JP2017084605A - センサの端子金具の接続構造、及びセンサの端子金具の接続方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】端子金具とリード線との電気的接続を確実にすると共に、生産性の低下を抑制したセンサの端子金具の接続構造、及びセンサの端子金具の接続方法を提供する。
【解決手段】検出素子100の電極パッド123〜129に接続され、軸線AX方向に延びる端子金具170a〜180cと、端子金具の接続部177a〜187cに接続され、端子金具よりも後端側に延びて検出素子と外部回路との間で電流経路を形成するリード線116と、を備えたセンサ1の端子金具の接続構造において、接続部は、自身の内側を挿通するリード線の芯線を圧接する複数の筒状部177T1、177T2、177T3であって、軸線方向に互いに離間する筒状部と、隣接する筒状部の間に形成されて芯線が露出する開口部177W1、177W2と、を備え、開口部WE、WE2、WE3の周縁を跨いだ部位に溶接部を有する。
【選択図】図6
【解決手段】検出素子100の電極パッド123〜129に接続され、軸線AX方向に延びる端子金具170a〜180cと、端子金具の接続部177a〜187cに接続され、端子金具よりも後端側に延びて検出素子と外部回路との間で電流経路を形成するリード線116と、を備えたセンサ1の端子金具の接続構造において、接続部は、自身の内側を挿通するリード線の芯線を圧接する複数の筒状部177T1、177T2、177T3であって、軸線方向に互いに離間する筒状部と、隣接する筒状部の間に形成されて芯線が露出する開口部177W1、177W2と、を備え、開口部WE、WE2、WE3の周縁を跨いだ部位に溶接部を有する。
【選択図】図6
Description
本発明は、ガスセンサ等のセンサが有する検出素子に接続される端子金具の接続構造、及びセンサの端子金具の接続方法に関する。
従来、自動車などから発生する排気ガス中の特定ガス成分を検出する検出素子を備えたガスセンサが知られている。このようなガスセンサは、板体の長手方向の一端部に排気ガス中の特定ガスを検知する検知部が形成された検出素子を備えている。この検出素子は、一対の電極で挟まれた固体電解質からなる層を少なくとも一層以上備えた長板状の素子として構成され、さらに、その検出素子の後端側の表面には、当該電極間の起電力を取り出す電極パッドが配置されている。
一方、検出素子の後端にはセラミック等からなる保持部材が配置され、保持部材の挿通孔には金属製の端子金具が取付けられ、検出素子の電極パッドに端子金具が弾性的に当接して電気的に接続するようになっている。さらに、端子金具の後端側には、芯線を剥いたリード線が加締め接続され、リード線は後端側に延びてセンサの外部に引き出され、検出素子と外部回路との間で電流経路を形成している。
一方、検出素子の後端にはセラミック等からなる保持部材が配置され、保持部材の挿通孔には金属製の端子金具が取付けられ、検出素子の電極パッドに端子金具が弾性的に当接して電気的に接続するようになっている。さらに、端子金具の後端側には、芯線を剥いたリード線が加締め接続され、リード線は後端側に延びてセンサの外部に引き出され、検出素子と外部回路との間で電流経路を形成している。
ところで、センサは高温と低温を繰返す使用環境に曝されるため、端子金具の加締め部も膨張、収縮を繰り返して加締め力が低下したり、耐熱金属である端子金具と銅線からなるリード線(芯線)との熱膨張係数の差によって加締め部の芯線が緩むおそれがある。
このため、加締め部をさらに溶接して端子金具とリード線との電気的接続を確実にすることが要望されている。これに関連し、一般的な圧着端子を電線に圧着した後にレーザ溶接する技術が知られている(特許文献1)。
このため、加締め部をさらに溶接して端子金具とリード線との電気的接続を確実にすることが要望されている。これに関連し、一般的な圧着端子を電線に圧着した後にレーザ溶接する技術が知られている(特許文献1)。
しかしながら、芯線は複数の細い撚線からなるため、溶接時の熱量が高過ぎると、個々の撚線が溶けて断線するおそれがある。一方、端子金具は芯線に比べて熱容量が高いため、溶接時の熱量を十分に高くする必要があり、芯線と端子金具とを適度に溶融させて溶接することが困難であるという問題がある。
例えば、特許文献1に従来技術として挙げられた図9、図10には、加締め部4a、4b間に開口された溶着用露出部6からレーザ発生装置13にてレーザ溶接した場合、図10の破線で示すように、撚線間で放電が発生して照射部位が溶けて消失してしまい、電線接続が不安定になることが記載されている。
一方、特許文献1の技術として挙げられた図6に示すように、圧接(=加締め)した方向と反対方向の矢印Xからレーザ溶接する場合、加締め工程で加締め治具上に設置された端子金具とリード線の向きを引っくり返してレーザ溶接しなければならず、生産性が低下する。又、熱容量の大きい端子金具を貫通させて内部の芯線まで溶融させる必要があるため、溶接時の投入熱量が大きくなり、溶接に時間を要したり、撚線が熱により劣化したり、溶接機器の設備コストが大きくなるという問題がある。
例えば、特許文献1に従来技術として挙げられた図9、図10には、加締め部4a、4b間に開口された溶着用露出部6からレーザ発生装置13にてレーザ溶接した場合、図10の破線で示すように、撚線間で放電が発生して照射部位が溶けて消失してしまい、電線接続が不安定になることが記載されている。
一方、特許文献1の技術として挙げられた図6に示すように、圧接(=加締め)した方向と反対方向の矢印Xからレーザ溶接する場合、加締め工程で加締め治具上に設置された端子金具とリード線の向きを引っくり返してレーザ溶接しなければならず、生産性が低下する。又、熱容量の大きい端子金具を貫通させて内部の芯線まで溶融させる必要があるため、溶接時の投入熱量が大きくなり、溶接に時間を要したり、撚線が熱により劣化したり、溶接機器の設備コストが大きくなるという問題がある。
そこで、本発明は、検出素子に接続される端子金具とリード線との接続部(加締め部)への溶接を安定して行えることにより、端子金具とリード線との電気的接続を確実にすると共に、生産性の低下を抑制したセンサの端子金具の接続構造、及びセンサの端子金具の接続方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のセンサの端子金具の接続構造は、検出素子の電極パッドに接続され、軸線方向に延びる端子金具と、前記端子金具の接続部に接続され、前記端子金具よりも後端側に延びて前記検出素子と外部回路との間で電流経路を形成するリード線と、を備えたセンサの端子金具の接続構造において、前記接続部は、自身の内側を挿通する前記リード線の芯線を圧接する複数の筒状部であって、前記軸線方向に互いに離間する筒状部と、隣接する前記筒状部の間に形成されて前記芯線が露出する開口部と、を備え、前記開口部の周縁を跨いだ部位に溶接部を有することを特徴とする。
このセンサの端子金具の接続構造によれば、開口部の周縁近傍の端子金具のみを溶接することで、余熱により開口部の内側の芯線も溶融する。これにより、複数の細い撚線からなる芯線を直接溶接する必要がなく、溶接時の熱量で撚線が溶けて断線することを抑制して芯線と端子金具とを適度に溶融させ、開口部の周縁を跨いだ溶接部を確実に形成することができる。その結果、高温と低温を繰返す環境に曝されても加締め等の圧接により接続された接続部が緩むことが抑制され、端子金具とリード線との電気的接続を確実にすることができる。
又、加締め工程で加締め治具上に設置された端子金具とリード線の向きを引っくり返して溶接する必要がなく、加締め後に上側を向いた開口部にそのまま溶接を行えばよいので、生産性の低下を抑制できる。
さらに、端子金具の裏側から溶接しないので、熱容量の大きい端子金具を貫通させて内部の芯線まで溶融させる必要がなく、溶接時の投入熱量を大きくせずに溶接時間を短くし、撚線の熱に
よる劣化を最小限に抑え、溶接機器の設備コストも低減できる。
又、加締め工程で加締め治具上に設置された端子金具とリード線の向きを引っくり返して溶接する必要がなく、加締め後に上側を向いた開口部にそのまま溶接を行えばよいので、生産性の低下を抑制できる。
さらに、端子金具の裏側から溶接しないので、熱容量の大きい端子金具を貫通させて内部の芯線まで溶融させる必要がなく、溶接時の投入熱量を大きくせずに溶接時間を短くし、撚線の熱に
よる劣化を最小限に抑え、溶接機器の設備コストも低減できる。
前記筒状部は、前記軸線の周方向に合わせ目を有し、前記溶接部は、前記合わせ目を含む部位に設けられていてもよい。
合わせ目は画像認識等で自動的に位置を特定し易いので、合わせ目を溶接点に設定することで、自動で溶接を行う際に位置合わせを確実に行うことができる。そして、溶接点からの熱が周囲に伝わるので、開口部の周縁を跨ぎつつ、合わせ目を含む部位を溶接部として確実に形成できる。
合わせ目は画像認識等で自動的に位置を特定し易いので、合わせ目を溶接点に設定することで、自動で溶接を行う際に位置合わせを確実に行うことができる。そして、溶接点からの熱が周囲に伝わるので、開口部の周縁を跨ぎつつ、合わせ目を含む部位を溶接部として確実に形成できる。
前記溶接部は、最も後端側の前記開口部のうち前記軸線方向の長さの1/2より後端側の部位を避けて設けられていてもよい。
上述の部位は加締めを行う位置の端部に相当するため、中央寄りに比べて加締め力が弱く、溶接強度も低下するおそれがある。又、上記部位はリード線の被覆に近いため、この部位を溶接すると被覆に熱が伝わって被覆が溶けるおそれがある。
上述の部位は加締めを行う位置の端部に相当するため、中央寄りに比べて加締め力が弱く、溶接強度も低下するおそれがある。又、上記部位はリード線の被覆に近いため、この部位を溶接すると被覆に熱が伝わって被覆が溶けるおそれがある。
本発明のセンサの端子金具の接続方法は、検出素子の電極パッドに接続されて軸線方向に延びる端子金具を、前記端子金具よりも後端側に延びて前記検出素子と外部回路との間で電流経路を形成するリード線の芯線に加締め接続するセンサの端子金具の接続方法において、前記端子金具の加締め部は、前記リード線の芯線を挟んで加締められる複数の筒状部であって、前記軸線方向に互いに離間する筒状部と、隣接する前記筒状部の間に形成されて前記芯線が露出する開口部と、を備え、前記加締め後に、前記開口部の周縁の近傍の前記端子金具のみを溶接し、余熱により前記端子金具と前記芯線とを溶融させて前記開口部の周縁を跨いだ部位に溶接部を形成することを特徴とする。
このセンサの端子金具の接続方法によれば、開口部の周縁近傍の端子金具のみを溶接することで、余熱により開口部の内側の芯線も溶融する。これにより、複数の細い撚線からなる芯線を直接溶接する必要がなく、溶接時の熱量で撚線が溶けて断線することを抑制して芯線と端子金具とを適度に溶融させ、開口部の周縁を跨いだ溶接部を確実に形成することができる。その結果、高温と低温を繰返す環境に曝されても加締め部が緩むことが抑制され、端子金具とリード線との電気的接続を確実にすることができる。
このセンサの端子金具の接続方法によれば、開口部の周縁近傍の端子金具のみを溶接することで、余熱により開口部の内側の芯線も溶融する。これにより、複数の細い撚線からなる芯線を直接溶接する必要がなく、溶接時の熱量で撚線が溶けて断線することを抑制して芯線と端子金具とを適度に溶融させ、開口部の周縁を跨いだ溶接部を確実に形成することができる。その結果、高温と低温を繰返す環境に曝されても加締め部が緩むことが抑制され、端子金具とリード線との電気的接続を確実にすることができる。
この発明によれば、検出素子に接続される端子金具とリード線との接続部(加締め部)への溶接を安定して行えることにより、端子金具とリード線との電気的接続を確実にすると共に、生産性の低下を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係る端子金具の接続構造を備えたガスセンサ(センサ)100の縦断面図である。このガスセンサ100は、測定対象となる排ガス中の特定ガス(NOx)を検出可能な検出素子120を内部に組み付けたものであり、内燃機関の排気管などに装着されて使用される。
ガスセンサ100は、排気管に固定するためのネジ部101nが外表面の所定位置に形成された筒状の主体金具101と、この主体金具101の内側に保持され、軸線AX方向に延びる板状をなす検出素子120とを備える。また、ガスセンサ100は、検出素子120の後端部120k(図1中、上方)が挿通される挿通孔140cを有する保持部材140と、この保持部材140の内側に保持された6個の端子金具170a、170b、170c、180a、180b、180cを備える。なお、図1では、これらの端子金具のうち、互いに対向する一対の端子金具170b、180bのみを図示している。
まず、主体金具101について説明する。主体金具101は、軸線AX方向に貫通する貫通孔101cを有し、この貫通孔101cの内部において径方向内側に突出する棚部101tを有する筒状に構成されている。主体金具101は、後述する検出素子120の先端部120sを先端側外部(図1中、下方)に突出させると共に、検出素子120の後端部120kを後端側外部(図1中、上方)に突出させた状態で、検出素子120を貫通孔101c内に保持している。
また、主体金具101の貫通孔101cの内部には、検出素子120の径方向周囲を取り囲む状態で、環状のセラミックホルダ103、粉末を充填してなる2つの滑石リング104、105、セラミックスリーブ106が、この順に先端側から後端側にかけて重ねて配置されている。また、セラミックホルダ103と主体金具101の棚部101tとの間には、金属カップ107が配置されている。また、セラミックスリーブ106と主体金具101の後端部101kとの間には、加締リング108が配置されており、主体金具101の後端部101kは、加締リング108を介してセラミックスリーブ106を先端側に押し付けるように、加締められている。
また、主体金具101の貫通孔101cの内部には、検出素子120の径方向周囲を取り囲む状態で、環状のセラミックホルダ103、粉末を充填してなる2つの滑石リング104、105、セラミックスリーブ106が、この順に先端側から後端側にかけて重ねて配置されている。また、セラミックホルダ103と主体金具101の棚部101tとの間には、金属カップ107が配置されている。また、セラミックスリーブ106と主体金具101の後端部101kとの間には、加締リング108が配置されており、主体金具101の後端部101kは、加締リング108を介してセラミックスリーブ106を先端側に押し付けるように、加締められている。
主体金具101の先端には、検出素子120の先端部120sを覆うと共に、複数の孔部を有する金属製(具体的にはステンレス)の二重の外部プロテクタ111及び内部プロテクタ112が、溶接によって取り付けられている。
一方、主体金具103の後端には、外筒114が溶接によって取り付けられている。また、外筒114の後端側の開口部114cには、ゴム製のグロメット115が配置されている。グロメット115には、6つのリード線挿通孔115c、115c、…が軸線AX方向に貫通形成され、各リード線挿通孔115c、115c、…には、6本のリード線116、116、…が挿通されている。
一方、主体金具103の後端には、外筒114が溶接によって取り付けられている。また、外筒114の後端側の開口部114cには、ゴム製のグロメット115が配置されている。グロメット115には、6つのリード線挿通孔115c、115c、…が軸線AX方向に貫通形成され、各リード線挿通孔115c、115c、…には、6本のリード線116、116、…が挿通されている。
次に、検出素子120について説明する。図2に検出素子120の斜視図を示す。この検出素子120は、板面120aとこの裏面をなす板面120bとを有し、軸線AX方向(図1では上下方向、図2では左右方向)に延びる板状をなす。検出素子120は、軸線AX方向に延びる板状に形成された素子部121と、同じく軸線AX方向に延びる板状に形成されたヒータ部122とが積層されて一体的に形成されている。この検出素子120は、その先端部120s(図1では下方、図2では左側)が特定ガスを検出する検出部であり、後端部120k(図1では上方、図2では右側)の所定位置には、平面視矩形状の電極パッド123、124、125及び電極パッド127、128、129が全部で6個設けられている。
電極パッド123、124、125は、板面120aの所定位置に3個形成され、また、電極パッド127、128、129は、板面120bの所定位置に3個形成されている。
電極パッド123、124、125は、板面120aの所定位置に3個形成され、また、電極パッド127、128、129は、板面120bの所定位置に3個形成されている。
検出素子120の内部は、公知の構造をなす。即ち、素子部121は、固体電解質基板の両側に多孔質電極を形成した酸素濃淡電池セルと、同じく固体電解質基板の両側に多孔質電極を形成した酸素ポンプセルと、固体電解質板の上に多孔質電極を形成したNOx検知セルと、測定ガス室を形成するためのスペーサとから構成されている。固体電解質基板は、イットリアを安定化剤として固溶させたジルコニアから形成され、多孔質電極は、Ptを主体に形成され、スペーサは、アルミナを主体に形成されている。測直ガス室の内側には、酸素濃淡電池セルの一方の多孔質電極、酸素ポンプセルの一方の多孔質電極、NOx検知セルの一方の多孔質電極が露出するようにして配置されている。この測定ガス室は、素子部121の先端側の所定位置に形成されており、この部分が検出部120sに相当する。検出部120sにおける表面には、被毒防止用の保護層(図示省略)が形成されている。また、ヒータ部122は、アルミナを主体とする絶縁基板の間に、Ptを主体とする発熱抵抗体パターンが挟み込まれて形成されている。
前述の電極パッド123、124、125及び電極パッド127、128、129のうち、4つは、素子部121に設けられた多孔質電極(酸素濃淡電池セル、酸素ポンプセル、NOx検知セルの多孔質電極)に電気的に接続されており、残り2つは、ヒータ部122に設けられた発熱抵抗体パターンの両端に各々電気的に接続されている。
検出素子120の後端部120kは、保持部材140の挿通孔140cに挿入されて保持される(図1参照)。そして、各々の電極パッド123、124、125に、3つの端子金具170a、170b、170cがそれぞれ弾性的に当接して電気的に接続すると共に、各々の電極パッド127、128、129に、3つの端子金具180a、180b、180cがそれぞれ弾性的に当接して電気的に接続する。
検出素子120の後端部120kは、保持部材140の挿通孔140cに挿入されて保持される(図1参照)。そして、各々の電極パッド123、124、125に、3つの端子金具170a、170b、170cがそれぞれ弾性的に当接して電気的に接続すると共に、各々の電極パッド127、128、129に、3つの端子金具180a、180b、180cがそれぞれ弾性的に当接して電気的に接続する。
次に、保持部材140について説明する。保持部材140は、絶縁性材料(具体的にはアルミナ)からなり、軸線AX方向に貫通する挿通孔140cを有する筒状をなす。挿通孔140c内には、各端子金具170a〜180cをそれぞれ保持する端子保持孔(図示せず)が軸線AX方向に6箇所貫通して形成されている。
また、保持部材140の後端部140kは、径方向外側に突出する鍔部とされている。ガスセンサ100においては、この鍔部140kが内部支持部材118に当接することで、保持部材140は内部支持部材118に保持されている。そして、内部支持部材118は、外筒114のうち径方向内側に向けて加締められた加締め部114gにより外筒114に保持されている。
なお、保持部材140は、これを挿通孔140cの周方向において2つに分割した部材を嵌合させて構成されており、金属リング195を外嵌している。
また、保持部材140の後端部140kは、径方向外側に突出する鍔部とされている。ガスセンサ100においては、この鍔部140kが内部支持部材118に当接することで、保持部材140は内部支持部材118に保持されている。そして、内部支持部材118は、外筒114のうち径方向内側に向けて加締められた加締め部114gにより外筒114に保持されている。
なお、保持部材140は、これを挿通孔140cの周方向において2つに分割した部材を嵌合させて構成されており、金属リング195を外嵌している。
次に、後端側セパレータ190について説明する。後端側セパレータ190は、絶縁材料からなり、概略筒状をなす。この後端側セパレータ190には、軸線AX方向に貫通する挿通孔191が設けられている。この挿通孔191には、各端子金具170a〜180cの接続部(いか、適宜「加締め部」という)177a〜187c(図5参照)がそれぞれ挿通されている。
また、後端側セパレータ190は、グロメット115と保持部材140の間で軸線AX方向に挟まれて位置決めされる。
また、後端側セパレータ190は、グロメット115と保持部材140の間で軸線AX方向に挟まれて位置決めされる。
次に、図3〜図4を参照し、端子金具170a〜180cについて説明する。
図3は、端子金具170b及び端子金具180bの側面斜視図である。これら各端子金具は同様な形態であるので、端子金具170bを中心に説明し、他の端子金具の説明は簡略化する。
端子金具170bは、高温に繰り返し晒されても、弾性(バネ弾性)を維持可能な周知の材料(具体的には耐熱合金であるJIS規格のNCF718)により形成されている。端子金具170bは、軸線AX方向(図3中、上下方向)に延びる長尺状の板状部材からなるフレーム本体部171bと、このフレーム本体部171bの先端(図3中、下方)から後端側に向かって延び、フレーム本体部171bと検出素子120との間に配置される素子当接部173bとを有する。
端子金具170bは、高温に繰り返し晒されても、弾性(バネ弾性)を維持可能な周知の材料(具体的には耐熱合金であるJIS規格のNCF718)により形成されている。端子金具170bは、軸線AX方向(図3中、上下方向)に延びる長尺状の板状部材からなるフレーム本体部171bと、このフレーム本体部171bの先端(図3中、下方)から後端側に向かって延び、フレーム本体部171bと検出素子120との間に配置される素子当接部173bとを有する。
この端子金具170bは、素子当接部173bが検出素子120の対応する電極パッド124に当接するように構成されている。素子当接部173bのうち、フレーム本体部171bの先端に連結して径方向内側に方向変換する連結部173rbは、外力が印加されることで弾性変形するように構成されている。つまり、端子金具170bは、連結部173rbが弾性変形することで、フレーム本体部171bと素子当接部173bとの隙間が変化するように構成されている。
フレーム本体部171bは、その後端(図3中、上方)に板厚方向に湾曲する湾曲部175bを有する。そして、この湾曲部175bの後端には、リード線116を把持するリード線把持部177bxが設けられている。
フレーム本体部171bは、その後端(図3中、上方)に板厚方向に湾曲する湾曲部175bを有する。そして、この湾曲部175bの後端には、リード線116を把持するリード線把持部177bxが設けられている。
リード線把持部177bxは、湾曲部175bの両端からそれぞれL字状に折曲して軸線AX方向に垂直な方向に互いに平行に延びる1対の突片177yを一体に備え、断面が略コ字状をなしている。各突片177yは、軸線AX方向に垂直な方向に突出し、軸線AX方向に互いに離間する3つの爪部177P1、177P2、177P3と、隣接する爪部の間の2つの凹部177R1、177R2とを有している。
そして、リード線把持部177bxの内側にリード線116(図1参照)の被覆を剥いた芯線116c(図5参照)を内部に挿通した後、各突片177yを曲げ加工(圧着)して加締めることで、略筒状の加締め部177b(図1、図5参照)が形成され、リード線146が加締め部177b内に圧接されて電気的に接続される。
そして、リード線把持部177bxの内側にリード線116(図1参照)の被覆を剥いた芯線116c(図5参照)を内部に挿通した後、各突片177yを曲げ加工(圧着)して加締めることで、略筒状の加締め部177b(図1、図5参照)が形成され、リード線146が加締め部177b内に圧接されて電気的に接続される。
図4は、端子金具170a〜180cの側面図である。これら各端子金具は同様な形態であるので、端子金具170aを中心に説明し、他の端子金具の説明は簡略化する。
端子金具170aと同様に、端子金具170aもフレーム本体部171aと、素子当接部173aと、連結部173raとを有し、素子当接部173aが電極パッド123に当接するように構成されている。
又、フレーム本体部171aは、その後端(図4中、上方)に板厚に直交する方向に屈曲する屈曲部175aを有する。そして、この屈曲部175aの後端には、リード線116を把持するリード線把持部177axが設けられている。このリード線把持部177axは、曲げ加工により概略筒状の加締め部177aに形成された後、リード線116(図1参照)の芯線が内部に挿通された状態で内側に加締められることで、リード線116を把持する。
端子金具170aと同様に、端子金具170aもフレーム本体部171aと、素子当接部173aと、連結部173raとを有し、素子当接部173aが電極パッド123に当接するように構成されている。
又、フレーム本体部171aは、その後端(図4中、上方)に板厚に直交する方向に屈曲する屈曲部175aを有する。そして、この屈曲部175aの後端には、リード線116を把持するリード線把持部177axが設けられている。このリード線把持部177axは、曲げ加工により概略筒状の加締め部177aに形成された後、リード線116(図1参照)の芯線が内部に挿通された状態で内側に加締められることで、リード線116を把持する。
次いで、検出素子120と各端子金具170a〜180cと保持部材140の組み付け作業手順について説明する。
まず、6本のリード線116、116、…を後端側セパレータ190の挿通孔191に挿通した状態で、各リード線116に、保持部材140を通した各端子金具170a〜180cの各リード線把持部177ax〜187cxを加締め接続して加締め部177a〜187cを形成した後、後述する溶接を行う。
次に、リード線116を把持した各端子金具170a〜180cを後端側に引き込んで保持部材140の端子保持孔(図示せず)に保持させる。その後、後端側セパレータ190に各加締め部177a〜187cを挿入すると共に、保持部材140に後端側セパレータ190を係合させる。
次に、各端子金具170a〜180cが組み込まれた保持部材140の挿通孔140cに、検出素子120の後端部140kを挿入する。これにより、各々の電極パッド123、124、125に、端子金具170a〜170cがそれぞれ弾性的に当接して電気的に接続すると共に、各々の電極パッド127、128、129に、端子金具180a〜180cがそれぞれ弾性的に当接して電気的に接続する。
まず、6本のリード線116、116、…を後端側セパレータ190の挿通孔191に挿通した状態で、各リード線116に、保持部材140を通した各端子金具170a〜180cの各リード線把持部177ax〜187cxを加締め接続して加締め部177a〜187cを形成した後、後述する溶接を行う。
次に、リード線116を把持した各端子金具170a〜180cを後端側に引き込んで保持部材140の端子保持孔(図示せず)に保持させる。その後、後端側セパレータ190に各加締め部177a〜187cを挿入すると共に、保持部材140に後端側セパレータ190を係合させる。
次に、各端子金具170a〜180cが組み込まれた保持部材140の挿通孔140cに、検出素子120の後端部140kを挿入する。これにより、各々の電極パッド123、124、125に、端子金具170a〜170cがそれぞれ弾性的に当接して電気的に接続すると共に、各々の電極パッド127、128、129に、端子金具180a〜180cがそれぞれ弾性的に当接して電気的に接続する。
次に、本発明の特徴部分である端子金具の接続構造について、図5〜図8を参照して説明する。
図5は、端子金具170bの加締め部177bの側面図、図6は溶接部WEを含む加締め部177bの上面図である。各端子金具の加締め部は同様な形態であるので、端子金具170bの加締め部177bを中心に説明し、他の端子金具の説明は省略する。
図5、図6に示すように、加締め部177bは、それぞれ対向する1対の爪部177P1、177P2、177P3を、周方向にそれぞれ合わせ目Jを形成するように加締めることで形成される。1対の爪部177P1は加締められて合わせ目Jで互いに接し、閉じた筒状部177T1を形成する。同様に、それぞれ1対の爪部177P2、177P2も合わせ目Jで互いに接し、閉じた筒状部177T2、177T3が形成されている。
そして、隣接する筒状部177T1、177T2の間には、爪部177P1、177P2、及び凹部177R1の周縁で囲まれる閉じた曲線で構成され、芯線116cが露出する開口部177W1が形成されている。同様に、隣接する筒状部177T2、177T3の間には、爪部177P2、177P3、及び凹部177R2の周縁で囲まれる閉じた曲線で構成され、芯線116cが露出する開口部177W2が形成されている。
図5は、端子金具170bの加締め部177bの側面図、図6は溶接部WEを含む加締め部177bの上面図である。各端子金具の加締め部は同様な形態であるので、端子金具170bの加締め部177bを中心に説明し、他の端子金具の説明は省略する。
図5、図6に示すように、加締め部177bは、それぞれ対向する1対の爪部177P1、177P2、177P3を、周方向にそれぞれ合わせ目Jを形成するように加締めることで形成される。1対の爪部177P1は加締められて合わせ目Jで互いに接し、閉じた筒状部177T1を形成する。同様に、それぞれ1対の爪部177P2、177P2も合わせ目Jで互いに接し、閉じた筒状部177T2、177T3が形成されている。
そして、隣接する筒状部177T1、177T2の間には、爪部177P1、177P2、及び凹部177R1の周縁で囲まれる閉じた曲線で構成され、芯線116cが露出する開口部177W1が形成されている。同様に、隣接する筒状部177T2、177T3の間には、爪部177P2、177P3、及び凹部177R2の周縁で囲まれる閉じた曲線で構成され、芯線116cが露出する開口部177W2が形成されている。
さらに、開口部177W1の周縁(つまり、爪部177P1、177P2、及び凹部177R1の周縁)で、合わせ目Jを含む部位に、端子金具170bと芯線116cとを溶融させてなる溶接部WEが形成されている。
この溶接部WEは、図7に示すようにして形成することができる。
まず、公知の方法によって、端子金具170bのリード線把持部177bxの内側にリード線116の芯線116cを挿通した後、加締めて略筒状の加締め部177bを形成する(図7(a))。
次に、加締め後に、開口部177W1の周縁の合わせ目J近傍の端子金具(爪部177P1)のみを溶接点Sとして溶接を行う(図7(b))。
溶接点Sは、レーザ溶接や電子ビーム溶接等のビーム溶接を行う場合はビームの照射位置であり、抵抗溶接やスポット溶接の場合は、電極を押し当てる位置である。より確実に溶接を行える点で、レーザ溶接等のビーム溶接が好ましい。
このとき、溶接点Sで端子金具(爪部177P1)が溶融するが、余熱により溶接点Sより外側(開口部177W1の内側)の芯線116cも溶融し、開口部177W1の周縁を跨いだ部位に端子金具と芯線とを溶融させてなる溶接部WEが形成される(図7(c))。なお、加締め部177bの断面を観察すると、溶接部WEは端子金具170bや芯線116cと異なる溶融凝固した組織として区別できるので、溶接部WEが開口部177W1の周縁を跨ぐか否かを判定できる。
まず、公知の方法によって、端子金具170bのリード線把持部177bxの内側にリード線116の芯線116cを挿通した後、加締めて略筒状の加締め部177bを形成する(図7(a))。
次に、加締め後に、開口部177W1の周縁の合わせ目J近傍の端子金具(爪部177P1)のみを溶接点Sとして溶接を行う(図7(b))。
溶接点Sは、レーザ溶接や電子ビーム溶接等のビーム溶接を行う場合はビームの照射位置であり、抵抗溶接やスポット溶接の場合は、電極を押し当てる位置である。より確実に溶接を行える点で、レーザ溶接等のビーム溶接が好ましい。
このとき、溶接点Sで端子金具(爪部177P1)が溶融するが、余熱により溶接点Sより外側(開口部177W1の内側)の芯線116cも溶融し、開口部177W1の周縁を跨いだ部位に端子金具と芯線とを溶融させてなる溶接部WEが形成される(図7(c))。なお、加締め部177bの断面を観察すると、溶接部WEは端子金具170bや芯線116cと異なる溶融凝固した組織として区別できるので、溶接部WEが開口部177W1の周縁を跨ぐか否かを判定できる。
以上のように、開口部177W1の周縁近傍の端子金具(爪部177P1)のみを溶接すると、余熱により開口部177W1の内側の芯線116cも溶融する。これにより、複数の細い撚線からなる芯線116cを直接溶接する必要がなく、溶接時の熱量で撚線が溶けて断線することを抑制して芯線116cと端子金具170bとを適度に溶融させ、開口部177W1の周縁を跨いだ溶接部WEを確実に形成することができる。
その結果、高温と低温を繰返す環境に曝されても加締め部177bが緩むことが抑制され、端子金具170bとリード線116との電気的接続を確実にすることができる。
又、加締め工程で加締め治具上に設置された端子金具170bとリード線116の向きを引っくり返して溶接する必要がなく、加締め後に上側を向いた開口部177W1にそのまま溶接を行えばよいので、生産性の低下を抑制できる。
さらに、端子金具170bの裏側から溶接しないので、熱容量の大きい端子金具170bを貫通させて内部の芯線116cまで溶融させる必要がなく、溶接時の投入熱量を大きくせずに溶接時間を短くし、撚線の熱による劣化を最小限に抑え、溶接機器の設備コストも低減できる。
その結果、高温と低温を繰返す環境に曝されても加締め部177bが緩むことが抑制され、端子金具170bとリード線116との電気的接続を確実にすることができる。
又、加締め工程で加締め治具上に設置された端子金具170bとリード線116の向きを引っくり返して溶接する必要がなく、加締め後に上側を向いた開口部177W1にそのまま溶接を行えばよいので、生産性の低下を抑制できる。
さらに、端子金具170bの裏側から溶接しないので、熱容量の大きい端子金具170bを貫通させて内部の芯線116cまで溶融させる必要がなく、溶接時の投入熱量を大きくせずに溶接時間を短くし、撚線の熱による劣化を最小限に抑え、溶接機器の設備コストも低減できる。
なお、端子金具170bとしては、耐熱合金であるJIS規格のNCF718、NCF750、SUS304、SUS430、SUS310S、SUS631等を好適に用いることができる。これらの合金は、銅等の細い撚線からなる芯線116cよりも溶接によって溶融し難く、溶接時に自身が溶け過ぎずに芯線116cに熱を伝えることができる。芯線116cとしては、無酸化銅や、無酸化銅の表面にNiをめっきしたものを好適に用いることができる。
なお、本実施形態では、溶接部WEは合わせ目Jを含む部位に設けられている。合わせ目Jは画像認識等で自動的に位置を特定し易いので、合わせ目Jを溶接点Sに設定することで、自動で溶接を行う際に位置合わせを確実に行うことができる。そして、溶接点Sからの熱が周囲に伝わるので、開口部177W1の周縁を跨ぎつつ、合わせ目Jを含む部位が溶接部WEとして確実に形成できる。
又、図6に示すように、溶接部WEは、最も後端側(図6の右側、リード線116が延びる側)の開口部177W2のうち軸線AX方向の長さLの1/2より後端側の部位Rを避けて設けられることが好ましい。部位Rは加締めを行う突片177y(図3参照)の端部に相当するため、突片177yの中央寄りに比べて加締め力が弱く、溶接強度も低下するおそれがあるからである。又、部位Rはリード線116の被覆に近いため、部位Rを溶接すると被覆に熱が伝わって被覆が溶けるおそれがある。
又、図6に示すように、溶接部WEは、最も後端側(図6の右側、リード線116が延びる側)の開口部177W2のうち軸線AX方向の長さLの1/2より後端側の部位Rを避けて設けられることが好ましい。部位Rは加締めを行う突片177y(図3参照)の端部に相当するため、突片177yの中央寄りに比べて加締め力が弱く、溶接強度も低下するおそれがあるからである。又、部位Rはリード線116の被覆に近いため、部位Rを溶接すると被覆に熱が伝わって被覆が溶けるおそれがある。
本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、図8に示すように、開口部の周縁を跨ぐ限り、溶接部の位置は限定されず、例えば、開口部177W1のうち合わせ目Jを含まない位置に溶接部WE2を設けても良く、他の開口部177W2に溶接部WE3を設けても良い。
溶接部の個数は生産性上1箇所が好適であるが、溶接部を複数箇所設けても良い。
又、開口部(筒状部)の個数も限定されない。例えば上記実施形態では開口部を2個設けたが、開口部を1個としてもよい。
さらに、本発明はセンサ(検出素子)に適用可能であり、本実施の形態のNOxセンサ(NOx検出素子)に限られず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。例えば、被測定ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサ(酸素検出素子)や、HC濃度を検出するHCセンサ(HC検出素子)等に本発明を適用してもよい。
又、検出素子は板状に限定されず、棒状や筒状であってもよい。
溶接部の個数は生産性上1箇所が好適であるが、溶接部を複数箇所設けても良い。
又、開口部(筒状部)の個数も限定されない。例えば上記実施形態では開口部を2個設けたが、開口部を1個としてもよい。
さらに、本発明はセンサ(検出素子)に適用可能であり、本実施の形態のNOxセンサ(NOx検出素子)に限られず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。例えば、被測定ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサ(酸素検出素子)や、HC濃度を検出するHCセンサ(HC検出素子)等に本発明を適用してもよい。
又、検出素子は板状に限定されず、棒状や筒状であってもよい。
1 センサ(ガスセンサ)
100 検出素子
116 リード線
116c 芯線
123、124、125、127、128、129 電極パッド
170a、170b、170c、180a、180b、180c 端子金具
177a、177b、177c、187a、187b、187c 接続部(加締め部)
177T1、177T2、177T3 筒状部
177W1、177W2 開口部
AX 軸線
J 合わせ目
WE、WE2、WE3 溶接部
L 最も後端側の開口部の軸線方向の長さ
100 検出素子
116 リード線
116c 芯線
123、124、125、127、128、129 電極パッド
170a、170b、170c、180a、180b、180c 端子金具
177a、177b、177c、187a、187b、187c 接続部(加締め部)
177T1、177T2、177T3 筒状部
177W1、177W2 開口部
AX 軸線
J 合わせ目
WE、WE2、WE3 溶接部
L 最も後端側の開口部の軸線方向の長さ
Claims (4)
- 検出素子の電極パッドに接続され、軸線方向に延びる端子金具と、
前記端子金具の接続部に接続され、前記端子金具よりも後端側に延びて前記検出素子と外部回路との間で電流経路を形成するリード線と、を備えたセンサの端子金具の接続構造において、
前記接続部は、自身の内側を挿通する前記リード線の芯線を圧接する複数の筒状部であって、前記軸線方向に互いに離間する筒状部と、隣接する前記筒状部の間に形成されて前記芯線が露出する開口部と、を備え、
前記開口部の周縁を跨いだ部位に溶接部を有することを特徴とするセンサの端子金具の接続構造。 - 前記筒状部は、前記軸線の周方向に合わせ目を有し、
前記溶接部は、前記合わせ目を含む部位に設けられている請求項1に記載のセンサの端子金具の接続構造。 - 前記溶接部は、最も後端側の前記開口部のうち前記軸線方向の長さの1/2より後端側の部位を避けて設けられている請求項1又は2に記載のセンサの端子金具の接続構造。
- 検出素子の電極パッドに接続されて軸線方向に延びる端子金具を、前記端子金具よりも後端側に延びて前記検出素子と外部回路との間で電流経路を形成するリード線の芯線に加締め接続するセンサの端子金具の接続方法において、
前記端子金具の加締め部は、前記リード線の芯線を挟んで加締められて周方向に合わせ目を形成する複数の筒状部であって、前記軸線方向に互いに離間する筒状部と、隣接する前記筒状部の間に形成されて前記芯線が露出する開口部と、を備え、
前記加締め後に、前記開口部の周縁の近傍の前記端子金具のみを溶接し、余熱により前記端子金具と前記芯線とを溶融させて前記開口部の周縁を跨いだ部位に溶接部を形成することを特徴とするセンサの端子金具の接続方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018207710A (ja) * | 2017-06-07 | 2018-12-27 | 矢崎総業株式会社 | 電子部品内蔵ユニット |
JP2019102232A (ja) * | 2017-11-30 | 2019-06-24 | 矢崎総業株式会社 | 端子接続方法及び端子 |
JP2019121535A (ja) * | 2018-01-09 | 2019-07-22 | 田淵電機株式会社 | 電線束と端子との接続構造及び接続構造体の製造方法 |
-
2015
- 2015-10-28 JP JP2015211628A patent/JP2017084605A/ja active Pending
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