JP2017077233A - 植物の連続生育方法とその設備の設置方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】トマトなどの栽培において、特別な装置や部材を設置することなく、連続的に栽培することができる生育方法と、栽培装置の設置方法を提供する。【解決手段】培地の高さ11を基礎面4から高く設置し、植物体は2つの群に分けて栽培し、一方のA植物体群2aの先端を培地の高さ11付近になるまでおろし、もう一方のB植物体群2bは培地の高さより上側に生育させる。また、2つの植物体群に対応して培地も2つの群に分け、それぞれ1列に交互や2列で並列など、隣接して配置し、一方の培地群の培地1つと、それに隣接するもう一方の培地群の培地1つの計2個で1セットとし、そのセット単位で灌水ドリッパー9を配置・分配することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、トマトなどの植物の栽培において、植物体を2つの群に分けて管理し、2つの群に分けた植物体群を、共存させ生育させることを特徴とする栽培方法とその設備の設置方法についてである。
技術背景
トマトなどの植物の場合、新たな植物体を定植する場合は、既に植えてあった植物体を伐採した後に行うことが一般的だが、この方法では収穫を増やすことが難しいため、近年では、既に植えてある植物体の株元に定植し育苗を行うことや、既に植えてある植物体の一部伐採した個所に新たに定植し、収量を増やす試みがなされている。
また、特許文献1や2のように、所定の高さに複数の栽培ベッドを用意し、それぞれの木の成長に合わせ栽培ベッドを移動することにより、日当たりを考慮しつつそれぞれの植物体を共存させる技術や、特許文献3のように専用の栽培装置を用い、培地を上下2段に配置し、それを上下に交換移動することにより、それぞれの植物体を共存させる技術も紹介されている。
特許公開平6−217644 特許公開平7−250569 特開2005−328765
別の方法では、密植栽培という通常より高い密度で栽培することにより収穫量を上げる栽培方法もある。
以上に述べた手段の問題点として、既に植えてある植物体の株元に定植した場合は、株元の植物体に十分な日射が当たらないことから、生育不良になるという問題がある。
また、既に植えてある植物体を一部伐採し、そこに定植する方法の場合は日射の問題は解決できるが、伐採した分の収穫量が減ることは避けられない。
特許文献1や2の栽培方法の場合、栽培ベッドの移動を行うことになるが、全体の生育規模が小さくかつ植物体が小さい場合は比較的容易に行えるものの、植物体が大きく成長した場合は多大な労力を要するため、容易には行えないという問題があった。
特許文献3のような専用装置を用いた場合も、上下2段の植物体群を上下に交換移動する機構が必要となり、手間とコストがかかるという問題があった。
密植栽培法では、植物体が小さい生育初期は良いものの、植物体が大きくなると日射の阻害が発生し、生育不良になるため、生育期間が短くなってしまうという問題があった。
このような課題に対し、本発明は、培地の高さを基礎面から高く設置し、一方の植物体群の先端が培地の高さ付近になるまで下側におろし、もう一方の植物体群は培地の高さより上側に生育させることを特徴とする。
培地の上下で生育状態の異なる植物体群が存在するが、それに対応するために培地も2つの群に分けて設置・管理し、それぞれの植物体群はそれぞれの培地群に植えることを特徴とする。
2群に分けた培地は、それぞれ1列に交互や2列で並列など、隣接して配置し、一方の培地群の培地1つと、それに隣接するもう一方の培地群の培地1つの計2個で1セットとし、そのセット単位で灌水部を配置・分配することを特徴とする。
灌水には灌水ドリッパーなどを使用し、灌水ドリッパーはそれぞれの植物体群の生育状態により、セットとなった2つの培地を行き来させるため、灌水ドリッパーが灌水本管ホースから分岐する分岐部はセットとなる培地間付近にあり、また行き来させるのを容易にするため、灌水ドリッパーに目印などがあっても良い。
この手段の効果により、培地の移動が不要で上下両方の植物体群が互いに日射を遮ることなく共存できるため、特別な機構を必要とすることなく上下の振り分け栽培が可能になる。
この手段の効果により、成木を下側におろし、新たに定植した苗木を上側に誘引し、同時に生育させ連続的に収穫を得ることや、2つの培地群に同時に密植で定植し、日射の阻害がない生育初期は共に上側に生育させ、成長とともに一方の植物体群はそのまま上側に生育させ、もう一方の植物体群は下側に生育させることにより、密植で植えながらも日射の阻害がなく生育させることが可能になる。また、この二つの手法を組み合わせて連続的に収穫を得ながら、さらに密植に栽培することも可能である。
生育状態の異なる植物体群が存在するが、それぞれの植物体群は対応する培地群に植えられているため栽培管理が容易に行え、また一方の培地群の培地交換の際も、もう一方の培地群の生育に影響がないことから、培地交換にも支障がない。
2群の培地が存在し、2群の植物体を栽培管理することになるが、本発明では灌水ドリッパーをセットとなった培地間を簡単に移動させることができ、それにより2群の植物体の栽培管理が実現できるため、複数の灌水システムや新たな灌水システムを必要としない。
図1(a)に、1列2条植えで、2つの培地群をA培地群1a、B培地群1bとし、それぞれ1列に交互にベンチ3に配置されている様子を示す。A培地群1aには、既にA植物体群2aが植えられている。このときB培地群1bには何も植えられていない。培地の高さ11はベンチ3の高さにより決まるが、ベンチ3の高さは基礎面4から高い位置にあり、その高さは下側におろす各植物体群が正常に生育するだけの高さがあれば良い。また、植物体は煩雑さを避けるためクキのみを図示し、果実や葉などは省略し以下同様とする。
各植物体は誘引ヒモ5により吊られており、その先の誘引フック6には誘引ヒモ5が十分巻き蓄えられていて、誘引フック6は誘引ワイヤー7に引っかけられているが、この点は従来の栽培システムをそのまま利用することができる。ベンチ3は支柱や上からの吊り金具により保持されているが、通常設備であるため図示はしておらず、灌水ドリッパー9は図が煩雑になるため図示せず、図1(b)に図示する。
図1(b)に、図1(a)のときの灌水ドリッパー9の様子を植物体等を省略し図示する。
図2(a)に、A植物体群2aの先端が培地の高さ11付近になるまでおろし、何も植えてなかったB培地群1bに、新たにB植物体群2bを植えた様子を記す。この状態において、A植物体群2aは、先端がさらに伸びるとB植物体群2bとの間で日射の阻害が発生するため、下側におろす前後付近のタイミングで芯止めを行い、これ以上の成長を止める。成っている果実やこれから結実・肥大する果実の収穫を終えれば伐採を行う。上記同様に、このときの灌水ドリッパーの様子は図2(a)では省略し、図2(b)で示す。
また、誘引ワイヤー7の設置高さに関しては、A植物体群2aの伐採が終わるまでは、B植物体群2bをつる下ろしをしない方が作業上簡易であるため、それまではつる下ろしをせずに上側に誘引し続けられるような高さとすることが望ましい。
図3(a)に、A植物体群2aを伐採した後の様子を記す。伐採後に培地の交換を行う必要がある場合でも、A培地群1aを撤去・交換する際に、B植物体群2bの生育には影響がない。上記同様に、このときの灌水ドリッパーの様子は図3(a)では省略し、図3(b)で示す。
次の定植の際には、B植物体群2bの先端が培地の高さ11付近になるまでおろし、A培地群1aに新たな植物体を定植すればよく、それがさらに進み、B植物体群2bを伐採したら、その状態がまさに図1となるため、以降繰り返すことが可能である。
図1(b)、図2(b)、図3(b)に示したとおり、灌水ドリッパー9の灌水本管ホースからの分岐部10は、セットとなるA培地群1aとB培地群1bの間付近にすることにより、灌水ドリッパー9を各培地を行き来させる際にも作業を容易に行うことができる。灌水ドリッパー9は分岐部10から分岐し、各培地群の植物体の灌水必要量に応じてA培地群1aとB培地群1bとの配置本数を調整できる方が望ましいため、灌水ドリッパー9は、ある程度の本数分岐している方が良く、本図面では5本分岐として示しが、必ずしも5本分岐でなくても良いことはもちろんである。
図1(b)のように、一方の培地群にのみ植物体がある場合は、灌水ドリッパー9は全てその培地群に配置されている。その後、図2(b)のように、もう一方の培地群へ灌水が必要になった場合は、灌水ドリッパー9の一部をその培地群へ移動させる。灌水必要量にもよるが図2(b)では5本中2本を移動させた。その後、各培地群の灌水必要量によりさらに灌水ドリッパー9を移動させ、最終的に伐採に際しては、図3(b)のように伐採する植物体群の培地群への灌水は不要となるため、灌水ドリッパー9の全てをもう一方の培地群へ移動させる。
よって、本実施例により、特別な装置や部材を設置することなくより多くの収穫量を得ることができる植物栽培方法を提供できた。
A植物体群のみがある状態の図である。(a)全体図(b)灌水ドリッパーの図 A植物体群とB植物体群が共存している状態の図である。(a)全体図(b)灌水ドリッパーの図 B植物体群のみがある状態の図である。(a)全体図(b)灌水ドリッパーの図
1a A培地群
1b B培地群
2a A植物体群
2b B植物体群
3 ベンチ
4 基礎面
5 誘引ヒモ
6 誘引フック
7 誘引ワイヤー
8 灌水本管ホース
9 灌水ドリッパー
10 分岐部
11 培地の高さ

Claims (2)

  1. トマトなどの植物の栽培において培地を基礎面から所定の高さに設置し、その培地およびその培地に植えられている植物体を2つの群に分けて管理し、2つの群に分けた植物体群を、それぞれ培地の下側と上側になるように誘引し、共存させ生育させることを特徴とする栽培方法。
  2. 植物体に灌水する灌水ドリッパーは、2個1セットとした培地ごとに設置され、灌水ドリッパーはセットとなった2個の培地の間を行き来させることを特徴とした灌水方法。
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