JP2017082589A - 建具及び換気弁操作部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】換気弁を所定揺動角度の上向き姿勢に揺動保持し、通風路の開放面積を所定の大きさとする。
【解決手段】建具は、通風路4を開閉する換気弁5と、換気弁操作部品6を備える。換気弁5は、自重で通風路4を閉じる下向き姿勢に揺動すると共に、通風路4を開放する上向き姿勢に揺動する。換気弁操作部品6は、換気弁5を揺動させる換気弁揺動部6bを有する換気弁揺動部材を備え、換気弁5を所定揺動角度の上向き姿勢に揺動して保持すると共に、換気弁5の保持を解除する。換気弁揺動部6bは、換気弁5と接触して換気弁5を上向き姿勢まで押し上げる換気弁開放位置と、換気弁5と離隔して換気弁5が自重で下向き姿勢となる換気弁閉じ位置とで保持される。
【選択図】図3

Description

本発明は、浴室ドアなどの換気弁を備えた建具、及び換気弁を手動により開閉操作する換気弁操作部品に関する。
換気弁を備えた建具が特許文献1に開示されている。
この建具は、建具枠に障子を開閉自在に取り付けたもので、その建具枠の上枠に換気用の通風路を形成すると共に、その通風路を開閉する換気弁を備え、この換気弁の上部を上枠に、通風路を閉じる下向き姿勢と通風路を開放する上向き姿勢とに渡って上下方向に揺動自在に取り付けている。
特開2009−84911号公報
浴室内の空気を換気扇により外部に排出して換気することが行われており、このような浴室の出入口に設置する建具として、前述した従来の換気弁を備えた建具を用いることで、換気扇を駆動して浴室を換気するときに浴室内が負圧とならないようにすることができる。
例えば、換気扇が駆動して浴室内が負圧となることで換気弁が通風路を開放する上向き姿勢に揺動して脱衣室側の空気が浴室に流れ、換気扇が停止することで換気弁が通風路を閉じる下向き姿勢に揺動し、浴室内部の湯気が脱衣室側に漏れることを防止する。
前述した建具の換気弁は、通風路の浴室側の空気圧力が通風路の脱衣室の空気圧力よりも低くなることで上向き姿勢に揺動して通風路を開放するので、通風路の開放面積は換気弁の上向き姿勢への揺動角度が大きければ大きく、揺動角度が小さければ小さい。
換気弁の上向き姿勢への揺動角度は、浴室内の空気圧力が低いほど大きく、浴室内の空気圧力は換気扇の排出量(送風量)が多いほど低くなる。
このことから、通風路の開放面積は換気扇の排出量によって決定され、換気扇の排出量が多ければ開放面積は大きく、少なければ小さい。
近年、浴室の換気扇を利用して建家内を24時間換気することが実施されているが、24時間換気時の換気扇の排出量を通常の浴室換気時の排出量よりも少なく設定しているので、通風路の開放面積が通常の浴室換気時の開放面積よりも小さく、必要とする空気の流通量、つまり換気量が得られない。
本発明の目的は、換気弁を所定揺動角度の上向き姿勢に揺動保持し、通風路の開放面積を所定の大きさとすることができるようにした建具及び換気弁操作部品とすることである。
本発明は、横材に、面外方向一側方と面外方向他側方を連通する通風路を有する建具であって、
前記通風路を開閉する換気弁と、
換気弁操作部品と、を備え、
前記換気弁は、自重で前記通風路を閉じる下向き姿勢に揺動すると共に、面外方向一側方の空気圧力と面外方向他側方の空気圧力との差圧で前記通風路を開放する上向き姿勢に揺動し、
前記換気弁操作部品は、前記換気弁を揺動させる換気弁揺動部を有する換気弁揺動部材を備え、前記換気弁を所定揺動角度の上向き姿勢に揺動して保持すると共に、前記換気弁の保持を解除し、
前記換気弁揺動部は、前記換気弁と接触して前記換気弁を所定揺動角度の上向き姿勢まで押し上げる換気弁開放位置と、前記換気弁と離隔して前記換気弁が自重で下向き姿勢となる換気弁閉じ位置とで保持されることを特徴とする建具である。
本発明の建具によれば、換気弁操作部品により換気弁を所定揺動角度の上向き姿勢に揺動して保持することができるので、通風路の開放面積を、面外方向一側方と他側方の空気圧力の差圧に関係なく所定の大きさとすることができる。
これにより、浴室の換気扇を24時間換気として利用する場合に、必要とする換気量が得られる。
また、換気弁操作部品による換気弁の保持を解除すれば、通常の換気動作を行うことができる。
換気弁操作部品を備えた建具の正面図である。 図1の縦断面図である。 換気弁が上向き姿勢の状態の換気弁取付部分の断面図である。 換気弁が下向き姿勢の状態の換気弁取付部分の断面図である。 換気弁操作部品が換気弁開放状態の断面図である。 換気弁操作部品が換気弁閉じ状態の断面図である。 換気弁操作部品の分解斜視図である。 上横枠材から換気弁操作部品を取り外した状態の斜視図である。
図1に示すように、建具1は枠体2に開閉体3を開閉自在に取り付けてある。
枠体2は、上横枠材20と下横枠材21と左右の縦枠材22を方形状に連結してある。
開閉体3は、上框30と下框31と左右の縦框32を方形状に連結し、その内部にパネル33が装着した障子としてある。
開閉体3の左右一方の縦框32を枠体2に開閉方向に回動自在に支持することで、開き戸としてある。
建具1は開き戸に限ることはなく、引き戸、片引き戸、引き違い戸、折れ戸などでも良い。開閉体3は扉などでも良い。
この実施の形態の建具は、浴室用の建具であるが、これに限ることはなく、室内の出入口用の建具、室内と室外を仕切る出入口用の建具、窓用の建具等でも良い。
図2に示すように、上横枠材20は通風路4を有している。
この通風路4は面外方向一側の一側開口部40と、面外方向他側の他側開口部41と、その一側開口部40と他側開口部41を連通する連通路42を有している。
そして、一側開口部40が開閉体2を境とした脱衣室側(面外方向一側方)に開口し、他側開口部41が開閉体2を境とした浴室側(面外方向他側方)に開口して、通風路4を通して浴室側と脱衣室側とに空気、水などが流れるようにしてある。
通風路4は換気弁5で開閉される。
この換気弁5は、その上部が上横枠材20に面外方向に向けて揺動自在に取り付けてある。
換気弁5は、通風路4を閉じる下向き姿勢と、通風路4を開放する上向き姿勢とに渡って揺動する。例えば、換気弁5は連通路42の一側開口部40寄りに取り付けられ、一側開口部40を閉じる下向き姿勢と、開放する上向き姿勢とに渡って上下方向に揺動する。
換気弁5は自重で下向き姿勢に揺動して通風路4を閉じる。
そして、通風路4の他側開口部41の空気圧力が一側開口部40の空気圧力よりも低くなると、その空気圧力の差圧で上向きに揺動して上向き姿勢となり、通風路4を開放する。
上横枠材20に、下向き姿勢の換気弁5を手動により上向き姿勢に揺動して保持したり、その保持を解除できる換気弁操作部品6を取り付け、通風路4の他側開口部41の空気圧力と一側開口部40の空気圧力との差圧に関係なく換気弁5を、手動で所定揺動角度の上向き姿勢に揺動して保持し、通風路4の開放面積を所定の大きさとすることができるようにしてある。
換気弁操作部品6は図1に示すように上横枠材20の長手方向中央部に1つ取り付けてあるが、長手方向両側寄りにそれぞれ取り付けても良いし、3つ以上の換気弁操作部品6を取り付けても良い。
このようであるから、浴室の換気扇を使用して建家内を24時間換気するときに、換気弁操作部品6を手動操作することで換気弁5を所定揺動角度の上向き姿勢に揺動して保持し、通風路4の開放面積を所定の大きさとすることができるから、24時間換気時の換気扇の排出量が、通常の浴室換気時よりも少なくとも必要とする換気量が得られる。
通常の浴室換気時には、換気弁操作部品6を手動操作して換気弁5の揺動を解除すれば、換気弁5は下向き姿勢に揺動して通風路4を閉じる。
そして、他側開口部41の空気圧力が一側開口部40の空気圧力よりも低くなることで、換気弁5は上向き姿勢に揺動して脱衣室側の空気が浴室側に流れる。
他側開口部41の空気圧力が一側開口部40の空気圧力と等しくなれば、換気弁5は自重で下向き姿勢に揺動する。
このように、通常の浴室換気動作を行うことができる。
次に、各部の詳細を説明する。
換気弁5は、図3に示すように、厚さが薄い長尺である板状の弁本体50と、その弁本体50の上部に設けた取付部51を有している。
取付部51は断面がほぼ半円形で、その取付部51が上横枠材20の断面ほぼ半円形の凹部20a内に面外方向に回動自在に取り付けてある。
弁本体50の面外方向一側面50aにおける下部寄りに植毛(モヘア)52が設けられ、換気弁5が下向き姿勢に揺動した際に図4に示すように、植毛52が一側開口部40の下開口縁に接することで音鳴りを抑制するようにしてある。
換気弁操作部品6は、本体6a及び、この本体6aに上下方向に回動自在に取り付けられ、換気弁開放位置と換気弁閉じ位置とで保持される換気弁揺動部6bと、この換気弁揺動部6bを上下に回動する操作部6cを有した換気弁揺動部材を備えている。
本体6aが上横枠材20の面外方向一側面20bにおける一側開口部40よりも下方に取り付けられ、換気弁揺動部6bが一側開口部40と対向すると共に、操作部6cが上横枠材20の面外方向一側方に突出する。
換気弁揺動部6bが換気弁開放位置のときには、図3に示すように一側開口部40から連通路42に内に突出して換気弁5と接触して換気弁5を、前述した所定揺動角度の上向き姿勢まで押し上げる。
換気弁揺動部6bが換気弁閉じ位置のときには、図4に示すように連通路42から抜け出して換気弁5と離隔し、換気弁5は自重で下向き姿勢に揺動する。
操作部6cは上横枠材20の面外方向一側面20bよりも面外側方向一側方に突出している。
図3に示すように、換気弁揺動部6bが換気弁開放位置のときには、操作部6cは一側開口部40よりも下方において縦向き姿勢となるので、操作部6cが一側開口部40を流通する空気の流れを阻害することがなく、一側開口部40に空気がスムーズに流通する。
また、操作部6cの面外方向一側面6c−1が面外方向一側方に向かい、面外方向一側方から建具を見たときに、操作部6cの面外方向一側面6c−1が目視されるので、その面に、操作弁5が上向き姿勢で通風路4が開放していることを表示、例えば開の文字を表示することで、通風路4が開放していることを感知できる。
図4に示すように、換気弁揺動部6bが換気弁閉じ位置のときには、操作部6cは横向き姿勢で、本体6aと離れるので、面外方向一側方から建具を見上げたときに、操作部6cの面外方向他側面6c−2が目視されるので、その面に、操作弁5が下向き姿勢で通風路4が閉じていることを表示、例えば閉の文字を表示することで、通風路4が閉じていることを感知できる。
このように、通風路4が開放しているか、閉じているかを目視で感知できるので、換気弁操作部品6で換気弁5を誤った姿勢に操作することを防止できる。
例えば、通常の浴室換気時に換気弁5を上向き姿勢に保持したり、24時間換気時に換気弁5を下向き姿勢とすることを防止できる。
換気弁操作部品6の詳細を図5、図6、図7に基づいて説明する。
換気弁操作部品6の本体6aは、取付部60と、この取付部60の上部に一体に設けた左右の支持部61,61とで正面形状が略上向きコ字形状である。
取付部60は板状で、裏面にはライナー取付用の凹陥部62を有し、その表裏面方向(厚さ方向)に向かう取付用孔63を有すると共に、取付部60の上面と左右の支持部61の対向面とに渡って縦片64を一体に有し、縦片64の表面と取付部60の上面と左右の支持部61の対向面とで上面と表面に開口した凹部65を形成し、縦片64の裏面64aがストッパー受である。
支持部61は縦長の板状で、左右方向に向かう軸支承孔66を有し、この軸支承孔66の一部分は切欠67で上面61aに開口し、軸支承孔66は半円よりも若干大きいほぼ半円形である。
支持部61は取付部60の裏面よりも突出した突出片68を有している。
換気弁操作部品6の換気弁揺動部6bは、左右の支持部61間に上下回動自在に取り付けた本体部70と、この本体部70に一体に設けた揺動用突片71を備えている。
本体部70は、鉤形状の板72と、この板72の左右端と連続して一体に設けた左右の縦向片73とでほぼ下向きコ字形状で、この左右の縦向片73に軸74が左右側方に突出してそれぞれ一体に設けてある。
この軸74が左右の支持部61の切欠67から軸支承孔66に回転自在に嵌まり合うようにしてある。
左右の縦向片73の外側面には、円弧形状のガイド溝75が形成してあると共に、このガイド溝75に、左右の支持部61に設けた位置決め突部69が嵌まり合い換気弁揺動部6bを、換気弁開放位置及び換気弁閉じ位置で位置決めして保持する第1孔76と第2孔77が形成され、換気弁揺動部2bを各位置で保持する保持手段としてある。なお、保持手段を操作部6cに設けても良い。
ガイド溝75は軸74の中心を中心とする円弧形状で、その一端部に第1孔76が形成され、他端部から若干離れた位置に第2孔77が形成してある。
揺動用突片71は本体部70の板72と一体的に連続して縦向片73の円弧状の端面73aよりも突出し、この揺動用突片71が換気弁5の弁本体50に接するようにしてある。
操作部6cは、本体部70の板72における揺動用突片71と反対側に一体に設けたレバー78を備えている。
そして、本体部70を左右の支持部61間に挿入し、左右の軸74を切欠部67から軸支承孔66に回転自在に嵌合すると共に、左右の支持部61に設けた位置決め突部69をガイド溝75に嵌め合わせることで換気弁揺動部6bと操作部6cを有した換気弁揺動部材を本体6aに上下方向に回動自在に取り付けることで、換気弁操作部品6とする。
このようであるから、本体6aに換気弁揺動部材を簡単に回動自在に取り付けることができ、換気弁操作部品6の組み立てが容易である。
前述のように組み立てる際に、位置決め突部69をガイド溝75に嵌め合わせるには、支持部61に位置決め突部69となるピンや球などを左右方向に移動自在で、かつスプリング等で突出方向に移動して保持し、外力が負荷することで没する方向に移動するように設ければ良い。
または、支持部61に位置決め突部69を一体に設けたり、位置決め突部69となるピンやボールを固定して設け、左右の支持部61が弾性変形することでピンやボールがガイド溝75に嵌め合うようにしても良い。
そして、図8に示すように上横枠材20の面外方向一側面20bを形成する面外方向一側壁20cよりも厚い板厚のライナーと呼ばれる補強プレート80を、図5、図6に示すように、上横枠材20の面外方向一側面20bに両面接着テープなどの接着材81で接着して固定することで取り付ける。
補強プレート80にはねじ穴を穿孔するための下穴82が形成してあると共に、上横枠材20の面外方向一側面20bにおける上端面20d、つまり一側開口部40の下開口縁と面一に取り付ける。
このために、補強プレート80を取り付ける向きを誤ることがないように、補強プレート80に上向きの矢印83を設け、この矢印83で取付作業者が補強プレート80の取り付ける向きを感知できるようにしてある。
補強プレート80を取り付けた状態で下穴82を基準として図5、図6に示すように、補強プレート80と面外方向一側壁20cとに渡ってねじ穴84を穿孔する。
本体6aの取付部60を、その凹陥部62に補強プレート80が嵌まり合うように上横枠材20の面外方向一側面20bに接すると共に、支持部61の突出片68を面外方向一側面20bの上端面20dに接して上下方向に位置決めする。
取付部60の取付用孔64からねじ85をねじ穴83に螺合して取付部60を固着することで、換気弁操作部品6を上横枠材20の面外方向一側面20bに取り付ける。
このように、厚肉の補強プレート80にねじ85が螺合することにより取り付けることで、上横枠材20の面外方向一側壁20cの肉厚が薄くとも換気弁操作部品6を強固に取り付けできる。
図3及び図5に示すように、換気弁揺動部6b(揺動用突片71)が換気弁開放位置で、換気弁5を所定揺動角度の上向き姿勢に揺動して保持している状態では、位置決め突部69が第1孔76に嵌合して位置決めして保持する。
しかも、換気弁揺動部6bの本体部70の縦向片73の板72と平行となった部分が凹陥部65に入り込み縦片64の表面64bに接し、換気弁揺動部6bがそれ以上上方に向けて回動しないようにしているから、操作部6cを強い力で操作しても換気弁揺動部6bはそれ以上上方に向けて回動することがなく、換気弁5を所定揺動角度の上向き姿勢に保持することができる。
操作部6cであるレバー78は縦向き姿勢となり、本体6aの取付用孔63、ねじ85を覆って目視できないようにしている。
このレバー78の面外方向一側面が目視されるので、その面に換気弁5が開放状態であることを表示、例えば開の文字を表示する。
図4及び図6に示すように、換気弁揺動部6b(揺動用突片71)が換気弁閉じ位置で、換気弁5が下向き姿勢に揺動している状態では、位置決め突部69が第2孔77に嵌合して位置決めして保持する。
しかも、第2孔77はガイド溝75の他端部75aと離れた位置に形成され、レバー78をさらに上方に向けて操作したときに第2孔77が位置決め突部69から離れ、ガイド溝75の他端部75aが位置決め突部69に接する。
これにより、レバー78を上方に向けて速い速度で操作した際に、換気弁揺動部6bが所定の換気弁閉じ位置で停止せずに第2孔77を越えて移動、つまりオーバーランすることが可能であるから、レバー78が折れたりすることがない。
つまり、オーバーランが不可能であると、レバー78に強い力が負荷して折れたりするが、前述のようにオーバーランすればレバー78に強い力が負荷することなく、折れたりしない。
換気弁揺動部6bがオーバーランしたときに、揺動用突片71が縦片64の裏面64aに接し、それ以上オーバーランしないように規制している。
これにより、レバー78が上横枠材20の上部又は上横枠材20の取付面(天井など)と干渉するのを防止し、レバー78を手で持って操作した人の手が上横枠材20の上部又は上横枠材20の取付面に接して傷つけることがないようにしている。
このように、レバー78を上方に操作すれば換気弁揺動部6bが換気弁閉じ位置となり、レバー78を下方に操作すれば換気弁揺動部6bが換気弁開放位置となるので、換気弁5を上向き姿勢と下向き姿勢とに渡って簡単に手動で揺動して保持できる。
換気弁5は一側開口部40を開放する上向き姿勢と、閉じる下向き姿勢とに渡って揺動するので、換気弁5は連通路42の面外方向一側寄りで、換気弁操作部品6の換気弁揺動部6bとの面外方向距離が短い。
これにより、換気弁操作部品6の換気弁揺動部6bで換気弁6を所定角度の上向き姿勢に確実に回動できると共に、換気弁揺動部6bをコンパクトにできる。
前述の実施の形態では、上横枠材20に通風路4を形成し、換気弁操作部品6を取り付けしたが、下横枠材21又は、上框30、下框31、中間横框に通風路4を形成し、換気弁操作部品6を取り付けしても良い。
つまり、建具の横材に通風路4を形成し、換気弁操作部品6を取り付けすれば良い。
前述の実施の形態では、換気弁操作部品6の操作部6Cを手動で操作されるレバー78としたが、モータなどの動力源として換気弁揺動部6bを自動で回動できるようにしても良い。
例えば、浴室の換気扇を通常換気動作する信号でモータを駆動して換気弁揺動部6bを換気弁閉じ位置とし、浴室の換気扇を24時間換気動作する信号でモータを駆動して換気弁揺動部6bを換気弁開放位置とする。
なお、本明細書は、以下の発明も開示している。
本発明は、横材に、面外方向一側方と面外方向他側方を連通する通風路を形成すると共に、この通風路を開閉する換気弁を設けた建具であって、
前記換気弁は、自重で通風路を閉じる下向き姿勢に揺動すると共に、面外方向一側方の空気圧力と面外方向他側方の空気圧力との差圧で通風路を開放する上向き姿勢に揺動し、
前記横材に、前記換気弁を所定揺動角度の上向き姿勢に揺動して保持する換気弁操作部品を取り付けたことを特徴とする建具である。
本発明の建具は、前記換気弁操作部品は、下向き姿勢の換気弁を手動により上向き姿勢に揺動して保持するようにできる。
このようにすれば、換気弁操作部品を横材に簡単に取り付けできると共に、構成部材が少なく安価とすることができる。
本発明の建具は、前記通風路は、横材の面外方向一側の一側開口部と、面外方向他側の他側開口部と、一側開口部と他側開口部を連通する連通路を有し、
前記換気弁操作部品は、前記横材の面外方向一側面に取り付けた本体と、この本体に上下方向に回動自在に取り付けた換気弁揺動部材を備え、
前記換気弁揺動部材は、換気弁を所定揺動角度の上向き姿勢まで押し上げる換気弁開放位置と、換気弁が自重で下向き姿勢となる換気弁閉じ位置とに渡って回動可能であり、かつ各位置で保持される保持手段が設けることができる。
このようにすれば、横材の面外方向一側方から手動で操作することで、換気弁を所定揺動角度の上向き姿勢に揺動して保持でき、その操作がやり易い。
本発明の建具は、前記換気弁揺動部材は、前記換気弁開放位置と換気弁閉じ位置とに渡って回動可能で、保持手段で各位置に保持される換気弁揺動部と、この換気弁揺動部を上下に回動する操作部を有し、
前記操作部は、換気弁揺動部が換気弁開放位置のときに縦向き姿勢で、換気弁閉じ位置のときに横向き姿勢で、
前記保持手段は、操作部を縦向き姿勢から横向き姿勢に向けて操作したときに換気弁揺動部を、換気弁閉じ位置を越える位置まで回動可能とすることができる。
このようにすれば、操作部を上下に移動することで換気弁を所定揺動角度の上向き姿勢、下向き姿勢とすることができる。
また、操作部を速い速度で縦向き姿勢から横向き姿勢に向けて操作したときに、換気弁揺動部が換気弁開放位置を越える位置まで回動することが可能であるから、操作部に強い力が負荷して折れたりすることがない。
本発明の建具は、前記換気弁操作部品の本体を、横材の面外方向一側面に接着して取り付けた補強プレートに螺合するねじで取り付けることができる。
このようにすれば、横材の面外方向一側面となる面外方向一側壁の肉厚に関係なく換気弁操作部品を強固に取り付けできる。
1…建具、2…枠体、3…開閉体、4…通風路、5…換気弁、6…換気弁操作部品、6a…本体、6b…換気弁揺動材、6c…操作材、20…上横枠材(横材)、20b…面外方向一側面、40…一側開口部、41…他側開口部、42…連通路、80…補強プレート、85…ねじ。

Claims (5)

  1. 横材に、面外方向一側方と面外方向他側方を連通する通風路を有する建具であって、
    前記通風路を開閉する換気弁と、
    換気弁操作部品と、を備え、
    前記換気弁は、自重で前記通風路を閉じる下向き姿勢に揺動すると共に、面外方向一側方の空気圧力と面外方向他側方の空気圧力との差圧で前記通風路を開放する上向き姿勢に揺動し、
    前記換気弁操作部品は、前記換気弁を揺動させる換気弁揺動部を有する換気弁揺動部材を備え、前記換気弁を所定揺動角度の上向き姿勢に揺動して保持すると共に、前記換気弁の保持を解除し、
    前記換気弁揺動部は、前記換気弁と接触して前記換気弁を所定揺動角度の上向き姿勢まで押し上げる換気弁開放位置と、前記換気弁と離隔して前記換気弁が自重で下向き姿勢となる換気弁閉じ位置とで保持されることを特徴とする建具。
  2. 前記換気弁揺動部材は、前記換気弁揺動部に一体に設けた操作部を有する請求項1記載の建具。
  3. 前記換気弁操作部品は、下向き姿勢の前記換気弁を手動により上向き姿勢に揺動して保持する請求項1又は2記載の建具。
  4. 前記通風路は、前記横材の面外方向一側の一側開口部と、面外方向他側の他側開口部と、前記一側開口部と前記他側開口部を連通する連通路を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の建具。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項の建具に用いる換気弁操作部品。
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