JP2017084061A - 減圧装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入口から導入される流体を二つの減圧弁により二段階に減圧して出口から導出するように構成した減圧装置につき、その軸線方向の体格を小型化すること。
【解決手段】減圧装置7は、直列に配置された第1減圧弁8と第2減圧弁9とにより、導入される水素ガスを二段階に減圧して導出する。第1減圧弁8は、第1弁体48、第1弁座49、第1弁室41c、第1ピストン53、第1開弁ばね56、第1圧力室51及び第2圧力室55を備え、それらが同一軸線に沿って配置される。第2減圧弁9は、第2弁体62、第2弁座63、第2弁室64、第2ピストン61、第2開弁ばね67及び第3圧力室66を備え、それらが同一軸線に沿って配置される。第1開弁ばね56が第1ピストン53を付勢する方向と、第2開弁ばね67が第2ピストン61を付勢する方向とが逆向きに設定され、第1開弁ばね56が大径に、第2開弁ばね67が小径に形成され、第2開弁ばね67が第1開弁ばね56の内側に配置される。
【選択図】 図2

Description

この発明は、流体の圧力を減圧する減圧装置に係り、入口から導入される流体を、直列に配置された第1減圧弁と第2減圧弁により二段階に減圧して出口より導出するように構成した減圧装置に関する。
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1に記載される圧力調整器が知られている。図6に断面図に示すように、この圧力調整器100は、ダイアフラム101を使用した直動式の第1段減圧装置(第1減圧弁)102と第2段減圧装置(第2減圧弁)103を同軸上にて直列に結合した二段式の圧力調整器として構成される。この圧力調整器100は、高圧ガスの入口104を有する円盤状のキャップ105に円筒状の第1ハウジング106が嵌合されて接続され、その第1ハウジング106の他端に減圧ガスの出口107を有する円筒状の第2ハウジング108が嵌合されて接続される。第1ハウジング106又は第2ハウジング108に収容された第1減圧弁102及び第2減圧弁103は、ダイアフラム101とロードスプリング109からなる可動圧力調整機構110,111と、ポペット弁(弁体)112と弁座シート(弁座)113からなる流体の流れを選択的に調整するための流量調整機構114,115とを備える。そして、第1減圧弁102の入口104から導入された高圧ガスが、同減圧弁102の可動圧力調整機構110によって制御された流量調整機構114を通して所定の圧力まで減圧された後、第2減圧弁103に導入され、同減圧弁103の可動圧力調整機構111によって制御された流量調整機構115を通して所定の圧力まで減圧されて、同減圧弁103の低圧ガスの出口107より排出されるように構成される。
特開2006−53727号公報
ところが、特許文献1に記載の圧力調整器100では、ほぼ同一寸法で同一構成の第1減圧弁102と第2減圧弁103が、単に同軸上に直列に配置されて結合されているだけの構成となっていた。そのため、圧力調整器100の体格(特に軸線方向の寸法)を更に小型化する要求には応えることができなかった。例えば、圧力調整器100を、車両に搭載する場合、その体格が小さいほど搭載性を向上させることができる。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、入口から導入される流体を第1減圧弁と第2減圧弁により二段階に減圧して出口から導出するように構成した減圧装置につき、その軸線方向の体格を小型化することを可能とした減圧装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、第1減圧弁と第2減圧弁とが直列に配置され、入口から導入される流体を第1減圧弁で減圧すると共に第2減圧弁で更に減圧して出口から導出するように構成した減圧装置であって、第1減圧弁は、第1弁体と、第1弁体と対をなす第1弁座と、第1弁体と第1弁座との当接部上流側に形成される第1弁室と、第1弁体を押圧するための第1ピストンと、第1弁体を第1ピストンを介して第1弁座から離れる開弁方向へ付勢するための第1開弁ばねと、入口から導入される流体が作用し、その流体の圧力により第1弁体が第1弁座に近付く閉弁方向へ付勢される第1圧力室と、第1弁室から第1弁体と第1弁座との間を流れた流体が収容される第2圧力室とを備え、少なくとも第1弁体、第1弁座、第1ピストン及び第1開弁ばねが同一軸線に沿って配置され、第2減圧弁は、第2弁体と、第2弁体と対をなす第2弁座と、第2弁体と第2弁座との当接部上流側に形成される第2弁室と、第2弁体を押圧するための第2ピストンと、第2弁体を第2ピストンを介して第2弁座から離れる開弁方向へ付勢するための第2開弁ばねと、第2弁室から第2弁体と第2弁座との間を流れた流体が収容されると共に、その流体の圧力により第2弁体が第2弁座に近付く閉弁方向へ付勢される第3圧力室とを備え、少なくとも第2弁体、第2弁座、第2ピストン及び第2開弁ばねが同一軸線に沿って配置され、第1開弁ばねが第1ピストンを付勢する方向と、第2開弁ばねが第2ピストンを付勢する方向とが逆向きに設定され、第1開弁ばねと第2開弁ばねのうち、一方が大径に他方が小径に形成され、小径のばねが大径のばねの内側に配置されることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、第1減圧弁と第2減圧弁が直列に配置され、第1減圧弁の第1開弁ばねが第1ピストンを付勢する方向と、第2減圧弁の第2開弁ばねが第2ピストンを付勢する方向が逆向きに設定される。また、第1開弁ばねと第2開弁ばねのうち、一方が大径に他方が小径に形成され、小径のばねが大径のばねの内側に配置される。従って、第1減圧弁と第2減圧弁が、構造上それらの一部が重なるように配置されることになる。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第2開弁ばねは、第1端と第2端を含み、第1端が第1ピストンに当接し、第2ピストンに付勢力を作用させるために第2端が第2ピストンに当接することを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、第1ピストンが第2開弁ばねの土台としても機能することになる。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、第1開弁ばねは、第1端と第2端を含み、第1ピストンの端面に第1開弁ばねの第1端が当接し、その端面と同一平面上にて第2開弁ばねの第1端が第1ピストンに当接することを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、第1開弁ばねの第1端と第2開弁ばねの第1端が第1ピストンの端面にて同一平面上に位置するので、両ばねが同一平面を共通の基点として配置される。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、第1開弁ばねが第2開弁ばねより大径に形成され、第2開弁ばねが第1開弁ばねの内側に配置されたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明と同等の作用が得られる。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、第1弁体の中心には、第1弁体の先端部に通じる流体の通路が形成されることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の作用に加え、第1弁体に流体の通路が形成されるので、第1圧力室から第1弁室へ流体を流すための通路を別途形成する必要がない。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、第1減圧弁の中心と第2減圧弁の中心が同一軸線上に配置されたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の作用に加え、第1減圧弁の中心と第2減圧弁の中心が同一軸線上に配置されるので、その軸線を中心にした半径方向における減圧装置の体格が最も小さくなる。
上記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明において、第2圧力室の流体の圧力が必要以上に増大したときに、その圧力を外部へ逃がすためのリリーフ弁を更に備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の作用に加え、第1弁体と第1弁座との間で流体の漏れ故障が起きて第2圧力室の流体の圧力が必要以上に増大しても、リリーフ弁が作動してその圧力が外部へ逃がされる。
請求項1に記載の発明によれば、入口から導入される流体を第1減圧弁と第2減圧弁により二段階に減圧して出口から導出するように構成した減圧装置につき、その軸線方向の体格を小型化することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、第2減圧弁の構成を簡素化することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、第1開弁ばねと第2開弁ばねの軸線方向の長さが揃え易くなり、製造時における両ばねの組付け性が良くなる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明と同等の効果を得ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の効果に加え、第1減圧弁の構成を簡素化することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の効果に加え、減圧装置を更にコンパクト化することができ、また、減圧装置の製造につき、軸加工、軸組み付けにより簡素化を図ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の効果に加え、第2圧力室に漏れ出た流体の圧力が過剰に増大することを防止することができ、第2圧力室に通じる箇所に設けられたシール部材のシール不良及び破損を防止することができる。
第1実施形態に係り、燃料電池システムを示す概略構成図。 第1実施形態に係り、減圧装置を示す断面図。 第1実施形態に係り、図2の主要部を拡大して示す断面図。 第2実施形態に係り、減圧装置を示す断面図。 第2実施形態に係り、図4の主要部を拡大して示す断面図。 従来例に係り、圧力調整器を示す断面図。
<第1実施形態>
以下、本発明における減圧装置を具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。この実施形態では、本発明の減圧装置を、燃料電池の水素供給システムに設けられる減圧装置に具体化して説明する。
図1に、この実施形態における燃料電池システムを概略構成図により示す。この燃料電池システムは、電動自動車に搭載され、その駆動用モータ(図示略)に電力を供給するために使用される。燃料電池システムは、燃料電池(FC)1と、水素ボンベ2とを備える。燃料電池1は、燃料ガスとしての水素ガスと酸化剤ガスとしてのエアの供給を受けて発電を行うようになっている。燃料電池1で発電した電力は、インバータ(図示略)を介して駆動用モータに供給されるようになっている。水素ボンベ2には、高圧の水素ガスが蓄えられている。
燃料電池1のアノード側には、水素供給システムが設けられる。この水素供給システムは、水素ボンベ2から燃料電池1へ水素ガスを供給するための水素供給通路3と、燃料電池1から導出される水素オフガスを排出するための水素排出通路4とを備える。水素ボンベ2の直下流の水素供給通路3には、水素ボンベ2から水素供給通路3への水素ガスの供給と遮断を切り替える電磁弁よりなる主止弁5が設けられる。水素排出通路4には、電磁弁よりなる第1切換弁6が設けられる。
主止弁5より下流の水素供給通路3には、水素ガスの圧力を減圧するための減圧装置7が設けられる。減圧装置7は、直列に配置された第1減圧弁8及び第2減圧弁9と、高圧リリーフ弁10と、1次圧センサ31等を備え、それらが一つのユニットとして一体的に構成される。減圧装置7では、第1減圧弁8により減圧された水素ガスの圧力が、第2減圧弁9により更に減圧される、すなわち、水素ガスの圧力が2段階に減圧されるようになっている。高圧リリーフ弁10は、逃し通路11を介して水素排出通路4に接続される。減圧装置7において、主止弁5と第1減圧弁8との間に設けられた1次圧センサ31は、その中の圧力を1次圧P1として検出するようになっている。この1次圧P1として、例えば「0.1〜90(MPa)」の範囲の値を当てはめることができる。
減圧装置7より下流の水素供給通路3には、燃料電池1へ供給される水素ガス流量を調節するための水素流量調節装置12が設けられる。水素流量調節装置12は、デリバリパイプ13と4つのインジェクタ14,15,16,17を含む。デリバリパイプ13は、所定の容積を有し、水素供給通路3の水素ガスを、並列に接続された複数のインジェクタ14〜17へ分配するようになっている。デリバリパイプ13には、その中の圧力が所定値(例えば「3(MPa)」)以上になったときに開弁して圧力を抜くための中圧リリーフ弁18が設けられる。第1〜第3のインジェクタ14〜16は、通常流量を噴射し、第4インジェクタ17は、通常流量より少ない小流量を噴射するようになっている。この実施形態で、各インジェクタ14〜17の開弁圧力は、例えば、第1〜第3のインジェクタ14〜16の開弁圧力が「3(MPa)」に設定され、第4インジェクタ17の開弁圧力が「10(MPa)」に設定される。デリバリパイプ13の直上流の水素供給通路3には、その中の圧力を2次圧P2として検出するための2次圧センサ32が設けられる。2次圧P2として、例えば「1.1〜1.6(MPa)」の範囲の値を当てはめることができる。
各インジェクタ14〜17の下流側は、それぞれ水素供給通路3を介して燃料電池1に接続される。各インジェクタ14〜17の直下流の水素供給通路3には、その中の圧力を3次圧P3として検出するための3次圧センサ33が設けられる。この3次圧P3として、例えば「0.1〜0.3(MPa)」の範囲の値を当てはめることができる。3次圧センサ33より下流の水素供給通路3には、その中の圧力が所定値以上になったときに開弁して圧力を抜くための低圧リリーフ弁19が設けられる。
この実施形態では、水素流量調節装置12を構成するデリバリパイプ13、各インジェクタ14〜17、中圧リリーフ弁18、低圧リリーフ弁19、2次圧センサ32、3次圧センサ33及びそれらをつなぐ配管20は、一つのユニットとして一体的に構成される。
一方、燃料電池1のカソード側には、燃料電池1にエアを供給するためのエア供給通路21と、燃料電池1から導出されるエアオフガスを排出するためのエア排出通路22とが設けられる。エア供給通路21には、燃料電池1に供給されるエア流量を調節するためのエアポンプ23が設けられる。エアポンプ23より下流のエア供給通路21には、エア圧P4を検出するためのエア圧センサ34が設けられる。エア排出通路22には、電磁弁よりなる第2切換弁24が設けられる。
上記構成において、水素ボンベ2から導出される水素ガスは、水素供給通路3を通り、主止弁5、減圧装置7、水素流量調節装置12を介して燃料電池1に供給される。燃料電池1に供給された水素ガスは、同電池1にて発電に使用された後、同電池1から水素オフガスとして水素排出通路4及び第1切換弁6を介して排出される。
また、上記構成において、エアポンプ23によりエア供給通路21へ吐出されたエアは燃料電池1に供給される。燃料電池1に供給されたエアは、同電池1にて発電に使用された後、同電池1からエアオフガスとしてエア排出通路22及び第2切換弁24を介して排出される。
この燃料電池システムは、システムの制御を司るコントローラ35を更に備える。コントローラ35は、燃料電池1へ供給される水素ガスの流れを制御するために、1次圧センサ31、2次圧センサ32及び3次圧センサ33の検出値に基づき、主止弁5、各インジェクタ14〜17を制御するようになっている。また、コントローラ35は、水素排出通路4の水素オフガスの流れを制御するために、第1切換弁6を制御するようになっている。一方、コントローラ35は、燃料電池1へ供給されるエアの流れを制御するために、エア圧センサ34の検出値に基づきエアポンプ23を制御するようになっている。また、コントローラ35は、エア排出通路22のエアオフガスの流れを制御するために、第2切換弁24を制御するようになっている。また、コントローラ35は、燃料電池1の発電に係る電圧値及び電流値をそれぞれ入力するようになっている。コントローラ35は、中央処理装置(CPU)及びメモリを備え、燃料電池1へ供給される水素ガス量及びエア量を制御するために、メモリに記憶された所定の制御プログラムに基づいて各インジェクタ14〜17及びエアポンプ23等を制御するようになっている。
次に、減圧装置7について詳しく説明する。図2に、減圧装置7を断面図により示す。図3に、図2の主要部を拡大して示す。減圧装置7は、ケーシング40を備え、そのケーシング40に、第1減圧弁8、第2減圧弁9及び高圧リリーフ弁10等が一体的に設けられて構成される。ケーシング40は、主として第1〜第5のブロック41,42,43,44,45により略筒状に構成される。これらブロック41〜45は、互いに一部が嵌め合されてケーシング40として一体的に構成される。第1〜第5のブロック41〜45は、略直列に接続される。第1ブロック41は、水素ガスが導入される上流側のブロックであり、第5ブロック45は、水素ガスが導出される下流側のブロックである。この実施形態において、例えば、第1ブロック41、第2ブロック42、第4ブロック44及び第5ブロック45をそれぞれSUS鍛造で製造したり、第3ブロック43をアルミ押し出しで製造したりすることができる。
第1ブロック41には、その上流側から順に、継手孔41a、ストレーナ孔41b、第1弁室41c及びセンサ穴41dが設けられる。これらの孔等41a〜41dは互いに連通する。継手孔41aには、水素ガスの入口46aを有する入口管継手46が設けられる。ストレーナ孔41bには、ストレーナ47が設けられる。第1弁室41cには、第1弁体48が設けられる。センサ穴41dには、1次圧センサ31が設けられる。センサ穴41dは、ストレーナ孔41bに連通する。
第1弁体48は軸状をなし、図面右側の先端部がテーパ状に収束し、先端がピン状をなしている。第1弁体48の先端部に対応して、第1ブロック41と第2ブロック42との間には、第1弁体48と対をなす第1弁座49が設けられる。第1弁体48は、その中心に水素ガスの通路48aが形成され、その通路48aが先端部のテーパ面に連通する。第1弁体48は、図面左側の基端に凹部48bが形成され、その凹部48bには、第1ブロック41との間に第1閉弁ばね50が設けられる。第1閉弁ばね50は、コイルばねであり、第1弁体48の先端部が第1弁座49に近付く方向、すなわち閉弁方向へ付勢する。第1弁体48と第1弁座49との当接部上流側には、第1弁室41cの空間が形成される。第1弁室41cは、第1弁体48の基端側に対応する部分が第1圧力室51となっている。第1圧力室51には、入口46aから導入される水素ガスがそのまま作用し、その水素ガスの圧力により第1弁体48が第1弁座49に近付く方向、すなわち閉弁方向へ付勢されるようになっている。
第2ブロック42と第3ブロック43と第4ブロック44との間には、略円筒状のシリンダ室52が形成される。このシリンダ室52の上流側(図面左側)には、第1弁体48を押圧するための第1ピストン53が移動可能に設けられ、その下流側(図面右側)には、第2ピストン61が移動可能に設けられる。第1ピストン53は、先端側の小径部53aと基端側の大径部53bを含み、大径部53bには、凹部53cが形成される。この凹部53cは、別部材の円盤54が嵌め込まれて固定される。第1ピストン53の小径部53aは、第2ブロック42の凹部に摺動可能に嵌め込まれる。大径部53bは、第3ブロック43の内周に摺動可能に嵌め込まれる。小径部53aの先端中央には、先端へ突出する突出部53dが形成される。この突出部53dは、先端へテーパ状に収束し、先端がピン状をなしている。このピンが、第1弁体48の先端のピンと同軸上で突き合わされている。これら第1弁体48、第1ピストン53及び第2ブロック42の間には、第1弁室41cから第1弁体48と第1弁座49との間を流れた水素ガスが収容される容積可変な第2圧力室55が形成される。また、第3ブロック43の中空であってシリンダ室52には、第1弁体48を第1ピストン53を介して第1弁座49から離れる方向、すなわち開弁方向へ付勢するための第1開弁ばね56が設けられる。第1開弁ばね56は、コイルばねであり、第1ピストン53の大径部53bの端面周縁と第4ブロック44の端面との間に介在される。この実施形態では、ケーシング40、第1弁体48、第1弁座49、第1閉弁ばね50、第1ピストン53及び第1開弁ばね56等により、第1減圧弁8が構成される。そして、これら第1圧力室51、第1弁体48、第1弁座49、第2圧力室55、第1ピストン53及び第1開弁ばね56が同一軸線上をその軸線に沿って配置される。
従って、第1減圧弁8は、このような構成によって、第1圧力室51に作用する水素ガスの1次圧P1と、第2圧力室55における水素ガスの圧力と、第1閉弁ばね50の付勢力と、第1開弁ばね56の付勢力とのバランスにより作動し、第1圧力室51に作用する水素ガスの1次圧P1を減圧して第2圧力室55に導出するようになっている。
一方、第2ピストン61は、第4ブロック44の内周に摺動可能に嵌め込まれる。第2ピストン61の中心には、長軸状をなし中心に通路62aを有する第2弁体62が、同ピストン61を貫通して固定される。中心の通路62aは、第2弁体62の両端に開口する。この実施形態において、第2弁体62を第2ピストン61に対し、例えば、調圧ネジにより固定することができる。第2ピストン61は、第2弁体62を押圧するために設けられる。第2弁体62は、図面左側の先端部が小径をなし、その先端部が第1ピストン53の円盤54を貫通し、円盤54に対し摺動可能に設けられる。第1ピストン53には、第2弁体62と対をなす第2弁座63が、第2弁体62の先端に当接可能に設けられる。第1ピストン53と円盤54との間には、第2弁体62と第2弁座63との当接部分を内包するようにその当接部の上流側に位置する第2弁室64が形成される。第2弁室64は、第1ピストン53に形成された連通孔53eを介して第2圧力室55に連通する。
第5ブロック45には、継手孔45aが形成される。この継手孔45aには、出口65aを有する出口管継手65が設けられる。第2ピストン61と第5ブロック45と第2弁体62と出口管継手65との間には、容積可変な第3圧力室66が形成される。この第3圧力室66には、第2弁室64から、第2弁体62の先端と第2弁座63との間を流れた水素ガスが第2弁体62の通路62aを介して流入し収容される。そして、第3圧力室66における水素ガスの圧力により第2ピストン61を介して第2弁体62が第2弁座63に近付く方向、すなわち閉弁方向へ付勢されるようになっている。第2弁体62は、この第3圧力室66の圧力により、第2ピストン61を介して、第2弁座63に近付く閉弁方向へ付勢される。また、第2弁体62の周囲には、第2弁体62を第2ピストン61を介して第2弁座63から離れる方向、すなわち開弁方向へ付勢するための第2開弁ばね67が設けられる。第2開弁ばね67は、コイルばねであり、第2ピストン61と第1ピストン53の円盤54との間に介在される。この実施形態では、ケーシング40、第2弁体62、第2弁座63、第2ピストン61及び第2開弁ばね67等により、第2減圧弁9が構成される。そして、これら第2弁座63、第2弁体62、第2弁室64、第2開弁ばね67、第2ピストン61及び第3圧力室66が同一軸線上をその軸線に沿って配置される。
従って、第2減圧弁9は、このような構成によって、第2圧力室55から連通孔53eを介して第2弁室64に流入する減圧後の水素ガスの圧力と、第3圧力室66における水素ガスの圧力と、第2開弁ばね67の付勢力とのバランスにより作動し、第2弁室64における水素ガスの圧力を更に減圧するようになっている。すなわち、この減圧装置7では、入口46aから導入される水素を第1減圧弁8により減圧すると共に、第2減圧弁9により更に減圧して出口65aから導出するようになっている。
加えて、第3ブロック43には、シリンダ室52と平行にリリーフ孔43aが形成される。このリリーフ孔43aには、高圧リリーフ弁10が組み込まれる。リリーフ孔43aの開口部は、逃し通路11を介して水素排出通路4に連通する。これにより、第2圧力室55における水素ガスの圧力が過剰に増大したときに、その圧力を高圧リリーフ弁10から逃し通路11及び水素排出通路4を介して外部へ逃がすようになっている。第2ブロック42には、高圧リリーフ弁10と第2圧力室55とを連通する連通孔42aが形成される。この他、各ブロック41〜45の間には、シール用のOリング71が設けられる。また、第1弁体48、第2弁体62、第1ピストン53及び第2ピストン61の摺動面には、シール用のパッキン72とウェアリング73がそれぞれ設けられる。
ここで、上記した減圧装置7の特徴的な構成について整理する。図2、図3に示すように、先ず、第1減圧弁8の中心と第2減圧弁9の中心とが同一軸線上に直列に配置される。また、第1開弁ばね56は、第1ピストン53を図面左側へ付勢するように構成される。これに対し、第2開弁ばね67は、第2ピストン61を図面右側へ付勢するように構成される。すなわち、第1開弁ばね56が第1ピストン53を付勢する方向と、第2開弁ばね67が第2ピストン61を付勢する方向とが逆向き設定される。また、第1開弁ばね56は、第2開弁ばね67よりも大径に形成される。そして、小径の第2開弁ばね67が、大径の第1開弁ばね56の内側に配置される。
また、この実施形態では、第2開弁ばね67が、第1ピストン53を土台とするように、第1ピストン53と第2ピストン61との間に設けられる。すなわち、第2開弁ばね67は、第1端67a(図上の左端)と第2端67b(図上の右端)を含み、第1端67aが第1ピストン53に当接し、第2ピストン61に付勢力を作用させるために第2端67bが第2ピストン61に当接する。この構成によれば、第1ピストン53と第2ピストン61は連動することになる。
更に、この実施形態では、第1開弁ばね56が、第1端56a(図上の左端)と第2端 56b(図上の右端)を含み、第1ピストン53の端面(図上の右端)に第1開弁ばね56の第1端56aが当接し、その端面と同一平面上にて第2開弁ばね67の第1端67a(図上の左端)が第1ピストン53に当接する。
加えて、この実施形態では、図2、図3に示すように、第1減圧弁8と第2減圧弁9とが近付いて配置され、ケーシング40を構成する各ブロック41〜45には、後で加工されるような通路が形成されていない。特に、交差する孔加工がない。
以上説明したこの実施形態の水素供給システムにおける減圧装置7によれば、第1減圧弁8と第2減圧弁9が直列に配置され、第1減圧弁8の第1開弁ばね56が第1ピストン53を付勢する方向と、第2減圧弁9の第2開弁ばね67が第2ピストン61を付勢する方向が逆向きに設定される。また、第1開弁ばね56と第2開弁ばね67のうち、第1開弁ばね56が大径に第2開弁ばね67が小径に形成され、小径の第2開弁ばね67が大径の第1開弁ばね56の内側に配置される。従って、第1減圧弁8と第2減圧弁9が、構造上それらの一部が重なるように配置されることになる。このため、入口46aから導入される水素ガスを第1減圧弁8と第2減圧弁9により二段階に減圧して出口65aから導出するように構成した減圧装置7につき、その軸線方向の体格を従来例に比べて更に小型化することができる。換言すると、減圧装置7を、細長く、かつ軸線方向に比較的短い無駄のない体格とすることができる。これにより、水素供給システムにおいて減圧装置7が占めるスペースを縮小することができ、水素供給システムをコンパクト化することができ、延いては電動自動車に対する水素供給システムの搭載性を向上させることができる。
この実施形態では、図2、図3に示すように、第1減圧弁8と第2減圧弁9とが近付いて配置され、ケーシング40を構成する各ブロック41〜45には、特に、後で加工されるような通路が形成されていない。このため、減圧装置7の中における水素ガスの通路を簡素化することができる。これにより、通路に関連したシール部品を削減することもできる。また、各ブロック41〜45に通路が後加工されることがないことから、各ブロック41〜45の加工性を向上させることができ、加工上のバリの発生を抑えることができ、延いては、第1減圧弁8及び第2減圧弁9のバリによる動作不良の発生を抑えることができる。
この実施形態では、第1ピストン53が第2開弁ばね67の土台としても機能することになる。このため、第2減圧弁9の構成を簡素化することができる。また、第1開弁ばね56の第1端56a(図上の左端)と第2開弁ばね67の第2端67b(図上の左端)が第1ピストン53の端面にて同一平面上に位置するので、両ばね56,67が同一平面を共通の基点として配置されることになる。このため、両ばね56,67の軸線方向の長さが揃え易くなり、製造時における両ばね56,67の組付け性が良くなる。
この実施形態では、第1減圧弁8を構成する第1弁体48に水素ガスの通路48aが形成されるので、第1圧力室51から第1弁室41cへ水素ガスを流すための通路を第1ブロック41に別途形成する必要がない。このため、第1減圧弁8の構成を簡素化することができる。
この実施形態では、第2減圧弁9を構成する第2弁体62に水素ガスの通路62aが形成されるので、第2弁室64から第3圧力室66へ水素ガスを流すための通路を第3ブロック43等に別途形成する必要がない。このため、第2減圧弁9の構成を簡素化することができる。
この実施形態では、第1減圧弁8の中心と第2減圧弁9の中心が同一軸線上に配置されるので、その軸線を中心にした半径方向における減圧装置7の体格が最も小さくなる。このため、減圧装置7を更にコンパクト化することができる。また、減圧装置7の製造につき、軸加工、軸組み付けにより簡素化を図ることができる。
この実施形態では、第1弁体48と第1弁座49との間で水素ガスの漏れ故障が起きて第2圧力室55の水素ガスの圧力が必要以上に増大しても、高圧リリーフ弁10が作動してその圧力が外部へ逃がされる。例えば、燃料電池システムの停止中に、第1弁体48と第1弁座49との間から第2圧力室55に水素ガスが漏れ、第2圧力室55における水素ガスの圧力が必要以上に増大したとする。このとき、第2圧力室55の圧力は、連通孔42aを介して高圧リリーフ弁10に作用する。この圧力により高圧リリーフ弁10が作動し、その圧力が逃し通路11へ逃がされて第2圧力室55が減圧される。このため、第2圧力室55に漏れ出た水素ガスの圧力が過剰に増大することを防止することができ、第2圧力室55に通じる箇所に設けられたパッキン72のシール不良及び破損を防止することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明における減圧装置を具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明において、第1実施形態と同等の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、以下には異なった点を中心に説明する。
図4に、この実施形態における減圧装置80を断面図により示す。図5に、図4の主要部を拡大して示す。図4、図5に示すように、この減圧装置80では、主として、第4ブロック44が、第1実施形態の円盤54と第4ブロック44とが一体をなすように有底筒状に形成されることと、第2弁体62が、第1実施形態の第2弁体62より大径に形成されて、第4ブロック44の内側に配置されることの点で第1実施形態の減圧装置7と構成が異なる。
詳しく説明すると、図4、図5に示すように、第4ブロック44は、図面左側の先端側から順に小径部44a、中径部44b及び大径部44cの三段階に外径及び内径が異なるように形成される。小径部44aは、第1ピストン53の大径部53bの凹部53cに嵌め入れられて、第1ピストン53が摺動可能に構成される。小径部44aの内底には、第2弁座63が設けられ、第2弁体62の先端が第2弁座63に当接可能となっている。中径部44bの外周と第3ブロック43の内周との間には、第1開弁ばね56が配置される。中径部44bの内側には、第2弁体62との間に第2開弁ばね67が設けられる。この第2開弁ばね67は、中径部44bの段部と第2ピストン61との間に介在される。また、第2弁室64は、第4ブロック44の内底近傍に形成され、第4ブロック44の小径部44aには、第1ピストン53の連通孔53eに連通する連通孔44dが形成される。
ここで、上記した減圧装置80の特徴的な構成について整理する。図4、図5に示すように、先ず、第1減圧弁8の中心と第2減圧弁9の中心とが同一軸線上に直列に配置される。また、第1開弁ばね56は、第1ピストン53を図上左側へ付勢するように構成される。これに対し、第2開弁ばね67は、第2ピストン61を図上右側へ付勢するように構成される。すなわち、第1開弁ばね56が第1ピストン53を付勢する方向と、第2開弁ばね67が第2ピストン61を付勢する方向とが逆向きに設定される。また、第1開弁ばね56は、第2開弁ばね67よりも大径に形成される。そして、小径の第2開弁ばね67の一部が、大径の第1開弁ばね56の内側に配置される。
更に、この実施形態では、第1開弁ばね56が、第4ブロック44を土台とするように、第4ブロック44と第1ピストン53との間に設けられる。すなわち、第1開弁ばね56は、第1端56a(図上の左端)と第2端56b(図上の右端)を含み、第1端56aが第1ピストン53に当接し、第1ピストン53に付勢力を作用させるために第2端56bが第4ブロック44に当接する。また、第2開弁ばね67は、第1端67a(図上の左端)と第2端67b(図上の右端)を含み、第1端67aが第4ブロック44の段部に当接し、第2ピストン61に付勢力を作用させるために第2端67bが第2ピストン61に当接する。この構成によれば、第1ピストン53と第2ピストン61は連動することなく、それぞれ単独で動作(分離動作)することになる。
以上説明したこの実施形態の減圧装置80でも、第1実施形態と同等の作用効果を得ることができる。
なお、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更して実施することができる。
(1)前記各実施形態では、減圧装置7,80に高圧リリーフ弁10を設けたが、この高圧リリーフ弁10を省略することもできる。
(2)前記各実施形態では、減圧装置7,80に1次圧センサ31を設けたが、この1次圧センサ31を省略することもできる。
(3)前記各実施形態では、第1減圧弁8の中心と第2減圧弁9の中心を同一軸線上に配置したが、これらの中心を多少偏心して配置することもできる。
(4)前記各実施形態では、本発明を燃料電池システムを構成する水素供給システムの減圧装置7,80に具体化したが、これに限られるものではなく、LPG供給システムの減圧装置に具体化したり、その他の高圧流体のための供給システムに具体化したりすることができる。
この発明は、水素供給システムやLPG供給システム等、高圧流体のための供給システムに利用することができる。
7 減圧装置
8 第1減圧弁
9 第2減圧弁
10 高圧リリーフ弁
41c 第1弁室
46a 入口
48 第1弁体
48a 通路
49 第1弁座
51 第1圧力室
53 第1ピストン
55 第2圧力室
56 第1開弁ばね
56a 第1端
56b 第2端
61 第2ピストン
62 第2弁体
63 第2弁座
64 第2弁室
66 第3圧力室
67 第2開弁ばね
67a 第1端
67b 第2端
80 減圧装置

Claims (7)

  1. 第1減圧弁と第2減圧弁とが直列に配置され、入口から導入される流体を前記第1減圧弁で減圧すると共に前記第2減圧弁で更に減圧して出口から導出するように構成した減圧装置であって、
    前記第1減圧弁は、第1弁体と、前記第1弁体と対をなす第1弁座と、前記第1弁体と前記第1弁座との当接部上流側に形成される第1弁室と、前記第1弁体を押圧するための第1ピストンと、前記第1弁体を前記第1ピストンを介して前記第1弁座から離れる開弁方向へ付勢するための第1開弁ばねと、前記入口から導入される流体が作用し、その流体の圧力により前記第1弁体が前記第1弁座に近付く閉弁方向へ付勢される第1圧力室と、前記第1弁室から前記第1弁体と前記第1弁座との間を流れた流体が収容される第2圧力室とを備え、少なくとも前記第1弁体、前記第1弁座、前記第1ピストン及び前記第1開弁ばねが同一軸線に沿って配置され、
    前記第2減圧弁は、第2弁体と、前記第2弁体と対をなす第2弁座と、前記第2弁体と前記第2弁座との当接部上流側に形成される第2弁室と、前記第2弁体を押圧するための第2ピストンと、前記第2弁体を前記第2ピストンを介して前記第2弁座から離れる開弁方向へ付勢するための第2開弁ばねと、前記第2弁室から前記第2弁体と前記第2弁座との間を流れた流体が収容されると共に、その流体の圧力により前記第2弁体が前記第2弁座に近付く閉弁方向へ付勢される第3圧力室とを備え、少なくとも前記第2弁体、前記第2弁座、前記第2ピストン及び前記第2開弁ばねが同一軸線に沿って配置され、
    前記第1開弁ばねが前記第1ピストンを付勢する方向と、前記第2開弁ばねが前記第2ピストンを付勢する方向とが逆向きに設定され、
    前記第1開弁ばねと前記第2開弁ばねのうち、一方が大径に他方が小径に形成され、小径のばねが大径のばねの内側に配置される
    ことを特徴とする減圧装置。
  2. 前記第2開弁ばねは、第1端と第2端を含み、前記第1端が前記第1ピストンに当接し、前記第2ピストンに付勢力を作用させるために前記第2端が前記第2ピストンに当接することを特徴とする請求項1に記載の減圧装置。
  3. 前記第1開弁ばねは、第1端と第2端を含み、前記第1ピストンの端面に前記第1開弁ばねの前記第1端が当接し、前記端面と同一平面上にて前記第2開弁ばねの前記第1端が前記第1ピストンに当接することを特徴とする請求項2に記載の減圧装置。
  4. 前記第1開弁ばねが前記第2開弁ばねより大径に形成され、前記第2開弁ばねが前記第1開弁ばねの内側に配置されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の減圧装置。
  5. 前記第1弁体の中心には、前記第1弁体の先端部に通じる流体の通路が形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の減圧装置。
  6. 前記第1減圧弁の中心と前記第2減圧弁の中心が同一軸線上に配置されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の減圧装置。
  7. 前記第2圧力室の流体の圧力が必要以上に増大したときに、その圧力を外部へ逃がすためのリリーフ弁を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の減圧装置。
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