徴とする電気メスのハンドピース。
  2. 前記補助部材は、照明部材であること
    を特徴とする請求項1に記載の電気メスのハンドピース。
  3. 前記補助部材は、レーザーポインタであること
    を特徴とする請求項1に記載の電気メスのハンドピース。
  4. 前記補助部材は、照明部材及びレーザーポインタの組み合わせであること
    を特徴とする請求項1に記載の電気メスのハンドピース。
  5. 前記電気メスはモノポーラー型電気メスであること
    を特徴とする請求項1に記載の電気メスのハンドピース。
  6. 前記電気メスはバイポーラー型電気メスであること
    を特徴とする請求項1に記載の電気メスのハンドピース。
  7. 開腹手術、開胸手術、開頭手術、又は体表手術の何れかに用いられるモノポーラー型電気メスのハンドピースであって、
    施術者が手に把持して操作する本体部と、
    前記本体部に対して接続部を介し接続され、前記本体部の延在方向に対して回動自在に形成された回動部と、
    前記回動部に絶縁部を介して軸支され、先端部がフック形状に形成された通電部と、
    前記本体部に形成され、施術者の手技を補助する補助部材とを有し、
    前記回動部は、回動状態を前記施術者に対して指示する回動状態指示部を備えること
    を特徴とするモノポーラー型電気メスのハンドピース。
  8. 前記回動部は、側面に回動操作を容易にする回動補助部を備えること
    を特徴とする請求項7に記載のモノポーラー型電気メスのハンドピース。
  9. 前記通電部は、前記回動部に軸支される軸部と当該軸部から延在する先端部とを備え、
    前記先端部は、円柱形状、楕円形状、又は三角錐形状の何れかの形状であること
    を特徴とする請求項7に記載のモノポーラー型電気メスのハンドピース。
  10. 前記軸部と前記先端部との断面径が異なること
    を特徴とする請求項9に記載のモノポーラー型電気メスのハンドピース。
  11. 前記通電部は、全域又は一部分に絶縁領域を備えること
    を特徴とする請求項7に記載のモノポーラー型電気メスのハンドピース。
  12. 前記回動状態指示部は、前記回動部表面に形成された突条部であること
    を特徴とする請求項7に記載のモノポーラー型電気メスのハンドピース。
  13. 前記絶縁部から前記通電部にかけて延在する温度指示部を備えること
    を特徴とする請求項7乃至請求項12の何れか1項に記載のモノポーラー型電気メスのハンドピース。
  14. 前記温度指示部は、前記絶縁部に塗布された示温顔料を含む塗料であること
    を特徴とする請求項13に記載のモノポーラー型電気メスのハンドピース。
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