JP2017080985A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】後処理手段の処理制限数を超過した場合に出力される用紙を利用するのに有利な画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数の画像データのそれぞれに対応する画像を複数の用紙のそれぞれに形成し、当該画像が形成された用紙を出力する形成手段と、形成手段から出力された用紙に対して、複数の画像データのうちの一部の画像データを含む束を処理単位として後処理を行い、当該後処理が行われた用紙を出力する後処理手段と、形成手段及び後処理手段の動作を制御する制御手段とを有し、制御手段は、束に含まれる画像データに対応する画像が形成された用紙の数が後処理手段の処理制限数を超過したときに、当該束に含まれる画像データに対応する画像を用紙に形成し、且つ、当該画像が形成された用紙に対して後処理を行わずに出力してから動作を停止するモードで形成手段及び後処理手段を動作させる。
【選択図】図7
【解決手段】複数の画像データのそれぞれに対応する画像を複数の用紙のそれぞれに形成し、当該画像が形成された用紙を出力する形成手段と、形成手段から出力された用紙に対して、複数の画像データのうちの一部の画像データを含む束を処理単位として後処理を行い、当該後処理が行われた用紙を出力する後処理手段と、形成手段及び後処理手段の動作を制御する制御手段とを有し、制御手段は、束に含まれる画像データに対応する画像が形成された用紙の数が後処理手段の処理制限数を超過したときに、当該束に含まれる画像データに対応する画像を用紙に形成し、且つ、当該画像が形成された用紙に対して後処理を行わずに出力してから動作を停止するモードで形成手段及び後処理手段を動作させる。
【選択図】図7
Description
本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラムに関する。
近年の画像形成装置は、後処理ユニットを接続可能に構成され、画像が形成された用紙に対して様々な後処理(印刷フィニッシング処理)を行うことができる。画像形成装置に接続される後処理ユニットは、その構造上の制約によって、後処理が可能な用紙の数に制限(処理制限数)がある。例えば、後処理の1つであるステイプル処理であれば、ステイプルユニットの綴じ処理装置の性能によって、綴じることが可能な用紙の数が限られている。また、綴じることが可能な用紙の数は、用紙の坪量や表面性などの特性によっても異なる。後処理ユニットの処理制限数を超過した場合には、後処理を行わないで用紙を出力する、或いは、その印刷ジョブをキャンセルする技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、プリントオンデマンド(POD)市場では、様々な形態の印刷物が求められている。例えば、複数の章立てされた束をまとめて1つの資料や冊子としたり、同一フォーマットに部分的に内容の異なる複数のページや束をバリアブル印刷したりすることが可能である。印刷ジョブの全体を「部」と定義し、「部」に含まれる複数のページ(用紙群)を「束」と定義し、束ごとに印刷設定やフィニッシング設定を行うことで、所定の印刷物を得ることができる。
しかしながら、束単位でステイプル設定されている印刷ジョブを実行する際に、ステイプルユニットで綴じることが可能な用紙の数の超過が発生すると、その時点で印刷ジョブがキャンセルされる、或いは、その後の用紙を綴じずに最後まで出力される。超過が発生した時点で印刷ジョブがキャンセルされると、束の途中の用紙までしか出力されないため、ステイプル処理が行われていなくても成果物となりうる束であっても、その出力が無駄になってしまう。また、超過が発生した後の用紙を綴じずに最後まで出力されると、どの束で超過が発生したかをユーザが確認することが難しく、成果物として扱いにくい。
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされ、後処理手段の処理制限数を超過した場合に出力される用紙を利用するのに有利な画像形成装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての画像形成装置は、複数の用紙のそれぞれに形成すべき画像に対応する複数の画像データを含む印刷ジョブを取得する取得手段と、前記取得手段で取得された前記印刷ジョブに従って、前記複数の画像データのそれぞれに対応する画像を前記複数の用紙のそれぞれに形成し、当該画像が形成された用紙を出力する形成手段と、前記形成手段から出力された用紙に対して、前記複数の画像データのうちの一部の画像データを含む束を処理単位として後処理を行い、当該後処理が行われた用紙を出力する後処理手段と、前記形成手段及び前記後処理手段の動作を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記束に含まれる画像データに対応する画像が形成された用紙の数が前記後処理手段の処理制限数を超過したときに、当該束に含まれる画像データに対応する画像を用紙に形成し、且つ、当該画像が形成された用紙に対して前記後処理を行わずに出力してから動作を停止するモードで前記形成手段及び前記後処理手段を動作させることを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、後処理手段の処理制限数を超過した場合に出力される用紙を利用するのに有利な画像形成装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の一側面としての画像形成装置を含む印刷システム1の構成を示す概略図である。印刷システム1では、後処理装置(後処理手段)を有するプリンタ100と、プリントサーバ102と、クライアントPC103とが、ネットワーク回線101を介して、それぞれ接続されている。本実施形態において、プリンタ100を画像形成装置と称し、プリントサーバ102を画像処理装置と称する。但し、画像形成装置は、プリンタに限定されるものではなく、コピー、スキャンやFAXなどの種々の機能の全て、或いは、一部を備えたMFP(マルチファンクションプリンタ)であってもよい。また、本実施形態では、印刷ジョブの全体を「部」と定義し、「部」に含まれる複数のページ(用紙群)を「束」と定義する。
図1は、本発明の一側面としての画像形成装置を含む印刷システム1の構成を示す概略図である。印刷システム1では、後処理装置(後処理手段)を有するプリンタ100と、プリントサーバ102と、クライアントPC103とが、ネットワーク回線101を介して、それぞれ接続されている。本実施形態において、プリンタ100を画像形成装置と称し、プリントサーバ102を画像処理装置と称する。但し、画像形成装置は、プリンタに限定されるものではなく、コピー、スキャンやFAXなどの種々の機能の全て、或いは、一部を備えたMFP(マルチファンクションプリンタ)であってもよい。また、本実施形態では、印刷ジョブの全体を「部」と定義し、「部」に含まれる複数のページ(用紙群)を「束」と定義する。
印刷システム1では、印刷ジョブは、プリントサーバ102において入力、生成及び管理され、ネットワーク回線101を介して、プリンタ100に順次送信される。プリンタ100は、後処理部(後処理装置)104と接続されており、受信した印刷ジョブに必要な処理を行って実際の用紙に印刷を行う。後処理部104は、プリンタ100から出力された用紙に対して、必要に応じて、プリンタ100から指示される後処理を行い、かかる後処理が行われた用紙を出力(排紙)する。なお、後処理部104は、本実施形態では、印刷ジョブに含まれる複数の画像データのうちの一部の画像データを含む束を処理単位として後処理を行う。印刷ジョブは、例えば、ネットワーク回線101に接続されているクライアントPC103やプリントサーバ102から、図示しない印刷ドライバ又はプリントサーバ用アプリケーションGUIをユーザが操作することで、プリントサーバ102に入力される。また、プリントサーバ102をプリンタ100と直接接続し、プリンタ100とクライアントPC103との通信を、プリントサーバ102及びネットワーク回線101を介して行ってもよい。
図2は、プリンタ100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。プリンタ100は、CPU201を含むコントローラ部200と、スキャナ部202と、外部インタフェース(I/F)203と、操作部204と、圧縮伸長部205とを有する。更に、プリンタ100は、ROM206と、RAM207と、HDD208と、画像形成部210を含むプリント部209と、排紙部211を含む後処理部104とを有する。コントローラ部200で制御される各種の制御プログラムは、ROM206に記憶され、必要に応じてRAM207に読み出されてCPU201で実行される。
図3は、プリントサーバ102のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。プリントサーバ102は、CPU301を含むコントローラ部300と、操作部302と、外部インタフェース(I/F)303と、ROM304と、RAM305と、HDD306とを有する。コントローラ部300で制御される各種の制御プログラムは、ROM304に記憶され、必要に応じてRAM305に読み出されてCPU301で実行される。
図4は、プリントサーバ102のソフトウェアモジュール構成の一例を示すブロック図である。これらのソフトウェアモジュールは、プリントサーバ102におけるコントローラ部300で実現され、通常、ROM304に記憶されており、必要に応じてRAM305に読み出されてCPU301で実行される。
ネットワーク制御部401は、外部I/F303及びネットワーク回線101を介して、プリンタ100及びクライアントPC103とデータの送受信を行う。UI制御部402は、プリントサーバ102の操作部302に対する表示内容の変更の指示及びユーザからの指示の受け付けを行う。
印刷設定部403は、クライアントPC103からネットワーク制御部401を介して入力され、HDD306に保存されている印刷ジョブに対して、UI制御部402を介して受け付けたユーザからの指示に従って印刷設定を行う。ここで、印刷設定は、主に、印刷に使用される用紙情報に関する設定、ユーザの好みに応じた出力を実現するための画像処理や印刷プロファイルなどの画像機能に関する設定、フィニッシング(後処理)に関する設定を含む。フィニッシングに関する設定は、例えば、ステイプルやパンチ、折りなど後処理部104において可能な処理の設定を含む。また、印刷設定は、印刷部数の設定、印刷ジョブを複数の束に分割する設定、それぞれの束に対する印刷設定なども含む。
図5は、印刷ジョブを束に分割して印刷設定を行うための設定画面701の一例を示す図である。設定画面701は、ユーザによって印刷ジョブに対する印刷設定の指示が行われると、CPU301によって生成され、操作部302に表示される。CPU301は、選択された印刷ジョブの各ページのサムネイルをページ表示702に表示する。また、CPU301は、束の指定及び各束における印刷設定の内容をシート表示703に表示する。ユーザからの指示を受け付け、任意のページで区切ることで束の指定が行われると、CPU301は、指定された設定情報を印刷ジョブに紐づけてHDD306に記録し、その内容をシート表示703に表示する。更に、CPU301は、選択された各束の印刷設定の指示を行うための設定704を表示する。設定704では、例えば、選択された束の用紙サイズ、片面印刷又は両面印刷の指定、ページの拡大又は縮小、折りやステイプルの方法などを設定することができる。ユーザからの指示によって任意の印刷設定が行われると、CPU301は、指定された設定情報を印刷ジョブに紐づけてHDD306に記録し、その内容を設定704及びシート表示703に表示する。
なお、上述した印刷設定は、ネットワーク回線101を介してプリントサーバ102と接続されているクライアントPC103の図示しないUI(ユーザインタフェース)画面上から、図示しないプリントサーバ用アプリケーションGUIを介して行ってもよい。また、上述した印刷設定は、クライアントPC103の図示しない印刷ドライバから、ユーザによる印刷ジョブの指定とともに行ってもよい。
図4に戻って、印刷データ処理部404は、ユーザからの印刷ジョブ及び印刷設定部403で設定された印刷設定(設定情報)に基づいて、プリントサーバ102において必要な印刷データの処理を行う。印刷データ転送部405は、印刷データ処理部404において処理された印刷データ及び設定情報を、外部I/F303を介して、プリンタ100に転送する。
図6は、プリンタ100のソフトウェアモジュール構成の一例を示すブロック図である。これらのソフトウェアモジュールは、プリンタ100におけるコントローラ部200で実現され、通常、ROM206に記憶されており、必要に応じてRAM207に読み出されてCPU201で実行される。
印刷データ受信部501は、プリントサーバ102の印刷データ転送部405から送信された印刷データ及び設定情報を、外部I/F203を介して受信して、かかる印刷データ及び設定情報をHDD208に保存する。このように、印刷データ受信部501は、複数の用紙のそれぞれに形成すべき画像に対応する複数の画像データを含む印刷ジョブを取得する。
印刷データ処理部502は、印刷データ受信部501で受信した印刷データに対して、設定情報に従ってプリンタ100で必要な印刷処理を行う。かかる印刷処理は、例えば、濃度階調補正の適用やハーフトーン処理などを含む。
ビットマップデータ展開部503は、印刷データ処理部502で処理された印刷データを、プリンタ100が印刷可能なビットマップデータに展開する。ビットマップデータは、ページ単位で展開される。
ビットマップデータ転送部504は、プリント部209に対して、ビットマップデータ展開部503で展開されたビットマップデータを1ページずつ順次転送する。
後処理制御部505は、後処理部104に対して、設定情報に設定されている後処理の指示を行う。ステイプルが設定されている印刷ジョブであれば、後処理制御部505は、プリント部209における画像形成部210にて印刷(画像が形成)されて後処理部104に出力された用紙をステイプルする枚数に到達するまで待機するように指示する。更に、画像形成部210から後処理部104に出力された用紙がステイプルする枚数に到達したら、後処理制御部505は、用紙に対してステイプルを行って排紙部211に排紙するように指示する。
制限数超過判定部506は、後処理制御部505にて後処理部104を制御するために必要な判定を行う。ステイプル、パンチ、折りなどの後処理は、後処理部104のハードウェアの構成によって処理可能な用紙の数の限度、即ち、処理制限数が定められている。制限数超過判定部506は、ページ単位で処理されて転送される印刷ジョブの枚数(印刷データに含まれる画像データに対応する画像が形成された用紙の数)をカウントし、後処理部104の処理制限数を超過しているかどうかを判定する。かかる判定は、ページごとに行われ、その判定結果が後処理制御部505に通知される。なお、後処理部104の処理制限数の設定値は、HDD208に格納されている。また、後処理部104が図示しないCPUやHDDを有し、後処理部104で処理制限数を設定し、必要に応じて、その設定値をプリンタ100に通知してもよい。
図7は、印刷システム1におけるプリンタ100の印刷処理を説明するためのフローチャートである。かかる印刷処理を行うためのプログラムは、ROM206に記憶されており、CPU201によってRAM207に読み出されて処理される。ここでは、後処理部104が行う後処理をステイプルとして説明する。
S601において、CPU201は、印刷ジョブの最初(1番目)の束を選択する。S602において、CPU201は、S601で選択された印刷ジョブの最初(1番目)のページを選択する。
S603において、CPU201は、S602で選択された1ページ(印刷対象ページ)の印刷処理を行う。ここで、印刷処理とは、印刷対象ページを、ビットマップデータ転送部504からプリント部209の画像形成部210に転送し、印刷処理を行い、印刷処理を行った用紙を後処理部104に出力(搬送)する処理を含む。上述したように、後処理部104は、後処理制御部505から後処理が指示されるまで、画像形成部210から出力された用紙を保持(ストック)する。
S604において、CPU201(制限数超過判定部506)は、後処理部104に保持されている用紙の数と後処理部104の処理制限数とを比較して、ステイプルの処理制限数の超過が発生したかどうかを判定する。ステイプルの処理制限数の超過が発生していない場合(S604のNO)には、S605に移行し、ステイプルの処理制限数の超過が発生している場合(S604のYES)には、S611に移行する。
S605において、CPU201は、選択された束に次のページがあるかどうかを判定する。次のページがある場合(S605のYES)には、S606に移行し、次のページがない(即ち、束を全て出力した)場合(S605のNO)には、S607に移行する。
S606において、CPU201は、次のページを選択して、かかるページの印刷処理を行う(即ち、S603から処理を続ける)。S607において、CPU201は、画像形成部210から出力されて後処理部104に保持されている用紙に対してステイプル処理を行う。ここで、ステイプル処理とは、後処理制御部505から後処理部104に対して後処理の指示を行い、後処理部104に保持されている用紙(束)をステイプルする処理を含む。
S608において、CPU201は、S607でステイプル処理が行われた用紙(束)を、排紙部211が含む排紙トレイに排紙させる。S609において、CPU201は、印刷ジョブに次の束があるかどうかを判定する。次の束がある場合には、S610に移行して、CPU201は、次の束を選択して、かかる束の最初のページを選択する(即ち、S602から処理を続ける)。一方、次の束がない場合には、処理を終了する。
ステイプルの処理制限数の超過が発生している場合(S604のYES)、S611、S612及びS613において、CPU201は、選択されている束を最後まで出力する処理を行う。S611、S612及びS613の処理は、それぞれ、S605、S606及びS603と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
S614において、CPU201は、後処理部104に保持され、ステイプル処理が行われていない用紙(束)を、排紙部211が含む排紙トレイに排紙させる。S615において、CPU201は、印刷処理をキャンセルする。ここで、印刷処理のキャンセルとは、S614で排紙(出力)された束を最後の印刷とし、それ以上の印刷をさせないようにするための処理を含む。例えば、CPU201から、印刷ジョブを処理している印刷データ処理部502、ビットマップデータ展開部503及びビットマップデータ転送部504に対して、印刷動作を停止する指示を行う。プリントサーバ102の印刷データ転送部405から印刷ジョブが送信され続けている場合は、CPU201は、プリントサーバ102に対して印刷処理のキャンセルを指示する。また、CPU201は、印刷処理がキャンセルされたことを操作部204に表示する、或いは、プリントサーバ102に通知して操作部302に表示することで、ユーザに報知するようにしてもよい。
このように、本実施形態では、ステイプルが束単位で設定されている印刷ジョブを処理する際に、ステイプルの処理制限数の超過が発生すると、ステイプルを行わずに、処理制限数の超過が発生した束を最後まで出力して、印刷処理をキャンセルする。これにより、ステイプルの処理制限数の超過が発生した場合であっても、ユーザは、プリンタ100から出力される用紙(成果物)を束単位で利用することができる。また、印刷ジョブが最後まで出力されないため、ステイプルされていない束(即ち、ステイプルの処理制限数の超過が発生した束)の確認が容易となる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、ステイプルの処理制限数を超過したときに、かる超過が発生した束に含まれる画像データに対応する画像を用紙に形成し、且つ、その用紙に対して後処理を行わずに出力してから動作を停止するモードでプリンタ100を動作させている。
第1の実施形態では、ステイプルの処理制限数を超過したときに、かる超過が発生した束に含まれる画像データに対応する画像を用紙に形成し、且つ、その用紙に対して後処理を行わずに出力してから動作を停止するモードでプリンタ100を動作させている。
本実施形態では、ステイプルが束単位で設定されている印刷ジョブの処理において、ステイプルの処理制限数の超過が発生した場合に、その後の印刷動作として、予め定められた複数のモードから1つのモードを設定可能とする。本実施形態における印刷システムの構成、プリンタのハードウェア構成、プリントサーバのハードウェア構成及びプリンタのソフトウェアモジュールの構成は、第1の実施形態と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
図8は、本実施形態におけるプリントサーバ102のソフトウェアモジュール構成の一例を示すブロック図である。これらのソフトウェアモジュールは、プリントサーバ102におけるコントローラ部300で実現され、通常、ROM304に記憶されており、必要に応じてRAM305に読み出されてCPU301で実行される。
ネットワーク制御部801、UI制御部802、印刷設定部803、印刷データ処理部804及び印刷データ転送部805は、第1の実施形態と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
動作設定部806は、ステイプル(後処理)の処理制限数の超過が発生した場合に、その後の印刷動作(モード)を設定するための設定画面を操作部302に表示し、ユーザからの設定を受け付ける。また、動作設定部806は、ユーザから受け付けた設定をHDD306に記憶しておくとともに、印刷ジョブの印刷設定の1つとしてプリンタ100に送信する。
図9は、ステイプルの処理制限数の超過時の印刷動作を設定するための設定画面1101の一例を示す図である。設定画面1101は、ユーザにより印刷動作の設定が指示されると、UI制御部402によって生成され、操作部302に表示される。
設定画面1101で設定される各項目について説明する。「キャンセル」1102は、ステイプルの処理制限数の超過時に印刷処理をキャンセルするための項目である。更に、「即時」1105、「部の終わり」1106及び「束の終わり」1107のいずれか1つを選択することで、印刷処理をキャンセルするタイミングを指定することができる。
「即時」1105は、ステイプルの処理制限数の超過が発生したら、その時点で印刷処理をキャンセルするための項目である。このように、「即時」1105は、ステイプルの処理制限数を超過したときに動作を停止するモード(第3モード)を設定するためのものである。
図10は、「即時」1105が選択されている場合におけるプリンタ100の印刷処理を説明するためのフローチャートである。かかる印刷処理を行うためのプログラムは、ROM206に記憶されており、CPU201によってRAM207に読み出されて処理される。S901乃至S910の処理は、それぞれ、第1の実施形態(図7)におけるS601乃至S610と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
ステイプルの処理制限数の超過が発生している場合(S904のYES)、S911において、CPU201は、後処理部104に保持され、ステイプル処理が行われていない用紙(束)を、排紙部211が含む排紙トレイに排紙させる。S912において、CPU201は、印刷処理をキャンセルする。なお、印刷処理のキャンセルは、S615と同様である。
図9に戻って、「部の終わり」1106は、ステイプルの処理制限数の超過が発生すると、かかる超過が発生した束のステイプルは行わずに、部の終わりまで出力を継続し、部の終わりで印刷処理をキャンセルするための項目である。このように、「部の終わり」1106は、以下のモードを設定するためのものである。かかるモードは、超過が発生する束については、かかる束に含まれる画像データに対応する画像を用紙に形成し、且つ、その画像が形成された用紙に対してステイプルを行わずに出力して、印刷ジョブが完了するまで動作を続けるモード(第2モード)である。
図11は、「部の終わり」1106が選択されている場合におけるプリンタ100の印刷処理を説明するためのフローチャートである。かかる印刷処理を行うためのプログラムは、ROM206に記憶されており、CPU201によってRAM207に読み出されて処理される。S1001乃至S1010の処理は、それぞれ、第1の実施形態(図7)におけるS601乃至S610と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
ステイプルの処理制限数の超過が発生している場合(S1004のYES)、S1011、S1012及びS1013において、CPU201は、選択されている束を最後まで出力する処理を行う。S1011乃至S1013は、それぞれ、第1の実施形態(図7)におけるS611乃至S613と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
また、次のページがない場合(S1011のNO)、S1008に移行して、CPU201は、後処理部104に保持され、ステイプル処理が行われていない用紙(束)を、排紙部211が含む排紙トレイに排紙させる。
「部の終わり」1106が選択されている場合には、処理制限数の超過が発生していない束についてはステイプル処理を行い、処理制限数の超過が発生している束についてはステイプル処理を行わないことを繰り返しながら部の終わりまで印刷処理を行う。
図9に戻って、「束の終わり」1107は、ステイプルの処理制限数の超過が発生すると、かかる超過が発生した束のステイプルは行わずに、束の終わりまで出力を継続し、束の終わりで印刷処理をキャンセルするための項目である。「束の終わり」1107が選択されている場合におけるプリンタ100の印刷処理は、第1の実施形態(図7)と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。「束の終わり」1107は、ステイプルの処理制限数の超過が発生した束に含まれる画像データに対応する画像を用紙に形成し、且つ、その用紙に対して後処理を行わずに出力してから動作を停止するモード(第1モード)を設定するためのものである。
「中断」1103は、ステイプルの処理制限数の超過が発生すると、その時点で印刷処理を中断し、ユーザからの入力を待つ状態にするための項目である。図12は、「中断」1103が選択されている印刷ジョブにおいて、ステイプルの処理制限数の超過が発生した場合のワーニング画面1201の一例を示す図である。CPU201は、ステイプルの処理制限数の超過が発生すると、操作部204にワーニング画面1201を表示する。ワーニング画面1201において、印刷処理の中断時にユーザから所望の動作の入力(指定)を受け付けると、CPU201は、指定された動作に基づいて、印刷処理を行う。ワーニング画面1201では、3種類のキャンセル1202、続行1203及び中断1204から1つを選択する例を示しているが、これらに限定されるものではなく、これらの一部から選択するようにしてもよい。
図9に戻って、「続行」1104は、ステイプルの処理制限数の超過が発生すると、かかる超過が発生した束のステイプルは行わずに、印刷ジョブの最後まで出力を行うための項目である。
本実施形態では、ステイプルの処理制限数の超過が発生した場合に、その後の印刷動作をユーザが設定することが可能となる。従って、印刷ジョブの用途や目的によってユーザの要求する印刷処理をキャンセルするタイミングが異なる場合であっても、柔軟に対応することができる。
<第3の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1:印刷システム 100:プリンタ 200:コントローラ部 201:CPU 209:プリント部 210:画像形成部 104:後処理部
Claims (9)
- 複数の用紙のそれぞれに形成すべき画像に対応する複数の画像データを含む印刷ジョブを取得する取得手段と、
前記取得手段で取得された前記印刷ジョブに従って、前記複数の画像データのそれぞれに対応する画像を前記複数の用紙のそれぞれに形成し、当該画像が形成された用紙を出力する形成手段と、
前記形成手段から出力された用紙に対して、前記複数の画像データのうちの一部の画像データを含む束を処理単位として後処理を行い、当該後処理が行われた用紙を出力する後処理手段と、
前記形成手段及び前記後処理手段の動作を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記束に含まれる画像データに対応する画像が形成された用紙の数が前記後処理手段の処理制限数を超過したときに、当該束に含まれる画像データに対応する画像を用紙に形成し、且つ、当該画像が形成された用紙に対して前記後処理を行わずに出力してから動作を停止するモードで前記形成手段及び前記後処理手段を動作させることを特徴とする画像形成装置。 - 複数の用紙のそれぞれに形成すべき画像に対応する複数の画像データを含む印刷ジョブを取得する取得手段と、
前記取得手段で取得された前記印刷ジョブに従って、前記複数の画像データのそれぞれに対応する画像を前記複数の用紙のそれぞれに形成し、当該画像が形成された用紙を出力する形成手段と、
前記形成手段から出力された用紙に対して、前記複数の画像データのうちの一部の画像データを含む束を処理単位として後処理を行い、当該後処理が行われた用紙を出力する後処理手段と、
前記形成手段及び前記後処理手段を動作させるためのモードを設定する設定手段と、
前記設定手段で設定されたモードに従って、前記形成手段及び前記後処理手段の動作を制御する制御手段と、を有し、
前記設定手段は、前記束に含まれる画像データに対応する画像が形成された用紙の数が前記後処理手段の処理制限数を超過したときに、当該束に含まれる画像データに対応する画像を用紙に形成し、且つ、当該画像が形成された用紙に対して前記後処理を行わずに出力してから動作を停止する第1モードを設定可能であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記設定手段は、前記第1モードを含む、予め定められた複数のモードから1つのモードを設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記複数のモードは、
前記後処理手段の処理制限数を超過する束については、当該束に含まれる画像データに対応する画像を用紙に形成し、且つ、当該画像が形成された用紙に対して前記後処理を行わずに出力して、前記印刷ジョブが完了するまで動作を続ける第2モードと、
前記束に含まれる画像データに対応する画像が形成された用紙の数が前記後処理手段の処理制限数を超過したときに動作を停止する第3モードと、
を含むことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記形成手段から出力された用紙の数をカウントして前記後処理手段の処理制限数を超過したかどうかを判定する判定手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記後処理は、ステイプル処理を含むことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 取得手段が、複数の用紙のそれぞれに形成すべき画像に対応する複数の画像データを含む印刷ジョブを取得する第1工程と、
形成手段が、前記第1工程で取得された前記印刷ジョブに従って、前記複数の画像データのそれぞれに対応する画像を前記複数の用紙のそれぞれに形成し、当該画像が形成された用紙を出力する第2工程と、
後処理手段が、前記第2工程で出力された用紙に対して、前記複数の画像データのうちの一部の画像データを含む束を処理単位として後処理を行い、当該後処理が行われた用紙を出力する第3工程と、
制御手段が、前記形成手段及び前記後処理手段の動作を制御する第4工程と、を有し、
前記第4工程では、前記束に含まれる画像データに対応する画像が形成された用紙の数が前記後処理手段の処理制限数を超過したときに、当該束に含まれる画像データに対応する画像を用紙に形成し、且つ、当該画像が形成された用紙に対して前記後処理を行わずに出力してから動作を停止するモードで前記形成手段及び前記後処理手段を動作させることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 取得手段が、複数の用紙のそれぞれに形成すべき画像に対応する複数の画像データを含む印刷ジョブを取得する第1工程と、
形成手段が、前記第1工程で取得された前記印刷ジョブに従って、前記複数の画像データのそれぞれに対応する画像を前記複数の用紙のそれぞれに形成し、当該画像が形成された用紙を出力する第2工程と、
後処理手段が、前記第2工程で出力された用紙に対して、前記複数の画像データのうちの一部の画像データを含む束を処理単位として後処理を行い、当該後処理が行われた用紙を出力する第3工程と、
設定手段が、前記形成手段及び前記後処理手段を動作させるためのモードを設定する第4工程と、
制御手段が、前記第4工程で設定されたモードに従って、前記形成手段及び前記後処理手段の動作を制御する第5工程と、を有し、
前記第4工程では、前記束に含まれる画像データに対応する画像が形成された用紙の数が前記後処理手段の処理制限数を超過したときに、当該束に含まれる画像データに対応する画像を用紙に形成し、且つ、当該画像が形成された用紙に対して前記後処理を行わずに出力してから動作を停止する第1モードを設定可能であることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の画像形成装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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JP2015211110A JP2017080985A (ja) | 2015-10-27 | 2015-10-27 | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム |
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