JP2017075762A - パーソナル空調システムと空調用空気吹出口装置 - Google Patents

パーソナル空調システムと空調用空気吹出口装置 Download PDF

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Fujio Tamura
富士雄 田村
藤本 大輔
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Abstract

【課題】モータダンパによるパーソナル吹出用羽根と、拡散吹出用羽の開閉操作による切替手段に加えて、両羽根による風量増減制御手段によって、居室内の空調負荷に応じた風量を安定供給するとともに、居室内を快適な空調状態に保つ吹出口装置を提供する。【解決手段】空調機器から空調ダクトを介して空調空気を導入するチャンバーボックス2に、パーソナル吹出部4と拡散吹出部3を設けるとともに、パーソナル吹出部にパーソナル吹出用羽根6を、拡散吹出部に拡散吹出用羽根5をそれぞれ設け、さらに、各吹出部の各羽根を開閉する制御ボックス7を設け、制御ボックスを介して拡散吹出部の拡散吹出用羽根を閉止し、パーソナル吹出部のパーソナル吹出用羽根を開放することにより、パーソナルモードとするとともに、拡散吹出部の拡散吹出用羽根を開放し、パーソナル吹出部のパーソナル吹出用羽根を閉止することにより、通常モードに切替えるように構成する。【選択図】図1

Description

本発明はオフィス等における個人毎に対応した空気吹出を可能とする空調システムと空調用空気吹出口装置の提供を目的とするものである。
従来の空調システムとその吹出口装置としては、通常室内を均一な温熱環境とする空調システムと吹出口装置が一般的であったが、これに換えて個人毎に対応してタスク空調を行うための空気吹出口を天井に設置し、空気吹出口は、指向性吹出、拡散吹出および閉止の各動作を切換可能に構成して、アンビエント空調の要素として動作可能としたパーソナル空調システムと空調用空気吹出口装置が提案されている(特許文献1)。
また、アンビエント空調機能とパーソナル空調機能とを有し、パーソナル空調用の空調空気の風量を変更しても、空調空気の総風量が変動し難く居室内の空調負荷に応じた風量を安定供給することができ、居室内を快適な空調状態に保つことができる吹出口装置が提案されている(特許文献2)。
特開2010−236820号公報 特開2013−029238号公報
特許文献1および2記載の発明は、空調空気を導入するチャンバーとチャンバー内の切替ユニットによって、アンビエント吹出部とパーソナル吹出部の切替に加えて、各吹出部から吹き出す空調空気の風光、風量を変更する気流調正手段とその増減を連携させる制御手段とその増減を連係させる制御手段を備えるものである。
然るに、前記両装置のアンビエント吹出部とパーソナル吹出部の切替および各吹出部からの空調空気の風量、風光を変更、増減制御はいずれも切替様板体(シャッター)による制御であるが、本発明はこれに換えて、モータダンパによるパーソナル吹出用羽根と拡散吹出用羽の開閉操作による切替手段に加えて両羽根による風量増減制御手段によって居室内の空調負荷に応じた風量を安定供給するとともに居室内を快適な空調状態に保つことができる空調システムと吹出口装置の提供を目的とする。
前記目的を達成する発明の請求項1の空調システムの発明は、空調機器から空調ダクトを介して空調空気を導入するチャンバーボックスにパーソナル吹出部と拡散吹出部を設けるとともに前記パーソナル吹出部にパーソナル吹出用羽根を、前記拡散吹出部に拡散吹出用羽根をそれぞれ設け、さらに、前記各吹出部の各羽根を開閉する制御ボックスを設けるとともに当該制御ボックスを介して拡散吹出部の拡散吹出用羽根を閉止し、パーソナル吹出部のパーソナル吹出用羽根を開放することによりパーソナルモードとするとともに拡散吹出部の拡散吹出用羽根を開放しパーソナル吹出部のパーソナル吹出用羽根を閉止することにより通常モードに切替えることができるように構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項2の空調システムの発明は、モータ15の駆動軸に対して、カップリング31を介して回転軸16を連結するとともに当該回転軸16に対して、拡散吹出部3の仕切板18の空調気流の通気口19を開閉する拡散吹出用羽根5を取り付け、かつパーソナル吹出部4の空調気流のパーソナル気流用ダクト20の開口部21を開閉するパーソナル吹出用羽根6を取り付けることにより構成し、さらに前記カップリング31の外側には、前記両羽根5,6のうち拡散吹出用羽根5が前記仕切板18の通気口19を開放する状態並びにパーソナル吹出用羽根6がパーソナル気流用ダクト20の開口部21を閉鎖する状態を検知する位置検出用カム23aおよびリミットスイッチ24aを設けるとともに、拡散吹出用羽根5が仕切板18の通気口19を閉鎖する状態並びにパーソナル吹出用羽根6がパーソナル気流用ダクト20の開口部21を開口する状態を検知する位置検出用カム23aおよびリミットスイッチ24bを設けることにより構成したことを特徴とする。
さらに、本発明の請求項3の空調用空気吹出口装置の発明は、空調機器から空調ダクトを介して空調空気を導入するチャンバーボックスにパーソナル吹出部と拡散吹出部を設けるとともに前記パーソナル吹出部にパーソナル吹出用羽根を、前記拡散吹出部に拡散吹出用羽根をそれぞれ設け、さらに、前記各吹出部の各羽根を開閉する制御ボックスを設けるとともに当該制御ボックスを介して拡散吹出部の拡散吹出用羽根を閉止し、パーソナル吹出部のパーソナル吹出用羽根を開放することによりパーソナルモードとするとともに拡散吹出部の拡散吹出用羽根を開放しパーソナル吹出部のパーソナル吹出用羽根を閉止することにより通常モードに切替えることができるように構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項4の空調用空気吹出口装置の発明は、モータ15の駆動軸に対して、カップリング31を介して回転軸16を連結するとともに当該回転軸16に対して、拡散吹出部3の仕切板18の空調気流の通気口19を開閉する拡散吹出用羽根5を取り付け、かつパーソナル吹出部4の空調気流のパーソナル気流用ダクト20の開口部21を開閉するパーソナル吹出用羽根6を取り付けることにより構成し、さらに前記カップリング31の外側には、前記両羽根5,6のうち拡散吹出用羽根5が前記仕切板18の通気口19を開放する状態並びにパーソナル吹出用羽根6がパーソナル気流用ダクト20の開口部21を閉鎖する状態を検知する位置検出用カム23aおよびリミットスイッチ24aを設けるとともに、拡散吹出用羽根5が仕切板18の通気口19を閉鎖する状態並びにパーソナル吹出用羽根6がパーソナル気流用ダクト20の開口部21を開口する状態を検知する位置検出用カム23aおよびリミットスイッチ24bを設けることにより構成したことを特徴とする。
本発明の空調システムと空調用空気吹出口装置によれば、居室内の空調負荷に応じた風量を拡散気流とパーソナル気流の切替により安定供給するとともに居室内を快適な空調状態に保つことができる。
(a)は本発明の実施例1を示す空調用空気吹出し口装置の縦断側面図、(b)は同下側図面 本発明の実施例1の拡散気流パーソナル気流の各モード時の空調システムの説明図 通常モード、パーソナルモードおよび不在モードの空調システムの説明図 (a)、(b)は試験室及び気流分布風速測定ポイントの説明図 (a)(b)は風量100CMH(ネック風速:1.6m/s)の通常モードによる試験結果の説明図 (a)、(b)は同パーソナルモードによる試験結果の説明図 (a)、(b)は同風量150CMH(ネック風速:2.3m/s)の通常モードによる試験結果の説明図 (a)、(b)は同パーソナルモードによる試験結果の説明図 (a)、(b)は同風量200CMH(ネック風速:3.1m/s)の通常モードによる試験結果の説明図 (a)、(b)は同パーソナルモードによる試験結果の説明図 (a)、(b)は同風量250CMH(ネック風速:3.9m/s)の通常モードによる試験結果の説明図 (a)、(b)は同パーソナルモードによる試験結果の説明図 (a)、(b)は同風量300CMH(ネック風速:4.7m/s)の通常モードによる試験結果の説明図 (a)、(b)は同パーソナルモードによる試験結果の説明図 実施例2の空調用空気吹出口装置を示す一部を破断した斜視図 実施例2の空調用空気吹出口装置を示す一部を破断した斜視図 実施例2の空調用空気吹出口装置を示す一部を破断した斜視図 実施例2の空調用空気吹出口装置を示す一部を破断した斜視図 実施例2の空調用空気吹出口装置の拡散吹出部とパーソナル吹き出し部の斜視図 実施例2の空調用空気吹出口装置の拡散吹出部とパーソナル吹き出し部の斜視図 実施例2の空調用空気吹出口装置の拡散吹出部とパーソナル吹き出し部の斜視図 実施例2の空調用空気吹出口装置の拡散吹出部とパーソナル吹き出し部の斜視図 拡散吹出用羽根とパーソナル吹出用羽根の分解斜視図 拡散吹出用羽根とパーソナル吹出用羽根の斜視図 制御ボックスの構成を示す分解斜視図 拡散吹出用羽根とパーソナル吹出用羽根の通常モードを示す斜視図 拡散吹出用羽根とパーソナル吹出用羽根のパーソナルモードを示す斜視図
以下本発明の実施例について説明する。
図1〜3は本発明の空調システムおよび空調用空気吹出口装置の実施例1を示すものである。
図1(a)、(b)において、1は空調用空気吹出口装置を示し同装置1は、空調機器(図示しない)の空調ダクトを介して空調空気を導入するチャンバーボックス2と当該チャンバーボックス2内に設けた拡散吹出口部3およびパーソナル吹出部4および当該拡散吹出口部3に設けた拡散吹出用羽根5とパーソナル吹出部4に設けたパーソナル吹出口用羽根6の開閉操作を制御する制御ボックス7とから構成されている。
また、前記チャンバーボックス2には、前記空調ダクトと接続するネック8を設けるとともに内コーン9および外コーン10による拡散気流の吹出口11およびパーソナル気流の吹出口12を設けることにより構成されている。
尚、前記内コーン9には開閉自在な塞ぎ板13を具備するとともにパーソナル気流の吹出口12にはパンチング穴を開口した吹出板14を具備することにより構成されている。
以上の構成からなる空調用空気吹出口装置1による空調システムについて図2、3により説明すると、先ず拡散気流時の空調システムについては、制御ボックス7のモータ15を駆動して拡散吹出口部3の拡散吹出用羽根5を開放するとともにパーソナル吹出部4のパーソナル吹出用羽根6を閉止することによりネック9を介してチャンバーボックス2内に導入される空調空気は、図2に示すように拡散吹出部3の内外コーン9、10の吹出口11を介してチャンバーボックス2の四方から居室内に拡散気流として吹き出される。
また、この拡散気流による空調システムにおいて制御ボックス7のモータ15の駆動を制御しつつ前記拡散吹出用羽根5を開より閉止状態とするとともにパーソナル吹出用羽根6を閉止状態から開放状態に操作することにより、パーソナル吹出部4の吹出口12よりネック8から導入される空調空気を吹き出すことができ、パーソナル気流による空調システムに切り換えることができるものである。
よって、前記実施例1の具体的な空調システムによる試験の実測データを図4〜14とともに示すと、図4は試験室および気流分布風速測定ポイントを示し、図5〜14はそれぞれ風量(CMH)、ネック風速別に通常モード(パーソナル気流)とパーソナルモード(拡散気流)の測定結果を示すものである。
また、その試験内容について説明すると、通常モード試験は吹出口11の四方向から吹き出し、その気流を可視化できるように煙を用いて確認するとともに各図に示す通り風量はネック8位置で最小100CMH(1.6m/s)〜最大300CMH(4.7m/s)とし吹出口11から0.5m間隔で吹出風速を測定したものであり、パーソナルモード試験については、前記吹出口11の四方向からの吹出を塞ぎ、MD羽根(パーソナル吹出用羽根)6を全開したときの気流を可視化できるように煙を用いて確認し、風量と風速条件は前記通常モードの空調システムと同一条件で行ったものである。
尚、図5の試験結果は、四方向から均一な拡散気流が確認でき、最小拡散半径を0.5m/sとすると拡散半径は0.5mとなる。
図6の場合は、緩やかではあるがパーソナル気流が確認でき、最小到達距離を0.5m/sとすると到達距離は0.5mとなる。
図7の場合は、四方向から均一な拡散気流が確認でき、最小拡散半径を0.5m/sとすると拡散半径は1.0mとなる。
図8の場合は、パーソナル気流が確認でき、吹出真下で若干ではあるが気流を感じられ、最小到達距離を0.5m/sとすると到達距離は1.0mとなる。
図9の場合は、四方向から均一な拡散気流が確認でき、最小拡散半径を0.5m/sとすると拡散半径は1.5mとなる。
図10の場合は、パーソナル気流が確認でき、吹出真下でも気流を感じられ、最小到達距離を0.5m/sとすると到達距離は1.5mとなる。
図11の場合は、四方向から均一な拡散気流が確認でき、最小拡散半径を0.5m/sとすると拡散半径は2.0mとなる。
図12の場合は、パーソナル気流が確認でき、吹出真下でも気流を感じられ、最小到達距離を0.5m/sとすると到達距離は1.5m以上となる。
図13の場合は、四方向から均一な拡散気流が確認でき、最小拡散半径を0.5m/sとすると拡散半径は2.5mとなる。
図14の場合は、パーソナル気流が確認でき、吹出真下でも気流を感じられ、最小到達距離を0.5m/sとすると到達距離は1.5m以上となる。
図15〜22は本発明空調用空気吹出口装置1の具体的な構成を示す実施例2である。
図15、16はパーソナルモード状態における空調用空気吹出口装置1の一部を破断して示す斜視図、図17、18は通常モード状態における空調用空気吹出口装置1の一部を破断して示す斜視図、図19、20はパーソナルモード状態における拡散吹出部3およびパーソナル吹出部4の斜視図、図21、22は通常モード状態における拡散吹出部3およびパーソナル吹出部4の斜視図を示すものである。
図15〜22の実施例2における構成については、前記実施例1に示した空調用空気吹出口装置1と同一の構成については同一の符号を付して、その構成説明を省略する。
当該実施例2においては、空調用空気吹出口装置1の通常モード、すなわちパーソナル吹出部4のパーソナル吹出用羽根6を開放するとともに拡散吹出部3の拡散吹出用羽根5を閉止し、吹出口12よりパーソナル気流を吹き出し、逆に前記パーソナル吹出部4のパーソナル吹出用羽根6を閉止し、拡散吹出部3の拡散吹出用羽根5を開放し、吹出口11より拡散気流を吹き出すパーソナルモード状態のそれぞれについて図示したものである。
空調用空気吹出口装置1の拡散吹出部3とパーソナル吹出部4の構成における拡散吹出用羽根5は、図16、20に示すようにモータ15の駆動軸(図示しない)連結される回転軸16に対して取付軸17により連結されるとともにパーソナル吹出用羽根6は図15、19に示すようにモータ15の駆動軸16に直結されている。
また拡散吹出用羽根5はチャンバーボックス2に設けられた仕切板18に開口した通気口19を開閉することができるように構成されている。
そして、パーソナル吹出用羽根6は、仕切板18に取り付けたパーソナル気流用ダクト20の開口部21を開閉することができるように構成され、前記当該パーソナル吹出用羽根6を開閉する回転軸16は、パーソナル気流用ダクト20に設けた軸受22を介して取り付けられている。
さらに、前記拡散吹出部3とパーソナル吹出部4によるパーソナル気流および拡散気流の通常モードとパーソナルモードの切り替え制御については、前記モータ15の回転軸16取り付けた拡散吹出用羽根5とパーソナル吹出用羽根6を仕切板18の通気口19とパーソナル気流用ダクト20の開口部21を開閉しつつ実施するが、その際には前記モータ15の回転軸16に設けたカム23および当該カム23によるリミットスイッチ24により操作する。
そして、以下には前記構成における拡散吹出部3とパーソナル吹き出し部4の各羽根5、6の回転軸16との取付構造並びに各羽根5、6の具体的な構成について図23、24により説明するとともに前記各羽根5、6お開閉状態を制御するカム23、リミットスイッチ24の具体的な構成を図25により説明する。
尚、図26、27は、図19、20の通常モード(パーソナル気流モード・パーソナル吹出用羽根6の開状態時)に対応する状態における各羽根5、6のみの構成と図21、22のパーソナルモード(拡散吹出用羽根5の開状態時)に対応する状態における各羽根5、6のみの構成をそれぞれ示すものである。
図23は拡散吹出用羽根5とパーソナル吹出用羽根6を回転軸に取り付ける取付構成を示す分解斜視図で、拡散吹出用羽根5は、回転軸16の軸心線に対して右側に取り付ける羽根体5aと、左側に取り付ける羽根体5b、5cにより構成され、それぞれの羽根体5a〜5cは、図21,22にて示す仕切板18に開口される通気口19の各通気口19a〜19cを開閉することができるように各通気口19a〜19cの開口形状に対応する形状により構成されている。
そこで各羽根5a〜5cは、図23に示される通り、羽根体5a〜5cに対応する形状のガスケット25,26を介装するとともにスペーサ27を介装し、かつ回転軸16の軸心線間には取付軸17として図20に示したカラー17aを介装しつつ回転軸16の軸心線の左右両側部に軸心線との水平面に平行状態に取り付けることにより拡散吹出用羽根5を構成する(図24参照)。
また、パーソナル吹出用羽根6は、パーソナル気流用ダクト20(図19,20参照)の開口部21を開閉することができるように構成され、その内径は開口部21の開口径に対応した形状に構成されるとともに、図23に示すように同一形状のガスケット29を介装しつつ回転軸16に対して軸心線との直交面に平行せしめてネジ30により取り付けることによりパーソナル吹出用羽根6を構成する(図24参照)。
すなわち両羽根5,6は、回転軸16の軸心線に対して拡散吹出用羽根5はその左右両側部に水平面に平行して取り付けられるとともにパーソナル吹出用羽根6は直交面に平行して取り付けられ、両者は互いに直交面上に張設されることにより構成される(図24参照)。
従って図26,27は両羽根5,6の通常モード、パーソナルモード状態を示すものであるが、図26の通常モードにおいてパーソナル気流用ダクト20の吹出口12によりパーソナル気流が吹き出される場合には、拡散吹出用羽根5が水平状態(仕切板18の通気口19を閉鎖する)にて保持されるのに対してパーソナル吹出用羽根6は、パーソナル気流用ダクト20の開口部21において直交する直立状態に保持され開口部21を開放する状態となる。
これとは逆に、図27のパーソナルモードにおいては回転軸16が90度回転されると拡散吹出用羽根5が図26の水平状態から図27の直立状態に保持され、図27においては図示されていない仕切板18の通気口19が開放されることになるとともにパーソナル気流用ダクト20の開口部21におけるパーソナル吹出用羽根6は水平状態に保持されて開口部21を閉鎖する状態となる。
前記両羽根5,6の構成に加えて図25は両羽根5,6の位置検出並びにこれの開閉操作する制御部としての構成を示すものである。
そして、前記回転軸16による両羽根5,6の開閉操作並びに通常モードと拡散気流のパーソナルモードへの切替操作の各制御について以下に説明する。
図25において前記回転軸16はモータ15の駆動軸(図示しない)に対してカップリング31を介して連結されるとともに当該カップリング31を介して連結されるとともに当該カップリング31の外側には、前記拡散吹出用羽根5の位置検出用カム23aとパーソナル吹出用羽根6の位置検出用カム23bを取り付け、さらに両カム23a,23bには両羽根5,6の開閉位置、すなわちカム23aは、拡散吹出用羽根5が開放されパーソナル吹出用羽根6が閉鎖状態に保持されることを検知するリミットスイッチ24aを、カム23bはこれを逆に拡散吹出用羽根5が閉鎖状態となり、パーソナル吹出用羽根6が開放状態に保持されることを検知するリミットスイッチ24bをそれぞれカム23a,23bの作動位置に対応せしめて設定することにより構成されている。
しかして、これらモータ15を含むカム23、リミットスイッチ24等の制御部はチャンバーボックス2の内側に設置することにより構成されている。
さて、以上の構成からなる空調用空気吹出装置1においてネック8を介して供給される空調空気を通常モード並びにこれをパーソナルモードに切り替えつつ空調を実施する場合には、モータ15の駆動軸に対して、カップリング31を介して回転軸16を連結するとともに当該回転軸16に対して、拡散吹出部3の仕切板18の空調気流の通気口19を開閉する拡散吹出用羽根5を取り付け、かつパーソナル吹出部4の空調気流のパーソナル気流用ダクト20の開口部21を開閉するパーソナル吹出用羽根6を取り付けることにより構成し、さらに前記カップリング31の外側には、前記両羽根5,6のうち拡散吹出用羽根5が前記仕切板18の通気口19を開放する状態並びにパーソナル吹出用羽根6がパーソナル気流用ダクト20の開口部21を閉鎖する状態を検知する位置検出用カム23aおよびリミットスイッチ24aを設けるとともに、拡散吹出用羽根5が仕切板18の通気口19を閉鎖する状態並びにパーソナル吹出用羽根6がパーソナル気流用ダクト20の開口部21を開口する状態を検知する位置検出用カム23aおよびリミットスイッチ24bを設けることにより構成した空調用空気吹出口装置1において、前記リミットスイッチ24aのON状態下にパーソナルモードによる空調空気の供給を実施することができ(図21,22,27の状態参照)、逆にこのパーソナルモードをモータ15の起動にて回転軸16を90度回動し、前記リミットスイッチ24aのOFF状態となりカム23bが回転軸16の回動により回動しリミットスイッチ24bをON状態とすることにより、前記拡散吹出用羽根5の開放状態が仕切板18の通気口19を閉鎖状態となり、逆にパーソナル吹出用羽根6がパーソナル気流用ダクト20の開口部21を開放状態となり通常モードに切り換えることができる(図15,16,26の状態参照)。
また、これを切り替える場合にはモータ15を起動して回転軸16を90度逆回転させることにより、これをカム23aおよびリミットスイッチ24bが作動して前記パーソナル吹出用羽根6の開放状態と拡散吹出用羽根5の閉鎖状態を検知し、これを維持することにより空調気流の供給を通常モードに切り替えることができるものである。
以上の実施例1,2の空調用空気吹出口装置1によれば、通常モードとパーソナルモードの切替を回転軸16に拡散吹出用羽根5とパーソナル吹出用羽根6を取り付けるとともに両羽根5,6の仕切板18の通気口19とパーソナル気流用ダクト20の開口部21の開閉操作を回転軸16の回動操作により実施することができるように構成したものであるが、かかる制御操作の構成については回転軸16のみの実施に替えて拡散吹出用羽根5とパーソナル吹出用羽根6による仕切板18の通気口19とパーソナル気流用ダクト20の開口部21の開閉操作はそれぞれ個別の操作手段にて制御しつつ実施することも可能である。
1 空調用空気吹出口装置
2 チャンバーボックス
3 拡散吹出部
4 パーソナル吹出部
5 拡散吹出用羽根
5a 羽根体
5b 羽根体
5c 羽根体
6 パーソナル吹出用羽根
7 制御ボックス
8 ネック
9 内コーン
10 外コーン
11 吹出口
12 吹出口
13 塞ぎ板
14 吹出板
15 モータ
16 回転軸
17 取付軸
18 仕切板
19 通気口
19a 通気口
19b 通気口
20 パーソナル気流用ダクト
21 開口部
22 軸受
23 カム
23a カム
23b カム
24 リミットスイッチ
24a リミットスイッチ
24b リミットスイッチ
25 ガスケット
26 ガスケット
27 スペーサ
28 ネジ
29 ガスケット
30 ネジ
31 カップリング

Claims (4)

  1. 空調機器から空調ダクトを介して空調空気を導入するチャンバーボックスにパーソナル吹出部と拡散吹出部を設けるとともに前記パーソナル吹出部にパーソナル吹出用羽根を、前記拡散吹出部に拡散吹出用羽根をそれぞれ設け、さらに、前記各吹出部の各羽根を開閉する制御ボックスを設けるとともに当該制御ボックスを介して拡散吹出部の拡散吹出用羽根を閉止し、パーソナル吹出部のパーソナル吹出用羽根を開放することによりパーソナルモードとするとともに拡散吹出部の拡散吹出用羽根を開放し、パーソナル吹出部のパーソナル吹出用羽根を閉止することにより通常モードに切替えることができるように構成したことを特徴とする空調システム。
  2. 前記請求項1において、モータ15の駆動軸に対して、カップリング31を介して回転軸16を連結するとともに当該回転軸16に対して、拡散吹出部3の仕切板18の空調気流の通気口19を開閉する拡散吹出用羽根5を取り付け、かつパーソナル吹出部4の空調気流のパーソナル気流用ダクト20の開口部21を開閉するパーソナル吹出用羽根6を取り付けることにより構成し、さらに前記カップリング31の外側には、前記両羽根5,6のうち拡散吹出用羽根5が前記仕切板18の通気口19を開放する状態並びにパーソナル吹出用羽根6がパーソナル気流用ダクト20の開口部21を閉鎖する状態を検知する位置検出用カム23aおよびリミットスイッチ24aを設けるとともに、拡散吹出用羽根5が仕切板18の通気口19を閉鎖する状態並びにパーソナル吹出用羽根6がパーソナル気流用ダクト20の開口部21を開口する状態を検知する位置検出用カム23aおよびリミットスイッチ24bを設けることにより構成したことを特徴とする空調システム。
  3. 空調機器から空調ダクトを介して空調空気を導入するチャンバーボックスにパーソナル吹出部と拡散吹出部を設けるとともに前記パーソナル吹出部にパーソナル吹出用羽根を、前記拡散吹出部に拡散吹出用羽根をそれぞれ設け、さらに、前記各吹出部の各羽根を開閉する制御ボックスを設けるとともに当該制御ボックスを介して拡散吹出部の拡散吹出用羽根を閉止し、パーソナル吹出部のパーソナル吹出用羽根を開放することによりパーソナルモードとするとともに拡散吹出部の拡散吹出用羽根を開放し、パーソナル吹出部のパーソナル吹出用羽根を閉止することにより通常モードに切替えることができるように構成したことを特徴とする空調用空気吹出口装置。
  4. 前記請求項3において、モータ15の駆動軸に対して、カップリング31を介して回転軸16を連結するとともに当該回転軸16に対して、拡散吹出部3の仕切板18の空調気流の通気口19を開閉する拡散吹出用羽根5を取り付け、かつパーソナル吹出部4の空調気流のパーソナル気流用ダクト20の開口部21を開閉するパーソナル吹出用羽根6を取り付けることにより構成し、さらに前記カップリング31の外側には、前記両羽根5,6のうち拡散吹出用羽根5が前記仕切板18の通気口19を開放する状態並びにパーソナル吹出用羽根6がパーソナル気流用ダクト20の開口部21を閉鎖する状態を検知する位置検出用カム23aおよびリミットスイッチ24aを設けるとともに、拡散吹出用羽根5が仕切板18の通気口19を閉鎖する状態並びにパーソナル吹出用羽根6がパーソナル気流用ダクト20の開口部21を開口する状態を検知する位置検出用カム23aおよびリミットスイッチ24bを設けることにより構成したことを特徴とする空調用空気吹出口装置。
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