JP2017085461A - 色変換装置、色変換システム及びプログラム - Google Patents

色変換装置、色変換システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】色覚特性の低下を補償することができる色変換装置、色変換システム及びプログラムを提供する。【解決手段】色変換装置1は、画像を取得する取得部13と、色覚特性が低下したユーザが認識する色情報及び実際の色情報を対応付けた色変換テーブル46に基づいて、取得した画像に含まれる色情報を前記実際の色情報へと変換する変換部11と、変換後の画像を出力する出力部13とを備えることを特徴とする。色覚特性が低下したユーザが認識する表示画像の色は、取得部13にて撮像された画像本来の色と近くなるため、ユーザの色覚特性の低下を補償することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、画像に含まれる色情報を変換する色変換装置、色変換システム及びプログラムに関する。
加齢等に伴う色覚特性の低下により、色の誤認を生じる場合がある。例えば加齢に伴って白内障を発症した患者は、発症前まで本来の色で見えていた物が異なる色で見える場合がある。これにより、食事、衣服のような生活にまつわる様々な物が変色して見え、生活に対する意欲が低下する虞がある。
特許文献1では、眼球の透光体が黄色に変色する黄変に対して色覚補正する黄変色覚補正用眼鏡が開示されている。特許文献1によれば、眼鏡レンズ表面に、黄変を補償するスペクトル反射率を備えた多重薄膜干渉コーティング膜を設けることにより、色覚上の誤認を減らし、黄変色覚変調を矯正することができる。
特開2003−248202号公報
特許文献1に係る発明では、黄変に対する色覚補正をしていても、他の色については色覚補正をしていない。
本発明は斯かる事情によりなされたものであって、その目的とするところは、色覚特性の低下を補償することができる色変換装置、色変換システム及びプログラムを提供することにある。
本発明に係る色変換装置は、画像を取得する取得部と、色覚特性が低下したユーザが認識する色情報及び実際の色情報を対応付けた色変換テーブルに基づいて、取得した画像に含まれる色情報を前記実際の色情報へと変換する変換部と、変換後の画像を出力する出力部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る色変換装置は、ユーザの色覚特性に関する色覚特性情報を受け付ける受付部を備え、前記色変換テーブルは、前記受付部が受け付けた色覚特性情報に基づいて設定されることを特徴とする。
本発明に係る色変換装置は、ユーザ識別情報を読み込む読込部を備え、前記変換部は、前記ユーザ識別情報及び色変換テーブルを対応付けて記憶する記憶部より、前記読込部が読み込んだユーザ識別情報に対応する色変換テーブルを参照して色情報を変換することを特徴とする。
本発明に係る色変換装置は、所定の画像取得環境に応じて定められた画像補正テーブルに基づき、取得した画像を補正する補正部を備えることを特徴とする。
本発明に係る色変換装置は、画像を撮像する撮像部と、画像を表示する表示部とをさらに備え、前記取得部は、前記撮像部より画像を取得し、前記出力部は、前記表示部に画像を出力することを特徴とする。
本発明に係る色変換装置は、前記撮像部は、眼鏡型のフレームに設けられており、前記表示部は、眼鏡型のレンズに画像を表示することを特徴とする。
本発明に係る色変換システムは、上記のいずれかに記載の色変換装置と、画像を撮像する撮像装置と、画像を表示する表示装置とを備え、前記取得部は、前記撮像装置より画像を取得し、前記出力部は、前記表示装置に画像を出力することを特徴とする。
本発明に係る色変換システムは、前記撮像装置及び表示装置は、眼鏡に設けられていることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータに、画像を取得し、色覚特性が低下したユーザが認識する色情報及び実際の色情報を対応付けた色変換テーブルに基づいて、取得した画像に含まれる色情報を前記実際の色情報へと変換し、変換後の画像を出力する処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、色覚特性の低下を補償することができる。
色変換システムの構成例を示す模式図である。 端末の構成例を示すブロック図である。 HMDの構成例を示すブロック図である。 サーバの構成例を示すブロック図である。 色変換DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 色覚特性DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 色覚特性の低下による色の誤認を説明するための説明図である。 画像の色変換を説明するための説明図である。 画像の色変換による色の混同防止を説明するための説明図である。 色覚特性情報の受付画面の一例を示す説明図である。 色変換テーブルの一例を概念的に示す説明図である。 色変換テーブルの設定処理を説明するための説明図である。 色変換システムの処理手順の一例を示すフローチャートである。 色変換テーブルの設定の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るサーバの構成例を示すブロック図である。 実施の形態2に係るユーザDBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 実施の形態2に係る色変換テーブルの設定の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る色変換システムの構成例を示す模式図である。 実施の形態3に係る色変換システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態3に係る色変換システムの処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る端末の構成例を示すブロック図である。 実施の形態4に係る画像の色変換を説明するための説明図である。 実施の形態4に係る端末の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態5に係るHMDの構成例を示すブロック図である。 実施の形態6に係る端末の構成例を示すブロック図である。 実施の形態6に係る補正DBのレコードレイアウトの一例を示すフローチャートである。 実施の形態6に係る色変換システムの処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、色変換システムの構成例を示す模式図である。本実施の形態に係る色変換システムは、情報処理端末1、画像処理装置2及び情報処理装置3を含む。情報処理端末1と画像処理装置2とは、例えば無線LAN(Local Area Network)又は有線LANにより通信接続されている。情報処理端末1と情報処理装置3とは、ネットワークNを介して通信接続されている。ネットワークNは、例えば携帯電話網、無線LAN又は有線LANである。
情報処理端末1は、ユーザの操作入力に従って情報処理を行う情報処理端末である。情報処理端末1は、例えばスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。本実施の形態において、情報処理端末1はタブレット端末であるものとする。以下では簡潔のため、情報処理端末1を端末1と読み替える。
画像処理装置2は、画像の表示、撮像等を行う画像処理装置である。本実施の形態では、画像処理装置2は眼鏡形状を有するヘッドマウントディスプレイ(Head Mount Display:HMD)方式のウェアラブル装置であるものとする。画像処理装置2は、眼鏡のレンズに相当するディスプレイに光を投影することにより、種々の画像を表示する。以下では、画像処理装置2をHMD2と読み替える。
情報処理装置3は、種々の情報を記憶すると共に、ネットワークNを介して情報の送受信を行う情報処理装置である。情報処理装置3は、例えばサーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ等である。本実施の形態において情報処理装置3はサーバコンピュータであるものとし、サーバ3と読み替える。
図2は、端末1の構成例を示すブロック図である。端末1は、例えば制御部11、記憶部12、通信部13、表示部14、操作部15及び時計部16を含む。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro-Processing Unit)等の演算処理装置を含む。制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、端末1に係る種々の情報処理又は制御処理等を行う。
記憶部12は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子を含む。記憶部12は、制御部11が本実施の形態に係る処理を実行するために必要なプログラムP又はデータ等を記憶している。なお、プログラムPは記憶部12に予めインストールされたものでも、ネットワークNを介して外部からインストールされたものでもよい。また、記憶部12は、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。記憶部12は、後述する色変換テーブル46を格納した色変換DB121を記憶している。
通信部13は、例えばアンテナ及び通信処理を実行するために必要な処理回路等を含む。通信部13は、例えばWi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の無線LANにより通信を行う。通信部13は、無線LANによりHMD2と情報の送受信を行う。通信部13は、ネットワークNを介してサーバ3と情報の送受信を行う。
表示部14は、例えば液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画面を有し、制御部11から与えられた画像を表示する。
操作部15は、例えばタッチパネル又は押下式のボタンであり、ユーザによる操作入力を受け付ける。
時計部16は、日時を制御部11に出力する。
なお、本実施の形態において端末1は上記の構成に限るものではなく、例えば音声の出力を行うスピーカ等を含んでもよい。
図3は、HMD2の構成例を示すブロック図である。HMD2は例えば、制御部21、記憶部22、通信部23、撮像部24、表示部25、操作部26を含む。
制御部21は、CPU又はMPU等の演算処理装置を含む。制御部21は、記憶部22に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、HMD2に係る種々の情報処理又は制御処理等を行う。
記憶部22は、例えばRAM、ROM等のメモリ素子を含む。記憶部22は、制御部21が処理を実行するために必要なプログラム又はデータ等を記憶している。また、記憶部22は、制御部21が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。
通信部23は、例えばアンテナ及び通信に関する処理を行うための処理回路等を含み、無線LANにより端末1と情報の送受信を行う。
撮像部24は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等を含み、制御部21からの指令に従って撮像処理を行う。撮像された画像に係るアナログ信号は、図示しない処理部によってデジタル信号に変換され、記憶部22に記憶される。撮像部24は、例えば眼鏡レンズの周辺に相当するHMD2の前部周辺に設けられ、HMD2を装着するユーザの視野と略同一の範囲を撮像する。
表示部25は、例えば光源、ハーフミラー、眼鏡レンズ形状の半透過部材等を含む。光源から照射された光がハーフミラーを介して半透過部材に投影されることにより、表示部25は画像を示す虚像を形成する。ユーザの眼に当該虚像を認識させることにより、表示部25は画像を表示する。なお、本実施の形態において表示部25は画像と共に外部を視認できる透過型ディスプレイであるものとして説明するが、上記の半透過部材を反射部材とすることで、画像のみを視認可能で外部からの光を遮断する非透過型ディスプレイとしてもよい。
操作部26は、例えばタッチパッド又は押下式のボタン等である。タッチパッド又は押下式のボタンは例えば眼鏡のフレーム部分に相当するHMD2の側部に設けられ、ユーザによる操作入力を受け付ける。
なお、本実施の形態においてHMD2は上記の構成に限るものではなく、例えば音声を出力するための出力端子等を含んでもよい。
図4は、サーバ3の構成例を示すブロック図である。サーバ3は、例えば制御部31、記憶部32、通信部33及び大容量記憶装置34を含む。
制御部31は、CPU又はMPU等の演算処理装置を含む。制御部31は、記憶部32に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、サーバ3に係る種々の情報処理又は制御処理等を行う。
記憶部32は、例えばRAM、ROM等のメモリ素子を含む。記憶部32は、制御部31が処理を実行するために必要なプログラム又はデータ等を記憶している。また、記憶部32は、制御部31が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。
通信部33は、例えば通信に関する処理を行うための処理回路等を含み、ネットワークNを介して端末1と情報の送受信を行う。
大容量記憶装置34は、例えばハードディスク等を含む大容量の記憶装置である。大容量記憶装置34は、ユーザの色覚特性に基づいて色変換テーブル46を設定するための色覚特性DB341を記憶している。詳しくは後述するように、色覚特性DB341は色覚特性に応じて予め作成された色変換テーブル46を格納している。
なお、本実施の形態において記憶部32及び大容量記憶装置34は一体の記憶装置として構成されていてもよい。また、大容量記憶装置34は複数の記憶装置により構成されていてもよい。
図5は、色変換DB121のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。色変換DB121は例えば、ユーザID列、パスワード列、色変換テーブル列を含む。ユーザID列は、ユーザを識別するためのユーザIDを記憶している。パスワード列は、ユーザIDと対応付けてパスワードを記憶している。
色変換テーブル列は、ユーザIDと対応付けて色変換テーブル46を記憶している。より詳しくは、例えば色変換テーブル列は変換前列及び変換後列を含み、変換前列及び変換後列はそれぞれR列、G列及びB列を含む。変換前列は色変換前の画像の色情報を、変換後列は色変換後の画像の色情報を、それぞれ記憶している。本実施の形態において、変換前列に記憶されている色情報は、変換後列に記憶されている色情報をユーザが視認した場合に、該ユーザが認識する色情報に相当する。画像の色情報は例えばRGB(R:Red、G:Green、B:Blue)で表現される。R列、G列、B列はそれぞれ、画像の色情報に係るR成分、G成分、B成分の階調値を記憶している。
なお、本実施の形態において色変換DB121の構成は上記に限るものではない。例えば色変換DB121は、ユーザの氏名等を記憶していてもよい。
図6は、色覚特性DB341のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。色覚特性DB341は例えば、名称列、色覚特性列、色変換テーブル列を含む。名称列は、特定の色覚特性の名称を記憶している。色覚特性列は、特定の色覚特性に関する情報を示す色覚特性情報を記憶している。色覚特性情報は、色覚特性に関する情報であり、色の違いを見分ける色覚の感度特性を示している。本実施の形態において色覚特性情報は、R(赤)、G(緑)、B(青)それぞれの色覚特性について3段階の数字で表され、図6に示すように、色覚が正常な場合は「0」を、色覚が弱い場合は「1」を、「1」よりも色覚がさらに弱い場合は「2」で表される。例えばRの色覚特性が「2」であり、G及びBの色覚特性が「0」である場合、当該色覚特性情報が示す色覚特性は1型2色覚に分類される。なお、色覚特性に関する情報を適切に表せるのであれば、色覚特性情報は他の形式で表してもよい。色変換テーブル列は、特定の色覚特性に応じて予め作成された色変換テーブル46を記憶している。
図7は、色覚特性の低下による色の誤認を説明するための説明図である。図7上段には3つの正方形が、図7下段には2つの正方形がそれぞれ横並びで示されている。ここで、正方形で囲われた領域はそれぞれ、図7上段において左から順に緑色、黄緑色、黄色であるものとし、図7下段において左から順に青色、水色であるものとする。以下の説明では、色覚特性が低下したあるユーザが、図中実線矢印で示すように、黄色を見た場合は黄緑色と、黄緑色を見た場合は緑色と誤認するものとする。また、色覚特性が低下したある別のユーザは、図中点線矢印で示すように、水色を見た場合は青色と、青色を見た場合は緑色と誤認するものとする。このように、色覚特性が低下したユーザは、色覚特性が低下していない人が認識する実際の色を、異なった色に誤認する虞がある。
図8は、画像の色変換を説明するための説明図である。図8Aは、HMD2の撮像部24が撮像した画像であり、色変換前の画像を示している。図8Bは、HMD2の表示部25に表示される画像であり、色変換後の画像を示している。図8A、B共に画像には風船40が含まれている。図8に基づいて、色変換システムによる画像の色変換について説明する。なお、以下では説明の便宜のため、端末1の処理の主体は制御部11とし、HMD2の処理の主体は制御部21とし、サーバ3の処理の主体は制御部31とする。
HMD2の制御部21は、撮像部24により風船40を撮像する。図8Aでは、撮像した風船40の画像を示している。ここで、風船40の色は黄緑色であるものとした場合、ユーザは風船40の色を緑色と誤認することになる。そこで本実施の形態では、風船40に係る画像の色情報を変換する。制御部21は、撮像した画像を端末1に送信する。
端末1の制御部11は、画像を受信した場合、色変換テーブル46に基づいて画像の色情報を変換する。具体的には図8Bに示すように、画像に含まれる風船40の黄緑色を、黄色に変換する。制御部11は、変換後の画像をHMD2に送信する。
HMD2の制御部21は、変換後の画像を受信した場合、受信した画像を表示部25に表示する。以上の処理により、表示画像において示される風船40の色は黄色となる。表示画像を見たユーザは、風船40の色を黄緑色と認識することができる。
図9は、画像の色変換による色の混同防止を説明するための説明図である。図9Aは、HMD2の撮像部24が撮像した画像であり、色変換前の画像を示している。図9Bは、HMD2の表示部25に表示される画像であり、色変換後の画像を示している。図9A、B共に画像には2つの風船40a、40bが含まれている。図9に基づいて、画像の色変換による色の混同防止について説明する。
図9Aに示すように、HMD2の制御部21は、撮像部24により風船40a、40bを撮像する。ここで、風船40a、40bの色はそれぞれ緑色、青色であるものとした場合、あるユーザは青色の風船40bの色を緑色と誤認し、風船40a、40bの色を混同することになる(図7参照)。そこで本実施の形態では、青色の風船40bに係る画像の色情報を変換する。制御部21は、撮像した画像を端末1に送信する。
端末1の制御部11は、画像を受信した場合、色変換テーブル46に基づいて画像の色情報を変換する。具体的には図9Bに示すように、画像に含まれる風船40bの青色を、水色に変換する。制御部11は、変換後の画像をHMD2に送信する。
HMD2の制御部21は、変換後の画像を受信した場合、受信した画像を表示部25に表示する。以上の処理により、図9Bに示すように、表示画像において示される風船40bの色は水色となる。表示画像を見たユーザは、風船40bの色を青色と認識する。これにより、ユーザは判別が困難な緑色及び青色の違いを判別することができる。
図10は、色覚特性情報の受付画面の一例を示す説明図である。図10に基づいて、色覚特性情報の受付処理について説明する。
色覚特性情報を受け付ける場合、端末1の制御部11は表示部14に図10に示す受付画面を表示する。受付画面は、予め記憶部12に記憶されているものとする。受付画面は、例えば設問テキスト41、入力欄42、決定マーク43、スキップマーク44及び検査表45を含む。設問テキスト41は、数字の入力を促すテキストであり、例えば「次の数字はいくつですか?」というテキストである。入力欄42は、数字の入力を受け付ける入力欄である。決定マーク43は、設問について数字の入力を決定するマークであり、例えば「次へ」のテキストと共に表示される。スキップマーク44は、表示されている設問について数字の入力をスキップし、次の設問へ移行するためのマークであり、例えば「わからない」のテキストと共に表示される。検査表45は、例えば全体として同系色のドットで表示された表中に異系色のドットを表示することで、数字を表した検査表である。制御部11は上記の受付画面により、検査表45に表示されているとユーザが認識している数字の入力を受け付ける。
制御部11は、いくつかの色について受付処理を繰り返し、ユーザの色覚特性情報を取得する。例えば制御部11は、R、G、Bの各色について設問を繰り返し、ユーザによる数字の入力を受け付ける。制御部11は、入力欄42に入力された数字と検査表45に表示されている数字とが異なっている場合、又はスキップマーク44への操作入力がされた場合に、設問について不正解であるものと判断する。制御部11は各色の設問について不正解数をカウントし、不正解数が所定数以上である場合は、その色について色覚が弱いものと判断する。この場合に制御部11は、図6で示したように当該色について色覚特性情報を「1」とする。さらに不正解数が多い場合、色覚特性情報を「2」とする。制御部11は、取得した色覚特性情報をサーバ3に送信する。
図11は、色変換テーブル46の一例を概念的に示す説明図である。図11に基づいて、色変換テーブル46について説明する。
色変換テーブル46は、色変換処理を実行するためのルックアップテーブル(Look Up Table:LUT)である。色変換テーブル46はRGBで表現される画像の色情報を入力値として、予め設定された配列置換でRGBの出力値を算出することにより、画像の色情報を変換する。例えば色変換テーブル46は、図11で示す3次元LUT(3DLUT)として設定される。3DLUTは、図11で示すように各軸をそれぞれR成分、G成分、B成分とする立体グラフとして表現される。
画像のRGBそれぞれの階調値が例えば8ビット(0〜255)である場合、色変換処理においても255×255×255の階調で処理すると処理負荷が過大になるため、3DLUTは通常、格子点の数を17×17×17程度に間引きして表現される。これにより、図11に示すように、3DLUTは格子状の立体グラフで表現される。なお、簡潔のため、図11では5×5×5で図示している。格子点の数を17×17×17程度に間引きしたうえで、格子点間の色情報は所定の補正式により算出される。上記のようなLUTに基づいて、画像の色情報が変換される。
なお、色変換処理が適切に実行できるのであれば、色変換テーブル46は例えば1次元LUT(1DLUT)等であってもよい。また、1DLUTと3DLUTとを組み合わせて色変換を行うこととしてもよい。
本実施の形態に係る色変換テーブル46は、特定の色覚特性に応じて予め作成されたLUTであり、色覚特性が低下したユーザが認識する色情報と、色覚特性が低下していない人が認識する実際の色情報とを対応付けたLUTである。具体的には、色変換テーブル46は、色覚特性が低下したユーザが認識する色情報を入力値として入力した場合、実際の色情報を出力値として出力する。例えば図7及び図8で示した例について考えると、黄緑色の色情報を入力した場合に黄色の色情報が、緑色の色情報を入力した場合に黄緑色の色情報が出力される。このように、色変換テーブル46に基づいて色変換処理を行うと、図7において矢印で示した向きとは逆向きに色変換される。
図12は、色変換テーブル46の設定処理を説明するための説明図である。図12に基づいて、サーバ3における色変換テーブル46の設定処理について説明する。
図12に示すように、端末1からユーザの色覚特性情報を受信した場合、サーバ3の制御部31は受信した色覚特性情報に基づいて、例えば色覚特性DB341に記憶されている複数の色変換テーブル46、46、46…の中からユーザに最適な色変換テーブル46を選択する。具体的には、制御部31は図6で示した色覚特性DB341を参照し、色覚特性列に記憶されている色覚特性情報とユーザの色覚特性情報とを照合する。制御部31は、ユーザの色覚特性情報と一致又は近似する色覚特性情報と対応付けられた色変換テーブル46を読み出し、当該ユーザの色変換テーブル46として設定する。例えば制御部31は、受信した色覚特性情報についてRが「2」であり、G、Bが「0」である場合、ユーザの色覚特性を1型2色覚と判別する。これにより、制御部31は色覚特性DB341に従い、1型2色覚の色覚特性に応じて予め作成された色変換テーブル46を、ユーザの色変換テーブル46に設定する。
制御部31は、設定した色変換テーブル46を端末1に送信する。
端末1の制御部11は、サーバ3から送信された色変換テーブル46を色変換DB121に記憶する。具体的には、色覚特性情報を入力したユーザの色変換テーブル46が色変換DB121に記憶されていない場合は、当該ユーザのユーザIDと対応付けて、新たに色変換テーブル46を記憶する。すでにユーザの色変換テーブル46が色変換DB121に記憶されている場合は、当該ユーザのユーザIDと対応付けて新たに色変換テーブル46を記憶することにより、色変換テーブル46を更新する。
制御部11は、画像の色変換処理を実行する場合に、当該色変換テーブル46に基づいて色変換を行う。
図13は、色変換システムの処理手順の一例を示すフローチャートである。図13に基づいて、本実施の形態に係る色変換システムの処理動作について説明する。
ユーザは端末1に所定の操作入力を行うことにより、本実施の形態に係るプログラムPを起動させる。端末1の制御部11は、操作者がユーザであるか否かの判定を行う(ステップS10)。例えば制御部11は表示部14に所定の認証画面(図示せず)を表示し、ユーザID及びパスワードの入力を受け付ける。制御部11は、入力されたユーザID及びパスワードが色変換DB121に記憶されているか否かにより、ユーザの認証を行う。ユーザでないと判定した場合(ステップS10:NO)、制御部11は処理を待機する。
ユーザであると判定した場合(ステップS10:YES)、制御部11は色変換DB121を参照し、ステップS10において入力されたユーザIDと対応付けられた色変換テーブル46を取得する(ステップS11)。制御部11は、色変換処理を開始する旨の通知信号を生成し、HMD2に送信する(ステップS12)。
HMD2の制御部21は、通知信号を受信する(ステップS13)。制御部21は、画像を撮像する(ステップS14)。制御部21は、撮像した画像を端末1に送信する(ステップS15)。
端末1の制御部11は、画像を受信する(ステップS16)。制御部11は、受信した画像に含まれる色情報を、ステップS11において取得した色変換テーブル46に基づいて変換する(ステップS17)。例えば制御部11は、画像中の各画素の色情報を抽出し、図5で例示した色変換DB121に格納されている色変換テーブル46に適用する。抽出した画像の色情報を変換前列に記憶されている色情報と照合し、対応する変換後列の色情報に変換する。制御部11は、色変換後の画像をHMD2に送信する(ステップS18)。
HMD2の制御部21は、色変換後の画像を受信する(ステップS19)。制御部21は、色変換後の画像を表示部25に表示する(ステップS20)。制御部21は、一連の色変換処理を終了するか否かの判定を行う(ステップS21)。例えば制御部21は操作部26に係るタッチパッドにタッチ入力等の操作入力がされたか否かにより判定を行う。なお、ステップS21の判定処理は端末1において行ってもよい。色変換処理を終了しないと判定した場合(ステップS21:NO)、制御部21は処理をステップS14に戻す。色変換処理を終了すると判定した場合(ステップS21:YES)、制御部21は一連の処理を終了する。
図14は、色変換テーブル46の設定の処理手順の一例を示すフローチャートである。図14に基づいて、色変換テーブル46を設定する場合の処理動作について説明する。
端末1の制御部11は表示部14に、ユーザの色覚特性情報を受け付けるための受付画面を表示する(ステップS51)。受付画面は、例えば図10で例示した受付画面であり、数字を入力すべき旨の設問テキスト41、数字の入力を受け付ける入力欄42、設問をスキップするスキップマーク44、特定の色を付した数字を表示した所定の検査表45等を含む。制御部11は、ユーザの色覚特性情報の入力を受け付ける(ステップS52)。例えば制御部11は、入力欄42への数字の入力又はスキップマーク44への操作入力を受け付ける。制御部11は、入力された数字と検査表45に表示されている数字とが同一であるか否か、又はスキップマーク44への操作入力がされたか否かにより、色覚特性情報を受け付ける。
制御部11は、色覚特性情報の受け付けが完了したか否かを判定する(ステップS53)。例えば制御部11は上記の色覚特性情報の受付処理について、全ての設問が終了したか否かにより判定を行う。色覚特性情報の受け付けが完了していないと判定した場合(ステップS53:NO)、制御部11は処理をステップS51に戻す。色覚特性情報の受け付けが完了したと判定した場合(ステップS53:YES)、制御部11は、入力を行ったユーザのユーザID及び色覚特性情報を含む通知信号をサーバ3に送信する(ステップS54)。
サーバ3の制御部31は、通知信号を受信する(ステップS55)。制御部31は通知信号を読み出してユーザの色覚特性情報を取得し、取得した色覚特性情報に基づいて色変換テーブル46を設定する(ステップS56)。例えば制御部31は色覚特性DB341を参照し、ステップS55で取得したユーザの色覚特性情報と、色覚特性DB341に記憶されている色覚特性情報とを比較する。制御部31は、ユーザの色覚特性情報と一致する、又はユーザの色覚特性情報と近似する色覚特性情報を、色覚特性DB341から選択する。制御部31は、色覚特性DB341において、選択した色覚特性情報と対応付けられた色変換テーブル46を、ユーザの色変換テーブル46に設定する。制御部31は、設定した色変換テーブル46を端末1に送信する(ステップS57)。
端末1の制御部11は、色変換テーブル46を受信する(ステップS58)。制御部11は、受信した色変換テーブル46を色変換DB121に記憶する(ステップS59)。例えば前述のごとく、ユーザの色変換テーブル46が色変換DB121に記憶されていない場合は新たに色変換テーブル46を記憶し、すでにユーザの色変換テーブル46が色変換DB121に記憶されている場合は色変換テーブル46を更新する。制御部11は、一連の処理を終了する。
なお、上記では端末1の記憶部12に色変換DB121を記憶しておき、端末1が色変換DB121に格納されている色変換テーブル46に基づいて色変換処理を実行することとしたが、本実施の形態はこれに限るものではない。例えばいわゆるクラウドサービスのように、色変換DB121をサーバ3の大容量記憶装置34に記憶しておき、サーバ3が色変換処理を実行する形態でもよい。
また、上記とは逆に、サーバ3を色変換システムの構成から除外した形態としてもよい。この場合、例えば色覚特性DB341を端末1の記憶部12に記憶しておき、端末1において色変換テーブル46を設定することとすればよい。
また、上記では色変換テーブル46を設定する場合に、色覚特性DB341に予め記憶されている複数の色変換テーブル46の中から一の色変換テーブル46を選択し、各ユーザの色変換テーブル46として設定するものとしたが、本実施の形態はこれに限るものではない。例えば色変換テーブル46は、ユーザの色覚特性情報に基づいて、所定の数式に従った演算処理によって個別に生成されることとしてもよい。
以上より、本実施の形態1によれば、端末1の制御部11は、HMD2において撮像された画像の色情報を、色覚特性が低下したユーザが認識する色情報及び実際の色情報を対応付けた色変換テーブル46に基づいて変換する。これにより、HMD2の表示部25には、色変換された画像が表示される。ユーザが認識する表示画像の色は、撮像部24にて撮像された実物の色と近くなるため、ユーザの色覚特性の低下を補償することができる。
また、本実施の形態1によれば、端末1はユーザの色覚特性情報を受け付け、色変換テーブル46は、受け付けた色覚特性情報に基づいて設定される。これにより、ユーザの色覚特性に応じて適切な色変換処理を行うことができる。また、ユーザの色覚特性情報を新たに受け付けた場合、端末1は色変換テーブル46を更新することができる。
また、本実施の形態1によれば、端末1はユーザID及びパスワードの入力を受け付け、色変換DB121から当該ユーザIDと対応付けられた色変換テーブル46を参照して色変換処理を行う。これにより、例えば複数のユーザが同一の端末1及びHMD2を共有する場合に、各ユーザに応じた色変換処理が可能になる。
また、本実施の形態1によれば、端末1の制御部11は、ユーザの色覚特性に応じて設定された色変換テーブル46に基づいて画像の色変換を行う。これにより、ユーザが認識する色について再現性を高めるだけでなく、ユーザが判別困難な色について色変換処理を行うことで、ユーザによる色の混同を防止することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、端末1で受け付けたユーザの色覚特性情報をサーバ3に保存しておく形態について述べる。なお、実施の形態1と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
図15は、実施の形態2に係るサーバ3の構成例を示すブロック図である。本実施の形態に係るサーバ3の大容量記憶装置34には、色覚特性DB341のほかに、ユーザDB342が記憶されている。
図16は、実施の形態2に係るユーザDB342のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。ユーザDB342は例えば、ユーザID列、色覚特性列、日時列を含む。ユーザID列は、ユーザを識別するためのユーザIDを記憶している。色覚特性列は、ユーザIDと対応付けて、ユーザの色覚特性情報を記憶している。日時列は、ユーザID及び色覚特性情報と対応付けて、端末1にて色覚特性情報を受け付けた日時を記憶している。
なお、本実施の形態においてユーザDB342の構成は上記に限るものではなく、例えばユーザの氏名、年齢、性別、メールアドレス等を記憶していてもよい。
図17は、実施の形態2に係る色変換テーブル46の設定の処理手順の一例を示すフローチャートである。図17に基づいて、本実施の形態において色変換テーブル46を設定する場合の処理動作について説明する。
端末1の制御部11は表示部14に、ユーザの色覚特性情報を受け付けるための受付画面を表示する(ステップS201)。制御部11は、ユーザの色覚特性情報の入力を受け付ける(ステップS202)。制御部11は、色覚特性情報の受け付けが完了したか否かを判定する(ステップS203)。色覚特性情報の受け付けが完了していないと判定した場合(ステップS203:NO)、制御部11は処理をステップS201に戻す。色覚特性情報の受け付けが完了したと判定した場合(ステップS203:YES)、制御部11は、入力を行ったユーザのユーザID及び色覚特性情報のほか、色覚特性情報を受け付けた日時を含む通知信号をサーバ3に送信する(ステップS204)。
サーバ3の制御部31は、通知信号を受信する(ステップS205)。制御部31はユーザの色覚特性情報に基づいて色変換テーブル46を設定する(ステップS206)。制御部31は、ユーザの色覚特性情報を、通知信号に含まれるユーザID及び日時と共にユーザDB342に記憶する(ステップS207)。なお、色覚特性情報等に加え、ステップS206で設定した色変換テーブル46を合わせて記憶してもよい。また、ステップS206及びS207は手順を逆にしてもよい。制御部31は、設定した色変換テーブル46を端末1に送信する(ステップS208)。
端末1の制御部11は、色変換テーブル46を受信する(ステップS209)。制御部11は、受信した色変換テーブル46を色変換DB121に記憶し(ステップS210)、一連の処理を終了する。
以上より、本実施の形態2によれば、各ユーザの色覚特性情報を、ユーザを識別するためのユーザID及び色覚特性情報を受け付けた日時と対応付けて記憶する。これにより、ユーザの色覚特性の経時変化をサーバ3に保存しておくことで、例えばユーザ個人の治療方針の策定に役立てることができる。
なお、本実施の形態において、例えば上記のようにして策定した治療方針に基づき、ユーザが自ら色変換テーブル46の設定値を変更できるように構成してもよい。例えば端末1の制御部11は、色変換テーブル46の設定値の変更を受け付ける受付画面(図示せず)を表示する。制御部11は、該受付画面からR、G、Bの各色について色補正の強弱の指定を受け付ける。制御部11は、受け付けた指定に応じて、色変換テーブル46に設定されているRGBの階調値を変更する。これにより、ユーザ個々の治療方針を色変換テーブル46に反映させることができる。
(実施の形態3)
実施の形態1では、HMD2に色変換後の画像を表示する形態について述べた。本実施の形態では、ヘッドマウントディスプレイではない表示装置302に、色変換後の画像を表示する形態について述べる。
図18は、実施の形態3に係る色変換システムの構成例を示す模式図である。本実施の形態では、衣服の試着を行う試着室に設置される色変換システムを一例として、説明を行う。本実施の形態に係る色変換システムは、端末1及びサーバ3のほか、表示装置302及びカメラ303を含む。なお、図18ではサーバ3の図示を省略している。図18に示すように、試着室には表示装置302及びカメラ303が設置されている。また、端末1と表示装置302及びカメラ303は、例えば無線LANにより通信接続されている。
表示装置302は、液晶又は有機EL等の透過型パネル324aを備えた表示装置である。透過型パネル324aは入射光を透過させるパネルであり、画像を表示していない場合は全面において入射光を透過させ、画像を表示する場合は表示するオブジェクト以外の面において入射光を透過させる。本実施の形態において、試着室の壁と透過型パネル324aとの間には鏡(図示せず)が設置されており、透過型パネル324aを透過した入射光は鏡によって反射される。これにより、透過型パネル324aに画像を表示しない場合は通常の試着室と変わらず、ユーザは鏡に映った自身の姿を視認することができる。
カメラ303は、試着室にいるユーザを撮像するカメラである。例えば図18に示すように、カメラ303は透過型パネル324aに埋め込まれる形で設置されており、ユーザを正面から撮像する。端末1は、実施の形態1と同様に例えばタブレット端末であり、カメラ303が撮像した画像の色変換処理を行う。端末1で色変換された画像は表示装置302に送信され、透過型パネル324aに表示される。
図19は、実施の形態3に係る色変換システムの構成例を示すブロック図である。なお、図18と同様にサーバ3の図示は省略している。また、端末1の構成については実施の形態1において詳述したため、以下では説明を省略する。図19に基づいて、表示装置302及びカメラ303の構成について説明する。
表示装置302は例えば、制御部321、記憶部322、通信部323、表示部324を含む。カメラ303は例えば、制御部331、記憶部332、通信部333、撮像部334を含む。
表示装置302の制御部321は、例えばCPU又はMPU等の演算処理装置を含み、表示装置302に係る情報処理又は制御処理を行う。記憶部322は、例えばROM、RAM等のメモリ素子を含み、制御部321が処理を実行するために必要なプログラムP又はデータ等を記憶する。通信部323は、端末1と通信を行うために必要なアンテナ及び処理回路等を含む。
表示部324は、前述の透過型パネル324aのほか、例えば端末1から送信される画像データに係る信号を処理するための信号処理回路、透過型パネル324aを駆動するための駆動回路等を含む。表示部324は、制御部321の指令に従って透過型パネル324aに画像を表示する。具体的には、本実施の形態に係る色変換処理を実行しない場合は画像を表示せずに入射光を透過させるだけだが、色変換処理を実行する場合は色変換後の画像を表示する。
カメラ303の制御部331は、例えばCPU又はMPU等の演算処理装置を含み、カメラ303に係る情報処理又は制御処理を行う。記憶部332は、例えばROM、RAM等のメモリ素子を含み、制御部331が処理を実行するために必要なプログラム又はデータ等を記憶する。通信部333は、端末1と通信を行うために必要なアンテナ及び処理回路等を含む。撮像部334は、例えばCCDイメージセンサ等を含み、画像の撮像を行う。
図20は、実施の形態3に係る色変換システムの処理手順の一例を示すフローチャートである。図20に基づいて、本実施の形態に係る色変換システムの処理動作について説明する。なお、実施の形態1で説明した色変換テーブル46の設定は予め完了しているものとする。
本実施の形態では、試着室で試着を行うユーザが、又は試着室の外にいる第三者(例えば衣料品店の店員)が端末1に所定の操作入力を行うことにより、本実施の形態に係るプログラムPを起動させる。端末1の制御部11は、試着室の利用者がユーザであるか否かの判定を行う(ステップS310)。例えば制御部11は表示部14に所定の認証画面を表示し、ユーザID及びパスワードの入力を受け付けることで認証を行う。ユーザでないと判定した場合(ステップS310:NO)、制御部11は処理を待機する。
ユーザであると判定した場合(ステップS310:YES)、制御部11は色変換DB121を参照し、ステップS310において入力されたユーザIDと対応付けられた色変換テーブル46を取得する(ステップS311)。制御部11は、撮像処理を開始する旨の通知信号を生成し、カメラ303に送信する(ステップS312)。
カメラ303の制御部331は、通知信号を受信する(ステップS313)。制御部331は、画像の撮像を開始する(ステップS314)。制御部331は、撮像した画像を端末1に送信する処理を開始する(ステップS315)。
端末1の制御部11は、画像を受信する(ステップS316)。制御部11は、受信した画像に含まれる色情報を、ステップS311において取得した色変換テーブル46に基づいて変換する処理を開始する(ステップS317)。制御部11は画像中の各画素の色情報を抽出し、色変換テーブル46に基づいて各画素の色変換を行う。制御部11は、色変換後の画像を表示装置302に送信する処理を開始する(ステップS318)。
表示装置302の制御部321は、色変換後の画像を受信する(ステップS319)。制御部321は、色変換後の画像を表示部324に表示する処理を開始する(ステップS320)。
端末1の制御部11は、ステップS318の処理の後、一連の色変換処理を終了するか否かの判定を行う(ステップS321)。例えば制御部11は操作部15に所定の終了操作入力がされたか否かにより判定を行う。色変換処理を終了しないと判定した場合(ステップS321:NO)、制御部11は処理を待機する。これにより、上記の画像の撮像、色変換及び表示処理が継続される。色変換処理を終了すると判定した場合(ステップS321:YES)、制御部11は処理の終了を指示する指示信号を生成し、表示装置302及びカメラ303に送信し(ステップS322)、一連の処理を終了する。
表示装置302の制御部321及びカメラ303の制御部331は、指示信号を受信した場合(ステップS323、S324)、一連の処理を終了する。
以上より、本実施の形態3によれば、色変換システムは透過型パネル324aを有する表示装置302及びユーザを撮像するカメラ303を備え、端末1はカメラ303が撮像した画像を色変換し、色変換した画像を表示装置302に出力する。これにより、ユーザの色覚特性の低下を補償することができる。
また、本実施の形態3によれば、色変換された画像はヘッドマウントディスプレイではない表示装置302に表示される。これにより、ユーザは実施の形態1に係るHMD2のようなウェアラブル装置を装着する必要がない。
(実施の形態4)
実施の形態1では、端末1にて色変換した画像をHMD2に表示する形態について述べた。本実施の形態では、端末401にて画像の撮像、色変換及び表示処理を行う形態について述べる。なお、実施の形態1と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
図21は、実施の形態4に係る端末401の構成例を示すブロック図である。本実施の形態に係る色変換システムは、端末401及びサーバ3を含む。サーバ3については実施の形態1において詳述したため、以下では図示及び説明を省略する。
端末401は、実施の形態1に係る端末1と同様に制御部11、記憶部12、通信部13、表示部14、操作部15及び時計部16を含むほか、撮像部417を含む。撮像部417は、例えばCCDイメージセンサ等を含み、画像の撮像を行う。
図22は、実施の形態4に係る画像の色変換を説明するための説明図である。本実施の形態に係る端末401は、例えばスマートフォンである。図22では、端末401が撮像部417により画像の撮像を行っており、撮像した画像を表示部14に表示している様子を示している。図22Aでは、色変換処理を行わずに画像を表示している様子を示している。図22Bでは、色変換処理を行い、色変換された画像を表示している様子を示している。
図22Aに示すように、色変換処理に係るプログラムPを起動せずに画像を表示する場合、端末401の制御部11は色変換されていない画像を表示する。これにより、実物の色と表示部14に表示されている画像の色とは同じになる。当該画像をユーザが見た場合、画像の色情報の変換がなされていないため、色覚特性が低下したユーザは色の誤認を生じる虞がある。
一方で、図22Bに示すように、色変換処理に係るプログラムPを起動して画像を表示する場合、端末401の制御部11は色変換された画像を表示する。これにより、実物の色と表示部14に表示されている画像の色とは異なる。当該画像をユーザが見た場合、該ユーザの色覚特性に応じて設定された色変換テーブル46に基づいて色変換が行われているため、色の誤認が生じる虞を低減することができる。
図23は、実施の形態4に係る端末401の処理手順の一例を示すフローチャートである。図23に基づいて、本実施の形態に係る端末401の処理動作について説明する。なお、実施の形態1で説明した色変換テーブル46の設定は予め完了しているものとする。
ユーザは端末401に所定の操作入力を行うことにより、本実施の形態に係るプログラムPを起動させる。端末401の制御部11は、操作者がユーザであるか否かの判定を行う(ステップS410)。例えば制御部11は表示部14に所定の認証画面を表示し、ユーザID及びパスワードの入力を受け付けることで認証を行う。ユーザでないと判定した場合(ステップS410:NO)、制御部11は処理を待機する。
ユーザであると判定した場合(ステップS410:YES)、制御部11は色変換DB121を参照し、ステップS410において入力されたユーザIDと対応付けられた色変換テーブル46を取得する(ステップS411)。制御部11は、画像を撮像する(ステップS412)。
制御部11は、撮像した画像に含まれる色情報を、ステップS411において取得した色変換テーブル46に基づいて変換する(ステップS413)。制御部11は、色変換後の画像を表示部14に表示する(ステップS414)。
制御部11は、一連の色変換処理を終了するか否かの判定を行う(ステップS415)。例えば制御部11は、操作部15に所定の終了操作入力がされたか否かにより判定を行う。色変換処理を終了しないと判定した場合(ステップS415:NO)、制御部11は処理をステップS412に戻す。色変換処理を終了すると判定した場合(ステップS415:YES)、制御部11は一連の処理を終了する。
なお、本実施の形態に係る色変換システムは端末401及びサーバ3を含むこととしたが、実施の形態1で述べたように、色変換システムからサーバ3を除外する構成としてもよい。この場合、例えば色覚特性DB341を端末401の記憶部12に記憶しておき、端末401において色変換テーブル46を設定することとすればよい。
以上より、本実施の形態4によれば、端末401は撮像部417にて画像を撮像し、撮像した画像の色情報を色変換テーブル46に基づいて変換し、色変換した画像を表示部14に表示する。これにより、ユーザの色覚特性の低下を補償することができる。
また、本実施の形態4によれば、ユーザはHMD2を装着する必要がなく、端末401を撮像対象にかざして撮像を行うだけで色変換後の画像を見ることができる。これにより、ユーザは色変換後の画像を簡便な動作で必要なだけ見ることができる。
(実施の形態5)
実施の形態1では、端末1にて色変換した画像をHMD2に表示する形態について述べた。また、実施の形態4では、端末401にて画像の撮像、色変換及び表示処理を行う形態について述べた。本実施の形態では、色変換装置としてのHMD2にて画像の撮像、色変換及び表示処理を行う形態について述べる。なお、実施の形態1及び4と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
図24は、実施の形態5に係るHMD2の構成例を示すブロック図である。本実施の形態に係る色変換システムは、HMD2及びサーバ3を含む。サーバ3については実施の形態1において詳述したため、以下では図示及び説明を省略する。
HMD2は、実施の形態1と同様に制御部21、記憶部22、通信部23、撮像部24、表示部25及び操作部26を含む。
本実施の形態において記憶部22は、色変換DB121及びプログラムPを記憶している。制御部21は記憶部22からプログラムPを読み出すことにより、画像の色変換処理を行う。また、制御部21は色変換DB121から色変換テーブル46を取得し、取得した色変換テーブル46に基づいて画像の色変換処理を行う。このように、本実施の形態において、画像の色変換処理を端末1ではなくHMD2にて行う。
本実施の形態においてHMD2の制御部21が行う画像の撮像、色変換及び表示の処理手順は、実施の形態4において説明した処理手順と同様であるため(図23参照)、図示及び説明を省略する。なお、ステップS410における判定処理は、例えばユーザの声紋認証等により判定すればよい。また、ステップS415における判定処理は、例えばHMD2の操作部26から所定の終了指示の入力を受け付けたか否かにより判定すればよい。
なお、本実施の形態に係る色変換システムはHMD2及びサーバ3を含むこととしたが、実施の形態1で述べたように、色変換システムからサーバ3を除外する構成としてもよい。この場合、例えば色覚特性DB341をHMD2の記憶部22に記憶しておき、HMD2において色変換テーブル46を設定することとすればよい。
以上より、本実施の形態5によれば、色変換システムから端末1を除外し、HMD2において画像の撮像、色変換及び表示に係る一連の処理を行う。これにより、ユーザは端末1とHMD2とを別々に操作する必要がなく、利便性が向上する。
(実施の形態6)
本実施の形態ではさらに、画像を撮像する撮像環境に応じて画像の補正を行う形態について述べる。なお、実施の形態1と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
図25は、実施の形態6に係る端末1の構成例を示すブロック図である。本実施の形態に係る色変換システムは、実施の形態1と同様に、端末1、HMD2及びサーバ3を含む。HMD2及びサーバ3の構成は実施の形態1と同様であるため、以下では図示及び説明を省略する。端末1は、実施の形態1と同様に制御部11、記憶部12、通信部13、表示部14、操作部15及び時計部16を含む。本実施の形態に係る記憶部12は、プログラムP、色変換DB121のほかに、画像の色情報を補正するための補正DB622を記憶している。補正DB622は、例えば所定の撮像環境に応じて予め設定された補正テーブル647を格納している。
なお、補正DB622は予め記憶部12にインストールされたものであっても、ネットワークNを介してインストールされたものであってもよい。
図26は、実施の形態6に係る補正DB622のレコードレイアウトの一例を示すフローチャートである。補正DB622は例えば、補正モード列及び補正テーブル列を記憶している。補正モード列は、所定の撮像環境に応じた補正モードの名称を記憶しており、例えば「曇天」「雨天」「蛍光灯」「白熱灯」等の名称を記憶している。補正テーブル列は、補正モードと対応付けて、画像の色情報を補正するための補正テーブル647を記憶している。具体的には、補正テーブル列は例えば補正前列及び補正後列を含み、補正前列及び補正後列はそれぞれR列、G列、B列を含む。補正テーブル647は、補正前列に記憶されている画像の色情報を、補正後列に記憶されている画像の色情報に補正するためのLUTであり、例えば特定の撮像環境を想定して画像のホワイトバランス、輝度、明度、彩度等を調整するために予め設定されたLUTである。
本実施の形態において端末1の制御部11は、HMD2における画像の撮像環境に応じて画像の色情報を補正する処理を行う。例えば制御部11は、所定の補正モード選択画面を表示部14に表示し、「曇天」「雨天」「蛍光灯」「白熱灯」等の各補正モードに係るテキストを表示する。制御部11は、当該テキストにタッチ等の操作入力を受け付けた場合、操作入力により選択された補正モードに対応する補正テーブル647を補正DB622から取得する。制御部11は、取得した補正テーブル647に基づいて、画像の補正を行う。
図27は、実施の形態6に係る色変換システムの処理手順の一例を示すフローチャートである。図27に基づいて、本実施の形態に係る色変換システムの処理手順について説明する。なお、実施の形態1において説明した内容と重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
端末1の制御部11は、HMD2から画像を受信する(ステップS16)。制御部11は、画像の補正モードの選択を受け付けたか否かを判定する(ステップS601)。例えば制御部11は所定の補正モード選択画面を表示部14に表示し、「曇天」「雨天」「蛍光灯」「白熱灯」等の各補正モードに係るテキストを表示する。制御部11は、当該テキストにタッチ等の操作入力を受け付けたか否かにより判定を行う。画像の補正モードの選択を受け付けていないと判定した場合(ステップS601:NO)、制御部11は処理をステップS17に移行させる。
画像の補正モードの選択を受け付けたと判定した場合(ステップS601:YES)、制御部11は補正DB622を読み出し、選択された補正モードに対応する補正テーブル647を取得する(ステップS602)。制御部11は、ステップS16において受信した画像に含まれる色情報を、補正テーブル647に基づいて補正する(ステップS603)。
なお、本実施の形態において、制御部11は画像の補正を行った後(ステップS603)、画像の色変換を行うこととしたが(ステップS17)、画像の補正処理と色変換処理は順序を逆にしてもよい。
また、上記において補正テーブル647は特定の撮像環境を想定して予め設定されたLUTであるものとし、画像の補正処理においてユーザが各補正モードを選択するものとしたが、本実施の形態はこれに限られない。例えば制御部11は、HMD2から受信した画像の色情報に基づき、自動で画像の補正処理を実行するものとしてもよい。この場合、例えば制御部11は、画像の全部又は一部領域の画素に係る色情報について所定の統計処理を行い、撮像環境の明るさ、光源の色等を判別する。制御部11は、判別した撮像環境に応じて画像の色情報を補正すればよい。
また、上記において補正テーブル647に基づく画像の補正を行うことにより、画像のホワイトバランス、輝度、明度、彩度等を調整することとしたが、本実施の形態はこれに限られない。例えば制御部11は、画像中の撮像対象の輪郭を強調するエッジ補正を行うこととしてもよい。
以上より、本実施の形態6によれば、制御部11は撮像環境に応じて定められた補正テーブル647に基づき、画像の色情報を補正する。これにより、例えば曇天、雨天のように撮像環境が暗い場合、光源が蛍光灯又は白熱灯であることで色に偏りがある場合等でも、画像の色を本来の色に近づけることができ、変色による意欲の低下等を防ぐことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1、401 端末(情報処理端末、色変換装置)
11 制御部(変換部、補正部)
12 記憶部
121 色変換DB
622 補正DB
13 通信部(取得部、出力部)
14 表示部
15 操作部(受付部、読込部)
16 時計部
417 撮像部
2 HMD(画像処理装置)
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 撮像部
25 表示部
26 操作部
3 サーバ(情報処理装置)
31 制御部
32 記憶部
33 通信部
34 大容量記憶装置
341 色覚特性DB
342 ユーザDB
40 風船
41 設問テキスト
42 入力欄
43 決定マーク
44 スキップマーク
45 検査表
46 色変換テーブル
647 補正テーブル
302 表示装置
321 制御部
322 記憶部
323 通信部
324 表示部
324a 透過型パネル
303 カメラ
331 制御部
332 記憶部
333 通信部
334 撮像部

Claims (9)

  1. 画像を取得する取得部と、
    色覚特性が低下したユーザが認識する色情報及び実際の色情報を対応付けた色変換テーブルに基づいて、取得した画像に含まれる色情報を前記実際の色情報へと変換する変換部と、
    変換後の画像を出力する出力部と
    を備えることを特徴とする色変換装置。
  2. ユーザの色覚特性に関する色覚特性情報を受け付ける受付部を備え、
    前記色変換テーブルは、前記受付部が受け付けた色覚特性情報に基づいて設定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の色変換装置。
  3. ユーザ識別情報を読み込む読込部を備え、
    前記変換部は、前記ユーザ識別情報及び色変換テーブルを対応付けて記憶する記憶部より、前記読込部が読み込んだユーザ識別情報に対応する色変換テーブルを参照して色情報を変換する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の色変換装置。
  4. 所定の画像取得環境に応じて定められた画像補正テーブルに基づき、取得した画像を補正する補正部
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の色変換装置。
  5. 画像を撮像する撮像部と、
    画像を表示する表示部と
    をさらに備え、
    前記取得部は、前記撮像部より画像を取得し、
    前記出力部は、前記表示部に画像を出力する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の色変換装置。
  6. 前記撮像部は、眼鏡型のフレームに設けられており、
    前記表示部は、眼鏡型のレンズに画像を表示する
    ことを特徴とする請求項5に記載の色変換装置。
  7. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の色変換装置と、
    画像を撮像する撮像装置と、
    画像を表示する表示装置と
    を備え、
    前記取得部は、前記撮像装置より画像を取得し、
    前記出力部は、前記表示装置に画像を出力する
    ことを特徴とする色変換システム。
  8. 前記撮像装置及び表示装置は、眼鏡に設けられている
    ことを特徴とする請求項7に記載の色変換システム。
  9. コンピュータに、
    画像を取得し、
    色覚特性が低下したユーザが認識する色情報及び実際の色情報を対応付けた色変換テーブルに基づいて、取得した画像に含まれる色情報を前記実際の色情報へと変換し、
    変換後の画像を出力する
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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