JP7157510B2 - クライストロン - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、クライストロンに関する。
クライストロンは、高周波電力の増幅に使用される電子管である。クライストロンは、電子を放出する電子銃部と、高周波電力の入力部と、高周波電力の出力部と、高周波相互作用部と、使用済みの電子を捕捉するコレクタと、を備えている。高周波相互作用部は、電子の進行方向に配列された複数の共振空胴から構成されている。共振空胴には、高周波電力を入力する入力空胴および高周波電力を出力する出力空胴が含まれている。電子銃部と高周波相互作用部の間、高周波相互作用部を構成する複数の共振空胴同士の間、高周波相互作用部とコレクタの間は、それぞれドリフト管で連結されている。
このような構成を有するクライストロンにおいては、電子銃部から放出された電子は、高周波電力が入力される入力空胴を通り、その前方にある複数の共振空胴との相互作用により集群する。集群した電子の運動エネルギーは入力された高周波電力に付与され、集群した電子が出力空胴において減速されることにより、目的とする出力に増幅された高周波電力が出力部より取り出される。
一般的には、クライストロンは、例えば、電子銃部と、相互作用部を構成する管容器との間に、ステンレス製の溶接継手により接合される箇所を備えている。また、溶接継手は、クライストロンの径方向に突き出した形状を有している。この場合、クライストロンは、例えば、筒状の集束電磁石の内部に挿入されるため、クライストロンの直径には制約がある。そのため、クライストロンの径方向に突き出した溶接継手を長くすることには制約がある。
ここで、電子銃部や管容器に不具合が生じる場合がある。この様な場合には、例えば、溶接継手の先端を切削により削除すれば、電子銃部と管容器を分離することができるので、電子銃部や管容器を再利用することができる。ところが、従来においては、溶接継手を長くすることが困難なため、溶接継手の先端を削除可能な回数が少なくなったり、溶接継手の長さが短くなって再度溶接するのに十分な長さを確保できなくなったりして、電子銃部や管容器を再利用することができなくなる場合がある。
そこで、構成要素の再利用を図ることが容易となるクライストロンの開発が望まれていた。
特開平05-275020号公報
本発明が解決しようとする課題は、構成要素の再利用を図ることが容易となるクライストロンを提供することである。
実施形態に係るクライストロンは、電子を発生する陰極と、前記陰極を囲む電子銃容器と、前記電子銃容器の、前記電子の放出側に設けられ、複数の共振空胴を有する管容器と、前記電子銃容器に設けられ、クライストロンの管軸の方向に延びる第1の溶接継手と、前記管容器に設けられ、前記クライストロンの管軸の方向に延び、先端が前記第1の溶接継手の先端と溶接された第2の溶接継手と、を備えている。前記第1の溶接継手、および前記第2の溶接継手は、前記管容器を囲む集束電磁石の内壁と、前記管容器の外壁と、の間に設けられている。
本実施の形態に係るクライストロンを例示するための模式断面図である。 溶接継手を例示するための模式断面図である。 比較例に係る溶接継手を例示するための模式断面図である。 他の実施形態に係る溶接継手を例示するための模式断面図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本実施の形態に係るクライストロン1を例示するための模式断面図である。
図1に示すように、クライストロン1には、電子銃部2、高周波相互作用部3、およびコレクタ4が設けられている。
電子銃部2は、電子20を発生する陰極21、電子20を加速する陽極22、電子銃容器23、絶縁部24、および溶接継手25(第1の溶接継手の一例に相当する)を備えている。
例えば、陰極21には負の高電圧を印加し、陽極22は接地することができる。
電子銃容器23は筒状を呈し、陰極21の、陽極22側の端部の近傍、および陽極22を囲んでいる。電子銃容器23は、例えば、ステンレスなどの金属から形成することができる。
絶縁部24は、陰極21と陽極22の間の電気的な絶縁を保つために設けられている。絶縁部24は、筒状を呈し、陰極21の、陽極22側とは反対側の端部を囲んでいる。絶縁部24の、高周波相互作用部3側の端部は、電子銃容器23の、高周波相互作用部3側とは反対側の端部に気密に接続されている。絶縁部24の、高周波相互作用部3側とは反対側の端部は、例えば、底板26により気密に閉鎖することができる。絶縁部24は、例えば、セラミックスなどの絶縁体から形成することができる。底板26は、例えば、ステンレスなどの金属から形成することができる。
溶接継手25は、電子銃容器23の、管容器30側の端部に設けられている。なお、溶接継手25の配置は、電子銃容器23の端部に限定されるわけではない。例えば、溶接継手25は、電子銃容器23の外壁に設けられていればよい。溶接継手25は、クライストロン1の管軸1aの方向に延びている。溶接継手25は、例えば、ステンレスなどの金属から形成することができる。例えば、溶接継手25は、電子銃容器23と一体に形成することができる。
高周波相互作用部3は、電子20の進行方向に対して、電子銃部2の前方に設けられている。高周波相互作用部3は、電子銃部2とコレクタ4の間に気密に接続されている。
高周波相互作用部3は、管容器30および溶接継手35(第2の溶接継手の一例に相当する)を備えている。
管容器30は、電子銃容器23の電子20の放出側に設けられている。管容器30の内部には、複数の共振空胴、および複数のドリフト管が設けられている。複数の共振空胴、および複数のドリフト管は、クライストロン1の管軸1aに沿って同軸に設けられている。図1に例示をしたクライストロン1の場合には、5個の共振空胴31a~31eが管軸1aを中心として並べて設けられている。
電子銃部2に最も近い共振空胴31a(入力空胴)には、高周波電力を入力する入力部33が接続されている。入力部33は、例えば、同軸ケーブルなどとすることができる。 コレクタ4に最も近い共振空胴31e(出力空胴)には、出力部34が接続されている。出力部34は、例えば、導波管などとすることができる。
ドリフト管は、電子銃部2と高周波相互作用部3との間、複数の共振空胴同士の間、高周波相互作用部3とコレクタ4との間に設けられ、これらを連結している。図1に例示をしたクライストロン1の場合には、6個のドリフト管32a~32fが管軸1aを中心として並べて設けられている。
電子銃部2に最も近いドリフト管32aの、電子銃部2側の端部は、陰極21に対峙している。コレクタ4に最も近いドリフト管32fの、コレクタ4側の端部は、コレクタ4に接続されている。
管容器30は、銅などの導電性の高い金属から形成することができる。
溶接継手35は、管容器30の、電子銃容器23側の端部に設けられている。なお、溶接継手35の配置は、管容器30の端部に限定されるわけではない。例えば、溶接継手35は、管容器30の外壁に設けられていればよい。溶接継手35は、クライストロン1の管軸1aの方向に延びている。溶接継手35は、例えば、ステンレスなどの金属から形成することができる。溶接継手35は、例えば、溶接継手25と同じ材料から形成することができる。
溶接継手25と溶接継手35は密着している。また、溶接継手25の先端と溶接継手35の先端は、気密に溶接されている。そのため、クライストロン1の内部の雰囲気を真空を保つことができる。
なお、溶接継手25と溶接継手35に関する詳細は後述する。
コレクタ4は、電子20の進行方向に対して、高周波相互作用部3の前方に設けられている。コレクタ4は、高周波相互作用部3を通過した電子20を捕捉する。コレクタ4は、捕捉した電子20を熱に変換して放出することができる。例えば、コレクタ4には、図示しない冷却機構を設けることができる。
また、クライストロン1の外部には、集束電磁石5を設けることができる。集束電磁石5は、高周波相互作用部3(管容器30)を囲むように設けることができる。例えば、クライストロン1は、集束電磁石5に設けられた孔5aの内部に挿入することができる。集束電磁石5に通電することで磁場が発生する。発生した磁場により、電子20が管容器30(ドリフト管32a~32f)の内壁に衝突しないように集束される。
ここで、この様な構成を有するクライストロン1の作用について説明する。
電子銃部2(陰極21)から放出された電子20は、入力部33が設けられた共振空胴31aを通り、その前方にある複数の共振空胴31b~31eを通過する度に相互作用により集群する。集群した電子20が、共振空胴31eにおいて減速されることで、出力部34を介して、目的とする出力に増幅された高周波電力を取り出すことができる。
次に、溶接継手25、35に関してさらに説明する。
図2は、溶接継手25、35を例示するための模式断面図である。
図2は、図1におけるA部の模式拡大図である。
図3は、比較例に係る溶接継手125、135を例示するための模式断面図である。
図3は、図1におけるA部に対応する部分の模式拡大図である。
まず、図3を用いて比較例に係る溶接継手125、135を説明する。
図3に示すように、溶接継手125は、電子銃容器23の、管容器30側の端部に設けられている。溶接継手135は、管容器30の、電子銃容器23側の端部に設けられている。溶接継手125、135は、クライストロン1の管軸1aに直交する方向において、クライストロン1の外側に突き出ている。溶接継手125と溶接継手135は、密着している。溶接継手125の先端と、溶接継手135の先端は、気密に溶接されている。
ここで、電子銃部2や管容器30に不具合が生じる場合がある。例えば、電子銃部2の陰極21に所定の電圧を印加しても所望の電子20が放出されない場合がある。この様な場合には、不具合が生じた電子銃部2を交換すれば、高周波相互作用部3、コレクタ4、および集束電磁石5の再利用を図ることができる。
この場合、溶接継手125の先端と溶接継手135の先端を溶接している部分を、切削により削除すれば、電子銃部2と管容器30を分離することができる。そして、例えば、管容器30の溶接継手135の先端と、交換した電子銃部2の溶接継手125の先端とを気密に溶接すれば、所定の機能を有する電子銃部2を備えたクライストロン1を得ることができる。
この場合、溶接継手125、135は、集束電磁石5に設けられた孔5aの内部に配置されるので、溶接継手135の先端と溶接継手135の先端が、孔5aの内壁に干渉しない様にする必要がある。ところが、溶接継手125、135は、クライストロン1の管軸1aに直交する方向において、クライストロン1の外側に突き出ている。そのため、溶接継手125、135の長さL1を長くするのが困難となる。すなわち、溶接継手125、135の長さL1は、孔5aの内径による制約を受ける。溶接継手125、135の長さL1を長くすることができないと、溶接継手125、135の先端を削除可能な回数が少なくなったり、溶接継手125、135の先端を削除した際に再度溶接するのに十分な長さを確保できなくなったりする。そのため、電子銃部2や管容器30を再利用することができなくなる場合がある。
これに対して、本実施の形態に係るクライストロン1には、溶接継手25、35が設けられている。図1および図2に示すように、溶接継手25、35は、クライストロン1の外部において、管軸1aの方向に延びている。例えば、溶接継手25、35は、管軸1aに平行な方向に延びるものとすることができる。
なお、図1および図2に例示をしたものの場合には、コレクタ4側に延びる溶接継手25、35を例示したが、電子銃部2側に延びる溶接継手25、35としてもよい。
コレクタ4側に延びる溶接継手25、35とする場合には、溶接継手25、35は、管容器30を囲む集束電磁石5の内壁と、管容器30の外壁と、の間に設けられる。そして、溶接継手25、35の先端が入力部33と干渉しないようにする。例えば、溶接継手25、35の先端の位置が、共振空胴31aの電子銃部2側の面よりも電子銃部2側となるようにすることができる。
管軸1aの方向に延びる溶接継手25、35とすれば、溶接継手25、35の長さL2は、孔5aの内径による制約を受けることがない。そのため、溶接継手25、35の長さを、溶接継手125、135の長さに比べて格段に長くすることができる。例えば、溶接継手125、135の長さL1が5mm程度の場合に、溶接継手35の長さL2を10mm程度とすることができる。
溶接継手25、35の長さを長くすることができれば、溶接継手25、35の先端を削除可能な回数を多くすることができたり、溶接継手25、35の先端を削除した際に再度溶接するのに十分な長さを確保するのが容易となったりする。そのため、電子銃部2や管容器30の再利用を図ることが容易となる。
ここで、溶接継手25の厚み、および溶接継手35の厚みを厚くしすぎると、溶接の際に、溶接継手25、35が溶融しにくくなるおそれがある。これらの厚みを薄くしすぎると、溶接継手25、35の強度が低くなりすぎて気密に対する信頼性が低下するおそれがある。本発明者の得た知見によれば、溶接継手25の厚み、および溶接継手35の厚みは、それぞれ1mm~2mm程度とすることが好ましい。
図4は、他の実施形態に係る溶接継手25aおよび溶接継手35aを例示するための模式断面図である。
図4は、図1におけるA部に対応する部分の模式拡大図である。
図4に示すように、溶接継手25aは、例えば、電子銃容器23の、管容器30側の端部に設けることができる。溶接継手25aは、例えば、ステンレスなどの金属から形成することができる。溶接継手25aは、例えば、電子銃容器23と一体に形成することができる。
溶接継手35aは、例えば、管容器30の、電子銃容器23側の端部に設けることができる。溶接継手35aは、例えば、ステンレスなどの金属から形成することができる。溶接継手35aは、例えば、溶接継手25aと同じ材料から形成することができる。
溶接継手25aと溶接継手35aは密着している。
また、溶接継手25aの先端と溶接継手35aの先端は、気密に溶接されている。そのため、クライストロン1の内部の雰囲気を真空を保つことができる。
溶接継手25a、35aは、クライストロン1の外部において、管軸1aの方向に延びている。例えば、溶接継手25a、35aは、管軸1aに平行な方向に延びるものとすることができる。なお、図4に例示をしたものの場合には、コレクタ4側に延びる溶接継手25a、35aを例示したが、電子銃部2側に延びる溶接継手25a、35aとしてもよい。
コレクタ4側に延びる溶接継手25a、35aとする場合には、溶接継手25a、35aの先端が入力部33と干渉しないようにする。例えば、溶接継手25a、35aの先端の位置が、共振空胴31aの電子銃部2側の面よりも電子銃部2側となるようにすることができる。
溶接継手25a、35aの場合にも、溶接継手25a、35aの長さは、孔5aの内径による制約を受けることがない。溶接継手25a、35aの長さは、前述した溶接継手25、35の長さと同等とすることができる。溶接継手25a、35aとすれば、溶接継手25a、35aの先端を削除可能な回数を多くすることができたり、溶接継手25a、35aの先端を削除した際に再度溶接するのに十分な長さを確保するのが容易となったりする。そのため、電子銃部2や管容器30の再利用を図ることが容易となる。
またさらに、溶接継手25aの側面は、管軸1aに対して傾斜する傾斜面とすることができる。溶接継手35aの側面は、管軸1aに対して傾斜する傾斜面とすることができる。例えば、図4に示すように、溶接継手25aの外側の側面25a1が、管軸1aに対して角度θ1傾斜する傾斜面とすることができる。溶接継手35aの内側の側面35a1が、管軸1aに対して角度θ2傾斜する傾斜面とすることができる。この場合、溶接継手25aの内側の側面、および外側の側面の少なくともいずれかを傾斜面とすることができる。溶接継手35aの内側の側面、および外側の側面の少なくともいずれかを傾斜面とすることができる。
すなわち、溶接継手25の側面の少なくとも一部は、クライストロン1の管軸1aの方向に対して傾斜している。溶接継手35の側面の少なくとも一部は、クライストロン1の管軸1aの方向に対して傾斜している。
溶接継手25の、クライストロン1の管軸1aの方向に直交する方向の寸法は、先端に向かうに従い漸減している。溶接継手35の、クライストロン1の管軸1aの方向に直交する方向の寸法は、先端に向かうに従い漸減している。
溶接継手25aの側面、および溶接継手35aの側面が、管軸1aに対して傾斜する傾斜面となっていれば、溶接継手25a、35aの先端側の厚みを薄くすることができる。そのため、溶接継手25a、35aの先端を溶接する際に、溶接継手25a、35aの先端が溶融しやすくなる。そのため、溶接にかかる時間を短縮することができる。また、例えば、溶接継手25a、35aの先端を切削により削除する際に、切削抵抗を小さくすることができる。そのため、電子銃部2と管容器30を分離する時間を短縮することができる。
また、溶接継手25a、35aの根元側(先端側とは反対側の端部側)は、溶接に用いられる可能性が低い。そのため、溶接継手25a、35aの根元側の厚みを厚くすることができる。溶接継手25a、35aの根元側の厚みを厚くすることができれば、溶接継手25a、35aの強度を高くすることができるので、気密に対する信頼性を向上させることができる。
本発明者の得た知見によれば、溶接継手35aの長さL3は、10mm程度とすることができる。また、溶接継手25aの先端側の厚み、および溶接継手35aの先端側の厚みは、それぞれ1mm~2mm程度とすることができる。溶接継手25aの根元側の厚み、および溶接継手35aの根元側の厚みは、それぞれ3mm程度とすることができる。
以上に説明したように、溶接継手25、25a、35、35aは、クライストロン1の外部において、管軸1aの方向に延びている。そのため、溶接継手25、25a、35、35aの長さは、集束電磁石5の孔5aの内径による制約を受けることがないので十分な長さを確保することができる。その結果、溶接継手25、25a、35、35aの先端を削除可能な回数を多くすることができたり、溶接継手25、25a、35、35aの先端を削除した際に再度溶接するのに十分な長さを確保するのが容易となったりするので、電子銃部2や管容器30の再利用を図ることが容易となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 クライストロン、1a 管軸、2 電子銃部、3 高周波相互作用部、4 コレクタ、5 集束電磁石、20 電子、21 陰極、22 陽極、23 電子銃容器、25 溶接継手、25a 溶接継手、30 管容器、31a~31e 共振空胴、32a~32f ドリフト管、33 入力部、34 出力部、35 溶接継手、35a 溶接継手

Claims (6)

  1. 電子を発生する陰極と、
    前記陰極を囲む電子銃容器と、
    前記電子銃容器の、前記電子の放出側に設けられ、複数の共振空胴を有する管容器と、
    前記電子銃容器に設けられ、クライストロンの管軸の方向に延びる第1の溶接継手と、
    前記管容器に設けられ、前記クライストロンの管軸の方向に延び、先端が前記第1の溶接継手の先端と溶接された第2の溶接継手と、
    を備え
    前記第1の溶接継手、および前記第2の溶接継手は、前記管容器を囲む集束電磁石の内壁と、前記管容器の外壁と、の間に設けられているクライストロン。
  2. 前記第1の溶接継手の側面の少なくとも一部は、前記クライストロンの管軸の方向に対して傾斜している請求項1記載のクライストロン。
  3. 前記第2の溶接継手の側面の少なくとも一部は、前記クライストロンの管軸の方向に対して傾斜している請求項1または2に記載のクライストロン。
  4. 前記第1の溶接継手の、前記クライストロンの管軸の方向に直交する方向の寸法は、先端に向かうに従い漸減している請求項1~3のいずれか1つに記載のクライストロン。
  5. 前記第2の溶接継手の、前記クライストロンの管軸の方向に直交する方向の寸法は、先端に向かうに従い漸減している請求項1~4いずれか1つに記載のクライストロン。
  6. 前記第1の溶接継手、および前記第2の溶接継手は、ステンレスを含む請求項1~のいずれか1つに記載のクライストロン。
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