JP2017079566A - 電源装置 - Google Patents

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【課題】複数の負荷回路の一部への電力供給を選択的に遮断できるようにする。【解決手段】SW駆動部34により駆動されるスイッチ20,22,26及び28、チョークコイル24及びコンデンサ30からなるDC/DCコンバータが入力電圧Vinから出力電圧Voutを生成する。出力電圧Voutは、保護スイッチ32及び出力コネクタ14Aを介して負荷回路16Aに入力し、出力コネクタ14Bを介して負荷回路16Bに入力する。判定部58は、DC/DCコンバータの入力電流と出力電流をそれぞれの閾値と比較することにより、入力側及び出力側の過電流の発生を判定する。いずれかで過電流が発生するとき、保護SW制御部60が保護スイッチ32をオフ状態にする。一定時間後も過電流がある場合、電源の停止か保護スイッチ32のオン状態かを選択可能とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の負荷回路への電力供給を制御することができる電源装置に関する。
DC/DCコンバータから負荷回路に電力を供給する電源装置では、負荷回路への過電流が検出された場合は、負荷回路への電力供給を制限することが望ましい。
特許文献1には、DC/DCコンバータのスイッチングパルスから抽出される三角波の平均値がゼロとなるように当該スイッチングパルスを制御することで、過電流を高速に制御する方法が記載されている。
特開2011−62060号公報
DC/DCコンバータから複数の負荷回路に電力を供給する電源装置に特許文献1に記載の方法を適用する場合を想定する。この場合、一つの負荷回路への過電流が検出されると、DC/DCコンバータの動作は停止するため、すべての負荷回路の動作も停止してしまう。例えば、一つの負荷回路への過電流が検出された場合であっても、DC/DCコンバータの動作は停止し、すべての負荷回路の動作も停止してしまう。すべての負荷回路の動作が停止してしまうと、電源装置の再起動時にすべての負荷回路も再起動しなければならず、すべての負荷回路の動作の再開が遅れてしまう。
また、電流検出用のセンス抵抗をDC/DCコンバータに直列接続して過電流を検出する構成では、センス抵抗により負荷回路へ供給する電圧が低下する。また、負荷回路の消費電力が大きい場合、負荷回路に流入する電流によってはセンス抵抗のサイズが大型化し、小型携帯機器への搭載は困難となる。
本発明は、このような不都合を解消するためになされたものであり、複数の負荷回路の一部への電力供給を選択的に遮断できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電源装置は、入力電圧から出力電圧を生成する電圧生成手段であって、昇圧と降圧を選択できる電圧生成手段と、前記電圧生成手段の出力電圧を外部に出力する出力コネクタと、前記電圧生成手段と前記出力コネクタとの間に接続される保護スイッチと、前記電圧生成手段に入力する入力電流を検出する入力電流検出手段と、前記電圧生成手段から出力される出力電流を検出する出力電流検出手段と、前記入力電流が閾値を超えるか否かと前記出力電流が閾値を超えるか否かとを判定する判定手段と、前記入力電流が閾値を超えるか前記出力電流が閾値を超える場合に前記保護スイッチをオフ状態にするための制御を行う制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の負荷回路の一部への電力供給を選択的に遮断することができる。
実施例1における電源装置10が有する複数の構成要素の一例を説明するためのブロック図である。 保護スイッチ32の制御を説明するためのフローチャートである。 判定部58が有する複数の構成要素の一例を説明するためのブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。ただし、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
図1は、実施例1における電源装置10が有する複数の構成要素の一例を説明するためのブロック図である。
電源装置10は、外部電源(例えば、バッテリ装置)から入力コネクタ12に供給された入力電圧Vinから出力電圧Voutを生成する。入力電圧Vinは、直流電圧であり、電源装置10の種類又は残量によって決定される。出力電圧Voutは、直流電圧であり、保護SW制御部60又は外部制御装置18によって決定される。例えば、出力電圧Voutは、負荷回路16A及び負荷回路16Bを含む複数の負荷回路が必要とする電圧によって決定される。負荷回路16Aは、電源装置10から取り外し可能であり、出力コネクタ14Aと接続可能である。負荷回路16Bは、電源装置10から取り外し可能であり、出力コネクタ14Bと接続可能である。出力コネクタ14Aは、負荷回路16Aに電力を供給するための電源端子及びGND(Ground)端子を有する出力コネクタである。電源装置10が動作状態にある場合であっても、過電流時は、出力コネクタ14Aから負荷回路16Aへの電力供給は保護スイッチ32によって選択的に遮断される。出力コネクタ14Bは、負荷回路16Bに電力を供給するための電源端子及びGND(Ground)端子を有する出力コネクタである。電源装置10が動作状態にある限り、出力コネクタ14Bは、負荷回路16Bに電力を供給する。
実施例1では、出力コネクタ14Aには、電源の一時的なショートが懸念される負荷回路である負荷回路16Aが接続される。例えば、負荷回路16Aは、外部に露出した電源端子及びGND(Ground)端子を有し、負荷回路16Aと出力コネクタ14Aとが接続される際に負荷回路16Aの電源端子が出力コネクタ14AのGND端子に接触する可能性があるような負荷回路である。出力コネクタ14Bには、負荷回路16Aのような過渡的なショートの懸念のない負荷回路である負荷回路16Bを接続する。電源装置10がデジタルカメラの電源装置である場合、負荷回路16Aは、例えば、交換レンズユニット又は外部アクセサリ装置であり、負荷回路16Bは、例えば、他の外部アクセサリ装置である。
入力コネクタ12は、シリアル接続されたスイッチ20及び22を介してアースに接続される。チョークコイル24の一端は、スイッチ20及び22の接続点に接続される。チョークコイル24の他端は、シリアル接続されたスイッチ26及び28の接続点に接続される。コンデンサ30とシリアル接続されたスイッチ26及び28とは並列に接続され、コンデンサ30の一端は、保護スイッチ32を介して出力コネクタ14Aに接続され、保護スイッチ32を介さずに出力コネクタ14Bに接続される。コンデンサ30の一端の電圧は、電源装置10の動作時に出力電圧Voutになる。コンデンサ30の他端は、アースに接続される。保護スイッチ32は、FET(Field Effect Transistor)等のスイッチ素子を有するスイッチ回路である。
スイッチ20,22,26及び28はいずれも、例えばCMOS FET(電界効果トランジスタ)を有する。スイッチ20,22,26及び28のスイッチング動作は、SW駆動部34によって制御される。スイッチ20,22,26及び28のスイッチング動作により、入力電圧Vinから出力電圧Voutが生成される。
入力電流検出部36は、入力コネクタ12からの入力電圧Vinと基準電圧38とを比較する差動アンプを有する。入力電流検出部36は、この差動アンプの出力値を用いて入力電流Iinを検出するように構成されている。入力電流検出部36の出力は、入力電流検出部36で検出された入力電流Iinを示し、判定部58及び加算器50に入力される。なお、入力電流Iinは、例えば、スイッチ20及び22又はチョークコイル24の抵抗成分から検出されるように構成してもよい。
誤差増幅部40は、シリアル接続された抵抗42及び44で分圧された出力電圧Voutと基準電圧46とを比較する差動アンプを有する。誤差増幅部40は、この差動アンプの出力値を用いて、出力電圧Voutの値と出力電圧Voutの目標値(所定の目標電圧に相当)との誤差量を示す誤差信号を生成する。誤差増幅部40で生成された誤差信号は、PWM補償部52を介してSW駆動部34に帰還される。誤差増幅部40で生成された誤差信号をPWM補償部52を介してSW駆動部34に帰還させることで、SW駆動部34は、出力電圧Voutが所定の目標電圧になるように制御することができる。
発振器48は、スイッチ20,22,26及び28のスイッチング動作を制御するための所定の周波数の三角波を生成する。発振器48の出力と入力電流検出部36の出力とは、加算器50で加算される。加算器50の出力は、PWM(Pulse Width Modulation)補償部52の一方の端子に入力される。PWM補償部52の他方の端子には、誤差増幅部40の出力(誤差信号に相当)が入力される。PWM補償部52は、加算器50の出力と誤差増幅部40の出力とを比較する差動アンプを有する。PWM補償部52は、この差動アンプの出力値に応じてターンオン時間(及びターンオフ時間)が変化するPWM信号を生成する。これにより、PWM補償部52は、入力電圧Vinと出力電圧Voutとの関係に応じてディーティ比が変化するPWM信号を生成することができる。SW駆動部34は、PWM補償部52で生成されたPWM信号に従い、スイッチ20,22,26及び28のスイッチング動作を制御する。
スイッチ20,22,26及び28、チョークコイル24、コンデンサ30、SW駆動部34、入力電流検出部36、誤差増幅部40、抵抗42及び44、発振器48、加算器50並びにPWM補償部52は、実施例1におけるDC/DCコンバータを構成する。このDC/DCコンバータは、入力電圧Vin及び出力電圧Voutの値に基づき、出力電圧Voutが所定の目標電圧になるように出力電圧Voutを生成する電圧生成部として動作する。実施例1におけるDC/DCコンバータでは、出力電圧Voutを入力電圧Vinよりも低くすることも、出力電圧Voutを入力電圧Vinよりも高くすることもできる。例えば、出力電圧Voutを昇圧する場合、SW駆動部34は、スイッチ20をオン状態にし、スイッチ22をオフ状態にし、スイッチ26及び28をPWM補償部52からのPWM信号に従ってスイッチングする。また、例えば、出力電圧Voutを降圧する場合、SW駆動部34は、スイッチ26をオン状態にし、スイッチ28をオフ状態にし、スイッチ20及び22をPWM補償部52からのPWM信号に従ってスイッチングする。
このように、出力電圧Voutの値と出力電圧Voutの目標値(所定の目標電圧に相当)との誤差量を示す誤差信号がPWM補償部52を介してSW駆動部34に帰還させる。これにより、SW駆動部30は、出力電圧Voutが所定の目標電圧になるようにスイッチ20,22,26及び28のスイッチング動作を制御することができる。
出力電流検出部54は、出力電圧Voutと基準電圧56とを比較する差動アンプを有する。出力電流検出部54は、この差動アンプの出力値を用いて出力電流Ioutを検出するように構成されている。出力電流検出部54の出力は、出力電流検出部54で検出された出力電流Ioutを示し、判定部58に入力される。なお、出力電流Ioutは、例えば、スイッチ26及び28又はチョークコイル24の抵抗成分から検出されるように構成してもよい。
判定部58は、入力電流検出部36の出力(入力電流Iinに相当)と出力電流検出部54の出力(出力電流Ioutに相当)とに基づき、負荷回路16Aを過電流から保護する必要があるか否かを判定する。そして、判定部58は、負荷回路16Aを過電流から保護する必要があるか否かを示す判定結果信号を生成する。判定部58で生成された判定結果信号は、保護SW制御部60に入力される。実施例1では、判定部58が負荷回路16Aを過電流から保護する必要があると判定した場合、判定部58は、H(高)状態の判定結果信号を出力する。一方、判定部58が負荷回路16Aを過電流から保護する必要がないと判定した場合、判定部58は、L(低)状態の判定結果信号を出力する。
図3は、判定部58が有する複数の構成要素の一例を説明するためのブロック図である。
比較部310は、入力電流検出部36の出力(入力電流Iinに相当)と入力電流許容値Iin_max(閾値)に相当する基準電圧312とを比較する。入力電流検出部36の出力が基準電圧312もよりも大きい場合、比較部310は、H(高)状態の信号を出力する。この場合、入力電流Iinは過電流状態である。入力電流検出部36の出力が基準電圧312もよりも大きくない場合、比較部310は、L(低)状態の信号を出力する。比較部314は、出力電流検出部54の出力(出力電流Ioutに相当)と出力電流許容値Iout_max(閾値)に相当する基準電圧316とを比較する。出力電流検出部54の出力が基準電圧316よりも大きい場合、比較部314は、H(高)状態の信号を出力する。出力電流検出部54の出力が基準電圧316よりも大きくない場合、比較部314は、L(低)状態の信号を出力する。排他的オア回路318は、比較部310の出力と比較部314の出力との排他的オアを演算する。排他的オア回路318での演算結果は、判定部58で生成された判定結果信号として保護SW制御部60に供給される。
排他的オア回路318は、入力電流検出部36の出力が入力電流許容値Iin_maxよりも大きいか、又は、出力電流検出部54の出力が出力電流許容値Iout_maxよりも大きい場合に、H(高)状態の判定結果信号を生成する。この場合、判定部58は、負荷回路16Aを過電流から保護する必要があると判定する。
排他的オア回路318は、入力電流検出部36の出力が入力電流許容値Iin_maxよりも大きく、出力電流検出部54の出力も出力電流許容値Iout_maxよりも大きい場合に、L(低)状態の判定結果信号を生成する。この場合、判定部58は、負荷回路16Aを過電流から保護する必要がないと判定する。
排他的オア回路318は、入力電流検出部36の出力が入力電流許容値Iin_maxよりも大きくなく、出力電流検出部54の出力も出力電流許容値Iout_maxよりも大きくない場合に、L(低)状態の判定結果信号を生成する。この場合、判定部58は、負荷回路16Aを過電流から保護する必要がないと判定する。
保護SW制御部60は、例えば、通信インターフェース、メモリ、CPU(Central Processing Unit)等を有する制御装置である。保護SW制御部60は、判定部58からの判定結果信号がH状態である場合、保護スイッチ32をオフ(開)状態にする。保護SW制御部60は、判定部58からの判定結果信号がL状態である場合、保護スイッチ32をオン(閉)状態とする。なお、実施例1において、保護スイッチ32の初期状態は、例えば、オン(閉)状態である。さらに、保護SW制御部60は、外部制御装置18からの指示に従って、電源装置10の起動及び停止を制御することもできる。
外部制御装置18は、例えば、通信インターフェース、メモリ、CPU(Central Processing Unit)等を有する制御装置である。外部制御装置18は、電源装置10の通信インターフェース62と接続可能である。電源装置10の通信インターフェース62に接続された外部制御装置18は、通信インターフェース62を介してレジスタ64にアクセスすることができる。外部制御装置18は、レジスタ64に様々な設定値を格納することも、レジスタ64に格納されている設定値を変更することもできる。保護SW制御部60は、レジスタ64に格納されている設定値に従って、出力電圧Voutの目標値(所定の目標電圧に相当)を決定又は調整することができる。保護SW制御部60は、入力電圧Vin及び出力電圧Voutの値と出力電圧Voutの目標値とに従って、基準電圧38,46,56,312及び316の値を決定又は調整することができる。さらに、保護SW制御部60は、入力電圧Vin及び出力電圧Voutの値と出力電圧Voutの目標値とに従って、発振器48の発振周波数及び位相の値を決定又は調整することができる。外部制御装置18は、電源装置10の起動及び停止を制御するための指示を通信インターフェース62を介して保護SW制御部60に通知することもできる。外部制御装置18には、電源装置10の保護スイッチ32の前段の出力電圧を供給してもよいし、他の電源からの電圧を供給してもよい。
保護SW制御部60の動作は、レジスタ64に格納されている設定値に従って制御される。従って、外部制御装置18は、レジスタ64に格納されている設定値を変更することにより、保護SW制御部60の動作を制御することができる。さらに、保護SW制御部60は、例えば、入力電圧検出部と出力電圧検出部とを有する。保護SW制御部60は、入力電圧検出部を用いて入力電圧Vinを検出することで入力電圧Vinを取得することができる。保護SW制御部60は、出力電圧検出部を用いて出力電圧Voutを検出することで出力電圧Voutを取得することができる。入力コネクタ12に接続されている電源の種類及び残量は、保護SW制御部60及び外部制御装置18のいずれかによって検出することができる。外部制御装置18が入力コネクタ12に接続されている電源の種類及び残量を検出する場合は、外部制御装置18で検出結果が保護SW制御部60に通知される。
図2は、保護スイッチ32の制御を説明するためのフローチャートである。
ステップS201において、保護SW制御部60は、外部電源(例えば、バッテリ装置)から入力コネクタ12に供給された入力電圧Vinによって動作を開始すると共に、電源装置10を起動させる。電源装置10が起動した後、電源装置10は、入力電圧Vinから出力電圧Voutを生成するための動作を開始する。電源装置10が出力電圧Voutを生成することで、負荷回路16A及び16Bも動作可能となる。電源装置10が電源装置10の起動を制御するイネーブル端子を有する場合、外部制御装置18は、当該イネーブル端子に起動制御信号を供給することで、電源装置10の起動タイミングを制御することもできる。電源装置10が起動した後、保護SW制御部60は、ステップS201からステップS202に進む。
ステップS202において、保護SW制御部60は、判定部58から保護SW制御部60に入力された判定結果信号がH(高)状態であるか否かを判定する。判定部58から保護SW制御部60に入力された判定結果信号がH(高)状態である場合、保護SW制御部60は、ステップS202からステップS203に進む(S202でY)。判定部58から保護SW制御部60に入力された判定結果信号がL(低)状態である場合、保護SW制御部60は、所定時間後にステップS202を繰り返す(S202でN)。
ステップS202で判定結果信号がH(高)状態である場合とは、判定部58が負荷回路16Aを過電流から保護する必要があると判定している状態であることを意味している。入力電流検出部36の出力が入力電流許容値Iin_maxよりも大きいか、又は、出力電流検出部54の出力が出力電流許容値Iout_maxよりも大きい場合、判定部58は、負荷回路16Aを過電流から保護する必要があると判定する。この場合、判定部58は、H(高)状態の判定結果信号を保護SW制御部60に供給する。これにより、ステップS202において、保護SW制御部60は、判定部58から保護SW制御部60に入力された判定結果信号がH(高)状態であると判定する(S202でY)。
ステップS202で判定結果信号がL(低)状態である場合とは、判定部58が負荷回路16Aを過電流から保護する必要がないと判定している状態であることを意味している。入力電流検出部36の出力が入力電流許容値Iin_maxよりも大きく、出力電流検出部54の出力も出力電流許容値Iout_maxよりも大きい場合、判定部58は、負荷回路16Aを過電流から保護する必要がないと判定する。入力電流検出部36の出力が入力電流許容値Iin_maxよりも大きくなく、出力電流検出部54の出力も出力電流許容値Iout_maxよりも大きくない場合、判定部58は、負荷回路16Aを過電流から保護する必要がないと判定する。これらの場合、判定部58は、L(低)状態の判定結果信号を保護SW制御部60に供給する。これにより、ステップS202において、保護SW制御部60は、判定部58から保護SW制御部60に入力された判定結果信号がH(高)状態でないと判定する(S202でN)。
ステップS203において、保護SW制御部60は、負荷回路16Aを過電流から保護するために保護スイッチ32をオフ状態(遮断状態)にし、負荷回路16Aへの電流供給を遮断する。これにより、負荷回路16Bへの電力供給を維持しながら、負荷回路16Aへの電力供給を選択的に遮断することができる。保護スイッチ32をオフ状態(遮断状態)にした後、保護SW制御部60は、ステップS203からステップS204に進む。
ステップS204において、保護SW制御部60は、エラーフラグをセットするために、レジスタ64のエラーフラグ領域に1をセットする。その後、保護SW制御部60は、ステップS204からステップS205に進む。なお、レジスタ64のエラーフラグ領域の初期値は0である。保護SW制御部60は、電源装置10の起動時に、レジスタ64のエラーフラグ領域に0をセットする。
ステップS205において、保護SW制御部60は、所定の待機時間が経過するまでの間、待機する。所定の待機時間が経過した後、保護SW制御部60は、ステップS205からステップS206に進む。
ステップS206において、保護SW制御部60は、判定部58から保護SW制御部60に入力された判定結果信号がH(高)状態であるか否かを判定する。ステップS203で保護スイッチ32をオフ状態にしたにもかかわらず、判定部58から保護SW制御部60に入力された判定結果信号がH(高)状態である場合、保護SW制御部60は、ステップS206からステップS211に進む(S206でY)。ステップS203で保護スイッチ32をオフ状態にしたことで、判定部58から保護SW制御部60に入力された判定結果信号がL(低)状態に変化した場合、保護SW制御部60は、ステップS207に進む(S206でN)。
ステップS203で保護スイッチ32をオフ状態にしたにもかかわらず、ステップS206で判定結果信号がH(高)状態である場合とは、電源装置10と負荷回路16Bとの間又は負荷回路16B内でショートによる過電流が発生していることを意味している。この場合、保護SW制御部60は、負荷回路16Bを過電流から保護するために、ステップS211に進む。
ステップS207において、保護SW制御部60は、エラーフラグを解除するか否かを判定する。例えば、保護SW制御部60は、エラーフラグを解除するか否かの判定がn(例えば、nは1から10のいずれか)回行われたかによって、エラーフラグを解除するか否かを判定してもよい。エラーフラグを解除しない場合、保護SW制御部60は、ステップS207からステップS208に進む(S207でN)。エラーフラグを解除する場合、保護SW制御部60は、レジスタ64のエラーフラグ領域に0を設定し、ステップS207からステップS209に進む(S207でY)。
ステップS208において、保護SW制御部60は、電源装置10をオフ状態にするか否かを判定する。例えば、負荷回路16A以外の負荷回路である負荷回路16Bの動作を継続させる場合、保護SW制御部60は、電源装置10をオフ状態にはしない。電源装置10をオフ状態にする場合、保護SW制御部60は、ステップS208からステップS211に進む(S208でY)。電源装置10をオフ状態にしない場合、保護SW制御部60は、所定時間後にステップS208を繰り返す(S208でN)。
ステップS211において、保護SW制御部60は、電源装置10の動作を停止させ、電源装置10をオフ状態にする。電源装置10が電源装置10の停止を制御するイネーブル端子を有する場合、外部制御装置18は、当該イネーブル端子に停止制御信号を供給することで、電源装置10の停止タイミングを制御することもできる。
ステップS209において、保護SW制御部60は、保護スイッチ32をオン状態(導通状態)に戻す。保護スイッチ32をオン状態に戻した後、保護SW制御部60は、ステップS209からステップS210に進む。
ステップS210において、保護SW制御部60は、判定部58から保護SW制御部60に入力された判定結果信号がH(高)状態であるか否かを判定する。判定部58から保護SW制御部60に入力された判定結果信号が再びH(高)状態に変化した場合、保護SW制御部60は、ステップS210からステップS211に進む(S210でY)。判定部58から保護SW制御部60に入力された判定結果信号がL(低)状態である場合、保護SW制御部60は、所定時間後にステップS202に進む(S210でN)。
実施例1では、保護スイッチ32をオフ状態(遮断状態)にすることによって負荷回路16Aを過電流から保護する構成としたが、実施例1はこのような構成に限るものではない。例えば、保護スイッチ32を電流制限回路に置き換えてもよい。保護スイッチ32が電流制限回路に置き換えられた場合、電流制限回路は、過電流が発生した場合に、電源装置10から負荷回路16Aに流れる出力電流Ioutを負荷回路16Aが破壊されない程度の電流に制限するように動作する。

Claims (5)

  1. 入力電圧から出力電圧を生成する電圧生成手段であって、昇圧と降圧を選択できる電圧生成手段と、
    前記電圧生成手段の出力電圧を外部に出力する出力コネクタと、
    前記電圧生成手段と前記出力コネクタとの間に接続される保護スイッチと、
    前記電圧生成手段に入力する入力電流を検出する入力電流検出手段と、
    前記電圧生成手段から出力される出力電流を検出する出力電流検出手段と、
    前記入力電流が閾値を超えるか否かと前記出力電流が閾値を超えるか否かを判定する判定手段と、
    前記入力電流が閾値を超えるか前記出力電流が閾値を超える場合に前記保護スイッチをオフ状態にするための制御を行う制御手段と
    を有することを特徴とする電源装置。
  2. 前記電圧生成手段は、DC/DCコンバータを有することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記電圧生成手段は、DC/DCコンバータの出力電圧と目標電圧との誤差を示す誤差信号を生成する手段を有し、前記誤差が小さくなるように制御されていることを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. さらに、前記保護スイッチをオフ状態にした後に前記判定手段が前記電流検出手段で検出される電流が閾値を超えていると判定した場合に、前記電源装置をオフ状態にすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電源装置。
  5. さらに、前記保護スイッチをオフ状態にした後に前記判定手段が前記電流検出手段で検出される電流が閾値を超えていると判定した場合に、前記電源装置をオフ状態にするか、前記保護スイッチをオン状態に戻すかを選択的に行う手段を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電源装置。
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