JP2017080243A5 - - Google Patents

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吸収性物品
本発明は、経血やおりものなどを吸収するための生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の吸収性物品に係り、詳しくは複数のブロック状に区画された凹凸形状の吸収体を備えた吸収性物品に関する。
従来より、前記吸収性物品として、ポリエチレンシートまたはポリエチレンシートラミネート不織布などの不透液性裏面シートと、不織布または透液性プラスチックシートなどの透液性表面シートとの間に吸収体を介在したものが知られている。
この種の吸収性物品にも幾多の改良が重ねられ、着用者の身体の動きに追従する柔軟性を持たせ、体液を素早く吸収・拡散させることなどを目的として、吸収体を複数のブロック状に区画して凹凸形状に形成したものが種々開発されている。例えば下記特許文献1においては、吸収体の縦方向と横方向とのそれぞれの方向に、非肌当接面側から厚み方向に窪んだ溝状の凹部と、該凹部の肌当接面側の底部の凹部吸収部とで構成される通液構造が配され、該通液構造に囲まれた領域に、非肌当接面側に突出したブロック状の突出吸収部を備えた吸収性物品が開示されている。
また、下記特許文献2においては、吸収性コアは、吸収性材料が相対的に多い高坪量部と、吸収性材料が相対的に少ない低坪量部とを有し、該高坪量部と低坪量部とが所定方向に交互に形成されている吸収性物品が開示されている。
特開2012−130364号公報 特開2013−66670号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の吸収性物品では、吸収体は、平面方向に連続した低密度領域に囲まれた領域に、平面方向に非連続の高密度領域を配置した構造からなるため、前記低密度領域の存在によって吸収体のコシが低下し、装着時に脚の付け根の内側部分によって幅方向両側から内側に向けて作用する脚圧や身体の動きに伴う圧力などによって吸収体が変形しやすく、ヨレが生じやすい問題があった。
また、上記特許文献2記載の吸収性物品では、表面シート及び吸収性コアを一体的に凹陥してなる溝が、吸収性コアの凹凸を跨ぐように、所定方向に並んだ2個の高坪量部(凸部)とこれら2個の高坪量部に挟まれた1個の低坪量部(凹部)とに連なって形成されているため、この溝が形成された部分では吸収体が補強されコシがでて吸収体の変形が抑制されるものの、前記溝が形成されない部分では前記低坪量部の存在によって吸収体のコシが低下しヨレ易いという問題があった。
また、上記特許文献1、2記載の吸収性物品では、高密度領域又は高坪量部がブロック状に形成され、低密度領域又は低坪量部によって区画されているため、吸収された体液の拡散性が劣っていた。
そこで本発明の主たる課題は、体液を素早く平面方向に拡散させるとともに、吸収体にコシを持たせてヨレを防止した吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、少なくとも吸収体を備えた吸収性物品であって、
前記吸収体は、一定方向の並列線と、これと交差する方向の並列線とからなる相対的に低い坪量で形成された低坪量部と、前記低坪量部によって区画された領域にブロック状に形成されるとともに相対的に高い坪量で形成された高坪量部とを有し、かつ各高坪量部を通る連続する平面パターンで前記吸収体が厚み方向に圧搾された凹溝が形成され
前記低坪量部は、吸収性物品の長手方向に沿って延びるとともに吸収性物品の幅方向に間隔をあけて複数形成され、かつ吸収性物品の幅方向に沿って延びるとともに吸収性物品の長手方向に間隔をあけて複数形成された格子状に配置され、前記凹溝は、格子状の前記低坪量部と同じピッチで形成されていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
上記請求項1記載の発明では、前記吸収体として、一定方向の並列線と、これと交差する方向の並列線とからなる相対的に低い坪量で形成された低坪量部と、前記低坪量部によって区画された領域にブロック状に形成されるとともに相対的に高い坪量で形成された高坪量部とを有している。また、前記吸収体には、各高坪量部を通る連続する平面パターンで、該吸収体を厚み方向に圧搾した凹溝が形成されている。従って、吸収体に浸透した体液は、前記凹溝を通じて吸収体の平面方向の広い範囲に素早く拡散するようになる。また、前記凹溝が各高坪量部を通る連続する平面パターンで施されているため、前記低坪量部を設けることによって低下した吸収体のコシを補強することができ、装着時に外部からの圧力によって変形しにくく、吸収性物品のヨレが防止できるようになる。
また、上記請求項記載の発明は、前記低坪量部を吸収性物品の長手方向及び幅方向に沿った格子状の平面パターンで配置することによって、高坪量部を略矩形状に形成したものである。
請求項に係る本発明として、前記凹溝は、閉合形状の単位図形が平面方向に複数連続して配置されたパターンで形成され、前記単位図形が隣接する複数の前記高坪量部に跨るように形成されている請求項1記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項記載の発明では、前記凹溝の平面パターンとして、閉合形状の単位図形を平面方向に複数連続して配置したパターンで形成するとともに、前記単位図形を隣接する複数の前記高坪量部に跨るように形成しているため、隣接する高坪量部とその間に存在する低坪量部とに跨って前記凹溝の単位図形が配置され、この低坪量部にコシを持たせることができ、高坪量部が移動してヨレるのが防止できるようになる。
請求項に係る本発明として、前記単位図形が矩形、菱形、円形又は楕円形によって形成されている請求項記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項記載の発明では、前記凹溝を構成する単位図形として、矩形、菱形、円形又は楕円形によって形成することが可能であることを規定している。
請求項に係る本発明として、前記低坪量部が間欠線からなるとともに、前記凹溝が通る部分に前記低坪量部の間欠部が位置し、かつ前記低坪量部の間欠部が相対的に坪量が高い高坪量部とされている請求項1〜いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項記載の発明では、前記低坪量部を間欠線によって形成し、前記凹溝が通る部分に前記低坪量部の間欠部が位置するようにするとともに、前記低坪量部の間欠部を相対的に坪量が高い高坪量部としている。このように、前記凹溝を付加する部分を高坪量部で連続させることによって、吸収体に凹溝を設ける際の圧搾力が均等に作用し、凹溝の形状を維持しやすくなる。
以上詳説のとおり本発明によれば、体液を素早く平面方向に拡散できるとともに、吸収体にコシを持たせてヨレが防止できるようになる。
本発明に係る生理用ナプキン1の一部破断展開図である。 図1のII−II線矢視図である。 吸収体4の平面図である。 吸収体4の作製要領を示す斜視図である。 吸収体4の変形例を示す平面図(その1)である。 吸収体4の斜視図である。 吸収体4の変形例を示す平面図(その2)である。 吸収体4の変形例を示す平面図(その3)である。 生理用ナプキン1の変形例を示す断面図である。 製造装置30の模式図である。 集積用凹部31に吸収体前駆体36が形成される過程を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔生理用ナプキン1の基本構成〕
本発明に係る生理用ナプキン1は、図1及び図2に示されるように、ポリエチレンシート、ポリプロピレンシートなどからなる不透液性裏面シート2と、経血やおりものなどを速やかに透過させる透液性表面シート3と、これら両シート2,3間に介在された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4とから主に構成されている。また、図示しないが、必要に応じて前記吸収体4の形状保持および拡散性向上のために前記吸収体4を囲繞するクレープ紙又は不織布などからなる被包シートを設けることができる。
以下、さらに前記生理用ナプキン1の構造について詳述すると、
前記不透液性裏面シート2は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シートなどの少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、この他にポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した上で不織布シート(この場合には防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成する。)などを用いることができる。近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートである。
次いで、前記透液性表面シート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、スパンボンド法はドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法及びエアスルー法は嵩高で圧縮復元性が高い点で優れている。
前記吸収体4の周囲において、前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、外周に吸収体4の存在しない外周フラップ部が形成されている。また、前記透液性表面シート3と不透液性裏面シート2との間に吸収体4が介在された本体部分の両側部にはそれぞれ、前記透液性表面シート3の一部が側方に延在されるとともに、同じく側方に延在された不透液性裏面シート2の一部とにより、装着時に下着のクロッチ部分を巻き込むようにして固定されるウイング状フラップW、Wが形成されている。
前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との間に介在される吸収体4は、たとえばパルプ中に高吸水性樹脂を混入したもの、或いはパルプ中に化学繊維を混入させるとともに、高吸水性樹脂を混入したものが使用される。前記吸収体4は、図示しないが、形状保持、および経血等を速やかに拡散させるとともに、一旦吸収した経血等の逆戻りを防止するためにクレープ紙や不織布などからなる被包シートによって囲繞するのが望ましい。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶融パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。
また、前記吸収体4には合成繊維を混合しても良い。前記合成繊維は、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロンなどのポリアミド系、及びこれらの共重合体などを使用することができるし、これら2種を混合したものであってもよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイドバイサイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。前記合成繊維は、体液に対する親和性を有するように、疎水性繊維の場合には親水化剤によって表面処理したものを用いるのが望ましい。
前記高吸水性樹脂としては、たとえばポリアクリル酸塩架橋物、自己架橋したポリアクリル酸塩、アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体架橋物のケン化物、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体架橋物、ポリスルホン酸塩架橋物や、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミドなどの水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの等が挙げられる。これらの内、吸水量、吸水速度に優れるアクリル酸またはアクリル酸塩系のものが好適である。前記吸水性能を有する高吸水性樹脂は製造プロセスにおいて、架橋密度および架橋密度勾配を調整することにより吸水力と吸水速度の調整が可能である。前記高吸水性樹脂の含有率は吸収体重量の3〜60%とするのが望ましい。高吸水性樹脂含有率が3%未満の場合には、十分な吸収能を与えることができず、60%を超える場合にはパルプ繊維間の絡み合いが無くなり、シート強度が低下し破れや割れ等が発生し易くなる。
〔吸収体4〕
以下、前記吸収体4について更に詳細に説明する。前記吸収体4は、図3に示されるように、一定方向の並列線と、これと交差する方向の並列線とからなる相対的に低い坪量で形成された低坪量部10、10…と、前記低坪量部10によって区画された領域にブロック状に形成されるとともに相対的に高い坪量で形成された高坪量部11、11…とを有している。また、各高坪量部11、11…を通る連続する平面パターンで前記吸収体4が厚み方向に圧搾された凹溝12、12…が形成されている。
前記低坪量部10は、図4(A)に示されるように、吸収体4を構成するパルプや高吸水性樹脂などの吸収体構成材料が前記高坪量部11に比べて相対的に低い坪量で配置された部分であり、吸収体4の平面方向に延びる連続線又は間欠線などの線状に形成されている。前記低坪量部10は、前記吸収体構成材料が前記高坪量部11に比べて相対的に低い密度で配置された部位である。
図3に示される例では、前記低坪量部10は、生理用ナプキン1の長手方向に沿って延びるとともに生理用ナプキン1の幅方向に間隔をあけて複数形成された長手方向の低坪量部10と、生理用ナプキン1の幅方向に沿って延びるとともに生理用ナプキン1の長手方向に間隔をあけて複数形成された幅方向の低坪量部10とからなる格子状に配置されている。前記格子状の低坪量部10は、吸収体4の一方側の外縁から他方側の外縁までを貫く連続線又は間欠線によって構成されている。前記低坪量部10は、長手方向の低坪量部と幅方向の低坪量部とが直交することにより、格子のマス目が略矩形状に形成されるようにするのが好ましい。
前記高坪量部11は、図4(A)に示されるように、前記吸収体構成材料が前記低坪量部10に比べて相対的に高い坪量で配置された部分であり、前記低坪量部10によって格子状に区画された略矩形状の格子のマス目にブロック状に形成されている。前記高坪量部11は、吸収体構成材料が前記低坪量部10に比べて相対的に高い密度で配置された部位である。
前記高坪量部11は、前記低坪量部10が連続線で形成される場合、前記低坪量部10によって囲まれた領域に独立して設けられ、隣り合うブロック状の高坪量部11、11同士の間には線状の低坪量部10が存在するようになる。ただし、後段で詳述するように、前記低坪量部10が間欠線で形成される場合、隣り合う高坪量部11、11同士の間に低坪量部10の間欠部が存在するようになり、この間欠部が高坪量部とされることにより、隣り合う高坪量部11、11の一部が高坪量部で連続するようにしてもよい。
前記吸収体4は、前記高坪量部11が低坪量部10より厚い厚みで形成されるとともに、前記低坪量部10が高坪量部11の厚み方向の一方側に偏倚して配置されることにより、吸収体4の厚み方向の一方側面が平坦に形成され、他方側面が前記高坪量部11で突出し、前記低坪量部10で窪む凹凸状に形成されるようにするのが好ましい。このような凹凸面を設けることにより、前記低坪量部10によって形成される凹部を通じても体液が拡散しやすくなる。
前記低坪量部10及び高坪量部11によって形成される凹凸面は、図2に示されるように、吸収体4の肌側面に設けられるようにしてもよいし、図9に示されるように、非肌側面に設けられるようにしてもよい。吸収体4の肌側面を前記凹凸面とすることにより、吸収体4に吸収される前の体液が、前記低坪量部10によって形成される凹部に沿って平面方向に拡散するようになるため、体液の平面方向への拡散性がより向上するようになる。一方、吸収体4の非肌側面を前記凹凸面とすることにより、吸収体4を浸透した体液が吸収体4の非肌側で前記低坪量部10に沿って平面方向に拡散するようになる。
前記吸収体4を厚み方向に圧搾することにより形成される前記凹溝12は、図4に示されるように、透液性表面シート3を配設する前の吸収体4のみを圧搾したもの又は吸収体4とこれを囲繞する被包シートとを一体的に圧搾したものである。前記凹溝12は、図2及び図9に示されるように、吸収体4の肌側からの圧搾により形成したものでもよいし、図示しないが、吸収体4の非肌側からの圧搾により形成したものでもよい。前記凹溝12は、透液性表面シート3及び吸収体4を一体的に圧搾していないため、前記凹溝12を吸収体4の肌側からの圧搾により形成した場合、吸収体4の肌側面に透液性表面シート3を配設した状態で、前記凹溝12において、透液性表面シート3と吸収体4との間に空間が形成され、この凹溝12によって形成される透液性表面シート3と吸収体4との間の空間を通って体液が平面方向に拡散するようになる。
前記凹溝12は、全ての高坪量部11、11…を通る連続する平面パターンで形成されている。前記高坪量部11は低坪量部10で囲まれているため、前記凹溝12は、高坪量部11と、この高坪量部11に隣接する低坪量部10とを交互に通る連続する平面パターンで形成されている。また、前記凹溝12は、吸収体4の一方側の外縁と他方側の外縁とを貫く複数の連続線状に形成されている。前記凹溝12を連続線で形成することによって、体液が凹溝12に沿って流れやすく、この凹溝12を流れる過程で吸収体4に吸収されやすくなる。また、前記凹溝12は、一定の方向にのみ延びるのではなく、中間に別の方向に延びる複数の接続部(交差部)が設けられている。これにより、凹溝12に沿って流れる体液を複数の方向に分岐させることができ、平面方向への体液の拡散性が向上するようになる。
前記凹溝12は、図4(A)に示されるように、積繊などによって前記低坪量部10及び高坪量部11が形成された吸収体4に対して、同図4(B)に示されるように、肌側からの圧搾により所定の位置に形成される。これによって、吸収体4は、同図4(C)に示されるように、凹溝12が窪んだ凹凸状に形成されるようになる。
前記凹溝12は、図3に示されるように、閉合形状の単位図形13、図示例ではナプキン長手方向に長い長方形が平面方向に複数連続して配置されたパターンで形成され、この単位図形13が隣接する複数の高坪量部11…に跨るように形成されるようにするのが好ましい。これにより、前記凹溝12が、隣り合う少なくとも2つの高坪量部11、11及びこれらの間に存在する低坪量部10に跨って配置されるため、前記凹溝12によって低坪量部10にコシを持たせることができ、外部からの圧力によって低坪量部10が変形して高坪量部11が移動することにより吸収体4がヨレるのが防止できるようになる。
図3に示される形態例では、前記凹溝12は、格子状の低坪量部10に対して各マス目(高坪量部11)の中央を通るとともに、長手方向の低坪量部10及び幅方向の低坪量部10にそれぞれ平行するように、生理用ナプキン1の長手方向に沿って延び生理用ナプキン1の幅方向に間隔をあけた複数の長手方向の凹溝12、12…と、生理用ナプキン1の幅方向に沿って延び生理用ナプキン1の長手方向に間隔をあけた複数の幅方向の凹溝12、12…とからなる格子状に配置されている。すなわち、前記凹溝12は、格子状の低坪量部10と長手方向及び幅方向にそれぞれ同じピッチの格子状に形成されるとともに、凹溝12の長手方向線及び幅方向線がそれぞれ、低坪量部10の各マス目(高坪量部11)の中央で交差するように配置されている。本形態例では、ナプキン長手方向に長い長方形からなる閉合形状の単位図形13が生理用ナプキン1の長手方向及び幅方向に複数連続して配置され、前記単位図形13が長手方向及び幅方向に隣接する4つの高坪量部11、11…に跨るように形成されている。
また、図7に示される形態では、前記凹溝12は、格子状の低坪量部10に対して各マス目(高坪量部11)の対角同士を結ぶ対角線によって形成されるとともに、一方側の対角線と他方側の対角線とが各マス目の中央で交差するように形成されている。前記凹溝12を低坪量部10の各マス目の対角線で形成することにより、凹溝12に沿って流れる体液が幅方向に直進することがなくなるため、体液の横漏れが防止できるようになる。本形態例では、ナプキン長手方向に長い菱形からなる閉合形状の単位図形13が生理用ナプキン1の斜め方向に複数連続して配置され、前記単位図形13が幅方向又は長手方向に隣接する2つの高坪量部11、11に跨るように形成されている。
更に、図8に示される形態では、前記凹溝12は、ナプキン長手方向に延びる低坪量部10とナプキン幅方向に延びる低坪量部10との交点を中心として、この交点から長手方向及び幅方向に隣接する次の交点までの中央部を通る円形又は楕円形の単位図形13を、生理用ナプキン1の長手方向及び幅方向に複数連続させたパターンで形成されている。本形態例では、ナプキン長手方向に長い楕円形からなる閉合形状の単位図形13が生理用ナプキン1の長手方向及び幅方向に隣接する4つの高坪量部11、11…に跨るように形成されている。このように、前記凹溝12は、直線である必要はなく、弧状曲線で形成することも可能である。楕円形の凹溝12を設けることにより、凹溝12に沿って流れる体液が直進することがなく、凹溝12に沿って円弧状に湾曲して流れるため、吸収体4に吸収されやすくなる。
次いで前記低坪量部10の形態例について説明すると、図3に示される例では、前記低坪量部10は、連続線によって形成されているが、図5及び図6に示されるように、低坪量部と、この低坪量部の間欠部14とが交互に繰り返し形成された間欠線からなるようにしてもよい。かかる間欠線で形成する場合、凹溝12が通る部分に前記低坪量部10の間欠部14が位置し、かつ前記低坪量部10の間欠部14が前記低坪量部10に比べて相対的に坪量が高い高坪量部15とするのが好ましい。これにより、吸収体4に凹溝12を設ける際の圧搾力が前記高坪量部11及び前記間欠部14の高坪量部15においてほぼ均等に作用するため、凹溝12を形成しやすくなるとともに、凹溝12の形状が維持しやすくなる。このような観点から、前記間欠部14の高坪量部15は、前記低坪量部10で囲まれた領域に形成される高坪量部11とほぼ同等の坪量で形成するのが好ましい。これにより、隣り合う高坪量部11、11同士が前記間欠部14の高坪量部15で接続されるようになり、隣り合う高坪量部11、11の間の一部がほぼ同じ坪量の高坪量部15で連続するようになる。前記間欠部14の前記低坪量部10が延びる方向に沿った長さ(低坪量部の離間長さ)としては、凹溝12の加工時に圧搾力がほぼ均等に作用するように、この間欠部14を通る凹溝12の側縁から所定長さだけ離間する範囲まで形成するのが好ましく、凹溝12の側縁から2〜8mm程度離間する位置まで設けるのが好ましい。前記凹溝12が通る部分以外では、前記低坪量部10は、体液の拡散性を確保するため、連続線で形成されている。
以上の構成からなる本生理用ナプキン1では、透液性表面シート3を浸透した体液は、凹溝12内を凹溝12に沿って吸収体4の平面方向の広い範囲に拡散する過程で吸収体4に素早く吸収・保持されるようになる。このように、本生理用ナプキン1では、体液を凹溝12に沿って平面方向に拡散させてから吸収するため、体液が一定の領域に集中して吸収されるのが防止でき、吸収体4に含まれる高吸水性樹脂によるゲルブロッキングが生じにくく、体液を効率的に吸収できるとともに、吸収した体液の逆戻りも防止できるようになる。前記凹溝12を吸収体4の肌側からの圧搾により形成することにより、吸収体4に吸収される前の体液が前記凹溝12内に流入し、この凹溝12内を凹溝12に沿って吸収体4の平面方向の広い範囲に拡散するようになる。
また、吸収体4に吸収された体液は、前記低坪量部10に浸透すると、この低坪量部10に沿って平面方向に素早く拡散するとともに、前記低坪量部10と高坪量部11との繊維密度勾配によって、高坪量部11に引き込まれるように移動するため、吸収体4の内部においても体液の拡散性に優れるようになる。
更に、前記凹溝12が前記吸収体4の各高坪量部11、11…を通るとともに、隣り合う高坪量部11、11の間に存在する低坪量部10を通る平面パターンで形成されているため、前記低坪量部10が設けられることによって低下した吸収体4のコシを補強することができるようになる。このため、装着時に、脚の付け根の内側部分によって幅方向両側から内側に向けて作用する脚圧や、身体の動きに伴う圧力などによって、低坪量部10が変形しブロック状の高坪量部11が移動する吸収体4のヨレが防止できるようになる。
ところで、前記低坪量部10及び高坪量部11を備えた吸収体を作製するには、上記特許文献1、2(特開2012-130364号公報及び特開2013-66670号公報)に記載された方法を用いることができる。詳細は同公報に譲るとして、概略を説明すると以下の通りである。製造装置30は、図10に示されるように、外周面に複数の集積用凹部31、31…(堆積部)が所定の間隔で形成された回転ドラム32と、回転ドラム32の外周面に向けて繊維材料を飛散状態にて供給するダクト33と、ダクト33に繊維材料を供給する繊維材料供給部34と、集積用凹部31にあふれるように堆積させた過剰量の繊維材料を掻き取るスカッフィングロール35と、集積用凹部31から離型した堆積体(吸収体前駆体36)の上下面を被包シートで被覆する被覆機構(図示せず)と、前記吸収体前駆体36を被包シートで被覆して得られる吸収体連続体を、一対のプレスロール37、38間で加圧して圧縮する圧縮装置39と、圧縮後の吸収体連続体を個々の生理用ナプキンに使用される寸法に切断する切断装置(図示せず)とを備えている。前記製造装置30を用いて前記低坪量部10及び高坪量部11を備えた吸収体を製造する方法は、前記繊維材料供給部34を作動させて繊維材料をダクト33を通して回転ドラム32の外周面に向けて供給すると、前記繊維材料が各集積用凹部31に吸引されて堆積する。前記スカッフィングロール35に掻き取られず集積用凹部31内に残った堆積体(吸収体前駆体36)は、被包シート上に離型される。前記吸収体前駆体36の形成について図11を参照して説明すると、図11(A)に示す集積用凹部31内部には、図11(A)の突起部40をより分けて繊維材料が積繊され、徐々に堆積すると、同図11(B)に示されるように突起部40の高さを超えて積繊されて、同図11(C)に示される吸収体前駆体36となる。前記突起部40上に堆積した部分41が吸収体4の低坪量部10となり、突起部40以外の集積用凹部31に堆積した部分42が圧縮される前の高坪量部11となる。被包シート上の吸収体前駆体36は、被包シートにより被覆された後、圧縮装置39に導入されて一対のプレスロール37、38間で加圧される。これにより、集積用凹部31に堆積した部分42が圧縮されて高密度領域の高坪量部11として成形される。
また、前記低坪量部10及び高坪量部11の坪量及び各部の寸法はそれぞれ概ね上記特許文献2(特開2013-66670号公報)に記載されたものを採用することができる。具体的には、低坪量部10の坪量は、10〜150g/m、好ましくは30〜100g/mとするのがよく、高坪量部11の坪量は、100〜600g/m、好ましくは150〜500g/mとするのがよい。また、高坪量部11の坪量と低坪量部10の坪量との比は、1.25〜10、好ましくは3〜6とするのがよい。前記坪量の測定方法としては、特開2013-255572号公報の段落[0026]に記載される方法を用いることができる。具体的には、フェザー社製片刃剃刀を用いて前記低坪量部10及び高坪量部11のそれぞれの小片に切断し、各小片について重量を電子天秤(A&D社製電子天秤FX−300、精度:小数点以下3桁)を用いて測定する。求めた重量を各小片の面積で除して小片の坪量を算出する。低坪量部10及び高坪量部11についてそれぞれ小片5個の坪量の平均を坪量とする。
図4(A)に示されるように、高坪量部11の厚みT1と低坪量部10の厚みT0との比(T1/T0)は、1〜20、好ましくは1.5〜10とするのがよい。
低坪量部10の厚みT0は、0.1〜5mm、好ましくは0.2〜3mmとするのがよい。また高坪量部11の厚みT1は、0.5〜15mm、好ましくは1〜10mmとするのがよい。前記厚みの測定方法としては、特開2013-255572号公報の段落[0027]に記載される方法を用いることができる。具体的には、所定のサイズにサンプルをカットし、5kPaで測定部位を10分間加圧し、除重後すぐに測定を行う。測定箇所は、1枚当たり3点以上とし、サンプル2枚の平均で厚みを求める。詳しくは、吸収体4をフェザー社製片刃剃刀を用いて生理用ナプキン1の長手方向又は幅方向に沿って切断し、この切断されたサンプルの断面を測定する。肉眼にて測定し難い場合には、前記切断されたサンプルの断面を、例えば、マイクロスコープ(KEYENCE社製VHX−5000)を用いて20〜100倍の倍率で観察し、測定してもよい。
低坪量部10の幅L0は、0.5〜7.5mmm好ましくは1〜5mmとするのがよい。生理用ナプキン1の長手方向に沿う低坪量部10と生理用ナプキン1の幅方向に沿う低坪量部10とは、同じ幅で形成してもよいし、異なる幅で形成してもよい。
高坪量部11の大きさは、生理用ナプキン1の長手方向の長さが5〜50mm、好ましくは10〜30mmとするのがよく、生理用ナプキン1の幅方向の長さが3〜30mm、好ましくは5〜20mmとするのがよい。前記高坪量部11は、面積50cm当たり、5〜70個、特に10〜60個形成されていることが好ましい。
次いで、前記凹溝12の寸法について説明すると、前記凹溝12の幅は、凹溝12に沿って体液を拡散しやすくするとともに、吸収体4に適度なコシを与えるため、0.5〜8mm、好ましくは1〜5mmとするのがよい。
また、前記凹溝12の深さは、前記高坪量部11と低坪量部10との厚み差(T1−T0)より大きくするのが好ましい。これにより低坪量部10にも凹溝12のエンボスを確実に入れることができるようになる。
前記低坪量部10及び高坪量部11が形成された吸収体4に前記凹溝12を施すには、前記吸収体4を、前記凹溝12に対応する凸部が形成されたエンボスロールと、表面が平坦なアンビルロールとの間を通過させることにより成すことができる。
1…生理用ナプキン、2…不透液性裏面シート、3…透液性表面シート、4…吸収体、10…低坪量部、11…高坪量部、12…凹溝、13…単位図形、14…間欠部、15…間欠部の高坪量部

Claims (4)

  1. 少なくとも吸収体を備えた吸収性物品であって、
    前記吸収体は、一定方向の並列線と、これと交差する方向の並列線とからなる相対的に低い坪量で形成された低坪量部と、前記低坪量部によって区画された領域にブロック状に形成されるとともに相対的に高い坪量で形成された高坪量部とを有し、かつ各高坪量部を通る連続する平面パターンで前記吸収体が厚み方向に圧搾された凹溝が形成され
    前記低坪量部は、吸収性物品の長手方向に沿って延びるとともに吸収性物品の幅方向に間隔をあけて複数形成され、かつ吸収性物品の幅方向に沿って延びるとともに吸収性物品の長手方向に間隔をあけて複数形成された格子状に配置され、前記凹溝は、格子状の前記低坪量部と同じピッチで形成されていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記凹溝は、閉合形状の単位図形が平面方向に複数連続して配置されたパターンで形成され、前記単位図形が隣接する複数の前記高坪量部に跨るように形成されている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記単位図形が矩形、菱形、円形又は楕円形によって形成されている請求項記載の吸収性物品。
  4. 前記低坪量部が間欠線からなるとともに、前記凹溝が通る部分に前記低坪量部の間欠部が位置し、かつ前記低坪量部の間欠部が相対的に坪量が高い高坪量部とされている請求項1〜いずれかに記載の吸収性物品。
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