JP2017085750A - 窓用太陽電池モジュール及び窓 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、従来に比べて断熱効果の高い窓用太陽電池モジュール及び窓用太陽電池モジュールを用いた窓を提供する。
【解決手段】光を透過可能な太陽電池パネル10と、第1透光性板材11を有し、太陽電池パネル10は、第1透光性板材11と別個独立したものであって、第1透光性板材11と所定の間隔を空けて対面しており、以下の(1)又は(2)の条件を満たす構成とする。
(1)太陽電池パネル10と第1透光性板材11との間の空間30は、その大部分が気体で充填されている。
(2)太陽電池パネル10と第1透光性板材11との間の空間30は、実質的な真空空間となっている。
【選択図】図5

Description

本発明は、窓の一部として用いられる窓用太陽電池モジュールに関する。また、本発明は、窓用太陽電池モジュールを使用した窓に関する。
従来から、光を透過する太陽電池モジュールを構造物の窓として使用する場合がある(例えば、特許文献1)。
特許文献1の記載の太陽電池モジュールは、ガラス基板上に光電変換素子を積層し、ガラス板で封止している。この太陽電池モジュールは、光電変換素子に複数の溝を形成することによって、厚み方向に光を透過させることを可能とし、窓として使用しても十分な採光を可能にしている。
特開2014−120733号公報
ところで、寒冷地では、建物の室内と室外で気温差が大きく、外気が極めて低温になる。そのため、このような寒冷地では、室内の温度を維持するために、断熱機能を持った断熱窓が必要となる。
しかしながら、特許文献1の太陽電池モジュールを窓として使用する場合、溝が形成された部分は、単に2枚のガラス板が重なった構造をしているので、通常のガラス窓と断熱効果がさほど変わらない。そのため、特許文献1の太陽電池モジュールは、寒冷地では適さず、断熱性の観点から更なる改良の余地があった。
そこで、本発明は、従来に比べて断熱効果の高い窓用太陽電池モジュール及び窓用太陽電池モジュールを用いた窓を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、窓の一部を構成する窓用太陽電池モジュールであって、光を透過可能な太陽電池パネルと、透光性板材を有し、前記太陽電池パネルは、前記透光性板材と別個独立したものであって、前記透光性板材と所定の間隔を空けて対面しており、以下の(1)又は(2)の条件を満たすことを特徴とする窓用太陽電池モジュールである。
(1)前記太陽電池パネルと前記透光性板材との間の空間は、その大部分が気体で充填されている。
(2)前記太陽電池パネルと前記透光性板材との間の空間は、実質的な真空空間となっている。
ここでいう「透光性」とは、光の少なくとも一部を透過する機能をいい、具体的には、光透過率が30%以上100%以下のものをいう。すなわち、防眩処理が施された基板であっても、光を30%以上透過すれば、本明細書の透光性に該当する。
ここでいう「大部分」とは、全体の80%以上の部分をいう。
ここでいう「実質的な真空空間」とは、真空と近似できる空間であり、具体的には真空度が100Pa以下の空間をいう。
本発明の構成によれば、太陽電池パネルと透光性板材との間に空間があり、太陽電池パネルから透光性板材に伝熱する際や透光性板材から太陽電池パネルに伝熱する際には、必ず太陽電池パネルと透光性板材との間の空間を通過することとなる。
そして、本発明の構成によれば、太陽電池パネルと透光性板材との間の空間は、その大部分が気体で充填されているか、真空空間となっているので、窓用太陽電池モジュールの厚み方向に熱が伝熱しにくく、従来に比べて断熱効果が高い。そのため、窓として使用した場合に、外気と内気の温度差による結露が生じにくく、保温効果も高い。
また、本発明の構成によれば、太陽電池パネルとは独立した透光性板材が設けられているため、透光性板材によって日光の透過率を採光が可能な程度に抑えることができる。そのため、夏場等において、日光による室内の温度上昇を抑えることができる。
請求項2に記載の発明は、前記太陽電池パネルと前記透光性板材の間隔は、1mm以上12mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の窓用太陽電池モジュールである。
本発明の構成によれば、放射伝熱を抑えつつ、対流伝熱を抑えることができる。
請求項3に記載の発明は、前記太陽電池パネルと前記透光性板材との間の空間は、実質的に水蒸気を含まない気体が充填されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の窓用太陽電池モジュールである。
ここでいう「実質的に水蒸気を含まない気体」とは、太陽電池パネルと透光性板材との間で伝熱が起こる際に、水蒸気による伝熱への影響を無視できる程度に水蒸気が除去された気体をいう。
本発明の構成によれば、太陽電池パネルと透光性板材の空間が、水蒸気が実質的に含まれない気体で充填されているので、放射伝熱が起こりにくく、断熱効果が高い。また、本発明の構成によれば、空間内で結露することを防止できる。
上記した発明において、前記気体は、乾燥空気、窒素、アルゴン、及びクリプトンから選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましい。
ここでいう「乾燥空気」とは、乾燥剤等によって空気から水蒸気を除いたものをいい、露点が−35℃以下の空気をいう。
ここでいう「露点」とは、JIS R 3209に準じる露点試験で求めた露点をいう。
請求項4に記載の発明は、前記透光性板材は、ガラス板上に薄膜層が積層したものであり、当該薄膜層は、波長が0.65μmのときの放射率が0.4以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の窓用太陽電池モジュールである。
本発明の構成によれば、透光性板材がガラス板上に波長が0.65μmのときの放射率が0.4以下である薄膜層が積層したものであるので、薄膜層の存在によって放射熱が反射されやすく、放射伝熱が起こりにくい。
上記した発明において、前記透光性板材は、ガラス板上に薄膜が積層したものであり、前記薄膜層は、金属膜又は金属酸化物膜であることが好ましい。
この構成によれば、金属膜又は金属酸化物膜によって熱線(赤外光)が反射されやすく、窓用太陽電池モジュールの厚み方向に通過する熱線が透過しにくい。そのため、室内が室外よりも高温である場合であっても、室内から室外に熱線が逃げにくく、保温効果が高い。
請求項5に記載の発明は、前記太陽電池パネルは、光エネルギーを電気エネルギーに変換する光電変換部を有し、前記太陽電池パネルの透光性板材側の面は、前記光電変換部を封止する封止板で形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の窓用太陽電池モジュールである。
本発明の構成によれば、封止板と透光性板材の間に空間が形成されているため、空間内の気体や気圧が太陽電池パネル内の光電変換部に影響を及ぼさない。
請求項6に記載の発明は、前記太陽電池パネルは、光エネルギーを電気エネルギーに変換する光電変換部を有し、前記太陽電池パネルは、前記光電変換部が存在する領域と、前記光電変換部が存在しない領域が混在しており、前記光電変換部が存在する領域は、全領域の40%以上80%以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の窓用太陽電池モジュールである。
本発明の構成によれば、十分な発電面積を確保しつつ、採光面積を確保することができる。
請求項7に記載の発明は、第2透光性板材を有し、前記透光性板材は、前記太陽電池パネルと前記第2透光性板材との間に位置し、前記第2透光性板材は、前記透光性板材と所定の間隔を空けて対面しており、以下の(3)又は(4)の条件を満たすことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の窓用太陽電池モジュールである。
(3)前記透光性板材と前記第2透光性板材との間の空間は、その大部分が気体で充填されている。
(4)前記透光性板材と前記第2透光性板材との間の空間は、実質的な真空空間となっている。
本発明の構成によれば、さらに透光性板材と第2透光性板材との間にも空間があり、透光性板材から第2透光性板材に伝熱する際や第2透光性板材から透光性板材に伝熱する際には、必ず透光性板材と第2透光性板材との間の空間を通過することとなる。
そして、本発明の構成によれば、透光性板材と第2透光性板材との間の空間は、その大部分が気体で充填されているか、真空空間となっているので、窓用太陽電池モジュールの厚み方向で熱が伝熱しにくく、さらに断熱効果が高い。そのため、窓として使用した場合に、外気と内気の温度差による結露が生じにくく、保温効果も高い。
また別の観点からみると、本発明の構成によれば、太陽電池パネルと第2透光性板材の間の空間に第1透光性板材が介在し、太陽電池パネルと第2透光性板材の間の空間を、太陽電池パネルと第1透光性板材の間の空間と、第1透光性板材と第2透光性板材の間の空間とに分断している。そのため、各空間の厚みを小さくでき、各空間内で気体の対流が起こりにくくできる。それ故に、第1透光性板材を設けない場合に比べて対流伝熱を抑制できる。
請求項8に記載の発明は、前記第2透光性板材は、ガラス板上に薄膜層が積層したものであり、当該薄膜層は、波長が0.65μmのときの放射率が0.4以下であることを特徴とする請求項7に記載の窓用太陽電池モジュールである。
本発明の構成によれば、第2透光性板材がガラス板上に波長が0.65μmのときの放射率が0.4以下である薄膜層が積層したものであるので、薄膜層の存在によって放射熱が反射されやすく、放射伝熱が起こりにくい。そのため、さらに断熱効果が高い。
上記した発明において、前記第2透光性板材は、ガラス板上に薄膜層が積層したものであり、前記薄膜層は、金属膜又は金属酸化物膜であることが好ましい。
この構成によれば、さらに保温効果が高い。
請求項9に記載の発明は、構造物の内外を区切る窓であって、請求項1〜8のいずれかに記載の窓用太陽電池モジュールを有し、前記透光性板材は、前記太陽電池パネルに対して構造物の内部側に位置していることを特徴とする窓である。
本発明の構成によれば、構造物の外部側に太陽電池パネルが位置し、構造物の内部側に透光性板材が位置するので、高い発電効率を維持しつつ、構造物内部への発電による発熱の影響を抑制することができる。そのため、構造物内部を任意の温度に調整しやすい。
本発明の窓用太陽電池モジュール及び窓によれば、従来に比べて高い断熱効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態の窓の設置状況を模式的に表した斜視図である。 図1の窓の断面斜視図である。 図2の窓用太陽電池モジュールの縦断面図である。 図2の太陽電池パネルの断面斜視図である。 図3の太陽電池の積層構造を模式的に表す断面図である。 本発明の第2実施形態の窓用太陽電池モジュールの要部の断面斜視図である。 本発明の第3実施形態の窓用太陽電池モジュールの要部の断面斜視図である。 他の実施形態の窓用太陽電池モジュールの要部の分解斜視図である。 他の実施形態の窓用太陽電池モジュールの要部の断面斜視図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、特に断りがない限り、上下左右の位置関係は、通常の設置位置を基準に説明する。
本発明の第1実施形態の窓1は、図1のように、マンション等の構造物100の壁面に形成された開口101に窓用太陽電池モジュール3を設置したものである。
窓1は、図2のように、窓用太陽電池モジュール3が縦姿勢となるように構造物100に取り付けられ、窓用太陽電池モジュール3によって構造物100の内外を区切るように壁面の一部を形成するものである。すなわち、窓用太陽電池モジュール3は、水平面に対して直立した姿勢で開口101に固定され、構造物100の内部の空間たる室内空間102と、外部の空間たる室外空間103に仕切るものである。
本実施形態の窓用太陽電池モジュール3は、採光機能と、断熱機能を備えており、図3のように、太陽電池パネル10と、第1透光性板材11と、額縁部材12を備えている。
太陽電池パネル10は、光透過性を有したシースルー太陽電池パネルであり、面状に広がりを有した板状のパネルである。
太陽電池パネル10は、当該面の広がり方向に対して直交方向(厚み方向)に光を透過可能となっている。太陽電池パネル10は、波長550nmの全光線透過率が20%以上60%以下であることが好ましく、30%以上50%以下であることがより好ましい。
太陽電池パネル10は、図3,図4から読み取れるように、2枚の透明基板15,16が対面し、その間に太陽電池17が挟まれたものであり、透明基板15,16が封止剤18によって接着されて太陽電池17が封止されたものである。
具体的には、太陽電池パネル10は、図5のように、第1透明基板15上に第1電極層20、光電変換層21(光電変換部)、及び第2電極層22が積層した太陽電池17が積層され、当該太陽電池17が封止剤18及び第2透明基板16(封止板)によって封止されたものである。
第1透明基板15は、透光性及び絶縁性を備えた透明絶縁基板であり、太陽電池17を支持する支持基板である。
第1透明基板15は、透明性及び絶縁性を有していれば、特に限定されるものではなく、例えば、ガラス基板や、透明性樹脂基板などが使用できる。
本実施形態では、第1透明基板15として、ガラス基板を採用している。
第1透明基板15の厚み(積層方向の厚み)は、太陽電池パネル10の全体厚みによって適宜設計されるが、2mm以上であることが好ましい。この範囲であれば、支持基板としての機能を確保できる。
また、第1透明基板15の厚み(積層方向の厚み)は、10mm以下であることが好ましい。この範囲であれば、太陽電池パネル10が重くなりすぎず、窓1の構造物100への施工が容易である。
第1電極層20は、透光性及び導電性を備えた透明導電層であり、太陽電池17の一極をなす透明電極層である。
第1電極層20は、透光性及び導電性を有していれば、特に限定されるものではなく、例えば、酸化インジウム錫(ITO)や、酸化亜鉛(ZnO)、酸化錫(SnO)などの透明導電性酸化物が使用できる。
また第1電極層20は、多層構造であってもよい。第1電極層20は、例えば、上記した透明導電性酸化物の層と金属の層との多層構造であってもよい。
光電変換層21は、光エネルギーを電気エネルギーに変換する層であり、pn接合又はpin接合を備えるものである。
本実施形態の光電変換層21は、p型半導体層、i型半導体層、及びn型半導体層からなる光電変換ユニットを1又は複数備えたものである。
第2電極層22は、導電性を備えた導電層であり、太陽電池17において第1電極層20と対極をなす電極層である。
第2電極層22は、導電性を有していれば特に限定されるものではなく、例えば、アルミニウム、銀、金、銅、白金、クロムなどの金属、金属合金、金属複合体などが使用できる。
また、第2電極層22は、多層構造であってもよい。第2電極層22は、透明導電性酸化物の層と上記した金属の層との多層構造であってもよい。
本実施形態の第2電極層22は、光電変換層21上に透明導電性酸化物層、銀層の順に積層されて形成されている。すなわち、第2電極層22は、最表面が金属層である。
封止剤18は、透光性及び絶縁性を有した封止剤であり、第1透明基板と第2透明基板間の隙間を充填する充填剤である。
第2透明基板16は、透光性を備え、太陽電池17を封止する透明封止基板である。
第2透明基板16は、透明性及び絶縁性を有していれば、特に限定されるものではなく、例えば、ガラス基板や、透明性樹脂基板などが使用できる。
本実施形態では、第2透明基板16として、ガラス基板を採用している。
第2透明基板16の厚み(積層方向の厚み)は、太陽電池パネル10の全体厚みによって適宜設計されるが、第1透明基板15の厚みの50%以上150%以下であることが好ましい。
太陽電池パネル10は、図4及び図5から読み取れるように、第1透明基板15を正面視したときに、光電変換層21及び第2電極層22の一部が除去されており、光電変換層21が存在する発電領域25と、光電変換層21が存在しない非発電領域26が混在している。
非発電領域26は、全領域の40%以上80%以下であることが好ましい。この範囲であれば、十分な発電面積を確保しつつ、窓1としての採光機能を維持できる。
太陽電池パネル10の厚みは、窓1の構造物100への設置環境によって適宜選択されるが、5mm以上15mm以下であることが好ましい。
第1透光性板材11は、窓用太陽電池モジュール3の片側の主面を形成する部材であり、透光性を備えた板状部材である。
第1透光性板材11は、太陽電池パネル10とほぼ同程度の面積があり、第1透明基板15を裏面視したときに太陽電池パネル10の全ての発電領域25を覆う大きさとなっている。
第1透光性板材11は、透光性を備えていれば、特に限定されるものではなく、ガラス板や、透明樹脂板などが使用できる。
本実施形態では、第1透光性板材11としてガラス板を採用している。
第1透光性板材11の厚みは、窓1の構造物100への設置環境によって適宜選択されるが、太陽電池パネル10の厚みの80%以上120%以下であることが好ましい。
額縁部材12は、図2,図3に示されるように、太陽電池パネル10及び第1透光性板材11の外周に取り付けられ、太陽電池パネル10に対する第1透光性板材11の位置関係を固定する部材である。
額縁部材12は、太陽電池パネル10を固定する太陽電池固定部35と、第1透光性板材11を固定する第1板材固定部36と、太陽電池固定部35と第1板材固定部36を所定の間隔に維持する間隔維持部37を備えている。
続いて、本実施形態の窓用太陽電池モジュール3の各部位の位置関係について説明する。
窓用太陽電池モジュール3は、構造物100の開口101に塞ぐように取り付けられている。具体的には、窓用太陽電池モジュール3は、その額縁部材12が開口101の内壁に取り付けられている。
太陽電池パネル10は、図2のように、その外周が額縁部材12の太陽電池固定部35に取り付けられており、第1透光性板材11は、その外周が額縁部材12の第1板材固定部36に取り付けられている。
そして、第1透光性板材11は、額縁部材12の間隔維持部37によって、太陽電池パネル10と所定の間隔を空けて対面している。
窓用太陽電池モジュール3は、室外空間103側から室内空間102側に向けて、太陽電池パネル10、第1透光性板材11の順に離間して並んでおり、太陽電池パネル10と第1透光性板材11の間には空間30が形成されている。
太陽電池パネル10と第1透光性板材11の間の空間30には、その大部分に気体が充填されている。
この充填される気体は、実質的に水蒸気を含まない気体であることが好ましく、乾燥空気、窒素、アルゴン、及びクリプトンから選ばれる少なくとも1種であることがより好ましい。この充填される気体は、二酸化炭素を含まない観点から、不活性ガスである、窒素、アルゴン、又はクリプトンであることがさらに好ましい。
本実施形態の空間30は、その内部に空気及び図示しない乾燥剤が配されており、当該乾燥剤によって、水分が除去された乾燥空気が充填されている。
この乾燥剤は、吸湿機能を持っていれば、特に限定されるものではなく、例えば、シリカゲルや生石灰などが採用できる。
図5に示される太陽電池パネル10と第1透光性板材11の間隔D1(空間30の幅)は、気体によって放射伝熱を抑制する観点から、1mm以上であることが好ましく、3mm以上であることがより好ましい。
間隔D1は、気体による対流伝熱を抑制する観点から、12mm以下であることが好ましく、7mm以下であることがより好ましい。
本実施形態の窓1によれば、太陽電池パネル10と、第1透光性板材11との間に気体が充填された空間30が形成されており、太陽電池パネル10と第1透光性板材11の間での放射伝熱等の熱移動が気体によって阻害される。そのため、1枚の太陽電池パネル10で窓を構成する場合に比べて、断熱効果及び保温効果が高い。
本実施形態の窓用太陽電池モジュール3によれば、太陽電池パネル10と透光性板材11との間に空間30があり、水蒸気を実質的に含まない気体が充填されているので、室外空間103と室内空間102間での熱交換がされにくく、断熱効果が高い。そのため、室内空間102への外気温の影響を抑制でき、たとえ寒冷地であっても、室内空間102の熱が外気に奪われにくく、室内空間102を所望の温度に調整できる。
また、室内空間102の温度(内気温)が室外空間103の温度(外気温)よりも高い場合であっても、空間30に水蒸気を実質的に含まない気体が充填されているので、室内空間102から逃げる熱線を妨げることができ、室内空間102の保温効果も高い。
さらに、本実施形態の窓用太陽電池モジュール3によれば、断熱効果が高いので、室内空間102の空気が低温の外気に晒されることを防止でき、透光性板材11の表面への結露の発生を防止できる。
本実施形態の窓用太陽電池モジュール3によれば、太陽光の一部は太陽電池パネル10の非発電領域26を通過し、空間30及び透光性板材11を通過して室内空間102に入る。すなわち、太陽光は、太陽電池パネル10と空間30の界面や空間30と透光性板材11の界面によって、その一部が反射され、減衰して室内空間102に入るので、適度な遮光効果を発揮できる。
本実施形態の窓用太陽電池モジュール3によれば、太陽電池パネル10の空間30側の第2電極層22の一部が金属で形成されているため、室内空間102側からの熱線の一部を反射することができ、保温効果が高い。
続いて、第2実施形態の窓用太陽電池モジュール50について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同様の符番を付して、説明を省略する。
第2実施形態の窓用太陽電池モジュール50は、第1実施形態の窓用太陽電池モジュール3に対してさらに室内空間102側に透光性板材51を備えている。
具体的には、窓用太陽電池モジュール50は、図6に示されるように、太陽電池パネル10と、第1透光性板材11と、第2透光性板材51を備えている。
第2透光性板材51は、窓用太陽電池モジュール50の片側の主面を形成する部材であり、透光性を備えた板状部材である。
第2透光性板材51は、第1透光性板材11とほぼ同程度の面積があり、第1透明基板15を裏面視したときに太陽電池パネル10の全ての発電領域25を覆う大きさとなっている。
第2透光性板材51は、透光性を備えていれば、特に限定されるものではなく、ガラス板や、透明樹脂板などが使用できる。
本実施形態では、第2透光性板材51としてガラス板を採用している。
第2透光性板材51の厚みは、窓1の構造物100への設置環境によって適宜選択されるが、太陽電池パネル10の厚みの80%以上120%以下であることが好ましい。
続いて、第2実施形態の窓用太陽電池モジュール50の各部位の位置関係について説明する。
第2透光性板材51は、図6のように、第1透光性板材11と所定の間隔を空けて対面している。すなわち、窓用太陽電池モジュール50は、室外空間103側から室内空間102側に向けて、太陽電池パネル10、第1透光性板材11、及び第2透光性板材51の順にそれぞれ離間して並んでおり、第1透光性板材11と第2透光性板材51の間に空間52が形成されている。
第1透光性板材11と第2透光性板材51の空間52には、その大部分に気体が充填されている。
この気体は、実質的に水蒸気を含まない気体であることが好ましく、乾燥空気、窒素、アルゴン、及びクリプトンから選ばれる少なくとも1種であることがより好ましい。この気体は、二酸化炭素を含まない観点から、不活性ガスである、窒素、アルゴン、又はクリプトンであることがさらに好ましい。
本実施形態の空間52は、その内部に空気及び図示しない乾燥剤が配されており、空気から水分が除去された乾燥空気が充填されている。
この乾燥剤は、吸湿機能を持っていれば、特に限定されるものではなく、例えば、シリカゲルや生石灰などが採用できる。
第1透光性板材11と第2透光性板材51の間隔D2(空間52の幅)は、気体によって放射伝熱を抑制する観点から、1mm以上であることが好ましく、3mm以上であることがより好ましい。
間隔D2は、気体による対流伝熱を抑制する観点から、12mm以下であることが好ましく、7mm以下であることがより好ましい。
本実施形態の窓用太陽電池モジュール50によれば、室外空間103から室内空間102への熱の移動が複数の空間30,52によって阻害されているため、さらに断熱効果が高い。
また、本実施形態の窓用太陽電池モジュール50によれば、太陽電池パネル10と第2透光性板材51との間の空間を第1透光性板材11によって分割しているため、太陽電池パネル10と第2透光性板材51との間での対流伝熱を抑制できる。
上記した第1,2実施形態では、第1透光性板材11は単層構造であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、多層構造であってもよい。
また、上記した第2実施形態では、第2透光性板材51は単層構造であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、多層構造であってもよい。
この場合の一例を第3実施形態として説明する。
第3実施形態の窓用太陽電池モジュール70の第1透光性板材71及び第2透光性板材72は、第2実施形態の窓用太陽電池モジュール50の第1透光性板材11及び第2透光性板材51と異なる。
具体的には、第1透光性板材71は、図7のように、第1ガラス板75上に金属又は金属酸化物で形成された第1薄膜層76が積層したものである。
この第1薄膜層76は、波長が0.65μmのときの放射率が0より大きく0.4以下であり、0.3以下であることが好ましく、0.2以下であることがより好ましい。
第1薄膜層76の厚みは、光を透過する厚みであり、0μmより大きく4μm以下であることが好ましい。
第1薄膜層76の厚みが4μm超過となると、第1薄膜層76が有色である場合、第1透光性板材71を光が透過しない場合がある。
この金属膜としては、アルミニウム、金、銀、錫、銅から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
この金属酸化物膜としては、酸化ジルコニウム、酸化ベリリウム、酸化マグネシウムから選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
第1透光性板材71としては、例えば、ガラス板上に銀膜が積層されたLow−Eガラスが採用できる。
第2透光性板材72は、第2ガラス板77上に金属又は金属酸化物で形成された第2薄膜層78が積層したものである。
第2薄膜層78は、波長が0.65μmのときの放射率が0より大きく0.4以下であり、0.3以下であることが好ましく、0.2以下であることがより好ましい。
第2薄膜層78の厚みは、光を透過する厚みであり、0μmより大きく4μm以下であることが好ましい。
第2薄膜層78の厚みが4μm超過となると、第1薄膜層76が有色である場合、第2透光性板材72を光が透過しない場合がある。
この金属膜としては、アルミニウム、金、銀、錫、銅から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
この金属酸化物膜としては、酸化ジルコニウム、酸化ベリリウム、酸化マグネシウム、酸化錫から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
本実施形態の第2透光性板材72は、ガラス板上に銀膜が積層されたLow−Eガラスを採用している。
本実施形態の窓用太陽電池モジュール70によれば、第1透光性板材71及び第2透光性板材72に0.4以下の放射率を持つ薄膜層76,78を備えているため、放射断熱が起こりにくく、断熱効果が高い。
上記した第3実施形態では、第1透光性板材71及び第2透光性板材72は、薄膜層76,78をガラス板75,77の片面のみに備えていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ガラス板75,77のそれぞれの両面に薄膜層76,78を備えていてもよい。
上記した第3実施形態では、透光性板材71,72は、ガラス板75,77上に金属膜又は金属酸化物膜の薄膜層76,78が積層されたものであったが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、透光性板材71,72は、ガラス板75,77上にフィルムが形成されたものであってもよい。
このフィルムは、光学フィルムであってもよいし、着色フィルムであってもよい。
上記した実施形態では、空間30に気体が充填されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。空間30は、実質的に真空空間となっていてもよい。こうすることによって、太陽電池パネル10と第1透光性板材11との間の熱移動は、真空断熱されることとなり、断熱効果を向上させることができる。
また、同様に、上記した第2,第3実施形態では、空間52に気体が充填されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。空間52は、実質的に真空空間となっていてもよい。こうすることによって、第1透光性板材11,71と第2透光性板材51,72の間の熱移動は、真空断熱されることとなり、断熱効果を向上させることができる。
上記した実施形態では、透光性板材の数が1枚又は2枚であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、透光性板材の数は3枚以上であってもよい。この場合、各透光性板材間に空間を形成することが好ましい。
上記した実施形態では、太陽電池パネルは薄膜太陽電池を実装したものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の種類の太陽電池を実装していてもよい。
例えば、太陽電池パネルは、図8のように複数の結晶シリコン太陽電池90が配線部材91によって直列又は並列に接続されたものであってもよい。
上記した実施形態では、非発電領域26に第1電極層20を残し、隣接する太陽電池17,17同士を共通電極たる第1電極層20によって電気的に接続していたが、本発明はこれに限定されるものではない。図9のように、非発電領域26に第1電極層20を形成せず、隣接する太陽電池17,17を電気的に絶縁してもよい。
上記した実施形態では、空間30,52内の気体から水分を除去するために乾燥剤を空間に配していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、空間内に乾燥剤を配さなくてもよい。
上記した実施形態の応用例として、太陽電池パネル10の透明基板15の光入射面に表面凹凸を形成して防眩加工を施してもよい。こうすることによって、遮熱効果を向上させることができる。
上記した実施形態の応用例として、太陽電池パネル10の透明基板15を着色してもよい。
以下に、実施例をもって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
本発明の具体的な実施例及び比較例の窓用太陽電池モジュール3の作製手順と、これらの評価結果を説明する。
(実施例1)
実施例1の窓用太陽電池モジュールは、光透過率40%のシースルー太陽電池パネル(厚み7mm)と、ガラス板(厚み3.2mm)を対面させて固定した。シースルー太陽電池パネルとガラス板の間隔を6mmとし、シースルー太陽電池パネルとガラス板の間を水分量が乾燥剤で水分を除去した乾燥空気で満たした。これを実施例1とした。
(実施例2)
実施例2の窓用太陽電池モジュールは、実施例1において、シースルー太陽電池パネルとガラス板の間隔を12mmとし、これを実施例2とした。
(実施例3)
実施例1の窓用太陽電池モジュールのガラス板にさらにガラス板(厚み3.2mm)を対面させて固定した。シースルー太陽電池パネルとガラス板の間隔を6mmとし、ガラス板間の間隔を6mmとし、さらにシースルー太陽電池パネルとガラス板の間、及びガラス板とガラス板の間をそれぞれ乾燥剤で水分を除去した乾燥空気で満たした。これを実施例3とした。
(比較例1)
実施例1において、ガラス板を設けなかった。すなわち、シースルー太陽電池パネル単体を比較例1とした。
(断熱性評価)
実施例1,2及び比較例1の窓用太陽電池モジュールについて、JIS A 1420:1999に準じて熱貫流率をそれぞれ測定した。
(遮熱性評価)
実施例1,2,3及び比較例1の窓用太陽電池モジュールについて、JIS R 3106:1998に従い、分光光度計を用いて各波長の分光透過率、分光反射率を測定し、日射透過率、日射反射率、日射熱取得率を求めた。
評価結果を表1に示す。
Figure 2017085750
表1のように、太陽電池パネルとガラス板との間に空間を形成した実施例1,2,3の窓用太陽電池モジュールは、太陽電池パネル単体からなる比較例1の窓用太陽電池モジュールに比べて、熱貫流率及び日射熱取得率が減少し、高い断熱性能及び遮熱性能が確認された。また、実施例1と実施例2の窓用太陽電池モジュールでは、熱貫流率にほとんど差が見られず、3mm以上間隔を空けることで、乾燥空気による断熱機能を十分に発揮できることが分かった。また、2枚のガラス板を使用した実施例3の窓用太陽電池モジュールでは、1枚のガラス板を使用した実施例2の窓用太陽電池モジュールに比べて高い断熱性及び遮熱性が得られた。
1 窓
3,50,70 窓用太陽電池モジュール
10 太陽電池パネル
11,71 第1透光性板材
16 第2透明基板(封止板)
21 光電変換層(光電変換部)
25 発電領域
26 非発電領域
30,52 空間
51,72 第2透光性板材
75 第1ガラス板
76 第1薄膜
77 第2ガラス板
78 第2薄膜

Claims (9)

  1. 窓の一部を構成する窓用太陽電池モジュールであって、
    光を透過可能な太陽電池パネルと、透光性板材を有し、
    前記太陽電池パネルは、前記透光性板材と別個独立したものであって、前記透光性板材と所定の間隔を空けて対面しており、
    以下の(1)又は(2)の条件を満たすことを特徴とする窓用太陽電池モジュール。
    (1)前記太陽電池パネルと前記透光性板材との間の空間は、その大部分が気体で充填されている。
    (2)前記太陽電池パネルと前記透光性板材との間の空間は、実質的な真空空間となっている。
  2. 前記太陽電池パネルと前記透光性板材の間隔は、1mm以上12mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の窓用太陽電池モジュール。
  3. 前記太陽電池パネルと前記透光性板材との間の空間は、実質的に水蒸気を含まない気体が充填されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の窓用太陽電池モジュール。
  4. 前記透光性板材は、ガラス板上に薄膜層が積層したものであり、
    当該薄膜層は、波長が0.65μmのときの放射率が0.4以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の窓用太陽電池モジュール。
  5. 前記太陽電池パネルは、光エネルギーを電気エネルギーに変換する光電変換部を有し、
    前記太陽電池パネルの透光性板材側の面は、前記光電変換部を封止する封止板で形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の窓用太陽電池モジュール。
  6. 前記太陽電池パネルは、光エネルギーを電気エネルギーに変換する光電変換部を有し、
    前記太陽電池パネルは、前記光電変換部が存在する領域と、前記光電変換部が存在しない領域が混在しており、前記光電変換部が存在する領域は、全領域の40%以上80%以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の窓用太陽電池モジュール。
  7. 第2透光性板材を有し、
    前記透光性板材は、前記太陽電池パネルと前記第2透光性板材との間に位置し、
    前記第2透光性板材は、前記透光性板材と所定の間隔を空けて対面しており、
    以下の(3)又は(4)の条件を満たすことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の窓用太陽電池モジュール。
    (3)前記透光性板材と前記第2透光性板材との間の空間は、その大部分が気体で充填されている。
    (4)前記透光性板材と前記第2透光性板材との間の空間は、実質的な真空空間となっている。
  8. 前記第2透光性板材は、ガラス板上に薄膜層が積層したものであり、
    当該薄膜層は、波長が0.65μmのときの放射率が0.4以下であることを特徴とする請求項7に記載の窓用太陽電池モジュール。
  9. 構造物の内外を区切る窓であって、
    請求項1〜8のいずれかに記載の窓用太陽電池モジュールを有し、
    前記透光性板材は、前記太陽電池パネルに対して構造物の内部側に位置していることを特徴とする窓。
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