JP2017080145A - 眼科撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像に現れるアーチファクトを除去するための新たな技術を提供する。【解決手段】眼科撮影装置は、対物レンズと、干渉光学系と、画像形成部と、光学部材と、解析部とを含む。干渉光学系は、光源からの光を測定光と参照光とに分割し、測定光を対物レンズを介して被検眼に入射させ、被検眼から出射し対物レンズを通過した測定光の戻り光と参照光との干渉光を検出する。画像形成部は、干渉光学系により取得された干渉光の検出結果に基づいて被検眼の画像を形成する。光学部材は、測定光の光路に配置可能であり、測定光を吸光する。解析部は、光路に光学部材が配置された状態で干渉光学系により取得された干渉光の第1検出結果と、光路から光学部材が退避された状態で干渉光学系により取得された干渉光の第2検出結果とを解析することにより、第2検出結果又はそれに基づく画像のノイズを除去する。【選択図】図3

Description

この発明は、眼科撮影装置に関する。
光コヒーレンストモグラフィ(Optiacl Coherence Tomography:以下、OCT)は、被測定物体の表面形態や内部形態を表す画像の形成に利用される。OCTを用いて取得されたOCT画像には、被測定物体以外の物体からの反射やコヒーレンスリバイバル現象に起因したアーチファクトが現れることがある。これらアーチファクトは、注目部位に重なって現れたり、セグメンテーション処理等の画像処理の結果に影響を及ぼしたりする場合がある。
例えば、OCT画像を取得するための干渉光学系を構成する光学部材に対して減反射コーティングを施すことにより、被測定物体以外の物体からの反射に起因したアーチファクトを除去する場合がある。また、コヒーレンスリバイバル現象の発生が抑制されるように光源からの光に対して位相変調を行うことで、アーチファクトを除去する手法が知られている(特許文献1)。
米国特許出願公開第2014/0029015号明細書
しかしながら、光学部材に対して減反射コーティングを施した場合でも、反射を完全に抑制することは困難である。また、特許文献1に開示された手法では、光学系を構成する光学部材の種類やその配置等の光学的条件に応じた設計が必要になり、光学系や制御系の設計が複雑化する。
一般に、コヒーレンス長が長くなるほど被測定物体以外の物体からの反射に起因したアーチファクトがOCT画像に現れやすくなる。また、コヒーレンスリバイバル間隔が短くなるほどコヒーレンスリバイバル現象に起因したアーチファクトがOCT画像に現れやすくなる。従って、コヒーレンス長が長い光源やコヒーレンスリバイバル間隔が短い光源を用いる場合にはOCT画像の画質の劣化を招きやすくなり、前述のアーチファクトを除去するための新たな技術が求められる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、干渉光学系を用いて取得された画像に現れるアーチファクトを除去するための新たな技術を提供することにある。
実施形態の眼科撮影装置は、対物レンズと、干渉光学系と、画像形成部と、光学部材と、解析部とを含む。干渉光学系は、光源からの光を測定光と参照光とに分割し、測定光を対物レンズを介して被検眼に入射させ、被検眼から出射し対物レンズを通過した測定光の戻り光と参照光との干渉光を検出する。画像形成部は、干渉光学系により取得された干渉光の検出結果に基づいて被検眼の画像を形成する。光学部材は、測定光の光路に配置可能であり、測定光を吸光する。解析部は、光路に光学部材が配置された状態で干渉光学系により取得された干渉光の第1検出結果と、光路から光学部材が退避された状態で干渉光学系により取得された干渉光の第2検出結果とを解析することにより、第2検出結果又はそれに基づく画像のノイズを除去する。
この発明によれば、干渉光学系を用いて取得された画像に現れるアーチファクトを除去するための新たな技術を提供することが可能になる。
実施形態に係る眼科撮影装置の構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科撮影装置の構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科撮影装置の構成の一例を表す概略図である。 実施形態の比較例に係る眼科撮影装置の動作を説明するための概略図である。 実施形態に係る眼科撮影装置の動作例のフローを表すフロー図である。 実施形態の第4変形例に係る眼科撮影装置の構成の要部を表す概略図である。 実施形態の第5変形例に係る眼科撮影装置の構成の要部を表す概略図である。 実施形態の第6変形例に係る眼科撮影装置の構成の要部を表す概略図である。
この発明の実施形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。この発明に係る眼科撮影装置は、光干渉断層計の機能を有し、被検眼に対してOCTを実行する。このOCTは、例えば眼底や前眼部など、被検眼の任意の部位に対して実行される。
この明細書では、OCTによって取得される画像をOCT画像と総称することがある。また、ノイズをアーチファクトと同一視して表記する場合がある。また、この明細書において引用された文献の記載内容を、以下の実施形態の内容として援用することが可能である。
以下の実施形態では、フーリエドメインタイプのOCTを実行可能な眼科撮影装置について説明する。特に、実施形態に係る眼科撮影装置は、スウェプトソースタイプのOCTの手法を適用可能である。なお、スウェプトソースタイプ以外のタイプ、例えばスペクトラルドメインタイプのOCTを実行可能な眼科撮影装置に対して、この発明に係る構成を適用することも可能である。また、以下の実施形態ではOCT装置と眼底カメラとを組み合わせた装置について説明する。しかしながら、眼底カメラ以外のモダリティ、例えばSLO(Scanning Laser Ophthalmoscope)、スリットランプ、眼科手術用顕微鏡、光凝固装置などに、実施形態に係る構成を有するOCT装置を組み合わせることも可能である。また、実施形態に係る構成を、単体のOCT装置に組み込むことも可能である。
[構成]
図1に示すように、眼科撮影装置1は、眼底カメラユニット2、OCTユニット100及び演算制御ユニット200を含んで構成される。眼底カメラユニット2は、従来の眼底カメラとほぼ同様の光学系を有する。OCTユニット100には、OCTを実行するための光学系が設けられている。演算制御ユニット200は、各種の演算処理や制御処理等を実行するコンピュータを具備している。
〔眼底カメラユニット〕
図1に示す眼底カメラユニット2には、被検眼Eの眼底Efの表面形態を表す2次元画像(眼底像)を取得するための光学系が設けられている。眼底像には、観察画像や撮影画像などが含まれる。観察画像は、例えば、近赤外光を用いて所定のフレームレートで形成されるモノクロの動画像である。撮影画像は、例えば、可視光をフラッシュ発光して得られるカラー画像、または近赤外光若しくは可視光を照明光として用いたモノクロの静止画像であってもよい。眼底カメラユニット2は、これら以外の画像、例えばフルオレセイン蛍光画像やインドシアニングリーン蛍光画像や自発蛍光画像などを取得可能に構成されていてもよい。
眼底カメラユニット2には、被検者の顔を支持するための顎受けや額当てが設けられている。更に、眼底カメラユニット2には、照明光学系10と撮影光学系30が設けられている。照明光学系10は眼底Efに照明光を照射する。撮影光学系30は、この照明光の眼底反射光を撮像装置(CCDイメージセンサ(単にCCDと呼ぶことがある)35、38)に導く。また、撮影光学系30は、OCTユニット100からの測定光を被検眼Eに導くとともに、被検眼Eを経由した測定光をOCTユニット100に導く。
照明光学系10の観察光源11は、例えばハロゲンランプまたはLED(Light Emitting Diode)により構成される。観察光源11から出力された光(観察照明光)は、曲面状の反射面を有する反射ミラー12により反射され、集光レンズ13を経由し、可視カットフィルタ14を透過して近赤外光となる。更に、観察照明光は、撮影光源15の近傍にて一旦集束し、ミラー16により反射され、リレーレンズ17、18、絞り19及びリレーレンズ20を経由する。そして、観察照明光は、孔開きミラー21の周辺部(孔部の周囲の領域)にて反射され、ダイクロイックミラー46を透過し、対物レンズ22に導かれる。
対物レンズ22と被検眼Eとの間には、シャッター24が挿脱される。シャッター24は、遮蔽部材として、対物レンズ22を通過し被検眼Eに向かう光を遮蔽する。また、シャッター24は、被検眼Eに向かう光を吸光し、シャッター24による反射を抑制する。シャッター24の対物レンズ22の側の面には、被検眼Eに向かう光の照射領域を含むように吸光部材が設けられていてもよい。このようなシャッター24は、レンズ面への汚れの付着や傷の形成を防ぐレンズ保護や埃の進入等を防止するための対物レンズ22の保護部材を兼ねる。シャッター24は、少なくともOCTユニット100から対物レンズ22に導かれてきた測定光を吸光するものでよいが、対物レンズ22を通過する、測定光以外の光を吸光するものであってよい。後述のリファレンスデータを取得するときシャッター24は測定光の光路に挿入され、それ以外のときシャッター24は測定光の光路から退避される。以下、特に言及しない限りシャッター24が測定光の光路から退避されているものとする。
シャッター24が測定光の光路から退避されている場合、対物レンズ22に導かれた観察照明光は、対物レンズ22により屈折されて眼底Efを照明する。観察照明光の眼底反射光は、対物レンズ22により屈折され、ダイクロイックミラー46を透過し、孔開きミラー21の中心領域に形成された孔部を通過し、ダイクロイックミラー55を透過し、合焦レンズ31を経由し、ミラー32により反射される。更に、この眼底反射光は、ハーフミラー33Aを透過し、ダイクロイックミラー33により反射され、集光レンズ34によりCCDイメージセンサ35の受光面に結像される。CCDイメージセンサ35は、例えば所定のフレームレートで眼底反射光を検出する。表示装置3には、CCDイメージセンサ35により検出された眼底反射光に基づく画像(観察画像)が表示される。なお、撮影光学系30のピントが前眼部に合わせられている場合、被検眼Eの前眼部の観察画像が表示される。
撮影光源15は、例えばキセノンランプまたはLEDにより構成される。撮影光源15から出力された光(撮影照明光)は、観察照明光と同様の経路を通って眼底Efに照射される。撮影照明光の眼底反射光は、観察照明光のそれと同様の経路を通ってダイクロイックミラー33まで導かれ、ダイクロイックミラー33を透過し、ミラー36により反射され、集光レンズ37によりCCDイメージセンサ38の受光面に結像される。表示装置3には、CCDイメージセンサ38により検出された眼底反射光に基づく画像(撮影画像)が表示される。なお、観察画像を表示する表示装置3と撮影画像を表示する表示装置3は、同一のものであってもよいし、異なるものであってもよい。また、被検眼Eを赤外光で照明して同様の撮影を行う場合には、赤外の撮影画像が表示される。また、撮影光源としてLEDを用いることも可能である。
LCD(Liquid Crystal Display)39は、固視標や視力測定用指標を表示する。固視標は被検眼Eを固視させるための指標であり、眼底撮影時やOCT計測時などに使用される。
LCD39から出力された光は、その一部がハーフミラー33Aにて反射され、ミラー32に反射され、合焦レンズ31及びダイクロイックミラー55を経由し、孔開きミラー21の孔部を通過し、ダイクロイックミラー46を透過し、対物レンズ22により屈折されて眼底Efに投影される。LCD39の画面上における固視標の表示位置を変更することにより、被検眼Eの固視位置を変更できる。
更に、眼底カメラユニット2には、従来の眼底カメラと同様にアライメント光学系50とフォーカス光学系60が設けられている。アライメント光学系50は、被検眼Eに対する装置光学系の位置合わせ(アライメント)を行うための指標(アライメント指標)を生成する。フォーカス光学系60は、被検眼Eに対してフォーカス(ピント)を合わせるための指標(スプリット指標)を生成する。
アライメント光学系50のLED51から出力された光(アライメント光)は、絞り52、53及びリレーレンズ54を経由してダイクロイックミラー55により反射され、孔開きミラー21の孔部を通過し、ダイクロイックミラー46を透過し、対物レンズ22により被検眼Eの角膜に投影される。
アライメント光の角膜反射光は、対物レンズ22、ダイクロイックミラー46及び上記孔部を経由し、その一部がダイクロイックミラー55を透過し、合焦レンズ31を通過し、ミラー32により反射され、ハーフミラー33Aを透過し、ダイクロイックミラー33に反射され、集光レンズ34によりCCDイメージセンサ35の受光面に投影される。CCDイメージセンサ35による受光像(アライメント指標)は、観察画像とともに表示装置3に表示される。ユーザは、従来の眼底カメラと同様の操作を行ってアライメントを実施する。また、演算制御ユニット200がアライメント指標の位置を解析して光学系を移動させることによりアライメントを行ってもよい(オートアライメント機能)。
フォーカス調整を行う際には、照明光学系10の光路上に反射棒67の反射面が斜設される。フォーカス光学系60のLED61から出力された光(フォーカス光)は、リレーレンズ62を通過し、スプリット指標板63により2つの光束に分離され、二孔絞り64を通過し、ミラー65に反射され、集光レンズ66により反射棒67の反射面に一旦結像されて反射される。更に、フォーカス光は、リレーレンズ20を経由し、孔開きミラー21に反射され、ダイクロイックミラー46を透過し、対物レンズ22により屈折されて眼底Efに投影される。
フォーカス光の眼底反射光は、アライメント光の角膜反射光と同様の経路を通ってCCDイメージセンサ35により検出される。CCDイメージセンサ35による受光像(スプリット指標)は、観察画像とともに表示装置3に表示される。演算制御ユニット200は、従来と同様に、スプリット指標の位置を解析して合焦レンズ31及びフォーカス光学系60を移動させてピント合わせを行う(オートフォーカス機能)。また、スプリット指標を視認しつつ手動でピント合わせを行ってもよい。
ダイクロイックミラー46は、眼底撮影用の光路からOCT用の光路を分岐させている。ダイクロイックミラー46は、OCTに用いられる波長帯の光を反射し、眼底撮影用の光を透過させる。このOCT用の光路には、OCTユニット100側から順に、コリメータレンズユニット40と、光路長変更部41と、光スキャナ42と、合焦レンズ43と、ミラー44と、リレーレンズ45とが設けられている。
光路長変更部41は、図1に示す矢印の方向に移動可能とされ、OCT用の光路の光路長を変更する。この光路長の変更は、被検眼Eの眼軸長に応じた光路長の補正や、干渉状態の調整などに利用される。光路長変更部41は、例えばコーナーキューブと、これを移動する機構とを含んで構成される。
光スキャナ42は、被検眼Eの瞳孔と光学的に共役な位置に配置されている。光スキャナ42は、OCT用の光路を通過する光(測定光LS)の進行方向を変更する。それにより、被検眼Eを測定光LSでスキャンすることができる。光スキャナ42は、例えば、測定光LSをx方向にスキャンするガルバノミラーと、y方向にスキャンするガルバノミラーと、これらを独立に駆動する機構とを含んで構成される。それにより、測定光LSをxy平面上の任意の方向にスキャンすることができる。
〔OCTユニット〕
OCTユニット100の構成の一例を図2に示す。OCTユニット100には、被検眼EのOCT画像を取得するための光学系が設けられている。この光学系は、従来のスウェプトソースタイプのOCT装置と同様の構成を有する。すなわち、この光学系は、波長掃引型(波長走査型)光源からの光を測定光と参照光とに分割し、被検眼Eからの測定光の戻り光と参照光路を経由した参照光とを干渉させて干渉光を生成し、この干渉光を検出する干渉光学系である。干渉光学系による干渉光の検出結果(検出信号)は、干渉光のスペクトルを示す信号であり、演算制御ユニット200に送られる。
光源ユニット101は、一般的なスウェプトソースタイプのOCT装置と同様に、出射光の波長を掃引(走査)可能な波長掃引型(波長走査型)光源を含んで構成される。波長掃引型光源は、共振器を含むレーザ光源を含んで構成される。光源ユニット101は、人眼では視認できない近赤外の波長帯において、出力波長を時間的に変化させる。
光源ユニット101から出力された光L0は、光ファイバ102により偏波コントローラ103に導かれてその偏光状態が調整される。偏波コントローラ103は、例えばループ状にされた光ファイバ102に対して外部から応力を与えることで、光ファイバ102内を導かれる光L0の偏光状態を調整する。
偏波コントローラ103により偏光状態が調整された光L0は、光ファイバ104によりファイバカプラ105に導かれて測定光LSと参照光LRとに分割される。
参照光LRは、光ファイバ110によりコリメータ111に導かれて平行光束となる。平行光束となった参照光LRは、光路長補正部材112及び分散補償部材113を経由し、コーナーキューブ114に導かれる。光路長補正部材112は、参照光LRの光路長(光学距離)と測定光LSの光路長とを合わせるための遅延手段として作用する。分散補償部材113は、参照光LRと測定光LSとの間の分散特性を合わせるための分散補償手段として作用する。
コーナーキューブ114は、コリメータ111により平行光束となった参照光LRの進行方向を逆方向に折り返す。コーナーキューブ114に入射する参照光LRの光路と、コーナーキューブ114から出射する参照光LRの光路とは平行である。また、コーナーキューブ114は、参照光LRの入射光路及び出射光路に沿う方向に移動可能とされている。この移動により参照光LRの光路の長さが変更される。
なお、図1及び図2に示す構成においては、測定光LSの光路(測定光路、測定アーム)の長さを変更するための光路長変更部41と、参照光LRの光路(参照光路、参照アーム)の長さを変更するためのコーナーキューブ114の双方が設けられているが、これらのうちのいずれか一方が設けられていてもよい。また、これら以外の光学部材を用いて、測定光路長と参照光路長との差を変更することも可能である。
コーナーキューブ114を経由した参照光LRは、分散補償部材113及び光路長補正部材112を経由し、コリメータ116によって平行光束から集束光束に変換されて光ファイバ117に入射し、偏波コントローラ118に導かれて参照光LRの偏光状態が調整される。
偏波コントローラ118は、例えば、偏波コントローラ103と同様の構成を有する。偏波コントローラ118により偏光状態が調整された参照光LRは、光ファイバ119によりアッテネータ120に導かれて、演算制御ユニット200の制御の下で光量が調整される。アッテネータ120により光量が調整された参照光LRは、光ファイバ121によりファイバカプラ122に導かれる。
一方、ファイバカプラ105により生成された測定光LSは、光ファイバ127により導かれ、コリメータレンズユニット40により平行光束とされる。平行光束にされた測定光LSは、光路長変更部41、光スキャナ42、合焦レンズ43、ミラー44、及びリレーレンズ45を経由してダイクロイックミラー46に到達する。そして、測定光LSは、ダイクロイックミラー46により反射され、対物レンズ22により屈折されて被検眼Eに照射される。測定光LSは、被検眼Eの様々な深さ位置において散乱(反射を含む)される。このような後方散乱光を含む測定光LSの戻り光は、往路と同じ経路を逆向きに進行してファイバカプラ105に導かれ、光ファイバ128を経由してファイバカプラ122に到達する。
ファイバカプラ122は、光ファイバ128を介して入射された測定光LSと、光ファイバ121を介して入射された参照光LRとを合成して(干渉させて)干渉光を生成する。ファイバカプラ122は、所定の分岐比(例えば1:1)で、測定光LSと参照光LRとの干渉光を分岐することにより、一対の干渉光LCを生成する。ファイバカプラ122から出射した一対の干渉光LCは、それぞれ光ファイバ123、124により検出器125に導かれる。
検出器125は、例えば一対の干渉光LCをそれぞれ検出する一対のフォトディテクタを有し、これらによる検出結果の差分を出力するバランスドフォトダイオード(Balanced Photo Diode)である。検出器125は、その検出結果(検出信号)をDAQ(Data Acquisition System)130に送る。DAQ130には、光源ユニット101からクロックKCが供給される。クロックKCは、光源ユニット101において、波長掃引型光源により所定の波長範囲内で掃引(走査)される各波長の出力タイミングに同期して生成される。光源ユニット101は、例えば、各出力波長の光L0を分岐することにより得られた2つの分岐光の一方を光学的に遅延させた後、これらの合成光を検出した結果に基づいてクロックKCを生成する。DAQ130は、クロックKCに基づき、検出器125の検出結果をサンプリングする。DAQ130は、サンプリングされた検出器125の検出結果を演算制御ユニット200に送る。演算制御ユニット200は、例えば一連の波長走査毎に(Aライン毎に)、検出器125により得られた検出結果に基づくスペクトル分布にフーリエ変換等を施すことにより、各Aラインにおける反射強度プロファイルを形成する。更に、演算制御ユニット200は、各Aラインの反射強度プロファイルを画像化することにより画像データを形成する。
〔演算制御ユニット〕
演算制御ユニット200の構成について説明する。演算制御ユニット200は、検出器125から入力される検出信号を解析して被検眼EのOCT画像を形成する。そのための演算処理は、従来のスウェプトソースタイプのOCT装置と同様である。
また、演算制御ユニット200は、眼底カメラユニット2、表示装置3及びOCTユニット100の各部を制御する。例えば演算制御ユニット200は、被検眼EのOCT画像を表示装置3に表示させる。
演算制御ユニット200は、例えば、プロセッサ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスクドライブ、通信インターフェイスなどを含む。また、演算制御ユニット200は、キーボードやマウス等の操作デバイス(入力デバイス)や、LCD等の表示デバイスを備えていてもよい。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、プログラマブル論理デバイス(例えば、SPLD(Simple Programmable Logic Device)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array))等の回路により実現される。ハードディスクドライブ等の記憶装置には、眼科撮影装置1を制御するためのコンピュータプログラムが記憶されている。演算制御ユニット200は、例えば、記憶回路や記憶装置に格納されているプログラムを読み出し実行することで、実施形態に係る機能を実現する。
〔制御系〕
眼科撮影装置1の制御系の構成について図3を参照しつつ説明する。なお、図3においては、眼科撮影装置1のいくつかの構成要素が省略されており、この実施形態を説明するために特に必要な構成要素が選択的に示されている。
(制御部)
眼科撮影装置1の制御系は、制御部210を中心に構成される。制御部210は、例えば、前述のプロセッサ、RAM、ROM、ハードディスクドライブ、通信インターフェイス等を含んで構成される。制御部210には、主制御部211と記憶部212が設けられている。
(主制御部)
主制御部211は前述の各種制御を行う。特に、図3に示すように、主制御部211は、眼底カメラユニット2の撮影合焦駆動部31A、CCDイメージセンサ35及び38、LCD39、光路長変更部41、光スキャナ42、OCT合焦駆動部43A及びシャッター駆動部24Aなどを制御する。また、主制御部211は、OCTユニット100の光源ユニット101、参照駆動部114A、検出器125及びDAQ130などを制御する。
撮影合焦駆動部31Aは、合焦レンズ31を光軸方向に移動させる。それにより、撮影光学系30の合焦位置が変更される。なお、主制御部211は、図示しない光学系駆動部を制御して、眼底カメラユニット2に設けられた光学系を3次元的に移動させることができる。この制御は、アライメントやトラッキングにおいて用いられる。トラッキングとは、被検眼Eの運動に合わせて装置光学系を移動させるものである。トラッキングを行う場合には、事前にアライメントとピント合わせが実行される。トラッキングは、被検眼Eを動画撮影して得られる画像に基づき被検眼Eの位置や向きに合わせて装置光学系をリアルタイムで移動させることにより、アライメントとピントが合った好適な位置関係を維持する機能である。
OCT合焦駆動部43Aは、測定光路の光軸に沿って合焦レンズ43を移動させる。それにより、測定光LSの合焦位置が変更される。測定光LSの合焦位置は、測定光LSのビームウェストの深さ位置(z位置)に相当する。
シャッター駆動部24Aは、測定光路にシャッター24を挿入したり、測定光路からシャッター24を退避させたりする。それにより、測定光路にシャッター24が挿入されているとき、対物レンズ22を通過して被検眼Eに向かう光のうち少なくとも測定光はシャッター24で反射されることなく吸光される。また、測定光路からシャッター24が退避されているとき、対物レンズ22を通過した光は被検眼Eに照射される。
参照駆動部114Aは、参照光路に設けられたコーナーキューブ114を移動させる。それにより、参照光路の長さが変更される。なお、前述したように、光路長変更部41と、コーナーキューブ114及び参照駆動部114Aとのいずれか一方のみが設けられた構成であってもよい。
(記憶部)
記憶部212は、各種のデータを記憶する。記憶部212に記憶されるデータとしては、例えば、OCT画像の画像データ、眼底像の画像データ、後述のリファレンス用のOCT画像の画像データ、被検眼情報などがある。記憶部212には、干渉光の検出結果(検出信号、干渉信号)と後述のリファレンス用の干渉光の検出結果が記憶されていてもよい。被検眼情報は、患者IDや氏名などの被検者に関する情報や、左眼/右眼の識別情報などの被検眼に関する情報を含む。また、記憶部212には、眼科撮影装置1を動作させるための各種プログラムやデータが記憶されている。
(画像形成部)
画像形成部220は、検出器125(DAQ130)からの検出信号に基づいて、眼底Efの断面像の画像データを形成する。すなわち、画像形成部220は、干渉光学系による干渉光LCの検出結果に基づいて被検眼Eの画像データを形成する。この処理には、従来のスウェプトソースタイプのOCTと同様に、フィルタ処理、FFT(Fast Fourier Transform)などの処理が含まれている。このようにして取得される画像データは、複数のAライン(被検眼E内における各測定光LSの経路)における反射強度プロファイルを画像化することにより形成された一群の画像データを含むデータセットである。
また、画像形成部220は、後述の解析部231による解析結果に基づいて被検眼Eの画像データを形成することが可能である。
画質を向上させるために、同じパターンでのスキャンを複数回繰り返して収集された複数のデータセットを重ね合わせる(加算平均する)ことができる。
画像形成部220は、例えば、前述の回路基板を含んで構成される。なお、この明細書では、「画像データ」と、それに基づく「画像」とを同一視することがある。また、被検眼Eの部位とその画像とを同一視することもある。
(データ処理部)
データ処理部230は、画像形成部220により形成されたOCT画像に対して各種のデータ処理(画像処理)や解析処理を施す。例えば、データ処理部230は、画像の輝度補正や分散補正等の補正処理を実行する。また、データ処理部230は、眼底カメラユニット2により得られた画像(眼底像、前眼部像等)に対して各種の画像処理や解析処理を施す。
データ処理部230は、解析部231を含む。解析部231は、前述のOCT画像に対する解析処理の他に、OCT計測によりえら得た干渉光の検出結果(検出信号)とリファレンスデータとに対する解析処理を実行することが可能である。
解析部231は、被検眼Eに対するOCT計測により取得された干渉光の検出結果(第2検出結果)と、別途に取得されたリファレンスデータ(第1検出結果)とを解析することにより、当該検出結果又はそれに基づく画像のノイズ成分を除去する。上記の干渉光の検出結果は、測定光路からシャッター24が退避された状態で干渉光学系により取得される。リファレンスデータは、上記の干渉光の検出結果が得られたときと同じ計測条件(撮影条件)で、測定光路にシャッター24が配置された状態で干渉光学系により干渉光の検出結果として取得される。計測条件は、例えば、干渉光学系の計測経路における光学部材の設定状態である。このような光学部材の設定状態には、合焦レンズ43の位置、光スキャナ42によるスキャン長やスキャンパターン、光路長変更部41やコーナーキューブ114による光路長の変更状態、偏波コントローラ103、118による偏光状態などがある。
アーチファクトの位置やその強度は、上記のような光学部材の設定状態に依存する。従って、OCT計測により取得された干渉光の検出結果と上記のリファレンスデータには、上記のような光学部材の設定状態に起因した共通のノイズ成分が含まれる。そこで、上記のような光学部材の設定状態が固定された状態で、被検眼Eに対するOCT計測で得られた干渉光の検出結果と上記のリファレンスデータとを取得し、取得された干渉光の検出結果からリファレンスデータを差し引く(減算する)。それにより、ノイズフリーの干渉光の検出結果が得られる。この干渉光の検出結果に基づいて画像形成部220により画像データを形成することで、アーチファクト等のノイズが除去された画像の取得が可能である。
データ処理部230は、断面像の間の画素を補間する補間処理などの公知の画像処理を実行することにより、被検眼Eのボリュームデータ(ボクセルデータ)を形成することができる。ボリュームデータに基づく画像を表示させる場合、データ処理部230は、このボリュームデータに対してレンダリング処理を施して、特定の視線方向から見たときの擬似的な3次元画像を形成する。
データ処理部230は、眼底像とOCT画像との位置合わせを行うことができる。眼底像とOCT画像とが並行して取得される場合には、双方の光学系が同軸であることから、(ほぼ)同時に取得された眼底像とOCT画像とを、撮影光学系30の光軸を基準として位置合わせすることができる。また、眼底像とOCT画像との取得タイミングに関わらず、OCT画像のうち眼底Efの相当する画像領域の少なくとも一部をxy平面に投影して得られる正面画像と、眼底像との位置合わせをすることにより、そのOCT画像とその眼底像とを位置合わせすることも可能である。この位置合わせ手法は、眼底像取得用の光学系とOCT用の光学系とが同軸でない場合においても適用可能である。また、双方の光学系が同軸でない場合であっても、双方の光学系の相対的な位置関係が既知であれば、この相対位置関係を参照して同軸の場合と同様の位置合わせを実行することが可能である。
以上のように機能するデータ処理部230は、例えば、プロセッサ、RAM、ROM、ハードディスクドライブ、回路基板等を含んで構成される。ハードディスクドライブ等の記憶装置には、上記機能をプロセッサに実行させるコンピュータプログラムがあらかじめ格納されている。
(ユーザインターフェイス)
ユーザインターフェイス(User Interface:以下、UI)240には、表示部241と操作部242とが含まれる。表示部241は、前述した演算制御ユニット200の表示デバイスや表示装置3を含んで構成される。操作部242は、前述した演算制御ユニット200の操作デバイスを含んで構成される。操作部242には、眼科撮影装置1の筐体や外部に設けられた各種のボタンやキーが含まれていてもよい。また、表示部241は、眼底カメラユニット2の筺体に設けられたタッチパネルなどの各種表示デバイスを含んでいてもよい。
なお、表示部241と操作部242は、それぞれ個別のデバイスとして構成される必要はない。例えばタッチパネルのように、表示機能と操作機能とが一体化されたデバイスを用いることも可能である。その場合、操作部242は、このタッチパネルとコンピュータプログラムとを含んで構成される。操作部242に対する操作内容は、電気信号として制御部210に入力される。また、表示部241に表示されたグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)と、操作部242とを用いて、操作や情報入力を行うようにしてもよい。
OCTユニット100、コリメータレンズユニット40、光路長変更部41、光スキャナ42、合焦レンズ43、ミラー44、及びリレーレンズ45は、この実施形態に係る「干渉光学系」の一例である。シャッター24は、この実施形態に係る「光学部材」の一例である。
[動作例]
眼科撮影装置1の動作について説明する。
図4に、実施形態の比較例の説明図を示す。図4は、比較例における眼科撮影装置により得られたOCT画像を模式的に表す。
比較例における眼科撮影装置では、光スキャナ42による測定光の偏光制御の中心(スキャナ座標系の原点)が対物レンズ22の光軸に一致するように設けられている。このような位置調整は、設計段階や、出荷工程やメンテナンス工程で行われる。それにより、本比較例に係る眼科撮影装置では、被検眼Eの注目部位が対物レンズ22の光軸の位置に配置されるようにアライメントが行われ、光軸を含むスキャンによる撮影頻度が高くなる。
ところが、対物レンズ22の光軸を含むスキャンにより取得されたOCT画像IMG1では、図4に示すように、対物レンズ22のレンズ面の頂点からの反射光がアーチファクトN1として現れる場合がある。例えば、図4に示すように中心窩CFを注目部位とする断層画像を観察する目的で撮影したにもかかわらず、注目部位付近にアーチファクトN1が現れてしまい、画像中の注目部位付近の観察が難しくなる。この現象は、コヒーレンス長が長くなるほど、眼科撮影装置が有する光学系の反射に起因したアーチファクトがOCT画像に現れやすくなる。
そこで、実施形態では、上記のように、OCT計測により取得された干渉光の検出結果と別途に取得されたリファレンスデータとを解析することによって、当該検出結果又はそれに基づく画像のノイズ成分が除去される。それにより、光学系の反射だけでなくコヒーレンスリバイバル現象に起因したアーチファクト等のノイズが描出されないOCT画像を取得することが可能になる。特に、撮影頻度が高いOCT画像(対物レンズ22の光軸を含むスキャンにより取得されたOCT画像)において、注目部位付近の詳細な観察が可能になる。
図5に、眼科撮影装置1の動作例のフロー図を示す。この動作例には、画像に基づく被検眼Eと装置光学系との位置合わせの処理と、画像に基づくスキャン領域の設定処理とが含まれる。位置合わせの処理には、OCT計測のためのアライメント(オートアライメント)、ピント合わせ(オートフォーカス)、トラッキング(オートトラッキング)が含まれる。
(S1)
まず、主制御部211は、シャッター駆動部24Aを制御することにより測定光路からシャッター24を退避させる。
(S2)
次に、観察光源11からの照明光(可視カットフィルタ14により近赤外光となる)で眼底Efを連続照明することにより、眼底Efの近赤外動画像の取得を開始する。この近赤外動画像は、連続照明が終了するまでリアルタイムで得られる。この動画像を構成する各フレームの画像は、フレームメモリ(記憶部212)に一時記憶され、データ処理部230に逐次送られる。
なお、被検眼Eには、アライメント光学系50によるアライメント指標と、フォーカス光学系60によるスプリット指標とが投影されている。よって、近赤外動画像にはアライメント指標とスプリット指標とが描出されている。これら指標を用いてアライメントやピント合わせを行うことができる。また、被検眼Eには、LCD39による固視標も投影されている。被検者は、この固視標を凝視するように指示を受ける。
(S3)
データ処理部230は、光学系によって被検眼Eを動画撮影することにより得られるフレームを逐次に解析して、アライメント視標の位置を求め、光学系の移動量を算出する。制御部210は、データ処理部230により算出された光学系の移動量に基づいて図示しない光学系駆動部を制御することにより、オートアライメントを行う。
(S4)
データ処理部230は、光学系によって被検眼Eを動画撮影することにより得られるフレームを逐次に解析して、スプリット視標の位置を求め、合焦レンズ31の移動量を算出する。制御部210は、データ処理部230により算出された合焦レンズ31の移動量に基づいて撮影合焦駆動部31Aを制御することにより、オートフォーカスを行う。
(S5)
続いて、制御部210は、オートトラッキングを開始する。具体的には、データ処理部230は、光学系によって被検眼Eを動画撮影することにより逐次に得られるフレームをリアルタイムで解析して、被検眼Eの動き(位置の変化)を監視する。制御部210は、逐次に取得される被検眼Eの位置に合わせて光学系を移動させるように図示しない光学系駆動部を制御する。それにより、被検眼Eの動きに対して光学系をリアルタイムで追従させることができ、アライメントとピントが合った好適な位置関係を維持することが可能となる。
(S6)
制御部210は、近赤外動画像を表示部241にリアルタイムで表示させる。ユーザは、操作部242を用いることにより、この近赤外動画像上にスキャン領域を設定する。設定されるスキャン領域は1次元領域でも2次元領域でもよい。
なお、測定光LSのスキャン態様や注目部位(視神経乳頭、黄斑部、病変部等)があらかじめ設定されている場合などには、これら設定内容に基づいて制御部210がスキャン領域を設定するように構成することも可能である。具体的には、データ処理部230による画像解析により注目部位を特定し、制御部210が、この注目部位を含むように(例えば、この注目部位が中心に位置するように)所定パターンの領域を設定する。
(S7)
制御部210は、光源ユニット101や光路長変更部41を制御するとともに、S5で設定されたスキャン領域に基づいて光スキャナ42を制御することにより、眼底EfのOCT計測を行う。OCT計測により取得された干渉光の検出結果は、記憶部212に保存される。
(S8)
次に、主制御部211は、シャッター駆動部24Aを制御することにより測定光路にシャッター24を挿入する。
(S9)
続いて、制御部210は、S7と同様の計測条件で眼底EfのOCT計測を行う。OCT計測により取得された干渉光の検出結果はリファレンスデータとして記憶部212に保存される。
(S10)
データ処理部230は、解析部231により、Aラインごとに、S7で取得された干渉光の検出結果からS9で取得された干渉光の検出結果を差し引くことで、新たな干渉光の検出結果を生成する。生成された新たな干渉光の検出結果は、記憶部212に保存される。
(S11)
画像形成部220は、S10において記憶部212に保存された新たな干渉光の検出結果に基づいて、当該Aラインの断層像(画像)を形成する。走査態様が3次元スキャンである場合、データ処理部230は、画像形成部220により形成された複数の断層像に基づいて眼底Efの3次元画像を形成する。以上で、この動作例は終了となる(エンド)。
[変形例]
(第1変形例)
前述の実施形態では、干渉光の検出結果として画像形成前の干渉光の検出信号(干渉信号)を例に説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、干渉光の検出結果は、干渉光の検出信号に基づいて形成された画像(画像データ)であってよい。
この場合、解析部は、被検眼Eに対するOCT計測により取得されたOCT画像(第2検出結果)と、別途に取得されたリファレンス画像(第1検出結果)とを解析することにより、OCT計測により取得された干渉光の検出結果に基づく画像のノイズ成分を除去する。解析部は、公知の画像間の減算処理を行うことで、例えば、画素単位でノイズ成分が除去された画像を生成する。
(第2変形例)
前述の実施形態又は第1変形例では、シャッター24が対物レンズ22を通過し被検眼Eに向かう光を吸光する場合について説明したが、実施形態に係る構成はこれに限定されるものではない。例えば、シャッター24は、対物レンズ22を通過し被検眼Eに向かう光を測定光路とは異なる方向に反射(偏向)してもよい。第2変形例では、シャッター24の対物レンズ22の側の面には、被検眼Eに向かう光の照射領域を含むように反射部材が設けられていてもよい。反射部材は、測定光に対する反射率が低いものが用いられる。この場合、装置内部での反射光の影響を低減するために、シャッター24により反射された光を吸光する吸光部材を含む光学素子が別途に設けられていてもよい。
(第3変形例)
前述の実施形態において、シャッター24は、対物レンズ22を通過し被検眼Eに向かう光を測定光路とは異なる方向に屈折させてもよい。すなわち、第3変形例では、シャッター24は、対物レンズ22を通過し被検眼Eに向かう光を屈折させる屈折光学部材を含んでもよい。この場合、装置内部での屈折光の影響を低減するために、シャッター24により屈折された光を吸光する吸光部材を含む光学素子が別途に設けられていてもよい。
(第4変形例)
前述の実施形態又はその変形例では、被検眼Eと対物レンズ22との間の測定光路にシャッター24が挿脱される場合について説明したが、実施形態に係る構成はこれに限定されるものではない。
図6に、実施形態の第4変形例に係る眼科撮影装置の要部を模式的に示す。第4変形例では、対物レンズ22と合焦レンズ43との間の測定光路に対してシャッター24が挿脱される。それにより、光源側から少なくとも合焦レンズ43までの光学系に起因したノイズを除去することが可能になる。また、図6に示す位置ではなく、測定光路の任意の位置でシャッター24が挿脱されるような構成であってもよい。
(第5変形例)
図7に、実施形態の第5変形例に係る眼科撮影装置の要部を模式的に示す。第5変形例に係る眼科撮影装置は、対物レンズ22と被検眼Eとの間に配置可能な前置レンズ23を含む。前置レンズ23は、手動又は自動で対物レンズ22と被検眼Eとの間に配置可能である。対物レンズ22と被検眼Eとの間に前置レンズ23が配置された場合、シャッター24は、前置レンズ23と被検眼Eとの間に配置することが可能である。それにより、光源側から前置レンズ23までの光学系に起因したノイズが除去された画像を取得することが可能になる。
(第6変形例)
図8に、実施形態の第6変形例に係る眼科撮影装置の外観構成の一例を示す。眼科撮影装置1は、ベース300と、架台310と、ヘッド部400と、顔受け部500と、UI240とを含む。ヘッド部400には、図1及び図2に示す光学系が収容される。架台310は、ベース300に対して前後左右に移動可能とされる。ヘッド部400は、架台310と一体的に構成されている。顔受け部500は、ベース300と一体的に構成されている。
顔受け部500には、顎受け600と額当て700とが設けられている。顔受け部500により被検者(図示を略す)の顔が固定される。検者は、例えば、眼科撮影装置1を挟んで被検者の反対側に位置して検査を行う。UI240は、検者側の位置に配置されている。ヘッド部400は、UI240に対する操作によって前後左右に移動される。また、ヘッド部400は、UI240に対する操作により上下方向に移動される。これら操作によって、顔受け部500に保持されている被検者の顔に対するヘッド部400の位置が変わる。なお、左右方向の移動は、例えば、眼科撮影装置1による検査対象を左眼から右眼に又は右眼から左眼に切り替えるために行われる。
シャッター24は、顔受け部500のヘッド部400側に設けられる。シャッター24は、顎受け600又は額当て700のヘッド部400側のに設けられる。すなわち、シャッター24は、顔受け部500の対物レンズ側に設けられる。顔受け部500と一体的に移動可能なベース300と対物レンズ22が収容されたヘッド部400とを相対的に移動することにより、ヘッド部400に収容された対物レンズ22を通過する測定光の光路に対してシャッター24を挿脱させることが可能になる。顔受け部500は、実施形態に係る「支持部」の一例である。
[効果]
この実施形態に係る眼科撮影装置の効果について説明する。
実施形態に係る眼科撮影装置は、対物レンズ(対物レンズ22)と、干渉光学系(OCTユニット100からリレーレンズ45までの光学系)と、画像形成部(画像形成部220)と、光学部材(シャッター24)と、解析部(解析部231)とを含む。干渉光学系は、光源(光源ユニット101)からの光(光L0)を測定光(測定光LS)と参照光(参照光LR)とに分割し、測定光を対物レンズを介して被検眼(被検眼E)に入射させ、被検眼から出射し対物レンズを通過した測定光の戻り光と参照光との干渉光(干渉光LC)を検出する。画像形成部は、干渉光学系により取得された干渉光の検出結果に基づいて被検眼の画像を形成する。光学部材は、測定光の光路に配置可能であり、測定光を吸光する。解析部は、光路に光学部材が配置された状態で干渉光学系により取得された干渉光の第1検出結果と、光路から光学部材が退避された状態で干渉光学系により取得された干渉光の第2検出結果とを解析することにより、第2検出結果又はそれに基づく画像のノイズを除去する。
実施形態に係る眼科撮影装置は、対物レンズ(対物レンズ22)と、干渉光学系(OCTユニット100からリレーレンズ45までの光学系)と、画像形成部(画像形成部220)と、光学部材(シャッター24)と、解析部(解析部231)とを含む。干渉光学系は、光源(光源ユニット101)からの光(光L0)を測定光(測定光LS)と参照光(参照光LR)とに分割し、測定光を対物レンズを介して被検眼(被検眼E)に入射させ、被検眼から出射し対物レンズを通過した測定光の戻り光と参照光との干渉光(干渉光LC)を検出する。画像形成部は、干渉光学系により取得された干渉光の検出結果に基づいて被検眼の画像を形成する。光学部材は、測定光の光路に配置可能であり、測定光を光路と異なる方向に偏向する。解析部は、光路に光学部材が配置された状態で干渉光学系により取得された干渉光の第1検出結果と、光路から光学部材が退避された状態で干渉光学系により取得された干渉光の第2検出結果とを解析することにより、第2検出結果又はそれに基づく画像のノイズを除去する。
上記のいずれかの構成によれば、測定光の光路に対する光学部材の挿脱により、干渉光学系により被検眼に測定光を照射して取得された干渉光の第2検出結果とは別途に、干渉光学系の状態に起因したノイズ成分が含まれる干渉光の第1検出結果を取得することができる。それにより、干渉光学系の状態に関わらず、第1検出結果と第2検出結果とを解析して、第2検出結果又はそれに基づく画像のノイズを、容易、かつ、高精度に除去することができる。従って、コヒーレンス長やコヒーレンスリバイバル間隔にかかわらず、光学系の反射やコヒーレンスリバイバル現象に基づくアーチファクトが除去された画像の取得が可能になる。
また、実施形態に係る眼科撮影装置では、光学部材は、対物レンズと被検眼との間に配置可能であってよい。
このような構成によれば、簡素な構成で、光学系に起因したノイズが除去された画像の取得が可能になる。
また、実施形態に係る眼科撮影装置では、光学部材は、対物レンズの保護部材を兼ねてもよい。
このような構成によれば、装置が未使用のときの対物レンズの保護も可能な眼科撮影装置を提供することができるようになる。
また、実施形態に係る眼科撮影装置では、対物レンズと被検眼との間に前置レンズが配置されている場合、光学部材は、前置レンズと被検眼との間に配置可能であってよい。
このような構成によれば、前置レンズを用いる場合であっても、光源側から前置レンズまでの光学系に起因したノイズが除去された画像を取得することが可能になる。
また、実施形態に係る眼科撮影装置は、干渉光学系は、測定光の光路に配置された合焦レンズ(合焦レンズ43)を含み、光学部材は、対物レンズと合焦レンズとの間に配置可能であってよい。
このような構成によれば、光源側から少なくとも合焦レンズまでの光学系に起因したノイズが除去された画像を取得することが可能になる。
また、実施形態に係る眼科撮影装置は、被検者の顔を支持する支持部(顔受け部500)を含み、光学部材は、支持部の対物レンズ側に設けられていてよい。
このような構成によれば、対物レンズと支持部とを相対移動することにより、光学系に起因したノイズが除去された画像を取得することが可能になる。
以上に説明した構成は、この発明を好適に実施するための一例に過ぎない。よって、この発明の要旨の範囲内における任意の変形(省略、置換、付加等)を適宜に施すことが可能である。適用される構成は、例えば目的に応じて選択される。また、適用される構成に応じ、当業者にとって自明の作用効果や、本明細書において説明された作用効果が得られる。
前述の実施形態又はその変形例において、OCT画像中にアーチファクト(ノイズ)が描出される領域を特定し、特定された描出領域を含む部分領域についてリファレンスデータを取得し、少なくとも描出領域について上記の検出結果の減算を行ってもよい。
前述の実施形態又はその変形例では、OCTの被測定物体が被検眼(眼底)である場合について説明したが、前述の実施形態又はその変形例は被検眼以外の被測定物体に対してOCTを実行するものに適用可能である。被測定物体は生体部位でなくてもよい。
1 眼科撮影装置
2 眼底カメラユニット
22 対物レンズ
23 前置レンズ
24 シャッター
100 OCTユニット
200 演算制御ユニット
210 制御部
211 主制御部
212 記憶部
220 画像形成部
230 データ処理部
231 解析部
E 被検眼

Claims (7)

  1. 対物レンズと、
    光源からの光を測定光と参照光とに分割し、前記測定光を前記対物レンズを介して被検眼に入射させ、前記被検眼から出射し前記対物レンズを通過した前記測定光の戻り光と前記参照光との干渉光を検出する干渉光学系と、
    前記干渉光学系により取得された前記干渉光の検出結果に基づいて前記被検眼の画像を形成する画像形成部と、
    前記測定光の光路に配置可能であり、前記測定光を吸光する光学部材と、
    前記光路に前記光学部材が配置された状態で前記干渉光学系により取得された前記干渉光の第1検出結果と、前記光路から前記光学部材が退避された状態で前記干渉光学系により取得された前記干渉光の第2検出結果とを解析することにより、前記第2検出結果又はそれに基づく画像のノイズを除去する解析部と、
    を含む眼科撮影装置。
  2. 対物レンズと、
    光源からの光を測定光と参照光とに分割し、前記測定光を前記対物レンズを介して被検眼に入射させ、前記被検眼から出射し前記対物レンズを通過した前記測定光の戻り光と前記参照光との干渉光を検出する干渉光学系と、
    前記干渉光学系により取得された前記干渉光の検出結果に基づいて前記被検眼の画像を形成する画像形成部と、
    前記測定光の光路に配置可能であり、前記測定光を前記光路と異なる方向に偏向する光学部材と、
    前記光路に前記光学部材が配置された状態で前記干渉光学系により取得された前記干渉光の第1検出結果と、前記光路から前記光学部材が退避された状態で前記干渉光学系により取得された前記干渉光の第2検出結果とを解析することにより、前記第2検出結果又はそれに基づく画像のノイズを除去する解析部と、
    を含む眼科撮影装置。
  3. 前記光学部材は、前記対物レンズと前記被検眼との間に配置可能である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の眼科撮影装置。
  4. 前記光学部材は、前記対物レンズの保護部材を兼ねる
    ことを特徴とする請求項3に記載の眼科撮影装置。
  5. 前記対物レンズと前記被検眼との間に前置レンズが配置されている場合、前記光学部材は、前記前置レンズと前記被検眼との間に配置可能である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。
  6. 前記干渉光学系は、前記測定光の光路に配置された合焦レンズを含み、
    前記光学部材は、前記対物レンズと前記合焦レンズとの間に配置可能である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の眼科撮影装置。
  7. 被検者の顔を支持する支持部を含み、
    前記光学部材は、前記支持部の前記対物レンズ側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の眼科撮影装置。
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