JP2017075748A - 自然換気構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物の設計において意匠的な制約を大きく受けることがなくなると共に、建物の延面積の削減を抑制することが可能な自然換気構造を提供する。【解決手段】自然換気構造1は、第1壁面部100と、第2壁面部200と、居室部300と、居室部300の床面側に第1換気口111が設けられた第1採光ガラス110と、第1採光ガラス110より居室部側に配される第2採光ガラス120と、第1採光ガラス110と前記第2採光ガラス120との間に形成されるガラス間空間部130に配される複数の羽根143からなる遮光部140と、第1立設壁部210と、第2立設壁部220と、からなる単位フロア構造を有しており、あるフロアの前記居室部は、フロアの1フロア下のガラス間空間部130との第1空気流通路150と、フロアの1フロア上の前記第2立設壁部220とフロアの前記第1立設壁部210との間で形成される第2空気流通路250と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、建物における自然換気を促す自然換気構造に関する。
一般に温度差による自然換気の効果を建物に導入しようとすると、一繋ぎの高低差のある空間が必要になるため、大きな吹抜空間を要することが多い。例えば、自然換気を建物内に導入するために、特許文献1(特許第4962731号公報)では、換気塔を設けることが提案されている。
一方、吹抜やアトリウムを設けることができない場合においては、特許文献2(特開2013−190159号公報)のように小さなシャフトを壁面に設け、日射熱によって外気との温度差を大きくして自然換気を促す手法もある。
特許第4962731号公報 特開2013−190159号公報
換気塔や大きな吹抜空間などを設ける引用文献1に記載の自然換気方法では、建物の延面積を削減せざるを得なかったり、建物の設計において意匠的な制約を受けたりする、という問題があった。また、このよう自然換気方法では、多数の空間・開口部と繋がるため、換気量の制御が難しい、という問題もあった。
また、特許文献2に記載の方法も、多数の開口部の開放状況によって換気量が変動するため、制御性に乏しい、という問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するものであって、本発明に係る自然換気構造は、第1壁面部と、前記第1壁面部とは異なる第2壁面部と、少なくとも前記第1壁面部と前記第2壁面部とに囲まれる居室部と、前記第1壁面部の最外壁面の一部をなし、前記居室部の床面側に換気口が設けられた第1採光ガラスと、前記第1採光ガラスより居室部側に配される第2採光ガラスと、前記第1採光ガラスと前記第2採光ガラスとの間に形成されるガラス間空間部に配される複数の羽根からなる遮光部と、前記第2壁面部の最外壁面の一部をなす第1立設壁部と、前記第1立設壁部より居室部側に配される第2立設壁部と、からなる単位フロア構造を有しており、あるフロアの前記居室部は、当該フロアの1フロア下の前記ガラス間空間部との第1空気流通路と、当該フロアの1フロア上の前記第2立設壁部と当該フロアの前記第1立設壁部との間で形成される第2空気流通路と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る自然換気構造は、第1壁面部と、前記第1壁面部とは異なる第2壁面部と、少なくとも前記第1壁面部と前記第2壁面部とに囲まれる居室部と、前記第1壁面部の最外壁面の一部をなし、前記居室部の床面側及び天井側に換気口が設けられた第1採光ガラスと、前記第1採光ガラスより居室部側に配される第2採光ガラスと、前記第1採光ガラスと前記第2採光ガラスとの間に形成されるガラス間空間部に配される複数の羽根からなる遮光部と、前記第2壁面部の最外壁面の一部をなす第1立設壁部と、前記第1立設壁部より居室部側に配される第2立設壁部と、からなる単位フロア構造を有しており、あるフロアの前記居室部は、当該フロアの1フロア下の前記ガラス間空間部との第1空気流通路と、当該フロアの1フロア上の前記第2立設壁部と当該フロアの前記第1立設壁部との間で形成される第2空気流通路と、を有し、前記第2空気流通路には、チルドビームが設けられたことを特徴とする。
また、本発明に係る自然換気構造は、前記第1空気流通路には、空気の流量を手動で調節可能な流量調整部が設けられることを特徴とする。
また、本発明に係る自然換気構造は、前記第1壁面と、前記第2壁面とは対向することを特徴とする。
また、本発明に係る自然換気構造は、前記遮光部がルーバーからなることを特徴とする。
また、本発明に係る自然換気構造は、前記遮光部がブラインドからなることを特徴とする。
本発明に係る自然換気構造は、あるフロアの前記居室部が、当該フロアの1フロア下の前記ガラス間空間部との第1空気流通路と、当該フロアの1フロア上の前記第2立設壁部と当該フロアの前記第1立設壁部との間で形成される第2空気流通路と、を有しており、このような本発明に係る自然換気構造によれば、建物の設計において意匠的な制約を大きく受けることがなくなると共に、建物の延面積の削減を抑制することが可能となる。
また、本発明に係る自然換気構造によれば、居室部における換気量は、当該フロアの1フロア下の第1空気流通路と、当該フロアの1フロア上の第2空気流通路の2つの空気流通路のみによって決定されるので、居室部における換気量の制御が容易となる。
本発明の実施形態に係る自然換気構造1を模式的に説明する図である。 本発明の実施形態に係る自然換気構造1における換気の様子を示す図である。 冬期における本発明の実施形態に係る自然換気構造1の解析結果を示す図である。 中間期における本発明の実施形態に係る自然換気構造1の解析結果を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る自然換気構造1を模式的に説明する図である。 本発明の他の実施形態に係る自然換気構造1における換気の様子を示す図である。 夏期における本発明の実施形態に係る自然換気構造1の解析結果を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施形態に係る自然換気構造1を模式的に説明する図であり、建物5の断面の一部を示している。本発明に係る自然換気構造1は、建物5における自然換気を促す特徴的な構造を有している。なお、本実施形態に係る自然換気構造1は、冬期・中間期用のものである。
建物5は、第1壁面部100と、この第1壁面部100と対向する第2壁面部200とを有している。本実施形態では、第1壁面部100と第2壁面部200とは対向しているが、これは必ずしも必須の要件ではない。
建物5における居室部300は、少なくとも第1壁面部100と第2壁面部200とよって囲まれた空間である。この居室部300は、不図示の空調システムで温度管理がされていることが想定されている。
ここで、1つのフロアの居室部300に関連する、本発明に係る自然換気構造1における単位フロア構造10について説明する。
第1採光ガラス110は、第1壁面部100の最外壁面の一部をなしている。また、第1採光ガラス110には、居室部300の床面側には第1換気口111が設けられている。本実施形態においては、第1換気口111は単なる開口として表されているが、第1換気口111は開閉機構などで構成することもできる。
第1壁面部100において、第2採光ガラス120は、第1採光ガラス110より居室部300側に配されている。第1壁面部100は、第1採光ガラス110と第2採光ガラス120の対による二重ガラス構造となっている。
第1採光ガラス110と第2採光ガラス120との間に形成されるガラス間空間部130には、複数の羽根143からなる遮光部140が設けられている。遮光部140としては、ルーバーを用いてもよいし、ブラインドを用いてもよい。
本実施形態では、第1採光ガラス110と第2採光ガラス120との間に形成されるガラス間空間部130における遮光部140で日射遮蔽を行うようにしているが、このように居室部300内で日射遮蔽をせず、ガラス間空間部130で日射遮蔽を行うことで、空調システム(不図示)の負荷低減を期待するこことができる。また、ガラス間空間部130に設けられた遮光部140は、冬期・中間期においては遮光部140に当たる日光で温められた空気によって自然換気を促進することもできる。
次に、単位フロア構造10の第2壁面部200側について説明する。第2壁面部200において、第1立設壁部210は、最外壁面の一部をなしている。第1立設壁部210より居室部300側には第2立設壁部220が設けられており、この第2立設壁部220からは水平延出部215が延出し、この水平延出部215から第1立設壁部210が立設されるように設けられている。
図1の中段のフロアに着目すると、このフロアの居室部300は、当該フロアの1フロア下の前記ガラス間空間部130と通じている。あるフロアの居室部300と、1フロア下の前記ガラス間空間部130との間の空間を、第1空気流通路150として定義する。
第1空気流通路150には、空気の流量を手動で調節可能な流量調整部155が設けられている。本実施形態においては、流量調整部155は両方向にスライド可能な開閉部材156によって構成されているが、流量調整部155の構成はこれに限られるものではない。
また、図1の中段のフロアに着目すると、このフロアの居室部300は、当該フロアの1フロア上の第2立設壁部220と当該フロアの第1立設壁部210との間で形成される空間と通じるようになっている。1フロア上の第2立設壁部220と当該フロアの第1立設壁部210との間で形成される空間を、第2空気流通路250として定義する。
このように、本発明に係る自然換気構造1は、あるフロアの前記居室部300が、当該フロアの1フロア下の前記ガラス間空間部との第1空気流通路150と、当該フロアの1フロア上の前記第2立設壁部220と当該フロアの前記第1立設壁部210との間で形成される第2空気流通路250と、を有している。
すなわち、本発明に係る自然換気構造1は、3フロア分の高低差を有した自然換気構造となっている。このように、各フロアが独立した自然換気構造を持つことで、他のフロアの窓などの開閉の影響を受けることなくフロアごとの制御が容易になる。また、本発明に係る自然換気構造1は、3フロア分の高低差を有するため、温度差換気による換気量が大きく確保できる。
このような本発明に係る自然換気構造1によれば、建物の設計において意匠的な制約を大きく受けることがなくなると共に、建物の延面積の削減を抑制することが可能となる。
また、本発明に係る自然換気構造1によれば、居室部300における換気量は、当該フロアの1フロア下の第1空気流通路150と、当該フロアの1フロア上の第2空気流通路250の2つの空気流通路のみによって決定されるので、居室部300における換気量の制御が容易となる。
図2は本発明の実施形態に係る自然換気構造1における換気の様子を示す図である。なお、図が煩雑となることを避けるため、参照番号の多くを省略している。また、図中において、点線で描かれた矢印が換気の方向として想定しているものである。
本発明に係る自然換気構造1に換気量を、換気量シミュレーションソフト(NETS)を用いて概算した。本発明に係る自然換気構造1の解析モデルでは日射を考慮しており、居室部300の温度を冬・中間期は22℃に固定して計算をしている。図2の(1)に示す第1換気口111の開口を0.2m×5mの開口とし、図2の(3)に示す第2空気流通路250の開口を1m×5mの開口とし、図2の(4)に示す開口を0.16m×5mの開口とし、図2の(5)に示す開口を1m×5mの開口としている。
また、居室部300の各要所で局所圧損を加味した計算モデルで換気量を計算した。換気量の結果は正の値が下方から上方へ抜ける気流方向の換気量で、負の値が上方から下方への気流方向の換気量である。
なお、建具やガラリを加味していない局所圧損のため、実在案件に適用の場合は局所圧損がさらにおおきくなり、換気量が小さくなることが考えられる。概念的検討を行うため、建具などの局所圧損を無視し、本概念が実現可能かを表2の解析条件に沿って換気量を計算した。
表1の解析結果は表2の解析条件において外気温を固定した場合の風量の結果である。


Figure 2017075748
Figure 2017075748
図3は冬期における本発明の実施形態に係る自然換気構造1の解析結果を示す図である。また、 図4は中間期における本発明の実施形態に係る自然換気構造1の解析結果を示す図である。図3及び図4を参照すると、冬期・中間期について想定している正の方向での所定の換気量があることがわかる。
また、冬期に関しては外気と室内の温度差が大きいため換気量が大きくなる傾向がある。
また、中間期は外気と室内の温度差が小さくなるが、日射を受けた遮光部140の影響を受け、ペリメータの空気温度が上昇したため、換気量を確保することができた。
以上、本発明に係る自然換気構造1による換気量の解析結果によれば、本発明に係る自然換気構造1では、冬期・中間期について概ね良好な換気量を確保することが確認できた。
また、本発明に係る自然換気構造1によれば、1フロアごとに少ない換気口(開口等)を調整することで換気量を調整できるため、大きな吹抜空間を持った自然換気システムよりも容易に換気量を調整することができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。以下説明する他の実施形態に係る自然換気構造1は、夏期用のものである。図5は本発明の他の実施形態に係る自然換気構造1を模式的に説明する図である。以下、先の実施形態と相違する点のみを説明する。
他の実施形態に係る自然換気構造1においては、第1採光ガラス110には、居室部300の天井側には第2換気口112が設けられている。本実施形態においては、第2換気口112は単なる開口として表されているが、第2換気口112は開閉機構などで構成することもできる。このように、他の実施形態に係る自然換気構造1においては、第1採光ガラス110には、第1換気口111及び第2換気口112の2つの換気口が設けられる構成となっている。
また、他の実施形態に係る自然換気構造1においては、第2空気流通路250には、チルドビーム230を配するようにしている。第2空気流通路250に設けられたチルドビーム230により、暖かい空気は冷やされ、室内に近い温度の空気が居室部300に導入される。
チルドビーム230としては、ファンを用いないパッシブ型のものを用いることが好ましい。また、チルドビーム230で発生した結露を排水するドレーン(不図示)などを設けておくことが好ましい。
図6は本発明の他の実施形態に係る自然換気構造1における換気の様子を示す図である。なお、図が煩雑となることを避けるため、参照番号の多くを省略している。また、図中において、点線で描かれた矢印が換気の方向として想定しているものである。
他の実施形態に係る自然換気構造1に換気量を、換気量シミュレーションソフト(NETS)を用いて概算した。ここで、居室部300の温度を26℃に固定して計算をしている。図6の(1)に示す第1換気口111の開口を0.2m×5mの開口とし、図6の(2)に示す第2換気口112の開口を0.2m×5mの開口とし、図2の(3)に示す第2空気流通路250の開口を1m×5mの開口とし、図2の(4)に示す開口を0.16m×5mの開口とし、図2の(5)に示す開口を1m×5mの開口としている。
表3の解析結果は表2の解析条件において外気温を固定した場合の風量の結果である。


Figure 2017075748
図7は夏期における本発明の実施形態に係る自然換気構造1の解析結果を示す図である。図7を参照すると、夏期について想定している負の方向での所定の換気量があることがわかる。しかしながら、一方で正の方向での換気量もあり、現状では必ずしも夏期における自然換気は想定通りではない場合もあることが確認できる。
このように、夏期における本発明の実施形態に係る自然換気構造1の解析結果では、夏期に関しては夜間の気温が低くなるときに想定とは逆の気流方向で換気が行われている。除湿との兼ね合いから夏期には通風方向を一定とする必要があるため、夏期を基準に開口部(1)(2)(3)(図6)の大きさを検討することが重要である。具体的には、開口(2)と開口(3)の面積比を調整することとチルドビーム230の能力を調整することの2点によって逆流を防ぐことが可能になると予想される。
また、夏期には概ね想定通りの通風方向での換気ができることが確認できたが、外気温度が24〜25℃前後のとき、通風方向が逆転するため、夏期の夕方〜夜間には対応する制御機構を取り入れる必要がある。
以上、本発明に係る自然換気構造は、あるフロアの前記居室部が、当該フロアの1フロア下の前記ガラス間空間部との第1空気流通路と、当該フロアの1フロア上の前記第2立設壁部と当該フロアの前記第1立設壁部との間で形成される第2空気流通路と、を有しており、このような本発明に係る自然換気構造によれば、建物の設計において意匠的な制約を大きく受けることがなくなると共に、建物の延面積の削減を抑制することが可能となる。
また、本発明に係る自然換気構造によれば、居室部における換気量は、当該フロアの1フロア下の第1空気流通路と、当該フロアの1フロア上の第2空気流通路の2つの空気流通路のみによって決定されるので、居室部における換気量の制御が容易となる。
1・・・自然換気構造
5・・・建物
10・・・単位フロア構造
100・・・第1壁面部
110・・・第1採光ガラス
111・・・第1換気口
112・・・第2換気口
120・・・第2採光ガラス
130・・・ガラス間空間部
140・・・遮光部
143・・・羽根
150・・・第1空気流通路
155・・・流量調整部
156・・・開閉部材
200・・・第2壁面部
210・・・第1立設壁部
215・・・水平延出部
220・・・第2立設壁部
230・・・チルドビーム
250・・・第2空気流通路
300・・・居室部

Claims (6)

  1. 第1壁面部と、
    前記第1壁面部とは異なる第2壁面部と、
    少なくとも前記第1壁面部と前記第2壁面部とに囲まれる居室部と、
    前記第1壁面部の最外壁面の一部をなし、前記居室部の床面側に換気口が設けられた第1採光ガラスと、
    前記第1採光ガラスより居室部側に配される第2採光ガラスと、
    前記第1採光ガラスと前記第2採光ガラスとの間に形成されるガラス間空間部に配される複数の羽根からなる遮光部と、
    前記第2壁面部の最外壁面の一部をなす第1立設壁部と、
    前記第1立設壁部より居室部側に配される第2立設壁部と、からなる単位フロア構造を有しており、
    あるフロアの前記居室部は、
    当該フロアの1フロア下の前記ガラス間空間部との第1空気流通路と、
    当該フロアの1フロア上の前記第2立設壁部と当該フロアの前記第1立設壁部との間で形成される第2空気流通路と、を有することを特徴とする自然換気構造。
  2. 第1壁面部と、
    前記第1壁面部とは異なる第2壁面部と、
    少なくとも前記第1壁面部と前記第2壁面部とに囲まれる居室部と、
    前記第1壁面部の最外壁面の一部をなし、前記居室部の床面側及び天井側に換気口が設けられた第1採光ガラスと、
    前記第1採光ガラスより居室部側に配される第2採光ガラスと、
    前記第1採光ガラスと前記第2採光ガラスとの間に形成されるガラス間空間部に配される複数の羽根からなる遮光部と、
    前記第2壁面部の最外壁面の一部をなす第1立設壁部と、
    前記第1立設壁部より居室部側に配される第2立設壁部と、からなる単位フロア構造を有しており、
    あるフロアの前記居室部は、
    当該フロアの1フロア下の前記ガラス間空間部との第1空気流通路と、
    当該フロアの1フロア上の前記第2立設壁部と当該フロアの前記第1立設壁部との間で形成される第2空気流通路と、を有し、
    前記第2空気流通路には、チルドビームが設けられたことを特徴とする自然換気構造。
  3. 前記第1空気流通路には、空気の流量を手動で調節可能な流量調整部が設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自然換気構造。
  4. 前記第1壁面と、前記第2壁面とは対向することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の自然換気構造。
  5. 前記遮光部がルーバーからなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自然換気構造。
  6. 前記遮光部がブラインドからなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自然換気構造。
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