JP2017075890A - 電線アーク発生検出装置 - Google Patents

電線アーク発生検出装置 Download PDF

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修作 山本
航 矢田部
Ko Yatabe
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Abstract

【課題】簡易かつ安価に航空機内の電線ケーブルに発生するアークを検知する。【解決手段】航空機内における電線ケーブルに発生するアークを検出する電線アーク発生検出装置であって、電線ケーブル2に沿って配設され、アークによって状態が変化する、細線状の検知部(細線導体13、熱電対23a,23b及び光ファイバ33)と、この検知部と接続し、検知部の状態が変化すると、アークが発生したと判断する判断部とを備える電線アーク発生検出装置を用いることで、簡易かつ安価に航空機内の電線ケーブルに発生するアークを検知することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、航空機における電線に発生するアークを検出する装置に関する。
航空機は、安全性を維持するために、電線(パワー系あるいはシグナル系)にアークが発生した際の影響量を最小化する必要がある。このためには、アークの発生時の過電流を短時間で遮断する必要がある。
特開2001−045652号公報
航空機電線に対する過電流保護としては、一般にサーマルサーキットブレーカが使用されるが、電線に発生するアークのような断続的な過電流に対しては、確実に検知して遮断できる保証が無い。確実に遮断できる方法として、上記特許文献1に開示されているAFCB(Arc Fault Circuit Breaker)や、GFI(Ground Fault Interrupter)があるが、これらは高価でかつノイズに対す
る誤作動のリスクを伴う。
本発明は、上記技術的課題に鑑み、簡易かつ安価に航空機内の電線ケーブルに発生するアークを検知することができる、電線アーク発生検出装置を提案することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る電線アーク発生検出装置は、
電線ケーブルに発生するアークを検出する電線アーク発生検出装置であって、
前記電線ケーブルに沿って配設され、前記アークによって状態が変化する、細線状の検知部と、
前記検知部と接続し、前記検知部の状態が変化すると、前記アークが発生したと判断する判断部とを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る電線アーク発生検出装置は、
上記第1の発明に係る電線アーク発生検出装置において、
前記判断部は、一端が固定電位に接続した抵抗と、入力端が前記抵抗の他端及びグランドに接続した比較器とを備え、
前記検知部は、前記抵抗の他端及び前記比較器の入力端を前記グランドと接続する導体であり、
前記比較器は、前記アークにより前記導体が溶断されることで、入力電圧がしきい値電圧以上となると、前記アークが発生したと判断する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る電線アーク発生検出装置は、
上記第1の発明に係る電線アーク発生検出装置において、
前記検知部は、熱電対であり、
前記判断部は、入力端に前記熱電対が接続された比較器を備え、
前記比較器は、前記アークにより、前記熱電対の温度が上昇することで電位差が上昇すると、前記アークが発生したと判断する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る電線アーク発生検出装置は、
上記第1の発明に係る電線アーク発生検出装置において、
前記検知部は、光ファイバであり、
前記判断部は、前記光ファイバの一端に光を出力し、前記光ファイバの他端からの反射光を入力することによって往復伝搬時間を算出し、前記アークにより前記光ファイバが溶断され短くなることで前記往復伝搬時間が短くなると、前記アークが発生したと判断する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係る電線アーク発生検出装置は、
上記第1の発明に係る電線アーク発生検出装置において、
前記検知部は、端面が伝搬光を透過させる光ファイバであり、
前記判断部は、前記光ファイバの一端に光を出力し、前記光ファイバの前記端面からの反射光を入力すると、前記アークが発生したと判断する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係る電線アーク発生検出装置は、
上記第1から5のいずれか1つの発明に係る電線アーク発生検出装置において、
前記判断部は、前記アークが発生したと判断すると、遮断指令を出力するものであり、
前記遮断指令を入力することにより、発電機と前記電線ケーブルとの接続を遮断する遮断機を備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第7の発明に係る電線アーク発生検出装置は、
電線ケーブルに発生するアークを検出する電線アーク発生検出装置であって、
前記電線ケーブルに近接して配設され、前記アークによる前記電線ケーブルの周囲における環境変化を検知すると、前記アークが発生したと判断する検知判断部を備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第8の発明に係る電線アーク発生検出装置は、
上記第7の発明に係る電線アーク発生検出装置において、
前記環境変化とは紫外線の発生であり、
前記検知判断部は、前記紫外線を検知する紫外線センサを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第9の発明に係る電線アーク発生検出装置は、
上記第7の発明に係る電線アーク発生検出装置において、
前記環境変化とは放電音の発生であり、
前記検知判断部は、音を検知するマイクロフォンと、放電音域データベースに基づき、前記マイクロフォンで検知した音が前記放電音であるか否かを判断する解析部とを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第10の発明に係る電線アーク発生検出装置は、
上記第7の発明に係る電線アーク発生検出装置において、
前記環境変化とは気化した前記電線ケーブルの被覆成分の発生であり、
前記検知判断部は、前記被覆成分を検知する成分分析器を備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第11の発明に係る電線アーク発生検出装置は、
上記第8から10のいずれか1つの発明に係る電線アーク発生検出装置において、
前記検知判断部は、一束の前記電線ケーブルに対し、壁によって隔てられた区画ごとに配設される
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第12の発明に係る電線アーク発生検出装置は、
上記第7の発明に係る電線アーク発生検出装置において、
前記環境変化とは磁場強度変化であり、
前記検知判断部は、前記磁場強度変化を検知する磁界センサを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第13の発明に係る電線アーク発生検出装置は、
上記第7の発明に係る電線アーク発生検出装置において、
前記環境変化とは電場強度変化であり、
前記検知判断部は、前記電場強度変化を検知するアンテナを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第14の発明に係る電線アーク発生検出装置は、
上記第7から13のいずれか1つの発明に係る電線アーク発生検出装置において、
前記検知判断部は、前記アークが発生したと判断すると、遮断指令を出力するものであり、
前記遮断指令を入力することにより、発電機と前記電線ケーブルとの接続を遮断する遮断機を備える
ことを特徴とする。
本発明に係る電線アーク発生検出装置によれば、簡易かつ安価に航空機内の電線ケーブルに発生するアークを検知することができる。
本発明の実施例1に係る電線アーク発生検出装置を説明する回路図である。(a)は平常時、(b)は電線アーク発生時を示している。 本発明の実施例2に係る電線アーク発生検出装置を説明する概略図である。(a)は平常時、(b)は電線アーク発生時を示している。 本発明の実施例3に係る電線アーク発生検出装置を説明する概略図である。(a)は平常時、(b)は電線アーク発生時を示している。 本発明の実施例4に係る電線アーク発生検出装置を説明する概略図である。(a)は平常時、(b)は電線アーク発生時を示している。 本発明の実施例5に係る電線アーク発生検出装置を説明する概略図である。(a)は平常時、(b)は電線アーク発生時を示している。 本発明の実施例6に係る電線アーク発生検出装置を説明する概略図である。(a)は平常時、(b)は電線アーク発生時を示している。 本発明の実施例7に係る電線アーク発生検出装置を説明する概略図である。(a)は平常時、(b)は電線アーク発生時を示している。 航空機のキャビン部分における電線ケーブルの配置を説明する概略図であり、(a)は断面図、(b)は斜視図である。
本発明に係る電線アーク発生検出装置は、航空機内における電線ケーブルに発生するアークを検出するものである。以下、本発明に係る電線アーク発生検出装置を各実施例にて図面を用いて説明する。
[実施例1]
図1は、本実施例に係る電線アーク発生検出装置を説明する回路図である。図1(a)は平常時、図1(b)は電線アーク発生時を示している。
図1に示すように、本実施例に係る電線アーク発生検出装置は、電線ケーブル2に沿って配設され、電線ケーブル2に発生するアークによって状態が変化(溶断)する、細線状の検知部としての細線導体13と、細線導体13と接続し、細線導体13の状態が変化(溶断)すると、アークが発生したと判断する、比較器11及び抵抗12を有する判断部と、遮断機14とを備えている。この点につき、以下詳述する。
まず、図1(a)を用いて本実施例に係る電線アーク発生検出装置の装置構成について説明する。抵抗12は、一端が正電源電圧VCCに接続しており、比較器11は、入力端が抵抗12の他端及びグランド(機体構造)に接続し、出力端は遮断機14に接続している。
また、比較器11の入力端及び抵抗12の他端は、細線導体13によってグランドと接続されている。この細線導体13は、電線ケーブル2とともに束ねられること(同束)によって、電線ケーブル2に沿って設けられ、その先端がグランドに接続している(細線導体13は電線ケーブル2の全長にわたり設けられるようにすると、より好ましい)。さらに、遮断機14は、発電機1と電線ケーブル2との間に設けられている。
次に、上記装置構成とした本実施例に係る電線アーク発生検出装置の動作について、図1(a)(b)を用いて説明する。
図1(a)に示すように、平常時は、細線導体13に微弱電流が流れている。このときの細線導体13の電位は低い(Lo電位)。すなわち、比較器11に入力される電圧がしきい値電圧Vthよりも低い。この状態においては、比較器11は、アークが発生していないものと判断し、比較器11の出力端からは信号は出力されない。
図1(b)に示すように、アーク発生時には、アークの熱により細線導体13が溶断される。これによって、細線導体13に電流が流れなくなる。これを検出することでアーク発生を検出することができる。
換言すると、まず、細線導体13が溶断されることで、グランドへの接続がなくなり細線導体13(溶断し分裂した細線導体13のうち、比較器11及び抵抗12と接続している側)の電位が高くなる(Hi電位)。すなわち、比較器11に入力される電圧がしきい値電圧Vth以上となる。この状態になると、比較器11はアークが発生したと判断し、比較器11の出力端から遮断機14に信号(遮断指令)が出力される。遮断指令が入力された遮断機14は、発電機1と電線ケーブル2との接続を遮断する。
本実施例に係る電線アーク検出装置は、上述した装置構成及び動作によって、簡易かつ安価に、電線ケーブルのアーク発生を広範囲あるいは全長にわたって検出することができ、それとともに、電線ケーブルを発電機から切り離すことができる。
[実施例2]
図2は、本実施例に係る電線アーク発生検出装置を説明する概略図である。図2(a)は平常時、図2(b)は電線アーク発生時を示している。
図2に示すように、本実施例に係る電線アーク発生検出装置は、電線ケーブル2に沿って配設され、電線ケーブル2に発生するアークによって状態が変化(温度上昇)する、細線状の検知部としての熱電対23a,23bと、熱電対23a,23bと接続し、熱電対23a,23bの状態が変化(温度上昇)すると、アークが発生したと判断する、比較器21を有する判断部と、遮断機14とを備えている。この点につき、以下詳述する。
まず、図2(a)を用いて本実施例に係る電線アーク発生検出装置の装置構成について説明する。比較器21は、入力端に熱電対23a,23bが接続しており、出力端は遮断機14に接続している。熱電対23a,23bは、電線ケーブル2とともに束ねられることによって、電線ケーブル2に沿って設けられている(熱電対23a,23bは電線ケーブル2の全長にわたり設けられるようにすると、より好ましい)。なお、実施例1と同様、遮断機14は発電機1と電線ケーブル2との間に設けられている。
次に、上記装置構成とした本実施例に係る電線アーク発生検出装置の動作について、図2(a)(b)を用いて説明する。
図2(a)に示すように、平常時は、熱電対23a,23bから比較器21に入力される電位差は小さい。この状態においては、比較器21は、アークが発生していないものと判断し、比較器21の出力端からは信号は出力されない。
図2(b)に示すように、アーク発生時には、アークの熱が熱電対23a,23bに伝達され、熱電対23a,23bの温度が(互いに異なる温度に)上昇する。これにより、熱電対23a,23bの電位差が大きくなる。比較器21は、入力される電位差(電圧)が上昇することでアークが発生したと判断し、比較器21の出力端から遮断機14に信号(遮断指令)が出力される。遮断指令が入力された遮断機14は、発電機1と電線ケーブル2との接続を遮断する。
本実施例に係る電線アーク検出装置は、上述した装置構成及び動作によって、簡易かつ安価に、電線ケーブルのアーク発生を広範囲あるいは全長にわたって検出することができ、それとともに、電線ケーブルを発電機から切り離すことができる。
[実施例3]
図3は、本実施例に係る電線アーク発生検出装置を説明する概略図である。図3(a)は平常時、図3(b)は電線アーク発生時を示している。
図3に示すように、本実施例に係る電線アーク発生検出装置は、電線ケーブル2に沿って配設され、電線ケーブル2に発生するアークによって状態が変化(溶断)する、細線状の検知部としての光ファイバ33と、光ファイバ33と接続し、光ファイバ33の状態が変化(溶断)すると、アークが発生したと判断する、制御部30、発光器31a、受光器31b及びスプリッタ32を有する判断部と、遮断機14とを備えている。
また、判断部は、光ファイバ33の一端に光を出力し、光ファイバ33の他端(先端面33a)からの反射光を入力することによって往復伝搬時間を算出し、アークにより光ファイバ33が溶断され短くなることで往復伝搬時間が短くなると、前記アークが発生したと判断する。この点につき、以下詳述する。
まず、図3(a)を用いて本実施例に係る電線アーク発生検出装置の装置構成について説明する。光ファイバ33は、電線ケーブル2とともに束ねられることで、電線ケーブル2に沿って設けられている(光ファイバ33は電線ケーブル2の全長にわたり設けられるようにすると、より好ましい)。また、光ファイバ33は、一端から他端(先端面33a)に向けて光が内部を伝搬すると、先端面33aにおいて光の一部が反射される。そして、光ファイバ33は、スプリッタ32を介して発光器31a及び受光器31bに接続している。
制御部30は、発光器31aに接続しており、発光器31aに信号(光出力指令)を出力する。発光器31aは、制御部30からの光出力指令が入力されると光ファイバ33の一端に光(パルス)を出力する。受光器31bは、制御部30に接続しており、光ファイバ33の先端面33aからの反射光が入力されると、制御部30に信号を出力する。
制御部30は、受光器31bからの信号が入力されると、実際の光の往復伝搬時間と、光ファイバ33の設定長(先端面33aまでの長さ)に基づき予め算出された光の往復伝搬時間とを比較し、光ファイバ33の長さが変化したか否かを判断する。
すなわち、制御部30は、実際の光の往復伝搬時間と、設定長に基づき予め算出された光の往復伝搬時間とが一致していれば光ファイバ33の長さは変化していないと判断し、実際の光の往復伝搬時間が予め算出された光の往復伝搬時間よりも短ければ光ファイバ33の長さが短くなったと判断する。光ファイバ33の長さが短くなったと判断した場合のみ、制御部30は遮断器14へ信号(遮断指令)を出力する。
なお、実施例1,2と同様、遮断機14は発電機1と電線ケーブル2との間に設けられている。
次に、上記装置構成とした本実施例に係る電線アーク発生検出装置の動作について、図3(a)(b)を用いて説明する。
図3(a)に示すように、制御部30からの光出力指令が入力された発光器31aは、光ファイバ33に光を出力する。この光は、光ファイバ33内を伝搬し、先端面33aにて反射する。この反射光は、スプリッタ32を介して受光器31bに入力される。受光器31bは、光が入力されると制御部30に信号を出力する。
制御部30は、平常時は、実際のパルス光の往復伝搬時間と、光ファイバ33の設定長に基づき予め算出されたパルス光の往復伝搬時間とを比較し、光ファイバ33の長さが変化していない、すなわち、アークは発生しておらず光ファイバ33は溶断していないと判断する。この場合においては、制御部30からは信号は出力されない。
図3(b)に示すように、アーク発生時は、アークの熱により光ファイバ33が溶断される。これによって、光ファイバ33の長さが変わる。制御部30は、実際のパルス光の往復伝搬時間と、光ファイバ33の設定長に基づき予め算出されたパルス光の往復伝搬時間とを比較し、光ファイバ33の長さが変化した、すなわち、アークが発生し光ファイバ33が溶断したと判断する。そして、制御部30から遮断機14に信号(遮断指令)を出力する。遮断指令が入力された遮断機14は、発電機1と電線ケーブル2との接続を遮断する。
また、本実施例においては、光の往復伝搬時間ではなく、反射光の振幅の有無(反射光の有無)に基づき、溶断の有無を判断するものとしてもよい。以下、反射光の振幅の有無(反射光の有無)に基づき判断する場合に、既に説明した光の往復伝搬時間に基づき判断する場合と異なる点を説明する。
先端面33aは、伝搬光を透過させる吸収型であるものとする。また、制御部30は、先端面33aから受光器31bへの反射光の振幅の有無に基づき、光ファイバ33が溶断したか否かを判断する。
すなわち、制御部30は、受光器31bからの信号が入力されなければ、先端面33aで伝搬光が透過し、反射光の振幅が0である(反射光が無い)ものとし、溶断されていないと判断する。また、受光器31bからの信号が入力されれば、反射光の振幅が0でない(反射光がある)ものとし、吸収型の先端面33aでない面で伝搬光が反射した、つまり、アークが発生したことで光ファイバ33が溶断し、その溶断面で伝搬光が反射したものと判断する。
本実施例に係る電線アーク検出装置は、上述した装置構成及び動作によって、簡易かつ安価に、電線ケーブルのアーク発生を広範囲あるいは全長にわたって検出することができ、それとともに、電線ケーブルを発電機から切り離すことができる。
[実施例4]
図4は、本実施例に係る電線アーク発生検出装置を説明する概略図である。図4(a)は平常時、図4(b)は電線アーク発生時を示している。
図4に示すように、本実施例に係る電線アーク発生検出装置は、電線ケーブル2に近接して配設され、電線ケーブル2に発生するアークによる電線ケーブル2の周囲における環境変化(紫外線の発生)を検知すると、アークが発生したと判断する、紫外線センサ43を主として有する検知判断部と、遮断機14とを備えている。この点につき、以下詳述する。
まず、図4(a)を用いて本実施例に係る電線アーク発生検出装置の装置構成について説明する。紫外線センサ43は増幅器41を介して遮断機14に接続されており、電線ケーブル2に近接して1つ又は複数配設されている。なお、実施例1〜3と同様、遮断機14は発電機1と電線ケーブル2との間に設けられている。
紫外線センサ43は、実施例1〜3における細線状の検知部(細線導体13、熱電対23a,23b及び光ファイバ33)と異なり、その配置を考慮する必要がある。本実施例では、アークが発生した場合に火災につながる可能性のある、電線ケーブル2が配管3に近接する箇所に、紫外線センサ43を設ける。
なお、本実施例における配管3とは、燃料配管、油圧配管又は酸素配管等の、可燃性流体が流通する配管を指す。本来、電線ケーブル2は、このような配管3の近傍を避けて配置されるべきであるが、航空機の場合、特に機器室周辺において、レイアウト上どうしても電線ケーブル2と配管3とが近接してしまう箇所が出てくる。本実施例では、そのような箇所に紫外線センサ43を配設する。また、電線ケーブル2が、配管3ではなく燃料タンク(図示略)に近接する場合もあり、そのような箇所に紫外線センサ43を配設してもよい。
次に、上記装置構成とした本実施例に係る電線アーク発生検出装置の動作について、図4(a)(b)を用いて説明する。
図4(a)に示すように、平常時は、紫外線センサ43は紫外線を殆ど検知せず、信号を出力しない。一方、図4(b)に示すように、アーク発生時には、紫外線センサ43は、アークから放出される紫外線を検知することで、アーク発生を検出し、信号(遮断指令)を出力する。該信号は増幅器41によって増幅され、遮断機14に入力される。遮断指令が入力された遮断機14は、発電機1と電線ケーブル2との接続を遮断する。
本実施例に係る電線アーク検出装置は、上述した装置構成及び動作によって、簡易かつ安価に、電線ケーブルのアーク発生を検出することができ、それとともに、電線ケーブルを発電機から切り離すことができる。また、紫外線センサの配置を把握しておくことで、アーク発生時にその発生箇所を特定することができる。さらに、紫外線センサは電線ケーブルと同束する必要がないため、作業工程を簡略化できる。
[実施例5]
図5は、本実施例に係る電線アーク発生検出装置を説明する概略図である。図5(a)は平常時、図5(b)は電線アーク発生時を示している。
図5に示すように、本実施例に係る電線アーク発生検出装置は、電線ケーブル2に近接して配設され、電線ケーブル2に発生するアークによる電線ケーブル2の周囲における環境変化(放電音の発生)を検知すると、アークが発生したと判断する、マイクロフォン53及びCPU(解析部)51を有する検知判断部と、遮断機14とを備えている。この点につき、以下詳述する。
まず、図5(a)を用いて本実施例に係る電線アーク発生検出装置の装置構成について説明する。マイクロフォン53は環境音を検知するものであり、CPU51に接続されており、電線ケーブル2に近接して1つ又は複数配設されている。特に、実施例4同様、アークが発生した場合に火災につながる可能性のある箇所、すなわち、電線ケーブル2が配管3(燃料配管、油圧配管又は酸素配管等の、可燃性流体が流通する配管)、又は、燃料タンクに近接する箇所にマイクロフォン53を配設してもよい。
CPU51は、図示するように、遮断機14に接続し、アーク発生時の放電音域を予め記憶し(放電音域データベースを備え)ており、これに基づき、マイクロフォン53が検知した環境音の周波数帯から、アーク発生時の放電音か否かを判断する(音声分析及び照合)。そして、アーク発生時の放電音であると判断した場合に、遮断機14に信号(遮断指令)を出力する。なお、実施例1〜4と同様、遮断機14は発電機1と電線ケーブル2との間に設けられている。
次に、上記装置構成とした本実施例に係る電線アーク発生検出装置の動作について、図5(a)(b)を用いて説明する。
図5(a)に示すように、平常時は、マイクロフォン53が音を検知しない、あるいは、何らかの雑音を検知したとしても、CPU51においてアーク発生時の放電音でないと判断し、CPU51からは信号は出力されない。
図5(b)に示すように、電線アーク発生時は、マイクロフォン53でその放電音を検知し、CPU51では、これをアーク発生時の放電音と判断し、遮断機14に信号(遮断指令)を出力する。遮断指令が入力された遮断機14は、発電機1と電線ケーブル2との接続を遮断する。
本実施例に係る電線アーク検出装置は、上述した装置構成及び動作によって、簡易かつ安価に、電線ケーブルのアーク発生を検出することができ、それとともに、電線ケーブルを発電機から切り離すことができる。また、マイクロフォンの配置を把握しておくことで、アーク発生時にその発生箇所を特定することができる。さらに、マイクロフォンは電線ケーブルと同束する必要がないため、作業工程を簡略化できる。
[実施例6]
図6は、本実施例に係る電線アーク発生検出装置を説明する概略図である。図6(a)は平常時、図6(b)は電線アーク発生時を示している。
図6に示すように、本実施例に係る電線アーク発生検出装置は、電線ケーブル2に近接して配設され、電線ケーブル2に発生するアークによる電線ケーブル2の周囲における環境変化(磁界強度変化)を検知すると、アークが発生したと判断する、磁界センサ63を有する検知判断部と、遮断機14とを備えている。この点につき、以下詳述する。
まず、図6(a)を用いて本実施例に係る電線アーク発生検出装置の装置構成について説明する。磁界センサ63は、遮断機14に接続しており、電線ケーブル2に近接して1つ配設されている。また、磁界センサ63は、磁場強度変化を検知すると、遮断機14に信号(遮断指令)を出力する。なお、実施例1〜5と同様、遮断機14は発電機1と電線ケーブル2との間に設けられている。
次に、上記装置構成とした本実施例に係る電線アーク発生検出装置の動作について、図6(a)(b)を用いて説明する。なお、電線ケーブル2は、一例として、スター結線、すなわち、三相交流用の各線及び中性線から成るものとする。
図6(a)に示すように、平常時は、三相交流用の各線を流れる電流(Ia,Ib,Ic)による磁場が互いに打ち消し合って、その近傍の磁場強度は小さくなっている(略0)。この状態にあっては、磁界センサ63からは信号を出力しない。
ところが、図6(b)に示すように、例えば、三相交流用の各線のうち2つの線においてアークが発生すると、この2つの線に電流が流れなくなるため、電線ケーブル2周辺の磁場は、残る1つの線及び中性線によるもののみとなり、結果的に磁場強度が大きくなる(相関のアンバランスが発生)。磁界センサ63はこれを検知することで、アーク発生を検出し、遮断機14に信号(遮断指令)を出力する。遮断指令が入力された遮断機14は、発電機1と電線ケーブル2との接続を遮断する。
アークは、図6(b)に示す以外の発生パターンも想定されるが、いずれにしても、アークが発生することで、平常時と比較して磁場強度が大きくなる。磁界センサ63はこの磁場強度変化を検知することで、遮断機14に遮断指令を出力する。
また、磁界センサ63に代えて、ダイポールアンテナ(図示略)を用いることで、電線アーク発生を検出することができる。すなわち、アークが発生した際には、電線ケーブル2の周囲において、磁場だけでなく電場の強度も変化する。この電場強度変化をダイポールアンテナによって検知することで、遮断機14に遮断指令を出力するようにしてもよい。
本実施例に係る電線アーク検出装置は、上述した装置構成及び動作によって、簡易かつ安価に、電線ケーブルのアーク発生を検出することができ、それとともに、電線ケーブルを発電機から切り離すことができる。さらに、磁界センサあるいはダイポールアンテナは電線ケーブルと同束する必要がないため、作業工程を簡略化できる。
[実施例7]
図7は、本実施例に係る電線アーク発生検出装置を説明する概略図である。図7(a)は平常時、図7(b)は電線アーク発生時を示している。
図7に示すように、本実施例に係る電線アーク発生検出装置は、電線ケーブル2に近接して1つ又は複数配設され、電線ケーブル2に発生するアークによる電線ケーブル2の周囲における環境変化(気化した電線ケーブル2の被覆成分の発生)を検知すると、アークが発生したと判断する、成分分析器73を有する検知判断部と、遮断機14とを備えている。この点につき、以下詳述する。
まず、図7(a)を用いて本実施例に係る電線アーク発生検出装置の装置構成について説明する。例えば機器室70は、放熱のために、吸気用サーキュレータ71aが設けられた吸気口71b、及び、排気用サーキュレータ72aが設けられた排気口72bを有している。成分分析器73は、遮断機14に接続し、排気口72aに配設されており、気化した電線ケーブル2の被覆成分を検知すると、(検知判断部は)アークが発生したと判断し、遮断機14に信号(遮断指令)を出力する。なお、実施例1〜6と同様、遮断機14は発電機1と電線ケーブル2との間に設けられている。
次に、上記装置構成とした本実施例に係る電線アーク発生検出装置の動作について、図7(a)(b)を用いて説明する。
図7(a)に示すように、平常時は、成分分析器73は反応せず、検知判断部からは信号を出力することはない。ところが、図7(b)に示すように、電線アーク発生時は、電線ケーブル2の被覆成分(例えばETFE電線の場合はフッ化物イオン)が気化し、気化した被覆成分が、気流の流れ(図中の破線矢印)に乗って排気口72bから排出される。その際、成分分析器73が気化した被覆成分を検知することで、(検知判断部は)アーク発生を検出し、遮断機14に信号(遮断指令)を出力する。遮断指令が入力された遮断機14は、発電機1と電線ケーブル2との接続を遮断する。
なお、成分分析器73は、実施例4で説明した、アークが発生した場合に火災につながる可能性のある、電線ケーブル2が配管(燃料配管、油圧配管又は酸素配管等の、可燃性流体が流通する配管)、又は、燃料タンクに近接する箇所のある部屋の、排気口に配設するようにしてもよい。
本実施例に係る電線アーク検出装置は、上述した装置構成及び動作によって、簡易かつ安価に、電線ケーブルのアーク発生を検知することができ、それとともに、電線ケーブルを発電機から切り離すことができる。また、成分分析器の配置を把握しておくことで、アーク発生時に発生した部屋を特定することができる。さらに、成分分析器は電線ケーブルと同束する必要がないため、作業工程を簡略化できる。
以上、各実施例を用いて、本発明に係る電線アーク発生検出装置について説明した。ところで、図8は、航空機のキャビン部分における電線ケーブルの配置を説明する概略図であり、図8(a)は断面図、図8(b)は斜視図である。
上記実施例1〜7においては、一束の電線ケーブル2についてのみ説明したが、航空機には、図8(a)(b)に示すように、複数束の電線ケーブル2がキャビン4の各領域(5a,5b,5c,5d,5e)にそれぞれ分かれて設けられている。本発明に係る電線アーク検出装置は、このような複数束の電線ケーブル2のそれぞれに対して配設されるものである。
また、例えば、航空機の機体の前胴下の、前脚あるいは酸素系統などの構造を有する区画(図示略)は、壁によって他の区画と隔てられている。このように、電線ケーブル2は、延伸方向にいくつかの区画を貫くようにして配設されている。
そこで、実施例4,5,7で説明した紫外線センサ43、マイクロフォン53、成分分析器73については、一束の電線ケーブル4に対して、この壁によって隔てられた区画ごとに配設されるようにしてもよい。このようにすることで、壁によって阻害されてしまう、紫外線、放電音、気化した被覆成分を、もれなく検知することができる。
本発明は、電線アーク発生検出装置として好適である。
1 発電機
2 電線ケーブル
3 配管
4 キャビン
5a,5b,5c,5d,5e 領域
11,21 比較器
12 抵抗
13 細線導体
14 遮断機
23a,23b 熱電対
30 制御部
31a 発光器
31b 受光器
32 スプリッタ
33 光ファイバ
41 増幅器
43 紫外線センサ
51 CPU(解析部)
53 マイクロフォン
63 磁界センサ
70 機械室
71a 吸気用サーキュレータ
71b 吸気口
72a 排気用サーキュレータ
72b 排気口
73 成分分析器

Claims (14)

  1. 電線ケーブルに発生するアークを検出する電線アーク発生検出装置であって、
    前記電線ケーブルに沿って配設され、前記アークによって状態が変化する、細線状の検知部と、
    前記検知部と接続し、前記検知部の状態が変化すると、前記アークが発生したと判断する判断部とを備える
    ことを特徴とする、電線アーク発生検出装置。
  2. 前記判断部は、一端が固定電位に接続した抵抗と、入力端が前記抵抗の他端及びグランドに接続した比較器とを備え、
    前記検知部は、前記抵抗の他端及び前記比較器の入力端を前記グランドと接続する導体であり、
    前記比較器は、前記アークにより前記導体が溶断されることで、入力電圧がしきい値電圧以上となると、前記アークが発生したと判断する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の電線アーク発生検出装置。
  3. 前記検知部は、熱電対であり、
    前記判断部は、入力端に前記熱電対が接続された比較器を備え、
    前記比較器は、前記アークにより、前記熱電対の温度が上昇することで電位差が上昇すると、前記アークが発生したと判断する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の電線アーク発生検出装置。
  4. 前記検知部は、光ファイバであり、
    前記判断部は、前記光ファイバの一端に光を出力し、前記光ファイバの他端からの反射光を入力することによって往復伝搬時間を算出し、前記アークにより前記光ファイバが溶断され短くなることで前記往復伝搬時間が短くなると、前記アークが発生したと判断する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の電線アーク発生検出装置。
  5. 前記検知部は、端面が伝搬光を透過させる光ファイバであり、
    前記判断部は、前記光ファイバの一端に光を出力し、前記光ファイバの前記端面からの反射光を入力すると、前記アークが発生したと判断する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の電線アーク発生検出装置。
  6. 前記判断部は、前記アークが発生したと判断すると、遮断指令を出力するものであり、
    前記遮断指令を入力することにより、発電機と前記電線ケーブルとの接続を遮断する遮断機を備える
    ことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の電線アーク発生検出装置。
  7. 電線ケーブルに発生するアークを検出する電線アーク発生検出装置であって、
    前記電線ケーブルに近接して配設され、前記アークによる前記電線ケーブルの周囲における環境変化を検知すると、前記アークが発生したと判断する検知判断部を備える
    ことを特徴とする、電線アーク発生検出装置。
  8. 前記環境変化とは紫外線の発生であり、
    前記検知判断部は、前記紫外線を検知する紫外線センサを備える
    ことを特徴とする、請求項7に記載の電線アーク発生検出装置。
  9. 前記環境変化とは放電音の発生であり、
    前記検知判断部は、音を検知するマイクロフォンと、放電音域データベースに基づき、前記マイクロフォンで検知した音が前記放電音であるか否かを判断する解析部とを備える
    ことを特徴とする、請求項7に記載の電線アーク発生検出装置。
  10. 前記環境変化とは気化した前記電線ケーブルの被覆成分の発生であり、
    前記検知判断部は、前記被覆成分を検知する成分分析器を備える
    ことを特徴とする、請求項7に記載の電線アーク発生検出装置。
  11. 前記検知判断部は、一束の前記電線ケーブルに対し、壁によって隔てられた区画ごとに配設される
    ことを特徴とする、請求項8から10のいずれか1項に記載の電線アーク発生検出装置。
  12. 前記環境変化とは磁場強度変化であり、
    前記検知判断部は、前記磁場強度変化を検知する磁界センサを備える
    ことを特徴とする、請求項7に記載の電線アーク発生検出装置。
  13. 前記環境変化とは電場強度変化であり、
    前記検知判断部は、前記電場強度変化を検知するアンテナを備える
    ことを特徴とする、請求項7に記載の電線アーク発生検出装置。
  14. 前記検知判断部は、前記アークが発生したと判断すると、遮断指令を出力するものであり、
    前記遮断指令を入力することにより、発電機と前記電線ケーブルとの接続を遮断する遮断機を備える
    ことを特徴とする、請求項7から13のいずれか1項に記載の電線アーク発生検出装置。
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