JP2017074636A - クーラント穴付きエンドミル - Google Patents
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Abstract
【課題】クーラント穴の形成が容易で、再研磨による切刃とクーラント穴の開口部との位相の変化がなく、クーラントを確実に切刃や切削部位に効率的に供給するとともに、切屑を円滑に排出することが可能なクーラント穴付きエンドミルを提供する。
【解決手段】軸線O回りに回転されるエンドミル本体1の先端部外周に後端側に向けて延びる切屑排出溝4が形成され、切屑排出溝4のエンドミル回転方向を向く壁面の外周縁に切刃5が形成され、エンドミル本体1には軸線Oに沿って貫通するクーラント穴6が形成され、クーラント穴6には、クーラント穴6の開口部の内径よりも大きな外径の被覆部7aを有する被覆部材7が着脱可能に取り付けられ、被覆部材7の被覆部7aとエンドミル本体1の先端部との間に、クーラント穴6に連通するとともに切屑排出溝4に開口するクーラント排出路6aが形成される。
【選択図】図5
【解決手段】軸線O回りに回転されるエンドミル本体1の先端部外周に後端側に向けて延びる切屑排出溝4が形成され、切屑排出溝4のエンドミル回転方向を向く壁面の外周縁に切刃5が形成され、エンドミル本体1には軸線Oに沿って貫通するクーラント穴6が形成され、クーラント穴6には、クーラント穴6の開口部の内径よりも大きな外径の被覆部7aを有する被覆部材7が着脱可能に取り付けられ、被覆部材7の被覆部7aとエンドミル本体1の先端部との間に、クーラント穴6に連通するとともに切屑排出溝4に開口するクーラント排出路6aが形成される。
【選択図】図5
Description
本発明は、軸線回りに回転されるエンドミル本体の先端部外周に切刃が形成されるとともに、エンドミル本体にはクーラント穴が形成されたクーラント穴付きエンドミルに関するものである。
このようなクーラント穴付きエンドミルとして、例えば特許文献1、2には、エンドミル本体の先端部外周に、このエンドミル本体の軸線回りに螺旋状に捩れる切屑排出溝および切刃が形成されるとともに、エンドミル本体内にはこれら切屑排出溝および切刃の捩れに合わせて捩れるクーラント穴が形成されたボールエンドミルが提案されている。なお、特許文献1には従来技術として、エンドミル本体の軸線に沿って先端側に延びたクーラント穴が先端部でV字状に分岐してエンドミル本体先端部に開口したボールエンドミルも記載されている。さらに、特許文献3には、ボール刃のノーズ部分に略V字状にノッチ部を設け、このノッチ部が設けられたボールエンドミルの先端部の回転中心、および/またはボール刃の逃げ面あるいは背面に開口するクーラント穴を設けたボールエンドミルが提案されている。
しかしながら、これらのクーラント穴付きエンドミルでは、いずれもクーラントがクーラント穴からエンドミル本体の先端側に排出されることになるため、例えば金型の切削加工において切削に用いられる切刃部分から離れた位置にクーラント穴が開口していると、上記切刃部分や該切刃部分による被削材の切削部位にクーラントを効率的に供給したり、切削によって生成された切屑を、切屑排出溝を通して円滑に排出することが困難となったりするおそれがある。
また、特許文献1に従来例として記載されたクーラント穴付きボールエンドミルでは、切刃を再研磨すると再研磨後の切刃とクーラント穴の開口部との位相が再研磨前と異なるものとなる。さらに、特許文献1、2に記載された捩れたクーラント穴を有するボールエンドミルでは、再研磨後の位相の変化は防ぐことができるものの、捩れたクーラント穴を形成すること自体が難しい。
本発明は、このような背景の下になされたもので、クーラント穴の形成が容易で、また再研磨による切刃とクーラント穴の開口部との位相の変化を防ぐことができ、しかもクーラント穴から排出されるクーラントを切削に使用される切刃部分に関わらず確実に切屑排出溝内に案内して該切刃部分や切削部位に効率的に供給するとともに、切屑を円滑に排出することが可能なクーラント穴付きエンドミルを提供することを目的としている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は、軸線回りに回転されるエンドミル本体の先端部外周に後端側に向けて延びる切屑排出溝が形成され、この切屑排出溝のエンドミル回転方向を向く壁面の外周縁に切刃が形成されており、上記エンドミル本体には上記軸線に沿って貫通するクーラント穴が形成されていて、このクーラント穴には、該クーラント穴の開口部の内径よりも大きな外径の被覆部を有する被覆部材が着脱可能に取り付けられ、この被覆部材の上記被覆部と上記エンドミル本体の先端部との間に、上記クーラント穴に連通するとともに上記切屑排出溝に開口するクーラント排出路が形成されていることを特徴とする。
このように構成されたクーラント穴付きエンドミルにおいて、エンドミル本体の後端側からクーラント穴内に供給されたクーラントは、軸線に沿って形成されたクーラント穴を通ってエンドミル本体の先端部に送給される。そして、この先端部においてクーラント穴の開口部には、クーラント穴の内径よりも大きな外径の被覆部を有する被覆部材が取り付けられていて上記開口部が被覆されているので、送給されたクーラントは上記被覆部の後端面に当たって後端外周側に跳ね返り、クーラント排出路を介して切屑排出溝内に排出される。
このため、上記構成のクーラント穴付きエンドミルによれば、切削に使用される切刃部分に関わらず、切屑排出溝に沿ってクーラントを排出して該切刃部分や被削材の切削部位に効率的にクーラントを供給することができ、これら切刃部分や切削部位の確実な冷却や潤滑を図るとともに、切屑排出溝内に流れ込んだ切屑を円滑に排出することができる。また、クーラント穴はエンドミル本体の軸線に沿って延びているので形成が容易である。さらに、被覆部材は着脱可能であるので、切刃の再研磨の際には取り外せばよく、しかも切刃を再研磨してもクーラント排出路と切刃の位相が変化することもない。
ところで、特許文献3にもクーラント穴がエンドミル本体の軸線に沿って延びているボールエンドミルが記載されているが、この特許文献3に記載されたクーラント穴付きボールエンドミルでは、上記ノッチ部が設けられたボールエンドミルの先端部の回転中心にクーラント穴が開口しているため、この回転中心部分は、エンドミル本体の軸線上に中心を有する半球状をなすボールエンドミルの底刃(ボール刃)の軸線回りの回転軌跡に対して凹んだ形状となる。ところが、そのようなボールエンドミルでは、工作機械の機上において、NCプログラムで制御する基準となるボールエンドミルの球形状の先端位置を測定することが困難であり、特別な装置を用いてこの回転中心部分の位置を測定して、その結果を基準にボールエンドミルの球形状の先端位置を求める必要がある。
そこで、当該クーラント穴付きエンドミルがボールエンドミルである場合、すなわち上記切刃が、上記エンドミル本体の先端における中央部を除いた上記軸線回りの回転軌跡が該軸線上に中心を有する半球状の底刃を備えている場合には、上記被覆部材を、上記クーラント穴に取り付けた状態で、上記被覆部の先端面が、上記底刃の回転軌跡がなす半球に沿った球面状となるように形成することにより、この被覆部の先端面の軸線上における中心位置を測定することによって、これを基準に切削加工時のボールエンドミルの送りや切り込みを容易に制御することが可能となる。
また、このような被覆部材をエンドミル本体に着脱可能に取り付けるには、上記被覆部材に、上記クーラント穴の内径よりも外径が小さい軸部を備えるとともに、この軸部の少なくとも後端部には雄ネジ部を形成して、上記エンドミル本体の後端部において上記雄ネジ部がねじ込まれるナット部材により、上記被覆部材を上記エンドミル本体に取り付ければよい。そして、このナット部材に、上記クーラント穴にクーラントを供給するクーラント供給路を形成することにより、このクーラント供給孔からクーラント穴と軸部の間を通してクーラントをエンドミル本体先端側に確実に送給することが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、クーラント穴を容易にエンドミル本体に形成することができるとともに、切刃の再研磨を行ってもクーラント排出路と切刃の位相が変化することがなく、そして切削に使用される切刃部分や被削材の切削部位の確実な冷却、潤滑および切屑の円滑な排出を図ることが可能となる。
図1ないし図7は、本発明の一実施形態を示すものである。本実施形態において、エンドミル本体1は、超硬合金等の硬質材料により軸線Oを中心とした外形略円柱状に形成され、その後端部(図2における右側部分)は円柱状のままのシャンク部2とされるとともに、先端部(図2における左側部分)は切刃部3とされる。このようなクーラント穴付きエンドミルは、上記シャンク部2が工作機械の主軸に把持されて軸線O回りにエンドミル回転方向Tに回転されつつ、該軸線Oに交差する方向に送り出されて上記切刃部3により被削材を切削加工する。
切刃部3の外周には、その先端から後端側に向かうに従い軸線O回りにエンドミル回転方向Tとは反対側に向けて捩れる複数条(本実施形態では6条)の切屑排出溝4が、周方向に等間隔に形成されている。また、これらの切屑排出溝4の先端部には、先端側に向かうに従いエンドミル本体1の内周側に向かうように凹溝状のギャッシュ4aが形成されており、これらのギャッシュ4aと切屑排出溝4のエンドミル回転方向Tを向く壁面の外周縁には、切刃5が形成されている。従って、これらの切刃5もエンドミル本体1の後端側に向かうに従い軸線O回りにエンドミル回転方向Tとは反対側に向けて捩れるように形成される。
これらの切刃5のうち、ギャッシュ4aのエンドミル回転方向Tを向く壁面の外周縁に形成された部分は底刃5aとされ、各ギャッシュ4aの底刃5aは、その軸線O回りの回転軌跡が、エンドミル本体1の先端の中央部を除いて、軸線O上に中心を有する1つの半球状をなすように形成されている。すなわち、本実施形態のクーラント穴付きエンドミルはボールエンドミルである。また、これらの底刃5aから後端側に延びる切屑排出溝4のエンドミル回転方向Tを向く壁面の外周縁に形成された切刃5部分は、軸線O回りの回転軌跡が、底刃5aの回転軌跡の上記半球に接する軸線Oを中心とした1つの円筒面をなす外周刃5bとされている。
さらに、エンドミル本体1の切刃部3の先端中央部は、図5に示すように軸線Oに直交する平坦な切欠面3aによって切り欠かれており、この切欠面3aの中央には、エンドミル本体1の後端面から軸線Oに沿って先端側に延びるように穿設されたクーラント穴6が開口している。また、各ギャッシュ4aの先端内周部は、このクーラント穴6の切欠面3aへの開口部に交差して該クーラント穴6と連通しており、本実施形態におけるクーラント排出路6aを形成している。
そして、このクーラント穴6には、該クーラント穴6の先端側の上記切欠面3aにおける開口部の内径よりも大きな外径の被覆部7aを有する被覆部材7が着脱可能に取り付けられている。この被覆部材7は、上述のような外径の円板状の上記被覆部7aと、この被覆部7aの後端面の中央から後端側に延びる被覆部7aより小径の軸部7bとが、エンドミル本体1を形成する超硬合金等よりは硬度の低い例えば鋼材等によって一体に形成された構成とされている。
ここで、被覆部7aの上記外径は切欠面3aの外径と等しくなるように設定され、被覆部7aの後端面は軸部7bに垂直な平面とされている。これに対して、被覆部7aの先端面は、軸部7bをエンドミル本体1の軸線Oと同軸に沿わせるようにクーラント穴6に挿入するとともに被覆部7aの後端面を切欠面3aに密着させて被覆部材7をクーラント穴6に取り付けた状態で、切刃5の底刃5aの回転軌跡がなす上記半球に沿った球面状に形成されている。
一方、被覆部材7の軸部7bは、クーラント穴6の内径よりも小さな外径で、エンドミル本体1の後端面から切欠面3aまでの長さよりも長い細長円柱状に形成されている。従って、上述のようにして被覆部材7をクーラント穴6に取り付けた状態で、軸部7bの後端部はエンドミル本体1の後端面から突出することになり、この後端部には雄ネジ部7cが形成されていて、この雄ネジ部7cがナット部材8の雌ネジ部にねじ込まれることにより、被覆部材7はクーラント穴6に着脱可能に取り付けられる。
さらに、この雄ネジ部7cが形成された軸部7bの後端部には切欠部7dが形成されている。この切欠部7dは、軸線Oに平行な平面によって軸部7bの後端部外周を切り欠いたものであって、本実施形態では互いに平行な2つの上記平面によって2つの切欠部7dが軸部7bの後端から先端側に雄ネジ部7cが形成された範囲を超えて形成されている。従って、ナット部材8の雌ネジ部の内周には、この切欠部7dによってクーラント穴6に連通する2つの流路が形成されることになり、これらの流路が本実施形態におけるクーラント供給路6bとされている。
このようなクーラント穴付きエンドミルにおいては、切削加工時にシャンク部2を把持する工作機械の主軸から上記クーラント供給路6bに切削油剤やミスト、圧縮空気等のクーラントが供給され、このクーラントは、クーラント穴6内における被覆部材7の軸部7bとの間を通ってエンドミル本体1の先端側に送給される。そして、このように先端側に送給されたクーラントは、被覆部材7先端の被覆部7aの後端面に当たって跳ね返り、上記クーラント排出路6aから切屑排出溝4のギャッシュ4aに排出され、切刃5の底刃5aや外周刃5bに供給されつつ、切屑排出溝4内をエンドミル本体1の後端側へと流れ出る。
従って、上記構成のクーラント穴付きエンドミルによれば、切刃5のどの部分が切削に使用されるかに関わらず、ギャッシュ4aから切屑排出溝4に沿ってクーラントを排出して使用される部分の切刃5や被削材の切削部位に効率的にクーラントを供給することができ、これら切刃5部分や切削部位の確実な冷却や潤滑を図ることができる。また、切屑排出溝4を流れるクーラントによって切屑を円滑に排出することも可能となる。
さらに、このようなクーラント穴6を形成するには、例えば本実施形態のようにエンドミル本体1が超硬合金等の焼結合金である場合には、エンドミル本体1を製造する際の円柱状の圧粉体をプレス成形する際に、軸線Oに沿うようにピンをプレス成形金型に配設しておけばよく、捩れたクーラント穴を形成するのに比べて容易である。また、底刃5aを再研磨しても、クーラント排出路6aと切刃5の位相が変化することはなく、確実に切刃5にクーラントを供給することができる。なお、被覆部材7はナット部材8によって着脱可能であるので、再研磨の際には取り外しておけばよい。
また、クーラント穴付きボールエンドミルである本実施形態では、この被覆部材7先端の被覆部7aの先端面が、被覆部材7がクーラント穴6に取り付けられた状態で、底刃5aの軸線O回りの回転軌跡がなす半球に沿った球面状となるように形成されており、すなわち底刃5aの先端を内周側に延長した形状とされている。従って、工作機械の機上においてこの先端面の軸線O上における中心位置を測定することにより、その測定結果を基準として切削加工時のボールエンドミルの送りや切り込みを制御することができ、正確な切削加工を行うことが可能となる。
ただし、本実施形態では、このようにクーラント穴付きボールエンドミルに本発明を適用した場合について説明したが、例えば切刃が、軸線Oに略垂直な方向に延びる底刃と、この底刃の外周端に連なって軸線O回りの回転軌跡が軸線Oを中心とする円筒面状をなす外周刃とから構成されたスクエアエンドミルや、これら底刃と外周刃が交差するコーナ部に円弧状のコーナ刃が形成されたラジアスエンドミルに本発明を適用することも可能である。これらの場合には、クーラント穴6の先端部を後端側よりも一段大径としておいて、この大径部分に被覆部材7の被覆部7aを収容することにより被覆部7aが底刃よりも突出しないようにすればよい。
さらに、本実施形態では、被覆部材7にクーラント穴6の内径よりも外径が小さい軸部7bを備えるとともに、この軸部7bの後端部に雄ネジ部7cを形成し、エンドミル本体1の後端部においてこの雄ネジ部7cをナット部材8の雌ネジ部にねじ込むことにより、被覆部材7をエンドミル本体1のクーラント穴6に着脱可能に取り付けている。
そして、この軸部7bの後端部には切欠部7dが形成されていて、この切欠部7dによってクーラント穴6にクーラントを供給するクーラント供給路6bがナット部材8に形成されているので、このクーラント供給路6bからクーラント穴6と軸部7bの間を通してエンドミル本体1先端側のクーラント排出路6aにクーラントを確実に送給することができる。
ただし、このように被覆部材7の切欠部7dによってクーラント供給路6bを形成するほかにも、例えばエンドミル本体1の後端面に密着するナット部材8の先端面に、ナット部材8の外周から雌ネジ部に達する凹溝を形成し、この凹溝を介してクーラント穴6内の雄ネジ部7cとの間にクーラントを供給するようにしてもよい。また、雄ネジ部7cは少なくとも軸部7bの後端部に形成されていればよく、例えば軸部7bの全長に亙って形成されていてもよい。
また、ナット部材8を用いて被覆部材7を取り付けるほかにも、例えば軸部7bを上記実施形態よりも短く、かつクーラント穴6の内径よりも僅かに大径に形成するとともに、その外周面に軸線O方向に延びる溝を形成しておいて、エンドミル本体1よりも硬度の低い被覆部材7の上記軸部7bをクーラント穴6の先端部に圧入するようにして着脱可能に取り付けるとともに、上記溝を切屑排出溝4のギャッシュ4aに開口させてクーラント排出路6aとしてもよい。
1 エンドミル本体
2 シャンク部
3 切刃部
3a 切欠面
4 切屑排出溝
4a ギャッシュ
5 切刃
5a 底刃
5b 外周刃
6 クーラント穴
6a クーラント排出路
6b クーラント供給路
7 被覆部材
7a 被覆部
7b 軸部
7c 雄ネジ部
7d 切欠部
8 ナット部材
O エンドミル本体1の軸線
T エンドミル回転方向
2 シャンク部
3 切刃部
3a 切欠面
4 切屑排出溝
4a ギャッシュ
5 切刃
5a 底刃
5b 外周刃
6 クーラント穴
6a クーラント排出路
6b クーラント供給路
7 被覆部材
7a 被覆部
7b 軸部
7c 雄ネジ部
7d 切欠部
8 ナット部材
O エンドミル本体1の軸線
T エンドミル回転方向
Claims (3)
- 軸線回りに回転されるエンドミル本体の先端部外周に後端側に向けて延びる切屑排出溝が形成され、この切屑排出溝のエンドミル回転方向を向く壁面の外周縁に切刃が形成されており、上記エンドミル本体には上記軸線に沿って貫通するクーラント穴が形成されていて、このクーラント穴には、該クーラント穴の先端側の開口部の内径よりも大きな外径の被覆部を有する被覆部材が着脱可能に取り付けられ、この被覆部材の上記被覆部と上記エンドミル本体の先端部との間に、上記クーラント穴に連通するとともに上記切屑排出溝に開口するクーラント排出路が形成されていることを特徴とするクーラント穴付きエンドミル。
- 上記切刃は、上記エンドミル本体の先端における中央部を除いた上記軸線回りの回転軌跡が該軸線上に中心を有する半球状の底刃を備えており、上記被覆部材は、上記クーラント穴の先端部に取り付けられた状態で、上記被覆部の先端面が、上記底刃の回転軌跡がなす半球に沿った球面状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のクーラント穴付きエンドミル。
- 上記被覆部材は、上記クーラント穴の内径よりも外径が小さい軸部を備えているとともに、この軸部の少なくとも後端部には雄ネジ部が形成されていて、上記エンドミル本体の後端部において上記雄ネジ部がねじ込まれるナット部材により、上記被覆部材が上記エンドミル本体に取り付けられており、上記ナット部材には上記クーラント穴にクーラントを供給するクーラント供給路が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクーラント穴付きエンドミル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015202671A JP2017074636A (ja) | 2015-10-14 | 2015-10-14 | クーラント穴付きエンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015202671A JP2017074636A (ja) | 2015-10-14 | 2015-10-14 | クーラント穴付きエンドミル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=58549876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015202671A Pending JP2017074636A (ja) | 2015-10-14 | 2015-10-14 | クーラント穴付きエンドミル |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2017074636A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018199211A (ja) * | 2017-05-29 | 2018-12-20 | 日東電工株式会社 | 光学積層体の製造方法 |
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2015
- 2015-10-14 JP JP2015202671A patent/JP2017074636A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018199211A (ja) * | 2017-05-29 | 2018-12-20 | 日東電工株式会社 | 光学積層体の製造方法 |
JP7232577B2 (ja) | 2017-05-29 | 2023-03-03 | 日東電工株式会社 | 光学積層体の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
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