JP2017085381A - 撮像装置、車両、および撮像方法 - Google Patents

撮像装置、車両、および撮像方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像した被写体を表す複数の画像からなる映像が明滅状態となるのを防ぐことを可能とする撮像装置、車両および撮像方法を提供する。【解決手段】撮像装置10は、車両1に取り付けられる撮像装置10であって、撮像制御パラメータに従って、被写体を撮像し映像を生成するカメラ部13と、撮像制御パラメータを変更してカメラ部13の撮像制御を行う制御部14であって、車両1の速度Vに基づいて、撮像制御パラメータの変更を行う時間間隔である撮像制御間隔Tと、撮像制御パラメータの制御幅とのうち少なくとも1つを制御する制御部14とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、撮像装置、車両、および撮像方法に関する。
近年、自動車等の車両に、該車両が走行する路面に存在する人物、他の車両、障害物、路面等の情報を取得し、取得した情報を、車両の衝突回避のためのドライバへの警告、自動ブレーキ制御、および、オートクルーズコントロールの為のアクセル制御等の運転支援に活用することが知られている。
特に、車両を運転するにあたって、車両の側方の路面の状態に関する情報を取得することは有用である。例えば、車両の側方の近傍にある車道境界線、車道中央線等の区画線を撮像した画像を運転者が参照することによって、運転者は区画線にしたがって車両を走行させるように容易にハンドルを操作することができる。また、車両の側方の近傍に側溝や障害物を撮像した画像を運転者が参照することによって、運転者は側溝に車輪を入れないように、あるいは車体を障害物にぶつけないように注意して運転することができる。
さらに、車両の側方の近傍の路面等を撮像した画像を運転者が視認し易いものとするために、車両に取り付けられた撮像装置が撮像制御を行う方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されている方法では、撮像装置は、被写体の明るさを測定し、測定した明るさに基づいて撮像制御を行っている。
特開2005−135203号公報
しかしながら、高速で進行する車両に取り付けられた撮像装置において上述のような従来技術の方法を用いると、適切な撮像制御が行えない場合がある。例えば、撮像装置が被写体の明るさを測定してから撮像制御を行うまでに要する時間に、車両は明るさを測定した場所から異なる場所に移動している。そのため、測定した明るさとは異なる明るさの被写体に対して、測定された明るさに基づく撮像制御を遅れて行うことになる。例えば、被写体が明るいときの測定に基づいて被写体が暗くなったときのシャッター速度を調整し撮像制御を行った場合、または、被写体が暗いときの測定に基づいて被写体が明るくなったときのシャッター速度を調整し撮像を行った場合、撮像された被写体の像の明暗が大きく変化する。そのような画像が複数、連続した映像を参照した運転者にとっては、映像が明滅しているように見えるおそれがある。
したがって、これらの点に着目してなされた本発明の目的は、取り付けられる車両の速度が速い場合に生じる映像の不具合を緩和して映像の見栄えを向上することを可能とする撮像装置、車両および撮像方法を提供することにある。
上記目的を達成する撮像装置は、車両に取り付けられる撮像装置であって、撮像制御パラメータに従って、被写体を撮像し映像を生成するカメラ部と、前記撮像制御パラメータを変更して前記カメラ部の撮像制御を行う制御部であって、前記車両の速度に基づいて、前記撮像パラメータの変更を行う時間間隔である撮像制御間隔と、前記撮像制御パラメータの制御幅とのうち少なくとも1つを制御する制御部と、を備える。
また、上記目的を達成する車両は、撮像制御パラメータに従って、被写体を撮像し映像を生成するカメラ部と、前記撮像制御パラメータを変更して前記カメラ部の撮像制御を行う制御部であって、速度に基づいて、時間間隔である撮像制御間隔と、前記撮像制御パラメータの制御幅とのうち少なくとも1つを制御する制御部と、を備える撮像装置を備える。
また、上記目的を達成する撮像方法は、撮像装置を備える車両であって、前記撮像装置は、撮像制御パラメータに従って、被写体を撮像し映像を生成するカメラ部と、前記撮像制御パラメータを変更して前記カメラ部の撮像制御を行う制御部であって、前記車両の速度に基づいて、前記撮像制御パラメータの変更を行う時間間隔である撮像制御間隔と、前記撮像制御パラメータの制御幅とのうち少なくとも1つを制御する制御部と、を含む。
本発明によれば、取り付けられる車両の速度が速いほど生じやすい映像の不具合を緩和して映像の見栄えを向上することができる。
路面を走行する、撮像装置を搭載した車両を簡略化して示す図である。 図1に示す撮像装置のハードウェアに関する概略構成を示すブロック図である。 図2に示す制御部の機能に関する概略構成を示すブロック図である。 車両の速度と撮像制御間隔との関係の一例を示すグラフである。 車両の速度と撮像制御幅との関係の一例を示すグラフである。 本実施形態における撮像装置の処理の手順を示すフローチャートである。 図6に示す撮像制御の詳細な手順を示すフローチャートである。
以下、一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示す、路面11を走行する車両1に係る実空間において、車両1の進行方向(図において上方向)をZ方向、車両1の車幅方向(図において右方向)をX方向、X方向およびZ方向に直交する方向(紙面に直交する方向)である高さ方向をY方向とする。ここで、本願における「車両」は、乗用車、トラック、バス等、路面上を走行する車両1を意味する。
車両1は、撮像装置10、車両制御装置30、モニタ40等を搭載し、これらは電気的に接続されて互いに情報を送受信する。
撮像装置10は、好ましくは、CCD(Charge Coupled Device)カメラやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラを有し、車両1の車体に車幅方向(X方向)を向いて取り付けられる。このとき、撮像装置10は、車両1付近の側方(X方向)の路面11を撮像するように、やや下向きに向けて配置される。これにより撮像装置10は、車両1の側面の外部環境に含まれる路面11に描かれた、たとえば、車道境界線、車道中央線等の区画線12、側溝、障害物等の種々の被写体を撮像することができる。図1に示す例では、撮像装置10は、車両1の右方および左方にそれぞれ1台ずつ取り付けられているが、右方および左方のうちのいずれか一方に1台のみの撮像装置10が取り付けられても良い。また、右方および左方のうちのいずれか一方または両方に、合計3台以上の撮像装置10が取り付けられても良い。
また、撮像装置10は、図2に示すように、カメラ部13と、MPU(Micro-processing unit)により構成される制御部14、メモリ15、CAN(Controller Area Network)トランシーバ16等を含んで構成される。
カメラ部13は、制御部14によって制御された撮像制御パラメータに基づいて、車両1の側方下側の路面11を連続して撮像して、複数の画像からなる映像を生成する。撮像制御パラメータとは、露出、ホワイトバランス等の撮像に係る各種のパラメータである。例えば、撮像制御パラメータの一例は、ゲインおよびシャッター速度等の露出を制御するための露出制御パラメータである。カメラ部13は、光学系17、撮像素子18、ISP(Image Signal processor)19等を含んで構成される。
光学系17は、1つ以上のレンズの集合体により実現され、光学系17に入射した光を撮像素子18の方へ屈折させながら透過させる。光学系17を透過した光は撮像素子18で結像する。
撮像素子18は、CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ等により実現され、光学系17を透過した光を検出して光電変換することによって画像信号として出力する。
ISP19は、撮像素子18による光電変換によって生成された画像信号に対して各種の画像処理を行う画像処理専用のプロセッサであり、例えばFPGA(field-Programmable Gate Array)等により構成される。ISP19は、撮像素子18の制御、光学系17の補正、ノイズ低減等の処理に加え、制御部14の制御に基づき露出調整やホワイトバランス等の機能を有する。また、ISP19は、各種の画像処理を行った画像を制御部14に引き渡したり、モニタ40に送信して表示させたりする。
制御部14は、撮像装置10の種々の演算処理を実行する部分であり、ソフトウェアプログラムに従い処理を実行する汎用のプロセッサを含んで構成することができる。制御部14は、速度情報取得部20と、撮像制御間隔更新部21と、撮像制御幅更新部22と、撮像制御部23等の機能ブロックを含んで構成される。
次に、図3を参照して制御部14の各構成要素について説明する。
速度情報取得部20は、CANトランシーバ16を介して、車両制御装置30から車両1が走行する速度Vを表す速度情報を一定の時間間隔で取得する。この時間間隔は、撮像装置10のフレーム間隔と同程度か、フレーム間隔よりも短い。この速度情報は、車両1の車速信号(車速パルス)を受信してこれから算出しても良い。
撮像制御間隔更新部21は、速度情報取得部20によって取得した速度情報に基づいて撮像制御間隔Tを算出して、現在までに保持されている撮像制御間隔を更新する。撮像制御間隔Tとは、撮像制御部23がカメラ部13に対して前回の制御を行ってから、次に制御を行うまでの時間である。この撮像制御間隔Tが長いほど撮像制御がされる頻度は低くなり、撮像制御間隔Tが短いほど撮像制御がされる頻度は高くなる。
撮像制御とは、撮像装置10が撮像を行うための種々の撮像制御パラメータを設定することであって、撮像制御パラメータは、露出制御パラメータとホワイトバランス制御パラメータとのうちの1つ以上を含む。露出制御とは、被写体の明るさに基づいて画像の明るさを調整するための制御である。また、露出制御パラメータとは、撮像装置10の露出制御を行うために調整するパラメータであって、例えば、カメラ部13のゲイン、シャッター速度等である。ホワイトバランス制御とは、被写体の色温度に基づいて色補正を行うための制御である。また、ホワイトバランス制御パラメータとは、撮像装置10が撮像した画像の色補正用パラメータである。
図4を参照して速度情報と撮像制御間隔Tとの関係について説明する。図4に示すように、速度情報取得部20によって取得された速度情報が表す車両1の速度Vが速くなるほど撮像制御間隔Tが長くなる。例えば、撮像制御間隔Tと速度Vとは式(1)に示される関係にある。
T=k1×V+T0 (1)
k1は設計により適切に設定される正の定数であり、以降において「間隔係数」という。
より具体的には、撮像装置10が撮像する映像のフレームレートが30(fps)である場合、フレーム間隔は約33.3(ms)である。したがって、映像を構成する連続した複数の画像は、約33.3(ms)毎に撮像される。このとき、k1=3.33(ms/km)、T0=33.3(ms)として設定し、車両1の速度Vに対して撮像制御間隔Tを表1のようにすることができる。
Figure 2017085381
表1で示す例では、速度Vが時速0(km)のとき撮像制御間隔Tは33.3(ms)であるため、1枚の画像が撮像されるごとに撮像制御が行われる。また、速度Vが時速10(km)である場合、撮像制御間隔Tは66.7(ms)であるため、2枚の画像が撮像されるごとに撮像制御が行われる。同様にして、速度Vが速くなるとともに、撮像制御間隔Tは長くなる。
また、撮像制御間隔Tが長くなりすぎ、撮像制御がほとんど行われなくなるのを防ぐために、所定の値以上の速度V、表1で示す例では50(km)以上の速度では撮像制御間隔Tを一定としても良い。
撮像制御幅更新部22は、速度情報取得部20によって取得した速度情報に基づいて撮像制御幅Uを算出して、現在までに保持されている撮像制御幅を更新する。撮像制御幅Uとは、撮像制御部23が前回にカメラ部13の撮像制御部23に対して制御を行ったときの撮像制御パラメータからの、今回の撮像制御に係る撮像制御パラメータの変更量の上限である。
この撮像制御幅Uが大きいほど、撮像制御部23が制御する撮像制御パラメータの変更量の上限は大きくなり、撮像制御幅Uが小さいほど撮像制御部23が制御する撮像制御パラメータの変更量の上限は小さくなる。
ここで、図5を参照して速度情報と撮像制御幅Uとの関係について説明する。以降の説明では、撮像制御パラメータを露出制御パラメータであるシャッター速度として説明する。
図5に示す例では、撮像制御幅Uに係る撮像制御パラメータはシャッター速度であるとする。図5に示すように、速度情報取得部20によって取得された速度情報が表す車両1の速度V(km/h)が速くなるとともに撮像制御幅U、すなわちシャッター速度の変更量の上限が小さくなる。すなわち、撮像制御幅Uと速度Vとは式(2)に示される関係にある。
U=−k2×V+U0 (2)
k2は、設計により適宜設定される正の定数であり、以降において「幅係数」という。
例えば、撮像装置10が撮像する映像のフレームレートが30(fps)である場合、フレーム間隔は約33.3(ms)であるから、シャッター速度(露光時間)の最大値は約33.3(ms)である。したがって、撮像制御幅Uの最大値も、33.3(ms)となる。このとき、式(2)において、k2=0.5(ms/km)、U0=33(ms)と設定し、車両1の速度Vに対して撮像制御幅Uは表2のようになるようにする。
Figure 2017085381
表2で示す例では、速度Vが時速0(km)のとき撮像制御幅Uは33(ms)であるため、シャッター速度の制御幅は33(ms)である。また、速度Vが時速10(km)のとき撮像制御幅Uは28(ms)であるため、シャッター速度の制御幅は28(ms)である。同様にして、速度Vが速くなるほどシャッター速度の制御幅は小さくなる。すなわち、車両1の速度Vが速いときは、速度Vが遅いときに比べて、被写体の明るさの変化に対するシャッター速度の変更量は抑えられる。
また、速度Vが速くなり撮像制御幅Uが負の値を取ると、速度Vが速くなるにつれて撮像制御パラメータの変更量を小さくするという関係が成り立たなくなるため、式(2)においてU>0となるような所定の値以上の速度、表1で示す例では50(km)以上の速度では撮像制御幅Uを一定としても良い。
撮像制御部23は、撮像制御間隔更新部21によって更新された撮像制御間隔Tで、撮像制御幅更新部22によって更新された撮像制御幅Uに基づいて、カメラ部13の撮像制御パラメータを変更する。
具体的には、撮像制御部23は、上述のように、撮像制御間隔更新部21によって撮像制御間隔Tが更新されると、前回に撮像制御を行ってから撮像制御間隔Tの後に今回の撮像制御に係るカメラ部13の撮像制御パラメータの変更を行う。
次に、撮像制御幅Uを用いた撮像制御パラメータの決定方法を説明する。撮像制御部23は、撮像した映像により撮像制御パラメータU2を決定する。撮像制御パラメータU2定の決定には、測光による公知の方法、例えばISP19で検出された輝度情報を用いても良い。U2は、本実施形態では、現在の測光値に基づく望ましいシャッター速度である。さらに、撮像制御部23は、決定した撮像制御パラメータU2と、メモリ15に記憶されている前回の撮像制御パラメータU1との差U2−U1またはU1−U2とを比較して、撮像制御幅Uを超えているか否かを判定する。撮像制御部23は、差U2−U1が撮像制御幅Uを超えている場合、撮像制御パラメータを、前回の撮像制御パラメータU1に撮像制御幅Uを加算したU1+Uとし、差U1−U2が撮像制御幅Uを超えている場合、撮像制御パラメータを、前回の撮像制御パラメータU1に撮像制御幅Uを減算したU1−Uとする。U1とU2の差の絶対値|U2−U1|が撮像制御幅U以下である場合、撮像制御部23は、撮像制御パラメータU2を今回の撮像制御パラメータとする。
撮像制御部23は、決定した撮像制御パラメータに基づいてカメラ部13に対する撮像制御パラメータを変更する。すなわち、制御部14の撮像制御部23は、ISP19に対して撮像制御パラメータであるシャッター速度を送信し、ISP19はこれに基づいて撮像素子18のシャッター速度を制御する。または、撮像制御部23が直接撮像素子18を制御するようにしても良い。
上記の例のように、例えば、車両1の速度が20kmである場合、撮像制御幅Uが23(msec)であると算出される。この場合、今回の撮像制御パラメータU2が前回の撮像制御パラメータU1に対して23(msec)を超えて増えていれば、撮像制御部23は、今回の撮像制御パラメータであるシャッター速度を、撮像制御幅更新部22によって算出された制御幅によって決まる上限値であるU1+23(msec)とする。また、撮像制御パラメータU2が撮像制御パラメータU1に対して23(msec)を超えて減っていれば、撮像制御部23は、シャッター速度を撮像制御幅更新部22によって算出された制御幅によって決まる下限値であるU1−23(msec)とする。また、撮像制御パラメータU2と撮像制御パラメータU1との差が23(ms)以下である場合、撮像制御部23は、シャッター速度を、撮像した映像により、例えば測光等による方法を用いて決定した今回の撮像制御パラメータU2とする。
また、撮像制御部23は、撮像制御が終了すると、今回の撮像制御パラメータU2、U1+U、またはU1−Uを前回の撮像制御パラメータU1としてメモリ15に関連付けて記憶させる。
メモリ15は、撮像制御部23による撮像制御に係る撮像制御パラメータU2を前回の撮像制御パラメータU1として記憶する。メモリ15は、撮像制御パラメータU2を既に記憶されている撮像制御パラメータU1に上書きして記憶しても良いし、撮像制御パラメータU2を、該撮像制御パラメータU2を用いた撮像制御の順に記憶しても良い。
CANトランシーバ16は、CANプロトコルを利用した通信ネットワークを介して車両1を制御する車両制御装置30から情報を取得するためのインタフェースである。
以下に、図6のフローチャートを用いて、本実施形態に係る撮像装置10の撮像方法について説明する。
まず、速度情報取得部20は、車両制御装置30から車両1が走行する速度Vを表す速度情報を取得する(ステップS11)。
ステップS11で速度情報が取得されると、撮像制御間隔更新部21が、速度情報が表す速度Vに基づいて、式(1)により撮像制御間隔Tを算出して、現在まで保持されている撮像制御間隔を更新する(ステップS12)。
次に、撮像制御幅更新部22が、ステップS11で取得された速度情報が表す車両1の速度に基づいて式(2)により撮像制御幅Uを算出して、現在まで保持されている撮像制御幅を更新する(ステップS13)。
ステップS12で撮像制御間隔Tが更新され、ステップS13で撮像制御幅Uが更新されると、撮像制御部23はカメラ部13に対して撮像制御を行う(ステップS14)。
ここで、撮像制御の処理について、図7を参照して詳細に説明する。まず、撮像制御幅更新部22は、測光の結果により公知の方法に基づいて現在の望ましい撮像制御パラメータU2を決定する(ステップS141)。撮像制御パラメータU2が決定されると、撮像制御部23は、メモリ15から前回の撮像制御に係る撮像制御パラメータU1を読み出して、測光の結果によって決定した撮像制御パラメータU2と前回の撮像制御パラメータU1との差U2−U1を算出する(ステップS142)。
そして、撮像制御部23は、撮像制御パラメータU2の撮像制御パラメータU1に対する差U2−U1が撮像制御幅Uを超えているか否かを判定する(ステップS143)。差U2−U1が撮像制御幅Uを超えている場合、撮像制御部23は、前回の撮像制御パラメータU1に撮像制御幅Uを加算したU1+Uを今回の撮像制御パラメータとする(ステップS144)。
差U2−U1が撮像制御幅U以下である場合、撮像制御部23は、撮像制御パラメータU1の撮像制御パラメータU2に対する差U1−U2が撮像制御幅Uを超えているか否かを判定する(ステップS145)。差U1−U2が撮像制御幅Uを超えている場合、撮像制御部23は、前回の撮像制御パラメータU1から撮像制御幅Uを減算したU1−Uを今回の撮像制御パラメータとする(ステップS146)。
そして、U1とU2との差の絶対値|U1−U2|が撮像制御幅U以下である場合、撮像制御部23は、今回の撮像制御パラメータを撮像制御パラメータU2とする(ステップS147)。
ステップS144,146,および147のいずれかのステップで撮像制御パラメータが決定されると、撮像制御部23は、ステップS12で更新された撮像制御間隔Tで、撮像制御パラメータに基づいてカメラ部13に対する撮像制御パラメータを変更する(ステップS148)。
ステップS14で撮像制御が終了すると、撮像を終了するか否かを判定して、撮像を終了すると判定されると制御部14は処理を終了する。また、撮像を終了しないと判定されると制御部14はステップS11に戻って処理を繰り返す。ここで、撮像を終了するか否かの判定は、車両1の運転者や搭乗者からの入力に基づいてなされても良いし、車両制御装置から受信した信号に基づいてなされても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、車両1の速度Vを表す速度情報を取得し、速度情報が表す速度Vに基づいて撮像制御間隔Tと撮像制御幅Uとの少なくともいずれか1つを更新し、カメラ部13に対する撮像制御パラメータを変更する。そのため、測光した光量により決定した撮像制御パラメータを、該光量とは異なる光量の場所で遅れて、そのまま設定しないため、取り付けられる車両の速度が速い場合に生じる映像の不具合を緩和して見栄えを向上することができる。とくに、撮像制御パラメータがシャッター速度の場合、時間の経過とともに順に撮像した複数の画像からなる映像が明滅して見えるのを防ぐことが可能となる。
また、本実施形態によれば、車両1の速度Vが大きいほど、撮像制御間隔Tが長くなる。そのため、速度Vが速い場合に撮像制御の頻度を少なくすることになり、露出の不適切な変更による映像の明滅を防ぐことが可能となる。
また、本実施形態によれば、車両1の速度Vが速いほど撮像制御幅Uが小さくなる。つまり、速度Vが速いほど撮像制御の変更度合いを抑えることになり、露出の不適切な変更による映像の明滅を防ぐことが可能となる。
(変形例)
本実施形態においては、撮像制御幅更新部22は、メモリ15に記憶されている前回の撮像制御パラメータU1と、撮像制御幅Uとに基づいて、今回の撮像制御パラメータを算出するが、必ずしもこれに限られない。例えば、所定の回数前の撮像制御パラメータと撮像制御幅Uとに基づいて今回の撮像制御パラメータを算出しても良い。
また、本実施形態においては、制御部14は、撮像制御間隔更新部21と撮像制御幅更新部22とを備えるが、撮像制御間隔更新部21と撮像制御幅更新部22とのうちのいずれか1つを備えても良い。制御部14が、撮像制御間隔更新部21を備え、撮像制御幅更新部22を備えない場合、撮像制御部23は、撮像制御間隔更新部21によって算出された撮像制御間隔Tで、公知の方法で算出した撮像制御パラメータを設定する。また、制御部14が、撮像制御幅更新部22を備え、撮像制御間隔更新部21を備えない場合、撮像制御部23は、所定のタイミングで、撮像制御幅更新部22によって算出された撮像制御幅Uに基づいて決定した撮像制御パラメータを設定する。
また、本実施形態においては、速度情報取得部20は、車両制御装置30から速度情報を取得するが、車両1内に備える他の装置から速度情報を取得してもよいし、車両1の外部から無線通信ネットワークを介して速度情報を取得してもよい。また、撮像装置10内に速度Vを計測するセンサーを備え、速度情報取得部20は、このセンサーから速度情報を取得しても良い。
また、本実施形態においては、撮像制御間隔更新部21が撮像制御間隔Tを算出してから、撮像制御幅更新部22が撮像制御幅Uを算出するが、この方法に限られない。例えば、撮像制御幅更新部22が撮像制御幅Uを算出してから、撮像制御間隔更新部21が撮像制御間隔Tを算出してもよい。また、複数のプロセッサを備えることによって、撮像制御間隔Tと撮像制御幅Uが同時に算出されても良い。
また、本実施形態においては、撮像制御間隔Tは、速度Vの一次関数として表されるが、速度Vの上昇に伴い上昇するような任意の関数として表されても良い。また、速度Vの上昇に伴い撮像制御間隔Tが一定を保つような区間が含まれても良い。すなわち、制御部14は、撮像制御間隔Tの速度Vに対する変化率を0以上として撮像制御間隔Tを算出すれば良い。
同様にして、撮像制御幅Uは、速度Vの一次関数として表されるが、速度Vの上昇に伴い下降するような任意の関数として表されても良い。また、速度Vの上昇に伴い撮像制御幅Uが一定を保つような区間が含まれても良い。すなわち、制御部14は、撮像制御幅Uの速度Vに対する変化率を0以下として撮像制御幅Uを算出すれば良い。
1 車両
10 撮像装置
11 路面
12 区画線
13 カメラ部
14 制御部(MPU)
15 メモリ
16 CANトランシーバ
17 光学系
18 撮像素子
19 ISP
20 速度情報取得部
21 撮像制御間隔更新部
22 撮像制御幅更新部
23 撮像制御部
30 車両制御装置
40 モニタ

Claims (8)

  1. 車両に取り付けられる撮像装置であって、
    撮像制御パラメータに従って、被写体を撮像し映像を生成するカメラ部と、前記撮像制御パラメータを変更して前記カメラ部の撮像制御を行う制御部であって、前記車両の速度に基づいて、前記撮像制御パラメータの変更を行う時間間隔である撮像制御間隔と、前記撮像制御パラメータの制御幅とのうち少なくとも1つを制御する制御部とを備える、
    撮像装置。
  2. 前記制御部は、前記撮像制御間隔の速度に対する変化率を0以上とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部は、前記車両の速度に基づいて前記撮像制御幅を算出し、撮像した映像により決定した撮像制御パラメータと前回の撮像制御に係る撮像制御パラメータとの差を前記撮像制御幅と比較して、今回の撮像制御パラメータを決定する請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、前記撮像制御幅の速度に対する変化率を0以下とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像制御パラメータは、ゲインおよびシャッター速度の双方または何れか一方を含む露出制御パラメータとホワイトバランス制御パラメータとのうちの少なくとも一方である請求項1から4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記カメラ部は、前記車両の車体の側面に取り付けられ、前記車両の側方を撮像する請求項1から5のいずれか一項に記載の撮像装置。
  7. 撮像装置を備える車両であって、
    前記撮像装置は、撮像制御パラメータに従って、被写体を撮像し映像を生成するカメラ部と、前記撮像制御パラメータを変更して前記カメラ部の撮像制御を行う制御部であって、前記車両の速度に基づいて、前記撮像制御パラメータの変更を行う時間間隔である撮像制御間隔と、前記撮像制御パラメータの制御幅とのうち少なくとも1つを制御する制御部と、を含む、
    車両。
  8. 車両に取り付けられる撮像装置による撮像方法であって、
    前記車両の速度を取得するステップと、
    前記撮像装置の制御部が、前記車両の速度に基づいて、撮像制御パラメータの変更を行う時間間隔である撮像制御間隔と、前記撮像制御パラメータの制御幅とのうち少なくとも1つを更新するステップと、
    前記制御部が、前記更新された前記撮像制御間隔および前記撮像制御幅のうち少なくとも1つに従って、前記撮像装置のカメラ部の前記撮像制御パラメータを変更するステップと、
    前記カメラ部が、前記撮像制御パラメータに従って、被写体を撮像し映像を生成するステップとを含む、
    撮像方法。
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