JP2017074893A - ハイブリッド自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電機の異常診断制御を禁止する期間をより短くする。
【解決手段】ハイブリッド自動車は、電動機と、電動機に電力を供給する電池と、内燃機関と、前記内燃機関の動作に基づいて発電する発電機とを含み、発電機の発電する電力を利用する走行モードで走行可能であり、内燃機関の回転軸と発電機の回転軸とが連結されている。このハイブリッド自動車は、電池の受け入れ余裕が不足した状態であると判定したときに、実回転数と目標回転数とに基づいて発電機に与えるトルクを補正して発電機が目標回転数で回転するように制御しても発電機の回転の引き下げが不足している場合には、発電機が目標回転数で回転するように内燃機関に与えるトルクをさらに補正するフィードバック制御を行い、内燃機関に与えるトルクの補正量に応じて、異常診断手段の異常を診断する処理を禁止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、発電機が故障したか否かを診断する機能を有するハイブリッド自動車に関する。
近年、電動機と、内燃機関とを駆動源として備えるハイブリッド自動車が販売等されている。このタイプのハイブリッド自動車は、例えば、所定の条件に基づいて走行モードが選択され、選択された走行モードで走行する。選択される走行モードの中には、内燃機関の動作に応じて発電する発電機の電力を用いて走行する走行モードが含まれている。
この走行モードにおいては、発電機に対して、目標となる目標回転数と現実の実回転数とが乖離しないようにフィードバック制御が行われる。このため、一般に、ハイブリッド自動車では目標回転数と現実の回転数とに一定の乖離が生じた場合、発電機に異常が発生したと診断する制御も行われる。
ここで、ハイブリッド自動車内の装置の異常を検出する技術として、例えば、次の技術が知られている。すなわち、原動機が正常に動作していると判定されているにも拘わらず、原動機の運転状態が目標運転状態にないときに、この状態を異常として検出するものが知られており、具体的な異常の検出方法として、原動機の出力軸の回転数と目標回転数との偏差が所定値以上のとき、該原動機が目標運転状態にないと判定し、異常として検出する技術が知られている(下記特許文献1参照)。
また、ハイブリッド自動車の電源制御装置が、エンジンおよびメインバッテリの少なくとも一方が低温であってエンジンの始動後に走行許可信号を出力する場合には、エンジンの始動が完了するまでの期間において補機負荷の異常診断動作を一時的に禁止させ、エンジン始動が完了したことに応じて禁止が解除されると、異常診断動作の実行を再開する技術が知られている(下記特許文献2参照)。
特開平10−112901号公報 特開2008−74195号公報
上記特許文献1には原動機の異常を検出する技術が開示され、上記特許文献2にはエンジンの始動から始動完了まで補機負荷の異常診断動作を停止する技術が開示されている。しかし、上記特許文献1及び2には、ハイブリッド自動車の発電機の異常診断動作を禁止する技術ついては開示されていない。
ところで、ハイブリッド自動車においては、発電機の実回転数と、発電機の目標回転数とに基づいて、発電機を目標回転数で回転させるフィードバック制御が実行されており、このようなフィードバック制御を行うことによって、発電機の回転数を適切に制御することができるようになっている。また、電池の電池受け入れ余裕が不足した状態であるときには、ハイブリッド自動車は、実回転数と目標回転数とに基づいて発電機に与えるトルクを補正して発電機が目標回転数で回転するように制御しても発電機の回転の引き下げが不足している場合に、前記フィードバック制御に加えて内燃機関に与えるトルクを補正して発電機が目標回転数で回転するようにフィードバック補正が実行されている。
しかしながら、電池受け入れ余裕が不足した状態にあると判定された場合、且つ、回生エネルギーに基づいて電池を充電する回生状態であるという条件下においては、回生エネルギーを使用する優先順位や発電機に直接連結されているエンジン(内燃機関)との兼ね合いでフィードバック制御が十分に行われない場合が生じ、発電機の実回転数と目標回転数の追随性が悪くなる場合がある。
このため、発電機の実回転数と目標回転数とに基づく異常診断制御を禁止することによって、発電機が正常であるにも拘わらず、追随性が悪いために発電機が異常であると診断されてしまう事態を回避するようにすることが考えられる。
一方で、このような発電機の異常診断制御は、本来必要な制御であるため、異常診断制御を禁止する期間をより短くすることが望まれる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、発電機の異常診断制御を禁止する期間をより短くすることができるハイブリッド自動車を提供することを目的とする。
本発明のハイブリッド自動車は、電動機と、前記電動機に電力を供給する電池と、内燃機関と、前記内燃機関の動作に基づいて発電する発電機とを含み、前記発電機の発電する電力を利用する走行モードで走行可能であり、前記内燃機関の回転軸と前記発電機の回転軸とが連結されている。また、ハイブリッド自動車は、前記発電機の実回転数を取得する取得手段と、前記発電機の目標回転数を算出する算出手段と、前記目標回転数と前記実回転数とに基づいて、前記発電機に異常が発生したか否かを診断する異常診断手段と、前記電動機が発生する回生エネルギーを利用して前記電池を充電する充電手段と、前記電池の電池受け入れ余裕が不足した状態か否かを判定する判定手段と、前記判定手段で前記電池の電池受け入れ余裕が不足した状態でないと判定したときに、前記取得手段により取得される実回転数と前記算出手段により算出される目標回転数とに基づいて、前記発電機に与えるトルクを補正して前記発電機が前記目標回転数で回転するように制御し、前記判定手段で前記電池の受け入れ余裕が不足した状態であると判定したときに、前記取得手段により取得される実回転数と前記算出手段により算出される目標回転数とに基づいて前記発電機に与えるトルクを補正して前記発電機が前記目標回転数で回転するように制御しても前記発電機の回転の引き下げが不足している場合には、前記発電機が前記目標回転数で回転するように前記内燃機関に与えるトルクをさらに補正するフィードバック制御手段と、前記内燃機関に与えるトルクの補正量に応じて、前記異常診断手段の異常を診断する処理を禁止する禁止手段と、を備えている。
このハイブリッド自動車によると、電池受け入れ余裕が不足した状態にあるとき、且つ、回生エネルギーに基づいて電池を充電する回生状態である場合に、発電機の実回転数と目標回転数とに基づく異常診断制御を禁止する場合と比較して、発電機の故障の診断を禁止する期間を短くすることができる。したがって、プラグインハイブリッド電気自動車10は、発電機51の故障を高い精度で検出することが可能になる。
また、上記禁止手段は、前記内燃機関に与えるトルクの補正量がゼロでないときに前記異常診断手段の異常を診断する処理を禁止するようにしても良い。
このように構成すると、電池23の電池受け入れ性が不足しているか否か、回生状態であるか否かを監視するのではなく、エンジントルク補正量がゼロであるときに発電機の故障を診断する処理を禁止しないように制御するため、簡易な構成で発電機の故障の診断を禁止する期間を短くすることができる。
さらに、上記禁止手段は、前記内燃機関に与えるトルクの補正量が制御下限値より大きいときに、前記異常診断手段の異常を診断する処理を禁止するようにしても良い。
このように構成すると、適切に発電機の故障を診断する処理を禁止することできる。詳細には、エンジントルクを補正する制御では、目標回転数に対する実回転数の追随性が悪いため、エンジントルク補正量が制御下限値でない場合は、つまり、エンジントルク補正量が変化しているときは、内燃機関が制御途中である可能性があるため、このような期間について、発電機の故障を診断する処理を禁止することできる。
本発明のハイブリッド自動車によれば、発電機の異常診断制御を禁止する期間をより短くすることができる。
本発明の実施形態に係るプラグインハイブリッド電気自動車を示す概略図である。 同実施形態に係る故障診断処理(異常診断処理)の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態のプラグインハイブリッド電気自動車(ハイブリッド自動車)10を示す概略図である。図1に示すように、プラグインハイブリッド電気自動車10は、走行システムと、充電システム(充電手段)と、HV−ECU(Hybrid Vehicle-Electric Control Unit)60とを備えている。
走行システムは、一対の前輪21と、一対の後輪22と、電池23と、BMU(Battery Management Unit)24と、電動機25と、インバータ26と、エンジン(内燃機関)27と、エンジン27が発生した動力と電動機25が発生した駆動力とを、前輪21に伝達する伝達機構30と、燃料タンク35とを備えている。
電池23は、複数の電池セル23aを備えている。各電池セル23aは、例えば直列に接続されている。各電池セル23aには、CMU(Cell Monitoring Unit)23bが設けられている。CMU23bは、電池セル23aの状態を検出する。電池セル23aの状態とは、電池セル23aの温度、電圧などである。各CMU23bは、検出結果をBMU24に送信する。
BMU24は、各CMU23bから送信された電池セル23aの情報に基づいて、電池23の状態を検出する。電池23の状態とは、電池23の電圧値、SOC(State Of Charge:充電率)、電池23の温度などである。電池23の状態は、HV−ECU60へ出力される。
電動機25は、電池23から供給される電力によって駆動する。電動機25が駆動することによって、電動機25の出力軸25aが回転する。インバータ26は、電池23と電動機25とに接続されており、要求されるトルクに対応する電力を電動機25に供給するべく機能する。
エンジン27は、エンジン制御部28によって駆動が制御される。具体的には、エンジン制御部28は、エンジン27の燃焼室内に供給される燃料の量を、要求されるトルクに応じて制御する。燃料は、燃料タンク35内に蓄えられている。車体に形成される給油口36を介して、燃料が燃料タンク35に供給される。
また、エンジン制御部28は、エンジン27の故障について常時監視する。エンジン制御部28は、監視結果に基づいてエンジン27の故障を検出すると、故障を示す旨をそれぞれHV−ECU60に出力する。さらに、エンジン制御部28は、エンジン27の冷却に用いる冷却水の温度を常時検出する。エンジン制御部28は、この検出した冷却水の温度をHV−ECU60に出力する。なお、エンジン制御部28のエンジン27の故障を監視・検出する構成、及び冷却水の温度を検出する構成は、従来よりある技術と同様であるため詳細な説明は省略する。
燃料タンク35内には、燃料の残量を検出する計測器が設けられている。計測器37は、一例として、フロート37aを有するフロート型である。
伝達機構30は、電動機25の出力軸25aの回転、及び出力軸25aと直接連結されているエンジン27の出力軸27aの回転を、前輪21に伝達する。伝達機構30は、両前輪21を連結する車軸と、車軸に設けられたディファレンシャルギヤ、クラッチ装置41などを備えている。
クラッチ装置41は、電動機25の出力軸25aと一体に回転するクラッチ板42と、エンジン27の出力軸27aと一体に回転するクラッチ板43と、クラッチ板42とクラッチ板43とを押し付けてクラッチ板42,43と一体に回転可能な接続状態にするとともに、クラッチ板42,43を互いに離して非接続状態にするクラッチ板駆動部44とを備えている。クラッチ板駆動部44は、HV−ECU60に含まれるクラッチ制御手段からの指令により作動する。
クラッチ板42,43は、エンジン27の出力軸27aの回転を前輪21に伝達する伝達経路中に設けられている。エンジン27の出力軸27aの回転は、クラッチ板42,43が接続状態のときに、前輪側に伝達される。クラッチ板42,43が非接続状態のときには、エンジン27の出力軸27aの回転は、前輪21には伝達されない。なお、電動機25の出力軸25aは、クラッチ板42,43の接続状態、非接続状態に関係なく、前輪21に伝達される。
充電システムは、発電機51と、インバータ26と、エンジン27とを備えている。エンジン27の出力軸27aは、発電機51の入力軸51aに直接連結されている。エンジン27が駆動して出力軸27aが回転すると、出力軸27aの回転は、発電機51の入力軸51aに伝達されて、入力軸51aが回転する。入力軸51aが回転すると、発電機51内のロータが回転することによって、発電機51が発電する。
発電機51は、インバータ26に接続されている。発電機51が発電した電力は、インバータ26を介し、電池23に供給される。このことによって、電池23が充電される。また、電動機25の回生エネルギーによっても電池23が充電される。
さらに、発電機51には、発電機51の現在の回転数(以下、実回転数という)を取得する回転速度センサ52が設けられている。回転速度センサ52で取得した実回転数はインバータ26によりHV−ECU60へ送信する。
HV−ECU60は、燃料メータに接続されている。HV−ECU60は、燃料の残量の情報を、燃料メータ38から得る。アクセルペダル(図示省略)の近傍には、アクセルペダル開度検出部61が設けられている。アクセルペダル開度検出部61は、アクセルペダルの開度を検出する。HV−ECU60に含まれる走行モード決定手段は、BMU24から送信される電池23のSOCの情報や、アクセルペダル開度検出部61の検出値に応じて、電動機25の発生する動力のみで走行するEV走行モードと、発電機51で発電した電力および電池の電力で電動機25を動力として走行するシリーズ走行モードと、エンジン27の発生する動力で走行し電動機25の発生する動力でアシストして走行するパラレル走行モードとを切り替えるべく、各種装置を制御する。
具体的には、電池23のSOCが十分ある場合は、EV走行モードを選択するべくクラッチ板駆動部44を制御してクラッチ板42,43を非接続状態にする。そして、電池23、インバータ26、電動機25などを制御して、電池23から供給される電力によって電動機25を駆動させる。このことによって、電動機25が発生した動力が前輪21に伝達されることによって、プラグインハイブリッド電気自動車10が走行する。
電池23のSOCが少なくなると、シリーズ走行モードを選択するべくクラッチ板駆動部44を制御してクラッチ板42,43を非接続状態にする。そして、そして、電池23、インバータ26、電動機25、発電機51などを制御して、発電機51をスタータとして用いてエンジン27を駆動させる。そして、エンジン制御部28の制御によってエンジン27の発電効率がよい状態で運転させて発電機51によって発電する。なお、シリーズ走行モードでの電動機25による走行は、上記したEV走行モードでの電動機25を用いる走行と同じである。
車速に基づいて電動機25で走行するよりエンジン27で走行するほうがエネルギー効率が良くなる場合は、パラレル走行モードを選択するべく、クラッチ板駆動部44を制御し、クラッチ板42,43を接続状態にする。パラレル走行モードでは、エンジン27の出力軸27aは、発電用伝達機構54によって発電機51の入力軸45aに伝達されるので、発電機51によって発電もされる。
また、HV−ECU60は、後述する発電機51の故障診断処理で利用する故障カウンタA、故障カウンタB、及び正常カウンタを有している。故障カウンタA、故障カウンタB、及び正常カウンタは、例えば、HV−ECU60内のRAMの所定エリアを用いて形成される。
故障カウンタAは、発電機51の実回転数VR(rpm)と目標回転数VT(rpm)との差(VR−VT)が所定値A(>200rpm)を超えている場合にインクリメントされるカウンタであり、発電機51の回転数が目標回転数より高い回転数となる故障(高回転異常)を診断するために用いられる。
故障カウンタBは、発電機51の実回転数VR(rpm)と目標回転数VT(rpm)との差(VR−VT)が所定値B(<−100rpm)を下回った場合にインクリメントされるカウンタであり、発電機51の回転数が目標回転数より低い回転数となる故障(低回転異常)を診断するために用いられる。
正常カウンタは、発電機51が正常に回転していることを診断するために用いられる。
次に、HV−ECU60が実行する発電機51の回転数のフィードバック制御(フィードバック制御手段)について説明する。フィードバック制御は、プラグインハイブリッド電気自動車10のエンジン27の駆動に基づいて発電機51が発電しているときに実行される制御である。
まず、実回転数VRの取得処理及び目標回転数VTの算出処理について説明する。
HV−ECU60は、回転速度センサ52から実回転数VRを随時取得する(取得手段)。HV−ECU60は、発電が要求される電力量に基づいて、発電機51で発電すべき電力量を計算し、当該電力量に相当する発電を行うように目標回転数VTを算出する(算出手段)。
つぎに、フィードバック制御(フィードバック制御手段)について説明する。フィートバック制御は、回転速度センサ52から取得する実回転数VRとHV−ECU60により算出される前記目標回転数VTとに基づいて、発電機51を目標回転数で回転するように回転させる制御である。よって、HV−ECU60は、取得した実回転数VRが目標回転数VTと異なっている場合は、発電機51の回転数を目標回転数VRに近づくように制御する。例えば、HV−ECU60は、実回転数VRが目標回転数VTより所定回転数高い場合は発電機51の回転を該所定回転数分だけ抑えるように制御し、実回転数VRが目標回転数VTより所定回転数低い場合は電動機51の回転を該所定回転数分だけ高くするように制御する。この制御を所定間隔毎に繰り返すことによって、発電機51の実回転数VRが目標回転数VRに常時近づくようにフィードバック制御される。また、フィードバック制御は、電池の電池受け入れ余裕が不足した状態であると判断したときに、実回転数VRと目標回転数VTとに基づいて発電機に与えるトルクを補正して発電機が目標回転数で回転するように制御しても発電機51の回転の引き下げが不足している場合に、発電機51が目標回転数で回転するようにエンジン27に与えるトルクをさらに補正する。
本実施形態においては、HV−ECU60は、電池23の電池受け入れ余裕が不足していないときにおいて、取得した実回転数VRが目標回転数VTと異なっている場合は、発電機51の回転数を目標回転数VRに近づくように制御する。例えば、HV−ECU60は、実回転数VRが目標回転数VTより所定回転数高い場合は発電機51の回転を該所定回転数分だけ抑えるように発電機51にトルクを与える制御し、実回転数VRが目標回転数VTより所定回転数低い場合は発電機51の回転を該所定回転数分だけ高くするように発電機51にトルクを与える制御する。この制御を所定間隔毎に繰り返すことによって、発電機51の実回転数VRが目標回転数VRに常時近づくようにフィードバック制御される。また、HV−ECU60は、電池23の電池受け入れ余裕が不足した状態であるときには、電池23の受け入れ余裕が不足しているため、実回転数VRが目標回転数VTより所定回転数高い場合は発電機51の回転を該所定回転数分だけ抑えるように発電機51にトルクを与えることができず抑制に必要な不足分を、エンジン27に与えるトルクを引き下げるようフィードバック補正することにより、発電機51の回転数を目標回転数VRに近づくように制御する。
次に、発電機51の故障診断を許可/禁止する故障診断許可条件(言い換えれば、異常診断許可条件)について、説明する。
受け入れ余裕が不足していてもエンジントルク補正量がゼロのときは、発電機51の故障を診断する処理を許可する。また、エンジントルク補正量が所定の閾値(制御下限値)になるときに、発電機51の故障を診断する処理を許可する。つまり、エンジントルク補正量がゼロでない、又は制御下限値にないときは、発電機51の故障を診断する処理が禁止される。ここで、補正量がゼロとは、補正量が完全なゼロの場合だけでなく、微小な補正量がある場合も含む。同様に制御下限値とは下限値の場合だけでなく微小な補正量がある場合も含む。この微小は補正量の範囲を任意に設定可能である。
図2は、HV−ECU60が実行する発電機51の故障診断処理の一例を示すフローチャートである。この故障診断処理は、例えばプラグインハイブリッド電気自動車10の走行中において常時(例えば、所定間隔毎)実行される。
HV−ECU60は、エンジントルク補正量に応じて、より詳細には、エンジントルク補正量がゼロのとき、又はエンジントルク補正量が制御下限値のときに、発電機51の故障診断の許可条件が成立したか否かが判定される。
以上の判定結果に基づいて、許可条件が成立していないと判断した場合(ST101:NO)、HV−ECU60は、故障カウンタA、故障カウンタB、及び正常カウンタをリセットする処理を行う(ST116)。つまり、許可条件が成立しない今回の演算タイミングにおいては、以下の処理は実行されず終了する。
許可条件が成立したと判断した場合(ST101:YES)、HV−ECU60は、現実の発電機51の回転数VRと発電機51の目標回転数VTとの差分(VR−VT)が所定値A(例えば、200rpm)を超えているか否かを判断する(ST102)。
所定値Aを超えていると判断した場合、HV−ECU60は、正常カウンタ、及び故障カウンタBをリセットし(ST103)、故障カウンタAをインクリメントする(ST104)。
次に、HV−ECU60は、故障カウンタAのカウンタ値が所定値α以上であるか否かを判断する(ST105)。HV−ECU60が所定値α以上でないと判断した場合(ST105:NO)、処理は終了する。また、所定値α以上であると判断した場合(ST105:YES)、HV−ECU60は、高回転異常であると診断する(ST106:異常診断手段)。これにより、発電機51に故障が発生したことが確定となり、発電機51が故障したと判断される。
一方、ステップST102において現実の発電機51の回転数VRと発電機51目標回転数VTとの差分(VR−VT)が所定値A(rpm)を超えていないと判断した場合(ST102:NO)、HV−ECU60は、現実の発電機51の回転数VRと発電機51目標回転数VTとの差分(VR−VT)が所定値B(例えば、−100rpm)を下回っているか否かを判断する(ST107)。
所定値Bを下回っていると判断した場合(ST107:YES)、HV−ECU60は、正常カウンタ、及び故障カウンタAをリセットし(ST108)、故障カウンタBをインクリメントする(ST109)。
次に、HV−ECU60は、故障カウンタBのカウンタ値が所定値β以上であるか否かを判断する(ST110)。所定値β以上であると判断した場合(ST110:YES)、HV−ECU60は、低回転異常であると診断する(ST111:異常診断手段)。これにより、発電機51に故障が発生したことが確定となり、発電機51が故障したと判断される。
一方、ステップST107において現実の発電機51回転数VRと発電機51目標回転数VTとの差分(VR−VT)が所定値Bを下回っていないと判断した場合(ST107:NO)、HV−ECU60は、故障カウンタA、及び故障カウンタBをリセットし(ST112)、正常カウンタをインクリメントする(ST113)。
次に、HV−ECU60は、正常カウンタのカウンタ値が所定値γ以上であるか否かを判断する(ST114)。HV−ECU60は、正常カウンタ値が所定値γ以上だと判断した場合(ST114:YES)、発電機51が正常回転していること診断する(ST115)。これにより、発電機51が正常に動作していることが確定し、発電機51が正常に動作していると判断される。またHV−ECU60が所定値γ以上でないと判断した場合(ST114:NO)、処理は終了する。
上述のステップST106において高回転異常が診断されたとき、ステップST111において低回転異常が診断されたとき、又はステップST115において正常回転していることが診断された場合、HV−ECU60は、処理を終了し、また次のタイミング(例えば、所定間隔毎)で上述したステップST101〜ST116の処理を繰り返す。
以上のように説明した本実施形態に係るプラグインハイブリッド電気自動車10によると、エンジン27に与えるエンジントルクの補正量に応じて、発電機51の異常を診断する処理を禁止することができる。
これにより、電池受け入れ余裕が不足した状態にあるとき、且つ、回生エネルギーに基づいて電池を充電する回生状態である場合を条件に故障診断処理を禁止する場合と比較して、発電機51の故障の診断を禁止する期間を短くすることができる。したがって、プラグインハイブリッド電気自動車10は、発電機51の故障を高い精度で検出することが可能になる。
また、HV−ECU60は、電池23の電池受け入れ性が不足しているか否か、回生状態であるか否かを監視するのではなく、エンジントルク補正量がゼロであるときに発電機51の故障を診断する処理を禁止しないように制御するため、簡易な構成で発電機51の故障の診断を禁止する期間を短くすることができる。
さらに、HV−ECU60は、エンジン27に与えるエンジントルクの補正量が制御下限値のときに、発電機51の故障を診断する処理を禁止しないように制御するため、適切に発電機51の故障を診断する処理を禁止することできる。詳細には、エンジントルクによる発電機51の制御では、目標回転数に対する実回転数の追随性が悪いため、エンジントルク補正量が制御下限値でない場合は、つまり、エンジントルク補正量が変化しているときは、発電機51が制御途中である可能性があり、このような期間について、発電機51の故障を診断する処理を禁止することできる。
この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施形態の構成を組み合わせてもよい。
10…プラグインハイブリッド電気自動車、23…電池、25…電動機、27…内燃機関、28…エンジン制御部、30…伝達機構、35…燃料タンク、37…計測器、38…燃料メータ、42…クラッチ板、43…クラッチ板、60…HV−ECU、A,B…故障カウンタ

Claims (3)

  1. 電動機と、前記電動機に電力を供給する電池と、内燃機関と、前記内燃機関の動作に基づいて発電する発電機とを含み、前記発電機の発電する電力を利用する走行モードで走行可能であり、前記内燃機関の回転軸と前記発電機の回転軸とが連結されているハイブリッド自動車であって、
    前記発電機の実回転数を取得する取得手段と、
    前記発電機の目標回転数を算出する算出手段と、
    前記目標回転数と前記実回転数とに基づいて、前記発電機に異常が発生したか否かを診断する異常診断手段と、
    前記電動機が発生する回生エネルギーを利用して前記電池を充電する充電手段と、
    前記電池の電池受け入れ余裕が不足した状態か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段で前記電池の電池受け入れ余裕が不足した状態でないと判定したときに、前記取得手段により取得される実回転数と前記算出手段により算出される目標回転数とに基づいて、前記発電機に与えるトルクを補正して前記発電機が前記目標回転数で回転するように制御し、前記判定手段で前記電池の受け入れ余裕が不足した状態であると判定したときに、前記取得手段により取得される実回転数と前記算出手段により算出される目標回転数とに基づいて前記発電機に与えるトルクを補正して前記発電機が前記目標回転数で回転するように制御しても前記発電機の回転の引き下げが不足している場合には、前記発電機が前記目標回転数で回転するように前記内燃機関に与えるトルクをさらに補正するフィードバック制御手段と、
    前記内燃機関に与えるトルクの補正量に応じて、前記異常診断手段の異常を診断する処理を禁止する禁止手段と、
    を備えることを特徴とするハイブリッド自動車。
  2. 前記禁止手段は、前記内燃機関に与えるトルクの補正量がゼロでないときに、前記異常診断手段の異常を診断する処理を禁止する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド自動車。
  3. 前記禁止手段は、前記内燃機関に与えるトルクの補正量が制御下限値より大きいときに、前記異常診断手段の異常を診断する処理を禁止する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のハイブリッド自動車。
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