JP2017082561A - 建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の棒状の照明器具により光をムラなく照射することができる照明システムを備えた建物を提供する。
【解決手段】照明システムSを備えた建物を、照明システムSが、少なくとも、発光部が直線状となる棒状に形成された第1照明器具20と、発光部が直線状となる棒状に形成され、第1照明器具20に対して平行であるとともに第1照明器具20に対して側方に向けて間隔を空け、且つ、互いの発光部が所定範囲で重複するように長手方向にずらして配置された第2照明器具20と、を有する構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば住宅等の建物に関し、特に、複数の照明器具から成る照明システムを備えた建物に関する。
従来から、住宅等の建物の照明として、天井や壁等に設置される直接照明や間接照明等の種々の照明システムが利用されている。例えば特許文献1には、居室の天井を折上げ天井(二重天井)に構成し、その折上げ天井の外周縁部分に天井面から張り出すとともに折り上げられた天井面に対して間隔を空けて重なる張出し部を設け、この張出し部の上面に照明器具を配置して当該居室に対する間接照明システムを構成するようにした建物が記載されている。
上記間接照明システムのように、細長い領域に照明器具を設置し、当該照明器具によって広い範囲に光を照射させる必要がある場合には、照明器具として、例えば複数のLED光源を直線状に並べて1つのユニットとした棒状のLED灯や棒状の蛍光灯など、発光部が所定長さの直線状の棒状光源からなるものを用いるのが一般的である。
特開2004−011154号公報
従来、棒状の照明器具を用いた照明システムにおいては、より長手方向に向けた広い範囲に光を照射する必要がある場合には、複数の棒状の照明器具を長手方向に間隔を空けて並べて配置するようにしていた。
しかしながら、棒状の照明器具は、電極等が設けられることにより長手方向の両端部が発光しない構成のものが多く、このような棒状の照明器具を長手方向に間隔を空けて並べて配置した構成とすると、隣り合う照明器具の間に光が照射されない部分が生じて天井面等を均一に照らすことができないという問題点があった。
本発明は、このような点を解決することを課題とするものであり、その目的は、複数の棒状の照明器具により光をムラなく照射することができる照明システムを備えた建物を提供することにある。
本発明の建物は、照明システムを備えた建物であって、前記照明システムが、少なくとも、発光部が直線状となる棒状に形成された第1照明器具と、発光部が直線状となる棒状に形成され、前記第1照明器具に対して平行であるとともに該第1照明器具に対して側方に向けて間隔を空け、且つ、互いの発光部が所定範囲で重複するように長手方向にずらして配置された第2照明器具と、を有することを特徴とする。
本発明の建物は、上記構成において、前記発光部が、複数の発光ダイオードを直線状に並べて構成されているのが好ましい。
本発明の建物は、上記構成において、前記発光部が、放電ガス灯にて構成されているのが好ましい。
本発明の建物は、上記構成において、前記第1照明器具の長さと前記第2照明器具の長さが同一であるのが好ましい。
本発明の建物は、上記構成において、前記第1照明器具に対して長手方向に間隔を空けて直線状に並べて配置される第3照明器具をさらに有し、前記第2照明器具の発光部が、長手方向の一方側において前記第1照明器具の発光部に重複し、長手方向の他方側において前記第3照明器具の発光部に重複するのが好ましい。
本発明の建物は、上記構成において、前記第2照明器具の発光部が長手方向の一方側において前記第1照明器具の発光部と重複する長さと、前記第2照明器具の発光部が長手方向の他方側において前記第3照明器具の発光部と重複する長さとが等しいのが好ましい。
本発明の建物は、上記構成において、第1天井面と該第1天井面に対して上階側または下階側にずれた第2天井面とで形成された段差を有する天井面と、前記第1天井面および前記第2天井面のうち下方側となる天井面に沿って当該天井面から側方に向けて張り出し、前記第1天井面および前記第2天井面のうち上方側となる天井面に間隔を空けて重ねて配置される板状の張出し部と、を有し、前記第1天井面および前記第2天井面のうち上方側となる天井面と前記張出し部との間に前記照明システムが配置されているのが好ましい。
本発明の建物は、上記構成において、前記張出し部の壁に面する長手方向端部において、前記第1照明器具の長手方向端部が前記壁に隣接しているのが好ましい。
本発明の建物は、上記構成において、前記第1照明器具の長手方向端部が前記壁に対して30cm以下の間隔で隣接しているのが好ましい。
本発明の建物は、上記構成において、前記第1照明器具の長手方向端部が前記壁に対して20cm以下の間隔で隣接しているのが好ましい。
本発明の建物は、上記構成において、前記第1照明器具の長手方向端部が前記壁に対して10cm以下の間隔で隣接しているのが好ましい。
本発明の建物は、上記構成において、前記第1照明器具の長手方向端部が前記壁に対して5cm以下の間隔で隣接しているのが好ましい。
本発明の建物は、上記構成において、前記張出し部が、第1張出し部と該第1張出し部に対して曲げて連結された第2張出し部とを有し、前記第1張出し部および前記第2張出し部のそれぞれに前記照明システムが配置され、前記第1張出し部に配置される前記照明システムの前記第1照明器具の長手方向端部と、前記第2張出し部に配置される前記照明システムの前記第1照明器具の長手方向端部とが、前記第1張出し部と前記第2張出し部とが連結される角部において互いに隣接しているのが好ましい。
本発明によれば、棒状に形成された一方の照明器具に対し、棒状に形成された他方の照明器具を、一方の照明器具に対して平行であるとともに当該照明器具に対して側方に向けて間隔を空け、且つ、互いの発光部が所定範囲で重複するように長手方向にずらして配置するようにしたので、複数の照明器具をその発光部が互いに長手方向に間隔を生じない配置として、これら複数の棒状の照明器具により光をムラなく照射することができる。
このように、本発明によれば、複数の棒状の照明器具により光をムラなく照射することができる照明システムを備えた建物を提供することができる。
本発明の一実施の形態である建物を模式的に示す図である。 図1に示す建物の天井の段差部分を拡大して示す図である。 張出し部への照明器具の配置の一例を模式的に示す図である。 図3に示す張出し部への照明器具の配置の変形例を示す図である。 図2に示す張出し部の変形例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に例示説明する。
図1に示す本発明の一実施の形態である建物1は、鉄骨造の軸組みを有する三階建ての工業化住宅であり、一階部分2、二階部分3および三階部分4の3つの階層を有している。一階部分2と二階部分3は床スラブ5で隔てられ、二階部分3と三階部分4は床スラブ6で隔てられている。床スラブ5は建物1の二階部分3の床の荷重を支持する床構造であり、床スラブ6は建物1の三階部分4の床の荷重を支持する床構造である。
詳細は図示しないが、この建物1の一階部分2には玄関や納戸、浴室等が設けられ、二階部分3にはリビングルーム(居間)、ダイニングルーム(食事室)およびキッチン(台所)等が設けられ、三階部分4には寝室等の居室が設けられる。また、二階部分3には、床スラブ6の一部が切り欠かれることにより三階部分4の天井面4aにまで達する吹抜け7が設けられている。
このような建物1において、照明システムSは、天井の段差部分に設けられた張出し部10に配置するようにしている。以下ではまず、天井の段差部分の構成および張出し部10の構成について説明する。
この建物1では、二階部分3と三階部分4とを隔てる床スラブ6の一部を他の部分に対して上階側にずらして二階部分3の天井高つまり床面3bから天井面3aまでの高さを部分的に高めるようにしている。二階部分3の天井高を、例えばリビングルーム等の居室が設けられる領域において部分的に高めることにより、当該居室に開放感を与え、これにより居室を広く感じさせてその快適性を高めることができる。
より具体的に説明すると、床スラブ6は、この建物1の躯体に基準の高さで支持されて床スラブ6の一部を構成する第1スラブ部6aと、この第1スラブ部6aに対して上階側つまり三階部分4の側に所定高さだけずれて配置される第2スラブ部6bとを有している。
第2スラブ部6bは、例えば、床スラブ6の建物1の鉄骨造の躯体のグリッドに合わせた領域に設けることができる。このような構成により、第2スラブ部6bを躯体に簡単な構成で確実に支持させることができる。また、この場合、第1スラブ部6aを支持する梁の上方に他の梁を重ねて配置し、当該上方側に重ねた梁により第2スラブ部6bを支持させる構成とすることができる。このような構成により、簡単な構成で第2スラブ部6bを第1スラブ部6aよりも上階側において確実に躯体に支持させることができる。
第1スラブ部6aに対する第2スラブ部6bの上階側へのずらし量(シフト量)は、例えば30cm程度に設定することができる。
第1スラブ部6aと第2スラブ部6bは、床スラブ6の厚み(二階部分3の天井面3aから三階部分4の床面4bまでの厚み)が略一定となる領域に設けられ、つまり第2スラブ部6bの厚みは第1スラブ部6aの厚みと略同一となっている。
なお、図示する場合では、床スラブ6は、その全領域においてその厚みが一定となっているが、床スラブ6を厚みが一定の領域の他に厚みが相違する領域を有する構成のものとすることもできる。この場合、第1スラブ部6aと第2スラブ部6bは、何れも床スラブ6の厚みが一定の領域に設けられることになる。
このように、この建物1では、床スラブ6の厚みが一定の領域の一部分を構成する第1スラブ部6aに対して、第1スラブ部6aと略同一の厚みの第2スラブ部6bを第1スラブ部6aに対して上階側にずらすことにより、天井高が高められる領域の大きさや高さの制約を少なくし、且つ、床スラブ6の厚みを減らすことなく二階部分3の天井高を部分的に高めるようにしている。これにより、床スラブ6の厚みを所定の厚みに確保して二階部分3と三階部分4との間の床スラブ6による遮音性を確保しつつ二階部分3の所望の領域の天井高を部分的に高くすることができる。
第2スラブ部6bが第1スラブ部6aに対して三階部分4の側に所定高さだけずれて配置されることにより、三階部分4の床面4bには、第1スラブ部6aの上面により形成される第1床面4b1と、第2スラブ部6bの上面により形成される第2床面4b2とが設けられることになる。第2床面4b2は、第1床面4b1に対して上方にずれて当該第1床面4b1に対して段差を有しており、一方で三階部分4の天井高は一定であるので、三階部分4の第2床面4b2に対応する領域は第1床面4b1に対応する領域よりも天井高が低くなる。したがって、第2床面4b2は、例えば寝室や納戸などの天井高をあまり必要としない領域に設けられるようにするのが好ましい。
この建物1においては、キッチンは、上記のように第1スラブ部6aに対して第2スラブ部6bがずらされることにより天井高が上げられることになる二階部分3に設けられる。このような構成とすることにより、キッチンとともに二階部分3に設けられるリビングルームやダイニングルーム等の居室の天井高を高めて、当該居室の快適性を高めることができる。
上記構成により二階部分3の天井高が高められると、二階部分3の天井面3aには、第1スラブ部6aの下面により形成される第1天井面3a1と、第2スラブ部6bの下面により形成される第2天井面3a2とが設けられることになる。第2天井面3a2は、第1天井面3a1に対して上方にずれて当該第1天井面3a1に対して段差を有しており、第1天井面3a1と第2天井面3a2との間はこれらの面に垂直な連結面3a3によって互いに連結されている。このように、第2スラブ部6bを第1スラブ部6aに対して上階側にずらして天井高を高めることにより、二階部分3の天井面3aには、第1天井面3a1と第1天井面3a1よりも高い第2天井面3a2とからなる段差が生じることになる。
上記のように、二階部分3の天井面3aが、第1天井面3a1と第2天井面3a2とが連結面3a3により連結された単純形状の段差を有する形状であると、この段差により空間に不連続感が生じて天井の美観が損なわれることになる。そこで、この建物1では、第1天井面3a1および第2天井面3a2のうち下方側となる第1天井面3a1の側部に、当該第1天井面3a1に沿って側方に向けて張り出す張出し部10を設けて、当該天井の美観を高めるようにしている。
図2、図3に示すように、張出し部10は第1天井面3a1の外周縁に沿って延びる長い板状に形成されており、下面10aが第1天井面3a1と同一面を形成するように第1天井面3a1および第2天井面3a2に対して平行に配置されて、その側辺部分において第1スラブ部6aの側部に固定されている。また、張出し部10の厚みは第1天井面3a1と第2天井面3a2との段差(高さの差)よりも小さくなっており、これにより張出し部10は第2天井面3a2に対して間隔を空けて重ねて配置されている。図示する場合では、張出し部10は、第1張出し部10Aと第1張出し部10Aに対して直角に曲げて連結された第2張出し部10Bとを有するL字形状に形成されている。
このように、この建物1では、第1天井面3a1と第2天井面3a2との段差部分に張出し部10を設けるようにしたので、天井面3aに単純な段差が設けられる場合に比べて当該段差部分における空間の連続感を高めて、当該天井の美観を高めることができる。
張出し部10は、例えば、板状の下地材の表面に石膏ボード等を貼り付けた構成とすることができる。この場合、第1スラブ部6aを構成する下地材や石膏ボードを延長して張出し部10を構成する下地材や石膏ボードと一体に形成することにより、張出し部10を第1スラブ部6aと一体に形成することもできる。これにより、張出し部10を第1スラブ部6aとともに容易に形成することができる。
張出し部10の厚みは、例えば12.5cm程度とすることができる。張出し部10をこの程度の厚みとすることにより、第2天井面3a2との間に適度な間隔を保持しつつ所望の強度を確保することができる。
一方、図1に示すように、一階部分2と二階部分3とを隔てる床スラブ5の一部が他の部分に対して下階側にずらされることにより、二階部分3には、その床面2bの一部が部分的に下げられて当該領域における天井高が高められている。
より具体的に説明すると、床スラブ5は、この建物1の躯体に基準高さで支持されて床スラブ5の一部を構成する第1スラブ部5aと、この第1スラブ部5aに対して下階側つまり一階部分2の側に所定高さだけずれて(下げて)配置される第2スラブ部5bとを有している。
上記した第2スラブ部6bと同様に、第2スラブ部5bも、床スラブ5の建物1の鉄骨造の躯体のグリッドに合わせた領域に設けることができる。このような構成により、第2スラブ部5bを躯体に容易な構成で確実に支持させることができる。
第1スラブ部5aに対する第2スラブ部5bの下階側へのずらし量(シフト量)は、例えば30cm程度に設定することができる。
第1スラブ部5aと第2スラブ部5bは、床スラブ5の厚み(一階部分2の天井面2aから二階部分3の床面3bまでの厚み)が略一定となる領域に設けられ、つまり第2スラブ部5bの厚みは第1スラブ部5aの厚みと略同一となっている。
このような構成により、第1スラブ部5aの上面により形成される第1床面3b1に対して、第2スラブ部5bの上面により形成される第2床面3b2を下方側にずらして配置するようにして、当該第2床面3b2の領域において床スラブ5の厚みを減らすことなく二階部分3の天井高を高めることができる。つまり、床スラブ5の厚みを確保して一階部分2と二階部分3との間の床スラブ5による遮音性を確保しつつ二階部分3の天井高を高くすることができる。この場合においても、第1スラブ部5aと第2スラブ部5bは、何れも床スラブ5の厚みが一定の領域に設けられることになる。
なお、床スラブ5の第2スラブ部5bが第1スラブ部5aに対して一階部分2の側に所定高さだけ下げて配置され、一方で一階部分2の床面2bは一定高さであるので、一階部分2の第2天井面2a2が設けられる領域は第1天井面2a1が設けられる領域よりも天井高が低くなる。したがって、第2天井面2a2は、例えば納戸などの天井高をあまり必要としない領域に設けられるようにするのが好ましい。
第2スラブ部5bを第1スラブ部5aに対して下階側にずらして二階部分3の天井高を高めた構成とすると、一階部分2の天井面2aには、第1スラブ部5aの下面により形成される第1天井面2a1と、第2スラブ部5bの下面により形成される第2天井面2a2とが設けられることになる。第2天井面2a2は、第1天井面2a1に対して下方にずれて当該第1天井面2a1に対して段差を有しており、第1天井面2a1と第2天井面2a2との間はこれらの面に垂直な連結面2a3によって互いに連結されている。このように、一階部分2の天井面2aには、第1天井面2a1と第1天井面2a1よりも低い第2天井面2a2とからなる段差が生じることになるが、この場合においても、第1天井面2a1および第2天井面2a2のうち下方側となる第2天井面2a2の側部に、当該第2天井面2a2に沿って側方に向けて張り出す張出し部10を設けることで、当該天井の美観を高めるようにしている。
なお、一階部分2の第2天井面2a2の側部に設けられる張出し部10の構成は、上記した二階部分3の第1天井面3a1の側部に設けられる張出し部10の構成と基本的に同一であるので、その構成の詳細な説明は省略する。
本発明の建物1においては、図1に示すように、例えば二階部分3の天井面3aに設けられた張出し部10と第2天井面3a2との間および一階部分2の天井面2aに設けられた張出し部10と第1天井面2a1との間に、それぞれ照明システムSを配置することができる。図示する場合では、張出し部10は第1張出し部10Aおよび第2張出し部10Bにより構成されるので、それぞれの張出し部10A、10Bに照明システムSが設けられることになる。
このように、照明システムSを張出し部10と第2天井面3a2との間および張出し部10と第1天井面2a1との間に配置することにより、照明システムSによって天井面2a1、3a2を照らして、当該天井面2a1、3a2に張出し部10の影を生じにくくし、また、照明システムSから当該天井面2a1、3a2に向けて照射される光により張出し部10と天井面2a1、3a2との段差部分における空間の広がりを演出して、当該天井の美観を高めることができる。
張出し部10と第2天井面3a2との間に配置される照明システムSと張出し部10と第1天井面2a1との間に配置される照明システムSは同様の構成であるので、以下では、張出し部10と第2天井面3a2との間に配置される照明システムSに基づいて当該照明システムSの構成について説明する。
本発明の建物1における照明システムSは、以下の構成を有している。すなわち、図2、図3に示すように、照明システムSは複数の照明器具20を備えている。
これらの照明器具20は、例えば複数の発光ダイオード(LED光源)を直線状に並べて1つのユニットとした棒状のLED灯や、蛍光灯やネオン管等の棒状の放電ガス灯など、発光部が所定長さの直線状となる棒状に形成された棒状光源となっている。なお、照明器具20は、発光部が直線状となる棒状の形態を有するものであれば、上記に限らず、種々の構成のものを用いることができる。
これらの照明器具20は、一方の照明器具(第1照明器具)20に対して、他方の照明器具(第2照明器具)20が当該一方の照明器具20に対して平行であるとともに当該一方の照明器具20に対して側方に向けて間隔を空け、且つ、互いの発光部が所定範囲で重複するように長手方向にずれて配置される。図示するように、張出し部10に3本以上の棒状の照明器具20を配置する場合には、3本目の照明器具(第3照明器具)は、一方の照明器具(第1照明器具)20に対して長手方向に間隔を空けて直線状に並ぶとともに、その発光部が他方の照明器具(第2照明器具)20の発光部の長手方向の他方側に所定範囲で重複するように配置される。つまり、複数の照明器具20は、2列に分けられ、互いの発光部が隣接する照明器具20の発光部と所定範囲で重複するように一方の列と他方の列とに長手方向に向けて交互に配置される。照明器具20が4本以上設けられる場合、上記と同様のパターンで各照明器具20が互いの発光部が重複するように長手方向に順次ずれて配置される。
このような構成により、複数の照明器具20をその発光部が互いに長手方向に間隔を生じない配置とすることができる。これにより、これら複数の照明器具20により第2天井面3a2をムラなく照らすことができる。
なお、照明器具20は、第2天井面3a2で反射した光によって室内空間を照らす間接照明としても機能する。
図2に示すように、照明器具20は、張出し部10の上面に取り付けられる構成とすることができる。このような構成とすることにより、照明器具20を張出し部10の上面に取付ける際に照明器具20を張出し部10の上に置いておくことができ、これにより照明器具20を張出し部10への取付け作業を容易にすることができる。
照明器具20は、張出し部10の上面に限らず、張出し部10と第2天井面3a2との間に配置されていれば、連結面3a3や第2天井面3a2に取り付ける構成とすることもできる。これらの場合、照明器具20の配線を床スラブ6の内部へ引き込み易くして、照明器具20の設置作業を容易にすることができる。
上記した構成においては、複数本の棒状の照明器具20として任意の長さのものを用いることができるが、互いに同一長さのものを用いるのが好ましい。これにより、張出し部10の各部位に均等に照明器具20を配置して、これら複数の照明器具20により第2天井面3a2をムラなく照らすことができる。
また、張出し部10に3本以上の棒状の照明器具20を配置する場合には、それぞれの照明器具20の発光部が長手方向の一端側において他の照明器具20の発光部と重複する長さと、長手方向の他端側において他の照明器具20の発光部と重複する長さとを同じ長さに設定するのが好ましい。これにより、それぞれの照明器具20の発光部が互いに重複する部分における光量を均一化して、これら複数の照明器具20により第2天井面3a2をさらにムラなく照らすことができる。
張出し部10が長手方向端部において連結面3a3等を構成するに壁に面する場合には、照明システムSを構成する複数の照明器具20のうち、その最端部に配置される照明器具20の長手方向の端部を、連結面3a3等の壁に隣接させて配置するのが好ましい。この場合、照明器具20の長手方向の端部と連結面3a3等の壁との間隔は30cm以下とするのが好ましく、20cm以下とするのがより好ましく、10cm以下とすればさらに好ましく、最も好ましいのは5cm以下である。このように、照明器具20の長手方向の端部を連結面3a3等の壁に隣接させた配置とすることにより、張出し部10の端部領域における光のムラを抑制して、天井の美観をより高めることができる。
なお、図3に示すように、張出し部10が第1張出し部10A、第2張出し部10Bによって角部を有する形状に形成されている場合には、張出し部10のそれぞれの辺部分において最も角部の側に配置されている照明器具20の長手方向の端部を、互いに隣接させて配置するのが好ましい。このような構成により、張出し部10の角部においても、照明器具20から適切な光量の光を照射させ、これにより張出し部10の角部に対応した領域における光のムラを抑制して天井の美観をより高めることができる。
図4に変形例として示すように、張出し部10が角部を有する形状に形成されている場合においては、張出し部10の角部に対応する部分に、長手方向の中央部分において直角に曲がるL字形状のL字型照明器具21を配置することもできる。このL字型照明器具21は、例えば、複数のLED光源をL字に並べて配列した構成のものとすることができる。このように、張出し部10の角部にL字型照明器具21を配置した構成とすることにより、張出し部10の角部に対応した領域における光のムラをさらに抑制して天井の美観をより高めることができる。
各階層の天井面2a、3a、4aは、種々の色や模様の壁紙を貼った構成とすることができるが、上記のように張出し部10と第2天井面3a2との間に照明器具20を配置した構成とした場合には、第2天井面3a2に貼る壁紙として白色系の壁紙を用いるのが好ましい。白色系の壁紙としては、例えば白色の壁紙、薄いベージュ色の壁紙などの光の反射率が高いものを採用することができる。また、白色系の壁紙は、光沢を有する素材で構成されているのがなお好ましい。このように、照明器具20によって照らされる第2天井面3a2に貼る壁紙として白色系の壁紙を用いることにより、照明器具20から第2天井面3a2に向けて照射された光を当該第2天井面3a2によって室内空間に向けて効率良く反射させて、照明器具20により二階部分3の室内空間をより明るく照らすことができる。
また、上記のように張出し部10と第2天井面3a2との間に照明器具20を配置した構成とした場合には、第2天井面3a2に貼る壁紙として、表面に粗面処理が施されたものを用いるのが好ましい。粗面処理が施された壁紙としては、例えば、所定のパターンの模様やランダムな模様等が表面に凹凸を有して施されたものを採用することができる。照明器具20により照らされる第2天井面3a2に貼る壁紙として、粗面処理が施された壁紙を用いることにより、照明器具20から第2天井面3a2に照射された光により第2天井面3a2に粗面処理に対応した光の陰影を生じさせて、天井部分の美観をより高めることができる。
図5に示すように、張出し部10は、その外周縁に上方に向けて突出する隠し壁10bを備えた構成とすることもできる。この場合、隠し壁10bは少なくとも照明器具20と同程度の高さにまで上方に向けて突出して照明器具20の側方を覆う構成とされるのが好ましい。このような隠し壁10bを設けることにより、照明器具20が発する光が直接室内の空間に照射されることを防止するとともに照明器具20が室内空間から目視されることを防止して、当該天井の美観をより高めることができる。なお、隠し壁10bは図示する形状に限らず、照明器具20の側方を覆って上記効果を生じることができる形状であれば、種々の形状とすることができる。
上記構成の照明システムSは、上記した二階部分3の天井面3aに設けられた張出し部10と第2天井面3a2との間および一階部分2の天井面2aに設けられた張出し部10と第1天井面2a1との間に限らず、建物1の種々の部位に配置することができる。
例えば、図1に示すように、吹抜け7に連なる床スラブ6の端部に張出し部10と同様の形状の突出壁部30を設け、この突出壁部30の上面に照明システムSを設けた構成とすることもできる。この場合においても、照明システムSを構成する複数の照明器具20は、図3に示すのと同様の配置で突出壁部30の上面に配置することができる。このような突出壁部30に照明システムSを設けることにより、照明システムSによって吹上げ7の空間をムラなく照らすことができるとともに、床スラブ6と吹抜け7との境界部分における天井と、張出し部10が設けられる部分における天井とのデザインの一体感を高めて、当該天井の美観をより高めることができる。
また、図1に示すように、一階部分2の壁2cをその一部が凹んだ形状に形成し、その凹みの外周縁に張出し部10と同様の形状の突出壁部31を当該壁2cに面した垂直姿勢で設け、この突出壁部31の内面に照明システムSを設けた構成とすることもできる。この場合においても、照明システムSを構成する複数の照明器具20は、図3に示すのと同様の配置で突出壁部31の内面に垂直方向に並べて配置することができる。このような突出壁部31に照明システムSを設けることにより、壁2cを照明システムSにより均一に照らしてその美観を高めることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、三階建て等の工業化住宅に本発明を適用するようにしているが、木造住宅等の他の構成の建物に適用することもできる。また、建物の階層も、二階建てや三階建てに限らず何階建てであってもよい。
また、照明システムSは、上記の張出し部10、突出壁部30、31の部分に限らず、例えば折上げ天井の外周縁など、建物1の種々の部位に配置することができる。これらの場合、複数の照明器具20を、垂直方向や水平方向に限らず、任意の方向に並べて配置することができる。
さらに、照明システムSを構成する複数の照明器具20として互いに長さが相違するものを用いることもできる。
本発明は、照明システムを備えた建物を建築する際に利用することができる。
1 建物
2 一階部分
2a 天井面
2a1 第1天井面
2a2 第2天井面
2b 床面
2a3 連結面
2c 壁
3 二階部分
3a 天井面
3a1 第1天井面
3a2 第2天井面
3a3 連結面
3b 床面
3b1 第1床面
3b2 第2床面
4 三階部分
4a 天井面
4b 床面
4b1 第1床面
4b2 第2床面
5 床スラブ
5a 第1スラブ部
5b 第2スラブ部
6 床スラブ
6a 第1スラブ部
6b 第2スラブ部
7 吹抜け
10 張出し部
10A 第1張出し部
10B 第2張出し部
10a 下面
10b 隠し壁
20 照明器具
21 L字型照明器具
30、31 突出壁部
S 照明システム

Claims (13)

  1. 照明システムを備えた建物であって、
    前記照明システムが、少なくとも、
    発光部が直線状となる棒状に形成された第1照明器具と、
    発光部が直線状となる棒状に形成され、前記第1照明器具に対して平行であるとともに該第1照明器具に対して側方に向けて間隔を空け、且つ、互いの発光部が所定範囲で重複するように長手方向にずらして配置された第2照明器具と、を有することを特徴とする建物。
  2. 前記発光部が、複数の発光ダイオードを直線状に並べて構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の建物。
  3. 前記発光部が、放電ガス灯にて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の建物。
  4. 前記第1照明器具の長さと前記第2照明器具の長さが同一であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の建物。
  5. 前記第1照明器具に対して長手方向に間隔を空けて直線状に並べて配置される第3照明器具をさらに有し、
    前記第2照明器具の発光部が、長手方向の一方側において前記第1照明器具の発光部に重複し、長手方向の他方側において前記第3照明器具の発光部に重複することを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の建物。
  6. 前記第2照明器具の発光部が長手方向の一方側において前記第1照明器具の発光部と重複する長さと、前記第2照明器具の発光部が長手方向の他方側において前記第3照明器具の発光部と重複する長さとが等しいことを特徴とする、請求項5に記載の建物。
  7. 第1天井面と該第1天井面に対して上階側または下階側にずれた第2天井面とで形成された段差を有する天井面と、
    前記第1天井面および前記第2天井面のうち下方側となる天井面に沿って当該天井面から側方に向けて張り出し、前記第1天井面および前記第2天井面のうち上方側となる天井面に間隔を空けて重ねて配置される板状の張出し部と、を有し、
    前記第1天井面および前記第2天井面のうち上方側となる天井面と前記張出し部との間に前記照明システムが配置されていることを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載の建物。
  8. 前記張出し部の壁に面する長手方向端部において、前記第1照明器具の長手方向端部が前記壁に隣接していることを特徴とする、請求項7に記載の建物。
  9. 前記第1照明器具の長手方向端部が前記壁に対して30cm以下の間隔で隣接していることを特徴とする、請求項8に記載の建物。
  10. 前記第1照明器具の長手方向端部が前記壁に対して20cm以下の間隔で隣接していることを特徴とする、請求項8に記載の建物。
  11. 前記第1照明器具の長手方向端部が前記壁に対して10cm以下の間隔で隣接していることを特徴とする、請求項8に記載の建物。
  12. 前記第1照明器具の長手方向端部が前記壁に対して5cm以下の間隔で隣接していることを特徴とする、請求項8に記載の建物。
  13. 前記張出し部が、第1張出し部と該第1張出し部に対して曲げて連結された第2張出し部とを有し、前記第1張出し部および前記第2張出し部のそれぞれに前記照明システムが配置され、
    前記第1張出し部に配置される前記照明システムの前記第1照明器具の長手方向端部と、前記第2張出し部に配置される前記照明システムの前記第1照明器具の長手方向端部とが、前記第1張出し部と前記第2張出し部とが連結される角部において互いに隣接している、請求項7〜12の何れか1項に記載の建物。
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