JP2017078834A - 画像表示装置 - Google Patents

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圭輔 森澤
Keisuke Morisawa
圭輔 森澤
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【課題】マルチディスプレイシステムの画像表示装置に原画像の所望の特徴量に基づく処理を容易に実行させることができる技術を提供する。【解決手段】本発明の画像表示装置は、原画像を構成する複数の部分画像をそれぞれ表示する複数の部分表示装置のいずれかであって、所定サイズ以下のサイズに前記原画像を縮小した縮小原画像と、表示対象の部分画像である対象部分画像とを取得する第1取得手段と、前記縮小原画像から特徴量を取得する第2取得手段と、前記特徴量に基づく処理を実行する処理手段と、前記対象部分画像を画面に表示する表示手段と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像表示装置に関する。
表示領域(画像が表示される領域)の拡大を実現する画像表示システムとして、画像出力装置と複数の画像表示装置とを有するマルチディスプレイシステムがある。マルチディスプレイシステムでは、複数の画像表示装置の複数の表示領域(画面)を組み合わせることによって合成表示領域が形成される。そして、原画像を構成する複数の部分画像が複数の表示領域に表示されることにより、合成表示領域に原画像が表示される。マルチディスプレイシステムにおける画像出力装置と複数の画像表示装置との接続には、スター接続とデイジーチェーン接続がある。
図20は、画像出力装置10と4つの画像表示装置20とがスター接続されたマルチディスプレイシステムの一例を示す。図20に示すように、スター接続を用いたマルチディスプレイシステムでは、画像出力装置10が各画像表示装置20に接続される。そして、画像出力装置10は、各画像表示装置20に対し、その画像表示装置20で表示される部分画像を出力する。
図21は、画像出力装置10と4つの画像表示装置20とがデイジーチェーン接続されたマルチディスプレイシステムの一例を示す。図21に示すように、デイジーチェーン接続を用いたマルチディスプレイシステムでは、画像出力装置10と4つの画像表示装置20とが直列に接続される。画像出力装置10は、画像出力装置10に接続された画像表示装置20に対して、4つの画像表示装置20で表示される4つの部分画像を出力する。最後段の画像表示装置20でない画像表示装置20は、入力された4つの部分画像を後段の画像表示装置20に対してパススルーで出力する。各画像表示装置20は、入力された4つの部分画像のうちの1つを表示する。
図22は、原画像と部分画像の一例を示す。画像出力装置10により、原画像2000が4つの部分画像2001に分割される。そして、4つの部分画像2001が4つの画像表示装置20で表示されることにより、原画像2000が表示される。
画像表示装置では、画像の特徴量(情報)に基づく処理が行われることがある。例えば、輝度調整、シーン検出、等が行われることがある。輝度調整の一例として、特徴量に基づいて表示画像(画面に表示された画像)全体の輝度を変更する処理が挙げられる。このような輝度調整によれば、時間軸方向における表示画像コントラスト(表示画像のコントラスト)を向上できる。シーン検出は、動画の各フレームの特徴量に基づいてシーンの切り替わりを検出する処理である。シーン検出の結果は、シーンに適した画像処理の実行、シーンに適したメタデータの生成、等に利用される。
従来のマルチディスプレイでは、各画像表示装置は、自身で表示される部分画像の特徴量を取得することはできるが、原画像の特徴量を取得することはできない。その理由は、例えば、以下の理由1〜3の少なくともいずれかを含む。
理由1:コスト削減のために、各画像表示装置の特徴取得サイズ(特徴量を取得可能な画像のサイズ)が原画像のサイズよりも小さいサイズに制限されている。
理由2:コスト削減のために、各画像表示装置に入力可能な画像のサイズが原画像のサイズよりも小さいサイズに制限されている。
理由3:画像表示装置に一部の部分画像のみが入力される。
そこで、原画像の特徴量に基づく処理を各画像表示装置に実行させる技術として、特許文献1の技術が提案されている。特許文献1の技術では、画像出力装置が、原画像の特徴量を取得し、部分画像の伝送に用いるケーブルとは別のケーブルを用いて、原画像の特徴量を画像表示装置に出力する。
しかしながら、特許文献1の技術では、各画像表示装置で使用される特徴量の種類が変化した場合に、画像出力装置で取得される特徴量の種類を変更する必要がある。そのため、画像出力装置で取得される特徴量の種類を自動で変更する機能の追加によるコストアップ、画像出力装置で取得される特徴量の種類を手動で変更することによるユーザ操作の煩雑化、等が生じる。画像表示装置で使用される特徴量の種類は、例えば、画像処理アルゴリズムの更新に伴って変化したり、画像表示装置の動作モードの変更に伴って変化したりする。また、特許文献1の技術では、画像伝送用ケーブルの他に特徴量伝送用ケーブルが必要である。そのため、接続の煩雑化、コストアップ、等が生じる。
特開2012−27154号公報
本発明は、マルチディスプレイシステムの画像表示装置に原画像の所望の特徴量に基づく処理を容易に実行させることができる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、
原画像を構成する複数の部分画像をそれぞれ表示する複数の部分表示装置のいずれかであって、
所定サイズ以下のサイズに前記原画像を縮小した縮小原画像と、表示対象の部分画像である対象部分画像とを取得する第1取得手段と、
前記縮小原画像から特徴量を取得する第2取得手段と、
前記特徴量に基づく処理を実行する処理手段と、
前記対象部分画像を画面に表示する表示手段と、
を有することを特徴とする画像表示装置である。
本発明の第2の態様は、
原画像を構成する複数の部分画像をそれぞれ表示する複数の部分表示装置を有する画像表示システムであって、
前記複数の部分表示装置の少なくともいずれかは、
所定サイズ以下のサイズに前記原画像を縮小した縮小原画像と、表示対象の部分画像である対象部分画像とを取得する第1取得手段と、
前記縮小原画像から特徴量を取得する第2取得手段と、
前記特徴量に基づく処理を実行する処理手段と、
前記対象部分画像を画面に表示する表示手段と、
を有する
ことを特徴とする画像表示システムである。
本発明の第3の態様は、
原画像を構成する複数の部分画像をそれぞれ表示する複数の部分表示装置のいずれかである画像表示装置の制御方法であって、
所定サイズ以下のサイズに前記原画像を縮小した縮小原画像と、表示対象の部分画像である対象部分画像とを取得する第1取得ステップと、
前記縮小原画像から特徴量を取得する第2取得ステップと、
前記特徴量に基づく処理を実行する処理ステップと、
前記対象部分画像を画面に表示する表示ステップと、
を有することを特徴とする画像表示装置の制御方法である。
本発明によれば、マルチディスプレイシステムの画像表示装置に原画像の所望の特徴量に基づく処理を容易に実行させることができる。
実施例1に係る画像表示システムの構成の一例を示すブロック図 実施例1に係る部分表示装置の構成の一例を示すブロック図 実施例1に係る合成画像の一例を示す図 実施例1に係る画像表示システムの動作の一例を示す図 実施例1に係る画像出力装置の出力画像の一例を示す図 実施例2に係る画像表示システムの構成の一例を示すブロック図 実施例2に係る部分表示装置の構成の一例を示すブロック図 実施例2に係る画像表示システムの動作の一例を示す図 実施例2に係る画像出力装置の出力画像の一例を示す図 実施例3に係る画像表示システムの構成の一例を示すブロック図 実施例3に係る部分表示装置の構成の一例を示すブロック図 実施例3に係る画像表示システムの動作の一例を示す図 実施例3に係る画像出力装置の出力画像の一例を示す図 実施例4に係る画像表示システムの構成の一例を示すブロック図 実施例4に係る先頭表示装置の構成の一例を示すブロック図 実施例4に係る非先頭表示装置の構成の一例を示すブロック図 実施例4に係る画像表示システムの動作の一例を示す図 実施例4に係る画像出力装置の出力画像の一例を示す図 実施例4に係る部分表示装置の出力画像の一例を示す図 スター接続された画像表示システムの一例を示す図 デイジーチェーン接続された画像表示システムの一例を示す図 原画像と部分画像の一例を示す図
<実施例1>
以下、本発明の実施例1について説明する。本実施例に係る画像表示システムは、原画像を構成する複数の部分画像をそれぞれ表示する複数の画像表示装置(部分表示装置)を有するマルチディスプレイシステムである。本実施例に係る画像表示装置としては、液晶表示装置、有機EL表示装置、プラズマ表示装置、プロジェクタ、等を使用することができる。なお、複数の部分表示装置の少なくともいずれかは、複数の部分表示装置における他の部分表示装置から独立した装置であってもよいし、そうでなくてもよい。2つ以上の部分表示装置が一体で構成されていてもよい。
図1は、本実施例に係る画像表示システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施例に係る画像表示システムは、画像出力装置100と、4台の部分表示装置(部分表示装置200A、部分表示装置200B、部分表示装置200C、及び、部分表示装置200D)とを有する。画像出力装置100、部分表示装置200A、部分表示装置200B、部分表示装置200C、及び、部分表示装置200Dは、その順番
でデイジーチェーン接続されている。なお、部分表示装置の数は4台より多くても少なくてもよい。
画像出力装置100は、表示対象の原画像を構成する複数の部分画像を出力する。本実施例では、画像出力装置100は、4つの部分画像を出力する。部分表示装置200A〜200Dのそれぞれは、画像出力装置100から出力された複数の部分画像のいずれかを表示領域(画面)に表示する。具体的には、4台の部分表示装置200A〜200Dは上記4つの部分画像をそれぞれ表示する。4台の部分表示装置200A〜200Dの4つの表示領域(画面)は、当該4つの表示領域によって合成表示領域が形成されるように配置されている。例えば、上記4つの表示領域は、2行2列のマトリクス状に配置されている。そのため、4台の部分表示装置200A〜200Dは上記4つの部分画像をそれぞれ表示することにより、合成表示領域に原画像が表示される。
画像出力装置100は、画像記憶部101、画像分割部102、画像縮小部103、画像合成部104、画像出力部105、制御部106、及び、通信部107を有する。
画像記憶部101は、1つ以上の原画像(原画像の画像データ)などを記憶する記憶部である。画像記憶部101としては、磁気ディスク、半導体メモリ、光ディスク、等を使用することができる。具体的には、画像記憶部101として、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、等を使用することができる。
通信部107は、画像出力装置100に接続された外部装置との通信を行う。本実施例では、通信部107は、部分表示装置200Aとの通信を行う。具体的には、通信部107は、部分表示装置200Aから表示装置情報と原画像要求を受信する。通信部107と部分表示装置200Aとの間の通信は、例えば、通信部107と部分表示装置200Aとを接続する画像伝送ケーブルの通信チャンネルを用いて行われる。
表示装置情報は、画像表示システムに使用される複数の部分表示装置に関する情報である。例えば、表示装置情報には、各部分表示装置の画面配置の情報、複数の部分表示装置の接続形態の情報、部分表示装置の数の情報、等が含まれる。表示装置情報は、例えば、画像出力装置100と部分表示装置200A〜200Dとの接続が確立したタイミングで、部分表示装置200Aから出力される。
原画像要求は、原画像の特徴量と略同一の特徴量を取得可能な画像の出力を指示する要求である。例えば、原画像要求には、原画像の特徴量と略同一の特徴量の取得に必要な原画像のサイズの情報が含まれる。原画像要求は、例えば、各部分表示装置において原画像の特徴量が必要となったタイミングで、部分表示装置200Aから出力される。
画像分割部102は、表示対象の原画像を画像記憶部101から取得する。表示対象の原画像は、例えば、画像表示システムに対するユーザ操作に応じて、画像記憶部101が記憶している1つ以上の原画像から選択される。具体的には、表示対象の原画像は、画像出力装置100、部分表示装置200A、部分表示装置200B、部分表示装置200C、及び、部分表示装置200Dのいずれかに対するユーザ操作に応じて選択される。以後、「原画像」は、「表示対象の原画像」を意味する。そして、画像分割部102は、通信部107によって受信された表示装置情報に応じて、原画像を、複数の部分表示装置でそれぞれ表示される複数の部分画像に分割する。本実施例では、原画像が4つの部分画像に分割される。
画像縮小部103は、所定サイズ以下のサイズに原画像を縮小することにより、縮小原
画像を生成する。所定サイズは、例えば、各部分表示装置の特徴取得サイズ(特徴量を取得可能な画像のサイズ)、各部分表示装置に入力可能な画像のサイズ、等である。本実施例では、画像縮小部103は、通信部107によって受信された原画像要求に応じたサイズ(原画像の特徴量と略同一の特徴量の取得に必要な原画像のサイズ)に原画像を縮小することにより、縮小原画像を生成する。また、画像縮小部103は、部分表示装置200Aに伝送可能なサイズを有する画像が後述する合成画像として生成されるように複数の部分画像のそれぞれを縮小することにより、複数の縮小部分画像を生成する。各部分画像は、例えば、原画像要求(縮小原画像のサイズ)に応じたサイズに縮小される。部分表示装置200Aに伝送可能なサイズを有する合成画像を部分画像の縮小無しで生成できる場合には、部分画像の縮小は省略されてもよい。
画像合成部104は、複数の縮小部分画像のそれぞれについて、その縮小部分画像と縮小原画像とを合成することにより、当該縮小部分画像と縮小原画像とが配置された合成画像を生成する。本実施例では、4つの合成画像が生成される。部分画像の縮小が行われなかった場合には、部分画像と縮小原画像とを合成することにより、部分画像と縮小原画像とが配置された合成画像が生成される。
画像出力部105は、複数の合成画像(合成画像の画像データ)を外部装置に出力する。本実施例では、画像出力部105は、画像伝送ケーブルを用いて、複数の合成画像を部分表示装置200Aに出力する。
制御部106は、画像出力装置100が有する各機能部の処理を制御する。例えば、制御部106は、表示装置情報や原画像要求に基づいて、画像の分割、画像の縮小、画像の合成、等を制御する。
図2は、本実施例に係る部分表示装置200の構成の一例を示すブロック図である。図1の部分表示装置200A〜200Dは、図2の部分表示装置200の構成と同様の構成を有する。図2に示すように、部分表示装置200は、画像入力部201、特徴量取得部202、スケーリング部203、特徴量処理部204、画像表示部205、特徴量制御部206、通信部207、及び、ユーザ設定部208を有する。
画像入力部201は、部分表示装置200の合成画像(入力合成画像;合成画像の画像データ)を取得する。画像入力部201は、部分表示装置200の合成画像を、特徴量取得部202とスケーリング部203に出力する。部分表示装置200の合成画像は、部分表示装置200の対象部分画像と、縮小原画像とが配置された合成画像である。部分表示装置200の対象部分画像は、部分表示装置200の表示対象の部分画像、または、部分表示装置200の表示対象の部分画像を縮小した縮小部分画像である。
部分表示装置200の後段に他の部分表示装置が接続されている場合には、画像入力部201は、後段の部分表示装置の合成画像も取得する。そして、画像入力部201は、後段の部分表示装置の合成画像(出力合成画像)を、後段の部分表示装置に出力する。なお、画像入力部201は、画像入力部201に入力された全ての合成画像を後段の部分表示装置に出力してもよい。
例えば、部分表示装置200Aの画像入力部201は、部分表示装置200A〜200Dの合成画像を画像出力装置100から取得する。そして、部分表示装置200Aの画像入力部201は、部分表示装置200B〜200Dの合成画像を部分表示装置200Bに出力する。部分表示装置200Bの画像入力部201は、部分表示装置200B〜200Dの合成画像を部分表示装置200Aから取得する。そして、部分表示装置200Bの画像入力部201は、部分表示装置200C,200Dの合成画像を部分表示装置200C
に出力する。部分表示装置200Cの画像入力部201は、部分表示装置200C,200Dの合成画像を部分表示装置200Bから取得する。そして、部分表示装置200Cの画像入力部201は、部分表示装置200Dの合成画像を部分表示装置200Dに出力する。部分表示装置200Dの画像入力部201は、部分表示装置200Dの合成画像を部分表示装置200Cから取得する。そして、部分表示装置200Dは最後段の部分表示装置であるため、部分表示装置200Dの画像入力部201は、合成画像を部分表示装置200Dの外部に出力しない。
図3は、合成画像700の一例を示す。上述したように、合成画像700には、対象部分画像701と縮小原画像702とが配置されている。そのため、合成画像700を取得する処理により、対象部分画像701を取得する処理と、縮小原画像702を取得する処理とが実現される(第1取得処理)。また、合成画像700を出力する処理により、対象部分画像701を出力する処理と、縮小原画像702を出力する処理とが実現される。
図3では、PbyP(Picture by Picture)のように対象部分画像701と縮小原画像702が配置されている。即ち、図3では、対象部分画像701と縮小原画像702が変形されておらず、対象部分画像701と縮小原画像702の一方が他方に重なっていない。また、図3では、対象部分画像701が左上に配置されており、縮小原画像702が右下に配置されている。しかしながら、対象部分画像と縮小原画像の合成方法は特に限定されない。例えば、対象部分画像が左下、右上、右下、中央、等に配置されてもよい。縮小原画像の配置も特に限定されない。無駄な領域(対象部分画像も縮小原画像も存在しない領域)が減るように、縮小原画像が変形されて配置されてもよい。例えば、隅に対象部分画像が配置されることで生じるL字形状の領域に縮小原画像が収まるように、縮小原画像の形状がL字形状に変形されてもよい。
特徴量制御部206は、所定サイズ以下のサイズの情報(サイズ情報)を、特徴量取得部202、スケーリング部203、及び、通信部207に出力する。本実施例では、原画像の特徴量と略同一の特徴量の取得に必要な原画像のサイズを算出して保持し、当該サイズの情報を、サイズ情報として、特徴量取得部202、スケーリング部203、及び、通信部207に出力する。
特徴量取得部202は、部分表示装置200の合成画像に配置された縮小原画像から特徴量を取得する(第2取得処理)。具体的には、特徴量取得部202は、特徴量制御部206からのサイズ情報に基づいて、部分表示装置200の合成画像の領域から縮小原画像の領域を検出する。そして、特徴量取得部202は、検出した領域における特徴量を、部分表示装置200の合成画像から取得する。
スケーリング部203は、部分表示装置200の合成画像に配置された対象部分画像のサイズを部分表示装置200の画面のサイズに合わせることにより、スケールド画像を生成する。具体的には、スケーリング部203は、特徴量制御部206からのサイズ情報に基づいて、部分表示装置200の合成画像の領域から対象部分画像の領域を検出する。そして、スケーリング部203は、部分表示装置200の合成画像から、検出した領域における画像を、部分表示装置200の対象部分画像として抽出する。その後、スケーリング部203は、抽出した対象部分画像のサイズを変更することにより、スケールド画像を生成する。
なお、対象部分画像のサイズを画面のサイズに合わせる処理(スケーリング処理)は、対象部分画像を拡大する処理であってもよいし、対象部分画像を縮小する処理であってもよい。スケーリング処理は行わなくてもよい。例えば、部分表示装置200の対象部分画像のサイズが部分表示装置200の画面のサイズと一致している場合に、スケーリング処
理が省略されてもよい。スケーリング処理が行われない場合には、スケールド画像の代わりに部分表示装置200の対象部分画像が使用されればよい。
特徴量処理部204は、特徴量取得部202によって取得された特徴量に基づく処理(特徴量処理)を実行する。特徴量処理は、輝度調整、シーン検出、等である。特徴量処理は、画像処理であってもよいし、画像処理でなくてもよい。
輝度調整の一例として、特徴量に基づいて表示画像(画面に表示された画像)全体の輝度を変更する処理が挙げられる。このような輝度調整によれば、時間軸方向における表示画像コントラスト(表示画像のコントラスト)を向上できる。輝度調整は、画像データの輝度を変更する処理であってもよいし、そうでなくてもよい。例えば、部分表示装置200が、発光部と、発光部からの光を変調することで画面に画像を表示する表示パネルとを有する場合には、輝度調整として、発光部の発光輝度を変更する処理が行われてもよい。輝度調整として、発光部の発光輝度と画像データの輝度とを変更する処理が行われてもよい。
シーン検出は、動画の各フレームの特徴量に基づいてシーンの切り替わりを検出する処理である。シーン検出の結果は、シーンに適した画像処理の実行、シーンに適したメタデータの生成、等に利用される。
画像表示部205は、部分表示装置200の対象部分画像を、部分表示装置200の画面に表示する。具体的には、画像表示部205は、スケーリング部203によって生成されたスケールド画像を画面に表示する。特徴量処理部204によって対象部分画像またはスケールド画像に画像処理が施された場合には、画像処理後の画像が画面に表示されてもよい。
画像表示部205は、例えば、発光部と、発光部からの光を変調することで画面に画像を表示する変調パネルとを有する。変調パネルは、画像表示部205に入力された画像(画像データ)に基づいて、発光部からの光を変調する。変調パネルとしては、発光部からの光を透過する透過型表示パネル、発光部からの光を反射する反射型表示パネル、等を使用することができる。透過型表示パネルや反射型表示パネルとしては、複数の液晶素子を有する液晶パネル、複数のMEMS(Micro Electro Mechanical System)シャッターを有するMEMSシャッター方式表示パネル、等を使用することができる。透過型表示パネルとして液晶パネルを有する画像表示部205において、発光部は「バックライト」とも呼ばれる。画像表示部205として、有機EL表示パネル、プラズマ表示パネル、等を使用することもできる。
通信部207は、部分表示装置200に接続された外部装置との通信を行う。例えば、部分表示装置200Aの通信部207は、画像出力装置100との通信を行う。具体的には、部分表示装置200Aの通信部207は、表示装置情報と原画像要求を画像出力装置100に送信する。部分表示装置200Aの通信部207は、例えば、特徴量制御部206からのサイズ情報に基づいて原画像要求を生成する。
ユーザ設定部208は、部分表示装置200に対するユーザ操作を受け付け、ユーザ操作に応じた種々の設定を行う。例えば、ユーザ操作に応じて、原画像の特徴量の使用の有無、使用される特徴量の種類、特徴取得処理の種類、特徴取得処理で使用されるパラメータ、部分表示装置200の動作モード、等が設定される。
本実施例に係る画像表示システムの動作は、ユーザ設定部208で行われた設定に依存する。その一例は次のとおりである。特徴量制御部206は、原画像の特徴量の使用が有
ると設定された場合にのみ、サイズ情報を、特徴量取得部202、スケーリング部203、及び、通信部207に出力する。原画像の特徴量の使用が無いと設定された場合には、画像出力装置100に原画像要求は送られず、対象部分画像が部分表示装置200に入力される。そして、部分表示装置200では、対象部分画像の特徴量に基づく処理が行われたり、特徴量に基づく処理が行われなかったりする。特徴量制御部206は、特徴取得処理の種類、特徴取得処理で使用されるパラメータ、部分表示装置200の動作モード、等に基づいて、サイズ情報を生成する。そのため、サイズ情報が示すサイズは、特徴取得処理の種類、特徴取得処理で使用されるパラメータ、部分表示装置200の動作モード、等に依存する。特徴量取得部202は、設定された種類の特徴量を取得する。特徴量の種類は特に限定されない。例えば、特徴量として、画素値の代表値(平均値、最大値、最小値、中間値、最頻値、等)、画素値のヒストグラム、輝度値の代表値、輝度値のヒストグラム、等を使用することができる。特徴量として、空間周波数の代表値、空間周波数のヒストグラム、空間周波数の分布、所定のオブジェクトの有無、等を使用することができる。特徴量処理部204は、設定された種類の特徴量処理を行う。
次に、本実施例に係る画像出力装置100と部分表示装置200Aの動作の一例について、図4を用いて説明する。なお、部分表示装置200B〜200Dの動作は、部分表示装置200Aの動作と同等であるため、その説明は省略する。以下では、各部分表示装置において原画像の特徴量が必要とされる例を説明する。
まず、S1001にて、部分表示装置200Aの通信部207が、表示装置情報と原画像要求を、画像出力装置100の通信部107に出力する。原画像要求には、サイズ情報が含まれている。
次に、S1002にて、画像出力装置100の画像分割部102が、表示装置情報に基づいて、原画像を複数の部分画像に分割する。具体的には、部分表示装置の数と配置に基づいて、原画像が、部分表示装置の数と同じ数の部分画像に分割される。本実施例では、原画像が4つの部分画像に分割される。
そして、S1003にて、画像出力装置100の画像縮小部103が、S1001で得られた原画像要求に応じて、原画像と、S1002で得られた4つの対象部分画像とを縮小する。具体的には、サイズ情報が示すサイズに原画像が縮小され、部分表示装置200Aに伝送可能なサイズを有する画像が合成画像として生成されるように4つの部分画像が縮小される。それにより、縮小原画像と4つの縮小部分画像が生成される。
次に、S1004にて、画像出力装置100の画像合成部104が、S1003で生成された4つ縮小部分画像のそれぞれについて、その縮小部分画像と、S1003で生成された縮小原画像とを合成する。それにより、4つの合成画像が生成される。
そして、S1005にて、画像出力装置100の画像出力部105が、S1004で生成された4つの合成画像を、部分表示装置200Aの画像入力部201に出力する。図5は、画像出力部105から出力された上記4つの合成画像の一例を示す。図5において、合成画像300Aは部分表示装置200Aの合成画像であり、合成画像300Bは部分表示装置200Bの合成画像である。そして、合成画像300Cは部分表示装置200Cの合成画像であり、合成画像300Dは部分表示装置200Dの合成画像である。合成画像300Aには、部分表示装置200Aの対象部分画像301Aと、縮小原画像302とが配置されている。合成画像300Bには、部分表示装置200Bの対象部分画像301Bと、縮小原画像302とが配置されている。合成画像300Cには、部分表示装置200Cの対象部分画像301Cと、縮小原画像302とが配置されている。そして、合成画像300Dには、部分表示装置200Dの対象部分画像301Dと、縮小原画像302とが
配置されている。部分表示装置200Aの画像入力部201は、合成画像300B〜300Dを、部分表示装置200Bの画像入力部201に出力する。また、部分表示装置200Aの画像入力部201は、合成画像300Aを、部分表示装置200Aの特徴量取得部202と、部分表示装置200Aのスケーリング部203とに出力する。
次に、S1006にて、部分表示装置200Aの特徴量取得部202が、S1005で取得された合成画像300Aから、縮小原画像302の特徴量を取得する。
そして、S1007にて、部分表示装置200Aのスケーリング部203が、S1005で取得された合成画像300Aから対象部分画像301Aを抽出し、対象部分画像301Aのサイズを部分表示装置200の画面のサイズに合わせる。それにより、スケールド画像が生成される。
次に、S1008にて、部分表示装置200Aの特徴量処理部204が、S1006で取得された特徴量に基づく特徴量処理を行う。また、部分表示装置200Aの画像表示部205が、S1007で生成されたスケールド画像を、部分表示装置200Aの画面に表示する。特徴量処理部204によってスケールド画像に画像処理が施された場合には、画像処理後の画像が画面に表示される。
以上述べたように、本実施例によれば、部分表示装置において、対象部分画像だけでなく、縮小原画像が取得される。そして、特徴量の取得が部分表示装置で行われ、特徴量の取得に縮小原画像が使用される。それにより、部分表示装置に原画像の所望の特徴量(所望の種類の特徴量)に基づく処理を容易に実行させることができる。例えば、部分表示装置で使用される特徴量の種類の変化に応じて画像出力装置の設定を変更する必要がないため、コストアップ、ユーザ操作の煩雑化、等を抑制しながら、部分表示装置に原画像の所望の特徴量に基づく処理を実行させることができる。また、本実施例では、装置間での特徴量の伝送は行われないため、特徴量の送受信のための通信ケーブルが必要ない。そのため、接続の煩雑化、コストアップ、等を抑制することができる。
なお、本実施例では、全ての部分表示装置が同様の構成を有する例を説明したが、これに限らない。本実施例で述べた処理が少なくとも1つの部分表示装置で行われれば、その部分表示装置に原画像の所望の特徴量に基づく処理を容易に実行させることができる。
なお、本実施例では、デイジーチェーン接続されたマルチディスプレイシステムの例を説明したが、マルチディスプレイシステムの接続形態は特に限定されない。例えば、スター接続されたマルチディスプレイシステムが使用されてもよい。即ち、複数の部分表示装置のそれぞれが画像出力装置に接続されてもよい。そのような接続形態の場合には、画像出力装置から部分表示装置に、当該部分表示装置の合成画像のみが伝送されてもよい。また、部分表示装置間での合成画像の伝送は行われなくてもよい。
<実施例2>
以下、本発明の実施例2について説明する。なお、実施例1と同様の構成や処理についての説明は省略する。図6は、本実施例に係る画像表示システム(マルチディスプレイシステム)の構成の一例を示すブロック図である。本実施例に係る画像出力装置100は、先頭表示装置判定部108をさらに有する。
先頭表示装置判定部108は、画像出力装置100の出力画像が先頭表示装置用の画像であるか否かを判定する。先頭表示装置は、デイジーチェーン接続された複数の部分表示装置のうちの先頭の部分表示装置である。このような判定は、例えば、ディスプレイIDを使用することで実現できる。具体的には、ディスプレイIDを用いて先頭部分表示装置
の検出し、その検出結果に基づいて上記判定を実現することができる。ディスプレイIDは、VESA(Video Electronics Standards Association)により規格化された情報である。ディスプレイIDは、複数の部分表示装置の接続形態(トポロジ)の情報、各部分表示装置の画面配置の情報、各部分表示装置の画面サイズの情報、各部分表示装置のベゼルの情報、等を含む。ディスプレイIDは、例えば、部分表示装置から画像出力装置に通知される。また、画像表示システムに対するユーザ操作に応じて各部分表示装置の位置情報が予め設定されている場合には、予め設定された位置情報を用いて上記判定を実現することができる。
画像出力装置100の出力画像が先頭表示装置用の画像であると判定された場合には、実施例1と同様に、画像出力装置100は、合成画像を生成し出力する。画像出力装置100の出力画像が先頭表示装置用の画像でないと判定された場合には、画像出力装置100は、部分画像の縮小や合成画像の生成を省略し、縮小されていない部分画像を出力する。
図6では、部分表示装置200Aが先頭表示装置である。そのため、画像出力装置100が部分表示装置200Aの対象部分画像を出力する場合に、先頭表示装置判定部108は、画像出力装置100の出力画像が先頭表示装置用の画像であると判定する。そして、画像出力装置100は合成画像を出力する。画像出力装置100が部分表示装置200B〜200Dの対象部分画像を出力する場合に、先頭表示装置判定部108は、画像出力装置100の出力画像が先頭表示装置用の画像でないと判定する。そして、画像出力装置100は縮小されていない部分画像を出力する。
図7は、本実施例に係る部分表示装置200の構成の一例を示すブロック図である。図6の部分表示装置200A〜200Dは、図7の部分表示装置200の構成と同様の構成を有する。図7に示すように、部分表示装置200は、位置情報記憶部210と特徴量付加部209をさらに有する。
部分表示装置200Aの画像入力部201は、部分表示装置200Aの合成画像と、部分表示装置200B〜200Dの対象部分画像とを取得する。そして、部分表示装置200Aの画像入力部201は、部分表示装置200Aの合成画像を、特徴量取得部202とスケーリング部203に出力し、部分表示装置200B〜200Dの対象部分画像を特徴量付加部209に出力する。
部分表示装置200B〜200Dの画像入力部201は、自装置の対象部分画像と、特徴量とを取得する。本実施例では、部分表示装置200B〜200Dの対象部分画像として、縮小されていない部分画像が使用される。そして、部分表示装置200B〜200Dの画像入力部201は、自装置の対象部分画像をスケーリング部203に出力し、特徴量を特徴量取得部202に出力する。
部分表示装置200の後段に他の部分表示装置が接続されている場合には、画像入力部201は、後段の部分表示装置の対象部分画像も取得する。そして、画像入力部201は、後段の部分表示装置の対象部分画像を、特徴量付加部209に出力する。
部分表示装置200Aの特徴量取得部202は、実施例1と同様の方法で特徴量を取得する。そして、部分表示装置200Aの特徴量取得部202は、取得した特徴量を、特徴量処理部204と特徴量付加部209に出力する。部分表示装置200B〜200Dの特徴量取得部202は、画像入力部201から出力された特徴量を、特徴量処理部204と特徴量付加部209に出力する。
位置情報記憶部210は、部分表示装置200(自装置)のディスプレイIDを記憶する。具体的には、位置情報記憶部210は、自装置の画面配置の情報、自装置の画面サイズの情報、画像表示システムの接続形態(トポロジ)の情報、自装置のベゼルの情報、等を記憶する。位置情報記憶部210としては、磁気ディスク、半導体メモリ、光ディスク、等を使用することができる。
通信部207は、実施例1と同様の機能を有する。但し、本実施例では、表示装置情報としてディスプレイIDが使用される。
特徴量付加部209は、部分表示装置200の後段に他の部分表示装置が接続されている場合に、画像入力部201から出力された対象部分画像と、特徴量取得部202から出力された特徴量とを、後段の部分表示装置に出力する。本実施例では、特徴量付加部209は、画像入力部201から出力された対象部分画像(対象部分画像の画像データ)に、特徴量取得部202から出力された特徴量を付加する。そして、特徴量付加部209は、特徴量が付加された対象部分画像を出力する。特徴量は、例えば、画像データの一部のデータ領域に格納される。具体的には、特徴量は、対象部分画像を表すデータが格納されていないデータ領域に格納される。対象部分画像を表すデータが格納されていないデータ領域は、例えば、バックポーチ領域である。バックポーチ領域は、時間方向において連続する画像(フレーム)間のデータ領域である。なお、対象部分画像と特徴量の伝送方法は特に限定されない。例えば、対象部分画像と特徴量が個別に伝送されてもよい。
次に、本実施例に係る画像表示システムの動作の一例について、図8を用いて説明する。
まず、S2001にて、部分表示装置200B〜200DのディスプレイIDが、部分表示装置200Aに通知される。具体的には、部分表示装置200Dの通信部207から、部分表示装置200Cの通信部207へ、部分表示装置200DのディスプレイIDが通知される。部分表示装置200Cの通信部207から、部分表示装置200Bの通信部207へ、部分表示装置200C,200DのディスプレイIDが通知される。そして、部分表示装置200Bの通信部207から、部分表示装置200Aの通信部207へ、部分表示装置200B〜200DのディスプレイIDが通知される。
次に、S2002にて、部分表示装置200Aの通信部207が、部分表示装置200B〜200DのディスプレイIDと、部分表示装置200AのディスプレイIDとを、画像出力装置100の通信部107に通知する。また、部分表示装置200Aの通信部207は、原画像要求を、画像出力装置100の通信部107に出力する。
そして、S2003にて、画像出力装置100の先頭表示装置判定部108が、部分表示装置200Aを先頭表示装置として検出し、部分表示装置200Aの合成画像を生成する。合成画像の生成方法は、実施例1と同じである。
次に、S2004にて、画像出力装置100の画像出力部105が、S2003で生成された合成画像と、部分表示装置200B〜200Dの対象部分画像とを、部分表示装置200Aの画像入力部201に出力する。画像(画像データ)は、例えば、ストリーム形式で伝送される。
図9は、画像出力部105の出力画像の一例を示す。図9に示すように、画像出力部105からは、部分表示装置200Aの合成画像400、部分表示装置200Bの対象部分画像401、部分表示装置200Cの対象部分画像402、及び、部分表示装置200Dの対象部分画像403が出力される。対象部分画像401〜403は、縮小されていない
部分画像である。画像出力装置100では、部分表示装置200B〜200Dで表示される部分画像の縮小と、部分表示装置200B〜200Dの合成画像の生成とは行われない。
次に、S2005にて、部分表示装置200Aの特徴量取得部202が、実施例1と同様に、合成画像400に配置されている縮小原画像から、特徴量を取得する。その後、部分表示装置200Aでは、実施例1と同様に、特徴量処理と、対象部分画像の表示とが行われる。
そして、S2006にて、部分表示装置200Aの特徴量付加部209が、後段の部分表示装置の対象部分画像に、S2005で得られた特徴量を付加する。具体的には、部分表示装置200Bの対象部分画像401、部分表示装置200Cの対象部分画像402、及び、部分表示装置200Dの対象部分画像403のそれぞれに特徴量が付加される。
次に、S2007にて、部分表示装置200Aが、S2006で得られた対象部分画像(特徴量が付加された対象部分画像)を、部分表示装置200B〜200Dに出力する。具体的には、部分表示装置200Aの特徴量付加部209から、部分表示装置200Bの画像入力部201へ、部分表示装置200B〜200Dの対象部分画像(特徴量が付加された対象部分画像)が出力される。部分表示装置200Bの特徴量付加部209から、部分表示装置200Cの画像入力部201へ、部分表示装置200C,200Dの対象部分画像が出力される。そして、部分表示装置200Cの特徴量付加部209から、部分表示装置200Dの画像入力部201へ、部分表示装置200Dの対象部分画像が出力される。
そして、S2008にて、部分表示装置200B〜200Dの特徴量取得部202が、S2007で取得された特徴量を、画像入力部201から取得する。本実施例では、画像入力部201から特徴量取得部202に、自装置の対象部分画像(特徴量が付加された対象部分画像)が送られる。そして、特徴量取得部202は、画像入力部201から送れられた対象部分画像から、特徴量を取得する。その後、部分表示装置200B〜200Dでは、実施例1と同様に、特徴量処理と、対象部分画像の表示とが行われる。
以上述べたように、本実施例によれば、最後段の部分表示装置でない部分表示装置から後段の部分表示装置に、縮小原画像から取得された特徴量が出力される。それにより、先頭の部分表示装置でない部分表示装置に原画像の所望の特徴量に基づく処理を容易に実行させることができる。さらに、先頭の部分表示装置でない部分表示装置において、縮小原画像から特徴量を取得する処理を省略することができる。それにより、先頭の部分表示装置でない部分表示装置の処理負荷を低減することができる。
また、本実施例によれば、画像出力装置において、縮小原画像から特徴量を取得する部分表示装置についてのみ、部分画像の縮小と、合成画像の生成とが行われればよい。そのため、画像出力装置において、縮小原画像から特徴量を取得しない部分表示装置についての部分画像の縮小と合成画像の生成とを省略することができる。それにより、画像出力装置の処理負荷を低減することができる。また、部分画像の縮小が省略されることにより、部分表示装置において、より高品質な画像を表示することができる。
なお、本実施例では、縮小原画像から特徴量を取得する処理が、先頭の部分表示装置でのみ行われる例を説明したが、これに限らない。先頭の部分表示装置を含む複数の部分表示装置において、縮小原画像から特徴量を取得する処理が行われてもよい。マルチディスプレイシステムが有する複数の部分表示装置の少なくともいずれかにおいて、縮小原画像から特徴量を取得する処理が省略されれば、マルチディスプレイシステムの処理負荷を低
減することができる。縮小原画像から特徴量を取得する処理を実行する部分表示装置に対しては、縮小原画像から取得された特徴量が前段の部分表示装置から出力されなくてもよい。
<実施例3>
以下、本発明の実施例3について説明する。なお、実施例1と同様の構成や処理についての説明は省略する。図10は、本実施例に係る画像表示システム(マルチディスプレイシステム)の構成の一例を示すブロック図である。本実施例に係る画像出力装置100は、原画像サイズ決定部109をさらに有する。
本実施例では、通信部107で受信される表示装置情報に、解像度情報が含まれている。解像度情報は、部分表示装置に入力可能な画像のサイズの情報である。「部分表示装置に入力可能な画像」は、「部分表示装置において処理可能な画像」とも言える。原画像サイズ決定部109は、解像度情報に基づいて縮小原画像のサイズを決定し、決定したサイズ(縮小原画像のサイズ;縮小サイズ)を制御部106に通知する。本実施例では、縮小されていない部分画像と共に出力できる画像のサイズが、縮小原画像のサイズとして決定される。例えば、縮小されていない部分画像と共に出力できる画像のサイズの最大値が、縮小原画像のサイズとして決定される。具体的には、解像度情報が示すサイズから、縮小されていない部分画像のサイズを減算したサイズが、縮小原画像のサイズとして決定される。
制御部106は、原画像サイズ決定部109から通知された縮小サイズに基づいて、原画像の縮小と、合成画像の生成とを指示する。それにより、画像縮小部103において、縮小サイズを有する縮小原画像が生成される。そして、画像合成部104において、縮小サイズを有する縮小原画像と、縮小されていない部分画像とが配置された合成画像が生成される。
図11は、本実施例に係る部分表示装置200の構成の一例を示すブロック図である。図10の部分表示装置200A〜200Dは、図11の部分表示装置200の構成と同様の構成を有する。図11に示すように、部分表示装置200は、対応解像度情報記憶部211をさらに有する。
対応解像度情報記憶部211は、部分表示装置200に入力可能な画像のサイズの情報である解像度情報(対応解像度情報)を記憶する。対応解像度情報記憶部211としては、磁気ディスク、半導体メモリ、光ディスク、等を使用することができる。
通信部207は、実施例1と同様の機能を有する。但し、本実施例では、表示装置情報に、対応解像度情報記憶部211が記憶する解像度情報が含まれる。
次に、本実施例に係る画像出力装置100と部分表示装置200Aの動作の一例について、図12を用いて説明する。なお、部分表示装置200B〜200Dの動作は、部分表示装置200Aの動作と同等であるため、その説明は省略する。
まず、S3001にて、部分表示装置200Aの通信部207が、表示装置情報と原画像要求を、画像出力装置100の通信部107に出力する。表示装置情報には、解像度情報が含まれている。
次に、S3002にて、画像出力装置100の原画像サイズ決定部109が、S3001で得られた解像度情報に基づいて、縮小サイズを決定する。なお、原画像要求に含まれているサイズ情報に応じたサイズ(原画像の特徴量と略同一の特徴量の取得に必要な原画
像のサイズ)よりも縮小サイズが小さいか否かが判定されてもよい。サイズ情報に応じたサイズと縮小サイズとの比較は、例えば、画像出力装置100の制御部106で行われる。そして、サイズ情報に応じたサイズが縮小サイズよりも大きい場合に、画像出力装置100の通信部107から部分表示装置200Aの通信部207に所定の情報が通知されてもよい。サイズ情報に応じたサイズが縮小サイズよりも大きい場合に、原画像の縮小、合成画像の生成、等が省略され、画像出力装置100から部分画像のみが出力されてもよい。所定の情報として、例えば、サイズ情報に応じたサイズが縮小サイズよりも大きいことを示す情報、縮小原画像を伝送できないことを示す情報、等を使用することができる。所定の情報として、原画像の特徴量に基づく処理が実行できないことを示す情報、原画像の特徴量に基づく処理の精度が低下することを示す情報、等を使用することもできる。
そして、S3003にて、画像出力装置100の画像縮小部103が、S3002で決定された縮小サイズに原画像を縮小することにより、縮小原画像を生成する。
次に、S3004にて、画像出力装置100の画像合成部104が、S3003で生成された縮小原画像を用いて、合成画像を生成する。本実施例では、S3003で生成された縮小原画像と、縮小されていない部分画像とが配置された合成画像が生成される。
そして、S3005にて、画像出力装置100の画像出力部105が、S3004で生成された合成画像を、部分表示装置200Aの画像入力部201に出力する。図13は、画像出力部105から出力された合成画像の一例を示す。図13において、合成画像500Aは部分表示装置200Aの合成画像であり、合成画像500Bは部分表示装置200Bの合成画像である。そして、合成画像500Cは部分表示装置200Cの合成画像であり、合成画像500Dは部分表示装置200Dの合成画像である。合成画像500Aには、部分表示装置200Aの対象部分画像501Aと、縮小原画像502とが配置されている。合成画像500Bには、部分表示装置200Bの対象部分画像501Bと、縮小原画像502とが配置されている。合成画像500Cには、部分表示装置200Cの対象部分画像501Cと、縮小原画像502とが配置されている。そして、合成画像500Dには、部分表示装置200Dの対象部分画像501Dと、縮小原画像502とが配置されている。対象部分画像501A〜501Dは、縮小されていない部分画像であり、縮小原画像502のサイズは、S3002で決定された縮小サイズである。
次に、S3006にて、部分表示装置200Aの特徴量取得部202が、S3005で取得された合成画像500Aから、縮小原画像502の特徴量を取得する。その後、部分表示装置200Aでは、実施例1と同様に、特徴量処理と、対象部分画像の表示とが行われる。また、所定のタイミングで、後段の部分表示装置への合成画像の出力も行われる。
以上述べたように、本実施例によれば、部分表示装置において、縮小されていない部分画像が取得される。それにより、部分表示装置において、より高品質な画像を表示することができる。また、本実施例によれば、画像出力装置において、解像度情報に基づいて、より大きいサイズを有する縮小原画像を生成することができ、部分表示装置において、より大きいサイズを有する縮小原画像を取得することができる。それにより、部分表示装置において、より高精度な特徴量処理を実行することができる。
なお、本実施例では、デイジーチェーン接続されたマルチディスプレイシステムの例を説明したが、マルチディスプレイシステムの接続形態は特に限定されない。例えば、スター接続されたマルチディスプレイシステムが使用されてもよい。
<実施例4>
以下、本発明の実施例4について説明する。なお、実施例1と同様の構成や処理につい
ての説明は省略する。図14は、本実施例に係る画像表示システム(マルチディスプレイシステム)の構成の一例を示すブロック図である。本実施例に係る画像出力装置100は、図1の画像縮小部103と画像合成部104を有していない。本実施例に係る画像出力装置100の画像出力部105は、縮小されていない部分画像を外部装置に出力する。
図15は、本実施例に係る先頭表示装置(部分表示装置200A)の構成の一例を示すブロック図である。を示す。本実施例に係る部分表示装置200Aは、図2の部分表示装置200が有する複数の機能部、画像縮小部212、画像合成部213、及び、出力画像置換部214を有する。
画像入力部201は、4つの部分表示装置200A〜200Dに対応する4つの対象部分画像を取得する。対象部分画像として、縮小されていない部分画像が取得される。画像入力部201は、部分表示装置200Aの対象部分画像をスケーリング部203に出力し、部分表示装置200A〜200Dの対象部分画像を画像縮小部212に出力する。また、画像入力部201は、少なくとも部分表示装置200B〜200Dの対象部分画像を出力画像置換部214に出力する。
画像縮小部212は、上記4つの対象部分画像のそれぞれを縮小することにより、4つの縮小部分画像を生成する。例えば、画像縮小部212は、原画像のサイズに対する対象部分画像のサイズの割合を縮小率として用いて、対象部分画像を縮小する。このような縮小率は、「対象部分画像の数の逆数」、「部分表示装置の数の逆数」、等と言うこともできる。なお、画像合成部213において所定サイズ以下のサイズを有する縮小原画像を取得することができれば、縮小部分画像のサイズは特に限定されない。但し、縮小率は小さいほど好ましい。即ち、縮小部分画像のサイズは大きいほど好ましい。
画像合成部213は、画像縮小部212で生成された4つの縮小部分画像を合成することにより、縮小原画像を生成する。画像合成部213は、生成した縮小原画像を、特徴量取得部202と出力画像置換部214に出力する。特徴量取得部202では、画像合成部213から出力された縮小原画像の特徴量が取得される。なお、4つの対象部分画像を合成することによって原画像を復元し、復元された原画像を縮小することによって縮小原画像が生成されてもよい。各部分表示装置の対象部分画像が取得され、各部分表示装置の対象部分画像から縮小原画像が生成されれば、縮小原画像の生成方法は特に限定されない。
出力画像置換部214は、画像合成部213で生成された縮小原画像と、部分表示装置200B〜200Dの対象部分画像とを、後段の部分表示装置200Bに出力する。本実施例では、部分表示装置200Aに入力された4つの対象部分画像が、出力画像置換部214に入力される。出力画像置換部214は、4つの対象部分画像のうちの部分表示装置200Aの対象部分画像を、縮小原画像に置き換える(置換処理)。そして、置換処理後の4つの画像(縮小原画像、及び、部分表示装置200B〜200Dの対象部分画像)を出力する。本実施例では、出力画像置換部214は、縮小原画像、部分表示装置200Bの対象部分画像、部分表示装置200Cの対象部分画像、及び、部分表示装置200Dの対象部分画像を、その順番で出力する。
図16は、本実施例に係る非先頭表示装置250の構成の一例を示すブロック図である、非先頭表示装置250は、先頭の部分表示装置でない部分表示装置200B〜200Dである。非先頭表示装置250は、図2の部分表示装置200が有する複数の機能部と、先頭画像取得部251とを有する。
画像入力部201は、縮小原画像と、自装置の対象部分画像とを、その順番で取得する。また、画像入力部201は、自装置の対象部分画像をスケーリング部203に出力する
。後段の部分表示装置が存在する場合には、画像入力部201は、後段の部分表示装置の対象部分画像をさらに取得し、縮小原画像と、後段の部分表示装置の対象部分画像とを、その順番で後段の部分表示装置に出力する。後段の部分表示装置の対象部分画像は、縮小原画像よりも後に取得される。即ち、いかなる場合においても、縮小原画像が最初に取得される。また、いかなる場合においても、後段の部分表示装置に対して、縮小原画像が最初に出力される。本実施例では、画像入力部201は、縮小原画像、部分表示装置200Bの対象部分画像、部分表示装置200Cの対象部分画像、及び、部分表示装置200Dの対象部分画像を、その順番で取得する。後段の部分表示装置が存在する場合には、画像入力部201は、縮小原画像、部分表示装置200Bの対象部分画像、部分表示装置200Cの対象部分画像、及び、部分表示装置200Dの対象部分画像を、その順番で後段の部分表示装置に出力する。
先頭画像取得部251は、画像入力部201で最初に取得された画像(先頭画像)を、画像入力部201から取得する。上述したように、画像入力部201では、縮小原画像が最初に取得される。そのため、先頭画像取得部251では、縮小原画像が取得される。先頭画像取得部251は、取得した先頭画像(縮小原画像)を、特徴量取得部202に出力する。特徴量取得部202では、先頭画像取得部251から出力された縮小原画像の特徴量が取得される。
次に、本実施例に係る画像表示システムの動作の一例について、図17を用いて説明する。
まず、S4001にて、画像出力装置100の画像出力部105が、部分表示装置200Aの画像入力部201に、4つの対象部分画像を出力する。図18は、画像出力部105の出力画像の一例を示す。図18に示すように、画像出力部105からは、部分表示装置200Aの対象部分画像600A、部分表示装置200Bの対象部分画像600B、部分表示装置200Cの対象部分画像600C、及び、部分表示装置200Dの対象部分画像600Dが出力される。対象部分画像600A〜600Dは、縮小されていない部分画像である。画像出力装置100では、部分画像の縮小と、合成画像の生成とは行われない。
次に、S4002にて、部分表示装置200Aの画像縮小部212が、S4001で取得された4つの対象部分画像のそれぞれを縮小する。それにより、4つの縮小部分画像が生成される。
そして、S4003にて、部分表示装置200Aの画像縮小部212が、S4002で生成された4つの縮小部分画像を合成することにより、縮小原画像を生成する。その後、部分表示装置200Aでは、縮小原画像の特徴量の取得、特徴量処理、対象部分画像の表示、等が行われる。
次に、S4004にて、部分表示装置200Aの出力画像置換部214が、S4001で取得された4つの対象部分画像のうちの部分表示装置200Aの対象部分画像を、S4003で生成された縮小原画像に置き換える。
そして、S4005にて、部分表示装置200Aが、S4004の処理結果(縮小原画像、及び、対象部分画像600B〜600Dの対象部分画像)を、部分表示装置200B〜200Dに出力する。具体的には、部分表示装置200Aの出力画像置換部214から、部分表示装置200Bの画像入力部201へ、縮小原画像と、対象部分画像600B〜600Dの対象部分画像とが出力される。部分表示装置200Bの画像入力部201から、部分表示装置200Cの画像入力部201へ、縮小原画像と、対象部分画像600B〜
600Dの対象部分画像とが出力される。部分表示装置200Cの画像入力部201から、部分表示装置200Dの画像入力部201へ、縮小原画像と、対象部分画像600B〜600Dの対象部分画像とが出力される。
図19は、部分表示装置200A〜200Cの出力画像の一例を示す。符号601は、縮小原画像を示す。図18,19から、図19では、図18の対象部分画像600Aが縮小原画像601に置き換えられていることがわかる。部分表示装置200A〜200Cからは、縮小原画像601、対象部分画像600B、対象部分画像600C、及び、対象部分画像600Dが、その順番で出力される。
次に、S4006にて、部分表示装置200B〜200Dの先頭画像取得部251が、自装置に最初に入力された画像(先頭画像)を取得する。ここでは、先頭画像として、縮小原画像が取得される。その後、部分表示装置200B〜200Dでは、縮小原画像の特徴量の取得、特徴量処理、対象部分画像の表示、等が行われる。
以上述べたように、本実施例によれば、部分表示装置において縮小原画像が生成される。それにより、部分表示装置に原画像の所望の特徴量に基づく処理を容易に実行させることができる。また、画像出力装置として従来の画像出力装置を利用することが可能となる。
なお、本実施例では、先頭表示装置でのみ縮小原画像が生成される例を説明したが、先頭表示装置を含む複数の部分表示装置において、縮小原画像の生成が行われてもよい。
なお、本実施例では、デイジーチェーン接続されたマルチディスプレイシステムの例を説明したが、マルチディスプレイシステムの接続形態は特に限定されない。例えば、スター接続されたマルチディスプレイシステムが使用されてもよい。具体的には、スター接続されたマルチディスプレイシステムの全ての部分表示装置において、縮小原画像の生成が行われてもよい。
なお、実施例1〜4はあくまで一例であり、本発明の要旨の範囲内で実施例1〜4の構成を適宜変形したり変更したりすることにより得られる構成も、本発明に含まれる。実施例1〜4の構成を適宜組み合わせて得られる構成も、本発明に含まれる。
<その他の実施例>
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
200,200A〜200D:部分表示装置 201:画像入力部
202:特徴量取得部 204:特徴量処理部 205:画像表示部
212:画像縮小部 213:画像合成部 250:非先頭表示装置

Claims (17)

  1. 原画像を構成する複数の部分画像をそれぞれ表示する複数の部分表示装置のいずれかであって、
    所定サイズ以下のサイズに前記原画像を縮小した縮小原画像と、表示対象の部分画像である対象部分画像とを取得する第1取得手段と、
    前記縮小原画像から特徴量を取得する第2取得手段と、
    前記特徴量に基づく処理を実行する処理手段と、
    前記対象部分画像を画面に表示する表示手段と、
    を有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記第1取得手段は、前記対象部分画像と前記縮小原画像とが配置された入力合成画像を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記第1取得手段は、各部分表示装置の対象部分画像を取得し、各部分表示装置の対象部分画像から前記縮小原画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記画像表示装置は、デイジーチェーン接続された前記複数の部分表示装置のうちの最後段の部分表示装置ではなく、
    前記第1取得手段は、後段の部分表示装置の対象部分画像を取得し、
    前記画像表示装置は、前記縮小原画像と、前記後段の部分表示装置の前記対象部分画像とを、前記後段の部分表示装置に出力する出力手段、をさらに有する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像表示装置。
  5. 前記出力手段は、前記縮小原画像と、前記後段の部分表示装置の前記対象部分画像とが配置された出力合成画像を、前記後段の部分表示装置に出力する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。
  6. 前記画像表示装置は、デイジーチェーン接続された前記複数の部分表示装置のうちの最後段の部分表示装置ではなく、
    前記第1取得手段は、後段の部分表示装置の対象部分画像を取得し、
    前記画像表示装置は、前記後段の部分表示装置の前記対象部分画像と、前記特徴量とを、前記後段の部分表示装置に出力する出力手段、をさらに有する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像表示装置。
  7. 前記対象部分画像は、前記表示対象の部分画像を縮小した画像である
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 前記対象部分画像のサイズを前記画面のサイズに合わせることにより、スケールド画像を生成するスケーリング手段、をさらに有し、
    前記表示手段は、前記スケールド画像を画面に表示する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  9. 原画像を構成する複数の部分画像をそれぞれ表示する複数の部分表示装置を有する画像表示システムであって、
    前記複数の部分表示装置の少なくともいずれかは、
    所定サイズ以下のサイズに前記原画像を縮小した縮小原画像と、表示対象の部分画像である対象部分画像とを取得する第1取得手段と、
    前記縮小原画像から特徴量を取得する第2取得手段と、
    前記特徴量に基づく処理を実行する処理手段と、
    前記対象部分画像を画面に表示する表示手段と、
    を有する
    ことを特徴とする画像表示システム。
  10. 原画像を構成する複数の部分画像をそれぞれ表示する複数の部分表示装置のいずれかである画像表示装置の制御方法であって、
    所定サイズ以下のサイズに前記原画像を縮小した縮小原画像と、表示対象の部分画像である対象部分画像とを取得する第1取得ステップと、
    前記縮小原画像から特徴量を取得する第2取得ステップと、
    前記特徴量に基づく処理を実行する処理ステップと、
    前記対象部分画像を画面に表示する表示ステップと、
    を有することを特徴とする画像表示装置の制御方法。
  11. 前記第1取得ステップでは、前記対象部分画像と前記縮小原画像とが配置された入力合成画像を取得する
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像表示装置の制御方法。
  12. 前記第1取得ステップでは、各部分表示装置の対象部分画像を取得し、各部分表示装置の対象部分画像から前記縮小原画像を生成する
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像表示装置の制御方法。
  13. 前記画像表示装置は、デイジーチェーン接続された前記複数の部分表示装置のうちの最後段の部分表示装置ではなく、
    前記第1取得ステップでは、後段の部分表示装置の対象部分画像を取得し、
    前記画像表示装置の制御方法は、前記縮小原画像と、前記後段の部分表示装置の前記対象部分画像とを、前記後段の部分表示装置に出力する出力ステップ、をさらに有する
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の画像表示装置の制御方法。
  14. 前記出力ステップでは、前記縮小原画像と、前記後段の部分表示装置の前記対象部分画像とが配置された出力合成画像を、前記後段の部分表示装置に出力する
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像表示装置の制御方法。
  15. 前記画像表示装置は、デイジーチェーン接続された前記複数の部分表示装置のうちの最後段の部分表示装置ではなく、
    前記第1取得ステップでは、後段の部分表示装置の対象部分画像を取得し、
    前記画像表示装置の制御方法は、前記後段の部分表示装置の前記対象部分画像と、前記特徴量とを、前記後段の部分表示装置に出力する出力ステップ、をさらに有する
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の画像表示装置の制御方法。
  16. 前記対象部分画像は、前記表示対象の部分画像を縮小した画像である
    ことを特徴とする請求項10〜15のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。
  17. 前記対象部分画像のサイズを前記画面のサイズに合わせることにより、スケールド画像を生成するスケーリングステップ、をさらに有し、
    前記表示ステップでは、前記スケールド画像を画面に表示する
    ことを特徴とする請求項10〜16のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。
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