JP2017073692A - 無線タグ、パレット、パレット管理装置、およびパレット管理システム - Google Patents

無線タグ、パレット、パレット管理装置、およびパレット管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】設備の大幅な増大を必要とすることなく、積層配置されているパレットを管理する。【解決手段】管理対象となる各パレットPに無線タグ10を装着し、無線タグ10が、予め設定されている自己のタグIDを含む自ビーコンを送信するとともに、積層配置されている他パレットPの無線タグ10から送信された他ビーコンの検出時間位置に基づいて自己の動作モードを切り替えることにより、一定の追従時間の間隔で他ビーコンと連続するよう自ビーコンの送信タイミングを調整する。【選択図】図1

Description

本発明は、荷物の運搬に用いるパレットを管理するパケット管理技術に関する。
一般に、荷物の運搬や保管に用いるパレットは、使用していない場合、倉庫などのフロアーに積み重ねられて積層配置される。したがって、パレットを効率よく使用するためには、積層配置されているパレットを管理しておく必要がある。
従来、このような積層パレットを管理する技術として、積層配置されているパレットを、例えばフォークリフトのカメラから撮影し、得られた画像から取得した、パレット前面に設けられたスタートバーやストップバーの縦方向の長さに基づいて、積層数を確認する技術が提案されている(特許文献1)。
特開2015−084139号公報
しかしながら、このような従来技術では、積層配置されているパレットの画像を撮影するためのカメラや、得られた画像からの縦方向の長さを抽出するための画像処理部など、設備の追加が必要となる。また、パレットの前面にスタートバーやストップバーが設けられていないパレットが含まれている場合、正確に積層数を計数できなくなるため、すべてのパレットにスタートバーやストップバーを設ける必要がある。したがって、積層パレットを管理するため、設備を大幅に増大が必要となるという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、設備の大幅な増大を必要とすることなく、積層配置されているパレットを管理できるパレット管理技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる無線タグは、荷物の運搬に用いるパレットに装着されて、予め設定されている自己のタグIDを含む自ビーコンを送信するとともに、積層配置されている他パレットの無線タグから送信された他ビーコンの検出時間位置に基づいて自己の動作モードを切り替えることにより、一定の追従時間間隔で他ビーコンと連続するよう自ビーコンの送信タイミングを調整する無線タグであって、待受モード時において、インターバル期間ごとに自ビーコンを送信し、当該自ビーコンの送信から前記追従時間が経過した時点で他ビーコンが検出された場合には先導モードへ移行し、当該自ビーコンの送信から当該追従時間が経過した時点より後に他ビーコンが検出された場合には追従モードへ移行する待受モード処理部と、前記先導モード時において、前記待受モードで送信していた自ビーコンに連続させて前記インターバル期間ごとに自ビーコンを送信する先導モード処理部と、前記追従モード時において、他ビーコンを検出するごとに当該検出から前記追従時間が経過した時点で自ビーコンを送信する追従モード処理部とを備えている。
また、本発明にかかる上記無線タグの一構成例は、前記追従モード処理部が、自ビーコンを送信する際にキャリアセンスを実行し、他ビーコンが検出されなかった場合には直ちに自ビーコンを送信し、他ビーコンが検出された場合には当該他ビーコンの検出から前記追従時間が経過した時点で当該キャリアセンスを再び実行するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記無線タグの一構成例は、前記先導モード処理部が、自ビーコンの送信から前記追従時間が経過した時点で他ビーコンが検出されなかった場合には前記待受モードへ戻るようにしたものである。
また、本発明にかかる上記無線タグの一構成例は、前記追従モード処理部が、自ビーコンの送信から待機期間終了後の先導監視期間内に新たな他ビーコンが検出されなかった場合には前記待受モードへ戻るようにしたものである。
また、本発明にかかる上記無線タグの一構成例は、前記追従モード処理部が、自ビーコンの送信から待機期間終了後の先導監視期間内に新たな他ビーコンが検出されなかった場合には、当該先導監視期間終了後に自ビーコンを送信し、当該自ビーコンの送信から当該待機期間終了後の離脱判定期間内に新たな他ビーコンが検出されなかった場合には前記待受モードへ戻るようにしたものである。
また、本発明にかかるパレットは、荷物の運搬に用いられて、前述したいずれかの無線タグを搭載するものである。
また、本発明にかかるパレット管理装置は、上記各パレットの無線タグから送信されたビーコンに基づいて、これらパレットを管理するパレット管理装置であって、前記パレットのうち前記無線タグで用いる追従時間の間隔で連続して受信したビーコンの送信元となる各パレットを、互いに積層配置されているパレット群であると判定するものである。
また、本発明にかかるパレット管理システムは、上記各パレットと、前記各パレットの無線タグから送信されたビーコンに基づいて、これらパレットのうち前記無線タグで用いる追従時間の間隔で連続して受信したビーコンの送信元となる各パレットを、互いに積層配置されているパレット群であると判定するパレット管理装置とを備えている。
本発明によれば、各パレットに搭載されている無線タグから送信されるビーコンが、追従時間間隔で並んで送信されることになるため、パレット管理装置において、パレットのうち追従時間間隔で連続して受信したビーコンの送信元となる各パレットを、互いに積層配置されているパレットであると判定することができる。このため、フォークリフトにカメラを搭載し、得られた画像を処理することにより積層パレットを判定する場合と比較して、各パレットに無線タグを搭載するだけで済み、設備の大幅な増大を必要とすることなく、積層配置されているパレットを管理することが可能となる。
本発明にかかるパレット管理システムの構成を示すブロック図である。 パレットの正面図である。 無線タグの構成を示すブロック図である。 パレット管理装置の構成を示すブロック図である。 待受モード処理を示すフローチャートである。 待受モード処理におけるビーコン送信タイミングを示すタイミングチャートである。 先導モード処理を示すフローチャートである。 先導モード処理におけるビーコン送信タイミングを示すタイミングチャートである。 追従モード処理を示すフローチャートである。 追従モード処理におけるビーコン送信タイミングを示すタイミングチャートである。 パレット間におけるビーコンの追従例である。 モード切替例を示すタイミングチャートである。 追従モード処理(離脱判定)を示すフローチャートである。 追従モード処理(離脱判定)におけるビーコン送信タイミングを示すタイミングチャートである。
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
[パレット管理システム]
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態にかかるパレット管理システム1について説明する。図1は、本発明にかかるパレット管理システムの構成を示すブロック図である。
本発明にかかるパレット管理システム1は、倉庫などのフロアーに積み重ねられて積層配置されているパレットを管理するシステムである。
図1に示すように、パレット管理システム1は、無線タグ10をそれぞれ搭載した複数のパレットPと、無線LANやBluetooth(登録商標)などの通信網NWで受信したこれらパレットPの無線タグ10からのビーコンを取得するパレット管理装置20とから構成されている。
[パレット]
図2は、パレットの正面図である。図2に示すように、パレットPには、その上面中央位置に、この上面に載置した荷物と干渉しないように無線タグ10が嵌め込まれており、各パレットPを識別するためのパレットIDと対応するタグIDが、積層方向(上下方向)に形成された指向性Dで、ビーコンにより無線タグ10から送信される。
[無線タグ]
無線タグ10は、積層方向(上下方向)に指向性Dを有しており、上下に積層された他のパレットPの無線タグ10が受信できる、例えば5mW程度の微小電力でビーコンを送信する機能を有している。このような微小電力でビーコンを送信することにより、隣に積層されているパレット群との混信が抑制される。
本発明にかかる無線タグ10は、荷物の運搬に用いるパレットPに装着されて、予め設定されている自己のタグIDを含む自ビーコンを送信する機能と、互いに積層配置されている他パレットPの無線タグ10から送信された他ビーコンの検出時間位置に基づいて自己の動作モードを切り替えることにより、一定の追従時間Tfの間隔で他ビーコンと連続するよう自ビーコンの送信タイミングを調整する機能を有している。
本発明において、無線タグ10の動作モードとして、待受モード、先導モード、および追従モードからなる3つの動作モードが設けられている。
このうち、待受モードは、インターバル期間Tiごとに自ビーコンを送信するとともに、他パレットPの他無線タグ10から送信された他ビーコンを待ち受け、他ビーコンが検出された場合には、その検出タイミングに基づき先導モードまたは追従モードに移行するための動作モードである。
一方、先導モードは、インターバル期間Tiごとに自ビーコンを送信することにより、他パレットPの他無線タグ10から送信される他ビーコンを追従時間Tf間隔で追従させるための動作モードである。
また、追従モードは、インターバル期間Tiごとに他パレットPの他無線タグ10から送信される他ビーコンに対して、自ビーコンを追従時間Tf間隔で追従させて送信するための動作モードである。
[パレット管理装置]
パレット管理装置20は、全体として、サーバー装置やパーソナルコンピュータなどの情報処理装置からなり、通信網NWで受信された各パレットPの無線タグ10からのビーコンに含まれるタグIDと当該ビーコンの受信タイミングとに基づいて、当該タグIDと対応するパレットPごとに、積層配置されているパレット群を判定して管理する機能を有している。
本発明にかかるパレット管理システム1は、管理対象となる各パレットPの無線タグ10を装着し、無線タグ10が、予め設定されている自己のタグIDを含む自ビーコンを送信するとともに、積層配置されている他パレットPの無線タグ10から送信された他ビーコンの検出時間位置に基づいて自己の動作モードを切り替えることにより、一定の追従時間Tfの間隔で他ビーコンと連続するよう自ビーコンの送信タイミングを調整するようにしたものである。
これにより、パレット管理装置20において、パレットPのうち追従時間Tf間隔で連続して受信したビーコンの送信元となる各パレットPを、互いに積層配置されているパレットPであると判定することができる。
[無線タグの構成]
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかる無線タグ10の詳細について説明する。図3は、無線タグの構成を示すブロック図である。
無線タグ10には、主な機能部として、RFI/F部11およびタグ制御部12が設けられており、これら機能部は、電池13から供給される電力で動作する。
RFI/F部11は、全体として無線回路からなり、通信網NWに設けられている無線タグリーダ(図示せず)へタグIDを含む自ビーコンを電波で送信する機能と、この自ビーコンの送信タイミングに対して予め設定されている応答待ち受け期間において、当該無線タグリーダから電波で返送された応答信号を受信する機能と、他のパレットPに搭載されている無線タグ10からの他ビーコンを検出する機能とを有している。
タグ制御部12は、全体としてCPUを有する制御チップ回路からなり、RFI/F部11から間欠的に自ビーコンを無線送信する機能と、RFI/F部11で受信された他のパレットPの無線タグ10からの他ビーコンに応じて自己の動作モードを、待受モード、先導モード、および追従モードのいずれかに切り替えて動作する機能とを有している。
このタグ制御部12には、主な処理部として、待受モード処理部12A、先導モード処理部12B、および追従モード処理部12Cが設けられている。これら処理部は、予め記憶するプログラムをCPUで実行することにより実現される。
待受モード処理部12Aは、待受モード時において、インターバル期間Tiごとに自ビーコンを送信する機能と、当該自ビーコンの送信から追従時間Tfが経過した時点で他ビーコンが検出された場合には先導モードへ移行する機能と、当該自ビーコンの送信から追従時間Tfが経過した時点より後に他ビーコンが検出された場合には追従モードへ移行する機能とを有している。
先導モード処理部12Bは、先導モード時において、待受モードで送信していた自ビーコンに連続させてインターバル期間Tiごとに自ビーコンを送信する機能と、当該自ビーコンの送信から追従時間Tfが経過した時点で他ビーコンが検出されなかった場合には待受モードへ戻る機能とを有している。
追従モード処理部12Cは、他ビーコンを検出するごとに当該検出から追従時間Tfが経過した時点で自ビーコンを送信する機能と、自ビーコンを送信する際にキャリアセンスを実行し、他ビーコンが検出されなかった場合には直ちに自ビーコンを送信し、他ビーコンが検出された場合には当該他ビーコンの検出から追従時間Tfが経過した時点で当該キャリアセンスを再び実行する機能と、自ビーコンの送信から待機期間Tw終了後の先導監視期間Tg内に新たな他ビーコンが検出されなかった場合には待受モードへ戻る機能とを有している。
[パレット管理装置の構成]
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかるパレット管理装置20の構成について説明する。図4は、パレット管理装置の構成を示すブロック図である。
パレット管理装置20には、主な機能部として、通信I/F部21、操作入力部22、画面表示部23、パレット管理DB24、および演算処理部25が設けられている。
通信I/F部21は、全体としてデータ通信回路からなり、通信網NWの無線タグリーダとデータ通信することにより、各パレットPの無線タグ10から送信されたビーコンに関する情報などの各種データを送受信する機能を有している。
操作入力部22は、キーボード、マウス、タッチパネルなどの操作入力装置からなり、検索対象となるパレットPを特定する操作などの各種オペレータ操作を検出して演算処理部25へ出力する機能を有している。
画面表示部23は、LCDなどの画面表示装置からなり、演算処理部25から出力された、検索対象となるパレットPが属するパレット群などの各種データを画面表示する機能を有している。
パレット管理DB24は、半導体メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、演算処理部25で判定したパレット群を含む、各パレットPに関する各種パレット管理情報を記憶するデータベースである。パレット管理情報には、例えば、パレットPを識別するパレットIDごとに、当該パレットPに装着されている無線タグ10のタグIDや、当該パレットPが積層配置されているパレット群を示す群IDなどの情報が含まれている。
演算処理部25は、CPUでプログラムを実行することにより、パレット群判定処理に用いる各種処理部を実現する機能を有している。
演算処理部25で実現される主な処理部として、ビーコン取得部25A、パレット判定部25B、およびDB処理部25Cがある。
ビーコン取得部25Aは、通信網NWの無線タグリーダから、各パレットPの無線タグ10から送信されたビーコンに含まれるタグIDや当該ビーコンの受信タイミングなどのビーコン情報を取得する機能を有している。
パレット判定部25Bは、ビーコン取得部25Aで取得したビーコン情報に基づいて、パレットPのうち追従時間Tf間隔で連続して受信したビーコンの送信元となる各パレットPを、互いに積層配置されているパレット群であると判定する機能を有している。
DB処理部25Cは、パレット判定部25Bで特定されたパレットPが属するパレット群を、それぞれのビーコンに含まれているタグIDと対応するパレットIDと関連付けて、パレット管理DB24へ登録する機能と、操作入力部22で検出されたオペレータによる検索操作に応じて、対応するパレットPに関するパレット群などのパレット管理情報をパレット管理DB24から検索し、得られた検索結果を画面表示部23で画面表示する機能と、通信I/F部21を介して外部装置から入力された検索指示に応じて、対応するパレットPに関するパレット群などのパレット管理情報をパレット管理DB24から検索し、得られた検索結果を外部装置へ返送する機能とを有している。
[第1の実施の形態の動作]
次に、本実施の形態にかかるパレット管理システム1の動作として、無線タグ10での待受モード、先導モード、および追従モードにおけるそれぞれの動作について説明する。
[待受モード]
まず、図5および図6を参照して、無線タグ10の待受モード処理部12Aにおける待受モード時の動作について説明する。図5は、待受モード処理を示すフローチャートである。図6は、待受モード処理におけるビーコン送信タイミングを示すタイミングチャートである。
待受モード処理部12Aは、待受モード時、図5の待受モード処理を実行する。この待受モードでは、図6に示すように、予め設定されている時刻T0から時刻T1までのインターバル期間Tiごとに、待機ビーコンが送信される。以下では、理解を容易とするため、待受モードで送信する自ビーコンを待受ビーコンBwと呼ぶ。また、後述する先導モードにおいて、他のビーコンを先導するビーコンを先導ビーコンBgと呼び、後述する追従モードにおいて、先導ビーコンBgに追従するビーコンを追従ビーコンBfと呼ぶ。なお、これら待受ビーコンBw、先導ビーコンBg、追従ビーコンBfは、それぞれの信号に識別情報が付加されているわけではなく、信号の意味に基づいて別個に呼称するだけである。
まず、待受モード処理部12Aは、インターバル期間Tiの終了を確認し(ステップ100)、インターバル期間Tiが終了していない場合(ステップ100:NO)、他のパレットPの無線タグ10から送信された他ビーコンの検出有無を確認する(ステップ102)。また、インターバル期間Tiが終了して、ビーコン送信タイミングが到来した場合(ステップ100:YES)、予め設定されている自己のタグIDを含む自ビーコン(待受ビーコン)BwをRFI/F部11から送信し(ステップ101)、ステップ102へ移行する。
ステップ102において、他ビーコンが検出されていない場合(ステップ102:NO)、ステップ100へ戻る。一方、他ビーコンが検出されている場合(ステップ102:YES)、待受モード処理部12Aは、当該他ビーコンの検出時点が、自ビーコンBw送信後から予め設定されている追従時間Tfだけ経過した時点か確認する(ステップ103)。
ここで、他ビーコンの検出時点が、追従時間Tfだけ経過した時点である場合(ステップ103:YES)、待受モード処理部12Aは、無線タグ10の動作モードを先導モードへ移行させて(ステップ104)、一連の待受モード処理を終了する。
一方、他ビーコンの検出時点が、追従時間Tfだけ経過した時点ではなく(ステップ103:NO)、追従時間Tfだけ経過した時点より後の待受期間Twである場合(ステップ105:YES)、待受モード処理部12Aは、無線タグ10の動作モードを追従モードへ移行させて(ステップ106)、一連の待受モード処理を終了する。
なお、ステップ103の確認時には、ビーコン検出誤差を考慮して追従時間Tfの前後に設けた判定期間内に検出時点が含まれているか否か確認してもよい。また、他ビーコンの検出時点が、追従時間Tfが経過する前である場合(ステップ105:NO)、動作モードの切り替えをしないで、ステップ100へ戻る。
したがって、待受モードで動作中の無線タグ10において、インターバル期間Tiで逐次送信している自ビーコンBwから追従時間Tfだけ遅れて他ビーコンを検出した場合には、当該他ビーコンが自ビーコンBwに対して追従している追従ビーコンBfであると判定し、先導モードに移行することになる。一方、追従時間Tfが経過した後に他ビーコンを検出した場合には、当該他ビーコンが自ビーコンBwに追従している追従ビーコンBfではなく、他のパレットPの無線タグ10からの待受ビーコンBwまたは先導ビーコンBgであると判定し、当該他ビーコンに追従するため、追従モードに移行することになる。
[先導モード]
次に、図7および図8を参照して、無線タグ10の待受モード処理部12Aにおける先導モード時の動作について説明する。図7は、先導モード処理を示すフローチャートである。図8は、先導モード処理におけるビーコン送信タイミングを示すタイミングチャートである。
先導モード処理部12Bは、先導モード時、図7の先導モード処理を実行する。この先導モードでは、図8に示すように、待受モードで送信していた自ビーコン(待受ビーコン)Bwに連続させて、送信間隔が変更されないようにインターバル期間Tiごとに自ビーコン(先導ビーコン)Bgが送信される。
まず、先導モード処理部12Bは、直前に送信した自ビーコン(待受ビーコンBwまたは先導ビーコンBg)の送信した後のインターバル期間Ti終了が確認されるまで待機する(ステップ110:NO)。ここで、インターバル期間Tiの終了が確認されて、次の送信タイミングが到来した際(ステップ110:YES)、先導モード処理部12Bは、自己のタグIDを含む自ビーコン(先導ビーコン)BgをRFI/F部11から送信し(ステップ111)、自ビーコンBgの送信から追従時間Tfが経過するまで待機する(ステップ112)。
この後、追従時間Tfが経過した時点で、先導モード処理部12Bは、他ビーコン(追従ビーコンBf)の検出有無を確認し(ステップ113)、他ビーコンが検出された場合(ステップ113:YES)、ステップ111へ戻る。
一方、他ビーコンが検出されなかった場合(ステップ113:NO)、先導モード処理部12Bは、無線タグ10の動作モードを追従モードへ移行させて(ステップ114)、一連の追従モード処理を終了する。
したがって、先導モードで動作中の無線タグ10において、インターバル期間Tiで逐次送信している自ビーコンBgから追従時間Tfだけ遅れて他ビーコンを検出した場合には、当該他ビーコンが自ビーコンBgに対して追従している追従ビーコンBfであると判定し、先導モードを継続することになる。一方、追従時間Tfが経過した時点で他ビーコンを検出できなかった場合には、自ビーコンBgに追従している追従ビーコンBfがなくなったと判定し、待受モードに移行することになる。
[追従モード]
次に、図9および図10を参照して、無線タグ10の待受モード処理部12Aにおける追従モード時の動作について説明する。図9は、追従モード処理を示すフローチャートである。図10は、追従モード処理におけるビーコン送信タイミングを示すタイミングチャートである。
追従モード処理部12Cは、追従モード時、図9の追従モード処理を実行する。この追従モードでは、図10に示すように、他の無線タグ10から送信される他ビーコン(先導ビーコンBgまたは追従ビーコンBf)に追従させて、インターバル期間Tiごとに自ビーコン(追従ビーコンBf)が送信される。
まず、追従モード処理部12Cは、直前に検出した他ビーコン(先導ビーコンBgまたは追従ビーコンBf)から、追従時間Tfが経過するまで待機する(ステップ120:NO)。この後、追従時間Tfが経過した時点で(ステップ120:YES)、追従モード処理部12Cは、キャリアセンスにより他ビーコン(追従ビーコンBf)の送信を検出する(ステップ121)。
ここで、追従時間Tfが経過した時点で他ビーコンの送信が検出された場合(ステップ121:NO)、直前に検出した他ビーコン(先導ビーコンBgまたは追従ビーコンBf)に追従する他ビーコンが存在していると判断できることから、ステップ120へ戻って、当該他ビーコンと自ビーコンBfとの衝突をさけるため、さらに追従時間Tfが経過するまで待機する。
一方、追従時間Tfが経過した時点で他ビーコンの送信が検出されなかった場合(ステップ121:YES)、直前に検出した他ビーコン(先導ビーコンBgまたは追従ビーコンBf)に追従する他ビーコンが存在しないと判断できることから、追従モード処理部12Cは、自ビーコンBfをRFI/F部11から送信する(ステップ122)。
追従ビーコンBf送信後、追従モード処理部12Cは、当該自ビーコンBfの送信から待機時間Tsだけ待機した後(ステップ123)、次の自ビーコンBfの送信タイミングまでの先導監視期間Tgにおいて、他ビーコン(先導ビーコンBgまたは追従ビーコンBf)の監視を開始する(ステップ124)。
ここで、他ビーコンを検出したか確認し(ステップ125)、検出した場合には(ステップ125:YES)、ステップ120へ戻る。
一方、他ビーコンを検出していない場合(ステップ125:NO)、追従モード処理部12Cは、先導監視期間Tgの終了を確認し(ステップ126)、終了していない場合(ステップ126:NO)、ステップ125へ戻る。
また、先導監視期間Tgの終了が確認された場合(ステップ126:YES)、追従モード処理部12Cは、無線タグ10の動作モードを待受モードへ移行させ(ステップ127)、一連の追従モード処理を終了する。
したがって、追従モードで動作中の無線タグ10において、自ビーコンBfの送信から待機時間Tsが経過した後、次の自ビーコンBfの送信タイミングまでの先導監視期間Tgにおいて、他ビーコンを検出した場合には、当該他ビーコンが追従対象となる先導ビーコンBgまたは追従ビーコンBfであると判定し、追従モードを継続することになる。一方、先導監視期間Tgにおいて、他ビーコンを検出できなかった場合には、追従すべき先導ビーコンBgまたは追従ビーコンBfがなくなったと判定し、待受モードに移行することになる。
[ビーコン追従例]
図11は、パレット間におけるビーコンの追従例である。ここでは、パレットP0の無線タグ10が先導モードで動作して、時刻T0から時刻T1までのインターバル期間Tiごとに先導ビーコンBg0を自律的に送信している。一方、パレットP1の無線タグ10が追従モードで動作して、先導ビーコンBg0から追従時間Tf後に追従ビーコンBf1を送信している。
また、パレットP2の無線タグ10が追従モードで動作して、追従ビーコンBf1から追従時間Tf後に追従ビーコンBf2を送信している。同様に、パレットP3の無線タグ10が追従モードで動作して、追従ビーコンBf2から追従時間Tf後に追従ビーコンBf3を送信し、さらに、パレットP4の無線タグ10が追従モードで動作して、追従ビーコンBf3から追従時間Tf後に追従ビーコンBf4を送信している。
これにより、パレットP0〜P4の無線タグ10から送信されるビーコンは、追従時間Tf間隔で並んで送信されるため、パレットP0〜P4で追従関係を生成することになる。この際、無線タグ10からは、前述の図2に示したように、積層方向(上下方向)に指向性Dを有しており、上下に積層された他のパレットPの無線タグ10が受信できる、例えば5mW程度の微小電力でビーコンが送信される。したがって、他ビーコンを検出して追従できる範囲は、上下に積層されたパレットP間のみとなるため、パレット管理装置20において、パレットPのうち追従時間Tf間隔で連続して受信したビーコンの送信元となる各パレットP0〜P4を、互いに積層配置されているパレットPであると判定することができる。
[モード切替動作例]
図12は、モード切替例を示すタイミングチャートであり、ここでは、待受モードで動作中の2つのパレットP0,P1の無線タグ10が、相手から送信された他ビーコンの検出時間位置に基づいて、それぞれ先導モードと追従モードとに移行する例が示されている。
まず、パレットP0の無線タグ10は、待受モードで動作しており、時刻T0に待受ビーコンBw0を送信した後、インターバル期間Ti経過後の時刻T1に待受ビーコンBw0を送信している。
一方、パレットP1の無線タグ10も、待受モードで動作しており、時刻T5に待受ビーコンBw1を送信した後、インターバル期間Ti経過後の時刻T6に待受ビーコンBw1を送信している。
ここで、パレットP1の無線タグ10において、時刻T6で送信した待受ビーコンBw1から追従時間Tf経過後の待受期間Twにおいて、パレットP0からの待受ビーコンBw0を初めて検出した場合、パレットP1の無線タグ10は、自己の動作モードを追従モードに移行させ、この待受ビーコンBw0から追従時間Tf後の時刻T7に追従ビーコンBf1を送信する。
一方、パレットP0の無線タグ10は、時刻T1で送信した待受ビーコンBw0の送信から追従時間Tf後の時刻T7に、パレットP1からの追従ビーコンBf1が検出されたため、自己の動作モードを先導モードに移行させる。
これにより、先導モードに移行したパレットP0の無線タグ10は、直前に送信した時刻T1の待受ビーコンBw0に連続させて、時刻T1からインターバル期間Ti経過後の時刻T2に先導ビーコンBg0を送信する。
これ以降、時刻T3に示すように、パレットP0の無線タグ10は、先導ビーコンBg0から追従時間Tf後に追従ビーコンBf1が検出されることを条件として、インターバル期間Tiごとに先導ビーコンBg0を送信することになる。
一方、追従モードに移行したパレットP1の無線タグ10は、時刻T8に示すように、直前に送信した追従ビーコンBf1から待機期間Ts経過後の先導監視期間Tgに先導ビーコンBg0が検出されることを条件として、先導ビーコンBg0ごとにこの先導ビーコンBg0から追従時間Tf後に追従ビーコンBf1を送信することになる。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、管理対象となる各パレットPの無線タグ10を装着し、無線タグ10が、予め設定されている自己のタグIDを含む自ビーコンを送信するとともに、積層配置されている他パレットPの無線タグ10から送信された他ビーコンの検出時間位置に基づいて自己の動作モードを切り替えることにより、追従時間Tfの間隔で他ビーコンと連続するよう自ビーコンの送信タイミングを調整するようにしたものである。
より具体的には、無線タグ10において、待受モード処理部12Aが、待受モード時において、インターバル期間Tiごとに自ビーコンを送信し、当該自ビーコンの送信から追従時間Tfが経過した時点で他ビーコンが検出された場合には先導モードへ移行し、当該自ビーコンの送信から当該追従時間Tfが経過した時点より後に他ビーコンが検出された場合には追従モードへ移行し、先導モード処理部12Bが、先導モード時において、待受モードで送信していた自ビーコンに連続させてインターバル期間Tiごとに自ビーコンを送信し、追従モード処理部12Cが、追従モード時において、他ビーコンを検出するごとに当該検出から追従時間Tfが経過した時点で自ビーコンを送信するようにしたものである。
これにより、パレットPに搭載されている無線タグ10から送信されるビーコンは、追従時間Tf間隔で並んで送信されることになる。この際、無線タグ10からは、前述の図2に示したように、積層方向(上下方向)に指向性Dを有しており、上下に積層された他のパレットPの無線タグ10が受信できる、例えば5mW程度の微小電力でビーコンが送信される。
したがって、他ビーコンを検出して追従できる範囲は、上下に積層されたパレットP間のみとなるため、パレット管理装置20において、パレットPのうち追従時間Tf間隔で連続して受信したビーコンの送信元となる各パレットPを、互いに積層配置されているパレットPであると判定することができる。このため、フォークリフトにカメラを搭載し、得られた画像を処理することにより積層パレットを判定する場合と比較して、各パレットPに無線タグ10を搭載するだけで済み、設備の大幅な増大を必要とすることなく、積層配置されているパレットPを管理することが可能となる。
また、本実施の形態において、追従モード処理部12Cが、自ビーコンを送信する際にキャリアセンスを実行し、他ビーコンが検出されなかった場合には直ちに自ビーコンを送信し、他ビーコンが検出された場合には当該他ビーコンの検出から追従時間Tfが経過した時点で当該キャリアセンスを再び実行するようにしてもよい。
これにより、多くのパレットが積層されていて、各パレットPの無線タグ10から送信されるビーコンが衝突しやすいような場合でも、比較的短時間で各ビーコンが追従時間Tf間隔で連続して送信される状態を生成することができる。
また、本実施の形態において、先導モード処理部12Bが、自ビーコンの送信から追従時間Tfが経過した時点で他ビーコンが検出されなかった場合には待受モードへ戻るようにしてもよい。
これにより、追従ビーコンBfが送信されるべきタイミングに追従ビーコンBfの送信が確認されなくなった場合には、直ちに待受モードに移行することになるため、新たなパレットPとの追従関係を生成することができる。このため、パレットPの移動などにより、パレットPの積層状態の変化に対しても、大幅に遅れることなく対応することができ、各パレットPが、新たな積層状態に応じた追従関係を生成することが可能となる。
また、本実施の形態において、追従モード処理部12Cが、自ビーコンの送信から待機期間Ts終了後の先導監視期間Tg内に新たな他ビーコンが検出されなかった場合には待受モードへ戻るようにしてもよい。
これにより、先導ビーコンBgまたは追従ビーコンBfが送信されるべきタイミングにこれらビーコンの送信が確認されなくなった場合には、直ちに待受モードに移行することになるため、新たなパレットPとの追従関係を生成することができる。このため、パレットPの移動などにより、パレットPの積層状態の変化に対しても、大幅に遅れることなく対応することができ、各パレットPが、新たな積層状態に応じた追従関係を生成することが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態にかかるパレット管理システム1について説明する。
第1の実施の形態では、パレットPに装着される無線タグ10の追従モード処理部12Cにおいて、自ビーコンの送信から待機期間Ts終了後の先導監視期間Tg内に新たな他ビーコンが検出されなかった場合には待受モードへ戻る場合を例として説明した。
本実施の形態では、自ビーコンの送信から待機期間Ts終了後の先導監視期間Tg内に新たな他ビーコンが検出されなかった場合、追従モード処理部12Cにおいて、一旦、自律的に自ビーコンを送信した後、再度、離脱判定期間Tj内において新たな他ビーコンを確認する場合について説明する。
すなわち、本実施の形態において、追従モード処理部12Cは、自ビーコンの送信から待機期間Ts終了後の先導監視期間Tg内に新たな他ビーコンが検出されなかった場合には、当該先導監視期間Tg終了後に自ビーコンを送信する機能と、当該自ビーコンの送信から当該待機期間Ts終了後の離脱判定期間Tj内に新たな他ビーコンが検出されなかった場合には待受モードへ戻る機能とを有している。
なお、無線タグ10におけるその他の構成、さらにはパレット管理装置20の構成については、第1の実施の形態と同様である。
[第2の実施の形態の動作]
次に、本実施の形態にかかるパレット管理システム1の動作として、無線タグ10での追従モードにおける動作について説明する。
20
[追従モード]
次に、図13および図14を参照して、無線タグ10の待受モード処理部12Aにおける追従モード時の動作について説明する。図13は、追従モード処理(離脱判定)を示すフローチャートである。図14は、追従モード処理(離脱判定)におけるビーコン送信タイミングを示すタイミングチャートである。
追従モード処理部12Cは、追従モード時、図13の追従モード処理を実行する。この追従モードでは、図14に示すように、他の無線タグ10から送信される他ビーコン(先導ビーコンBgまたは追従ビーコンBf)に追従させて、インターバル期間Tiごとに自ビーコン(追従ビーコン)Bfが送信される。
まず、追従モード処理部12Cは、直前に検出した他ビーコン(先導ビーコンBgまたは追従ビーコンBf)から、追従時間Tfが経過するまで待機する(ステップ200:NO)。この後、追従時間Tfが経過した時点で(ステップ200:YES)、追従モード処理部12Cは、キャリアセンスにより他ビーコン(追従ビーコンBf)の送信を検出する(ステップ201)。
ここで、追従時間Tfが経過した時点で他ビーコンの送信が検出された場合(ステップ201:NO)、直前に検出した他ビーコン(先導ビーコンBgまたは追従ビーコンBf)に追従する他ビーコンが存在していると判断できることから、ステップ200へ戻って、当該他ビーコンと自ビーコンBfとの衝突をさけるため、さらに追従時間Tfが経過するまで待機する。
一方、追従時間Tfが経過した時点で他ビーコンの送信が検出されなかった場合(ステップ201:YES)、直前に検出した他ビーコン(先導ビーコンBgまたは追従ビーコンBf)に追従する他ビーコンが存在しないと判断できることから、追従モード処理部12Cは、自ビーコンBfをRFI/F部11から送信する(ステップ202)。
追従ビーコンBf送信後、追従モード処理部12Cは、当該自ビーコンBfの送信から待機時間Tsだけ待機した後(ステップ203)、次の自ビーコンBfの送信タイミングまでの先導監視期間Tgにおいて、他ビーコン(先導ビーコンBgまたは追従ビーコンBf)の監視を開始する(ステップ204)。
ここで、他ビーコンを検出したか確認し(ステップ205)、検出した場合には(ステップ205:YES)、ステップ200へ戻る。
一方、他ビーコンを検出していない場合(ステップ205:NO)、追従モード処理部12Cは、先導監視期間Tgの終了を確認し(ステップ206)、終了していない場合(ステップ206:NO)、ステップ205へ戻る。
また、先導監視期間Tgの終了が確認された場合(ステップ206:YES)、追従モード処理部12Cは、待受モードへ移行せず、後述する次の離脱判定モードに移行する。
[離脱判定モード]
離脱判定モードにおいて、追従モード処理部12Cは、まず、自律的に自ビーコンBfをRFI/F部11から送信する(ステップ210)。
この後、追従モード処理部12Cは、当該追従ビーコンBfの送信から待機時間Tsだけ待機した後(ステップ211)、前述した先導監視期間Tgより長い離脱判定期間Tjにおいて、他ビーコン(先導ビーコンBgまたは追従ビーコンBf)の監視を開始する(ステップ212)。
ここで、他ビーコンを検出したか確認し(ステップ213)、検出した場合には(ステップ213:YES)、ステップ200へ戻る。
一方、他ビーコンを検出していない場合(ステップ213:NO)、追従モード処理部12Cは、離脱判定期間Tjの終了を確認し(ステップ214)、終了していない場合(ステップ214:NO)、ステップ213へ戻る。
また、離脱判定期間Tjの終了が確認された場合(ステップ214:YES)、追従モード処理部12Cは、無線タグ10の動作モードを待受モードへ移行させ(ステップ215)、一連の追従モード処理を終了する。
したがって、追従モードで動作中の無線タグ10において、自ビーコンBfの送信から待機時間Tsが経過した後、次の自ビーコンBfの送信タイミングまでの先導監視期間Tgにおいて、先導ビーコンBgまたは追従ビーコンBfを検出できなかった場合には、前述した図9のように直ちに待受モードに移行せず、離脱判定モードに移行する。
そして、離脱判定モードにおいて、一旦、自律的に自ビーコンBfを送信した後、再度、離脱判定期間Tjにおいて新たな他ビーコンを検出した場合には、当該他ビーコンが追従対象となる先導ビーコンBgまたは追従ビーコンBfであると判定し、追従モードを継続することになる。一方、離脱判定期間Tjにおいて、他ビーコンを検出できなかった場合には、追従すべき先導ビーコンBgまたは追従ビーコンBfがなくなったと判定し、待受モードに移行することになる。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、追従モード処理部12Cが、自ビーコンの送信から待機期間Ts終了後の先導監視期間Tg内に新たな他ビーコンが検出されなかった場合には、当該先導監視期間Tg終了後に自ビーコンを送信し、当該自ビーコンの送信から当該待機期間Ts終了後の離脱判定期間Tj内に新たな他ビーコンBgが検出されなかった場合には待受モードへ戻るようにしたものである。
これにより、先導監視期間Tgにおいて他ビーコンを検出できなかった場合でも、直ちに待受モードに移行せず、一旦、自律的に自ビーコンBfが送信される。このため、例えば偶発的なノイズにより、先導監視期間Tgにおいて、他ビーコンBgを検出できなかった場合には、その後の離脱判定期間Tjに次の他ビーコンBgが検出されて、追従モードが継続される。したがって、第1の実施の形態と比較して、偶発的なノイズに対して高い安定性を得ることができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
1…パレット管理システム、10…無線タグ、11…RFI/F部、12…タグ制御部、12A…待受モード処理部、12B…先導モード処理部、12C…追従モード処理部、13…電池、20…パレット管理装置、21…通信I/F部、22…操作入力部、23…画面表示部、24…パレット管理DB、25…演算処理部、25A…ビーコン取得部、25B…パレット判定部、25C…DB処理部、P…パレット、NW…通信網、Ti…インターバル期間、Tf…追従時間、Tw…待受期間、Ts…待機期間、Tg…先導監視期間、Tj…離脱判定期間、Bw…待受ビーコン、Bg…先導ビーコン、Bf…追従ビーコン。

Claims (8)

  1. 荷物の運搬に用いるパレットに装着されて、予め設定されている自己のタグIDを含む自ビーコンを送信するとともに、積層配置されている他パレットの無線タグから送信された他ビーコンの検出時間位置に基づいて自己の動作モードを切り替えることにより、一定の追従時間間隔で他ビーコンと連続するよう自ビーコンの送信タイミングを調整する無線タグであって、
    待受モード時において、インターバル期間ごとに自ビーコンを送信し、当該自ビーコンの送信から前記追従時間が経過した時点で他ビーコンが検出された場合には先導モードへ移行し、当該自ビーコンの送信から当該追従時間が経過した時点より後に他ビーコンが検出された場合には追従モードへ移行する待受モード処理部と、
    前記先導モード時において、前記待受モードで送信していた自ビーコンに連続させて前記インターバル期間ごとに自ビーコンを送信する先導モード処理部と、
    前記追従モード時において、他ビーコンを検出するごとに当該検出から前記追従時間が経過した時点で自ビーコンを送信する追従モード処理部と
    を備えることを特徴とする無線タグ。
  2. 請求項1に記載の無線タグにおいて、
    前記追従モード処理部は、自ビーコンを送信する際にキャリアセンスを実行し、他ビーコンが検出されなかった場合には直ちに自ビーコンを送信し、他ビーコンが検出された場合には当該他ビーコンの検出から前記追従時間が経過した時点で当該キャリアセンスを再び実行することを特徴とする無線タグ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の無線タグにおいて、
    前記先導モード処理部は、自ビーコンの送信から前記追従時間が経過した時点で他ビーコンが検出されなかった場合には前記待受モードへ戻ることを特徴とする無線タグ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の無線タグにおいて、
    前記追従モード処理部は、自ビーコンの送信から待機期間終了後の先導監視期間内に新たな他ビーコンが検出されなかった場合には前記待受モードへ戻ることを特徴とする無線タグ。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の無線タグにおいて、
    前記追従モード処理部は、自ビーコンの送信から待機期間終了後の先導監視期間内に新たな他ビーコンが検出されなかった場合には、当該先導監視期間終了後に自ビーコンを送信し、当該自ビーコンの送信から当該待機期間終了後の離脱判定期間内に新たな他ビーコンが検出されなかった場合には前記待受モードへ戻ることを特徴とする無線タグ。
  6. 荷物の運搬に用いられて、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の無線タグを搭載するパレット。
  7. 請求項6に記載の各パレットの無線タグから送信されたビーコンに基づいて、これらパレットを管理するパレット管理装置であって、
    前記パレットのうち前記無線タグで用いる追従時間の間隔で連続して受信したビーコンの送信元となる各パレットを、互いに積層配置されているパレット群であると判定するパレット管理装置。
  8. 請求項6に記載の各パレットと、
    前記各パレットの無線タグから送信されたビーコンに基づいて、これらパレットのうち前記無線タグで用いる追従時間の間隔で連続して受信したビーコンの送信元となる各パレットを、互いに積層配置されているパレット群であると判定するパレット管理装置と
    を備えるパレット管理システム。
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