JP2017079891A - 昇降天板付きデスクの立上げ配線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
着座姿勢から起立姿勢まで天板の高さが大きく変化する昇降天板付きデスクにおいて、床面から昇降天板の下面まで冗長性を持たせてフレキシブルにコード類を配線することができ、余剰部分が邪魔にならない昇降天板付きデスクの立上げ配線装置を提供する。
【解決手段】
両側に配した脚体1を固定脚10に対して可動脚11を上下動可能に支持した構造とし、両可動脚の上端で支持した天板2の高さを調節可能とする昇降天板付きデスクであって、可撓性素材からなる長尺シート状の外被部材36の長手方向に、弾性素材からなる偏平帯状の芯板を添設し、外被部材の長手方向の両縁に沿ってファスナー38を設けて外被部材を筒状に閉じて内部にコード類を収容することが可能な配線包持体6を備え、配線包持体の下部を固定脚に保持し、上部に余剰部分35を設けて上端を天板等の昇降部に取付けてなる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、昇降天板付きデスクの立上げ配線装置に係わり、更に詳しくは床面から昇降天板の下面までコード類を配線するための昇降天板付きデスクの立上げ配線装置に関するものである。
従来から、両側に配した脚体を固定脚の内部に可動脚の下部を上下動可能に支持した構造とし、これら固定脚と可動脚との間に駆動機構を設けて該可動脚を昇降可能とし、該可動脚の上端に取付けた天板の高さを調節可能とした昇降天板付きデスク装置は各種提供されている。
例えば、特許文献1には、両側に配した脚体を固定脚の内部に可動脚の下部を上下動可能に支持した構造とし、これら固定脚と可動脚とに関連づけて駆動機構を設けて該可動脚を昇降可能とし、該可動脚の上端に取付けた天板の高さを調節可能とするとともに、両脚体の固定脚の後端面で上端部間に幕板を取付け、前記天板の後縁と幕板の上端部間に配線ダクトが形成された昇降天板付きデスク装置が開示されている。
また、床面から天板の下面までコード類を配線するために脚支柱を利用して立上げダクトを設ける構造も提案されている。例えば、特許文献2、3には、固定の中空脚支柱の長手方向に長穴を形成し、該長穴から脚支柱の内部に配線コード類を収容し、断面C字状の支柱カバーで脚支柱を外被して長穴を隠すようにした構造や、脚支柱に沿って設けたカバー体の内部を配線用空間とした構造のものであり、天板の高さが変化する用途には適用できない。
また、特許文献4には、ディスプレイを載せる載置台が昇降可能であり、下部に設置したOA機器本体との接続コードを通すための縦長の長孔を塞ぐようにファスナー付きのテープを設け、該ファスナーの開放部から接続コードを引き出し、前記載置台の昇降に伴って開口部の位置を上下に変更できる構造の立上げ配線装置が開示されている。しかし、この特許文献4に記載のものは、長孔からなるコード類の縦ダクトが固定的であり、ファスナーの二つのスライダー間の開放部にコード類を通すパイプを相通し、パイプと二つのスライダーを共に上下方向に移動させるというものであり、天板の高さが大きく変化する昇降天板付きデスクに直ちに適用できるものではない。
特許第4797912号公報 特開平11−169240号公報 特開2013−090801号公報 特開平05−237015号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、着座姿勢から起立姿勢まで天板の高さが大きく変化する昇降天板付きデスクにおいて、床面から昇降天板の下面まで冗長性を持たせてフレキシブルにコード類を配線することができるとともに、余剰部分が邪魔にならない昇降天板付きデスクの立上げ配線装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、両側に配した脚体を固定脚に対して可動脚を上下動可能に支持した構造とし、両可動脚の上端で支持した天板の高さを調節可能とする昇降天板付きデスクであって、可撓性素材からなる長尺シート状の外被部材の長手方向に、弾性素材からなる偏平帯状の芯板を添設するとともに、前記外被部材の長手方向の両縁に沿ってファスナーを設けて該外被部材を筒状に閉じて内部にコード類を収容することが可能な配線包持体を備え、前記配線包持体は、前記芯板の面の法線が、前記天板の短縁を含む鉛直面に平行な方向に向くように設定して、該配線包持体の下部を前記固定脚に保持するとともに、上部に余剰部分を設けて上端を前記天板等の昇降部に取付け、前記天板の昇降動作時に余剰部分が該天板の短縁方向に湾曲してなることを特徴とする昇降天板付きデスクの立上げ配線装置を構成した(請求項1)。
また、前記配線包持体は、前記ファスナーで閉じて筒状とした際に、前記芯板が内部に位置してなることが好ましい(請求項2)。
更に、前記配線包持体の下部を前記固定脚の背面側に前記芯板を介して緊締具で保持するとともに、前記天板が最上位置に上昇した際にも上部に余剰部分を有する長さに設定して前記芯板の上端に固定した取付具を前記天板の下面であって該天板を支持する前後方向に向いた支持杆の外側に取付けてなり、前記天板を下降させた際に、前記配線包持体の余剰部分が側面視S字状に湾曲してなることがより好ましい(請求項3)。
そして、前記緊締具は、固定台と緊迫バンドとからなり、前記配線包持体の下部に対応する位置に、少なくも間隔を置いて二つの固定台を、前記外被部材を挟んで前記芯板に取付け、前記固定台には、前記固定脚の円周部に密接する湾曲した当接面と両側に前記緊迫バンドの両端部を係止する係止部を設けてなることがより好ましい(請求項4)。
以上にしてなる請求項1に係る発明の昇降天板付きデスクの立上げ配線装置は、両側に配した脚体を固定脚に対して可動脚を上下動可能に支持した構造とし、両可動脚の上端で支持した天板の高さを調節可能とする昇降天板付きデスクであって、可撓性素材からなる長尺シート状の外被部材の長手方向に、弾性素材からなる偏平帯状の芯板を添設するとともに、前記外被部材の長手方向の両縁に沿ってファスナーを設けて該外被部材を筒状に閉じて内部にコード類を収容することが可能な配線包持体を備え、前記配線包持体は、前記芯板の面の法線が、前記天板の短縁を含む鉛直面に平行な方向に向くように設定して、該配線包持体の下部を前記固定脚に保持するとともに、上部に余剰部分を設けて上端を前記天板等の昇降部に取付け、前記天板の昇降動作時に余剰部分が該天板の短縁方向に湾曲してなるので、床面から昇降天板の下面まで冗長性を持たせてフレキシブルにコード類を配線することができるとともに、余剰部分が邪魔にならず、また芯板が最小の曲率半径を保ちながら湾曲するので、外被部材の内部に包持されたコード類を過度に屈曲させずに保護でき、更に天板を昇降させた際に、配線包持体の余剰部分が天板から飛び出して邪魔になるようなことがなく、コード類をすっきり立上げ配線することができる。
請求項2によれば、前記配線包持体は、前記ファスナーで閉じて筒状とした際に、前記芯板が内部に位置してなるので、芯板が隠れて外観的に見栄えが良くなる。
請求項3によれば、前記配線包持体の下部を前記固定脚の背面側に前記芯板を介して緊締具で保持するとともに、前記天板が最上位置に上昇した際にも上部に余剰部分を有する長さに設定して前記芯板の上端に固定した取付具を前記天板の下面であって該天板を支持する前後方向に向いた支持杆の外側に取付けてなり、前記天板を下降させた際に、前記配線包持体の余剰部分が側面視S字状に湾曲してなるので、天板を昇降させた際に、配線包持体の余剰部分が脚体の後方で側面視S字状に湾曲してコンパクトになり、天板の後端から後方へ余剰部分が突出するようなことがない。
請求項4によれば、前記緊締具は、固定台と緊迫バンドとからなり、前記配線包持体の下部に対応する位置に、少なくも間隔を置いて二つの固定台を、前記外被部材を挟んで前記芯板に取付け、前記固定台には、前記固定脚の円周部に密接する湾曲した当接面と両側に前記緊迫バンドの両端部を係止する係止部を設けてなるので、前記配線包持体の下部を固定脚の筒状部分にも簡単且つ確実に保持することができる。
本発明に係る昇降天板付きデスクを示す斜視図である。 同じく昇降天板付きデスクの分解斜視図である。 側方へ隣接して2台の昇降天板付きデスクを設置し、片方のデスクの天板を上昇させた状態の斜視図である。 本発明の立上げ配線装置を適用した昇降天板付きデスクの側面図である。 同じく本発明の立上げ配線装置を適用した昇降天板付きデスクの部分斜視図である。 配線包持体の分解斜視図である。 脚体の固定脚に配線包持体の下部を保持する構造を示す分解斜視図である。 配線包持体に固定脚に対する緊締具を取付けた状態の横断面図である。 脚体の固定脚に配線包持体の下部を保持する構造を示し、(a)は緊締具によって保持した部分横断面図、(b)は緊締具を外す状態を示した部分横断面図である。 天板を昇降させた状態を示し、(a)は天板が最上位置の状態の側面図、(b)は天板が中位置の状態の側面図、(c)板が最下位置の状態の側面図である。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1及び図2は本発明を適用する昇降天板付きデスクを示し、図1、図4、図5及び図10は本発明の立上げ配線装置を示し、図6〜図9はその詳細を示し、図中符号1は脚体、2は天板、3はビーム、4は支持杆、5はダクトカバー、6は配線包持体をそれぞれ示している。
本発明を適用する昇降天板付きデスクAは、図1及び図2に示すように、両側に配した高さ調節可能な脚体1,1で天板2を支持した昇降天板付きデスクであって、前記脚体1,1の上端に、横方向に延びるビーム3の両端部を取付け、該ビーム3の両側部には前後方向に延びた支持杆4,4の中央部が固定されており、前記ビーム3と支持杆4,4の上面に前記天板2を載置して取付けるとともに、天板2の後部に配線ダクト7を設けるべく、前記ビーム3の後側であって、両支持杆4,4に水平な支軸8,8にてダクトカバー5の両側後部を上下回動可能に取付けるとともに、該ダクトカバー5の前端部に、該ダクトカバー5が略水平状態に保持する前記ビーム3に対して係脱可能な係止具9を設けている。
更に詳しくは、図2に示すように、前記脚体1は、固定脚10に対して可動脚11を上下動可能に支持した構造とし、両側の前記脚体1,1の可動脚11,11の上端に、横方向に延びるビーム3の両端部を取付けている。そして、前記固定脚10は、図1〜図3に示すように、下端に前後方向に延びた接地脚12を設け、該接地脚12の少なくとも前後端部が平面視において前記天板2の側端縁13よりも側方へ突出し、側方突出部を当接部14,14としている。ここで、前記当接部14は、接触摩擦抵抗の大きなゴム等の弾性材料で形成することが望ましい。具体的には、図1及び図2に示すように、前記脚体1の固定脚10は、筒状の外側筒15の下端に前後方向に延びた前記接地脚12の前後中央部を固定し、前記可動脚11は、前記外側筒15の内部に設けた単数又は複数の筒部材で伸縮連筒を構成したものである。本実施形態では、内側筒16と中間筒17の二つを前記外側筒15の内部に同軸状に設けて伸縮連筒を構成している。
前記配線ダクト7においては、前記ダクトカバー5を開放した状態で前記天板2の下面18とダクトカバーのなす角度が90°よりも小さな角度に設定することが好ましい。更に、好ましくは前記ダクトカバー5を開放した状態で、前記天板2の下面18とダクトカバー5のなす角度が45°〜70°の角度に保持する。そのため、前記ダクトカバー5の後端に前記天板2の下面18に当接する規制部19,19を設けている。前記天板2の下面18とダクトカバー5のなす角度が60°であると、前方からの配線作業が容易になるので特に好ましい。
本発明に係る昇降天板付きデスクA,Bの2台を、横方向へ隣接して設置した状態を図3に示している。隣接して設置した両昇降天板付きデスクA,Bの脚体1,1の固定脚10,10に設けた当接部14,14同士を前後部において当接して最接近状態で設置した場合でも、隣接する天板2,2の側端縁13,13間に隙間が形成されているので、一方の昇降天板付きデスクAの天板2を昇降しても他方の昇降天板付きデスクBの天板2に干渉されることなく、昇降動作するのである。これは、前記天板2の後部と両側に、図1及び図4に示すように、バックパネル20とサイドパネル21,21をそれぞれL金具22,…で前記天板2の下面に取付けた場合も同様であり、隣接する昇降天板付きデスクA,Bの天板2,2に設けたサイドパネル21,21の間にも隙間が確保されるように設定している。ここで、前記バックパネル20とサイドパネル21は、天板2の下方にも十分な上下寸法を設けてあり、前記天板2を最上位置に上昇させた場合でも、隣接する天板2が最下位置にあるバックパネル20とサイドパネル21とが重なるように設定している。
更に詳しくは、前記固定脚10に対して可動脚11を昇降駆動する機構は、前述の伸縮連筒を関係付けてその内部に格納されている。前記内側筒16の上端には、図2に示すように、取付体23が固定されており、該取付体23の内部には回転数を制御できるサーボモータあるいはステッピングモータ等の駆動モータが内蔵されており、前述の伸縮連筒と外側筒15の内部に設けた送りネジ機構等から構成した昇降機構部が格納されている。そして、横方向に延びる上方開放のビーム3の両端部内に前記取付体23を取付け、更に該取付体23を覆うように化粧カバー24が取付けられている。
また、前記ビーム3の凹溝25の内部には、駆動モータを制御する電子制御装置26を組み込み、該電子制御装置26の操作スイッチ27を図1、図4及び図5に示すように、一方の前記支持杆4の手前側に設け、その配線は該支持杆4の内部からビーム3の凹溝25を通して電子制御装置26に繋がっている。尚、前記支持杆4の全体を合成樹脂製のカバー28で覆うことも好ましい。
また、前記天板2の後部の両側には、その下方に設けたダクトカバー5からなる配線ダクト7に関連して配線機能部29,29を設けている。前記配線機能部29は、前記天板2に上下貫通して形成した開口30の内部に、配線を挿通するための機能のついた配線カバー31を設けたり、各種接続端子を備えたコンセント32を設けたりする。
そして、前記配線ダクト7からビーム3の凹溝25内を通して前記電子制御装置26と駆動モータに電力を供給し、あるいは通信のためのLANケーブルを配線する必要がある。そのため、図1〜図4、図5及び図10に示すように、アクセスフロア等の床面から引き出したコード類を包持して立上げ配線可能な立上げ配線装置33を設けている。
前記立上げ配線装置33は、図1、図4及び図5に示すように、前記配線包持体6の下部34を前記固定脚10に直線状に立ち上げて保持するとともに、上部に余剰部分35を設けて上端を前記天板2等の昇降部に取付けて構成する。
そして、前記配線包持体6は、図6〜図8に示すように、可撓性素材からなる長尺シート状の外被部材36の長手方向に、弾性素材からなる偏平帯状の芯板37を添設するとともに、前記外被部材36の長手方向の両縁に沿ってファスナー38を設けて該外被部材36を筒状に閉じて内部にコード類を収容することが可能な構造である。この場合、前記配線包持体6は、前記ファスナー38で閉じて筒状とした際に、前記芯板37が内部に位置するようにしている。この場合、前記外被部材36の短辺側の横幅は、前記芯板37の横幅の2倍以上に設定し、該芯板37を内部に巻き込めると同時に、複数本のコード類Cを包持できるようにする。ここで、前記芯板37は偏平な帯状であるので、湾曲して変形する方向は拘束される。
本実施形態では、前記外被部材36は織布を用い、前記芯板37は折れ難く弾性変形が可能な合成樹脂板を用い、前記ファスナー38はファブリックファスナーを用いて構成したが、同等な性能を有するものであれば他の素材を用いても良い。例えば、前記外被部材36は、可撓性の合成樹脂シートでも良い。前記芯板37は金属製の薄い板バネを用いても良く、特に好ましくはポリカーボネート樹脂のような折れ難く、弾性復元性に優れた素材を用いる。前記ファスナー38は、コード類Cを包持する際に、前記外被部材36を開くことができることが望ましく、そのため完全に分離できる構造が適している。
前記外被部材36を開いた状態で、幅方向の中央部に前記芯板37を添え、互いに縫着して一体化しているが、使用する素材によって熱溶着や接着、あるいはタッカー止め、リベット止めなどを適宜採用する。
ここで、前記配線包持体6は、前記芯板37の面の法線が、前記天板2の短縁を含む鉛直面に平行な方向に向くように設定して前記固定脚10と前記天板2の下面18等の昇降部に取付け、前記天板2の昇降動作時に余剰部分35が該天板2の短縁方向に湾曲するようにしている。具体的には、図1、図4、図5及び図10に示すように、前記配線包持体6の下部34を前記固定脚10の背面側に前記芯板37を介して緊締具39で保持するとともに、前記天板2が最上位置に上昇した際にも上部に余剰部分35を有する長さに設定して前記芯板37の上端に固定した取付具40を前記天板2等の昇降部に取付け、前記天板2を下降させた際に、前記配線包持体6の余剰部分35が側面視S字状に湾曲するようにしている。
ここで、前記緊締具39は、図6〜図9に示すように、固定台41と緊迫バンド42とからなり、前記配線包持体6の下部34に対応する位置に、少なくも間隔を置いて二つの固定台41,41を、前記外被部材36を挟んで前記芯板37にネジ43で取付けている。前記固定台41には、前記固定脚10の外側筒15の円周部に密接する湾曲した当接面44と両側に前記緊迫バンド42を係止する係止部45,45を設けたものである。そして、前記配線包持体6の下部34を、前記緊締具39の固定台41の当接面44を前記固定脚の外側筒15の円周部に密接した状態で、該外側筒15を包囲するように巻回した前記緊迫バンド42を前記固定台41の係止部45,45に係止して緊迫して取付ける。
更に詳しくは、図9に示すように、前記固定台41の当接面44の両外側には、前記係止部45,45が空間46を設けて内外へ弾性変形可能とし、該空間46に面する前記係止部45,45の内面には係合段部47,47を形成している。一方、前記緊迫バンド42の両端部には、前記固定台41の空間46,46に挿入する挿入部48,48を設けるとともに、該挿入部48,48の先端外側に前記係合段部47,47に係止する係止爪49,49を形成している。そして、図9(a)に示すように、前記緊締具39の固定台41の当接面44を前記固定脚10の外側筒15の円周部に密接した状態で、該外側筒15を包囲するように巻回した前記緊迫バンド42の両挿入部48,48を、固定台41の空間46,46に挿入して、係合段部47,47に係止爪49,49を係合して保持する。尚、前記緊迫バンド42の内面、若しくは前記固定台41の当接面44には滑り止めの摩擦性テープを添着することが望ましい。そして、図9(b)に示すように、前記固定台41の係止部45,45に指を掛けて外側に変形させれば、前記緊迫バンド42の係止爪49,49が外れて分離できる。
また、前記取付具40は、金属板の一部を直角に折曲したL字状金具であり、前記配線包持体6の前記外被部材36の上端よりも突出させた前記芯板37の上端にネジ止め、若しくはリベット止めしている。そして、前記取付具40を前記天板2の下面18の後端部にネジ止めして取付けている。具体的には、前記取付具40を前記天板2の下面18であって、該天板2を支持する前後方向に向いた支持杆4の外側に取付けている。尚、前記配線包持体6の上端の取付位置は、前記天板2の下面18に限定されず、天板2とともに昇降する部位であればどこでも良い。
本発明の立上げ配線装置33の動作を図10に基づいて説明する。図10(a)は天板2の高さが最上位置にある状態を示し、この状態でも前記配線包持体6の上部には余剰部分35を有している。そして、図10(b)に示すように、天板2を降下させると前記余剰部分35は余り長さが長くなるのでS字状を湾曲して折り畳まれる。そして、図10(c)に示すように、天板2を降下させて最下位置に来ると、前記余剰部分35は更に余るので深いS字状を湾曲して折り畳まれる。これらの何れの状態においても、前記配線包持体6の余剰部分35が前記天板2の後端から後方へ突出することがなく、つまり前記バックパネル20にも接触することがない。
前記配線包持体6は、予め昇降天板付きデスクAに取付けておくが、該昇降天板付きデスクAを所定位置に設置した後に、前記ファスナー38を開いて外被部材36を開放した状態で、前記芯板37コード類Cを沿わせながらファスナー38を閉じて、筒状となった外被部材36の内部に保持する。
本実施形態では、最も上昇した最上位置の前記天板2の上面の高さが1250mmとなり、最も下降した最下位置の前記天板2の上面の高さが650mmとなるので、その高低さを吸収できるだけの余剰部分35を設けているにもかかわらず、この余剰部分35が邪魔になることがない。通常は、前記天板2を降下させて着座姿勢で執務や作業を行なうが、前記天板2を適当な高さに上昇させて、起立姿勢で執務や作業を行なうこともできる。
また、昇降天板付きデスクAの出荷時には、前記配線包持体6の内部にポケットを設けて、該デスクの取扱説明書を収納しておくことも可能である。その場合、ポケットに収納した取扱説明書の存在を配線包持体6の外部から確認できるように、前記外被部材36の一部を透明樹脂シートで置き換えて内部を透視できる窓を設けることも好ましい。
A,B 昇降天板付きデスク、
C コード類、
1 脚体、 2 天板、
3 ビーム、 4 支持杆、
5 ダクトカバー、 6 配線包持体、
7 配線ダクト、 8 支軸、
9 係止具、 10 固定脚、
11 可動脚、 12 接地脚、
13 側端縁、 14 当接部、
15 外側筒、 16 内側筒、
17 中間筒、 18 下面、
19 規制部、 20 バックパネル、
21 サイドパネル、 22 L金具、
23 取付体、 24 化粧カバー、
25 凹溝、 26 電子制御装置、
27 操作スイッチ、 28 カバー、
29 配線機能部、 30 開口、
31 配線カバー、 32 コンセント、
33 立上げ配線装置、 34 下部、
35 余剰部分、 36 外被部材、
37 芯板、 38 ファスナー、
39 緊締具、 40 取付具、
41 固定台、 42 緊迫バンド、
43 ネジ、 44 当接面、
45 係止部 46 空間、
47 係合段部、 48 挿入部、
49 係止爪。

Claims (4)

  1. 両側に配した脚体を固定脚に対して可動脚を上下動可能に支持した構造とし、両可動脚の上端で支持した天板の高さを調節可能とする昇降天板付きデスクであって、可撓性素材からなる長尺シート状の外被部材の長手方向に、弾性素材からなる偏平帯状の芯板を添設するとともに、前記外被部材の長手方向の両縁に沿ってファスナーを設けて該外被部材を筒状に閉じて内部にコード類を収容することが可能な配線包持体を備え、前記配線包持体は、前記芯板の面の法線が、前記天板の短縁を含む鉛直面に平行な方向に向くように設定して、該配線包持体の下部を前記固定脚に保持するとともに、上部に余剰部分を設けて上端を前記天板等の昇降部に取付け、前記天板の昇降動作時に余剰部分が該天板の短縁方向に湾曲してなることを特徴とする昇降天板付きデスクの立上げ配線装置。
  2. 前記配線包持体は、前記ファスナーで閉じて筒状とした際に、前記芯板が内部に位置してなる請求項1記載の昇降天板付きデスクの立上げ配線装置。
  3. 前記配線包持体の下部を前記固定脚の背面側に前記芯板を介して緊締具で保持するとともに、前記天板が最上位置に上昇した際にも上部に余剰部分を有する長さに設定して前記芯板の上端に固定した取付具を前記天板の下面であって該天板を支持する前後方向に向いた支持杆の外側に取付けてなり、前記天板を下降させた際に、前記配線包持体の余剰部分が側面視S字状に湾曲してなる請求項1又は2記載の昇降天板付きデスクの立上げ配線装置。
  4. 前記緊締具は、固定台と緊迫バンドとからなり、前記配線包持体の下部に対応する位置に、少なくも間隔を置いて二つの固定台を、前記外被部材を挟んで前記芯板に取付け、前記固定台には、前記固定脚の円周部に密接する湾曲した当接面と両側に前記緊迫バンドの両端部を係止する係止部を設けてなる請求項3記載の昇降天板付きデスクの立上げ配線装置。
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