JP2017081089A - 同期化装置 - Google Patents

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篤男 橋本
章利 餅田
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Abstract

【課題】安価に高速化を実現することができる同期化装置を提供する。
【解決手段】複数のクロック信号のそれぞれの位相毎に設けられ、タイミング信号の値を取得し、保持している値を表す遅延信号を出力する複数の前段ラッチ回路52と、複数のクロック信号のそれぞれの位相毎に設けられ、当該位相に対応する前段ラッチ回路から出力された遅延信号の値を取得し、保持している値を表す選択信号を出力する複数の後段ラッチ回路54と、複数のクロック信号のうちの1つを選択する選択部と、を備え、それぞれの前段ラッチ回路は、直前の位相に対応する前段ラッチ回路から出力された遅延信号の値によって、クロック信号の入力の停止および開始が切り替えられ、それぞれの後段ラッチ回路は、2つ前の位相に対応する後段ラッチ回路から出力された選択信号の値によって、クロック信号の入力の停止および開始が切り替えられる同期化装置である。
【選択図】図3

Description

本発明は、同期化装置に関する。
レーザプリンタ等の画像形成装置は、画像の描画開始位置を示すタイミング信号に、ピクセル単位の描画タイミングを示すクロック信号を同期させる同期化装置を備える。この同期化装置は、基準クロックと、基準クロックとは非同期のタイミング信号との位相差を、ピクセル未満の時間精度、すなわち、作像面におけるピクセル未満の位置精度で検出する。そして、同期化装置は、検出した位相差に基づき、基準クロックを元に生成された位相の異なる複数のクロック信号から、タイミング信号の位相に最も近い適切なタイミングのクロックを選択して出力する。
基準クロックとタイミング信号との位相差を検出する方法は、様々存在する。例えば、基準クロックより数倍以上の高周波クロックでタイミング信号をサンプリングして位相差を検出する方法がある。また、例えば、基準クロックと同期したサブピクセル未満で位相がずれた複数のクロック信号によりタイミング信号をサンプリングして、タイミング信号のエッジの位置を特定する方法がある。また、タイミング信号のエッジにより、基準クロックと同期したサブピクセル未満で位相がずれた複数のクロック信号をサンプリングすることにより、位相差を検出する方法がある。
しかし、位相差の検出精度を細かくするほど、同期化装置は、複雑な回路構成としたり、コストが高い素子等を用いたりしなければならなかった。例えば、同期化装置は、基準クロックに比較して非常に高い高周波クロックを生成するために、特殊なPLL(フェーズロックドループ)回路を用いたり、高価な素子を用いたりしなければならなかった。また、さらに、同期化装置は、高速であればあるほど、製造プロセスの変動による動作不安定化、温度や電圧等の動作環境の変動による動作不安定を招く等の問題が生じる可能性もあった。
このような同期化装置は、高速化およびタイミングの最適化をするために、ASIC(特定用途向け集積回路)のようなカスタム設計のLSI(大規模集積回路)により実現される。しかし、少量生産の装置に採用するためには、このような同期化装置は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)に代表されるプログラマブルロジック回路により、安価に実現されることが好ましい。
ところで、従来の同期化装置は、タイミング信号のエッジ位置を検出するために、ANDゲートまたはORゲート等の積和論理回路を利用していた。しかし、FPGAでは、ラッチ(例えばDフリップフロップ)以外の積和論理回路が、RAM(Random Access Memory)により構成されたルックアップテーブルを参照する方式で実装される。ルックアップテーブルを参照する方式で実装された積和論理回路は、動作速度が、数百MHz程度であり、ASIC手法のカスタム設計LSIに実装される積和論理回路と比較して非常に遅かった。従って、従来、高速な同期化装置をFPGA等を用いて安価に実現することは困難であった。
特許文献1には、タイミング信号を基準クロックの周期以下の位相ずれをもつ多相クロックでサンプリングし、それぞれの位相クロックでのサンプリング結果を保持して、タイミング信号の位相を検出する回路が記載されている。しかし、特許文献1に記載の回路は、積和論理回路を用いるので、安価に高速化することは困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、安価に高速化を実現することができる同期化装置を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る同期化装置は、タイミング信号に同期した基準クロック信号を出力する同期化装置であって、同一の周期で位相が異なるK個(Kは2(N−1)より大きく2以下の何れか1つの偶数、Nは2以上の整数)のクロック信号を出力するクロック出力部と、前記クロック出力部から出力されたK個のクロック信号のうち、前記タイミング信号のエッジ以後であって当該エッジに最も近い位相のクロック信号を前記基準クロック信号として検出する検出部と、K個のクロック信号のうちの1つを前記基準クロック信号として選択する選択部と、を備え、前記検出部は、第1から第NまでのN個のラッチ群を有し、それぞれの前記ラッチ群は、K個のクロック信号のそれぞれの位相毎に設けられたK個のラッチ回路を含み、第1のラッチ群が有するそれぞれの前記ラッチ回路は、前記タイミング信号の値を当該位相のクロック信号のエッジタイミングで取得し、取得した前記タイミング信号の値を当該位相のクロック信号の次のエッジタイミングまで保持し、保持している値を表す信号を出力し、第M(Mは2以上N以下の整数)のラッチ群が有する前記ラッチ回路は、第M−1のラッチ群が有する当該位相に対応する前記ラッチ回路から出力された信号の値を、当該位相のクロック信号のエッジタイミングで取得し、取得した値を当該位相のクロック信号の次のエッジタイミングまで保持し、保持している値を表す信号を出力し、第Nのラッチ群が有する前記ラッチ回路は、保持している値を表す選択信号を出力し、第L(Lは1以上N以下の整数)のラッチ群が有する前記ラッチ回路は、同一のラッチ群内における、L個前の位相に対応する前記ラッチ回路から出力された信号の値によって、クロック信号の入力の停止および開始が切り替えられ、前記選択部は、値が変化した前記選択信号に対応する位相のクロック信号を前記基準クロック信号として選択する。
本発明に係る同期化装置によれば、安価に高速化を実現することができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態に係る同期化装置の構成を示す図である。 図2は、第1の吸収回路の構成を示す図である。 図3は、第1実施形態に係る検出部の構成を示す図である。 図4は、第1実施形態に係る同期化装置における各信号のタイミングチャートである。 図5は、第2実施形態に係る同期化装置の構成を示す図である。 図6は、第2実施形態に係る検出部の構成を示す図である。 図7は、第Lのラッチ群の構成を示す図である。 図8は、クロック出力部の構成の一例を示す図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る同期化装置10の構成を示す図である。同期化装置10は、タイミング信号が入力され、入力されたタイミング信号に同期した基準クロック信号を出力する。
タイミング信号は、第1の値(本実施形態においては、L論理または0。第2実施形態以降においても同様)または第2の値(本実施形態においては、H論理または1。第2実施形態以降においても同様)を取る2値信号である。同期化装置10は、このようなタイミング信号のエッジ(第1の値から第2の値への変化点)に位相が同期した基準クロック信号を出力する。なお、第1の値がH論理または1、第2の値がL論理または0であってもよい。
同期化装置10は、クロック出力部22と、複数の吸収回路24と、検出部26と、デコード部28と、選択部30とを備える。
クロック出力部22は、同一の周期で位相が異なる複数のクロック信号を出力する。クロック出力部22は、例えば、均等に位相が異なる4個のクロック信号を出力する。
本実施形態においては、クロック出力部22は、位相が90°毎に異なる4個のクロック信号を出力する。より具体的には、クロック出力部22は、位相が0°のクロック信号(φ=0°)と、位相が90°のクロック信号(φ=90°)と、位相が180°のクロック信号(φ=180°)と、位相が270°のクロック信号(φ=270°)とを出力する。
なお、クロック出力部22は、少なくとも周期が同一であれば、前後の位相ずれの間隔が均等ではない複数のクロック信号を出力してもよい。
クロック出力部22は、例えば、多相クロックが出力可能なPLL回路により実現される。この場合、クロック出力部22は、外部から取得したサンプリングクロックをPLL回路により位相同期させ、それぞれの位相タップからクロック信号を出力することにより、位相がずれた複数のクロック信号を出力することができる。
複数の吸収回路24は、複数のクロック信号のそれぞれの位相毎に設けられる。本実施形態においては、同期化装置10は、位相0°に対応する第1の吸収回路24−1、位相90°に対応する第2の吸収回路24−2、位相180°に対応する第3の吸収回路24−3、および、位相270°に対応する第4の吸収回路24−4を備える。
それぞれの吸収回路24は、タイミング信号の値を、当該吸収回路24に対応する位相のクロック信号のエッジタイミング(第1の値から第2の値への変化タイミング)において取得する。それぞれの吸収回路24は、取得したタイミング信号の値を、当該吸収回路24に対応する位相のクロック信号の所定クロック数後のエッジタイミングにおいて出力する。
本実施形態においては、第1の吸収回路24−1は、タイミング信号の値を位相0°のクロック信号のエッジタイミングにおいて取得し、取得した値を位相0°のクロック信号の所定クロック数後のエッジタイミングにおいて出力する。第2の吸収回路24−2は、タイミング信号の値を位相90°のクロック信号のエッジタイミングにおいて取得し、取得した値を位相90°のクロック信号の所定クロック数後のエッジタイミングにおいて出力する。第3の吸収回路24−3は、タイミング信号の値を位相180°のクロック信号のエッジタイミングにおいて取得し、取得した値を位相180°のクロック信号の所定クロック数後のエッジタイミングにおいて出力する。第4の吸収回路24−4は、タイミング信号の値を位相270°のクロック信号のエッジタイミングにおいて取得し、取得した値を位相270°のクロック信号の所定クロック数後のエッジタイミングにおいて出力する。
このような複数の吸収回路24は、タイミング信号と複数のクロック信号とが非同期であることにより生じるメタステーブルを無くし、安定したタイミング信号を検出部26に供給することができる。
検出部26は、タイミング信号の値を複数のクロック信号のそれぞれのエッジタイミングで取得する。より具体的には、検出部26は、複数の吸収回路24のそれぞれにより、所定クロック数分だけ遅延された複数のタイミング信号を取得する。本実施形態においては、検出部26は、所定クロック数分遅延したタイミング信号を、位相0°のクロック信号のエッジタイミング、位相90°のクロック信号のエッジタイミング、位相180°のクロック信号のエッジタイミングおよび位相270°のクロック信号のエッジタイミングのそれぞれにおいて取得する。
検出部26は、それぞれのクロック信号のエッジタイミングにおいて取得したタイミング信号の値に基づき、クロック出力部22から出力された複数のクロック信号のうち、タイミング信号のエッジ以後であって当該エッジに最も近い位相のクロック信号を検出する。そして、検出部26は、タイミング信号のエッジ以後であって当該エッジに最も近い位相のクロック信号の位相を特定可能な、複数のクロック信号のそれぞれに対応する複数の選択信号を出力する。例えば、検出部26は、タイミング信号のエッジ以後であって当該エッジに最も近い位相のクロック信号に対応する選択信号の値が、他の選択信号の値と異なるような複数の選択信号を出力する。本実施形態においては、検出部26は、タイミング信号のエッジ以後であって当該エッジに最も近い位相のクロック信号に対応する選択信号を第2の値(H論理または1)とし、他の選択信号を第1の値(L論理または0)とする。
デコード部28は、検出部26から出力された複数の選択信号に基づき、タイミング信号のエッジ以後であって当該エッジに最も近い位相のクロック信号を特定する。デコード部28は、例えば、特定したクロック信号の位相を表すデータ値を出力する。
選択部30は、クロック出力部22から出力された複数のクロック信号のうち、デコード部28により特定された位相のクロック信号を選択する。そして、選択部30は、選択したクロック信号を、タイミング信号に同期した基準クロック信号として外部に出力する。本実施形態においては、選択部30は、位相0°のクロック信号(φ=0°)、位相90°のクロック信号(φ=90°)、位相180°のクロック信号(φ=180°)または位相270°のクロック信号(φ=270°)のうち、デコード部28により特定された1つのクロック信号を、基準クロック信号として出力する。
このような同期化装置10は、タイミング信号のエッジ以後であって当該エッジに最も近い位相のクロック信号を、基準クロック信号として出力することができる。これにより、同期化装置10によれば、タイミング信号のエッジに同期した基準クロック信号を出力することができる。
このような同期化装置10は、例えば、プリンタまたはスキャナ等の画像形成装置に適用される。この場合、タイミング信号は、画像形成装置において形成する画像の所定の描画位置(例えば、用紙に対する描画開始位置)を示す信号である。また、この場合、基準クロック信号は、ピクセル単位の描画タイミングを示す信号である。なお、同期化装置10は、画像形成装置に限らず、他の装置に適用されてもよい。
図2は、位相0°に対応した第1の吸収回路24−1の構成を示す図である。それぞれの吸収回路24は、直列に接続された所定数のラッチ42を有する。それぞれの吸収回路24が有するラッチ42の数は、同一である。それぞれの吸収回路24は、1個のラッチ42を有してもよいし、3個以上の直列に接続されたラッチ42を有してもよい。
例えば、第1の吸収回路24−1は、図2に示すように、直列に接続された2個のラッチ42を有する。それぞれのラッチは、Dフリップフロップである。それぞれのラッチ42の入力端子は、前段のラッチ42の出力端子に接続される。なお、1番目のラッチ42の入力端子には、タイミング信号が入力される。また、それぞれのラッチ42のクロック端子には、当該第1の吸収回路24−1に対応する位相0°のクロック信号(φ=0°)が入力される。なお、他の吸収回路24も、第1の吸収回路24−1と同様の構成を有する。
このような構成の吸収回路24は、タイミング信号の値を、当該吸収回路24に対応する位相のクロック信号のエッジタイミングにおいて取得し、当該位相のクロック信号の所定クロック数後のエッジタイミングにおいて出力することができる。
図3は、検出部26の構成を示す図である。検出部26は、複数の前段ラッチ回路52と、複数の後段ラッチ回路54とを有する。
複数の前段ラッチ回路52は、クロック出力部22から出力される複数のクロック信号のそれぞれの位相毎に設けられる。本実施形態においては、検出部26は、位相0°に対応する第1の前段ラッチ回路52−1と、位相90°に対応する第2の前段ラッチ回路52−2と、位相180°に対応する第3の前段ラッチ回路52−3と、位相270°に対応する第4の前段ラッチ回路52−4とを有する。
それぞれの前段ラッチ回路52は、タイミング信号の値を当該位相のクロック信号のエッジタイミングで取得し、取得したタイミング信号の値を当該位相のクロック信号の次のエッジタイミングまで保持する。そして、それぞれの前段ラッチ回路52は、保持している値を表す遅延信号を出力する。
本実施形態においては、それぞれの前段ラッチ回路52は、当該位相に対応する吸収回路24から出力された、所定クロック数分遅延したタイミング信号の値を、当該位相のクロック信号のエッジタイミングで取得する。具体的には、第1の前段ラッチ回路52−1は、第1の吸収回路24−1から出力されたタイミング信号の値を、位相0°のクロック信号(φ=0°)のエッジタイミングで取得し、1クロック分保持する。そして、第1の前段ラッチ回路52−1は、保持している値を表す遅延信号(φ=0°)を出力する。第2の前段ラッチ回路52−2は、第2の吸収回路24−2から出力されたタイミング信号の値を、位相90°のクロック信号(φ=90°)のエッジタイミングで取得し、1クロック分保持する。そして、第2の前段ラッチ回路52−2は、保持している値を表す遅延信号(φ=90°)を出力する。第3の前段ラッチ回路52−3は、第3の吸収回路24−3から出力されたタイミング信号の値を、位相180°のクロック信号(φ=180°)のエッジタイミングで取得し、1クロック分保持する。そして、第3の前段ラッチ回路52−3は、保持している値を表す遅延信号(φ=180°)を出力する。第4の前段ラッチ回路52−4は、第4の吸収回路24−4から出力されたタイミング信号の値を、位相270°のクロック信号(φ=270°)のエッジタイミングで取得し、1クロック分保持する。そして、第4の前段ラッチ回路52−4は、保持している値を表す遅延信号(φ=270°)を出力する。
さらに、それぞれの前段ラッチ回路52は、直前の位相に対応する前段ラッチ回路52から出力された遅延信号の値によって、クロック信号の入力の停止および開始が切り替えられる。具体的には、それぞれの前段ラッチ回路52は、直前の位相に対応する前段ラッチ回路52から出力された遅延信号の値が第2の値(本実施形態においてはH論理または1)の場合、クロック信号の入力を停止し、第1の値(本実施形態においてはL論理または0)の場合、クロック信号の入力を開始する。前段ラッチ回路52は、クロック信号の入力を停止している期間においては、保持している値を更新しない。従って、前段ラッチ回路52は、クロック信号の入力を停止している期間においては、遅延信号の値を変化させない。
第1の前段ラッチ回路52−1は、直前の位相270°に対応する第4の前段ラッチ回路52−4から出力された遅延信号の値によりクロック信号の入力の停止および開始が切り替えられる。第2の前段ラッチ回路52−2は、直前の位相0°に対応する第1の前段ラッチ回路52−1から出力された遅延信号の値によりクロック信号の入力の停止および開始が切り替えられる。第3の前段ラッチ回路52−3は、直前の位相90°に対応する第2の前段ラッチ回路52−2から出力された遅延信号の値によりクロック信号の入力の停止および開始が切り替えられる。第4の前段ラッチ回路52−4は、直前の位相180°に対応する第3の前段ラッチ回路52−3から出力された遅延信号の値によりクロック信号の入力の停止および開始が切り替えられる。
それぞれの前段ラッチ回路52は、例えばDフリップフロップである。この場合、前段ラッチ回路52は、入力端子にタイミング信号(本実施形態においては吸収回路24から出力された遅延したタイミング信号)が入力される。また、前段ラッチ回路52は、クロック端子に当該位相のクロック信号が入力される。また、前段ラッチ回路52は、反転クロックイネーブル端子に、直前の位相に対応する前段ラッチ回路52の出力端子から出力された遅延信号が入力される。
Dフリップフロップは、反転クロックイネーブル端子にH論理または1が入力された場合にクロック信号の入力を停止し、反転クロックイネーブル端子にL論理または0が入力された場合にクロック信号の入力を開始する。なお、同期化装置10が負論理で動作する場合には、前段ラッチ回路52は、クロックイネーブル端子に遅延信号が入力される。この場合、前段ラッチ回路52は、クロックイネーブル端子にL論理または0が入力された場合にクロック信号の入力を停止し、H論理または1が入力された場合にクロック信号の入力を開始する。
複数の後段ラッチ回路54は、クロック出力部22から出力される複数のクロック信号のそれぞれの位相毎に設けられる。本実施形態においては、検出部26は、位相0°に対応する第1の後段ラッチ回路54−1と、位相90°に対応する第2の後段ラッチ回路54−2と、位相180°に対応する第3の後段ラッチ回路54−3と、位相270°に対応する第4の後段ラッチ回路54−4とを有する。
それぞれの後段ラッチ回路54は、当該位相に対応する前段ラッチ回路52から出力された遅延信号の値を、当該位相のクロック信号のエッジタイミングで取得し、取得した遅延信号の値を当該位相のクロック信号の次のエッジタイミングまで保持する。そして、それぞれの後段ラッチ回路54は、保持している値を表す選択信号を出力する。
本実施形態においては、それぞれの後段ラッチ回路54は、当該位相に対応する前段ラッチ回路52から出力された遅延信号の値を、当該位相のクロック信号のエッジタイミングで取得する。具体的には、第1の後段ラッチ回路54−1は、第1の前段ラッチ回路52−1から出力された遅延信号(φ=0°)の値を、位相0°のクロック信号(φ=0°)のエッジタイミングで取得し、1クロック分保持する。そして、第1の後段ラッチ回路54−1は、保持している値を表す選択信号(φ=0°)を出力する。第2の後段ラッチ回路54−2は、第2の前段ラッチ回路52−2から出力された遅延信号(φ=90°)の値を、位相90°のクロック信号(φ=90°)のエッジタイミングで取得し、1クロック分保持する。そして、第2の後段ラッチ回路54−2は、保持している値を表す選択信号(φ=90°)を出力する。第3の後段ラッチ回路54−3は、第3の前段ラッチ回路52−3から出力された遅延信号(φ=180°)の値を、位相180°のクロック信号(φ=180°)のエッジタイミングで取得し、1クロック分保持する。そして、第3の後段ラッチ回路54−3は、保持している値を表す選択信号(φ=180°)を出力する。第4の後段ラッチ回路54−4は、第4の前段ラッチ回路52−4から出力された遅延信号(φ=270°)の値を、位相270°のクロック信号(φ=270°)のエッジタイミングで取得し、1クロック分保持する。そして、第4の後段ラッチ回路54−4は、保持している値を表す選択信号(φ=270°)を出力する。
さらに、それぞれの後段ラッチ回路54は、2つ前の位相に対応する後段ラッチ回路54から出力された選択信号の値によって、クロック信号の入力の停止および開始が切り替えられる。具体的には、それぞれの後段ラッチ回路54は、2つ前の位相に対応する後段ラッチ回路54から出力された選択信号の値が第2の値(本実施形態においてはH論理または1)の場合、クロック信号の入力を停止し、第1の値(本実施形態においてはL論理または0)の場合、クロック信号の入力を開始する。後段ラッチ回路54は、クロック信号の入力を停止している期間においては、保持している値を更新しない。従って、後段ラッチ回路54は、クロック信号の入力を停止している期間においては、選択信号の値を変化させない。
第1の後段ラッチ回路54−1は、2つ前の位相180°に対応する第3の後段ラッチ回路54−3から出力された選択信号の値によりクロック信号の入力の停止および開始が切り替えられる。第2の後段ラッチ回路54−2は、2つ前の位相270°に対応する第4の後段ラッチ回路54−4から出力された選択信号の値によりクロック信号の入力の停止および開始が切り替えられる。第3の後段ラッチ回路54−3は、2つ前の位相0°に対応する第1の後段ラッチ回路54−1から出力された選択信号の値によりクロック信号の入力の停止および開始が切り替えられる。第4の後段ラッチ回路54−4は、2つ前の位相90°に対応する第2の後段ラッチ回路54−2から出力された選択信号の値によりクロック信号の入力の停止および開始が切り替えられる。
それぞれの後段ラッチ回路54は、例えばDフリップフロップである。この場合、後段ラッチ回路54は、入力端子に遅延信号が入力される。また、後段ラッチ回路54は、クロック端子に当該位相のクロック信号が入力される。また、後段ラッチ回路54は、反転クロックイネーブル端子に、2つ前の位相に対応する後段ラッチ回路54の出力端子から出力された選択信号が入力される。なお、同期化装置10が負論理で動作する場合には、後段ラッチ回路54は、L論理または0が入力された場合にクロック信号の入力を停止し、H論理または1が入力された場合にクロック信号の入力を開始するクロックイネーブル端子に、選択信号が入力される。
このような検出部26は、複数の後段ラッチ回路54から出力された複数の選択信号をデコード部28に供給する。デコード部28は、複数の選択信号の値に基づき、クロック出力部22から出力された複数のクロックの位相うちの1つの位相を特定する。そして、選択部30は、クロック出力部22から出力された複数のクロックのうち、デコード部28により特定された位相のクロック信号を基準クロックとして選択して出力する。例えば、デコード部28は、第1の値(例えばL論理または0)から第2の値(例えばH論理または1)に変化した選択信号に対応する位相を特定する。そして、例えば、選択部30は、第1の値から第2の値に変化した選択信号に対応する位相のクロック信号を、基準クロック信号として選択して出力する。
図4は、同期化装置10における各信号のタイミングチャートである。図4の(A)は、同期化装置10に入力されるタイミング信号を示す。図4の(B)、(C)、(D)、(E)は、位相0°、90°、180°、270°のクロック信号を示す。図4の(F)、(G)、(H)、(I)は、位相0°、90°、180°、270°の遅延信号を示す。図4の(J)、(K)、(L)、(M)は、位相0°、90°、180°、270°の選択信号を示す。図4の(N)は、デコード部28により特定されたクロック信号の位相を示す。
図4の例において、タイミング信号は、時刻tにおいてL論理(第1の値)からH論理(第2の値)に変化する(図4の(A))。図4の例の場合、4個のクロック信号のうち、時刻t以後であって、時刻tに最も近いエッジ(L論理からH論理へ変化するエッジ)を有するのは、位相90°のクロック信号である(図4の(C))。
位相90°のクロック信号(φ=90°)における、時刻t以後であって時刻tに最も近いエッジの時刻はtである(図4の(C))。位相90°に対応する第2の吸収回路24−2は、時刻tからタイミング信号を2クロック分遅延して出力する。従って、位相90°に対応する第2の前段ラッチ回路52−2から出力される遅延信号(φ=90°)は、時刻tから2クロック分遅延した時刻tにおいてL論理からH論理へ変化する(図4の(G))。そして、遅延信号(φ=90°)は、時刻tの後の時刻tにおいてH論理からL論理に変化する(図4の(G))。
位相180°の第3の前段ラッチ回路52−3の反転クロックイネーブル端子には、直前の位相である位相90°の第2の前段ラッチ回路52−2から出力される遅延信号(φ=90°)が入力される。遅延信号(φ=90°)は、時刻tから時刻tまでの期間、H論理である。よって、位相180°の第3の前段ラッチ回路52−3は、時刻tから時刻tまでの期間、クロック信号(φ=180°)の入力を停止し、データの取得動作をしない。従って、位相180°に対応する第3の前段ラッチ回路52−3から出力される遅延信号(φ=180°)は、L論理で変化しない(図4の(H))。
位相270°のクロック信号(φ=270°)における、時刻t以後であって時刻tに最も近いエッジの時刻は、tである(図4の(E))。位相270°に対応する第4の吸収回路24−4は、時刻tからタイミング信号を2クロック分遅延して出力する。位相270°に対応する第4の前段ラッチ回路52−4から出力される遅延信号(φ=270°)は、時刻tから2クロック分遅延した時刻tにおいてL論理からH論理へ変化する(図4の(I))。そして、遅延信号(φ=270°)は、時刻tの後の時刻tにおいてH論理からL論理に変化する(図4の(I))。
位相0°の第1の前段ラッチ回路52−1の反転クロックイネーブル端子には、直前の位相である位相270°の第4の前段ラッチ回路52−4から出力される遅延信号(φ=270°)が入力される。遅延信号(φ=270°)は、時刻tから時刻tまでの期間、H論理である。よって、位相0°の第3の前段ラッチ回路52−3は、時刻tから時刻tまでの期間、クロック信号(φ=0°)の入力を停止し、データの取得動作をしない。従って、位相0°に対応する第1の前段ラッチ回路52−1から出力される遅延信号(φ=0°)は、L論理で変化しない(図4の(F))。
このように、タイミング信号がL論理からH論理に変化した場合、タイミング信号のエッジ以降であって当該エッジに最も近い位相のクロック信号に対応する前段ラッチ回路52は、遅延信号をL論理からH論理に変化させる。さらに、タイミング信号のエッジに最も近い位相から、偶数個先(偶数個前)のそれぞれの位相のクロック信号に対応する前段ラッチ回路52も、遅延信号をL論理からH論理に変化させる。しかし、タイミング信号のエッジに最も近い位相から、奇数個先(奇数個前)のそれぞれの位相のクロック信号に対応する前段ラッチ回路52は、遅延信号を変化させずに、L論理で維持する。
位相90°に対応する第2の後段ラッチ回路54−2には、位相90°に対応する第2の前段ラッチ回路52−2から出力される遅延信号(φ=90°)が入力される。遅延信号(φ=90°)は、時刻tにおいてL論理からH論理に変化し、時刻tにおいてH論理からL論理に変化する(図4の(G))。従って、位相90°に対応する第2の後段ラッチ回路54−2から出力される選択信号(φ=90°)は、時刻tから1クロック分遅延した時刻tにおいてL論理からH論理へ変化する(図4の(K))。そして、選択信号(φ=90°)は、時刻tから1クロック分遅延した時刻tにおいてH論理からL論理に変化する(図4の(K))。
位相0°に対応する第1の後段ラッチ回路54−1には、位相0°に対応する第1の前段ラッチ回路52−1から出力される遅延信号(φ=0°)が入力される。遅延信号(φ=0°)は、L論理で変化しない。よって、位相0°に対応する第1の後段ラッチ回路54−1から出力される選択信号(φ=0°)も、L論理で変化しない(図4の(J))。
位相180°に対応する第3の後段ラッチ回路54−3には、位相180°に対応する第3の前段ラッチ回路52−3から出力される遅延信号(φ=180°)が入力される。遅延信号(φ=180°)は、L論理で変化しない。よって、位相180°に対応する第3の後段ラッチ回路54−3から出力される選択信号(φ=180°)も、L論理で変化しない(図4の(L))。
位相270°の第4の後段ラッチ回路54−4の反転クロックイネーブル端子には、2つ前の位相である位相90°の第2の後段ラッチ回路54−2から出力される選択信号(φ=90°)が入力される。選択信号(φ=90°)は、時刻tから時刻tまでの期間、H論理である。よって、位相270°の第4の後段ラッチ回路54−4は、時刻tから時刻tまでの期間、クロック信号(φ=270°)の入力を停止し、データの取得動作をしない。従って、位相270°に対応する第4の後段ラッチ回路54−4から出力される選択信号(φ=270°)は、L論理で変化しない(図4の(M))。
このように、タイミング信号がL論理からH論理に変化した場合、タイミング信号のエッジ以後であって当該エッジに最も近い位相のクロック信号に対応する後段ラッチ回路54は、選択信号をL論理からH論理に変化させる。しかし、タイミング信号のエッジ以後であって当該エッジに最も近い位相以外の位相のクロック信号に対応する後段ラッチ回路54は、選択信号を変化させずに、L論理で維持する。
デコード部28は、何れかの選択信号がL論理からH論理に変化した場合、論理が変化した選択信号の位相を特定する。そして、デコード部28は、特定した位相を選択部30に通知する。図4の例においては、デコード部28は、選択信号(φ=90°)が、L論理からH論理に変化した時刻tにおいて、位相を特定する情報を選択部30に通知する(図4の(N))。
以上のように、同期化装置10は、位相の異なる4つのクロック信号のうち、タイミング信号のエッジ以降における最も近い位相のクロック信号を選択して出力することができる。なお、図4の例においては、同期化装置10が正論理で動作する例を示したが、同期化装置10は、負論理で動作してもよい。
(第2実施形態)
つぎに、第2実施形態に係る同期化装置60について説明する。第1実施形態に係る同期化装置10は、位相の異なる4個のクロック信号のうち、タイミング信号のエッジ以降における最も近い位相のクロック信号を選択して出力する。これに対して、第2実施形態に係る同期化装置60は、同一の周期で位相が異なるK個(Kは2(N−1)より大きく2以下の何れか1つの偶数、Nは2以上の整数)のクロック信号のうち、最も近い位相のクロック信号を選択して出力する。第2実施形態に係る同期化装置60は、第1実施形態に係る同期化装置10と略同一の構成を有するので、第1実施形態に係る同期化装置10と略同一の機能および構成を有する部材については同一の符号を付け、相違点を除き詳細な説明を省略する。
図5は、第1実施形態に係る同期化装置60の構成を示す図である。同期化装置60は、タイミング信号が入力され、入力されたタイミング信号に同期した基準クロック信号を出力する。同期化装置60は、クロック出力部22と、K個の吸収回路24と、検出部26と、デコード部28と、選択部30とを備える。
クロック出力部22は、同一の周期で位相が異なるK個のクロック信号を出力する。Kは、2(N−1)より大きく2以下の何れか1つの偶数である。Nは、2以上の整数である。例えば、Nが3である場合、Kは、2(=4)より大きく、2(=8)以下の何れかの偶数となる。すなわち、Nが3である場合、Kは、6または8となる。例えば、Nが4である場合、Kは、2(=8)より大きく、2(=16)以下の何れかの偶数となる。すなわち、Nが4である場合、Kは、10、12、14または16となる。また、例えば、Nが5である場合、Kは、2(=16)より大きく、2(=32)以下の何れかの偶数となる。すなわち、Nが5である場合、Kは、18、20、22、24、26、28、30または32となる。なお、K個のクロック信号は、少なくとも周期が同一であれば、前後の位相ずれの間隔が均等であっても均等でなくてもよい。
K個の吸収回路24は、K個のクロック信号のそれぞれの位相毎に設けられる。本実施形態においては、同期化装置60は、第1の位相θに対応する第1の吸収回路24−1、第2の位相θに対応する第2の吸収回路24−2、第3の位相θに対応する第3の吸収回路24−3、第4の位相θに対応する第4の吸収回路24−4、…、第Kの位相θに対応する第Kの吸収回路24−Kを備える。
それぞれの吸収回路24は、第1実施形態と同様の構成を有する。すなわち、それぞれの吸収回路24は、タイミング信号の値を、当該吸収回路24に対応する位相のクロック信号のエッジタイミング(第1の値から第2の値への変化タイミング)において取得する。それぞれの吸収回路24は、取得したタイミング信号の値を、当該吸収回路24に対応する位相のクロック信号の所定クロック数後のエッジタイミングにおいて出力する。
検出部26は、タイミング信号の値をK個のクロック信号のそれぞれのエッジタイミングで取得する。より具体的には、検出部26は、K個の吸収回路24のそれぞれにより、所定クロック数分だけ遅延されたK個のタイミング信号を取得する。
検出部26は、それぞれのクロック信号のエッジタイミングにおいて取得したタイミング信号の値に基づき、クロック出力部22から出力されたK個のクロック信号のうち、タイミング信号のエッジ以後であって当該エッジに最も近い位相のクロック信号を検出する。そして、検出部26は、タイミング信号のエッジ以後であって当該エッジに最も近い位相のクロック信号の位相を特定可能な、K個のクロック信号のそれぞれに対応するK個の選択信号を出力する。例えば、検出部26は、タイミング信号のエッジ以後であって当該エッジに最も近い位相のクロック信号に対応する選択信号の値が、他の選択信号の値と異なるようなK個の選択信号を出力する。
デコード部28は、検出部26から出力されたK個の選択信号に基づき、タイミング信号のエッジ以後であって当該エッジに最も近い位相のクロック信号を特定する。選択部30は、クロック出力部22から出力されたK個のクロック信号のうち、デコード部28により特定された位相のクロック信号を選択する。そして、選択部30は、選択したクロック信号を、タイミング信号に同期した基準クロック信号として外部に出力する。本実施形態においては、選択部30は、K個のクロック信号のうち、デコード部28により特定された1つのクロック信号を基準クロック信号として出力する。
図6は、第2実施形態に係る検出部26の構成を示す図である。検出部26は、第1から第NまでのN個のラッチ群62を有する。具体的には、検出部26は、第1のラッチ群62−1〜第Nのラッチ群62−Nを有する。
例えば、Nが3の場合(8個のクロック信号が出力される場合)、検出部26は、第1のラッチ群62−1、第2のラッチ群62−2および第3のラッチ群62−3を有する。また、例えば、Nが4の場合(16個のクロック信号が出力される場合)、検出部26は、第1のラッチ群62−1、第2のラッチ群62−2、第3のラッチ群62−3および第4のラッチ群62−4を有する。また、Nが5の場合(32個のクロック信号が出力される場合)、検出部26は、第1のラッチ群62−1、第2のラッチ群62−2、第3のラッチ群62−3、第4のラッチ群62−4および第5のラッチ群62−5を有する。
それぞれのラッチ群62は、K個のクロック信号のそれぞれの位相毎に設けられた、K個のラッチ回路70を含む。具体的には、それぞれのラッチ群62は、第1のラッチ回路70−1〜第Kのラッチ回路70−Kを含む。
例えば、Nが3の場合(8個のクロック信号が出力される場合)、それぞれのラッチ群62は、第1のラッチ回路70−1〜第8のラッチ回路70−8を含む。また、例えば、Nが4の場合(16個のクロック信号が出力される場合)、それぞれのラッチ群62は、第1のラッチ回路70−1〜第16のラッチ回路70−16を含む。また、Nが5の場合(32個のクロック信号が出力される場合)、それぞれのラッチ群62は、第1のラッチ回路70−1〜第32のラッチ回路70−32を含む。
それぞれのラッチ回路70は、第1実施形態で説明した前段ラッチ回路52および後段ラッチ回路54と同様の構成である。つまり、ラッチ回路70は、Dフリップフロップであってよい。
第1のラッチ群62−1が有するそれぞれのラッチ回路70は、タイミング信号の値を当該位相のクロック信号のエッジタイミングで取得し、取得したタイミング信号の値を当該位相のクロック信号の次のエッジタイミングまで1クロック分保持する。そして、第1のラッチ群62−1が有するそれぞれのラッチ回路70は、保持している値を表す遅延信号を出力する。
本実施形態においては、それぞれの第1のラッチ群62−1が有するそれぞれのラッチ回路70は、当該位相に対応する吸収回路24から出力された、所定クロック数分遅延したタイミング信号の値を、当該位相のクロック信号のエッジタイミングで取得する。具体的には、第1のラッチ群62−1が有する第1のラッチ回路70−1は、第1の吸収回路24−1から出力されたタイミング信号の値を、位相φのクロック信号のエッジタイミングで取得する。第1のラッチ群62−1が有する第2のラッチ回路70−2は、第2の吸収回路24−2から出力されたタイミング信号の値を、位相φのクロック信号のエッジタイミングで取得する。そして、第1のラッチ群62−1が有する第Kのラッチ回路70−Kは、第Kの吸収回路24−Kから出力されたタイミング信号の値を、位相φのクロック信号のエッジタイミングで取得する。
第M(Mは2以上N以下の整数)のラッチ群62−Mが有するそれぞれのラッチ回路70は、第(M−1)のラッチ群62−(M−1)が有する当該位相に対応するラッチ回路70から出力された遅延信号の値を、当該位相のクロック信号のエッジタイミングで取得する。
具体的には、第Mのラッチ群62−Mが有する第1のラッチ回路70−1は、第(M−1)のラッチ群62−(M−1)が有する第1のラッチ回路70−1から出力された遅延信号の値を、位相φのクロック信号のエッジタイミングで取得する。第Mのラッチ群62−Mが有する第2のラッチ回路70−2は、第(M−1)のラッチ群62−(M−1)が有する第2のラッチ回路70−2から出力された遅延信号の値を、位相φのクロック信号のエッジタイミングで取得する。そして、第Mのラッチ群62−Mが有する第Kのラッチ回路70−Kは、第(M−1)のラッチ群62−(M−1)が有する第Kのラッチ回路70−Kから出力された遅延信号の値を、位相φのクロック信号のエッジタイミングで取得する。
そして、第Mのラッチ群62が有するそれぞれのラッチ回路70は、取得した値を当該位相のクロック信号の次のエッジタイミングまで1クロック分保持し、保持している値を表す遅延信号を出力する。なお、第Nのラッチ群62が有するそれぞれのラッチ回路70は、遅延信号に代えて、保持している値を表す選択信号を出力する。つまり、最終段のラッチ群62が有するそれぞれのラッチ回路70は、選択信号を選択部30へと出力する。
図7は、第Lのラッチ群62−Lの構成を示す図である。第L(Lは1以上N以下の整数)のラッチ群62が有するそれぞれのラッチ回路70は、同一のラッチ群62内における、L個前の位相に対応するラッチ回路70から出力された信号の値によって、クロック信号の入力の停止および開始が切り替えられる。
例えば、第1のラッチ群62−1が有するそれぞれのラッチ回路70は、第1のラッチ群62−1における1個前の位相に対応するラッチ回路70から出力された信号の値によって、クロック信号の入力の停止および開始が切り替えられる。また、第2のラッチ群62−2が有するそれぞれのラッチ回路70は、第2のラッチ群62−2における2個前の位相に対応するラッチ回路70から出力された信号の値によって、クロック信号の入力の停止および開始が切り替えられる。第3のラッチ群62−3が有するそれぞれのラッチ回路70は、第3のラッチ群62−3における3個前の位相に対応するラッチ回路70から出力された信号の値によって、クロック信号の入力の停止および開始が切り替えられる。第4のラッチ群62−4が有するそれぞれのラッチ回路70は、第4のラッチ群62−4における4個前の位相に対応するラッチ回路70から出力された信号の値によって、クロック信号の入力の停止および開始が切り替えられる。第5のラッチ群62−5が有するそれぞれのラッチ回路70は、第5のラッチ群62−5における5個前の位相に対応するラッチ回路70から出力された信号の値によって、クロック信号の入力の停止および開始が切り替えられる。
なお、本実施形態においては、それぞれのラッチ回路70は、Dフリップフロップである。この場合、それぞれのラッチ回路70は、クロック端子に、当該位相のクロック信号が入力される。
また、Dフリップフロップである、第1のラッチ群62−1のそれぞれのラッチ回路70は、入力端子に、タイミング信号(本実施形態においては吸収回路24から出力された遅延したタイミング信号)が入力される。また、Dフリップフロップである、第Mのラッチ群62−Mのそれぞれのラッチ回路70は、入力端子に、第(M−1)のラッチ群62−(M−1)が有する当該位相に対応するラッチ回路70から出力された遅延信号が入力される。
そして、Dフリップフロップである、第Lのラッチ群62−Lが有するそれぞれのラッチ回路70は、反転クロックイネーブル端子に、同一の第Lのラッチ群62−L内における、L個前の位相に対応するラッチ回路70から出力された信号が入力される。なお、同期化装置60が負論理で動作する場合には、第Lのラッチ群62−Lが有するそれぞれのラッチ回路70は、クロックイネーブル端子に、L個前の位相に対応するラッチ回路70から出力された信号が入力される。
このように同期化装置60は、位相の異なるK個のクロック信号のうち、タイミング信号のエッジ以降における最も近い位相のクロック信号を選択して出力することができる。
図8は、クロック出力部22の構成の一例を示す図である。クロック出力部22は、例えば、サンプリングクロック入力部82と、第1クロック生成部84と、遅延回路86と、第2クロック生成部88とを有する構成であってもよい。
サンプリングクロック入力部82は、例えば外部から、所定の周波数のサンプリングクロックを入力する。第1クロック生成部84は、サンプリングクロック入力部82が入力したサンプリングクロックから、位相の異なる複数のクロック信号を生成する。第1クロック生成部84は、例えば、多相クロックが出力可能なPLL回路である。具体的には、第1クロック生成部84は、サンプリングクロックをPLL回路により位相同期させ、それぞれの位相タップからクロック信号を出力することにより、位相がずれた複数のクロック信号を出力する。
遅延回路86は、サンプリングクロック入力部82が入力したサンプリングクロックを、第1クロック生成部84から発生される複数のクロック信号の位相間隔以下の精度で遅延させる。遅延回路86は、例えば、DLL(遅延ロックドループ)回路である。DLL回路は、使用環境に左右されず、安定的に精密な遅延クロックを出力することができる。
第2クロック生成部88は、遅延回路86から出力された遅延したサンプリングクロックから、位相の異なる複数のクロック信号を生成する。第2クロック生成部88は、第1クロック生成部84と同様の構成であってよい。
例えば、プログラマブルロジック回路に実装された遅延回路86は、p秒単位での遅延設定をすることが可能である。例えばサンプリングクロックが200MHzであり、第1クロック生成部84および第2クロック生成部88が8相タップのPLL回路である場合、位相タップ間の時間差は、625p秒となる。従って、遅延回路86がサンプリングクロックを315p秒遅延することにより、クロック出力部22は、16個の位相の異なるクロック信号を出力することができる。
以上のように、各実施形態に係る同期化装置10、60によれば、タイミング信号に同期したクロック信号を出力することができる。特に、同期化装置10、60は、ラッチ回路(例えばDフリップフロップ)により実現され、ANDゲートまたはORゲート等の積和論理回路を用いていない。従って、例えば、同期化装置10、60がFPGA等のプログラマブルロジック回路に実装された場合であっても、ルックアップテーブルを参照せずに、高速に動作することができる。このことから、各実施形態に係る同期化装置10、60によれば、安価に高速に動作することが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能である。
10 同期化装置
22 クロック出力部
24 吸収回路
26 検出部
28 デコード部
30 選択部
42 ラッチ
52 前段ラッチ回路
54 後段ラッチ回路
60 同期化装置
62 ラッチ群
70 ラッチ回路
82 サンプリングクロック入力部
84 第1クロック生成部
86 遅延回路
88 第2クロック生成部
特許第4194430号公報

Claims (12)

  1. タイミング信号に同期した基準クロック信号を出力する同期化装置であって、
    同一の周期で位相が異なるK個(Kは2(N−1)より大きく2以下の何れか1つの偶数、Nは2以上の整数)のクロック信号を出力するクロック出力部と、
    前記クロック出力部から出力されたK個のクロック信号のうち、前記タイミング信号のエッジ以後であって当該エッジに最も近い位相のクロック信号を前記基準クロック信号として検出する検出部と、
    K個のクロック信号のうちの1つを前記基準クロック信号として選択する選択部と、
    を備え、
    前記検出部は、第1から第NまでのN個のラッチ群を有し、
    それぞれの前記ラッチ群は、K個のクロック信号のそれぞれの位相毎に設けられたK個のラッチ回路を含み、
    第1のラッチ群が有するそれぞれの前記ラッチ回路は、前記タイミング信号の値を当該位相のクロック信号のエッジタイミングで取得し、取得した前記タイミング信号の値を当該位相のクロック信号の次のエッジタイミングまで保持し、保持している値を表す信号を出力し、
    第M(Mは2以上N以下の整数)のラッチ群が有する前記ラッチ回路は、第M−1のラッチ群が有する当該位相に対応する前記ラッチ回路から出力された信号の値を、当該位相のクロック信号のエッジタイミングで取得し、取得した値を当該位相のクロック信号の次のエッジタイミングまで保持し、保持している値を表す信号を出力し、
    第Nのラッチ群が有する前記ラッチ回路は、保持している値を表す選択信号を出力し、
    第L(Lは1以上N以下の整数)のラッチ群が有する前記ラッチ回路は、同一のラッチ群内における、L個前の位相に対応する前記ラッチ回路から出力された信号の値によって、クロック信号の入力の停止および開始が切り替えられ、
    前記選択部は、値が変化した前記選択信号に対応する位相のクロック信号を前記基準クロック信号として選択する
    同期化装置。
  2. 前記タイミング信号は、第1の値または第2の値を取る2値信号であり、
    前記第Lのラッチ群が有する前記ラッチ回路は、同一のラッチ群内におけるL個前の位相に対応する前記ラッチ回路から出力された信号の値が、第2の値の場合に、クロック信号の入力を停止し、
    前記選択部は、第1の値から第2の値に変化した前記選択信号に対応する位相のクロック信号を、前記基準クロック信号として選択する
    請求項1に記載の同期化装置。
  3. 前記K個のクロック信号のそれぞれの位相毎に設けられるK個の吸収回路をさらに備え、
    それぞれの前記吸収回路は、前記タイミング信号の値を当該位相のクロック信号のエッジタイミングで取得し、取得した前記タイミング信号の値を当該位相のクロック信号の所定クロック数後のエッジタイミングにおいて出力し、
    前記第1のラッチ群が有するそれぞれの前記ラッチ回路は、当該位相に対応する前記吸収回路から出力された、遅延した前記タイミング信号を取得する
    請求項1または2に記載の同期化装置。
  4. それぞれの前記ラッチ回路は、Dフリップフロップである
    請求項1から3の何れか1項に記載の同期化装置。
  5. それぞれの前記ラッチ回路は、クロック端子に、当該位相のクロック信号が入力され、
    前記第1のラッチ群が有するそれぞれの前記ラッチ回路は、入力端子に、前記タイミング信号が入力され、
    前記第Mのラッチ群が有する前記ラッチ回路は、入力端子に、第M−1のラッチ群が有する当該位相に対応する前記ラッチ回路から出力された信号が入力され、
    前記第Lのラッチ群が有する前記ラッチ回路は、クロックイネーブル端子に、同一のラッチ群内における、L個前の位相に対応する前記ラッチ回路から出力された信号が入力される
    請求項4に記載の同期化装置。
  6. 前記クロック出力部は、
    所定の周波数のサンプリングクロックから位相の異なる複数のクロック信号を生成する第1クロック生成部と、
    前記第1クロック生成部から発生される複数のクロック信号の位相間隔以下の精度で、前記サンプリングクロックを遅延する遅延回路と、
    前記遅延回路により遅延された前記サンプリングクロックから、位相の異なる複数のクロック信号を生成する第2クロック生成部と、
    を有し、
    前記クロック出力部は、前記第1クロック生成部および前記第2クロック生成部により生成された複数のクロック信号を出力する
    請求項1から5の何れか1項に記載の同期化装置。
  7. 前記タイミング信号は、画像形成装置において形成する画像の所定の描画位置を示す信号であり、
    前記基準クロック信号は、ピクセル単位の描画タイミングを示す信号である
    請求項1から6の何れか1項に記載の同期化装置。
  8. タイミング信号に同期した基準クロック信号を出力する同期化装置であって、
    同一の周期で位相が異なる4個のクロック信号を出力するクロック出力部と、
    前記4個のクロック信号のそれぞれの位相毎に設けられ、前記タイミング信号の値を当該位相のクロック信号のエッジタイミングで取得し、取得した前記タイミング信号の値を当該位相のクロック信号の次のエッジタイミングまで保持し、保持している値を表す遅延信号を出力する4個の前段ラッチ回路と、
    前記4個のクロック信号のそれぞれの位相毎に設けられ、当該位相に対応する前記前段ラッチ回路から出力された前記遅延信号の値を、当該位相のクロック信号のエッジタイミングで取得し、取得した値を当該位相のクロック信号の次のエッジタイミングまで保持し、保持している値を表す選択信号を出力する4個の後段ラッチ回路と、
    前記4個のクロック信号のうちの1つを前記基準クロック信号として選択する選択部と、
    を備え、
    それぞれの前記前段ラッチ回路は、直前の位相に対応する前記前段ラッチ回路から出力された前記遅延信号の値によって、クロック信号の入力の停止および開始が切り替えられ、
    それぞれの前記後段ラッチ回路は、2つ前の位相に対応する前記後段ラッチ回路から出力された前記選択信号の値によって、クロック信号の入力の停止および開始が切り替えられ、
    前記選択部は、値が変化した前記選択信号に対応する位相のクロック信号を前記基準クロック信号として選択する
    同期化装置。
  9. 前記タイミング信号は、第1の値または第2の値を取る2値信号であり、
    それぞれの前記前段ラッチ回路は、直前の位相に対応する前記前段ラッチ回路から出力された前記遅延信号が第2の値の場合に、クロック信号の入力を停止し、
    それぞれの前記後段ラッチ回路は、2つ前の位相に対応する前記後段ラッチ回路から出力された前記選択信号が第2の値の場合に、クロック信号の入力を停止し、
    前記選択部は、第1の値から第2の値に変化した前記選択信号に対応する位相のクロック信号を、前記基準クロック信号として選択する
    請求項8に記載の同期化装置。
  10. 前記4個のクロック信号のそれぞれの位相毎に設けられる4個の吸収回路をさらに備え、
    それぞれの前記吸収回路は、前記タイミング信号の値を当該位相のクロック信号のエッジタイミングで取得し、取得した前記タイミング信号の値を当該位相のクロック信号の所定クロック数後のエッジタイミングにおいて出力し、
    それぞれの前記前段ラッチ回路は、当該位相に対応する前記吸収回路から出力された、遅延した前記タイミング信号を取得する
    請求項8または9に記載の同期化装置。
  11. それぞれの前記前段ラッチ回路およびそれぞれの前記後段ラッチ回路は、Dフリップフロップである
    請求項8から10の何れか1項に記載の同期化装置。
  12. それぞれの前記前段ラッチ回路は、
    入力端子に、前記タイミング信号が入力され、
    クロック端子に、当該位相のクロック信号が入力され、
    クロックイネーブル端子に、直前の位相に対応する前記前段ラッチ回路の出力端子から出力された前記遅延信号が入力され、
    それぞれの前記後段ラッチ回路は、
    入力端子に、当該位相に対応する前記前段ラッチ回路から出力された前記遅延信号が入力され、
    クロック端子に、当該位相のクロック信号が入力され、
    クロックイネーブル端子に、2つ前の位相に対応する前記後段ラッチ回路の出力端子から出力された前記選択信号が入力される
    請求項11に記載の同期化装置。
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