JP2017079443A - マイクロ波電子管用気密窓構体 - Google Patents

マイクロ波電子管用気密窓構体 Download PDF

Info

Publication number
JP2017079443A
JP2017079443A JP2015207744A JP2015207744A JP2017079443A JP 2017079443 A JP2017079443 A JP 2017079443A JP 2015207744 A JP2015207744 A JP 2015207744A JP 2015207744 A JP2015207744 A JP 2015207744A JP 2017079443 A JP2017079443 A JP 2017079443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
flange
microwave
electron tube
wave guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015207744A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6674175B2 (ja
Inventor
鈴木 健一郎
Kenichiro Suzuki
健一郎 鈴木
俊郎 阿武
Toshiro Anno
俊郎 阿武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Electron Tubes and Devices Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Electron Tubes and Devices Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Electron Tubes and Devices Co Ltd filed Critical Toshiba Electron Tubes and Devices Co Ltd
Priority to JP2015207744A priority Critical patent/JP6674175B2/ja
Publication of JP2017079443A publication Critical patent/JP2017079443A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6674175B2 publication Critical patent/JP6674175B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Microwave Tubes (AREA)
  • Waveguide Connection Structure (AREA)
  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)

Abstract

【課題】組立時にセラミック窓に応力集中を生じにくいマイクロ波電子管用気密窓構体を提供する。
【解決手段】マイクロ波電子管用気密窓構体20は、第1導波管31、第2導波管32および第3導波管33を備える。第1導波管31は、マイクロ波伝送路34をなし、第1フランジ31aが端部に設けられる。第2導波管32は、第1導波管31とともにマイクロ波伝送路34をなし、第2フランジ32aが端部に設けられる。第3導波管33は、第1導波管31と第2導波管32との間を気密に仕切りマイクロ波を透過するセラミック窓35を有する。第1フランジ31aと第3導波管33、および第2フランジ32aと第3導波管33はそれぞれ別個に締結されている。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、概してマイクロ波電子管に用いられるマイクロ波電子管用気密窓構体に関する。
マイクロ波を増幅するクライストロンなどのマイクロ波電子管は、内部を真空に保ちながら外部へマイクロ波を出力するため、その出力部にマイクロ波電子管用気密窓構体を備えている。
マイクロ波電子管用気密窓構体は、第1フランジが端部に設けられた第1導波管と、この第1導波管とともに共通の出力伝送路を構成しかつ第2フランジが端部に設けられた第2導波管と、第1フランジと第2フランジとの間の第3導波管の管内を気密に仕切りマイクロ波を透過するセラミック窓と、それら導波管を締結するための例えばねじなどの締結体により構成されている。セラミック窓は例えばアルミナであり、例えば銅などの金属で構成される第3導波管と例えばろう付けにより接合されている。
マイクロ波電子管用気密窓構体は、従来、第1フランジと第2フランジをともに貫通する例えばねじなどの締結体により締結されている。このような締結方法をとる場合、第3導波管は全体が圧縮力を受けるため、セラミック窓の周囲にも力が及び、第3導波管とセラミック窓との接合部には応力集中が生じやすい。
さらに、マイクロ波電子管は組み立てた後に内部を真空にするため加熱しながら排気するが、このときマイクロ波電子管用気密窓構体は例えば400度以上の高温にさらされる。セラミック窓と、金属の第3導波管では材料の熱膨張率が異なる。そのため、温度変化により第3導波管とセラミック窓との接合部には熱応力によるさらなる応力集中が生じる。その結果、第3導波管とセラミック窓との接合面の端部を起点とし、セラミック窓の内部に向かってクラックが発生することがあった。このクラックがセラミック窓を貫通した場合、マイクロ波電子管の気密を保てなくなるという課題がある。
特開平11−186802号公報
本発明が解決しようとする課題は、組立時にセラミック窓に応力集中を生じにくいマイクロ波電子管用気密窓構体を提供することである。
本実施形態のマイクロ波電子管用気密窓構体は、第1導波管、第2導波管および第3導波管を備える。第1導波管は、マイクロ波伝送路をなし、第1フランジが端部に設けられる。第2導波管は、第1導波管とともにマイクロ波伝送路をなし、第2フランジが端部に設けられる。第3導波管は、第1導波管と第2導波管との間を気密に仕切りマイクロ波を透過するセラミック窓を有する。第1フランジと第3導波管、および第2フランジと第3導波管はそれぞれ別個に締結されている。
第1の実施形態を示すマイクロ波電子管用気密窓構体の断面図である。 同上マイクロ波電子管用気密窓構体を用いたマイクロ波電子管の断面図である。 第2の実施形態を示すマイクロ波電子管用気密窓構体の断面図である。
以下、第1の実施形態を、図1および図2を参照して説明する。
まず、図2はマイクロ波電子管用気密窓構体を用いたマイクロ波電子管の断面図である。マイクロ波電子管10は、例えばクライストロンである。マイクロ波電子管10は、電子銃部11を備えている。電子銃部11は、電子ビーム12を発生する陰極13aおよび電子ビーム12を加速する陽極13bを備えている。
電子ビーム12の進行方向に対し、電子銃部11の前方には高周波相互作用部14が設けられている。高周波相互作用部14は、電子ビーム12の進行方向に配列された例えば5個の共振空胴15a〜15eを備えている。
高周波相互作用部14のさらに前方には、電子ビーム12を捕捉するコレクタ16が設けられている。
高周波相互作用部14を構成する複数の共振空胴15a〜15eのうち、電子銃部11側に位置する共振空胴15aには、高周波信号の入力部17、例えば同軸線路が接続されている。コレクタ16側に位置する共振空胴15eには、増幅した高周波の出力部18、例えば導波管19が接続されている。導波管19には、マイクロ波電子管10の内部を真空に保ちながら外部へ高周波を出力するためのマイクロ波電子管用気密窓構体20が設けられている。
電子銃部11と高周波相互作用部14との間、複数の共振空胴15a〜15e間、高周波相互作用部14とコレクタ16との間は、それぞれドリフト管21で連結されている。
また、図1はマイクロ波電子管用気密窓構体20の断面図である。マイクロ波電子管用気密窓構体20は、第1導波管31、第2導波管32および第3導波管33を備えている。これら第1導波管31、第2導波管32、および第3導波管33は、例えば銅などの金属で構成されている。
第1導波管31および第2導波管32は、いずれもマイクロ波を伝送するための一連のマイクロ波伝送路34をなし、マイクロ波電子管10と接続されている。第1導波管31および第2導波管32の端部には、それぞれ第1フランジ31aおよび第2フランジ32aが設けられている。
第3導波管33は、第1導波管31と第2導波管32との間に配置されている。第3導波管33の両端には、第1フランジ31aおよび第2フランジ32aとそれぞれ接続するための第3フランジ33aが設けられている。なお、第3フランジ33aは、第1フランジ31aおよび第2フランジ32aとそれぞれ接続されていれば、両端で同一形状でなくてもよい。
第3導波管33の断面積は、第1導波管31および第2導波管32の断面積よりも大きく設けられている。第3導波管33の内部には、気密を保ちマイクロ波を透過させるセラミック窓35が設けられている。セラミック窓35には例えばアルミナなどの材料が用いられている。
第1フランジ31aと第3フランジ33a、および第2フランジ32aと第3フランジ33aは、それぞれ別個に締結具36により締結されている。締結具36は、例えばボルト36aとナット36bで構成されている。
ところで、マイクロ波電子管用気密窓構体20を組み立てる際に、第3導波管33が両側から圧縮される構造をとる場合、セラミック窓35の周囲にも力が及び、第3導波管33とセラミック窓35との接合部に応力集中が生じることになる。また、マイクロ波電子管10は組み立てた後には内部を真空にするため加熱しながら排気するが、このとき、マイクロ波電子管用気密窓構体20は例えば400度以上の高温にさらされる。セラミック窓35と金属からなる第3導波管33では材料の熱膨張率が異なるため、温度変化により第3導波管33とセラミック窓35との接合部には熱応力によりさらに応力集中が生じる。その結果、第3導波管33とセラミック窓35との接合面の端部を起点とし、セラミック窓35の内部に向かってクラックが発生することがある。このクラックがセラミック窓35を貫通した場合、マイクロ波電子管10の気密を保てなくなる。
そして、第1の実施形態のマイクロ波電子管用気密窓構体20では、第1フランジ31aと第3導波管33、および第2フランジ32aと第3導波管33はそれぞれ別個に締結されていることにより、第3導波管33はその全体が圧縮されることがなく、第3導波管33とセラミック窓35との接合部に生じる応力集中を低減し、セラミック窓35にクラックを生じにくくすることが可能となる。
また、第3導波管33が第1フランジ31aおよび第2フランジ32aとに締結するためのフランジ33aを備えていることにより、第1フランジ31aと第3導波管33のフランジ33a、および第2フランジ32aと第3導波管33のフランジ33aをそれぞれ個別に締結することが可能となる。
次に、第2の実施形態のマイクロ波電子管用気密窓構体20について、図3を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成については同じ符号を用い、その構成および作用効果の説明を省略する。
図3は第2の実施形態のマイクロ波電子管用気密窓構体20の断面図である。
第1フランジ31aおよび第2フランジ32aは、円形に形成され、端面には環状の第1溝部31bおよび第2溝部32bがそれぞれ設けられている。
第3導波管33は、円筒導波管である。第3導波管33の断面積は、第1導波管31および第2導波管32の断面積よりも大きく設けられている。第3導波管33の両端には第1フランジ31aの第1溝部31bおよび第2フランジ32aの第2溝部32bにそれぞれ嵌り込む環状の突出部33bが設けられている。
第3導波管33の周囲には、第1フランジ31aまたは第2フランジ32aと同径以上の外径となる肉厚を有する厚肉部33cが設けられている。この厚肉部33cには、第1フランジ31aおよび第2フランジ32aをそれぞれ挿通される締結具36のボルト36aが螺着する雌ねじ33dが設けられている。
そして、第2の実施形態のマイクロ波電子管用気密窓構体20では、第1フランジ31aと第3導波管33、および第2フランジ32aと第3導波管33はそれぞれ別個に締結されていることにより、第3導波管33はその全体が圧縮されることがなく、第3導波管33とセラミック窓35との接合部に生じる応力集中を低減し、セラミック窓35にクラックを生じにくくすることが可能となる。
それに加えて、第2の実施形態では、第1導波管31および第2導波管32をそれぞれ第3導波管33の雌ねじ33dに螺着されるねじ36aで直接締結するため、締結に用いる部品点数を削減することができる。
また、第2の実施形態において、厚肉部33cが第3導波管33の全長の半分以上にわたる場合、第3導波管33の機械的強度が高まり、第3導波管33の変形を小さくすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
20 マイクロ波電子管用気密窓構体
31 第1導波管
31a 第1フランジ
32 第2導波管
32a 第2フランジ
33 第3導波管
33a 第3フランジ
34 マイクロ波伝送路
35 セラミック窓

Claims (4)

  1. マイクロ波伝送路をなし、第1フランジが端部に設けられた第1導波管と、
    前記第1導波管とともに前記マイクロ波伝送路をなし、第2フランジが端部に設けられた第2導波管と、
    前記第1導波管と前記第2導波管との間を気密に仕切りマイクロ波を透過するセラミック窓を有する第3導波管と
    を具備し、
    前記第1フランジと前記第3導波管、および前記第2フランジと前記第3導波管はそれぞれ別個に締結されている
    ことを特徴とするマイクロ波電子管用気密窓構体。
  2. 前記第3導波管は、少なくともその一部に、前記第1フランジと前記第2フランジとに締結するための第3フランジを備える
    ことを特徴とする請求項1記載のマイクロ波電子管用気密窓構体。
  3. 前記第1フランジと前記第2フランジは円形であり、前記第3導波管は少なくとも一部が前記第1フランジと前記第2フランジのいずれかと同径以上の外径を有する円筒導波管である
    ことを特徴とする請求項1記載のマイクロ波電子管用気密窓構体。
  4. 前記第3導波管は、その全長の半分以上の長さにわたり、前記第1フランジと前記第2フランジのいずれかと同径以上の外径を有する
    ことを特徴とする請求項3記載のマイクロ波電子管用気密窓構体。
JP2015207744A 2015-10-22 2015-10-22 マイクロ波電子管用気密窓構体 Active JP6674175B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015207744A JP6674175B2 (ja) 2015-10-22 2015-10-22 マイクロ波電子管用気密窓構体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015207744A JP6674175B2 (ja) 2015-10-22 2015-10-22 マイクロ波電子管用気密窓構体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017079443A true JP2017079443A (ja) 2017-04-27
JP6674175B2 JP6674175B2 (ja) 2020-04-01

Family

ID=58665534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015207744A Active JP6674175B2 (ja) 2015-10-22 2015-10-22 マイクロ波電子管用気密窓構体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6674175B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6674175B2 (ja) 2020-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4991266B2 (ja) マルチビームクライストロン
US20200118782A1 (en) Klystron
JP2017079443A (ja) マイクロ波電子管用気密窓構体
US9237641B2 (en) Accelerating structure
JP2018113503A (ja) 高周波透過窓構体および高周波入力結合器
JP6401485B2 (ja) 多空胴クライストロン
JP6408337B2 (ja) 高周波透過窓構体
JP2013030377A (ja) ヘリックス型進行波管およびヘリックス型進行波管の製造方法
JP7157510B2 (ja) クライストロン
JP2007287382A (ja) ピルボックス真空窓およびその製造方法
US6614158B1 (en) Electron gun arrangements having closely spaced cathode and electrode and a vacuum seal
US5821693A (en) Electron beam tubes having a unitary envelope having stepped inner surface
JP6845749B2 (ja) 高周波透過窓構体および高周波入力結合器
JP2018181415A (ja) 高周波透過窓構体
JP2015056348A (ja) ヘリックス型進行波管およびヘリックス型進行波管の製造方法
JP2013187143A (ja) 真空外囲器の製造方法、真空外囲器、進行波管及び心棒治具
JP2024016381A (ja) 高周波入力結合器
JP2019175768A (ja) 進行波管
US12125660B2 (en) X-ray tube and method of manufacturing X-ray tube
JP7414542B2 (ja) 高周波入力結合器
JP2677212B2 (ja) 直線ビームマイクロ波管の製造方法
JP2602297B2 (ja) ジャイロトロン
US20230420821A1 (en) High-frequency input coupler and waveguide
KR20190018879A (ko) 초소형 원통형 엑스선 튜브 제조 방법
CN100474483C (zh) 电子束管

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160509

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6674175

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150