JP7300405B2 - 被災状況検出装置および原子力発電所 - Google Patents

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Description

本発明は、被災状況検出装置および原子力発電所に関する。
原子力発電所等の設備で火災が発生した場合、火災発生位置や被災状況を早期に特定することが望まれている。この種の技術に関して、下記特許文献1には、「火災による温度、侵入、漏水を検知する1本の光ファイバケーブル1と、光ファイバケーブル1と接続する防災受信機2とを備え、防災受信機2は、光ファイバケーブル1に接続されて火災による温度を検知する火災検知手段4、侵入を検知する侵入検知手段5、漏水を検知する漏水検知手段6と、火災検知手段4、侵入検知手段5、漏水検知手段6で検知した異常信号を受け、警報を発する警報発生手段7と、異常信号に応じた異常内容及び異常発生箇所を外部へ報知する報知手段8を有している。」と記載されている(要約参照)。
特開2017-134674号公報
しかし、上記特許文献1に記載された技術では、火災検知用の光ファイバケーブルの周囲に配置されている他のケーブル等、設備の被災状況をユーザ等が適切に把握することは困難であった。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、ユーザ等が設備の被災状況を適切に把握できる被災状況検出装置および原子力発電所を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の被災状況検出装置は、複数の区域を有する建屋と、複数の前記区域に含まれる電源盤設置区域に設置された複数の電源盤と、複数の前記電源盤とそれぞれ接続され、各々が金属線と光ファイバとを含む複数のケーブルと、複数の前記区域に渡って敷設され、一または複数の前記ケーブルを収納する経路になる部材の区間である複数の電路区間と、各々の前記光ファイバにパルス光を入射させる光入射部と、前記光ファイバからの光を検出する光電気変換器と、を備えるシステムに適用され、複数の前記ケーブルと複数の前記電路区間と、の関係を記憶する関係記憶部と、前記光電気変換器における検出結果に基づいて、火災が発生した前記電路区間である被災電路区間を特定する被災電路区間特定部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザ等が設備の被災状況を適切に把握できる。
好適な実施形態による原子力発電所の概略構成図である。 ケーブルの模式的断面および温度分布検出装置の構成を示す図である。 ケーブルの敷設経路の要部を示す模式図である。 図3のIV-IV線における模式的な断面図である。 図3のV-V線における模式的な断面図である。 ディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。
〈実施形態の構成〉
図1は、好適な実施形態による原子力発電所100(システム)の模式図である。
原子力発電所100は、原子炉建屋120(建屋)と、制御室110と、を備えている。原子炉建屋120の中央部には略円筒状の原子炉収納区域126が形成され、ここに原子炉128が収納されている。制御室110には、制御装置500(被災状況検出装置)と、ディスプレイ114と、が収納されている。原子炉建屋120は、複数の隔壁121によって、複数の区域151,152,153,154に区分けされている。ここで、隔壁121は、火災伝播が発生しないような材質、寸法で構成されている。
区域151には、ポンプ31と、これを駆動するポンプ駆動モータ1と、が配置されている。区域152には、電磁弁2と、電磁弁2を駆動する弁駆動モータ32と、が配置されている。また、区域153には、負荷装置3が配置されている。負荷装置3は、例えば、電動機、送風機、蓄電装置、無停電電源装置等である。また、区域154(電源盤設置区域)には、電源盤設備60が設置されている。
電源盤設備60は、ポンプ駆動モータ1、電磁弁2および負荷装置3に対して、それぞれ電力供給するための電源盤61,62,63と、現場伝送盤66と、を備えている。電源盤61,62,63と、ポンプ駆動モータ1、電磁弁2および負荷装置3との間には、それぞれケーブル51,52,53が敷設されている。また、ケーブル51,52,53の電源盤設備60側の端部には、それぞれ温度分布検出装置71,72,73が接続されている。
図2は、ケーブル51,52,53の模式的断面および温度分布検出装置71,72,73の構成を示す図である。
ケーブル51は、銅線51c(金属線)と、耐火層51rと、光ファイバ51fと、絶縁層51iと、を備えている。銅線51cは、長尺円柱状の銅である。耐火層51rは、銅線51cの周縁に沿って形成された耐放射線・耐火素材の絶縁体である。光ファイバ51fは、耐火層51rの外側に配置されている。そして、絶縁層51iは、耐火層51rおよび光ファイバ51fを覆う絶縁体の層である。
また、温度分布検出装置71は、ケーブル51の敷設経路に沿った温度分布を検出する装置であり、光パルス信号発生部71g(光入射部)と、光電気変換器71rと、を備えている。光パルス信号発生部71gは、光ファイバ51fに対してレーザバルス光を入射させる。光電気変換器71rは、光ファイバ51fから反射された光を電気信号S71に変換して出力する。
ここで、温度分布検出装置71の検出原理を説明する。光ファイバ51fの一端から入射したレーザバルス光は、光ファイバ51fの各部において、温度に応じた後方散乱光を発生させる。レーザバルス光を入射したタイミングから後方散乱光が光電気変換器71rに戻った時間によって後方散乱光が生じた位置すなわち温度分布検出装置71からの距離が判明する。また、後方散乱光の強度によって当該位置における温度が判明する。従って、電気信号S71によって、光ファイバ51fの敷設経路に沿った温度分布を検出できる。
また、他のケーブル52,53および温度分布検出装置72,73も、これらと同様に構成されている。すなわち、ケーブル52は銅線52c(金属線)と、耐火層52rと、光ファイバ52fと、絶縁層52iと、を備え、ケーブル53は銅線53c(金属線)と、耐火層53rと、光ファイバ53fと、絶縁層53iと、を備えている。また、温度分布検出装置72は光パルス信号発生部72g(光入射部)と、電気信号S72を出力する光電気変換器72rと、を備え、温度分布検出装置73は、光パルス信号発生部73g(光入射部)と、電気信号S73を出力する光電気変換器73rと、を備えている。
図1において、原子炉建屋120の内部には、上述した以外の様々な機器(図示略)が設置されており、各機器と電源盤設備60との間には、ケーブル51,52,53と同様のケーブル(図示略)が敷設されている。そして、電源盤設備60内において各ケーブルに接続されている電源盤には、温度分布検出装置71,72,73と同様の温度分布検出装置(図示略)が接続されている。
図3は、ケーブル51の敷設経路の要部を示す模式図である。上述したように、区域151,154は、隔壁121によって分離されている。隔壁121には貫通孔(図示略)が形成され、該貫通孔には、ケーブルトレイ160が挿通し、ケーブル51は該ケーブルトレイ160に収納されている。
図4は、図3のIV-IV線における模式的な断面図であり、図5は図3のV-V線における模式的な断面図である。
図4に示すように、また、ケーブルトレイ160は断面略Π字状に形成され、開口部を上に向けている。また、図5に示すように、区域154(図3参照)において、ケーブルトレイ160は断熱材162で覆われている。これにより、ケーブルトレイ160を経由する火災の伝搬を抑制している。
図3の区域151において、ケーブルトレイ160には電線管164が接続されている。ケーブル51は該電線管164の内部に挿通され、ポンプ駆動モータ1に接続されている。このように、安全性に関係するケーブル51が複数の区域151,154に渡って敷設される場合、ケーブルトレイ160は、断熱材162で覆うことが好ましい。これは、火災が発生した際に、同時機能喪失を抑制するためである。
また、各ケーブルは、損傷等を防止するため、裸敷設することなく、図示のようにケーブルトレイ160または電線管164で保護することが好ましい。また、各区域151,154等には、それぞれ火災感知器168が設置されている。しかし、火災感知器168から離れた箇所や、断熱材162で囲まれた箇所でケーブル51に火災が生じた場合、火災感知器168が火災を即時感知することは困難である。そこで、本実施形態においては、図2に示したように、ケーブル51,52,53の内部に光ファイバ51f,52f,53fを内蔵させ、ケーブル火災の早期感知を実現している。
図6は、ディスプレイ114に表示される表示画面V01の一例を示す図である。
表示画面V01は、区域表示部210と、キープラン部240と、関連情報表示部250と、を含む。区域表示部210は、原子力発電所100(図1参照)における、ある表示対象区域(図示の例では区域151)の平面図を示すものである。そして、図示の例においては、区域151に火災が発生した場合を想定している。
区域表示部210は、複数の通り芯記号212と、複数の電源盤画像261,262,263と、電路区間画像216,218と、を含む。通り芯記号212は、原子力発電所100(図1参照)における通り芯142を表す記号である。電源盤画像261,262,263は、表示対象区域である区域151に含まれる複数の電源盤61,62,63の位置および形状を表す画像である。また、電路区間画像216,218は、区域151に含まれる電路区間176,178の位置および形状を表す画像である。
図示の例において、電路区間画像216は区域表示部210の内部でハッチングを施した部分であり、電路区間画像218は区域表示部210の内部でドットを施した部分である。また、本実施形態において、表示対象区域(例えば区域151)は、通り芯記号212に対応する通り芯で囲まれた一区域であり、複数の区域を表示する場合には、例えば保守要員であるユーザ等の指示に基づいて、表示対象区域を適宜切り替えるとよい。但し、複数の区域を表示対象区域として同時に選択できるようにしてもよい。
ここで、「電路区間」の意義について説明しておく。本明細書においては、ケーブル51,52,53等(図2参照)を収納する経路になる部材を「電路」と呼ぶ。例えば、図3に示すケーブルトレイ160や電線管164は「電路」の一部である。その他、床に形成された配線用のピット(図示せず)も「電路」になり得る。原子力発電所100における電路は、ユーザ等の指定に基づいて複数の区間に分割することができ、分割された区間を「電路区間」と呼ぶ。そして、図6の例において、区域151における電路は、電路区間176,178に分割されている。
また、図示は省略するが、各区域151~154(図1参照)の内部には、空間温度を計測する温度センサと、空間線量を計測する線量センサと、が設けられている。また、同様に図示は省略するが、電路区間176には、ケーブル52,53(図2参照)が敷設され、電路区間178には、ケーブル51、その他複数のケーブルが敷設されている。そして、各ケーブルには、温度分布検出装置71,72,73(図2参照)と同様に構成された温度分布検出装置が接続されている。
関連情報表示部250は、空間線量・空間温度表示部252と、電路温度表示部254と、被災ケーブル表示部256と、を含む。空間線量・空間温度表示部252は、表示対象区域155における空間線量と、表示対象区域155における空間温度と、を表示する。電路温度表示部254は、表示対象区域155に属する電路区間176,178の温度である電路温度を表示する。ここで「電路温度」とは、当該電路区間に敷設されているケーブルの、当該電路区間に属する部分の温度のうち最高の温度である。
上述したように、温度分布検出装置71等(図2参照)は、対応するケーブル51等の温度分布を計測するため、制御装置500(図1参照)は、各ケーブルの各電路区間における最高温度を特定できる。そして、ある電路区間(例えば電路区間176)における各ケーブルの最高温度のうち最も高いものが、当該電路区間における「電路温度」になる。
制御装置500(図1参照)は、電路温度が所定の閾値温度Tht(図示せず、例えば80℃)を超えると、当該電路区間に異常が生じている(例えば火災が発生している)と判定する。異常が生じたと判定された電路区間を「被災電路区間」と呼ぶ。図示の例において電路区間176の電路温度は100℃であり、閾値温度Tht(=80℃)を超えるため、制御装置500は電路区間176が被災電路区間であると判定する。また、制御装置500は、被災電路区間は、他の電路区間とは異なる表示態様でディスプレイ114に表示させる。例えば、図6のように、被災電路区間にハッチングを施してもよく、被災電路区間を点滅表示させてもよい。これにより、ユーザ等は、被災電路区間を一見して把握することができる。
また、被災電路区間に少なくとも一部が敷設されているケーブルを「被災ケーブル」と呼ぶ。図示の被災ケーブル表示部256は、表示対象区域155における何れかの電路区間が被災電路区間になった場合に、関連情報表示部250内に表示される。被災ケーブル表示部256には、被災ケーブルの識別番号(図示の例では「52」および「53」)と、これら被災ケーブルが接続されている電源盤174の識別番号(図示の例では「62」および「63」)と、が表示される。
図1に戻り、現場伝送盤66は、図2に示した電気信号S71,S72,S73等を、ケーブル56を介して、制御装置500に伝送する。制御装置500は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、SSD(Solid State Drive)等、一般的なコンピュータとしてのハードウエアを備えており、SSDには、OS(Operating System)、アプリケーションプログラム、各種データ等が格納されている。OSおよびアプリケーションプログラムは、RAMに展開され、CPUによって実行される。図1において、制御装置500の内部は、アプリケーションプログラム等によって実現される機能を、ブロックとして示している。
すなわち、制御装置500は、被災電路区間特定部502と、被災ケーブル特定部504と、関係記憶部506と、電力遮断部508と、報知部520と、電路区間画像表示部522と、表示態様設定部524と、遮断関係記憶部532と、閾値記憶部534と、許容線量率記憶部538と、消火方法記憶部540と、火災判定部542と、火災発生区域特定部544と、電源供給停止指示部546と、表示制御部548と、を備えている。
関係記憶部506は、ケーブル51,52,53(図1参照)等と、電路区間176,178(図6参照)等との関係を記憶する。すなわち、関係記憶部506は、各ケーブルの電源盤設備60(図1参照)からの長さに応じて、各ケーブルの当該部分が何れの電路区間に属するかを記憶する。より詳細に述べると、関係記憶部506は、各光電気変換器(例えば、71r、図2参照)によって電気信号(同S71)に変換された光ファイバ(例えば51f)の応答時間(例えばT1、図示せず)と、ケーブル(例えば51)が敷設された電路区間との関係を示すマップを、ケーブル毎に記憶している。さらに、関係記憶部506は、各電路区間の位置情報を記憶する。
閾値記憶部534は、各ケーブルの温度が異常であると判定すべき閾値Thを記憶する。この閾値Thは、上述した閾値温度Tht(例えば80℃)に対応する値である。火災判定部542は、温度分布検出装置71,72,73等から各々受信した電気信号S71,S72,S73等の強度と、上述した閾値Thとを比較し、何れかの電気信号の強度が閾値Thを超えると、火災が発生したと判定し、電源盤設備60から火災発生位置までのケーブル長を計測する。被災電路区間特定部502は、火災判定部542が計測したケーブル長に基づいて、火災発生位置が属する電路区間(例えば図6における176,178等)を、「被災電路区間」として特定する。
被災ケーブル特定部504は、特定された被災電路区間に少なくとも一部分が敷設されている一または複数のケーブルを「被災ケーブル」として特定する。報知部520は、関連情報表示部250(図6参照)に被災ケーブル表示部256を表示させることにより、被災ケーブルを、例えば、ユーザ等に報知する。ユーザ等は、例えば、各ケーブルが被災ケーブルになった際、そのケーブルに対する電力供給を自動的に遮断するか否かを予め設定することができる。以下、電力供給を自動的に遮断するように設定されたケーブルを「遮断対象ケーブル」と呼ぶ。
さらに、各遮断対象ケーブルは、そのケーブル自体の敷設経路に含まれていない電路区間が被災電路区間になった場合であっても、電力供給を遮断すべき場合がある。そこで、遮断関係記憶部532は、各々の電路区間が被災電路区間になった際に、電力供給を遮断すべき遮断対象ケーブルを記憶する。電力遮断部508は、被災電路区間と、遮断関係記憶部532の内容と、に基づいて、遮断対象ケーブルに対する電力供給を遮断する。すなわち、遮断対象ケーブルの少なくとも一部分が何れかの被災電路区間に含まれている場合、または、該遮断対象ケーブルが、被災電路区間に対応して電力供給を遮断すべきケーブルとして遮断関係記憶部532に記憶されている場合、電力遮断部508は遮断対象ケーブルに対する電力供給を遮断する。
電路区間画像表示部522は、関係記憶部506に記憶された位置情報に基づいて、電路区間画像216,218等の電路区間画像(図6参照)を表示画面V01に表示させる。また、表示態様設定部524は、記被災電路区間に対応する電路区間画像の表示態様を、他の電路区間とは異なる所定の表示態様(ハッチング、点滅表示等)で表示させる。また、許容線量率記憶部538は、原子炉収納区域126および他の区域151~154におけるそれぞれの許容線量率を記憶する。また、消火方法記憶部540は、原子炉収納区域126および他の区域151~154におけるそれぞれの消火方法を記憶する。
また、火災発生区域特定部544は、関係記憶部506に記憶されたマップと、被災電路区間特定部502が特定した被災電路区間と、に基づいて、火災発生区域(例えば126,151~154のうち何れか)を特定する。また、電源供給停止指示部546は、火災発生区域に少なくとも一部が敷設されている一または複数のケーブル(例えば51)を特定し、特定したケーブルに対応する電源盤(例えば61)に対して、該ケーブルに対する電源供給の停止を指示する。また、表示制御部548は、火災発生区域と、当該火災発生区域における許容線量率と、当該火災発生区域に対する消火方法と、をディスプレイ114に表示させる。
〈実施形態の効果〉
以上のように、好適な実施形態によれば、被災状況検出装置(500)は、複数の区域151~154を有する建屋(120)と、複数の区域151~154に含まれる電源盤設置区域(154)に設置された複数の電源盤61,62,63と、各々が金属線(51c,52c,53c)と光ファイバ51f,52f,53fとを含む複数のケーブル51,52,53と、複数の区域151~154に渡って敷設され、一または複数のケーブル51,52,53を収納する経路になる部材の区間である複数の電路区間176,178と、各々の光ファイバ51f,52f,53fにパルス光を入射させる光入射部(71g,72g,73g)と、光ファイバ51f,52f,53fからの光を検出する光電気変換器71r,72r,73rと、を備えるシステム(100)に適用され、複数のケーブル51,52,53と複数の電路区間176,178と、の関係を記憶する関係記憶部506と、光電気変換器71r,72r,73rにおける検出結果に基づいて、火災が発生した電路区間である被災電路区間を特定する被災電路区間特定部502と、を備える。これにより、ユーザ等は、被災電路区間を容易に認識することができ、設備の被災状況を適切に把握することができる。
また、被災状況検出装置(500)は、複数のケーブル51,52,53のうち被災電路区間に敷設されているケーブルである複数の被災ケーブルを特定する被災ケーブル特定部504と、特定した被災ケーブルを、報知する報知部520と、をさらに備えることが好ましい。
これにより、被災電路区間に敷設されている複数の被災ケーブルを特定することができる。特に、被災電路区間に敷設されている複数のケーブルのうち、未だ閾値温度Tht以上の部分が生じていないケーブルも「被災ケーブル」として特定できるため、ユーザ等は、設備の被災状況を一層適切に把握することができる。
また、被災状況検出装置(500)は、被災ケーブルに対する電力供給を遮断する電力遮断部(508)をさらに備えることが好ましい。これにより、被災ケーブルに対する電力供給を自動的に、かつ、迅速に遮断することができる。
また、関係記憶部506は、複数の電路区間の位置情報を記憶するものであり、被災状況検出装置(500)は、複数の電路区間176,178に対応する電路区間画像216,218をディスプレイに表示させる電路区間画像表示部522と、電路区間画像216,218のうち、被災電路区間に対応する電路区間画像216,218の表示態様を所定の表示態様に設定する表示態様設定部524と、をさらに備えることが好ましい。これにより、ユーザ等に認識しやすい態様で被災電路区間をディスプレイに表示させることができる。
また、被災状況検出装置(500)は、各々の電路区間176,178が被災電路区間になった際に、電力供給を遮断すべきケーブルである遮断対象ケーブルを記憶する遮断関係記憶部532をさらに備え、電力遮断部508は、さらに、被災電路区間と、遮断関係記憶部532の内容と、に基づいて、遮断対象ケーブルに対する電力供給を遮断することが好ましい。これにより、ユーザ等は、遮断関係記憶部532の記憶内容を編集することにより、被災電路区間と、遮断対象ケーブルと、の関係を自由に設定できる。
また、原子力発電所100は、
原子炉128と、
原子炉128を収納する原子炉収納区域126を含む三以上の区域(126,151~154)を有する建屋(120)と、
複数の区域(126,151~154)のうちの第1の区域(151)に設置されたポンプ駆動モータ1と、
複数の区域(126,151~154)のうちの第2の区域(152)に設置された弁駆動モータ32と、
複数の区域(126,151~154)のうちの電源盤設置区域(154)に設置され、ポンプ駆動モータ1に電源を供給する第1の電源盤(61)と、
電源盤設置区域(154)に設けられ、弁駆動モータ32に電源を供給する第2の電源盤(62)と、
第1の電源盤(61)と第2の電源盤(62)とに接続された現場伝送盤66と、
ポンプ駆動モータ1と第1の電源盤(61)とに接続された第1の銅線(51c)と、第1の銅線(51c)を覆う耐放射線材の第1の耐火層(51r)と、第1の耐火層(51r)の外側に設けられた第1の光ファイバ(51f)とを有する第1のケーブル(51)と、
弁駆動モータ32と第2の電源盤(62)とに接続された第2の銅線(52c)と、第2の銅線(52c)を覆う耐放射線材の第2の耐火層(52r)と、第2の耐火層(52r)の外側に設けられた第2の光ファイバ(52f)とを有する第2のケーブル(52)と、
第1の電源盤(61)に設けられ、第1の光ファイバ(51f)に光パルス信号を供給する第1の光パルス信号発生部(71g)と、第1の光ファイバ(51f)からの光信号を電気信号に変換する第1の光電気変換器(71r)と、を有する第1の火災検出装置(71)と、
第2の電源盤(62)に設けられ、第2の光ファイバ(52f)に光パルス信号を供給する第2の光パルス信号発生部(72g)と、第2の光ファイバ(52f)からの光信号を電気信号に変換する第2の光電気変換器(72r)と、を有する第2の火災検出装置(72)と、
火災を判定するための閾値(Th)を記憶する閾値記憶部(534)と、
第1の光電気変換器(71r)によって第1の電気信号(S71)に変換された第1の光ファイバ(51f)の第1の応答時間(T1)と、第1の光ファイバ(51f)が敷設された電路区間176,178との関係を示す第1のマップと、第2の光電気変換器(72r)によって第2の電気信号(S72)に変換された第2の光ファイバ(52f)の第2の応答時間(T2)と、第2の光ファイバ(52f)が敷設された電路区間176,178との関係を示す第2のマップと、を記憶する関係記憶部506と、
複数の区域(126,151~154)におけるそれぞれの許容線量率を記憶する許容線量率記憶部538と、
複数の区域(126,151~154)における消火方法を記憶する消火方法記憶部540と、
建屋(120)の外部における制御室(110)に設けられ、第1の電気信号(S71)の強度または第2の電気信号(S72)の強度が閾値(Th)よりも高い場合は火災が発生したと判定する火災判定部542と、
第1の応答時間(T1)または第2の応答時間(T2)と、第1のマップまたは第2のマップとに基づいて、複数の区域(126,151~154)のうち火災発生区域を特定する火災発生区域特定部544と、
火災発生区域特定部544に第1のケーブル(51)が敷設されていると判断した場合には現場伝送盤66を介して第1の電源盤(61)に電源供給の停止を指示し、火災発生区域に第2のケーブル(52)が敷設されていると判断した場合には、現場伝送盤66を介して第2の電源盤(62)に電源供給の停止を指示する電源供給停止指示部546と、
制御室110に設けられ、火災発生区域と、火災発生区域の許容線量率と、火災発生区域に対する消火方法と、をディスプレイ114に表示させる表示制御部548と、を備えることが好ましい。
これにより、ユーザ等は、火災発生区域を容易に認識することができ、設備の被災状況を適切に把握することができる。
また、原子力発電所100は、負荷装置3と第3の電源盤(63)とに接続された第3の銅線(53c)と、第3の銅線(53c)を覆う耐放射線材の第3の耐火層(53r)と、第3の耐火層(53r)の外側に設けられた第3の光ファイバ(53f)とを有する第3のケーブル(53)をさらに備え、
関係記憶部506は、第3の光電気変換器(73r)によって第3の電気信号(S73)に変換された第3の光ファイバ(53f)の第3の応答時間(T3)と、第3の光ファイバ(53f)が敷設された電路区間176,178との関係を示す第3のマップを記憶するものであり、
電源供給停止指示部546は、火災発生区域に第3のケーブル(53)が敷設されていると判断した場合には現場伝送盤66を介して第3の電源盤(63)に電源供給の停止を指示することが一層好ましい。
これにより、ユーザ等は、火災発生区域をさらに詳細に認識することができ、設備の被災状況を一層適切に把握することができる。
〈変形例〉
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記実施形態の構成に他の構成を追加してもよく、構成の一部について他の構成に置換をすることも可能である。また、図中に示した制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上で必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
(1)上述した実施形態において、遮断対象ケーブルになり得るケーブルは電源ケーブルに限られるものではなく、例えば小勢力回路用のケーブルも、遮断対象ケーブルに含めてもよい。
(2)上記実施形態における制御装置500のハードウエアは一般的なコンピュータによって実現できるため、上述した各種処理を実行するプログラム等を記憶媒体に格納し、または伝送路を介して頒布してもよい。
(3)上述した各処理は、上記実施形態ではプログラムを用いたソフトウエア的な処理として説明したが、その一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit;特定用途向けIC)、あるいはFPGA(Field Programmable Gate Array)等を用いたハードウエア的な処理に置き換えてもよい。
(4)また、制御装置500は、上述した実施形態における原子力発電所100のみならず、他の発電所、その他各種設備に適用することができる。
51,52,53 ケーブル
51c,52c,53c 銅線(金属線)
51f,52f,53f 光ファイバ
61,62,63 電源盤
71g,72g,73g 光パルス信号発生部(光入射部)
71r,72r,73r 光電気変換器
100 原子力発電所(システム)
120 原子炉建屋(建屋)
151~153 区域
154 区域(電源盤設置区域)
176,178 電路区間
216,218 電路区間画像
500 制御装置(被災状況検出装置)
502 被災電路区間特定部
504 被災ケーブル特定部
506 関係記憶部
508 電力遮断部
520 報知部
522 電路区間画像表示部
524 表示態様設定部
532 遮断関係記憶部

Claims (6)

  1. 複数の区域を有する建屋と、複数の前記区域に含まれる電源盤設置区域に設置された複数の電源盤と、複数の前記電源盤とそれぞれ接続され、各々が金属線と光ファイバとを含む複数のケーブルと、複数の前記区域に渡って敷設され、一または複数の前記ケーブルを収納する経路になる部材の区間である複数の電路区間と、各々の前記光ファイバにパルス光を入射させる光入射部と、前記光ファイバからの光を検出する光電気変換器と、を備えるシステムに適用され、複数の前記ケーブルと複数の前記電路区間と、の関係を記憶する関係記憶部と、
    前記光電気変換器における検出結果に基づいて、火災が発生した前記電路区間である被災電路区間を特定する被災電路区間特定部と、を備える
    ことを特徴とする被災状況検出装置。
  2. 複数の前記ケーブルのうち前記被災電路区間に敷設されているケーブルである複数の被災ケーブルを特定する被災ケーブル特定部と、
    特定した前記被災ケーブルを報知する報知部と、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の被災状況検出装置。
  3. 前記被災ケーブルに対する電力供給を遮断する電力遮断部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の被災状況検出装置。
  4. 前記関係記憶部は、複数の前記電路区間の位置情報を記憶するものであり、
    複数の前記電路区間に対応する電路区間画像をディスプレイに表示させる電路区間画像表示部と、
    前記電路区間画像のうち、前記被災電路区間に対応する前記電路区間画像の表示態様を所定の表示態様に設定する表示態様設定部と、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の被災状況検出装置。
  5. 各々の前記電路区間が前記被災電路区間になった際に、電力供給を遮断すべきケーブルである遮断対象ケーブルを記憶する遮断関係記憶部をさらに備え、
    前記電力遮断部は、さらに、前記被災電路区間と、前記遮断関係記憶部の内容と、に基づいて、前記遮断対象ケーブルに対する電力供給を遮断する
    ことを特徴とする請求項3に記載の被災状況検出装置。
  6. 複数の区域を有する建屋と、
    複数の前記区域に含まれる電源盤設置区域に設置された複数の電源盤と、
    複数の前記電源盤とそれぞれ接続され、各々が金属線と光ファイバとを含む複数のケーブルと、
    複数の前記区域に渡って敷設され、一または複数の前記ケーブルを収納する経路になる部材の区間である複数の電路区間と、
    各々の前記光ファイバにパルス光を入射させる光入射部と、
    前記光ファイバからの光を検出する光電気変換器と、
    複数の前記ケーブルと複数の前記電路区間と、の関係を記憶する関係記憶部と、
    前記光電気変換器における検出結果に基づいて、火災が発生した前記電路区間である被災電路区間を特定する被災電路区間特定部と、を備える
    ことを特徴とする原子力発電所。
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