JP2017076573A - 電池の製造方法 - Google Patents

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孝博 工原
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将一 梅原
慎吾 小村
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慎吾 小村
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Abstract

【課題】連結積層型電極体を備える電池において、厚み方向に曲げられた連結部でセパレータ層及び第2活物質層が剥がれ落ちるのを抑制できる電池の製造方法を提供すること。【解決手段】電池1の製造方法は、連結電極板47を形成する連結板形成工程を備える。この工程は、未加工電極板47xを形成する未加工電極板形成工程と、未加工電極板47xの未加工連結部41xにレーザ光LBを照射し走査して、第2活物質層33及びセパレータ層35をいずれも除去すると共に、集電連結部42を一旦溶融させ、レーザ光LBの連結幅方向LHへの進行と共に貫通孔42h及び金属塊部42tを交互に形成して、破線状連結部43を有する連結電極板47を形成する加工工程とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、連結積層型の電極体を備える電池の製造方法に関する。
従来より、電池の電極体として、複数の矩形状の正極板と、1枚の帯状の連結負極板(複数の矩形状の負極板が連結したもの)と、この連結負極板の両主面に重ねられた一対の帯状のフィルム状セパレータとを有し、連結負極板及びフィルム状セパレータが山折り谷折りに交互に折り曲げられ、負極板同士の間にそれぞれ正極板が挿入された連結積層型の電極体が知られている。
このような連結積層型電極体は、例えば特許文献1に開示された製造方法によって製造する。即ち、まず、帯状の負極板(連結負極板)を一対の帯状のフィルム状セパレータの間に挿入し、これらを押圧して、連結負極板とフィルム状セパレータとが圧着した負極・セパレータ圧着体を形成する。次に、この負極・セパレータ圧着体に、長手方向の所定間隔毎に刃状具を押し当てて、幅方向に延びる折り目を複数形成する。次に、この負極・セパレータ圧着体を、複数の折り目で山折り谷折りに交互に折り曲げると共に、負極・セパレータ圧着体同士の間にそれぞれ正極板を挿入して、連結積層型電極体を形成する。
特開2013−222602号公報
ところで、特許文献1の連結積層型電極体は、正極板及び連結負極板とは別部材とされたフィルム状セパレータを用いて電極体を形成しているが、連結負極板の負極活物質層上にセパレータ層を形成して、連結負極板とセパレータ層とを一体化したもの(以下、連結複合負極板ともいう)を用いることも考えられる。
このような連結積層型電極体は、例えば、次のようにして製造する。即ち、まず、樹脂粒子を用いて、この粒子を含む多孔質のセパレータ層を、連結負極板の負極活物質層上に形成し、連結負極板とセパレータ層とが一体化した帯状の連結複合負極板を得る。次に、この連結複合負極板に、長手方向の所定間隔毎に刃状具などを押し当てて、幅方向に延びる折り目を複数形成する。次に、この連結複合負極板を、複数の折り目で山折り谷折りに交互に折り曲げると共に、この折り曲げられた連結部を介して繋がる複合負極板同士の間にそれぞれ正極板を挿入して、連結積層型電極体を形成する。
しかしながら、刃状具等を押し当てて折り目を形成すると、その際にセパレータ層及び負極活物質層に掛かる応力により、折り目の近傍においてセパレータ層及び負極活物質層が破壊して剥がれ落ちることがある。このため、このような連結複合負極板を用いて電極体及び電池を形成すると、短絡を生じるおそれがある。また、折り目の形成時にセパレータ層及び負極活物質層の剥がれ落ちが生じない場合であっても、連結複合負極板を山折り或いは谷折りに折り曲げると、連結部の外側では、セパレータ層及び負極活物質層に引張応力が掛かる一方、連結部の内側では、セパレータ層及び負極活物質層に圧縮応力が掛かる。このため、連結部でセパレータ層及び負極活物質層が破壊して剥がれ落ちることがある。この場合も、この連結複合負極板を用いて電極体及び電池を形成したときに、短絡を生じるおそれがある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、複数の第1電極板と複数の複合第2電極板とが交互に積層され、積層方向に第1電極板を介して隣り合う複合第2電極板同士が連結部で連結された連結電極板を有する連結積層型電極体を備える電池において、厚み方向に曲げられた連結部でセパレータ層及び第2活物質層が剥がれ落ちるのを抑制した電池の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、第1金属箔からなる第1集電部、及び、この第1集電部の両主面上に位置する第1活物質層を有する複数の第1電極板と、第2金属箔からなる第2集電部、この第2集電部の両主面上に位置する第2活物質層、及び、この第2活物質層の表面上にそれぞれ位置し熱可塑性樹脂製の樹脂粒子を含むセパレータ層を有する複数の複合第2電極板とが、交互に積層されてなり、上記複合第2電極板は、上記第1電極板を介して積層方向に隣り合う他の上記複合第2電極板と連結部を介して連結した連結電極板をなしており、上記連結電極板は、単一の上記第2金属箔から構成され、複数の上記第2集電部、及び、上記連結部に含まれ上記第2集電部同士を連結する集電連結部を含む連結第2集電箔を有する連結積層型電極体を備え、上記連結部は、自身の厚み方向に曲げられてなり、この連結部が連結する上記複合第2電極板同士の間を結ぶ連結方向に直交する連結幅方向に延び、上記第2活物質層及び上記セパレータ層が存在せずに上記集電連結部が露出し、この集電連結部を貫通する複数の貫通孔と複数の金属塊部とが交互に並び、上記金属塊部を介して連結した破線状連結部を含む電池の製造方法であって、上記連結電極板を形成する連結板形成工程を備え、上記連結板形成工程は、複数の上記複合第2電極板と、これらを連結する未加工連結部とを有する未加工電極板を形成する未加工電極板形成工程と、上記未加工電極板のうち上記未加工連結部にレーザ光を照射しつつ上記連結幅方向に走査して、上記集電連結部の両主面上の上記第2活物質層及び上記セパレータ層をいずれも除去すると共に、上記集電連結部を一旦溶融させ、上記レーザ光の上記連結幅方向への進行と共に上記貫通孔及び上記金属塊部を交互に形成して、上記破線状連結部を有する上記連結電極板を形成する加工工程と、を有する電池の製造方法である。
この電池の製造方法によれば、上述のように、連結板形成工程の加工工程において、未加工電極板のうち未加工連結部にレーザ光を照射し走査して、第2活物質層及びセパレータ層をいずれも除去すると共に、集電連結部を一旦溶融させ、レーザ光の連結幅方向への進行と共に貫通孔及び金属塊部を交互に形成して、破線状連結部を有する連結電極板を形成する。この連結電極板を用いて連結積層型電極体を形成すると、連結部は、第2活物質層及びセパレータ層が除去され、かつ、破線状となった破線状連結部で大きく曲がるため、連結部のうち破線状連結部を除く第2活物質層が残った部位(以下、「残存連結部」ともいう)の曲率が小さくなって、残存連結部に掛かる圧縮応力及び引張応力が小さくなる。このため、連結部のうち残存連結部でセパレータ層及び第2活物質層が剥がれ落ちるのを抑制した電池を製造できる。
なお、「第1電極板」は、前述のように、第1集電部及び第1活物質層を有するが、複合第2電極板と同様に、第1活物質層の表面上にセパレータ層を有する「複合第1電極板」であってもよい。更には、複合第1電極板が、第2電極板を介して積層方向に隣り合う他の複合第1電極板と第1連結部を介して連結した形態であってもよい。
更に、上記の電池の製造方法であって、前記第1集電部は、正極集電部であり、前記第1活物質層は、正極活物質層であり、前記第1電極板は、正極板であり、前記第2集電部は、負極集電部であり、前記第2活物質層は、負極活物質層であり、前記複合第2電極板は、複合負極板であり、前記連結電極板は、連結複合負極板であり、前記連結第2集電箔は、連結負極集電箔である電池の製造方法とするのが好ましい。
この電池の製造方法によれば、連結複合負極板の連結部でセパレータ層及び負極活物質層が剥がれ落ちるのを抑制した電池を製造できる。
また、他の態様としては、第1金属箔からなる第1集電部、及び、この第1集電部の両主面上に位置する第1活物質層を有する複数の第1電極板と、第2金属箔からなる第2集電部、この第2集電部の両主面上に位置する第2活物質層、及び、この第2活物質層の表面上にそれぞれ位置し熱可塑性樹脂製の樹脂粒子を含むセパレータ層を有する複数の複合第2電極板とが、交互に積層されてなり、上記複合第2電極板は、上記第1電極板を介して積層方向に隣り合う他の上記複合第2電極板と連結部を介して連結した連結電極板をなしており、上記連結電極板は、単一の上記第2金属箔から構成され、複数の上記第2集電部、及び、上記連結部に含まれ上記第2集電部同士を連結する集電連結部を含む連結第2集電箔を有する連結積層型電極体を備え、上記連結部は、自身の厚み方向に曲げられてなり、この連結部が連結する上記複合第2電極板同士の間を結ぶ連結方向に直交する連結幅方向に延び、上記第2活物質層及び上記セパレータ層が存在せずに上記集電連結部が露出し、この集電連結部を貫通する複数の貫通孔と複数の金属塊部とが交互に並び、上記金属塊部を介して連結した破線状連結部を含む電池とするのが好ましい。
この電池では、上述のように、連結電極板の連結部は、第2活物質層及びセパレータ層が存在せずに集電連結部が露出し、複数の貫通孔と複数の金属塊部とが交互に並び、金属塊部を介して連結した破線状連結部を含む。この連結電極板は、連結部をその厚み方向に曲げると、第2活物質層及びセパレータ層が存在せず、かつ、破線状となった破線状連結部で大きく曲がるため、連結部のうち破線状連結部を除く第2活物質層が残った部位(残存連結部)の曲率が小さくなって、残存連結部に掛かる圧縮応力及び引張応力が小さくなる。これにより、連結部のうち残存連結部でセパレータ層及び第2活物質層が剥がれ落ちるのを抑制できる。
実施形態に係る電池の斜視図である。 実施形態に係る電池を電池厚み方向に直交する(電池横方向及び電池縦方向に沿う)平面で切断した電池の縦断面図である。 実施形態に係る連結積層型電極体を電極体縦方向に直交する(電極体横方向及び電極体積層方向に沿う)平面で切断した連結積層型電極体の断面図である。 実施形態に係る連結積層型電極体を電極体横方向に直交する(電極体縦方向及び電極体積層方向に沿う)平面で切断した連結積層型電極体の断面図である。 実施形態に係り、連結複合負極板と各々の正極板との重なり状態を維持しつつ展開した、連結積層型電極体の展開図である。 実施形態に係り、加工工程後の連結複合負極板の平面図である。 実施形態に係り、加工工程後の連結複合負極板をその幅方向に切断した断面図である。 実施形態に係る未加工電極板の平面図である。 実施形態に係り、未加工電極板をその幅方向に切断した断面図である。 実施例1〜3及び比較例1〜9に係る各連結複合負極板について、加工工程におけるレーザの走査速度及び出力と連結複合負極板の連結部の状態との関係を示すグラフである。 比較例2,3に係り、加工工程後の連結複合負極板の平面図である。 比較例2,3に係り、加工工程後の連結複合負極板をその幅方向に切断した断面図である。 比較例6,7,9に係り、加工工程後の連結複合負極板の平面図である。 比較例6,7,9に係り、加工工程後の連結複合負極板をその幅方向に切断した断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1及び図2に、本実施形態に係る電池1の斜視図及び縦断面図を示す。また、図3〜図5に、この電池1を構成する連結積層型電極体20(以下、単に電極体20とも言う)の断面図及び展開図を示す。また、図6及び図7に、連結複合負極板(連結電極板)47の平面図及び断面図を示す。なお、以下では、電池1の電池厚み方向BH、電池横方向CH及び電池縦方向DHを、図1及び図2に示す方向、電極体20の電極体積層方向(積層方向)EH、電極体横方向FH及び電極体縦方向GHを、図2〜図5に示す方向と定めて説明する。
この電池1は、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両などに搭載される角型で密閉型のリチウムイオン二次電池である。電池1は、電池ケース10と、この内部に収容された連結積層型電極体20と、電池ケース10に支持された正極端子部材50及び負極端子部材60等から構成される。また、電池ケース10内には、非水電解液17が収容されており、その一部は電極体20内に含浸されている。
このうち電池ケース10は、直方体箱状で金属(本実施形態ではアルミニウム)からなる。この電池ケース10は、上側のみが開口した有底角筒状のケース本体部材11と、このケース本体部材11の開口11hを閉塞する形態で溶接された矩形板状のケース蓋部材13とから構成される。ケース蓋部材13には、電池ケース10の内圧が所定圧力に達した際に破断開弁する安全弁14が設けられている。また、このケース蓋部材13には、電池ケース10の内外を連通する注液孔13hが形成され、封止部材15で気密に封止されている。
また、ケース蓋部材13には、アルミニウムからなる内部端子部材53、外部端子部材54及びボルト55により構成される正極端子部材50が、樹脂からなる内部絶縁部材57及び外部絶縁部材58を介して固設されている。この正極端子部材50の一端は、電池ケース10内において、後述する電極体20のうち正極板(第1電極板)21の正極露出部21mに接続し導通しており、正極端子部材50の他端は、ケース蓋部材13を貫通して電池外部まで延び、電池1の正極端子を構成している。
また、ケース蓋部材13には、銅からなる内部端子部材63、外部端子部材64及びボルト65により構成される負極端子部材60が、樹脂からなる内部絶縁部材67及び外部絶縁部材68を介して固設されている。この負極端子部材60の一端は、電池ケース10内において、後述する電極体20のうち負極板(第2電極板)31の負極露出部31mに接続し導通しており、負極端子部材60の他端は、ケース蓋部材13を貫通して電池外部まで延び、電池1の負極端子を構成している。
次に、電極体20について説明する(図2〜図5参照)。この電極体20は、その電極体積層方向EHが電池厚み方向BH、電極体横方向FHが電池横方向CH、電極体縦方向GHが電池縦方向DHとそれぞれ一致した状態で、電池ケース10内に収容されている(図2参照)。電極体20と電池ケース10との間には、絶縁フィルムからなり、一端側(図2中、上方)に開口を有する袋状の絶縁フィルム包囲体19が配置され、電極体20と電池ケース10との間を絶縁している。
この電極体20は、複数の矩形状の正極板21と、1枚の帯状の連結複合負極板47(図6及び図7も参照)とからなる連結積層型の電極体である。このうち連結複合負極板47は、後述する連結部41毎に山折り谷折りに交互に、即ちジグザグに折り曲げられている。この連結複合負極板47のうち、後述する複合負極板(複合第2電極板)37同士の間には、それぞれ正極板21が挿入されており、複数の正極板21と複数の複合負極板37とが交互に積層されて、積層型の電極体をなしている。
正極板21は、矩形状の正極金属箔(第1金属箔,本実施形態ではアルミニウム箔)からなる正極集電部(第1集電部)22の両主面22a,22a上に、それぞれ矩形状の正極活物質層(第1活物質層)23,23を設けてなる。正極活物質層23には、正極活物質(第1活物質)、導電材、結着剤が含まれる。正極板21の4辺のうち1つの辺に沿う端部(図3中、左方、図5中、上方)は、厚み方向に正極活物質層23が存在せず、正極集電部22が厚み方向の両側に露出した正極露出部21mとなっている。一方、正極板21のうち正極露出部21m以外の部分は、厚み方向に正極活物質層23,23が存在する正極層存在部21nとなっている。
連結複合負極板47は、長手方向IHに並んだ複数の矩形状の複合負極板37と、隣り合う複合負極板37同士の間をそれぞれ連結し、自身の厚み方向HHに曲げられた複数の連結部41とからなる。なお、図4、図6及び図7における一点鎖線は、複合負極板37と連結部41との境界をそれぞれ示している。また、この連結複合負極板47は、厚み方向HHの中心に、単一(1枚)で帯状の負極金属箔(第2金属箔,本実施形態では銅箔)からなる連結負極集電箔(連結第2集電箔)48を有する。連結負極集電箔48は、複合負極板37にそれぞれ含まれる負極集電部(第2集電部)32と、連結部41にそれぞれ含まれ隣り合う負極集電部32,32同士を連結する集電連結部42とに分けられる。
複合負極板37は、負極板31と、これに一体化された2つのセパレータ層35,35とから構成される。このうち負極板31は、前述のように、連結負極集電箔48の負極集電部32を有し、その両主面32a,32a上には、それぞれ矩形状の負極活物質層(第2活物質層)33,33が設けられている。負極活物質層33には、負極活物質(第2活物質)、結着剤及び増粘剤が含まれる。負極板31の4辺のうち1つの辺に沿う端部(図3中、右方、図5中、下方)は、厚み方向HHに負極活物質層33が存在せず、負極集電部32が厚み方向HHの両側に露出した負極露出部31mとなっている。一方、負極板31のうち負極露出部31m以外の部分は、厚み方向HHに負極活物質層33,33が存在する負極層存在部31nとなっている。
セパレータ層35は、負極活物質層33の表面33a上にそれぞれ形成されている。このセパレータ層35は、熱可塑性樹脂(本実施形態ではポリエチレン樹脂)からなる樹脂粒子36と、結着剤(本実施形態ではカルボシキメチルセルロース(CMC))とによって構成された多孔質層である。
連結部41は、前述のように、連結負極集電箔48の集電連結部42を有し、連結部41が連結する複合負極板37,37同士の間を結ぶ連結方向KH(図5〜図7中、左右方向)の中央部分に位置し、連結方向KHに直交する連結幅方向LHに延びる破線状連結部43と、この破線状連結部43の連結方向KHの両側に位置する2つの残存連結部44(第1残存連結部44r及び第2残存連結部44s)(図7参照)とからなる。
このうち破線状連結部43は、負極活物質層33及びセパレータ層35が存在せずに集電連結部42が露出し、かつ、この集電連結部42を貫通する複数の貫通孔42hと、複数の略球状の金属塊部42tとが交互に破線状に並び、金属塊部42tを介して連結した部位である。具体的には、破線状連結部43は、集電連結部42の一部をなし、連結方向KHに隣り合う2つの露出した第1露出集電連結部42p及び第2露出集電連結部42qと、これら第1,第2露出集電連結部42p,42q同士の間をそれぞれ連結する複数の金属塊部42tと、連結幅方向LHに並んだ金属塊部42t同士の間にそれぞれ形成された複数の貫通孔42hとからなる。
また、第1残存連結部44r(図7中、右方)は、集電連結部42の一部をなす一方側集電連結部42rと、この両主面上に形成された負極活物質層33,33と、これらの負極活物質層33,33の表面33a,33a上に形成されたセパレータ層35,35とからなる。また、第2残存連結部44s(図7中、左方)は、集電連結部42の一部をなす他方側集電連結部42sと、この両主面上に形成された負極活物質層33,33と、これらの負極活物質層33,33の表面33a,33a上に形成されたセパレータ層35,35とからなる。
次いで、上記電池1の製造方法について説明する。まず、連結複合負極板47の製造(連結板形成工程)について述べる(図6〜図9参照)。具体的には、まず、帯状の負極金属箔(銅箔)からなる連結負極集電箔48を用意する。また別途、負極活物質、結着剤及び増粘剤を溶媒と共に混合した負極ペーストを用意する。そして、「未加工電極板形成工程」において、この負極ペーストを、連結負極集電箔48の一方の主面48aに、ダイコート法により塗布し、これを加熱乾燥させて、帯状の負極活物質層33を形成する。次に、連結負極集電箔48の反対側の主面48aにも、同様に負極ペーストを塗布し、これを加熱乾燥させて、帯状の負極活物質層33を形成する。その後、この連結負極板を加圧ロールにより圧縮して、負極活物質層33,33の密度を高める。
次に、この連結負極板にセパレータ層35,35を形成して、未加工電極板47xを形成する(図8及び図9参照)。なお、図8及び図9における一点鎖線は、複合負極板37と後述する未加工連結部41xとの境界をそれぞれ示している。具体的には、熱可塑性樹脂(本実施形態ではポリエチレン樹脂)からなる樹脂粒子36を水に分散させた分散液に、結着剤(本実施形態ではCMC)を添加し混合して、樹脂粒子ペーストを作製する。そして、この樹脂粒子ペーストを、グラビアロールで連結負極板の一方の負極活物質層33の表面33a上に塗布し、これを加熱乾燥させて、セパレータ層35を形成する。次に、連結負極板の反対側の負極活物質層33の表面33a上にも、同様に樹脂粒子ペーストを塗布し、これを加熱乾燥させて、セパレータ層35を形成する。これにより、長手方向IHに並んだ複数の複合負極板37と、隣り合う複合負極板37同士の間をそれぞれ連結する複数の未加工連結部41xとからなる未加工電極板47xが形成される。
次に、この未加工電極板47xについて「加工工程」を行って、連結複合負極板47を形成する(図6及び図7参照)。具体的には、波長1.064μmのファイバーレーザを用い、所定の走査速度及び出力(本実施形態では走査速度2000mm/sec、出力800W)で、レーザ光LBを、未加工電極板47xの一方の主面側(図7参照)から、未加工電極板47xのうち未加工連結部41xの長手方向IH(連結方向KH)の中央部分に照射しつつ幅方向JH(連結幅方向LH)に走査する。
このレーザ照射により、未加工連結部41xの長手方向IH(連結方向KH)の中央部分では、連結負極集電箔48(集電連結部42)の両主面42a,42a上の負極活物質層33,33及びセパレータ層35,35はいずれも除去される。具体的には、レーザ照射により、負極活物質層33及びセパレータ層35中に僅かに残留している溶剤や、負極活物質層33及びセパレータ層35に含まれている結着剤がそれぞれ気化し、また、負極活物質層33及びセパレータ層35に含まれる空隙が急激に膨張するために、負極活物質層33及びセパレータ層35が飛散して無くなると考えられる。
また、レーザを走査することにより、後に詳述するように、レーザ光LBの幅方向JH(連結幅方向LH)への進行と共に、集電連結部42を貫通する貫通孔42hと、集電連結部42が溶融した金属(Cu)が表面張力で集まり固化した略球状の金属塊部42tとが交互に形成される。その際、溶融して球状となった金属は、集電連結部42の露出部分のうち、溶融しないで長手方向IH(連結方向KH)の両側に残った第1露出集電連結部42p及び第2露出集電連結部42qにそれぞれ付着した状態で固化するため、各々の金属塊部42tは、隣り合う第1露出集電連結部42pと第2露出集電連結部42qとの間を連結する形態となる。これにより、複数の貫通孔42hと複数の金属塊部42tとが交互に破線状に並び、金属塊部42tを介して第1露出集電連結部42pと第2露出集電連結部42qとが連結した破線状連結部43が形成される。
一方、破線状連結部43の長手方向IHの一方の外側部分(図7中、右方)では、集電連結部42の一部をなす一方側集電連結部42rが残るだけでなく、負極活物質層33,33及びセパレータ層35,35も残って、第1残存連結部44rとなる。また、破線状連結部43の長手方向IHの他方の外側部分(図7中、左方)では、集電連結部42の一部をなす他方側集電連結部42sが残るだけでなく、負極活物質層33,33及びセパレータ層35,35も残って、第2残存連結部44sとなる。これにより、未加工連結部41xから、破線状連結部43及び残存連結部44(第1残存連結部44r及び第2残存連結部44s)からなる連結部41が形成されて、複数の複合負極板37と複数の連結部41とから構成される連結複合負極板47が形成される。
また別途、正極板21を製造する(図3〜図5参照)。即ち、正極金属箔(アルミニウム箔)からなる正極集電部22を用意する。また、正極活物質、導電材及び結着剤を溶媒と共に混合した正極ペーストを用意する。そして、この正極ペーストを、正極集電部22の一方の主面22aに塗布し、これを加熱乾燥させて、正極活物質層23を形成する。同様に、正極集電部22の反対側の主面22aにも、同様に正極ペーストを塗布し、これを加熱乾燥させて、正極活物質層23を形成する。その後、この正極板を加圧ロールにより圧縮して、正極活物質層23,23の密度を高める。
次に、「積層工程」において、連結複合負極板47を、連結部41毎に山折り谷折りに交互に折り曲げると共に、複合負極板37同士の間にそれぞれ正極板21を挿入して、複数の正極板21と複数の複合負極板37とを交互に積層する(図3及び図4参照)。かくして、連結積層型電極体20が形成される。
また別途、ケース蓋部材13、内部端子部材53,63、外部端子部材54,64、ボルト55,65、内部絶縁部材57,67を用意する。そして、「電池組立工程」において、ケース蓋部材13に正極端子部材50及び負極端子部材60をそれぞれ固設する(図1及び図2参照)。更に、正極端子部材50及び負極端子部材60を電極体20にそれぞれ溶接する。また、電極体20に絶縁フィルム包囲体19を被せて、これら電極体20及び絶縁フィルム包囲体19をケース本体部材11内に挿入すると共に、ケース本体部材11の開口11hをケース蓋部材13で塞ぐ。そして、ケース本体部材11とケース蓋部材13とをレーザ溶接する。次に、「注液工程」において、非水電解液17を注液孔13hから電池ケース10内に注液し、封止部材15で注液孔13hを封止する。その後は、この電池について、コンディショニング工程や各種の検査工程を行う。かくして、電池1が完成する。
(実施例及び比較例)
次いで、本発明の効果を検証するために行った試験の結果について説明する。実施例1〜3及び比較例1〜9として、加工工程におけるレーザの走査速度(mm/s)及び出力(W)をそれぞれ変更し、それ以外は前述の実施形態と同様にして、12種類の連結複合負極板を作製した。具体的には、下記の表1及び図10に示すように、走査速度(mm/s)を、200(比較例1〜3)、2000(比較例4,実施例1〜3)、3000(比較例5〜7)、4000(比較例8,9)とすると共に、出力(W)を、200(比較例1)、300(比較例2)、400(比較例3)、600(比較例4)、700(実施例1)、800(実施例2)、900(実施例3)、1000(比較例5)、1200(比較例6,8)、1400(比較例7,9)とした。なお、実施例2の連結複合負極板は、前述の実施形態の連結複合負極板を47と同じである。
Figure 2017076573
そして、加工工程後の各連結複合負極板について、連結部41の状態をそれぞれ調査した。連結部41の長手方向IH(連結方向KH)の中央に、幅方向JH(連結幅方向LH)に延びる破線状連結部43(複数の貫通孔42hと複数の金属塊部42tとが交互に並び、金属塊部42tを介して連結した部位)が形成されたもの(図6及び図7参照)を、適正(●印)と評価した。
一方、連結部41に破線状連結部43が形成されなかったものを、不適正と評価した。具体的には、金属塊部42t2が大きくなり過ぎて集電連結部42が切断され、連結複合負極板が連結部41で分断されたもの(図11及び図12参照)を、不適正(▲印)と評価した。また、複数の金属塊部が形成されずに集電連結部42が切断され、連結複合負極板が連結部41で分断されたもの(図13及び図14参照)を、不適正(■印)と評価した。また、集電連結部42に貫通孔42hも金属塊部42tも形成されずに、集電連結部42の露出部分がそのまま残ったものを、不適正(×印)と評価した。これらの結果を表1及び図10に示す。
表1及び図10から判るように、レーザの走査速度及び出力を適切な条件とすると、具体的には、実施例1〜3を含む図10中に破線で囲んだ範囲の条件にすると、加工工程で連結部41に破線状連結部43を形成できることが判る。一方、レーザの走査速度が遅すぎると(比較例2,3)、図11及び図12に示すように、金属塊部42t2が大きくなり過ぎて集電連結部42が切断され、連結複合負極板が連結部41で分断されることが判る。また、走査速度が速すぎると(比較例6,7,9)、図13及び図14に示すように、複数の金属塊部ができずに集電連結部42が切断され、連結複合負極板が連結部41で分断されることが判る。また、走査速度に対してレーザの出力が低すぎると(比較例1,4,5,8)、集電連結部42に貫通孔42hも金属塊部42tも形成されずに、集電連結部42の露出部分がそのまま残ることが判る。
そのメカニズムは、以下であると考えられる。レーザの走査速度及び出力を適切な条件とすると(図6及び図7参照)、溶融した金属(Cu)が表面張力により、現時点でレーザスポットが当たっている所に向けて集まろうとするため、溶融した膜状の金属がレーザの進行方向に引っ張られる。このため、進行方向の後方では、膜状の溶融金属が周りの金属箔(長手方向IH(連結方向KH)の両側に位置する溶けていない金属箔:第1露出集電連結部42p及び第2露出集電連結部42q)から切り離される場合があり、これにより貫通孔42hが形成される一方、切り離された溶融金属は表面張力で丸くなろうとして、球状溶融金属池ができる。この球状溶融金属池は、長手方向IH(連結方向KH)の両側の金属箔(第1露出集電連結部42p及び第2露出集電連結部42q)にそれぞれ付着した状態でレーザスポットから離れ、固化して金属塊部42tとなるため、この金属塊部42tは、第1露出集電連結部42pと第2露出集電連結部42qとの間を連結する。レーザスポットの進行と共に溶融金属が増えていくので、再び貫通孔42hと金属塊部42tが形成される。このようにして、レーザスポットの進行に合わせて、破線状に複数の貫通孔42hと複数の金属塊部42tとが交互に並び、金属塊部42tを介して第1露出集電連結部42pと第2露出集電連結部42qとが連結した破線状連結部43が形成されると考えられる。
一方、レーザの走査速度が遅すぎると(図11及び図12参照)、高温となった膜状の溶融金属がゆっくりとレーザの進行方向に引っ張られるため、周りの金属箔が多く溶融して、球状溶融金属池に次々と取り込まれ、球状溶融金属池が大きく成長する。但し、球状溶融金属池は、表面張力により丸くなろうとして、長手方向IH(連結方向KH)の両側の金属箔(第1露出集電連結部42p及び第2露出集電連結部42q)のうち、いずれか一方の金属箔から切り離されて、他方の金属箔のみに付着した状態となる。その結果、この球状溶融金属池が固化した金属塊部42t2は、第1露出集電連結部42pと第2露出集電連結部42qとの間を連結できずに、集電連結部42が切断され、連結複合負極板が連結部41で分断されると考えられる。
また、走査速度が速すぎると(図13及び図14参照)、膜状の溶融金属がレーザの進行方向に引っ張られ難くなるため、進行方向の後方で、膜状の溶融金属が長手方向IH(連結方向KH)の中央で半分に分かれる。形成される溶融金属池は、その量が少なすぎて、長手方向IH(連結方向KH)の両側の金属箔(第1露出集電連結部42p及び第2露出集電連結部42q)同士の隙間を繋ぐことができない。その結果、この溶融金属池が固化した円柱状の金属固化部42t3は、第1露出集電連結部42pと第2露出集電連結部42qとの間を連結できず、集電連結部42が切断され、連結複合負極板が連結部41で分断されると考えられる。
また、走査速度に対してレーザの出力が低すぎる場合には、金属箔が完全に溶融せずにそのまま残るため、集電連結部42に貫通孔42hも金属塊部42tも形成されない。このため、連結部41に破線状連結部43が形成されないと考えられる。
以上で説明したように、本実施形態の電池1の製造方法によれば、連結板形成工程の加工工程において、未加工電極板47xのうち未加工連結部41xにレーザ光LBを照射し走査して、負極活物質層33,33及びセパレータ層35,35をいずれも除去すると共に、連結負極集電箔48(集電連結部42)を一旦溶融させ、レーザ光LBの連結幅方向LHへの進行と共に貫通孔42h及び金属塊部42tを交互に形成して、破線状連結部43を有する連結複合負極板47を形成する。この連結複合負極板47を用いて連結積層型電極体20を形成すると、連結部41は、負極活物質層33,33及びセパレータ層35,35が除去され、かつ、破線状となった破線状連結部43で大きく曲がるため、残存連結部44の曲率が小さくなって、残存連結部44に掛かる圧縮応力及び引張応力が小さくなる。このため、連結部41のうち残存連結部44でセパレータ層35,35及び負極活物質層33,33が剥がれ落ちるのを抑制した電池1を製造できる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態では、負極板31の負極活物質層33上にセパレータ層35を形成して、負極板31とセパレータ層35とが一体となった複合負極板37を形成したが、これに限られない。正極板21の正極活物質層23上にセパレータ層を形成して、正極板21とセパレータ層とが一体となった複合正極板を形成することもできる。この場合、この複合正極板と前述の連結複合負極板47とを用いて、連結積層型電極体を形成する。或いは、負極板同士が連結部を介して連結されているが、セパレータ層は有しない連結負極板を別途用意し、この連結負極板と複合正極板とを用いて、連結積層型電極体を形成する。
また、上述の複合正極板が連結部を介して複数連結した連結複合正極板を形成することもできる。この場合、例えば、負極板同士が連結されていない個別の負極板を複数用意し、これらの負極板と連結複合正極板とを用いて、連結積層型電極体を形成する。
1 電池
20 電極体(連結積層型電極体)
21 正極板(第1電極板)
22 正極集電部(第1集電部)
22a (正極集電部の)主面
23 正極活物質層(第1活物質層)
31 負極板(第2電極板)
32 負極集電部(第2集電部)
32a (負極集電部の)主面
33 負極活物質層(第2活物質層)
33a (負極活物質層の)表面
35 セパレータ層
36 樹脂粒子
37 複合負極板(複合第2電極板)
41 連結部
41x 未加工連結部
42 集電連結部
42a (集電連結部の)主面
42h 貫通孔
42t 金属塊部
42p 第1露出集電連結部
42q 第2露出集電連結部
42r 一方側集電連結部
42s 他方側集電連結部
43 破線状連結部
44 残存連結部
44r 第1残存連結部
44s 第2残存連結部
47 連結複合負極板(連結電極板)
47x 未加工電極板
48 連結負極集電箔(連結第2集電箔)
EH 電極体積層方向(積層方向)
FH 電極体横方向
GH 電極体縦方向
HH (連結複合負極板の)厚み方向
IH (連結複合負極板の)長手方向
JH (連結複合負極板の)幅方向
KH 連結方向
LH 連結幅方向
LB レーザ光

Claims (1)

  1. 第1金属箔からなる第1集電部、及び、この第1集電部の両主面上に位置する第1活物質層を有する複数の第1電極板と、
    第2金属箔からなる第2集電部、この第2集電部の両主面上に位置する第2活物質層、及び、この第2活物質層の表面上にそれぞれ位置し熱可塑性樹脂製の樹脂粒子を含むセパレータ層を有する複数の複合第2電極板とが、交互に積層されてなり、
    上記複合第2電極板は、上記第1電極板を介して積層方向に隣り合う他の上記複合第2電極板と連結部を介して連結した連結電極板をなしており、
    上記連結電極板は、単一の上記第2金属箔から構成され、複数の上記第2集電部、及び、上記連結部に含まれ上記第2集電部同士を連結する集電連結部を含む連結第2集電箔を有する
    連結積層型電極体を備え、
    上記連結部は、
    自身の厚み方向に曲げられてなり、
    この連結部が連結する上記複合第2電極板同士の間を結ぶ連結方向に直交する連結幅方向に延び、上記第2活物質層及び上記セパレータ層が存在せずに上記集電連結部が露出し、この集電連結部を貫通する複数の貫通孔と複数の金属塊部とが交互に並び、上記金属塊部を介して連結した破線状連結部を含む
    電池の製造方法であって、
    上記連結電極板を形成する連結板形成工程を備え、
    上記連結板形成工程は、
    複数の上記複合第2電極板と、これらを連結する未加工連結部とを有する未加工電極板を形成する未加工電極板形成工程と、
    上記未加工電極板のうち上記未加工連結部にレーザ光を照射しつつ上記連結幅方向に走査して、上記集電連結部の両主面上の上記第2活物質層及び上記セパレータ層をいずれも除去すると共に、上記集電連結部を一旦溶融させ、上記レーザ光の上記連結幅方向への進行と共に上記貫通孔及び上記金属塊部を交互に形成して、上記破線状連結部を有する上記連結電極板を形成する加工工程と、を有する
    電池の製造方法。
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