JP6655483B2 - 天板昇降方式の什器装置 - Google Patents

天板昇降方式の什器装置 Download PDF

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Description

本発明は、オフィスや病院や公共施設等の執務空間に設置されていて、天板の高さを上下方向に調整可能な天板昇降方式のデスク装置やテーブル装置等の什器装置に関する。
従来、オフィスや病院や公共施設等の執務空間においては、執務室に作業エリアを提供するためにデスク装置やテーブル装置等が配設されていることが一般的である。執務空間に例えばデスク装置を設置する場合、執務者の体格や性別、嗜好等によって作業のし易いデスク装置の天板高さは異なっている。天板高さが一定のデスク装置では、このような実情に対応できないため、天板高さを上下に調整可能としたデスク装置が用いられる。
こうした天板昇降式のデスク装置を用いることによって、執務者の好みに応じた天板高さの作業エリアを提供することができ、作業効率を向上させると共に執務者の体への負荷や負担を軽減することができる。
従来のデスク装置において、天板高さを上下に変更するための昇降手段として例えば特許文献1及び2に記載された、ガススプリングを用いる方法やギアを用いる方法等が提案されている。これらの昇降手段によれば、構造が比較的簡単でありコストを低廉に抑えることができる。
しかしながら、これら手動の昇降手段は、力の弱い執務者では操作部を操作し難いことがあった。また、執務者の好みに合わない天板高さで執務していると、作業姿勢が悪くなるという問題を有していた。
このような問題を改善する手段として、デスク装置の操作性を良好にするために例えば特許文献3〜5に記載されたように電動式駆動ユニットを備えたものが多く採用されている。電動式のデスク装置によれば、執務者が容易に好適な天板高さに調整できる。
電動式駆動ユニットを備えた天板昇降式デスク装置においては、執務空間内に設けられた商用電源からデスク本体に設けられた駆動ユニットに電力を供給する必要があるため、電源ケーブルをデスク本体内に引き込む必要があった。電動式駆動ユニットの駆動ユニットは天板内や天板の裏面等に設置されていることが多く、これらの場合、天板近傍に設けた駆動ユニットの電源ケーブルを床面まで吊り下げて商用電源に接続している。
特許第3371959号公報 特許第3391285号公報 実用新案登録第3164739号公報 特許第4846347号公報 特開2014−113505号公報
しかしながら、上述した電動式のデスク装置では、天板の高さが上下に変更可能であるため、天板の昇降動作に追従して吊り下げた電源ケーブルが上下に移動してしまう。すると、電源ケーブルがデスク装置の天板周辺や下方に配設された他の物品に引っ掛かる可能性があった。また、執務者が執務を行う場合に執務者の身体や足等が電源ケーブルに触れる可能性があり、好ましくなかった。
さらに、電動式駆動ユニットは内部に駆動機構が内蔵されているため、電動式駆動ユニット近傍の電源ケーブルに配線ダクトを取付ける場合に加工を施すのが困難であるという問題を有していた。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で、執務者や周辺の物品が電源ケーブルに接触するおそれがなく操作できるようにした天板昇降方式の什器装置を提供することを目的とする。
本発明による天板昇降方式の什器装置は、上面に作業面を有する天板と、天板を支持する上部支持体を昇降可能に支持する下部支持体を備えている伸縮可能な脚体と、脚体の下部支持体に取り付けた取り付け部と、取り付け部に取り付けられていて天板側から延びる配線を収納する配線収容部と、を備え、前記取り付け部は角筒状の前記下部支持体の三面を覆うと共に残りの一面に係止部が設けられ、前記係止部に前記配線収容部に設けた係合部が係合されていることを特徴とする。
本発明による天板昇降方式の什器装置によれば、天板側から垂下して脚体の下部支持体に延びる配線を取り付け部に連結した配線収容部に収容することで、脚体に加工を施すことなく下部支持体に沿って床面側に配線をガイドして延ばすことができる。そのため、天板が昇降する際には、天板の昇降に応じて配線を湾曲変位させ、床面側では下部支持体に連結した配線収容部に沿って保持できるため、配線が執務者や脚体近傍の物品等に接触したり絡まったりすることを防止できる。
しかも、下部支持体に取り付けた取り付け部の係止部に配線収容部の係合部を係合させることで、配線収容部を脚体の下部支持体に固定させて、配線を下部支持体に沿って配線収容部によって案内できる。
また、天板から配線収容部に延びる配線を内部に収容していて天板の昇降に応じて湾曲変位可能な配線案内部を備えており、取り付け部または配線収容部に配線案内部を取り付けることが好ましい。
配線案内部の下端部を取り付け部または配線収容部に取り付けることで、配線案内部内でガイドされた配線は確実に取り付け部に連結された配線収容部内で下方まで案内されており、床面上に位置する執務者や脚体近傍の物品等に配線が接触したり絡まったりすることを防止できる。
また、取り付け部は下部支持体のほぼ全周を囲っており、取り付け部に設けた係止部と配線収容部に設けた係合部の一方はスリットであり、他方はスリットに係合可能な係止爪部であってもよい。
スリットに係止爪部を係合させることで、下部支持体のほぼ全周を囲う取り付け部に配線収容部を保持できる。
また、取り付け部と配線収容部の少なくとも一方は識別のために着色されていることが好ましい。
取り付け部と配線収容部の少なくとも一方を着色し、異なるフロアやスペースによって着色を変えることで、執務空間における執務内容や執務の種類等の識別を容易に行える。
本発明による天板昇降方式の什器装置によれば、構造が簡易で取り付けが容易であり、脚体に加工を施すことなく配線を設置することができるので加工工数と加工コストを削減することができる。しかも、執務者や什器装置周辺の物品等に配線が接触するおそれがなく高い操作性と安全性を確保することができる。
本発明の第一実施形態による天板昇降式のデスク装置を示す要部斜視図である。 図1に示す天板から脚体に沿って垂れ下がるケーブル保護チェーンの斜視図である。 脚体の下部支持体と配線ダクトを示す分解斜視図である。 脚体の下部支持体に取り付けた取り付け枠に配線ダクトを連結した図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。 図4に示す取り付け枠と配線ダクトの拡大水平断面図である。 本発明の第二実施形態によるデスク装置において、取り付け枠とカバー部材の取り付け状態を示す分解斜視図である。 図6においてカバー部材と当接部材を除いた取り付け枠に対する固定部材とケーブル保護チェーンの連結機構を示す斜視図である。 取り付け枠にカバー部材を取り付けた状態を示すものであり、(a)は側面図、(b)は正面図である。 (a)は図6における取り付け枠とカバー部材を示すA−A線断面図、(b)は同じく取り付け枠と当接部材を示すB-B線断面図である。
以下、本発明の実施形態による天板昇降式のデスク装置1を、添付図面を参照して説明する。
図1から図5は本発明の第一実施形態による天板昇降式のデスク装置1であり、例えば病院やオフィスや公共施設の執務室や会議室等で用いられる。このデスク装置1は、床面F上に載置される例えば一対の脚体2と、脚体2の上部に取り付けられた例えば長円形板状の天板3とを概略で備えている。天板3は上面が例えば作業面であり、その中央には内部に設置した電源ソケットを隠す配線カバー4や埋め込みスイッチ5等が設置されている。
図1及び図2において、脚体2は床面F上に設けた例えば長板状のベース部材7と、ベース部材7の中央から起立して上方に延びていて天板3を支持する脚部材8とを備えている。脚部材8は、ベース部材7に固定された下部支持体9Aと、下部支持体9A内から上下方向に昇降可能に収納された中間支持体9Bと、中間支持体9B内から上下方向に昇降可能に収納された上部支持体9Cとを有している。上部支持体9Cの上端部に天板3が支持されている。
これら下部支持体9A,中間支持体9B,上部支持体9Cは例えば四角形筒状に形成されているが、円筒状等でもよく、水平断面形状は任意の筒状でよい。下部支持体9Aに対して中間支持体9Bと上部支持体9Cがそれぞれ上下方向に出没することで脚部材8の上下方向長さを調整することができる。
なお、本実施形態では、脚部材8として下部支持体9Aと中間支持体9Bと上部支持体9Cとを上下方向に出没可能に配設したが、天板3を上下動させるには少なくとも下部支持体9Aと上部支持体9Cとを備えていればよい。或いは、中間支持体9Bを複数設けて互いに出没可能としてもよい。
本実施形態によるデスク装置1は、脚部材8の昇降動作を制御する公知の図示しない制御ユニットと中間支持体9B及び上部支持体9Cを上下動させる駆動モータ(図示せず)とを備えている。更に制御ユニットに昇降動作信号を入力するための操作部11が例えば天板3の側部に設置されている。制御ユニットは天板3の下面側に設けた収納ブロック12内に設置されている。
制御ユニットに接続された電源ケーブル13は収納ブロック12の開口部12aを通して外部に延びて、デスク装置1が設置された執務空間に設けられた商用電源に接続されている。商用電源から電源ケーブル13を介して供給される電力は、脚部材8の昇降動作だけでなく、天板3に設置されるパソコン等の電子機器やその他の各種の機器の電源として配線カバー4内の電源ソケットや埋め込みスイッチ5等に接続されて用いられる。
この電源ケーブル13は一方の脚部材8の近傍で収納ブロック12の開口部12aから外部に延びており、収納ブロック12の開口部12aに近接する位置に設けた上下方向に延びるケーブル保護チェーン14内に保持されている。図2において、ケーブル保護チェーン14は、断面略コの字状をなす多数のチェーンコマ14aをリングピンPで順次回動可能に連結したチェーン状部材であり、各チェーンコマ14aの開口14bを通してその内部空間に電源ケーブル13を収納している。
ケーブル保護チェーン14は上端部を天板3の収納ブロック12の下面に支持されて垂下し、下端部を後述する配線ダクト16の上端部に固定している。しかもケーブル保護チェーン14は天板3の昇降範囲の最も高い位置から配線ダクト16までの長さ以上の余裕のある長さを有しており、例えばJ字状に湾曲して垂下されている。天板3が降下すると自重でケーブル保護チェーン14が下方に大きく湾曲変位可能であり、上昇することで湾曲部が小さくなるよう変位する。
図3から図5において、脚部材8の下部支持体9Aには角筒状の下部支持体9Aの三面を覆うと共に残りの一面の中央に開口18aを形成した角筒枠状の取り付け枠18が取り付けられ、下部支持体9Aのほぼ全周を取り付け枠18によって覆っている。取り付け枠18の開口18aの両側には一対の長板状の係止部19が起立して形成されている。一対の係止部19の上端部にはその付け根に沿って所定長さのスリット19aがそれぞれ形成されている。
また、取り付け枠18の上下方向の中間部には一対の係止部19を切除した切除部18bが形成され、切除部18bの下側の係止部19の上部にも同様にその付け根にスリット19aが形成されている。
図3及び図4において、ケーブル保護チェーン14の下端部は配線ダクト16の上端部にリングピンPを介して回動可能に連結されている。配線ダクト16は図3から図5に示すように、断面略コの字状で残りの一面に開口16aが形成されている。配線ダクト16の長さは取り付け枠18の長さとほぼ同一とされているが、同一でなくてもよい。
ケーブル保護チェーン14内を通ってガイドされた電源ケーブル13が配線ダクト16の内部にも挿入されており、配線ダクト16の下端部から床面F上に載置されて壁面等の商用電源に電気的に接続可能とされている。
配線ダクト16における開口16aの両端部には開口16aを閉鎖する方向に、図4及び図5に示すような一対の係止爪部21が突出して形成されている。係止爪部21は上端部とは別に上下方向に途中にも一対形成されている。これら二組の係止爪部21はそれぞれ取り付け枠18の上下方向の2つの係止部19に対向する位置にそれぞれ設けられている。
そのため、配線ダクト16の2組の係止爪部21を取り付け枠18の2組の係止部19のスリット19aの上端から挿入することで、図4及び図5に示すように取り付け枠18に配線ダクト16を係合可能としている。係合状態で取り付け枠18と配線ダクト16はほぼ同一長さで同一の上下方向高さ位置に設置されている。
なお、取り付け枠18と配線ダクト16は同一色に着色されているものとする。特に、これら取り付け枠18と配線ダクト16の色を異なる色に着色することで、各フロア毎や各スペース毎にデスク装置1の脚体2自体に直接塗装をしなくても色を識別できる。例えば、病院内の各フロアや仕切られたスペース内では、着色の種類によって内科、整形外科、耳鼻咽喉科等の診療科や病室等の科目種類等を識別することができて便利である。
また、オフィス等においても、各フロアや仕切られたスペース内で経理部や総務部、営業部等の執務内容の識別が容易になる。
本第一実施形態による天板昇降式のデスク装置1は上述の構成を備えており、電源ケーブル13の取り付け方法について説明する。
なお、取り付け枠18は予め、下部支持体9Aの下部から、または脚部材8を収縮させた状態で下部支持体9Aの上部から挿入することで、下部支持体9Aに装着するとよい。
図2において、天板3の下面の収納ブロック12の開口部12aから外部に排出された電源ケーブル13をケーブル保護チェーン14の開口14b内に押し込んでケーブル保護チェーン14の全長に亘って収納する。そして、ケーブル保護チェーン14の下端部のチェーンコマ14aをリングピンPで配線ダクト16の上端部に連結して支持させる。
そして、ケーブル保護チェーン14の下端部から下方に延びる電源ケーブル13は配線ダクト16の開口16aから挿入して同様に配線ダクト16の全長に亘って上下方向に挿入する。
この状態で、図3において、配線ダクト16の開口16aを脚部材8の下部支持体9Aを覆って取り付けた取り付け枠18の開口18aに対向させ、配線ダクト16の係合部としての係止爪部21を取り付け枠18の係止部19のスリット19aに上方から挿入する。これによって、図4及び図5に示すように、配線ダクト16を取り付け枠18に係合することができる。
デスク装置1の脚体2に対して電源ケーブル13を取り付けるための溶接やねじ加工等が困難であっても脚部材8の下部支持体9Aに配線ダクト16を容易に連結することができる。
次に、本第一実施形態による天板昇降式のデスク装置1の使用方法について説明する。
デスク装置1において、脚部材8を伸長させて天板3を最も高い位置に保持した状態で、下部支持体9Aに対して中間支持体9B,上部支持体9Cが最も伸長して上昇した位置にある。この状態で、電源ケーブル13を収納したケーブル保護チェーン14は例えば図2に示すようにJ字に湾曲して、取り付け枠18に係合した配線ダクト16の上端に連結した状態にある。
そして、操作部11の操作ボタンを操作することで天板3を降下させると、下部支持体9Aに対して中間支持体9Bと上部支持体9Cが所定の高さまで降下する。天板3が降下すると、ケーブル保護チェーン14の下端部は配線ダクト16の上端部で固定保持されているため、ケーブル保護チェーン14の湾曲部が更に下方に降下して湾曲部分が長くなることで調整する。
すると、ケーブル保護チェーン14に収容された電源ケーブル13も同様に湾曲する。
天板3の昇降による電源ケーブル13の上下方向の変位をケーブル保護チェーン14の上下方向の湾曲撓みの変化によって保護することができる。そのため、天板3の昇降によって、電源ケーブル13やケーブル保護チェーン14が互いに絡み合ったり、脚体2や執務者の身体等やデスク装置1の近傍に置いた物品等と干渉したりすることを防止できる。
上述したように、本第一実施形態による天板昇降式のデスク装置1によれば、ケーブル保護チェーン14及び配線ダクト16に電源ケーブル13を収納したため、簡単な構造でありながら取り付け作業が容易である。しかも、天板3を昇降させても電源ケーブル13やケーブル保護チェーン14は互いに絡み付いたりせず、執務者やデスク装置1の周辺の物品等が電源ケーブル13やケーブル保護チェーン14に接触するおそれもないため、使用時の作業性が良好で安全性を確保できる。
また、下部支持体9Aに加工を施すことなく、配線ダクト16取り付け用の取り付け枠18を装着することができるので、加工工数と加工コストを削減できる。
また、取り付け枠18によって下部支持体9Aのほぼ全周を覆うと共に取り付け枠18に形成した係止部19のスリット19aに配線ダクト16の係止爪部21を係合することができるので、断面略コの字形状の配線ダクト16を簡単な構成にして容易に取り付け枠18に取り付けることができる。
また、電源ケーブル13を天板3から床面Fに案内するケーブル保護チェーン14と配線ダクト16にそれぞれ開口14b、16aを形成して、電源ケーブル13の挿脱を容易にしたので、電源ケーブル13の収容時の作業性が良好である。
更に、電源ケーブル13は、脚部材8の昇降駆動のための制御ユニットや電源モータ等の配線だけでなく、天板3に設置する電子機器に結線された配線を通電させる配線カバー4内の電源ソケットや埋め込みスイッチ5等のケーブルも電源ケーブル13の一部の配線とすることで、同様に執務者やデスク装置1の周辺の物品等が電源ケーブル13に接触するおそれもなく、使用時の作業性が良く安全性を確保できる。
また、脚部材8の下部支持体9Aを覆う取り付け枠18に任意の異なる色を付与することで、執務内容や執務フロアやスペースに応じた種類分けが可能であり、多くの執務者や第三者が取り付け枠18の色の違いによって容易に目視確認できる。
なお、本発明は上述の第一実施形態による天板昇降式のデスク装置1に限定されることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜の変更や置換等が可能であり、これらはいずれも本発明に含まれる。以下に、本発明の他の実施形態や変形例等について説明するが、上述した第一実施形態と同一または同様な部品や部材等には同一の符号を用いて説明を行う。
次に、本発明の第二実施形態による天板昇降式のデスク装置1について図6乃至図9により説明する。
本第二実施形態による天板昇降式のデスク装置1Aでは、図6乃至図9に示すように、脚体2における脚部材8の下部支持体9Aの3面と他の1面(他の脚体2と対向する面であることが好ましい)である受け面9Aaの両側部を覆った例えば断面略C字状の取り付け枠24が取り付けられている。取り付け枠24において、受け面9Aaの中央に対向して開口24aが形成されてなる両端面24bの端縁は受け面9Aaに向けて折り曲げられている。
そして、取り付け枠24の両端面24bにはそれぞれ縦長の第一挿入溝24c(係止部)がスリットとして形成され、その下部には同様に第二挿入溝24dが形成されている。図6及び図9において、下部支持体9Aの受け面9Aaに断面略コの字状の当接部材25が当接し、その両側部25aは取り付け枠24の両端面24bに形成した第二挿入溝24dにそれぞれ嵌合している。
しかも、図9に示すように、取り付け枠24の両端面24bにおける第二挿入溝24dの内側にはボルト26を挿通させてナット27に締め込んで当接部材25を下部支持体9Aの受け面9Aaに押圧している。
なお、当接部材25は取り付け枠24の上下方向の上側と下側にそれぞれ取り付けることで開口24aを一定の幅に規定することが好ましい。
また、両端面24bにおいて、第一挿入溝24cと第二挿入溝24dの間には外側に突出する略コの字形状の固定部材28がボルト26とナット27で固定されている。この固定部材28の両側部にケーブル保護チェーン14の下端部のチェーンコマ14aがリングピンPによってそれぞれ回転可能に取り付けられている。
図7には、取り付け枠24の両端面24bに固定した固定部材28にケーブル保護チェーン14の下端部のチェーンコマ14aを取り付けた状態が示されている。
そして、図6、図7に示すように、取り付け枠24の両端面24bに当接部材25と固定部材28をそれぞれ固定した状態で、これらの部材を覆うようにカバー部材30が化粧部材として取り付けられている。カバー部材30は外側に平面とテーパ面を有する外面30aと内側に折り曲げられた両側部の一対の折り曲げ片の端部に係合部として係止爪部30bがそれぞれ形成されている。
カバー部材30の係止爪部30bは取り付け枠24の両端面24bに形成した第一挿入溝24cに挿入することで、取り付け枠24にカバー部材30を係止することができる。
カバー部材30は取り付け枠24の上端から下端まで延びていて、略同一幅で同一長さに設定されている。しかも、カバー部材30の上端部の外面30aには、ケーブル保護チェーン14の下端部を固定部材28に連結するための略U字状の切欠30cが形成されている。
本第二実施形態による天板昇降式のデスク装置1Aは、上述の構成を備えており、つぎにその組立方法を説明する。
図6において、下部支持体9Aを囲うように取り付け枠24を下部支持体9Aの上方または下方から嵌め込んで取り付ける。そして、取り付け枠24の上下方向の上側と下側に当接部材25をそれぞれ取り付けて、各当接部材25の両側部25aを両端面24bの第二挿入溝24dに嵌合させ、両端面24bの挿通孔を貫通してボルト26をナット27に捩じ込むと共に、ボルト26の先端を当接部材25に押圧することで当接部材25を下部支持体9Aの受け面9Aaに押圧する。これによって、取り付け枠24の開口24aを一定の幅に保持することができる。
次に、取り付け枠24の両端面24bにおいて上側の第一挿入溝24cと下側の第二挿入溝24dの間に固定部材28を外側に突出させて取り付け、ボルト26とナット27で両端面24bを挟んで締め込み固定する。この固定部材28にケーブル保護チェーン14の下端部のチェーンコマ14aを取り付け、固定部材28の両側部からリングピンPを嵌合させてチェーンコマ14aを支承する。
最後に、固定部材28の外側にカバー部材30を取り付け、切欠30cをケーブル保護チェーン14の下側に嵌め込んで係止爪部30bを、取り付け枠24の両端面24bの上下の第一挿入溝24cにそれぞれ嵌め込んで支持させる。
本第二実施形態によるデスク装置1Aにおいても、第一実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
なお、上述した各実施形態では、天板3の昇降に応じて湾曲形状が上下方向に変化する電源ケーブル13を保護するケーブル保護チェーン14を配線案内部として設けたが、本発明の配線案内部はケーブル保護チェーン14に限定されるものではない。天板3の昇降に応じて湾曲形状を変化させる電源ケーブル13を保護して変位可能であれば、例えば筒状や断面略C字状等の可撓性フィルム等の湾曲可能な保護部材であってもよく、これらの保護部材はケーブル保護チェーン14と共に配線案内部を構成する。また、配線案内部は必ずしも設けなくてもよく、天板3側から垂下する電源ケーブル13を配線ダクト16や固定部材28及びカバー部材30に収容してもよい。
また、上述した各実施形態において、下部支持体9Aに取り付けた取り付け枠18,24に連結させて電源ケーブル13の床面F側への垂下位置をガイドする配線ダクト16や固定部材28及びカバー部材30は、配線収容部を構成する。更に、取り付け枠18,24は取り付け部を構成する。
なお、取り付け枠18,24は必ずしも下部支持体9Aを覆ったり囲ったりする形状である必要はなく、例えば係止部19を有する部材を下部支持体9Aにクランプする構成であってもよい。
また、上述した各実施形態では電源ケーブル13を天板3から床面Fに垂下させているが、本発明では電源ケーブル13に限らず通信ケーブル等でもよく、これらは配線を構成する。
また、第一及び第二実施形態における取り付け枠18,24と配線ダクト16、カバー部材30との係合構造において、係止部19及びスリット19aと係止爪部21、第二実施形態における第一挿入溝24cと係止爪部30bはいずれに設けてもよい。
上述した各実施形態では、天板昇降式のデスク装置1,1Aにおける電源ケーブル13の配線構造について説明したが、本発明はデスク装置1,1Aに限定されるものではない。例えば昇降式の天板3としてデスク装置1に代えてテーブル装置やカウンター装置等に用いてもよく、これらは天板昇降式の什器装置に含まれる。
1、1A デスク装置
2 脚体
3 天板
8 脚部材
9A 下部支持体
13 電源ケーブル
14 ケーブル保護チェーン
16 配線ダクト
18、24 取り付け枠
19 係止部
19a スリット
21,30b 係止爪部
24c 第一挿入溝
24d 第二挿入溝
25 当接部材
28 固定部材
30 カバー部材

Claims (4)

  1. 天板と、
    前記天板を支持する上部支持体を昇降可能に支持する下部支持体を備えている伸縮可能な脚体と、
    前記脚体の下部支持体に取り付けた取り付け部と、
    前記取り付け部に取り付けられていて前記天板側から延びる配線を収容する配線収容部と、を備え、
    前記取り付け部は角筒状の前記下部支持体の三面を覆うと共に残りの一面に係止部が設けられ、前記係止部に前記配線収容部に設けた係合部が係合されていることを特徴とする天板昇降方式の什器装置。
  2. 前記天板から前記配線収容部に延びる配線を内部に収容していて前記天板の昇降に応じて湾曲変位可能な配線案内部を備えており、
    前記取り付け部または前記配線収容部に前記配線案内部を取り付けた請求項1に記載された天板昇降方式の什器装置。
  3. 前記取り付け部は下部支持体のほぼ全周を囲っており、
    前記取り付け部に設けた係止部と前記配線収容部に設けた係合部の一方はスリットであり、他方はスリットに係合可能な係止爪部である請求項1または2に記載された天板昇降方式の什器装置。
  4. 前記取り付け部と配線収容部の少なくとも一方は識別のために着色されている請求項1から3のいずれか1項に記載された天板昇降方式の什器装置。
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